JP2004013853A - メッセージ交換システム、メッセージ交換装置、メッセージ交換方法及びプログラム - Google Patents

メッセージ交換システム、メッセージ交換装置、メッセージ交換方法及びプログラム Download PDF

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Shigetoshi Yokoyama
横山 重俊
Yasuhiro Naoi
直井 康広
Koji Miyata
宮田 功治
Kazutoshi Takano
高野 一利
Kazuaki Shirakashi
白樫 和明
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Abstract

【課題】送り側も受け側も気軽に利用でき、あるいは個別の挨拶が可能なメッセージ交換システム等を提供することである。
【解決手段】ユーザが端末2−iを用いてログインすると、サーバ1は各ユーザのステータスを示すコンタクトリストを各端末に供給し、各端末は表示する。ユーザが端末2−iを用い、ログイン中である端末2−jのユーザを選択して挨拶する旨を指示すると、挨拶を示すデータがサーバ1を経て端末2−jに送られ、端末2−jは端末2−iのユーザが挨拶したことを示すアイコン等を表示する。端末2−jのユーザがこの挨拶に返事をする旨を指示すると、返事を示すデータがサーバ1を経て端末2−iに送られ、端末2−iは端末2−jのユーザが返事をしたことを示すアイコン等を表示する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークを介してメッセージを交換するためのメッセージ交換システム、メッセージ交換装置及びメッセージ交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等のネットワークを介したメッセージ交換の手法として、インスタントメッセンジャーや電子メールが用いられている。
インスタントメッセンジャーは、ネットワークを介して互いに接続された端末のユーザ同士の間で、各自がネットワークに接続していることを確認し合った上で、テキスト形式のデータなどからなるデータをリアルタイムで交換する手法である。
【0003】
電子メールは、ネットワークに接続された端末から、このネットワークに接続されたメールサーバに、宛先を付した電子メールを送信し、メールサーバが、宛先に割り当てられた記憶領域(メールボックス)に電子メールを格納し、宛先のアカウントを与えられた者がこのネットワークに接続された端末を介してメールボックスにアクセスし、電子メールを受信する、という手法である。電子メールは、テキストや画像を表すデータを含んでいるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、インスタントメッセンジャーでは、単にユーザ同士がネットワークにアクセスしたことを確認し合っただけの状態では、通信の本題に入ることについて抵抗感が残る。すなわち、この状態では、ユーザ同士が、会話を本題へと導入する役割を果たす簡単なコミュニケーション(例えば、顔を合わせてのコミュニケーションにおいて「元気?」と肩をたたくような感じの挨拶)を経ていないため、挨拶等なしに本題に入ることが心理的に難しい。
【0005】
また、たとえ挨拶からより立ち入った会話に発展することがなかったとしても、挨拶はそれ自体、ユーザ相互の関係を保持・強化するためには有用なコミュニケーションである。しかし、従来のインスタントメッセンジャーでは、ある端末がネットワークに接続したことを示すデータを他の端末に同報的に表示させる(プレゼンス表示をさせる)ことはできるものの、1人のユーザが他の1人のユーザに個別に挨拶することはできなかった。従って、ユーザ同士がネットワークへのアクセスを確認し合った状態から挨拶へとスムーズに移るきっかけもつかみにくく、挨拶を行うこと自体も困難であった。
【0006】
一方、電子メールを用いて挨拶をした場合は、挨拶用の電子メールが同一人に宛てて大量に送信されると、その者に宛てられた、本題を含む電子メールが、大量の挨拶用の電子メールに埋もれ、本題を含む電子メールの特定が困難になる。
【0007】
また、従来のインスタントメッセンジャーや電子メールを用いた場合、挨拶の文面は予め用意してコピーするか、あるいは送信する都度書き起こすなどする必要があり、いずれにしても手間がかかる。
【0008】
この発明は上記実状に鑑みてなされたもので、送り側も受け側も気軽に利用できるメッセージ交換システム及びメッセージ交換方法、個別の挨拶が可能なメッセージ交換システム及びメッセージ交換方法、及びこれらのメッセージ交換システムやメッセージ交換方法を実現するためのメッセージ交換装置とを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係るメッセージ交換システムは、
ネットワークに接続可能な複数の端末より構成されており、
各々の前記端末は、
自己が他の端末からのメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークに送出する自端末ステータス送信手段と、
他の端末がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークより取得し、取得したステータス情報を出力する他端末ステータス受信手段と、
前記他端末ステータス受信手段が取得したステータス情報によってメッセージを受け付けている旨が示されている他の端末のうちから、操作者の操作に従って定型メッセージの宛先を指定し、指定した当該宛先に宛て、前記ネットワークに定型メッセージを送出する定型メッセージ送信手段と、
前記ネットワークより、自己を宛先とする定型メッセージを取得し、取得した定型メッセージを出力する定型メッセージ受信手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0010】
このようなメッセージ交換システムでは、各端末は、操作者が個別に指定する宛先に宛て、挨拶に代表されるような定型メッセージを送り、宛先はこの定型メッセージを受信して出力する。定型メッセージの文面を操作者が用意する必要はなく、挨拶を行うことは容易で、本題のコミュニケーションに入る際の心理的な抵抗感も少ない。また定型メッセージは定型メッセージとして別途出力されるため挨拶の識別も容易である。従って、このようなメッセージ交換システムは、メッセージの送り側も受け側も気軽に利用できる。
【0011】
ネットワークに接続されたサーバを更に備えてもよく、この場合、前記サーバは、各前記端末の自端末ステータス送信手段が送出したステータス情報を前記ネットワークを介して取得し、取得した各ステータス情報を含むリストを生成して、当該リストを前記ネットワークに送出する手段を備えていてもよい。
前記メッセージ交換システムがこのようなサーバを備えている場合、各前記端末の他端末ステータス受信手段は、前記リストを前記ネットワークより取得することにより、他の端末がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を取得すればよい。
【0012】
また、この発明の第2の観点に係るメッセージ交換装置は、
自己が外部の装置からのメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を外部のネットワークに送出する自端末ステータス送信手段と、
前記外部の装置がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークより取得し、取得したステータス情報を出力する他端末ステータス受信手段と、
前記外部の装置のうち、前記他端末ステータス受信手段が取得したステータス情報によってメッセージを受け付けている旨が示されているものから、操作者の操作に従って定型メッセージの宛先を指定し、指定した当該宛先に宛て、前記ネットワークに定型メッセージを送出する定型メッセージ送信手段と、
前記ネットワークより、自己を宛先とする定型メッセージを取得し、取得した定型メッセージを出力する定型メッセージ受信手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0013】
このようなメッセージ交換装置は、操作者が個別に指定する宛先に宛て、挨拶に代表されるような定型メッセージを送り、また自らが宛先となった場合は、自己宛ての定型メッセージを受信して出力する。定型メッセージの文面を操作者が用意する必要はなく、挨拶を行うことは容易で、本題のコミュニケーションに入る際の心理的な抵抗感も少ない。また定型メッセージは定型メッセージとして別途出力されるため挨拶の識別も容易である。従って、このようなメッセージ交換装置は、メッセージの送り側も受け側も気軽に利用できる。
【0014】
前記他端末ステータス受信手段は、例えば、複数の前記外部の装置のそれぞれがメッセージを受け付けているか否かを表すリストを前記ネットワークより取得することにより、各前記外部の装置がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を取得するものであればよい。
【0015】
前記他端末ステータス受信手段は、前記外部の装置がメッセージを受け付けているか否かを示すアイコンを表示することにより、前記ステータス情報を出力するものであれば、操作者等はアイコンを視認することにより宛先の選択を容易に行えて便利である。
そしてこの場合、前記定型メッセージ送信手段は、操作者が自己を操作して、前記アイコンを選択する指示を入力したとき、当該指示に応答して、操作者により選択されたアイコンが示す外部の装置を、前記定型メッセージの宛先として指定するものであれば、宛先の指示の入力が容易である。
【0016】
前記定型メッセージ送信手段は、操作者の操作に従って、複数の定型メッセージの候補のうちから、前記宛先に送出する定型メッセージを選択し、選択した定型メッセージを、当該宛先に宛てて前記ネットワークに送出するものであれば、定型メッセージを使い分けることが可能になるので、状況等に応じたより適切な挨拶等の交換が行われるようになる。
【0017】
前記定型メッセージ送信手段は、前記定型メッセージ受信手段が取得した定型メッセージの発信元である外部の装置を宛先として、操作者の操作に従い、前記ネットワークに返信用の定型メッセージを送出するものとすれば、挨拶等をした者に返事を送る際の返事の宛先の指定が容易であるので、操作性が向上する。
【0018】
前記メッセージ交換装置は、
前記外部の装置のうち、前記他端末ステータス受信手段が取得したステータス情報によってメッセージを受け付けている旨が示されているものから、操作者の操作に従って自由型メッセージの宛先を指定し、当該自由型メッセージを示すデータを操作者の操作に従って入力して、入力した当該自由型メッセージを、指定した当該宛先に宛てて前記ネットワークに送出する自由型メッセージ送信手段と、
前記ネットワークより、自己を宛先とする自由型メッセージを取得し、取得した自由型メッセージを出力する自由型メッセージ受信手段と、を更に備えるものとすれば、定型メッセージのみならず自由型のメッセージの交換も行うようになる。
【0019】
また、この発明の第3の観点に係るメッセージ交換方法は、
ネットワークに接続された装置からのメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークに送出し、
前記装置がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークより取得して、取得したステータス情報を出力し、
前記装置のうち、取得したステータス情報によってメッセージを受け付けている旨が示されているものから、操作者の操作に従って定型メッセージの宛先を指定し、指定した当該宛先に宛て、前記ネットワークに定型メッセージを送出し、前記ネットワークより、所定の宛先に宛てられた定型メッセージを取得し、取得した定型メッセージを出力する、
ことを特徴とする。
【0020】
このようなメッセージ交換方法では、個別に指定する宛先に宛て、挨拶に代表されるような定型メッセージが送られ、宛先ではこの定型メッセージが受信され出力される。定型メッセージの文面を操作者が用意する必要はなく、挨拶を行うことは容易で、本題のコミュニケーションに入る際の心理的な抵抗感も少ない。また定型メッセージは定型メッセージとして別途出力されるため挨拶の識別も容易である。従って、このようなメッセージ交換方法は、メッセージの送り側も受け側も気軽に利用できる。
【0021】
また、この発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
自己が外部の装置からのメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を外部のネットワークに送出する自端末ステータス送信手段と、
前記外部の装置がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークより取得し、取得したステータス情報を出力する他端末ステータス受信手段と、
前記外部の装置のうち、前記他端末ステータス受信手段が取得したステータス情報によってメッセージを受け付けている旨が示されているものから、操作者の操作に従って定型メッセージの宛先を指定し、指定した当該宛先に宛て、前記ネットワークに定型メッセージを送出する定型メッセージ送信手段と、
前記ネットワークより、自己を宛先とする定型メッセージを取得し、取得した定型メッセージを出力する定型メッセージ受信手段と、
して機能させるためのものであることを特徴とする。
【0022】
このようなプログラムを実行するコンピュータは、操作者が個別に指定する宛先に宛て、挨拶に代表されるような定型メッセージを送り、また自らが宛先となった場合は、自己宛ての定型メッセージを受信して出力する。定型メッセージの文面を操作者が用意する必要はなく、挨拶を行うことは容易で、本題のコミュニケーションに入る際の心理的な抵抗感も少ない。また定型メッセージは定型メッセージとして別途出力されるため挨拶の識別も容易である。従って、このようなプログラムを実行するコンピュータは、メッセージの送り側も受け側も気軽に利用できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態にかかるメッセージ交換システム、メッセージ交換装置及びメッセージ交換方法を、リアルタイムでメッセージを交換するメッセージ交換サービス(例えば、インスタントメッセンジャーやIRC(Internet Relay Chat)など)を提供するメッセージ交換システムを例として説明する。
【0024】
図1は、このメッセージ交換システムの構成を示す図である。
図示するように、メッセージ交換システムは、サーバ1と、パケット網PNと、ネットワークNと、端末2−1〜2−n(nは2以上の整数)とより構成されている。
【0025】
サーバ1はネットワークNに接続されており、端末2−1〜2−nは、パケット網PNに無線接続される。ネットワークNとパケット網PNとは互いに接続されている。
ネットワークNは、例えばインターネットより構成されている。パケット網PNは、無線通信回線を構成するものであって、移動体電話機や据え置き型の電話機などの電話機相互間での通話に用いられる基地局や、電話回線を備えている。
【0026】
パケット網PNは、端末2−1〜2−nが送信した変調波を受信して復調し、復調により得られた情報(すなわち、端末2−1〜2−nが搬送波を変調するとき用いた情報)を、宛先の電話機等に送信する。また、パケット網PNは、サーバ1などから端末2−k(kは1以上n以下の任意の整数)宛てに送信された情報を受信し、受信した情報を表す変調波を生成して、端末2−kに送信する。また、パケット網PN及びネットワークNは、両者間でデータ交換を行うことにより、パケット網PN(又はネットワークN)に接続された装置からネットワークN(又はパケット網PN)に接続された装置へのデータの伝送を媒介する。
【0027】
なお、サーバ1及び端末2−1〜2−nには、各自に固有のIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられている。ただし、これらのIPアドレスは、当該端末がパケット網PNに接続されるたびに、例えばネットワークNやパケット網PNによって動的に割り当てられるものであってもよい。
【0028】
図2は、サーバ1の構成を示す図である。図示するように、サーバ1は、制御部11と、主記憶部12と、外部記憶部13と、送受信部14とより構成される。主記憶部12、外部記憶部13及び送受信部14は、いずれも、内部バスを介して制御部11に接続されている。
【0029】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等からなり、外部記憶部13に記憶されているプログラムデータが表すプログラムに従って、後述する処理を行う。
主記憶部12は、RAM(Random Access Memory)等からなり、主記憶部12が有する記憶領域は、制御部11の作業領域として用いられる。
【0030】
外部記憶部13は、ハードディスク装置等からなり、後述する処理を制御部11に行わせるためのプログラムデータと、上述したメッセージ交換サービスのユーザのステータスを表すコンタクトリストCLとを予め記憶する。そして、外部記憶部13は、制御部11の指示に従って、自己が記憶するデータを制御部11に供給する。
【0031】
図3は、コンタクトリストCLのデータ構造を模式的に示す図である。
図示するように、コンタクトリストCLは、メッセージ交換サービスのユーザを識別するハンドルネームと、このユーザのステータスを示すステータスデータと、このユーザに割り当てられたパスワードと、このユーザがログインに用いた端末のIPアドレスとを、互いに対応付けて格納している。ステータスデータは、ユーザがこのメッセージ交換システムにログインしているかログアウトしているかを示しており、後述する処理に従って更新される。(なお、図3は、4名のユーザ”yas”、”kojima”、”takano”及び”yoko”がログインしており、他のユーザがログアウトしている状態を表すコンタクトリストCLを例示している。)
【0032】
送受信部14は、モデムやルータ、あるいはDSU(Data Service Unit)等の通信制御装置からなり、内部バスを介して制御部11に接続されており、また、ネットワークNに接続されている。
送受信部14は、制御部11の指示に従って、制御部11より供給された端末宛ての情報(端末2−1〜2−nのいずれかのIPアドレスを付された情報)を、ネットワークNを介しパケット網PNへと送出する。また、自己宛ての情報(サーバ1のIPアドレスが付された情報)をネットワークNを介してパケット網PNより受信し、制御部11に供給する。
【0033】
端末2−1〜2−nは互いに実質的に同一の構成を有している。端末2−1〜2−nは携帯可能な構成を有しており、パケット通信(例えば、NTTドコモ社の提供するサービスであるimode(登録商標)など)の端末の機能を行うものである。
【0034】
図4は、端末2−k(kは1以上n以下の整数)の構成を示す図である。
図示するように、端末2−kは、制御部21−kと、主記憶部22−kと、外部記憶部23−kと、入力部24−kと、表示部25−kと、送受信部26−kとより構成される。主記憶部22−k、外部記憶部23−k、入力部24−k、表示部25−k及び送受信部26−kは、いずれも、内部バスを介して制御部21−kに接続されている。
【0035】
制御部21−kはCPU等からなり、外部記憶部23−kに記憶されているオペレーティングシステムを実行し、外部記憶部23−kに記憶されているアプリケーションプログラムを、このオペレーティングシステムの制御に従って実行することにより、後述する処理を行う。
【0036】
主記憶部22−kはRAM等からなり、主記憶部22−kが有する記憶領域は制御部21−kの作業領域として用いられる。
【0037】
外部記憶部23−kは、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置からなり、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムを予め記憶し、また、制御部21−kの指示に従って、自己が記憶するデータを制御部21−kに供給する。
【0038】
入力部24−kは、ボタン、スイッチ、ポインティングデバイス等より構成されており、操作者の操作に従った情報を、制御部21−kに供給する。
表示部25−kは、LCD(液晶ディスプレイ)等より構成されており、制御部21−kの指示に従った画像を、自己が備える表示画面上に表示する。
【0039】
送受信部26−kは、制御部21−kの指示に従って、制御部21−kより供給されたサーバ1宛ての情報(サーバ1のIPアドレスが付された情報)を用いて搬送波を所定の形式で変調し、得られた変調波をパケット網PNへと送信する。
また、送受信部26−kは、端末2−k宛ての情報を受信する。具体的には、端末2−kのIPアドレスが付された情報を表す変調波をパケット網PNより受信して復調し、復調により得られた情報を制御部21−kに供給する。
【0040】
次に、このメッセージ交換システムの動作を説明する。
【0041】
(ログイン)
端末2−i(iは1以上n以下の整数)のユーザは、メッセージ交換サービスの機能を利用したい場合、端末2−iの入力部24−iを操作することにより、端末2−iに、アプリケーションプログラムの実行を指示する。オペレーティングシステムを実行中である端末2−iの制御部21−iは、この指示に応答して、外部記憶部23−iからアプリケーションプログラムを読み出して実行する。
【0042】
制御部21−iは、アプリケーションプログラムの処理を開始すると、まず、表示部25−iに指示して、ユーザのハンドルネーム及びパスワードの入力を促す画像を表示させる。そして、入力部24−iよりハンドルネーム及びパスワードが供給されるのを待機する。
【0043】
ユーザが入力部24−iを操作してハンドルネーム及びパスワードを入力すると、入力部24−iはこれらのハンドルネーム及びパスワードを制御部21−iに供給する。
すると、端末2−iは、これらのハンドルネーム及びパスワードを、端末2−iからサーバ1に宛ててパケット網PNへと送出する。具体的には、まず制御部21−iが、入力部24−iより供給されたハンドルネーム及びパスワードに、宛先を示すデータとしてサーバ1のIPアドレスを付し、また、発信元を示すデータとして端末2−iのIPアドレスを付す。そして、宛先及び発信元のデータが付されたハンドルネーム及びパスワードを送受信部26−iに供給し、パケット網PNへの送出を指示する。送受信部26−iは、これらのハンドルネーム及びパスワードをサーバ1に宛ててパケット網PNへと送出する。
パケット網PNは、これらのハンドルネーム及びパスワードを、ネットワークNに供給する。
【0044】
サーバ1の送受信部14は、ネットワークNより、端末2−iがサーバ1宛てに送出したハンドルネーム及びパスワードを受信して制御部11に供給する。
制御部11は外部記憶部13にアクセスし、コンタクトリストCLがこれらのハンドルネーム及びパスワードを互いに対応付けられて格納しているか否かを判別する。そして、ログインに失敗したと判別すると(つまり、これらのハンドルネーム及びパスワードを互いに対応付けられていないと判別すると)、ログインを拒絶することを示す端末2−i宛てのメッセージを送受信部14に供給し、送受信部14はこのメッセージをネットワークNを介してパケット網PNに送出する。パケット網PNは、このメッセージを端末2−iに供給する。
【0045】
一方、制御部11は、ログインに成功したと判別すると(つまり、サーバ1が受信したハンドルネーム及びパスワードが互いに対応付けられていると判別すると)、コンタクトリストCLに格納されているステータスデータのうち、このハンドルネームに対応付けられているものを、ユーザがログイン中であることを示すように更新する。また、端末2−iのIPアドレスを、このハンドルネームに対応付けて、コンタクトリストCLに格納する。
【0046】
そして、制御部11は、更新後のコンタクトリストCLを、送受信部14を介し、端末2−1〜2−nのうち、コンタクトリストCLにIPアドレスが格納されているもの(つまりユーザがログインしている端末)に宛て、ネットワークNを介してパケット網PNへと送出する。ただし、コンタクトリストCLに含まれるパスワード及びIPアドレスは送出しない。パケット網PNは、コンタクトリストCLを各端末に供給する。
【0047】
コンタクトリストCLの宛先となった端末の送受信部は、サーバ1が送出したコンタクトリストCLをパケット網PNより受信して、当該端末の制御部に供給する。当該端末の制御部は、供給されたコンタクトリストCLを当該端末の主記憶部に一時記憶させ、また、当該端末の表示部に、コンタクトリストCLの内容を表すステータス表示用画像を表示させる。ただし、既にこの表示部がステータス表示用画像を表示している場合は、新たに受信したコンタクトリストCLの内容に合致するように更新する。
【0048】
ステータス表示用画像は、例えば図5に示すような画像からなっていればよい。すなわち、図示するように、ステータス表示用画像は、コンタクトリストCLに含まれるハンドルネームと、このハンドルネームが示すユーザのステータスを表すアイコン(つまり、ログイン中であることを示すアイコン又はログアウト中であることを示すアイコン)とを、互いが対応付けられた形で含んでいればよい。(なお、図5は、4名のユーザ”yas”、”kojima”、”takano”及び”yoko”がログインしており、他のユーザがログアウトしている場合の画像を例示している。)
【0049】
(挨拶の送信)
ステータス表示用画像内では、表示部25−iが表示するハンドルネームのうち、ログインしているユーザのハンドルネームに、ログイン中であることを示すアイコンが付されている。
端末2−iのユーザは、ログインしている他のユーザに挨拶を送りたい場合、入力部24−iを操作することにより、表示部25−iが表示しているアイコンのうち、挨拶の相手方のハンドルネームに付されているアイコン(このアイコンは、ユーザがログインしている状態を示している)をクリックする等して選択する。
【0050】
すると、制御部21−iは、アイコンの選択に応答して、表示部25−iに、例えば図6に示すような、挨拶送信用の画像を表示させる。図示するように、挨拶送信用の画像は、挨拶を表す挨拶用のアイコンを複数含んでいる。
【0051】
そして、端末2−iのユーザが入力部24−iを操作し、送りたい挨拶を表す挨拶用のアイコンを選択すると、端末2−iは、ハンドルネーム及びパスワードを送信した場合と同様にして、端末2−iからサーバ1に宛てて、選択された挨拶の種類を示すデータ及び挨拶の相手方のハンドルネームを送る。例えば、送りたい挨拶が「こんにちは」であって挨拶の相手方がユーザ”takano”である場合は、「こんにちは」を示すデータと、ハンドルネーム”takano”とを送ればよい。
【0052】
サーバ1は、端末2−iが送信した、挨拶の種類を示すデータ及び挨拶の相手方のハンドルネームを、パスワード等を受信したときと同様にして、ネットワークNから受信する。
すると、制御部11は、コンタクトリストCLより、挨拶の相手方のハンドルネームに対応付けられているIPアドレス、及び、挨拶をした者のハンドルネーム(つまり、端末2−iのIPアドレスが対応付けられているハンドルネーム)を索出する。そして、サーバ1は、コンタクトリストCLを端末2−iに供給したときと同様にして、このIPアドレスが示す端末に宛てて、挨拶の種類を示すデータと、挨拶をした者(つまり端末2−iのユーザ)のハンドルネームとを送る。
【0053】
以下、サーバ1が挨拶の種類を示すデータを端末2−j(jは1以上n以下の整数、ただしi≠j)に宛てて送出したものとすると、端末2−jは、端末2−iがコンタクトリストCLを受信したときと同様にして、パケット網PNより挨拶の種類を示すデータを受信する。この結果、挨拶の種類を示すデータが、サーバ1を介し、端末2−iから端末2−jに宛てて送られる。
【0054】
挨拶の種類を示すデータを受信した端末2−jの制御部21−jは、表示部25−jに指示し、表示部25−jが表示しているステータス表示用画像に含まれる、挨拶をした者のハンドルネームに付されたアイコンを、挨拶していることを表す形状に更新させる。ただし、この形状は、端末2−jが受信したデータが示す種類に予め対応付けられた形状であるものとする。
【0055】
従って、例えば、端末2−iが端末2−jに宛てて送ったデータが「こんにちは」を示すものであれば、端末2−iのユーザのハンドルネームに付されたアイコンは、例えば図7に示すように、「こんにちは」を表す形状に変更される。(なお、図7は、端末2−iのユーザ”kojima”が挨拶「こんにちは」を示すデータを端末2−jのユーザに宛てて送り、端末2−jがこの挨拶を受け取った場合の画像を例示している。また、理解を容易にするため、図7では、各種類の挨拶について、変更後のアイコンの形状は、挨拶送信用画像に含まれている挨拶用のアイコンの形状と実質的に同一であるものとしている。)
【0056】
(返事の送信)
端末2−jのユーザは、挨拶をした者に返事を送りたい場合、入力部24−jを操作することにより、挨拶をした者のハンドルネーム(このハンドルネームには、挨拶をしたことを表す形状のアイコンが付されている)を選択する。
【0057】
すると、制御部21−jは、アイコンの選択に応答して、表示部25−jに、返事送信用の画像を表示させる。返事送信用の画像は、例えば図6に示す挨拶送信用の画像と同一のものであればよく、複数の返信用の挨拶をそれぞれ表す複数のアイコンを含んでいればよい。
【0058】
そして、端末2−jのユーザが、入力部24−jを操作して所望の返事を示すアイコンを選択すると、端末2−jは、端末2−iが挨拶を示すデータを送ったときと同様にして、パケット網PN及びネットワークNを介し、サーバ1に宛てて、クリックされた返事の種類を示すデータ及び返事の相手方のハンドルネームを送る。
【0059】
サーバ1は、返事の種類を示すデータ及び返事の相手方のハンドルネームを受信すると、返事を返される対象の挨拶を送った端末(つまり端末2−i)に宛てて、返事の種類を示すデータと、返事をした端末2−jのユーザのハンドルネームとを送る。
【0060】
端末2−iの送受信部26−iは、ネットワークN及びパケット網PNを介して返事の種類を示すデータを受信し、制御部21−iは、表示部25−iに、このデータが示す種類の返事を表示させる。(あるいは、表示部25−iが表示しているステータス表示用画像に含まれるアイコンのうち、返事をした者のハンドルネームに付されているものを、当該種類の返事をしたことを表す形状に更新させる。)
【0061】
(メッセージの送信)
端末2−kのユーザは、他のユーザに自由型のメッセージを送りたい場合、入力部24−kを操作することにより、メッセージの送り先のハンドルネーム(このハンドルネームには、ログイン中であることを表すアイコンが付されている)を選択する。制御部21−kは、アイコンの選択に応答して、表示部25−kに、メッセージ送信用のテキストボックスと、送信を指示するための送信ボタンとを表示させる。
【0062】
そして、端末2−kのユーザが、入力部24−kを操作してテキストボックスにメッセージを入力し、メッセージの送信を指示すると、端末2−kは、端末2−iが挨拶を表すデータを送る手順と同様にして、パケット網PN及びネットワークNを介し、サーバ1に宛てて、入力されたメッセージ及び宛先のハンドルネームを送る。
【0063】
サーバ1は、メッセージ及び宛先のハンドルネームを受信すると、メッセージの宛先となる端末のIPアドレス(つまり、受信したハンドルネームに対応付けられているIPアドレス)と、メッセージの差出人のハンドルネーム(つまり、メッセージの発信元のIPアドレスが対応付けられているハンドルネーム)とをコンタクトリストCLから索出する。そして、メッセージの宛先となる端末に宛てて、メッセージ及びこのメッセージの差出人のハンドルネームを送る。
【0064】
メッセージの宛先となる端末が端末2−iであるとすると、端末2−iは、ネットワークN及びパケット網PNを介して、メッセージ及び差出人のハンドルネームを受信する。そして制御部21−iは、表示部25−iに、このメッセージ及び差出人のハンドルネームを表示させる。(あるいは、表示部25−iが現に表示しているステータス表示用画像に含まれる差出人のハンドルネームに対応付けた形で、このメッセージを表示させる。)
【0065】
(ログアウト)
端末2−kのユーザは、メッセージ交換サービスからログアウトしたい場合、端末2−iの入力部24−iを操作することにより、端末2−iに、ログアウトを指示する。制御部21−iはこの指示に応答して、サーバ1に宛てて、パケット網PNに、ログアウトする旨の通知を送出する。パケット網PNは、ログアウトの通知をネットワークNに供給する。
【0066】
サーバ1の送受信部14は、ネットワークNよりこのログアウトの通知を受信して制御部11に供給する。制御部11は外部記憶部13にアクセスし、コンタクトリストCLに格納されているIPアドレスのうちから、このログアウトの通知の発信元のIPアドレスを特定する。そして、特定したIPアドレスと共通のハンドルネームに対応付けられているステータスデータをログアウト中を表すよう変更して、このIPアドレスをコンタクトリストCLから消去する。
【0067】
そして、制御部11は、更新後のコンタクトリストCLを、送受信部14を介し、端末2−1〜2−nのうちユーザがログイン中である端末に宛て、ネットワークNを介してパケット網PNへと送出する。(ただし、コンタクトリストCLに含まれるパスワード及びIPアドレスは送出しない。)
【0068】
コンタクトリストCLの宛先となった各端末は、コンタクトリストCLを受信すると、端末2−iがログインした場合と同様に、このコンタクトリストCLを各自の主記憶部に一時記憶させ、また、各自の表示部が表示しているステータス表示用画像を、更新後のコンタクトリストCLの内容に合致するように変更させる。
【0069】
一方、制御部11は、ログアウト完了の通知を、送受信部14を介し、端末2−iに宛て、ネットワークNを介してパケット網PNへと送出する。
端末2−iの制御部21−iは、端末2−iがログアウト完了の通知を受信すると、主記憶部22−iが記憶するコンタクトリストCLを消去し、表示部25−iが表示しているステータス表示用画像を消去させる。
【0070】
以上説明した処理により、このメッセージ交換システムにログインしたユーザ相互間で、定型のメッセージである挨拶を交換することが可能になる。ユーザは、複数のアイコンのいずれかをクリックして選択することにより、複数の挨拶のうちからいずれかを選択して送ることができる。挨拶を受けたユーザは、挨拶をしたユーザに返事を送ることができる。返事も、アイコンをクリックすることにより複数の候補のうちから選択して送ることができる。ユーザ相互間では、定型の挨拶のほか文面自由のメッセージも交換することができる。
【0071】
なお、このメッセージ交換システムの構成は、上述のものに限られない。
例えば、端末2−1〜2−nは、必ずしも携帯可能な構成を有している必要はない。また、端末2−1〜2−nは必ずしも電話機の機能を行うものである必要はなく、例えば、モデム等の通信制御装置を備えた、パケット網PNあるいはネットワークNへのアクセスを行う機能を有するコンピュータより構成されていてもよい。
【0072】
また、端末2−1〜2−nは必ずしもパケット網PNに無線接続するものでなくてもよく、有線電話回線や、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、光ファイバあるいはその他任意の通信回線を介してパケット網PNあるいはネットワークNに接続するようにしてもよい。この場合、端末2−1〜2−nは、各自が接続する対象の通信回線を介した外部とのデータ通信を媒介する通信制御装置(モデムやルータ等)を備えていればよい。
なお、端末2−1〜2−nがパケット網PNを介すことなくネットワークNに接続する場合、このメッセージ交換システムはパケット網PNを含んでいなくてもよい。
【0073】
また、サーバ1は、端末より送信されてきたパスワードの検証を省略してもよい。具体的には、例えば、端末2−1〜2−nがユーザのハンドルネーム及びパスワードに代えて単にハンドルネームをサーバ1に宛てて送信し、サーバ1は、端末2−kからサーバ1に宛てて送信されたハンドルネームがコンタクトリストCLに含まれているか否かを判別して、含まれていると判別したとき、このハンドルネームを有するユーザがログインに成功したものとして扱い、含まれていないと判別したときはログインに失敗したものとして扱えばよい。
【0074】
また、ユーザが送る挨拶や返事の種類の数は任意であり、2種類あるいは4種類以上でもよい一方、1種類でもよい。
挨拶の種類が1種類である場合、挨拶を送るユーザが利用している端末2−iは、挨拶送信用の画像を表示する必要はない。そして、端末2−iは、ステータス表示用画像内で挨拶の相手方のハンドルネームに付されているアイコンがクリックされたことに応答して、端末2−iからサーバ1に宛てて、挨拶があったことを示すデータ及び挨拶の相手方のハンドルネームを送ればよい。
【0075】
サーバ1は、端末2−iが送信した、挨拶があったことを示すデータ及び挨拶の相手方のハンドルネームを受信すると、挨拶の種類を示すデータに代えて、挨拶があったことを示すデータを、挨拶の相手方が利用している端末2−jに宛て、挨拶をした者のハンドルネームと共に送ればよい。そして、端末2−jは、挨拶があったことを示すデータを受信すると、ステータス表示用画像に含まれる、挨拶をした者のハンドルネームに付されたアイコンを、挨拶していることを表す形状に更新させればよい。
【0076】
また、返事の種類が1種類である場合、挨拶を受け取った端末2−jは、返事送信用の画像を表示する必要はない。端末2−jは、ステータス表示用画像内で挨拶の送り主のハンドルネームに付されているアイコンがクリックされたことに応答して、端末2−iからサーバ1に宛てて、返事があったことを示すデータ及び返事の相手方(返事を返される対象である挨拶の送り主)のハンドルネームを送ればよい。
【0077】
サーバ1は、端末2−jが送信した、返事があったことを示すデータ及び挨拶の相手方のハンドルネームを受信すると、返事の種類を示すデータに代えて、返事があったことを示すデータを、返事の相手方が利用している端末2−iに宛て、返事をした者のハンドルネームと共に送ればよい。そして、端末2−iは、返事があったことを示すデータを受信すると、所定の内容を有する返事を表示させればよい。(あるいは、ステータス表示用画像に含まれる、返事をした者のハンドルネームに付されたアイコンを、返事をしたことを表す形状に更新させればよい。)
【0078】
パスワードを用いない場合、このメッセージ交換システムは、サーバ1を備えていなくてもよい。このメッセージ交換システムがサーバ1を備えていない場合、端末2−1〜2−nは、互いに同一のコンタクトリストCLを予め記憶し、メッセージ交換システムを利用したい端末2−iのユーザは、自己のハンドルネームをサーバ1に送る代わりに、端末2−1〜2−nのうち端末2−iを除く各端末宛てに送ればよい。そして、ハンドルネームを受信した各端末は、各自が記憶しているコンタクトリストCLについて、受信したハンドルネームに対応付けられているステータスデータをログイン中を表すよう変更し、受信したハンドルネームの送信元の端末のIPアドレスをこのハンドルネームに対応付けて格納し、変更後のコンタクトリストCLの内容を表すステータス表示用画像を表示させればよい。
【0079】
このメッセージ交換システムがサーバ1を備えていない場合において、端末のユーザが他のユーザに挨拶(又は返事)を送る場合、端末は、挨拶や返事の種類を示すデータ(又は挨拶や返事をしたことを示すデータ)を、サーバ1に送る代わりに、挨拶(又は返事)の相手方が利用中の端末に送るようにすればよい。なお、挨拶(又は返事)の相手方が利用している端末のIPアドレスは、挨拶を送りたいユーザが選択したアイコンが付されているハンドルネームに対応付けられているIPアドレスをコンタクトリストCLより読み出すことにより特定すればよい。
【0080】
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明にかかるメッセージ交換システムやメッセージ交換装置は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。
例えば、モデムやルータ等の通信制御装置を備える複数のコンピュータに、上述のサーバ1の動作を実行するためのプログラムを格納した媒体(CD−ROM、磁気テープ等)から該プログラムをインストールし、また、データを記憶する機能を有する複数の移動体電話機に上述の端末2−iや端末2−jの動作を実行するためのプログラムを格納した媒体から該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するメッセージ交換システムを構成することができる。
【0081】
また、例えば、通信回線の掲示板(BBS)にこれらのプログラムをアップロードし、これを通信回線を介して配信してもよく、また、これらのプログラムを表す信号により搬送波を変調し、得られた変調波を伝送し、この変調波を受信した装置が変調波を復調してこれらのプログラムを復元するようにしてもよい。
そして、これらのプログラムを起動し、OSの制御下に、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
【0082】
なお、OSが処理の一部を分担する場合、あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構成するような場合には、記録媒体には、その部分を除いたプログラムを格納してもよい。この場合も、この発明では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各機能又はステップを実行するためのプログラムが格納されているものとする。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、送り側も受け側も気軽に利用できるメッセージ交換システム及びメッセージ交換方法や、個別の挨拶が可能なメッセージ交換システム及びメッセージ交換方法や、これらのメッセージ交換システムやメッセージ交換方法を実現するためのメッセージ交換装置が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかるメッセージ交換システムの基本構成を示すブロック図である。
【図2】サーバの基本構成を示すブロック図である。
【図3】コンタクトリストのデータ構造を模式的に示す図である。
【図4】端末の基本構成を示すブロック図である。
【図5】ステータス表示用画像を示す図である。
【図6】挨拶送信用画像を示す図である。
【図7】アイコンが挨拶用に変化した状態のステータス表示用画像を示す図である。
【符号の説明】
1   サーバ
2−1〜2−n   端末
11、21−1〜21−n   制御部
12、22−1〜22−n   主記憶部
13、23−1〜23−n   外部記憶部
14、26−1〜26−n   送受信部
24−1〜24−n   入力部
25−1〜25−n   表示部
CL   コンタクトリスト
N   ネットワーク
PN   パケット網

Claims (10)

  1. ネットワークに接続可能な複数の端末より構成されており、
    各々の前記端末は、
    自己が他の端末からのメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークに送出する自端末ステータス送信手段と、
    他の端末がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークより取得し、取得したステータス情報を出力する他端末ステータス受信手段と、
    前記他端末ステータス受信手段が取得したステータス情報によってメッセージを受け付けている旨が示されている他の端末のうちから、操作者の操作に従って定型メッセージの宛先を指定し、指定した当該宛先に宛て、前記ネットワークに定型メッセージを送出する定型メッセージ送信手段と、
    前記ネットワークより、自己を宛先とする定型メッセージを取得し、取得した定型メッセージを出力する定型メッセージ受信手段と、を備える、
    ことを特徴とするメッセージ交換システム。
  2. ネットワークに接続されたサーバを更に備え、
    前記サーバは、各前記端末の自端末ステータス送信手段が送出したステータス情報を前記ネットワークを介して取得し、取得した各ステータス情報を含むリストを生成して、当該リストを前記ネットワークに送出する手段を備え、
    各前記端末の他端末ステータス受信手段は、前記リストを前記ネットワークより取得することにより、他の端末がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を取得するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ交換システム。
  3. 自己が外部の装置からのメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を外部のネットワークに送出する自端末ステータス送信手段と、
    前記外部の装置がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークより取得し、取得したステータス情報を出力する他端末ステータス受信手段と、
    前記外部の装置のうち、前記他端末ステータス受信手段が取得したステータス情報によってメッセージを受け付けている旨が示されているものから、操作者の操作に従って定型メッセージの宛先を指定し、指定した当該宛先に宛て、前記ネットワークに定型メッセージを送出する定型メッセージ送信手段と、
    前記ネットワークより、自己を宛先とする定型メッセージを取得し、取得した定型メッセージを出力する定型メッセージ受信手段と、を備える、
    ことを特徴とするメッセージ交換装置。
  4. 前記他端末ステータス受信手段は、複数の前記外部の装置のそれぞれがメッセージを受け付けているか否かを表すリストを前記ネットワークより取得することにより、各前記外部の装置がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を取得するものである、
    ことを特徴とする請求項3に記載のメッセージ交換装置。
  5. 前記他端末ステータス受信手段は、前記外部の装置がメッセージを受け付けているか否かを示すアイコンを表示することにより、前記ステータス情報を出力するものであり、
    前記定型メッセージ送信手段は、操作者が自己を操作して、前記アイコンを選択する指示を入力したとき、当該指示に応答して、操作者により選択されたアイコンが示す外部の装置を、前記定型メッセージの宛先として指定する、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のメッセージ交換装置。
  6. 前記定型メッセージ送信手段は、操作者の操作に従って、複数の定型メッセージの候補のうちから、前記宛先に送出する定型メッセージを選択し、選択した定型メッセージを、当該宛先に宛てて前記ネットワークに送出する、
    ことを特徴とする請求項3、4又は5に記載のメッセージ交換装置。
  7. 前記定型メッセージ送信手段は、前記定型メッセージ受信手段が取得した定型メッセージの発信元である外部の装置を宛先として、操作者の操作に従い、前記ネットワークに返信用の定型メッセージを送出する、
    ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載のメッセージ交換装置。
  8. 前記外部の装置のうち、前記他端末ステータス受信手段が取得したステータス情報によってメッセージを受け付けている旨が示されているものから、操作者の操作に従って自由型メッセージの宛先を指定し、当該自由型メッセージを示すデータを操作者の操作に従って入力して、入力した当該自由型メッセージを、指定した当該宛先に宛てて前記ネットワークに送出する自由型メッセージ送信手段と、
    前記ネットワークより、自己を宛先とする自由型メッセージを取得し、取得した自由型メッセージを出力する自由型メッセージ受信手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載のメッセージ交換装置。
  9. ネットワークに接続された装置からのメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークに送出し、
    前記装置がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークより取得して、取得したステータス情報を出力し、
    前記装置のうち、取得したステータス情報によってメッセージを受け付けている旨が示されているものから、操作者の操作に従って定型メッセージの宛先を指定し、指定した当該宛先に宛て、前記ネットワークに定型メッセージを送出し、
    前記ネットワークより、所定の宛先に宛てられた定型メッセージを取得し、取得した定型メッセージを出力する、
    ことを特徴とするメッセージ交換方法。
  10. コンピュータを、
    自己が外部の装置からのメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を外部のネットワークに送出する自端末ステータス送信手段と、
    前記外部の装置がメッセージを受け付けているか否かを示すステータス情報を前記ネットワークより取得し、取得したステータス情報を出力する他端末ステータス受信手段と、
    前記外部の装置のうち、前記他端末ステータス受信手段が取得したステータス情報によってメッセージを受け付けている旨が示されているものから、操作者の操作に従って定型メッセージの宛先を指定し、指定した当該宛先に宛て、前記ネットワークに定型メッセージを送出する定型メッセージ送信手段と、
    前記ネットワークより、自己を宛先とする定型メッセージを取得し、取得した定型メッセージを出力する定型メッセージ受信手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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