JP2004003077A - プラッシュ編地製造用丸編み機 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラッシュ糸のある個所だけでなく、地糸のある個所でのパターンの可能性を向上するように設計した、プラッシュ編地を製造するための丸編み機を提供すること。
【解決手段】地糸ガイド(38)を備えた第1パターンデバイスは、地糸(39)のピックアップを目的とした位置または地糸(39)の非ピックアップを目的とした非編成位置になるように、編み針(4)を選択的に制御する働きをする。プラッシュ糸ガイド(40)を備えた第2パターンデバイスは、ピックアップ位置または非ピックアップを目的とした中間位置になるように、編み針(4)を選択的に制御する働きをする。第3パターンデバイスは、少なくとも、短プラッシュ糸ループの形成を目的とした第1位置または長プラッシュ糸ループの生成を目的とした第2位置になるようにシンカを選択的に制御する働きをする。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地糸から作られる地編みと、前記地編みの中に結び目を作るプラッシュ糸とからなるプラッシュ編地製造用丸編み機であって、丸編み機は、編み目形成を目的とした編み針を備えたニードルシリンダと、プラッシュ糸ループの形成を目的としたシンカを備えたシンカリングと、複数の編成システムとを装備し、前記複数の編成システムの各々は、地糸および/またはプラッシュ糸をピックアップしたあと、編み針をノックオーバ位置になるように制御する手段を備えている丸編み機に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラッシュ編地を製造するための丸編み機は、多数の実施形態が知られている。これらの丸編み機は、原則として、編み針を備えたニードルシリンダとシンカを備えたシンカリンクを装備している。これらの丸編み機によって製造されるプラッシュ編地は、地編み(これは、通常、特殊な地糸を使用して、右/左または平編みによって製造される編地である)と呼ばれるものと、地編みの中に結び目を作るプラッシュ糸とからなっている。
【0003】
上記タイプのプラッシュ編地では、具体的には、異なるカラーのプラッシュ糸を使用するか、あるいはプラッシュ糸を異なる長さのプラッシュループになるように処理することによって、パターン効果を得ている。最初に挙げたパターンはカラーパターンと呼ばれ、その他は構造パターンと呼ばれている。
【0004】
カラーパターンを得るために、例えば、冒頭に引用した広義タイプに属する丸編み機は公知である(特許文献1参照)。この丸編み機では、最初に、地糸が、次に、パターンに従って、複数の異なるカラーのプラッシュ糸の1つが、ニードルシリンダに装着された全編み針に挿入可能になっている。これによって、特に完全で、濃密なプラッシュ編地が得られている。基本的に、このタイプのカラーパターンで望ましくない特徴は、プラッシュ糸が編み針に挿入されていない個所に浮き (float)が現れることである。この種の浮きがいくつかの編み目ウェール以上にわたっていると、編地の外観を損なうことになる。そのために、これらの浮きは、編成操作のあとに行われるシヤリング (shearing)操作によって除去され、その結果として、形成されたプラッシュループが自動的にカットされて開かれている。このことは、カラーパターンをもつプラッシュ編地が、地編みの中に部分列で結び目を作るプラッシュ糸によって作られるときも同じである。すなわち、各編み目列において、単一カラーのプラッシュ糸だけが、編み目になるように処理され、その間に浮きとなって現れるので、得られるプラッシュ面は不完全で、密度が低下することになる。その結果、上述したプラッシュ編地は、いずれも、ベロア (velour)表面と呼ばれるものになっている。すなわち、この編み手法を採用すると、未カットのプラッシュループのあるテリー (terry)布表面をもつプラッシュ編地を製造することは不可能である。
【0005】
上述したタイプの編成の1つの利点は、構造パターンまたは高/低パターンを製造するためにも使用できることである。この目的のために、現れるすべてのプラッシュ糸によって編みの選択した個所に浮きが形成されるので、シヤリング操作のあと、地糸だけがその個所に残っているので目に見えるようになっている(特許文献2、特許文献3参照)。浮きの形成は、このケースでは、ループのないゾーンを形成したのと、つまり、「無プラッシュループ」を選択したのと同じである。このように製造したプラッシュ編地には、浮き糸または別の地糸を追加挿入することによって、限られた範囲でカラーパターンまたは編みパターンを設けることも可能である。
【0006】
カラーパターンまたは構造パターンは、原理的には、冒頭に引用した広義タイプの他の丸編み機によっても製造することが可能である。例えば、パターンに従ってプラッシュ糸も挿入される編み針にだけ地糸を供給し、原理的には、カラーパターンが部分列だけによって製造できるようにすることが知られている(特許文献4参照)。従って、このようにして製造されたプラッシュ編地では、プラッシュ糸のほかに、地糸もプラッシュ糸のない個所に浮いているので、一方では、外観が見苦しくなると共に、マテリアル特性が望ましくないものとなり、他方では、シヤリング操作の過程で、地糸浮きもプラッシュ糸浮きと一緒に除去されるおそれがある。この問題を回避するために、発生する地糸浮きが比較的長いとき、編成位置またはタック位置になるように一部の編み針を制御することにより、浮き個所の地糸を部分的に編み目になるように処理するか、あるいはそれをタック編み目として地編みの中に埋め込むことを目的とした丸編み機が知られている(特許文献5参照)。浮き地糸は数個所だけで地編みの中に結び付けられるので、結び付き個所の数が低く保たれ、部分列によるカラーパターンの製造時に見苦しい露出したギャップが発生しないという利点もある。さらに、プラッシュループがまったく存在しない比較的幅広い個所を、プラッシュ編地に設けることも可能であるが、それにもかかわらず、このタイプの編成では、プラッシュループのある個所に長い地編地の浮きが発生するのを常に防止することが、主要関心事となっている。
【0007】
従って、これまでに述べてきた丸編み機は、いずれも、特にカラーパターン付きのプラッシュ編地を製造するために使用されている。編み針を相互に独立して個別的に選択するための既存パターンデバイスは、このケースでは、プラッシュ糸をピックアップしようとする編み針を、残りの編み針から分離することだけを目的としている。これとは対照的に、他のすべてのパターンでは、特に、プラッシュ糸個所での高/低パターンや地糸個所での編みパターンでは、これらのパターンに割り当てられたパターンバットに作用したり、編み針に作用したり、編み針に割り当てられたジャックに作用したりするのはカム部品だけであるので、パターンの可能性は非常に限られている。このことは、例えば、1:1タック/浮きまたは1:1編み/浮きなどのパターンを可能にし、必要に応じて交換される、交換可能なカム部品を使用したとしても、変わらない。
【0008】
上述した丸編み機で従来から避けられなかった問題は、「無プラッシュループ」の選択が、浮きを作り出し、そのあとでシヤリングによってその浮きを除去することによってのみ可能であったことである。その結果、これらの丸編み機で製造された編み編地は、それらが構造パターンを備えている限り、地糸とプラッシュ糸から形成された編み目のある個所と地糸だけから形成された編み目のある個所を、常に含んでいる。このケースでは、プラッシュ糸のない個所では、プラッシュ編地の外観を決めているのは地糸だけである。
【0009】
必ずしも望ましくない上記特性を回避するために、シンカを選択するためのパターンデバイスを備え、その一部では、プラッシュ糸をピックアップする編み針を選択するための追加パターンデバイスも備えている丸編み機が知られている(特許文献6、特許文献7参照)。このケースでは、シンカは、少なくとも、プラッシュループが低位置シンカエッジによって形成される第1位置になるように、あるいはプラッシュループが高位置シンカエッジによって形成される第2位置になるように、パターンに従って制御可能になっている。低位置シンカエッジは、このケースでは、そこで地糸編み目が形成またはループ形成されるものと対応しているのが通常である。低位置シンカエッジによって作られたプラッシュループは、これらのケースでは、「ニュートラルループ(neutral loop)」または「無ループ(no loop)」とも呼ばれている。ここで、「ニュートラルループ」または「無ループ」とは、本発明が意図する範囲内では、地糸ループまたはレッグとほぼ同じ長さであり、従って、完成した編みでは、地糸とプラッシュ糸からなるダブル編み目になるが、地編みから突出するプラッシュループとして現れないプラッシュ糸ループのことである。このようにすると、「無プラッシュ糸ループ」の選択が、短プラッシュループまたは「ニュートラルループ」の形成を目的とした位置になるようにシンカを制御することにより実現可能になり、プラッシュ糸は、地糸と同じように、プラッシュループのない個所で処理されるので、平編みが正しく行われれば、それぞれのプラッシュ糸のカラーがある、スムーズな左/右平編み面が得られるという利点がある。従って、プラッシュ糸のないゾーンの特性は、ここでは、主にプラッシュ糸によって判断されることになり、このことは、ある種のパターンでは利点となっている。
【0010】
構造パターン付きのプラッシュ編地を製造することを主目的とする、上記タイプの丸編み機には、実際には、カラーパターンを製造できず、パターンホイール(pattern wheel) などの形体をしたパターンデバイスを使用しているにもかかわらず、構造パターンの可能性が制限されているという欠点がある。さらに、編み針は、2つの取り得る位置の一方にのみ選択的に制御できるので、得られる地編みは、単純な浮き/編み目パターンに限られている。このことは、原理的には、シンカを3つの取り得る位置にだけ移して、パターンに従って中、高または無プラッシュループを形成するようにしているが、カム部品を交換可能にして、編み/浮き、編み/タックまたはタック/浮きの編成タイプで選択的にパターンを可能にするようにした、公知の丸編み機の場合も同じである。
【0011】
最後に、パターンに従って編み針を選択することによりカラーパターンと、パターンに従ってシンカを選択することにより構造パターンを可能にして、同じ編み目列に、異なるカラーのプラッシュループだけでなく、異なる高さのプラッシュループがあるプラッシュ編みを製造するようにした丸編み機が知られている(特許文献8参照)。その後に行われるシヤリング操作で、長プラッシュループだけがカットされて開かれ、高位置シンカエッジ上に形成されたプラッシュ糸浮きが除去されると、高いカットされたプラッシュループのあるベロア状の表面と、高さの低い未カットプラッシュループのあるテリー状の表面とがあるプラッシュ編みが得られることになる。しかし、この公知方法が実際に機能していることは疑問である。というのは、例えば、1つの同じシンカ制御を使用し、同じ編成システムで、異なるカラーのプラッシュ糸が長または短プラッシュループになるようにどのように選択的に処理されるか、および/または短プラッシュ糸ループ用に用意されたシンカエッジで設けられた浮きがどうのように扱われるかが明らかでないからである。さらに、このような丸編み機によると、プラッシュループがまったくない個所を編み編地に設けることが容易になっていない。
【0012】
【特許文献1】
ドイツ特許出願第DE 31 45307 A1号明細書
【0013】
【特許文献2】
ドイツ特許出願第DE 39 27 815 A1号明細書
【0014】
【特許文献3】
ドイツ特許出願第DE 197 07 053 A1号明細書
【0015】
【特許文献4】
米国特許第2,710,527号明細書
【0016】
【特許文献5】
ドイツ特許出願第DE 30 24 705 A1号明細書
【0017】
【特許文献6】
米国特許第1,790,832号明細書
【0018】
【特許文献7】
英国特許第1,104,859号明細書
【0019】
【特許文献8】
欧州特許第EP 0 629 727 B1号明細書
【0020】
【特許文献9】
ドイツ特許第DE 37 12 673 C1号明細書
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の基礎となっている技術的課題は、従来技術を出発点として、冒頭に引用した広義タイプに属するプラッシュ編地製造用の丸編み機を、プラッシュ糸のある個所だけでなく、地糸のある個所でのパターンの可能性を向上するように設計することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、複数の編成システムの各々は、地糸ガイド38を備えた第1パターンデバイスであって、編成位置またはタック位置になるように編み針4を選択的に持ち上げて、編み針4がそのフック4aで地糸39をピックアップできるようにすると共に、編み針4を非編成または通過位置にし、編み針4が地糸39をピックアップしないように編み針4を選択的に制御する第1パターンデバイスと、プラッシュ糸ガイド40を備えた第2パターンデバイスであって、プラッシュ糸41をピックアップすることを目的としたピックアップ位置またはプラッシュ糸41をピックアップしないことを目的とした中間位置になるように編み針4を選択的に制御する第2パターンデバイスと、ニュートラルプラッシュ糸ループの形成を目的とした第1の位置、長プラッシュ糸ループの形成を目的とした第2の位置、および中間長さのプラッシュ糸ループの形成を目的とした第3の位置になるようにシンカ25を選択的に制御する第3パターンデバイスとを、編成方向に向かって前記の地糸および/またはプラッシュ糸をピックアップしたあと、編み針をノックオーバ位置になるように制御する手段71の前方に位置する個所に備えていることを特徴とする丸編み機によって解決される。
【0023】
すなわち、本発明は、編み針4とシンカ25を備え、プラッシュ編地を製造するための丸編み機を提供することを課題にしており、複数の編成システムの各々は、ノックオーバ位置になるように編み針4を制御する手段71と、この手段71の前方に配置されたパターンデバイスを備えている。
【0024】
本発明によれば、地糸ガイド38を備えた第1パターンデバイスは、地糸39のピックアップを目的とした編成またはタック位置または地糸39の非ピックアップを目的とした非編成位置になるように、編み針4を選択的に制御する働きをする。プラッシュ糸ガイド40を備えた第2パターンデバイスは、プラッシュ糸41のピックアップを目的としたピックアップ位置またはプラッシュ糸41の非ピックアップを目的とした中間位置になるように、編み針4を選択的に制御する働きをする。第3パターンデバイスは、少なくとも、短プラッシュ糸ループの形成を目的とした第1位置または長プラッシュ糸ループの生成を目的とした第2位置になるようにシンカを選択的に制御する働きをする。
【0025】
本発明によれば、編み針制御によるパターンの利点と、シンカ制御によるパターンの利点を、プラッシュ編地製造用の1つの同一丸編み機で完全に利用することを、初めて可能にしている。これにより、プラッシュループのある個所とプラッシュループのない個所があるプラッシュ編地に、カラーパターンおよび/または構造パターンおよび/または編みパターンを、ほとんど希望とおりに組み合わせることが可能になっている。本発明の好適例示実施形態によれば、短プラッシュ糸ループが地糸編み目と同じシンカエッジで形成される場合は、プラッシュ糸浮きの形成またはその後のシヤリング操作によって、あるいは短またはニュートラルプラッシュ糸ループの形成のための位置になるようにシンカを制御することによって、プラッシュループのない個所を選択的に得ることも可能である。その結果、2プラッシュ個所の間に位置する地編地部分の視覚的印象は、地糸のカラーおよび/または編みパターンによっても、地糸を覆う「ニュートラルシンカループ」のカラーおよび/または編みパターンによっても、選択的に決めることができるので、多数の新しいパターンが可能になる。各編成システムでは、1つのプラッシュ糸だけが供給でき、従って、カラーパターンに必要とされるのは、部分的列を作るだけであるので、多数のパターンを可能にするという顕著な利点が得られる。
【0026】
本願の請求項2記載の発明は、請求項1に記載の丸編み機において、シンカ25は、地糸ループと短プラッシュ糸ループを一緒に形成することを目的とした第1のプラッシュ形成エッジ25cと、長プラッシュ糸ループの形成を目的とした第2のプラッシュ形成エッジ25dとを備えていることを特徴とする丸編み機である。
【0027】
本願の請求項3記載の発明は、請求項2に記載の丸編み機において、第2パターンデバイスと第3パターンデバイスは、第1の位置になるようにシンカ25を制御し、ピックアップ位置になるように関連編み針4を同時に制御するか、あるいは第2の位置になるようにシンカ25を制御し、中間位置になるように関連する編み針4を同時に制御することによって、ニュートラルプラッシュ糸ループの選択が達成されるような形で相互に割り当てられていることを特徴とする丸編み機である。
【0028】
本願の請求項4記載の発明は請求項1乃至3のずれかに記載の丸編み機において、第1パターンデバイスは、編み針4に割り当てられたカム部分36を有し、該カム部分は、編成トラック、タックトラックおよび非編成トラック63、60、57をもつと共に、編み針4が選択的にタックトラックまたは編成トラック60、63上を走行し、それと同時に地糸39をピックアップするか、あるいは地糸39をピックアップしないまま非編成トラック57上を走行するようにパターンに従って編み針4を配分するように構成されていることを特徴とする丸編み機である。
【0029】
本願の請求項5記載の発明は、請求項4に記載の丸編み機において、第1パターンデバイスは、パターンに従って編み針4を非編成トラック57とドライブアウトトラックに配分する第1の選択デバイス17aと、ドライブアウトトラック上を走行する編み針4をパターンに従ってタックトラック60または編成トラック63に配分する第2の選択デバイス17bと、を含むことを特徴とする丸編み機である。
【0030】
本願の請求項6記載の発明は、請求項4または5に記載の丸編み機において、タックトラック60と編成トラック63は、その終端がタックトラック60と非編成トラック57の間にあって、中間位置65に対応するレベルにあることを特徴とする丸編み機である。
【0031】
本願の請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の丸編み機において、第2パターンデバイスは第1のカム部分56に配置されていて、編み針4に割り当てられたピックアップトラック69と、編み針4に割り当てられた非ピックアップトラック70と、パターンに従って編み針4をピックアップトラック69または非ピックアップトラック70に配分する第3選択デバイス70とを有していることを特徴とする丸編み機である。
【0032】
本願の請求項8記載の発明は、請求項7に記載の丸編み機において、ピックアップトラック69と非ピックアップトラック70は、編成方向に向かって編成トラック63またはタックトラック60の背後に配置され、その始端と終端は、中間位置65に対応するレベルにあることを特徴とする丸編み機である。
【0033】
本願の請求項9記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の丸編み機において、第3パターンデバイスはシンカ25に割り当てられたカム部分37をもち、前記カム部分は、第1の位置に通じる第1のトラック77と第2の位置に通じる第2のトラック79を備え、パターンに従ってシンカを前記トラック77、79に配分するようにセットアップされていることを特徴とする丸編み機である。
【0034】
本願の請求項10記載の発明は、請求項9に記載の丸編み機において、シンカ25に割り当てられたカム部分は、中間長さのプラッシュ糸ループの形成を目的とした第3の位置に通じる第3トラック80を有し、第3パターンデバイスは、パターンに従ってシンカ25を第1、第2および第3のトラック77、79、80に配分する第4の選択デバイスと第5の選択デバイス33a、33bを備えていることを特徴とする丸編み機である。
【0035】
本願の請求項11記載の発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載の丸編み機において、第3パターンデバイスは、編成方向に向かって第1パターンデバイスと第2パターンデバイスの間に配置されていることを特徴とする丸編み機である。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下では、添付図面を参照して本発明の例示実施形態について詳しく説明する。
【0037】
図1は、プラッシュ編地を製造するための本発明による丸編み機の例示実施形態を示し、この実施形態は現時点で最良と考えられているものである。なお、本発明を理解する上で必要とされる丸編み機の部分だけが図示され、以下に説明されているが、これは図を簡略化するためである。丸編み機は、キャリングリング(carrying ring) 2上の機台(詳細は省略されている)に支持されているニードルシリンダ1を装備し、ニードルシリンダ1は、その中心軸が、このケースでは、機械の中心軸(図示せず)と同軸になるように配置されている。この例示実施形態では、キャリングリング2は、機台の機械中心軸を中心に回転可能に、ニードルシリンダ1と一緒に取り付けられている。この目的のために、キャリングリング2は、丸編み機の駆動モータによって回転可能である駆動ピニオン(図示せず)とかみ合う外側歯付きリング3を備えている。ニードルシリンダ1の周囲には、軸方向に平行の溝が設けられ、溝内には、編み針4、具体的には、従来のラッチ針が装着されており、編み針の下に選択プッシャ (pusher)またはジャック5(以下「選択ジャック5」と表す)が配置され、編み針4と選択ジャック5は、共に、垂直機械軸に平行に上下動可能になっている。
【0038】
ニードルシリンダ1を取り巻く固定カムボックス9用のキャリア8は、固定キャリングリング6上にマウンティング7によって配置され、固定キャリングリング6上にキャリングリング2も回転可能に装着可能になっている。ニードルシリンダ1に面するカム部品は、以下で詳しく説明するが、固定カムボックス9に固定され、編み針4または選択ジャック5の、半径方向に外側に突出したバット12、14および15と一緒に働くようになっている。このケースでは、選択ジャック5は、ニードルシリンダ溝の底に支持されたスプリングによって半径方向に外側にプリストレスが与えられ、前記選択ジャック5のバット15は、通常は、関連する溝から突出しており、ニードルシリンダ1の回転時に、関連するカム部分によって持ち上げられると、選択ジャック5のすぐ上にある編み針4が、例えば、編み位置になるようにドライブアウトされるようになっている。さらに、選択ジャック5の下には、選択デバイス17が配置され、これらの選択デバイス17はニードルシリンダ1の周囲に沿って配置されると共に、キャリア8に固定され、例えば、電磁石などおよびカム部分がそれぞれに割り当てられ、電磁石とカム部分によって、選択ジャック5は、スプリング16の作用に抗して、その選択ジャック5のバット15が関連する溝内に置かれている位置に保たれるようになっているため、バット15は、関連するカム部分を通過するとき、関連するカム部分によって持ち上げられないので、関連する編み針4は、例えば、非編成位置または円形走行位置のままになっている。
【0039】
このタイプの丸編み機とその選択デバイス17は、一般的に公知であるので(例えば、特許文献9参照)、これ以上詳しく説明することは省略する。
【0040】
図1と図2に示すように、ニードルシリンダ1の上方には、機械軸を中心に回転可能であるディスク形状のシンカリング18が、機台に回転可能に取り付けられている。シンカリング18の上方には、環状の固定シンカカム19が設けられており、この固定シンカカム19はシンカリング18に割り当てられ、マウンティング20によって、固定キャリングリング6上に支持されたキャリア21に固定されている。さらに、マウンティング20には、糸ガイドリング23を運ぶキャリア22が固定され、以下に詳しく説明する糸ガイドが糸ガイドリング23から垂れ下がっている。これらの糸ガイドにより、選択ジャック5によって上昇位置にされた編み針4に、以下に詳しく説明されているように、それ自体公知の方法で糸が供給可能になっている。
【0041】
シンカリング18は、固定シンカカム19に面する上側に、ラジアルスロットまたは溝をもち、そこにシンカ25が半径方向に移動可能に装着されている。本発明による丸編み機では、図2に示すように、選択ジャック26はシンカ25に割り当てられている。選択ジャック26は、シンカ25と同じシンカリング18のスロットに配置され、機械軸に対して、半径方向にさらに外側に位置する個所に置かれている。シンカ25と選択ジャック26は、上方に突出したバット27、28および29を備えている。カム部分は、以下に詳しく説明されているように、これらのバットに割り当てられ、固定シンカカム19に固定され、前記バット27、28、29に面しているため、編成操作時に必要となるシンカ25の前後運動が引き起こされるので、シンカ25は、それ自体公知であるように編み針4と共同作用することが可能になっている。さらに、選択ジャック26は、選択ジャック5(図1)と同じように、シンカリング18の溝内にピボット回転可能に装着され、これらの溝の底に支持されたスプリング32によって外側に(ここでは上方に)プリストレスされているので、これらの選択ジャック26のバット29は、通常はシンカリング18のスロットから突出しており、関連するカム部分によってつかまれると、シンカ25をニードルシリンダ軸の方向に半径方向に前方に押すようにしている。
【0042】
半径方向にシンカリング18の背後に位置する個所には、電磁石、カム部分などの形体をした選択デバイス33がシンカリング18の周囲に分布するように配置され、選択デバイス33によって、選択ジャック26は、そのバット29がシンカリング18のスロットから選択的に上方に突出し、関連するカム部分の有効範囲に置かれるか、あるいはスプリング32の作用に抗してスロット内に戻ってカム部品の有効範囲の外に置かれるように制御されている。選択ジャック26と選択デバイス33の作用の仕方は、図1に示す選択ジャック5と選択デバイス17の作用の仕方とほぼ同じである。
【0043】
図3と図4は、本発明による丸編み機の編成システムを示す図であり、そこでは、図1と図2に比べて若干拡大されて示されている。編成システムは2つのカム部分36と37を含んでいる。説明するまでもなく、このタイプの編成システムは、複数個、例えば、24個を丸編み機の周囲に設けることが可能である。どの編成システムも、好ましくは同じ設計になっているので、以下では、その1つについて説明することにする。
【0044】
図3は、その内側が図1の左側に半径方向に面しているカム部分36を示す概略図であり、図4は、その内側が図1と図2の下側に面しているカム部品部分37を示す概略図である。ここで矢印vは、ニードルシリンダ1とシンカリング18の回転方向または編み針4、シンカ25および選択ジャック5、26の走行を示し、これらは、さらに、いずれも図3と図4の左側部分の側面図で示されている。矢印wは、編み針4と選択ジャック5が持ち上げられる、またはドライブアウトされる方向を示し、矢印xは、シンカ25と選択ジャック26がニードルシリンダ軸の方法に半径方向に前方に押される方向を示している。
【0045】
編み針4は、例えば、図5に示すようにフック4aとラッチ4bをもつ従来のラッチ針であり、他方、シンカ25は、ノックオーバシンカ、ホールドダウンシンカ(押し下げシンカ)およびプラッシュシンカとして作用する。例えば、図6と図7に示すように、シンカ25の各々は、一方では、ノックオーバエッジ25aと押し下げスロート (hold−down throat)25bをもち、これらは、ノックダウンシンカとホールドダウンシンカでは普通になっているものである。
【0046】
他方、シンカ25は、ノックオーバエッジ25aの上方に、一方が他方の上にある2つのプラッシュ形成エッジ25c、25d(第1のプラッシュ形成エッジ25cと、第2のプラッシュ形成エッジ25d)をもち、高位置のプラッシュ形成エッジ25dは、図7に示すように、シンカ25のバット27の方向に若干引っ込んでいる。低位置のプラッシュ形成エッジ25c、高位置のプラッシュ形成エッジ25dは、好ましくは、シンカ25上に形成され、そこから上方に突出しているノーズの上縁として設計されている。
【0047】
編み針4とシンカ25がカム部分36、37の個所でその上を移動できる種々のトラックを示すために、図5には、編み針4のフック4aまたはシンカ25の高位置のプラッシュ形成エッジ25dがその上を移動するトラックが、ラインで示されている。さらに、図5において、参照符号38は、地糸39の供給を目的とした地糸ガイドを示し、参照符号40は、プラッシュ糸41の供給を目的としたプラッシュ糸ガイドを示し、これら2つの糸ガイド38、40は図1に示す糸ガイドリング23に固定されている。
【0048】
図3と図5に示すように、編成システムは、編み針4と選択ジャック5に割り当てられた複数のパターンデバイスを含み、これらのパターンデバイスは、走行方向vに一方が他方の背後になるように配置され、カム部分36に割り当てられている。第1パターンデバイスは、基本的に地糸ガイド38、選択ジャック5のバット15に対するカム部分42、編み針4のバット12用のクリアランス44がそこに形成されているカム部分43、走行方向vに一方が他方の背後になるように配置された2つの選択デバイス17a、17b、および2つのオファリングカム部分 (offering cam part)45、46を含んでいる。この第1パターンデバイスは2つの目的で使用される。1つは、編成位置またはタック位置になるように編み針4を選択的に持ち上げて、編み針4がそのフック4aで地糸39をピックアップできるようにすることであり、もう1つは、編み針4を非編成または通過位置にし、編み針が地糸39をピックアップしないようにすることである。これに対して、第2パターンデバイスは、基本的にプラッシュ糸ガイド40、選択ジャック5のバット15に対するカム部分47、編み針4のバット12用のクリアランス49がそこに形成されているカム部分48、第3の選択デバイス17c、およびオファリングカム部分50を含んでいる。この第2パターンデバイスは、2つの目的のために使用される。1つは、ピックアップ位置になるように編み針4を選択的に持ち上げて、編み針がそのフック4aでプラッシュ糸41をピックアップできるようにすることであり、もう1つは、編み針を中間位置にして、編み針がプラッシュ糸41をピックアップしないようにすることである。第2パターンデバイスは、好ましくは、走行方向vに第1パターンデバイスの背後に置かれている。
【0049】
さらに、図4と図5に示すように、編成システムは、カム部分37およびシンカ25と選択ジャック26に割り当てられた第3パターンデバイスを含んでいる。この第3パターンデバイスは、選択ジャック26のバット29に対するカム部分51、シンカ25のバット27用のクリアランス53がそこに形成されているカム部分52、走行方向vに一方が他方の背後になるように配置された2つの第4、第5の選択デバイス33a、33b、および2つのオファリングカム部分54、55から構成されている。第3パターンデバイスは、ニュートラルプラッシュ糸ループの形成を目的とした第1の位置、長プラッシュ糸ループの形成を目的とした第2の位置、および中間長さのプラッシュ糸ループの形成を目的とした第3の位置になるようにシンカ25を選択的に制御することを目的としている。
【0050】
選択デバイス17a、17b、17c、33a、33bの設計と働きは、図1と図2に示す選択デバイス17のそれとほぼ同じである。このことから明らかであるように、これらの選択デバイス17、17a、17b、17c、33a、33bによると、編み針4またはシンカ25を相互に独立して個別的に選択できるので、原理的には、必要とされる編み針4とシンカ25の選択を行うのに適したものである限り、選択デバイス17、17a、17b、17c、33a、33bの代わりに、電磁気的または機械的選択デバイスを使用することも可能である。
【0051】
以下では、上述した丸編み機が基本的にどのような働きをするかについて、図3乃至図5を参照して説明する。
【0052】
図5に示すように、編み針4は、非編成トラック57上をそのフック4aと一緒に走行してカム部分36に入り込む。関連する選択ジャック5は、このケースでは、選択位置にあり、カム部分36の始端(または先行カム部品部分の終端)に位置しているオファリングカム部分45によって、選択ジャック5はスプリング16の作用に抗して、その選択位置でピボット回転している。その結果、選択ジャック5は、接極面5a(図3)が第1の選択デバイス17aに押し付けられ、パターンに従って第1の選択デバイス17aによって、例えば、電磁的に保持され、また解放される。保持された選択ジャック5は、そのバット15がカム部分42上に位置するドライブアウトエッジ58(図3)の有効範囲の外側の位置にあるので、関連する編み針4のフック4aは、カム部分36から離れるまで、ほぼ非編成トラック57に残っている。これに対して、解放された選択ジャック5は、スプリング16によって図1に示す位置になるようにピボット回転され、その結果、選択ジャック5は、カム部分42のドライブアウトエッジ50の個所に入り込み、そのドライブアウトエッジ50によってタック位置(図3)まで持ち上げられる。この場合、選択ジャック5は、そのバット14がその上に位置する編み針4を押し付ける位置にあり、そのバット12はクリアランス44(図3)内にあり、これらの編み針4を持ち上げるので、そのフック4aはタックトラック(タック位置)60(図5)に入り込むことになる。オファリングカム部分46(図3)により、選択ジャック5はピボット回転して、ニードルシリンダ1の溝に入り込み、第2の選択デバイス17bによってもう一度選択されることになる。選択デバイス17bによって保持された選択ジャック5は、最初はタック位置に残っており、関連する編み針4のフックは、同じようにタックトラック60に残っている。これに対して、第2の選択デバイス17bによって保持されなかった選択ジャック5のバット15は、カム部品42の別のドライブアウトエッジ61(図3)の有効範囲に入り込み、そのドライブアウトエッジによって編成位置62まで持ち上げられる。そのバット12が引き続きクリアランス44に置かれている関連する編み針4は、同じように持ち上げられるので、そのバット12が編み針4から下方に引っ張られるために編み針4がカム部品48の下縁64によって編み針4がつかまれる前に、編み針4のフック4aが編成トラック63(図5)上を走行し、タックトラック60のレベルに再び到達し、そこでフック4aがさらに走行すると、中間位置または中間トラック65(図5)まで引き下げられることになる。
【0053】
タックトラック60と編成トラック63上を走行する編み針4は、どの場合も、そのフック4aで地糸39をピックアップし、他方、非編成トラック57上を走行する編み針4の背後には地糸は浮き編みされることになる。その結果、第1パターンデバイスによって、編み針4は、地糸39の地糸ガイド38で3通りの方法で選択することが可能になり、望みの編みパターンに従って編成または非編成、あるいはタック編み目の形成が選択的に行われることになる。
【0054】
第1パターンデバイスの個所で持ち上げられた選択ジャック5は、編成位置62に到達した直後に、カム部品67の下縁66がバット14に作用することによって下方位置まで引き下げられ、オファリングカム部品50によってその選択位置までピボット回転され、そこで選択ジャック5は第3の選択デバイス17cに送られる。第3の選択デバイス17cによって保持された選択ジャック5は、最初にその位置に残っているのに対し、解放された選択ジャック5のバット15はカム部分47のドライブアウトエッジ68(図3)の個所に入り込み、もう一度持ち上げられて、上記と同じように、関連する編み針4をピックアップ位置まで上昇させることになる。従って、これらの編み針4のフック4aはピックアップトラック69(図5)上を走行し、残りの編み針4のフック4aは、中間トラック65とほぼ同レベルにある非ピックアップトラック70上を走行する。その結果、ドライブアウトされた編み針4は、そのフック4aでプラッシュ糸70をピックアップし、他方、非ピックアップトラック70に残っている編み針4は、プラッシュ糸41を浮き編みすることになる。従って、選択された編み針4にプラッシュ糸41を挿入し、あるいは残りの編み針4の背後にプラッシュ糸浮きを形成することが、第3の選択デバイス17cによって選択的に行うことが可能になる。
【0055】
プラッシュ糸ガイド40の背後では、編み針4のバット12がカム部分48に設けられた引き下げまたはクーリエ (coulier)エッジ71上に来ると、そこからすべての編み針は、図5に示すノックオーバ位置まで下降トラック部分72によって引き下げられる。その結果、個別ケースで選択された関連するシンカ25の位置に関係なく、編み目またはタック編み目は、地糸39とさらにプラッシュ糸41が挿入されている編み針4によって形成される。
【0056】
第4および第5の選択デバイス33a、33b(図4)は、上述した選択デバイス17a乃至17cの動作方法と同じように動作するが、原理的には、選択デバイス17a乃至17cと完全に独立して動作する。カム部分37に入るように走行するとき、最初に、押し下げ位置に置かれているすべてのシンカ25が、カム部品52のエッジ74によって、矢印xとは反対方向に、半径方向に外側に押されるので、地糸ガイド38のためのスペースが作られ、高位置のプラッシュ形成エッジ25dは、図5に実線で示されているトラック75をたどっていく、低位置のプラッシュ形成エッジ25cは、図5に破線で示されているトラック76をたどっていき、最終的に両エッジは、それぞれ位置75aと76aに到達する。
【0057】
次に、関連する選択ジャック26は、オファリングカム部品54によって選択位置まで移されたあと、第4の選択デバイス33aによってパターンに従って保持または解放される。保持された選択ジャック26はそれぞれの位置に残っているので、これらの選択ジャックに割り当てられ、そのバット27がクリアランス53に移動しているシンカ25の高位置のプラッシュ形成エッジ25dは、第1のトラック77に入り込むことになり、そのトラック77上を、高位置のプラッシュ形成エッジ25dは、最初に、矢印x(図3)の方向に若干だけ前方に押されることになる。これに対して、解放された選択プッシャ26のバット29は、カム部品51のドライブアウトエッジ78上を走行し、その結果、関連するシンカ25は、矢印xの方向に大きく前方に押されることになる。その結果、高位置のプラッシュ形成エッジ25dは、第2のトラック79に入るように制御され、同じように、低位置のプラッシュ形成エッジ25cは、トラック76の部分76bに入るように制御される。最後に、同じように動作する第5の選択デバイス33bにより、第1のトラック77上を走行している高位置のプラッシュ形成エッジ25dは、これが第1のトラック77に残っているか、あるいは第3のトラック80に送り込まれて、そこで第2のトラック79よりも少ない距離だけ矢印x方向に前方に押されるように、選択的に制御される。これが、選択ジャック26に対するカム部分51のドライブアウトエッジ81によって行われるのは、ドライブアウトエッジ81は、第4の選択デバイス33の個所でドライブアウトエッジ78よりも上昇する距離が少ないからである。最後に、走行方向の編み針4のフック4aのトラック部分72の背後では、すべてのシンカ25は、カム部分52のドライブアウトエッジ82がそのバット27に作用することによって、再び押し下げ位置まで移される。他方、選択ジャック26は、カム部分52の引き戻しエッジ83がバット28に作用することによって、その基本位置まで戻されることになる。
【0058】
トラック77、79および80は次のような設計になっている。すなわち、シンカ25は、完全に後退した位置75aまたは76aからスタートしたあと、テークアップトラック72の個所で程度の差があるが、前方に押されるようになっている。第1のトラック77では、シンカ25は、わずかだけ前方に押され、ノックオーバエッジ25aだけが編み目形成操作のために使用される。つまり、地糸39とプラッシュ糸41が共に、ノックオーバエッジ25aだけを通してループに形成される。このことは、2つの糸のダブル編み目が形成され、編地上面から突出するプラッシュループが形成されないことを意味している。これに対して、第2のトラック79では、シンカ25は、最大にわたって前方に押されるので、地糸39がノックオーバエッジ25aを通して再びループに形成され、他方、プラッシュ糸41は高位置のプラッシュ形成エッジ25d上に引き出されるので、長プラッシュループが形成されることになる。最後に、シンカ25が向きを変えて第3トラック80に入ると、地糸39はノックオーバエッジ25aを通して再び編み目に形成され、他方、中間長さのループは低位置のプラッシュ形成エッジ25cによってプラッシュ糸41で形成される。この場合、短または長ループの長さは、ノックオーバエッジ25aからのプラッシュ形成エッジ25c、25dまでの長さによって決めることができる。
【0059】
第3パターンデバイスは、短、長または無プラッシュループを選択的に形成することを目的としている。従って、第1および第2パターンデバイスと併用すると、例えば、図6乃至図12に示す制御を編み針4とシンカ25に対して行うことが可能になる。
【0060】
図6は、図5のVI−VI断面を示す概略図である。シンカ25は、最も遠くに前方に押された押し下げ位置に置かれている。図5に破線で示す地糸39と実線で示すプラッシュ糸41によって先行編成システムで形成された編み目84は、関連する編み針4のまだ閉じているフック4aに保持されており、押し下げスロート25bの作用によって押し下げられている。
【0061】
図7は、図5のVII−VII断面線の個所に置かれている地糸ガイド38と完全にドライブアウトされた編み針4を示しており、編み針4のフック4aは、トラック63上を移動している。先行編み目84はラッチ4bが開いており、ラッチ4bの下でニードルシャンク上にスリップしている。そのあと編み針4がテークダウンされるとき、地糸39は開いたフック4aに挿入される。
【0062】
図8と図9は、図5のVIII−VIII断面を示す概略図である。このケースでは、図8はシンカ25を示し、そのプラッシュ形成エッジ25dは、図5の第2トラック79上を移動し、他方、図9は、トラック77上を移動するシンカ25を示し、図8に示すシンカ25とは対照的に、シンカ25は半径方向にわずかだけ前方に押されている。図8において、プラッシュ形成エッジ25dは、関連する編み針4と半径方向にほぼ同レベルに位置している。その結果、プラッシュ糸41がプラッシュ糸ガイド40でそのフック4aに挿入されていれば、長プラッシュ糸ループが、プラッシュ形成エッジ25dを通してそのプラッシュ糸41から形成されることになる。これとは対照的に、プラッシュ糸41が図9に示す位置で編み針4に挿入されていれば、ここではニュートラルループまたは「無ループ」と名づけている、非常に短いプラッシュ糸ループだけが、従来のノックオーバエッジ25aによってそのプラッシュ糸から形成されることになる。さらに、図8と図9に示すように、地糸39はすでに編み針4に挿入されており、編み針のラッチ4bは、先行編み目84によって再び閉じられている。しかし、先行編み目84は、まだラッチ4b上に残っている。言い換えれば、新しい地糸39は、まだ先行編み目84を通して新しい編み目に形成されていない。さらに、図8と図9に示すように、フック4aは、図5のトラック65、70にほぼ対応する高さに置かれている。ラッチ4bはすでに閉じているので、非ピックアップトラック70上を走行する編み針4が、プラッシュ糸41をピックアップすることは確実に防止される。
【0063】
図10乃至図12は、3通りのパターンを可能にする図5のX−X断面を示す図である。
【0064】
図10において、地糸39は、地糸ガイド38で編み針4に挿入されている。そのあと、編み針4はピックアップトラック69に入るように制御されているので、地糸39が新たに挿入されると、ラッチ4bが再び開かれることになる。その結果、プラッシュ糸ガイド40によって、プラッシュ糸41は、編み針の開いたラッチ4aに挿入されることになり、トラック72の個所で地糸39と一緒に編成されて編み目が形成される。関連するシンカ25は、このケースでは、図5の第2のトラック上で完全に前方に押された位置に置かれているので、関連する編み針4が下降したとき高位置のプラッシュ形成エッジ25dを通してプラッシュ糸41から長プラッシュループが形成されることになる。
【0065】
図11に示す例では、編み針4は、図5の非ピックアップトラック70に対応する中間位置に置かれている。地糸39だけが、編み針の閉じたフック4aに置かれている。編み針4はピックアップトラック59上で持ち上げられていないで、そのラッチ4bが閉じられているので、プラッシュ糸41をピックアップしないため、プラッシュ糸は浮き編みされることになる。説明を簡単にするために、関連するシンカ25は完全に後退した位置にあるので、プラッシュ糸の浮きはノックオーバエッジ25aを通して形成され、非常に短く保たれるので、以後のシヤリング操作時にカットされることはない。しかし、別の方法として、このパターン例では、シンカ25は、図8に示す完全に後退した位置に置いておくこともできるので、プラッシュ糸41から形成される浮きは、高位置のプラッシュ形成エッジ25dを通して形成されるので、以後のシヤリング操作時につかまれ、カットされ、除去されることになる。
【0066】
最後に、図12に示す編み針とシンカ位置が図10に示すものと異なっているのは、関連するシンカ25が図5の第3のトラック80に対応する中間位置に入り込んでいることだけである。その結果、この場合も、プラッシュ糸41は開いた編み針フック4aに挿入されるが、編み針4がノックオーバ位置まで引き下げられたとき、プラッシュ糸41は中間高のプラッシュ形成エッジ25c上に置かれるようになるので、中間高のプラッシュループが形成されることになる。
【0067】
図1乃至図12に示す丸編み機によって製造できる編みパターンは、図13乃至図16では1編み目列ごとに示され、図17と図18では4編み目列ごとに示されている。編み針85はドットで示され、シンカ86は異なる高さのラインで示されているが、これは、図5のノックオーバエッジ25a、プラッシュ形成エッジ25c、25dが異なる高さであることを示している。さらに、図13乃至図18において、それ以前の図面に登場したのと共通する部分については、類似の参照符号を付けて示されている。
【0068】
図13において、エッジに位置する2つの編み針85a、85b、85cおよび85fは、どの場合も、地糸39とプラッシュ糸41からダブル編み目を形成しており、プラッシュ糸41は、高位置のプラッシュ形成エッジ86d上に置かれているので、長プラッシュ糸ループ41aが得られることになる。その間には2つの編み針85cと85dが置かれており、そこでは地糸39はノックオーバエッジ86を通して浮き39aを形成し、プラッシュ糸41は図5の第2のトラック79と同じように、高位置のプラッシュ形成エッジ86dを通して長浮き41bを形成している。以後のシヤリング操作では、浮き41bだけが除去されるので、ループのないゾーンが得られることになり、そこには浮き地糸39が見えるようになっている。さらに、長プラッシュ糸ループ41aはカットされて開かれる。
【0069】
図14は編み目列を示し、そこでは、編み針85cと85dは、いずれの場合も、地糸39とプラッシュ糸41によってダブル編み目を形成している。プラッシュ糸41は、高位置のプラッシュ形成エッジ86dによって長プラッシュ糸ループの中に引き込まれている。ここですべての編み針で得られるのは、完全なプラッシュ編地であり、そのループはシヤリング操作時にカットされて開かれている。
【0070】
図15に示す編み目イメージが図14に示すものと異なっているのは、低位置ノックオーバエッジ86aによって編み針85c、85dで地糸39とプラッシュ糸41からダブル編み目が形成されている点である。その結果、非常に短いプラッシュループ41cが得られ、その長さは地糸39から形成されたシンカ編み目のループと同じであるので、編地表面から突出していない。これらのループ41cは、「ニュートラルループ」と名づけたプラッシュ糸ループであり、これは本発明の範囲に属するものである。従って、完成した編地では、プラッシュループ41がなく、編み針85c、85dで形成された個所は、プレーティング (plating)が正しければ、ニュートラルループ41cを形成するために使用されるプラッシュ糸41の特性によって決まることになる。
【0071】
図16は、図15と同じように、2つのプラッシュ表面間に位置する個所が編み針85c、85dによって形成され、プラッシュ糸41の特性によって決まることを示している。図13とは対照的に、ここでは、地糸39とプラッシュ糸41は共に、編み針85cと85dで浮き89aと41bを形成している。この2つの浮き39a、41dは、ここでは、シンカ86のノックオーバエッジ86aによって形成されて、編地に対してフラットになっているので、シヤリング操作時につかまれたり、除去されたりすることはない。
【0072】
最後に、図17と図18は、上述してきた丸編み機によって製造できる別のプラッシュ編地の、4つの編み目列A−Dを示している。この場合、図17は未カットの編地を示し、図18はカットしたプラッシュ編地を示している。編み目列Aでは、4つのダブル糸編み目は、シンカ25の中位置のプラッシュ形成エッジ25cまたは高位置のプラッシュ形成エッジ25dを通して中または長ループ41eまたは41に形成されるプラッシュ糸41によって、左から一番目の4編み針で形成されている。プラッシュループのない個所87を作り出す次の10編み針では、プラッシュ糸41は、関連するシンカ25の高位置プラッシュエッジ25dを通して浮き41gを形成している。最初の地糸88は、同じシンカ25のノックオーバエッジ25を通して浮き39cを形成している。この浮き39cが長くなりすぎないようにするために、編み目は2編み針4rによって形成され、タック編み目は、地糸38と一緒に別の編み針4sによって形成されている。最後に、次の13編み針4によって、別の長および短プラッシュループ41f、41sはパターンに従って形成され、そこでは、地糸は左/右スムーズに、つまり、平編みに処理されている。
【0073】
編み目列Bが、プラッシュ糸41の浮き41gによって画された中間個所の編み目列Aと異なっているのは、第2の地糸89が3編み針4fによって編み目になるように、また、別の2編み針4uによってタック編み目になるように処理され、そのほかは浮き(浮き39d)になっている点である。残りの編み針では、パターンに応じて異なる長さのプラッシュループ41e、41fおよび41hのある、平編みの左/右地編みが作られる。
【0074】
編み目列Cでは、第3の地糸90が供給され、この地糸は中間個所で浮き39cを形成する。この浮きは、タック編み目または編み目によって編み針4vまたは4wで地編みの中に結び付けられている。残りの個所では、プラッシュ糸41は長、短およびニュートラルループ41e、41fおよび41hを形成している。
【0075】
最後に、この例では、編み目列Dは編み目列Aと同じであり、この場合も、そこで使用されている地糸88が処理されている。このあとに別の編み目列(図示せず)が続いている。図18に示すように、シヤリング操作のあと、編成編地の中間個所87の高プラッシュ糸浮き41gはもはや存在していない。さらに、長プラッシュ糸ループ41fはカットされて開かれている。他方、短ループ41cとニュートラルループ41hは未カットになっている。その結果、地編みの中の中間個所87はプラッシュループのない編地になり、そこには、3通りの方法と同じように編み目、タック編み目および浮きが、第1パターンデバイスによって編みパターンに従って形成されている。
【0076】
図17と図18に長い破線、実線および短い破線で示すように、上述した織りパターンのほかに、カラーパターンも個所87に設けられているが、これは、異なるカラーが連続するシステムで地糸88−90に伝えられ、個所87には、編みパターンとカラーパターンがあり、カラーパターンはプラッシュゾーンの間にプラッシュ糸が存在しないため見えるようになっているからである。
【0077】
上述し、図面に図示のパターンのほかに、本発明による丸編み機によれば、さらに多数のパターンを得ることが可能である。例えば、図17と図18に示すように、編み目列A、BおよびCは個所87内に3つの部分列を構成し、第1部分列Aには、2つの地糸編み目4rがあり、第2の部分列Bには3つの地糸編み目4tがあり、第3の部分列Cには5つの地糸編み目4wがある。これらを1つにすると、ジャカード編みで広く知られているように、3カラーの列が形成されることになる。このジャカードパターンは、必要ならば、3つの異なるカラーのプラッシュ糸で形成されるパターンで置き換えることも可能である。このパターンでは、図15と図16に示すように、個所87には、編み目4r、4tおよび4wの個所で、プラッシュ糸の1つと地糸からダブル編み目が作られているか、あるいはニュートラルループだけがプラッシュ糸によって形成されているか、あるいはプラッシュ糸浮きがシンカ25のノックオーバエッジ25上に置かれている。
【0078】
本発明によれば、これまで実現不可能であった、多数の編みパターン、カラーパターンおよび構造パターンを、カム部品を交換することなく、単一のプラッシュ編地に設けることが可能である。これと同時に、本発明によれば、長プラッシュ糸浮きを形成し、そのあとシヤリングを行うことによっても(図13)、「ニュートラルループ」と名づけたプラッシュループによっても(図15)、短プラッシュ糸浮きを形成することによっても(図16)、プラッシュループのないゾーンを製造できるという特別な利点が得られる。
【0079】
本発明は、上述してきた例示実施形態に限定されるものではなく、種々態様に変更することが可能である。第1に、他の選択デバイスのほかに、上述したものとは別のカム部品構成を設けることも可能である。さらに、当然に理解されるように、図3乃至図5を参照して説明した第4選択デバイスと第5選択デバイス33a、33bの一方、特に選択デバイス33bは省略可能であり、その場合には、ニュートラルループと長ループだけがプラッシュ糸によって形成されることになる。さらに、長と短のプラッシュ糸ループだけが得られるように選択デバイスを設計することも可能である。さらに、上述したタイプの同一システムを、ニードルシリンダの周囲に多数設けることも、上述したシステムと他のシステム、例えば、直線の地糸編み目列を製造することを目的としたシステムを設けることも可能である。さらに、ニードルシリンダ1は、静止構成にすることも可能であり、その場合には、特に固定カムボックス9と糸ガイドリング23は、回転可能な構成にする必要がある。最後に、当然に理解されるように、種々の特徴は、図示し、上述したものとは別の組み合わせで使用することも可能である。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、編み針制御によるパターンの利点と、シンカ制御によるパターンの利点を、プラッシュ編地製造用の1つの同一丸編み機で完全に利用することを、初めて可能にしている。これにより、プラッシュループのある個所とプラッシュループのない個所があるプラッシュ編地に、カラーパターンおよび/または構造パターンおよび/または編みパターンを、ほとんど希望とおりに組み合わせることが可能になっている。本発明の好適例示実施形態によれば、短プラッシュ糸ループが地糸編み目と同じシンカエッジで形成される場合は、プラッシュ糸浮きの形成またはその後のシヤリング操作によって、あるいは短またはニュートラルプラッシュ糸ループの形成のための位置になるようにシンカを制御することによって、プラッシュループのない個所を選択的に得ることも可能である。その結果、2プラッシュ個所の間に位置する地編地部分の視覚的印象は、地糸のカラーおよび/または編みパターンによっても、地糸を覆う「ニュートラルシンカループ」のカラーおよび/または編みパターンによっても、選択的に決めることができるので、多数の新しいパターンが可能になる。各編成システムでは、1つのプラッシュ糸だけが供給でき、従って、カラーパターンに必要とされるのは、部分的列を作るだけであるので、多数のパターンを可能にするという顕著な利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による丸編み機を示す一部を省略した垂直断面図である。
【図2】図1に示す丸編み機のシンカリングの個所を示す拡大図である。
【図3】図1図示の本発明の丸編み機の編成システムを説明する図であり、この編成システムを構成する一方のカム部分を関連する編み針及びシンカトラックと共に示す概略図である。
【図4】図1図示の本発明の丸編み機の編成システムを説明する図であり、この編成システムを構成する他方のカム部分を関連する編み針及びシンカトラックと共に示す概略図である。
【図5】図1乃至図4に示す丸編み機の全編成システムによって製造可能であるパターンを示す概略拡大図である。
【図6】図5のVI−VI断面線の個所における、相互に割り当てられた編み針とシンカの概略拡大断面図であり、そこには編み針とシンカが取り得る位置が示されている。
【図7】図5のVII−VII断面線の個所における、相互に割り当てられた編み針とシンカの概略拡大断面図であり、そこには編み針とシンカが取り得る位置が示されている。
【図8】図5のVIII−VIII断面線の個所における、相互に割り当てられた編み針とシンカの概略拡大断面図であって、図5における第2のトラック79上をシンカが移動している状態の編み針とシンカが取り得る位置が示されている。
【図9】図5のVIII−VIII断面線の個所における、相互に割り当てられた編み針とシンカの概略拡大断面図であって、図5におけるトラック77上をシンカが移動している状態の編み針とシンカが取り得る位置が示されている。
【図10】図5のX−X断面線の個所の個所における相互に割り当てられた編み針とシンカの概略拡大断面図であって、1つのパターンにおける状態を表す図である。
【図11】図5のX−X断面線の個所の個所における相互に割り当てられた編み針とシンカの概略拡大断面図であって、他の1つのパターンにおける状態を表す図である。
【図12】図5のX−X断面線の個所の個所における相互に割り当てられた編み針とシンカの概略拡大断面図であって、更に他の1つのパターンにおける状態を表す図である。
【図13】図1乃至図12に示す丸編み機によって製造可能であるプラッシュ編地の例を示す図であって、編みパターンが1編み目列ごとに緒示されている。
【図14】図1乃至図12に示す丸編み機によって製造可能であるプラッシュ編地の他の例を示す図であって、編みパターンが1編み目列ごとに緒示されている。
【図15】図1乃至図12に示す丸編み機によって製造可能であるプラッシュ編地の更に他の例を示す図であって、編みパターンが1編み目列ごとに緒示されている。
【図16】図1乃至図12に示す丸編み機によって製造可能であるプラッシュ編地の他の例を示す図であって、編みパターンが1編み目列ごとに緒示されている。
【図17】図1乃至図12に示す丸編み機によって製造可能であるプラッシュ編地の他の例を示す図であって、編みパターンが4編み目列ごとに緒示されている。
【図18】図1乃至図12に示す丸編み機によって製造可能であるプラッシュ編地の他の例を示す図であって、編みパターンが4編み目列ごとに緒示されている。
【符号の説明】
1 ニードルシリンダ
4 編み針
17a 第1の選択デバイス
17b 第2の選択デバイス
17c 第3の選択デバイス
18 シンカリング
25 シンカ
25c プラッシュ形成エッジ
25d プラッシュ形成エッジ
33a 第4の選択デバイス
33b 第5の選択デバイス
36 カム部分
38 地糸ガイド
39 地糸
40 プラッシュ糸ガイド
41 プラッシュ糸
57 非編成トラック
60 タックトラック
63 編成トラック
65 中間位置
69 ピックアップトラック
70 非ピックアップトラック
71 編み針制御手段
77 第1のトラック
79 第2のトラック
80 第3のトラック

Claims (11)

  1. 地糸(39)から作られる地編みと、前記地編みの中に結び目を作るプラッシュ糸(41)とからなるプラッシュ編地製造用丸編み機であって、当該丸編み機は、編み目形成を目的とした編み針(4)を備えたニードルシリンダ(1)と、プラッシュ糸ループの形成を目的としたシンカを備えたシンカリング(18)と、複数の編成システムとを装備し、前記複数の編成システムの各々は、地糸および/またはプラッシュ糸をピックアップしたあと、編み針をノックオーバ位置になるように制御する手段(71)を備えているものにおいて、前記複数の編成システムの各々は、地糸ガイド(38)を備えた第1パターンデバイスであって、編成位置またはタック位置になるように編み針(4)を選択的に持ち上げて、編み針(4)がそのフック(4a)で地糸(39)をピックアップできるようにすると共に、編み針(4)を非編成または通過位置にし編み針(4)が地糸(39)をピックアップしないように編み針(4)を選択的に制御する第1パターンデバイスと、プラッシュ糸ガイド(40)を備えた第2パターンデバイスであって、プラッシュ糸(41)をピックアップすることを目的としたピックアップ位置またはプラッシュ糸(41)をピックアップしないことを目的とした中間位置になるように編み針(4)を選択的に制御する第2パターンデバイスと、ニュートラルプラッシュ糸ループの形成を目的とした第1の位置、長プラッシュ糸ループの形成を目的とした第2の位置、および中間長さのプラッシュ糸ループの形成を目的とした第3の位置になるようにシンカ(25)を選択的に制御する第3パターンデバイスとを、編成方向に向かって前記の地糸および/またはプラッシュ糸をピックアップしたあと、編み針をノックオーバ位置になるように制御する手段(71)の前方に位置する個所に備えていることを特徴とする丸編み機。
  2. 請求項1に記載の丸編み機において、シンカ(25)は、地糸ループと短プラッシュ糸ループを一緒に形成することを目的とした第1のプラッシュ形成エッジ(25c)と、長プラッシュ糸ループの形成を目的とした第2のプラッシュ形成エッジ(25d)とを備えていることを特徴とする丸編み機。
  3. 請求項2に記載の丸編み機において、第2パターンデバイスと第3パターンデバイスは、第1の位置になるようにシンカ(25)を制御し、ピックアップ位置になるように関連編み針(4)を同時に制御するか、あるいは第2の位置になるようにシンカ(25)を制御し、中間位置になるように関連する編み針(4)を同時に制御することによって、ニュートラルプラッシュ糸ループの選択が達成されるような形で相互に割り当てられていることを特徴とする丸編み機。
  4. 請求項1乃至3のずれかに記載の丸編み機において、第1パターンデバイスは、編み針(4)に割り当てられたカム部分(36)を有し、該カム部分は、編成トラック、タックトラックおよび非編成トラック(63、60、57)をもつと共に、編み針(4)が選択的にタックトラックまたは編成トラック(60、63)上を走行し、それと同時に地糸(39)をピックアップするか、あるいは地糸(39)をピックアップしないまま非編成トラック(57)上を走行するようにパターンに従って編み針(4)を配分するように構成されていることを特徴とする丸編み機。
  5. 請求項4に記載の丸編み機において、第1パターンデバイスは、パターンに従って編み針(4)を非編成トラック(57)とドライブアウトトラックに配分する第1の選択デバイス(17a)と、ドライブアウトトラック上を走行する編み針(4)をパターンに従ってタックトラック(60)または編成トラック(63)に配分する第2の選択デバイス(17b)と、を含むことを特徴とする丸編み機。
  6. 請求項4または5に記載の丸編み機において、タックトラック(60)と編成トラック(63)は、その終端がタックトラック(60)と非編成トラック(57)の間にあって、中間位置(65)に対応するレベルにあることを特徴とする丸編み機。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の丸編み機において、第2パターンデバイスは第1のカム部分(56)に配置されていて、編み針(4)に割り当てられたピックアップトラック(69)と、編み針(4)に割り当てられた非ピックアップトラック(70)と、パターンに従って編み針(4)をピックアップトラック(69)または非ピックアップトラック(70)に配分する第3選択デバイス(70)とを有していることを特徴とする丸編み機。
  8. 請求項7に記載の丸編み機において、ピックアップトラック(69)と非ピックアップトラック(70)は、編成方向に向かって編成トラック(63)またはタックトラック(60)の背後に配置され、その始端と終端は、中間位置(65)に対応するレベルにあることを特徴とする丸編み機。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の丸編み機において、第3パターンデバイスはシンカ(25)に割り当てられたカム部分(37)をもち、前記カム部分は、第1の位置に通じる第1のトラック(77)と第2の位置に通じる第2のトラック(79)を備え、パターンに従ってシンカを前記トラック(77、79)に配分するようにセットアップされていることを特徴とする丸編み機。
  10. 請求項9に記載の丸編み機において、シンカ(25)に割り当てられたカム部分は、中間長さのプラッシュ糸ループの形成を目的とした第3の位置に通じる第3トラック(80)を有し、第3パターンデバイスは、パターンに従ってシンカ(25)を第1、第2および第3のトラック(77、79、80)に配分する第4の選択デバイスと第5の選択デバイス(33a、33b)を備えていることを特徴とする丸編み機。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の丸編み機において、第3パターンデバイスは、編成方向に向かって第1パターンデバイスと第2パターンデバイスの間に配置されていることを特徴とする丸編み機。
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