JP2004015140A - 電子黒板装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】参加者情報の収集を正確にかつ効率的に行うことができる電子黒板装置を提供する。
【解決手段】電子黒板装置は、電子黒板機能51、制御部52、記憶部53、外部I/F54、LANI/F56、PCI/F57、入力装置(入力部)41をそなえる。会議開催前に、会議参加者は、各々、入力装置41に参加者情報である社員番号を入力して着席する。会議中に電子黒板装置の筆記シートに書かれた会議議事録は、画像読取部で読み取られて記憶部53に記憶される。会議終了後、入力された社員番号と記憶部53に記憶されている会議関係者の基礎情報とを照合して、会議参加者名簿を作成し、会議議事録とともに会議参加者に配信する。
【選択図】 図5
【解決手段】電子黒板装置は、電子黒板機能51、制御部52、記憶部53、外部I/F54、LANI/F56、PCI/F57、入力装置(入力部)41をそなえる。会議開催前に、会議参加者は、各々、入力装置41に参加者情報である社員番号を入力して着席する。会議中に電子黒板装置の筆記シートに書かれた会議議事録は、画像読取部で読み取られて記憶部53に記憶される。会議終了後、入力された社員番号と記憶部53に記憶されている会議関係者の基礎情報とを照合して、会議参加者名簿を作成し、会議議事録とともに会議参加者に配信する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、会議において板書し、その内容を必要に応じてプリンタで印刷したり、データとして保存することのできる電子黒板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から会議で使用されている電子黒板装置の中には、例えば、特開平11−59072号公報に開示されているようなものがある。これによると、図13に示すように、例えば、操作パネル82を操作することによって、制御部83がシート搬送部84を駆動して筆記シート81を搬送し、筆記シート81上に書かれた絵や文字は、画像読取部85にて読み取られ、会議議事録として、記憶部86に記憶されるようになっていた。
【0003】
この会議議事録は、制御部83の指示により、PCI/F87を介してパーソナルコンピュータであるPC88に送信され、会議世話役が、例えば、会議議事録を加筆、修正したり、会議議事録に会議の名称や開催日時などのヘッダを付記して、会議議事録としての体裁を整える。そして、会議世話役が、会議参加者のメールアドレスを入力して、LANI/F92を介してLAN89に接続し、LAN端末90,91に配信していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電子黒板装置では、会議議事録や会議参加者名簿などの会議情報を会議参加者のメールアドレスに配信するために、会議世話役が会議参加者リストを作成し、それぞれの会議参加者のメールアドレスを入力して配信しなければならず、効率が悪いという問題があった。また、会議世話役が会議参加者のメールアドレスを選択する際に、誤選択や選択もれが生じる恐れもあった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、参加者情報の収集を正確にかつ効率的に行うことができる電子黒板装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、会議参加者の参加者情報を入力しうる入力部と、その入力部より入力した前記参加者情報を記憶する入力情報記憶部とをそなえることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子黒板装置において、前記入力部が前記参加者情報を入力する操作部をそなえることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子黒板装置において、前記入力部が前記参加者情報を読み取る情報読取部をそなえることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の電子黒板装置において、会議関係者の基礎情報を記憶する基礎情報記憶部がそなえられていることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1に記載の電子黒板装置において、前記会議参加者に会議情報を配信する機能がそなえられていることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電子黒板装置において、前記会議情報を編集するための外部編集装置と外部接続されていることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1に記載の電子黒板装置において、前記入力部が、電子黒板本体から取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1に記載の電子黒板装置において、前記入力部が、電子黒板本体から別体に独立してそなえられていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
【0015】
図1は、本発明の電子黒板装置の一例としての電子黒板装置の概略正面図である。図に示すように、電子黒板装置には、電子黒板本体2、操作部4、プリンタ5、スタンド6などがそなえられている。
【0016】
電子黒板本体2は、枠部2aから、消去可能に書き込みを行うことのできる筆記シート1の一部を表に臨ませて、第1書込面1aを形成する。また、操作パネル4は、後述する操作キーにより電子黒板装置の各種操作を行うものである。
【0017】
そして、プリンタ5は、筆記シート1上に書き込まれた内容を用紙に印刷出力するものである。さらに、スタンド6は、下部にキャスタ7を設け、電子黒板本体2を直立状態で支えるものである。なお、プリンタ5は、取付部8によりスタンド6に取り付けられている。
【0018】
電子黒板本体2は、図2に示すように、フレーム9の内部にシート搬送部19、画像読取部14、不図示の制御部などをそなえる。シート搬送部19は、駆動ローラ11と従動ローラ12をそなえ、筆記シート1は、駆動ローラ11と従動ローラ12との間に掛け回され、第1書込面1aと第2書込面1bを形成する。
【0019】
また、駆動ローラ11には、図示しない駆動源であるステップモータが接続され、従動ローラ12には、図示しないシートテンション機構が配置され、筆記シート1に張力を施している。さらに、第1書込面1aの裏面側には、ボード13が設けられている。
【0020】
また、筆記シート1の奥には、第1書込面1a、第2書込面1bに書込まれた絵や文字を、読取位置Pにおいて読み取る画像読取部14をそなえ、画像読取部14は、光源15、ミラー16、レンズ17、光―電気変換器であるCCD18をそなえる。
【0021】
そして、操作パネル4は、詳しくは図3に示すように構成されている。すなわち、操作パネル4には、電子黒板装置の電源のON,OFFを行う電源キー22、スクリーンシート1の先送りを行う送りキー23、プリンタ5のヘッドをクリーニングするクリーニングキー25、読取濃度を変更する濃度キー26、コピーモードを変更するモードキー27、コピー枚数を変更する枚数キー28、印刷を開始するコピーキー29、コピーを中断させるコピーストップキー30、会議議事録を保存する保存キー74、会議出席者名簿と会議議事録に付すヘッダを作成するヘッダキー75、会議出席者名簿を作成する名簿キー76、作成した会議情報を会議参加者あてに配信する配信キー77、作成するヘッダや操作メッセージなどを表示するディスプレイ78、ヘッダを作成する際に文字を入力する入力キー79、入力した文字を漢字変換したり変換した漢字を確定する変換確定キー80がそなえられている。なお、電源キー22をONにすると、読取濃度、コピーモードは標準に設定され、コピー枚数は1枚に設定される。
【0022】
加えて、電源がONのときに点灯する電源LED31、紙詰まりなどのエラーが発生したときに点灯するエラーLED32、クリーニング作動中に点灯するクリーニングLED33、濃度キー26により読取濃度を濃く設定したときに点灯する濃いLED34、薄く設定したときに点灯する薄いLED35、モードキー27により追加コピーを設定したときに点灯する追加LED36、第1書込面1aと第2書込面1bの2ページ分を縮小して1枚の用紙にコピーする、2ページ集約を設定したときに点灯する2ページ集約LED37、枚数キー28が押される毎に1〜9までの数字を変化して表示する7セグメントLED38などの複数のLEDがそなえられている。
【0023】
このように構成された電子黒板装置を使用するときは、図3の操作部4の電源キー22を押下し、電源をONにして、電源LED31を点灯させる。次に、図1の第1書込面1aに、図示しないペンで絵や文字などを書き込む。
【0024】
第1書込面1aがいっぱいになったら、送りキー23を押し、スクリーンシート1を送り、第2書込面1bを表に臨ませ、続けて絵や文字などを書き込む。そして、第1書込面1aの内容を見たいときは、戻しキー24を押し、スクリーンシート1を戻し、第1書込面1aを表に臨ませる。
【0025】
一方、エラーが生じたときには、エラーLED32が点灯し、ユーザーに警告する。
【0026】
そして、第1書込面1aの書込み内容を読み取って印刷するには、図3の操作パネル4において、コピーキー29を押下する。なお、前述のように、電源キー22をONにすると、読取濃度、コピーモードは標準に設定され、コピー枚数は1枚に設定されるので、読取濃度を変更するときは濃度キー26を、コピーモードを変更するときはモードキー27を、コピー枚数を変更するときは枚数キー28を必要に応じてそれぞれ押下して変更した後、コピーキー29を押下する。
【0027】
すると、図2において、図示しない駆動モータが、駆動ローラ11を回転させて筆記シート1を矢印のa方向に搬送しながら、第1書込面1aの先端から読取位置Pを順次通過して、第1書込面1aの書込み内容を画像読取部14で順次読み取り、プリンタ5に送信して用紙に印刷することによりコピーがなされる。
【0028】
ところで、電子黒板本体2の枠部2aには、図4に示すような入力装置(入力部)41が取り外し可能に取り付けられている。入力装置41は、表示部42、テンキー43、Enterキー44、Clearキー45、送信キー46からなる操作部をそなえる。表示部42は、6桁の7セグメントLEDからなり、テンキー43は0〜9までの数字をそなえる。
【0029】
また、Enterキー44は、テンキー43により数字を確定させるものであり、Clearキー45は、テンキー43により入力した数字を取り消すものである。さらに、送信キー46は、Enterキー44により確定された6桁の数字を送信するためのものである。
【0030】
図5には、この発明の電子黒板装置のブロック図を示す。電子黒板装置は、電子黒板機能51、入力装置(入力部)41、記憶部53、制御部52をそなえ、さらに、電子黒板装置の外部に接続された外部記憶機器55とのインターフェイスである外部I/F54、LANとのインターフェイスであるLANI/F56、PC58とのインターフェイスであるPCI/F57をそなえる。
【0031】
電子黒板機能51は、前述のような、筆記シート1上に書かれた絵や文字を画像読取部14にて読み取り、プリンタ5に印刷したり、筆記シート1を先送り、あるいは、後戻ししたりする機能である。制御部52は、電子黒板装置のあらゆる機能を制御するものであり、後述する会議参加者名簿の作成や会議参加者に対して会議参加者名簿や会議議事録などの会議情報の配信をしたりするものである。
【0032】
また、操作部をそなえた入力装置41は、会議参加者の参加者情報を入力するもので、制御部52と取り外し可能に接続されている。
【0033】
さらに、記憶部53は、不図示の入力情報記憶部と基礎情報記憶部をそなえ、前者は、入力装置41により入力した参加者情報を記憶するものであり、後者は、ユーザーである会社の社員(会議関係者)の基礎情報を記憶するものである。さらに、外部I/F54は、電子黒板装置と外部の記憶機器55、例えば、MOドライブ、CDドライブ、フレキシブルディスクドライブなどとを繋ぐものである。
【0034】
そして、LANI/F56は、電子黒板装置とLAN(ローカルエリアネットワーク)を繋ぐためのものであり、PCI/F57は、電子黒板装置と外部接続されたPC(パーソナルコンピュータ)58とを繋ぐものである。また、LANには、端末60a〜60dが接続され、さらにWAN59と接続されている。
【0035】
ところで、記憶部53に記憶された基礎情報64は、図6に示すように、会社の社員の社員番号、氏名、メールアドレス、IPアドレス、所属の電話番号など各社員に固有のデータである。
【0036】
このように構成された電子黒板装置を用いて会議を行い、その会議情報を会議参加者に配信するには、まず、図7に示すように、会議参加者であるAさんは会議室に入室後、電子黒板本体2の枠部2aにある入力装置41に自分の社員番号(参加者情報)である「000012」を入力して、参加者登録を行う。
【0037】
詳しくは、図4において、入力装置41のテンキー43を用いて「000012」を入力すると、表示部42に「000012」が表示されるので、その入力した番号が正しければ、Enterキー44を押下して入力した番号を確定し、送信キー46を押下して制御部52に送信する。また、入力した社員番号が誤っているときは、Clearキー45を押下して入力し直す。
【0038】
次に、Bさんが会議室に入室後、自分の社員番号である「000016」を入力し、Enterキー44を押下した後、送信キー46を押下して制御部52に送信する。すると、入力された社員番号により、記憶部53に会議参加者リスト61が作成されていく。そして、会議出席者全員が参加者登録を行い、着席したら会議を開始する。
【0039】
なお、会議開始後、遅刻者が入室した場合には、入力装置41を電子黒板本体2から外し、その遅刻者が着席した場所に移動させて、遅刻者は、着席したままで社員番号を入力して、送信キー46を押下する。すると、入力装置41の図示しない送信部より無線信号が送信され、電子黒板本体2の図示しない受信部がこれを受信して、記憶部53に記憶し、参加者リストが更新される。
【0040】
会議においては、前述の要領で電子黒板装置の筆記シート1の第1書込面1aに会議の議事録を書き込み、図3の操作パネル4の保存キー74を押下すると、筆記シート1が搬送され、第1書込面1aの先端から画像読取部14が順次、読み取り、会議議事録として記憶部53に記憶する。続けて、第2書込面1bに議事録を書き込み、保存キー74を押下すると、第2書込面1bの先端から画像読取部14が順次、読み取り、会議議事録として記憶部53に記憶する。
【0041】
会議終了後、会議世話役は、操作パネル4にあるヘッダキー75を押下し、入力キー79でヘッダとなる文字を入力する。この入力した文字は、ディスプレイ78に表示され、変換キー80で漢字変換しながら、ヘッダを作成する。ヘッダの作成が終了したら再びヘッダキー75を押下すると、記憶部53に記憶されている会議議事録に、図8に示すようなヘッダ62を付した会議議事録63が作成されると、ディスプレイ78に会議議事録63の作成が完了した旨が表示される。
【0042】
次に、操作パネル4にある名簿キー76を押下すると、図9に示すように、記憶部53に記憶されている会議参加者リスト61の社員番号と、記憶部53に記憶されている基礎情報64の社員番号を照合し、基礎情報64から、会議出席者の氏名、所属部署、メールアドレス、所属部署の電話番号を引き出して、図10に示すようなヘッダ66を付した会議参加者名簿65が作成されると、ディスプレイ78に会議参加者名簿65の作成が完了した旨が表示される。
【0043】
なお、この例では、会議参加者名簿65には、会議参加者の氏名、所属部署、メールアドレス、所属部署の電話番号を記載したが、必要に応じて他の情報を加えてもよい。
【0044】
そして、会議議事録63と会議参加者名簿65を、LANを介して会議参加者全員に配信するには、図3の操作パネル4の配信キー77を押下する。すると、ディスプレイ78に配信中のメッセージが表示されて、会議参加者名簿作成時に基礎情報64から引き出したメールアドレスに従って、会議情報である会議議事録63と会議参加者名簿65が会議参加者全員あてに自動的に配信され、会議情報の配信が完了するとその旨のメッセージがディスプレイ78に表示される。
【0045】
会議参加者は、各々のLAN端末60a〜60dにて、自己のメールアドレスあてに配信された会議情報を得ることができる。
【0046】
この例では、基礎情報64を記憶部53に記憶させたが、これに限定されるものではなく、外部記憶機器55に装着される、MO、CD、フレキシブルディスクなどの記憶媒体に記憶させてもよい。
【0047】
また、この例では、会議参加者は、入力装置41に社員番号を入力することによって参加者登録を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、社員がそれぞれ磁気カードを所持し、その磁気カードをカードリーダに読ませることによって、会議の参加者登録をしてもよい。
【0048】
すなわち、図11に示すように、入力装置71に操作部とカードリーダ(情報読取部)72を設ける。そして、このカードリーダ72に磁気カードを読み取らせることによって会議の参加者登録を行う。また、操作部には、図4にて説明したものと同様に、表示部42、テンキー43、Enterキー44、Clearキー45、送信キー46をそなえるので、磁気カードを携帯し忘れた場合には、テンキー43による社員番号入力により、参加者登録を行うことができる。
【0049】
つまり、社員が所持する磁気カードをカードリーダ72に読み取らせること、あるいは、操作部に社員番号を手で入力することのいずれかの方法によって参加者登録を行うことができる。
【0050】
さらに、入力装置(入力部)にカードリーダ(情報読取部)のみをそなえ、磁気カードをカードリーダ72で読ませて、記憶部53に参加者情報を記憶し、その参加者情報をもとに会議参加者名簿を作成してもよい。
【0051】
加えて、磁気カードには、参加者情報として、社員番号の他に、氏名、メールアドレス、所属部署名、所属電話番号などの基礎情報を記憶させておくようにしてもよい。この場合には、記憶部53に基礎情報記憶部を設けて、会議関係者の基礎情報64を予め記憶させることはせず、入力情報記憶部にてカードリーダ72によって読み取った会議参加者の基礎情報64を記憶させる。
【0052】
また、上記の磁気カードに代えて、例えば、ICカードを用いてもよい。また、参加者登録の際に、社員番号を用いるのではなく、たとえば、参加者の指紋を指紋照合装置で読み取り、参加者リストを作成するようにしてもよい。
【0053】
さらに、上述の例では、入力装置41,71は、電子黒板本体2の枠部2aに取り外し可能にそなえられていたが、図12に示すように、電子黒板本体2の枠部2aに内蔵入力装置を設け、加えて、有線あるいは無線による入力装置を電子黒板本体2から別体に独立して、例えば会議室の入口付近に設けてもよい。この場合、入力が2箇所で行えるので、参加者登録を効率よく行うことができる。
【0054】
また、上述の例では、取り外し可能な入力部は、無線で電子黒板本体に信号を送ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、有線で電子黒板本体に信号を送ってもよい。
【0055】
さらに、画像読取部によって読み取った会議議事録や、制御部52にて作成した会議参加者名簿を編集するためのPC(外部編集装置)58を電子黒板装置のPCI/F57を介して外部接続してもよい。
【0056】
加えて、このPC58で編集された会議議事録をPC58から会議参加者あてに配信するように設定してもよい。この場合、参加者情報や基礎情報は、PC58において記憶し、これらの情報から会議参加者名簿を作成した後、会議情報を会議参加者に配信する。
【0057】
また、上述の例では、筆記シート上に消去可能に書込みを行うとともに、その書込み内容を筆記シートを搬送しながら画像読取部で読み取る電子黒板装置につして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、筆記具で板書を行う際に、筆記具の位置を光学的に検出することによって書込み内容を読み取る電子黒板装置にも適用しうる。
【0058】
【発明の効果】
したがって、この発明によれば、電子黒板装置が、会議参加者の参加者情報を入力しうる入力部と、その入力部より入力した参加者情報を記憶する入力情報記憶部とをそなえるので、会議参加者が入力部に参加者情報を入力するだけで、参加者情報の収集を正確にかつ効率的に行うことができる。
【0059】
請求項2に係る発明によれば、入力部が参加者情報を入力する操作部をそなえるので、会議参加者が参加者情報を簡便に入力することができる。
【0060】
請求項3に係る発明によれば、入力部が参加者情報を読み取る情報読取部をそなえるので、会議参加者が参加者情報を一層簡便に入力することができる。
【0061】
請求項4に係る発明によれば、会議関係者の基礎情報を記憶する基礎情報記憶部がそなえられているので、少ない参加者情報に基づき、より詳しい会議参加者リストを作成することができる。
【0062】
請求項5に係る発明によれば、会議参加者に会議情報を配信する機能がそなえられているので、会議情報を効率的にかつ、会議参加者を漏らすことなく正確に配信することができる。
【0063】
請求項6に係る発明によれば、会議情報を編集するための外部編集装置と外部接続されているので、会議室から離れた場所で会議情報を編集することができる。
【0064】
請求項7に係る発明によれば、入力部が、電子黒板本体から取り外し可能に取り付けられているので、必要に応じて入力部を電子黒板本体から離れた場所に容易に移動させることができ、例えば、会議の遅刻者が会議の進行を妨げることなく参加者情報を入力することができる。
【0065】
請求項8に係る発明によれば、入力部が、電子黒板本体から別体に独立してそなえられているので、入力部を電子黒板本体から離れた場所に設置することができ、例えば、会議の遅刻者が会議の進行を妨げることなく参加者情報を入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例としての電子黒板装置の概略正面図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】その操作部の正面図である。
【図4】その入力装置の斜視図である。
【図5】そのブロック図である。
【図6】この発明の一例としての電子黒板装置の記憶部が記憶する基礎情報のイメージ図である。
【図7】この発明の一例としての電子黒板装置を用いた会議の際の参加者登録を説明するための図である。
【図8】この発明の一例としての電子黒板装置により作成された会議議事録を示す図である。
【図9】記憶部に記憶された参加者情報を基礎情報と照合する様子を説明する図である。
【図10】この発明の一例としての電子黒板装置により作成された会議参加者名簿を示す図である。
【図11】この発明の他例としての電子黒板装置の入力装置の斜視図である。
【図12】さらに他例の入力装置のブロック図である。
【図13】従来の電子黒板装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 筆記シート
2 電子黒板本体
14 画像読取部
41,71 入力装置(入力部)
52 制御部
53 記憶部
58 PC(外部編集装置)
64 基礎情報
72 カードリーダ(情報読取部)
【発明の属する技術分野】
この発明は、会議において板書し、その内容を必要に応じてプリンタで印刷したり、データとして保存することのできる電子黒板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から会議で使用されている電子黒板装置の中には、例えば、特開平11−59072号公報に開示されているようなものがある。これによると、図13に示すように、例えば、操作パネル82を操作することによって、制御部83がシート搬送部84を駆動して筆記シート81を搬送し、筆記シート81上に書かれた絵や文字は、画像読取部85にて読み取られ、会議議事録として、記憶部86に記憶されるようになっていた。
【0003】
この会議議事録は、制御部83の指示により、PCI/F87を介してパーソナルコンピュータであるPC88に送信され、会議世話役が、例えば、会議議事録を加筆、修正したり、会議議事録に会議の名称や開催日時などのヘッダを付記して、会議議事録としての体裁を整える。そして、会議世話役が、会議参加者のメールアドレスを入力して、LANI/F92を介してLAN89に接続し、LAN端末90,91に配信していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電子黒板装置では、会議議事録や会議参加者名簿などの会議情報を会議参加者のメールアドレスに配信するために、会議世話役が会議参加者リストを作成し、それぞれの会議参加者のメールアドレスを入力して配信しなければならず、効率が悪いという問題があった。また、会議世話役が会議参加者のメールアドレスを選択する際に、誤選択や選択もれが生じる恐れもあった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、参加者情報の収集を正確にかつ効率的に行うことができる電子黒板装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、会議参加者の参加者情報を入力しうる入力部と、その入力部より入力した前記参加者情報を記憶する入力情報記憶部とをそなえることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子黒板装置において、前記入力部が前記参加者情報を入力する操作部をそなえることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子黒板装置において、前記入力部が前記参加者情報を読み取る情報読取部をそなえることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の電子黒板装置において、会議関係者の基礎情報を記憶する基礎情報記憶部がそなえられていることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1に記載の電子黒板装置において、前記会議参加者に会議情報を配信する機能がそなえられていることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電子黒板装置において、前記会議情報を編集するための外部編集装置と外部接続されていることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1に記載の電子黒板装置において、前記入力部が、電子黒板本体から取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1に記載の電子黒板装置において、前記入力部が、電子黒板本体から別体に独立してそなえられていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
【0015】
図1は、本発明の電子黒板装置の一例としての電子黒板装置の概略正面図である。図に示すように、電子黒板装置には、電子黒板本体2、操作部4、プリンタ5、スタンド6などがそなえられている。
【0016】
電子黒板本体2は、枠部2aから、消去可能に書き込みを行うことのできる筆記シート1の一部を表に臨ませて、第1書込面1aを形成する。また、操作パネル4は、後述する操作キーにより電子黒板装置の各種操作を行うものである。
【0017】
そして、プリンタ5は、筆記シート1上に書き込まれた内容を用紙に印刷出力するものである。さらに、スタンド6は、下部にキャスタ7を設け、電子黒板本体2を直立状態で支えるものである。なお、プリンタ5は、取付部8によりスタンド6に取り付けられている。
【0018】
電子黒板本体2は、図2に示すように、フレーム9の内部にシート搬送部19、画像読取部14、不図示の制御部などをそなえる。シート搬送部19は、駆動ローラ11と従動ローラ12をそなえ、筆記シート1は、駆動ローラ11と従動ローラ12との間に掛け回され、第1書込面1aと第2書込面1bを形成する。
【0019】
また、駆動ローラ11には、図示しない駆動源であるステップモータが接続され、従動ローラ12には、図示しないシートテンション機構が配置され、筆記シート1に張力を施している。さらに、第1書込面1aの裏面側には、ボード13が設けられている。
【0020】
また、筆記シート1の奥には、第1書込面1a、第2書込面1bに書込まれた絵や文字を、読取位置Pにおいて読み取る画像読取部14をそなえ、画像読取部14は、光源15、ミラー16、レンズ17、光―電気変換器であるCCD18をそなえる。
【0021】
そして、操作パネル4は、詳しくは図3に示すように構成されている。すなわち、操作パネル4には、電子黒板装置の電源のON,OFFを行う電源キー22、スクリーンシート1の先送りを行う送りキー23、プリンタ5のヘッドをクリーニングするクリーニングキー25、読取濃度を変更する濃度キー26、コピーモードを変更するモードキー27、コピー枚数を変更する枚数キー28、印刷を開始するコピーキー29、コピーを中断させるコピーストップキー30、会議議事録を保存する保存キー74、会議出席者名簿と会議議事録に付すヘッダを作成するヘッダキー75、会議出席者名簿を作成する名簿キー76、作成した会議情報を会議参加者あてに配信する配信キー77、作成するヘッダや操作メッセージなどを表示するディスプレイ78、ヘッダを作成する際に文字を入力する入力キー79、入力した文字を漢字変換したり変換した漢字を確定する変換確定キー80がそなえられている。なお、電源キー22をONにすると、読取濃度、コピーモードは標準に設定され、コピー枚数は1枚に設定される。
【0022】
加えて、電源がONのときに点灯する電源LED31、紙詰まりなどのエラーが発生したときに点灯するエラーLED32、クリーニング作動中に点灯するクリーニングLED33、濃度キー26により読取濃度を濃く設定したときに点灯する濃いLED34、薄く設定したときに点灯する薄いLED35、モードキー27により追加コピーを設定したときに点灯する追加LED36、第1書込面1aと第2書込面1bの2ページ分を縮小して1枚の用紙にコピーする、2ページ集約を設定したときに点灯する2ページ集約LED37、枚数キー28が押される毎に1〜9までの数字を変化して表示する7セグメントLED38などの複数のLEDがそなえられている。
【0023】
このように構成された電子黒板装置を使用するときは、図3の操作部4の電源キー22を押下し、電源をONにして、電源LED31を点灯させる。次に、図1の第1書込面1aに、図示しないペンで絵や文字などを書き込む。
【0024】
第1書込面1aがいっぱいになったら、送りキー23を押し、スクリーンシート1を送り、第2書込面1bを表に臨ませ、続けて絵や文字などを書き込む。そして、第1書込面1aの内容を見たいときは、戻しキー24を押し、スクリーンシート1を戻し、第1書込面1aを表に臨ませる。
【0025】
一方、エラーが生じたときには、エラーLED32が点灯し、ユーザーに警告する。
【0026】
そして、第1書込面1aの書込み内容を読み取って印刷するには、図3の操作パネル4において、コピーキー29を押下する。なお、前述のように、電源キー22をONにすると、読取濃度、コピーモードは標準に設定され、コピー枚数は1枚に設定されるので、読取濃度を変更するときは濃度キー26を、コピーモードを変更するときはモードキー27を、コピー枚数を変更するときは枚数キー28を必要に応じてそれぞれ押下して変更した後、コピーキー29を押下する。
【0027】
すると、図2において、図示しない駆動モータが、駆動ローラ11を回転させて筆記シート1を矢印のa方向に搬送しながら、第1書込面1aの先端から読取位置Pを順次通過して、第1書込面1aの書込み内容を画像読取部14で順次読み取り、プリンタ5に送信して用紙に印刷することによりコピーがなされる。
【0028】
ところで、電子黒板本体2の枠部2aには、図4に示すような入力装置(入力部)41が取り外し可能に取り付けられている。入力装置41は、表示部42、テンキー43、Enterキー44、Clearキー45、送信キー46からなる操作部をそなえる。表示部42は、6桁の7セグメントLEDからなり、テンキー43は0〜9までの数字をそなえる。
【0029】
また、Enterキー44は、テンキー43により数字を確定させるものであり、Clearキー45は、テンキー43により入力した数字を取り消すものである。さらに、送信キー46は、Enterキー44により確定された6桁の数字を送信するためのものである。
【0030】
図5には、この発明の電子黒板装置のブロック図を示す。電子黒板装置は、電子黒板機能51、入力装置(入力部)41、記憶部53、制御部52をそなえ、さらに、電子黒板装置の外部に接続された外部記憶機器55とのインターフェイスである外部I/F54、LANとのインターフェイスであるLANI/F56、PC58とのインターフェイスであるPCI/F57をそなえる。
【0031】
電子黒板機能51は、前述のような、筆記シート1上に書かれた絵や文字を画像読取部14にて読み取り、プリンタ5に印刷したり、筆記シート1を先送り、あるいは、後戻ししたりする機能である。制御部52は、電子黒板装置のあらゆる機能を制御するものであり、後述する会議参加者名簿の作成や会議参加者に対して会議参加者名簿や会議議事録などの会議情報の配信をしたりするものである。
【0032】
また、操作部をそなえた入力装置41は、会議参加者の参加者情報を入力するもので、制御部52と取り外し可能に接続されている。
【0033】
さらに、記憶部53は、不図示の入力情報記憶部と基礎情報記憶部をそなえ、前者は、入力装置41により入力した参加者情報を記憶するものであり、後者は、ユーザーである会社の社員(会議関係者)の基礎情報を記憶するものである。さらに、外部I/F54は、電子黒板装置と外部の記憶機器55、例えば、MOドライブ、CDドライブ、フレキシブルディスクドライブなどとを繋ぐものである。
【0034】
そして、LANI/F56は、電子黒板装置とLAN(ローカルエリアネットワーク)を繋ぐためのものであり、PCI/F57は、電子黒板装置と外部接続されたPC(パーソナルコンピュータ)58とを繋ぐものである。また、LANには、端末60a〜60dが接続され、さらにWAN59と接続されている。
【0035】
ところで、記憶部53に記憶された基礎情報64は、図6に示すように、会社の社員の社員番号、氏名、メールアドレス、IPアドレス、所属の電話番号など各社員に固有のデータである。
【0036】
このように構成された電子黒板装置を用いて会議を行い、その会議情報を会議参加者に配信するには、まず、図7に示すように、会議参加者であるAさんは会議室に入室後、電子黒板本体2の枠部2aにある入力装置41に自分の社員番号(参加者情報)である「000012」を入力して、参加者登録を行う。
【0037】
詳しくは、図4において、入力装置41のテンキー43を用いて「000012」を入力すると、表示部42に「000012」が表示されるので、その入力した番号が正しければ、Enterキー44を押下して入力した番号を確定し、送信キー46を押下して制御部52に送信する。また、入力した社員番号が誤っているときは、Clearキー45を押下して入力し直す。
【0038】
次に、Bさんが会議室に入室後、自分の社員番号である「000016」を入力し、Enterキー44を押下した後、送信キー46を押下して制御部52に送信する。すると、入力された社員番号により、記憶部53に会議参加者リスト61が作成されていく。そして、会議出席者全員が参加者登録を行い、着席したら会議を開始する。
【0039】
なお、会議開始後、遅刻者が入室した場合には、入力装置41を電子黒板本体2から外し、その遅刻者が着席した場所に移動させて、遅刻者は、着席したままで社員番号を入力して、送信キー46を押下する。すると、入力装置41の図示しない送信部より無線信号が送信され、電子黒板本体2の図示しない受信部がこれを受信して、記憶部53に記憶し、参加者リストが更新される。
【0040】
会議においては、前述の要領で電子黒板装置の筆記シート1の第1書込面1aに会議の議事録を書き込み、図3の操作パネル4の保存キー74を押下すると、筆記シート1が搬送され、第1書込面1aの先端から画像読取部14が順次、読み取り、会議議事録として記憶部53に記憶する。続けて、第2書込面1bに議事録を書き込み、保存キー74を押下すると、第2書込面1bの先端から画像読取部14が順次、読み取り、会議議事録として記憶部53に記憶する。
【0041】
会議終了後、会議世話役は、操作パネル4にあるヘッダキー75を押下し、入力キー79でヘッダとなる文字を入力する。この入力した文字は、ディスプレイ78に表示され、変換キー80で漢字変換しながら、ヘッダを作成する。ヘッダの作成が終了したら再びヘッダキー75を押下すると、記憶部53に記憶されている会議議事録に、図8に示すようなヘッダ62を付した会議議事録63が作成されると、ディスプレイ78に会議議事録63の作成が完了した旨が表示される。
【0042】
次に、操作パネル4にある名簿キー76を押下すると、図9に示すように、記憶部53に記憶されている会議参加者リスト61の社員番号と、記憶部53に記憶されている基礎情報64の社員番号を照合し、基礎情報64から、会議出席者の氏名、所属部署、メールアドレス、所属部署の電話番号を引き出して、図10に示すようなヘッダ66を付した会議参加者名簿65が作成されると、ディスプレイ78に会議参加者名簿65の作成が完了した旨が表示される。
【0043】
なお、この例では、会議参加者名簿65には、会議参加者の氏名、所属部署、メールアドレス、所属部署の電話番号を記載したが、必要に応じて他の情報を加えてもよい。
【0044】
そして、会議議事録63と会議参加者名簿65を、LANを介して会議参加者全員に配信するには、図3の操作パネル4の配信キー77を押下する。すると、ディスプレイ78に配信中のメッセージが表示されて、会議参加者名簿作成時に基礎情報64から引き出したメールアドレスに従って、会議情報である会議議事録63と会議参加者名簿65が会議参加者全員あてに自動的に配信され、会議情報の配信が完了するとその旨のメッセージがディスプレイ78に表示される。
【0045】
会議参加者は、各々のLAN端末60a〜60dにて、自己のメールアドレスあてに配信された会議情報を得ることができる。
【0046】
この例では、基礎情報64を記憶部53に記憶させたが、これに限定されるものではなく、外部記憶機器55に装着される、MO、CD、フレキシブルディスクなどの記憶媒体に記憶させてもよい。
【0047】
また、この例では、会議参加者は、入力装置41に社員番号を入力することによって参加者登録を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、社員がそれぞれ磁気カードを所持し、その磁気カードをカードリーダに読ませることによって、会議の参加者登録をしてもよい。
【0048】
すなわち、図11に示すように、入力装置71に操作部とカードリーダ(情報読取部)72を設ける。そして、このカードリーダ72に磁気カードを読み取らせることによって会議の参加者登録を行う。また、操作部には、図4にて説明したものと同様に、表示部42、テンキー43、Enterキー44、Clearキー45、送信キー46をそなえるので、磁気カードを携帯し忘れた場合には、テンキー43による社員番号入力により、参加者登録を行うことができる。
【0049】
つまり、社員が所持する磁気カードをカードリーダ72に読み取らせること、あるいは、操作部に社員番号を手で入力することのいずれかの方法によって参加者登録を行うことができる。
【0050】
さらに、入力装置(入力部)にカードリーダ(情報読取部)のみをそなえ、磁気カードをカードリーダ72で読ませて、記憶部53に参加者情報を記憶し、その参加者情報をもとに会議参加者名簿を作成してもよい。
【0051】
加えて、磁気カードには、参加者情報として、社員番号の他に、氏名、メールアドレス、所属部署名、所属電話番号などの基礎情報を記憶させておくようにしてもよい。この場合には、記憶部53に基礎情報記憶部を設けて、会議関係者の基礎情報64を予め記憶させることはせず、入力情報記憶部にてカードリーダ72によって読み取った会議参加者の基礎情報64を記憶させる。
【0052】
また、上記の磁気カードに代えて、例えば、ICカードを用いてもよい。また、参加者登録の際に、社員番号を用いるのではなく、たとえば、参加者の指紋を指紋照合装置で読み取り、参加者リストを作成するようにしてもよい。
【0053】
さらに、上述の例では、入力装置41,71は、電子黒板本体2の枠部2aに取り外し可能にそなえられていたが、図12に示すように、電子黒板本体2の枠部2aに内蔵入力装置を設け、加えて、有線あるいは無線による入力装置を電子黒板本体2から別体に独立して、例えば会議室の入口付近に設けてもよい。この場合、入力が2箇所で行えるので、参加者登録を効率よく行うことができる。
【0054】
また、上述の例では、取り外し可能な入力部は、無線で電子黒板本体に信号を送ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、有線で電子黒板本体に信号を送ってもよい。
【0055】
さらに、画像読取部によって読み取った会議議事録や、制御部52にて作成した会議参加者名簿を編集するためのPC(外部編集装置)58を電子黒板装置のPCI/F57を介して外部接続してもよい。
【0056】
加えて、このPC58で編集された会議議事録をPC58から会議参加者あてに配信するように設定してもよい。この場合、参加者情報や基礎情報は、PC58において記憶し、これらの情報から会議参加者名簿を作成した後、会議情報を会議参加者に配信する。
【0057】
また、上述の例では、筆記シート上に消去可能に書込みを行うとともに、その書込み内容を筆記シートを搬送しながら画像読取部で読み取る電子黒板装置につして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、筆記具で板書を行う際に、筆記具の位置を光学的に検出することによって書込み内容を読み取る電子黒板装置にも適用しうる。
【0058】
【発明の効果】
したがって、この発明によれば、電子黒板装置が、会議参加者の参加者情報を入力しうる入力部と、その入力部より入力した参加者情報を記憶する入力情報記憶部とをそなえるので、会議参加者が入力部に参加者情報を入力するだけで、参加者情報の収集を正確にかつ効率的に行うことができる。
【0059】
請求項2に係る発明によれば、入力部が参加者情報を入力する操作部をそなえるので、会議参加者が参加者情報を簡便に入力することができる。
【0060】
請求項3に係る発明によれば、入力部が参加者情報を読み取る情報読取部をそなえるので、会議参加者が参加者情報を一層簡便に入力することができる。
【0061】
請求項4に係る発明によれば、会議関係者の基礎情報を記憶する基礎情報記憶部がそなえられているので、少ない参加者情報に基づき、より詳しい会議参加者リストを作成することができる。
【0062】
請求項5に係る発明によれば、会議参加者に会議情報を配信する機能がそなえられているので、会議情報を効率的にかつ、会議参加者を漏らすことなく正確に配信することができる。
【0063】
請求項6に係る発明によれば、会議情報を編集するための外部編集装置と外部接続されているので、会議室から離れた場所で会議情報を編集することができる。
【0064】
請求項7に係る発明によれば、入力部が、電子黒板本体から取り外し可能に取り付けられているので、必要に応じて入力部を電子黒板本体から離れた場所に容易に移動させることができ、例えば、会議の遅刻者が会議の進行を妨げることなく参加者情報を入力することができる。
【0065】
請求項8に係る発明によれば、入力部が、電子黒板本体から別体に独立してそなえられているので、入力部を電子黒板本体から離れた場所に設置することができ、例えば、会議の遅刻者が会議の進行を妨げることなく参加者情報を入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例としての電子黒板装置の概略正面図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】その操作部の正面図である。
【図4】その入力装置の斜視図である。
【図5】そのブロック図である。
【図6】この発明の一例としての電子黒板装置の記憶部が記憶する基礎情報のイメージ図である。
【図7】この発明の一例としての電子黒板装置を用いた会議の際の参加者登録を説明するための図である。
【図8】この発明の一例としての電子黒板装置により作成された会議議事録を示す図である。
【図9】記憶部に記憶された参加者情報を基礎情報と照合する様子を説明する図である。
【図10】この発明の一例としての電子黒板装置により作成された会議参加者名簿を示す図である。
【図11】この発明の他例としての電子黒板装置の入力装置の斜視図である。
【図12】さらに他例の入力装置のブロック図である。
【図13】従来の電子黒板装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 筆記シート
2 電子黒板本体
14 画像読取部
41,71 入力装置(入力部)
52 制御部
53 記憶部
58 PC(外部編集装置)
64 基礎情報
72 カードリーダ(情報読取部)
Claims (8)
- 会議参加者の参加者情報を入力しうる入力部と、その入力部より入力した前記参加者情報を記憶する入力情報記憶部とをそなえることを特徴とする、電子黒板装置。
- 前記入力部が前記参加者情報を入力する操作部をそなえることを特徴とする、請求項1に記載の電子黒板装置。
- 前記入力部が前記参加者情報を読み取る情報読取部をそなえることを特徴とする、請求項1に記載の電子黒板装置。
- 会議関係者の基礎情報を記憶する基礎情報記憶部がそなえられていることを特徴とする、請求項2または3に記載の電子黒板装置。
- 前記会議参加者に会議情報を配信する機能がそなえられていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1に記載の電子黒板装置。
- 前記会議情報を編集するための外部編集装置と外部接続されていることを特徴とする、請求項5に記載の電子黒板装置。
- 前記入力部が、電子黒板本体から取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1に記載の電子黒板装置。
- 前記入力部が、電子黒板本体から別体に独立してそなえられていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1に記載の電子黒板装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002162332A JP2004015140A (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 電子黒板装置 |
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JP (1) | JP2004015140A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006065777A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Canon Inc | 情報共有システム、情報処理装置及び制御プログラム |
JP2007052485A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Adc Technology Kk | 受講管理システム |
-
2002
- 2002-06-04 JP JP2002162332A patent/JP2004015140A/ja active Pending
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