JP2004012712A - テーブル型ディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撓みの少ない構成のスクリーンを用いて大画面表示時に繋ぎ目が目立たない高解像度表示を実現するようにしたテーブル型ディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタ1L,1Rと、プロジェクタ1L,1Rのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個の反射ミラー2L,2Rと、反射ミラー2L,2Rによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーン3とから成るテーブル型ディスプレイ装置では、スクリーン3は、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材7と、プロジェクタ1L,1Rのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シート9と、像を結像する拡散スクリーン8とを具備して成る。
【選択図】 図2
【解決手段】画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタ1L,1Rと、プロジェクタ1L,1Rのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個の反射ミラー2L,2Rと、反射ミラー2L,2Rによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーン3とから成るテーブル型ディスプレイ装置では、スクリーン3は、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材7と、プロジェクタ1L,1Rのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シート9と、像を結像する拡散スクリーン8とを具備して成る。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数個のプロジェクタから画像を形成するための光束を水平設置型のスクリーン上に投写することにより大画面表示時に高解像度表示を実現し得るようにしたテーブル型ディスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水平設置型のスクリーン上に画像を形成するための光束を投写するようにした従来のテーブル型ディスプレイ装置としては、例えば、10インチ〜14インチ程度の1つのLCDパネルをテーブル状筺体の水平面に埋め込んでLCDパネルに画像を表示するタイプのものや図18に示すタイプのものがある。図18に示す従来のテーブル型ディスプレイ装置は、特開2000−305079号公報の図3に記載されたものに対応しており、画像を形成するための光束を投写する1個のプロジェクタ51と、プロジェクタ51から投写される光束の光路を2回曲げるための2個の反射ミラー52,53と、これら反射ミラー52,53によって光路を2回曲げられた光束を投写される水平設置型の透過型スクリーン54とを同一の筺体55に内蔵して成り、筺体55は机形状に構成され、透過型スクリーン54は机面(テーブル面)を構成している。
【0003】
図18に示す従来のテーブル型ディスプレイ装置は、1個のプロジェクタ51から投写される光束を2個の反射ミラー52,53を介して透過型スクリーン54上に投写する構造を採用しているため、プロジェクタの解像度とスクリーン上の表示解像度とは同一になる。そのため、例えばXGA(1024×768画素)の解像度を有するプロジェクタを用いたとしても、スクリーン上の解像度はXGAにしかならず、スクリーンを大画面化した場合には、却って表示される画像がぼけて見にくくなってしまう。したがって、上記従来のディスプレイ装置では、大画面表示時に高解像度表示を実現することは困難である。
【0004】
ディスプレイ装置において大画面表示時に高解像度表示を実現する方法としては、例えば本願出願人が先に出願した特開平9−326981号公報に記載されているように、複数個のプロジェクタからの画像を形成するための光束をそれぞれ大画面に構成したスクリーンの所定領域に投写することにより、スクリーン全体で1つの画像を表示する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
大画面に構成したスクリーンを水平設置してテーブル型ディスプレイ装置を構成した場合、スクリーンの自重によってスクリーンが撓んだり、スクリーン上に観察者の体重の一部または全部が掛かることによりスクリーンが撓んだりすることがあり、その場合には表示画像が歪んだりぼけたりして表示品質が劣化するので、スクリーンの撓みを少なくする必要がある。
また、複数個のプロジェクタからの画像を形成するための光束をそれぞれ大画面に構成したスクリーンの所定領域に投写した場合、各領域の周辺部での光束の入射角が中央部での光束の入射角に比べて大きくなるので、隣接領域の境界部が暗く見えて繋ぎ目が目立ったり、観察者の立つ位置によって表示画像の見え方が異なってしまうことになる。
【0006】
本発明は、撓みの少ない構成のスクリーンを用いて大画面表示時に高解像度表示を実現するようにしたテーブル型ディスプレイ装置を提供することを第1の目的とする。
本発明は、撓みの少ない構成のスクリーンを用いて大画面表示時に繋ぎ目が目立たない高解像度表示を実現するようにしたテーブル型ディスプレイ装置を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するため、請求項1に記載の第1発明は、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタと、該複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個の反射ミラーと、該複数N個の反射ミラーによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーンとから成るテーブル型ディスプレイ装置であって、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、像を結像する拡散スクリーンとを具備して成ることを特徴とする。
【0008】
上記第2の目的を達成するため、請求項2に記載の第2発明は、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタと、該複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個の反射ミラーと、該複数N個の反射ミラーによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーンとから成るテーブル型ディスプレイ装置であって、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シートと、像を結像する拡散スクリーンとを具備して成ることを特徴とする。
【0009】
上記第2の目的を達成するため、請求項3に記載の第3発明は、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタと、該複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個の反射ミラーと、該複数N個の反射ミラーによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーンとから成るテーブル型ディスプレイ装置であって、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シートと、像を結像する透過型の拡散シートと、該拡散シートを保護するための保護ガラスとを具備して成ることを特徴とする。
【0010】
前記光学シートは、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化するために、請求項4に記載のように、フレネルレンズであること、請求項5に記載のように、レンチキュラーシートであること、請求項6に記載のように、前記拡散スクリーンの表示面の2次元方向の一方向にレンズを配列したレンチキュラーシートおよび前記2次元方向の他方向にレンズを配列したレンチキュラーシートより成ること、請求項7に記載のように、ビーズスクリーンであること、あるいは、請求項8に記載のように、ホログラフィスクリーンであることが望ましい。また、前記光学シートは、吸湿に伴い伸び縮みすることを防止するため、請求項19に記載のように、前記透明ベース部材と、前記拡散スクリーンと、前記スクリーンフレームとにより密閉構造になっていることが望ましい。
【0011】
前記透明ベース部材は、前記スクリーンの撓みを少なくするために、請求項9に記載のように、合わせガラスであること、請求項10に記載のように、熱強化ガラスであること、あるいは、請求項11に記載のように、アクリル板であることが望ましい。
【0012】
前記拡散スクリーンは、透過型スクリーンとして機能するとともに構成部材としてガラスを使用した場合の破損時の安全性を確保するために、請求項12に記載のように、合わせガラスに拡散層を設けて成る拡散スクリーンであること、あるいは、請求項13に記載のように、熱強化ガラスに拡散層を設けて成る拡散スクリーンであることが望ましい。
【0013】
前記保護ガラスは、ガラス破損時に拡散シートを保護するために、請求項14に記載のように、合わせガラスであること、あるいは、請求項15に記載のように、熱強化ガラスであることが望ましい。
【0014】
前記光学シートおよび前記拡散シートは、弛みを防止するために、請求項16に記載のように、所定量の張力を掛けられていることが望ましい。
【0015】
前記保護ガラスは、スクリーン表面の汚れや傷付きを防止するとともにスクリーン上に液体がこぼれた場合に拡散スクリーンに液体が回り込むことを防止するために、請求項17に記載のように、装置最上部に配置されるとともに、該保護ガラスの下層に配置される各種部材を保持するスクリーンフレームに対してシール材で接着されることが望ましい。
【0016】
前記保護ガラスは、メンテナンス性を良好にするために、請求項18に記載のように、単独で交換可能な構造になっていることが望ましい。
【0017】
【発明の効果】
第1発明においては、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束は、複数N個の反射ミラによって光路を曲げられた後、水平設置型のスクリーンの所定領域にそれぞれ投写されるが、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、像を結像する拡散スクリーンとを具備して成るので、大画面化した場合であってもスクリーンの撓みが少ない構成となる。したがって、撓みの少ない構成のスクリーンを用いて大画面表示時に高解像度表示を実現するようにしたテーブル型ディスプレイ装置を提供することができる。
【0018】
第2発明においては、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束は、複数N個の反射ミラによって光路を曲げられた後、水平設置型のスクリーンの所定領域にそれぞれ投写されるが、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シートと、像を結像する拡散スクリーンとを具備して成るので、大画面化した場合であってもスクリーンの撓みが少ない構成となるとともに、拡散スクリーンに投写される光束がほぼ均一化されることになる。したがって、撓みの少ない構成のスクリーンを用いて大画面表示時に繋ぎ目が目立たない高解像度表示を実現するようにしたテーブル型ディスプレイ装置を提供することができる。
【0019】
第3発明においては、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束は、複数N個の反射ミラーによって光路を曲げられた後、水平設置型のスクリーンの所定領域にそれぞれ投写されるが、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シートと、像を結像する透過型の拡散シートと、該拡散シートを保護するための保護ガラスとを具備して成るので、大画面化した場合であってもスクリーンの撓みが少ない構成となるとともに、拡散スクリーンに投写される光束がほぼ均一化されることになる。したがって、撓みの少ない構成のスクリーンを用いて大画面表示時に繋ぎ目が目立たない高解像度表示を実現するようにしたテーブル型ディスプレイ装置を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図1に示すように、画像を形成するための光束を投写する複数M個(図示例では2個)のリア投写方式のプロジェクタ1L,1Rと、プロジェクタ1L,1Rのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個(図示例ではN=M=2個)の反射ミラー2L,2Rと、反射ミラー2L,2Rによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーン3と、前記各構成要素を収納するテーブル型の筺体4と、筺体4の内部に結合されるフレーム5と、フレーム5の上部に結合されるスクリーンフレーム6とを具備して成り、上記スクリーン3は、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材7と、像を結像する拡散スクリーン8とを具備して成る。上記反射ミラー2L,2Rは、図示しない支持部材によって筺体4内のフレーム5等に支持されている。なお、上記反射ミラー2L,2Rは、プロジェクタ1L,1Rが水平設置の場合は、2枚の反射ミラー2L,2Rの代わりに大きな1枚の共通ミラーを用いる構成としてもよい。
【0021】
上記プロジェクタ1L,1Rは、図示しない支持部材によって筺体4内に水平に支持されている。上記プロジェクタ1L,1Rとしては、高解像度のプロジェクタを用いるものとし、本実施形態ではSXGA(1280*1024画素)の解像度を有するプロジェクタを用いるが、代わりに、XGA(1024*768画素)の解像度を有するプロジェクタを用いてもよい。なお、上記プロジェクタ1L,1Rはそれぞれ、拡散スクリーン8を図1の前後方向に2分割した左右半面領域全体に光束を投写し得るように配置するものとする。その際、半面領域の隣接部分において光束をオーバーラップさせて表示しても、オーバーラップ無しで表示しても良いが、オーバーラップさせて表示する場合には、表示画面全体の解像度は2台分(2048*1280画素)より小さくなる。
【0022】
上記透明ベース部材7としては、ガラスやアクリル樹脂等の透明部材を用いることができるが、熱強化ガラス、アクリル板の何れかを用いるのが好ましい。上記透明ベース部材7の厚さは、その上部に加えられる荷重を考慮して決定するものとし、スクリーン3上に観察者が乗ることを想定して、例えば成人男子の平均体重(約63Kg)に所定余裕分を加えた合計荷重が加わったときにスクリーン3が撓まないような厚さを有する透明ベース部材7を選定するものとする。
【0023】
上記拡散スクリーン8としては、透過型スクリーンとして機能するとともに、構成部材としてガラスを使用した場合の破損時の安全性を確保するために、合わせガラスに拡散層を設けて成る拡散スクリーンまたは熱強化ガラスに拡散層を設けて成る拡散スクリーンを用いるものとする。
【0024】
上記本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、例えば、装置上部に形成されるテーブル面の横(図示左右方向)が約2000mmで、縦(図示前後方向)が約1600mmで、装置の高さ(図示上下方向)が約1000mmで、スクリーン3のサイズが約70インチに構成されている。そのため、観察者とテーブル型ディスプレイ装置のスクリーン3との位置関係は、例えば図2に示すようになる。
【0025】
次に、本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置における大画面表示時の高解像度表示動作を説明する。なお、以下においては、スクリーン3上でオーバーラップ表示を行わない場合について説明するが、オーバーラップ表示を行う場合には、「オーバーラップ部分の画像をスムーズに繋ぐ画像処理」が加わるだけである。
【0026】
まず、図示しない画像形成装置により、表示すべき画像をプロジェクタの個数分に分割(本実施形態の場合、2分割)して高解像度表示データを形成し、次に、これら高解像度表示データのそれそれをプロジェクタ1L,1Rに同期させて出力する。
【0027】
上記高解像度表示データを受けたプロジェクタ1L,1Rは、図1に示すような投写角度および投写距離になるように筺体4内に設置されているため、プロジェクタ1L,1Rから水平方向に投写された画像を形成するための光束のそれぞれは、反射ミラー2L,2Rによって光路を上向きに曲げられる。光路を曲げられた光束は、スクリーン3の下面に投写され、透明ベース部材7を経て拡散スクリーン8の左右半面領域にそれぞれ投写される。その結果、約70インチの大画面にSXGAの2倍の高解像度表示が実現されることになる。
【0028】
その際、本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置のスクリーン3から透明ベース部材7を省いた構成に相当する、特開2000−305079号公報記載のディスプレイ装置では、スクリーンが図3のように撓んだ場合に左右プロジェクタからの光束が平行光に補正されないため、観察者の見る位置によって光の強度が異なるため、影のように見える位置が生じてしまう。したがって、スクリーンの撓みを少なくするために、透明ベース部材を用いてスクリーンを構成することが必要となる。
【0029】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、スクリーン3は、スクリーン3の撓みを少なくするための透明ベース部材7と、像を結像する拡散スクリーン8とを具備し、大画面に構成されているので、スクリーン3上に観察者が乗った場合にもスクリーン3が破損することは無い。したがって、撓みの少ない構成のスクリーン3を用いて大画面表示を行う際に、高解像度表示を実現することができる。
【0030】
図4は本発明の第2実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図1に示す第1実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、スクリーン3の構成を変更したものであり、それ以外の部分は上記第1実施形態と同様に構成する。
【0031】
すなわち、本実施形態のスクリーン3は、スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材7と、像を結像する拡散スクリーン8との間に、プロジェクタ1L,1Rのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する機能を有する光学シート9を挿入して成る。光学シート9としては、フレネルレンズ、レンチキュラーシート、ビーズスクリーン、ホログラフィスクリーンの何れかを用いることができる。なお、本実施形態では、スクリーン3上でオーバーラップ表示を行うとともに、「オーバーラップ部分の画像をスムーズに繋ぐ画像処理」を行うことにより、より一層画像が見やすくなるようにするものとする。
【0032】
オーバーラップ表示を行う場合には、例えば図5に示すようにスクリーンに4個のプロジェクタからの光束を投写する際に、図示上下方向および左右方向にオーバーラップ部が生じる。このとき、図示した位置に立っている観察者は、矢印a,b,cで示すように前方を真っ直ぐに見る場合には、手前が暗く、遠方が暗く見え、明るさはa<b<cとなる。また、見る角度よって、矢印d,eで示すように左右を見る場合には明るく、矢印bのように真っ直ぐに見る場合は暗く見え、明るさはb<d,b<eとなる。
【0033】
ところで、本実施形態のような大画面のテーブル型ディスプレイ装置を構成する場合には、図6に示すように様々な位置に立っている観察者がスクリーン上の表示画像を見る際に、各観察者が同一視野特性になることが要求されるが、オーバーラップ表示を行う場合には、図7(a)に示すように各プロジェクタからの光束を直接的にスクリーンに投写するように構成すると、オーバーラップ部では観察者の視野角によって見え方が変わるため、上記要求に反することになる。そこで、本実施形態では、図7(b)に示すようにスクリーンの構成部材として光束をほぼ均一化する光学シートを用いることにより、スクリーンを出射する光束がスクリーン面に対しほほ垂直になる(言い換えれば、ほぼ平行光になる)ように構成している。
【0034】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、透明ベース部材7と拡散スクリーン8との間に光学シート9を挿入して、拡散スクリーン8に斜め方向から入射した光束がほぼスクリーンを直交する方向に出射するようになって拡散スクリーン8に投写される光束がほぼ均一化される構造としたので、左右半面領域の接続部分が暗くなって繋ぎ目が目立つことはなく、観察者の立つ位置が異なった場合に画像の見え方が変わることもない。したがって、撓みの少ない構成のスクリーン3を用いて大画面表示を行う際に、繋ぎ目が目立たず見やすい高解像度表示を実現することができる。
【0035】
図8は本発明の第3実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図4に示す第2実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、スクリーン3の構成を変更したものであり、それ以外の部分は上記第2実施形態と同様に構成する。
【0036】
すなわち、本実施形態においては、スクリーン3の構成部材である光学シートとして、1枚物の光学シートではなく、拡散スクリーン8の表示面の2次元方向の一方向(図8のX方向)にレンズを配列したレンチキュラーシート9−1および2次元方向の他方向(図8のY方向)にレンズを配列したレンチキュラーシート9−2を積層したものを用いるものとする。なお、本実施形態では、スクリーン3上でオーバーラップ表示を行うとともに、「オーバーラップ部分の画像をスムーズに繋ぐ画像処理」を行うことにより、より一層画像が見やすくなるようにするものとする。
【0037】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、透明ベース部材7と拡散スクリーン8との間にレンチキュラーシート9−1,9−2より成る光学シート9を挿入して、拡散スクリーン8に斜め方向から入射した光束がほぼスクリーンを直交する方向に出射するようになって拡散スクリーン8に投写される光束がほぼ均一化される構造としたので、左右半面領域の接続部分が暗くなって繋ぎ目が目立つことはなく、観察者の立つ位置が異なった場合に画像の見え方が変わることもない。したがって、撓みの少ない構成のスクリーン3を用いて大画面表示を行う際に、繋ぎ目が目立たず見やすい高解像度表示を実現することができる。
【0038】
図9は本発明の第4実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す断面図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図8に示す第3実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、スクリーン3の構成を変更したものであり、それ以外の部分は上記第3実施形態と同様に構成する。
【0039】
すなわち、本実施形態においては、第3実施形態ではスクリーン3の最上部を構成するために用いた1枚物の拡散スクリーン8の代わりに、像を結像する透過型の拡散シート10と、拡散シート10を保護するための保護ガラス11とから成る拡散スクリーン12を用いるようにスクリーン構造を変更するとともに、保護ガラス11の周辺部の上部に、押さえ板13を追加する変更を加えている。なお、本実施形態では、光学シート9として、図示のような2枚のレンチキュラーシート9−1,9−2より成る光学シート9を用いているが、代わりに1枚物の光学シート9を用いてもよい。
【0040】
上記拡散スクリーン12は、図9に示すような拡散シート10および保護ガラス11を独立に設ける構造の他、図10に示すような保護ガラス11として用いた合わせガラス14の下面に拡散層15を形成する構造とすることができ、さらに、ここでは図示しないが、保護ガラス11として用いた熱強化ガラスの下面に拡散層を形成する構造とすることもできる。
【0041】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第3実施形態と同様の効果が得られる上に、1枚物の拡散スクリーン8の代わりに拡散シート10および保護ガラス11より成る拡散スクリーン12を用いたので、高硬度を有するサファイアガラス等を用いる場合と比べて大幅にスクリーン3の製造コストを削減することができる。さらに、スクリーン3の表面に保護ガラス11を設ける構成としたので、スクリーン表面の汚れや傷付きを防止することができる。
【0042】
図11(a),(b)はそれぞれ、本発明の第5実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す断面図およびスクリーンの交換可能部分を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図9に示す第4実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、スクリーン3の一部を交換可能にする変更を加えたものであり、それ以外の部分は上記第4実施形態(1枚物の光学シート9を用いるもの)と同様に構成する。
【0043】
すなわち、本実施形態においては、図11(a)に示すように、保護ガラス11および押さえ板13間にゴムシート16を設け、ゴムシート16上面および押さえ板13下面の接触部、ゴムシート16下面および保護ガラス11上面の接触部、ならびに、ゴムシート16の外周面およびスクリーンフレーム6の内周面の接触部をそれぞれシール材により接着することにより、保護ガラス11を交換可能ユニット化している。なお、光学シート9として、図11(a)では1枚物の光学シート9を用いているが、代わりに図9のような2枚のレンチキュラーシート9−1,9−2より成る光学シート9を用いてもよい。また、ゴムシートの代わりにシール部材を用いてもよい。
【0044】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第4実施形態と同様の効果が得られる上に、図11(b)に示すように拡散スクリーン12を構成する保護ガラス11上に液体がこぼれた場合に、拡散スクリーン12の下部に液体が回り込むことを効果的に防止する効果が得られ、さらに、保護ガラス11が単独で交換可能な構造になっているため、メンテナンス性が良好になるという効果も得られる。
【0045】
図12は本発明の第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図9に示す第4実施形態のテーブル型ディスプレイ装置(1枚物の光学シート9を用いるもの)に対し、スクリーン3の構成要素である拡散シート10および光学シート9に所定量の張力を掛けるような変更を加えたものであり、それ以外の部分は上記第4実施形態と同様に構成する。
【0046】
すなわち、本実施形態においては、図12に示すように、拡散シート10および光学シート9を左右方向に延長して、延長した部分を筒状部材17を介して下方に折り返してその左右下端部にそれぞれウエイト18を吊すことにより、ウエイト18に応じた下向きの張力を掛けるようにしている。
【0047】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第3実施形態と同様の効果が得られる上に、拡散シート10および光学シート9の緩みを防止してスクリーン3全体の緩みを防止する効果が得られる。
【0048】
図13は本発明の第7実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図12に示す第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、拡散シート10および光学シート9の図示左方向に延長する部分を短縮するとともに、延長した部分をシート止め19で固定するように変更したものであり、それ以外の部分は上記第6実施形態と同様に構成する。
【0049】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第6実施形態と同様の効果が得られる上に、筒状部材17およびウエイト18の所要数が第6実施形態の半分で済むため、コストダウンになる効果が得られる。
【0050】
図14は本発明の第8実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図12に示す第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、拡散シート10および光学シート9の左右方向に延長する部分を最小限の寸法にするとともに、延長した部分を2枚の板部材より成るサンドイッチ部材20で挟み込んで、サンドイッチ部材20の端部にウエイト18を吊すように変更したものであり、それ以外の部分は上記第6実施形態と同様に構成する。
【0051】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第6実施形態と同様の効果が得られる上に、ウエイト18を各2個用いた場合の拡散シート10および光学シート9の左右端部への応力集中を防止する効果が得られる。
【0052】
図15は本発明の第9実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図12に示す第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、拡散シート10および光学シート9の左右方向に延長する部分を最小限の寸法にするとともに、延長した部分に直接的に多数(図示例では各5個)のウエイト18を吊すように変更したものであり、それ以外の部分は上記第6実施形態と同様に構成する。
【0053】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第6実施形態と同様の効果が得られる上に、構造が簡略化される。
【0054】
図16は本発明の第10実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、拡散シート10および光学シート9の左右2辺に張力を掛けるように構成した図12に示す第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、図示前後左右の4辺に張力を掛けるようにする変更を加えたものであり、それ以外の部分は上記第6実施形態と同様に構成する。
【0055】
本実施態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第6実施形態と同様の効果が得られるとともに、スクリーンの緩み防止機能がさらに強化されることになる。
【0056】
図17は本発明の第11実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図11に示す第5実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、光学シート9を密閉構造にする変更を加えたものであり、それ以外の部分は上記第5実施形態と同様に構成する。
【0057】
すなわち、本実施形態においては、図17に示すように、拡散スクリーン12の上面および押さえ板13の下面間にゴム21を設けるとともに透明ベース部材7の下面左右端部およびスクリーンフレーム6の上面間にゴム22を設け、ゴム21の端面および拡散スクリーン12の上面の接触部、ゴム21の下面およびスクリーンフレーム6の上面の接触部、ならびに、ゴム22の上面および透明ベース部材7の下面の接触部をそれぞれ接着シール23により接着することにより、光学シート9を完全な密閉構造にしている。
【0058】
本実施態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第5実施形態と同様の効果が得られる上に、光学シートとしてアクリル製のものを用いた場合の光学シートの吸湿に伴う伸び縮みを効果的に防止する効果が得られる。
【0059】
ここで、上記各実施形態における透明ベース部材(ベースガラス)、保護ガラス,ガラスベースの拡散スクリーンの厚さについて説明する。
プロジェクタから反射ミラーを介して投写される画像は、ベースガラスを通過して光学シートに到達する。このとき、ベースガラス通過時にガラスの屈折率分だけ画像の投写方向が変化するが、ベースガラス部では結像していないため、投写方向が変わっても拡散層にピントが合うようにプロジェクタの調整を行えば、前記ガラスの屈折率による影響は無くなる。したがって、ベースガラスの厚さは任意に選択すればよく、テーブルに求められる、「誤って人が上に乗ってしまった際の強度」等に基づいて決定するものとする。例えば70インチ程度のスクリーンの場合、スクリーン中央に100kg程度の荷重を受けると仮定すると、約6mm+約6mm程度の厚さの合わせガラスを用いれば、ガラスの許容応力以下にすることができる。
【0060】
一方、光学シートの上の拡散層のガラスの厚さは、結像後の像が通過するため、ガラスの屈折率で方向が変化すると像が見にくくなるという問題がある。スクリーンが垂直に立っているディスプレイ装置では、正面もしくは正面近傍で見ることが多いため、屈折率の影響は少ないが、テーブル型ディスプレイ装置の場合は、常に斜めからスクリーンを見るため、手前側に比べて奥側は屈折率の影響を受けやすくなり、像が歪んで見える結果となる。また、ガラスの上に定規を置いて、当該画像データの長さを測ったりする場合も、結像面が離れ、かつ、像が屈折して見えるため、非常に測りにくい。これまで何種類かの厚さで試したところ、表面のガラス層の厚さは約12mm程度が限界であり、薄ければ薄いほと良いという結果になった。70インチ程度の大きさのものでは、あまり薄いと製造ができないという問題もあるため、約2mm+約2mm〜約6mm+約6mm程度の合わせガラスが、最上層のガラスとして適当であることを確認した。なお、熱強化ガラスやアクリルの場合も、同様な厚さが適当である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。
【図2】第1実施形態のテーブル型ディスプレイ装置における、観察者とスクリーンとの位置関係を例示する図である。
【図3】第1実施形態のテーブル型ディスプレイ装置において透明ベース部材を用いる理由を説明するための図である。
【図4】本発明の第2実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。
【図5】テーブル型ディスプレイ装置においてオーバーラップ表示を行う際のスクリーン上のオーバーラップ部と見え方との関係を説明するための図である。
【図6】大画面のテーブル型ディスプレイ装置に要求される同一視野特性を説明するための図である。
【図7】(a),(b)はそれぞれ、テーブル型ディスプレイ装置のスクリーンに光学シートを用いない場合および用いる場合のスクリーンから出射する光束の状態を例示する図である。
【図8】本発明の第3実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す断面図である。
【図10】第4実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の拡散スクリーンの変形例を示す図である。
【図11】(a),(b)はそれぞれ、本発明の第5実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す断面図およびスクリーンの交換可能部分を示す図である。
【図12】本発明の第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図13】本発明の第7実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図14】本発明の第8実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図15】本発明の第9実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図16】本発明の第10実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図17】本発明の第11実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図18】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1L,1Rプロジェクタ
2L,2R 反射ミラー
3 スクリーン
4 筺体
5 フレーム
6 スクリーンフレーム
7 透明ベース部材
8,12 拡散スクリーン
9 光学シート
9−1,9−2 レンチキュラーシート
10 拡散シート
11 保護ガラス
13 押さえ板
14 合わせガラス
15 拡散層
16 ゴムシート
17 筒状部材
18 ウエイト
19 シート止め
20 サンドイッチ部材
21,22 ゴム
23 接着シール
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数個のプロジェクタから画像を形成するための光束を水平設置型のスクリーン上に投写することにより大画面表示時に高解像度表示を実現し得るようにしたテーブル型ディスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水平設置型のスクリーン上に画像を形成するための光束を投写するようにした従来のテーブル型ディスプレイ装置としては、例えば、10インチ〜14インチ程度の1つのLCDパネルをテーブル状筺体の水平面に埋め込んでLCDパネルに画像を表示するタイプのものや図18に示すタイプのものがある。図18に示す従来のテーブル型ディスプレイ装置は、特開2000−305079号公報の図3に記載されたものに対応しており、画像を形成するための光束を投写する1個のプロジェクタ51と、プロジェクタ51から投写される光束の光路を2回曲げるための2個の反射ミラー52,53と、これら反射ミラー52,53によって光路を2回曲げられた光束を投写される水平設置型の透過型スクリーン54とを同一の筺体55に内蔵して成り、筺体55は机形状に構成され、透過型スクリーン54は机面(テーブル面)を構成している。
【0003】
図18に示す従来のテーブル型ディスプレイ装置は、1個のプロジェクタ51から投写される光束を2個の反射ミラー52,53を介して透過型スクリーン54上に投写する構造を採用しているため、プロジェクタの解像度とスクリーン上の表示解像度とは同一になる。そのため、例えばXGA(1024×768画素)の解像度を有するプロジェクタを用いたとしても、スクリーン上の解像度はXGAにしかならず、スクリーンを大画面化した場合には、却って表示される画像がぼけて見にくくなってしまう。したがって、上記従来のディスプレイ装置では、大画面表示時に高解像度表示を実現することは困難である。
【0004】
ディスプレイ装置において大画面表示時に高解像度表示を実現する方法としては、例えば本願出願人が先に出願した特開平9−326981号公報に記載されているように、複数個のプロジェクタからの画像を形成するための光束をそれぞれ大画面に構成したスクリーンの所定領域に投写することにより、スクリーン全体で1つの画像を表示する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
大画面に構成したスクリーンを水平設置してテーブル型ディスプレイ装置を構成した場合、スクリーンの自重によってスクリーンが撓んだり、スクリーン上に観察者の体重の一部または全部が掛かることによりスクリーンが撓んだりすることがあり、その場合には表示画像が歪んだりぼけたりして表示品質が劣化するので、スクリーンの撓みを少なくする必要がある。
また、複数個のプロジェクタからの画像を形成するための光束をそれぞれ大画面に構成したスクリーンの所定領域に投写した場合、各領域の周辺部での光束の入射角が中央部での光束の入射角に比べて大きくなるので、隣接領域の境界部が暗く見えて繋ぎ目が目立ったり、観察者の立つ位置によって表示画像の見え方が異なってしまうことになる。
【0006】
本発明は、撓みの少ない構成のスクリーンを用いて大画面表示時に高解像度表示を実現するようにしたテーブル型ディスプレイ装置を提供することを第1の目的とする。
本発明は、撓みの少ない構成のスクリーンを用いて大画面表示時に繋ぎ目が目立たない高解像度表示を実現するようにしたテーブル型ディスプレイ装置を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するため、請求項1に記載の第1発明は、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタと、該複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個の反射ミラーと、該複数N個の反射ミラーによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーンとから成るテーブル型ディスプレイ装置であって、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、像を結像する拡散スクリーンとを具備して成ることを特徴とする。
【0008】
上記第2の目的を達成するため、請求項2に記載の第2発明は、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタと、該複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個の反射ミラーと、該複数N個の反射ミラーによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーンとから成るテーブル型ディスプレイ装置であって、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シートと、像を結像する拡散スクリーンとを具備して成ることを特徴とする。
【0009】
上記第2の目的を達成するため、請求項3に記載の第3発明は、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタと、該複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個の反射ミラーと、該複数N個の反射ミラーによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーンとから成るテーブル型ディスプレイ装置であって、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シートと、像を結像する透過型の拡散シートと、該拡散シートを保護するための保護ガラスとを具備して成ることを特徴とする。
【0010】
前記光学シートは、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化するために、請求項4に記載のように、フレネルレンズであること、請求項5に記載のように、レンチキュラーシートであること、請求項6に記載のように、前記拡散スクリーンの表示面の2次元方向の一方向にレンズを配列したレンチキュラーシートおよび前記2次元方向の他方向にレンズを配列したレンチキュラーシートより成ること、請求項7に記載のように、ビーズスクリーンであること、あるいは、請求項8に記載のように、ホログラフィスクリーンであることが望ましい。また、前記光学シートは、吸湿に伴い伸び縮みすることを防止するため、請求項19に記載のように、前記透明ベース部材と、前記拡散スクリーンと、前記スクリーンフレームとにより密閉構造になっていることが望ましい。
【0011】
前記透明ベース部材は、前記スクリーンの撓みを少なくするために、請求項9に記載のように、合わせガラスであること、請求項10に記載のように、熱強化ガラスであること、あるいは、請求項11に記載のように、アクリル板であることが望ましい。
【0012】
前記拡散スクリーンは、透過型スクリーンとして機能するとともに構成部材としてガラスを使用した場合の破損時の安全性を確保するために、請求項12に記載のように、合わせガラスに拡散層を設けて成る拡散スクリーンであること、あるいは、請求項13に記載のように、熱強化ガラスに拡散層を設けて成る拡散スクリーンであることが望ましい。
【0013】
前記保護ガラスは、ガラス破損時に拡散シートを保護するために、請求項14に記載のように、合わせガラスであること、あるいは、請求項15に記載のように、熱強化ガラスであることが望ましい。
【0014】
前記光学シートおよび前記拡散シートは、弛みを防止するために、請求項16に記載のように、所定量の張力を掛けられていることが望ましい。
【0015】
前記保護ガラスは、スクリーン表面の汚れや傷付きを防止するとともにスクリーン上に液体がこぼれた場合に拡散スクリーンに液体が回り込むことを防止するために、請求項17に記載のように、装置最上部に配置されるとともに、該保護ガラスの下層に配置される各種部材を保持するスクリーンフレームに対してシール材で接着されることが望ましい。
【0016】
前記保護ガラスは、メンテナンス性を良好にするために、請求項18に記載のように、単独で交換可能な構造になっていることが望ましい。
【0017】
【発明の効果】
第1発明においては、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束は、複数N個の反射ミラによって光路を曲げられた後、水平設置型のスクリーンの所定領域にそれぞれ投写されるが、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、像を結像する拡散スクリーンとを具備して成るので、大画面化した場合であってもスクリーンの撓みが少ない構成となる。したがって、撓みの少ない構成のスクリーンを用いて大画面表示時に高解像度表示を実現するようにしたテーブル型ディスプレイ装置を提供することができる。
【0018】
第2発明においては、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束は、複数N個の反射ミラによって光路を曲げられた後、水平設置型のスクリーンの所定領域にそれぞれ投写されるが、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シートと、像を結像する拡散スクリーンとを具備して成るので、大画面化した場合であってもスクリーンの撓みが少ない構成となるとともに、拡散スクリーンに投写される光束がほぼ均一化されることになる。したがって、撓みの少ない構成のスクリーンを用いて大画面表示時に繋ぎ目が目立たない高解像度表示を実現するようにしたテーブル型ディスプレイ装置を提供することができる。
【0019】
第3発明においては、画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束は、複数N個の反射ミラーによって光路を曲げられた後、水平設置型のスクリーンの所定領域にそれぞれ投写されるが、前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シートと、像を結像する透過型の拡散シートと、該拡散シートを保護するための保護ガラスとを具備して成るので、大画面化した場合であってもスクリーンの撓みが少ない構成となるとともに、拡散スクリーンに投写される光束がほぼ均一化されることになる。したがって、撓みの少ない構成のスクリーンを用いて大画面表示時に繋ぎ目が目立たない高解像度表示を実現するようにしたテーブル型ディスプレイ装置を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図1に示すように、画像を形成するための光束を投写する複数M個(図示例では2個)のリア投写方式のプロジェクタ1L,1Rと、プロジェクタ1L,1Rのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個(図示例ではN=M=2個)の反射ミラー2L,2Rと、反射ミラー2L,2Rによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーン3と、前記各構成要素を収納するテーブル型の筺体4と、筺体4の内部に結合されるフレーム5と、フレーム5の上部に結合されるスクリーンフレーム6とを具備して成り、上記スクリーン3は、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材7と、像を結像する拡散スクリーン8とを具備して成る。上記反射ミラー2L,2Rは、図示しない支持部材によって筺体4内のフレーム5等に支持されている。なお、上記反射ミラー2L,2Rは、プロジェクタ1L,1Rが水平設置の場合は、2枚の反射ミラー2L,2Rの代わりに大きな1枚の共通ミラーを用いる構成としてもよい。
【0021】
上記プロジェクタ1L,1Rは、図示しない支持部材によって筺体4内に水平に支持されている。上記プロジェクタ1L,1Rとしては、高解像度のプロジェクタを用いるものとし、本実施形態ではSXGA(1280*1024画素)の解像度を有するプロジェクタを用いるが、代わりに、XGA(1024*768画素)の解像度を有するプロジェクタを用いてもよい。なお、上記プロジェクタ1L,1Rはそれぞれ、拡散スクリーン8を図1の前後方向に2分割した左右半面領域全体に光束を投写し得るように配置するものとする。その際、半面領域の隣接部分において光束をオーバーラップさせて表示しても、オーバーラップ無しで表示しても良いが、オーバーラップさせて表示する場合には、表示画面全体の解像度は2台分(2048*1280画素)より小さくなる。
【0022】
上記透明ベース部材7としては、ガラスやアクリル樹脂等の透明部材を用いることができるが、熱強化ガラス、アクリル板の何れかを用いるのが好ましい。上記透明ベース部材7の厚さは、その上部に加えられる荷重を考慮して決定するものとし、スクリーン3上に観察者が乗ることを想定して、例えば成人男子の平均体重(約63Kg)に所定余裕分を加えた合計荷重が加わったときにスクリーン3が撓まないような厚さを有する透明ベース部材7を選定するものとする。
【0023】
上記拡散スクリーン8としては、透過型スクリーンとして機能するとともに、構成部材としてガラスを使用した場合の破損時の安全性を確保するために、合わせガラスに拡散層を設けて成る拡散スクリーンまたは熱強化ガラスに拡散層を設けて成る拡散スクリーンを用いるものとする。
【0024】
上記本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、例えば、装置上部に形成されるテーブル面の横(図示左右方向)が約2000mmで、縦(図示前後方向)が約1600mmで、装置の高さ(図示上下方向)が約1000mmで、スクリーン3のサイズが約70インチに構成されている。そのため、観察者とテーブル型ディスプレイ装置のスクリーン3との位置関係は、例えば図2に示すようになる。
【0025】
次に、本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置における大画面表示時の高解像度表示動作を説明する。なお、以下においては、スクリーン3上でオーバーラップ表示を行わない場合について説明するが、オーバーラップ表示を行う場合には、「オーバーラップ部分の画像をスムーズに繋ぐ画像処理」が加わるだけである。
【0026】
まず、図示しない画像形成装置により、表示すべき画像をプロジェクタの個数分に分割(本実施形態の場合、2分割)して高解像度表示データを形成し、次に、これら高解像度表示データのそれそれをプロジェクタ1L,1Rに同期させて出力する。
【0027】
上記高解像度表示データを受けたプロジェクタ1L,1Rは、図1に示すような投写角度および投写距離になるように筺体4内に設置されているため、プロジェクタ1L,1Rから水平方向に投写された画像を形成するための光束のそれぞれは、反射ミラー2L,2Rによって光路を上向きに曲げられる。光路を曲げられた光束は、スクリーン3の下面に投写され、透明ベース部材7を経て拡散スクリーン8の左右半面領域にそれぞれ投写される。その結果、約70インチの大画面にSXGAの2倍の高解像度表示が実現されることになる。
【0028】
その際、本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置のスクリーン3から透明ベース部材7を省いた構成に相当する、特開2000−305079号公報記載のディスプレイ装置では、スクリーンが図3のように撓んだ場合に左右プロジェクタからの光束が平行光に補正されないため、観察者の見る位置によって光の強度が異なるため、影のように見える位置が生じてしまう。したがって、スクリーンの撓みを少なくするために、透明ベース部材を用いてスクリーンを構成することが必要となる。
【0029】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、スクリーン3は、スクリーン3の撓みを少なくするための透明ベース部材7と、像を結像する拡散スクリーン8とを具備し、大画面に構成されているので、スクリーン3上に観察者が乗った場合にもスクリーン3が破損することは無い。したがって、撓みの少ない構成のスクリーン3を用いて大画面表示を行う際に、高解像度表示を実現することができる。
【0030】
図4は本発明の第2実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図1に示す第1実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、スクリーン3の構成を変更したものであり、それ以外の部分は上記第1実施形態と同様に構成する。
【0031】
すなわち、本実施形態のスクリーン3は、スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材7と、像を結像する拡散スクリーン8との間に、プロジェクタ1L,1Rのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する機能を有する光学シート9を挿入して成る。光学シート9としては、フレネルレンズ、レンチキュラーシート、ビーズスクリーン、ホログラフィスクリーンの何れかを用いることができる。なお、本実施形態では、スクリーン3上でオーバーラップ表示を行うとともに、「オーバーラップ部分の画像をスムーズに繋ぐ画像処理」を行うことにより、より一層画像が見やすくなるようにするものとする。
【0032】
オーバーラップ表示を行う場合には、例えば図5に示すようにスクリーンに4個のプロジェクタからの光束を投写する際に、図示上下方向および左右方向にオーバーラップ部が生じる。このとき、図示した位置に立っている観察者は、矢印a,b,cで示すように前方を真っ直ぐに見る場合には、手前が暗く、遠方が暗く見え、明るさはa<b<cとなる。また、見る角度よって、矢印d,eで示すように左右を見る場合には明るく、矢印bのように真っ直ぐに見る場合は暗く見え、明るさはb<d,b<eとなる。
【0033】
ところで、本実施形態のような大画面のテーブル型ディスプレイ装置を構成する場合には、図6に示すように様々な位置に立っている観察者がスクリーン上の表示画像を見る際に、各観察者が同一視野特性になることが要求されるが、オーバーラップ表示を行う場合には、図7(a)に示すように各プロジェクタからの光束を直接的にスクリーンに投写するように構成すると、オーバーラップ部では観察者の視野角によって見え方が変わるため、上記要求に反することになる。そこで、本実施形態では、図7(b)に示すようにスクリーンの構成部材として光束をほぼ均一化する光学シートを用いることにより、スクリーンを出射する光束がスクリーン面に対しほほ垂直になる(言い換えれば、ほぼ平行光になる)ように構成している。
【0034】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、透明ベース部材7と拡散スクリーン8との間に光学シート9を挿入して、拡散スクリーン8に斜め方向から入射した光束がほぼスクリーンを直交する方向に出射するようになって拡散スクリーン8に投写される光束がほぼ均一化される構造としたので、左右半面領域の接続部分が暗くなって繋ぎ目が目立つことはなく、観察者の立つ位置が異なった場合に画像の見え方が変わることもない。したがって、撓みの少ない構成のスクリーン3を用いて大画面表示を行う際に、繋ぎ目が目立たず見やすい高解像度表示を実現することができる。
【0035】
図8は本発明の第3実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図4に示す第2実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、スクリーン3の構成を変更したものであり、それ以外の部分は上記第2実施形態と同様に構成する。
【0036】
すなわち、本実施形態においては、スクリーン3の構成部材である光学シートとして、1枚物の光学シートではなく、拡散スクリーン8の表示面の2次元方向の一方向(図8のX方向)にレンズを配列したレンチキュラーシート9−1および2次元方向の他方向(図8のY方向)にレンズを配列したレンチキュラーシート9−2を積層したものを用いるものとする。なお、本実施形態では、スクリーン3上でオーバーラップ表示を行うとともに、「オーバーラップ部分の画像をスムーズに繋ぐ画像処理」を行うことにより、より一層画像が見やすくなるようにするものとする。
【0037】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、透明ベース部材7と拡散スクリーン8との間にレンチキュラーシート9−1,9−2より成る光学シート9を挿入して、拡散スクリーン8に斜め方向から入射した光束がほぼスクリーンを直交する方向に出射するようになって拡散スクリーン8に投写される光束がほぼ均一化される構造としたので、左右半面領域の接続部分が暗くなって繋ぎ目が目立つことはなく、観察者の立つ位置が異なった場合に画像の見え方が変わることもない。したがって、撓みの少ない構成のスクリーン3を用いて大画面表示を行う際に、繋ぎ目が目立たず見やすい高解像度表示を実現することができる。
【0038】
図9は本発明の第4実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す断面図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図8に示す第3実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、スクリーン3の構成を変更したものであり、それ以外の部分は上記第3実施形態と同様に構成する。
【0039】
すなわち、本実施形態においては、第3実施形態ではスクリーン3の最上部を構成するために用いた1枚物の拡散スクリーン8の代わりに、像を結像する透過型の拡散シート10と、拡散シート10を保護するための保護ガラス11とから成る拡散スクリーン12を用いるようにスクリーン構造を変更するとともに、保護ガラス11の周辺部の上部に、押さえ板13を追加する変更を加えている。なお、本実施形態では、光学シート9として、図示のような2枚のレンチキュラーシート9−1,9−2より成る光学シート9を用いているが、代わりに1枚物の光学シート9を用いてもよい。
【0040】
上記拡散スクリーン12は、図9に示すような拡散シート10および保護ガラス11を独立に設ける構造の他、図10に示すような保護ガラス11として用いた合わせガラス14の下面に拡散層15を形成する構造とすることができ、さらに、ここでは図示しないが、保護ガラス11として用いた熱強化ガラスの下面に拡散層を形成する構造とすることもできる。
【0041】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第3実施形態と同様の効果が得られる上に、1枚物の拡散スクリーン8の代わりに拡散シート10および保護ガラス11より成る拡散スクリーン12を用いたので、高硬度を有するサファイアガラス等を用いる場合と比べて大幅にスクリーン3の製造コストを削減することができる。さらに、スクリーン3の表面に保護ガラス11を設ける構成としたので、スクリーン表面の汚れや傷付きを防止することができる。
【0042】
図11(a),(b)はそれぞれ、本発明の第5実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す断面図およびスクリーンの交換可能部分を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図9に示す第4実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、スクリーン3の一部を交換可能にする変更を加えたものであり、それ以外の部分は上記第4実施形態(1枚物の光学シート9を用いるもの)と同様に構成する。
【0043】
すなわち、本実施形態においては、図11(a)に示すように、保護ガラス11および押さえ板13間にゴムシート16を設け、ゴムシート16上面および押さえ板13下面の接触部、ゴムシート16下面および保護ガラス11上面の接触部、ならびに、ゴムシート16の外周面およびスクリーンフレーム6の内周面の接触部をそれぞれシール材により接着することにより、保護ガラス11を交換可能ユニット化している。なお、光学シート9として、図11(a)では1枚物の光学シート9を用いているが、代わりに図9のような2枚のレンチキュラーシート9−1,9−2より成る光学シート9を用いてもよい。また、ゴムシートの代わりにシール部材を用いてもよい。
【0044】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第4実施形態と同様の効果が得られる上に、図11(b)に示すように拡散スクリーン12を構成する保護ガラス11上に液体がこぼれた場合に、拡散スクリーン12の下部に液体が回り込むことを効果的に防止する効果が得られ、さらに、保護ガラス11が単独で交換可能な構造になっているため、メンテナンス性が良好になるという効果も得られる。
【0045】
図12は本発明の第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図9に示す第4実施形態のテーブル型ディスプレイ装置(1枚物の光学シート9を用いるもの)に対し、スクリーン3の構成要素である拡散シート10および光学シート9に所定量の張力を掛けるような変更を加えたものであり、それ以外の部分は上記第4実施形態と同様に構成する。
【0046】
すなわち、本実施形態においては、図12に示すように、拡散シート10および光学シート9を左右方向に延長して、延長した部分を筒状部材17を介して下方に折り返してその左右下端部にそれぞれウエイト18を吊すことにより、ウエイト18に応じた下向きの張力を掛けるようにしている。
【0047】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第3実施形態と同様の効果が得られる上に、拡散シート10および光学シート9の緩みを防止してスクリーン3全体の緩みを防止する効果が得られる。
【0048】
図13は本発明の第7実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図12に示す第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、拡散シート10および光学シート9の図示左方向に延長する部分を短縮するとともに、延長した部分をシート止め19で固定するように変更したものであり、それ以外の部分は上記第6実施形態と同様に構成する。
【0049】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第6実施形態と同様の効果が得られる上に、筒状部材17およびウエイト18の所要数が第6実施形態の半分で済むため、コストダウンになる効果が得られる。
【0050】
図14は本発明の第8実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図12に示す第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、拡散シート10および光学シート9の左右方向に延長する部分を最小限の寸法にするとともに、延長した部分を2枚の板部材より成るサンドイッチ部材20で挟み込んで、サンドイッチ部材20の端部にウエイト18を吊すように変更したものであり、それ以外の部分は上記第6実施形態と同様に構成する。
【0051】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第6実施形態と同様の効果が得られる上に、ウエイト18を各2個用いた場合の拡散シート10および光学シート9の左右端部への応力集中を防止する効果が得られる。
【0052】
図15は本発明の第9実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図12に示す第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、拡散シート10および光学シート9の左右方向に延長する部分を最小限の寸法にするとともに、延長した部分に直接的に多数(図示例では各5個)のウエイト18を吊すように変更したものであり、それ以外の部分は上記第6実施形態と同様に構成する。
【0053】
本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第6実施形態と同様の効果が得られる上に、構造が簡略化される。
【0054】
図16は本発明の第10実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、拡散シート10および光学シート9の左右2辺に張力を掛けるように構成した図12に示す第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、図示前後左右の4辺に張力を掛けるようにする変更を加えたものであり、それ以外の部分は上記第6実施形態と同様に構成する。
【0055】
本実施態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第6実施形態と同様の効果が得られるとともに、スクリーンの緩み防止機能がさらに強化されることになる。
【0056】
図17は本発明の第11実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。本実施形態のテーブル型ディスプレイ装置は、図11に示す第5実施形態のテーブル型ディスプレイ装置に対し、光学シート9を密閉構造にする変更を加えたものであり、それ以外の部分は上記第5実施形態と同様に構成する。
【0057】
すなわち、本実施形態においては、図17に示すように、拡散スクリーン12の上面および押さえ板13の下面間にゴム21を設けるとともに透明ベース部材7の下面左右端部およびスクリーンフレーム6の上面間にゴム22を設け、ゴム21の端面および拡散スクリーン12の上面の接触部、ゴム21の下面およびスクリーンフレーム6の上面の接触部、ならびに、ゴム22の上面および透明ベース部材7の下面の接触部をそれぞれ接着シール23により接着することにより、光学シート9を完全な密閉構造にしている。
【0058】
本実施態のテーブル型ディスプレイ装置によれば、上記第5実施形態と同様の効果が得られる上に、光学シートとしてアクリル製のものを用いた場合の光学シートの吸湿に伴う伸び縮みを効果的に防止する効果が得られる。
【0059】
ここで、上記各実施形態における透明ベース部材(ベースガラス)、保護ガラス,ガラスベースの拡散スクリーンの厚さについて説明する。
プロジェクタから反射ミラーを介して投写される画像は、ベースガラスを通過して光学シートに到達する。このとき、ベースガラス通過時にガラスの屈折率分だけ画像の投写方向が変化するが、ベースガラス部では結像していないため、投写方向が変わっても拡散層にピントが合うようにプロジェクタの調整を行えば、前記ガラスの屈折率による影響は無くなる。したがって、ベースガラスの厚さは任意に選択すればよく、テーブルに求められる、「誤って人が上に乗ってしまった際の強度」等に基づいて決定するものとする。例えば70インチ程度のスクリーンの場合、スクリーン中央に100kg程度の荷重を受けると仮定すると、約6mm+約6mm程度の厚さの合わせガラスを用いれば、ガラスの許容応力以下にすることができる。
【0060】
一方、光学シートの上の拡散層のガラスの厚さは、結像後の像が通過するため、ガラスの屈折率で方向が変化すると像が見にくくなるという問題がある。スクリーンが垂直に立っているディスプレイ装置では、正面もしくは正面近傍で見ることが多いため、屈折率の影響は少ないが、テーブル型ディスプレイ装置の場合は、常に斜めからスクリーンを見るため、手前側に比べて奥側は屈折率の影響を受けやすくなり、像が歪んで見える結果となる。また、ガラスの上に定規を置いて、当該画像データの長さを測ったりする場合も、結像面が離れ、かつ、像が屈折して見えるため、非常に測りにくい。これまで何種類かの厚さで試したところ、表面のガラス層の厚さは約12mm程度が限界であり、薄ければ薄いほと良いという結果になった。70インチ程度の大きさのものでは、あまり薄いと製造ができないという問題もあるため、約2mm+約2mm〜約6mm+約6mm程度の合わせガラスが、最上層のガラスとして適当であることを確認した。なお、熱強化ガラスやアクリルの場合も、同様な厚さが適当である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。
【図2】第1実施形態のテーブル型ディスプレイ装置における、観察者とスクリーンとの位置関係を例示する図である。
【図3】第1実施形態のテーブル型ディスプレイ装置において透明ベース部材を用いる理由を説明するための図である。
【図4】本発明の第2実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。
【図5】テーブル型ディスプレイ装置においてオーバーラップ表示を行う際のスクリーン上のオーバーラップ部と見え方との関係を説明するための図である。
【図6】大画面のテーブル型ディスプレイ装置に要求される同一視野特性を説明するための図である。
【図7】(a),(b)はそれぞれ、テーブル型ディスプレイ装置のスクリーンに光学シートを用いない場合および用いる場合のスクリーンから出射する光束の状態を例示する図である。
【図8】本発明の第3実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す断面図である。
【図10】第4実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の拡散スクリーンの変形例を示す図である。
【図11】(a),(b)はそれぞれ、本発明の第5実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す断面図およびスクリーンの交換可能部分を示す図である。
【図12】本発明の第6実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図13】本発明の第7実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図14】本発明の第8実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図15】本発明の第9実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図16】本発明の第10実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図17】本発明の第11実施形態のテーブル型ディスプレイ装置の要部の構成を示す図である。
【図18】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1L,1Rプロジェクタ
2L,2R 反射ミラー
3 スクリーン
4 筺体
5 フレーム
6 スクリーンフレーム
7 透明ベース部材
8,12 拡散スクリーン
9 光学シート
9−1,9−2 レンチキュラーシート
10 拡散シート
11 保護ガラス
13 押さえ板
14 合わせガラス
15 拡散層
16 ゴムシート
17 筒状部材
18 ウエイト
19 シート止め
20 サンドイッチ部材
21,22 ゴム
23 接着シール
Claims (19)
- 画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタと、該複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個の反射ミラーと、該複数N個の反射ミラーによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーンとから成るテーブル型ディスプレイ装置であって、
前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、像を結像する拡散スクリーンとを具備して成ることを特徴とするテーブル型ディスプレイ装置。 - 画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタと、該複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個の反射ミラーと、該複数N個の反射ミラーによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーンとから成るテーブル型ディスプレイ装置であって、
前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シートと、像を結像する拡散スクリーンとを具備して成ることを特徴とするテーブル型ディスプレイ装置。 - 画像を形成するための光束を投写する複数M個のプロジェクタと、該複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束の光路を曲げるための複数N個の反射ミラーと、該複数N個の反射ミラーによって光路を曲げられた光束をそれぞれ所定領域に投写される水平設置型のスクリーンとから成るテーブル型ディスプレイ装置であって、
前記スクリーンは、該スクリーンの撓みを少なくするための透明ベース部材と、前記複数M個のプロジェクタのそれぞれから投写される光束をほぼ均一化する光学シートと、像を結像する透過型の拡散シートと、該拡散シートを保護するための保護ガラスとを具備して成ることを特徴とするテーブル型ディスプレイ装置。 - 前記光学シートは、フレネルレンズであることを特徴とする請求項2または3記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記光学シートは、レンチキュラーシートであることを特徴とする請求項2または3記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記光学シートは、前記拡散スクリーンの表示面の2次元方向の一方向にレンズを配列したレンチキュラーシートおよび前記2次元方向の他方向にレンズを配列したレンチキュラーシートより成ることを特徴とする請求項2または3記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記光学シートは、ビーズスクリーンであることを特徴とする請求項2または3記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記光学シートは、ホログラフィスクリーンであることを特徴とする請求項2または3記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記透明ベース部材は、合わせガラスであることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記透明ベース部材は、熱強化ガラスであることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記透明ベース部材は、アクリル板であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記拡散スクリーンは、合わせガラスに拡散層を設けて成る拡散スクリーンであることを特徴とする請求項1または2記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記拡散スクリーンは、熱強化ガラスに拡散層を設けて成る拡散スクリーンであることを特徴とする請求項1または2記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記保護ガラスは、合わせガラスであることを特徴とする請求項3記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記保護ガラスは、熱強化ガラスであることを特徴とする請求項3記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記光学シートおよび前記拡散シートは、所定量の張力を掛けられていることを特徴とする請求項3記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記保護ガラスは、装置最上部に配置されるとともに、該保護ガラスの下層に配置される各種部材を保持するスクリーンフレームに対してシール材で接着されることを特徴とする請求項3記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記保護ガラスは、単独で交換可能な構造になっていることを特徴とする請求項3または17記載のテーブル型ディスプレイ装置。
- 前記光学シートは、前記透明ベース部材と、前記拡散スクリーンと、前記スクリーンフレームとにより密閉構造になっていることを特徴とする請求項2または3記載のテーブル型ディスプレイ装置。
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