JP2003318672A - 電力増幅装置 - Google Patents

電力増幅装置

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JP2003318672A
JP2003318672A JP2002120690A JP2002120690A JP2003318672A JP 2003318672 A JP2003318672 A JP 2003318672A JP 2002120690 A JP2002120690 A JP 2002120690A JP 2002120690 A JP2002120690 A JP 2002120690A JP 2003318672 A JP2003318672 A JP 2003318672A
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Takeo Kawai
健夫 川合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数段で電力増幅器を接続することで高効率
性かつ線形性を実現する電力増幅装置において、この複
数段接続を簡素な構成とする。 【解決手段】 パワー調整回路12から入力された電力
を増幅して出力する小電力増幅部13と、小電力増幅部
13の出力を増幅して出力する中電力増幅部15と、中
電力増幅部15の出力を増幅して出力する大電力増幅部
17とを備えた電力増幅装置において、制御回路25が
小電力増幅部13に入力された電力のレベルに基づい
て、中経路切替スイッチ14、大経路切替スイッチ1
6、出力経路切替スイッチ18、中電源スイッチ23、
および大電源スイッチ24を切り替えることによって、
これらの電力増幅器のうちから、入力された電力を増幅
して出力端子20に出力するために使用するものを選択
し、かつ選択されたもののみに電力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高効率かつ線形増
幅性を有する電力増幅装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、線形増幅性および低消費電力を実
現するための電力増幅器は、主に最大出力で効率が最大
となるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような電
力増幅器は、A級動作に近い動作条件で設計されている
ため、出力電力が小さい場合にも大きなアイドリング電
流があるので、消費電力が下がらないという問題があ
る。このような従来の電力増幅器の典型的な動作特性を
表すグラフを図5に示す。この図中、横軸が当該電力増
幅器に入力される電力のレベルである。実線、破線、お
よび点線は、各入力電力レベルに対応する当該電力増幅
器の出力電力レベル、消費電流、および効率をプロット
したものである。この図のように、大電力範囲で最大効
率を実現し、かつ小電力範囲から大電力範囲まで線形性
を実現しようとすると、小電力範囲での効率、すなわち
消費電力に対する出力電力レベル、が下がってしまう。
【0004】このような問題を解決する技術として、小
電力出力の場合には電源やバイアス条件を変更し、小電
力出力時の消費電流を下げる電力増幅器がある。しか
し、このような電力増幅器では、制御が複雑となり、線
形性が劣化する可能性がある。
【0005】上記の様な複雑な制御を行うことなく、か
つ高効率で線形性を確保できるものとしては、特開平1
1−55051号公報に記載の技術がある。
【0006】この特開平11−55051号公報に記載
の技術は、電力増幅装置を直列の配置で複数段接続し、
それらの使用、不使用を所望とする電力に応じて選択
し、使用しない電力増幅器への電力供給を行わないこと
で、線形性および高効率性を実現している。
【0007】しかし、この技術は複数段の電力増幅器の
使用、不使用の組み合わせを任意に構成することを許す
融通性があるので、その任意の組み合わせを実現するた
めに構成する回路が複雑なものとなり、全体として消費
電力の低減に繋がらない可能性がある。
【0008】本発明は上記点に鑑みて、複数段で電力増
幅器を接続することで高効率性かつ線形性を実現する電
力増幅装置において、この複数段接続を簡素な構成とす
ることを第1の目的とする。
【0009】また、このように複数段で電力増幅器を接
続するような増幅装置においては、使用する電力増幅器
の組み合わせを切り替えるときの所定の入力電力レベル
を決めておく必要がある。しかしこのようなあらかじめ
決められたレベルとして、電力増幅器の代表的、典型的
な作動に基づく値を使用するのみでは、電力増幅器の作
動のための電源電圧のばらつきや、周囲の温度の変動に
よる電力増幅器の作動特性の変化に追従することができ
ない。この場合、例えば1dB等の細かなステップで入
力電力レベルが変化する時などには、実際は切り替える
必要がないにもかかわらず電力増幅器の接続の組み合わ
せを切り替えてしまい、出力電力レベル変動が大きくな
ってしまう恐れがある。
【0010】本発明は上記点に鑑みて、複数段で電力増
幅器を接続することで高効率性かつ線形性を実現する電
力増幅装置において、電力増幅器の接続の組み合わせの
切り替え時に生じる出力電力レベル変動を抑制すること
を第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明は、入力された電力を増幅して
出力する第1の電力増幅器と、第1の電力増幅器より高
い最大線形出力を有し、第1の電力増幅器の出力を増幅
して出力する第2の電力増幅器と、第2の電力増幅器よ
り高い最大線形出力を有し、第2の電力増幅器の出力を
増幅して出力する第3の電力増幅器と、第1の電力増幅
器に入力された電力のレベルを検知し、検知した入力電
力レベルに基づいて、第1の電力増幅器と第2の電力増
幅器と第3の電力増幅器のうちから、入力された電力を
増幅して外部に出力するために使用するものを選択し、
かつ選択されたもののみに電力を供給する選択手段と、
を備えた電力増幅装置である。
【0012】これによって、選択手段は、第1の電力増
幅手段に入力された電力のレベルに基づいて複数段とな
っている第1、第2、および第3の電力増幅器の中から
使用するものを選択するので、検知した入力電力レベル
に基づいて、前段よりも後段にある方が最大線形出力の
高いこれら電力増幅器のうち使用する電力増幅器にのみ
電力を供給して使用することができ、電力増幅装置は高
効率性かつ線形性を実現することができる。また、選択
手段が第1、第2、および第3の電力増幅器のうちいず
れかを選択して、第1の電力増幅手段に入力された電力
を外部に出力するには、第1の電力増幅器に入力された
電力は、第1の電力増幅器によって増幅されて出力され
るか、第1および第2の電力増幅器によって増幅されて
出力されるか、あるいは第1、第2、および第3の電力
増幅器によって増幅されて出力されるかとなるので、複
数段接続が簡素な構成となる。
【0013】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の電力増幅装置において、選択手段は、第1の電力
増幅器の出力を、この出力を外部へ出力するための経路
と第2の電力増幅器へ出力するための経路とのいずれか
1つに切り替え、第2の電力増幅器の出力を、この出力
を外部へ出力するための経路と第3の電力増幅器へ出力
するための経路とのいずれか1つに切り替えることによ
って、第1の電力増幅器と第2の電力増幅器と第3の電
力増幅器のうちから、入力された電力を増幅して外部に
出力するために使用するものを選択することを特徴とし
ている。
【0014】また請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは2に記載の電力増幅装置において、選択手段はさら
に、選択を変更するときの入力電力レベルを決定するた
めにあらかじめ記録されたデータを取得し、また外部に
出力するために増幅された出力電力のレベルと第1の電
力増幅器への入力電力のレベルを検知し、これら検知し
たものに基づいて当該電力増幅装置の利得の瞬時値を取
得するデータ利得取得手段とを有し、これらデータ利得
取得手段が取得したものに基づいて選択を行うことを特
徴としている。
【0015】これによって、電力増幅装置の利得の瞬時
値を取得し、これとあらかじめ記録されたデータに基づ
いて電力増幅器の選択を行うので、選択の際にその時点
での電力増幅装置の作動特性が反映される。したがっ
て、複数段で電力増幅器を接続することで高効率性かつ
線形性を実現する電力増幅装置において、電力増幅器の
接続の組み合わせの切り替え時に生じる出力電力レベル
変動を抑制することができる。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、入力され
た電力を増幅して出力する第1の電力増幅器と、第1の
電力増幅器より高い最大線形出力を有し、第1の電力増
幅器の出力を増幅して出力する第2の電力増幅器と、第
1の電力増幅器に入力された電力のレベルを検知し、検
知した入力電力レベルに基づいて、第1の電力増幅器と
第2の電力増幅器のうちから、入力された電力を増幅し
て外部に出力するために使用するものを選択し、かつ選
択されたもののみに電力を供給する選択手段と、を備え
た電力増幅装置である。
【0017】これによって、選択手段は、第1の電力増
幅手段に入力された電力のレベルに基づいて複数段とな
っている第1および第2の電力増幅器の中から使用する
ものを選択するので、検知した入力電力レベルに基づい
て、前段よりも後段にある方が最大線形出力の高いこれ
ら電力増幅器のうち使用する電力増幅器にのみ電力を供
給して使用することができ、電力増幅装置は高効率性か
つ線形性を実現することができる。また、選択手段が第
1および第2の電力増幅器のうちいずれかを選択して、
第1の電力増幅手段に入力された電力を外部に出力する
には、第1の電力増幅器に入力された電力は、第1の電
力増幅器によって増幅されて出力されるか、あるいは第
1および第2の電力増幅器によって増幅されて出力され
るかとなるので、複数段接続が簡素な構成となる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態に係
る電力増幅装置1の構成をブロック図として示す。この
電力増幅装置1は、入力端子11、パワー調整回路1
2、小電力増幅部13、中経路切替スイッチ14、中電
力増幅部15、大経路切替スイッチ16、大電力増幅部
17、出力経路切替スイッチ18、カップラー19、出
力端子12、電力検波器21、電源22、中電源スイッ
チ23、大電源スイッチ24、制御回路25、メモリ2
6から構成される。
【0019】パワー調整回路12は、入力端子11から
電力を受信し、制御回路25からの入力電力レベル設定
信号を受信し、この信号に基づいて受信した電力のレベ
ルを調整して小電力増幅部13に入力する回路である。
このパワー調整回路12としてはAGC回路が用いられ
る。あるいはこのパワー調整回路12はAGC機能付き
直交変調器回路が用いられてもよい。
【0020】小電力増幅部13は、整合回路である小入
力整合回路31、増幅回路である小アンプ32、および
整合回路である小出力整合回路33を、この順に直列に
接続することにより構成される。この小電力増幅部13
は、パワー調整回路12から入力された電力を増幅して
中経路切替スイッチ14に出力するようになっている。
また、この小電力増幅部13の利得は約10dBであ
り、最大線形出力は10dBmである。
【0021】中経路切替スイッチ14は、制御回路25
からの設定信号に基づいて、小電力増幅部13の出力先
が中電力増幅部15と出力経路切替スイッチ18のいず
れか一方になるよう切り替わる装置である。
【0022】中電力増幅部15は、整合回路である中入
力整合回路51、増幅回路である中アンプ52、および
整合回路である中出力整合回路53を、この順に直列に
接続することにより構成される。この中電力増幅部15
は、中経路切替スイッチ14を介して小電力増幅部13
から入力された電力を増幅して大経路切替スイッチ16
に出力するようになっている。また、この中電力増幅部
15の利得は約10dBであり、最大線形出力は20d
Bmである。
【0023】大経路切替スイッチ16は、制御回路25
からの設定信号に基づいて、中電力増幅部15の出力先
が大電力増幅部17と出力経路切替スイッチ18のいず
れか一方になるよう切り替わる装置である。
【0024】大電力増幅部17は、整合回路である大入
力整合回路71、増幅回路である大アンプ72、および
整合回路である大出力整合回路73を、この順に直列に
接続することにより構成される。この大電力増幅部17
は、大経路切替スイッチ16を介して中電力増幅部15
から入力された電力を増幅して出力経路切替スイッチ1
8に出力するようになっている。また、この大電力増幅
部17の利得は約10dBであり、最大線形出力は30
dBmである。
【0025】出力経路切替スイッチ18は、制御回路2
5からの設定信号に基づき、中経路切替スイッチ14、
大経路切替スイッチ16、および大電力増幅部17から
の出力のうちいずれか1つがカップラー19に入力され
るよう切り替わる装置である。
【0026】カップラー19は、出力経路切替スイッチ
18の出力を分波して、出力端子20と電力検波器21
に出力する回路である。なお、出力端子20は外部の装
置に接続される。
【0027】電力検波器21は、カップラー19の出力
の電力レベルを検知し、その電力レベルを示す信号を制
御回路25のA/D変換端子へ出力する回路である。
【0028】中電源スイッチ23は、制御回路25から
の設定信号に基づきオン状態とオフ状態とが切り替わ
り、それに伴って電源22からの電力を中アンプ52お
よび大電源スイッチ24に出力するか否かが切り替わる
装置である。
【0029】大電源スイッチ24は、制御回路25から
の設定信号に基づきオン状態とオフ状態とが切り替わ
り、それに伴って中電源スイッチ23からの電力を大ア
ンプ72に出力するか否かが切り替わる装置である。
【0030】制御回路25は、出力端子20から出力さ
れるべき所望の出力電力レベルを外部から信号線(図示
せず)により受信し、この所望の出力電力レベルから、
後述する所定の制御によってパワー調整回路12から小
電力増幅部13へ入力される電力のレベルを決定し、こ
の決定した入力電力レベルに従ってパワー調整回路12
に対して入力電力レベル設定信号を出力するようになっ
ている。また制御回路25は、A/D変換端子(図示せ
ず)を有し、このA/D変換端子から電力検波器21の
出力を受信するようになっている。そして制御回路25
は受信したこの信号に基づき、現在出力端子20に出力
されている電力レベルを検知し、この電力レベルと所望
の出力電力レベルとのずれに基づいてパワー調整回路1
2の入力レベルを微調整するという、フィードバック制
御を行うようになっている。
【0031】また制御回路25は、この決定した入力レ
ベルに基づいて中経路切替スイッチ14、大経路切替ス
イッチ16、出力経路切替スイッチ18、中電源スイッ
チ23、および大電源スイッチ24に制御信号を出力す
ることで、これらのスイッチの切り替わりを制御するよ
うになっている。また制御回路25は、処理の必要に応
じて、記憶素子から成り各種処理のための情報を記録し
ているメモリ26に情報を記録し、またメモリ26に記
録されている情報を読み出して利用するようになってい
る。
【0032】このような構成の電力増幅装置1において
は、上記の説明から明らかな様に、小電力増幅部13、
中電力増幅部15、大電力増幅部17といった各々の電
力増幅部は、前段の電力増幅部の最大線形出力を後段の
それが必ず越えるように配置されている。
【0033】また、中経路切替スイッチ14が、小電力
増幅部13の出力先が出力経路切替スイッチ18になる
よう切り替わっており、出力経路切替スイッチ18が、
中経路切替スイッチ14の出力がカップラー19に入力
されるように切り替わっており、かつ中電源スイッチ2
3がオフ状態である場合、電力供給を受けるアンプは小
アンプ32のみとなり、小電力増幅部13のみによる増
幅の結果が出力端子20に出力されるようになる。この
とき、出力端子20への出力電力レベルが10dBmま
での小電力範囲においては、増幅の線形性が保たれる。
以降、各スイッチがこのようになっている状態を状態A
と記す。
【0034】また、中経路切替スイッチ14が、小電力
増幅部13の出力先が中電力増幅部15になるよう切り
替わっており、大経路切替スイッチ16が、中電力増幅
部15の出力先が出力経路切替スイッチ18になるよう
切り替わっており、出力経路切替スイッチ18が、大経
路切替スイッチ16の出力がカップラー19に入力され
るように切り替わっており、中電源スイッチ23がオン
状態であり、大電源スイッチ24がオフ状態である場
合、電力供給を受けるアンプは小アンプ32と中アンプ
52のみとなり、小電力増幅部13と中電力増幅部15
のみによる増幅の結果が出力端子20に出力されるよう
になる。このとき、出力端子20への出力電力レベルが
20dBmまでの電力範囲においては、増幅の線形性が
保たれる。以降、各スイッチがこのようになっている状
態を状態Bと記す。
【0035】また、中経路切替スイッチ14が、小電力
増幅部13の出力先が中電力増幅部15になるよう切り
替わっており、大経路切替スイッチ16が、中電力増幅
部15の出力先が大電力増幅部17になるよう切り替わ
っており、出力経路切替スイッチ18が、大電力増幅部
17の出力がカップラー19に入力されるように切り替
わっており、中電源スイッチ23がオン状態であり、大
電源スイッチ24がオン状態である場合、電力供給を受
けるアンプは小アンプ32、中アンプ52、および大ア
ンプ72となり、小電力増幅部13、中電力増幅部1
5、および大電力増幅部17による増幅の結果が出力端
子20に出力されるようになる。このとき、出力端子2
0への出力電力レベルが30dBmまでの電力範囲にお
いては、増幅の線形性が保たれる。以降、各スイッチが
このようになっている状態を状態Cと記す。
【0036】本実施形態においては、出力電力レベルが
およそ10dBmまでの小電力範囲においては状態Aと
なるよう制御回路25がスイッチを切り替え、出力電力
レベルがおよそ10〜20dBmの中電力範囲において
は状態Bとなるよう制御回路25がスイッチを切り替
え、出力電力レベルが20〜30dBmまでの大電力範
囲においては状態Cとなるよう制御回路25がスイッチ
を切り替えるようになっている。
【0037】図2は、このような切り替えを行う電力増
幅装置1の全体としての作動特性を示すグラフである。
この図中、横軸が小電力増幅部13への入力電力レベル
である。実線、破線、および点線は、各入力電力レベル
に対応する出力電力レベル、消費電流、および効率をプ
ロットしたものである。状態A、状態B、状態Cを使い
分けることにより、0〜30dBmまでの電力範囲にお
いて出力の線形性が保たれる。そして、小電力範囲にお
いては中電力増幅部15、大電力増幅部17を使用せ
ず、中電力範囲においては大電力増幅部17を使用しな
いことによって、この電力範囲においても高効率な作動
が保たれる。
【0038】このような電力増幅装置1において、制御
回路25が、外部から受信した出力端子20から出力さ
れるべき所望の出力電力レベルに基づいて、パワー調整
回路12に出力させる電力のレベルを決定する作動につ
いて説明する。
【0039】メモリ26は、この処理等のためのデータ
として、電力増幅装置1の出荷時における小電力増幅部
13、中電力増幅部15、大電力増幅部17、およびそ
れらの組み合わせの作動特性の情報を有している。具体
的には、典型的な環境下で小電力増幅部13、中電力増
幅部15、および大電力増幅部17をそれぞれ単独で使
用した場合の入力電力レベルと出力電力レベルとの対
応、状態A、状態B、状態Cを切り替えて使用するとき
の切り替え時の入力電力レベル、およびこの切り替えに
よる使用をするときの総合的な入力電力レベルと出力電
力レベルとの対応を有している。これらは、制御回路2
5が状態A、B、およびCを切り替えるときの小電力増
幅部13への入力電力レベルを決定するためにあらかじ
めメモリ26に記録されたデータである。以下、切り替
えによる使用をするときの総合的な入力電力レベルと出
力電力レベルとの対応を初期対応データと記し、切り替
えて使用するときの切り替え時の入力電力レベルを初期
切替点データと記す。
【0040】図3および図4は、電力増幅装置1が出力
端子20からある所望の出力電力レベルを出力している
時に、制御回路25が別の新たな所望の出力電力レベル
を受信したときに行う処理を示すフローチャートであ
る。この処理において制御回路25は、所望の出力電力
レベルを実現するために、フィードバック処理によって
パワー調整回路12からの入力電力レベルを調整する。
また、電力増幅装置1の作動特性のばらつきに起因する
スイッチの状態A、状態B、状態Cの切り替え時の出力
レベルの大きな変動を抑えるために、現在の入力電力レ
ベルと出力電力レベルとを検知し、これによって設定す
る入力電力レベルを補正する。
【0041】以下このフローチャートに基づいて、制御
回路25が上記したメモリ26中のデータを利用してパ
ワー調整回路12、中経路切替スイッチ14、大経路切
替スイッチ16、出力経路切替スイッチ18、中電源ス
イッチ23、および大電源スイッチ24を制御する作動
について説明する。
【0042】まず制御回路25が新たな所望の出力電力
レベルを受信する(ステップ205)。すると制御回路
25は、メモリ26から初期対応データを読み出し、こ
の出力電力レベルに対応する入力電力レベルを見つけ、
それをパワー調整回路12に設定する新たな入力電力レ
ベルの推定値とする(ステップ206)。
【0043】次に制御回路25はメモリ26から初期切
替点データを読み出し、ステップ206の処理で得た推
定値と現在の入力レベル設定値との間に初期切替点デー
タの値があるか否かを判定する。すなわち、所望の出力
電力レベルを得るためにスイッチの状態の切替のための
処理が必要か否かを判定する(ステップ207)。
【0044】必要がないと判定すれば、制御回路25は
ステップ206で得た推定値に基づいてパワー調整回路
12に入力電力レベル設定信号を送信し(ステップ20
8)、その後上記したフィードバック制御によって設定
値を調整する(ステップ209)。
【0045】また、ステップ207で切り替えのための
処理の必要があると判定すれば、処理はステップ210
に移る。ステップ210では、制御回路25は推定値が
現在の入力電力レベルの設定値より高いか否か、すなわ
ち入力電力の設定値を上げようとしているか下げようと
しているかを判定する。
【0046】設定値を上げようとしていると判定すると
処理はステップ220に移り、制御回路25は現在の入
力電力レベルの設定値を参照し、それと現在の出力電力
レベルとを比較して、電力増幅装置1の利得の瞬時値を
取得する。そして、この利得の瞬時値と、メモリ26か
ら取得した、スイッチの状態を切り替えた場合に使用さ
れることになる増幅器の単独時の特性とから、所望の出
力レベルを実現するためにパワー調整回路12から入力
しなければならない入力電力レベルを算出する。ここ
で、スイッチの状態を切り替えた場合に使用されること
になる増幅器とは、状態Aにおいては中電力増幅部15
および大電力増幅部17、状態Bにおいては大電力増幅
部17のことである。このように推定された値は、あら
かじめ記録されたデータによる値を瞬時値によって補正
した補正値であると言える。
【0047】次に制御回路25は、この補正値と推定値
との比較を行う。そしてこの両者のdB単位による差の
絶対値が既定値、例えば2dB、より小さいか否かを判
定する(ステップ240)。
【0048】この差の絶対値が小さくない、すなわち大
きいと判定すると、現在の電力増幅装置1の作動は典型
的な作動状態から大きく乖離しているとして、制御回路
25は瞬時値に基づいて算出した補正値を実際の設定値
として採用し、それに基づいてパワー調整回路12に入
力電力レベル設定信号を送信し、さらに各スイッチを制
御してスイッチの状態を切り替える(ステップ27
0)。そしてその後上記したフィードバック制御を行う
(ステップ280)。
【0049】この差の絶対値が小さいと判定すると、現
在の電力増幅装置1の作動は典型的な作動状態に近いと
して、制御回路25は推定値を実際の設定値として採用
し、それに基づいてパワー調整回路12に入力電力レベ
ル設定信号を送信し、さらに各スイッチを制御してスイ
ッチの状態を切り替える(ステップ250)。そしてそ
の後上記したフィードバック制御を行う(ステップ26
0)。
【0050】また、ステップ210で設定値を下げよう
としていると判定すると、処理はステップ320に移
る。このステップ320において、制御回路25はステ
ップ220の処理で行ったように電力増幅装置1の利得
の瞬時値を取得する。そして、この利得の瞬時値と、メ
モリ26から取得した初期対応データとから、所望の出
力レベルを実現するためにパワー調整回路12から入力
しなければならない入力電力レベルを算出する。このよ
うに推定された値は、あらかじめ記録されたデータによ
る値を瞬時値によって補正した補正値であると言える。
【0051】そして次に制御回路25は、この補正値と
推定値との比較を行う。そしてこの両者のdB単位によ
る差の絶対値が既定値、例えば2dB、より小さいか否
かを判定する(ステップ340)。
【0052】この差の絶対値が小さいと判定すると、現
在の電力増幅装置1の作動は典型的な作動状態に近いと
して、制御回路25は推定値を実際の設定値として採用
し、それに基づいてパワー調整回路12に入力電力レベ
ル設定信号を送信し、さらに各スイッチを制御してスイ
ッチの状態を切り替える(ステップ350)。そしてそ
の後上記したフィードバック制御を行う(ステップ36
0)。
【0053】この差の絶対値が小さくない、すなわち大
きいと判定すると、現在の電力増幅装置1の作動は典型
的な作動状態から大きく乖離しているとして、制御回路
25は瞬時値に基づいて算出した補正値を実際の設定値
として採用し、それに基づいて処理を続ける。
【0054】ただし、入力電力レベルを下げる場合は、
不要な増幅器を使用しないように各スイッチを切り替え
なくとも、出力の線形性は保たれる。そこで、補正値が
現在の入力電力レベルの設定値に近い、例えば1dB以
内、という場合、すなわち細かい出力電力レベル変化を
行う場合、スイッチの状態の切り替えによる出力電圧の
変動を抑えるために切り替えを行わない。
【0055】そのためステップ340に続くステップ3
70の処理において、制御回路25は補正値が現在の入
力電力レベルの設定値に近いか否かを判定する。
【0056】近いと判定すれば、処理はステップ375
に移り、この補正値は初期切替点データの値より3dB
以上低いか否かを判定する。この判定処理は、出力電力
レベルの変化を小刻みに継続していっても、ある程度、
例えば3dB、以上初期切替点データの値より下回れば
スイッチの状態の切り替えを行うためのものである。
【0057】この判定処理において3dB以上低くない
と判定すれば、制御回路25はスイッチの状態を切り替
えることなく、補正値に基づいて入力電力レベル設定信
号をパワー調整回路12に送信する(ステップ37
7)。そしてその後上記したフィードバック制御を行う
(ステップ380)。また3dB以上低いと判定すれ
ば、処理はステップ385に移る。
【0058】また、ステップ370において、補正値が
現在の入力電力レベルの設定値に近くないと判定した場
合も、処理はステップ385に移る。
【0059】このステップ385においては、制御回路
25は推定値に基づいてパワー調整回路12に入力電力
レベル設定信号を送信し、さらに各スイッチを制御して
スイッチの状態を切り替える。そしてステップ390で
は上記したフィードバック制御を行う。
【0060】これによって、制御回路25は、小電力増
幅部13に入力された電力のレベルに基づいて複数段と
なっている小電力増幅部13、中電力増幅部15、大電
力増幅部17の中から使用する電力増幅器を選択するの
で、パワー調整回路12に設定した入力電力レベルに基
づいて、前段よりも後段にある方が最大線形出力の高い
これら電力増幅器のうち使用する電力増幅器にのみ電力
を供給して使用することができるので、電力増幅装置は
高効率性かつ線形性を実現することができる。また、制
御回路25が小電力増幅部13、中電力増幅部15、大
電力増幅部17のうちいずれかを選択して、パワー調整
回路12から入力された電力を出力端子20に出力する
には、パワー調整回路12からの入力電力は、小電力増
幅部13によって増幅されて出力されるか、小電力増幅
部13および中電力増幅部15によって増幅されて出力
されるか、あるいは小電力増幅部13、中電力増幅部1
5、および大電力増幅部17によって増幅されて出力さ
れるかとなるので、複数段接続が簡素な構成となる。
【0061】また、電力増幅装置1の利得の瞬時値を取
得し、これとあらかじめ記録されたデータに基づいて電
力増幅器の選択を行うので、選択の際にその時点での電
力増幅装置1の作動特性が反映される。したがって、こ
の電力増幅装置1において、電力増幅器の接続の組み合
わせの切り替え時に生じる出力電力レベル変動を抑制す
ることができる。
【0062】なお、上記した実施形態においては、小電
力増幅部13が、入力された電力を増幅して出力する第
1の電力増幅器を構成する。
【0063】また、中電力増幅部15が、第1の電力増
幅器より高い最大線形出力を有し、第1の電力増幅器の
出力を増幅して出力する第2の電力増幅器を構成する。
【0064】また、大電力増幅部17が、第2の電力増
幅器より高い最大線形出力を有し、第2の電力増幅器の
出力を増幅して出力する第3の電力増幅器を構成する。
【0065】また、図3および図4に示した制御回路2
5の各種スイッチ切り替えのための処理が、第1の電力
増幅器に入力された電力のレベルを検知し、検知した入
力電力レベルに基づいて、第1の電力増幅器と第2の電
力増幅器と第3の電力増幅器のうちから、入力された電
力を増幅して外部に出力するために使用するものを選択
し、かつ選択されたもののみに電力を供給する選択手段
を構成する。
【0066】また、制御回路25のステップ206、2
20、および320における取り込み処理が、選択を変
更するときの入力電力レベルを決定するためにあらかじ
め記録されたデータを取得し、また外部に出力するため
に増幅された出力電力のレベルと第1の電力増幅器への
入力電力のレベルを検知し、これら検知したものに基づ
いて当該電力増幅装置の利得の瞬時値を取得するデータ
利得取得手段を構成する。
【0067】また、図3のフローチャートに示した制御
回路25の処理において、ステップ240の判定処理に
よってステップ220で得た補正値とステップ230で
得た初期値のいずれを使用するかを判定しているが、こ
のような判定処理は必須ではなく、例えば常に補正値を
使用するようになっていてもよい。
【0068】また、図4のフローチャートに示した制御
回路25の処理において、ステップ340の判定処理に
よってステップ320で得た補正値とステップ330で
得た初期値のいずれを使用するかを判定しているが、こ
のような判定処理は必須ではなく、例えば常に補正値を
使用するようになっていてもよい。
【0069】また本実施形態においては、制御回路25
がパワー調整回路12を制御することによって小電力増
幅部13への入力電力レベルを調整しているが、電力増
幅装置1は必ずしもこのように入力電力レベルを調整で
きるようになっている必要はない。
【0070】また本実施形態においては、制御回路25
は、外部へ出力する所望の出力電力レベルに基づいて入
力電力のレベルを設定するようになっているが、電力増
幅装置1は必ずしもこのようになっている必要はない。
【0071】なお、上記した手段のうち、フローチャー
トに示した処理によって構成される手段は、それぞれの
手段の有する機能を実現するように構成されていればよ
いのであって、必ずしもソフトウェア的処理によって構
成されていなくともよく、専用のハードウェアとして構
成されていてもよい。
【0072】また本実施形態においては、電力増幅装置
1が、小電力増幅部13、中電力増幅部15、大電力増
幅部17の3つの増幅器を有しているが、かならずしも
このように3つ有している必要はなく、小電力増幅部1
3、中電力増幅部15の2つのみを有しているだけであ
ってもよく、また4つ以上有していてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電力増幅装置1の構成
のブロック図である。
【図2】スイッチの状態の切り替えを行う電力増幅装置
1の全体としての作動特性を示すグラフである。
【図3】制御回路25の入力電力レベル設定処理、およ
び各スイッチ制御処理のフローチャートの一部である。
【図4】制御回路25の入力電力レベル設定処理、およ
び各スイッチ制御処理のフローチャートの一部である。
【図5】従来の電力増幅器の典型的な動作特性を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1…電力増幅装置、11…入力端子、12…パワー調整
回路、13…小電力増幅部、14…中経路切替スイッ
チ、15…中電力増幅部、16…大経路切替スイッチ、
17…大電力増幅部、18…出力経路切替スイッチ、1
9…カップラー、20…出力端子、21…電力検波器、
22…電源、23…中電源スイッチ、24…大電源スイ
ッチ、25…制御回路、26…メモリ、31…小入力整
合回路、32…小アンプ、33…小出力整合回路、51
…中入力整合回路、52…中アンプ、53…中出力整合
回路、71…大入力整合回路、72…大アンプ、73…
大出力整合回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J069 AA01 AA41 CA21 CA36 CA92 FA18 HA38 KA00 KA29 KA55 KA68 KC06 MA08 MA11 TA01 TA02 TA07 5J091 AA01 AA41 CA21 CA36 CA92 FA18 HA38 KA00 KA29 KA55 KA68 MA08 MA11 TA01 TA02 TA07 5J500 AA01 AA41 AC21 AC36 AC92 AF18 AH38 AK00 AK29 AK55 AK68 AM08 AM11 AT01 AT02 AT07 CK06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された電力を増幅して出力する第1
    の電力増幅器と、 前記第1の電力増幅器より高い最大線形出力を有し、前
    記第1の電力増幅器の出力を増幅して出力する第2の電
    力増幅器と、 前記第2の電力増幅器より高い最大線形出力を有し、前
    記第2の電力増幅器の出力を増幅して出力する第3の電
    力増幅器と、 前記第1の電力増幅器に入力された電力のレベルを検知
    し、検知した入力電力レベルに基づいて、前記第1の電
    力増幅器と前記第2の電力増幅器と前記第3の電力増幅
    器のうちから、前記入力された電力を増幅して外部に出
    力するために使用するものを選択し、かつ選択されたも
    ののみに電力を供給する選択手段と、を備えた電力増幅
    装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、前記第1の電力増幅器
    の出力を、この出力を外部へ出力するための経路と前記
    第2の電力増幅器へ出力するための経路とのいずれか1
    つに切り替え、前記第2の電力増幅器の出力を、この出
    力を外部へ出力するための経路と前記第3の電力増幅器
    へ出力するための経路とのいずれか1つに切り替えるこ
    とによって、前記第1の電力増幅器と前記第2の電力増
    幅器と前記第3の電力増幅器のうちから、前記入力され
    た電力を増幅して外部に出力するために使用するものを
    選択することを特徴とする請求項1に記載の電力増幅装
    置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段はさらに、前記選択を変更
    するときの前記入力電力レベルを決定するためにあらか
    じめ記録されたデータを取得し、また外部に出力するた
    めに増幅された出力電力のレベルと前記第1の電力増幅
    器への入力電力のレベルを検知し、これら検知したもの
    に基づいて当該電力増幅装置の利得の瞬時値を取得する
    データ利得取得手段とを有し、これら前記データ利得取
    得手段が取得したものに基づいて前記選択を行うことを
    特徴とする請求項1または2に記載の電力増幅装置。
  4. 【請求項4】 入力された電力を増幅して出力する第1
    の電力増幅器と、前記第1の電力増幅器より高い最大線
    形出力を有し、前記第1の電力増幅器の出力を増幅して
    出力する第2の電力増幅器と、 前記第1の電力増幅器に入力された電力のレベルを検知
    し、検知した入力電力レベルに基づいて、前記第1の電
    力増幅器と前記第2の電力増幅器のうちから、前記入力
    された電力を増幅して外部に出力するために使用するも
    のを選択し、かつ選択されたもののみに電力を供給する
    選択手段と、を備えた電力増幅装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012015798A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Panasonic Corp 高周波電力増幅器
US8207790B2 (en) 2010-04-26 2012-06-26 Mitsubishi Electric Corporation High frequency power amplifier
JPWO2012098754A1 (ja) * 2011-01-19 2014-06-09 三菱電機株式会社 出力モード切替増幅器
EP4138298A4 (en) * 2020-04-21 2024-05-29 Zte Corp AUTOMATIC LEVEL CONTROL CIRCUIT, SIGNAL SOURCE, METHOD FOR CONTROLLING SIGNAL SOURCE OUTPUT POWER AND STORAGE MEDIUM

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