JP3471541B2 - 電子黒板装置 - Google Patents

電子黒板装置

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JP3471541B2
JP3471541B2 JP28850496A JP28850496A JP3471541B2 JP 3471541 B2 JP3471541 B2 JP 3471541B2 JP 28850496 A JP28850496 A JP 28850496A JP 28850496 A JP28850496 A JP 28850496A JP 3471541 B2 JP3471541 B2 JP 3471541B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筆記シートに描
画された書画情報の画像情報を読み取り、その画像情報
を再現記録する電子黒板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筆記シート上に記録された文字や
図等の書画情報を電気信号に変換し、その電気信号をフ
ァクシミリ回線で指定した相手先へ送信する手段を備え
た電子黒板装置(例えば、実開平2−32265号公報
参照)があった。
【0003】また、筆記シートから読み取った描画画像
を記憶し、筆記シート上に描画再現あるいは遠隔地の電
子黒板へ伝送する手段を備えた電子黒板装置(例えば、
特開平2−33252号公報参照)があった。
【0004】さらに、回線切換器と筆記シートとの間
に、記憶部,変調器,及び制御部を装備することによ
り、相手局へ電子黒板に記載された情報を伝送可能にし
た電子黒板装置(例えば、特開平4−139945号公
報参照)があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電子黒板装置では、筆記シートに記載された書
画情報の画像情報を公衆回線を介して遠隔地へ送信する
ものであり、出力先が限定されてしまうという問題があ
った。また、会議やミーティング等の場で使用した場
合、筆記シートの内容を配布するときに人手を要するこ
とが多くて作業効率が悪くなるという問題があった。例
えば、筆記シートの内容を感熱記録紙に印刷し、コピー
機を用いて普通紙に再複写するという煩雑な作業を行な
わなければならない。
【0006】さらに、装置がスタンドアローンで動作す
るので遠隔操作することができないという問題があっ
た。また、装置の動作は予め組み込まれているプログラ
ムに基づいて行なうので、出荷時点で性能が限定されて
しまうという問題があった。
【0007】さらに、筆記シートから読み取った書画情
報の画像情報は自装置の記録装置(感熱記録)から出力
するか公衆回線を介してファクシミリ出力するのみであ
り、書画情報の内容を関係者に伝達するためには感熱記
録紙に記録したのち、コピー機で普通紙に複写して配布
する作業を要するので事務効率を向上できないという問
題があった。
【0008】また、筆記シートから読み取った書画情報
を相手先へファクシミリ送信すると、それをファクシミ
リ受信した相手先で筆記シートに再現することはできる
が、書画情報の編集や新規作成画像の描画を直接できな
いという問題があった。さらに、例えば、ミーティング
議事録のフォーマットを予め筆記シート上に描画してお
くような応用がきかないという問題があった。さらにま
た、筆記シート上の書画情報を自装置の筆記シート上に
しか再現できないという問題があった。
【0009】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、筆記シート上の書画情報を多様に活用できるよ
うにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、文字又は図等の書画情報を描画自在な筆
記シートと、その筆記シートに描画された書画情報の画
像情報を読み取る画像読取手段と、その手段によって読
み取った画像情報を所定の記録装置に再現出力する手段
と、パーソナルコンピュータ又はローカルエリアネット
ワークとデータ送受信可能に接続する接続インタフェー
ス手段を備え、その接続インタフェース手段に直接又は
ローカルエリアネットワークを経由して接続されたパー
ソナルコンピュータから当該電子黒板装置が有する各種
機能を制御可能にする手段を設けた電子黒板装置を提供
する。
【0011】らに、上記接続インタフェース手段にパ
ーソナルコンピュータが接続されたとき、そのパーソナ
ルコンピュータに対して当該電子黒板装置のシステム動
作プログラムの一部又は全領域を開放する手段を設ける
とよい。
【0012】また、上記接続インタフェース手段に接続
されたパーソナルコンピュータ又はローカルエリアネッ
トワークを経由して接続された各種端末装置へ上記画像
読取手段によって読み取った画像情報を送信する手段を
設けるとよい。さらに、上記接続インタフェース手段に
接続されたパーソナルコンピュータ又はローカルエリア
ネットワークを経由して接続された各種端末装置から受
信した画像情報を上記筆記シートに再現して記録する記
録手段を設けるとよい。
【0013】また、上記筆記シートに再現する所定フォ
ーマットデータを予め複数種類保持する手段を設けると
よい。さらに、上記筆記シートに再現する所定フォーマ
ットデータを上記パーソナルコンピュータによって作成
及び保持された所定フォーマットデータを用いる手段を
設けるとよい。
【0014】また、上記筆記シートの筆記可能面数以上
の書画情報の画像情報を読み書き可能に記憶する記憶手
段を設けるとよい。さらに、上記記憶手段を、単体で着
脱可能な記憶媒体にするとなおよい。
【0015】この発明の請求項1の電子黒板装置によれ
ば、パーソナルコンピュータ又はローカルエリアネット
ワークとデータ送受信が可能であり、電子黒板装置が有
する各種機能をパーソナルコンピュータ側から制御可能
にするので、筆記シートに記載された書画情報の画像情
報をパーソナルコンピュータやローカルエリアネットワ
ーク上の装置で利用することができ、パーソナルコンピ
ュータによる遠隔操作を行なえ、操作性を向上させるこ
とができる。
【0016】
【0017】さらに、この発明の請求項の電子黒板装
置によれば、パーソナルコンピュータを接続したとき
に、電子黒板装置のシステム動作プログラムの一部又は
全領域をそのパーソナルコンピュータに開放するので、
製品出荷後でもプログラムの拡張性を増すことができ、
装置の汎用性を高めることができる。
【0018】また、この発明の請求項の電子黒板装置
によれば、筆記シート上の書画情報の画像情報をパーソ
ナルコンピュータ又はローカルエリアネットワークを経
由して接続された各種端末装置へ伝送するので、筆記シ
ート上の書画情報の画像情報をネットワーク上で共用す
ることができ、遠隔地への議事録等の配信もより速やか
に行なえる。
【0019】さらに、この発明の請求項の電子黒板装
置によれば、直接接続されたパーソナルコンピュータや
ローカルエリアネットワーク上の各種端末装置からの画
像情報を筆記シート上に再現可能なので、会議中断時の
筆記シート上の板書内容の再現や議題の事前描画等が可
能になり、筆記シートへの板書の手間を省くと共に時間
を短縮することができる。また、パーソナルコンピュー
タに画像情報を取り込むことにより、自由に加工及び編
集を行なえる。さらに、会議等のトピックスを予め筆記
シート上に板書しておくことができる等の操作者の用と
に応じた応用が可能になる。
【0020】また、この発明の請求項の電子黒板装置
によれば、筆記シートに再現する書画情報のフォーマッ
トを予め複数種類保持しているので、会合の種類に応じ
て専用のフォーマットを選択することができる。したが
って、筆記シートの板書量を低減することができ、報告
書等への転用も容易に行なえる。
【0021】さらに、この発明の請求項の電子黒板装
置によれば、筆記シートに再現する書画情報のフォーマ
ットをパーソナルコンピュータで作成及び保持された所
定フォーマットを用いるので、フォーマットを任意に削
除したり増やしたり変更したりすることができる。
【0022】また、この発明の請求項の電子黒板装置
によれば、筆記シートの筆記可能面数以上の書画情報の
画像情報を読み書き可能に記憶するので、筆記シート上
の書画情報をいつでも再現することができる。
【0023】さらに、この発明の請求項の電子黒板装
置によれば、筆記シートの筆記可能面数以上の書画情報
の画像情報を、単体で着脱可能な記憶媒体に読み書き可
能に記憶するので、板書途中の書画情報をそのまま他の
電子黒板装置へ再現することができ、書き直しの手間と
時間を省くことができる。また、パーソナルコンピュー
タで作成した任意の画像情報も筆記シート上に容易に再
現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。まず、この発明の電子
黒板装置の前提として通常の電子黒板装置について説明
する。図2は、通常の電子黒板装置の基本構成を示すブ
ロック図である。
【0025】この電子黒板装置は、文字や図等の書画情
報の描画及び消去が自在に行なえる筆記シート1と、筆
記シート1を所定の速度で搬送するモータ及びギア等か
らなる駆動部2と、駆動部2により搬送される筆記シー
ト1上の書画情報を図示を省略した光源によって照射
し、筆記シート1上の描画情報(反射光)を線順次に走
査してアナログ電気信号に光電変換するイメージセンサ
3を有する。
【0026】また、イメージセンサ3からのアナログ電
気信号に所定の画像処理を施した後、白黒2値のディジ
タル画信号(2値画像データ)に変換して出力する画像
処理部4と、画像処理部4から出力された2値画像デー
タを保持する半導体メモリ等で構成された記憶部5と、
画像処理部4で読み取った筆記シート1上の書画情報及
び記憶部5に記憶された書画情報を再現出力する記録部
6を備えている。
【0027】さらに、操作者が筆記シート1の搬送と書
画情報の読取などの各種の操作を指示する操作パネル7
と、この電子黒板装置各部の一連の動作を制御するCP
U,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピュー
タである制御部8を備えている。
【0028】この電子黒板装置は、操作パネル7から筆
記シート1上の書画情報の複写指示が与えられると制御
部8が図示を省略した光源を点灯し、駆動部2によって
筆記シート1の搬送(副走査)を開始する。イメージセ
ンサ3は筆記シート1が所定の読取位置に到達すると筆
記シート1上の書画情報を画素単位に走査(主走査)
し、筆記シート1からの反射光をアナログ電気信号に光
電変換する。
【0029】そのアナログ電気信号は、画像処理部4に
よって所定の画像処理を施された後、白黒の2値画像デ
ータに変換出力される。その2値画像データは必要に応
じて記憶部5に入力・保持されると共に記録部6に入力
され、所定の記録紙に筆記シート1上の書画情報が記録
・出力される。制御部8はこれら一連の動作がシーケン
シャルに行なわれるように装置各部の制御を司ってい
る。
【0030】上述した電子黒板装置は、装置単体として
所定の設置場所でのみ機能するものであり、筆記シート
1上の板書内容は主に感熱記録方式のローカルプリンタ
のみに出力され、データの汎用性は非常に乏しかった。
また、板書内用を公衆回線経由で遠隔地に送信しても伝
送先は限定されてしまうので、書画情報を多様に活用す
ることができない。
【0031】そこで、この発明の電子黒板装置は、上述
した通常の電子黒板装置にパーソナルコンピュータ(P
C)又は/及びローカルエリアネットワーク(LAN)
との接続I/Fを設けることにより、書画情報の共有及
びネットワーク端末装置としての供用化を図り、書画情
報を多様に活用できるようにしている。
【0032】図1は、この発明の電子黒板装置の構成を
示すブロック図であり、図2と共通する部分には同一符
号を付してその説明を省略している。この電子黒板装置
は、イーサネット(Ethernet),トークンリン
グ(TokenRing)等のローカルエリアネットワ
ーク(LAN)9とデータ送受信可能に接続するローカ
ルエリアネットワーク・インタフェース(LAN・I/
F)10と、パーソナルコンピュータ(PC)12とデ
ータ送受信可能に接続するパーソナルコンピュータ・イ
ンタフェース(PC・I/F)11を備えている。
【0033】PC12は、PC・I/F11を介して電
子黒板装置に接続されると共に、LAN9にも接続が可
能な端末装置であり、PC13はLAN9を介して電子
黒板装置に相互接続される遠隔地の端末装置である。プ
リンタ14は同じくLAN9を介して電子黒板装置と相
互接続される端末装置である。なお、PC13及びプリ
ンタ14はLAN9に接続される端末装置の一例であ
り、実際には複数台のPC,プリンタ,スキャナ等の各
種端末装置が接続されている。
【0034】この電子黒板装置の制御部8は、PC12
又はLAN・I/F10を介してLAN9に接続され、
そのLAN9上の他の端末装置との相互接続により書画
情報等の各種データの送受信を自在に行なう制御を行な
う。
【0035】すなわち、この電子黒板装置は、文字又は
図等の書画情報を描画自在な筆記シートと、その筆記シ
ートに描画された書画情報の画像情報を読み取る画像読
取手段(イメージセンサ3等)と、その手段によって読
み取った画像情報を所定の記録装置に再現出力する手段
(記録部6等)と、パーソナルコンピュータ又はローカ
ルエリアネットワークとデータ送受信可能に接続する接
続インタフェース手段(LAN・I/F10,PC・I
/F11)の機能を備えている。
【0036】また、上記接続インタフェース手段に直接
又はローカルエリアネットワークを経由して接続された
パーソナルコンピュータから当該電子黒板装置が有する
各種機能を制御可能にする手段(制御部8)の機能も備
えている。さらに、上記接続インタフェース手段にパー
ソナルコンピュータが接続されたとき、そのパーソナル
コンピュータに対して当該電子黒板装置のシステム動作
プログラムの一部又は全領域を開放する手段(制御部
8)の機能も備えている。
【0037】さらにまた、上記接続インタフェース手段
に接続されたパーソナルコンピュータ又はローカルエリ
アネットワークを経由して接続された各種端末装置へ上
記画像読取手段によって読み取った画像情報を送信する
手段(制御部8等)の機能も備えている。
【0038】この電子黒板装置は、制御部8がPC・I
/F11又はLAN・I/F10を介して接続されるP
C側からの操作情報に基づいて筆記シート1上の書画情
報のコピー動作やページ送り動作等の各種機能の制御を
実施することにより、遠隔操作を可能にし、その操作に
PC側のCRT,LCD等の表示装置を操作者インタフ
ェースとして使用できるので、操作性を向上することが
できる。
【0039】また、この電子黒板装置は、制御部8がP
Cに接続した際に装置の動作を司るプログラムの一部又
は全領域をそのPC側に開放するように制御部8内のR
OMにプログラムしており、制御部8はPCとの接続を
認識すると、操作者の意向に基づいて制御権・参照プロ
グラムをPC側と調停した上で所定のプログラムに基づ
いて各部の動作を開始させる。
【0040】したがって、製品出荷後でもPCと接続す
ることにより、プログラムのアップデイトや機能拡張を
自在に行なうことができ、PC上のプログラムは必要に
応じて個別に変更することが可能になる。すなわち、出
荷時点では性能が一意的に限定された製品のプログラム
をPC側で管理できるので、ユーザの用途に応じてハー
ドウェアの性能を最大限に引き出すファームウェアを構
築することができる。
【0041】この電子黒板装置の動作処理は、図3に示
すように、電源が投入されると、制御部8はまず装置各
部の初期化を行ない(S1)、次いでPCが接続されて
いるか否かを確認する(S2)。PCを接続していない
ときには本体プログラム制御制御モードに移行し、一意
的に本体側プログラムを参照し(S10)、単体で電子
黒板の動作を行なう(S11)。
【0042】一方、PCの接続を認識ときには、制御権
をPC側に持たせるか否かの判定を行なう(S3)。こ
の判定は操作者が行なってもよいし、PC側で自動的に
判断しても良い。制御権を本体(電子黒板装置)側に持
たせるときには、装置の操作を本体側の操作パネル7に
より行なう(S5)。また、PC側に制御権を持たせる
ときには主にPCの操作部,ディスプレイにより各種操
作を行なう(S4)。
【0043】一般に、電子黒板装置に備えた表示装置は
簡略な表示のみしかできないものが多く、表示できる情
報量が少ない。一方、PCのディスプレイにはグラフィ
ック表示はもちろんのこと非常に大量のデータを表示で
きるので、電子黒板装置を遠隔操作できると共にユーザ
インタフェースも著しく向上させることができる。
【0044】引き続き、制御部8は本体プログラムをP
C側に開放するか否かを判断する(S6)。これは、P
C側のアプリケーションによって自動的に判定しても良
いし、必要に応じて操作者が判断しても良い。プログラ
ムをPC側に開放するときには、一部の所定領域のみを
開放するのか全体領域を開放するのかをPC又は操作者
が指定した上でプログラムを起動する(S7)。
【0045】そして、メインプログラムによって常に指
定された動作がPC側の制御下にあるのか本体側の制御
下にあるのかを判定し(S8)、その判定結果に応じて
指定のプログラムを参照して電子黒板装置の有する各種
機能動作を実行する(S11)。また、PCが接続され
ていないとき、又は、本体プログラムが開放されないと
きには一意的に本体側プログラムを参照する。
【0046】次に、通常の電子黒板装置では、筆記シー
ト1から読み取った書画情報の画像情報は予め備えられ
た記録部6に再生出力するのみであり、書画情報を他の
端末装置で画像データとして扱うことはできなかった。
また、記録部6は装置の構造上から機構の簡単な感熱記
録方式のものがほとんどであった。
【0047】例えば、重要な会議での書画情報の内容は
各出席者に議事録として配布することが多く、また報告
書作成時にも使用する機会が多い。そこで、通常の電子
黒板装置においては、記録部6からの出力部数は書画情
報が記憶部5に保存されていれば簡単に複数部数を指定
してプリントすることができるが、感熱記録紙は一般に
保存性・筆記性に乏しく、そのまま書類としては使用に
耐え難い点がある。
【0048】このような理由から、通常の電子黒板装置
では、会議終了後に記録部6から出力した書画情報を再
度必要部数分だけ普通紙に複写し直す作業が慣例的に行
なわれており、作業効率を低下させていた。
【0049】図4は、通常の電子黒板装置の記録動作の
処理を示すフローチャートである。本体側操作パネル7
又はPC側の操作パネルから筆記シート1のコピー動作
が指示されたか否かを判断し(S21)、本体側操作パ
ネル7又はPC側の操作パネルから筆記シート1のコピ
ー動作が指示されると、制御部8は光源を点灯し(S2
2)、駆動部2によって筆記シート1の搬送を開始し、
筆記シート1の被コピー領域が所定の読取位置に到達す
ると筆記シート1からの反射光に基づいてイメージセン
サ3及び画像処理部4によって光電変換・画像処理を線
順次に行なう(S23)。
【0050】2値化された筆記シート1上の書画情報の
画像情報は、記憶部5に順次格納・記憶される(S2
4)。筆記シート1の読取が終了したか否かを判断して
(S25)、筆記シート1の読取が終了すると筆記シー
ト1の搬送を停止し、読取を終了して(S26)、制御
部8は記憶部5から該当する書画情報の画像情報を読み
出し(S27)、記録部6へ転送する(S28)。記録
部6は転送された画像情報に基づいてサーマルヘッドに
よって線順次に書画情報を記録紙上に再現する(S2
9)。そして、記録動作が終了したか否かを判断して
(S30)、終了しなければ最初の処理に戻り、終了し
たらこの処理を終了する。
【0051】そこで、この電子黒板装置は、制御部8の
制御によって筆記シート1上の書画情報をローカルに接
続したPC12やLAN9を介して相互接続された各種
端末装置に伝送することにより、出力先をローカルな記
録部6に限定することなく、PC12に接続された記録
装置やLAN9を介して相互接続される各種記録装置に
まで広めることができる。
【0052】図5は、この電子黒板装置の記録動作の処
理を示すフローチャートである。本体側操作パネル7又
はPC側の操作パネルから筆記シート1のコピー動作が
指示されたか否かを判断し(S31)、本体側操作パネ
ル7又はPC側の操作パネルから筆記シート1のコピー
動作が指示されると、制御部8は光源を点灯し(S3
2)、駆動部2によって筆記シート1の搬送を開始し、
筆記シート1の被コピー領域が所定の読取位置に到達す
ると筆記シート1からの反射光に基づいてイメージセン
サ3及び画像処理部4によって光電変換・画像処理を線
順次に行なう(S33)。
【0053】2値化された筆記シート1上の書画情報の
画像情報は、記憶部5に順次格納・記憶される(S3
4)。筆記シート1の読取が終了したか否かを判断して
(S35)、筆記シート1の読取が終了すると筆記シー
ト1の搬送を停止し、読取を終了して(S36)、制御
部8は記憶部5から該当する書画情報の画像情報を読み
出し(S37)、PC・I/F11,LAN・I/F1
0を経由してPC・LAN端末装置に転送し(S3
8)。
【0054】その転送先の端末装置に接続されたレーザ
プリンタ,インクジェットプリンタ等の記録装置によっ
て普通紙に記録動作を行なう(S39)。そして、記録
動作が終了したか否かを判断して(S40)、終了しな
ければ最初の処理に戻り、終了したらこの処理を終了す
る。
【0055】このようにして、例えば、LAN9に接続
されたプリンタ14によって筆記シート1上の書画情報
を普通紙で所定枚数を印刷することができ、再複写にか
かる手間を省くことができる。
【0056】次に、この発明の他の実施形態について説
明する。図6は、その電子黒板装置の構成を示すブロッ
ク図であり、図1と共通する部分には同一符号を付して
その説明を省略する。この電子黒板装置には、新たに制
御部8からの制御信号に基づいてペンプロッタ等の筆記
手段で筆記シート1上に任意の筆記情報を描画する筆記
シート印字部15と、電子黒板装置本体から着脱可能な
記憶部である記憶媒体16を備えている。
【0057】すなわち、この電子黒板装置は、接続イン
タフェース手段(LAN・I/F10,PC・I/F1
1)に接続されたパーソナルコンピュータ又はローカル
エリアネットワークを経由して接続された各種端末装置
から受信した画像情報を筆記シートに再現して記録する
記録手段(筆記シート印字部15)の機能を備えてい
る。
【0058】また、筆記シートに再現する所定フォーマ
ットデータを予め複数種類保持する手段(制御部8)の
機能も備えている。さらに、筆記シートに再現する所定
フォーマットデータをパーソナルコンピュータによって
作成及び保持された所定フォーマットデータを用いる手
段(制御部8)の機能も備えている。
【0059】また、筆記シートの筆記可能面数以上の書
画情報の画像情報を読み書き可能に記憶する記憶手段
(記憶部5)の機能も備えている。さらに、筆記シート
の筆記可能面数以上の書画情報の画像情報を読み書き可
能に記憶する単体で着脱可能な記憶媒体(記憶媒体1
6)も備えている。
【0060】この電子黒板装置は、例えば、制御部8に
よって筆記途中の書画情報を一度記憶部5に格納し、筆
記シート印字部15によって再度筆記シート1上に再現
する。また、制御部8のROMに予め格納されたフォー
マット、又はPCで作成されて保持されているフォーマ
ットを取得して、筆記シート印字部15によって筆記シ
ート1上に描画する。
【0061】図8はその処理を示すフローチャートであ
る。筆記シート1への印字が指示されたか否かを判断し
て(S41)、筆記シート1への印字が指示されたら、
制御部8はさらに筆記シート1への印字内容を確認する
メッセージを発生する。つまり、予めシステムROMに
組み込んでいる会議報告書等の定型フォーマットか、あ
るいは描画途中の書画内容等の外部記憶媒体等から供給
されるデータかを示すガイダンスを表示し、それに基づ
いて指定された内容を判断する(S42)。
【0062】操作者によって定型フォーマットが指定さ
れたときは、さらに複数種類のフォーマットのなかから
所望のフォーマットを選択させ(S43)、その選択さ
れたフォーマットデータをシステムROMから読み込む
(S44)。一方、外部データが指定されたときは、着
脱自在な記憶媒体16を有する記憶部5からデータを読
み込む(S45)。
【0063】その後、システムに読み込まれたフォーマ
ットデータ又はデータを筆記シート印字部15へ転送
し、そのデータに基づいて筆記シート1上に所定の書画
情報を印字する(S46)。そして、印字終了か否かを
判断して、印字終了ならこの処理を終了する。
【0064】例えば、図7に示すように、会議等で使用
するとき、筆記シート1上に会議報告書のフォーマット
を印字しておき、会議の進行にしたがって内容を追記す
ることにより、別途議事録の作成を行なわずに済み、作
業効率を向上することができる。
【0065】また、会議のトピックス等を予めLAN9
に接続された遠隔地のPCから印字するようにすれば、
会議の進行を円滑に進めることができる。なお、フォー
マットデータは、予め電子黒板装置のシステム内に複数
種類のデータを保持するようにしてもよいし、PC側で
操作者の用途に応じて任意のフォーマットを作成しても
よい。
【0066】さらに、着脱可能な記憶媒体16は、少な
くとも筆記シート1の筆記可能面数(例えば、5面)分
以上の書画情報の画像情報を記憶可能な容量を有するフ
ロッピディスク,光磁気ディスク,半導体メモリカー
ド,磁気テープ等の記憶媒体にすれば、ハンドリング性
が良く、PC等の他の端末装置とのインタフェースを取
りやすいシステムを構築することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る電子黒板装置によれば、筆記シート上の書画情報を多
様に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である電子黒板装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】通常の電子黒板装置の基本構成を示すブロック
図である。
【図3】図1に示した電子黒板装置の処理を示すフロー
チャートである。
【図4】図2に示した通常の電子黒板装置の記録動作を
示すフローチャートである。
【図5】図1に示した電子黒板装置の記録動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】この発明の他の実施例の電子黒板装置の構成を
示すブロック図である。
【図7】図6に示した電子黒板装置の外観図である。
【図8】図6に示した電子黒板装置の処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1:筆記シート 2:駆動部 3:イメージセンサ 4:画像処理部 5:記憶部 6:記録部 7:操作パネル 8:制御部 9:ローカルエリアネットワーク(LAN) 10:ローカルエリアネットワーク・インタフェース
(LAN・I/F) 11:パーソナルコンピュータ・インタフェース(PC
・I/F) 12,13:パーソナルコンピュータ 14:プリンタ 15:筆記シート印字部 16:記憶媒体

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字又は図等の書画情報を描画自在な筆
    記シートと、該筆記シートに描画された書画情報の画像
    情報を読み取る画像読取手段と、該手段によって読み取
    った画像情報を所定の記録装置に再現出力する手段と、
    パーソナルコンピュータ又はローカルエリアネットワー
    クとデータ送受信可能に接続する接続インタフェース手
    段とを備え、該接続インタフェース手段に直接又はロー
    カルエリアネットワークを経由して接続されたパーソナ
    ルコンピュータから当該電子黒板装置が有する各種機能
    を制御可能にする手段を設けたことを特徴とする電子黒
    板装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子黒板装置において、 前記接続インタフェース手段にパーソナルコンピュータ
    が接続されたとき、該パーソナルコンピュータに対して
    当該電子黒板装置のシステム動作プログラムの一部又は
    全領域を開放する手段を設けたことを特徴とする電子黒
    板装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電子黒板装置に
    おいて、 前記接続インタフェース手段に接続されたパーソナルコ
    ンピュータ又はローカルエリアネットワークを経由して
    接続された各種端末装置へ前記画像読取手段によって読
    み取った画像情報を送信する手段を設けたことを特徴と
    する電子黒板装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の電子黒板装置に
    おいて、 前記接続インタフェース手段に接続されたパーソナルコ
    ンピュータ又はローカルエリアネットワークを経由して
    接続された各種端末装置から受信した画像情報を前記筆
    記シートに再現して記録する記録手段を設けたことを特
    徴とする電子黒板装置。
  5. 【請求項5】 請求項記載の電子黒板装置において、 前記筆記シートに再現する所定フォーマットデータを予
    め複数種類保持する手段を設けたことを特徴とする電子
    黒板装置。
  6. 【請求項6】 請求項記載の電子黒板装置において、 前記筆記シートに再現する所定フォーマットデータを前
    記パーソナルコンピュータによって作成及び保持された
    所定フォーマットデータを用いる手段を設けたことを特
    徴とする電子黒板装置。
  7. 【請求項7】 請求項記載の電子黒板装置において、 前記筆記シートの筆記可能面数以上の書画情報の画像情
    報を読み書き可能に記憶する記憶手段を設けたことを特
    徴とする電子黒板装置。
  8. 【請求項8】 請求項記載の電子黒板装置において、 前記記憶手段が、単体で着脱可能な記憶媒体であること
    を特徴とする電子黒板装置。
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