JP2000233803A - 収納物保護具 - Google Patents

収納物保護具

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JP2000233803A
JP2000233803A JP11355791A JP35579199A JP2000233803A JP 2000233803 A JP2000233803 A JP 2000233803A JP 11355791 A JP11355791 A JP 11355791A JP 35579199 A JP35579199 A JP 35579199A JP 2000233803 A JP2000233803 A JP 2000233803A
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JP
Japan
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rod
pair
fixed
frame
rods
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Pending
Application number
JP11355791A
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English (en)
Inventor
Miyoko Ishikura
美代子 石倉
Kazuyoshi Oya
和敬 大屋
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ISHIKURA GYOMO KK
Original Assignee
ISHIKURA GYOMO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の場所での組み立てが容易で、組み立て
た後はごみ袋などの出し入れが楽にでき、また、折り畳
みが片手ですることができ、折り畳んだ後は場所をとら
ず、ごみ袋などの回収が楽になる。 【解決手段】 一対の固定支柱2と、この固定支柱2の
所定の高さ位置に一端が回動自在に連結された一対のロ
ッド3と、このロッドの他端に一端が回動自在に連結さ
れ他端が自由端である一対の移動支柱4と、上記一対の
ロッドの両端部をそれぞれ固定する枠体5とで箱体のフ
レームを形成し、この箱体が網状体6で覆われてなり、
上記一対のロッド2が、その中間部において折り畳み可
能に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は収納物保護具に関
し、特にごみ袋等を一時的に収容するために設置される
折り畳み可能な収納物保護具に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭からでるごみは分別してごみ袋など
に入れられ、所定の集積場所に集められ、所定の日にご
み収集車が回収している。しかし生ごみなどを入れたご
み袋の場合、収集車が回収するまでの間にカラスや猫な
どがごみ袋を破って集積場所の周囲にごみを散乱させる
場合があり、市町村などの地方自治団体や地域住民は、
その対策に苦慮している。従来、この種の収納物保護具
としては、アルミニウムなどで箱型形状などのフレーム
を組み、メッシュ材などで覆い、前面または後面にドア
を設けた例(特開平10−35808号公報)、表面が
金網状のパネル体で箱体を形成し、組み立てできる構造
にするとともに台車に載置させた例(特開平9−315
501号公報)、四隅に支柱を立設して箱体を形成し、
対向する面を伸縮自在とすることにより、折り畳み可能
とした例(特開平8−310601号公報)等が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、箱型形
状などのフレームを組みドアを設けた例では、集積場所
が道路端の場合、車両や通行人の妨げとなり易く、ま
た、ごみ袋などの出し入れが困難である。また、表面が
金網状のパネル体で箱体を形成した場合、両手を用いて
組み立てなければならず、箱体が大きくなった場合、か
なりの重量となり取り扱いが困難である。さらに、箱体
の対面を伸縮自在として折り畳み可能とした例では、箱
体自体は折り畳み可能であるが、ごみ袋などを回収する
場合、作業員が内部に入ってごみ袋などを取り出さねば
ならず、作業性が悪くなりやすい。
【0004】上記したように、従来の収納物保護具は、
設置場所を取るため道路を広く使えない、移動が困難で
ある等の問題がある。また、組み立て式や折り畳み式と
した場合であっても、組み立てや折り畳みが片手ででき
ない、ごみ袋などの出し入れや回収が困難であるという
問題がある。さらに、従来の収納物保護具は、部品点数
が多くなり、製造コストが高くなるという問題がある。
【0005】本発明は、このような問題に対処するため
になされたもので、任意の場所での組み立てが容易で、
組み立てた後はごみ袋などの出し入れが楽にでき、ま
た、折り畳みを片手ですることができ、折り畳んだ後は
場所をとらず、ごみ袋などの回収が楽になる収納物保護
具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対の固定支
柱と、この固定支柱の所定の高さ位置に一端が回動自在
に連結された一対のロッドと、このロッドの他端に一端
が回動自在に連結され他端が自由端である一対の移動支
柱と、上記一対のロッドの両端部をそれぞれ固定する枠
体とで箱体のフレームを形成し、この箱体が網状体で覆
われてなる収納物保護具であって、上記一対のロッド
は、その中間部において折り畳み可能に連結されてなる
ことを特徴とする。一対の固定支柱と、一対のロッド
と、一対の移動支柱と、枠体とで形成された箱体のフレ
ームに網状体の覆いをかけて、ロッドの中間部を折り畳
み可能に連結することにより、収納物保護具を片手で組
み立て、片手で折り畳むことができる。また、網状体で
覆われた箱体とすることにより、ごみ袋などの収納が容
易で、かつ折り畳むことにより回収作業員によるごみ袋
回収作業が容易になる。
【0007】また、収納物保護具は、上記固定支柱の全
高をa、上記ロッドが固定支柱に連結されている位置ま
での高さをb、上記ロッドの全長をc、上記固定支柱側
から折り畳み可能に連結されている中間部までのロッド
の長さをxとするとき、1)x=((b+c)−a)/
2で表される値の± 20 %以内、2)x<b、3)x<
c/2の条件を満たすことを特徴とする。収納物保護具
の箱体のフレームを形成するロッド等の長さを上記関係
とすることにより、固定支柱の全高aを低くすることが
できるとともに、箱体の容積を大きくすることができ、
さらに固定支柱の全高aとほぼ同じ高さで折り畳むこと
ができる。
【0008】また、上記枠体の略中間に、上記ロッドに
平行に、中間部において折り畳み可能に連結されてなる
第三のロッドを上記枠体に両端を固定して設けるととも
に、上記一対の固定支柱の上端部を連結部材で固定し、
この連結部材の略中間と上記第三のロッドとの略中間と
を鎖で連結したことを特徴とする。鎖で連結することに
より、移動支柱の自由端である下端部がずれたり、倒れ
た場合であっても箱体を維持することができ、安全性に
優れる。
【0009】本発明の他の収納物保護具は、一対の固定
支柱と、この固定支柱の下部に一端が回動自在に連結さ
れた一対のロッドと、このロッドの他端に一端が回動自
在に連結され他端が自由端である一対の移動支柱と、上
記一対のロッドの他端同士を固定する前枠体と、上記一
対の固定支柱同士を固定する後枠体と、前枠体および後
枠体の固定部を連結するロープとで上記一対のロッドが
筋交いとなる箱体のフレームを形成し、この箱体が網状
体で覆われてなることを特徴とする。一対のロッドを筋
交いとなるように箱体を形成することにより、ロッドに
折れ曲がり部がなくても収納物保護具を一回の操作で容
易に折り畳むことができる。また、ロッドの使用量が少
なくなるので、全体として軽量化が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の収納物保護具の一実施例
を図1〜図4により説明する。図1は収納物保護具の斜
視図、図2は網状体を除いた箱体のフレームを示す斜視
図、図3は収納物保護具の側面図、図4は網状体を除い
て折り畳んだ状態を示す側面図である。収納物保護具1
は、一対の固定支柱2、2と、一対のロッド3、3と、
一対の移動支柱4、4と、枠体5、5とで形成された箱
体のフレームに網状体6の覆いをかけて構成されてい
る。一対の固定支柱2、2の上端部は連結部材7で相互
に固定され、下端部は基台9の穴9aに挿入することに
より固定されている。一対の固定支柱2、2は、上端部
を連結部材7で相互に固定することにより、また、下部
を下部連結部材8により固定することで、より箱体の安
定性が増す。具体的には、一対の固定支柱2、2の上端
部と連結部材7の両端部とをそれぞれ溶接等で固定する
か、あるいは図1に示すように、一本の支柱をコの字型
に折り曲げて形成することができる。さらに、小型の収
納物保護具1においては、連結部材7を省略することが
できる。なお、安全性を向上させるために、固定支柱
2、2の上部に蛍光テープや蛍光塗料を用いて蛍光目印
2aを設けることが好ましい。
【0011】固定支柱2の下端部は、基台9、例えばコ
ンクリートブロックの中心に設けられた穴9aに挿入す
ることで固定でき、また収納物保護具1移動時などは基
台9から容易に取り外すことができる。基台9は、収納
物保護具1の安定性を維持でき、また一人作業により移
動できる重量であればよい。例えば、後述する好適な大
きさの収納物保護具の場合、約25kg が好ましい。な
お、基台9の代わりに、収納物保護具1の設置場所にあ
らかじめ固定支柱2の下端部を挿入できる穴を設けてお
いてもよい。
【0012】ロッド3は、固定支柱2の中間部に設けら
れたロッド取り付け部10にそれぞれ一端がピンなどに
より回動自在に連結される。また、ロッド3の他端に
は、移動支柱4がピン4aなどにより回動自在に連結さ
れるとともに、枠体5により相互に連結される。移動支
柱4の長さと、ロッド取り付け部10までの地表からの
高さは略同一とする。このように設定することで地表面
を一つの面とする箱体のフレームが固定支柱2、ロッド
3、移動支柱4および枠体5とで形成される。なお、移
動支柱4の下部を下部連結部材8により相互に固定する
ことで、移動支柱4、4の動きが相互に一体的な動きと
なるので、箱体の組み立て、折り畳みがより容易とな
る。
【0013】また、移動支柱4は、その上部のみがロッ
ド3にピン4aなどにより回動自在に連結されるので、
収納物保護具組み立て時には、その自重により鉛直とな
って接地し、固定支柱2とともに、箱体の支柱を形成で
きる。また、折り畳み時には、網6により覆われている
ため、固定支柱2とコンパクトに一体化する。
【0014】また、図3に示すように、ロッド3は、ロ
ッド3の固定支柱2側の部分3aと移動支柱4側の部分
3bとに分割されて、その分割部11において折り畳み
可能に連結されている。すなわち、ロッド3の部分3a
と3bとがロッド3の上部に形成された小突起部に設け
られたピン11aにより相互に結合され、ピン11aを
中心軸にして部分3aと3bとは回転するが、分割部1
1において部分3aおよび3bの先端部同士が突き当た
れば、それ以上回転できない連結構造、いわゆるナック
ル継手類似の構造となっている。
【0015】このナックル継手類似の連結構造は、収納
物保護具組み立て時に、ロッド3の部分3aと3bとを
分割部11を下方向に移動できるが、上方向に移動でき
ない連結構造であることが好ましい。この連結構造とす
ることにより、短い長さの固定支柱2にコンパクトに上
記箱体のフレームを、図4に示すように、折り畳むこと
ができる。折り畳まれた後はロッド3の先端部分に設け
られた取っ手12が固定支柱2の先端部分に設けられた
フック14に係合される。なお、この取っ手12および
フック14からなる係合手段は、片側のロッド3のみな
らず、両側のロッド3に設けることができる。
【0016】分割部11までの距離、すなわちロッド3
の部分3aと3bとの長さは、図4に示すように、固定
支柱2に箱体のフレームを折り畳んだときに、固定支柱
2の先端部分と、ロッド3の移動支柱4側先端が略同一
高さとなるように定める。具体的には、固定支柱2の全
高をa、ロッド3が固定支柱2に連結されている位置ま
での高さをb、ロッド3の全長をc、固定支柱2から連
結部11までのロッド3の長さ、すなわち部分3aの長
さをxとするとき、1)x=((b+c)−a)/2で
表される値の± 20 %以内、2)x<b、すなわちxが
bの値未満、3)x<c/2、すなわちxがc/2未満
の三つの条件を全て満たすことにより、折り畳んだとき
に、支柱およびロッドの先端部分が略同一となり、また
折り畳み性が向上する。xがbの値以上となると、固定
支柱2に一体となって折り畳めず、xがc/2以上の値
となると、腕の作業範囲が広くなるため、ロッド3の先
端に設けられている取っ手12を持って箱体フレームを
組み立てまたは折り畳み作業がスムーズに行なうことが
できなくなる。また、x=((b+c)−a)/2で表
される値の± 20 %以内であると、ロッド3の移動支柱
4側先端が略同一高さとなり、固定支柱2に箱体のフレ
ームをコンパクトに折り畳むことができる。
【0017】好適な収納物保護具の大きさの一例として
は、例えば、固定支柱2の全高aが125cm、ロッド3が
固定支柱2に連結されている位置までの高さbが 84cm
、ロッド3の全長cが 88cm 、固定支柱2、2間の長
さ、すなわち連結部材7の長さが 184cm程度を挙げるこ
とができる。この場合、ロッド3の部分3aの長さx
は、(( 84cm + 88cm )− 125cm)/2 = 23.5cm と
なる。具体的には 24.0cmとすることができる。また、
この時、折り畳まれた状態での側面の厚さは約 35cm 程
度となる。
【0018】箱体のフレームは、枠体5、5の略中間
に、ロッド3、3に平行に、第三のロッド3cを枠体
5、5に、その両端を固定して設ける。第三のロッド3
cは、ロッド3、3と同一位置および同一形状の分割部
11を有している。第三のロッド3cを設けることによ
り、箱体のフレーム全体の強度および安定性を向上させ
ることができる。
【0019】また、連結部材7の略中間部7aに鎖13
の一端を固定し、他端を第三のロッド3cの略中間部3
dに固定、あるいはフック等で係合されている。フック
等を用いると、網を張り替えたときなどに網目を通して
固定できるので便利である。鎖13の長さは、ロッド3
cを水平に保ことのできる長さである。この鎖13を設
けることにより、移動支柱4の脚部が倒れた場合であっ
ても箱体フレームの形状を維持することができ、安全性
に優れる。箱体のフレームを構成する支柱、ロッドおよ
び枠体等の材質は、特に制限なく使用することができる
が、製造コストを下げ、軽量化を図ることなどから、鉄
製のパイプを好適に用いることができる。
【0020】収納物保護具1は、上記箱体のフレームに
網状体6の覆いをかけることにより得られる。網状体6
は、柔軟性を有する網、例えば漁網、ネット類等であれ
ば使用することができる。好ましくは折り畳みが容易に
なる繊維状の網であることが好ましい。網状体6は、箱
体フレームの周囲を覆う網と、上面を覆う網とから構成
される。柔軟性を有する網であることにより、収納物保
護具1の組み立て、折り畳みがワンタッチで容易にでき
る。
【0021】網の取り付け方法としては、まず、ロッド
3、3、枠体5、5に長方形の網の一方の長辺のみを結
束バンド15などを用いて張り巡らせて固定する。長方
形の網の短辺の長さは、上記bの長さと同一か、あるい
はやや長めに設定する。結束バンド15などを用いるこ
とにより、網の固定や張り替えが容易にできる。次に、
固定支柱側に固定されている枠体5に、結束バンド15
などを用いて箱体の上面を覆う形状の網の一辺を固定す
る。上面覆い用網の先端は重り6aを設ける。例えば鉛
入り先端部とする。重り付き先端部とすることにより、
収納時におけるごみ袋などの覆いをより完全にすること
ができる。
【0022】網の種類、形状は、特に制限がなく、カラ
スや猫などの侵入を防げる大きさの網目を有している網
であれば使用することができる。例えば、直径 5mmφの
ポリエチレン製網で、網目 25mm 程度の無結節網を挙げ
ることができる。網を含めた収納物保護具全体の色は、
周囲との調和のとれた配色することが好ましく、例え
ば、支柱、網等を緑色に統一することが好ましい。
【0023】本発明の収納物保護具1の使用方法につい
て図5および図6を参照して説明する。図5は収納物保
護具1にごみ袋などを保管しようとしている状態の一例
を示す図であり、図6は収納物保護具1を折り畳んでい
る状態を示す図である。収納物保護具1は、ごみ収集日
に合わせて、その前日あるいは当日に集積場所において
組み立てられる。ごみ袋16などの保管は、図5に示す
ように、上面覆い用網の先端を持ち上げて投入できる。
柔軟性を有する網を用いているので、ごみ袋などの投入
・保管は容易にできる。他の投入方法としては、側面側
網の下部を持ち上げて、網の下からごみ袋などを投入・
保管することもできる。さらに、必要に応じて、ごみ袋
などが既に集積されている場所にて収納物保護具1を組
み立てることにより、既に集積されているごみ袋など全
体を容易に覆い保護することができる。雨天など地表面
が汚れている場合は、スノコ等を収納物保護具内に敷く
ことができる。
【0024】ごみ収集車が到着し、ごみ袋などの回収作
業を行なう場合には、図6に示すように、例えば収集作
業員は取っ手12を持って移動支柱4等を引上げ、フッ
ク14に取っ手12を係合することにより、収納物保護
具1を容易に折り畳むことができる。すなわち、ロッド
3は、固定支柱2のロッド取り付け部10にて回動自在
に取り付けられ、また分割部11にて下方に折り畳まれ
るので、フック14と取っ手12とは容易に係合でき
る。また、移動支柱4は、上部のみがピン4aなどによ
り回動自在に連結されているので、自重により鉛直とな
り、また網6で覆われているので、コンパクトに折り畳
まれ固定支柱2と一体化する。収納物保護具1が折り畳
まれると、覆われている網が同時に引き上げられので、
ごみ袋16などが自動的に集積されている状態で露出す
る。このため、収集作業員は収納物保護具1の存在を意
識することなくごみ袋16などの収集作業を行なうこと
ができる。
【0025】収納物保護具1の組み立ては、フック14
を取っ手12より外して、取っ手12を固定支柱2より
前方に引き出すことにより、移動支柱4が鉛直に地表に
接地するとともに、覆われている網が箱体を形成するこ
とでなされる。このように、収納物を多量に保護できる
大きな収納物保護具1の組み立て、折り畳みが一人作業
により行なうことができる。
【0026】本発明の他の収納物保護具17について図
7〜図9により説明する。図7は収納物保護具17の斜
視図、図8は網状体を除いた箱体のフレームを示す斜視
図、図9は網状体を除いて折り畳んだ状態を示す側面図
である。なお、収納物保護具17の説明において、上記
収納物保護具1と同一機能を有する部分は同一符号で示
す。収納物保護具17は、一対の固定支柱2、2と、固
定支柱2の下部と移動支柱4の上部との筋交いに形成さ
れた一対のロッド18、18と、一対の移動支柱4、4
と、前枠体5a、後枠体5bと、一対のロープ19、1
9とで形成された箱体のフレームに網状体6の覆いをか
けて構成されている。一対のロープ19、19は網状体
6の上縁部と一体となって一対の固定支柱2、2と、移
動支柱4、4との周囲に張り巡らすことができる。一対
の固定支柱2、2の上端部は連結部材7で相互に固定さ
れ、下端部は基台9の穴9aに挿入することにより固定
されている。一対の固定支柱2、2は、上端部を連結部
材7で相互に固定することにより、また、下部を下部連
結部材8により固定することで、より箱体の安定性が増
す。具体的には、一対の固定支柱2、2の上端部と連結
部材7の両端部とをそれぞれ溶接等で固定するか、ある
いは図1に示すように、一本の支柱をコの字型に折り曲
げて形成することができる。さらに、小型の収納物保護
具1においては、連結部材7を省略するか、あるいは後
枠体5bにて連結部材7の代用とすることができる。な
お、安全性を向上させるために、固定支柱2、2の上部
に蛍光テープや蛍光塗料を用いて蛍光目印2aを設ける
ことが好ましい。
【0027】固定支柱2の下端部は、収納物保護具1の
下端部と同様に、基台9に設けられた穴9aを利用して
固定または取り外すことができる。基台9も収納物保護
具1の基台を用いることができる。固定支柱2の下端部
にロッド18の下端部がピンなどにより回動自在に連結
される。ロッド18の他端には、移動支柱4の一端がピ
ンなどにより回動自在に連結されるとともに、前枠体5
aにより相互に連結される。また、上記ロッド18他端
より水平にロープ19が張設され、箱体の一つの稜線を
形成する。移動支柱4の長さは、箱体を形成する際の高
さに相当する長さとし、後枠体5bと略同一の高さとす
る。このように設定することで地表面を一つの面とする
箱体のフレームが固定支柱2、移動支柱4、前枠体5
a、後枠体5bおよびロープ19、19とで形成され
る。ロッド18、18は箱体の筋交いとなる。なお、移
動支柱4の下部を下部連結部材8により相互に固定する
ことで、移動支柱4、4の動きが相互に一体的な動きと
なるので、箱体の組み立て、折り畳みがより容易とな
る。
【0028】移動支柱4は、その上部のみがロッド18
にピンなどにより回動自在に連結されるので、収納物保
護具組み立て時には、その自重により鉛直となって接地
し、固定支柱2とともに、箱体の支柱を形成できる。ま
た、折り畳み時には、網6により覆われているため、固
定支柱2とコンパクトに一体化する。また、移動支柱4
は、その上部のロッド18における取り付け部において
ストッパーが設けてあり、接地部分は前枠体5aより前
方に接地しない。このため、折り畳まれた後の箱体の組
み立てが一度の操作で可能となる。
【0029】ロッド18および移動支柱4を上記連結構
造とすることにより、短い長さの固定支柱2にコンパク
トに上記箱体のフレームを、図9に示すように、折り畳
むことができる。折り畳まれた後はロッド18の先端部
分に設けられた取っ手12が固定支柱2の先端部分に設
けられたフック14に係合される。なお、この取っ手1
2およびフック14からなる係合手段は、片側のロッド
18のみならず、両側のロッド18に設けることができ
る。
【0030】ロッド18の長さは、箱体の安定性を保つ
ために固定支柱2の高さと略同一以下の高さとなる長さ
であることが好ましい。好適な収納物保護具17の大き
さの一例としては、例えば、固定支柱2の全高が 110c
m、移動支柱4の高さが 85cm 、ロッド18の全長が 11
0cm、固定支柱2、2間の長さ、すなわち連結部材7の
長さが 185cm程度を挙げることができる。
【0031】また、連結部材7の略中間部7aに鎖13
の一端が固定され、他端が前枠体5aの略中間部7bに
固定、あるいはフック等で係合されている。フック等を
用いると、網を張り替えたときなどに網目を通して固定
できるので便利である。鎖13の長さは、前枠体5aを
水平に保ことのできる長さである。この鎖13を設ける
ことにより、移動支柱4の脚部が倒れた場合であっても
箱体フレームの形状を維持することができ、安全性に優
れる。箱体のフレームを構成する支柱、ロッドおよび枠
体等の材質は、特に制限なく使用することができるが、
製造コストを下げ、軽量化を図ることなどから、鉄製の
パイプを好適に用いることができる。特に収納物保護具
17の場合、発錆の原因となるピン部分などの摺動部が
少ないので鉄製のパイプを好適に用いることができる。
【0032】収納物保護具17は、上記箱体のフレーム
に網状体6の覆いをかけることにより得られるが、網状
体6は収納物保護具1と同じ材質が利用でき、網状体6
の取り付け方法も収納物保護具1と同じにできる。ただ
し、収納物保護具17にあっては、枠体の周囲に張り巡
らせる網は、その上縁部においてロープと一体となり、
そのロープが箱体のフレームの一部を構成する。また、
箱体の上面を覆う網状体は、連結部材7を覆って取り付
けられている。これにより、網状体の取り付けや覆いの
開閉が容易にできる。また、覆いをより完全にするため
に、箱型に形成し、移動支柱4の脚部先端に網止め6a
を設ける。網止め6aを設けることにより、網状体の開
閉が容易にできる。また、分別ゴミに対応して、複数の
上面に開口部を有する袋状の網状体を複数個設けること
ができる。
【0033】収納物保護具17の使用方法は収納物保護
具1の使用方法と同じであるが、箱体のフレーム構造が
簡略化され、鉄パイプの使用量が減り軽くなるので、作
業性が向上する。また、構造が単純であるので、組み立
て折り畳みが熟練を要さずに誰でもできる。
【0034】本発明は、組み立て、折り畳み作業が任意
の場所で一人でワンタッチですることができ、かつ組み
立てると大きくなり、折り畳むとコンパクトになる収納
物保護具であるので、地方公共団体の環境整備担当者、
清掃作業員、住民等の全てにとって利用価値が大きい。
地方公共団体の環境整備担当者にとっては、ごみ袋等の
収集日にだけ収納物保護具を組み立てればよいので、狭
い地区や道路等にも設置することができる。また、折り
畳んでおけば、ごみ収集日以外にごみ出しをされること
がなく、さらに折り畳み時は、見た目にもすっきりとし
ており、地域の美化に役立つ。基台と折り畳まれた本体
とに分離できるので、必要に応じて移動させることも容
易である。支柱、ロッド等をパイプ材で、覆いを網で作
製するので、鉄箱、金網等製の容器に比較して、部品点
数が少なくなり、製造コストを下げることができる。清
掃作業員にとっては、収納物保護具を折り畳んだ後に集
積されているごみ袋を回収すればよいので、回収作業や
回収後の清掃作業が楽になる。住民にとっても、狭い地
区や道路等を広く使うことができ、また、カラスや猫の
害を受けることがないので、地域の衛生を保つことがで
きる。
【0035】本発明の収納物保護具は、ごみ袋などの集
積場所に設置して用いることが好ましいが、組み立て、
折り畳み作業が任意の場所で一人でワンタッチでするこ
とができるので、他の用途としても用いることができ
る。例えば、駅、空港などでの一時置場用、各種催し物
会場での一時置場用、小中高校や各種学校および各種施
設での一時置場用の収納物保護具等を挙げることができ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明の収納物保護具は、固定支柱、ロ
ッド等で箱体のフレームを形成し、この箱体が網状体で
覆われてなる収納物保護具であって、上記ロッドが、そ
の中間部において折り畳み可能に連結されてなるので、
組み立て、折り畳みを容易にすることができる。
【0037】また、固定支柱の全高をa、上記ロッドが
固定支柱に連結されている位置までの高さをb、上記ロ
ッドの全長をc、上記固定支柱側から連結部までのロッ
ドの長さをxとするとき、1)x=((b+c)−a)
/2で表される値の± 20 %以内、2)x<b、3)x
<c/2の条件を満たすので、収納物保護具の高さを低
くすることができるとともに、容積を大きくすることが
でき、さらに折り畳み作業性が向上し、コンパクトに折
り畳むことができる。
【0038】また、フレームに第三のロッドを設けると
ともに、固定支柱を連結部材で固定し、この連結部材の
略中間と第三のロッドとの略中間とを鎖で連結するの
で、移動支柱の下端部がずれたり、倒れた場合であって
も収納物保護具の形状を維持することができ、安全性に
優れる。
【0039】本発明の他の収納物保護具は、固定支柱、
移動支柱、前枠体、後枠体、ロープと、筋交いに設けら
れたロッドとで箱体のフレームを形成し、この箱体が網
状体で覆われてなるので、収納物保護具を一回の操作で
容易に折り畳むことができる。また、ロッドの使用量が
少なくなるので、全体として軽量化が図れる。さらにピ
ン部などの摺動部が少ないので発錆による経年劣化など
を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納物保護具の斜視図である。
【図2】網状体を除いた箱体のフレームを示す斜視図で
ある。
【図3】収納物保護具の側面図である。
【図4】網状体を除いて折り畳んだ状態を示す側面図で
ある。
【図5】ごみ袋などを保管しようとしている状態の一例
を示す図である。
【図6】折り畳んでいる状態を示す図である。
【図7】他の収納物保護具の斜視図である。
【図8】他の収納物保護具の箱体のフレームを示す斜視
図である。
【図9】他の収納物保護具の折り畳んだ状態を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 収納物保護具 2 固定支柱 3 ロッド 4 移動支柱 5 枠体 6 網状体 7 連結部材 8 下部連結部材 9 基台 10 ロッド取り付け部 11 分割部 12 取っ手 13 鎖 14 フック 15 結束バンド 16 ごみ袋 17 他の収納物保護具 18 ロッド 19 ロープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の固定支柱と、この固定支柱の所定
    の高さ位置に一端が回動自在に連結された一対のロッド
    と、このロッドの他端に一端が回動自在に連結され他端
    が自由端である一対の移動支柱と、前記一対のロッドの
    両端部をそれぞれ固定する枠体とで箱体のフレームを形
    成し、この箱体が網状体で覆われてなる収納物保護具で
    あって、前記ロッドは、その中間部において折り畳み可
    能に連結されてなることを特徴とする収納物保護具。
  2. 【請求項2】 前記固定支柱の全高をa、前記ロッドが
    前記固定支柱に連結されている位置までの高さをb、前
    記ロッドの全長をc、前記固定支柱側から前記折り畳み
    可能に連結されている中間部までのロッドの長さをxと
    するとき、 1)x=((b+c)−a)/2で表される値の± 20
    %以内 2)x<b 3)x<c/2 の条件を満たすことを特徴とする請求項1記載の収納物
    保護具。
  3. 【請求項3】 前記枠体の略中間に、前記ロッドに平行
    に、中間部において折り畳み可能に連結されてなる第三
    のロッドを前記枠体に両端を固定して設けるとともに、
    前記一対の固定支柱の上端部を連結部材で固定し、この
    連結部材の略中間と前記第三のロッドとの略中間とを鎖
    で連結したことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の収納物保護具。
  4. 【請求項4】 一対の固定支柱と、この固定支柱の下部
    に一端が回動自在に連結された一対のロッドと、このロ
    ッドの他端に一端が回動自在に連結され他端が自由端で
    ある一対の移動支柱と、前記一対のロッドの他端同士を
    固定する前枠体と、前記一対の固定支柱同士を固定する
    後枠体と、前記前枠体および前記後枠体の固定部を連結
    するロープとで前記一対のロッドが筋交いとなる箱体の
    フレームを形成し、この箱体が網状体で覆われてなるこ
    とを特徴とする収納物保護具。
JP11355791A 1998-12-18 1999-12-15 収納物保護具 Pending JP2000233803A (ja)

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JP35989498 1998-12-18
JP10-359894 1998-12-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200462145Y1 (ko) 2012-02-17 2012-08-27 김선철 재활용 쓰레기 수거함

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200462145Y1 (ko) 2012-02-17 2012-08-27 김선철 재활용 쓰레기 수거함

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