JP2004010834A - 架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料およびその製造方法並びにその顔料を含有する化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩が無機顔料の表面に均一に重合被覆処理された架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料およびその製造方法並びに、その顔料を含有する化粧料を提供する。
【解決手段】脂肪族炭化水素溶媒にソルビタン脂肪酸エステルを溶解させ、次いで、無機顔料を分散させて、この上から、水溶性ラジカル重合開始剤を含有したアルカリ金属水酸化物によって部分中和されるアクリル酸水溶液を滴下して逆相懸濁重合して架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属被覆処理無機顔料を得る。そして、このようにして得られた架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属被覆処理無機顔料を化粧料に配合する。
【選択図】 図1
【解決手段】脂肪族炭化水素溶媒にソルビタン脂肪酸エステルを溶解させ、次いで、無機顔料を分散させて、この上から、水溶性ラジカル重合開始剤を含有したアルカリ金属水酸化物によって部分中和されるアクリル酸水溶液を滴下して逆相懸濁重合して架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属被覆処理無機顔料を得る。そして、このようにして得られた架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属被覆処理無機顔料を化粧料に配合する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファンデーション、アイシャドー、マスカラ、口紅等のメークアップ化粧料、または、乳液、クリーム等の基礎化粧料に配合される、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料およびその製造方法、並びにその顔料を含有する化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩は、高吸水性ポリマーとして一般に知られており、この架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を逆相懸濁重合により得る製造方法が特開昭53−46389号公報や特開昭56−131608号公報にて開示されている。この架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩の性質を利用して化粧料に配合した場合、優れた吸湿保湿性を有することが期待できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の汎用一般ポリマーを顔料に被覆処理させる技術では、ポリマーを溶媒等に均一分散または、溶解させて無機顔料と混合した後、溶剤を除去して、粉砕を行う必要がある。
【0004】
しかしながら、架橋性ポリアクリル酸アルカリ金属塩は、架橋されているために、溶媒中で均一な分散や溶解が起こらず、しかもかさ高く膨潤するため、無機顔料に上手く被覆処理することができない。このように、従来の方法では、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を被覆処理した無機顔料は化粧料に配合することが困難であるという問題点がある。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を無機顔料に対して均一に被覆処理した架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料およびその製造方法を提供するとともに、その顔料を含有する化粧料を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
前記目的を達成するために、本発明者は鋭意研究した結果、懸濁溶液に顔料を予め分散させ、アクリル酸アルカリ金属塩を逆相懸濁重合することによって、架橋型ポリアクリル酸金属塩を無機顔料に対して均一に被覆処理できることを見出した。具体的には、脂肪族炭化水素溶媒にソルビタン脂肪酸エステルを溶解させ、その溶媒に無機顔料を分散させて、水溶性ラジカル重合開始剤を含有したアルカリ金属水酸化物によって部分中和されたアクリル酸水溶液を前記脂肪族炭化水素溶媒に滴下または添加して逆相懸濁重合することにより、無機顔料の表面に架橋型ポリアクリル酸金属塩を均一に重合被覆処理させることを見出し本発明を完成するに至った。
【0007】
要するに、前記目的を達成するために、第1発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料は、無機顔料の表面に架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を0.5〜50重量%重合被覆処理してなることを特徴とするものである。
【0008】
本発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料、特に化粧料として配合された際に、優れた吸湿保湿性とその持続性を発揮することができる。
【0009】
本発明において、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩が、無機顔料の表面に0.5〜50重量%重合被覆処理されているのは、0.5重量%以下の重合被覆処理では、十分な吸湿性が得られず、50重量%以上では、顔料そのものの性質が損なわれるからである。
【0010】
次に、第2発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料の製造方法は、
脂肪族炭化水素溶媒にソルビタン脂肪酸エステルおよび無機顔料を分散させ、その脂肪族炭化水素溶媒に、水溶性ラジカル重合開始剤を含有したアルカリ金属水酸化物によって部分中和されたアクリル酸水溶液を加えて逆相懸濁重合して、前記無機顔料の表面に架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を0.5〜50重量%重合被覆処理することを特徴とするものである。
【0011】
本発明の製造方法によって、無機顔料の表面に架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を均一に被覆処理させることができ、吸湿保湿性に優れた架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料を効果的に製造することができる。
【0012】
また、第3発明による化粧料は、第1発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料を含有してなることを特徴とするものである。本発明によれば、吸湿保湿性に優れ、かつその持続性に優れる化粧料を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料とその製造方法およびそれを含有する化粧料の具体的な実施の形態について説明する。
【0014】
本実施形態による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料は、脂肪族炭化水素溶媒に、ソルビタン脂肪酸エステルを溶解させ、次いで無機顔料を分散させ、水溶性ラジカル重合開始剤を含有したアルカリ金属水酸化物で部分中和されたアクリル酸水溶液を、前記脂肪族炭化水素溶媒に滴下または添加して逆相懸濁重合を行い、この懸濁重合の終了後、溶媒と固形物とを分離して、固形物をアルコール等の適当な有機溶剤にて洗浄し、乾燥させた後、アトマイザー等によって粉砕するという製造方法によって生成される。このような製造方法を採ることによって、無機顔料に架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩が均一に被覆処理された架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料を得ることができる。
【0015】
本実施形態において、エチレングリコールジグリシジルエーテル、メタクリル酸、デンプンおよび糖類等を一部用いて共重合することにより無機顔料に対して均一に被覆処理させることも可能である。
【0016】
得られた架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料のポリマー含有量(無機顔料に被覆処理された架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩の被覆量)は、0.5〜50重量%が良く、より好ましくは、1〜40重量%である。ポリマー含有量が0.5重量%以下であるとポリマー量が少なすぎて十分な吸湿性が得られず、50重量%以上であると顔料そのものの性質が損なわれて重合が困難となる可能性があって好ましくないからである。
【0017】
本実施形態に用いられる脂肪族炭化水素としては、n−ヘキサン、シクロヘキサン、シクロペンタン、メチルシクロペンタン、メチルシクロヘキサン等が挙げられる。また、本実施形態に用いることができる無機顔料としては、酸化チタン、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、マイカ、セリサイト、タルク、シリカ、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、チタン被覆雲母等が挙げられる。
【0018】
本実施形態に用いられる水溶性ラジカル重合開始剤としては、過硫酸カリウムおよび過硫酸アンモニウム等を用いることができる。その使用量は、モノマーに対して、0.05〜1.00重量%が適当である。0.5重量%以下であると重合速度等遅くなり過ぎ、未反応モノマーが多く残存する可能性がある。1.00重量%以上であると、十分な高分子量のポリマーが得られなくなる可能性がある。
【0019】
アクリル酸を部分中和するアルカリ金属水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。その使用量は、アクリル酸に対して低いmol%の中和であれば、高い架橋度を有するポリマーを得ることができ、アクリル酸に対して高いmol%の中和であれば低い架橋度を有するポリマーを得ることができる。このようにアクリル酸に対してアルカリ金属での中和の程度を変化させることによって、所望する架橋度や吸湿性の架橋型アクリル酸アルカリ金属塩ポリマーを得ることができる。
【0020】
本実施形態に用いるソルビタン脂肪族エステルとしては、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノラウリレート等が挙げられる。このソルビタン脂肪族エステルの使用量は、アクリル酸に対して1〜15重量%程度の範囲で用いられるのが適当である。1重量%以下であると脂肪族炭化水素中でアクリル酸部分中和水溶液を十分に分散することが難しい。15重量%以上使用しても脂肪族炭化水素中でアクリル酸部分中和水溶液の分散効果は、大きく変わらない。
【0021】
逆相懸濁重合における重合条件としては、35〜80℃の範囲の重合温度で数時間行われる。重合温度が35℃以下であると、十分な開始剤の重合効果が得られず、80℃以上であると、急激な重合の進行が起こり、溶剤が突沸する危険性がある。なお、この重合温度は、より好ましくは40〜70℃の範囲である。
【0022】
【実施例】
次に、本発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩およびこれを含有する化粧料の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0023】
(製造実施例1)
イオン交換水55.6gに水酸化ナトリウム4.4gを溶解させた水酸化ナトリウム水溶液にアクリル酸40gを加え、部分中和し、過硫酸カリウム0.05gを加えて溶解させ、アクリル酸部分中和水溶液を作製した。窒素気流下、還流冷却管を備えたセパラブルフラスコにn−ヘキサン2000mlとソルビタンモノステアレート2gを入れ撹拌して溶解させ、セリサイト200gを加え撹拌分散させ、この分散溶液を50℃に保ち、予め作製しておいたアクリル酸部分中和水溶液を1時間かけて滴下した。この滴下終了後、重合温度を55℃に昇温させ撹拌を続け逆相懸濁重合を行った。重合終了後、懸濁液と固形物を濾過分離し、この固形物をメタノール洗浄し、再び濾過分離して、固形物を80℃で一昼夜乾燥させた。乾燥終了後、アトマイザーにて粉砕を行い、柔らかな白い粉末状の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトを得た。
【0024】
(製造実施例2)
イオン交換水55.6gに水酸化ナトリウム4.4gを溶解させた水酸化ナトリウム水溶液にアクリル酸40gを加え、部分中和し、過硫酸カリウム0.1gを加えて溶解させ、アクリル酸部分中和水溶液を作製した。窒素気流下、還流冷却管を備えたセパラブルフラスコにn−ヘキサン2000mlとソルビタンモノステアレート2gを入れ撹拌して溶解させた後、セリサイト200gを加え撹拌分散させ、予め作製しておいたアクリル酸部分中和水溶液を添加して懸濁させた。次いで、重合温度を55℃に昇温させ、3時間逆相懸濁重合を行った。重合終了後、懸濁液と固形物を濾過分離し、さらにその固形物をイソプロピルアルコール洗浄し、濾過分離して、固形物を80℃で一昼夜乾燥させた。乾燥終了後、アトマイザーにて粉砕を行い、しっとり感のある白い粉末状の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトを得た。
【0025】
(製造実施例3)
イオン交換水を35.6gに、重合温度を50℃にした以外は、製造実施例2と同様にして逆相懸濁重合を行った。比較的しっとりとした白い粉末状の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトを得た。
【0026】
(製造実施例4)
アクリル酸60g、水酸化ナトリウム6.7g、イオン交換水53.3g、過硫酸カリウム0.15g、ソルビタンモノステアレート3gを用い、重合温度を50℃にした以外は、製造実施例3と同様に逆相懸濁重合を行った。その結果、しっとりとした白い粉末状の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトを得た。
【0027】
(製造比較例1)
セリサイト原料そのものを比較例(製造比較例1)とした。
【0028】
架橋型ポリアクリル酸ナトリウムの被覆量は、前記各製造実施例(1〜4)と製造比較例の乾燥減量および強熱減量の差より求めた。
乾燥減量:105℃の条件下で、試料を3時間放置し、放置前後の重量変化により求めた。
強熱減量:500℃の条件下で、試料を3時間放置し、放置前後の重量変化により求めた。
【0029】
【表1】
【0030】
吸湿保湿性評価として、前記各製造実施例および製造比較例1で得られた架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトと、セリサイトをそれぞれ105℃で3時間乾燥させた後、温度23℃湿度60%の条件下で24時間放置し、放置前後の重量変化に基づき、24時間経過した後の保有水分を測定した。同様にして、温度23℃湿度46%の条件下における24時間経過後の保有水分を測定した。この結果が図1のグラフに示されている。
【0031】
図1に示されるように、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトは、未処理のセリサイトに比して水分保有率が高いことは明らかであり、吸湿保湿性に優れていることが分かる。
【0032】
(製造実施例5)
セリサイトの代わりにタルクを用いた以外は製造実施例2と同様にして、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理タルクを得た。
【0033】
(製造実施例6)
セリサイトの代わりにマイカを用いた以外は製造実施例2と同様にして、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理マイカを得た。
【0034】
次に前記各製造実施例において得られた架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理無機顔料を用いて化粧料を調製し評価を行った。
【0035】
(実施例1)
製造実施例2の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理無機顔料を用いて、以下の配合にてパウダーファンデーションを調製した。
【0036】
(実施例2)
製造実施例2、製造実施例5および製造実施例6で得られた架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理無機顔料を用いて以下の配合にてパウダーファンデーションを調製した。
【0037】
(比較例1)
実施例1の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理顔料の代わりに、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理されていない無機顔料を使用し、その他は同様の配合にてパウダーファンデーションを調製した。
【0038】
(比較例2)
実施例2の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理顔料の代わりに、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理されていない無機顔料を使用し、その他は同様の配合にてパウダーファンデーションを調製した。
【0039】
前記実施例1、実施例2、比較例1、比較例2にてそれぞれ調製されたパウダーファンデーションを肌に塗布し、それぞれのパウダーファンデーションの塗布直後と、塗布後3時間経過後の感覚評価を行った。その結果が表2に示されている。
【0040】
【表2】
【0041】
本発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料を含有する化粧料は、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理されていない無機顔料を含有する化粧料に比して、良好なしっとり感が得られることが判明した。また、そのしっとり感の持続性も従来のものに比して優れていることが判明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、製造実施例1、2、3、4および、製造比較例1にて得られる試料を、温度23℃湿度60%雰囲気下で24時間放置した後の保有水分率と、温度23℃湿度26%雰囲気下で24時間放置した後の保有水分率を示すグラフである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファンデーション、アイシャドー、マスカラ、口紅等のメークアップ化粧料、または、乳液、クリーム等の基礎化粧料に配合される、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料およびその製造方法、並びにその顔料を含有する化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩は、高吸水性ポリマーとして一般に知られており、この架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を逆相懸濁重合により得る製造方法が特開昭53−46389号公報や特開昭56−131608号公報にて開示されている。この架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩の性質を利用して化粧料に配合した場合、優れた吸湿保湿性を有することが期待できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の汎用一般ポリマーを顔料に被覆処理させる技術では、ポリマーを溶媒等に均一分散または、溶解させて無機顔料と混合した後、溶剤を除去して、粉砕を行う必要がある。
【0004】
しかしながら、架橋性ポリアクリル酸アルカリ金属塩は、架橋されているために、溶媒中で均一な分散や溶解が起こらず、しかもかさ高く膨潤するため、無機顔料に上手く被覆処理することができない。このように、従来の方法では、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を被覆処理した無機顔料は化粧料に配合することが困難であるという問題点がある。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を無機顔料に対して均一に被覆処理した架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料およびその製造方法を提供するとともに、その顔料を含有する化粧料を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
前記目的を達成するために、本発明者は鋭意研究した結果、懸濁溶液に顔料を予め分散させ、アクリル酸アルカリ金属塩を逆相懸濁重合することによって、架橋型ポリアクリル酸金属塩を無機顔料に対して均一に被覆処理できることを見出した。具体的には、脂肪族炭化水素溶媒にソルビタン脂肪酸エステルを溶解させ、その溶媒に無機顔料を分散させて、水溶性ラジカル重合開始剤を含有したアルカリ金属水酸化物によって部分中和されたアクリル酸水溶液を前記脂肪族炭化水素溶媒に滴下または添加して逆相懸濁重合することにより、無機顔料の表面に架橋型ポリアクリル酸金属塩を均一に重合被覆処理させることを見出し本発明を完成するに至った。
【0007】
要するに、前記目的を達成するために、第1発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料は、無機顔料の表面に架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を0.5〜50重量%重合被覆処理してなることを特徴とするものである。
【0008】
本発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料、特に化粧料として配合された際に、優れた吸湿保湿性とその持続性を発揮することができる。
【0009】
本発明において、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩が、無機顔料の表面に0.5〜50重量%重合被覆処理されているのは、0.5重量%以下の重合被覆処理では、十分な吸湿性が得られず、50重量%以上では、顔料そのものの性質が損なわれるからである。
【0010】
次に、第2発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料の製造方法は、
脂肪族炭化水素溶媒にソルビタン脂肪酸エステルおよび無機顔料を分散させ、その脂肪族炭化水素溶媒に、水溶性ラジカル重合開始剤を含有したアルカリ金属水酸化物によって部分中和されたアクリル酸水溶液を加えて逆相懸濁重合して、前記無機顔料の表面に架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を0.5〜50重量%重合被覆処理することを特徴とするものである。
【0011】
本発明の製造方法によって、無機顔料の表面に架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を均一に被覆処理させることができ、吸湿保湿性に優れた架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料を効果的に製造することができる。
【0012】
また、第3発明による化粧料は、第1発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料を含有してなることを特徴とするものである。本発明によれば、吸湿保湿性に優れ、かつその持続性に優れる化粧料を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料とその製造方法およびそれを含有する化粧料の具体的な実施の形態について説明する。
【0014】
本実施形態による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料は、脂肪族炭化水素溶媒に、ソルビタン脂肪酸エステルを溶解させ、次いで無機顔料を分散させ、水溶性ラジカル重合開始剤を含有したアルカリ金属水酸化物で部分中和されたアクリル酸水溶液を、前記脂肪族炭化水素溶媒に滴下または添加して逆相懸濁重合を行い、この懸濁重合の終了後、溶媒と固形物とを分離して、固形物をアルコール等の適当な有機溶剤にて洗浄し、乾燥させた後、アトマイザー等によって粉砕するという製造方法によって生成される。このような製造方法を採ることによって、無機顔料に架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩が均一に被覆処理された架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料を得ることができる。
【0015】
本実施形態において、エチレングリコールジグリシジルエーテル、メタクリル酸、デンプンおよび糖類等を一部用いて共重合することにより無機顔料に対して均一に被覆処理させることも可能である。
【0016】
得られた架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料のポリマー含有量(無機顔料に被覆処理された架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩の被覆量)は、0.5〜50重量%が良く、より好ましくは、1〜40重量%である。ポリマー含有量が0.5重量%以下であるとポリマー量が少なすぎて十分な吸湿性が得られず、50重量%以上であると顔料そのものの性質が損なわれて重合が困難となる可能性があって好ましくないからである。
【0017】
本実施形態に用いられる脂肪族炭化水素としては、n−ヘキサン、シクロヘキサン、シクロペンタン、メチルシクロペンタン、メチルシクロヘキサン等が挙げられる。また、本実施形態に用いることができる無機顔料としては、酸化チタン、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、マイカ、セリサイト、タルク、シリカ、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、チタン被覆雲母等が挙げられる。
【0018】
本実施形態に用いられる水溶性ラジカル重合開始剤としては、過硫酸カリウムおよび過硫酸アンモニウム等を用いることができる。その使用量は、モノマーに対して、0.05〜1.00重量%が適当である。0.5重量%以下であると重合速度等遅くなり過ぎ、未反応モノマーが多く残存する可能性がある。1.00重量%以上であると、十分な高分子量のポリマーが得られなくなる可能性がある。
【0019】
アクリル酸を部分中和するアルカリ金属水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。その使用量は、アクリル酸に対して低いmol%の中和であれば、高い架橋度を有するポリマーを得ることができ、アクリル酸に対して高いmol%の中和であれば低い架橋度を有するポリマーを得ることができる。このようにアクリル酸に対してアルカリ金属での中和の程度を変化させることによって、所望する架橋度や吸湿性の架橋型アクリル酸アルカリ金属塩ポリマーを得ることができる。
【0020】
本実施形態に用いるソルビタン脂肪族エステルとしては、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノラウリレート等が挙げられる。このソルビタン脂肪族エステルの使用量は、アクリル酸に対して1〜15重量%程度の範囲で用いられるのが適当である。1重量%以下であると脂肪族炭化水素中でアクリル酸部分中和水溶液を十分に分散することが難しい。15重量%以上使用しても脂肪族炭化水素中でアクリル酸部分中和水溶液の分散効果は、大きく変わらない。
【0021】
逆相懸濁重合における重合条件としては、35〜80℃の範囲の重合温度で数時間行われる。重合温度が35℃以下であると、十分な開始剤の重合効果が得られず、80℃以上であると、急激な重合の進行が起こり、溶剤が突沸する危険性がある。なお、この重合温度は、より好ましくは40〜70℃の範囲である。
【0022】
【実施例】
次に、本発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩およびこれを含有する化粧料の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0023】
(製造実施例1)
イオン交換水55.6gに水酸化ナトリウム4.4gを溶解させた水酸化ナトリウム水溶液にアクリル酸40gを加え、部分中和し、過硫酸カリウム0.05gを加えて溶解させ、アクリル酸部分中和水溶液を作製した。窒素気流下、還流冷却管を備えたセパラブルフラスコにn−ヘキサン2000mlとソルビタンモノステアレート2gを入れ撹拌して溶解させ、セリサイト200gを加え撹拌分散させ、この分散溶液を50℃に保ち、予め作製しておいたアクリル酸部分中和水溶液を1時間かけて滴下した。この滴下終了後、重合温度を55℃に昇温させ撹拌を続け逆相懸濁重合を行った。重合終了後、懸濁液と固形物を濾過分離し、この固形物をメタノール洗浄し、再び濾過分離して、固形物を80℃で一昼夜乾燥させた。乾燥終了後、アトマイザーにて粉砕を行い、柔らかな白い粉末状の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトを得た。
【0024】
(製造実施例2)
イオン交換水55.6gに水酸化ナトリウム4.4gを溶解させた水酸化ナトリウム水溶液にアクリル酸40gを加え、部分中和し、過硫酸カリウム0.1gを加えて溶解させ、アクリル酸部分中和水溶液を作製した。窒素気流下、還流冷却管を備えたセパラブルフラスコにn−ヘキサン2000mlとソルビタンモノステアレート2gを入れ撹拌して溶解させた後、セリサイト200gを加え撹拌分散させ、予め作製しておいたアクリル酸部分中和水溶液を添加して懸濁させた。次いで、重合温度を55℃に昇温させ、3時間逆相懸濁重合を行った。重合終了後、懸濁液と固形物を濾過分離し、さらにその固形物をイソプロピルアルコール洗浄し、濾過分離して、固形物を80℃で一昼夜乾燥させた。乾燥終了後、アトマイザーにて粉砕を行い、しっとり感のある白い粉末状の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトを得た。
【0025】
(製造実施例3)
イオン交換水を35.6gに、重合温度を50℃にした以外は、製造実施例2と同様にして逆相懸濁重合を行った。比較的しっとりとした白い粉末状の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトを得た。
【0026】
(製造実施例4)
アクリル酸60g、水酸化ナトリウム6.7g、イオン交換水53.3g、過硫酸カリウム0.15g、ソルビタンモノステアレート3gを用い、重合温度を50℃にした以外は、製造実施例3と同様に逆相懸濁重合を行った。その結果、しっとりとした白い粉末状の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトを得た。
【0027】
(製造比較例1)
セリサイト原料そのものを比較例(製造比較例1)とした。
【0028】
架橋型ポリアクリル酸ナトリウムの被覆量は、前記各製造実施例(1〜4)と製造比較例の乾燥減量および強熱減量の差より求めた。
乾燥減量:105℃の条件下で、試料を3時間放置し、放置前後の重量変化により求めた。
強熱減量:500℃の条件下で、試料を3時間放置し、放置前後の重量変化により求めた。
【0029】
【表1】
【0030】
吸湿保湿性評価として、前記各製造実施例および製造比較例1で得られた架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトと、セリサイトをそれぞれ105℃で3時間乾燥させた後、温度23℃湿度60%の条件下で24時間放置し、放置前後の重量変化に基づき、24時間経過した後の保有水分を測定した。同様にして、温度23℃湿度46%の条件下における24時間経過後の保有水分を測定した。この結果が図1のグラフに示されている。
【0031】
図1に示されるように、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理セリサイトは、未処理のセリサイトに比して水分保有率が高いことは明らかであり、吸湿保湿性に優れていることが分かる。
【0032】
(製造実施例5)
セリサイトの代わりにタルクを用いた以外は製造実施例2と同様にして、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理タルクを得た。
【0033】
(製造実施例6)
セリサイトの代わりにマイカを用いた以外は製造実施例2と同様にして、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理マイカを得た。
【0034】
次に前記各製造実施例において得られた架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理無機顔料を用いて化粧料を調製し評価を行った。
【0035】
(実施例1)
製造実施例2の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理無機顔料を用いて、以下の配合にてパウダーファンデーションを調製した。
【0036】
(実施例2)
製造実施例2、製造実施例5および製造実施例6で得られた架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理無機顔料を用いて以下の配合にてパウダーファンデーションを調製した。
【0037】
(比較例1)
実施例1の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理顔料の代わりに、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理されていない無機顔料を使用し、その他は同様の配合にてパウダーファンデーションを調製した。
【0038】
(比較例2)
実施例2の架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理顔料の代わりに、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム被覆処理されていない無機顔料を使用し、その他は同様の配合にてパウダーファンデーションを調製した。
【0039】
前記実施例1、実施例2、比較例1、比較例2にてそれぞれ調製されたパウダーファンデーションを肌に塗布し、それぞれのパウダーファンデーションの塗布直後と、塗布後3時間経過後の感覚評価を行った。その結果が表2に示されている。
【0040】
【表2】
【0041】
本発明による架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料を含有する化粧料は、架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理されていない無機顔料を含有する化粧料に比して、良好なしっとり感が得られることが判明した。また、そのしっとり感の持続性も従来のものに比して優れていることが判明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、製造実施例1、2、3、4および、製造比較例1にて得られる試料を、温度23℃湿度60%雰囲気下で24時間放置した後の保有水分率と、温度23℃湿度26%雰囲気下で24時間放置した後の保有水分率を示すグラフである。
Claims (3)
- 無機顔料の表面に架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を0.5〜50重量%重合被覆処理してなることを特徴とする架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理顔料。
- 脂肪族炭化水素溶媒にソルビタン脂肪酸エステルおよび無機顔料を分散させた後、その分散溶媒に、水溶性ラジカル重合開始剤を含有したアルカリ金属水酸化物によって部分中和されたアクリル酸水溶液を加えて逆相懸濁重合して、前記無機顔料の表面に架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩を0.5〜50重量%重合被覆処理することを特徴とする架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料の製造方法。
- 請求項1に記載の架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料を含有してなることを特徴とする化粧料。
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---|---|---|---|
JP2002168997A JP2004010834A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 架橋型ポリアクリル酸アルカリ金属塩被覆処理無機顔料およびその製造方法並びにその顔料を含有する化粧料 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018530644A (ja) * | 2015-08-27 | 2018-10-18 | ライズ リサーチ インスティテューツ オブ スウェーデン エービー | 官能化された粒子 |
US11065190B2 (en) | 2019-09-16 | 2021-07-20 | Amorepacific Corporation | Cosmetic composition comprising solubilized pigment and method for preparing the same |
-
2002
- 2002-06-10 JP JP2002168997A patent/JP2004010834A/ja not_active Withdrawn
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