JP6315943B2 - 投影光学系 - Google Patents
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Description
図1は、実像を観察者に対して虚像として表示する表示装置の一例として、自動車の運転者に、自己の自動車の情報をフロントガラスFGを介して視認させることができるHUD1の全体的な概略構成を示す図である。HUD1は、画像投影装置2と、この画像投影装置2により出射される投影光が結像される光透過型のスクリーン3と、このスクリーン3に結像された実像Mを、虚像IMとして観察者Sに表示させる反射光学系4とを有する。以下の説明において、画像投影装置2および反射光学系4を透過あるいは反射する投影光の進行方向を前方とし、その反対方向を後方として説明を行う。
図2は、画像投影装置2の概略の構成を示す図である。画像投影装置2は、像形成光学系5と、複数のレンズで構成される投影光学系6とを有する。
像形成光学系5は、画像表示素子7と、色光合成プリズム(ダイクロイックプリズム)8とを有する。画像表示素子7には、反射型のライトバルブや透過型のライトバルブ等を用いることができる。画像表示素子7の表示面は、図示外の照明装置により照明され、また、画像表示素子7は、図示外の画像制御部により駆動制御される。これにより、画像表示素子7の表示面には、実像M(図1参照)の物体側の像となる画像が表示される。像形成光学系5には、画像表示素子7が、RGB(赤・緑・青)の各色光毎に1つずつ、合計3つ備えられているが、図面を理解し易くするため、図2においては、1つの画像表示素子7が代表的に示されている。3つの画像表示素子7は、投影光学系6に対して等価な位置に配置されている。RGB(赤・緑・青)の各色光毎に1つずつ備えられる画像表示素子7から出射した光は、色光合成プリズム8にて合成され投影光学系6に入射する。像形成光学系5は、画像表示素子7および色光合成プリズム8を用いる代わりに、DLP(Digital
Light Processor)を用いてもよい。
投影光学系6は、スクリーン3側から画像表示素子7の側、すなわちスクリーン3から後方に向かって順に配置される、小レンズ体L1Aおよび小レンズ体L1B、正のメニスカスレンズL2、正の凸レンズL3、負のメニスカスレンズL4、負のメニスカスレンズL5、正の凸レンズL6、正の凸レンズL7、正の凸レンズL8を有する。投影光学系6は、固定焦点であり、全体として正の屈折力を有する。投影光学系6においては、凸レンズL3の光入射側に開口絞り9が配置されている。投影光学系6は、小レンズ体L1Aを透過する投影光の主光線と小レンズ体L1Bを透過する投影光の主光線とが、開口絞り9において、光軸X上で交差するように構成されている。なお、レンズ構成等は上記に限らず、スクリーン3に結像される実像の明るさや収差補正の程度あるいは投影光学系6の全長等により適宜の構成とすることができる。
図4は、スクリーン3の概略の構成を示す図である。スクリーン3は、図4に示すように、第1スクリーン3Aと第2スクリーン3Bの2つのスクリーンを備える。第1スクリーン3Aおよび第2スクリーン3Bは、透明樹脂に光拡散剤を混入させたり、あるいは表面を粗面化する等して光拡散性を持たせた光透過型のスクリーンである。したがって、第1スクリーン3Aおよび第2スクリーン3Bの前方から、第1スクリーン3Aおよび第2スクリーン3Bに結像した実像を観察することができる。また、第1スクリーン3Aおよび第2スクリーン3Bが光拡散性を有することで、光拡散の程度に応じて、実像を観察できる視域の広さの拡大が図られている。
図1に示すように、反射光学系4は、スクリーン3に結像された実像Mを反射させる凹面鏡21と、フレネル凸レンズ22とを有する。スクリーン3に形成される実像Mは、凹面鏡21、フレネル凸レンズ22およびフロントガラスFGにより、観察者Sへ投影される。観察者Sは、実像MをフロントガラスFGを介して虚像IMとして観察することができる。観察者Sが、視域EA内で歪みの少ない虚像IMを観察でき、また、入射瞳によるけられが少なくなるように、凹面鏡21およびフレネル凸レンズ22の面形状等が設定されている。
画像表示素子7には、スクリーン3の上下方向の位置に対応して所定の画像が表示される。つまり、スクリーン3が、図4(A)に示す下方位置に配置されている場合には、第1スクリーン3Aに、実像M1および実像M2を表示するための画像が表示される。実像M1と実像M2とは、実像M1と実像M2とで、一つのコンテンツ(たとえば、TV映像やビデオ映像等)を表示する画像であってもよいし、実像M1と実像M2とが互いに異なるコンテンツ(たとえば、車速情報とエンジン回転数情報)を表示するものであってもよい。また、スクリーン3が、図4(B)に示す上方位置に配置されている場合には、第1スクリーン3Aに実像M4を、第2スクリーン3Bに実像M3をそれぞれ表示するための画像が表示される。実像M3と実像M4は、異なるコンテンツとすることができ、たとえば、実像M3にはナビ情報(地図情報)を表示し、実像M4には車速情報を表示することができる。
図4(B)に示すように、第1スクリーン3Aに小レンズ体L1Aによる実像M4を結像させると共に、第2スクリーン3Bに小レンズ体L1Bによる実像M3を結像させる場合、小レンズ体L1Aを透過した投影光が第2スクリーン3Bに投影されたり、あるいは、第2スクリーン3Bを透過した投影光が第1スクリーン3Aに投影されると、実像M3,M4の画質を劣化させる虞がある。
(1) 2≦D/f0
(2) −1≦f0/f1≦−0.1
D:小レンズ体L1Bが位置P1に配置されているときの、小レンズ体L1Bの主点位置と開口絞り9との間隔
f0:投影光学系6の焦点距離
f1:小レンズ体L1Aおよび小レンズ体L1Bの焦点距離。
(1−1) 2.5≦D/f0)
(2−1) −0.65≦f0/f1≦−0.15
さらに、D/f0およびf0/f1は、下記の条件(1−2)(2−2)とすることにより、画像表示素子7に表示される画像のうち光軸Xより上側に表示される画像の投影光が、小レンズ体L1Aに入射する光量をより一層抑制でき、かつ、画像表示素子7に表示される画像のうち光軸Xより下側に表示される画像の投影光が、小レンズ体L1Bに入射する光量をより一層抑制できる。これにより、スクリーン3に結像する実像の画質劣化をより一層抑えることができる。
(1−2) 3.0≦D/f0
(2−2) −0.4≦f0/f1≦−0.2
小レンズ体L1Bを光軸X方向に移動させる際に、小レンズ体L1Aとの干渉を防止するため、図2に示すように、小レンズ体L1Aと小レンズ体L1Bとの間に、間隙Kを形成する必要がある。しかしながら、間隙Kが形成されることで、投影光の一部が間隙Kを通過してしまい、スクリーン3に迷光やゴースト像を発生させてしまう虞がある。
(3) 0.1≦W/(f0/F)≦0.6、
(4) 0<T<|f1/F|
なお、幅Wは、小レンズ体L1Aの間隙K側の端面23を含む面24から小レンズ体L1B側への幅である。
f0:投影光学系の焦点距離
f1:小レンズ体の焦点距離
T:小レンズ体の光入射面と遮光部材との間隔
F:投影光学系のFナンバー
(3−1) 0.25≦W/(f0/F)≦0.55
さらに、W/(f0/F)は、下記の条件(3−2)とすることで、スクリーン3に形成される画像の明るさの低下の抑制と、間隙Kに入射する投影光の遮光とをより一層効果的に行うことができる。
(3−2) 0.4≦W/(f0/F)≦0.5
スクリーン3、すなわち第1スクリーン3Aおよび第2スクリーン3Bは、透明樹脂に光拡散剤を混入させたり、あるいは表面を粗面化する等して構成した光透過型のスクリーンである。したがって、スクリーン3に結像する実像Mの光はスクリーン3で光拡散する。実像Mの光がスクリーン3で光拡散されることで、虚像IMを観察する観察者Sの視域EAを広げることができる。しかしながら、スクリーン3が光拡散性を有することで、反射光学系の入射瞳にけられる光線束の量が多くなり、虚像IMが暗くなり易い。これに対し、虚像IMが明るくなるように、スクリーン3の光拡散性を低下させると、スクリーン3から反射光学系4に入射する光の指向性が高くなり(視域EAが小さくなり)、虚像IMの中心側の照度が極端に高くなり、逆に周辺側の照度が著しく低下する傾向がある。つまり、虚像IMの照度分布の均一性が損なわれ易い。
(5) 0.7≦R・Tan(θ)/(N/2)≦1.5
R:投影光学系6の射出瞳位置32と凹面鏡21との光軸X上の間隔
2θ:投影光学系6の水平画角
N:投影光学系6の水平画角方向における凹面鏡21の幅
(5−1) 0.75≦R・Tan(θ)/(N/2)≦1.15
さらに、R・Tan(θ)/(N/2)は、下記の条件(5−2)とすることで、虚像IMの明るさの向上と、虚像IMの照度分布の均一化をより一層好適に図ることができる。
(5−2) 0.85≦R1・Tan(θ)/(N/2)≦1.05
Claims (2)
- 実像を結像させるための投影光学系において、
前記投影光学系を構成するレンズのうち、少なくとも1つのレンズは、光軸と直交する方向に2つ以上の小レンズ体に分割された分割レンズであり、
前記投影光学系は、前記各小レンズ体が、互いに光軸方向に相対的に異なる位置に配置されることで、前記小レンズ体毎に結像位置を異ならせることが可能であり、
前記光軸方向から見て隣接する前記小レンズ体の間隙と重なりを有し、前記光軸と交差する方向に遮光面が配置される遮光部材を前記分割レンズの光入射側に備えている、
ことを特徴とする投影光学系。 - 請求項1記載の投影光学系において、
前記遮光面は、前記光軸方向から見たとき、前記間隙の両側に配置される前記小レンズ体との重なりの面積が同一となるように配置されている、
ことを特徴とする投影光学系。
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