JP4103335B2 - 自動レベル制御回路 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、GSM(Global System for Mobile communications)方式の携帯電話機に用いて好適な自動レベル制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ヨーロッパやアジアで使用されているGSM方式の携帯電話機(GSM携帯電話機)は、ETSI(Europeans Telecommunications Standards Institute)が規定している。GSM電話機の送信電力の規格は、ETSIのGSM05.05に記載されている。例えば、CLASS4と呼ばれるGSM携帯電話機では、最大出力電力はパワーレベルPL5と呼び、33dBmの出力電力であり、パワーレベルPL6では出力電力は31dBmである。以下、PL7〜PL18と続き、最小出力電力はパワーレベルPL19と呼び、5dBmである。つまり、このCLASS4のGSM携帯電話機の場合、パワーレベルはPL5からPL19の15段階、2dBステップで規定されている。
【0003】
また、GSM方式はTDMA(Time Division Multiple Access )でバースト動作しており、工場出荷時にPL5〜PL19の各出力電力の調整を行っている。このような送信電力の調整方法として、ALC(Auto Level Control)方式が用いられている。一般的なGSM電話機におけるALC回路(自動レベル調整回路)を図2に示す。
【0004】
このALC回路は、送信電力を増幅する電力増幅器1と、カプラ2と、電力検波部3と、ゲインコントロール部4と、CPU5と、メモリ6と、D/Aコンバータ7と、フィルタ(ローパスフィルタ)8とを備えている。電力増幅器1は自身のゲイン、すなわち送信電力に対するゲインを可変可能とする外部入力端子(以下、ゲインコントロール端子と呼ぶ)1aを有している。電力検波部3は検波ダイオード9と抵抗10とによって構成されている。ゲインコントロール部4はオペアンプ11と抵抗12,13とコンデンサ14とで構成されている。
【0005】
ゲインコントロール部4において、抵抗12,13およびコンデンサ14は、オペアンプ11のゲインや過渡応答等を調整するために設けられている。CPU5は携帯電話機全体を制御する。メモリ6には、CPU5を動作させるためのプログラムなどの他、PL5〜PL19の各出力電力の設定値が格納されている。この例において、PL5〜PL19の設定値は、時間の経過と共に段階的に上昇し、所定値になった後、段階的に下降するパターンとされている。このPL5〜PL19の設定値のパターンがPL5〜PL19用のALC制御用データとしてメモリ6に格納されている。すなわち、メモリ6には、15個のALC制御用データテーブルがある。
【0006】
このALC回路において、電力増幅器1で増幅された送信波は、カプラ2を介してアンテナ側へ送られる。この際、大部分の電力はアンテナ側へ送られるが、一部の電力が電力検波部3に供給される。電力検波部3は、ダイオード9と抵抗10とによって一般的な包絡線検波を行い、電力増幅器1の出力電力に応じた直流電圧成分(検出電圧)Vaを抵抗12を介してオペアンプ11の反転入力端へ与える。
【0007】
一方、CPU5は、メモリ6から取り出す設定値のパワーレベルを指示する。例えば、CPU5がPL5の送信出力電力を指示した場合、D/Aコンバータ7はメモリ6からPL5用のALC制御用データを読み込み、D/A変換し、直流電圧成分(アナログ電圧)Vbを出力する。D/Aコンバータ7が出力するアナログ電圧Vbはフィルタ8へ与えられる。フィルタ8は、アナログ電圧Vbの階段状部分を平滑化してVb’とし、オペアンプ11の非反転入力端へ与える。図3にD/Aコンバータ7が出力するアナログ電圧Vbを示す。図3にはPL5とPL19しか示していないが、実際にはCPU5からの指示に応じ、PL5からPL19まで15種類のパターンのアナログ電圧Vbとなる。
【0008】
オペアンプ11は、電力検波部3からの検出電圧VaとD/Aコンバータ7からのフィルタ8を介するアナログ電圧Vb’とを比較し、その差分を電力増幅器1のゲインコントロール端子1aへ与える。例えば、検出電圧Vaがアナログ電圧Vb’よりも低い場合、電力増幅器1へのゲインコントロール端子電圧を上げ、電力増幅器1の出力電力を大きくする。つまり、このALC回路では、D/Aコンバータ7の出力電圧Vbに電力増幅器1の出力電力が追従する一種の閉ループ制御系になる。
【0009】
したがって、CPU5がPL5の送信出力電力を指示すれば、その指示期間における電力増幅器1の出力電力はメモリ6に格納されているPL5の出力電力の設定値に応じた値となる。ここで、工場出荷時において出力電力を調整する場合、PL5の指示期間における電力増幅器1の出力電力の最大値がPL5の規定の電力レベルでない場合には、規定の電力レベルとなるように、メモリ6内のPL5の設定値を調整する。同様に、PL6〜PL19についても、PL6〜PL19の指示期間における電力増幅器1の出力電力の最大値がPL6〜PL19の規定の電力レベルになるように、メモリ6内のPL6〜PL19の設定値を調整する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
電力増幅器1のゲインコントロール端子電圧と出力電力の特性を図4に示す。図4において、Aは送信出力電力の小さい(例えば、PL19)ところを示し、Bは送信出力電力の大きい(例えば、PL5)ところを示す。送信出力電力が大きいBの付近ではゲインコントロール端子電圧の変化に対する出力電力の変化幅は小さい。これに対し、送信出力電力が小さいAの付近では、ゲインコントロール端子電圧の変化に対する出力電力の変化幅が大きい。このため、低送信出力時(例えば、PL19の場合)、送信出力電力を規定の電力レベルに正確に合わせ込むことができないという不具合が発生していた。
【0011】
すなわち、このALC回路において、D/Aコンバータ7として例えば9ビットのものを使用した場合、D/Aコンバータ7に設定可能な設定値は29 =512、つまり0から511となる。D/Aコンバータ7の出力電圧範囲を0〜2Vとすると、このD/Aコンバータ7の分解能は2V/512=3.9mVとなり、D/Aコンバータ7への設定値が1変化すると、D/Aコンバータ7の出力電圧は3.9mV変化することになる。例えば、PL19の場合、D/Aコンバータ7への設定値を1変化させると、D/Aコンバータ7の出力電圧が3.9mV変化し、電力増幅器1の出力電力も大きく変化する。したがって、この出力電力の変化幅よりも小さな調整ができず、規定の電力レベルに正確に合わせ込むことができない。
【0012】
なお、この問題を回避するために、D/Aコンバータ7として分解能の高いものを用いることが考えられるが、D/Aコンバータ7が高価になったり、分解能が増えた分メモリ6に格納されるデータが大きくなり、メモリ容量の増加という問題が生じる。
【0013】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、分解能の高いD/Aコンバータを使用することなく、簡単な構成で、低送信出力時の出力電力の規定のレベルへの調整を容易に且つ正確に行うことの可能なALC回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明は、D/A変換部からのアナログ電圧を分圧し分圧アナログ電圧とする分圧部と、分圧アナログ電圧およびD/A変換部からのアナログ電圧を入力としその何れか一方を選択出力する唯一の切替スイッチとを設け、D/A変換部への設定値のパワーレベルを指定する際、高パワーレベルの指定時には切替スイッチの選択出力モードをD/A変換部からのアナログ電圧を出力するモードに切り替え、低パワーレベルの指定時には切替スイッチの選択出力モードを前記分圧部からの分圧アナログ電圧を出力するモードに切り替えるようにしたものである。また、メモリ部に格納された複数種類のパワーレベルに応じた設定値のうち、低パワーレベルに応じた設定値を分圧部におけるアナログ電圧の分圧比に応じて定めるようにしたものである。
【0015】
この発明によれば、高パワーレベル(例えば、PL5〜PL18)の指定時には切替スイッチ(切替スイッチ16(図1参照))の選択出力モードをD/A変換部(D/A変換器7)からのアナログ電圧を出力するモードに切り替え、低パワーレベル(例えば、PL19)の指定時には切替スイッチの選択出力モードを分圧部(分圧回路15)からの分圧アナログ電圧を出力するモードに切り替えるようにすると、低パワーレベルの指定時には分圧部からの分圧アナログ電圧と電力検出部(電力検波部9)からの検出電圧とが比較され、その比較結果に基づいて電力増幅部(電力増幅器1)における送信電力に対するゲインがコントロールされる。この場合、電力検出部からの検出電圧と比較されるアナログ電圧は、D/A変換部からのアナログ電圧(分圧部における分圧比に応じて定められている低パワーレベルに応じた設定値(例えば、従来の設定値の2倍)をアナログ電圧に変換した電圧)であり、低パワーレベルの設定値を1変化させたときの変化量が小さく、あたかもD/A変換部の分解能が高くなったかのように作用する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係るALC回路の一実施の形態を示す回路図である。同図において、図2と同一符号は同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
【0017】
この実施の形態では、D/Aコンバータ7とフィルタ8との間に切替スイッチ16を設け、この切替スイッチ16の第1の入力端子16AにD/Aコンバータ7からのアナログ電圧Vbを与えるようにしている。また、D/Aコンバータ7と切替スイッチ16の入力端子16Aとの接続ラインと接地ラインとの間に抵抗17と18との直列接続回路(分圧回路)15を設け、抵抗17と18との接続点P1に生ずる分圧電圧Vcを、すなわちD/Aコンバータ7からのアナログ電圧Vbを抵抗18と19とによって分圧したアナログ分圧電圧Vcを、切替スイッチ16の第2の入力端子16Bに与えるようにしている。
【0018】
切替スイッチ16は、第1の入力端子16Aと出力端子16Cとの接続モード時(第1の選択出力モード時)には、D/Aコンバータ7からのアナログ電圧Vbを選択出力する。第2の入力端子16Bと出力端子16Cとの接続モード時(第2の選択出力モード時)には、分圧回路15からの分圧アナログ電圧Vcを選択出力する。この切替スイッチ16の選択出力モードの切替はCPU5によって制御される。この実施の形態において、CPU5は、送信出力電力としてPL5〜PL18を指示する場合には切替スイッチ16を第1の選択出力モードとし、PL19を指示する場合には第2の選択出力モードとする。
【0019】
〔PL5〜PL18の場合〕
CPU5がPL5〜PL18の送信出力電力を指示すると、D/Aコンバータ7はメモリ6からPL5〜PL18用のALC制御用データを読み込み、D/A変換し、直流電圧成分(アナログ電圧)Vbを出力する。この場合、切替スイッチ16は、CPU5からの制御により第1の選択出力モードとされる。すなわち、第1の入力端子16Aと出力端子16Cとの接続モードとされる。これにより、D/Aコンバータ7からのアナログ電圧Vbが切替スイッチ16を通過し、フィルタ8で平滑化され、アナログ電圧Vb’としてオペアンプ11の非反転入力端へ与えられる。
【0020】
オペアンプ11は、電力検波部3からの検出電圧VaとD/Aコンバータ7からのフィルタ8を介するアナログ電圧Vb’とを比較し、その差分を電力増幅器1のゲインコントロール端子1aへ与える。例えば、検出電圧Vaがアナログ電圧Vb’よりも低い場合、電力増幅器1へのゲインコントロール端子電圧を上げ、電力増幅器1の出力電力を大きくする。
【0021】
したがって、CPU5がPL5〜PL18の送信出力電力を指示した場合、その指示期間における電力増幅器1の出力電力はメモリ6に格納されているPL5〜PL18の出力電力の設定値に応じた値となる。ここで、PL5〜PL18の指示期間における電力増幅器1の出力電力の最大値がPL5〜PL18の規定の電力レベルでない場合には、規定の電力レベルとなるように、メモリ6内のPL5〜PL18の設定値を調整する。
【0022】
〔PL19の場合〕
CPU5がPL19の送信出力電力を指示すると、D/Aコンバータ7はメモリ6からPL19用のALC制御用データを読み込み、D/A変換し、直流電圧成分(アナログ電圧)Vbを出力する。この場合、切替スイッチ16は、CPU5からの制御により第2の選択出力モードとされる。すなわち、第2の入力端子16Bと出力端子16Cとの接続モードとされる。これにより、分圧回路15によって分圧された分圧アナログ電圧Vcが切替スイッチ16を通過し、フィルタ8で平滑化され、アナログ電圧Vc’としてオペアンプ11の非反転入力端へ与えられる。
【0023】
オペアンプ11は、電力検波部3からの検出電圧VaとD/Aコンバータ7からのフィルタ8を介するアナログ電圧Vc’とを比較し、その差分を電力増幅器1のゲインコントロール端子1aへ与える。例えば、検出電圧Vaがアナログ電圧Vc’よりも低い場合、電力増幅器1へのゲインコントロール端子電圧を上げ、電力増幅器1の出力電力を大きくする。
【0024】
したがって、CPU5がPL9の送信出力電力を指示した場合、その指示期間における電力増幅器1の出力電力はメモリ6に格納されているPL19の出力電力の設定値に応じた値となる。なお、この場合のPL19の出力電力の設定値は、分圧回路15での分圧比に応じて定める。例えば、分圧比を1:1とした場合、従来の設定値の2倍とする。ここで、PL19の指示期間における電力増幅器1の出力電力の最大値がPL19の規定の電力レベルでない場合には、規定の電力レベルとなるように、メモリ6内のPL19の設定値を調整する。この場合、設定値を1変化させたときの電力増幅器1の出力電力の変化量は小さく、これにより規定の電力レベルに容易に且つ正確に合わせ込むことが可能となる。
【0025】
例えば、分圧回路15の分圧比を1:1とすると、すなわち抵抗17,18の抵抗比を1:1とすると、切替スイッチ16から出力されるアナログ分圧電圧VcはD/Aコンバータ7からの出力電圧Vbの半分となる。具体的には、D/Aコンバータ7のビット数を9ビットとすると、D/Aコンバータ7に設定可能な設定値の段階数は29 =512、つまり0から511となる。D/Aコンバータ7の出力電圧範囲を0〜2Vとすると、このD/Aコンバータ7の分解能は2V/512=3.9mVとなり、D/Aコンバータ7の設定値が1変化すると、D/Aコンバータ7の出力電圧は3.9mV変化することになる。しかし、抵抗17,18で分圧されるので切替スイッチ16から出力されるアナログ分圧電圧Vcは、D/Aコンバータ7の設定値が1変化した場合でも、3.9mV/2=1.95mVとなる。
【0026】
図4にて、Aの付近がパワーレベルPL19の出力電力とし、曲線の傾きを1dB/mVとすると、切替スイッチ16が第1の選択出力モード(アナログ電圧Vbを出力)である場合、電力増幅器1の出力電力の変化量は1*3.9=3.9dBとなる。切替スイッチ16が第2の選択出力モードである場合(分圧アナログ電圧Vcを出力)、電力増幅器1の出力電力の変化量は1*1.95=1.95dBとなる。
【0027】
なお、上述においては、パワーレベルがPL19の場合にのみ切替スイッチ16を第2の選択出力モードに切り替えるようにしたが、どのパワーレベルで切り替えるかは自由である。すなわち、パワーレベルがPL18でも微調整が必要な場合、PL18とPL19にて切替スイッチ16の選択出力モードを切り替えるようにしてもよい。
【0028】
また、分圧を目的とした抵抗17,18の比率を変化させれば、当然ながら電力増幅器1の変化量をより微少にする事も可能である。抵抗17,18の比率を2:1とすれば、D/Aコンバータ7の設定値が1変化した場合のアナログ分圧電圧Vcの変化量は3.9mV/3=1.3mVとなり、電力増幅器1の出力電力の変化量は1*1.3=1.3dBとなる。
【0029】
また、本実施の形態では、切替スイッチ16の後段にフィルタ8を設けたが、必ずしも設けなくてもよい。また、本実施の形態では、メモリ6に格納させる設定値を時間の経過と共に段階的に上昇し、所定値になった後、段階的に下降するパターンとしたが、必ずしもこのようなパターンとしなくてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように本発明によれば、D/A変換部からのアナログ電圧を分圧し分圧アナログ電圧とする分圧部と、分圧アナログ電圧およびD/A変換部からのアナログ電圧を入力としその何れか一方を選択出力する唯一の切替スイッチとを設け、D/A変換部への設定値のパワーレベルを指定する際、高パワーレベルの指定時には切替スイッチの選択出力モードをD/A変換部からのアナログ電圧を出力するモードに切り替え、低パワーレベルの指定時には切替スイッチの選択出力モードを前記分圧部からの分圧アナログ電圧を出力するモードに切り替えるようにする一方、メモリ部に格納された複数種類のパワーレベルに応じた設定値のうち、低パワーレベルに応じた設定値を分圧部におけるアナログ電圧の分圧比に応じて定めるようにしたので、低パワーレベルの設定値を1変化させたときの変化量を小さくし、分解能の高いD/Aコンバータを使用することなく、低送信出力時でも出力電力の規定のレベルへの調整を容易に且つ正確に行えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るALC回路の一実施の形態を示す回路図である。
【図2】 従来のALC回路を示す回路図である。
【図3】 このALC回路におけるD/Aコンバータの出力電圧例を示す図である。
【図4】 このALC回路における電力増幅器のゲインコントロール端子電圧と出力電力の特性を示す図である。
【符号の説明】
1…電力増幅器、1a…ゲインコントロール端子、2…カプラ、3…電力検波部、4…ゲインコントロール部、5…CPU、6…メモリ、7…D/Aコンバータ、8…フィルタ(ローパスフィルタ)、9…ダイオード、10,12,13,17,18…抵抗、11…オペアンプ、14…コンデンサ、15…分圧回路、16…切替スイッチ。

Claims (3)

  1. 送信電力を増幅する電力増幅部と、
    この電力増幅部からの増幅された送信電力を検出しその電力値に応じた検出電圧を出力する電力検出部と、
    複数種類のパワーレベルに応じた設定値が格納されたメモリ部と、
    このメモリ部から取り出される設定値をアナログ電圧に変換するD/A変換部と、
    このD/A変換部からのアナログ電圧を分圧し分圧アナログ電圧とする分圧部と、
    この分圧部からの分圧アナログ電圧および前記D/A変換部からのアナログ電圧を入力としその何れか一方を選択出力する唯一の切替スイッチと、
    この切替スイッチからのアナログ電圧と前記電力検出部からの検出電圧とを比較し、その比較結果に基づいて前記電力増幅部における送信電力に対するゲインをコントロールするゲインコントロール部と、
    前記D/A変換部への設定値のパワーレベルを指定するとともに、高パワーレベルの指定時には前記切替スイッチの選択出力モードを前記D/A変換部からのアナログ電圧を出力するモードに切り替え、低パワーレベルの指定時には前記切替スイッチの選択出力モードを前記分圧部からの分圧アナログ電圧を出力するモードに切り替える制御部とを備え、
    前記メモリ部に格納された複数種類のパワーレベルに応じた設定値のうち前記低パワーレベルに応じた設定値は、前記分圧部における分圧比に応じて定められている
    ことを特徴とする自動レベル制御回路。
  2. 請求項1において、前記ゲインコントロール部において比較される切替スイッチからのアナログ電圧はローパスフィルタを通して与えられることを特徴とする自動レベル制御回路。
  3. 請求項1又は2において、前記メモリ部に格納された設定値が時間の経過と共に段階的に上昇し、所定値になった後、段階的に下降するパターンとされていることを特徴とする自動レベル制御回路。
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