JP2004012694A - 画像形成装置およびそのシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】リーダー部と複数のプリンター部を有するマルチプリンターシステムにおける出力品質の向上を目的とする。特に、接続された各プリンター部で用紙に形成される画像位置を統一させる。
【解決手段】複数のプリンターによりプリントされた特定のパターン画像を画像読み取り手段から読み取らせることにより、各プリンターごとの画像位置に関する補正データを作成しプリンターへの画像転送時に前記補正データから各プリンターごとに画像位置補正を行い画像転送して各プリンターの画像位置を均一化させるようにした。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばデジタル複写機等の画像形成装置に関するもので、特に複数の画像形成装置を接続し、単位時間あたりの出力の高速化を図った画像形成装置とそのシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機のデジタル化、高速化に伴い、複数のデジタル複写機を連結して、1つのデジタル複写機のリーダ部から読み取った画像、コンピュータからの画像データを、接続された複数のプリンター部に転送し、プリントして、単位時間当たりのプリント枚数を増加させるシステムが提唱されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成の連結システムでは、複数のプリンター部でプリントするという単位時間あたりのプリント枚数を増加させることに重点がおかれている。
【0004】
そのため、各プリンターごとのコンディション等による出力画像の違いというものに関しては、ほとんど考慮されていなかった。
【0005】
しかし、多くのプリンターを接続し、同じ画像を複数のプリンターにてプリントするような場合においては、各プリンターの使用頻度、微妙な装置の個体差等を制御することが重要である。
【0006】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、複数のプリンターが接続されたシステムにおける、出力画像の品質を高めることを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
上述の目的を達成するために、本発明は原稿画像を読み取る画像読み取り手段、特定のパターン画像を作成する手段、読み取られた画像、あるいは作成されたパターン画像をプリンターに転送する手段、転送された画像をプリント可能な複数のプリンターからなる画像形成システムであって、複数のプリンターによりプリントされた特定のパターン画像を、画像読み取り手段から読み取らせることにより、各プリンターごとの画像位置に関する補正データを作成し、プリンタへの画像転送時に、前記補正データから各プリンターごとに画像位置補正を行い、画像転送し、各プリンターの画像位置を均一化させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
(作用)
以上の構成において、構成されたシステムにおけるプリント性能を、最大限に生かすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は本実施形態によって構成したシステムの一例を示した図である。
【0011】
同図において1007は本システムを統括し制御するサーバー、1001は原稿画像を読み取るリーダー部、1000は画像データを受け取りプリントするプリンター部、1002は画像形成されたプリント用紙を排紙、ソートするソーターである。同様に1003,1005はプリンター部、1004,1006はソーターを示す。このように、本システムは1つのサーバー、1つのリーダー部、3つのプリンター部、ソーターから構成されている。
【0012】
サーバー1007,リーダー部1001とプリンター部1000、1003,1005はビデオインターフェースにより接続されており、画像データはもちろん、コマンドの送受信を行っている。
【0013】
<サーバーの構成>
図2は図1で示したサーバー1007の具体的な構成を示したものである。
【0014】
各ブロックはシステムバスにより接続されており、CPUはROMやRAMに格納されたプログラムに応じて、プログラムの実行や各種演算処理を行い、本装置全体を制御する。
【0015】
ハードディスクコントローラには、ハードディスクが接続されている。ハードディスクは大容量の記憶装置でありOSやアプリケーションプログラム、リーダーより読み込まれた画像、ネットワーク等から転送された画像の記憶に用いられる。
【0016】
ビデオグラフィックコントローラはCPUによってビデオラムに書かれた内容をビデオグラフィックコントローラに接続されたCRTディスプレイに表示する。
【0017】
また、外部のネットワークとの接続はネットワークl/Fを介して、キーボードはキーボードコントローラを介して、マウスはAuxiliary device controllerを介して接続される。
【0018】
さらに、本システムのリーダー部、プリンター部とはVideo l/F Controllerを介して、画像の送受信及び通信が行われる。また、RAMは画像データを保持することが可能で、Video l/Fとハードディスク間の画像のバッファとして使用したり、CPUが任意の画像をRAM上に形成することができる。
【0019】
<リーダー部、プリンター部の構成>
図3は図1で示したリーダー部1001及びプリンター部1000の構成を具体的に示したものである。
【0020】
同図において、原稿台ガラス101には、原稿自動送り装置142から給送された原稿が順次、所定位置に載置されるようになっている。
【0021】
また、この原稿台ガラス101に載置された原稿は、例えばハロゲンランプから構成される原稿照明ランプ102により露光される。
【0022】
103、104、105は走査ミラーであり、図示しない光学走査ユニットに収容され、往復動しながら、原稿からの反射光をCCDユニット106に導く。CCDユニット106はCCDに原稿からの反射光を結像させる結像レンズ107、例えばCCDから構成される撮像素子108、撮像素子108を駆動するCCDドライバ109等から構成されている。撮像素子108からの画像信号出力は例えば8ビットのデジタルデータに変換された後、コントローラ部139に入力され、各種画像処理が行われる。
【0023】
また、110は感光ドラムであり、112の前露光ランプによって画像形成に備えて除電される。113は1次帯電器であり、感光ドラム110を一様に帯電させる。117は露光手段であり、例えば半導体レーザー等で構成され、画像処理や装置全体の制御を行うコントローラ部139で処理された画像データに基づいて感光ドラム110を露光し、静電潜像を形成する。118は現像器であり、黒色の現像剤(トナー)が収容されている。119は転写前帯電器であり、感光ドラム110上に現像されたトナー像を用紙に転写する前に高圧をかける。120、122、124は給紙ユニットであり、各給紙ローラ121、123、125の駆動により、転写用紙が装置内へ絵送され、レジストローラ126の配設位置で一旦停止し、感光ドラム110に形成された画像との書き出しタイミングがとられ再給送される。127は転写帯電器であり、感光ドラム110に現像されたトナー像を給送される転写用紙に転写する。128は分離帯電器であり、転写動作の終了した転写用紙を感光ドラム110より分離する。転写されずに感光ドラム110上に残ったトナーはクリーナー111によって回収される。129は搬送ベルトで、転写プロセスの終了した転写用紙を定着器130に搬送し、例えば熟により定着される。131はフラッパであり、定着プロセスの終了した転写用紙の搬送パスを、ステイプルソーター132または中間トレイ137の配置方向のいずれかに制御する。ステイプルソーター132に排紙された用紙は各ビンに仕分けされ、コントローラ部139からの指示により141のステイプル部141がステイプルを行う。また、ステイプルソーター132の代りに製本装置(グルーバインダー)145が装着されている場合はコントローラ部139からの指示により143のバインダー部で予め糊のついた背表紙と紙束を糊づけし、スタッカー144に製本後の紙束を貯える。また、133〜136は給送ローラであり、一度定着プロセスの終了した転写用紙を中間トレイ137に反転(多重)または非反転(両面)して絵送する。138は再給送ローラであり、中間トレイ137に載置された転写用紙を再度、レジストローラ126の配設位置まで搬送する。
【0024】
139のコントローラ部には後述するマイクロコンピュータ、画像処理部等を備えており、操作パネル140からの指示に従って、前述の画像形成動作を行う。
【0025】
くコントローラ部の構成>
図4は画像形成装置におけるコントローラ部139の構成を示したブロック図である。
【0026】
201は画像処理装置全体の制御を行うCPUであり、装置本体の制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用メモリ203(ROM)からプログラムを順次読み取り、実行する。CPU201のアドレスバスおよびデータバスは202のバスドライバー回路、アドレスデコーダ回路をへて各負荷に接続されている。また、204は入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのランダムアクセスメモリ(RAM)である。205はI/Oインターフェースであり、操作者がキー入力を行い、装置の状態等を液晶、LEDを用いて表示する140の操作パネルや給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモーター類207、クラッチ類208、ソレノイド類209、また、搬送される用紙を検知するための紙検知センサ類210等の装置の各負荷に接続される。現像器118には現像器内のトナー量を検知する211のトナー残検センサが配置されており、その出力信号がI/Oポート205に入力される。215は高圧ユニットであり、CPUの指示に従って、前述の1次帯電器113、現像器118、転写前帯電器119、転写帯電器127、分離帯電器128へ高圧を出力する。
【0027】
206は画像処理部であり、リーダー画像処理部とプリンター画像処理部から構成される。CCDユニット106から出力された画像信号が入力され、後述する画像処理を行い、画像データに従って117のレーザーユニットの制御信号を出力する。レーザーユニット117から出力されるレーザー光は感光ドラム110を照射し、集光するとともに非画像領域において受光センサであるところの213のビーム検知センサによって発光状態が検知され、その出力信号がI/Oポート205に入力される。
【0028】
<プリンターの構成>
図5は、図1で示したプリンター1003、1005の構成を示したブロック図である。
【0029】
図3で示したブロックとほぼ同様の構成であり、リーダー部がないためプリンター部のみで構成されている。また、それに応じて、コントローラ部150の構成が一部変更されている。
【0030】
図6はプリンター1003、1005のコントローラ部150の構成を示したものである。図4で示したコントローラ部と構成がことなるのは画像処理部216の構成がプリンター部用のみとなったこと、操作パネル、CCD等のリーダー制御部が削除されたことだけである。
【0031】
<コントローラ部の画像処理構成>
図7は本発明の画像形成装置におけるコントローラ部139内の画像処理部206の構成を示したブロック図である。
【0032】
CCD108により電気信号に変換された画像信号は、A/Dコンバータ300でアナログデータをデジタルデータに変換する。つぎに、シェーディング回路301によって画素間のばらつきの補正を行った後、302の変倍回路において、縮小コピー時はデータの間引き処理を行い、拡大コピー時はデータの補間を行う。次に、303のエッジ強調回路において、例えば5×5のウインドウで2次微分を行い、画像のエッジを強調する。
【0033】
次に出力された画像データはメモリコントローラ306を介して、画像メモリ307に格納される。画像メモリはDRAM、ハードディスク等のメモリから構成されており、複数ページの画像を格納することができる。また、メモリコントローラ306は画像メモリ307を制御し、CCDからの画像データを受け取り、画像メモリ307に格納するとともに、画像メモリ308から画像を読み出し、ビデオインターフェースコントローラ308へ画像を転送したり、プリンター部への画像転送したりする。これらを行うために制御は、メモリに対して高速でアクセスし、また、各インターフェース部には、メモリが配置され、すべての外部からのアクセスが重なっても待たされないように制御される。
【0034】
このようにして、画像メモリ307にいったん格納された画像データはビデオインターフェースコントローラ308を介してビデオインターフェースへ出力する。
【0035】
ビデオインターフェースを介して他のプリンター部へ接続される。
【0036】
また、メモリコントローラ306の出力は輝度濃度変換部304に入力される。この画像データは輝度データであるのでプリンターに出力するための濃度データに変換するため輝度濃度変換部304のγ変換回路でテーブルサーチによりデータ変換を行う。濃度データに変換された画像データはレーザーの発光強度の信号に変換するためPWM回路へ入力され、画像の濃度に応じたパルス幅をレーザーユニットに対して出力する。
【0037】
<プリンター部の画像処理構成>
図8はプリンター部1003、1005の画像処理ブロックの構成を示したものである。図6で示したブロックと同様に、画像処理部206のメモリコントローラ306は画像メモリ306を管理し、ビデオインターフェースコントローラ308を介してリーダーから入力される画像をいったん画像メモリ307に格納し、プリンターからのプリントジョブの要求に応じて画像を適時出力する。画像メモリ307には画像データは輝度データとして格納されるので、輝度濃度変換部304にて濃度データに変換され、レーザ等により用紙に画像が形成される。
【0038】
<プリントシーケンス>
このような構成の画像形成装置におけるプリントシーケンスを以下に、フローチャートを用いて説明する。
【0039】
ステップ50〜65からなるリーダー部におけるシーケンスを示す。
【0040】
本実施形態ではサーバーに対して1台のリーダー、3台のプリンターが接続されている。実行される複写ジョブの実行レベルと、画像の転送の決定方法を示す。ジョブのレベルはレベル1が一番低く、数値が高くなるほど高くなり、レベル3が最も高いことを示す。
【0041】
図示しない操作部により、操作者がコピーモード、枚数をセットし、スタートキーを押すとリーダー部は原稿を読み込み始める(51)。次に、読み込まれた原稿枚数と、操作部にセットされたプリント数からトータルのプリント数を算出する。ここで、以下のようにレベルを決める(52)
トータルのプリント数
2001枚以上
1001枚以上2000枚以下…レベル3
101枚以上1000枚以下…レベル2
100枚以下…レベル1
次に、操作部において操作者がレベルを設定できるようになっており、その設定に応じてレベルを変更する(53)。
【0042】
図示しない操作部において、「オート」、「高く」、「低く」の3モードから選択するようになっている。「オート」はステップ52により決定されたレベルに従う自動モードを示し、「高く」はステップ52により決定されたレベルより1つ高くすることを示す。レベル2が入力されると、レベル3に変更される。ただし、レベル4が一番高いためステップ52においてレベル4が判定されている場合には変化しない。
【0043】
次にステップ54は「全台数稼働モードが設定されているか」によってレベルを変更する。これは、図示しない操作部により、1つのジョブに対して全台数を稼働させるか否かを設定できるモードである。すなわち、1つのプリントジョブに対して全台数を稼働させていると、後から1枚だけのプリントジョブを行う場合であっても、全台数使用中であるために、実行されているプリントジョブが終了するまで待たなくてはならない。そのため設定されたモードによりジョブのレベルを変更するものである。したがって、全台数稼働モードでは、前までのステップにより決定されたジョブのレベルを変更しない。しかし全台数稼働モードでないときには、トータルのプリント数からレベル4のジョブであると判定されていても、それを1つ下げて、レベル3のジョブに変更する。このように、1つのジョブに対して全台数を動作させないようにしている。
【0044】
次に、ステップ55において接続されたプリンター11〜14の稼働状況を把握する。判定されたレベル数分だけの、使用可能なプリンターが確保できるまで待つ。すなわち、レベル1のときには使用可能なプリンターが1台確保できるまで、レベル4のときには4台のプリンターが使用可能になるまでである。このようにして、使用可能なプリンターを決定する(57)。
【0045】
ステップ58では操作者が操作部で設定したコピーモードがソートモードであるか、グループモードであるかの判断を行う。ソートモードはたとえば、10ページの原稿に対して、コピー出力を1ページから10ページまでの束にして。指定部数の出力を行うものであり、グループモードは1ページを指定枚数出力し、次に2ページ目を指定枚数出力していくといものである。
【0046】
したがって、ソートモードであるときには、指定された出力部数を決定されたレベルにより分割する。余りが出た場合には、プリンター11から14までの順序で使用するプリンターに加える。(59)たとえば、100ページの原稿を20部、レベル3で出力する場合で、プリンターが11から13であるとすると、プリンター11と12が7部づつ、プリンター13が6部プリントを行う。
【0047】
一方、グループモードが選択された場合には、ページ数をレベルにより分割する。ページはプリンター11から14の順序でとし、割り切れない場合のあまりのページはプリンター14から11の順序で加える。たとえば100ページの原稿をそれぞれ20部、レベル3で出力する場合で、プリンターが11から13であるときには、プリンター11が1ページ目から33ページ目まで、プリンター12が34ページから66ページまで、プリンター13が67ページから100ページまでをそれぞれ20部プリントを行うことになる。
【0048】
このようにして決定されたプリンターと、プリントするモード、ページ等をリーダー部は各プリンタ一部に送信し(61)、続いて画像を転送する(62)。
【0049】
また、操作部に読み込まれた原稿の出力がどのプリンターにおいて実行されているかを示すために、プリンターからのプリント状況を入手し表示する(63、64)。全部数出力すれば、指定されたジョブが終了する。
【0050】
次にステップ70〜78からなるプリンター部のフローチャートを説明する。
【0051】
まず、リーダー部より稼働状況の要求があった場合には(71)、プリント状況を送信する(72)。また、プリンターがプリント途中であるときには(73)、プリントを行い(77)、プリント経過をリーダー部に送信する。リーダー部はプリント状況を操作部に表示する。またプリント途中でないときには、プリントジョブの待ち状態となり(74)、プリントジョブが発生した時にはジョブの内容をリーダー部より受信し(75)、続いて画像データを受信する(76)。このようにして受信した画像は、ジョブ内容に応じて、ステップ77でプリントを行う。
【0052】
<データの補正>
次に、本特許の特徴となる画像データの補正方法について述べる。
【0053】
システムはサーバーを中心として多くのプリンターが接続されて構成されてる。各プリンターにおいて使用頻度、コンディション等が異なることが想定される。そのため、装置の個体差を制御することが必要である。
【0054】
以下に、プリント画像の用紙に対する位置制御について説明する。
【0055】
操作部において、図示しない画像調整キーを押すと、画像調整モードに入り、図10(A)の画面が表示される。次に画面中のOKキーを押すと、各プリンタ一においてテストプリントを行い、プリント中の表示を行う(B)。各プリンタ一に出力されたテストプリントを並べて、原稿読み取り装置におく。その後、画面(C)の読み込みキーを押下して、画像の読み込みを行い(D)、自動的に補正データを作成して補正終了となる(E)。その後はサーバーが、各プリンターへ画像を転送するときに補正データにより画像位置を補正して出力するので各プリンターは、補正データを意識する必要がない。
【0056】
以下具休的な補正方法を説明する。
【0057】
各プリンタ一にてプリントするテストプリントは図11に示すような長方形のテスト画像である。
【0058】
操作部からテストプリントのプリント命令をうけると、サーバーのRAM上にCPUがA4サイズのメモリ領域に対して、内側5mmのところに4画素、あるいは4ラインの幅の黒線のデータを形成し、各プリンターへ画像を転送している。各プリンターは転送された画像のプリントを行う。
【0059】
プリントされた画像はステーションA,B,Cの順番に並べてリーダー部より読み込ませる。リーダー部より読み込まれた画像はステーションAの画像メモリを介してサーバーに転送される。
【0060】
サーバーはプリンターから転送された画像をライン(A)とライン(B)でよみとり、画像の形成されている位置を算出する。
【0061】
各プリンターごとのライン(A)のデータを図12に示す。図において山になっている部分が端部の黒線である。また、山の位置がずれているのは、各プリンターごとに、画像の形成されている位置がずれていることを示すものである。
【0062】
ここで、図13を用いて本画像形成装置の画像の位置の制御方法を説明する。
【0063】
図13において(A)はVSYNC信号、HSYNC信号、VENABLE信号とVIDEO信号の関係を示し、(B)はHSYNC信号、HENABLE信号とVIDEO信号の関係を示す。また、(C)はCLK信号、HSYNC信号、HENABLE信号とVIDEO信号の関係を示す。
【0064】
すべて、サーバーからプリンターへ転送する同期信号とビデオ信号である。
【0065】
まず、画像データをサーバーからプリンターへ転送するときには、(A)のVSYNC信号をHSYNC信号の2区間幅分“LOW”レベルにして転送の開始信号とする。VDELAY時間後、画像の副走査方法の区間信号VENABLEが“LOW”レベルになり、LOWレベルのとき有効画像データを出力する。LOWレベル中、画像の転送を行い、HIGHレベルになって、画像転送が終了する。
【0066】
また、主走査方向のタイミングは(B)のHSYNC信号がLOWレベルになってからHDELAY時間後、HENABLEがLOWレベルになり、有効画像データを出力する。LOWレベル中、画像転送を行う。詳しくは(C)のように、HSYNC信号は4CLK幅分LOWレベルとなり、主走査の同期信号を出力する。(B)で示したように、HDELAY時間後、画像データの転送を開始する。このように、VENABLE信号とHENABLE信号がLOW区間のときの画像データがプリンターのメモリに格納され、プリンターはそれを読み出して画像を形成している。
【0067】
そのため、各プリンターで画像の形成位置を合わせるためには、VENABLE信号、HENABLE信号を、プリンターごとに変更し、画像の形成位置を調整する必要がある。
【0068】
例えば、図12において各プリンターA,B,Cが端部に対して、ズレ量A,B,Cであるとすると、中心値(2番目の値)を基準とする。この場合はCになる。したがって、プリンターAはずれ量C−A,プリンターBはずれ量B−C、プリンターCはずれ量なしとなる。
【0069】
したがって、図14にしめすように、画像データに対してHENABLE信号をずらすことにより、有効画像領域を広くしたり、狭くしたりすることが可能となる。
【0070】
図14は主走査方向の位置あわせを示したが、副走査方向への位置あわせについても、ライン(B)のデータからVENABLE信号を、各プリンターへの画像転送に合わせて変更するようにすればよい。
【0071】
このようにして、各プリンターごとに得られた補正データは、サーバー上のHDに蓄積しておき、プリント時に蓄積された補正データから補正を行って、各プリンターへ画像転送を行うようにする。各プリンターはサーバーから転送された画像をプリントすればよい。したがって、画像の出力位置補正に関して、サーバーがデータを管理すればよく、接続されたプリンターは、出力位置補正について、意識する必要がない。
【0072】
また、本実施形態では同一の性能をもつプリンターによりシステムを構成したが、サーバー上に常に補正データをもつようにしているので、性能のことなるプリンターによるシステムにも容易に応用することができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のプリンターが接続された画像形成システムにおける補正データの作成を行うようにしたので、システムとしての画像形成の品位を高くすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成システムの接続形態を示す図である。
【図2】本発明の実施形態におけるサーバー1007の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るリーダー部1001、プリンター部1000、ソータ一部1002の構成を示す図である。
【図4】実施形態に係るリーダー部1001、プリンター部1000の処理構成図である。
【図5】実施形態に係るプリンター部1003、1005、ソータ一部1004、1006の構成を示す図である。
【図6】実施形態に係るプリンター部1003、1005の処理構成を示す図である。
【図7】実施形態に係るリーダー部1001、プリンター部1000におけるビデオの処理を示すブロック図である。
【図8】実施形態に係るプリンター部1003、1005におけるビデオの処理を示すブロック図である。
【図9】実施形態に係るプリントジョブの流れを示すフローチャートである。
【図10】実施形態における画像位置補正の操作を説明する図である。
【図11】実施形態におけるテストプリントの例を示す図である。
【図12】実施形態における、読み取られたデータの特性を説明する図である。
【図13】実施形態における、サーバーからプリンターへの画像転送方法を説明する図である。
【図14】実施形態における、画像位置調整を説明する図である。

Claims (1)

  1. 原稿画像を読み取る画像読み取り手段、
    特定のパターン画像を作成する手段、
    読み取られた画像、あるいは作成されたパターン画像をプリンターに転送する手段、
    転送された画像をプリント可能な複数のプリンターからなる画像形成システムであって、
    複数のプリンターによりプリントされた特定のパターン画像を、画像読み取り手段から読み取らせることにより、各プリンターごとの画像位置に関する補正データを作成し、プリンタへの画像転送時に、前記補正データから各プリンターごとに画像位置補正を行い、画像転送し、各プリンターの画像位置を均一化させるようにしたことを特徴とする画像形成システム。
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