JP2004013101A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004013101A
JP2004013101A JP2002170363A JP2002170363A JP2004013101A JP 2004013101 A JP2004013101 A JP 2004013101A JP 2002170363 A JP2002170363 A JP 2002170363A JP 2002170363 A JP2002170363 A JP 2002170363A JP 2004013101 A JP2004013101 A JP 2004013101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
position adjustment
adjustment mode
image
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002170363A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004013101A5 (ja
JP4341209B2 (ja
Inventor
Kenichi Ozawa
小澤 健一
Chikatsu Suzuki
鈴木 千勝
Terutaka Toyoda
豊田 輝敬
Hiroyuki Arai
新井 浩之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2002170363A priority Critical patent/JP4341209B2/ja
Publication of JP2004013101A publication Critical patent/JP2004013101A/ja
Publication of JP2004013101A5 publication Critical patent/JP2004013101A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4341209B2 publication Critical patent/JP4341209B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】任意の画像情報に基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、色々な実行要因に応じて臨機応変にカラーレジストモードを実行できるようにする。
【解決手段】この中間転写ベルト6に色画像を形成する複数の画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kと、このユニット10Y,10M,10C,10Kによって中間転写ベルト6に形成された位置ずれ調整用のカラーレジストの位置を検出するレジストセンサ12と、このセンサ12の出力に基づいて中間転写ベルト6及びユニット10Y,10M,10C,10Kを制御する制御装置15とを備え、中間転写ベルト6にカラーレジストを形成して位置ずれを検出し、画像情報の書き込み位置を調整する動作をカラーレジストモードとしたとき、制御装置15は当該モードを実行する時期を監視し、カラーレジストモードの実行時期が到来したときに、このモードを実行するものである。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はタンデム型のカラープリンタや複写機、これらの複合機等に適用して好適な画像形成装置及び画像作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、タンデム型のカラープリンタや複写機、これらの複合機等が使用される場合が多くなってきた。これらのカラー画像形成装置にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)色用の各々の露光手段や、現像装置、感光体ドラム、中間転写ベルト、定着装置等が備えられている。
【0003】
例えば、Y色用の露光手段では任意の画像情報に基づいて感光体ドラムに静電潜像を描くようになされる。現像装置では感光体ドラムに描かれた静電潜像にY色用のトナーを付着してカラートナー像を形成する。Y色用の感光体ドラムはトナー像を中間転写ベルトに転写するようになされる。他のM、C、BK色についても同様の処理がなされ、中間転写ベルト上でY、M、C、BK色等のカラートナー像が重ね合わされる。中間転写ベルトに転写されたカラートナー像は用紙に転写された後に定着装置によって定着される。
【0004】
この種のカラー画像形成装置において、カラートナー像を用紙に色再現性良く転写するためには、中間転写ベルト上に色ずれ無くカラートナー像を形成しなければならない。色ずれ無くトナー像を重ね合わせるためには、「カラーレジストモード」と呼ばれるカラー画像形成装置特有の処理がなされる。カラーレジストモードとは色重ね合わせ用のカラーレジストを中間転写ベルト上に形成して位置ずれを検出し、画像情報の書き込み位置を調整する動作をいう。カラーレジストが位置ずれを起こす要因には機械の使用状況、例えば、感光体ドラムの圧着解除や、ジャム処理中の架台の引き出し時の振動などが挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来方式のタンデム型のカラー画像形成装置によれば、以下のような問題がある。
▲1▼ カラーレジストモードの実行時期に関して電源投入時や用紙の出力枚数に基づいて決定していた。従って、機械の使用状況頻度やジャム処理等を考慮せずにカラーレジストモードの実行時期が決定されてしまう。因みに、カラーレジストモードの実行するに当たって、画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、電源投入時や通常使用時の定着温度、機内温度、機内湿度、主電源、副電源がオフされていた時間、パワーセーブ時間、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数等の色々な実行要因が考えられる。
【0006】
▲2▼ また、カラーレジストモードを実行する場合に、従来方式によれば、カラーレジストの位置ずれ量の制御目標を一定値に設定している。従って、画像優先モードや速度優先モード等の画像出力モードを当該画像形成装置に取り入れた場合に、速度優先モードを選択したにもかかわらず、カラーレジストモードの動作時間に関して画像優先モードと同じ時間を待たされたり、画像優先モードを選択したにもかかわらず、速度優先モードと同じ程度の画質しか得られないというような事態が予想される。
【0007】
このことで、画像出力モードの選択によっては、カラーレジストモードの動作時間が長いことがユーザに対して不快感を与えてしまう。逆に、カラーレジストモードの実行に少々動作時間を要しても画質を優先した色画像を出力するという臨機応変な処理ができない。
【0008】
▲3▼ 更にカラーレジストの位置ずれ量が目標制御範囲に入らない場合を考慮してカラーレジストモードを複数回実行する方法が考えられるが、その実行回数を一律に設定すると、上述の画像出力モードを当該画像形成装置に取り入れた場合に、▲2▼と同じような問題が発生する。このように、カラーレジストモードの実行時期を効率良く決定されておらず、色々な実行要因に応じて臨機応変にカラーレジストモード(以下で印画像形成位置調整モードともいう)を実行していなかった。
【0009】
そこで、この発明は上述した課題を解決したものであって、任意の画像情報に基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、色々な実行要因に応じて臨機応変に印画像形成位置調整モードを実行できるようにした画像形成装置及び画像作成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は任意の画像情報に基づく色を重ね合わせて色画像を形成する装置であって、画像転写手段と、この画像転写手段に色画像を形成する複数の画像形成ユニットと、この画像形成ユニットによって画像転写手段に形成される位置ずれ調整用の印画像の位置を検出する検出手段と、この検出手段の出力に基づいて画像転写手段又は/及び画像形成ユニットを制御する制御装置とを備え、画像転写手段に印画像を形成して位置ずれを検出し、画像情報の書き込み位置を調整する動作を印画像形成位置調整モードとしたとき、制御装置は印画像形成位置調整モードを実行する要因及び時期を監視し、印画像形成位置調整モードの実行時期が到来したときに、この印画像形成位置調整モードを実行することを特徴とするものである。
【0011】
本発明に係る画像形成装置によれば、任意の画像情報に基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、複数の画像形成ユニットでは画像転写手段に色画像が形成される。また、画像形成ユニットによって画像転写手段に形成された位置ずれ調整用の印画像の位置が検出手段によって検出される。制御装置では検出手段の出力に基づいて画像転写手段又は/及び画像形成ユニットを制御するようになされる。これを前提にして、制御装置では印画像形成位置調整モードを実行する要因及び時期を監視し、当該印画像形成位置調整モードの実行時期が到来したときに、印画像形成位置調整モードを実行するものである。
【0012】
例えば、印画像形成位置調整モードを実行するときの制御目標値が設定手段により設定されると、制御装置では印画像形成位置調整モードの実行要因を監視すると共に、当該監視によって得られる実行要因を被評価値に換算し、この被評価値を累積して被評価累積値を求め、この被評価累積値と設定手段により設定された制御目標値とを比較する。この比較結果で被評価累積値が制御目標値に至ったときに印画像形成位置調整モードを実行する。
【0013】
従って、前回の印画像形成位置調整モードの終了時の画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、当該モードの終了時から監視される定着温度の最高値と最低値、機内温度の最高値と最低値、機内湿度の最高値と最低値、電源投入時の定着温度、電源投入時の機内温度、機内湿度、主電源、副電源がオフされていた時間、パワーセーブ時間、用紙の出力枚数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数等の色々な実行要因に応じて臨機応変に、かつ、効率良く印画像形成位置調整モードを実行することができる。
【0014】
本発明に係る画像形成方法は、任意の画像情報に基づく色を画像転写系で重ね合わせて色画像を形成する方法であって、画像転写系に位置ずれ調整用の印画像を形成して位置ずれを検出し、画像情報の書き込み位置を調整する動作を印画像形成位置調整モードとしたとき、この印画像形成位置調整モードを実行する要因及び時期を監視し、この印画像形成位置調整モードの実行時期が到来したときに、この印画像形成位置調整モードを実行することを特徴とするものである。
【0015】
本発明に係る画像形成方法によれば、任意の画像情報に基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、例えば、印画像形成位置調整モードを実行するときの制御目標値が予め設定されると、その後、印画像形成位置調整モードの実行要因を監視すると共に、当該監視によって得られる実行要因を被評価値に換算し、この被評価値を累積して被評価累積値を求め、この被評価累積値と予め設定された制御目標値とを比較する。この比較結果で被評価累積値が制御目標値に至ったときに印画像形成位置調整モードを実行するようになされる。
【0016】
従って、画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、電源投入時や通常使用時の定着温度、機内温度、機内湿度、主電源、副電源がオフされていた時間、パワーセーブ時間、用紙の出力枚数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数等の色々な実行要因に応じて臨機応変に、かつ、効率良く印画像形成位置調整モードを実行することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態に係る画像形成装置及び画像作成方法について説明をする。
(1)実施形態
図1は、本発明の各実施形態としてのカラー画像形成装置100の構成例を示す概念図である。
この実施形態では、任意の画像情報に基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、位置ずれ調整用の印画像の位置検出出力に基づいて画像転写手段又は/及び画像形成ユニットを制御する制御装置を備え、印画像形成位置調整モードを実行する時期の監視処理をして、画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、電源投入時や通常使用時の定着温度、機内温度、機内湿度、主電源、副電源がオフされていた時間、パワーセーブ時間、用紙の出力枚数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数等の色々な実行要因に応じて臨機応変に印画像形成位置調整モードを実行できるようにしたものである。
【0018】
図1に示すカラー画像形成装置100は任意の画像情報に基づく色を重ね合わせて画像転写系に色画像を形成する装置である。カラー画像形成装置100は、画像形成装置本体(プリンタ)101と画像読取装置(スキャナ)102から構成される。画像形成装置本体101の上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置102が設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台上に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
【0019】
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、図示しない画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正及び画像圧縮処理等がなされ、画像情報となる。その後、画像情報は画像形成ユニットの一例となる画像書き込み部(露光手段)3Y、3M、3C、3Kへ送られる。
【0020】
自動原稿送り装置201は自動両面原稿搬送手段を備えている。この自動原稿送り装置201は原稿載置台上から給送される多数枚の原稿dの内容を連続して一挙に読み取り、記憶手段に蓄積するようになされる(電子RDH機能)。この電子RDH機能は、複写機能により多数枚の原稿内容を複写する場合、或いはファクシミリ機能により多数枚の原稿dを送信する場合等に便利に使用される。
【0021】
画像形成装置本体101は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成ユニット(画像形成系)10Y、10M、10C、10Kと、画像転写手段(画像転写系)の一例を成す無終端状の中間転写ベルト6と、再給紙機構(ADU機構)を含む給紙搬送手段と、トナー像を定着するための定着装置17からなる。
【0022】
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット10Yは、像形成体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配置されたY色用の帯電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4Y及び像形成体用のクリーニング手段8Yを有する。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット10Mは、像形成体としての感光体ドラム1Mと、M色用の帯電手段2M、露光手段3M、現像装置4M及び像形成体用のクリーニング手段8Mを有する。シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット10Cは、像形成体としての感光体ドラム1Cと、C色用の帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4C及び像形成体用のクリーニング手段8Cを有する。黒(BK)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kは、像形成体としての感光体ドラム1Kと、BK色用の帯電手段2K、露光手段3K、現像装置4K及び像形成体用のクリーニング手段8Kを有する。
【0023】
帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光手段3C及び帯電手段2Kと露光手段3Kとは、潜像形成手段を構成する。現像装置4Y、4M、4C、4Kによる現像は、使用するトナー極性と同極性(本実施形態においては負極性)の直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される反転現像にて行われる。中間転写ベルト6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。感光体ドラム1Kの下流側には定着装置17が設けられている。定着装置17の上流側であって、中間転写ベルト6の外側には、2次転写ローラ7Aが可動自在に設けられている。定着装置17内には定着温度センサ13Aが取付られている。
【0024】
ここで画像形成プロセスの概要について以下に説明する。画像形成ユニット10Y、10M、10C及び10Kより形成された各色の画像は、使用するトナーと反対極性(本実施形態においては正極性)の1次転写転写バイアス(不図示)が印加される1次転写ローラ7Y、7M、7C及び7Kにより、回動する中間転写ベルト6上に逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラー画像(色画像:カラートナー像)が形成される。カラー画像は中間転写ベルト6から用紙Pへ転写される。
【0025】
給紙カセット20A、20B、20C内に収容された用紙Pは、給紙カセット20A、20B、20Cにそれぞれ設けられる送り出しローラ21および給紙ローラ22Aにより給紙され、搬送ローラ22B、22C、22D、レジストローラ23等を経て、2次転写ローラ7Aに搬送され、用紙P上の一方の面(表面)にカラー画像が一括して転写される(2次転写)。
【0026】
カラー画像が転写された用紙Pは、定着装置17により定着処理され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。転写後の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの周面上に残った転写残トナーは、像形成体クリーニング手段8Y、8M、8C、8Kによりクリーニングされ次の画像形成サイクルに入る。
【0027】
両面画像形成時には、一方の面(表面)に画像形成され、定着装置17から排出された用紙Pは、分岐手段26によりシート排紙路から分岐され、それぞれ給紙搬送手段を構成する、下方の循環通紙路27Aを経て、再給紙機構(ADU機構)である反転搬送路27Bにより表裏を反転され、再給紙搬送部27Cを通過して、給紙ローラ22Dにおいて合流する。
【0028】
反転搬送された用紙Pは、レジストローラ23を経て、再度2次転写ローラ7Aに搬送され、用紙Pの他方の面(裏面)上にカラー画像(カラートナー像)が一括転写される。カラー画像が転写された用紙Pは、定着装置17(或いは定着装置17A)により定着処理され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
【0029】
一方、2次転写ローラ7Aにより用紙Pにカラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した中間転写ベルト6は、中間転写ベルト用のクリーニング手段8Aにより残留トナーが除去される。これらの画像形成の際には、用紙Pとして52.3〜63.9kg/m(1000枚)程度の薄紙や64.0〜81.4kg/m(1000枚)程度の普通紙や83.0〜130.0kg/m(1000枚)程度の厚紙や150.0kg/m(1000枚)程度の超厚紙を用い、線速度を80〜350mm/sec程度とし、環境条件として温度が5〜35℃程度、湿度が15〜85%程度の設定条件とすることが好ましい。用紙Pの厚み(紙厚)としては0.05〜0.15mm程度の厚さのものが用いられる。
【0030】
上述のクリーニング手段8Aの上流側であって、中間転写ベルト6の左側には、トナー濃度センサ11が設けられており、中間転写ベルト6に形成されたトナー像(色画像)の濃度を検出し、濃度検出信号S1を発生するようになされる。
【0031】
このトナー濃度センサ11に並べて検出手段の一例となるレジストセンサ12が設けられており、中間転写ベルト6に形成された位置ずれ調整用の印画像(以下でカラーレジストという)の位置を検出し、位置検出信号S2を発生するようになされる。画像形成装置本体101内には機内温度センサ13Bや機内湿度センサ14が取付られている。
【0032】
図2はカラー画像形成装置100の画像転写系及び画像形成系の構成例を示すブロック図である。図2に示すカラー画像形成装置100は図1に示した中間転写ベルト6を画像転写系Iとし、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを画像形成系IIとして抜き出したものである。
【0033】
図2において、カラー画像形成装置100は制御装置15を有している。制御装置15にはレジストセンサ12が接続されており、中間転写ベルト6に形成されたカラーレジストの位置を検出して位置検出信号S2を制御装置15へ出力するようになされる。
【0034】
この例で制御装置15はカラー印画像形成位置調整モード(以下でカラーレジストモードという)を実行する要因及び時期を監視し、当該モードの実行時期が到来したときに、このカラーレジストモードを実行するようになされる。カラーレジストモードとは色重ね合わせ用のカラーレジストを中間転写ベルト6に形成して位置ずれを検出し、画像情報の書き込み位置を調整する動作をいう。
【0035】
カラーレジストモード実行時、中間転写ベルト6に形成されたカラーレジストの位置(エッジ、重心等)はレジストセンサ12によって検出される。レジストセンサ12によって検出された位置検出信号S2は制御装置15へ出力される。カラーレジストの位置ずれは制御装置15によって検出され、この位置ずれを無くすように色画像の形成位置を調整するようになされる。このようにすると、中間転写ベルト6の使用環境が経時的に変化した場合であっても、位置検出信号S2に基づいて色画像の形成位置を精度良く調整できるようになる。
【0036】
制御装置15にはレジストセンサ12の他にトナー濃度センサ11が接続されており、中間転写ベルト6に形成されたトナー像(色画像)の濃度を検出し、濃度検出信号S1を制御装置15へ出力するようになされる。制御装置15は濃度検出信号S1及び位置検出信号S2に基づいて中間転写ベルト6及び画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを制御するようになされる。制御内容によっては中間転写ベルト6又は画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kのいずれか一方を制御するようにしてもよい。制御装置15の負担を軽減できる。
【0037】
制御装置15には画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kが接続されており、画像形成ユニット10Yでは任意の画像情報Dinを構成するY色用の画像情報Dyに基づいて中間転写ベルト6にY色のトナー画像を形成し、画像形成ユニット10MではM色用の画像情報Dmに基づいて中間転写ベルト6にM色のトナー画像を形成し、画像形成ユニット10CではC色用の画像情報Dcに基づいて中間転写ベルト6にC色のトナー画像を形成し、画像形成ユニット10KではBK色用の画像情報Dkに基づいて中間転写ベルト6にBK色のトナー画像を形成するようになされる。
【0038】
この例ではY色用の画像書き込み部(露光手段)3Yには補正手段5Yが取り付けられており、制御装置15からのY色用の書込み位置補正信号Syに基づいてY色画像の形成位置を調整するようになされる。同様にしてM色用の画像書き込み部3Mには補正手段5Mが取り付けられており、制御装置15からのM色用の書込み位置補正信号Smに基づいてM色画像の形成位置を調整するようになされる。
【0039】
C色用の画像書き込み部3Cには補正手段5Cが取り付けられており、制御装置15からのC色用の書込み位置補正信号Scに基づいてY色画像の形成位置を調整するようになされる。同様にしてBK色用の画像書き込み部3Kには補正手段5Kが取り付けられており、制御装置15からのBK色用の書込み位置補正信号Skに基づいてBK色画像の形成位置を調整するようになされる。
【0040】
図3は制御装置15の位置ずれ制御系に係る内部構成例を示すブロック図である。図3に示す制御装置15は発振器51、分周器52、ポリゴン駆動回路53、計数回路54、CPU(中央演算装置)55、ラッチ回路56、RAM57、ディジタル/アナログ(D/A)変換器58、二値化用のコンパレータ59、インデックス遅延回路510、VV生成回路511、HV生成回路512、スキュー補正回路513、アナログ/ディジタル(A/D)変換器514及びマスク生成回路515等を有している。
【0041】
発振器51では基準周波数のクロック信号CKを発生するようになされる。発振器51には分周器52が接続されており、クロック信号CKを分周して所定の周波数のシステムクロック信号SCKを生成するようになされる。
【0042】
分周器52にはポリゴン駆動回路53及び計数回路54が接続されている。ポリゴン駆動回路53ではCPU55からの回転位相設定信号Srに基づいて、システムクロック信号SCKからY色用のポリゴン駆動クロック信号(以下でYポリゴンCLKという)、M色用のポリゴン駆動クロック信号(以下でMポリゴンCLKという)、C色用のポリゴン駆動クロック信号(以下でCポリゴンCLKという)及びBK色用のポリゴン駆動クロック信号(以下でBKポリゴンCLKという)が各々の生成される。YポリゴンCLKは画像書き込み部3Yに出力され、MポリゴンCLKは画像書き込み部3Mに出力され、CポリゴンCLKは画像書き込み部3Cに出力され、及び、BKポリゴンCLKは画像書き込み部3Kに出力される。
【0043】
計数回路54ではCPU55からの画像先端信号(以下VTOP信号という)をリセット信号としてシステムクロック信号SCKをカウントしてラッチ信号SLを発生するようになされる。VTOP信号はY、M、C、BK色の書込み位置を検出する際の基準となる。ラッチ信号SLはBK、Y、M、C色の書込み位置を示すものとなる。例えば、BK色の書込み位置はVTOP信号が立ち上がった時刻を基準にしてシステムクロック信号SCKをカウントすることで認識される。
【0044】
計数回路54にはラッチ回路56が接続されており、マスク後の通過タイミングパルス信号Spに基づいてラッチ信号SLをラッチするようになされる。ラッチ回路56にはRAM57が接続されており、RAM57をロードするようになされる。RAM57はデータバス16を通じてCPU55に接続される。
【0045】
一方、図2に示したレジストセンサ12はコンパレータ59に接続される。コンパレータ59にはD/A変換器58が接続され、CPU55からの閾値設定データDthをディジタル/アナログ変換して閾値信号Sthを発生する。閾値信号Sthは閾値Lthを成す。コンパレータ59ではレジストセンサ12からの位置検出信号S2が閾値(制御基準値)Lthに基づいて二値化される。この例では使用環境に応じて最適に閾値Lthを校正するようになされる。二値化後の位置検出信号S2は通過タイミングパルス信号Spとなる。
【0046】
コンパレータ59にはマスク生成回路515が接続されており、印画像以外の通過タイミングパルス信号Spをマスクするようになされる。マスク生成回路515にはラッチ回路56が接続されており、印画像以外をマスクされた通過タイミングパルス信号Spに基づいてラッチ信号SLを制御するようになされる。
【0047】
上述の濃度検出センサ11はA/D変換器514に接続され、濃度検出信号S1がアナログ/ディジタル変換される。A/D変換後の濃度検出データD1はCPU55へ出力される。
【0048】
インデックス遅延回路(以下で横倍補正部ともいう)510はCPU55に接続されており、上位の制御システムから供給されるY,M,C,BKの各色用のINDEX(クロック)信号を遅延制御データD10に基づいて遅延し可変して、Y,M,C,BKの各色用の遅延INDEX信号(delay YINDEX、delay MINDEX、delay CINDEX、delay KINDEX)を画像転送系Iへ出力するようになされる。
【0049】
VV生成回路(以下で副走査補正部ともいう)511はCPU55に接続されており、垂直方向の書込み位置補正用のVV生成制御データD11に基づいてY,M,C,BKの各色の副走査調整用の位置補正信号Sy(YVV)、Sm(MVV)、Sc(CVV)、Sk(KVV)を各々生成し、これらの信号Sy、Sm、Sc、Skを画像形成系IIへ出力するようになされる。
【0050】
HV生成回路(以下で主走査補正部ともいう)512はCPU55に接続されており、水平方向の書込み位置補正用のVH生成制御データD12に基づいてY,M,C,BKの各色の主走査調整用の位置補正信号YHV、MHV、CHV、KHVを各々生成し、これらの信号YHV、MHV、CHV、KHVを画像転写系Iへ出力するようになされる。書込み位置を調整できる。
【0051】
スキュー補正回路(以下でスキュー補正部ともいう)513はCPU55に接続されており、画像傾き補正用のスキュー補正データD13に基づいてY,M,C,BKの各色の副走査調整用のスキュー補正信号S13を生成し、この信号S13を画像形成系IIへ出力するようになされる。スキュー補正回路513には複数のモータが接続されており、スキュー補正信号S13に基づいてモータが制御される。
【0052】
図4はY色用の画像書込み部3Y及びその補正手段5Yの構成例を示すイメージ図である。図4に示すY色用の画像書込み部3Yは半導体レーザ光源31、光学系32、33、ポリゴンミラー34、ポリゴンモータ35及びf(θ)レンズ36を有している。半導体レーザ光源31ではY色用の画像情報Dyに基づいてレーザ光が発生される。半導体レーザ光源31から出射されたレーザ光は光学系によって所定のビーム光に整形される。
【0053】
このビーム光はポリゴンミラー34によって副走査方向に偏向される。ポリゴンミラー34は制御装置15からのYポリゴンCLKに基づき、ポリゴンモータ35によって回転される。ポリゴンミラー34によって偏向されるビーム光はf(θ)レンズ36によって感光体ドラム1Yの方へ結像される。
【0054】
この画像書込み部3Yには補正手段5Yが設けられる。補正手段5Yはレンズ保持機構41、f(θ)調整機構42及び光軸調整機構43等を有している。レンズ保持機構41にはf(θ)レンズ36が取り付けられている。レンズ保持機構41はf(θ)調整機構42及び光軸調整機構43に対して可動自在に取り付けられる。f(θ)調整機構42では位置補正信号Sy(YVV)に基づいてレンズ保持機構41をX−Y方向に移動調整するようになされる。
【0055】
光軸調整機構43では位置補正信号Sy(YVV)に基づいてレンズ保持機構41をZ方向(光軸方向)に移動調整するようになされる。これらの機構42,43にはアクチュエータ(圧電素子)や全ネジボルトのピッチ制御等により具現化される。感光体ドラム1Yへのビーム光の書込み位置を調整するためである。他の画像形成ユニット10M,10C,10Kにおいても同様な処理がなされる。このようにすると、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10K間でのf(θ)レンズ36等の光学系位置ずれを無くすことができる。
【0056】
図5はレジストセンサ12A,12B等の配置例を示す斜視図、図6はカラーレジスト(Color Resist)CRの検知例を示すイメージ図である。
図5において、レジストセンサ12A,12Bは中間転写ベルト6の両端の上部に設けられる。レジストセンサ12A,12Bには反射型のフォトセンサが使用される。レジストセンサ12Aの上流側にはトナー濃度センサ11が取り付けられる。トナー濃度センサ11及びレジストセンサ12は、中間転写ベルト6の走行方向の所定位置に連続して(並べて)取り付けられる。
【0057】
図6において、中間転写ベルト6が一周する間に例えば、「フ」字状のカラーレジストCRを形成するように画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kが制御される。中間転写ベルト6に形成されたカラーレジストCRの位置はレジストセンサ12A,12Bによって検出される。例えば、レジストセンサ12A等から出射した光は中間転写ベルト6上のカラーレジストCRによって遮光される。
【0058】
このカラーレジストモードでは、中間転写ベルト6から反射してくる光を検出することにより、制御装置15ではカラーレジストCRのマーク位置(エッジ又は重心)が検出される。エッジ検出データはメモリに記録される。制御装置15ではこの記録を基にしてY、M、C、BK色の各色ずれ量を算出し、この色ずれ量を無くし、トナー像を重ね合わせるように、各色の画像書込み部3Y、3M、3C,3Kを制御する(色重ね合わせ制御)。
【0059】
続いて、本発明に係る画像形成方法について説明する。図7は本発明に係る実施形態としてカラー画像形成装置における処理例、図8はそのカラーレジストモードの動作例を各々示すフローチャートである。
【0060】
この実施形態では任意の画像情報Dinに基づく色を画像転写系Iで重ね合わせて色画像を形成する場合を前提とする。ここで、画像転写系Iに位置ずれ調整用のY,M,C,BKの4色のカラーレジストCRを形成して位置ずれを検出し、画像情報Dinの書き込み位置を調整する動作をカラーレジストモードとする。時期到来検出によってカラーレジストモードを実行する場合を前提とする。カラー画像形成装置100は図2に示した中間転写ベルト6を有する画像転写系Iと、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを有する画像形成系IIを備えている。
【0061】
これを動作条件にして図7に示すフローチャートのステップA1でカラーレジストモードを実行する要因を監視する。当該モードの実行要因としては、画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、電源投入時や通常使用時の定着温度、機内温度、機内湿度、主電源、副電源がオフされていた時間、パワーセーブ時間、用紙の出力枚数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数等を想定している。これらの色々な実行要因に応じて臨機応変にカラーレジストモードを実行できるようにしたことによる。
【0062】
そして、ステップA2でカラーレジストモードの実行時期が到来したかを判別する。このときの判別に関しては、当該監視によって得られる実行要因を被評価値に換算し、この被評価値を累積して被評価累積値を求め、この被評価累積値と予め設定された制御目標値とを比較し、その後、被評価累積値が制御目標値に至ったときにカラーレジストモードを実行する場合である(第1の実施例)。
【0063】
カラーレジストモードの実行時期に到来していない場合はステップA1に戻って監視を継続する。カラーレジストモードの実行時期が到来した場合はステップA3に移行して、カラーレジストモードを実行する。このカラーレジストモードの実行に関しては2つの方法を想定している。
【0064】
第1はカラーレジストモードを実行するに当たり予め画像優先モード又は速度優先モードを設定し、画像優先モードが設定された場合は、カラーレジストCRの位置ずれ量を評価するための所定の基準範囲よりも目標許容範囲を狭く設定し、速度優先モードが設定された場合は、基準範囲よりも目標許容範囲を広く設定する方法である(第2の実施例)。
【0065】
第2は画像転写系Iに位置ずれ調整用のY,M,C,BKの4色のカラーレジストCRを形成して位置ずれを検出し、画像情報Dinの書き込み位置を調整する動作を繰り返す基準回数よりも目標許容回数を多く設定し、速度優先モードが設定された場合は、この基準回数よりも目標許容回数を少なく設定する方法である(第3の実施例)。
【0066】
第1及び第2の方法において、いずれのカラーレジストモードおいては例えば、図8に示すフローチャートのステップB1で検知用のデータに基づいて、BK,C,M,Yの各色のパターンを形成する。この例では各々の画像形成ユニット10K,10C,10M,10Yにおいて同時にパターンが形成される。
【0067】
このとき、画像形成ユニット10Kでは感光体ドラム1KにBK色用のフ字状のパターンが書き込まれ、BK色用のトナー像が現像されてBK色パターンPKが形成される(図6参照)。同様にして、画像形成ユニット10Cでは感光体ドラム1CにC色用のフ字状のパターンが書き込まれ、C色用のトナー像が現像されてC色パターンPCが形成される。
【0068】
画像形成ユニット10Mでは感光体ドラム1MにM色用のフ字状のパターンが書き込まれ、M色用のトナー像が現像されてM色パターンPMが形成される。画像形成ユニット10Yでは感光体ドラム1YにY色用のフ字状のパターンが書き込まれ、Y色用のトナー像が現像されてY色パターンPYが形成される。
【0069】
その後、ステップB2に移行して各々の感光体ドラム1K,1C,1M,1Yから中間転写ベルト6へBK,C,M,Yの各色のトナー像によるカラーレジストCRが一斉に転写される。そして、中間転写ベルト6に各々形成されたBK,C,M,Yの各色のカラーレジストCRの位置は、ステップB3でレジストセンサ12A等により検出するようになされる。
【0070】
この例では位置検出信号S2がレジストセンサ12A等により検出され、この位置検出信号S2が所定の閾値に基づいて二値化される。二値化後の位置検出信号S2が通過タイミングパルス信号SPとなる。この信号SPは図3に示したコンパレータ59からマスク生成回路515を経てラッチ回路56へ出力され、色画像の位置ずれを調整するための基準に使用される。
【0071】
更に、ステップB4に移行してCRの位置データDPに基づいてCPU55ではY色ずれ量の補正値を演算するようになされる。この例ではBK色の書込み位置に対するY,M,C色の書き込み位置のずれ量が算出される。その後、ステップB5に移行してBK,C,M,Yの各色に関して色ずれ補正を実行するか否かがCPU55によって判断される。色ずれ補正を実行するか否かは、予め設定された制御目標値と比較することで判断される。例えば,Y色の色ずれ量が目標値を越え、その色ずれ補正を要する場合はステップB6に移行し、CPU55によって画像書込み部3Yが制御される。
【0072】
このとき、例えば、図4に示したY色用の補正手段5Yにおいて、位置補正信号Sy(YVV)に基づいてf(θ)調整機構42及び光軸調整機構43が駆動され、レンズ保持機構41がX−Y方向又は/及びZ方向(光軸方向)に移動調整するようになされる。これにより、感光体ドラム1Yへのビーム光の書込み位置を調整することができ、上述した位置ずれを無くすように書き込みタイミング調整することができる。
【0073】
その後、ステップB7に移行する。ステップB7では他の色についても書込み位置調整処理を行うかが判別される。他の色、つまり、M,C色等についても書込み位置調整処理を行う場合はステップB6に戻って上述した処理を繰り返すようになされる。なお、ステップB5でBK,C,M,Yの各色に関して色ずれ量が目標値以下で色ずれ補正を要しない場合は書込み位置調整処理を終了する。
【0074】
このような色重ね合わせ処理を終了した場合は図7に示したメインルーチンのステップA3に戻る。その後、ステップA4に移行してリセット処理がなされる。当該リセット処理に関しては、モードの実行要因となった画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、電源投入時や通常使用時の定着温度、機内温度、機内湿度、主電源、副電源がオフされていた時間、パワーセーブ時間、用紙の出力枚数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数等が初期値、例えば、ゼロにクリアされる。そして、ステップA1に戻る。その後、次の監視ループに入る。このように色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して別のタスクルーチンにより、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0075】
このように本発明に係る実施形態としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15ではステップA2でカラーレジストモードを実行する要因及び時期を監視する。例えば、カラーレジストモードを実行するときの制御目標値が予め設定されると、制御装置15では当該監視によって得られる実行要因を被評価値に換算し、この被評価値を累積して被評価累積値を求め、この被評価累積値と予め設定された制御目標値とを比較する。この比較結果で被評価累積値が制御目標値に至ったときにステップA3でカラーレジストモードを実行するようになされる。
【0076】
従って、前回のカラーレジストモードの終了時の画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、当該モードの終了時から監視される定着温度の最高値と最低値、機内温度の最高値と最低値、機内湿度の最高値と最低値、電源投入時の定着温度、電源投入時の機内温度、機内湿度、主電源、副電源がオフされていた時間、パワーセーブ時間、用紙の出力枚数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数等の色々な実行要因に応じて臨機応変に、かつ、効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0077】
(2)第1の実施例
図9は本発明に係る各実施例としてのカラー画像形成装置100の制御系の構成例を示すブロック図である。
この実施例ではカラーレジストモードを実行するときの制御目標値を設定する設定手段を備え、カラーレジストモードの実行要因の監視によって得られる実行要因を被評価値に換算し、この被評価値に基づいてカラーレジストモードを実行するようにしたものである。
【0078】
図9に示すカラー画像形成装置100は任意のカラー画像情報Din(=Dy、Dm,Dc、Dk)に基づいて色画像を形成する装置であり、制御装置15を有している。制御装置15には設定手段の一例となる操作パネル19が接続されており、通常の複写機能や通信機能等の操作項目を入力する他に、カラーレジストモードを実行するときの制御目標値Ycを設定するように操作される。この設定は例えば、管理業者によって操作される。
【0079】
操作パネル19は制御目標値Ycの設定の他に画像形成時の出力モード(以下で画像出力モードという)を選択するように操作される。この画像出力モードの選択はユーザによって操作される。この例で画像出力モードに関してノーマルモード、画像優先モード及び速度優先モードの3つが準備されている。画像優先モードとはモードの実行時に目標許容範囲を狭く設定することでレジストの精度を上げ、ノーマルモードよりも鮮明に色画像を形成する動作をいう。速度優先モードとはその実行時に目標許容範囲を広く設定することでレジストの精度を下げ、ノーマルモードよりも早く色画像形成処理に移行する動作をいう。ノーマルモードとは画像優先モードと速度優先モードとの中間動作をいう。
【0080】
制御装置15内にはROM45、CPU55、RAM65、カウンタ75及びタイマ85が実装されている。ROM45にはシステム全体を制御するためのプログラムが格納されている。この他に、カラーレジストモードの実行要因を監視すると共に、当該監視によって得られる実行要因を被評価値に換算し、この被評価値を累積して被評価累積値を求めるアルゴリズムや、被評価累積値と操作パネル19により設定された制御目標値とを比較し、被評価累積値が制御目標値に至るか否かを判別するアルゴリズム等が格納されている。
【0081】
RAM65は汎用メモリとして使用される。例えば、被評価値を累積した後の被評価累積値を一時記録する。被評価累積値はハードディスク等の不揮発性のメモリに保存される。CPU55ではカラーレジストモードの実行要因を監視すると共に、当該監視によって得られる実行要因を被評価値に換算し、この被評価値を累積して被評価累積値を求め、被評価累積値と操作パネル19により設定された制御目標値とを比較し、被評価累積値が制御目標値に至ったときにカラーレジストモードを実行するようになされる。
【0082】
カウンタ75は例えば、カラーレジストモードの実行要因の監視に当たって、主電源、副電源のオフ回数、用紙の出力枚数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数等を計測する際に使用される。タイマ85は同様な監視に当たって、少なくとも2個が準備される。第1のタイマは主電源、副電源がオフされた時刻を計測する際に使用される。第2のタイマは主電源、副電源がオフされていた時間や、パワーセーブ時間等を計測する際に使用される。いずれも、カラーレジストモードが実行されるとリセット処理される。
【0083】
この制御装置15には画像読取装置(スキャナ)102、画像形成装置本体101を成すプリンタ部101’の他に、トナー濃度センサ11,レジストセンサ12、定着温度センサ13A、機内温度センサ13B、機内湿度センサ14、操作パネル19、表示部29、ハードディスク(HDD)30、給紙カセット制御部40、低電圧供給部(副電源)46、低電圧供給部(主電源)47、高電圧供給部(主電源)48、通信モデム50等が接続されている。
【0084】
定着温度センサ13Aは図1に示した定着装置17内に取付られ、定着温度を検出して定着温度検出信号S3を制御装置15に出力するようになされる。機内温度センサ13Bは画像形成装置本体101内に取付られ、機内温度を検出して機内温度検出信号S4を制御装置15に出力するようになされる。機内湿度センサ14は画像形成装置本体101内に取付られ、機内湿度を検出して機内湿度検出信号S5を制御装置15に出力するようになされる。
【0085】
上述した低電圧供給部47には電源変換部(AC→DC)49が接続されており、商用電源をIC駆動用の出力電圧VL=5V程度の低電圧直流源に変換し、また、商用電源を帯電露光用の出力電圧VH=数百V程度の高電圧直流源に変換するようになされる。低電圧供給部47には制御装置15の他にHDD30や、通信モデムが接続されている。当該装置100のパワーセーブモード時やスタンバイ時にもIC駆動用の出力電圧VLを供給するためである。
【0086】
電源変換部49には低電圧供給部(副電源)46が接続されている。この低電圧供給部46には例えば、トナー濃度センサ11、レジストセンサ12、定着温度センサ13A、機内温度センサ13B、機内湿度センサ14、操作パネル19、プリンタ部101’、画像読取装置(スキャナ)102、給紙カセット制御部40が接続されている。低電圧供給部46には副電源用のスイッチ(回路)SW1が設けられ、通常使用時にスイッチSW1がオンされると、各種センサ11,12、13A、13B、14、操作パネル19、プリンタ部101’、画像読取装置102、給紙カセット制御部40へ低電圧直流源を供給するようになされる。当該装置100のパワーセーブモード時やスタンバイ時にはスイッチSW1がオフされ、低電圧直流源の供給が停止される。
【0087】
電源変換部49には低電圧供給部46の他に高電圧供給部48が接続されている。高電圧供給部48には例えば、プリンタ部101’が接続されている。高電圧供給部48には主電源用のスイッチ(回路)SW2が設けられ、通常使用時にスイッチSW2がオンされると、プリンタ部101’へ高電圧直流源を供給するようになされる。当該装置100にはパワーセーブモードやスタンバイモードが準備される。
【0088】
パワーセーブモード時には例えば、スイッチSW1及びSW2がオフされ、副電源及び主電源の高電圧直流源の供給が停止される。スタンバイモード時には例えば、スイッチSW2がオフされ、高電圧直流源の供給が停止される。スイッチSW1,SW2のON/OFF制御は操作パネル19からの操作情報及びCPU55の制御シーケンスの下に行われる。電源変換部49には電源スイッチSW0が設けられ、通常使用時にユーザにより操作される。なお、スイッチSW1,SW2は副電源及び主電源の全体を停止制御するものや、各種負荷回路への副電源及び主電源を個別に停止制御するものが含まれる。スイッチ回路は複雑になるが極め細かい電源供給制御ができる。
【0089】
また、HDD30には前回のカラーレジストモードの終了時の画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、当該モードの終了時から監視される定着温度の最高値と最低値、機内温度の最高値と最低値、機内湿度の最高値と最低値、電源投入時の定着温度、電源投入時の機内温度、機内湿度、主電源、副電源がオフされていた時間、パワーセーブ時間、用紙の出力枚数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数等が記録される。
【0090】
上述の表示部29にはタッチパネル等が組み合わされ、パワーセーブモードのオン/オフに関して、その操作画面上でアイコンキー等を操作するようになされる。このパワーセーブオン/オフ用のアイコンキーを操作すると、例えば、副電源用のスイッチSW1及び主電源用のスイッチSW2を両方共にオフするようになされる。副電源用のスイッチSW1及び主電源用のスイッチSW2は、操作画面上の図示しないメニュー画面等で機能アイコンを操作した場合にオンされ、パワーセーブモードがオフされる。
【0091】
図10はカラーレジストモードの実行要因及びその重み算出例を示す表図である。図10に示すカラーレジストモードの実行要因によれば、主電源OFF、副電源OFF、ジャム処理、1次転写圧着解除、2次転写圧着解除及び用紙の1枚出力・・・が挙げられている。これらの重み算出例では主電源OFFに対して重み係数「1000」、副電源OFFに対して重み係数「800」、ジャム処理に対して重み係数「500」、1次転写圧着解除に対して重み係数「30」、2次転写圧着解除に対して重み係数「20」及び用紙の1枚出力に対して重み係数「1」を挙げている。重み係数においては、数字の大きいものほどカラーレジストモードを実行する確率が高くなる。
【0092】
この例では制御目標値をYcとすると、例えばYc=「1000000」に設定している。CPU55では、主電源OFF、副電源OFF、ジャム処理、1次転写圧着解除、2次転写圧着解除及び用紙の1枚出力・・・等を監視すると共に、当該監視によって得られる実行要因を図10に示す重み算出例に基づいて被評価値に換算し、この被評価値を累積して被評価累積値Xを求める。この例で被評価値は重み算出例に回数を掛けて換算している。
【0093】
例えば、主電源OFFの回数をa、副電源OFFの回数をb、ジャムを処理した回数をc、1次転写圧着解除回数をd、2次転写圧着解回数をe及び用紙の1枚出力をfとすると、被評価累積値Xは(1)式、すなわち、
X=1000a+800b+500c+30d+20e+f・・・・・(1)
により求められる。
【0094】
この被評価累積値Xは操作パネル19により設定された制御目標値Ycとを比較し、被評価累積値Xが制御目標値Ycに至ったときにカラーレジストモードを実行するようになされる。
【0095】
続いて、カラー画像形成装置100におけるカラーレジストモードの第1の実施例について説明をする。図11は第1の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【0096】
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、カラーレジストモードを実行するときの制御目標値Ycを設定する操作パネル19を備え、CPU55によってカラーレジストモードの実行要因の監視によって得られる実行要因を被評価値に換算し、この被評価値に基づいてカラーレジストモードを実行する場合を前提とする。つまり、カラーレジストの位置ずれはいくつかの要因によって起こる。そのいくつかの要因について重み付けをしておき、通常のシーケンスとは別のタスクにて常にその要因を監視し、カラーレジストモードを行う時期がどうかを換算する場合を想定する。
【0097】
これを動作条件にして、当該カラーレジストモードを実行するに当たり予め図11に示すフローチャートのステップC1で制御目標値Ycを設定する。このとき、例えば、図10に示したように制御目標値Yc=「1000000」が設定される。そして、ステップC2〜ステップC5でカラーレジストモードの実行要因を監視する。例えば、ステップC2で前回のカラーレジストモードの終了時から監視されるモード実行要因を入力する。モード実行要因に関しては図10に示したように主電源OFF、副電源OFF、ジャム処理、1次転写圧着解除、2次転写圧着解除及び用紙の1枚出力・・・等に係る回数データがCPU55へ入力される。
【0098】
その後、ステップC3に移行して当該監視によって得られる実行要因を被評価値に換算する。このとき、CPU55では図10に示したような重み算出例に回数データに基づく回数を掛けて換算し被評価値を取得するようになされる。
【0099】
そして、ステップC4に移行してCPU55ではこれらの被評価値を(1)式に基づいて累積して被評価累積値Xを求める。その後、ステップC5に移行してCPU55では被評価累積値Xと制御目標値Ycとが比較され、一致検出処理がなされる。例えば、一致検出処理によってX<Ycの場合、つまり、被評価累積値Xが制御目標値Ycに至っていない場合はステップC2に戻ってCPU55はモード実行要因を入力し、ステップC2〜ステップC5の処理を繰り返す。
【0100】
また、ステップC5の一致検出処理によってX≧Ycの場合、つまり、被評価累積値Xが制御目標値Ycに至った場合はステップC6に移行してカラーレジストモードを実行する。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0101】
このカラーレジストモードを終了するとステップC7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理では、主電源OFF回数、副電源OFF回数、ジャム処理の回数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数及び用紙の1枚出力回数等に関するカウント値がクリアされる。
【0102】
その後、ステップC8に移行して一定時間待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着装置17の温度や機内温度等が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。そして、ステップC9に移行して目標値を変更するかがチェックされる。このチェックはCPU55によって一定時間を区切って行われる。管理業者が設定を変更する場合が考えられるためである。通常は一定時間を経過しても設定変更を指示されない。
【0103】
この例では目標値を変更しない場合に該当し、ステップC2に戻ってモード実行要因を入力し、ステップC2〜ステップC5の処理を繰り返す。目標値を変更する場合は、ステップC1に戻って制御目標値Ycを設定し直すようになされる。画像形成系の経時的な使用によって制御目標値Ycを少しずつ減らす場合が想定されるからである。この制御目標値Ycの設定以降はステップC2〜ステップC5の処理を繰り返すようになされる。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0104】
このように本発明に係る第1の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15ではステップC2〜ステップC5でカラーレジストモードを実行する要因及び時期が監視され、ステップC5の比較結果で被評価累積値Xが制御目標値Ycに至ったときにステップC6でカラーレジストモードを実行するようになされる。
【0105】
従って、前回のカラーレジストモードの終了時から監視される主電源OFF、副電源OFF、ジャム処理、1次転写圧着解除、2次転写圧着解除及び用紙の1枚出力・・・等の色々な実行要因に応じて臨機応変に、かつ、効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0106】
(3)第2の実施例
図12は本発明に係る第2の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。図13A〜Cはその実行時の目標許容範囲α、β、基準範囲γ及びずれ量εとの関係例を示す図である。
【0107】
図13Aに示す位置ずれ量εは波線で示した基準となる第1色目、例えば、黒色のカラーレジストCR(B)と、第2色目のカラーレジストCR(Y)との書込み位置の差によって与えられる。図13Bに示す横軸は位置ずれ量を示している。図13Bにおいて、α及びβはカラーレジストモードの実行時の目標許容範囲であり、γはその基準範囲である。三者の間にはα<γ<βの関係に規定されている。図13Cは図13Aに示した位置ずれ量εを成す部分を拡大した図である。
【0108】
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、カラーレジストモードを実行するときの画像優先モード又は速度優先モードを設定する操作パネル19を備え、この操作パネル19によって画像優先モードが設定された場合は、図13Aに示すの位置ずれ量εを評価するために、図13Bに示す所定の基準範囲γよりも目標許容範囲αを狭く設定し、また、速度優先モードが設定された場合は、基準範囲γよりも目標許容範囲βを広く設定する場合を想定する。
【0109】
つまり、この例でカラーレジストモードではCPU55によって算出された、例えば、図13Cに示したの位置ずれ量εが図13Bに示した目標許容範囲α内に入った場合に当該カラーレジストモードを終了し、この目標許容範囲α内に入らない場合は、当該範囲内に入るまで動作を繰り返して追い込んでゆく。つまり、目標許容範囲αが狭ければ、カラーレジストの精度を向上できるし、目標許容範囲βが広ければ、カラーレジストモードの動作回数を低減できるようになる。
【0110】
これを動作条件にして、当該カラーレジストモードを実行するに当たり、予め図12に示すフローチャートのステップE1でノーマルモードを除く画像出力モードを読み込む。このステップE1で画像出力モードからノーマルモードを除外しているのは、通常、画像出力モードはユーザによって選択され、画像優先モード又は速度優先モードが選択されない場合はノーマルモードを実行することになる。ノーマルモードは従来方式により実行される。
【0111】
従って、ステップE2で画像優先モード又は速度優先モードの選択によって制御が分岐する。画像優先モードが選択された場合は、ステップE3に移行して図13Bに示した基準範囲γよりも目標許容範囲αを狭く設定する。
【0112】
その後、ステップE4に移行してカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0113】
そして、ステップE5で目標許容範囲α内に位置ずれ量εが収束(到達)したかがチェックされる。このときのチェックは制御装置15を構成するCPU55によって比較一致検出により行われる。位置ずれ量εが目標許容範囲α内に収束しない場合はステップE4に戻ってカラーレジストモードがもう一度実行される。位置ずれ量εが目標許容範囲α内に収束した場合はステップE9に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。
【0114】
また、ステップE2で速度優先モードが設定された場合は、ステップE6に移行して図13Bに示した基準範囲γよりも目標許容範囲βを広く設定する。その後、ステップE7に移行してカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0115】
そして、ステップE8で目標許容範囲β内に位置ずれ量εが収束したかがチェックされる。このときのチェックは上述と同様にCPU55による比較一致検出により行われる。位置ずれ量εが目標許容範囲β内に収束しない場合はステップE7に戻ってカラーレジストモードがもう一度実行される。位置ずれ量εが目標許容範囲β内に収束した場合はステップE9に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0116】
このように本発明に係る第2の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、画像形成出力モードの選択に応じて目標許容範囲を可変するようになされる。
【0117】
従って、カラーレジストのずれ量が目標許容範囲内に入っていない場合にその書込み位置の調整を繰り返し行う場合において、カラーレジストモードの目標許容範囲、その動作頻度を効率良く制御することができ、画像出力モードの実行頻度に応じた目標許容範囲の可変制御を行うことができる。
【0118】
これにより、画像優先時には目標許容範囲αが狭く設定されるので、精度を向上できるようになる。レジスト精度の十分高い画像形成出力を提供することができる。速度優先時には目標許容範囲βを広く設定されるので、最小限の待ち時間内でカラーレジストモードを行い画像形成出力を提供することができる。また、カラーレジストモードの動作回数を低減できるようになる。
【0119】
(4)第3の実施例
図14は本発明に係る第3の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、カラーレジストモードを実行するときの画像優先モード又は速度優先モードを設定する操作パネル19を備えられる。
【0120】
この操作パネル19によって画像優先モードが設定された場合は、画像転写系Iに位置ずれ調整用のを形成して位置ずれを検出し、画像情報の書き込み位置を調整する動作(カラーレジストモード)を繰り返す基準回数(以下で規定回数Nγという)よりも、目標許容回数Nαを多く設定し、速度優先モードが設定された場合は、その規定回数Nγよりも目標許容回数Nβを少なく設定する場合を想定する。
【0121】
つまり、この例でカラーレジストモードの動作回数Nxが目標許容回数Nαになった場合に当該カラーレジストモードを終了し、この目標許容回数Nαに至っていない場合は、当該回数Nαに至るまでその動作を繰り返して追い込んでゆく。つまり、目標許容回数Nαが多ければ、カラーレジストの精度を向上できるし、目標許容回数Nβが少なければ、カラーレジストモードの動作回数を低減できるようになる。
【0122】
これを動作条件にして、当該カラーレジストモードを実行するに当たり、予め図14に示すフローチャートのステップF1でノーマルモードを除く画像出力モードを読み込む。このステップF1で画像出力モードからノーマルモードを除外しているのは、第2の実施例で述べた通りである。ステップF2で画像優先モード又は速度優先モードの選択によって制御が分岐する。画像優先モードが選択された場合は、ステップF3に移行して規定回数Nγよりも目標許容回数Nαを多く設定する。
【0123】
その後、ステップF4に移行してカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0124】
そして、ステップF5でカラーレジストモードの動作回数Nxが目標許容回数Nαに到達したかがチェックされる。このときのチェックは、制御装置15を構成するCPU55によって比較一致検出により行われる。カラーレジストモードの動作回数Nxが目標許容回数Nαに到達していない場合はステップF4に戻ってカラーレジストモードがもう一度実行される。カラーレジストモードの動作回数Nxが目標許容回数Nαに到達した場合はステップF9に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。
【0125】
また、ステップF2で速度優先モードが設定された場合は、ステップF6に移行して規定回数Nγよりも目標許容回数Nβを少なく設定する。その後、ステップF7に移行してカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。そして、ステップF8でカラーレジストモードの動作回数Nxが目標許容回数Nαに到達したかがチェックされる。
【0126】
このときのチェックはCPU55による比較一致検出により行われる。カラーレジストモードの動作回数Nxが目標許容回数Nβに到達していない場合はステップF7に戻ってカラーレジストモードがもう一度実行される。カラーレジストモードの動作回数Nxが目標許容回数Nβに到達した場合はステップF9に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0127】
このように本発明に係る第3の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、画像形成出力モードの選択に応じて目標許容回数を可変するようになされる。
【0128】
従って、カラーレジストの動作回数Nxが目標許容回数に到達していない場合にその書込み位置の調整を繰り返し行う場合において、カラーレジストモードの目標許容回数Nα、Nβ等の動作頻度を効率良く制御することができ、第2の実施例と同様にして画像出力モードの実行頻度に応じた目標許容範囲の可変制御を行うことができる。
【0129】
これにより、画像優先時には目標許容回数Nαを多く設定されるので、精度を向上できるようになる。第2の実施例と同様にしてレジスト精度の十分高い画像形成出力を提供することができる。速度優先時には目標許容回数Nβを少なく設定されるので、最小限の待ち時間内でカラーレジストモードを行い画像形成出力を提供することができる。また、カラーレジストモードの動作回数を低減できるようになる。
【0130】
(5)第4の実施例
図15は本発明に係る第4の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、カラーレジストモードの実行時期を決定する制御装置15を構成するCPU55を備え、このCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時の画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさに基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定する場合を前提とする。書込み位置の精度を左右する基準値等は予め設定しておくものとする。
【0131】
これを動作条件にして、図15に示すフローチャートのステップG1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。カラーレジストモードが終了した場合はステップG2に移行して前回のカラーレジストモード(終了時)の画像情報の書き込み位置に関する位置ずれ量データが入力される。
【0132】
そして、ステップG3に移行して位置ずれ量が基準値に比べて大きいかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。位置ずれ量が基準値に比べてまだ小さい場合はステップG2に戻って前回のカラーレジストモードの終了時の画像情報の書き込み位置に関する位置ずれ量データが入力される。
【0133】
ステップG3で位置ずれ量が基準値に比べて大きい場合はステップG4に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。そして、ステップG5でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0134】
そして、カラーレジストモードを実行終了すると、ステップG6に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップG7に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着装置の温度や機内温度等が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0135】
このように本発明に係る第4の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、前回のカラーレジストモードの終了時の画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさに基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0136】
従って、カラーレジストの位置ずれ量が基準値に到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、カラーレジストの位置ずれ量が基準値を越える場合に、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、カラーレジストの位置ずれ量の大小の出現頻度に基づいて効率良く画像転写系Iや画像形成系II等を制御することができる。
【0137】
(6)第5の実施例
図16は本発明に係る第5の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、画像形成装置本体101で使用された機械の状態を監視した上で、カラーレジストモードの時期を決めることにより、効率良くカラーレジストモードを実行できるようにしたものである。この例でも、制御装置15を構成するCPU55によってカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0138】
このCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から定着温度θxが監視され、当該定着温度θxの最高値θmaxと最低値θminに基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。定着装置17の温度差等の基準値θγは予め設定しておくものとする。なお、第5の実施例以下の第6〜第19実施例でも当該装置本体101で使用された機械の状態を監視した上で、カラーレジストモードの時期が決定される。
【0139】
これを動作条件にして、図16に示すフローチャートのステップH1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0140】
カラーレジストモードが終了した場合はステップH2に移行してCPU55によって定着温度θxが監視される。定着温度θxは図1に示した定着装置17内に取付られた定着温度センサ13Aによって検出される。この定着温度θxを検出して得た定着温度検出信号S3はCPU55へ出力される。定着温度検出信号S3には定着温度θxの最高値θmaxや、最低値θmin等を含んでいる。定着温度検出信号S3はアナログ・ディジタル変換された後に定着温度検出データとなる。
【0141】
そして、ステップH3に移行してCPU55では定着温度検出データから定着温度θxの最高値θmaxと、最低値θminが取得され、この定着温度θxの最高値θmaxと最低値θminの差(温度差θε)が算出される。定着温度θxの最高値θmaxと、最低値θminは更新される毎にHDD30等の不揮発性のメモリに蓄積される。温度差θεに係るデータはRAM65等に一時記録される。この温度差θεがカラーレジストの実行要因となる。そして、ステップH4に移行して温度差θεが基準値θγに大きいかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。温度差θεが基準値θγに比べてまだ小さい場合はステップH2に戻ってCPU55による定着温度θxの監視が継続される。
【0142】
そして、ステップH4で温度差θεが基準値θγに比べて大きい場合にはステップH5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。そして、ステップH6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0143】
そして、カラーレジストモードを実行終了すると、ステップH7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップH8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着温度θxが上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0144】
このように本発明に係る第5の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、前回のカラーレジストモードの終了時から定着温度θxが監視され、当該定着温度θxの最高値θmaxと最低値θminに基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0145】
従って、定着装置17の温度差θεが基準値θγに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、定着装置17の温度差θεが基準値θγを越える場合に、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、定着装置17の温度差θεに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0146】
(7)第6の実施例
図17は本発明に係る第6の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、第5の実施例と同様にして画像形成装置本体101で使用された機械の状態を監視した上で、カラーレジストモードの時期が決定される。この例でも、制御装置15を構成するCPU55によってカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0147】
このCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から機内温度が監視され、当該機内温度の最高値θmax’と最低値θmin’に基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。機器内の温度差等の基準値θγ’は予め設定しておくものとする。
【0148】
これを動作条件にして、図17に示すフローチャートのステップJ1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0149】
カラーレジストモードが終了した場合はステップJ2に移行しCPU55によって機内温度が監視される。機内温度は図1に示した画像形成装置本体101内に取付られた機内温度センサ13Bによって検出される。この機内温度を検出して得た機内温度検出信号S4はCPU55へ出力される。機内温度検出信号S4には機内温度の最高値θmax’や、最低値θmin’等を含んでいる。機内温度検出信号S4はアナログ・ディジタル変換された後に機内温度検出データとなる。
【0150】
そして、ステップJ3に移行してCPU55では機内温度検出データから機内温度の最高値θmax’と、最低値θmin’が取得される。機内温度の最高値θmax’と、最低値θmin’は更新される毎にHDD30等の不揮発性のメモリに蓄積される。温度差θε’に係るデータはRAM65等に一時記録される。この温度差θε’がカラーレジストの実行要因となる。そして、ステップJ4に移行して温度差θε’が基準値θγ’に大きいかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。温度差θε’が基準値θγ’に比べてまだ小さい場合はステップJ2に戻ってCPU55による機内温度の監視が継続される。
【0151】
そして、ステップJ4で温度差θε’が基準値θγ’に比べて大きい場合にはステップJ5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。そして、ステップJ6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0152】
そして、カラーレジストモードを実行終了すると、ステップJ7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップJ8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、機内温度が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0153】
このように本発明に係る第6の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、前回のカラーレジストモードの終了時から機内温度が監視され、当該機内温度の最高値θmax’と最低値θmin’に基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0154】
従って、画像形成装置本体101の温度差θε’が基準値θγ’に到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、当該装置本体101の温度差θε’が基準値θγ’を越える場合に、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、画像形成装置本体101の温度差θε’に応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0155】
(8)第7の実施例
図18は本発明に係る第7の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、第6の実施例と同様にして画像形成装置本体101で使用された機械の状態を監視した上で、カラーレジストモードの時期が決定される。この例でも、制御装置15を構成するCPU55によってカラーレジストモードの実行時期が決定される。
【0156】
このCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から機内湿度δxが監視され、当該機内湿度δxの最高値δmaxと最低値δminに基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。機器内の湿度差等の基準値δγは予め設定しておくものとする。
【0157】
これを動作条件にして、図18に示すフローチャートのステップK1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0158】
カラーレジストモードが終了した場合はステップK2に移行しCPU55によって機内湿度δxが監視される。機内湿度δxは図1に示した画像形成装置本体101内に取付られた機内湿度センサ14によって検出される。この機内湿度δxを検出して得た機内湿度検出信号S5はCPU55へ出力される。機内湿度検出信号S5には機内湿度δxの最高値δmaxや、最低値δmin等を含んでいる。機内湿度検出信号S5はアナログ・ディジタル変換された後に機内湿度検出データとなる。
【0159】
そして、ステップK3に移行してCPU55では機内湿度検出データから機内湿度δxの最高値δmaxと、最低値δminが取得される。機内湿度δxの最高値δmaxと、最低値δminは更新される毎にHDD30等の不揮発性のメモリに蓄積される。湿度差δεに係るデータはRAM65等に一時記録される。この湿度差δεがカラーレジストの実行要因となる。そして、ステップK4に移行して湿度差δεが基準値δγに大きいかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。湿度差δεが基準値δγに比べてまだ小さい場合はステップK2に戻ってCPU55による機内湿度δxの監視が継続される。
【0160】
そして、ステップK4で湿度差δεが基準値δγに比べて大きい場合にはステップK5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。そして、ステップK6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0161】
そして、カラーレジストモードを実行終了すると、ステップK7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップK8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、機内湿度δxが上昇している。この湿度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0162】
このように本発明に係る第7の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、前回のカラーレジストモードの終了時から機内湿度δxが監視され、当該機内湿度δxの最高値δmaxと最低値δminに基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0163】
従って、画像形成装置本体101の湿度差δεが基準値δγに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、当該装置本体101の湿度差δεが基準値δγを越える場合に、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、画像形成装置本体101の湿度差δεに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0164】
(9)第8の実施例
図19は本発明に係る第8の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から定着温度θxが監視され、電源投入時の当該定着温度θxに基づいてカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0165】
この電源投入に関しては、図9に示した電源スイッチSW0ではなく、副電源用のスイッチSW1や、特に主電源用のスイッチSW2のオンを示すものとする。これは当該装置100のスリーピング状態からスタンバイ状態への移行時を想定した場合である。定着装置17の電源投入時の定着温度の基準値θγは第5の実施例と同様にして予め設定しておくものとする。
【0166】
これを動作条件にして、図19に示すフローチャートのステップL1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0167】
カラーレジストモードが終了した場合はステップL2に移行してCPU55によって定着温度θxが監視される。定着温度θxは図1に示した定着装置17内に取付られた定着温度センサ13Aによって検出される。この定着温度θxを検出して得た定着温度検出信号S3はCPU55へ出力される。定着温度検出信号S3はアナログ・ディジタル変換された後に定着温度検出データとなる。
【0168】
そして、ステップL3に移行してCPU55では電源投入時の定着温度θxが検出されるまで待機される。この際の電源投入は低電圧供給部46からの電源オン情報Dsw1や、高電圧供給部48からの電源オン情報Dsw2を得たCPU55によって識別される。
【0169】
ステップL4では電源オン情報Dsw1やDsw2をトリガにして電源投入時の定着温度検出データがラッチ(入力)され、RAM65等に一時記録される。この電源投入時の定着温度θxがカラーレジストの実行要因となる。そして、ステップL5に移行して定着温度θxが基準値θγaに比べて大きいかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。定着温度θxが基準値θγaに比べてまだ小さい場合はステップL2に戻ってCPU55による定着温度θxの監視が継続される。
【0170】
そして、ステップL5で定着温度θxが基準値θγaに比べて大きい場合にはステップL6に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。そして、ステップL7でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0171】
そして、カラーレジストモードを実行終了すると、ステップL8に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップL9に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着温度θxが上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0172】
このように本発明に係る第8の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、前回のカラーレジストモードの終了時から定着温度θxが監視され、電源投入時の定着温度θxに基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0173】
従って、定着装置17の電源投入時の定着温度θxが基準値θγaに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、定着装置17の電源投入時の定着温度θxが基準値θγaを越える場合に、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、定着装置17の電源投入時等の定着温度θxに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0174】
(10)第9の実施例
図20は本発明に係る第9の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から機内温度θyが監視され、電源投入時の機内温度θyに基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。機器温度の基準値θγbは予め設定しておくものとする。
【0175】
これを動作条件にして、図20に示すフローチャートのステップM1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0176】
カラーレジストモードが終了した場合はステップM2に移行しCPU55によって機内温度θyが監視される。機内温度θyは図1に示した画像形成装置本体101内に取付られた機内温度センサ13Bによって検出される。この機内温度θyを検出して得た機内温度検出信号S4はCPU55へ出力される。機内温度検出信号S4には電源投入時の機内温度θy等を含んでいる。機内温度検出信号S4はアナログ・ディジタル変換された後に機内温度検出データとなる。
【0177】
そして、ステップM3に移行してCPU55では電源投入時の機内温度θyが検出されるまで待機される。この際の電源投入は低電圧供給部46からの電源オン情報Dsw1や、高電圧供給部48からの電源オン情報Dsw2を得たCPU55によって識別される。
【0178】
ステップM4では電源オン情報Dsw1やDsw2をトリガにして電源投入時の機内温度検出データがラッチ(入力)され、RAM65等に一時記録される。この電源投入時の機内温度θyがカラーレジストの実行要因となる。そして、ステップM4に移行して電源投入時の機内温度θyが基準値θγbに大きいかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。電源投入時の機内温度θyが基準値θγbに比べてまだ小さい場合はステップM2に戻ってCPU55による機内温度θyの監視が継続される。
【0179】
そして、ステップM4で電源投入時の機内温度θyが基準値θγbに比べて大きい場合にはステップM5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。そして、ステップM6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0180】
そして、カラーレジストモードを実行終了すると、ステップM7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップM8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、機内温度θyが上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0181】
このように本発明に係る第9の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、前回のカラーレジストモードの終了時から機内温度θyが監視され、電源投入時の機内温度θyに基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0182】
従って、画像形成装置本体101の電源投入時の機内温度θyが基準値θγbに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、当該装置本体101の電源投入時の機内温度θyが基準値θγbを越える場合に、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、画像形成装置本体101の電源投入時の機内温度θyに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0183】
(11)第10の実施例
図21は本発明に係る第10の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から機内湿度δxが監視され、電源投入時の機内湿度δxに基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。機器湿度の基準値θγcは予め設定しておくものとする。
【0184】
これを動作条件にして、図21に示すフローチャートのステップN1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0185】
カラーレジストモードが終了した場合はステップN2に移行しCPU55によって機内湿度δxが監視される。機内湿度δxは図1に示した画像形成装置本体101内に取付られた機内湿度センサ14によって検出される。この機内湿度δxを検出して得た機内湿度検出信号S4はCPU55へ出力される。機内湿度検出信号S4には電源投入時の機内湿度δx等を含んでいる。機内湿度検出信号S4はアナログ・ディジタル変換された後に機内湿度検出データとなる。
【0186】
そして、ステップN3に移行してCPU55では電源投入時の機内湿度δxが検出されるまで待機される。この際の電源投入は低電圧供給部46からの電源オン情報Dsw1や、高電圧供給部48からの電源オン情報Dsw2を得たCPU55によって識別される。
【0187】
ステップN4では電源オン情報Dsw1やDsw2をトリガにして電源投入時の機内湿度検出データがラッチ(入力)され、RAM65等に一時記録される。この電源投入時の機内湿度δxがカラーレジストの実行要因となる。そして、ステップN4に移行して電源投入時の機内湿度δxが基準値θγcに大きいかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。電源投入時の機内湿度δxが基準値θγcに比べてまだ小さい場合はステップN2に戻ってCPU55による機内湿度δxの監視が継続される。
【0188】
また、ステップN4で電源投入時の機内湿度δxが基準値θγcに比べて大きい場合にはステップN5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。そして、ステップN6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0189】
そして、カラーレジストモードを実行終了すると、ステップN7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップN8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、機内湿度δxが降下して乾燥している。この湿度降下の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0190】
このように本発明に係る第10の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、前回のカラーレジストモードの終了時から機内湿度δxが監視され、電源投入時の機内湿度δxに基づいて当該カラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0191】
従って、画像形成装置本体101の電源投入時の機内湿度δxが基準値θγcに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、当該装置本体101の電源投入時の機内湿度δxが基準値θγcを越える場合に、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、画像形成装置本体101の電源投入時の機内湿度δxに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0192】
(12)第11の実施例
図22は本発明に係る第11の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。図23A〜Cは主電源オフ時間Tx、基準値Tγ及び主電源オフ/オン時刻Toff/Tonとの関係例を示す図である。図23A及びBにおいて、縦軸はパワー(電力)であり、横軸はいずれも時間tである。
【0193】
図23Aに示す電源オフ時間Txは主電源オフ時刻Toffから主電源オン時刻Tonに至る経過時間(期間)である。電源オフ時間Tx以外は通電状態(期間)である。図23Bに示す基準値Tγは定着装置17等の電源オフ時間Txに対する制御基準値である。図23Aに示した電源オフ時間Txは基準値Tγに対して短い場合である。図23Cに示した電源オフ時間Tx’は基準値Tγに対して長い場合である。
【0194】
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了後、主電源がオフされる時刻Toff及び主電源がオンされる時刻Tonを監視し、当該主電源がオフされていた経過時間、つまり主電源オフ時間Txに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0195】
この主電源のオフに関しては、図9に示した電源スイッチSW0ではなく、主電源用のスイッチSW2のオフを示すものとする。これは当該装置100のスタンバイ状態からスリーピング状態への移行してからの経過時間を制御対象とするためである。定着装置17等の電源オフ時間Txの基準値Tγは予め設定しておくものとする。
【0196】
これを動作条件にして、図22に示すフローチャートのステップO1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0197】
カラーレジストモードが終了した場合はステップO2に移行してCPU55によって図23AやBに示した主電源オフ/オン時刻Toff/Tonが監視される。主電源オフ/オン時刻Toff/Tonは図9に示した制御装置15内に取付られたタイマ85によって検出される。例えば、高電圧供給部48からの電源オフ情報Dsw2をトリガにしてタイマ85から出力される時刻データがラッチされ、この時刻データが主電源オフ/オン時刻データとなる。
【0198】
このように主電源オフ時刻Toffを検出して得た主電源オフ時刻データはCPU55において、他のタイマ85を起動するためのトリガとなされる。この主電源オフ時刻データに基づいて、タイマ85ではその起動時から次の主電源オン時刻Tonに至る主電源オフ期間を示す主電源オフ時間データを発生するようになされる。タイマ85からの主電源オフ時間データはステップO3でCPU55へ入力され、主電源オフ時間データはRAM65等に一時記録される。
【0199】
そして、ステップO4に移行して主電源オフ時間Txが基準値Tγに比べて大きいかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。この例で図23Aに示したように主電源オフ時間Txが図23Bの基準値Tγに比べて小さい場合はステップO2に戻ってCPU55による主電源オフ/オン時刻の監視が継続される。
【0200】
そして、ステップO4で図23Cに示したように、主電源オフ時間Tx’が基準値Tγに比べて大きい場合にはステップO5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。その後、ステップO6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0201】
そして、カラーレジストモードを実行終了すると、ステップO7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップO8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着温度等が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0202】
このように本発明に係る第11の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、CPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から主電源オフ/オン時刻Toff/Tonを監視し、当該主電源オフ時間Tx、Tx’に基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0203】
従って、主電源オフ時間Txが予め設定された基準値Tγに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、主電源オフ時間Tx’が予め設定された基準値Tγを越える場合には、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、主電源オフ時間Tx、Tx’に応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0204】
(13)第12の実施例
図24は本発明に係る第12の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。なお、副電源オフ時間Tx’、その基準値Tγ’及び主電源オフ/オン時刻Toff’/Ton’については図23に示した電源オフ時間Tx、その基準値Tγ及び主電源オフ/オン時刻Toff/Tonにダッシュを付記して読み替えて参照されたい。
【0205】
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了後、副電源がオフされる時刻Toff’及び副電源がオンされる時刻Ton’を監視し、当該副電源がオフされていた経過時間、つまり副電源オフ時間Tx’に基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0206】
この副電源のオフに関しては、図9に示した電源スイッチSW0ではなく、副電源用のスイッチSW2のオフを示すものとする。これは当該装置100のスタンバイ状態からスリーピング状態への移行してからの経過時間を制御対象とするためである。定着装置17等の電源オフ時間Tx’の基準値Tγ’は予め設定しておくものとする。
【0207】
これを動作条件にして、図24に示すフローチャートのステップP1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0208】
カラーレジストモードが終了した場合はステップP2に移行してCPU55によって副電源オフ/オン時刻Toff’/Ton’が監視される。副電源オフ/オン時刻Toff’/Ton’は図9に示した制御装置15内に取付られたタイマ85によって検出される。例えば、高電圧供給部48からの電源オフ情報Dsw2をトリガにしてタイマ85から出力される時刻データがラッチされ、この時刻データが副電源オフ/オン時刻データとなる。
【0209】
このように副電源オフ時刻Toff’を検出して得た副電源オフ時刻データはCPU55において、他のタイマ85を起動するためのトリガとなされる。この副電源オフ時刻データに基づいて、タイマ85ではその起動時から次の副電源オン時刻Ton’に至る副電源オフ期間を示す副電源オフ時間データを発生するようになされる。タイマ85からの副電源オフ時間データはステップP3でCPU55へ入力され、副電源オフ時間データはRAM65等に一時記録される。
【0210】
そして、ステップP4に移行して副電源オフ時間Tx’が基準値Tγ’に比べて大きいかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。副電源オフ時間Tx’が基準値Tγ’に比べて小さい場合はステップP2に戻ってCPU55による副電源オフ/オン時刻の監視が継続される。
【0211】
このステップP4で副電源オフ時間Tx’が基準値Tγ’に比べて大きい場合にはステップP5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。その後、ステップP6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0212】
そして、カラーレジストモードを実行終了すると、ステップP7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップP8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着温度等が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0213】
このように本発明に係る第12の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、CPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から副電源オフ/オン時刻Toff’/Ton’を監視し、当該副電源オフ時間Tx’に基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0214】
従って、副電源オフ時間Tx’が予め設定された基準値Tγ’に到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、副電源オフ時間Tx’が予め設定された基準値Tγ’を越える場合には、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、副電源オフ時間Tx’に応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0215】
(14)第13の実施例
図25は本発明に係る第13の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。図26A〜Cはパワーセーブ時間Ty、その基準値Tγ’’及びパワーセーブモードのオン/オフ時刻Ton’/Toff’との関係例を示す図である。図26A及びBにおいて、縦軸はパワー(電力)であり、横軸はいずれも時間tである。
【0216】
図26Aに示すパワーセーブ時間Tyはパワーセーブモードのオン/オフ時刻Ton’からパワーセーブモードのオフ時刻Toff’に至る経過時間(期間)であり、例えば、パワー(電力)を1/3にダウンしている状態である。パワーセーブ時間Ty以外はフルパワー状態である。図26Bに示す基準値Tγ’’は定着装置17等のパワーセーブ時間Tyに対する制御基準値である。図26Aに示したパワーセーブ時間Tyは基準値Tγ’’に対して短い場合である。図26Cに示したパワーセーブ時間Ty’は基準値Tγ’’に対して長い場合である。
【0217】
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了後、パワーセーブモードのオン/オフ時刻Ton’/Toff’を監視し、当該パワーセーブモードのオン時刻Ton’からオフ時刻Toff’に至るパワーセーブ時間Tyに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0218】
このパワーセーブモードのオン/オフに関しては、図9に示した副電源用のスイッチSW1及び主電源用のスイッチSW2を両方共にオフするように、例えば、表示部29の操作画面上でアイコンキー等を操作するようになされる。定着装置17等のパワーセーブ時間Tyの基準値Tγ’’は予め設定しておくものとする。
【0219】
これを動作条件にして、図25に示すフローチャートのステップQ1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0220】
カラーレジストモードが終了した場合はステップQ2に移行してCPU55によってパワーセーブモードのオン/オフ時刻Ton’/Toff’が監視される。パワーセーブモードのオン/オフ時刻Ton’/Toff’は図9に示した表示部29の操作画面上でアイコンキーを操作することで指定される。例えば、操作パネル19の操作画面上でパワーセーブモードをオンするアイコンキー情報をトリガにしてタイマ85が起動される。アイコンキー情報によって副電源用のスイッチSW1及び主電源用のスイッチSW2を両方共にオフするようになされる。
【0221】
このタイマ85ではアイコンキー情報に基づいてその起動時からパワーセーブモードがオフされる時刻Toff’に至るパワーセーブ時間データを発生するようになされる。パワーセーブ時間データはパワーセーブ期間を示すものである。パワーセーブモードは操作画面上の図示しないメニュー画面等で機能アイコンを操作した場合にオフされ、パワーセーブモードが解除される。このパワーセーブモードの解除によって副電源用のスイッチSW1及び主電源用のスイッチSW2がオンされる。
【0222】
タイマ85からのパワーセーブ時間データはステップQ3でCPU55へ入力され、パワーセーブ時間データはRAM65等に一時記録される。そして、ステップQ4に移行してパワーセーブ時間Tyが基準値Tγ’’に比べて大きいかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。パワーセーブ時間Tyが基準値Tγ’’に比べて小さい場合はステップQ2に戻ってCPU55によるパワーセーブモードのオン/オフ時刻Ton’/Toff’の監視が継続される。
【0223】
そして、ステップQ4でパワーセーブ時間Tyが基準値Tγ’’に比べて大きい場合にはステップQ5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。その後、ステップQ6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0224】
このカラーレジストモードを実行終了すると、ステップQ7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップQ8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着温度等が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0225】
このように本発明に係る第13の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、CPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時からパワーセーブモードのオン/オフ時刻Ton/Toffが監視され、当該パワーセーブ時間Tyに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0226】
従って、パワーセーブ時間Tyが予め設定された基準値Tγ’’に到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、パワーセーブ時間Tyが予め設定された基準値Tγ’’を越える場合には、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、パワーセーブ時間Tyに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0227】
(15)第14の実施例
図27は本発明に係る第14の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から用紙Pの出力枚数Mxを監視し、当該用紙Pの出力枚数Mxに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0228】
この用紙Pの出力枚数Mxに関しては、図9に示した表示部29の操作画面上でアイコンキー等を操作することで入力される。もちろん、画像形成系IIを通過する用紙Pをカウンタ75等により計測するようにしてもよい。画像形成系II等への用紙Pの出力(通過)枚数Mxの基準値Mγは予め設定しておくものとする。
【0229】
これを動作条件にして、図25に示すフローチャートのステップR1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0230】
カラーレジストモードが終了した場合はステップR2に移行してCPU55によって用紙Pの出力枚数Mxが監視される。用紙Pの出力枚数Mxは図9に示した表示部29の操作画面上でアイコンキーを操作することで指定される。例えば、操作パネル19のテンキー又は操作画面上のテンキーで用紙Pの出力枚数Mxを指定すると、この出力枚数データが制御装置15内の図示しない加算機能によって累積加算される。
【0231】
用紙Pの出力枚数データはステップR3でCPU55へ入力され、用紙Pの出力枚数データはRAM65等に一時記録される。そして、ステップR4に移行して用紙Pの出力枚数Mxが基準値Mγに比べて多いかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。用紙Pの出力枚数Mxが基準値Mγに比べて少ない場合はステップR2に戻ってCPU55による用紙Pの出力枚数Mxの監視が継続される。
【0232】
そして、ステップR4で用紙Pの出力枚数Mxが基準値Mγに比べて多い場合にはステップR5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。その後、ステップR6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0233】
このカラーレジストモードを実行終了すると、ステップR7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップR8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着温度等が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0234】
このように本発明に係る第14の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、CPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から用紙Pの出力枚数Mxが監視され、当該用紙Pの出力枚数Mxに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0235】
従って、用紙Pの出力枚数Mxが予め設定された基準値Mγに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、用紙Pの出力枚数Mxが予め設定された基準値Mγを越える場合には、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、用紙Pの出力枚数Mxに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0236】
(16)第15の実施例
図28A及びBは第15の実施例に係る画像転写系Iにおける1次転写圧着解除機構70の構成例を示す概念図である。
図28Aに示す画像転写系Iは1次転写圧着解除機構70を有している。この1次転写圧着解除機構70によれば、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kが中間転写ベルト6を挟んで対峙する位置であって、中間転写ベルト6の内側には、1次転写ローラ7Y、7M、7C及び7Kが可動自在に設けられている。
【0237】
▲1▼ 1次転写圧着時:
1次転写ローラ7Y、7M、7C及び7Kは所定の押圧力によって中間転写ベルト6を感光体ドラム1Yに圧着する(押し付ける)ようになされる。押圧力は各々の1次転写ローラ用のソレノイド(電磁石)71Y、71M、71C及び71Kによって発生される。例えば、ソレノイド71Yは1次転写ローラ7Yの軸受け部等に取付けられ、中間転写ベルト6を内側から感光体ドラム1Yへ向けて圧着するようになされる。他のソレノイド71M、71C及び71Kも、1次転写ローラ7Y用のソレノイド71Yと独立して中間転写ベルト6を内側から感光体ドラム1M、1C、1K等へ向けて圧着するようになされる。
【0238】
この1次転写ローラ7Y、7M、7C及び7Kには、使用するトナーと反対極性(本実施形態においては正極性)の1次転写転写バイアス(不図示)が印加されている。感光体ドラム7Y、7M、7C及び7K等に形成されたカラートナー像は、回動する中間転写ベルト6上に逐次転写される(1次転写)。中間転写ベルト6上でカラートナー像が合成され、カラー画像(色画像:カラートナー像)が形成される。
【0239】
▲2▼ 1次転写圧着解除時:
1次転写ローラ7Y、7M、7C及び7Kで上述した押圧力を一斉に又は個々に取り去ることによって中間転写ベルト6を感光体ドラム1Y等から引き離すようになされる。例えば、1次転写ローラ7Y用のソレノイド71Yをオフすると、中間転写ベルト6が内側へ移動し、感光体ドラム1Yから離脱するようになされる。
【0240】
他のソレノイド71M、71C及び71Kも、1次転写ローラ7Y用のソレノイド71Yと独立して中間転写ベルト6を感光体ドラム1M等から離脱するようになされる。独立して動作するようにしたのはY、M、C色のカラートナー像の重ね合せ処理や、黒(BK)色のみの画像形成処理等に対処するためである。この例で1次転写圧着解除回数Npは制御装置15内のカウンタ75によって計数するようになされる。カラーレジストモードの実行要因を監視するためである。
【0241】
図29は本発明に係る第15の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【0242】
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から1次転写圧着解除回数Npを監視し、当該1次転写圧着解除回数Npに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0243】
この1次転写圧着解除回数Npに関しては、図28に示した1次転写ローラ7Y、7M、7C又は7Kを動作させる毎に計数される。画像転写系Iにおける1次転写圧着解除回数Npの基準値Nγpは予め設定しておくものとする。
【0244】
これを動作条件にして、図29に示すフローチャートのステップST1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0245】
カラーレジストモードが終了した場合はステップST2に移行してCPU55によって1次転写圧着解除回数Npが監視される。1次転写圧着解除回数Npは図28に示した1次転写ローラ7Y、7M、7C又は7Kを各々動作させるソレノイド71Y、71M、71C又は71Kを通電する毎に1次転写圧着解除回数データが発生される。この1次転写圧着解除回数データはステップST3でCPU55へ入力され、1次転写圧着解除回数データはRAM65等に一時記録される。
【0246】
そして、ステップST4に移行して1次転写圧着解除回数Npが基準値Nγpに比べて多いかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。1次転写圧着解除回数Npが基準値Nγpに比べて少ない場合はステップST2に戻ってCPU55による1次転写圧着解除回数Npの監視が継続される。
【0247】
そして、ステップST4で1次転写圧着解除回数Npが基準値Nγpに比べて多い場合にはステップST5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。その後、ステップST6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0248】
このカラーレジストモードを実行終了すると、ステップST7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップST8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着温度等が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0249】
このように本発明に係る第15の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、CPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から1次転写圧着解除回数Npが監視され、当該1次転写圧着解除回数Npに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0250】
従って、1次転写圧着解除回数Npが予め設定された基準値Nγpに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、1次転写圧着解除回数Npが予め設定された基準値Nγpを越える場合には、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、1次転写圧着解除回数Npに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0251】
(17)第16の実施例
図30A及びBは第16の実施例に係る画像転写系Iにおける2次転写圧着解除機構の構成例を示す概念図である。
図30Aに示す画像転写系Iは2次転写圧着解除機構80を有している。この2次転写圧着解除機構80によれば、感光体ドラム1Kの下流側、かつ、定着装置17の上流側であって中間転写ベルト6の外側には、2次転写ローラ7Aが可動自在に設けられている。中間転写ベルト6の内側であって、2次転写ローラ7Aと中間転写ベルト6を挟んで対峙する位置には従動ローラ7Bが可動自在に設けられている。
【0252】
▲1▼ 2次転写圧着時:
2次転写ローラ7Aは所定の押圧力によって用紙Pを、従動ローラ7Bによって搬送規制される中間転写ベルト6に圧着する(押し付ける)ようになされる。押圧力は2次転写ローラ用のソレノイド81によって発生される。例えば、ソレノイド81は2次転写ローラ7Aの軸受け部等に取付けられ、用紙Pを中間転写ベルト6へ向けて圧着するようになされる。用紙Pは2次転写ローラ7Aによって搬送され、中間転写ベルト6から用紙P上の一方の面(表面)へカラー画像が一括して転写される(2次転写)。
【0253】
▲2▼ 2次転写圧着解除時:
2次転写ローラ7Aで上述した押圧力を取り去ることによって中間転写ベルト6から用紙Pを引き離すようになされる。例えば、2次転写ローラ7A用のソレノイドをオフすると、中間転写ベルト6は従動ローラ7Bによって搬送規制され、この中間転写ベルト6から用紙Pが離脱するようになされる。この例で2次転写圧着解除回数Nsは制御装置15内のカウンタ75によって計数するようになされる。カラーレジストモードの実行要因を監視するためである。
【0254】
図31は本発明に係る第16の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から2次転写圧着解除回数Nsを監視し、当該2次転写圧着解除回数Nsに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0255】
この2次転写圧着解除回数Nsに関しては、図28に示した2次転写ローラ7Aを動作させる毎に計数される。画像転写系Iにおける2次転写圧着解除回数Nsの基準値Nγsは予め設定しておくものとする。
【0256】
これを動作条件にして、図31に示すフローチャートのステップTE1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0257】
カラーレジストモードが終了した場合はステップTE2に移行してCPU55によって2次転写圧着解除回数Nsが監視される。2次転写圧着解除回数Nsは図30に示した2次転写ローラ7Aを動作させるソレノイドを通電する毎に2次転写圧着解除回数データが発生される。この2次転写圧着解除回数データはステップTE3でCPU55へ入力され、2次転写圧着解除回数データはRAM65等に一時記録される。
【0258】
そして、ステップTE4に移行して2次転写圧着解除回数Nsが基準値Nγsに比べて多いかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。2次転写圧着解除回数Nsが基準値Nγsに比べて少ない場合はステップTE2に戻ってCPU55による2次転写圧着解除回数Nsの監視が継続される。
【0259】
そして、ステップTE4で2次転写圧着解除回数Nsが基準値Nγsに比べて多い場合にはステップTE5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。その後、ステップTE6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0260】
このカラーレジストモードを実行終了すると、ステップTE7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップTE8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着温度等が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0261】
このように本発明に係る第16の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、CPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から2次転写圧着解除回数Nsが監視され、当該2次転写圧着解除回数Nsに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0262】
従って、2次転写圧着解除回数Nsが予め設定された基準値Nγsに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、2次転写圧着解除回数Nsが予め設定された基準値Nγsを越える場合には、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、2次転写圧着解除回数Nsに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0263】
(18)第17の実施例
図32は本発明に係る第17の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から線速変更回数Ncを監視し、当該線速変更回数Ncに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0264】
この線速変更回数Ncに関しては、例えば、図2に示した中間転写ベルト6の回動速度等を変更する毎に計数される。画像転写系Iにおける線速変更回数Ncの基準値Nγcは予め設定しておくものとする。
【0265】
これを動作条件にして、図32に示すフローチャートのステップU1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0266】
カラーレジストモードが終了した場合はステップU2に移行してCPU55によって線速変更回数Ncが監視される。線速変更回数Ncは図2に示した中間転写ベルト6の回動速度等を変更する毎に線速変更回数データが発生される。この線速変更回数データはステップU3でCPU55へ入力され、線速変更回数データはRAM65等に一時記録される。
【0267】
そして、ステップU4に移行して線速変更回数Ncが基準値Nγcに比べて多いかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。線速変更回数Ncが基準値Nγcに比べて少ない場合はステップU2に戻ってCPU55による線速変更回数Ncの監視が継続される。
【0268】
そして、ステップU4で線速変更回数Ncが基準値Nγcに比べて多い場合にはステップU5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。その後、ステップU6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0269】
このカラーレジストモードを実行終了すると、ステップU7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップU8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着温度等が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0270】
このように本発明に係る第17の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、CPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から線速変更回数Ncが監視され、当該線速変更回数Ncに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0271】
従って、線速変更回数Ncが予め設定された基準値Nγcに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、線速変更回数Ncが予め設定された基準値Nγcを越える場合には、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、線速変更回数Ncに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0272】
(19)第18の実施例
図33は第18の実施例に係る画像形成装置本体101における搬送架台9等の構成例を示す斜視図である。図33に示す画像形成装置本体101の前面には前扉103が設けられている。この例で前扉103を開け放つと、画像形成用のプロセス架台18に独立して当該装置本体内から外部へ用紙搬送用の搬送架台9が引き出し可能となされている。プロセス架台18は複数組の画像形成ユニットl0Y,10M,l0C,10Kや、中間転写ベルト6等を有している。搬送架台9は2時転写ローラ7Aや定着装置17等を備えている。
【0273】
この例では搬送架台9と装置本体101との間には図示しない支持レールが設けられ、搬送架台9の裏面又は側面に案内部材が取り付けられると共に、支持レール上に係合された従動輪が設けられる。搬送架台9は少なくともL型の架台本体部92を有している。L型の内側部分にはプロセス架台18の外側R形状と整合するようになされる。中間転写ベルト6と2次転写ローラ7Aとを当接するためである。この架台本体部92の正面にはロックレバー91が取り付けられ、プロセス架台18又は搬送架台9を装置本体内から外部へ引き出す際に操作される。
【0274】
このカラー画像形成装置100では装置本体101の前扉103を開放し、ロックレバー91を操作した後にそのロックレバー91を把持して搬送架台9を手前側に引き出すようになされる。搬送架台9は、案内部材により案内されて支持レール上を従動輪が回転して、前方に引き出される。当該画像形成装置100の大半を占める搬送経路を一度に引き出し可能とすることで、ジャム処理を容易に行うことができる。
【0275】
図34は本発明に係る第18の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から扉開閉回数Ndを監視し、当該扉開閉回数Ndに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0276】
この扉開閉回数Ndに関しては、図33に示した前扉103を開閉する毎に計数される。画像転写系Iにおける扉開閉回数Ndの基準値Nγdは予め設定しておくものとする。
【0277】
これを動作条件にして、図34に示すフローチャートのステップV1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0278】
カラーレジストモードが終了した場合はステップV2に移行してCPU55によって扉開閉回数Ndが監視される。扉開閉回数Ndは図33に示した前扉103を開閉する毎に扉開閉回数データが発生される。この扉開閉回数データはステップV3でCPU55へ入力され、扉開閉回数データはRAM65等に一時記録される。
【0279】
そして、ステップV4に移行して扉開閉回数Ndが基準値Nγdに比べて多いかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。扉開閉回数Ndが基準値Nγdに比べて少ない場合はステップV2に戻ってCPU55による扉開閉回数Ndの監視が継続される。
【0280】
そして、ステップV4で扉開閉回数Ndが基準値Nγdに比べて多い場合にはステップV5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。その後、ステップV6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0281】
このカラーレジストモードを実行終了すると、ステップV7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップV8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着温度等が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0282】
このように本発明に係る第18の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、CPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時から扉開閉回数Ndが監視され、当該扉開閉回数Ndに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0283】
従って、扉開閉回数Ndが予め設定された基準値Nγdに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、扉開閉回数Ndが予め設定された基準値Nγdを越える場合には、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、扉開閉回数Ndに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0284】
(20)第19の実施例
図35は本発明に係る第19の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
この実施例では任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御装置15を構成するCPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時からジャム処理回数Njを監視し、当該ジャム処理回数Njに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0285】
このジャム処理回数Njに関しては、図33に示した前扉103を開閉する毎に計数される。画像転写系Iにおけるジャム処理回数Njの基準値Nγjは予め設定しておくものとする。
【0286】
これを動作条件にして、図35に示すフローチャートのステップW1で当該カラーレジストモードを終了したか否かが判別される。この判別では第1〜第3の実施例で説明したカラーレジストモードの終了が検知される。この例ではカラーレジストモードが終了するまで待機される。
【0287】
カラーレジストモードが終了した場合はステップW2に移行してCPU55によってジャム処理回数Njが監視される。ジャム処理回数Njは図33に示した前扉103を開閉し、搬送架台9を本体装置101外へ引き出す毎にジャム処理回数データが発生される。このジャム処理回数データはステップW3でCPU55へ入力され、ジャム処理回数データはRAM65等に一時記録される。
【0288】
そして、ステップW4に移行してジャム処理回数Njが基準値Nγjに比べて多いかが判別される。この際の判別にはCPU55による比較一致検知が実行される。ジャム処理回数Njが基準値Nγjに比べて少ない場合はステップW2に戻ってCPU55によるジャム処理回数Njの監視が継続される。
【0289】
そして、ステップW4でジャム処理回数Njが基準値Nγjに比べて多い場合にはステップW5に移行して次回のカラーレジストモードの実行時期が決定される。その後、ステップW6でカラーレジストモードが実行される。このカラーレジストモードの実行に関しては図8で説明した通りである。その説明は省略する。
【0290】
このカラーレジストモードを実行終了すると、ステップW7に移行してリセット処理がなされる。このリセット処理については第1の実施例で説明した通りである。その説明を省略する。その後、ステップW8に移行して一定時間を待つ。カラーレジストモードの実行によって通常、定着温度等が上昇している。この温度上昇の沈静化を待つためである。なお、別のタスクルーチンでは色調整された画像転写系I及び画像形成系IIを使用して任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像が形成される。
【0291】
このように本発明に係る第19の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意の画像情報Dinに基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合であって、CPU55によって前回のカラーレジストモードの終了時からジャム処理回数Njが監視され、当該ジャム処理回数Njに基づいて次回のカラーレジストモードの実行時期を決定するようになされる。
【0292】
従って、ジャム処理回数Njが予め設定された基準値Nγjに到達していない場合は、カラーレジストモードの実行時期を見送ることができ、ジャム処理回数Njが予め設定された基準値Nγjを越える場合には、カラーレジストモードの実行時期を決定することができる。これにより、ジャム処理回数Njに応じて効率良くカラーレジストモードを実行することができる。
【0293】
上述した第4〜第19の実施例では、前回のカラーレジストモードの終了時の画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、当該モードの終了時から監視される定着温度θx、機内温度θy、機内湿度δx、電源投入時の定着温度θx、電源投入時の機内温度θy、機内湿度δx、主電源、副電源がオフされていた時間Tx、パワーセーブ時間Ty、用紙Pの出力枚数Mx、1次転写圧着解除回数Np、2次転写圧着解除回数Ns、線速度変更回数Nc、扉開閉回数Nd、及びジャム処理回数Njについて個々に処理する場合について説明したが、これに限られることはなく、色々な組み合わせに基づいてカラーレジストモードを実行する時期を決定するようにしてもよい。
【0294】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る画像形成装置によれば、任意の画像情報に基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、位置ずれ調整用の印画像の位置検出出力に基づいて画像転写手段又は/及び画像形成ユニットを制御する制御装置を備え、制御装置は印画像形成位置調整モードを実行する要因及び時期を監視し、当該印画像形成位置調整モードの実行時期が到来したときに、印画像形成位置調整モードを実行するものである。
【0295】
この構成によって、画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、電源投入時や通常使用時の定着温度、機内温度、機内湿度、主電源、副電源がオフされていた時間、パワーセーブ時間、用紙の出力枚数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数等の色々な実行要因に応じて臨機応変に、かつ、効率良く印画像形成位置調整モードを実行することができる。
【0296】
本発明に係る画像形成方法によれば、任意の画像情報に基づく色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、画像転写系に位置ずれ調整用の印画像を形成して位置ずれを検出し、画像情報の書き込み位置を調整する動作を印画像形成位置調整モードとしたとき、この印画像形成位置調整モードを実行する要因及び時期を監視し、この印画像形成位置調整モードの実行時期が到来したときに、印画像形成位置調整モードを実行するようになされる。
【0297】
この構成によって、画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、電源投入時や通常使用時の定着温度、機内温度、機内湿度、主電源、副電源がオフされていた時間、パワーセーブ時間、用紙の出力枚数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数等の色々な実行要因に応じて臨機応変に、かつ、効率良く印画像形成位置調整モードを実行することができる。
【0298】
この発明はタンデム型のカラープリンタや複写機、これらの複合機等に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態としてのカラー画像形成装置100の構成例を示す概念図である。
【図2】カラー画像形成装置100の画像転写系I及び画像形成系IIの構成例を示すブロック図である。
【図3】制御装置15の位置ずれ制御系に係る内部構成例を示すブロック図である。
【図4】Y色用の画像書込み部3Y及びその補正手段5Yの構成例を示すイメージ図である。
【図5】レジストセンサ12A,12B等の配置例を示す斜視図である。
【図6】CRの検知例を示すイメージ図である。
【図7】実施形態としてのカラー画像形成装置100における処理例を示すフローチャートである。
【図8】そのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る各実施例としてのカラー画像形成装置100の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図10】カラーレジストモードの実行要因及びその重み算出例を示す表図である。
【図11】第1の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る第2の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図13】A〜Cはその実行時の目標許容範囲α、β、基準範囲γ及びずれ量εとの関係例を示す図である。
【図14】本発明に係る第3の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係る第4の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係る第5の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図17】本発明に係る第6の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図18】本発明に係る第7の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図19】本発明に係る第8の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図20】本発明に係る第9の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図21】本発明に係る第10の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図22】本発明に係る第11の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図23】A〜Cは主電源オフ時間Tx、基準値Tγ及び主電源オフ/オン時刻Toff/Tonとの関係例を示す図である。
【図24】本発明に係る第12の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図25】本発明に係る第13の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図26】A〜Cはパワーセーブ時間Ty、その基準値Tγ’’及びパワーセーブモードのオン/オフ時刻Ton’/Toff’との関係例を示す図である。
【図27】本発明に係る第14の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図28】A及びBは第15の実施例に係る画像転写系Iにおける1次転写圧着解除機構70の構成例を示す概念図である。
【図29】本発明に係る第15の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図30】A及びBは第16の実施例に係る画像転写系Iにおける2次転写圧着解除機構80の構成例を示す概念図である。
【図31】本発明に係る第16の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図32】本発明に係る第17の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図33】第18の実施例に係る画像形成装置本体101における搬送架台9等の構成例を示す斜視図である。
【図34】本発明に係る第18の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【図35】本発明に係る第19の実施例としてのカラーレジストモードの動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1Y,1M,1C,1K 感光体ドラム
3Y,3M,3C,3K 画像書込み部
4Y,4M,4C,4K 現像装置
5Y,5M,5C,5K 補正手段
6 中間転写体(画像転写手段;画像転写系II)
10Y,10M,10C,10K 画像形成ユニット(画像転写系I)
11 トナー濃度センサ
12,12A,12B レジストセンサ(検出手段)
13A 定着温度センサ
13B 機内温度センサ
14 機内湿度センサ
15 制御装置
18 プロセス架台
19 操作パネル(設定手段)
29 表示部
30 HDD
40 給紙カセット制御部
50 通信モデム
55 CPU(制御装置)
70 1次転写圧着解除機構
80 2次転写圧着解除機構
100 カラー画像形成装置
101 画像形成装置本体
102 画像読取装置
201 自動原稿送り装置
202 原稿画像走査露光装置

Claims (35)

  1. 任意の画像情報に基づく色を重ね合わせて色画像を形成する装置であって、
    画像転写手段と、
    前記画像転写手段に色画像を形成する複数の画像形成ユニットと、
    前記画像形成ユニットによって前記画像転写手段に形成された位置ずれ調整用の印画像の位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段の出力に基づいて前記画像転写手段又は/及び前記画像形成ユニットを制御する制御装置とを備え、
    前記画像転写手段に前記印画像を形成して位置ずれを検出し、前記画像情報の書き込み位置を調整する動作を印画像形成位置調整モードとしたとき、
    前記制御装置は、
    前記印画像形成位置調整モードを実行する要因及び時期を監視し、
    前記印画像形成位置調整モードの実行時期が到来したときに、
    前記印画像形成位置調整モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印画像形成位置調整モードを実行するときの制御目標値を設定する設定手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記印画像形成位置調整モードの実行要因を監視すると共に、当該監視によって得られる実行要因を被評価値に換算し、
    前記被評価値を累積して被評価累積値を求め、
    前記被評価累積値と前記設定手段により設定された制御目標値とを比較し、
    前記被評価累積値が制御目標値に至ったときに前記印画像形成位置調整モードを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印画像形成位置調整モードを実行するときの画像優先モード又は速度優先モードを設定する設定手段と、
    前記設定手段によって画像優先モードが設定された場合は、
    前記印画像の位置ずれ量を評価するための所定の基準範囲よりも目標許容範囲を狭く設定し、
    前記設定手段によって速度優先モードが設定された場合は、
    前記基準範囲よりも目標許容範囲を広く設定する制御装置とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記印画像形成位置調整モードを実行するときの画像優先モード又は速度優先モードを設定する設定手段と、
    前記設定手段によって画像優先モードが設定された場合は、
    前記画像転写手段に位置ずれ調整用の印画像を形成して位置ずれを検出し、前記画像情報の書き込み位置を調整する動作を繰り返す基準回数よりも目標許容回数を多く設定し、
    前記設定手段によって速度優先モードが設定された場合は、
    前記基準回数よりも目標許容回数を少なく設定する制御装置とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時の前記画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさに基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から定着温度を監視し、当該定着温度の最高値と最低値に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から機内温度又は/及び機内湿度を監視し、当該機内温度の最高値と最低値又は/及び機内湿度の最高値と最低値に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から定着温度を監視し、電源投入時の定着温度に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前回の印画像形成位置調整モードの終了時から機内温度又は/及び機内湿度を監視し、電源投入時の機内温度又は/及び機内湿度に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から主電源又は/及び副電源がオフされる時刻を監視し、当該主電源のオフ時刻からオン時刻に至る主電源がオフされていた時間又は/及び、当該副電源のオフ時刻からオン時刻に至る副電源がオフされていた時間に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時からパワーセーブオン/オフ時刻を監視し、当該パワーセーブオン時刻からオフ時刻に至るパワーセーブ時間に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から用紙の出力枚数を監視し、当該用紙の出力枚数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から1次転写圧着解除回数を監視し、当該1次転写圧着解除回数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  14. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から2次転写圧着解除回数を監視し、当該2次転写圧着解除回数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  15. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から線速変更回数を監視し、当該線速変更回数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  16. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から扉開閉回数を監視し、当該扉開閉回数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  17. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時からジャム処理回数を監視し、当該ジャム処理回数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  18. 任意の画像情報に基づく色を画像転写系で重ね合わせて色画像を形成する方法であって、
    前記画像転写系に位置ずれ調整用の印画像を形成して位置ずれを検出し、前記画像情報の書き込み位置を調整する動作を印画像形成位置調整モードとしたとき、
    前記印画像形成位置調整モードを実行する要因及び時期を監視し、
    前記印画像形成位置調整モードの実行時期が到来したときに、
    前記印画像形成位置調整モードを実行することを特徴とする画像形成方法。
  19. 前記印画像形成位置調整モードを実行するに当たり予め制御目標値を設定し、
    前記印画像形成位置調整モードの実行要因を監視すると共に、当該監視によって得られる実行要因を被評価値に換算し、
    前記被評価値を累積して被評価累積値を求め、
    前記被評価累積値と制御目標値とを比較し、
    前記被評価累積値が制御目標値に至ったときに当該印画像形成位置調整モードを実行することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  20. 前記印画像形成位置調整モードを実行するに当たり予め画像優先モード又は速度優先モードを設定し、
    前記画像優先モードが設定された場合は、
    前記印画像の位置ずれ量を評価するための所定の基準範囲よりも目標許容範囲を狭く設定し、
    前記速度優先モードが設定された場合は、
    前記基準範囲よりも目標許容範囲を広く設定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  21. 前記印画像形成位置調整モードを実行するに当たり予め画像優先モード又は速度優先モードを設定し、
    前記画像優先モードが設定された場合は、
    前記画像転写系に位置ずれ調整用の印画像を形成して位置ずれを検出し、前記画像情報の書き込み位置を調整する動作を繰り返す基準回数よりも目標許容回数を多く設定し、
    前記速度優先モードが設定された場合は、
    前記基準回数よりも目標許容回数を少なく設定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  22. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時の前記画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさに基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  23. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から定着温度を監視し、当該定着温度の最高値と最低値に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  24. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から機内温度又は/及び機内湿度を監視し、当該機内温度の最高値と最低値又は/及び機内湿度の最高値と最低値に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  25. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から定着温度を監視し、電源投入時の定着温度に基づいて次回の画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  26. 前回の印画像形成位置調整モードの終了時から機内温度又は/及び機内湿度を監視し、電源投入時の機内温度又は/及び機内湿度に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  27. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から主電源又は/及び副電源がオフされる時刻を監視し、当該主電源のオフ時刻からオン時刻に至る主電源がオフされていた時間又は/及び、当該副電源のオフ時刻からオン時刻に至る副電源がオフされていた時間に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  28. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時からパワーセーブオン/オフ時刻を監視し、当該パワーセーブオン時刻からオフ時刻に至るパワーセーブ時間に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  29. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から用紙の出力枚数を監視し、当該用紙の出力枚数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  30. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から1次転写圧着解除回数を監視し、当該1次転写圧着解除回数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  31. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から2次転写圧着解除回数を監視し、当該2次転写圧着解除回数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  32. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から線速変更回数を監視し、当該線速変更回数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  33. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時から扉開閉回数を監視し、当該扉開閉回数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  34. 前回の前記印画像形成位置調整モードの終了時からジャム処理回数を監視し、当該ジャム処理回数に基づいて次回の印画像形成位置調整モードの実行時期を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
  35. 前記印画像形成位置調整モードを実行する時期は、
    前回の印画像形成位置調整モードの終了時の前記画像情報の書き込み位置のずれ量の大きさ、当該モードの終了時から監視される定着温度の最高値と最低値、機内温度の最高値と最低値、機内湿度の最高値と最低値、電源投入時の定着温度、電源投入時の機内温度、機内湿度、主電源、副電源がオフされていた時間、パワーセーブ時間、用紙の出力枚数、1次転写圧着解除回数、2次転写圧着解除回数、線速変更回数、扉開閉回数及び/又はジャム処理回数の種々の組み合わせに基づいて決定することを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
JP2002170363A 2002-06-11 2002-06-11 画像形成装置及び画像形成方法 Expired - Fee Related JP4341209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002170363A JP4341209B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 画像形成装置及び画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002170363A JP4341209B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 画像形成装置及び画像形成方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004013101A true JP2004013101A (ja) 2004-01-15
JP2004013101A5 JP2004013101A5 (ja) 2005-08-25
JP4341209B2 JP4341209B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=30436651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002170363A Expired - Fee Related JP4341209B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 画像形成装置及び画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4341209B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234448A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006154555A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006337912A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Canon Inc 画像形成装置
JP2008046552A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2009015241A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Canon Inc 画像形成装置及びその色ずれ補正方法
US7630657B2 (en) 2006-04-28 2009-12-08 Ricoh Company, Ltd. Method, apparatus, and program for image forming capable of effectively adjusting positional deviation
US7711275B2 (en) 2005-12-28 2010-05-04 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having an imaging condition setting control
JP2010210667A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
CN101846951A (zh) * 2009-03-27 2010-09-29 兄弟工业株式会社 具有用于调节图像形成条件的功能的图像形成设备
JP2011180214A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Brother Industries Ltd 画像形成装置、及び、ずれ量測定プログラム

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4689173B2 (ja) * 2004-02-23 2011-05-25 株式会社リコー 画像形成装置
JP2005234448A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4488205B2 (ja) * 2004-11-30 2010-06-23 株式会社リコー 画像形成装置
JP2006154555A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006337912A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Canon Inc 画像形成装置
US7941083B2 (en) 2005-06-06 2011-05-10 Canon Kabushiki Kaisha Color image forming apparatus
JP4745723B2 (ja) * 2005-06-06 2011-08-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
US7711275B2 (en) 2005-12-28 2010-05-04 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having an imaging condition setting control
US7630657B2 (en) 2006-04-28 2009-12-08 Ricoh Company, Ltd. Method, apparatus, and program for image forming capable of effectively adjusting positional deviation
US7978995B2 (en) 2006-08-21 2011-07-12 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus for image density adjustment
JP2008046552A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2009015241A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Canon Inc 画像形成装置及びその色ずれ補正方法
JP2010210667A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
JP2010231024A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Brother Ind Ltd 画像形成装置
CN101846951A (zh) * 2009-03-27 2010-09-29 兄弟工业株式会社 具有用于调节图像形成条件的功能的图像形成设备
CN101846951B (zh) * 2009-03-27 2012-11-14 兄弟工业株式会社 具有用于调节图像形成条件的功能的图像形成设备
US8493617B2 (en) 2009-03-27 2013-07-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having a function for adjustment of image forming conditions
EP2233983B1 (en) * 2009-03-27 2017-05-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having a function for adjustment of image forming conditions
JP2011180214A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Brother Industries Ltd 画像形成装置、及び、ずれ量測定プログラム
US8836967B2 (en) 2010-02-26 2014-09-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and computer readable medium having computer program product for measuring amount of mismatch stored thereon

Also Published As

Publication number Publication date
JP4341209B2 (ja) 2009-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1165315A (ja) 画像形成装置
JP2007033770A (ja) 画像形成装置
JP2010114498A (ja) 画像形成装置および画像読取装置
JP4341209B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US5049938A (en) Abnormality detecting system in an image forming apparatus
JP2004294514A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4494141B2 (ja) 画像形成装置
JP2003076129A (ja) 画像形成装置
JPH1195516A (ja) 画像形成装置
JP2011191504A (ja) 画像形成装置
JPH1195628A (ja) 画像形成装置
US7929872B2 (en) Xerographic process controls scheduling approach to mitigate costs of measurement
JP2007004022A (ja) 画像形成装置およびトナー濃度検出システム
JP2004155522A (ja) 画像形成装置
KR100882288B1 (ko) 화상 형성 장치 및 화상 형성 방법
JP4363003B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2007079052A (ja) 原稿搬送装置、原稿読取装置、画像形成装置
JP2003316103A (ja) 画像位置ずれ検出方法,装置およびカラー画像形成装置
JP7346100B2 (ja) 画像形成装置
JP7472456B2 (ja) 画像形成装置
JP2009288352A (ja) 画像形成装置、及びその制御方法
JP4701045B2 (ja) 原稿搬送読取ユニット及び複写機
JP2002014553A (ja) 画像形成装置
JP2007322987A (ja) クリーニング装置、定着装置および画像形成装置
JP2004117896A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050216

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050216

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090629

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees