JP2002246919A - 自動レベル制御回路 - Google Patents

自動レベル制御回路

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JP2002246919A JP2001038177A JP2001038177A JP2002246919A JP 2002246919 A JP2002246919 A JP 2002246919A JP 2001038177 A JP2001038177 A JP 2001038177A JP 2001038177 A JP2001038177 A JP 2001038177A JP 2002246919 A JP2002246919 A JP 2002246919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解能の高いD/Aコンバータを使用するこ
となく、簡単な構成で、低送信出力時の出力電力の規定
のレベルへの調整を容易に且つ正確に行う。 【解決手段】 D/Aコンバータ7とフィルタ8との間
に切替スイッチ16を設ける。切替スイッチ16の入力
端子16AにD/Aコンバータ7からのアナログ電圧V
bを与える。分圧回路15を設け、D/Aコンバータ7
からのアナログ電圧Vbを分圧し、アナログ分圧電圧V
cとして切替スイッチ16の入力端子16Bに与える。
切替スイッチ16の切り替えをCPU5によって制御す
る。送信出力電力としてPL5〜PL18を指示する場
合には端子16A側とし、PL19を指示する場合には
端子16B側とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、GSM(Global
System for Mobile communications)方式の携帯電話
機に用いて好適な自動レベル制御回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパやアジアで使用されているG
SM方式の携帯電話機(GSM携帯電話機)は、ETS
I(Europeans Telecommunications Standards Institu
te)が規定している。GSM電話機の送信電力の規格
は、ETSIのGSM05.05に記載されている。例
えば、CLASS4と呼ばれるGSM携帯電話機では、
最大出力電力はパワーレベルPL5と呼び、33dBm
の出力電力であり、パワーレベルPL6では出力電力は
31dBmである。以下、PL7〜PL18と続き、最
小出力電力はパワーレベルPL19と呼び、5dBmで
ある。つまり、このCLASS4のGSM携帯電話機の
場合、パワーレベルはPL5からPL19の15段階、
2dBステップで規定されている。
【0003】また、GSM方式はTDMA(Time Divis
ion Multiple Access )でバースト動作しており、工場
出荷時にPL5〜PL19の各出力電力の調整を行って
いる。このような送信電力の調整方法として、ALC
(Auto Level Control)方式が用いられている。一般的
なGSM電話機におけるALC回路(自動レベル調整回
路)を図2に示す。
【0004】このALC回路は、送信電力を増幅する電
力増幅器1と、カプラ2と、電力検波部3と、ゲインコ
ントロール部4と、CPU5と、メモリ6と、D/Aコ
ンバータ7と、フィルタ(ローパスフィルタ)8とを備
えている。電力増幅器1は自身のゲイン、すなわち送信
電力に対するゲインを可変可能とする外部入力端子(以
下、ゲインコントロール端子と呼ぶ)1aを有してい
る。電力検波部3は検波ダイオード9と抵抗10とによ
って構成されている。ゲインコントロール部4はオペア
ンプ11と抵抗12,13とコンデンサ14とで構成さ
れている。
【0005】ゲインコントロール部4において、抵抗1
2,13およびコンデンサ14は、オペアンプ11のゲ
インや過渡応答等を調整するために設けられている。C
PU5は携帯電話機全体を制御する。メモリ6には、C
PU5を動作させるためのプログラムなどの他、PL5
〜PL19の各出力電力の設定値が格納されている。こ
の例において、PL5〜PL19の設定値は、時間の経
過と共に段階的に上昇し、所定値になった後、段階的に
下降するパターンとされている。このPL5〜PL19
の設定値のパターンがPL5〜PL19用のALC制御
用データとしてメモリ6に格納されている。すなわち、
メモリ6には、15個のALC制御用データテーブルが
ある。
【0006】このALC回路において、電力増幅器1で
増幅された送信波は、カプラ2を介してアンテナ側へ送
られる。この際、大部分の電力はアンテナ側へ送られる
が、一部の電力が電力検波部3に供給される。電力検波
部3は、ダイオード9と抵抗10とによって一般的な包
絡線検波を行い、電力増幅器1の出力電力に応じた直流
電圧成分(検出電圧)Vaを抵抗12を介してオペアン
プ11の反転入力端へ与える。
【0007】一方、CPU5は、メモリ6から取り出す
設定値のパワーレベルを指示する。例えば、CPU5が
PL5の送信出力電力を指示した場合、D/Aコンバー
タ7はメモリ6からPL5用のALC制御用データを読
み込み、D/A変換し、直流電圧成分(アナログ電圧)
Vbを出力する。D/Aコンバータ7が出力するアナロ
グ電圧Vbはフィルタ8へ与えられる。フィルタ8は、
アナログ電圧Vbの階段状部分を平滑化してVb’と
し、オペアンプ11の非反転入力端へ与える。図3にD
/Aコンバータ7が出力するアナログ電圧Vbを示す。
図3にはPL5とPL19しか示していないが、実際に
はCPU5からの指示に応じ、PL5からPL19まで
15種類のパターンのアナログ電圧Vbとなる。
【0008】オペアンプ11は、電力検波部3からの検
出電圧VaとD/Aコンバータ7からのフィルタ8を介
するアナログ電圧Vb’とを比較し、その差分を電力増
幅器1のゲインコントロール端子1aへ与える。例え
ば、検出電圧Vaがアナログ電圧Vb’よりも低い場
合、電力増幅器1へのゲインコントロール端子電圧を上
げ、電力増幅器1の出力電力を大きくする。つまり、こ
のALC回路では、D/Aコンバータ7の出力電圧Vb
に電力増幅器1の出力電力が追従する一種の閉ループ制
御系になる。
【0009】したがって、CPU5がPL5の送信出力
電力を指示すれば、その指示期間における電力増幅器1
の出力電力はメモリ6に格納されているPL5の出力電
力の設定値に応じた値となる。ここで、工場出荷時にお
いて出力電力を調整する場合、PL5の指示期間におけ
る電力増幅器1の出力電力の最大値がPL5の規定の電
力レベルでない場合には、規定の電力レベルとなるよう
に、メモリ6内のPL5の設定値を調整する。同様に、
PL6〜PL19についても、PL6〜PL19の指示
期間における電力増幅器1の出力電力の最大値がPL6
〜PL19の規定の電力レベルになるように、メモリ6
内のPL6〜PL19の設定値を調整する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】電力増幅器1のゲイン
コントロール端子電圧と出力電力の特性を図4に示す。
図4において、Aは送信出力電力の小さい(例えば、P
L19)ところを示し、Bは送信出力電力の大きい(例
えば、PL5)ところを示す。送信出力電力が大きいB
の付近ではゲインコントロール端子電圧の変化に対する
出力電力の変化幅は小さい。これに対し、送信出力電力
が小さいAの付近では、ゲインコントロール端子電圧の
変化に対する出力電力の変化幅が大きい。このため、低
送信出力時(例えば、PL19の場合)、送信出力電力
を規定の電力レベルに正確に合わせ込むことができない
という不具合が発生していた。
【0011】すなわち、このALC回路において、D/
Aコンバータ7として例えば9ビットのものを使用した
場合、D/Aコンバータ7に設定可能な設定値は29
512、つまり0から511となる。D/Aコンバータ
7の出力電圧範囲を0〜2Vとすると、このD/Aコン
バータ7の分解能は2V/512=3.9mVとなり、
D/Aコンバータ7への設定値が1変化すると、D/A
コンバータ7の出力電圧は3.9mV変化することにな
る。例えば、PL19の場合、D/Aコンバータ7への
設定値を1変化させると、D/Aコンバータ7の出力電
圧が3.9mV変化し、電力増幅器1の出力電力も大き
く変化する。したがって、この出力電力の変化幅よりも
小さな調整ができず、規定の電力レベルに正確に合わせ
込むことができない。
【0012】なお、この問題を回避するために、D/A
コンバータ7として分解能の高いものを用いることが考
えられるが、D/Aコンバータ7が高価になったり、分
解能が増えた分メモリ6に格納されるデータが大きくな
り、メモリ容量の増加という問題が生じる。
【0013】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、分解能の高
いD/Aコンバータを使用することなく、簡単な構成
で、低送信出力時の出力電力の規定のレベルへの調整を
容易に且つ正確に行うことの可能なALC回路を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、D/A変換部からのアナログ電圧を
分圧し分圧アナログ電圧とする分圧部と、分圧アナログ
電圧およびD/A変換部からのアナログ電圧を入力とし
その何れか一方を選択出力する切替スイッチ部とを設
け、D/A変換部への設定値のパワーレベルを指定する
際、その指定パワーレベルに応じて切替スイッチ部の選
択出力モードを切り替えるようにしたものである。
【0015】この発明によれば、高パワーレベル(例え
ば、PL5〜PL18)の指定時には切替スイッチ部
(切替スイッチ16(図1参照))の選択出力モードを
D/A変換部(D/A変換器7)からのアナログ電圧を
出力するモードに切り替え、低パワーレベル(例えば、
PL19)の指定時には切替スイッチ部の選択出力モー
ドを分圧部(分圧回路15)からの分圧アナログ電圧を
出力するモードに切り替えるようにすると、低パワーレ
ベルの指定時には分圧部からの分圧アナログ電圧と電力
検出部(電力検波部9)からの検出電圧とが比較され、
その比較結果に基づいて電力増幅部(電力増幅器1)に
おける送信電力に対するゲインがコントロールされる。
この場合、電力検出部からの検出電圧と比較されるアナ
ログ電圧は、D/A変換部からのアナログ電圧を分圧し
た分圧アナログ電圧であり、指定パワーレベルの設定値
を1変化させたときの変化量が小さく、あたかもD/A
変換部の分解能が高くなったかのように作用する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1はこの発明に係るALC回路の一実
施の形態を示す回路図である。同図において、図2と同
一符号は同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省
略する。
【0017】この実施の形態では、D/Aコンバータ7
とフィルタ8との間に切替スイッチ16を設け、この切
替スイッチ16の第1の入力端子16AにD/Aコンバ
ータ7からのアナログ電圧Vbを与えるようにしてい
る。また、D/Aコンバータ7と切替スイッチ16の入
力端子16Aとの接続ラインと接地ラインとの間に抵抗
17と18との直列接続回路(分圧回路)15を設け、
抵抗17と18との接続点P1に生ずる分圧電圧Vc
を、すなわちD/Aコンバータ7からのアナログ電圧V
bを抵抗18と19とによって分圧したアナログ分圧電
圧Vcを、切替スイッチ16の第2の入力端子16Bに
与えるようにしている。
【0018】切替スイッチ16は、第1の入力端子16
Aと出力端子16Cとの接続モード時(第1の選択出力
モード時)には、D/Aコンバータ7からのアナログ電
圧Vbを選択出力する。第2の入力端子16Bと出力端
子16Cとの接続モード時(第2の選択出力モード時)
には、分圧回路15からの分圧アナログ電圧Vcを選択
出力する。この切替スイッチ16の選択出力モードの切
替はCPU5によって制御される。この実施の形態にお
いて、CPU5は、送信出力電力としてPL5〜PL1
8を指示する場合には切替スイッチ16を第1の選択出
力モードとし、PL19を指示する場合には第2の選択
出力モードとする。
【0019】〔PL5〜PL18の場合〕CPU5がP
L5〜PL18の送信出力電力を指示すると、D/Aコ
ンバータ7はメモリ6からPL5〜PL18用のALC
制御用データを読み込み、D/A変換し、直流電圧成分
(アナログ電圧)Vbを出力する。この場合、切替スイ
ッチ16は、CPU5からの制御により第1の選択出力
モードとされる。すなわち、第1の入力端子16Aと出
力端子16Cとの接続モードとされる。これにより、D
/Aコンバータ7からのアナログ電圧Vbが切替スイッ
チ16を通過し、フィルタ8で平滑化され、アナログ電
圧Vb’としてオペアンプ11の非反転入力端へ与えら
れる。
【0020】オペアンプ11は、電力検波部3からの検
出電圧VaとD/Aコンバータ7からのフィルタ8を介
するアナログ電圧Vb’とを比較し、その差分を電力増
幅器1のゲインコントロール端子1aへ与える。例え
ば、検出電圧Vaがアナログ電圧Vb’よりも低い場
合、電力増幅器1へのゲインコントロール端子電圧を上
げ、電力増幅器1の出力電力を大きくする。
【0021】したがって、CPU5がPL5〜PL18
の送信出力電力を指示した場合、その指示期間における
電力増幅器1の出力電力はメモリ6に格納されているP
L5〜PL18の出力電力の設定値に応じた値となる。
ここで、PL5〜PL18の指示期間における電力増幅
器1の出力電力の最大値がPL5〜PL18の規定の電
力レベルでない場合には、規定の電力レベルとなるよう
に、メモリ6内のPL5〜PL18の設定値を調整す
る。
【0022】〔PL19の場合〕CPU5がPL19の
送信出力電力を指示すると、D/Aコンバータ7はメモ
リ6からPL19用のALC制御用データを読み込み、
D/A変換し、直流電圧成分(アナログ電圧)Vbを出
力する。この場合、切替スイッチ16は、CPU5から
の制御により第2の選択出力モードとされる。すなわ
ち、第2の入力端子16Bと出力端子16Cとの接続モ
ードとされる。これにより、分圧回路15によって分圧
された分圧アナログ電圧Vcが切替スイッチ16を通過
し、フィルタ8で平滑化され、アナログ電圧Vc’とし
てオペアンプ11の非反転入力端へ与えられる。
【0023】オペアンプ11は、電力検波部3からの検
出電圧VaとD/Aコンバータ7からのフィルタ8を介
するアナログ電圧Vc’とを比較し、その差分を電力増
幅器1のゲインコントロール端子1aへ与える。例え
ば、検出電圧Vaがアナログ電圧Vc’よりも低い場
合、電力増幅器1へのゲインコントロール端子電圧を上
げ、電力増幅器1の出力電力を大きくする。
【0024】したがって、CPU5がPL9の送信出力
電力を指示した場合、その指示期間における電力増幅器
1の出力電力はメモリ6に格納されているPL19の出
力電力の設定値に応じた値となる。なお、この場合のP
L19の出力電力の設定値は、分圧回路15での分圧比
に応じて定める。例えば、分圧比を1:1とした場合、
従来の設定値の2倍とする。ここで、PL19の指示期
間における電力増幅器1の出力電力の最大値がPL19
の規定の電力レベルでない場合には、規定の電力レベル
となるように、メモリ6内のPL19の設定値を調整す
る。この場合、設定値を1変化させたときの電力増幅器
1の出力電力の変化量は小さく、これにより規定の電力
レベルに容易に且つ正確に合わせ込むことが可能とな
る。
【0025】例えば、分圧回路15の分圧比を1:1と
すると、すなわち抵抗17,18の抵抗比を1:1とす
ると、切替スイッチ16から出力されるアナログ分圧電
圧VcはD/Aコンバータ7からの出力電圧Vbの半分
となる。具体的には、D/Aコンバータ7のビット数を
9ビットとすると、D/Aコンバータ7に設定可能な設
定値の段階数は29 =512、つまり0から511とな
る。D/Aコンバータ7の出力電圧範囲を0〜2Vとす
ると、このD/Aコンバータ7の分解能は2V/512
=3.9mVとなり、D/Aコンバータ7の設定値が1
変化すると、D/Aコンバータ7の出力電圧は3.9m
V変化することになる。しかし、抵抗17,18で分圧
されるので切替スイッチ16から出力されるアナログ分
圧電圧Vcは、D/Aコンバータ7の設定値が1変化し
た場合でも、3.9mV/2=1.95mVとなる。
【0026】図4にて、Aの付近がパワーレベルPL1
9の出力電力とし、曲線の傾きを1dB/mVとする
と、切替スイッチ16が第1の選択出力モード(アナロ
グ電圧Vbを出力)である場合、電力増幅器1の出力電
力の変化量は1*3.9=3.9dBとなる。切替スイ
ッチ16が第2の選択出力モードである場合(分圧アナ
ログ電圧Vcを出力)、電力増幅器1の出力電力の変化
量は1*1.95=1.95dBとなる。
【0027】なお、上述においては、パワーレベルがP
L19の場合にのみ切替スイッチ16を第2の選択出力
モードに切り替えるようにしたが、どのパワーレベルで
切り替えるかは自由である。すなわち、パワーレベルが
PL18でも微調整が必要な場合、PL18とPL19
にて切替スイッチ16の選択出力モードを切り替えるよ
うにしてもよい。
【0028】また、分圧を目的とした抵抗17,18の
比率を変化させれば、当然ながら電力増幅器1の変化量
をより微少にする事も可能である。抵抗17,18の比
率を2:1とすれば、D/Aコンバータ7の設定値が1
変化した場合のアナログ分圧電圧Vcの変化量は3.9
mV/3=1.3mVとなり、電力増幅器1の出力電力
の変化量は1*1.3=1.3dBとなる。
【0029】また、本実施の形態では、切替スイッチ1
6の後段にフィルタ8を設けたが、必ずしも設けなくて
もよい。また、本実施の形態では、メモリ6に格納させ
る設定値を時間の経過と共に段階的に上昇し、所定値に
なった後、段階的に下降するパターンとしたが、必ずし
もこのようなパターンとしなくてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、D/A変換部からのアナログ電圧を分圧
し分圧アナログ電圧とする分圧部と、分圧アナログ電圧
およびD/A変換部からのアナログ電圧を入力としその
何れか一方を選択出力する切替スイッチ部とを設け、D
/A変換部への設定値のパワーレベルを指定する際、そ
の指定パワーレベルに応じて切替スイッチ部の選択出力
モードを切り替えるようにしたので、低パワーレベル指
定時に切替スイッチ部の選択出力モードを分圧アナログ
電圧を出力するモードに切り替えることにより、電力増
幅部の変化量を自在にすることが可能となり、その変化
量を微少にすることにより、分解能の高いD/Aコンバ
ータを使用することなく、低送信出力時でも出力電力の
規定のレベルへの調整を容易に且つ正確に行えることが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るALC回路の一実施の形態を示
す回路図である。
【図2】 従来のALC回路を示す回路図である。
【図3】 このALC回路におけるD/Aコンバータの
出力電圧例を示す図である。
【図4】 このALC回路における電力増幅器のゲイン
コントロール端子電圧と出力電力の特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…電力増幅器、1a…ゲインコントロール端子、2…
カプラ、3…電力検波部、4…ゲインコントロール部、
5…CPU、6…メモリ、7…D/Aコンバータ、8…
フィルタ(ローパスフィルタ)、9…ダイオード、1
0,12,13,17,18…抵抗、11…オペアン
プ、14…コンデンサ、15…分圧回路、16…切替ス
イッチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信電力を増幅する電力増幅部と、 この電力増幅部からの増幅された送信電力を検出しその
    電力値に応じた検出電圧を出力する電力検出部と、 複数種類のパワーレベルに応じた設定値が格納されたメ
    モリ部と、 このメモリ部から取り出される設定値をアナログ電圧に
    変換するD/A変換部と、 このD/A変換部からのアナログ電圧を分圧し分圧アナ
    ログ電圧とする分圧部と、 この分圧部からの分圧アナログ電圧および前記D/A変
    換部からのアナログ電圧を入力としその何れか一方を選
    択出力する切替スイッチ部と、 この切替スイッチ部からのアナログ電圧と前記電力検出
    部からの検出電圧とを比較し、その比較結果に基づいて
    前記電力増幅部における送信電力に対するゲインをコン
    トロールするゲインコントロール部と、 前記D/A変換部への設定値のパワーレベルを指定する
    とともにその指定パワーレベルに応じて前記切替スイッ
    チ部の選択出力モードを切り替える制御部とを備えたこ
    とを特徴とする自動レベル制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ゲインコントロ
    ール部において比較される切替スイッチ部からのアナロ
    グ電圧はローパスフィルタを通して与えられることを特
    徴とする自動レベル制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記制御部
    は、高パワーレベルの指定時には前記切替スイッチ部の
    選択出力モードを前記D/A変換部からのアナログ電圧
    を出力するモードに切り替え、低パワーレベルの指定時
    には前記切替スイッチ部の選択出力モードを前記分圧部
    からの分圧アナログ電圧を出力するモードに切り替える
    ことを特徴とする自動レベル制御回路。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項において、前
    記メモリ部に格納された設定値が時間の経過と共に段階
    的に上昇し、所定値になった後、段階的に下降するパタ
    ーンとされていることを特徴とする自動レベル制御回
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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