JP2005234448A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、生産性と画質向上という相容れない両側面において、より最適なバランスを容易に選択可能なようにすること画像形成装置を提供する。
【解決手段】 複数の、プリント中に動作不可能な画質維持工程を行なう画質維持手段を有する画像形成装置において、それぞれの画質維持手段による画質維持工程の実行時期を外部からの設定により、全てまたは複数種類の一部を設定可能とした入力手段160を有している。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複数の、プリント中に動作不可能な画質維持工程を行なう画質維持手段を有する画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ、ファクシンミリなどの画像形成装置では、温度や湿度等の装置の使用環境やプリントされる画像種類によっては画質劣化することがある。そのため定期的に画質を維持するための工程を有する必要がある。この画質維持工程はプリント動作時間に影響を与えないようにすることが望ましいが、プリント中に並行して実行できない作業を所定時間以上行なう必要がある場合、例えばプリント動作が所定の枚数実施された場合や電源投入時、所定時間経過後等に特別に画質維持工程を行なう画質維持手段を設けて実行する必要がある。
例えば、特許文献1では、像担持体上に画像を印刷する印刷手段を有する印刷装置において、像担持体上に印刷された画像からの反射光を検出する検出手段の検出結果をもとに、画像ずれや画像の濃度や画像の位置ずれを調整する発明が記載されている。特許文献2には、画質維持工程の適切な実行時期を予測し、その時期に操作者に画像維持工程の実行を促す表示を行なう発明が記載されている。特許文献3には、画像印刷前に入力者の希望に基づく画像品位を設定する発明が記載されている。
特開2001−1615 特開平8−102856公報 特開2003−25691
従来のように画質維持手段による画質維持工程の実行中においては、プリント動作が行なえず、生産性が低下するという課題がある。また、画質のレベルには官能的な側面があり、例えばビジネス文書等においては画像の異常認識度合い(異常認識レベル)には個人差がある。また、特許文献1においては、画像維持工程を実行させる複数の手段が記載されているが、これらを入力者の好みに応じて任意に設定することは記載されていない。特許文献2においては画像維持工程を実行するように促すことは行っているか、入力者自らがその好みを反映させることはできない。特許文献3においては、画像維持工程の1つである画質調整工程のみを入力者の好みに応じて印刷前に予め設定することはできるが、これ以外の画像維持工程に関しては設定等を事前に行なうことはできない。
本発明は、生産性と画質向上という相容れない両側面において、より最適なバランスを容易に選択可能なようにすること画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、複数の、プリント中に動作不可能な画質維持工程を画質維持手段で行なう画像形成装置において、それぞれの画質維持工程の実行時期を外部からの設定により、その全てまたは何れかを設定可能とする入力手段を有することを特徴としている。請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、入力手段は、それぞれの画質維持工程の実行時期が外部からの設定により単独で設定可能であることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、入力手段は、入力者がその嗜好性や使用環境に合わせて設定可能な設定画面が表示されることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、画質維持手段一つが、画像濃度を制御する画像濃度制御装置であることを特徴としている。請求項5の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、画質維持手段の一つが画像位置を制御する画像位置制御装置であることを特徴としている。請求項6の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、画質維持手段の一つが、異常画像を防止する異常画像防止装置であることを特徴としている。
本発明によれば、複数の画質維持手段による画質維持工程を外部より設定可能としたので、従来困難であった使用者による設定が可能となって、使用者の嗜好性に合わせて画質維持工程を実施することができ、生産性と画質向上との最適なバランスを容易に選択することができる。外部からの設定可能にも個別にも設定可能であるので、更に使用条件を絞り込みたい時でもそれぞれの画質モードの実行タイミングを設定することにより最適な条件とプリント動作が行なえる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明を適用した画像形成装置の一実施形態である、タンデム方式のカラーレーザプリンタ(以下「レーザプリンタ」という)である。本レーザプリンタの基本的な構成について説明する。
レーザプリンタの全体構成は、図1に示すように、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成部1Y、1M、1C、1K(以下、各符号の添字Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示す)が、図示しない転写紙の移動方向における上流側から順に配置されている。トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kは、潜像担持体としての感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kなどを備えている。
このレーザプリンタは、上記トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの他、潜像形成手段としての光書込ユニット2、給紙カセット3,4、レジストローラ対5、転写ユニット6、ベルト定着方式の定着ユニット7、排紙トレイ8や、図示しない手差しトレイ、トナー補給容器、廃トナーボトル、両面・反転ユニット、電源ユニットなども備えている。
光書込ユニット2は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面にレーザ光を走査しながら照射する。
図2は、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kのうち、イエローのトナー像形成部1Yの概略構成を示す拡大図である。なお、他のトナー像形成部1M、1C、1Kについてもそれぞれ同じ構成となっているので、これらの説明については省略する。図2において、トナー像形成部1Yは、上述のように感光体ユニット10Yと現像装置20Yとを備えている。感光体ユニット10Yは、感光体ドラム11Yの他、ドラム表面に対し、潤滑剤を塗布するブラシローラ12Y、クリーニングを施す揺動可能なカウンタブレード13Y、除電処理を施す除電ランプ14Y、一様帯電処理を施す非接触型の帯電ローラ15Y等を備えている。感光体ドラム11Yとしては、その表面に有機感光体(OPC)層を有するものが用いられている。
感光体ユニット10Yにおいて、交流電圧が印加された帯電ローラ15Yによって一様帯電せしめられた感光体ドラム11Yの表面に、上記光書込ユニット2で変調及び偏向されたレーザ光が走査されながら照射されると、ドラム表面に静電潜像が形成される。
現像装置20Yは、現像ケース21Yの開口から一部露出させるように配設された現像ローラ22Y、第1搬送スクリュウ23Y、第2搬送スクリュウ24Y、現像ドクタ25Y、トナー濃度センサ(Tセンサ)26Y、粉体ポンプ27Y等を備えている。
現像ケース21Yには、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとを含む現像剤が内包されている。この現像剤は第1搬送スクリュウ23Y、第2搬送スクリュウ24Yによって撹拌搬送されながら摩擦帯電された後、現像剤担持体としての現像ローラ22Yの表面に担持される。そして、現像ドクタ25Yによってその層厚が規制されてから感光体ドラム11Yと対向する現像領域に搬送され、ここで感光体ドラム11Y上の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体ドラム11Y上にYトナー像が形成される。現像によってYトナーを消費した現像剤は、現像ローラ22Yの回転に伴って現像ケース21Y内に戻される。
第1搬送スクリュウ23Yと、第2搬送スクリュウ24Yとの間には仕切り壁28Yが設けられており、これにより、現像ローラ22Y、第1搬送スクリュウ23Y等を収容する第1供給部29Yと、第2搬送スクリュウ24Yを収容する第2供給部30Yとが上記現像ケース21Y内で分かれている。
感光体ドラム11Y上で現像されたYトナー像は、後述の転写搬送ベルト60によって搬送される転写紙に転写される。第1搬送スクリュウ23Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部29Y内の現像剤を現像ローラ22Yの表面に沿って図中手前側から奥側へと搬送しながら現像ローラ22Yに供給する。
図3は現像装置20Yを示す縦断面図である。図示のように、仕切り壁28Yは、第1供給部29Yと第2供給部30Yとを各搬送スクリュウの両端付近でそれぞれ連通させる2つの開口部を備えている。
第1搬送スクリュウ23Yによって第1供給部29Yの端部付近まで搬送された現像剤は、仕切り壁28Yに設けられた一方の上記開口部を通って第2供給部30Y内に進入する。
第2供給部30Y内において、第2搬送スクリュウ24Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部29Yから進入してきた現像剤を第1搬送スクリュウ23Yとは逆方向に搬送する。第2搬送スクリュウ24Yによって第2供給部30Yの端部付近まで搬送された現像剤は、仕切り壁28Yに設けられたもう一方の上記開口部を通って第1供給部29Y内に戻る。
透磁率センサからなるTセンサ26Yは、第2供給部30Yの中央付近の底壁に設けられ、その上を通過する現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。現像剤の透磁率は、現像剤のトナー濃度とある程度の相関を示すため、Tセンサ26YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しない制御部に送られる。
この制御部は、RAMを備えており、この中にTセンサ26Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefや、他の現像装置に搭載されたTセンサ26M、26C、26Kからの出力電圧の目標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vtrefのデータを格納している。現像装置20Yについては、Tセンサ26Yからの出力電圧の値とY用Vtrefを比較し、図示しないYトナーカートリッジに連結する粉体ポンプ27Yを比較結果に応じた時間だけ駆動させて、Yトナーカートリッジ内のYトナーを第2供給部30Y内に補給させる。このように粉体ポンプ27Yの駆動が制御(トナー補給制御)されることで、現像によってYトナーを消費してYトナー濃度を低下させた現像剤に第2供給部30Y内で適量のYトナーが補給され、第1供給部29Yに供給される現像剤のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。他の現像装置20M、20C、20Kについても、同様のトナー補給制御が実施される。
感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kは、これの下方に配設された転写ユニット6の後述する転写搬送ベルトに接触して転写位置としての転写ニップを形成している。図4は、転写ユニット6の概略構成を示す拡大図である。この転写ユニット6で使用される転写搬送ベルト60は、体積抵抗率が10〜1011Ωcmである高抵抗の無端状単層ベルトであり、その材質にはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)が用いられている。無端移動体としての転写搬送ベルト60は、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに接触対向する各転写位置を通過するように、接地された4つの支持ローラ61に掛け回されている。
これらの支持ローラ61のうち、図中最も右側のものには、電源62aから所定電圧が印加された静電吸着ローラ62が対向するように配置されている。これら支持ローラ61、静電吸着ローラ62の間には、レジストローラ対5によって転写紙100が送られて転写搬送ベルト60上に静電吸着される。図中、最も左側の支持ローラ61は、図示しない駆動手段によって回転して転写搬送ベルト60を摩擦駆動する駆動ローラとなっている。図中下側の2つの支持ローラ61間に位置する転写搬送ベルト60部分の外周面には、電源63aから所定のクリーニングバイアスが印加されたバイアスローラ63が接触するように配置されている。
各転写ニップの下方には、転写搬送ベルト60の裏面に接触する転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kが設けられている。これら転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kは、マイラ製の固定ブラシによって構成されており、各転写バイアス電源9Y、9M、9C、9Kから転写バイアスが印加される。この転写バイアス印加部材によって印加された転写バイアスにより、転写搬送ベルト60に転写電荷が付与され、各転写位置において転写搬送ベルト60と感光体ドラム表面との間に所定強度の転写電界が形成される。
図5は、転写ユニット6の転写圧調整手段を示す模式図である。図5において、各転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kは一つの支持台66によってそれぞれ回転可能に支持され、更にこの支持台66は2つのソレノイド67、68によって支持されている。これら2つのソレノイド67、68の駆動により、各転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kが上下移動して、各転写位置における感光体ドラム11と転写搬送ベルト60との接触圧(ニップ圧)が調整されるようになっている。各色トナー像の重ね合わせ転写の際には、この接触圧が所定の値になるように、転写搬送ベルト60が感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに押圧される。
先に示した図1中の一点鎖線は、転写紙の搬送経路を示している。給紙カセット3、4から給送された図示しない転写紙は、図示しない搬送ガイドにガイドされながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対5が設けられている一時停止位置に送られる。このレジストローラ対5によって所定のタイミングで送出された転写紙は、上記転写搬送ベルト60に担持され、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kに接触し得る各転写ニップを通過する。
各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上で現像された各トナー像は、それぞれ各転写ニップで転写紙に重ね合わされ、上記転写電界やニップ圧の作用を受けて転写紙上に転写される。この重ね合わせの転写により、転写紙上にはフルカラートナー像が形成される。
図2において、トナー像が転写された後の感光体ドラム11Yの表面は、ブラシローラ12Yで所定量の潤滑剤が塗布された後、カウンタブレード13Yでクリーニングされる。そして、除電ランプ14Yから照射された光によって除電され、次の静電潜像の形成に備えられる。
フルカラートナー像が形成された転写紙100は、加熱ローラを備える定着ユニット7(図1参照)内でこのフルカラートナー像が定着された後、排紙トレイ8上に排出される。なお、この定着ユニット7は、加熱ローラの温度を検知する図示しない温度センサを備えている。
図6は、本レーザプリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。図6において制御部150は、それぞれ電気的に接続されたトナー像形成部1Y、1M、1C、1K、光書込ユニット2、給紙カセット3、4、レジストローラ対5、転写ユニット6、反射型フォトセンサ69などを制御する。この制御部150は、演算処理を実施するCPU150aと、データを記憶するRAM150bとを備えている。RAM150aには、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kに対応するY用現像バイアス値、M用現像バイアス値、C用現像バイアス値、K用現像バイアス値のデータと、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位のデータとが格納されている。
プリントアウトプロセスにおいて、制御部150は、帯電ローラ15Y、15M、15C、15Kに、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位の帯電バイアスを供給させるような制御を実施する。この制御により、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kが、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位に一様帯電せしめられる。制御部150は、現像ローラ22Y、22M、22C、22Kに、Y用現像バイアス値、M用現像バイアス値、C用現像バイアス値、K用現像バイアス値のバイアスを供給させるような制御を実施する。
制御部150は、図示しない主電源が投入された直後に60℃以下の加熱ローラ温度を検知したときや、所定枚数以上のプリントアウトが実施されると、画像維持工程の1つである各トナー像形成部1の作像性能を試験する。これらのしきい値はサービスマンやユーザー等の入力者が、レーザプリンタと接続されたPC(パーソナルコンピュータ)上のプリンタドライバやプリンタが持つ表示及び設定が可能な入力手段としての操作部160上で設定可能なようになっている。但し、その設定範囲は予め決められた範囲内しか設定できないようになっている。
具体的には、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kを回転させながら帯電せしめる。この帯電における電位ついては、プリントアウトプロセスにおける一様なドラム帯電電位とは異なり、値をマイナス極性側に徐々に大きくしてくようにする。そして、上記レーザ光の走査によって基準パターン像用の静電潜像を感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに形成しながら、現像装置20Y、20M、20C、20Kによって現像させる。この現像により、感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上に基準パターン像Py、基準パターン像Pm、基準パターン像Pc、基準パターン像Pkが形成される。なお、現像の際、制御部150は、現像ローラ22Y、22M、22C、22Kに印加される現像バイアスの値もマイナス極性側に徐々に大きくしていくように制御する。また、上記主電源が投入された直後であっても、60℃を超える加熱ローラ温度を検知したときには、作像性能を試験しない。よって、主電源のOFFからONまでの時間が数分〜数十分と比較的短い場合には試験を省略し、過剰に試験によってユーザー(入力者)を無駄に待機させたり、電力やトナーを無駄に消費したりといった事態を解消することができる。
図7は、基準パターン像P(Py、Pm、Pc、Pk)を示す模式図である。図7において、基準パターン像Pは、互いに間隔L4をおいて並ぶ5個の基準像101で構成されている。本レーザプリンタにおいて、基準トナー像としての各基準像101は、縦15mm×横(L3)20mmの大きさで、L4=10mmの間隙を介して形成される。このため、転写搬送ベルト60上の基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkの長さL2は、それぞれ140mmとなる。基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkは、プリントプロセス時に形成される各色のトナー像とは異なり、転写搬送ベルト60上に重なり合わずに並ぶように転写される。このような転写により、転写搬送ベルト60上には各色の基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkによって構成される1つのパターンブロックPBが形成される。
図8は、感光体ドラム11の設置ピッチを示す模式図である。図示のように、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kは、それぞれL1のピッチで等間隔に配設されている。本レーザプリンタでは、L1=200mmに設定されている。上述のように、基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkの長さL2はそれぞれ140mmであり、感光体ドラム11の設置ピッチL1よりも短い。このため、基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkは、それぞれの端部を互いに重ね合わせないように独立して転写されることが可能になる。
図9は転写搬送ベルト60上に形成される上記パターンブロックを示す模式図である。転写搬送ベルト60上には、4つの基準パターンPk、Pc、Pm、PyからなるパターンブロックPBが2つ形成される。具体的には、基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1から構成されるパターンブロックPB1と、基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2から構成されるパターンブロックPB2とが形成される。
パターンブロックPB1、PB2は次のようにして形成される。即ち、制御部150は、1つ目のパターンブロックPB1内の基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1が転写搬送ベルト60に転写され終わった時点から、最も上流側の基準パターンPy1が最も下流側の感光体ドラム11Kの転写ニップを通過し終わるまでの間において、転写ユニット6のソレノイド67、68(図5参照)を駆動して転写圧を所定のレベル(離間を含む)まで減圧させる。この減圧により、基準パターン像Pc1、Pm1、Py1は、それぞれ下流側の転写ニップにおける感光体ドラム11への逆転写が抑えられながら、転写搬送ベルト60とともに移動する。このため、パターンブロックPB1内における基準パターン像Pc1、Pm1、Py1は、それぞれ感光体ドラム11への逆転写が抑えられた状態の濃度パターンとなる。
制御部150は、所定のタイミングを見計らって2つ目のパターンブロックPB2の各基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2を感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに形成させる。この所定のタイミングとは、具体的には、1つ目のパターンブロックPB1の後端(基準パターン像Py1)が最も下流側の感光体ドラム11Kの転写ニップを通過して更に所定量だけ移動した時点から、パターンブロックPB2の基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2が転写搬送ベルト60上に転写され始め得るタイミングである。
制御部150は、1つ目のパターンブロックPB1の後端(基準パターン像Py1)が最も下流側の感光体ドラム11Kの転写ニップを通過してから、2つ目のパターンブロックPB2の各基準パターン像Pが転写搬送ベルト60に転写され始めるまでの間に、ソレノイド67、68を駆動して転写圧をもとの値まで加圧させる。この加圧により、パターンブロックPB2用の各基準パターン像Pの良好な転写が可能になる。制御部150は、2つ目のパターンブロックPB2についても、1つ目のパターンブロックPB1と同様に、感光体ドラム11への逆転写を抑え得るように、ソレノイド67、68の駆動を制御する。
パターンブロックPB1、PB2にはそれぞれ4つの基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkが含まれ、更に、これら基準パターン像にはそれぞれ5個の基準像101が含まれるため、各色(Y、M、C、K)について、それぞれ5×2=10個の基準像101が形成されることになる。各色において、これら10個の基準像101は、次の表1に示される作像条件で感光体ドラム11上に形成される。なお、上記レーザ光の強度については、ドラム帯電電位にかかわらず、基準像101用の静電潜像を例えば−20[V]まで減衰せしめ得るような強度とする。
Figure 2005234448
表1において、(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10)は、パターンブロックPB1の先端からパターンブロックPB2の後端にかけて、1番目、2番目、3番目、4番目、5番目、6番目、7番目、8番目、9番目、10番目に形成される基準像101を示している。よって、(1)〜(5)の基準像101はパターンブロックPB1内に存在し、(6)〜(7)の基準像101はパターンブロックPB2内に存在している。
表1に示すように、本レーザプリンタは、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kにおいて、それぞれドラム帯電電位と現像バイアスとをそれぞれ徐々に低い値に切換えながら(1)〜(10)の基準像101を形成する。これら10個の基準像101は、後に形成されるものほど、高い現像ポテンシャル(静電潜像の電位と現像バイアスとの差)で現像されるため、画像濃度が高くなる。
表1に示した各現像バイアス値と、(1)〜(10)の基準像101の画像濃度との関係は、例えば図10に示すグラフのようになる。即ち、現像バイアス値と画像濃度(単位面積当たりのトナー付着量)とには正の相関があり、図示のような直線グラフが得られる。この直線グラフを示す関数(y=ax+b)を用いれば、所望の画像濃度(トナー付着量)が得られる現像バイアス値を演算することができる。
図11は転写搬送ベルト60を反射型フォトセンサ69と共に示す斜視図である。図示のように、本レーザプリンタは、2つの反射型フォトセンサ69a、69bを備えている。2つのパターンブロックPB1、PB2は、それぞれ、転写搬送ベルト60の図中手前側の端部付近に形成され、反射型フォトセンサ69aによって検知される。この端部付近は、先に示した図3の現像装置20Yの領域R2に相当する部分である。図3において、幅W2は図示しない転写紙の幅に相当する部分であり、この領域R2は幅W2よりも第1供給部29Yの現像剤搬送方向上流側にある。通常のプリントアウトプロセス時において、現像ローラ22Y上の領域R2内に存在する現像剤が現像に寄与することはなく、現像ローラ22Y上や第1供給部29Yの領域R2内に存在する現像剤は、上記トナー補給制御によって所定範囲内に維持されたトナー濃度となる。よって、プリントアウトプロセス時にベタ図柄画像や写真画像などの高画像面積率のYトナー像が連続現像された直後であっても、基準パターン像Pyは正規のトナー濃度の現像剤によって現像される。なお、他の基準パターン像Pm、Pc、Pkも、同様の理由により、正規のトナー濃度の現像剤によって現像される。なお、反射型フォトセンサ69bの役割については後述する。
次に、本レーザプリンタの特徴的な構成について説明する。
(光透過性検知手段)
図12は反射型フォトセンサ69a、69bと、その周辺の構成とを示す側面図である。図12において、転写搬送ベルト60の裏面には、ステンレス等の母材の表面にNiメッキやCrメッキなどが施された反射部材70が当接している。この反射部材70は、図中一点鎖線で示す移動軌跡で移動しようとする転写搬送ベルト60の裏面を例えば1〜2mmの付勢距離Kで付勢しながら転写搬送ベルト60をバックアップする。反射部材70における転写搬送ベルト60との当接面は平面状に形成され、且つ鏡面仕上げ加工が施されて光を良好に反射させるようになっている。本レーザプリンタにおける光透過性検知手段は、これら反射型フォトセンサ69a、69bと、反射部材70とによって構成されている。
このように転写搬送ベルト60をバックアップする反射部材70には、転写搬送ベルト60を介して反射型フォトセンサ69a、69bが対向している。反射型フォトセンサ69a、69bの図示しない発光部から発せられた光は、転写搬送ベルト60の乳白色や透明な光透過部を透過して反射部材70に至る。そして、この反射部材70の表面で反射して反射光となり、転写搬送ベルト60を再び透過して反射型フォトセンサ69a、69bの図示しない受光部に検知される。PVDFからなる転写搬送ベルト60は乳白色を呈しているが、発光部から発せられた光を一往復透過させても受光部に十分に検知させ得る程度の光透過性を有している。なお、十分な受光量が得られない場合には、透明材料を転写搬送ベルト60に使用すればよい。また、光の透過する部分だけに光透過性を発揮させるように転写搬送ベルト60を構成してもよい。
このような構成においては、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kから移動体としての転写搬送ベルト60に転写された各基準像101を検知するために、各基準像101の反射光を検知するのではなく、転写搬送ベルト60における基準像部分の透過光を検知する。よって、各基準像101の反射光を検知することに起因して生ずる種々の不具合を解消することができる。発光部からの光を光反射部材70によって反射させることで、透過光を検知するためのフォトセンサとしては受光部と発光部とを同一の筺体内に収容する反射型フォトセンサ69a、69bを用いることが可能になるため、両部を別々の筺体内に収容する透過型フォトセンサを用いることに起因して生ずるメンテナンス性やレイアウト自由度の悪化などといった不具合を解消することができる。
図示のように、反射部材70でのバックアップによって上下振動を抑えた転写搬送ベルト60部分(ベルト部分)の光透過性を反射型フォトセンサ69a、69bによって検知することで、上下振動によるセンサの誤検知を抑えることができる。このよう上下振動が抑えられるベルト部分は、図示のように、張架ローラにバックアップされるベルト部分とは異なり、バックアップされる反射部材70の平面にならって平面形状になる。よって、転写搬送ベルト60の湾曲部分で基準像101を検知することに起因する誤検知を抑えることができる。更に、負圧発生手段を用いることなく転写搬送ベルト60の上下振動を抑えるので、負圧発生手段によるコストアップや騒音発生を解消することができる。
反射型フォトセンサ69a、69bの設置位置としては、図示のように、反射部材70の中心Oとの対向位置ではなく、反射部材70におけるベルト移動方向下流側の端部付近との対向位置が望ましい。この端部付近では、ベルト移動方向上流側の端部付近よりも転写搬送ベルト60の上下振動が抑えられるからである。
先に示した図9において、転写搬送ベルト60上に転写された各基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1は、ベルトの無端移動に伴って移動して反射型フォトセンサ69aに検知された後、転写ユニット6の上記バイアスローラ63(図2参照)との接触位置に進入し、ここでバイアスローラ63に静電的に転写されて除去される。
2つの反射型フォトセンサ69a、69bのうち、69aは1つ目のパターンブロックPB1の先端から後端にかけて、基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1内の各基準像101を次のような順序で検知する。即ち、基準パターン像Pk1の5個の基準像101、基準パターン像Pc1の5個の基準像101、基準パターン像Pm1の5個の基準像101、基準パターン像Py1の5個の基準像101という順序で検知する。そしてこの際、上記透過光量に応じた電圧信号を制御部150に順次出力する。制御部150は、反射型フォトセンサ69から順次送られてくるこの電圧信号に基づいて、各基準像101の画像濃度を順次演算してRAM150aに格納していく。
また、反射型フォトセンサ69aは、2つ目のパターンブロックPB2の先端から後端にかけて、基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2を構成する各基準像101からの反射光量を、パターンブロックPB1と同様の順序で検知する。制御部150は、1つ目のパターンブロックPB1のときと同様に、反射型フォトセンサ69から順次送られてくる電圧信号に基づいて、各基準像101の画像濃度を順次演算してRAM150aに格納していく。
制御部150は各色について、各現像バイアス値と、(1)〜(10)の基準像101の画像濃度データとを用いて回帰分析を行い、図10に示したような直線グラフを示す関数(回帰式)を求める。そして、この関数に画像濃度の目標値を代入して適切な現像バイアス値を演算し、Y、M、CまたはK用の補正現像バイアス値としてRAM150aに格納する。
一方、RAM150aには、次の表2に示すような作像条件テーブルも格納されている。
Figure 2005234448
表2に示すように、上記作像条件テーブルでは、30通りの現像バイアス値と、これに適切なドラム帯電電位とが関連付けられている。
制御部150は、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kについて、それぞれ上記作像条件テーブルの中から、補正現像バイアス値に最も近い現像バイアス値を選び、これに関連付けられたドラム帯電電位を特定する。特定したドラム帯電電位については、Y、M、CまたはK用の補正ドラム帯電電位としてRAM150aに格納する。そして、全ての補正現像バイアス値及び補正ドラム帯電電位をRAM150aに格納し終えると、Y用現像バイアス値、M用現像バイアス値、C用現像バイアス値、K用現像バイアス値のデータをそれぞれ対応する補正現像バイアス値と同等の値に補正して格納し直す。また、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位についても、それぞれ対応する補正ドラム帯電電位と同等の値に補正して格納し直す。このような補正により、プリントアウトプロセス時におけるトナー像形成手段1Y、1M、1C、1Kの作像条件が、それぞれ所望の画像濃度のトナー像を形成し得る条件に補正される。
本レーザプリンタにおけるTセンサ26は、実際には、現像剤のトナー濃度を検知しているわけではなく、トナー濃度とある程度の相関を示す透磁率を検知している。しかしながら、現像剤の透磁率はトナー濃度の他、トナーの嵩密度によっても変化し、この嵩密度は温湿度や現像剤の攪拌度合いによって変化する。このため、上述のようにしてTセンサ26からの出力値が目標値Vtrefになるようにトナー補給を実施していても、温湿度等の変化に伴ってトナーの嵩密度が変化すると、トナー濃度が目標よりも高めに制御されたり、低めに制御されたりする。高めに制御されると、図10の直線グラフの傾きが図の状態よりも大きくなる(グラフが立ってくる)。また、低めに制御されると直線グラフの傾きが図の状態よりも小さくなる(グラフが寝てくる)。従って、直線グラフの傾きがこのように大きくなったり小さくなったりしている場合には、トナーの嵩密度の変化により、目標値Vtrefが現状の現像剤に見合わなくなっていることになる。
そこで、制御部150は、直線グラフの傾きが所定値よりも大きくなったり小さくなったりした場合には、該当する現像装置20(Y、M、C、Kのどれか)のTセンサ26の目標値Vtrefを、そのときのTセンサ26からの出力値と同等の値に補正して、現状の現像剤に見合うようにする。このようにドラム帯電電位と現像バイアスを調整する制御部150は、画質維持手段のうち画像濃度制御装置を構成している。
先に示した図1において、光書込ユニット2は、Y、M、C、K用の光源から発せられたレーザ光を反射させて感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに導くための反射ミラーをそれぞれ個別に備えている。また、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kと平行になるように配設される反射ミラーを、それぞれ個別に傾けるための図示しないミラー傾斜手段も備えている。
次に画像維持工程の1つである位置ずれ補正制御について説明する。制御部150は、位置ずれ補正制御を実施する。この位置ずれ補正制御では、転写搬送ベルト60上に、図13に示すような位置ずれ検知用の基準パターン像pP1、pP2が形成される。基準パターン像pP1は、転写搬送ベルト60における図中下側の端部付近に形成されて反射型フォトセンサ69aによって検知される。また、基準パターン像pP2は、転写搬送ベルト60における図中上側の端部付近に形成されて反射型フォトセンサ69bによって検知される。
基準パターン像pP1、pP2は、図14に示すように、それぞれベルト幅方向に真っ直ぐに延びる4つの基準像d101K、d101C、d101M、d101Yと、ベルト幅方向から45度傾いた基準像S101K、S101C、S101M、S101Yとを備えている。基準パターン像pP1、pP2内において、基準像d101K、d101C、d101M、d101Y、S101K、S101C、S101M、S101Yは距離dのピッチで形成され、基準パターン全体の長さはL3となっている。これら基準像のうち、基準像d101K、d101C、d101M、d101Yは、長さA、幅Wの大きさで形成される。また、基準像S101K、S101C、S101M、S101Yは、長さA√2、幅Wの大きさで形成される。更に、基準パターン像pP1の基準像d101K、d101C、d101M、d101Y、S101K、S101C、S101M、S101Yと、基準パターンpP2の基準像d101K、d101C、d101M、d101Y、S101K、S101C、S101M、S101Yとは、それぞれベルト幅方向で相対向するように形成される。
ここで、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに組み付け誤差による傾きが生じていたり、上記光書込ユニット2内におけるY、M、C、K用の反射ミラーにその長手方向の傾きが生じていたり、Y、M、C、K用のポリゴンミラーや光源の駆動タイミングが正規のタイミングからずれていたりといった事態が発生していないと仮定する。すると、図13に示したように、基準像101は、それぞれ互いに等間隔で平行な状態を維持するように形成される。このように形成された基準像101については、それぞれ両方の反射型フォトセンサ69a、69bがほぼ同時に検知する。また、図15に示すように、反射型フォトセンサ69aによる基準像d101K、d101C、d101M、d101Yの検知間隔t1a、t2a、t3aが等しくなる。これら検知間隔t1a、t2a、t3aとは、基準像d101Kを検知してから基準像d101Cを検知するまで、基準像d101Cを検知してから基準像d101Mを検知するまで、基準像d101Mを検知してからd基準像101Yを検知するまでの時間である。また、反射型フォトセンサ69bは、反射型フォトセンサ69aと同じタイミングで基準像d101K、d101C、d101M、d101Yを検知し、各検知間隔t1b、t2b、t3bが等しくなる。
しかしながら、例えば、感光体ドラム11Cに組み付け誤差による傾きが生じていたり、光書込ユニット2内におけるC用の反射ミラーにその長手方向の傾きが生じていたりすると、図16に示すように、互いに対向する2つの基準像d101Cにスキューによる位置ずれが生ずる。このようにスキューによる位置ずれが生ずると、反射型フォトセンサ69aが基準像d101Cを検知するタイミングと、反射型フォトセンサ69bが基準像d101Cを検知するタイミングとにタイムラグΔtが生ずる。スキュー角θについては、このタイムラグΔtと、転写搬送ベルト60の移動速度とに基づいて求めることができる。また、基準像d101Cではなく、他の基準像d101K、d101M、d101Yにスキューが生じた場合にも、同様にしてスキュー角θを求めることができる。
そこで、制御部150は、2つの基準トナー像pP1、pP2について、それぞれ基準像d101K、d101C、d101M、d101Yの検知タイミングをRAM150aに順次格納していき、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bをそれぞれ求める。そして、タイムラグΔtを生じた基準像についてはそのスキュー角θを演算し、演算結果に基づいて、対応する上記反射ミラーを上記ミラー傾斜手段によって傾けてスキューを抑える。
また、例えば、光書込ユニット2内におけるC用の光源の駆動タイミングが正規のタイミングからずれるなどすると、図17に示すように、基準像101Cに副走査方向へのレジストによる位置ずれが生ずる。このように位置ずれが生ずると、検知間隔t1a、t2a、t3aがそれぞれ異なった値になるとともに、検知間隔t1b、t2b、t3bもそれぞれ異なった値になる。但し、先に図16に示したように、スキューによる位置ずれが生じた場合にも、検知間隔t1a、t2a、t3aや検知間隔t1b、t2b、t3bがそれぞれ異なった値になる。そこで、制御部150は、それぞれスキューにより発生したタイムラグΔtに基づいて、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bを補正してスキューによる影響を取り除いた後、副走査方向へのレジストによる位置ずれ量を求める。そして、この位置ずれ量に基づいて、K、C、M、Y用の駆動タイミングなどを補正して、副走査方向へのレジストを抑える。
このようにして、スキュー及び副走査方向へのレジストによる位置ずれが補正されると、次に、2つの基準パターン像pP1、pP2における基準像S101K、S101C、S101M、S101Yに基づいて主走査方向へのレジストによる位置ずれが補正される。具体的には、主走査方向へのレジストずれが生じていなければ、先に説明したように、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bが全て等しくなる。ところが、例えば、図18に示すように、基準パターン像pP2内(図中上側)の基準像S101Cに主走査方向へのレジストずれが生ずると、検知間隔t1b、t2b、t3bがそれぞれ異なった値になる。このとき、主走査方向における基準像S101Cの大きさが正規の大きさであれば(主走査方向における倍率が1倍)、図18に示すように、基準パターン像pP1内(図中下側)の基準像S101Cも同様にレジストして検知間隔t1a、t2a、t3aもそれぞれ異なった値になり、且つそれぞれ検知間隔t1b、t2b、t3bに同期する。一方、主走査方向における基準像S101Cの大きさが正規の大きさよりも大きくなると(主走査方向における倍率が1倍を超える)、例えば、基準パターン像pP2内の基準像S101Cがレジスト(主走査方向)するにもかかわらず、図19に示すように、基準パターン像pP1内の基準像S101Cはレジストしなかったり、レジスト量が少なくなったりする。
そこで、制御部150は、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bや、転写搬送ベルト60の移動速度に基づいて、2つの基準パターン像pP1、pP2内における基準像S101K、S101C、S101M、S101Yのレジストずれ(主走査方向)量や倍率(主走査方向)を演算する。そして、演算結果に基づいて、対応するポリゴンミラーの駆動タイミングを補正したり、対応する上記反射ミラーを上記ミラー傾斜手段によって傾けたりして、かかるレジストずれや倍率ずれを抑える。
このように、各色についてスキュー、副走査方向へのレジスト及び主走査方向へのレジストを抑えることで、プリントプロセス時に形成する上記フルカラートナー像の乱れを抑えることができる。なお、副走査方向の倍率については、基準像d101K、d101C、d101M、d101Yを検知している時間によって補正される。
Figure 2005234448
表3は、位置ずれ検知用の基準パターン像pP1、pP2の構成例を示すものである。表3に示すように、位置ずれ検知用の基準パターン像pP1、pP2の構成としては、様々なバリエーションが考えられる。
次に位置ずれ補正制御の実行タイミングについて説明する。位置ずれが生じる要因にもよるが、主には温度変化によるものや経時の部品劣化によるものが考えられる。また突発的な変動もあり得るので定期的なチェックも必要である。そのため実行タイミングとしては、第1に前回実行時からの温度変化が所定以上となったとき、第2に所定枚数のプリントが実行されたとき等が考えられる。そこで例えば位置ずれ補正制御実行時にはサーミスタなどで温度を検知したデータ(T1)を不揮発メモリに保存する。電源がONされると温度を検出する。このときの温度とT1の差を計算し所定以上の場合は位置ずれ補正制御を実行する。また所定枚数プリントがされた際にも実行されるようにしきい値を持つ。これらのしきい値はサービスマンやユーザー等の入力者がPC(パーソナルコンピュータ)上のプリンタドライバやプリンタが持つ表示及び設定が可能な操作部160上で設定可能なようになっている。但しその設定範囲は予め決められた範囲内しか設定できないようになっている。
このように画像の位置ずれやその補正制御を行なう制御部150は、画質維持手段のうちの画像位置制御装置を構成している。
画像維持工程の1つである感光体の異物除去を行なうフィルミング防止制御について説明する。近年、像担持体の長寿命化を図るべく、像担持体の表面に、感光層を被ってその摩耗を防ぐ硬い保護層を備えるものがあり、また感光層を硬いアモルファスシリコンで構成したものがある。このような硬い保護層や感光層を備える像担持体の場合には、クリーニング装置で、像担持体の感光層を削り取ることができず、付着物が像担持体の表面凹部内に入り込むと、付着物を完全に除去することができない問題があり、画像劣化防止モードを特別に設ける必要がある。具体的には、帯電バイアスをオフし、現像バイアスを200Vで0.5sec、0Vで5secを交互に切換えて設定し、駆動装置を駆動する。その間現像装置を駆動して現像スリーブを回転し、像担持体にトナーを付着し、付着物除去動作を実行する。すなわち、像担持体に付着する、放電生成物等の付着物を、クリーニング装置のクリーニングブレードで掻き落して除去する。このモードは電源ON時及び所定枚数プリント後の温湿度が比較的高い状態で実行される。これらのしきい値はサービスマンやユーザー等の入力者がPC(パーソナルコンピュータ)上のプリンタドライバやプリンタが持つ表示及び設定が可能な操作部160上で設定可能なようになっている。但しその設定範囲は予め決められた範囲内しか設定できないようになっている。このように制御部150は、異常画像を防止する画像維持手段としての異常画像防止装置を構成する。
以上のように、画質維持工程となる画質調整モードの実行例とタイミングを示したが、これらはそれぞれ独立して実行タイミングを設定可能なようになっている。このようなタイミングを設定するための画面は操作部160に表示され、これらを入力者が操作することで、画質調整モードが実行される。制御部150は、これら実行タイミングを一括設定できるように構成されている。この設定は、PC(パーソナルコンピュータ)上のプリンタドライバやプリンタが持つ表示及び設定が可能な操作部160上で設定可能なようになっている。制御部150は、操作部160から複数の画質調整モードを実行させる指令が入力されると、例えば設定画面にて、標準モード、経時画質優先モードやスピード優先モード、といった設定が可能なようになっている。設定例を図20に示す。
図20のような場合、操作部160に表示される設定ボタンとして表示される高画質モード、標準モード、スピード優先モードの設定キー161,162,163が操作されると、各種画質調整モードのしきい値は図20に示す値に自動的に書き変わり記憶されることになる。すなわち、各モードが入力者の好みによって設定されることで、その趣向や判断に応じた所望の画像をえることができる。
本形態においては、制御部150が画像濃度制御装置、画像位置制御装置、異常画像防止装置として機能するが、これらを制御部1501つで構成するものではなく、個別の制御部を設けて構成してもよい。
本発明の一実施形態であるレーザプリンタの概略構成図である。 図1に示すレーザプリンタのトナー像形成部の概略構成を示す拡大図である。 図2に示したトナー像形成部の現像装置の構成を示す縦断面図である。 同レーザプリンタの転写ユニットの概略構成を示す拡大図である。 同転写ユニットの転写圧調整手段を示す模式図である。 同本レーザプリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。 同レーザプリンタによって形成される濃度検知用の基準パターン像を示す模式図である。 同レーザプリンタにおける各感光体ドラムの設置ピッチを示す模式図である。 同レーザプリンタの転写搬送ベルト上に形成されるパターンブロックを示す模式図である。 現像バイアス値と、各基準像のトナー付着量との関係を示すグラフである。 同転写搬送ベルトを反射型フォトセンサとともに示す斜視図である。 同レーザプリンタにおける反射型フォトセンサと、その周辺の構成とを示す側面図である。 同レーザプリンタによって形成される位置ずれ検知用の基準パターン像を転写搬送ベルトとともに示す模式図である。 位置ずれ検知用の基準パターン像を示す拡大模式図である。 位置ずれが生じていない状態の同基準パターン像を示す模式図である。 基準像にスキューによる位置ずれが生じた状態の同基準パターン像を示す模式図である。 基準像に副走査方向へのレジストによる位置ずれが生じた状態の同基準パターン像を示す模式図である。 基準像に主走査方向へのレジストによる位置ずれが生じた状態の同基準パターン像を示す模式図である。 基準像に主走査方向へのレジストによる位置ずれと、主走査方向の倍率変動とが生じた状態の同基準パターン像を示す模式図。 操作部に表示される設定ボタンとそれに対応する制御内容を示す図である。
符号の説明
150 画像濃度制御装置、画像位置制御装置、異常画像防止装置
160 入力手段

Claims (6)

  1. 複数の、プリント中に動作不可能な画質維持工程を画質維持手段で行なう画像形成装置において、
    それぞれの画質維持工程の実行時期を外部からの設定により、その全てまたは何れかを設定可能とする入力手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記入力手段は、それぞれの画質維持工程の実行時期が外部からの設定により単独で設定可能であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記入力手段は、入力者がその嗜好性や使用環境に合わせて設定可能なように設定画面が表示されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記を画質維持手段の一つは、画像濃度を制御する画像濃度制御装置であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記を画質維持手段の一つは、画像位置を制御する画像位置制御装置であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記を画質維持手段の一つは、異常画像を防止する異常画像防止装置であることを特徴とする画像形成装置。
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