JP2004000329A - 布団カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】取り付け、取り外しを簡単にする。製造を容易にする。
【解決手段】布団を袋状に包み込む布団カバー1であって、布団の一側面を覆う面部材3を2本の対角線上で4枚に分割して各分割部分3aをめくり可能にすると共に、分割部分3a同士を開閉可能に接続する接続手段5を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】布団を袋状に包み込む布団カバー1であって、布団の一側面を覆う面部材3を2本の対角線上で4枚に分割して各分割部分3aをめくり可能にすると共に、分割部分3a同士を開閉可能に接続する接続手段5を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、布団カバーに関する。更に詳述すると、本発明は、掛け布団等の布団を袋状に包み込んで収容する布団カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
布団に袋状の布団カバーを付けたり外したりする作業は大変手間の掛かる作業であり、この作業を少しでも楽なものにするために様々な布団カバーが提案されている。
【0003】
例えば、図6に示す布団カバー101は、片方の面部材102の1本の対角線上に切り込み103を形成し、この切り込み103を利用して布団を出し入れするようにしている。切り込み103には、例えばファスナが取り付けられている。また、図7に示す布団カバー106は、2枚の面部材108,109の長手方向の一辺と短手方向の一辺をそれぞれファスナ104,105で接続し、各ファスナ104,105を開け閉めして布団を出し入れするようにしている。さらに、図8に示す布団カバー110は、2枚の面部材111,112の連続する三辺を1本のU字状ファスナ107で接続し、ファスナ107を開け閉めして布団113を出し入れするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6の布団カバー101では、切り込み103が形成されている対角線の2箇所のコーナー101aについては布団の角を奥まで入れやすいが、切り込み103が形成されていない対角線の2箇所のコーナー101bについては布団の角を奥まで入れにくい。
【0005】
また、図7の布団カバー106では、ファスナ104,105で開閉するコーナー106aについては布団の角を入れやすいが、ファスナ104,105で開閉できないコーナー106bについては布団の角を奥まで入れにくい。また、ファスナ104,105を開け閉めする作業は通常は腰をかがめたり立て膝の姿勢で行うものであるが、ファスナ104,105を開け閉めする為には、このように動きにくい姿勢で布団カバー101の長手方向と短手方向の両方向に移動しなければならない。
【0006】
さらに、図8の布団カバー110では、U字状ファスナ107を開けることで全てのコーナーを露出させることができるので布団113の角をコーナーにあてがうことは容易ではあるが、途中の2箇所で直角に曲がる連続した3辺に1本のU字状ファスナ107を縫い付けるのは高度な技術が必要である。また、途中で直角に曲がっているU字状ファスナ107は、曲がっている部分で開閉をスムーズに行うことができない。さらに、U字状ファスナ107を開け閉めする為に作業者が動きにくい姿勢で移動しなければならない点は図7の布団カバー106と同じであるが、図8の布団カバー101では3辺に沿って移動しなければならないので移動距離がさらに長い。
【0007】
本発明は、簡単に付け外しをすることができ、しかも製造が容易な布団カバーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、布団を袋状に包み込む布団カバーにおいて、布団の一側面を覆う面部材を2本の対角線上で4枚に分割して各分割部分をめくり可能にすると共に、分割部分同士を開閉可能に接続する接続手段を備えるものである。
【0009】
布団カバーを付ける場合には、まず最初に接続手段を外して4枚の分割部分同士の接続を解く。そして、分割部分をめくると、布団カバー内のコーナー部分が露出する。この状態で布団カバー内に布団を載せ、布団を伸ばして角を布団カバーのコーナー部分にあてがう。そして、4枚の分割部分を布団の上に被せ、接続手段によってつなげる。これにより、布団を布団カバーで包むことができる。また、布団カバーを外す場合には、接続手段を外して4枚の分割部分をめくれば布団が露出するので、布団を取り出すことができる。
【0010】
接続手段としては、例えば面ファスナ(所謂マジックテープ)、ファスナ(チャック)、紐等の使用が可能である。また、布団カバーの付け外しを行う際、布団カバーの中央に乗ることで、手を伸ばすだけで大きく移動せずに接続手段を外したり付けたりすることが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図1及び図2に、本発明を適用した布団カバーの実施形態の一例を示す。この布団カバー1は、布団2を袋状に包み込むもので、布団2の一側面2aを覆う面部材3を2本の対角線上で4枚に分割して各分割部分3aをめくり可能にすると共に、分割部分3a同士を開閉可能に接続する接続手段5を備えている。
【0013】
布団カバー1は2枚の面部材3,4を袋状に縫い合わせたもので、布団2の一側面2a、即ち、布団2を使う者と反対側の面2a、例えば掛け布団2であれば上側面2aを覆う面部材3を4枚に分割している。また、各分割部分3aの先端3bは切り欠かれている。
【0014】
接続手段5は、例えばファスナ(チャック)である。ファスナ5は分割部分3aの側縁に縫い付けられており、隣り合う分割部分3aの側縁同士を接続する。ファスナ5は、中央から四隅に向けて開くように縫い付けられている。
【0015】
この布団カバー1を布団2に付ける場合、図2に示すように、ファスナ5を開いて分割部分3aを外側にめくる。全てのファスナ5を開き全ての分割部分3aをめくることで、布団カバー1を開いて下側の面部材4が見えるようになり、布団カバー1内のコーナー部分6が露出する。
【0016】
この状態で下側の面部材4に布団2を載せ、布団2を伸ばしてその角2bを布団カバー1のコーナー部分6にあてがう。そして、4枚の分割部分3aを布団2の上に被せ、ファスナ5を閉める。これにより、図1に示すように、4枚の分割部分3aがつながり、布団2を布団カバー1で包むことができる。
【0017】
布団カバー1を外す場合には、ファスナ5を開いて4枚の分割部分3aをめくれば布団2が露出するので、布団カバー1から布団2を取り出すことができる。
【0018】
この布団カバー1は分割部分3aをめくることで全開することができ、全開した布団カバー1に布団2を載せて装着するので、簡単に装着することができ、また簡単に取り外すこともできる。しかも、分割部分3aをめくることで布団カバー1内の全てのコーナー部分6を露出させることができるので、布団2の角2bをコーナー部分6に簡単にあてがうことができる。即ち、図6に示す従来の布団カバー101のように切り込み103から布団を挿入し、布団カバー101を手繰り寄せながら布団に被せる場合とは異なり、簡単に装着することができ、しかも四隅について布団2の角2bと布団カバー1内のコーナー部分6をぴったりと揃えるのも簡単である。
【0019】
また、この布団カバー1では、付け外し作業を行う際、布団カバー1の中央部分に乗ることで、手を伸ばすだけで全てのファスナ5を開け閉めすることがきるので、図7に示す従来の布団カバー106や図8に示す従来の布団カバー110のように、作業者が大きく移動しながら作業を行う必要がない。即ち、図7や図8のように布団カバー106,110の縁にファスナ104,105、107を取り付けた場合には、ファスナ104,105、107が外側に向いているため、布団カバー106,110の中央部分に乗った状態ではファスナ104,105、107を開閉操作し難く、布団カバー106,110の周囲からファスナ104,105、107を操作するのが一般的である。このため、ファスナ104,105、107を開け閉めするために、ファスナ104,105、107に沿って布団カバー106,110の周囲を移動する必要がある。これに対し、本発明の布団カバー1では、ファスナ5が上側を向いており、しかも1本のファスナ5の長さは対角線の半分の長さよりも短い長さに過ぎないので、作業者が布団カバー1の中央部分に乗り体の向きを変えることでファスナ5を開閉することができ、布団カバー1の付け外し作業が楽である。
【0020】
また、この布団カバー1のファスナ5は直線状であるので、その開け閉めが容易且つスムーズであると共に、分割部分3aへの縫製、即ち布団カバー1の製造も簡単である。
【0021】
この布団カバー1では分割部分3aの先端3bを切り欠いており、全てのファスナ5を完全に閉めた状態でも指を分割部分3aの裏側に挿入することができるようになっている。このようにすることで、ファスナ5の開閉操作がしやすくなる。ただし、このような切り欠きを設けなくても良いことは勿論である。
【0022】
この布団カバー1は、布団2として、例えば掛け布団、敷き布団、毛布、座布団等のカバーとして使用することができ、また、枕カバーとしての使用も可能である。本明細書中で「布団」には、掛け布団、敷き布団、毛布、座布団のみならず、枕をも含んでいる。
【0023】
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の説明では、接続手段としてファスナ(チャック)5を使用していたが、ファスナ5に限るものはなく、例えば、面ファスナ、紐等を使用しても良い。
【0024】
図3に、接続手段5として面ファスナを使用した布団カバー1を示す。この布団カバー1では、4枚の分割部分3aのうち、1枚の分割部分3aの先端が他の3枚の分割部分3aの先端に重なるようにして、この重なり部分に面ファスナ5を取り付けている。接続手段として面ファスナ5を使用することで、布団カバー1の付け外し作業がより一層容易になり、また、分割部分3aに接続手段5を取り付ける作業、即ち布団カバー1の製造がより一層簡単なものになる。なお、分割部分3aの側縁部が隣の分割部分3aの側縁部に重なるようにして、この重なり部分に面ファスナ5を取り付けて隣り合う分割部分3a同士を接続するようにしても良い。
【0025】
また、図4に、接続手段5として紐を使用した布団カバー1を示す。この布団カバー1では、分割部分3aの先端に紐5を設け、4本の紐5を結ぶことで分割部分3aを接続している。この場合にも、布団カバー1の付け外し作業が容易であり、また、分割部分3aに接続手段5を取り付ける作業、即ち布団カバー1の製造が簡単なものになる。なお、分割部分3aの側縁部に所定間隔で紐5を取り付け、隣り合う分割部分3aの紐5を結ぶことで隣り合う分割部分3a同士を接続するようにしても良い。
【0026】
また、上述の説明では、接続手段5を分割部分3aに取り付けていたが、接続手段5を分割部分3aに取り付けていなくても良い。例えば、図5に示すように、接続手段5として係止布を使用しても良い。この布団カバー1では、分割部分3aの先端に面ファスナの一方(例えば雄側の面ファスナ)を取り付け、係止布5に面ファスナの他方(例えば雌側の面ファスナ)を取り付け、係止布5で4枚の分割部分3aを接続している。この場合にも、布団カバー1の付け外し作業が容易であり、また、布団カバー1の製造がより一層簡単なものとなる。また、係止布5に代えて、例えばコサージュ等の飾り類やアクセサリ類等によって分割部分3aの先端を接続するようにしても良く、この場合には布団カバー1を飾ることもでき、デザイン上のポイントを付けることができる。
【0027】
また、分割部分3aの間に隙間を設けて布団2の模様や色を見せるようにしても良い。布団2自体にも模様や色が付されており、この模様や色を布団カバー1の間から見せることができるので、布団カバー1と布団2のデザインの組み合わせを楽しむことができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の布団カバーでは、布団の一側面を覆う面部材を2本の対角線上で4枚に分割して各分割部分をめくり可能にすると共に、分割部分同士を開閉可能に接続する接続手段を備えているので、布団への付け外し作業が簡単なものとなる。また、U字状ファスナ等を使用しなくて済むので、その製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した布団カバーの第1の実施形態を示し、布団に装着した状態の平面図である。
【図2】本発明を適用した布団カバーの第1の実施形態を示し、布団に装着する様子を示す斜視図である。
【図3】本発明を適用した布団カバーの第2の実施形態を示す平面図である。
【図4】本発明を適用した布団カバーの第3の実施形態を示す平面図である。
【図5】本発明を適用した布団カバーの第4の実施形態を示す平面図である。
【図6】従来の布団カバーを示す平面図である。
【図7】従来の布団カバーの他の例を示す斜視図である。
【図8】従来の布団カバーの更に他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 布団カバー
2 布団
2a 布団の一側面
3 面部材
3a 分割部分
5 接続手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、布団カバーに関する。更に詳述すると、本発明は、掛け布団等の布団を袋状に包み込んで収容する布団カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
布団に袋状の布団カバーを付けたり外したりする作業は大変手間の掛かる作業であり、この作業を少しでも楽なものにするために様々な布団カバーが提案されている。
【0003】
例えば、図6に示す布団カバー101は、片方の面部材102の1本の対角線上に切り込み103を形成し、この切り込み103を利用して布団を出し入れするようにしている。切り込み103には、例えばファスナが取り付けられている。また、図7に示す布団カバー106は、2枚の面部材108,109の長手方向の一辺と短手方向の一辺をそれぞれファスナ104,105で接続し、各ファスナ104,105を開け閉めして布団を出し入れするようにしている。さらに、図8に示す布団カバー110は、2枚の面部材111,112の連続する三辺を1本のU字状ファスナ107で接続し、ファスナ107を開け閉めして布団113を出し入れするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6の布団カバー101では、切り込み103が形成されている対角線の2箇所のコーナー101aについては布団の角を奥まで入れやすいが、切り込み103が形成されていない対角線の2箇所のコーナー101bについては布団の角を奥まで入れにくい。
【0005】
また、図7の布団カバー106では、ファスナ104,105で開閉するコーナー106aについては布団の角を入れやすいが、ファスナ104,105で開閉できないコーナー106bについては布団の角を奥まで入れにくい。また、ファスナ104,105を開け閉めする作業は通常は腰をかがめたり立て膝の姿勢で行うものであるが、ファスナ104,105を開け閉めする為には、このように動きにくい姿勢で布団カバー101の長手方向と短手方向の両方向に移動しなければならない。
【0006】
さらに、図8の布団カバー110では、U字状ファスナ107を開けることで全てのコーナーを露出させることができるので布団113の角をコーナーにあてがうことは容易ではあるが、途中の2箇所で直角に曲がる連続した3辺に1本のU字状ファスナ107を縫い付けるのは高度な技術が必要である。また、途中で直角に曲がっているU字状ファスナ107は、曲がっている部分で開閉をスムーズに行うことができない。さらに、U字状ファスナ107を開け閉めする為に作業者が動きにくい姿勢で移動しなければならない点は図7の布団カバー106と同じであるが、図8の布団カバー101では3辺に沿って移動しなければならないので移動距離がさらに長い。
【0007】
本発明は、簡単に付け外しをすることができ、しかも製造が容易な布団カバーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、布団を袋状に包み込む布団カバーにおいて、布団の一側面を覆う面部材を2本の対角線上で4枚に分割して各分割部分をめくり可能にすると共に、分割部分同士を開閉可能に接続する接続手段を備えるものである。
【0009】
布団カバーを付ける場合には、まず最初に接続手段を外して4枚の分割部分同士の接続を解く。そして、分割部分をめくると、布団カバー内のコーナー部分が露出する。この状態で布団カバー内に布団を載せ、布団を伸ばして角を布団カバーのコーナー部分にあてがう。そして、4枚の分割部分を布団の上に被せ、接続手段によってつなげる。これにより、布団を布団カバーで包むことができる。また、布団カバーを外す場合には、接続手段を外して4枚の分割部分をめくれば布団が露出するので、布団を取り出すことができる。
【0010】
接続手段としては、例えば面ファスナ(所謂マジックテープ)、ファスナ(チャック)、紐等の使用が可能である。また、布団カバーの付け外しを行う際、布団カバーの中央に乗ることで、手を伸ばすだけで大きく移動せずに接続手段を外したり付けたりすることが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図1及び図2に、本発明を適用した布団カバーの実施形態の一例を示す。この布団カバー1は、布団2を袋状に包み込むもので、布団2の一側面2aを覆う面部材3を2本の対角線上で4枚に分割して各分割部分3aをめくり可能にすると共に、分割部分3a同士を開閉可能に接続する接続手段5を備えている。
【0013】
布団カバー1は2枚の面部材3,4を袋状に縫い合わせたもので、布団2の一側面2a、即ち、布団2を使う者と反対側の面2a、例えば掛け布団2であれば上側面2aを覆う面部材3を4枚に分割している。また、各分割部分3aの先端3bは切り欠かれている。
【0014】
接続手段5は、例えばファスナ(チャック)である。ファスナ5は分割部分3aの側縁に縫い付けられており、隣り合う分割部分3aの側縁同士を接続する。ファスナ5は、中央から四隅に向けて開くように縫い付けられている。
【0015】
この布団カバー1を布団2に付ける場合、図2に示すように、ファスナ5を開いて分割部分3aを外側にめくる。全てのファスナ5を開き全ての分割部分3aをめくることで、布団カバー1を開いて下側の面部材4が見えるようになり、布団カバー1内のコーナー部分6が露出する。
【0016】
この状態で下側の面部材4に布団2を載せ、布団2を伸ばしてその角2bを布団カバー1のコーナー部分6にあてがう。そして、4枚の分割部分3aを布団2の上に被せ、ファスナ5を閉める。これにより、図1に示すように、4枚の分割部分3aがつながり、布団2を布団カバー1で包むことができる。
【0017】
布団カバー1を外す場合には、ファスナ5を開いて4枚の分割部分3aをめくれば布団2が露出するので、布団カバー1から布団2を取り出すことができる。
【0018】
この布団カバー1は分割部分3aをめくることで全開することができ、全開した布団カバー1に布団2を載せて装着するので、簡単に装着することができ、また簡単に取り外すこともできる。しかも、分割部分3aをめくることで布団カバー1内の全てのコーナー部分6を露出させることができるので、布団2の角2bをコーナー部分6に簡単にあてがうことができる。即ち、図6に示す従来の布団カバー101のように切り込み103から布団を挿入し、布団カバー101を手繰り寄せながら布団に被せる場合とは異なり、簡単に装着することができ、しかも四隅について布団2の角2bと布団カバー1内のコーナー部分6をぴったりと揃えるのも簡単である。
【0019】
また、この布団カバー1では、付け外し作業を行う際、布団カバー1の中央部分に乗ることで、手を伸ばすだけで全てのファスナ5を開け閉めすることがきるので、図7に示す従来の布団カバー106や図8に示す従来の布団カバー110のように、作業者が大きく移動しながら作業を行う必要がない。即ち、図7や図8のように布団カバー106,110の縁にファスナ104,105、107を取り付けた場合には、ファスナ104,105、107が外側に向いているため、布団カバー106,110の中央部分に乗った状態ではファスナ104,105、107を開閉操作し難く、布団カバー106,110の周囲からファスナ104,105、107を操作するのが一般的である。このため、ファスナ104,105、107を開け閉めするために、ファスナ104,105、107に沿って布団カバー106,110の周囲を移動する必要がある。これに対し、本発明の布団カバー1では、ファスナ5が上側を向いており、しかも1本のファスナ5の長さは対角線の半分の長さよりも短い長さに過ぎないので、作業者が布団カバー1の中央部分に乗り体の向きを変えることでファスナ5を開閉することができ、布団カバー1の付け外し作業が楽である。
【0020】
また、この布団カバー1のファスナ5は直線状であるので、その開け閉めが容易且つスムーズであると共に、分割部分3aへの縫製、即ち布団カバー1の製造も簡単である。
【0021】
この布団カバー1では分割部分3aの先端3bを切り欠いており、全てのファスナ5を完全に閉めた状態でも指を分割部分3aの裏側に挿入することができるようになっている。このようにすることで、ファスナ5の開閉操作がしやすくなる。ただし、このような切り欠きを設けなくても良いことは勿論である。
【0022】
この布団カバー1は、布団2として、例えば掛け布団、敷き布団、毛布、座布団等のカバーとして使用することができ、また、枕カバーとしての使用も可能である。本明細書中で「布団」には、掛け布団、敷き布団、毛布、座布団のみならず、枕をも含んでいる。
【0023】
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の説明では、接続手段としてファスナ(チャック)5を使用していたが、ファスナ5に限るものはなく、例えば、面ファスナ、紐等を使用しても良い。
【0024】
図3に、接続手段5として面ファスナを使用した布団カバー1を示す。この布団カバー1では、4枚の分割部分3aのうち、1枚の分割部分3aの先端が他の3枚の分割部分3aの先端に重なるようにして、この重なり部分に面ファスナ5を取り付けている。接続手段として面ファスナ5を使用することで、布団カバー1の付け外し作業がより一層容易になり、また、分割部分3aに接続手段5を取り付ける作業、即ち布団カバー1の製造がより一層簡単なものになる。なお、分割部分3aの側縁部が隣の分割部分3aの側縁部に重なるようにして、この重なり部分に面ファスナ5を取り付けて隣り合う分割部分3a同士を接続するようにしても良い。
【0025】
また、図4に、接続手段5として紐を使用した布団カバー1を示す。この布団カバー1では、分割部分3aの先端に紐5を設け、4本の紐5を結ぶことで分割部分3aを接続している。この場合にも、布団カバー1の付け外し作業が容易であり、また、分割部分3aに接続手段5を取り付ける作業、即ち布団カバー1の製造が簡単なものになる。なお、分割部分3aの側縁部に所定間隔で紐5を取り付け、隣り合う分割部分3aの紐5を結ぶことで隣り合う分割部分3a同士を接続するようにしても良い。
【0026】
また、上述の説明では、接続手段5を分割部分3aに取り付けていたが、接続手段5を分割部分3aに取り付けていなくても良い。例えば、図5に示すように、接続手段5として係止布を使用しても良い。この布団カバー1では、分割部分3aの先端に面ファスナの一方(例えば雄側の面ファスナ)を取り付け、係止布5に面ファスナの他方(例えば雌側の面ファスナ)を取り付け、係止布5で4枚の分割部分3aを接続している。この場合にも、布団カバー1の付け外し作業が容易であり、また、布団カバー1の製造がより一層簡単なものとなる。また、係止布5に代えて、例えばコサージュ等の飾り類やアクセサリ類等によって分割部分3aの先端を接続するようにしても良く、この場合には布団カバー1を飾ることもでき、デザイン上のポイントを付けることができる。
【0027】
また、分割部分3aの間に隙間を設けて布団2の模様や色を見せるようにしても良い。布団2自体にも模様や色が付されており、この模様や色を布団カバー1の間から見せることができるので、布団カバー1と布団2のデザインの組み合わせを楽しむことができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の布団カバーでは、布団の一側面を覆う面部材を2本の対角線上で4枚に分割して各分割部分をめくり可能にすると共に、分割部分同士を開閉可能に接続する接続手段を備えているので、布団への付け外し作業が簡単なものとなる。また、U字状ファスナ等を使用しなくて済むので、その製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した布団カバーの第1の実施形態を示し、布団に装着した状態の平面図である。
【図2】本発明を適用した布団カバーの第1の実施形態を示し、布団に装着する様子を示す斜視図である。
【図3】本発明を適用した布団カバーの第2の実施形態を示す平面図である。
【図4】本発明を適用した布団カバーの第3の実施形態を示す平面図である。
【図5】本発明を適用した布団カバーの第4の実施形態を示す平面図である。
【図6】従来の布団カバーを示す平面図である。
【図7】従来の布団カバーの他の例を示す斜視図である。
【図8】従来の布団カバーの更に他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 布団カバー
2 布団
2a 布団の一側面
3 面部材
3a 分割部分
5 接続手段
Claims (1)
- 布団を袋状に包み込む布団カバーにおいて、布団の一側面を覆う面部材を2本の対角線上で4枚に分割して各分割部分をめくり可能にすると共に、分割部分同士を開閉可能に接続する接続手段を備えることを特徴とする布団カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160467A JP2004000329A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 布団カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160467A JP2004000329A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 布団カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004000329A true JP2004000329A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30429872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002160467A Pending JP2004000329A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 布団カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004000329A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2451312A (en) * | 2008-04-21 | 2009-01-28 | Martin Thomas Naughton | Duvet cover having corners folded towards the centre |
GB2492846A (en) * | 2011-07-15 | 2013-01-16 | Sapel Tagore | Duvet cover with planar opening |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002160467A patent/JP2004000329A/ja active Pending
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