JP2002040746A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JP2002040746A
JP2002040746A JP2001008298A JP2001008298A JP2002040746A JP 2002040746 A JP2002040746 A JP 2002040746A JP 2001008298 A JP2001008298 A JP 2001008298A JP 2001008298 A JP2001008298 A JP 2001008298A JP 2002040746 A JP2002040746 A JP 2002040746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image forming
density
image
test print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001008298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3882507B2 (ja
Inventor
Shigeru Shimizu
茂 清水
Shuichi Yamazaki
修一 山崎
Kenichiro Asako
健一郎 浅古
Hideki Ando
英樹 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd, Casio Electronics Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2001008298A priority Critical patent/JP3882507B2/ja
Publication of JP2002040746A publication Critical patent/JP2002040746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3882507B2 publication Critical patent/JP3882507B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はカラー画像形成位置の調整機能、及
び濃度調整機能を備えたカラー画像形成装置に関し、特
にタンデム方式のカラー画像形成装置において、位置ず
れや色合わせを精度よく行い、しかも装置をコストアッ
プすることのないカラー画像形成装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 本発明はブラック(K)の印字パターン
に、例えばマゼンダ(M)の印字パターンを合成してパ
ッチを作成する。その際、ずれがない場合ブラック
(K)の印字パターンの非印字領域にマゼンダ(M)の
印字が行われるように構成し、マゼンダ(M)を生成す
る画像形成ユニットにずれがある場合印字位置がずれ、
濃度が濃くなるように構成することによって相対的な印
字位置ずれを検知することができる。また、本発明は同
時に濃度調整も行い、しかも両調整とも予め確認処理を
行うことによってより効率よく印字位置調整と濃度調整
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像形成位置
の調整機能、及び濃度調整機能を備えたカラー画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの販売台
数の増加に連動して、カラープリンタ装置(カラー画像
形成装置)が広く使用されるようになり、特にタンデム
方式のカラー画像形成装置は印字速度に優れ、今日注目
されている。このような方式のカラー画像形成装置で
は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の
3色、又はブラック(K)を含めた4色の画像を順次転
写し、重ね合わせて定着処理を行い、画像形成を行う。
しかも、副走査方向に移動する転写媒体(用紙)に画像
形成を行うため、各色の位置合わせに精度を要する。ま
た、カラー画像形成装置においては色合いも重要であ
り、一色のトナー濃度でも基準よりずれていると合成色
の色合いが異なったものとなる。
【0003】このため、上記カラー画像形成装置におい
ては画像の整合、色合いの整合を図るため、種々の方法
が提案されている。先ず、テストチャートを実際に印字
して目視によって補正量を判断し、色合い等の調整を行
う方式がある。また、センサを配置し、テスト印字した
画像を検知して自動的に補正量を算出し、色合い等の調
整を行う方式がある。
【0004】
【発明が課題するための課題】しかしながら、上記従来
の目視方法では判断と精度に個人差が生じ、また補正方
法も煩雑となる。また、テスト印字した画像を検知して
自動的に補正量を算出する方式では装置がコストアップ
する。
【0005】さらに、単に自動化するという技術思想の
みでは現実に装置に採用することは困難である。すなわ
ち、従来の自動化の調整では、単に装置の電源投入時に
行い、又は装置のメンテナンス時に行うことを想定して
いる。しかし、実際には印字位置調整や濃度調整をどの
ようなタイミングで行うか、又はどのようなパターン
(パッチ)を用いて行うかが重要な問題である。
【0006】そこで、本発明はタンデム方式のカラー画
像形成装置において、位置ずれや濃度調整を精度よく行
い、しかも装置をコストアップすることのないカラー画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は請求項1記載の
発明によれば、駆動ロールと従動ロールの少なくとも2
個のロールに掛け渡され、循環移動する転写ベルトと、
装置本体に対して着脱自在に設けられ、前記転写ベルト
の外周面に沿って配設され、それぞれ異なる色トナーで
画像形成する複数の画像形成ユニットとを有し、前記転
写ベルト上に順次重ね画像を形成した後、用紙に一括転
写する電子写真式のカラー画像形成装置であって、画像
形成空白領域を有し、画像形成装置の基準となる印刷色
で画像形成される複数種類の基準色テスト印字パターン
と、該基準色テスト印字パターンの前記画像形成空白領
域を印字位置ずれ方向に対して種々の割合で埋めるべく
前記基準色テスト印字パターンに対応し、画像形成位置
を調整する所定の被調整色で画像形成される複数種類の
調整色テスト印字パターンとを少なくとも記憶する記憶
手段と、該記憶手段から前記複数種類の基準色テスト印
字パターンと前記複数種類の調整色テスト印字パターン
とを所定の順序で呼び出して対応色の前記画像形成ユニ
ットに転送して前記転写ベルトの移動方向に沿って該転
写ベルト上に順次前記基準色テスト印字パターンと前記
調整色テスト印字パターンとの重ね画像を形成すべく制
御するテスト印字パターン画像形成制御手段と、前記転
写ベルト上に形成された前記重ね画像の濃度を検出する
濃度センサと、該濃度センサに基づく各重ね画像パター
ン毎のパターン全体の濃度平均値を比較し、その値が極
値となる特定の重ね画像パターンを少なくとも比較判断
することに基づいて、前記画像ユニットによる前記調整
色の画像形成位置の位置ずれ方向と補正すべき補正値を
判断する補正値演算手段と、該補正値演算手段による補
正値に応じて、前記調整色の画像ユニットにおける画像
形成処理を調整する自動位置ずれ補正手段とを備え、カ
ラー画像形成位置調整を実行する際、前記テスト印字パ
ターン画像形成制御手段が前記記憶手段から前記基準色
テスト印字パターンと前記調整色テスト印字パターンの
中から必要最小数の対応パターンを呼び出して重ね画像
を形成させる予備確認モードを実行し、次に前記補正値
演算手段の補正値に基づいて前記テスト印字パターン画
像形成制御手段が前記複数種類の基準色テスト印字パタ
ーンと前記複数種類の調整色テスト印字パターンとの組
み合わせから成る対応パターンを呼び出して重ね画像を
形成させる本確認モードを必要に応じて実行し、該本確
認モードが実行されると前記補正値演算手段による補正
値に応じて前記自動位置ずれ補正手段が前記調整色の画
像ユニットにおける画像形成処理を調整し、引き続き再
度前記予備確認モードを実行させるべく処理工程を踏む
カラー画像形成装置を提供することによって達成され
る。
【0008】ここで、基準色テスト印字パターンは、例
えばブラック(K)の印字パターンであり、調整色テス
ト印字パターンは例えばイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の印字パターンである。そして、
上記基準色テスト印字パターンの有する画像形成空白領
域に対して複数種類の調整色テスト印字パターンを印字
して転写ベルト上にパッチを生成し、当該パッチの濃度
を測定することによって最も濃度の高い箇所を測定する
ことによってずれ量を検知する構成である。
【0009】また、印字位置調整及び濃度調整共に予備
確認モードを実行した後、本調整モードを実行し、効率
よい調整処理を行う構成である。本発明は請求項2記載
の発明によれば、駆動ロールと従動ロールの少なくとも
2個のロールに掛け渡され、循環移動する搬送ベルト
と、装置本体に対して着脱自在に設けられ、前記搬送ベ
ルトの外周面に沿って配設され、それぞれ異なる色トナ
ーで画像形成する複数の画像形成ユニットとを有し、前
記搬送ベルト上に担持される用紙上に順次重ね画像を形
成する電子写真式のカラー画像形成装置であって、画像
形成空白領域を有し、画像形成装置の基準となる印刷色
で画像形成される複数種類の基準色テスト印字パターン
と、該基準色テスト印字パターンの前記画像形成空白領
域を印字位置ずれ方向に対して種々の割合で埋めるべく
前記基準色テスト印字パターンに対応し、画像形成位置
を調整する所定の被調整色で画像形成される複数種類の
調整色テスト印字パターンとを少なくとも記憶する記憶
手段と、該記憶手段から前記複数種類の基準色テスト印
字パターンと前記複数種類の調整色テスト印字パターン
とを所定の順序で呼び出して対応色の前記画像形成ユニ
ットに転送して前記搬送ベルトの移動方向に沿って該搬
送ベルト上に順次前記基準色テスト印字パターンと前記
調整色テスト印字パターンとの重ね画像を形成すべく制
御するテスト印字パターン画像形成制御手段と、前記搬
送ベルト上に形成された前記重ね画像の濃度を検出する
濃度センサと、該濃度センサに基づく各重ね画像パター
ン毎のパターン全体の濃度平均値を比較し、その値が極
値となる特定の重ね画像パターンを少なくとも比較判断
することに基づいて、前記画像ユニットによる前記調整
色の画像形成位置の位置ずれ方向と補正すべき補正値を
判断する補正値演算手段と、該補正値演算手段による補
正値に応じて、前記調整色の画像ユニットにおける画像
形成処理を調整する自動位置ずれ補正手段とを備え、カ
ラー画像形成位置調整を実行する際、前記テスト印字パ
ターン画像形成制御手段が前記記憶手段から前記基準色
テスト印字パターンと前記調整色テスト印字パターンの
中から必要最小数の対応パターンを呼び出して重ね画像
を形成させる予備確認モードを実行し、次に前記補正値
演算手段の補正値に基づいて前記テスト印字パターン画
像形成制御手段が前記複数種類の基準色テスト印字パタ
ーンと前記複数種類の調整色テスト印字パターンとの組
み合わせから成る対応パターンを呼び出して重ね画像を
形成させる本確認モードを必要に応じて実行し、該本確
認モードが実行されると前記補正値演算手段による補正
値に応じて前記自動位置ずれ補正手段が前記調整色の画
像ユニットにおける画像形成処理を調整し、引き続き再
度前記予備確認モードを実行させるべく処理工程を踏む
カラー画像形成装置を提供することによって達成され
る。
【0010】本例は上記請求項1の発明に対して、転写
ベルトに代えて搬送ベルトを適用する例である。このよ
うに構成することによっても、上記印字パターンを使用
して印字位置調整や濃度調整を行い、また印字位置調整
及び濃度調整共に予備確認モードを実行した後、本調整
モードを実行し、効率よい調整処理を行うことができ
る。
【0011】請求項3の記載は前記請求項1又は2記載
の発明において、前記予備確認モードを実行後に前記本
確認モードを実行するか否かの判定基準よりも、前記本
確認モードを実行後の前記再度の予備確認モードの実行
後の判定基準を緩く設定してある。
【0012】このように構成することにより、より効率
よく濃度制御及び印字位置(レジスト)制御を行うこと
ができる。請求項4の記載は前記請求項1又は2記載の
発明において、前記装置本体が開閉自在に構成され、前
記カラー画像形成位置調整の実行を、少なくとも前記装
置本体の開成後に閉成動作が行われた際に実行する構成
である。
【0013】このように構成することにより、少なくと
も装置本体の開成後、閉成動作が行われると必ず本例の
カラー画像形成位置調整が実行され、常にイエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の各色の画像形成位置を精度良く調整することが
できる。
【0014】本発明は請求項5記載の発明によれば、駆
動ロールと従動ロールの少なくとも2個のロールに掛け
渡され、循環移動する転写ベルトと、装置本体に対して
着脱自在に設けられ、前記転写ベルトの外周面に沿って
配設され、それぞれ異なる色トナーで画像形成する複数
の画像形成ユニットとを有し、前記転写ベルト上に順次
重ね画像を形成した後、用紙に一括転写する電子写真式
のカラー画像形成装置であって、画像形成空白領域を有
し、画像形成装置の基準となる印刷色で画像形成される
複数種類の基準色テスト印字パターンと、該基準色テス
ト印字パターンの前記画像形成空白領域を印字位置ずれ
方向に対して種々の割合で埋めるべく前記基準色テスト
印字パターンに対応し、画像形成位置を調整する所定の
被調整色で画像形成される複数種類の調整色テスト印字
パターンとを少なくとも記憶する記憶手段と、該記憶手
段から前記複数種類の基準色テスト印字パターンと前記
複数種類の調整色テスト印字パターンとを所定の順序で
呼び出して対応色の前記画像形成ユニットに転送して前
記転写ベルトの移動方向に沿って該転写ベルト上に順次
前記基準色テスト印字パターンと前記調整色テスト印字
パターンとの重ね画像を形成すべく制御するテスト印字
パターン画像形成制御手段と、前記転写ベルト上に形成
された前記重ね画像の濃度を検出する濃度センサと、該
濃度センサに基づく各重ね画像パターン毎のパターン全
体の濃度平均値を比較し、その値が極値となる特定の重
ね画像パターンを少なくとも比較判断することに基づい
て、前記画像ユニットによる前記調整色の画像形成位置
の位置ずれ方向と補正すべき補正値を判断する補正値演
算手段と、該補正値演算手段による補正値に応じて、前
記調整色の画像ユニットにおける画像形成処理を調整す
る自動位置ずれ補正手段とを備え、前記補正値演算手段
は、複数の重ね画像パターンの全体濃度平均値の大小の
関係から、前記極値となる特定の画像パターンと、それ
に対して位置ずれ方向に隣り合う重ね画像パターンとの
間に真の位置ずれ補正値を見いだす補正値推定手段を備
えるカラー画像形成装置を提供することによって達成さ
れる。
【0015】このように構成することによっても、効率
よく濃度制御及び印字位置(レジスト)制御を行うこと
ができる。本発明は請求項6記載の発明によれば、駆動
ロールと従動ロールの少なくとも2個のロールに掛け渡
され、循環移動する搬送ベルトと、装置本体に対して着
脱自在に設けられ、前記搬送ベルトの外周面に沿って配
設され、それぞれ異なる色トナーで画像形成する複数の
画像形成ユニットとを有し、前記搬送ベルト上に担持さ
れる用紙上に順次重ね画像を形成する電子写真式のカラ
ー画像形成装置であって、画像形成空白領域を有し、画
像形成装置の基準となる印刷色で画像形成される複数種
類の基準色テスト印字パターンと、該基準色テスト印字
パターンの前記画像形成空白領域を印字位置ずれ方向に
対して種々の割合で埋めるべく前記基準色テスト印字パ
ターンに対応し、画像形成位置を調整する所定の被調整
色で画像形成される複数種類の調整色テスト印字パター
ンとを少なくとも記憶する記憶手段と、該記憶手段から
前記複数種類の基準色テスト印字パターンと前記複数種
類の調整色テスト印字パターンとを所定の順序で呼び出
して対応色の前記画像形成ユニットに転送して前記搬送
ベルトの移動方向に沿って該搬送ベルト上に順次前記基
準色テスト印字パターンと前記調整色テスト印字パター
ンとの重ね画像を形成すべく制御するテスト印字パター
ン画像形成制御手段と、前記搬送ベルト上に形成された
前記重ね画像の濃度を検出する濃度センサと、該濃度セ
ンサに基づく各重ね画像パターン毎のパターン全体の濃
度平均値を比較し、その値が極値となる特定の重ね画像
パターンを少なくとも比較判断することに基づいて、前
記画像ユニットによる前記調整色の画像形成位置の位置
ずれ方向と補正すべき補正値を判断する補正値演算手段
と、該補正値演算手段による補正値に応じて、前記調整
色の画像ユニットにおける画像形成処理を調整する自動
位置ずれ補正手段とを備え、前記補正値演算手段は、複
数の重ね画像パターンの全体濃度平均値の大小の関係か
ら、前記極値となる特定の画像パターンと、それに対し
て位置ずれ方向に隣り合う重ね画像パターンとの間に真
の位置ずれ補正値を見いだす補正値推定手段を備えるカ
ラー画像形成装置を提供することによって達成される。
【0016】上記請求項5の記載が、転写ベルトに関す
るものであるのに対し、本例は搬送ベルトに関する発明
であり、他の構成は上記請求項5と同じである。したが
って、このように構成することによっても、自動的に印
字位置調整と濃度調整を行うことができる。
【0017】請求項7の記載は前記請求項5又は6記載
の発明において、前記補正値推定手段は、前記極値とな
る重ね画像が存在しても該重ね画像を補正値とすること
なく、次に極値となる重ね画像との濃度の差を計算し、
該重ね画像間の位置を補正値とする構成である。
【0018】このように構成することにより、より正確
な補正値を得ることができ、印字品質を向上することが
できる。請求項8の記載は前記請求項5又は6記載の発
明において、前記補正値推定手段は、前記極値となる重
ね画像が存在しても該重ね画像を補正値とすることな
く、次に極値となる重ね画像との濃度の差を計算し、該
重ね画像の濃度差の比に従った補正値とする構成であ
る。
【0019】このように構成することによっても、より
正確な補正値を得ることができ、印字品質を向上するこ
とができる。請求項9の記載は前記請求項5又は6記載
の発明において、前記補正値推定手段は、濃度を縦軸に
位置ずれ方向を横軸として前記各重ね画像パターンの全
体濃度平均値をプロットして得られる傾きの異なる2つ
の近似直線を計算し、該2つの近似直線の交点の横軸座
標を位置ずれ補正値とする構成である。
【0020】また、請求項10の記載は前記請求項5又
は6記載の発明において、前記補正値推定手段は、濃度
を縦軸に位置ずれ方向を横軸として前記各重ね画像パタ
ーンの全体濃度平均値をプロットして得られる傾きの異
なる2つの近似直線を計算し、該2つの近似直線のうち
計算に当たって採用した前記全体濃度平均値の数が多い
ほうの近似直線を正とし、該近似直線の傾きの負数を傾
きとすべく他方の近似直線を変形し該正の近似直線と該
変形した近似直線の交点の横軸座標を位置ずれ補正値と
する構成である。
【0021】このように構成することによっても、より
正確な補正値を得ることができ、印字品質を向上するこ
とができる。本発明は請求項11記載の発明によれば、
駆動ロールと従動ロールの少なくとも2個のロールに掛
け渡され、循環移動する転写ベルトと、装置本体の開成
時着脱自在に設けられ、前記転写ベルトの外周面に沿っ
て配設され、それぞれ異なる色トナーで画像形成する複
数の画像形成ユニットとを有し、前記転写ベルト上に順
次重ね画像を形成した後、用紙に一括転写する電子写真
式のカラー画像形成装置であって、各印刷色毎に画像形
成される複数種類の濃度テスト印字パターンを少なくと
も記憶する記憶手段と、該記憶手段から前記複数種類の
濃度テスト印字パターンを所定の順序で呼び出して対応
色の前記画像形成ユニットに転送して前記転写ベルトの
移動方向に沿って該転送ベルト上に順次前記濃度テスト
印字パターンを形成すべく制御する濃度テスト印字パタ
ーン画像形成制御手段と、前記転写ベルト上に形成され
た前記濃度テスト印字パターンの濃度を検出する濃度セ
ンサと、該濃度センサに基づく各濃度テスト印字パター
ン毎のパターン全体の濃度平均値を基準値と比較するこ
とに基づいて、基準濃度に設定すべく画像形成のための
プロセス条件を設定するプロセス条件設定手段と、該プ
ロセス条件設定手段による設定に基づいて、前記画像ユ
ニットにおける画像形成処理を実行させる自動画像形成
濃度補正手段とを備え、カラー画像形成濃度調整を実行
するに当たっては、前記濃度テスト印字パターン画像形
成制御手段が前記記憶手段から前記濃度テスト印字パタ
ーンの中から必要最小数の対応パターンを呼び出して画
像を形成させる予備確認モードを実行し、次に基準濃度
とのずれがあると判断された場合に、所定色の前記複数
種類の濃度テスト印字パターンを形成させる本確認モー
ドを実行し、該本確認モードが実行されると前記プロセ
ス条件設定手段による設定に基づいて前記所定色の画像
ユニットにおける画像形成処理を実行調整し、引き続き
再度前記予備確認モードを実行させるべく処理工程を踏
むカラー画像形成装置を提供することによって達成され
る。
【0022】このように構成することにより、カラー画
像形成位置調整が実行され、常にイエロー(Y)、マゼ
ンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画
像形成位置を精度良く調整することができ、また濃度調
整も行うことができる。本発明は請求項12記載の発明
によれば、駆動ロールと従動ロールの少なくとも2個の
ロールに掛け渡され、循環移動する搬送ベルトと、装置
本体の開成時着脱自在に設けられ、前記搬送ベルトの外
周面に沿って配設され、それぞれ異なる色トナーで画像
形成する複数の画像形成ユニットとを有し、前記搬送ベ
ルト上に担持される用紙上に順次重ね画像を形成する電
子写真式のカラー画像形成装置であって、各印刷色毎に
画像形成される複数種類の濃度テスト印字パターンを少
なくとも記憶する記憶手段と、該記憶手段から前記複数
種類の濃度テスト印字パターンを所定の順序で呼び出し
て対応色の前記画像形成ユニットに転送して前記搬送ベ
ルトの移動方向に沿って該搬送ベルト上に順次前記濃度
テスト印字パターンを形成すべく制御する濃度テスト印
字パターン画像形成制御手段と、前記搬送ベルト上に形
成された前記濃度テスト印字パターンの濃度を検出する
濃度センサと、該濃度センサに基づく各濃度テスト印字
パターン毎のパターン全体の濃度平均値を基準値と比較
することに基づいて、基準濃度に設定すべく画像形成の
ためのプロセス条件を設定するプロセス条件設定手段
と、該プロセス条件設定手段による設定に基づいて、前
記画像ユニットにおける画像形成処理を実行させる自動
画像形成濃度補正手段とを備え、カラー画像形成濃度調
整を実行するに当たっては、前記濃度テスト印字パター
ン画像形成制御手段が前記記憶手段から前記濃度テスト
印字パターンの中から必要最小数の対応パターンを呼び
出して画像を形成させる予備確認モードを実行し、次に
基準濃度とのずれがあると判断された場合に、所定色の
前記複数種類の濃度テスト印字パターンを形成させる本
確認モードを実行し、該本確認モードが実行されると前
記プロセス条件設定手段による設定に基づいて前記所定
色の画像ユニットにおける画像形成処理を実行調整し、
引き続き再度前記予備確認モードを実行させるべく処理
工程を踏むカラー画像形成装置を提供することによって
達成される。
【0023】本例は転写ベルトに代えて搬送ベルトを使
用する構成であり、このように構成することによって
も、精度よく画像形成位置を調整でき、また精度よく濃
度調整も行うことができる。請求項13の記載は前記請
求項1,5又は11記載の発明において、前記転写ベル
トは開閉自在な装置本体に設けられ、前記画像形成ユニ
ットは前記装置本体の開成時に着脱自在に設けられてい
る構成である。
【0024】また、請求項14の記載は前記請求項2,
6又は12記載の発明において、前記搬送ベルトは開閉
自在な装置本体に設けられ、前記画像形成ユニットは前
記装置本体の開成時に着脱自在に設けられている構成で
ある。上記2つの請求項の記載は、転送ベルト及び搬送
ベルトの配設位置を装置本体に特定するものであり、ま
た画像形成ユニットは上記装置本体開成時に着脱できる
構成であることを特定するものである。
【0025】本発明は請求項15記載の発明によれば、
駆動ロールと従動ロールの少なくとも2個のロールに掛
け渡され、循環移動する搬送ベルトと、装置本体に対し
て着脱自在に設けられ、前記搬送ベルトの外周面に沿っ
て配設され、それぞれ異なる色トナーで画像形成する複
数の画像形成ユニットとを有し、前記搬送ベルト上に担
持される用紙上に順次重ね画像を形成する電子写真式の
カラー画像形成装置であって、前記用紙上に重ね画像を
形成する条件が成立したか判断する手段と、該手段が前
記重ね画像を形成する条件が成立しないと判断すると
き、前記搬送ベルト上にテスト印字パターンを形成する
テスト印字パターン形成手段とを有するカラー画像形成
装置を提供することによって達成できる。
【0026】請求項16の記載は、上記請求項15記載
の発明において、前記重ね画像を形成する条件が成立す
ると判断するとき、該重ね画像の形成を前記テスト印字
パターンの形成に先だって行う構成である。請求項17
の記載は、上記請求項15記載の発明において、前記テ
スト印字パターンは、レジスト用テスト印字パターンと
濃度用テスト印字パターンがあり、何れか一方のテスト
印字パターンの生成を前記重ね画像の形成に先立って行
う構成である。
【0027】請求項18の記載は、上記請求項15記載
の発明において、前記テスト印字パターンの形成前に、
確認パターンの形成を行い、色毎にテスト印字パターン
の形成順序を設定し、該形成順序に従ってテスト印字パ
ターンの形成を行う構成である。
【0028】請求項19の記載は、上記請求項15記載
の発明において、前記テスト印字パターンの形成前に、
確認パターンの形成を行い、しきい値を越えた場合には
重ね画像の形成前に前記テスト印字パターンの形成を行
う構成である。本発明は請求項20記載の発明によれ
ば、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、
ブラック(B)個々に画像を形成し、合成して出力する
カラー印刷手段と、各種命令/ 数値入力が可能な入力手
段と、入力された値を記憶する第1の記憶手段と、該第
1の記憶手段に記憶された値を使用し、印字補正を行う
演算手段と、補正値と微調整値を記憶する第2の記憶手
段とを有する装置であり、用紙上ではない箇所に得られ
たレジスト補正値を前記用紙上の共通補正値に変換する
カラー画像形成装置を提供することによって達成でき
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。 <第1の実施形態>図1は、本実施形態のカラー画像形
成装置であり、所謂タンデム方式のカラープリンタの例
である。また、本例の画像形成装置は両面印刷用のプリ
ンタである。同図において、プリンタ装置11はケーブ
ルによって不図示のパーソナルコンピュータ等のホスト
機器に接続されている。
【0030】プリンタ装置11は装置本体上部12と装
置本体下部13によって構成され、装置本体上部12に
はオペレーションパネル14が配設され、またその上面
には印字用紙の排紙部15も形成されている。オペレー
ションパネル14は複数のキーが配設されたキー操作部
14aと、不図示のCPUから出力される表示情報に基
づき表示を行う液晶ディスプレイ14bで構成されてい
る。また、排紙部15には、排紙ロール16の回動によ
って後述する画像形成ユニットにより作成された印刷出
力が排出され、排紙部15上に順次積載される。
【0031】また、装置本体下部13には、後述する両
面印刷用搬送ユニットや給紙カセットがセットされ、例
えばプリンタ装置11の側面に設けられた不図示の蓋を
開放することによって、後述する両面印刷用搬送ユニッ
トを着脱できる構成である。また、装置本体下部13に
は、その前面に開閉可能なフロントカバー17及び装置
本体下部13より着脱自在な給紙カセット18が設けら
れ、例えばフロントカバー17はジャム処理やメンテナ
ンス等において開放される。
【0032】また、装置本体下部13の右側面には、M
PF(マルチペーパーフィーダー)の装着部19、及び
カバー20が設けられている。但し、図1において上記
装着部19にMPFトレイは装着されていない。また、
カバー20は後述する用紙搬送路確認用のカバーであ
り、このカバー20を開放して、用紙詰まり等のメンテ
ナンスを行う。
【0033】尚、本例のプリンタ装置11の最下段には
前述のように給紙カセット18が収納され、給紙カセッ
ト18に用紙を補給する際、例えば取手18aを手前に
引くことによって、給紙カセット18を矢印方向に引き
出すことができる。図2は上記外観構成を有するプリン
タ装置11の内部構成を説明する断面図である。同図に
おいて、プリンタ装置11は画像形成部21、両面印刷
用搬送ユニット22、及び給紙部23で構成されてい
る。ここで、画像形成部21は4個の画像形成ユニット
24〜27を並設した構成であり、同図の紙面右側から
左側に向かってマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロ
ー(Y)、ブラック(K)の順に配設されている。ま
た、この中のマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー
(Y)の画像形成ユニット24〜26は減法混色により
カラー印刷を行う構成であり、ブラック(K)の画像形
成ユニット27はモノクロ印刷に使用する。
【0034】ここで、上記各画像形成ユニット24〜2
6はそれぞれドラムセットC1(第1のプロセスユニッ
ト)とトナーセットC2(第2のプロセスユニット)で
構成され、現像容器に収納された現像剤(の色)を除き
同じ構成である。したがって、イエロー(Y)用の画像
形成ユニット26を例にして構成を説明する。ドラムセ
ットC1には感光体ドラム、帯電器、クリーナが収納さ
れ、トナーセットC2には現像ロールやトナーが収納さ
れている。感光体ドラム30は、その周面が例えば有機
光導電性材料で構成され、感光体ドラム30の周面近傍
には、帯電器31a、印字ヘッド31b、現像ロール3
1c、転写器31d、クリーナ31eが順次配設されて
いる。感光体ドラム30は矢印方向に回動し、先ず帯電
器31aからの電荷付与により、感光体ドラム30の周
面を一様に帯電する。そして、印字ヘッド31bからの
印字情報に基づく光書き込みにより、感光体ドラム30
の周面に静電潜像を形成し、現像ロール31cによる現
像処理によりトナー像を形成する。この時、感光体ドラ
ム30の周面に形成されるトナー像は、現像容器31c
に収納したイエロー(Y)色のトナーによる。このよう
にして感光体ドラム30の周面に形成されるトナー像
は、感光体ドラム30の矢印方向の回動に伴って転写器
31dの位置に達し、感光体ドラム30の直下を矢印方
向に移動する用紙に転写される。
【0035】一方、用紙の搬送は、前述の給紙部23を
構成する給紙カセット18、待機ロール32、搬送ベル
ト33、駆動ロール34、従動ロール34´等で構成さ
れ、給紙コロ35の回動によって給紙カセット18から
搬出された用紙は、待機ロール32まで送られ、更にト
ナー像に一致するタイミングで搬送ベルト33上に送ら
れ、転写器31dに達する。そして、転写器31dにお
いてトナー像が転写され、トナー像が転写された用紙は
搬送ベルト33の移動に従って、搬送ベルト33上を矢
印方向に移動し、定着ユニット36において熱定着処理
が施される。
【0036】また、用紙の上面には、上記イエロー
(Y)のトナー像のみならず、他の色のドラムセットC
1及びトナーセットC2によって転写されたマゼンダ
(M)や、シアン(C)のトナー像も転写され、前述の
減法混色に従った色の印刷が行われる。
【0037】尚、上述の用紙は給紙カセット18から搬
出される用紙のみならず、MPFトレイ19’から供給
される用紙も含まれ、この場合には用紙は給紙コロ19
aによって搬入され、前述の経路に沿って印刷処理が行
われる。また、上記定着ユニット36は熱ロール36
a、36b、及びクリーナ36cで構成され、用紙Pが
上述の熱ロール36aと36b間を挟持搬送される間、
用紙に転写された例えば複数色のトナー像は溶融して用
紙Pに熱定着する。また、クリーナ36cは熱ロール3
6aに残るトナーを除去する機能を有する。尚、定着ユ
ニット36によってトナー像が定着された用紙は切換板
41を介して上方、又は紙面左方向に搬送される。
【0038】一方、両面印刷用搬送ユニット22は装置
本体に対して着脱自在に構成され、本例のプリンタ装置
11によって両面印刷を行う際装着するユニットであ
り、内部に複数の搬送ロール40a〜40eが配設され
ている。両面印刷の場合には、上記切換板41によって
一旦上方に用紙が送られ、例えば用紙の後端が搬送ロー
ル42に達した時、用紙の搬送を停止し、更に用紙を逆
方向に搬送する。この制御によって、用紙は点線で示す
位置に設定された切換板41の左側を下方に搬送され、
両面印刷用搬送ユニット42の用紙搬送路に搬入され、
搬送ロール40a〜40eによって用紙が送られ、待機
ロール32に達し、前述と同様トナー像と一致するタイ
ミングで転写部に送られ、トナー像が用紙の裏面に転写
される。
【0039】本例においては、従動ロール34´の近傍
に濃度測定センサ45が設けられ、搬送ベルト33の周
面に形成されたトナー像(後述するパッチ)の濃度を測
定する。図3は、装置本体上部12を開成した状態を示
す図である。同図に示すように、装置本体上部12は、
装置本体下部13に対し略水平を保ったまま開成され
る。よって、開成時には、ドラムセットC1、トナーセ
ットC2は、略水平方向で抜き差し可能となる。例え
ば、ドラムセットC1を交換する場合には、図4に示す
ようにドラムセットC1を手前に抜き出し、新たなドラ
ムセットC1を挿入する。また、トナーセットC2を交
換する場合には、図5に示すようにトナーセットC2を
手前に抜き出し、新たなトナーセットC2を挿入する。
したがって、本例のカラー画像形成装置は、ドラムセッ
トC1やトナーセットC2の交換が容易である。
【0040】次に、図6は上記機構構成を有するカラー
画像形成装置において、内部の回路構成を示す図であ
る。同図において、回路構成はインターフェイス(I/
F)51、CPU52、EEPROM53、ROM5
4、プリントコントローラ55、プリンタ印字部56、
及び前述の操作パネル14、濃度測定センサ45で構成
されている。インターフェイス(I/F)51は不図示
のホスト機器から送られてくる印刷データを入力し、イ
エロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(K)のビットマップデータを作成する。このビット
マップデータは、フレームメモリ57に記憶される。
【0041】ここで、フレームメモリ57はイエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)に対応して57Y、57M、57C、57Kで構
成されている。そして、イエロー(Y)のビットマップ
データはフレームメモリ57の記憶エリア57Yに記憶
され、マゼンダ(M)のビットマップデータはフレーム
メモリ57の記憶エリア57Mに記憶され、シアン
(C)のビットマップデータはフレームメモリ57の記
憶エリア57Cに記憶され、ブラック(K)のビットマ
ップデータはフレームメモリ57の記憶エリア57Kに
記憶される。
【0042】CPU52は本例のカラー画像形成装置1
1の印刷制御及びシステム制御を行う中央制御部であ
り、ROM54に記憶するプログラムに従って制御を行
う。また、EEPROM53には後述する色ズレ補正の
調整値が記憶され、ROM54には印刷プログラムや、
制御プログラムが記憶されている。
【0043】尚、CPU52は前述の操作パネル14に
設けられたキー操作部14aからの操作信号を入力し、
また表示部に表示信号を出力する。プリンタコントロー
ラ55はインターフェイス(I/F)51から供給され
るビットマップデータをプリンタ印字部56に出力す
る。ここで、プリンタコントローラ55はイエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)毎にデータをプリンタ印字部56に出力する。例
えば、イエロー(Y)のデータは前述の画像形成ユニッ
ト26の印字ヘッド31bに供給され、マゼンダ(M)
のデータは画像形成ユニット24の印字ヘッド31bに
供給され、シアン(C)のデータは画像形成ユニット2
5の印字ヘッド31bに供給され、ブラック(K)のデ
ータは画像形成ユニット27の印字ヘッド31bに供給
される。
【0044】プリンタ印字部56は、それぞれ対応する
色の印字ヘッド31b等で構成され、ドラムセットC
1、トナーセットC2によって前述の各色の印字を行
う。以上の構成のカラー画像形成装置において、以下に
本例の処理動作を説明する。
【0045】図7は本例の処理動作を説明するフローチ
ャートである。同図において、先ずプリンタ装置(カラ
ー画像形成装置)11の電源を投入する(ステップ(以
下Sで示す)1)。この処理によって、装置のイニシャ
ル処理が行われ、例えばRAMやフレームメモリに残る
データが消去され、メインモータが駆動を開始し、定着
ユニットが加熱される。
【0046】次に、CPU52はフラグFを“0”に設
定し(S2)、濃度調整設定の判断を行う(S3)。こ
こで、濃度調整の設定を行う場合には(S3がYE
S)、濃度調整モードを実行する(S4)。この濃度調
整モードは以下のように行う。先ず、前述のEEPRO
M53又はROM54に記憶する濃度情報に従ってプリ
ンタ印字部56に印字処理を行わせる。図8は上記印字
処理によって印字されるパッチの例であり、Y方向(副
走査方向)に8個のパッチが形成され、各パッチの濃度
が異なる。また、各パッチの大きさは例えばY方向(副
走査方向)が10mm、X方向(主走査方向)が14m
mである。この場合、パッチP1の濃度が例えば255
階調であるとすれば、パッチP2の濃度は142階調で
あり、パッチP3の濃度は130階調であり、パッチP
4の濃度は117階調であり、パッチP5の濃度は10
9階調であり、パッチP6の濃度は102階調であり、
パッチP7の濃度は95階調であり、パッチP8の濃度
は85階調である。また、上記濃度が8レベルの8個の
パッチは、各色毎に生成される。
【0047】但し、本例においては上記構成の8個のパ
ッチを搬送ベルト33に直ぐに印字するのではなく、濃
度確認用パッチを最初に生成する。図9(b)はこの濃
度確認用パッチの例を示す図である。この濃度確認用パ
ッチも8個で構成され、例えば(M)P4はマゼンダ
(M)の濃度レベル4(上記117階調)のパッチであ
る。また、(C)P4はシアン(C)の濃度レベル4
(上記117階調)のパッチであり、(C)P8はシア
ン(C)の濃度レベル8(上記85階調)のパッチであ
る。以下、イエロー(Y)及びブラック(K)について
も同様である。
【0048】したがって、本例においては、先ず図9
(b)に示す濃度確認用パッチを搬送ベルト33に生成
する。尚、同図(a)は濃度確認用パッチを搬送ベルト
33上に生成した状態を示す図である。本例において
は、搬送ベルト33の中心から8mmずれた位置を中心
として濃度確認用パッチの生成を行う。
【0049】上記濃度確認用パッチは濃度測定センサ4
5によって検出され、順次濃度の確認が行われる。例え
ば、最初の(M)P4はマゼンダ(M)の階調数117
の濃度であり、濃度測定センサ45はこのパッチの濃度
を測定し、予め設定された範囲内であるか判断する。ま
た、次の(M)P8はマゼンダ(M)の階調数85の濃
度であり、濃度測定センサ45はこのパッチの濃度を測
定し、予め設定された範囲内であるか判断する。
【0050】以下、同様にして濃度を確認し、シアン
(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)について同様
に判断する。そして、何れかの色について濃度が所定の
範囲内でなければ、当該色に対する詳細な濃度確認(本
濃度確認)を行う。この本濃度確認は前述の図8で説明
した8個の濃度確認用パッチを使用する。そして、前述
の図9(a)に示すように搬送ベルト33上に8個の濃
度確認用パッチを生成し、濃度の確認を行う。尚、この
処理は問題となる色が複数存在する場合には、色毎に行
い、例えば2色である場合16個のパッチを生成し、3
色の場合24個のパッチを生成し、4色全ての場合36
個のパッチを生成する。
【0051】濃度測定センサ45では上記パッチから濃
度を検出し、濃度の調整を行う。この調整は、例えば印
字ヘッド31bの光量を可変し、又は現像バイアスの電
圧値を可変し、又はその他の各種方法によって印字濃度
の調整を行う。上記濃度調整モードの実行を終了する
と、次に濃度調整用の印字枚数カウンタをリセットする
(S5)。この処理によって、濃度調整処理が終了した
後、プリンタ装置11の印刷枚数のカウントがスタート
する。
【0052】次に、フラグFが“0”であるか判断する
(S6)。前述のように、最初の処理(S2)において
フラグFが“0”に設定されており、判断(S6)はY
ESとなり、次に印字位置調整(レジスト調整)の設定
を判断する(S7)。そして、印字位置調整(レジスト
調整)を実行する(S8)。
【0053】この印字位置調整(レジスト調整)につい
ても、レジスト確認用パッチによって予め予備的な印字
位置調整(レジスト調整)を行う。図10は印字位置確
認用パッチであり、L1はマゼンダ(M)用のパッチで
あり、L2はシアン(C)用のパッチであり、L3はイ
エロー(Y)用のパッチであり、L4はブラック(K)
用のパッチである。そして、この4個のパッチはY方向
(副走査方向)に平行に形成され、X方向(主走査方
向)の印字ずれを検出するためのパッチである。一方、
L5〜L8はY方向(副走査方向)のずれ量を検出する
パッチであり、L5はマゼンダ(M)用のパッチであ
り、L6はシアン(C)用のパッチであり、L7はイエ
ロー(Y)用のパッチであり、L8はブラック(K)用
のパッチである。尚、上記各パッチの構成は同じであ
り、搬送ベルト33への印字位置確認用パッチの生成も
図9(a)に示すように行われる。
【0054】濃度測定センサ45は上記パッチを検出す
ると、パッチL1から順次その濃度を測定し、例えば位
置ずれが生じているパッチにおいて濃度が低下すること
を検知する。そして、予め設定した範囲を越えている場
合、詳しい印字位置調整に移行する。例えば、パッチL
1が問題であればマゼンダ(M)に対するX方向(主走
査方向)の詳しい調整を行う。また、パッチL2が問題
であればシアン(C)に対するX方向(主走査方向)の
詳しい調整を行い、パッチL3が問題であればイエロー
(Y)に対するX方向(主走査方向)の詳しい調整を行
い、パッチL4が問題であればブラック(K)に対する
X方向(主走査方向)の詳しい調整を行う。
【0055】一方、パッチL5〜L8についても同様で
あり、パッチL5が問題であればマゼンダ(M)に対す
るY方向(副走査方向)の詳しい調整を行い、パッチL
6が問題であればシアン(C)に対するY方向(副走査
方向)の詳しい調整を行い、パッチL7が問題であれば
イエロー(Y)に対するY方向(副走査方向)の詳しい
調整を行い、パッチL8が問題であればブラック(K)
に対するY方向(副走査方向)の詳しい調整を行う。
【0056】図11は印字位置調整用パッチであり、1
1個のパッチで構成されている。この印字位置調整用パ
ッチはX方向(主走査方向)の印字位置のずれ量を検出
するためのパッチである。また、図12はY方向(副走
査方向)のずれ量を検出するパッチであり、同様に印字
位置調整用パッチである。
【0057】先ず、図11に示す印字位置調整用パッチ
の構成から説明する。図13はブラック(K)とマゼン
ダ(M)の組み合わせであり、図13(a)はブラック
(K)のパッチ構成を示し、X方向(主走査方向)14
mmに256ピクセル形成され、その256ピクセルを
22ピクセル黒印字し、10ピクセル非印字とし、この
黒印字と非印字の連続で構成している。一方、マゼンダ
(M)は上記ブラック(K)の非印字領域を当該色で印
字する。すなわち、図13に示すように22ピクセルの
非印字と10ピクセルのマゼンダ(M)印字の繰り返し
構成であり、ブラック(K)とマゼンダ(M)の合成画
像が図13(c)となる。
【0058】また、上記マゼンダ(M)用のパッチは、
例えば2ピクセル毎にX方向(主走査方向)にずらして
形成される。図14はこの構成を説明する図であり、前
述の図13(d)に示すブラック(K)のパッチの詳
細、及び図13(e)に示すマゼンダ(M)のパッチの
詳細を示す。そして、同図(a)に示す状態がずれがな
い印字状態であり、同図(b)に示す状態がマゼンダ
(M)の印字を2ピクセル右方にずらした印字であり、
画像形成ユニットに配設ずれ等がなければ同図(b)に
示すように非印字領域が生じる。
【0059】また、同図(c)に示す状態がマゼンダ
(M)の印字を2ピクセル左方にずらした印字であり、
画像形成ユニットに配設ずれ等がなければ、この場合に
も同図(c)に示すように非印字領域が生じる。次に、
図12に示すY方向(副走査方向)の印字位置調整用パ
ッチについて説明する。図15はブラック(K)とマゼ
ンダ(M)の組み合わせであり、同図(a)はブラック
(K)のパッチ構成を示し、Y方向(副走査方向)に2
2ピクセル黒印字を行い、10ピクセル非印字とし、こ
れを連続生成する。また、マゼンダ(M)についても、
22ピクセルの非印字と10ピクセルのマゼンダ(M)
印字の繰り返し、上記ブラック(K)とマゼンダ(M)
の合成が同図(c)に示すパッチとなる。
【0060】また、Y方向(副走査方向)の印字位置調
整用パッチについても、例えばマゼンダ(M)用のパッ
チは、例えば2ピクセル毎にY方向(副走査方向)にず
らして形成される。上記構成の印字位置調整用パッチを
前述の搬送ベルト33に生成する。但し、本例において
は、前述のように予め印字位置確認パッチによって問題
のあるパッチのみが対象である。図16はこの場合の処
理順序を説明するシーケンス図である。先ず、前述のよ
うに図10に示す印字位置確認用パッチによってX方向
(主走査方向)、及びY方向(副走査方向)の位置ずれ
の確認が行われており、図16に示す判断の後、問題の
ある色に対してX方向(主走査方向)又はY方向(副走
査方向)のレジスト調整を行う。
【0061】尚、図16に示す処理ではX方向(主走査
方向)のマゼンダ(M)、X方向(主走査方向)のイエ
ロー(Y)、Y方向(副走査方向)のマゼンダ(M)に
対する詳しいレジスト調整が行われている。また、図1
7は上記レジスト調整を示すシステム図である。
【0062】一方、図18は上記調整の結果生成される
パッチ(X方向(主走査方向)調整用)の例であり、真
ん中のパッチが最も濃度が濃く、ブラック(K)に対す
るずれがないことを示す。但し、通常は上記確認調整に
よってずれが存在する場合に本レジスト調整を行うの
で、真ん中のパッチではなく、上か下にずれたパッチが
最も濃くなり、ずれ量を知ることができる。そして、上
記のようにして得たずれ量のデータはCPU52によっ
て処理され、実際の印字の際X方向(主走査方向)、又
はY方向(副走査方向)にずらしたデータが供給され、
自動的に印字ずれが調整された印字を行うことができ
る。
【0063】一方、前述の図7に示すフローチャートに
おいて、レジスト調整モードも完了すると、上記印字ず
れが調整された印刷データによって用紙への印刷処理が
行われる(S9)。そして、前述の印字枚数カウンタの
カウント値が所定値に達したか判断する(S10)。こ
こで、例えば上記所定値を“3000”とすると、前述
の濃度調整処理後、3000枚の印刷が完了した場合
(S10がYES)、フラグFを“1”とする。この場
合には、前述の濃度調整モード(S3〜S5)を実行
(印刷枚数の変化に伴う濃度変化を想定している)した
後、レジスト調整モードを行うことなく(印刷枚数の変
化での位置ずれはないので実行しない)、通常の印刷処
理を行う。
【0064】一方、前述の濃度調整処理後、3000枚
の印刷が完了していなければ(S10がNO)、フラグ
Fを“0”のままとし(S12)、ルーフオープン、ク
ローズの判断を行う(S13)。このルーフオープン、
クローズの判断は、前述の上部機体12を下部機体13
に対して開放し再度閉成した場合YESとなり、画像形
成ユニットの交換を判断する(S14)。
【0065】ここで、例えば用紙詰まり等のため上部機
体12を開放し再度閉成した場合には(S14がN
O)、判断(S7)に戻り、レジスト調整の判断を行
い、レジスト調整が必要であれば前述のレジスト調整を
行う(図3に示すように、本例では上部機体12に画像
形成ユニットが着脱自在とされるため、ルーフオープン
後に再度閉成した場合に画像形成ユニットの位置ずれを
確認調整することが望ましく、レジスト調整を行うよう
にしている。なお、用紙詰まり等のためのルーフオープ
ンでは画像形成ユニットの変更はないので、濃度調整モ
ードは実行しない。)。
【0066】一方、画像形成ユニットを交換した場合に
は(S14がYES)、判断(S3)に戻り、濃度調整
の設定を判断し必要であれば濃度調整を行い(本例で
は、画像形成ユニット毎に濃度調整が必要であるとして
濃度調整を行う)、更にレジスト調整の必要を判断し必
要であればレジスト調整を行う(本例では、ルーフオー
プンに伴う画像形成ユニットの位置ずれを確認調整する
ため、レジスト調整を行う)。このように構成すること
により、ルーフオープン、クローズの処理が行われた場
合にはレジスト調整が行われ、印字位置ずれを確実に防
止できる。
【0067】尚、上記画像形成ユニットの交換は、本例
においては前述のドラムセットC1、又はトナーセット
C2の交換であり、いずれか一方が交換された場合でも
上記レジスト調整が行われる。また、上記実施形態の説
明では、図2に示すように搬送ベルト33を使用したプ
リンタ装置について説明したが、中間転写媒体として中
間転写ベルトを使用するプリンタ装置においても適用す
ることができる。この場合には、中間転写ベルトに前述
の各種パッチを生成し、濃度測定センサによって濃度の
読み取り処理を行わせる。 <第2の実施形態>次に、本発明の第2の実施形態を説
明する。
【0068】図19は本例の処理を説明するフローチャ
ートである。同図において、先ず前述の11個のレジス
トパッチを搬送ベルト33に生成する(ステップ(以下
STで示す)1)。次に、前述の濃度測定センサ45に
よって搬送ベルト33に生成された11個のレジストパ
ッチを読み取る(ST2)。そして、濃度が極値となる
レジストパッチのナンバーPを求める(ST3)。この
処理は、P−1の濃度とPの濃度との差、及びP+1の
濃度とPの濃度との差を求め、小さい方を△γとし、そ
のパッチナンバーをPPとする(ST4)。
【0069】次に、パッチPを除くパッチの間でそれぞ
れ隣り合ったパッチ間の濃度差の平均値△αを求める
(ST5)。そして、上記△γと△αの大小を比較する
(S6)。ここで、△γ<△αである場合(ST6がY
ES)、パッチPとパッチPPでパッチ6に近い方のパ
ッチをレジスト補正量算出基準パッチとする(ST
7)。一方、△γ<△αである場合(ST6がNO)、
Pをレジスト補正量算出基準パッチとする(ST8)。
【0070】次に、図20は他の例であり、前述の図1
9に示すフローチャートの処理(ST3)以降を他の例
で説明するものである。本例の場合、先ず最小濃度とな
るレジストパッチのナンバーPは、Pの濃度Dpと、P
−1の濃度Dp-1と、P+1の濃度Dp+1を求め、濃度
DpとDp-1の差を△Lとし、濃度DpとDp+1の差を
△Rとする(ST3、ST9、ST10)。そして、上
記△Rと△Lの大小を比較する(ST11)。ここで、
△R>△Lである場合(ST11)、((△R−△L)
/△R)/2)を求める(ST12)。
【0071】図21は上記フローチャートを使用する場
合の例であり、可能補正値単位がパッチで検出可能なず
れ量より小さい場合である。例えば、パッチのずらし量
(V)が1ドットである場合、V×((△R−△L)/
△R)/2)=1×(1/1)/2)=0.5となり、
例えば、パッチのずらし量(V)が2ドットである場
合、V×((△R−△L)/△R)/2)=2×(1/
1)/2)=1となり、例えば、パッチのずらし量
(V)が3ドットである場合、V×((△R−△L)/
△R)/2)=3×(1/1)/2)=1.5となる。
【0072】次に、各パッチの濃度値からレジスト補正
値を検出する場合、レジストパッチの中で極値となるパ
ッチを見つけ、その両端のパッチ濃度との差を取得す
る。そして、上記濃度差の大きい方のパッチ群に最小濃
度となるパッチを加える。そして、最小濃度となるパッ
チを加えなかった方のパッチ群とあわせて2つのパッチ
群を作成し、このパッチ群から2つの近似直線を見つ
け、当該近似直線の交点の横軸座標を真の補正値とす
る。
【0073】次に、搬送ベルト33の下地を考慮する場
合には以下のようになる。図22は搬送ベルト33の下
地に影響され、濃度検出したパッチの濃度がランダムに
変化する様子を示す。この場合、期待される濃度直線に
対して外れた濃度情報が得られる。このため、本例では
直線を構成するパッチ濃度の数が多い側を最小2乗法で
直線の傾きと切片を求め、この直線を(y=ax+b)
とすると、逆側の直線は(y=−ax+c)となり、こ
の直線と右側の濃度値との差が最小となるようなcを求
め、直線を決定する。
【0074】以上のように構成することによって、補正
値の推定を行うことができ、例えパッチ間に補正値が存
在する場合でも正確に補正値を推定することができる。
尚、上記実施形態の説明においても、図2に示すように
搬送ベルト33を使用したプリンタ装置について説明し
たが、中間転写媒体として中間転写ベルトを使用するプ
リンタ装置においても適用することができる。この場合
には、中間転写ベルトに前述の各種パッチを生成し、濃
度測定センサによって濃度の読み取り処理を行わせる。 <第3の実施形態>次に、本発明の第3の実施形態を説
明する。
【0075】本例はパッチ生成/ 判断の調整モードを無
駄のないタイミングで行う構成であり、また印字データ
が存在する場合、通常印字処理を優先する構成である。
以下、具体的に説明する。図23は本例の最初の処理を
説明するフローチャートである。同図において、先ず電
源オン後、各種ドラム位相制御等のイニシャル処理を行
い、搬送ベルト33上にパッチ生成が可能であるか判断
する(ステップ(以下STPで示す)1)。
【0076】ここで、搬送ベルト33上にパッチ生成が
可能であると判断すると(STP1がYES)、パッチ
生成を行う(STP2)。尚、この場合定着器36の温
度が規定値に達しておらず、例えば用紙出力が不可能な
場合でもパッチ生成は可能である。
【0077】その後、定着器36の温度が規定値まで上
昇し、通常印字が可能であるか判断し(STP3がYE
S)、通常印字が可能であればプリントレディとする
(STP4)。このように処理することにより、通常の
印字可能前であっても、搬送ベルト33上にパッチ生成
ができ、定着器36のウォームアップ中にパッチ生成を
行い、例えばレジスト調整や濃度調整を行うことができ
る。
【0078】次に、図24は本例の他の処理を説明する
フローチャートである。先ず、同図の処理は電源オン
後、パッチ生成が可能になった時点で(STP11がY
ES)、印字データの入力を判断する(STP12)。
ここで、印字データが入力しており(ST12がYE
S)、且つ定着器36が規定温度に達しており、通常印
字が可能であれば(STP13がYES)、先に通常の
印字処理を行う(STP14)。図25は上記パッチ生
成可能までの時間(必須イニシャル時間)と、印字可能
までの時間(T1)の関係を説明する図である。
【0079】次に、上記印字データが存在する間、印字
処理を継続し(ST15がYES)、印字データが全て
処理された後(ST15がNO)、パッチ生成処理を行
う(ST2がYES)。すなわち、濃度及びレジストの
パッチ生成モードを開始する(STP16)。
【0080】このように構成することにより、例えパッ
チ生成が可能になった場合でも、通常の印字データが入
力している場合には通常の印字データの印刷を優先して
行う構成であり、パッチ生成によるウォームアップ時間
の増加を回避することができる。
【0081】次に、図26は更に本例の他の処理を説明
するフローチャートであり、電源オン後、パッチ生成が
可能になったとき(STP21がYES)、先ず濃度パ
ッチの生成処理を行う(STP22)。次に、印字デー
タの入力を判断し(STP23)、印字データが入力し
ており(ST23がYES)、且つ通常印字が可能であ
れば(STP24がYES)、印字処理を行う(STP
25)。
【0082】上記印字処理は通常印字の印字データが残
っている間行われ(STP26がYES、STP2
5)、印字データが全て印字処理された後(ST26が
NO)、レジストパッチ生成処理を行う(STP2
7)。このように構成することにより、濃度パッチの生
成とレジストパッチの生成に順序を付け、濃度パッチの
生成を先に行い、レジストパッチの生成によるウォーム
アップ時間の増加を回避するものである。
【0083】次に、図27は更に他の処理を説明するフ
ローチャートであり、電源オン後、パッチ生成が可能に
なったとき(STP31がYES)、濃度パッチの生成
処理を行う(STP32)。すなわち、濃度パッチ生成
モードを開始し、濃度の確認処理を行う。この確認パッ
チによって、濃度ずれ又はレジストずれの大きい色が判
断でき、具体的な濃度、レジストパッチ生成必要色の情
報を取得する(STP33)。
【0084】図28は上記パッチ生成可能までの時間
(必須イニシャル時間)、及び印字可能までの時間(T
1)を説明する図であり、前述の図25に対して、印字
可能までの時間(T1)には、確認パッチの生成時間と
印字可能までの時間(T2)が含まれる。
【0085】次に、印字データの入力を判断し(STP
34)、印字データが入力しており(ST34がYE
S)、且つ通常印字が可能であれば(STP35がYE
S)、印字処理を行う(STP36)。この印字処理は
通常印字の印字データが存在する限り行われ(ST37
がYES)、印字データが全て印字処理された後(ST
37がNO)、パッチ生成処理を行う(STP38)。
すなわち、濃度及びレジストのパッチ生成モードを開始
する。
【0086】この処理は上記確認パッチを生成し、濃度
ずれ又はレジストずれの大きい色に対して行う処理であ
り、例えばイエロー(Y)のレジストずれが大きいと
き、イエロー(Y)に対するレジストパッチの生成処理
を行い、マゼンダ(M)のレジストずれが大きいとき、
マゼンダ(M)に対するレジストパッチの生成処理を行
う。
【0087】このように構成することにより、パッチ生
成に色毎に優先順位が付けられ、例えばウォームアップ
時間内に処理できる範囲で、影響度の大きい順にパッチ
生成を行い、ウォームアップ時間の増加に通常印字の遅
れを回避する。また、印字精度の優れた印刷を行うこと
ができる。
【0088】図29は更に他の処理を説明するフローチ
ャートであり、電源オン後、パッチ生成が可能になった
とき(STP41がYES)、濃度、及びレジスト確認
パッチの生成処理を行う(STP42)。そして、濃度
確認パッチによって、各色の濃度確認量を求める(ST
P43)。この濃度確認量は、例えばマゼンダ(M)を
M1とし、シアン(C)をC1とし、イエロー(Y)を
Y1とし、ブラック(K)をK1とする。
【0089】次に、レジスト確認パッチによって、各色
のレジスト確認量を求める(STP44)。このレジス
ト確認量は、マゼンダ(M)をM2とし、シアン(C)
をC2とし、イエロー(Y)をY2とし、ブラック
(K)をK2とする。次に、処理(STP45)におい
て、濃度確認量M1〜K1の中で、しきい値以上のもの
を値の大きい順に並べる。例えば、濃度確認量M1>C
1>Y1>K1>しきい値とする。同様にして、レジス
ト確認量M2〜Y2についても、しきい値以上のものを
値の大きい順に並べる。例えば、レジスト確認量M2>
C2>Y2の如く並べ替える(STP46)。
【0090】次に、大きい順に各色の濃度パッチ生成予
想時間をパッチ生成必要時間に加える。そして、濃度確
認量K1まで加えたら同様にレジストパッチの所用時間
を加える(STP47)。その後、前述の図28に示し
たパッチ生成必要時間T2を越えるか否か判断し、上記
加算値がパッチ生成必要時間T2を越えるまでパッチ生
成必要時間の加算処理を行う(STP48がYES、S
TP47)。そして、パッチ生成必要時間T2を越える
と、パッチ生成必要時間(T2)に加算された色のパッ
チを生成する(STP49)。
【0091】このように構成することにより、パッチ生
成必要時間(T2)内に印字を行うことができ、特に上
記パッチ生成はしきい値を越える濃度確認量、又はレジ
スト確認量に対して行われ、濃度又はレジストずれの大
きい色に対して行うことができ、印刷画像の品質に大き
な影響を与える色を優先的にパッチ生成するので印刷画
像の品質を向上することができる。
【0092】尚、上記処理の後、前述と同様の通常印刷
データの判断を行い、印字処理を行う(STP50、S
TP51)。また、上記パッチ生成必要時間に加算され
なかった色データのパッチをその後生成し、パッチ処理
を行う(STP52)。図30は更に他の処理を説明す
るフローチャートであり、電源オン後、パッチ生成が可
能になったとき(STP51がYES)、濃度、及びレ
ジスト確認パッチの生成処理を行う(STP52)。こ
の場合も、濃度確認パッチによって、各色の濃度確認量
を求め(STP53)、この濃度確認量をM1〜K1と
する。また、レジスト確認量M2〜Y2についても求め
る(STP54)。
【0093】次に、濃度のしきい値をNAとし、このし
きい値NAより大きい濃度確認量M1〜K1の色パッチ
を生成する(STP55)。また、レジストのしきい値
をRAとし、このしきい値RAより大きいレジスト確認
量M2〜K3の色パッチを生成する(STP56)。そ
の後、前述と同様の通常印刷データの判断を行い、印字
処理を行う(STP57、STP58)。
【0094】その後、前述のしきい値NAより大きい濃
度確認量の色の濃度パッチを生成する(STP59)。
また、値RBより大きいレジスト確認量の色の濃度パッ
チを生成する(STP60)。尚、上記生成は概に生成
済みのパッチを除く。以上のように確認パッチを先に生
成することにより、ウォームアップ時間の増加を回避す
ると共に、パッチ生成時の確認パッチ生成に関する時間
を短縮することが可能となる。
【0095】以上のように、本例によれば濃度及びレジ
ストパッチの生成と実印字の印字処理を調整することに
よって、ウォームアップ時間の増加を回避し、また印刷
画像の品質を向上することができる。 <第4の実施形態>次に、本発明の第4の実施形態を説
明する。
【0096】本例は前述の第1、第2の実施形態で説明
した図8のパッチ構成をより具体的に示すものであり、
また濃度測定センサ45の構成を具体的に示すものであ
る。先ず、図31において、P1〜P8は8個の各パッ
チの具体的な構成である。同図に示すパッチはプリンタ
装置の変動をより感度よく検出するように高解像度の網
点で構成されている。例えば、1インチ当たり212本
のラインで構成され、センサの出力がリニアになるよう
に構成されている。
【0097】また、図32は濃度センサの具体的な構成
図である。濃度測定センサ45は1個の発光部61と3
個の受光部62(62−1、62−2、62−3)と2
個の偏向ビームスプリッタ63(63−1、63−2)
で構成されている。上記の発光部61には、赤外発光ダ
イオード(以下、LEDという)が配設されており、受
光部62にはそれぞれランプタイプ又はチップタイプの
フォトダイオード(以下、PDという)が配設されてい
る。また、偏向ビームスプリッタ(以下、PBSとい
う)63は、薄膜蒸着ガラスで形成されており、発光部
61のLED(以下、LED61という)からの投光6
4および検出面65からの反射光66を分離する。
【0098】上記受光部62の各PDの出力電流は、不
図示のI−V変換アンプにより電圧に変換される。この
濃度測定センサ45の電圧に変換される出力は、受光部
62−2のPD(以下、PD62−2という)の出力か
ら受光部62−3のPD(以下、PD62−3という)
の出力を減算した出力(以下、センサ出力という)の他
に、受光部62−1のPD(以下、PD62−1とい
う)の発光出力モニタ用の出力(以下、モニタ出力とい
う)が外部出力となっている。この濃度測定センサ45
は、上記のモニタ出力を利用して発光素子駆動電流にフ
ィードバックをかけることで、電源投入時の出力安定性
の向上や温度特性の補正などを行うようになっている。
【0099】これにより、この濃度測定センサ45は、
電源投入直後からの使用が可能(安定時間1秒以内)で
あり、周囲の温度変化の影響を受けず(変動率は0〜6
0℃で±5%)、LED61の長期的な出力性能の低下
に対して補償が利くという利点を有している。
【0100】この濃度測定センサ45の動作原理は、検
出面65(搬送ベルト33)が正反射で、トナー表面
(パッチ表面)が乱反射であるという検出面65とトナ
ー表面との反射特性の違いを利用して、検出面65から
の反射光66がトナーによってどの程度遮光されるかを
検出するものである。
【0101】このとき、LED61から放射された投光
64は、ランダムな偏光状態であるが、PBS63−1
によって、入射面に対して垂直方向に振動する光成分
(S波光67)と入射面に対して平行方向に振動する光
成分(P波光68)とに分離される。
【0102】S波光67はPBS63−1で反射してP
D62−1に入射し、P波光68はPBS63−1を透
過して検出面65に投光される。尚、検出面65にトナ
ーがない場合、P波光68は検出面65で正反射するた
め偏光状態は変化せず、そのままPBS63−2を透過
して、PD62−2に入射する。
【0103】一方、検出面65にトナーが付着している
場合、トナーに照射された投光68は、乱反射によって
偏光状態がランダムになり、PBS63−2によってP
波光とS波光とに分離比率1:1で分離される。そし
て、P波光69はPBS63−2を透過してPD62−
2に入射し、S波光71はPBS63−2で反射してP
D62−3に入射する。
【0104】よって、PD62−3には検出面65から
の反射光とトナーからの反射光の半分が入射し、PD6
2−2にはトナーからの反射光の半分だけが入射するこ
とになる。ここで、PD62−2の出力からPD62−
3の出力を減算することでトナーからの反射光をキャン
セルし、検出面65からの反射光の増減だけをセンサ出
力として取り出し、これによってトナー量を検出する。
【0105】すなわち、検出面のトナー量が増えれば検
出面からの反射光が減少するためセンサ出力が減少し、
トナー量が減少すれば検出面からの反射光が増加してセ
ンサ出力が増加する。上記のようにトナーからの反射光
はキャンセルされているためセンサ出力はトナーの反射
率には影響を受けず、従ってイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色とも、同
様のトナー量となる。
【0106】したがって、上記構成の濃度測定センサ4
5を使用することによって、正確な濃度検知を行うこと
ができる。 <第5の実施形態>次に、本発明の第5の実施形態を説
明する。
【0107】本例は図33に示すように、搬送ベルト3
3上で検出したYレジスト補正値に対し、メディア補正
を実施し、用紙共通のレジスト補正値とする構成であ
る。すなわち、搬送ベルト33上に生成されたレジスト
パッチに基づいて検出したレジスト補正値に対し、前述
のEEPROM53に記憶するメディア補正値によって
補正し、用紙上のレジスト補正値とするものであり、メ
ディア補正値はマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロ
ー(Y)の各色に対して記憶する。
【0108】例えば、図33に示すように、マゼンダ
(M)の補正値をaとし、シアン(C)の補正値をbと
し、イエロー(Y)の補正値をcとする。また、紙種毎
に補正値を有する。ここで、紙種としては、例えば事務
用で通常に用いられる普通紙、厚紙、OHP紙を紙種1
〜3とし、厚紙は更に小切手、厚紙A、厚紙B等の種類
に細分化してもよい。
【0109】図34は本例の処理を示す図であり、ベル
ト上検出値αは搬送ベルト33上に生成されたパッチの
検出値から得られる補正値であり、メディア補正値βと
紙種毎の補正値γ(γ1、γ2、γ3)は上記図34で
説明したメディアに基づく補正値である。本例は色毎に
以下の補正値とするものである。
【0110】例えば、マゼンダ(M)の補正値を求める
場合、ベルト上の検出値α1とメディア補正値β1(補
正値a)と紙種毎に補正値γ1(例えば、用紙種1補正
値の場合)の加算値となり、マゼンダ(M)の実際の補
正値Mはα1+β1+γ1となる。
【0111】また、シアン(C)の場合、ベルト上の検
出値α2とメディア補正値β2(補正値b)と紙種毎に
補正値γ1(例えば、用紙種1補正値の場合)の加算値
となり、シアン(C)の実際の補正値Mはα2+β2+
γ1となる。同様に、イエロー(Y)の場合、ベルト上
の検出値α3とメディア補正値β3(補正値c)と紙種
毎に補正値γ1(例えば、用紙種1補正値の場合)の加
算値となり、イエロー(Y)の実際の補正値Mはα3+
β3+γ1となる。
【0112】以上のように、搬送ベルト33上に印字さ
れたパッチの検出結果に対し、メディア補正を加味する
ことによって、レジスト補正をより正確に行うことがで
き、用紙上の印字精度を向上させることができる。ま
た、検出方法の違い、新規機種等によって搬送ベルト3
3上の補正値と用紙間の関係が変動する場合、メディア
の補正値を変えることによって対応できる。
【0113】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
ればX方向(主走査方向)及びY方向(副走査方向)の
印字ずれを調整することができ、又濃度調整も容易に行
うことができる。
【0114】また、本発明は濃度調整、及びレジスト調
整において、先ず予備の確認処理を行い、その後本調整
を行うので効率よく、濃度調整及びレジスト調整を行う
ことができる。さらに、補正値の推定を行い、より正確
な補正値を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のカラー画像形成装置であり、所謂
タンデム方式のカラープリンタの外観構成を示す図であ
る。
【図2】プリンタ装置の内部構成を説明する断面図であ
る。
【図3】装置本体上部を開成した状態を示す図である。
【図4】ドラムセットを手前に抜き出し、新たなドラム
セットを挿入する例を示す図である。
【図5】トナーセットを手前に抜き出し、新たなトナー
セットを挿入する例を示す図である。
【図6】カラー画像形成装置において、内部の回路構成
を示す図である。
【図7】本例の処理動作を説明するフローチャートであ
る。
【図8】濃度調整用パッチの構成例である。
【図9】(a)は搬送ベルト上に生成する濃度確認用パ
ッチの構成例であり、(b)は濃度確認用パッチの構成
例である。
【図10】印字位置確認用パッチの構成例である。
【図11】X方向(主走査方向)の印字位置調整用パッ
チの構成例である。
【図12】Y方向(副走査方向)の印字位置調整用パッ
チの構成例である。
【図13】図11のパッチ構成を更に詳しく説明する図
であり、(a)はブラック(K)のパッチ構成を示す図
であり、(b)はマゼンダ(M)のパッチ構成を示す図
であり、(c)はブラック(K)とマゼンダ(M)の合
成パッチの構成を示す図であり、(d)は(a)の詳細
図であり、(e)は(b)の詳細図である。
【図14】(a)はずれのない状態から、マゼンダ
(M)の印字を右に2ピクセル移動したパッチ例であ
り、(b)はずれのない状態のパッチを示す図であり、
(c)はずれのない状態から、マゼンダ(M)の印字を
左に2ピクセル移動したパッチ例である。
【図15】図12のパッチ構成を更に詳しく説明する図
であり、(a)はブラック(K)のパッチ構成を示す図
であり、(b)はマゼンダ(M)のパッチ構成を示す図
であり、(c)はブラック(K)とマゼンダ(M)の合
成パッチの構成を示す図であり、(d)は(a)の詳細
図であり、(e)は(b)の詳細図である。
【図16】レジスト調整の際のシーケンスを説明する図
である。
【図17】レジスト調整の際の処理手順を説明する図で
ある。
【図18】パッチ印字の際の具体例を示す図である。
【図19】第2の実施形態を説明するフローチャートで
ある。
【図20】第2の実施形態を説明するフローチャートで
ある。
【図21】真の補正値の検出処理を説明する図である。
【図22】搬送ベルトの下地を考慮する場合の補正値の
検出処理を説明する図である。
【図23】第3の実施形態の最初の処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図24】第3の実施形態の他の処理を説明するフロー
チャートである
【図25】パッチ生成可能までの時間(必須イニシャル
時間)と、印字可能までの時間(T1)の関係を説明す
る図である。
【図26】更に第3の実施形態の他の処理を説明するフ
ローチャートである。
【図27】更に第3の実施形態の他の処理を説明するフ
ローチャートである。
【図28】パッチ生成可能までの時間(必須イニシャル
時間)、及び印字可能までの時間(T1)を説明するパ
ッチ印字の際の具体例を示す図である。
【図29】更に第3の実施形態の他の処理を説明するフ
ローチャートである。
【図30】更に第3の実施形態の他の処理を説明するフ
ローチャートである。
【図31】各パッチの具体的な構成図である。
【図32】濃度測定センサの具体的な構成図である。
【図33】第5の実施形態を説明する図である。
【図34】第5の実施形態の処理方法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
11 プリンタ装置 12 装置本体上部 13 装置本体下部 14 オペレーションパネル 14a 液晶ディスプレイ 14b 操作部 15 排紙部 16 排紙ロール 17 フロントカバー 18 給紙カセット 18a 取手 19 MPF(マルチペーパーフィーダー)の装着部 20 カバー 21 画像形成部 22 両面印刷用搬送ユニット 23 給紙部 24〜27 画像形成ユニット 30 感光体ドラム 31a 帯電器 31b 印字ヘッド 31c 現像ロール 31d 転写器 31e クリーナ 32 待機ロール 33 搬送ベルト 34 駆動ロール 34´従動ロール 35 給紙コロ 36 定着ユニット 36a、36b 熱ロール 36c クリーナ 40a〜40e 搬送ロール 41 切換部 42 搬送ロール 45 濃度測定センサ 51 インターフェイス(I/F) 52 CPU 53 EEPROM 54 ROM 55 プリントコントローラ 56 プリンタ印字部 57 フレームメモリ 57Y、57M、57C、57K 記憶エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 303 G03G 21/00 376 21/16 510 21/14 B41J 3/00 B 21/00 376 G03G 15/00 554 510 21/00 372 (72)発明者 山崎 修一 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 浅古 健一郎 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 安藤 英樹 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 Fターム(参考) 2C262 AA04 AB15 FA02 FA05 FA13 GA02 GA40 GA42 2G059 AA01 BB10 DD20 EE02 FF01 GG02 HH01 JJ19 KK03 MM03 MM09 MM10 MM12 MM14 2H027 DA09 DA26 DE02 DE07 DE09 EA20 EB04 EC03 EC06 EC18 EC20 ED07 EE07 EE08 EF06 FA28 FB07 FB19 HA07 HB06 2H030 AA01 AA02 AA07 AB02 AD06 AD13 AD16 BB44 BB56 2H071 AA15 AA20 BA04 BA13 BA14 BA17 BA42 DA23 DA31 DA32 EA18

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ロールと従動ロールの少なくとも2
    個のロールに掛け渡され、循環移動する転写ベルトと、 装置本体に対し着脱自在に設けられ、前記転写ベルトの
    外周面に沿って配設され、それぞれ異なる色トナーで画
    像形成する複数の画像形成ユニットとを有し、前記転写
    ベルト上に順次重ね画像を形成した後、用紙に一括転写
    する電子写真式のカラー画像形成装置であって、 画像形成空白領域を有し、画像形成装置の基準となる印
    刷色で画像形成される複数種類の基準色テスト印字パタ
    ーンと、該基準色テスト印字パターンの前記画像形成空
    白領域を印字位置ずれ方向に対して種々の割合で埋める
    べく前記基準色テスト印字パターンに対応し、画像形成
    位置を調整する所定の被調整色で画像形成される複数種
    類の調整色テスト印字パターンとを少なくとも記憶する
    記憶手段と、 該記憶手段から前記複数種類の基準色テスト印字パター
    ンと前記複数種類の調整色テスト印字パターンとを所定
    の順序で呼び出して対応色の前記画像形成ユニットに転
    送して前記転写ベルトの移動方向に沿って該転写ベルト
    上に順次前記基準色テスト印字パターンと前記調整色テ
    スト印字パターンとの重ね画像を形成すべく制御するテ
    スト印字パターン画像形成制御手段と、 前記転写ベルト上に形成された前記重ね画像の濃度を検
    出する濃度センサと、 該濃度センサに基づく各重ね画像パターン毎のパターン
    全体の濃度平均値を比較し、その値が極値となる特定の
    重ね画像パターンを少なくとも比較判断することに基づ
    いて、前記画像ユニットによる前記調整色の画像形成位
    置の位置ずれ方向と補正すべき補正値を判断する補正値
    演算手段と、 該補正値演算手段による補正値に応じて、前記調整色の
    画像ユニットにおける画像形成処理を調整する自動位置
    ずれ補正手段とを備え、 カラー画像形成位置調整を実行する際、前記テスト印字
    パターン画像形成制御手段が前記記憶手段から前記基準
    色テスト印字パターンと前記調整色テスト印字パターン
    の中から必要最小数の対応パターンを呼び出して重ね画
    像を形成させる予備確認モードを実行し、次に前記補正
    値演算手段の補正値に基づいて前記テスト印字パターン
    画像形成制御手段が前記複数種類の基準色テスト印字パ
    ターンと前記複数種類の調整色テスト印字パターンとの
    組み合わせから成る対応パターンを呼び出して重ね画像
    を形成させる本確認モードを必要に応じて実行し、該本
    確認モードが実行されると前記補正値演算手段による補
    正値に応じて前記自動位置ずれ補正手段が前記調整色の
    画像ユニットにおける画像形成処理を調整し、引き続き
    再度前記予備確認モードを実行させるべく処理工程を踏
    むことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 駆動ロールと従動ロールの少なくとも2
    個のロールに掛け渡され、循環移動する搬送ベルトと、 装置本体に対し着脱自在に設けられ、前記搬送ベルトの
    外周面に沿って配設され、それぞれ異なる色トナーで画
    像形成する複数の画像形成ユニットとを有し、 前記搬送ベルト上に担持される用紙上に順次重ね画像を
    形成する電子写真式のカラー画像形成装置であって、 画像形成空白領域を有し、画像形成装置の基準となる印
    刷色で画像形成される複数種類の基準色テスト印字パタ
    ーンと、該基準色テスト印字パターンの前記画像形成空
    白領域を印字位置ずれ方向に対して種々の割合で埋める
    べく前記基準色テスト印字パターンに対応し、画像形成
    位置を調整する所定の被調整色で画像形成される複数種
    類の調整色テスト印字パターンとを少なくとも記憶する
    記憶手段と、 該記憶手段から前記複数種類の基準色テスト印字パター
    ンと前記複数種類の調整色テスト印字パターンとを所定
    の順序で呼び出して対応色の前記画像形成ユニットに転
    送して前記搬送ベルトの移動方向に沿って該搬送ベルト
    上に順次前記基準色テスト印字パターンと前記調整色テ
    スト印字パターンとの重ね画像を形成すべく制御するテ
    スト印字パターン画像形成制御手段と、 前記搬送ベルト上に形成された前記重ね画像の濃度を検
    出する濃度センサと、 該濃度センサに基づく各重ね画像パターン毎のパターン
    全体の濃度平均値を比較し、その値が極値となる特定の
    重ね画像パターンを少なくとも比較判断することに基づ
    いて、前記画像ユニットによる前記調整色の画像形成位
    置の位置ずれ方向と補正すべき補正値を判断する補正値
    演算手段と、 該補正値演算手段による補正値に応じて、前記調整色の
    画像ユニットにおける画像形成処理を調整する自動位置
    ずれ補正手段とを備え、 カラー画像形成位置調整を実行する際、前記テスト印字
    パターン画像形成制御手段が前記記憶手段から前記基準
    色テスト印字パターンと前記調整色テスト印字パターン
    の中から必要最小数の対応パターンを呼び出して重ね画
    像を形成させる予備確認モードを実行し、次に前記補正
    値演算手段の補正値に基づいて前記テスト印字パターン
    画像形成制御手段が前記複数種類の基準色テスト印字パ
    ターンと前記複数種類の調整色テスト印字パターンとの
    組み合わせから成る対応パターンを呼び出して重ね画像
    を形成させる本確認モードを必要に応じて実行し、該本
    確認モードが実行されると前記補正値演算手段による補
    正値に応じて前記自動位置ずれ補正手段が前記調整色の
    画像ユニットにおける画像形成処理を調整し、引き続き
    再度前記予備確認モードを実行させるべく処理工程を踏
    むことを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記予備確認モードを実行後に前記本確
    認モードを実行するか否かの判定基準よりも、前記本確
    認モードを実行後の前記再度の予備確認モードの実行後
    の判定基準を緩く設定してある請求項1、又は2記載の
    カラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記装置本体が開閉自在に構成され、前
    記カラー画像形成位置調整の実行を、少なくとも前記装
    置本体の開成後に閉成動作が行われた際に実行する請求
    項1、又は2記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 駆動ロールと従動ロールの少なくとも2
    個のロールに掛け渡され、循環移動する転写ベルトと、 装置本体に対して着脱自在に設けられ、前記転写ベルト
    の外周面に沿って配設され、それぞれ異なる色トナーで
    画像形成する複数の画像形成ユニットとを有し、 前記転写ベルト上に順次重ね画像を形成した後、用紙に
    一括転写する電子写真式のカラー画像形成装置であっ
    て、 画像形成空白領域を有し、画像形成装置の基準となる印
    刷色で画像形成される複数種類の基準色テスト印字パタ
    ーンと、該基準色テスト印字パターンの前記画像形成空
    白領域を印字位置ずれ方向に対して種々の割合で埋める
    べく前記基準色テスト印字パターンに対応し、画像形成
    位置を調整する所定の被調整色で画像形成される複数種
    類の調整色テスト印字パターンとを少なくとも記憶する
    記憶手段と、 該記憶手段から前記複数種類の基準色テスト印字パター
    ンと前記複数種類の調整色テスト印字パターンとを所定
    の順序で呼び出して対応色の前記画像形成ユニットに転
    送して前記転写ベルトの移動方向に沿って該転写ベルト
    上に順次前記基準色テスト印字パターンと前記調整色テ
    スト印字パターンとの重ね画像を形成すべく制御するテ
    スト印字パターン画像形成制御手段と、 前記転写ベルト上に形成された前記重ね画像の濃度を検
    出する濃度センサと、 該濃度センサに基づく各重ね画像パターン毎のパターン
    全体の濃度平均値を比較し、その値が極値となる特定の
    重ね画像パターンを少なくとも比較判断することに基づ
    いて、前記画像ユニットによる前記調整色の画像形成位
    置の位置ずれ方向と補正すべき補正値を判断する補正値
    演算手段と、 該補正値演算手段による補正値に応じて、前記調整色の
    画像ユニットにおける画像形成処理を調整する自動位置
    ずれ補正手段とを備え、 前記補正値演算手段は、複数の重ね画像パターンの全体
    濃度平均値の大小の関係から、前記極値となる特定の画
    像パターンと、それに対して位置ずれ方向に隣り合う重
    ね画像パターンとの間に真の位置ずれ補正値を見いだす
    補正値推定手段を備えることを特徴とするカラー画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 駆動ロールと従動ロールの少なくとも2
    個のロールに掛け渡され、循環移動する搬送ベルトと、 装置本体に対して着脱自在に設けられ、前記搬送ベルト
    の外周面に沿って配設され、それぞれ異なる色トナーで
    画像形成する複数の画像形成ユニットとを有し、 前記搬送ベルト上に担持される用紙上に順次重ね画像を
    形成する電子写真式のカラー画像形成装置であって、 画像形成空白領域を有し、画像形成装置の基準となる印
    刷色で画像形成される複数種類の基準色テスト印字パタ
    ーンと、該基準色テスト印字パターンの前記画像形成空
    白領域を印字位置ずれ方向に対して種々の割合で埋める
    べく前記基準色テスト印字パターンに対応し、画像形成
    位置を調整する所定の被調整色で画像形成される複数種
    類の調整色テスト印字パターンとを少なくとも記憶する
    記憶手段と、 該記憶手段から前記複数種類の基準色テスト印字パター
    ンと前記複数種類の調整色テスト印字パターンとを所定
    の順序で呼び出して対応色の前記画像形成ユニットに転
    送して前記搬送ベルトの移動方向に沿って該搬送ベルト
    上に順次前記基準色テスト印字パターンと前記調整色テ
    スト印字パターンとの重ね画像を形成すべく制御するテ
    スト印字パターン画像形成制御手段と、 前記搬送ベルト上に形成された前記重ね画像の濃度を検
    出する濃度センサと、 該濃度センサに基づく各重ね画像パターン毎のパターン
    全体の濃度平均値を比較し、その値が極値となる特定の
    重ね画像パターンを少なくとも比較判断することに基づ
    いて、前記画像ユニットによる前記調整色の画像形成位
    置の位置ずれ方向と補正すべき補正値を判断する補正値
    演算手段と、 該補正値演算手段による補正値に応じて、前記調整色の
    画像ユニットにおける画像形成処理を調整する自動位置
    ずれ補正手段とを備え、 前記補正値演算手段は、複数の重ね画像パターンの全体
    濃度平均値の大小の関係から、前記極値となる特定の画
    像パターンと、それに対して位置ずれ方向に隣り合う重
    ね画像パターンとの間に真の位置ずれ補正値を見いだす
    補正値推定手段を備えることを特徴とするカラー画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記補正値推定手段は、前記極値となる
    重ね画像が存在しても該重ね画像を補正値とすることな
    く、次に極値となる重ね画像との濃度の差を計算し、該
    重ね画像間の位置を補正値とすることを特徴とする請求
    項5、又は6記載のカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記補正値推定手段は、前記極値となる
    重ね画像が存在しても該重ね画像を補正値とすることな
    く、次に極値となる重ね画像との濃度の差を計算し、該
    重ね画像の濃度差の比に従った補正値とすることを特徴
    とする請求項5、又は6記載のカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記補正値推定手段は、濃度を縦軸に位
    置ずれ方向を横軸として前記各重ね画像パターンの全体
    濃度平均値をプロットして得られる傾きの異なる2つの
    近似直線を計算し、該2つの近似直線の交点の横軸座標
    を位置ずれ補正値とすることを特徴とする請求項5、又
    は6記載のカラー画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記補正値推定手段は、濃度を縦軸に
    位置ずれ方向を横軸として前記各重ね画像パターンの全
    体濃度平均値をプロットして得られる傾きの異なる2つ
    の近似直線を計算し、該2つの近似直線のうち計算に当
    たって採用した前記全体濃度平均値の数が多いほうの近
    似直線を正とし、該近似直線の傾きの負数を傾きとすべ
    く他方の近似直線を変形し該正の近似直線と該変形した
    近似直線の交点の横軸座標を位置ずれ補正値とすること
    を特徴とする請求項5、又は6記載のカラー画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 駆動ロールと従動ロールの少なくとも
    2個のロールに掛け渡され、循環移動する転写ベルト
    と、 装置本体に対して着脱自在に設けられ、前記転写ベルト
    の外周面に沿って配設され、それぞれ異なる色トナーで
    画像形成する複数の画像形成ユニットとを有し、 前記転写ベルト上に順次重ね画像を形成した後、用紙に
    一括転写する電子写真式のカラー画像形成装置であっ
    て、 各印刷色毎に画像形成される複数種類の濃度テスト印字
    パターンを少なくとも記憶する記憶手段と、 該記憶手段から前記複数種類の濃度テスト印字パターン
    を所定の順序で呼び出して対応色の前記画像形成ユニッ
    トに転送して前記転写ベルトの移動方向に沿って該転送
    ベルト上に順次前記濃度テスト印字パターンを形成すべ
    く制御する濃度テスト印字パターン画像形成制御手段
    と、 前記転写ベルト上に形成された前記濃度テスト印字パタ
    ーンの濃度を検出する濃度センサと、 該濃度センサに基づく各濃度テスト印字パターン毎のパ
    ターン全体の濃度平均値を基準値と比較することに基づ
    いて、基準濃度に設定すべく画像形成のためのプロセス
    条件を設定するプロセス条件設定手段と、 該プロセス条件設定手段による設定に基づいて、前記画
    像ユニットにおける画像形成処理を実行させる自動画像
    形成濃度補正手段とを備え、 カラー画像形成濃度調整を実行するに当たっては、前記
    濃度テスト印字パターン画像形成制御手段が前記記憶手
    段から前記濃度テスト印字パターンの中から必要最小数
    の対応パターンを呼び出して画像を形成させる予備確認
    モードを実行し、次に基準濃度とのずれがあると判断さ
    れた場合に、所定色の前記複数種類の濃度テスト印字パ
    ターンを形成させる本確認モードを実行し、該本確認モ
    ードが実行されると前記プロセス条件設定手段による設
    定に基づいて前記所定色の画像ユニットにおける画像形
    成処理を実行調整し、引き続き再度前記予備確認モード
    を実行させるべく処理工程を踏むことを特徴とするカラ
    ー画像形成装置。
  12. 【請求項12】 駆動ロールと従動ロールの少なくとも
    2個のロールに掛け渡され、循環移動する搬送ベルト
    と、 装置本体に対して着脱自在に設けられ、前記搬送ベルト
    の外周面に沿って配設され、それぞれ異なる色トナーで
    画像形成する複数の画像形成ユニットとを有し、 前記搬送ベルト上に担持される用紙上に順次重ね画像を
    形成する電子写真式のカラー画像形成装置であって、 各印刷色毎に画像形成される複数種類の濃度テスト印字
    パターンを少なくとも記憶する記憶手段と、 該記憶手段から前記複数種類の濃度テスト印字パターン
    を所定の順序で呼び出して対応色の前記画像形成ユニッ
    トに転送して前記搬送ベルトの移動方向に沿って該搬送
    ベルト上に順次前記濃度テスト印字パターンを形成すべ
    く制御する濃度テスト印字パターン画像形成制御手段
    と、 前記搬送ベルト上に形成された前記濃度テスト印字パタ
    ーンの濃度を検出する濃度センサと、 該濃度センサに基づく各濃度テスト印字パターン毎のパ
    ターン全体の濃度平均値を基準値と比較することに基づ
    いて、基準濃度に設定すべく画像形成のためのプロセス
    条件を設定するプロセス条件設定手段と、 該プロセス条件設定手段による設定に基づいて、前記画
    像ユニットにおける画像形成処理を実行させる自動画像
    形成濃度補正手段とを備え、 カラー画像形成濃度調整を実行するに当たっては、前記
    濃度テスト印字パターン画像形成制御手段が前記記憶手
    段から前記濃度テスト印字パターンの中から必要最小数
    の対応パターンを呼び出して画像を形成させる予備確認
    モードを実行し、次に基準濃度とのずれがあると判断さ
    れた場合に、所定色の前記複数種類の濃度テスト印字パ
    ターンを形成させる本確認モードを実行し、該本確認モ
    ードが実行されると前記プロセス条件設定手段による設
    定に基づいて前記所定色の画像ユニットにおける画像形
    成処理を実行調整し、引き続き再度前記予備確認モード
    を実行させるべく処理工程を踏むことを特徴とするカラ
    ー画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記転写ベルトは開閉自在な装置本体
    に設けられ、前記画像形成ユニットは前記装置本体の開
    成時に着脱自在に設けられている請求項1、5、又は1
    1記載のカラー画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記搬送ベルトは開閉自在な装置本体
    に設けられ、前記画像形成ユニットは前記装置本体の開
    成時に着脱自在に設けられている請求項2、6、又は1
    2記載のカラー画像形成装置。
  15. 【請求項15】 駆動ロールと従動ロールの少なくとも
    2個のロールに掛け渡され、循環移動する搬送ベルト
    と、 装置本体に対して着脱自在に設けられ、前記搬送ベルト
    の外周面に沿って配設され、それぞれ異なる色トナーで
    画像形成する複数の画像形成ユニットとを有し、 前記搬送ベルト上に担持される用紙上に順次重ね画像を
    形成する電子写真式のカラー画像形成装置であって、 前記用紙上に重ね画像を形成する条件が成立したか判断
    する手段と、 該手段が前記重ね画像を形成する条件が成立しないと判
    断するとき、前記搬送ベルト上にテスト印字パターンを
    形成するテスト印字パターン形成手段と、 を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記重ね画像を形成する条件が成立す
    ると判断するとき、該重ね画像の形成を前記テスト印字
    パターンの形成に先だって行うことを特徴とする請求項
    15記載のカラー画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記テスト印字パターンは、レジスト
    用テスト印字パターンと濃度用テスト印字パターンがあ
    り、何れか一方のテスト印字パターンの生成を前記重ね
    画像の形成に先立って行うことを特徴とする請求項15
    記載のカラー画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記テスト印字パターンの形成前に、
    確認パターンの形成を行い、色毎にテスト印字パターン
    の形成順序を設定し、該形成順序に従ってテスト印字パ
    ターンの形成を行うことを特徴とする請求項15記載の
    カラー画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記テスト印字パターンの形成前に、
    確認パターンの形成を行い、しきい値を越えた場合には
    重ね画像の形成前に前記テスト印字パターンの形成を行
    うことを特徴とする請求項15記載のカラー画像形成装
    置。
  20. 【請求項20】 マゼンダ(M)、シアン(C)、イエ
    ロー(Y)、ブラック(B)個々に画像を形成し、合成
    して出力するカラー印刷手段と、 各種命令/ 数値入力が可能な入力手段と、 入力された値を記憶する第1の記憶手段と、 該第1の記憶手段に記憶された値を使用し、印字補正を
    行う演算手段と、 補正値と微調整値を記憶する第2の記憶手段とを有する
    装置であり、 用紙上ではない箇所に得られたレジスト補正値を前記用
    紙上の共通補正値に変換することを特徴とするカラー画
    像形成装置。
JP2001008298A 2000-05-19 2001-01-16 カラー画像形成装置 Expired - Fee Related JP3882507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001008298A JP3882507B2 (ja) 2000-05-19 2001-01-16 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-147420 2000-05-19
JP2000147420 2000-05-19
JP2001008298A JP3882507B2 (ja) 2000-05-19 2001-01-16 カラー画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002040746A true JP2002040746A (ja) 2002-02-06
JP3882507B2 JP3882507B2 (ja) 2007-02-21

Family

ID=26592186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001008298A Expired - Fee Related JP3882507B2 (ja) 2000-05-19 2001-01-16 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3882507B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003082587A1 (fr) * 2002-03-29 2003-10-09 Olympus Corporation Diagramme d'essai, systeme et procede pour l'analyse de caracteristiques geometriques, imprimante, et imprimante a jet d'encre
WO2004066032A1 (ja) * 2003-01-24 2004-08-05 Hamamatsu Photonics K.K. 多重画像形成位置ずれ検出装置、画像濃度検出装置及び多重画像形成装置
JP2005234448A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7055928B2 (en) 2002-11-29 2006-06-06 Ricoh Company, Ltd. Alignment pattern detecting sensor, method of determining acceptance width of the alignment pattern detecting sensor, method of forming alignment pattern, and image forming apparatus
US7139511B2 (en) 2003-03-14 2006-11-21 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, method of calculating amount of toner transfer, methods of converting regular reflection output and diffuse reflection output, method of converting amount of toner transfer, apparatus for detecting amount of toner transfer, gradation pattern, and methods of controlling toner density and image density
JP2007148011A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びパターン生成制御方法
CN100419584C (zh) * 2004-09-14 2008-09-17 三星电子株式会社 颜色对准控制方法和利用该方法的成像装置
US7443535B2 (en) 2002-03-25 2008-10-28 Ricoh Company, Limited Misalignment correction pattern formation method and misalignment correction method
JP2008309931A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Casio Electronics Co Ltd 画像形成位置調整方法及びそれを備えたカラー画像形成装置
JP2011033767A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Brother Industries Ltd 画像形成装置
JP2017194408A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナー量検知センサー、および画像形成装置

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7443535B2 (en) 2002-03-25 2008-10-28 Ricoh Company, Limited Misalignment correction pattern formation method and misalignment correction method
US8279491B2 (en) 2002-03-25 2012-10-02 Ricoh Company, Limited Color image formation apparatus for forming a reference pattern with a plurality of lines having a black color as reference color and for correcting misalignment with respect to the reference pattern
US7419230B2 (en) 2002-03-29 2008-09-02 Olympus Corporation Test chart geometrical characteristic analysis system geometrical characteristic analysis method printer and ink-jet printer
WO2003082587A1 (fr) * 2002-03-29 2003-10-09 Olympus Corporation Diagramme d'essai, systeme et procede pour l'analyse de caracteristiques geometriques, imprimante, et imprimante a jet d'encre
US7438379B2 (en) 2002-11-29 2008-10-21 Ricoh Company, Ltd. Alignment pattern detecting sensor, method of determining acceptance width of the alignment pattern detecting sensor, method of forming alignment pattern, and image forming apparatus
US7055928B2 (en) 2002-11-29 2006-06-06 Ricoh Company, Ltd. Alignment pattern detecting sensor, method of determining acceptance width of the alignment pattern detecting sensor, method of forming alignment pattern, and image forming apparatus
CN100405230C (zh) * 2003-01-24 2008-07-23 浜松光子学株式会社 多重图像形成位置偏移检测装置、图像浓度检测装置以及多重图像形成装置
WO2004066032A1 (ja) * 2003-01-24 2004-08-05 Hamamatsu Photonics K.K. 多重画像形成位置ずれ検出装置、画像濃度検出装置及び多重画像形成装置
US7398026B2 (en) 2003-03-14 2008-07-08 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for controlling an image density
US7773899B2 (en) 2003-03-14 2010-08-10 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and method of calculating an amount of toner transfer by converting diffuse reflection output into a conversion value
US7305195B2 (en) 2003-03-14 2007-12-04 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, method of calculating amount of toner transfer, methods of converting regular reflection output and diffuse reflection output, method of converting amount of toner transfer, apparatus for detecting amount of toner transfer, gradation pattern, and methods of controlling toner density and image density
US7139511B2 (en) 2003-03-14 2006-11-21 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, method of calculating amount of toner transfer, methods of converting regular reflection output and diffuse reflection output, method of converting amount of toner transfer, apparatus for detecting amount of toner transfer, gradation pattern, and methods of controlling toner density and image density
US7526219B2 (en) 2003-03-14 2009-04-28 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and method of calculating an amount of toner transfer by converting regular reflection output into a normalized value
US7546046B2 (en) 2003-03-14 2009-06-09 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for controlling an image density
JP2005234448A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4689173B2 (ja) * 2004-02-23 2011-05-25 株式会社リコー 画像形成装置
CN100419584C (zh) * 2004-09-14 2008-09-17 三星电子株式会社 颜色对准控制方法和利用该方法的成像装置
JP2007148011A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びパターン生成制御方法
JP2008309931A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Casio Electronics Co Ltd 画像形成位置調整方法及びそれを備えたカラー画像形成装置
JP2011033767A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Brother Industries Ltd 画像形成装置
US8417132B2 (en) 2009-07-31 2013-04-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2017194408A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナー量検知センサー、および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3882507B2 (ja) 2007-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7486414B2 (en) Image forming device, pattern formation method and storage medium storing its program
US6718145B2 (en) Image forming apparatus capable of determining type of recording sheet to prevent sheet jam
US7817947B2 (en) Image forming apparatus and correction method of color-misregistration in an image
US7509065B2 (en) Image forming apparatus and control method for the same
US20050217162A1 (en) Accessory devices for firearms
JP5100174B2 (ja) 画像形成装置
US8086122B2 (en) Image forming apparatus, image adjusting method
US20130003084A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
US6975414B2 (en) Electrophotographic recording device
JP2002148890A (ja) カラー画像形成位置調整装置
US8639134B2 (en) Image forming apparatus that enables reducing time required for adjustment operation
JP3882507B2 (ja) カラー画像形成装置
JP5258850B2 (ja) 画像形成装置
JP2002072612A (ja) カラー画像形成位置調整装置
US9933740B2 (en) Image forming apparatus that generates conversion condition based on measurement result and first coefficient, and where chromatic color image is formed after predetermined number of monochrome images, generates conversion condition based on new measurement result and second coefficient
JP2011145350A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US20130050718A1 (en) Image forming apparatus
JP2000267508A (ja) 画像形成装置
US20100189451A1 (en) Image-Forming Device
US8041274B2 (en) Image forming system
US8111272B2 (en) Method for compensating misalignment errors in electrophotographic device
US11422496B2 (en) Image forming apparatus
US11953852B2 (en) Image forming apparatus
US20210356892A1 (en) Image forming apparatus and image quality adjustment method
JP2002091119A (ja) カラー画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees