JP2002218138A - 電子黒板システム及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

電子黒板システム及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体

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JP2002218138A
JP2002218138A JP2001009477A JP2001009477A JP2002218138A JP 2002218138 A JP2002218138 A JP 2002218138A JP 2001009477 A JP2001009477 A JP 2001009477A JP 2001009477 A JP2001009477 A JP 2001009477A JP 2002218138 A JP2002218138 A JP 2002218138A
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JP2001009477A
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English (en)
Inventor
Kazue Kurihara
主計 栗原
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な作業をすることなく黒板の書き込み内
容を必要な者に配ることができる電子黒板システム等を
提供する。 【解決手段】 筆記面1002に書き込まれた内容を読
み取り、メール送信の指示がされている場合は、画像解
析を行い、アドレス書き込み領域1002b、題目書き
込み領域1002aからそれぞれ読み取り変換されたデ
ータから文字認識処理により文字を解析し、文字列を取
得して、送信先のメールアドレス、サブジェクトをそれ
ぞれ取得する。送信先のメールアドレスをToフィール
ドに、サブジェクトをSubjectフィールドにそれ
ぞれ格納すると共に、本文書き込み領域1002cに書
き込まれた画像を読み込み電子情報化した画像データを
添付した電子メール文書を作成する。その後、Toフィ
ールドに格納されたメールアドレス宛に、作成した添付
画像付きの電子メール文書を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、筆記面に書き込
まれた文字や図形等の画像を電子情報として読み取って
会議録等として配布する電子黒板システム及びその制御
方法、プログラム並びに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、会議においては、議事進行の際、
打ち合わせ内容をホワイトボードまたは黒板に書き込
み、会議参加者全員の確認をとりながら進める方法を用
いることが一般的である。このような場合、書記が会議
録をとることもあるが、筆記面に書き込まれた内容が直
接議事録とされることも多い。そのような場合、筆記面
に書き込まれた内容を印刷物として会議の関係者に配布
するため、筆記面に書き込まれた文字や図形などの画像
を電子情報として読み取って印刷可能な電子黒板システ
ムが既に用いられている。
【0003】このような電子黒板システムとしては、例
えば、大面積のプレートの表裏に筆記面を設け、且つ、
一側部に筆記面の全幅(上下幅)を読み取り可能なスキ
ャナを設けた構成のものが知られている。そして、この
構成の電子黒板システムでは、スキャナを横方向に移動
させることにより、筆記面の表面に書き込まれた文字や
図形などの書き込み画像を、スキャナによって電子情報
として読み取り、読み取って得た画像データをプリンタ
機能により印刷し、必要に応じてコピーして配布するよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子黒板システムでは、印刷した会議資料は、会議
が終った後、担当者が必要数だけコピーをして配布しな
ければならず、手間がかかり面倒である。また、その場
でコピーすることも場合によっては可能であるが、会議
に出席していなかった関係者に会議資料を渡す必要があ
る場合は、やはり別途FAXや郵送をしなければなら
ず、担当者の負担が大きく、時間も無駄であるという問
題があった。
【0005】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、煩雑な作業をす
ることなく黒板の書き込み内容を必要な者に配ることが
できる電子黒板システム及びその制御方法、プログラム
並びに記憶媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の電子黒板システムは、筆記面と、
該筆記面に書き込まれた画像を読み取って画像データを
得る読み取り手段とを備えた電子黒板システムであっ
て、送信先のメールアドレスを取得するアドレス取得手
段と、前記読み取り手段により得られた画像データに基
づいて電子メール文書を作成するメール作成手段と、前
記メール作成手段により作成された電子メール文書を前
記アドレス取得手段により取得されたメールアドレス宛
に送信するメール送信手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】請求項2の電子黒板システムは、上記請求
項1記載の構成において、前記アドレス取得手段は、前
記読み取り手段により得られた画像データに基づいて前
記送信先のメールアドレスを取得することを特徴とす
る。
【0008】請求項3の電子黒板システムは、上記請求
項1または2記載の構成において、前記電子メール文書
は、前記読み取り手段により得られた画像データの少な
くとも一部が添付された文書として作成されることを特
徴とする。
【0009】請求項4の電子黒板システムは、上記請求
項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、前記筆
記面には、本文書き込み領域が設けられ、前記メール作
成手段による電子メール文書の作成は、前記本文書き込
み領域に書き込まれた画像が前記読み取り手段により読
み取られることで得られた画像データに基づいてなされ
ることを特徴とする。
【0010】請求項5の電子黒板システムは、上記請求
項1〜4のいずれか1項に記載の構成において、前記筆
記面には、アドレス書き込み領域が設けられ、前記アド
レス取得手段による前記送信先のメールアドレスの取得
は、前記アドレス書き込み領域に書き込まれた画像が前
記読み取り手段により読み取られることで得られた画像
データに基づいてなされることを特徴とする。
【0011】請求項6の電子黒板システムは、上記請求
項1〜5のいずれか1項に記載の構成において、前記ア
ドレス取得手段による前記送信先のメールアドレスの取
得は、前記読み取り手段により得られた画像データをテ
キストデータに変換して該変換されたテキストデータか
らメールアドレス部分を抽出することによりなされるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項7の電子黒板システムは、上記請求
項6記載の構成において、前記アドレス取得手段は、前
記メールアドレス部分を抽出することができない場合
は、ユーザによるメールアドレスの入力を受け付けるこ
とで前記メールアドレスを取得することを特徴とする。
【0013】請求項8の電子黒板システムは、上記請求
項1〜7のいずれか1項に記載の構成において、前記メ
ール作成手段は、前記読み取り手段により得られた画像
データに基づいて、作成する電子メール文書の題目を取
得することを特徴とする。
【0014】請求項9の電子黒板システムは、上記請求
項8記載の構成において、前記筆記面には、題目書き込
み領域が設けられ、前記メール作成手段による題目の取
得は、前記題目書き込み領域に書き込まれた画像が前記
読み取り手段により読み取られることで得られた画像デ
ータに基づいてなされることを特徴とする。
【0015】請求項10の電子黒板システムは、上記請
求項8記載の構成において、前記メール作成手段による
題目の取得は、前記読み取り手段により得られた画像デ
ータをテキストデータに変換して該変換されたテキスト
データから題目部分を抽出することによりなされること
を特徴とする。
【0016】請求項11の電子黒板システムは、上記請
求項10記載の構成において、前記メール作成手段は、
前記題目部分を抽出することができない場合は、ユーザ
による題目の入力を受け付けることで前記題目を取得す
ることを特徴とする。
【0017】本発明12の請求項の電子黒板システムの
制御方法は、筆記面に書き込まれた画像を読み取って画
像データを得る読み取り工程を有する電子黒板システム
の制御方法であって、送信先のメールアドレスを取得す
るアドレス取得工程と、前記読み取り工程により得られ
た画像データに基づいて電子メール文書を作成するメー
ル作成工程と、前記メール作成工程により作成された電
子メール文書を前記アドレス取得工程により取得された
メールアドレス宛に送信するメール送信工程とを有する
ことを特徴とする。
【0018】請求項13の電子黒板システムの制御方法
は、上記請求項12記載の構成において、前記アドレス
取得工程は、前記読み取り工程により得られた画像デー
タに基づいて前記送信先のメールアドレスを取得するこ
とを特徴とする。
【0019】請求項14の電子黒板システムの制御方法
は、上記請求項12または13記載の構成において、前
記電子メール文書は、前記読み取り工程により得られた
画像データの少なくとも一部が添付された文書として作
成されることを特徴とする。
【0020】請求項15の電子黒板システムの制御方法
は、上記請求項12〜14のいずれか1項に記載の構成
において、前記筆記面には、本文書き込み領域が設けら
れ、前記メール作成工程による電子メール文書の作成
は、前記本文書き込み領域に書き込まれた画像が前記読
み取り工程により読み取られることで得られた画像デー
タに基づいてなされることを特徴とする。
【0021】請求項16の電子黒板システムの制御方法
は、上記請求項12〜15のいずれか1項に記載の構成
において、前記筆記面には、アドレス書き込み領域が設
けられ、前記アドレス取得工程による前記送信先のメー
ルアドレスの取得は、前記アドレス書き込み領域に書き
込まれた画像が前記読み取り工程により読み取られるこ
とで得られた画像データに基づいてなされることを特徴
とする。
【0022】請求項17の電子黒板システムの制御方法
は、上記請求項12〜16のいずれか1項に記載の構成
において、前記アドレス取得工程による前記送信先のメ
ールアドレスの取得は、前記読み取り工程により得られ
た画像データをテキストデータに変換して該変換された
テキストデータからメールアドレス部分を抽出すること
によりなされることを特徴とする。
【0023】請求項18の電子黒板システムの制御方法
は、上記請求項17記載の構成において、前記アドレス
取得工程は、前記メールアドレス部分を抽出することが
できない場合は、ユーザによるメールアドレスの入力を
受け付けることで前記メールアドレスを取得することを
特徴とする。
【0024】請求項19の電子黒板システムの制御方法
は、上記請求項12〜18のいずれか1項に記載の構成
において、前記メール作成工程は、前記読み取り工程に
より得られた画像データに基づいて、作成する電子メー
ル文書の題目を取得することを特徴とする。
【0025】請求項20の電子黒板システムの制御方法
は、上記請求項19記載の構成において、前記筆記面に
は、題目書き込み領域が設けられ、前記メール作成工程
による題目の取得は、前記題目書き込み領域に書き込ま
れた画像が前記読み取り工程により読み取られることで
得られた画像データに基づいてなされることを特徴とす
る。
【0026】請求項21の電子黒板システムの制御方法
は、上記請求項19記載の構成において、前記メール作
成工程による題目の取得は、前記読み取り工程により得
られた画像データをテキストデータに変換して該変換さ
れたテキストデータから題目部分を抽出することにより
なされることを特徴とする。
【0027】請求項22の電子黒板システムの制御方法
は、上記請求項21記載の構成において、前記メール作
成工程は、前記題目部分を抽出することができない場合
は、ユーザによる題目の入力を受け付けることで前記題
目を取得することを特徴とする。
【0028】本発明の請求項23のプログラムは、筆記
面に書き込まれた画像を読み取って画像データを得る電
子黒板システムの制御方法で使用され、コンピュータで
実行可能なプログラムであって、送信先のメールアドレ
スを取得するアドレス取得工程のコードと、前記得られ
た画像データに基づいて電子メール文書を作成するメー
ル作成工程のコードと、前記メール作成工程のコードに
より作成された電子メール文書を前記アドレス取得工程
のコードにより取得されたメールアドレス宛に送信する
メール送信工程のコードとが記述されたことを特徴とす
る。
【0029】本発明の請求項24の記憶媒体は、筆記面
に書き込まれた画像を読み取って画像データを得る電子
黒板システムの制御方法で使用されるプログラムを記憶
した記憶媒体であって、送信先のメールアドレスを取得
するアドレス取得工程のコードと、前記得られた画像デ
ータに基づいて電子メール文書を作成するメール作成工
程のコードと、前記メール作成工程のコードにより作成
された電子メール文書を前記アドレス取得工程のコード
により取得されたメールアドレス宛に送信するメール送
信工程のコードとを記憶したことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0031】図1は、本発明の一実施の形態に係る電子
黒板システムの正面図である。
【0032】本システムは、電子黒板本体1000に、
読み取り装置1001、筆記面1002及び印刷装置1
003を備えて成る。筆記面1002は、会議参加者が
実際に書き込みを行なう白色等の領域であり、回転させ
て裏返すことで表と裏を使用することができる。読み取
り装置1001は、筆記面1002の上下方向の全幅に
亘って設けられ、左右方向にスライド可能になってい
る。読み取り装置1001は、スキャナ機能を有してお
り、筆記面1002に書き込まれた文字や図形を読み取
って、電子情報である画像データを得ることができる。
印刷装置1003は、読み取り装置1001により読み
取られた画像データを記録媒体である記録紙等に出力
し、像を形成する。
【0033】図2は、本電子黒板システムの構成を示す
ブロック図である。
【0034】本システムは、CPU12(アドレス取得
手段、メール作成手段、メール送信手段の各一部)に、
システムバス11を介して、RAM15、ROM18、
メール作成部20(メール作成手段)、読取部インタフ
ェース(I/F)13、印刷部インタフェース(I/
F)16、メール転送部21(メール送信手段)、ネッ
トワークコントローラ(NTWC)22及び操作部(操
作パネル)19(アドレス取得手段)が接続されて構成
される。読取部インタフェース13には、読取部14
(読み取り手段)が接続されている。印刷部インタフェ
ース16には、印刷部(プリンタエンジン)17が接続
されている。ネットワークコントローラ22は、ネット
ワーク23に接続されている。ROM18はプログラム
用ROM18a及びデータ用ROM18bで構成され
る。
【0035】CPU12は、ROM18のプログラム用
ROM18aに記憶された制御プログラム等に基づい
て、システムバス11に接続される各種デバイスを総括
的に制御する。ROM18のプログラム用ROM18a
には、CPU12が実行する制御プログラム、本発明に
関するスキャナドライバ、及びプリンタドライバのプロ
グラム等が記憶され、ROM18のデータ用ROM18
bには、画像処理等を行う際に使用される各種データが
記憶される。
【0036】RAM15は、CPU12の主メモリ、ワ
ークエリア及び本発明に関わる予め登録されている配信
先メールアドレス等の各種データを一時的に格納する記
憶装置として機能する。なお、RAM15は図示しない
増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ
容量を拡張することができるように構成されている。
【0037】読取部14は、読み取り装置1001(図
1)に備えられる。読取部14は、筆記面1002の読
み取り部分を照明する蛍光灯、光学系を構成するミラー
及びレンズ、読取り素子としてのCCDセンサ、並びに
これらを駆動して筆記面1002上をスライド移動させ
る駆動部等で構成される。読取部14は、CPU12に
より制御され、筆記面1002に書き込まれた画像を読
み取る。読み取られた電子情報としての画像データは、
読み取りインタフェース13により取り込まれる。
【0038】印刷インタフェース16は、CPU12の
制御により印刷部17の駆動を制御する。印刷インタフ
ェース16は、読み取り部14によって読取られた画像
データを印刷部17に出力し、印刷部17に記録紙への
印刷を行わせる。操作部19には、操作のためのスイッ
チ及びLED表示器等が配置されている(図示せず)。
【0039】CPU12による制御によって、読取部イ
ンタフェース13を介して読取部14から入力情報とし
ての画像データが入力され、印刷部インタフェース16
を介して印刷部17に出力情報としての画像データが出
力され、記録紙に印刷される。
【0040】また、CPU12による制御によって、メ
ール作成部20は、読取部14で読取られた画像データ
を添付した電子メールを配信先のメールアドレス宛てに
作成すると共に、メール転送部21は、作成された電子
メールを、ネットワークコントローラ22を介して配信
し、ネットワーク23に接続されている不図示のメール
サーバーに送る。
【0041】図3は、筆記面1002を示す図である。
【0042】筆記面1002は、書き込みのための領域
として、題目書き込み領域1002a、アドレス書き込
み領域1002b及び本文書き込み領域1002cの3
つの領域に分かれている。ユーザは、題目書き込み領域
1002aには、例えば、会議の議題等を書き込む。ア
ドレス書き込み領域1002bには、会議参加者、会議
関係者等を特定する事項、例えば、メースアドレスを書
き込む。本文書き込み領域1002cには、会議録の内
容を書き込む。
【0043】後述するように、題目書き込み領域100
2aに書き込まれた事項は、電子メール文書におけるサ
ブジェクト(Subject)フィールドに格納され
る。また、アドレス書き込み領域1002bに書き込ま
れた事項から、電子メール文書の送信宛先のメースアド
レスが取得され、それがToフィールドに格納される。
さらに、本文書き込み領域1002cに書き込まれた事
項は、電子メール文書に画像データとして添付される。
【0044】図4は、本システムの機能構成を示すブロ
ック図である。本システムの機能は、画像読取手段30
1(読み取り手段)、画像処理手段302、画像解析手
段304(アドレス取得手段)、メール作成手段305
(メール作成手段)及びメール転送手段306(メール
送信手段)が直列に接続され、さらに画像処理手段30
2に印刷手段303が接続されて構成される。
【0045】実際には、画像読取手段301の機能は、
主にCPU12及び読取部14によって実現される。画
像処理手段302及び画像解析手段304の機能は、主
にCPU12によって実現される。メール作成手段30
5の機能は、主にCPU12及びメール作成部20によ
って実現される。メール転送手段306の機能は、主に
CPU12及びメール転送部21によって実現される。
印刷手段303の機能は、主にCPU12、印刷部イン
タフェース16及び印刷部17によって実現される。
【0046】画像読取手段301は、黒板の筆記面10
02に書き込まれた画像を読み取り、読取られた画像を
画像処理手段302に渡す。画像処理手段302は画像
処理を行い、文字や図形を認識できるようにする。印刷
手段303は、画像処理されたデータを印刷出力する。
さらに、画像解析手段304では、画像処理されたデー
タを解析し、メールを作成するために必要なメールアド
レスやサブジェクト等の情報を抽出する。メール作成手
段305は、上記抽出されたメールアドレス、サブジェ
クト等の情報と画像データとに基づき、添付画像付きの
電子メール文書を作成する。メール転送手段306は、
作成された電子メール文書を、不図示のメールサーバー
に転送する。
【0047】以下、本実施の形態おいて、会議等で筆記
面1002に書き込まれた内容を印刷すると共に、電子
メールで送信する処理を詳細に説明する。
【0048】会議を行った場合、会議録を会議関係者に
配布することは一般的であり、行われた会議の内容を確
認する上で重要である。会議録は、書記を設けて作成さ
せる場合もあるが、会議が行われた際に電子黒板等を利
用し、それに書き込まれた内容を会議録とすることもよ
く行われる。その場合は、会議終了後、電子黒板で書き
込まれた内容を印刷し、会議関係者の人数分コピーをし
て配布する。しかしこれは手間がかかり、面倒である。
後日配布するためには、FAXや郵送等の手段を用いな
ければならず、手間がかかり面倒であることに変わりは
ない。
【0049】そこで、本実施の形態では、電子黒板に書
き込まれた内容を電子情報化して電子メールに添付し、
会議関係者に配信する。すなわち、所定の位置にアドレ
スとサブジェクトが書き込まれた筆記面1002をスキ
ャナ機能で読み取り、画像処理を行い、デジタルデータ
にして文字認識処理を行う。そして、画像処理を行った
データをプリンタで印刷する。さらに、その画像データ
を解析し、アドレスとサブジェクト等の情報を得る。そ
れらの情報を基に画像を添付した電子メール文書を作成
する。最後に作成した電子メール文書を転送する。これ
らを、フロチャートを用いて詳細に説明する。
【0050】図5及び図6は、会議録の印刷及びメール
送信処理のフローチャートを示す図である。
【0051】まず、ステップS401では、筆記面10
02に書き込まれた内容、すなわち文字、図形等の画像
をスキャナである読取部14で読み取る。その際、題目
書き込み領域1002a、アドレス書き込み領域100
2b及び本文書き込み領域1002cのすべてについて
読み込みが行われ、アナログデータとして読み込まれ
る。
【0052】次に、ステップS402で、画像処理によ
り文字と図形を分ける処理を行う。すなわち、上記読み
込まれたアナログデータを2値化処理をしてディジタル
データとする。さらに、題目書き込み領域1002a及
びアドレス書き込み領域1002bから読み込んだデー
タに対して文字認識処理を行い、テキストデータに変換
する。
【0053】次に、ステップS403では、読み込んだ
画像データを印刷する。ここでは、全領域1002a、
b、cから読み込んだデータすべてについて印刷を行う
が、少なくとも本文書き込み領域1002cから読み込
んだデータを印刷するようにしてもよい。このステップ
での処理により印刷することで、例えば、後述する電子
メールの配信が失敗した場合でも、印刷物を元に改めて
配布することも可能である。なお、不揮発性の記憶媒体
を設け、印刷と共に、あるいは印刷に代えて、読み込ん
だデータを記憶しておくようにしても、同様の不測の事
態への対処が可能である。
【0054】次に、ステップS404では、メール送信
の指示がされているか否かを判別する。すなわち、図2
の操作部19に、読み取った画像データを電子メールで
送るかどうかを問うためのメッセージを表示させ、ユー
ザによるメール送信指示の入力を受け付ける。そして、
メール送信指示の入力があった場合は、メール送信の指
示がされていると判別する。
【0055】その判別の結果、メール送信の指示がされ
ていない場合は、本処理を終了する一方、メール送信の
指示がされている場合は、ステップS405に進み、画
像解析を行う。すなわち、アドレス書き込み領域100
2b及び題目書き込み領域1002aから読み取り変換
されたそれぞれのデータから文字認識処理により文字を
解析し、文字列を取得する。そして、アドレス書き込み
領域1002bのデータからは送信先のメールアドレス
を、題目書き込み領域1002aのデータからはサブジ
ェクトを、それぞれ取得する。
【0056】次に、ステップS406では、画像解析の
結果、メールアドレスがあるか否かを判別する。メール
アドレスの判別は、アドレス書き込み領域1002bに
書き込まれている文字列のうち「@」マークが含まれて
いる文字列があるか否かでなされ、「@」マークが含ま
れている文字列がメールアドレスであると判別される。
【0057】その判別の結果、メールアドレスがある場
合はステップS409に進む一方、メールアドレスがな
い場合は、ステップS407に進み、メールアドレスを
手入力するか否かを判別する。このステップでは例え
ば、メールアドレスを手入力するかどうかを問うための
メッセージを操作部19に表示させ、ユーザによるアド
レス手入力指示を受け付ける。そして、アドレス手入力
指示があった場合は、メールアドレスを手入力すると判
別する。
【0058】前記ステップS407の判別の結果、メー
ルアドレスを手入力しない場合は本処理を終了する一
方、メールアドレスを手入力する場合は、ステップS4
08に進み、操作部19にてメールアドレスの入力を受
け付けて、ステップS409に進む。
【0059】ステップS409では、所定の記憶装置
(例えば、RAM15)に、上記画像解析で取得した、
または上記操作部19にて手入力されたメールアドレス
を送信先のメールアドレスとして格納する。次に、ステ
ップS410では、画像解析の結果、サブジェクト(S
ubject)があるか否かを判別し、その判別の結
果、サブジェクトがある場合はステップS412に進
む。
【0060】ここで、サブジェクトの判別は、題目書き
込み領域1002aに書き込まれている文字列に基づき
なされ、書き込まれている文字列がある場合に、その文
字列がサブジェクトであると判別される。
【0061】一方、前記ステップS410の判別の結
果、サブジェクトがない場合は、ステップS411に進
んで、会議室名と時間からサブジェクトを生成する。こ
こで、会議室名は、データ用ROM18bに予め記憶さ
せておく。また、時間は、不図示のタイマにより計時さ
れる。なお、サブジェクトについても、上記メールアド
レスと同様に、操作部19にて手入力で入力できるよう
にしてもよい。その後、ステップS412に進む。
【0062】次に、ステップS412では、上記画像解
析で取得した、または会議室名と時間から生成したサブ
ジェクトを記憶装置(例えば、RAM15)に格納す
る。次に、ステップS413〜S417では、メール作
成部20による電子メール文書作成処理がなされる。
【0063】まず、ステップS413では、記憶装置
(例えば、RAM15)に予め記憶されている本システ
ムのメールアドレスを、送信元を示すFromフィール
ドに格納する。次いで、ステップS414では、前記ス
テップS409で上記記憶装置に格納された送信先のメ
ールアドレスを、送信宛先を示すToフィールドに格納
する。次に、ステップS415では、前記ステップS4
12で上記記憶装置に格納されたサブジェクトを件名、
見出し、題目等を示すSubjectフィールドに格納
する。
【0064】次に、ステップS416で、電子メール文
書本文に時間と会議室等の会議録に関する情報を格納
し、続くステップS417では電子メール文書に画像デ
ータを添付する。添付される画像データは、図3に示す
本文書き込み領域1002cに書き込まれた画像が読み
込まれ、画像データ化されたものである。これらによ
り、電子メール文書が作成される。
【0065】作成された電子メール文書を図7に例示す
る。図7に示すように、電子メール文書は、「To」、
「Subject」、「From」の各フィールド、本
文70及び添付画像部分71で構成される。
【0066】図6に戻り、続くステップS418では、
メール転送部21により、上記作成された添付画像付き
の電子メール文書を、Toフィールドに格納されたメー
ルアドレス宛に送信し、本処理を終了する。
【0067】本実施の形態によれば、アドレス書き込み
領域1002bに書き込まれた文字等を解析して送信先
のメールアドレスを取得すると共に、題目書き込み領域
1002aに書き込まれた文字等を解析してサブジェク
トを取得し、本文書き込み領域1002cに書き込まれ
た内容を画像データ化して添付した電子メール文書を作
成して、これを上記送信先のメールアドレス宛に送信す
るようにした。すなわち、配布すべき者のメールアドレ
スをアドレス書き込み領域1002bに書き込んでおけ
ばよく、議題についても題目書き込み領域1002aに
書き込んでおけば、自動的に電子メール文書が作成され
る。
【0068】従って、筆記面1002の記載内容をその
まま会議の議事録とする場合等において、配布すべき者
が多数である場合や、その場に不在の者にも配布しなけ
ればならないような場合であっても、いちいちコピーを
とる煩わしさから解放され、時間の節約となり、担当者
の負担も減少する。よって、煩雑な作業をすることなく
黒板の書き込み内容を必要な者に配ることができる。
【0069】なお、メールアドレスは、アドレス書き込
み領域1002bに書き込まれた文字列から取得される
ようにしたが、これに限るものでなく、本文書き込み領
域1002c等の他の領域に書き込まれた「@」マーク
を手掛かりになされるようにしてもよい。
【0070】なお、サブジェクトの取得は、題目書き込
み領域1002aに書き込まれている文字列に基づきな
されるようにしたが、所定のマークを予め決め、そのマ
ークの直後(あるいはマークとマークとの間)に書き込
まれた文字列をサブジェクトであると判別して取得する
ようにしてもよい。そのようにすれば、議題を書き込む
領域は題目書き込み領域1002aに限られない。例え
ば、題目書き込み領域1002aを設けなくとも、本文
書き込み領域1002cにマークと共に議題を書き込む
ことで、サブジェクトが自動的に取得される。
【0071】なお、添付画像の対象は本文書き込み領域
1002cに書き込まれた内容のみとして説明したが、
これに限るものでなく、例えば、題目書き込み領域10
02aや題目書き込み領域1002a内の書き込み内容
を含めるようにしてもよいし、逆に、本文書き込み領域
1002cの一部のみを対象とするようにしてもよい。
【0072】なお、送信元メールアドレス、送信先メー
ルアドレス、サブジェクト、会議室等は、RAM15に
格納する代わりに、不揮発性のメモリを設けてこのメモ
リに格納するようにしてもよい。
【0073】なお、セキュリティのため、送信を許可す
るメールアドレスを予め登録できるようにしておき、ア
ドレス書き込み領域1002bから読み取ったメールア
ドレスが上記予め登録されたメールアドレスに該当する
場合にのみメール送信を行うように構成してもよい。
【0074】なお、上述した各実施形態の機能を実現す
るソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を電子黒板システムに供給し、その電子黒板システムの
コンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格
納されたプログラムコードを読み出し実行することによ
っても、本発明の目的が達成されることはいうまでもな
い。
【0075】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、プログラムコードが電送媒体等を介して供給さ
れる場合は、プログラムコード自体が本発明を構成する
ことになる。また、そのプログラムコードを記憶した記
憶媒体は本発明を構成することになる。
【0076】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0077】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより上述した各実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とはいうまでもない。
【0078】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることはいうまでもない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
煩雑な作業をすることなく黒板の書き込み内容を必要な
者に配ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電子黒板システム
の正面図である。
【図2】本電子黒板システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】筆記面を示す図である。
【図4】本システムの機能構成を示すブロック図であ
る。
【図5】会議録の印刷及びメール送信処理のフローチャ
ートを示す図である。
【図6】会議録の印刷及びメール送信処理の図5の続き
のフローチャートを示す図である。
【図7】作成された電子メール文書の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
12 CPU(アドレス取得手段、メール作成手段、メ
ール送信手段の各一部) 14 読取部(読み取り手段) 15 RAM 17 印刷部(プリンタエンジン) 19 操作部(操作パネル)(アドレス取得手段) 20 メール作成部(メール作成手段) 21 メール転送部(メール送信手段) 301 画像読取手段(読み取り手段) 302 画像処理手段 303 印刷手段 304 画像解析手段(アドレス取得手段) 305 メール作成手段(メール作成手段) 306 メール転送手段(メール送信手段) 1000 電子黒板本体 1001 読み取り装置 1002 筆記面 1002a 題目書き込み領域 1002b アドレス書き込み領域 1002c 本文書き込み領域 1003 印刷装置

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記面と、該筆記面に書き込まれた画像
    を読み取って画像データを得る読み取り手段とを備えた
    電子黒板システムであって、 送信先のメールアドレスを取得するアドレス取得手段
    と、 前記読み取り手段により得られた画像データに基づいて
    電子メール文書を作成するメール作成手段と、 前記メール作成手段により作成された電子メール文書を
    前記アドレス取得手段により取得されたメールアドレス
    宛に送信するメール送信手段とを備えたことを特徴とす
    る電子黒板システム。
  2. 【請求項2】 前記アドレス取得手段は、前記読み取り
    手段により得られた画像データに基づいて前記送信先の
    メールアドレスを取得することを特徴とする請求項1記
    載の電子黒板システム。
  3. 【請求項3】 前記電子メール文書は、前記読み取り手
    段により得られた画像データの少なくとも一部が添付さ
    れた文書として作成されることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の電子黒板システム。
  4. 【請求項4】 前記筆記面には、本文書き込み領域が設
    けられ、前記メール作成手段による電子メール文書の作
    成は、前記本文書き込み領域に書き込まれた画像が前記
    読み取り手段により読み取られることで得られた画像デ
    ータに基づいてなされることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の電子黒板システム。
  5. 【請求項5】 前記筆記面には、アドレス書き込み領域
    が設けられ、前記アドレス取得手段による前記送信先の
    メールアドレスの取得は、前記アドレス書き込み領域に
    書き込まれた画像が前記読み取り手段により読み取られ
    ることで得られた画像データに基づいてなされることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子黒
    板システム。
  6. 【請求項6】 前記アドレス取得手段による前記送信先
    のメールアドレスの取得は、前記読み取り手段により得
    られた画像データをテキストデータに変換して該変換さ
    れたテキストデータからメールアドレス部分を抽出する
    ことによりなされることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の電子黒板システム。
  7. 【請求項7】 前記アドレス取得手段は、前記メールア
    ドレス部分を抽出することができない場合は、ユーザに
    よるメールアドレスの入力を受け付けることで前記メー
    ルアドレスを取得することを特徴とする請求項6記載の
    電子黒板システム。
  8. 【請求項8】 前記メール作成手段は、前記読み取り手
    段により得られた画像データに基づいて、作成する電子
    メール文書の題目を取得することを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか1項に記載の電子黒板システム。
  9. 【請求項9】 前記筆記面には、題目書き込み領域が設
    けられ、前記メール作成手段による題目の取得は、前記
    題目書き込み領域に書き込まれた画像が前記読み取り手
    段により読み取られることで得られた画像データに基づ
    いてなされることを特徴とする請求項8記載の電子黒板
    システム。
  10. 【請求項10】 前記メール作成手段による題目の取得
    は、前記読み取り手段により得られた画像データをテキ
    ストデータに変換して該変換されたテキストデータから
    題目部分を抽出することによりなされることを特徴とす
    る請求項8記載の電子黒板システム。
  11. 【請求項11】 前記メール作成手段は、前記題目部分
    を抽出することができない場合は、ユーザによる題目の
    入力を受け付けることで前記題目を取得することを特徴
    とする請求項10記載の電子黒板システム。
  12. 【請求項12】 筆記面に書き込まれた画像を読み取っ
    て画像データを得る読み取り工程を有する電子黒板シス
    テムの制御方法であって、 送信先のメールアドレスを取得するアドレス取得工程
    と、 前記読み取り工程により得られた画像データに基づいて
    電子メール文書を作成するメール作成工程と、 前記メール作成工程により作成された電子メール文書を
    前記アドレス取得工程により取得されたメールアドレス
    宛に送信するメール送信工程とを有することを特徴とす
    る電子黒板システムの制御方法。
  13. 【請求項13】 前記アドレス取得工程は、前記読み取
    り工程により得られた画像データに基づいて前記送信先
    のメールアドレスを取得することを特徴とする請求項1
    2記載の電子黒板システムの制御方法。
  14. 【請求項14】 前記電子メール文書は、前記読み取り
    工程により得られた画像データの少なくとも一部が添付
    された文書として作成されることを特徴とする請求項1
    2または13記載の電子黒板システムの制御方法。
  15. 【請求項15】 前記筆記面には、本文書き込み領域が
    設けられ、前記メール作成工程による電子メール文書の
    作成は、前記本文書き込み領域に書き込まれた画像が前
    記読み取り工程により読み取られることで得られた画像
    データに基づいてなされることを特徴とする請求項12
    〜14のいずれか1項に記載の電子黒板システムの制御
    方法。
  16. 【請求項16】 前記筆記面には、アドレス書き込み領
    域が設けられ、前記アドレス取得工程による前記送信先
    のメールアドレスの取得は、前記アドレス書き込み領域
    に書き込まれた画像が前記読み取り工程により読み取ら
    れることで得られた画像データに基づいてなされること
    を特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載の
    電子黒板システムの制御方法。
  17. 【請求項17】 前記アドレス取得工程による前記送信
    先のメールアドレスの取得は、前記読み取り工程により
    得られた画像データをテキストデータに変換して該変換
    されたテキストデータからメールアドレス部分を抽出す
    ることによりなされることを特徴とする請求項12〜1
    6のいずれか1項に記載の電子黒板システムの制御方
    法。
  18. 【請求項18】 前記アドレス取得工程は、前記メール
    アドレス部分を抽出することができない場合は、ユーザ
    によるメールアドレスの入力を受け付けることで前記メ
    ールアドレスを取得することを特徴とする請求項17記
    載の電子黒板システムの制御方法。
  19. 【請求項19】 前記メール作成工程は、前記読み取り
    工程により得られた画像データに基づいて、作成する電
    子メール文書の題目を取得することを特徴とする請求項
    12〜18のいずれか1項に記載の電子黒板システムの
    制御方法。
  20. 【請求項20】 前記筆記面には、題目書き込み領域が
    設けられ、前記メール作成工程による題目の取得は、前
    記題目書き込み領域に書き込まれた画像が前記読み取り
    工程により読み取られることで得られた画像データに基
    づいてなされることを特徴とする請求項19記載の電子
    黒板システムの制御方法。
  21. 【請求項21】 前記メール作成工程による題目の取得
    は、前記読み取り工程により得られた画像データをテキ
    ストデータに変換して該変換されたテキストデータから
    題目部分を抽出することによりなされることを特徴とす
    る請求項19記載の電子黒板システムの制御方法。
  22. 【請求項22】 前記メール作成工程は、前記題目部分
    を抽出することができない場合は、ユーザによる題目の
    入力を受け付けることで前記題目を取得することを特徴
    とする請求項21記載の電子黒板システムの制御方法。
  23. 【請求項23】 筆記面に書き込まれた画像を読み取っ
    て画像データを得る電子黒板システムの制御方法で使用
    され、コンピュータで実行可能なプログラムであって、 送信先のメールアドレスを取得するアドレス取得工程の
    コードと、 前記得られた画像データに基づいて電子メール文書を作
    成するメール作成工程のコードと、 前記メール作成工程のコードにより作成された電子メー
    ル文書を前記アドレス取得工程のコードにより取得され
    たメールアドレス宛に送信するメール送信工程のコード
    とが記述されたことを特徴とするプログラム。
  24. 【請求項24】 筆記面に書き込まれた画像を読み取っ
    て画像データを得る電子黒板システムの制御方法で使用
    されるプログラムを記憶した記憶媒体であって、 送信先のメールアドレスを取得するアドレス取得工程の
    コードと、 前記得られた画像データに基づいて電子メール文書を作
    成するメール作成工程のコードと、 前記メール作成工程のコードにより作成された電子メー
    ル文書を前記アドレス取得工程のコードにより取得され
    たメールアドレス宛に送信するメール送信工程のコード
    とを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003101716A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Ricoh Co Ltd ネットワークファクシミリ装置
JP2007025908A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Advanced Telecommunication Research Institute International グラフィクス対話装置およびグラフィクス対話プログラム
US7573615B2 (en) 2004-02-25 2009-08-11 Ricoh Company, Ltd. Multi-function image forming apparatus with improved scan-to-email function

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