JPWO2014203387A1 - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
画像表示装置は、可視光を透過する透明板(3)と、透明板(3)の一方の面上に設けられたスクリーン(2)と、透明板(3)の他方の面側からスクリーン(2)に向けて画像を投写するプロジェクター(1)と、透明板(3)を他方の面側から支持する支持部(4)と、を有する。プロジェクター(1)は、透明板(3)と支持部(4)とにより囲まれる空間の外側に配置されている。
Description
本発明は、画像が投写される投写面上に負荷をかけることができる画像表示装置に関する。
特許文献1に、透明な床を介して画像を観察することができる表示装置が記載されている。この表示装置は、水平に設置された透過型スクリーンと、透過型スクリーンの下側に設置されたプロジェクターと、透過型スクリーン上に所定の間隔をあけて設置された透明な床(強化ガラス)とを有する。
プロジェクターが画像を透過型スクリーンに投写する。床の上から床下の透過型スクリーンに表示された画像を観察することができる。例えば、広告や展示物等の画像を表示することで、通行人への宣伝が可能である。
しかし、特許文献1の表示装置においては、透明な床(強化ガラス)と透過型スクリーンとは所定の間隔をあけて配置されているため、床の上に居る観察者は、床面より奥側に表示された画像を観察することになる。この場合、観察者は、画像が表示された面(透過型スクリーン)から自分が浮かんでいるように感じ、その結果、違和感を生じる。
また、人が乗っても破損しないように強化ガラスを厚くする必要がある。厚い強化ガラスを用いることは、上記違和感を増大させる要因となる。
本発明の目的は、上記のような違和感を生じることがない、画像表示装置及び画像表示方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の画像表示装置は、
可視光を透過する透明板と、
前記透明板の一方の面上に設けられたスクリーンと、
前記透明板の他方の面側から前記スクリーンに向けて画像を投写するプロジェクターと、
前記透明板を前記他方の面側から支持する支持部と、を有し、
前記プロジェクターは、前記透明板と前記支持部により囲まれる空間の外側に配置されている、画像表示装置。
可視光を透過する透明板と、
前記透明板の一方の面上に設けられたスクリーンと、
前記透明板の他方の面側から前記スクリーンに向けて画像を投写するプロジェクターと、
前記透明板を前記他方の面側から支持する支持部と、を有し、
前記プロジェクターは、前記透明板と前記支持部により囲まれる空間の外側に配置されている、画像表示装置。
本発明の画像表示方法は、可視光を透過する透明板の一方の面上にスクリーンを形成し、前記透明板を他方の面側から支持部により支持し、前記透明板と前記支持部とにより囲まれる空間の外側に配置されたプロジェクターより、前記透明板の前記他方の面側から前記スクリーンに向けて画像を投写して前記スクリーンに画像を表示することを特徴とする。
1 プロジェクター
2 スクリーン
3 透明板
4 支持部
4a、4b 梁
5 6軸調整機構
2 スクリーン
3 透明板
4 支持部
4a、4b 梁
5 6軸調整機構
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である画像表示装置の外観を示す斜視図であり、図2は、その画像表示装置の分解斜視図である。また、図3は、図1に示した画像表示装置を反対側から見た場合の外観を示す斜視図である。
図1は、本発明の第1の実施形態である画像表示装置の外観を示す斜視図であり、図2は、その画像表示装置の分解斜視図である。また、図3は、図1に示した画像表示装置を反対側から見た場合の外観を示す斜視図である。
図1〜3を参照すると、画像表示装置は、プロジェクター1、スクリーン2、透明板3、支持部4及び6軸調整機構5を有する。
透明板3は、少なくとも可視光に対して透明な部材、より具体的には、プロジェクター1からの投写光を殆ど吸収することなく透過することができるような部材、例えば、アクリル板等よりなる。
支持部4は、透明板3の面が重力の方向(鉛直線の方向であって、以下、単に鉛直方向と記す。)と交差する、望ましくは、直交するように透明板3の裏面側を支持する。例えば、支持部4のベース部にはXYZの空間におけるX軸、Y軸、Z軸それぞれの方向における調整が可能なアジャスター機能が設けられており、このアジャスター機能により、透明板3の面の鉛直方向に対する角度を調整することができる。
また、支持部4は、互いに対向するように配置された梁4a、4bを有する。透明板3の形状は、略四角形であり、対向する2つ辺の部分(端部)が、梁4a、4bにより支持されている。透明板3は、支持部4により支持された状態で、例えば、その上に人が乗るような負荷をかけても割れないような厚さ、例えば30mm〜50mm程度の厚さを有する。
梁4a、4bはそれぞれ、板状の部材よりなり、複数の開口6を有する。梁4a、4bの各開口6を介して、外部から支持部4内に空気が流入し、または、支持部4内の空気が支持部4外に流出する。開口6の形状、大きさ及び数は、図示したものに限定されない。透明板3に所定の負荷をかけた状態、例えば、人が乗った状態で、透明板3を支持することができるのであれば、開口6の形状、大きさ及び数をどのように設定してもよい。
スクリーン2は、透過型スクリーンであって、透明板3の表面上に設けられている。ここで、透明板3の表面は、支持部4が配置された側とは反対側の面である。
プロジェクター1は、透明板3の裏面側からスクリーン2に向かって画像を投写する。プロジェクター1は、6軸調整機構5上に設置されている。
6軸調整機構5は、プロジェクター1とスクリーン2の相対位置や角度を機械的に調整するものであり、支持部4に取り付けられている。例えば、6軸調整機構5は、XYZの3次元の空間において、X軸、Y軸、Z軸それぞれの軸の方向への移動が可能な移動機構や、X軸、Y軸、Z軸それぞれの軸の周りに回転可能な回転機構を含む。
これら移動機構や回転機構により、例えば、水平位置、垂直位置、水平あおり角、垂直あおり角、傾斜、投写距離の6つの調整が可能であり、スクリーン2上に投写される画像の位置や形状を調整することができる。
プロジェクター1は、透明板3と支持部4により囲まれた空間の外に配置されている。具体的には、透明板3の表面(又は、スクリーン2の面)に垂直な方向から見た場合、プロジェクター1は、透明板3とは重ならないように配置されている。
プロジェクター1は、例えば、超短焦点プロジェクターであって、打ち上げ投写(又は打ち下ろし投写)を行うように構成されている。打ち上げ投写(又は打ち下ろし投写)を行う構造はよく知られているので、ここでは、詳細な構造の説明は省略し、原理について簡単に説明する。
プロジェクター1は、光源と、光源からの光束を空間的に変調して画像を形成する表示デバイスと、表示デバイスにて形成された画像を投写する投写レンズと、を有する。表示デバイスには、液晶デバイスやデジタルミラーデバイス(DMD)などが用いられる。
表示デバイス上の画像が形成される画像形成領域の中心を、投写レンズの光軸上から下方にずらすと、投写画像の中心が投写レンズの光軸よりも上方に位置することになる。この状態での投写を、打ち上げ投写と呼ぶ。
一方、画像形成領域の中心を、投写レンズの光軸上から上方にずらすと、投写画像の中心が投写レンズの光軸よりも下方に位置することになる。この状態での投写を、打ち下ろし投写と呼ぶ。
図4に、プロジェクター1として使用される、打ち上げ投写を行う液晶プロジェクターの概略構成を示す。
図4を参照すると、液晶プロジェクターは、光源10、ダイクロイックミラー11a、11b、ミラー12a〜12c、液晶パネル13R、13G、13B、プリズム14、及び投写レンズ15を有する。
光源10からの光束は、略45°の入射角でダイクロイックミラー11aに入射する。光源10からの光束に含まれる赤色光、青色光、緑色光のうち、赤色光はダイクロイックミラー11aを透過し、青色光及び緑色光はダイクロイックミラー11aにて反射される。
ダイクロイックミラー11aにて反射された青色光及び緑色光は、略45°の入射角でダイクロイックミラー11bに入射する。青色光はダイクロイックミラー11bを透過し、緑色光はダイクロイックミラー11bにて反射される。
ダイクロイックミラー11aを透過した赤色光は、ミラー12aを介して液晶パネル13Rに照射される。ダイクロイックミラー11bを透過した青色光は、ミラー12b、12cを介して液晶パネル13Bに照射される。ダイクロイックミラー11bにて反射された緑色光は、液晶パネル13Gに照射される。液晶パネル13R、13G、13Bは、それぞれ赤色画像、緑色画像、青色画像を形成する。
プリズム14は、液晶パネル13R、13G、13Bからの赤色光、緑色光、青色光を合成する。プリズム14により合成された光は投写レンズ15に入射する。
投写レンズ15は、液晶パネル13R、13G、13Bそれぞれで形成された赤色画像、緑色画像、青色画像をスクリーン上に投写する。
打ち上げ投写を行うために、液晶パネル13R、13G、13Bそれぞれの画像形成領域の中心は、投写レンズ15の光軸に対して所定の距離だけ下方に位置している。
プロジェクター1は、上記液晶プロジェクターに限定されるものではない。打ち上げ投写または打ち下ろし投写が可能な種々のプロジェクターをプロジェクター1として用いることができる。
再び、図1〜3を参照する。6軸調整機構5により、プロジェクター1から投写される画像がスクリーン2の形状に一致するように調整することができる。ただし、6軸調整機構5による調整によって投写画像に歪み(例えば、台形歪み)が生じることがある。一般に、このような台形歪みは、表示デバイス上の画像形成領域の形状を調整することにより補正することができる。この台形歪みの補正はよく知られた技術であるので、ここでは、その説明は省略する。
次に、本実施形態の画像表示装置における透明板3を介した画像表示の原理について説明する。
図5Aは、図1に示した画像表示装置をスクリーン側から見た場合のプロジェクター1の投写状態を示す模式図である。図5Bは、図1に示した画像表示装置をプロジェクター1が設置された側から見た場合のプロジェクター1の投写状態を示す模式図である。図5A及び図5Bにおいて、斜線を用いたハッチング部1Aは、プロジェクター1からの投写光が通過する領域を示す。
図5A及び図5Bに示すように、ハッチング部1Aは、投写光の進行方向に向かって、所定の角度で広がっている。ハッチング部1Aの最も外側を通る2つの光線L1、L2の透明板3の裏面に対する入射角度は、略同じである。
投写光が透明板3の裏面を通過する過程において、スネルの法則に従って、光は屈折する。本実施形態では、図5Bに示すように、ハッチング部1Aの最も外側を通る2つの光線L1、L2のうち、左側(梁4b側)の光線L2は、透明板3の裏面を通過する際に屈折し、その裏面を通過した光線L2は、透明板3内を進み、梁4bにより支持された端部のスクリーン3側の角部に到達する。同様に、右側(梁4a側)の光線L1も、透明板3の裏面を通過する際に屈折し、その裏面を通過した光線L1は、梁4aにより支持された端部のスクリーン3側の角部に到達する。これにより、スクリーン2が透明板3と同じ大きさであれば、梁4a、4bと直交する方向については、スクリーン2の幅全体に渡って画像を表示することができる。
また、図5Bに示すように、梁4bにより支持された透明板3の端部には、断面形状がL字状の切り欠き3bが設けられている。同様に、梁4aにより支持された透明板3の端部にも、L字状の切り欠き3aが設けられている。これら切り欠き3a、3bがそれぞれ梁4a、4bの上端の角の部分に嵌る状態で、透明板3は支持部4により支持される。透明板3は、梁4a、4bに沿ってスライドすることができる。
切り欠き3a、3bは、ハッチング部1A以外の領域に形成されているので、プロジェクター1からの投写光は、切り欠き3a、3bに入射しない。したがって、切り欠き3a、3bが画像の投写を妨げることはない。
図6は、図5Aに示した画像表示装置の一点鎖線AAにより切断した場合のプロジェクター1の投写状態を示す模式図である。図6において、斜線を用いたハッチング部1Bは、プロジェクター1からの投写光が通過する領域を示す。
図6に示すように、ハッチング部1Bは、投写光の進行方向に向かって、所定の角度で広がっている。ハッチング部1Bの最も外側を通る2つの光線L3、L4のうち、光線L3の透明板3の裏面に対する入射角度は、光線L4の透明板3の裏面に対する入射角度より大きい。ここで、光線L4は、透明板3の裏面のプロジェクター1側の縁より入射し、光線L3は、透明板3の裏面の反対の縁より入射する。
光線L3は、透明板3の裏面を通過する際に屈折し、その裏面を通過した光線L3は、透明板3内を進み、プロジェクター1側とは反対側の端部のスクリーン2側の角部に到達する。
一方、光線L4は、透明板3の裏面を通過する際に屈折し、その裏面を通過した光線L4は、透明板3内を進み、プロジェクター1側の端部のスクリーン2側の面(角部から少し内側に位置する部分)に到達する。
スクリーン2が透明板3と同じ大きさである場合、スクリーン2に垂直な方向から見た場合のプロジェクター1の投写方向(具体的には、梁4a、4bと平行な方向)については、スクリーン2の幅の略全体に渡って画像を表示することができる。
以上説明した本実施形態の画像表示装置によれば、観察者は、スクリーン2上に乗ることができ、スクリーン2に表示された画像を観察することができる。この場合、観察者は、画像の表示面に立つことになるので、例えば地面の画像が表示された場合などのように、直接地面に立っているように感じることができ、画像が表示された面(スクリーン2)から自分が浮かんでいるように感じるといった、表示画像で意図されない違和感は生じない。
本実施形態の画像表示装置において、適宜、構成の変更や追加が行われてもよい。例えば、図7に示すように、スクリーン2の表面に保護部材7を設けてもよい。保護部材7には、少なくとも可視光に対して透明な部材、例えば強化ガラスを用いることができる。
スクリーン2の表面に保護部材7を設けることで、例えば、人が乗ることによりスクリーン2に傷がつくことを防止することができる。なお、保護部材7は薄くてよいため、上記の違和感を生じることはない。
また、スクリーン2上の人の有無または動きを検知するセンサー8を支持部4内に設置してもよい。センサー8には、例えば、赤外線センサーを用いることができる。例えば、プロジェクター1の動作を制御する制御装置(不図示)を設け、この制御装置が、センサー8の出力信号に応じてプロジェクター1により投写される画像の内容を変化させてもよい。これより、人の有無や動きに応じて表示画像を変化させることができる。
また、プロジェクター1として、画像形成領域の中心が投写レンズの光軸上に位置するもの(打ち上げ投写や打ち下ろし投写を行うように設計されていないもの)を用いることもできる。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態である画像表示装置の外観を示す斜視図である。
図8は、本発明の第2の実施形態である画像表示装置の外観を示す斜視図である。
図8に示すように、本実施形態の画像表示装置は、2行2列に配置された4つのユニット10_1〜10_4からなる。ユニット10_1〜10_4のそれぞれは、第1の実施形態の画像表示装置と同様の構成であるが、透明板3の端部の構造が異なる。
ユニット10_1〜10_4の透明板3は、行方向及び列方向に接合されるように構成されている。
図9Aは、図8に示した画像表示装置の投写状態を示す模式図である。図9Bは、図8に示した画像表示装置の行方向に並ぶ2つのユニット10_1、10_2をプロジェクター1が設置された側から見た場合の投写状態を示す模式図である。図9A及び図9Bにおいて、斜線を用いたハッチング部1Cは、ユニット10_1、10_2におけるプロジェクター1からの投写光が通過する領域を示す。
ユニット10_1、10_2は、互いの透明板3の対向する端面が接合されるように構成されている。この接合面と透明板3の表面とのなす角度は略90°である。
ハッチング部1Cは、図5A及び図5Bに示した例(ハッチング部1A)と同様、投写光の進行方向に向かって、所定の角度で広がっている。ハッチング部1Cの最も外側を通る2つの光線L1、L2の透明板3の裏面に対する入射角度も、略同じである。
図9Bに示すように、ユニット10_1、10_2それぞれにおいて、光線L1、L2は、透明板3の裏面を通過する際に屈折し、その裏面を通過した光線L1、L2は、透明板3内を進む。光線L1は梁4aにより支持された端部のスクリーン3側の角部に到達し、光線L2は梁4bにより支持された端部のスクリーン3側の角部に到達する。
ユニット10_3、10_4も、上記のユニット10_1、10_2と同様の構造であり、上記の光線L1、L2と透明板3の関係を有する。
上記の構造によれば、ユニット10_1〜10_4のそれぞれにおいて、行方向については、スクリーン2の幅全体に渡って画像を表示することができる。よって、ユニット10_1のプロジェクター1からの投写画像と、ユニット10_2のプロジェクター1からの投写画像とを、隙間なく、隣接して表示することができる。同様に、ユニット10_3のプロジェクター1からの投写画像と、ユニット10_4のプロジェクター1からの投写画像とを、隙間なく、隣接して表示することができる。
ユニット10_1〜10_4のうち、プロジェクター1の投写方向(列方向)に隣接する2つのユニットは、プロジェクター1の投写方向に直交する、透明板3の隣接する端面が接合するように構成されており、該接合端面は、表面における接合部よりも裏面における接合部がプロジェクター1側に位置するように形成されている。
以下、具体的に上記接合面の構成を説明する。
図9Cは、図9Aに示した画像表示装置の列方向に並ぶ2つのユニット10_2、10_3を一点鎖線BBにより切断した場合の投写状態を示す模式図である。図9Cにおいて、斜線を用いたハッチング部1Dは、ユニット10_2、10_3それぞれのプロジェクター1からの投写光が通過する領域を示す。
ハッチング部1Dは、図6に示した例(ハッチング部1B)と同様、投写光の進行方向に向かって、所定の角度で広がっている。ユニット10_2において、ハッチング部1Dの最も外側を通る2つの光線L3、L4のうち、下側の光線L3の透明板3の裏面に対する入射角度は、上側の光線L4の透明板3の裏面に対する入射角度より大きい。ユニット10_3も同様である。
ユニット10_2において、光線L3、L4はそれぞれ透明板3の裏面より入射し、裏面を通過する際に屈折する。裏面より入射した光線L3、L4は、透明板3内を進む。そして、光線L3は、ユニット10_3側の端部のスクリーン2側の角部に到達する。一方、光線L4は、プロジェクター1側の端部のスクリーン2側の角部近傍に到達する。
なお、ユニット10_3側のプロジェクター1は、ユニット10_2側の透明板3と支持部4とにより囲まれる空間内に位置するが、ユニット10_2側のプロジェクター1からの投写光がユニット10_3側のプロジェクター1によって遮られることはない。
ユニット10_3においても、光線L3、L4はそれぞれ透明板3の裏面より入射し、裏面を通過する際に屈折する。裏面より入射した光線L3、L4は、透明板3内を進む。そして、光線L3は、ユニット10_2とは反対側の端部のスクリーン2側の角部に到達する。一方、光線L4は、プロジェクター1側の端部のスクリーン2側の角部に到達する。
ユニット10_2の透明板3のユニット10_3側の端部30は、斜めにカットされている。端部30のカット面(端面)と透明板3の表面とのなす角度をθ1、ユニット10_2における透明板3内の光線L3と透明板3の表面とのなす角度をθ2、ユニット10_3における透明板3内の光線L4と透明板3の表面とのなす角度をθ3とすると、θ2≦θ1≦θ3の関係を満たす。
また、ユニット10_3の透明板3のユニット10_2側の端部、すなわち、ユニット10_2の透明板3の端部30に接する端部も、斜めにカットされている。この端部のカット面(端面)と透明板3の表面とのなす角度をθ4とすると、θ4=180°−θ1である。
上記のように、ユニット10_2、10_3それぞれの透明板3の互いに接する端面を構成することで、これら端面を隙間なく接することができ、しかも、ユニット10_2側の光線L3とユニット10_3側の光線L4とは、それら透明板3の表面の境界部より出射される。これにより、ユニット10_2のプロジェクター1の投写画像と、ユニット10_3のプロジェクター1の投写画像とを、隙間なく、隣接して表示することができる。
列方向に並ぶユニット10_1、10_4も、ユニット10_2、10_3と同様の構造であるので、ユニット10_1のプロジェクター1の投写画像と、ユニット10_4のプロジェクター1の投写画像とを、隙間なく、隣接して表示することができる。
また、本実施形態においても、ユニット10_1〜10_4それぞれにおいて、梁4a、4bにより支持された透明板3の両端部には、図5Bに示した切り欠き3a、3bが設けられている。これら切り欠き3a、3bがそれぞれ梁4a、4bの上端の角の部分に嵌る状態で、透明板3は支持部4により支持される。透明板3は、梁4a、4bに沿ってスライドすることができる。
上記のスライド構造によれば、ユニット10_1の透明板3にユニット10_4の透明板3を容易に接合させることができ、ユニット10_2の透明板3にユニット10_3の透明板3を容易に接合させることができる。
また、ユニット10_1〜10_4それぞれのプロジェクター1は、打ち上げ投写を行うように構成されている。このため、ユニット10_3のプロジェクター1は、ユニット10_2の支持部4内に配置され、ユニット10_4のプロジェクター1は、ユニット10_1の支持部4内に配置されている。プロジェクター1を支持部4内に配置すると、プロジェクター1から放出される熱によって支持部4内の温度が上昇し、その結果、透明板3やスクリーン2の温度が上昇し、プロジェクター1自体の温度も上昇する。本実施形態では、支持部4の梁4a、4bに複数の開口6が設けられているので、支持部4内の温度上昇を抑制することができる。
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態である画像表示装置の外観を示す斜視図である。
図10は、本発明の第3の実施形態である画像表示装置の外観を示す斜視図である。
図10に示すように、本実施形態の画像表示装置は、3行3列に配置された9つのユニット20_1〜20_9からなる。ユニット20_1〜20_9のそれぞれは、第1の実施形態の画像表示装置と同様の構成であるが、透明板3の端部の構造が異なる。
ユニット20_1〜20_9の透明板3は、行方向及び列方向に接合されるように構成されている。
図11Aは、図10に示した画像表示装置の投写状態を示す模式図である。図11Bは、図10に示した画像表示装置の行方向に並ぶ3つのユニット20_1〜20_3をプロジェクター1が設置された側から見た場合の投写状態を示す模式図である。図11A及び図11Bにおいて、斜線を用いたハッチング部1Eは、ユニット20_1〜20_3それぞれにおけるプロジェクター1からの投写光が通過する領域を示す。
ユニット20_1、20_2は、互いの透明板3の対向する端面が接合されるように構成されている。この接合面と透明板3の表面とのなす角度は略90°である。ユニット20_2、20_3も、同様の構造である。
ハッチング部1Eは、図5A及び図5Bに示した例(ハッチング部1A)と同様、投写光の進行方向に向かって、所定の角度で広がっている。ハッチング部1Eの最も外側を通る2つの光線L1、L2の透明板3の裏面に対する入射角度も、略同じである。
図11Bに示すように、ユニット20_1〜20_3のそれぞれにおいて、光線L1、L2は、透明板3の裏面を通過する際に屈折し、その裏面を通過した光線L1、L2は、透明板3内を進む。光線L1は梁4aにより支持された端部のスクリーン3側の角部に到達し、光線L2は梁4bにより支持された端部のスクリーン3側の角部に到達する。
ユニット20_4〜20_6及びユニット20_7〜20_9も、上記のユニット20_1〜20_3と同様の構造であり、上記の光線L1、L2と透明板3の関係を有する。
上記の構造によれば、ユニット20_4〜20_9のそれぞれにおいて、行方向については、スクリーン2の幅全体に渡って画像を表示することができる。よって、ユニット20_1〜20_9のうち、行方向に並ぶユニットにおいて、各ユニットのプロジェクター1からの投写画像を、隙間なく、隣接して表示することができる。
図11Cは、図11Aに示した画像表示装置の列方向に並ぶ3つのユニット20_3、20_4、20_9を一点鎖線CCにより切断した場合の投写状態を示す模式図である。図11Cにおいて、斜線を用いたハッチング部1Fは、ユニット20_3、20_4、20_9それぞれのプロジェクター1からの投写光が通過する領域を示す。
ハッチング部1Fは、図6に示した例(ハッチング部1B)と同様、投写光の進行方向に向かって、所定の角度で広がっている。ハッチング部1Dの最も外側を通る2つの光線L3、L4のうち、下側の光線L3の透明板3の裏面に対する入射角度は、上側の光線L4の透明板3の裏面に対する入射角度より大きい。
ユニット20_3において、光線L3、L4はそれぞれ透明板3の裏面より入射し、裏面を通過する際に屈折する。裏面より入射した光線L3、L4は、透明板3内を進む。そして、光線L3は、ユニット20_4側の端部のスクリーン2側の角部に到達する。一方、光線L4は、プロジェクター1側の端部のスクリーン2側の角部近傍に到達する。
ユニット20_4においても、光線L3、L4はそれぞれ透明板3の裏面より入射し、裏面を通過する際に屈折する。裏面より入射した光線L3、L4は、透明板3内を進む。そして、光線L3は、ユニット20_9側の端部のスクリーン2側の角部に到達する。一方、光線L4は、ユニット20_3側の端部のスクリーン2側の角部に到達する。
ユニット20_9においても、光線L3、L4はそれぞれ透明板3の裏面より入射し、裏面を通過する際に屈折する。裏面より入射した光線L3、L4は、透明板3内を進む。そして、光線L3は、ユニット20_4とは反対側の端部のスクリーン2側の角部に到達する。一方、光線L4は、ユニット20_4側の端部のスクリーン2側の角部に到達する。
ユニット20_3の透明板3のユニット20_4側の端部30は、斜めにカットされている。端部30のカット面(端面)と透明板3の表面とのなす角度をθ1、ユニット20_3における透明板3内の光線L3と透明板3の表面とのなす角度をθ2、ユニット20_4における透明板3内の光線L4と透明板3の表面とのなす角度をθ3とすると、θ2≦θ1≦θ3の関係を満たす。
また、ユニット20_4の透明板3のユニット20_3側の端部、すなわち、ユニット20_3の透明板3の端部30に接する端部も、斜めにカットされている。この端部のカット面(端面)と透明板3の表面とのなす角度をθ4とすると、θ4=180°−θ1である。
上記のように、ユニット20_3、20_4それぞれの透明板3の互いに接する端面を構成することで、これら端面を隙間なく接合することができる。しかも、ユニット20_3側の光線L3とユニット20_4側の光線L4とは、それら透明板3の表面の境界部より出射されるので、ユニット20_3のプロジェクター1の投写画像と、ユニット20_4のプロジェクター1の投写画像とを、隙間なく、隣接して表示することができる。
列方向に並ぶユニット20_4、20_9においても、上記のユニット20_3、20_4の場合と同様、θ2≦θ1≦θ3及びθ4=180°−θ1の関係を満たす。これにより、ユニット20_4、20_9それぞれの透明板3の互いに接する端面を隙間なく接合することができ、ユニット20_4のプロジェクター1の投写画像と、ユニット20_9のプロジェクター1の投写画像とを、隙間なく、隣接して表示することができる。
他の列方向に並ぶユニットについても、θ2≦θ1≦θ3及びθ4=180°−θ1の関係を満たすことで、上記と同様の効果を得られる。
また、本実施形態においても、ユニット20_1〜20_9それぞれにおいて、梁4a、4bにより支持された透明板3の両端部には、図5Bに示した切り欠き3a、3bが設けられている。これら切り欠き3a、3bがそれぞれ梁4a、4bの上端の角の部分に嵌る状態で、透明板3は支持部4により支持される。透明板3は、梁4a、4bに沿ってスライドすることができる。
上記のスライド構造によれば、例えば、列方向に並ぶユニット間で、透明板3を容易に接合させることができる。
また、ユニット20_1〜20_9それぞれの支持部4の梁4a、4bには複数の開口6が設けられているので、第2の実施形態と同様、プロジェクター1を収容した支持部4内の温度上昇を抑制することができる。
なお、第2又は第3の実施形態の画像表示装置において、ユニットの数及び配置形態は限定されることはない。2つ以上のユニットが、一列または行列状に並べられてもよい。
また、第2又は第3の実施形態の画像表示装置において、複数のユニットのうち、プロジェクター1の投写方向に隣接する2つのユニットは、互いの透明板3の端面が接合するように構成されているが、該端面に、反射防止膜が形成されてもよい。
上記の場合、反射防止膜は、隣接する2つのユニットの上記の接合端面のうちプロジェクター1が配置された側の端面に設けられてもよい。例えば、図9Cに示す隣接する2つのユニット10_2、10_3において、ユニット10_2側の端部30の端面に反射防止膜が形成されてもよい。
上記の反射防止膜を有する構造によれば、以下のような効果を得ることができる。
例えば、ユニット10_2、10_3の互いの透明板3の端面が接合された部分では、それら端面の間に微小な空気層が介在する。このため、ユニット10_2において、迷光が透明板3の端部30の端面に入射すると、その端面にて散乱光が生じ、この散乱光により、ユニット10_2、10_3の表示画像の境界部分が白くなる。プロジェクター1からの投写光には僅かながら迷光が存在し、また、投写光が透明板3等を通過する過程でも迷光が生じる。
端部30の端面に反射防止膜を形成することで、迷光が反射防止膜により吸収され、上記の表示画像の境界部分が白くなることを防止することができる。
反射防止膜には、黒色又はグレーの材料よりなるものを用いることが望ましい。
なお、空気層が介在しないように、透明板3の端面を鏡面状に加工することは、製造コストが増大することになるため、実用的ではない。
また、ユニット10_3側の透明板3の、上記端部30と接合される端部においては、投写光の入射角の関係から、入射する迷光の量は、上記端部30と比較して少ない。よって、ユニット10_3側の透明板3の端部については、必要に応じて、反射防止膜を形成することが望ましい。
また、第2又は第3の実施形態の画像表示装置において、2つ以上のユニットの支持部4が一体的に形成されてもよい。
さらに、各ユニットのプロジェクター1の動作を制御する制御装置(不図示)を設け、この制御装置が、外部映像供給装置(映像機器やパーソナルコンピュータなど)からの映像信号に基づく画像を各ユニットのプロジェクター1により投写させてもよい。この場合、制御装置は、入力映像信号に基づく画像をユニットの数に応じた複数の分割画像に分割し、各分割画像を対応するユニットにて表示させてもよい。
さらに、ユニット毎に、スクリーン2上の人の有無または動きを検知するセンサーを支持部4内に設置してもよい。センサーには、例えば、赤外線センサーを用いることができる。この場合、上記制御装置が、各ユニットのセンサーの出力信号に応じて各ユニットのプロジェクター1により投写される画像の内容を変化させてもよい。
また、第1乃至第3の実施形態の画像表示装置のいずれかにおいて、1つのプロジェクター1に対して複数の透明板3が設けられてもよい。例えば、図1に示した画像表示装置において、梁4a、4bに平行な方向に透明板3を複数に分割してもよい。この場合、隣接する透明板において、互いの接する端面は斜めカットされる。この場合、例えば、端面の角度は、スネルの法則に基づき、プロジェクター1からの投写光の透明板3に入射する入射角と、透明板3の絶対屈折率および支持部4内の物質(空気)の絶対屈折率とに基づいて決定される。なお、絶対屈折率は、真空に対する物質固有の相対屈折率とする。
また、1つの透明板3に対して複数のプロジェクター1が設けられてもよい。
また、スクリーン2には、超短焦点プロジェクター用広視野角透過型リアスクリーン、例えば、三菱製紙株式会社のプロジェクター用スクリーンフィルム「彩美s」を用いることができる。
また、スクリーン2は、複数のユニットに跨って設けられてもよい。
また、スクリーン2は、透明板3の表面に微小な凹凸を形成したものであってもよい。
また、透明板3のプロジェクター1側の端部を斜めにカットしても良い。例えば、図6に示した透明板3のプロジェクター1側の端部や、図9Cに示したユニット10_2、20_3のうち、ユニット10_2の透明板3のプロジェクター1側の端部を、光線L4に沿って斜めにカットしてもよい。これにより、スクリーン2全面に画像を投写することができる。
また、支持部4の梁4a、4bの開口部6の少なくとも1つにファンを設けてもよい。この場合、ファンにより、強制的に吸気又は排気を行うことができる。
また、本発明は、以下の付記1〜11のような形態をとり得るが、これら形態に限定されない。
[付記1]
可視光を透過する透明板と、
前記透明板の一方の面上に設けられたスクリーンと、
前記透明板の他方の面側から前記スクリーンに向けて画像を投写するプロジェクターと、
前記透明板を前記他方の面側から支持する支持部と、を有し、
前記プロジェクターは、前記透明板と前記支持部により囲まれる空間の外側に配置されている、画像表示装置。
[付記2]
少なくとも前記プロジェクター及び透明板を含むユニットが、一列または行列状に複数配置されている、付記1に記載の画像表示装置。
[付記3]
複数の前記ユニットのうち、前記プロジェクターの投写方向に隣接する2つのユニットは、前記プロジェクターの投写方向に直交する、前記透明板の隣接する端面が接合するように構成されており、該接合端面は、前記一方の面における接合部よりも前記他方の面における接合部が前記プロジェクター側に位置するように形成されている、付記2に記載の画像表示装置。
[付記4]
前記2つのユニットの接合された端面の少なくとも1方に反射防止膜が形成されている、付記3に記載の画像表示装置。
[付記5]
前記反射防止膜は、前記2つのユニットの接合された端面のうちの前記プロジェクター側に位置する端面に形成されている、付記4に記載の画像表示装置。
[付記6]
前記スクリーンは、複数の前記ユニットに跨って設けられている、付記2から5のいずれか1つに記載の画像表示装置。
[付記7]
前記支持部は、前記プロジェクターの投写方向に沿って設けられた、互いに対向する第1及び第2の梁を備え、該第1及び第2の梁が、前記透明板の互いに対向する第1及び第2の端部を支持する、付記1から6のいずれか1つに記載の画像表示装置。
[付記8]
前記透明板の前記第1及び第2の端部に、前記第1及び第2の梁により支持するための切り欠きが形成されている、付記7に記載の画像表示装置。
[付記9]
前記第1及び第2の梁はそれぞれ、少なくとも1つの開口を有する、付記7または8に記載の画像表示装置。
[付記10]
前記スクリーン上に保護部材を有する、付記1から9のいずれか1つに記載の画像表示装置。
[付記11]
可視光を透過する透明板の一方の面上にスクリーンを形成し、前記透明板を他方の面側から支持部により支持し、前記透明板と前記支持部とにより囲まれる空間の外側に配置されたプロジェクターより、前記透明板の前記他方の面側から前記スクリーンに向けて画像を投写して前記スクリーンに画像を表示する画像表示方法。
[付記1]
可視光を透過する透明板と、
前記透明板の一方の面上に設けられたスクリーンと、
前記透明板の他方の面側から前記スクリーンに向けて画像を投写するプロジェクターと、
前記透明板を前記他方の面側から支持する支持部と、を有し、
前記プロジェクターは、前記透明板と前記支持部により囲まれる空間の外側に配置されている、画像表示装置。
[付記2]
少なくとも前記プロジェクター及び透明板を含むユニットが、一列または行列状に複数配置されている、付記1に記載の画像表示装置。
[付記3]
複数の前記ユニットのうち、前記プロジェクターの投写方向に隣接する2つのユニットは、前記プロジェクターの投写方向に直交する、前記透明板の隣接する端面が接合するように構成されており、該接合端面は、前記一方の面における接合部よりも前記他方の面における接合部が前記プロジェクター側に位置するように形成されている、付記2に記載の画像表示装置。
[付記4]
前記2つのユニットの接合された端面の少なくとも1方に反射防止膜が形成されている、付記3に記載の画像表示装置。
[付記5]
前記反射防止膜は、前記2つのユニットの接合された端面のうちの前記プロジェクター側に位置する端面に形成されている、付記4に記載の画像表示装置。
[付記6]
前記スクリーンは、複数の前記ユニットに跨って設けられている、付記2から5のいずれか1つに記載の画像表示装置。
[付記7]
前記支持部は、前記プロジェクターの投写方向に沿って設けられた、互いに対向する第1及び第2の梁を備え、該第1及び第2の梁が、前記透明板の互いに対向する第1及び第2の端部を支持する、付記1から6のいずれか1つに記載の画像表示装置。
[付記8]
前記透明板の前記第1及び第2の端部に、前記第1及び第2の梁により支持するための切り欠きが形成されている、付記7に記載の画像表示装置。
[付記9]
前記第1及び第2の梁はそれぞれ、少なくとも1つの開口を有する、付記7または8に記載の画像表示装置。
[付記10]
前記スクリーン上に保護部材を有する、付記1から9のいずれか1つに記載の画像表示装置。
[付記11]
可視光を透過する透明板の一方の面上にスクリーンを形成し、前記透明板を他方の面側から支持部により支持し、前記透明板と前記支持部とにより囲まれる空間の外側に配置されたプロジェクターより、前記透明板の前記他方の面側から前記スクリーンに向けて画像を投写して前記スクリーンに画像を表示する画像表示方法。
Claims (11)
- 可視光を透過する透明板と、
前記透明板の一方の面上に設けられたスクリーンと、
前記透明板の他方の面側から前記スクリーンに向けて画像を投写するプロジェクターと、
前記透明板を前記他方の面側から支持する支持部と、を有し、
前記プロジェクターは、前記透明板と前記支持部により囲まれる空間の外側に配置されている、画像表示装置。 - 少なくとも前記プロジェクター及び透明板を含むユニットが、一列または行列状に複数配置されている、請求項1に記載の画像表示装置。
- 複数の前記ユニットのうち、前記プロジェクターの投写方向に隣接する2つのユニットは、前記プロジェクターの投写方向に直交する、前記透明板の隣接する端面が接合するように構成されており、該接合端面は、前記一方の面における接合部よりも前記他方の面における接合部が前記プロジェクター側に位置するように形成されている、請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記2つのユニットの接合された端面の少なくとも1方に反射防止膜が形成されている、請求項3に記載の画像表示装置。
- 前記反射防止膜は、前記2つのユニットの接合された端面のうちの前記プロジェクター側に位置する端面に形成されている、請求項4に記載の画像表示装置。
- 前記スクリーンは、複数の前記ユニットに跨って設けられている、請求項2から5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記支持部は、前記プロジェクターの投写方向に沿って設けられた、互いに対向する第1及び第2の梁を備え、該第1及び第2の梁が、前記透明板の互いに対向する第1及び第2の端部を支持する、請求項1から6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記透明板の前記第1及び第2の端部に、前記第1及び第2の梁により支持するための切り欠きが形成されている、請求項7に記載の画像表示装置。
- 前記第1及び第2の梁はそれぞれ、少なくとも1つの開口を有する、請求項7または8に記載の画像表示装置。
- 前記スクリーン上に保護部材を有する、請求項1から9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 可視光を透過する透明板の一方の面上にスクリーンを形成し、前記透明板を他方の面側から支持部により支持し、前記透明板と前記支持部とにより囲まれる空間の外側に配置されたプロジェクターより、前記透明板の前記他方の面側から前記スクリーンに向けて画像を投写して前記スクリーンに画像を表示する画像表示方法。
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