JP2004010230A - ゴミ収集ボックス - Google Patents
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Abstract
【課題】街頭や道端にゴミ入りポリ袋を集積してゴミ収集車によりこれを回収するゴミ回収状況において、カラスや犬猫によるゴミ侵食による弊害を防止し、ゴミの無秩序な集積による非衛生的な状況を改善して、道筋、街角の良好な景観の維持を図る。
【解決手段】後面部と、前面部と、これらの間に折畳可能に設けられた一対の側面部とからなり上面および底面を開口させて、前記各側面部は後半部と前半部からなり両者は縦方向のほぼ中央部分で内側に折畳可能に構成し、また、前記前面部の上半部は外側に折畳可能にない、各側面部の前記前半部の上辺は前面部方向に傾斜するように形成し、前記後面部の上端にはゴミ収集ボックスの上面開口部を遮蔽する網状体の一端を固定し、ゴミ収集ボックスの非使用時には側面部を内側に折畳み前面部を後面部に折り重ね可能に構成したゴミ収集ボックスを提供して前記課題を解決する。
【選択図】 図1
【解決手段】後面部と、前面部と、これらの間に折畳可能に設けられた一対の側面部とからなり上面および底面を開口させて、前記各側面部は後半部と前半部からなり両者は縦方向のほぼ中央部分で内側に折畳可能に構成し、また、前記前面部の上半部は外側に折畳可能にない、各側面部の前記前半部の上辺は前面部方向に傾斜するように形成し、前記後面部の上端にはゴミ収集ボックスの上面開口部を遮蔽する網状体の一端を固定し、ゴミ収集ボックスの非使用時には側面部を内側に折畳み前面部を後面部に折り重ね可能に構成したゴミ収集ボックスを提供して前記課題を解決する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、街角の所定位置に集積されるポリ袋入りのゴミを回収に備えて収納しておくゴミ収集ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴミは、従来、蓋付きポリバケツに収納して、収集日に町内の所定箇所へ集置し、回ってきた収集車がポリバケツから回収するのが原則であった。 しかしながら、ポリバケツによる回収は、ゴミの排出側にとっては、容器が汚れること、これの洗浄は容易でないこと等の難点があり、一方収集する側には、多数のポリバケツから手作業でゴミを収集車に移し替える煩雑さがある。
【0003】
このため、ゴミはポリ袋に入れた状態でポリ容器に収納し、回収作業員はポリ袋ごと回収車に集積するようなり、衛生状態の改善、回収作業効率の向上などが得られるようになっていった。 こうなると、ポリ容器の存在意義は減少し、いつの間にかポリ容器は使われなくなり、ゴミはポリ袋に入れて出すのが通常の姿となっていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ゴミはポリ袋に入れて道端に集積して回収に備える慣行には、つぎのような不都合が伴うのが実情である。
すなわち、回収車の来着まで、ゴミ入りのポリ袋が街角のいたる所に積み上げ放置され、美観を著しく損ねるばかりか、目に映ずる不衛生感も極めて高い。
また、放置される間に、犬、猫、カラスに侵食されゴミがポリ袋から散出してそこかしこが汚されるという惨状が毎日のように繰り返される。特に、近ごろでは、カラスによる被害が増して、社会問題化しているといっても過言ではなく、ゴミ集積場所の近辺住民の被る有形無形の被害は想像に余りあるところである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、ゴミ収集ボックスを、後面部と、前面部と、これらの間に折畳可能に設けられた一対の側面部とからなり上面および底面を開口させて、前記各側面部は後半部と前半部からなり両者は縦方向のほぼ中央部分で内側に折畳可能に構成し、また、前記前面部の上半部は外側に折畳可能にない、各側面部の前記前半部の上辺は前面部方向に傾斜するように形成し、前記後面部の上端にはゴミ収集ボックスの上面開口部を遮蔽する網状体の一端を固定し、ゴミ収集ボックスの非使用時には側面部を内側に折畳み前面部を後面部に折り重ね可能に構成して、上記従来の課題を解決しようとするもんである。
【0006】
前記構成において、後面部、前面部の上半部および下半部、側面部の後半部および前半部は、枠体とこれに張設した網とで構成するとともにゴミ収集ボックスの底部の四隅にはキャスターを取り付けたることがある。
【0007】
また、上記いずれかの構成において、ゴミ収集ボックスの使用時に後半部と前半部との折り曲げ方向への揺動を防止するためのストッパーを設けることがある。
【0008】
【発明の実施形態】
以下、この発明の1実施形態を説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係るゴミ収集ボックスを示す斜視図であり、図において、1は、後面部2と、前面部3と、これらの間に折畳可能に設けられた一対の側面部4、4とからなり、上面および底面が開口するゴミ収集ボックスである。 後面部2、側面部4は、それぞれ枠体とこれに張設した網とで構成されている。
【0009】
また、前面部3は、枠体とこれに張設した網とそれぞれ構成される下半部3aおよび上半部3bを有し、上半部3bは下半部3aとの間に介装された蝶番により外側に折畳可能になっている。
【0010】
さらに、前記各側面部4、4はそれぞれ後半部4aと前半部4bとからなり、前記前半部4bの枠体の上端縁は前面部3方向に傾斜するように形成されている。
後半部4aと前半部4bとの間に介装される蝶番により、各側面部4、4はそれぞれ内側に折畳可能になっている。
後面部2と側面部4の後半部4aとの間、前面部3と側面部4の前半部4bとの間にも蝶番が介装され、側面部4、4を内側に折畳つつ、前面部3を後面部2方向に押圧することにより前面部3を後面部2に折り重ね状態にすることで、ゴミ収集ボックス1を折り畳むことができる。
ゴミ収集ボックスの底部の四隅にはキャスターを取り付け移動が容易になっている。 なお、前面部3の枠体の上端縁には後述のように網状体が設置され、この網状体を広げてゴミ収集ボックスの上面開口部を遮蔽するようになっている。
【0011】
図2は、前面部3と側面部4の関連構成を示す一部切欠斜視図である。
図において、5は前面部3と側面部4との間に介在する支柱であり、側面部4の前半部4bは内面側に設けた蝶番(不図示)を介して前記支柱5と連結されていて必要時に前半部4bは内側に折れ曲がるようになっている。
また、前面部3の下半部3aは支柱5に固定され、上半部3bは下半部3aとの間に介装された蝶番6、6により外側に折畳可能になっている。
【0012】
ところで、前述のように各側面部4、4において、後半部4aと前半部4bとは蝶番により連結され、各側面部4、4はそれぞれ内側に折り曲げ可能になっているから、このままでは各側面部4、4は折り曲げ方向への揺動しがちで不安定あり、剛直状態を維持できない。そこで、この対策として後半部4aと前半部4bとの間にストッパーを設けて後半部4aと前半部4bとの折り曲げ方向への揺動を防止する。 図3は、このストッパ−の取り付け状態を示す一部切欠斜視図であり、7はストッパーで、このストッパー7は、各側面部4、4の後半部4aの枠体に回動自在に固定された掛け金7aと各側面部4、4の前半部4bの枠体に固定される前記掛け金7aが着脱自在に係合する受け金7bとからなっている。 掛け金7aを受け金7bに掛けることで後半部4aと前半部4bとの連結は剛直状態に維持される。
【0013】
図4は、ゴミ収集ボックス1にゴミ入りポリ袋を集積した状態を示す斜視図である。
図において、8は網状体であり、この網状体8は後面部2の上端にその一端を固定され、必要時に引き出されてゴミ入りポリ袋9、9..を集積したゴミ収集ボックス1の上面開口部を遮蔽するようになっている。8aは、網状体8の先端に設けた重りである。ゴミ入りポリ袋9の投入時には、重り8aにより網状体8を引上げて中にゴミ入りポリ袋9を格納し、再び上面開口部を遮蔽する。なお、ゴミ収集ボックス1の使用状態で、前面部3における上半部3bは外側に折り畳まれ下半部3aに折り重なっていて、ゴミ入りポリ袋9の投入を容易にしている。
【0014】
後面部2の上端に巻き上げ手段を設置して、ローラーにより網状体8の引き出し巻き上げをなすようにしてもよい。 また、ゴミ収集ボックス1の底部の四隅にはキャスター(不図示)を取り付け、移動の利便性を図ってもよい。
【0015】
ゴミの回収が済むと、次回のゴミ回収までゴミ収集ボックス1を折畳んで道路沿いその他の所定箇所で保管することになる。 図5は、ゴミ収集ボックス1の折畳過程を示す平面図である。 折畳にあたり、まず、外側に折り畳まれ下半部3aに折り重なった状態の前面部3における上半部3bを元に戻して、側面部の前半部4bの端縁にマグネットその他の脱着手段により固定する。なお、前記網状体8は、ゴミ回収時に巻き上げがなされている。
次いで、図3に示すストッパ7を開放して側面部4において後半部4aと前半部4bとが折り曲げ可能状態にする。
【0016】
上記折り曲げ状態になったところで、図5に示すように前面部3を後面部2方向に寄せるようにすると、後面部2と側面部4との間、側面部4と前面部3との間の各蝶番が回転して側面部4が内側に折り畳まれるとともに、前面部3は後面部2方向に移動して、この両者は折り重なる状態になる。ここで、紐その他の手段で折畳状態を固定して折畳作業は終了する。 組み立ては、上記手順を逆をたどることによりなす。
【0017】
上記実施形態で、後面部2、前面部3、側面部4は、枠体に網を張設したもので構成しているが、この枠体は、軽量化、耐久性等を考慮してアルミ材が好ましく、網はカラスによる被害防止の観点から選択され、前記網状体8も同様である。 また、前記網、網状体8に遮光性のものを使用すればゴミ入りポリ袋9の日光への暴露による腐敗の進行を防止でき衛生的である。また、後面部2、前面部3、側面部4は、枠体と網の構成に替えて、軽量合板等の使用も可能でこの場合は合板等に通風用の細溝、細孔等を設ける。合板等による場合はゴミ入りポリ袋等を人の視野から遮断でき衛生観が向上する。
【0018】
【発明の効果】
本願発明は、以上説明したように、道路端に置いてゴミ回収車の到来に備えるゴミ収集ボックスを、後面部と、前面部と、これらの間に折畳可能に設けられた一対の側面部とからなり上面および底面を開口させて、前記各側面部は後半部と前半部からなり両者は縦方向のほぼ中央部分で内側に折畳可能に構成し、また、前記前面部の上半部は外側に折畳可能にない、各側面部の前記前半部の上辺は前面部方向に傾斜するように形成し、前記後面部の上端にはゴミ収集ボックスの上面開口部を遮蔽する網状体の一端を固定し、ゴミ収集ボックスの非使用時には側面部を内側に折畳み前面部を後面部に折り重ね可能に構成したので、カラスや犬猫によるゴミ侵食による弊害を容易に防止できるばかりか、ゴミの無秩序な集積による非衛生的な状況を是正できるとともに、道筋、街角の良好な景観の維持にも極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るゴミ収集ボックスを示す斜視図である。
【図2】前面部3と側面部4の関連構成を示す一部切欠斜視図である。
【図3】ストッパ−の取り付け状態を示す一部切欠斜視図である。
【図4】ゴミ収集ボックス1にゴミ入りポリ袋を集積した状態を示す斜視図である。
【図5】ゴミ収集ボックス1の折畳過程を示す平面図である。
【符号の説明】
1........ゴミ収集ボックス
2........後面部
3........前面部
3a.......下半部
3b.......上半部
4........側面部
4a.......後半部
4b.......前半部
8........網状体
【発明の属する技術分野】
本願発明は、街角の所定位置に集積されるポリ袋入りのゴミを回収に備えて収納しておくゴミ収集ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴミは、従来、蓋付きポリバケツに収納して、収集日に町内の所定箇所へ集置し、回ってきた収集車がポリバケツから回収するのが原則であった。 しかしながら、ポリバケツによる回収は、ゴミの排出側にとっては、容器が汚れること、これの洗浄は容易でないこと等の難点があり、一方収集する側には、多数のポリバケツから手作業でゴミを収集車に移し替える煩雑さがある。
【0003】
このため、ゴミはポリ袋に入れた状態でポリ容器に収納し、回収作業員はポリ袋ごと回収車に集積するようなり、衛生状態の改善、回収作業効率の向上などが得られるようになっていった。 こうなると、ポリ容器の存在意義は減少し、いつの間にかポリ容器は使われなくなり、ゴミはポリ袋に入れて出すのが通常の姿となっていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ゴミはポリ袋に入れて道端に集積して回収に備える慣行には、つぎのような不都合が伴うのが実情である。
すなわち、回収車の来着まで、ゴミ入りのポリ袋が街角のいたる所に積み上げ放置され、美観を著しく損ねるばかりか、目に映ずる不衛生感も極めて高い。
また、放置される間に、犬、猫、カラスに侵食されゴミがポリ袋から散出してそこかしこが汚されるという惨状が毎日のように繰り返される。特に、近ごろでは、カラスによる被害が増して、社会問題化しているといっても過言ではなく、ゴミ集積場所の近辺住民の被る有形無形の被害は想像に余りあるところである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、ゴミ収集ボックスを、後面部と、前面部と、これらの間に折畳可能に設けられた一対の側面部とからなり上面および底面を開口させて、前記各側面部は後半部と前半部からなり両者は縦方向のほぼ中央部分で内側に折畳可能に構成し、また、前記前面部の上半部は外側に折畳可能にない、各側面部の前記前半部の上辺は前面部方向に傾斜するように形成し、前記後面部の上端にはゴミ収集ボックスの上面開口部を遮蔽する網状体の一端を固定し、ゴミ収集ボックスの非使用時には側面部を内側に折畳み前面部を後面部に折り重ね可能に構成して、上記従来の課題を解決しようとするもんである。
【0006】
前記構成において、後面部、前面部の上半部および下半部、側面部の後半部および前半部は、枠体とこれに張設した網とで構成するとともにゴミ収集ボックスの底部の四隅にはキャスターを取り付けたることがある。
【0007】
また、上記いずれかの構成において、ゴミ収集ボックスの使用時に後半部と前半部との折り曲げ方向への揺動を防止するためのストッパーを設けることがある。
【0008】
【発明の実施形態】
以下、この発明の1実施形態を説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係るゴミ収集ボックスを示す斜視図であり、図において、1は、後面部2と、前面部3と、これらの間に折畳可能に設けられた一対の側面部4、4とからなり、上面および底面が開口するゴミ収集ボックスである。 後面部2、側面部4は、それぞれ枠体とこれに張設した網とで構成されている。
【0009】
また、前面部3は、枠体とこれに張設した網とそれぞれ構成される下半部3aおよび上半部3bを有し、上半部3bは下半部3aとの間に介装された蝶番により外側に折畳可能になっている。
【0010】
さらに、前記各側面部4、4はそれぞれ後半部4aと前半部4bとからなり、前記前半部4bの枠体の上端縁は前面部3方向に傾斜するように形成されている。
後半部4aと前半部4bとの間に介装される蝶番により、各側面部4、4はそれぞれ内側に折畳可能になっている。
後面部2と側面部4の後半部4aとの間、前面部3と側面部4の前半部4bとの間にも蝶番が介装され、側面部4、4を内側に折畳つつ、前面部3を後面部2方向に押圧することにより前面部3を後面部2に折り重ね状態にすることで、ゴミ収集ボックス1を折り畳むことができる。
ゴミ収集ボックスの底部の四隅にはキャスターを取り付け移動が容易になっている。 なお、前面部3の枠体の上端縁には後述のように網状体が設置され、この網状体を広げてゴミ収集ボックスの上面開口部を遮蔽するようになっている。
【0011】
図2は、前面部3と側面部4の関連構成を示す一部切欠斜視図である。
図において、5は前面部3と側面部4との間に介在する支柱であり、側面部4の前半部4bは内面側に設けた蝶番(不図示)を介して前記支柱5と連結されていて必要時に前半部4bは内側に折れ曲がるようになっている。
また、前面部3の下半部3aは支柱5に固定され、上半部3bは下半部3aとの間に介装された蝶番6、6により外側に折畳可能になっている。
【0012】
ところで、前述のように各側面部4、4において、後半部4aと前半部4bとは蝶番により連結され、各側面部4、4はそれぞれ内側に折り曲げ可能になっているから、このままでは各側面部4、4は折り曲げ方向への揺動しがちで不安定あり、剛直状態を維持できない。そこで、この対策として後半部4aと前半部4bとの間にストッパーを設けて後半部4aと前半部4bとの折り曲げ方向への揺動を防止する。 図3は、このストッパ−の取り付け状態を示す一部切欠斜視図であり、7はストッパーで、このストッパー7は、各側面部4、4の後半部4aの枠体に回動自在に固定された掛け金7aと各側面部4、4の前半部4bの枠体に固定される前記掛け金7aが着脱自在に係合する受け金7bとからなっている。 掛け金7aを受け金7bに掛けることで後半部4aと前半部4bとの連結は剛直状態に維持される。
【0013】
図4は、ゴミ収集ボックス1にゴミ入りポリ袋を集積した状態を示す斜視図である。
図において、8は網状体であり、この網状体8は後面部2の上端にその一端を固定され、必要時に引き出されてゴミ入りポリ袋9、9..を集積したゴミ収集ボックス1の上面開口部を遮蔽するようになっている。8aは、網状体8の先端に設けた重りである。ゴミ入りポリ袋9の投入時には、重り8aにより網状体8を引上げて中にゴミ入りポリ袋9を格納し、再び上面開口部を遮蔽する。なお、ゴミ収集ボックス1の使用状態で、前面部3における上半部3bは外側に折り畳まれ下半部3aに折り重なっていて、ゴミ入りポリ袋9の投入を容易にしている。
【0014】
後面部2の上端に巻き上げ手段を設置して、ローラーにより網状体8の引き出し巻き上げをなすようにしてもよい。 また、ゴミ収集ボックス1の底部の四隅にはキャスター(不図示)を取り付け、移動の利便性を図ってもよい。
【0015】
ゴミの回収が済むと、次回のゴミ回収までゴミ収集ボックス1を折畳んで道路沿いその他の所定箇所で保管することになる。 図5は、ゴミ収集ボックス1の折畳過程を示す平面図である。 折畳にあたり、まず、外側に折り畳まれ下半部3aに折り重なった状態の前面部3における上半部3bを元に戻して、側面部の前半部4bの端縁にマグネットその他の脱着手段により固定する。なお、前記網状体8は、ゴミ回収時に巻き上げがなされている。
次いで、図3に示すストッパ7を開放して側面部4において後半部4aと前半部4bとが折り曲げ可能状態にする。
【0016】
上記折り曲げ状態になったところで、図5に示すように前面部3を後面部2方向に寄せるようにすると、後面部2と側面部4との間、側面部4と前面部3との間の各蝶番が回転して側面部4が内側に折り畳まれるとともに、前面部3は後面部2方向に移動して、この両者は折り重なる状態になる。ここで、紐その他の手段で折畳状態を固定して折畳作業は終了する。 組み立ては、上記手順を逆をたどることによりなす。
【0017】
上記実施形態で、後面部2、前面部3、側面部4は、枠体に網を張設したもので構成しているが、この枠体は、軽量化、耐久性等を考慮してアルミ材が好ましく、網はカラスによる被害防止の観点から選択され、前記網状体8も同様である。 また、前記網、網状体8に遮光性のものを使用すればゴミ入りポリ袋9の日光への暴露による腐敗の進行を防止でき衛生的である。また、後面部2、前面部3、側面部4は、枠体と網の構成に替えて、軽量合板等の使用も可能でこの場合は合板等に通風用の細溝、細孔等を設ける。合板等による場合はゴミ入りポリ袋等を人の視野から遮断でき衛生観が向上する。
【0018】
【発明の効果】
本願発明は、以上説明したように、道路端に置いてゴミ回収車の到来に備えるゴミ収集ボックスを、後面部と、前面部と、これらの間に折畳可能に設けられた一対の側面部とからなり上面および底面を開口させて、前記各側面部は後半部と前半部からなり両者は縦方向のほぼ中央部分で内側に折畳可能に構成し、また、前記前面部の上半部は外側に折畳可能にない、各側面部の前記前半部の上辺は前面部方向に傾斜するように形成し、前記後面部の上端にはゴミ収集ボックスの上面開口部を遮蔽する網状体の一端を固定し、ゴミ収集ボックスの非使用時には側面部を内側に折畳み前面部を後面部に折り重ね可能に構成したので、カラスや犬猫によるゴミ侵食による弊害を容易に防止できるばかりか、ゴミの無秩序な集積による非衛生的な状況を是正できるとともに、道筋、街角の良好な景観の維持にも極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るゴミ収集ボックスを示す斜視図である。
【図2】前面部3と側面部4の関連構成を示す一部切欠斜視図である。
【図3】ストッパ−の取り付け状態を示す一部切欠斜視図である。
【図4】ゴミ収集ボックス1にゴミ入りポリ袋を集積した状態を示す斜視図である。
【図5】ゴミ収集ボックス1の折畳過程を示す平面図である。
【符号の説明】
1........ゴミ収集ボックス
2........後面部
3........前面部
3a.......下半部
3b.......上半部
4........側面部
4a.......後半部
4b.......前半部
8........網状体
Claims (3)
- 後面部と、前面部と、これらの間に折畳可能に設けられた一対の側面部とからなる上面および底面が開口するゴミ収集ボックスであって、前記各側面部は後半部と前半部からなり両者は縦方向のほぼ中央部分で内側に折畳可能に構成され、前記前面部の上半部は外側に折畳可能に構成され、各側面部の前記前半部の上辺は前面部方向に傾斜するように形成され、前記後面部の上端にはゴミ収集ボックスの上面開口部を遮蔽する網状体の一端を固定し、ゴミ収集ボックスの非使用時には側面部を内側に折畳み前面部を後面部に折り重ね可能としたことを特徴とするゴミ収集ボックス。
- 請求項1において、後面部、前面部の上半部および下半部、側面部の後半部および前半部は、枠体とこれに張設した網とで構成するとともにゴミ収集ボックスの底部の四隅にはキャスターを取り付けたことを特徴とするゴミ収集ボックス。
- 請求項1又は2のいずれかにおいて、ゴミ収集ボックスの使用時に後半部と前半部との折り曲げ方向への揺動を防止するためのストッパーを設けたことを特徴とするゴミ収集ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002164404A JP2004010230A (ja) | 2002-06-05 | 2002-06-05 | ゴミ収集ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002164404A JP2004010230A (ja) | 2002-06-05 | 2002-06-05 | ゴミ収集ボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004010230A true JP2004010230A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30432560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002164404A Withdrawn JP2004010230A (ja) | 2002-06-05 | 2002-06-05 | ゴミ収集ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004010230A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010284368A (ja) * | 2009-06-12 | 2010-12-24 | Shinobu Yoshizawa | 開閉型塵取り。 |
JP2011121631A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Nifco Inc | 折り畳み式収納箱 |
-
2002
- 2002-06-05 JP JP2002164404A patent/JP2004010230A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010284368A (ja) * | 2009-06-12 | 2010-12-24 | Shinobu Yoshizawa | 開閉型塵取り。 |
JP2011121631A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Nifco Inc | 折り畳み式収納箱 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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