JP3002941U

JP3002941U - 布団カバ−

Info

Publication number: JP3002941U
Application number: JP1994004964U
Authority: JP
Inventors: 隆祥山口; 武荻原
Original assignee: ジャパンライフ株式会社
Priority date: 1994-04-11
Filing date: 1994-04-11
Publication date: 1994-10-11
Anticipated expiration: 2000-04-11

Abstract

(57)【要約】【目的】布団の角を布団カバ−の隅に固定する作業を
簡単且つ迅速に行なうことができ、且つ、布団を確固と
包持し得る布団カバ−を提供することを課題とする。【構成】一辺にファスナ−等によって開閉可能にした
布団挿入用の開口部を設けた袋状のカバ−であって、各
コ−ナ−付近及び側辺の適宜個所に指差込口２を形成す
ると共に、指差込口２の近辺内側に、先端部にホック４
を取り付けた長尺ル−プ固定片３を縫着して成る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、各コ−ナ−及び側辺にカバ−固定用のル−プを取り付けた羽毛布団その他の掛布団のカバ−に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

普通、羽毛布団等の掛布団には布団カバ−が被せられる。この布団カバ−は一般に、一辺の一部又は全部を開口した袋状であって、その開口部にはファスナ− 、ホック、マジックテ−プ等の開閉手段が取り付けられ、そこから布団の出し入れを行うことができるようになっている。然るに、殊に羽毛布団のように軽量で嵩のある布団を布団カバ−に挿入する場合、布団の角を布団カバ−のコ−ナ−に留めておくことは困難である。そこで、図３に示されるように従来の布団カバ−１１には、そのコ−ナ−内部に一対の紐１２、１３が取り付けられると共に、布団カバ−１１のコ−ナ−近くに指差込口１４が形成される。また、布団１５の各角にル−プ１６が取り付けられる。

【０００３】かかる構成において、布団を布団カバ−１１の開閉口から挿入した後、指差込口１４から指を差し込んで布団１５の角を布団カバ−１１のコ−ナ−に引き寄せ、紐１２、１３のいずれかをル−プ１６に通して紐１２、１３を結び付ける。この作業を各コ−ナ−において行なった後、布団カバ−１１を引き伸ばす。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上述したように従来の布団カバ−１１の場合、布団１５の角を布団カバ−１１の隅に固定するために、四隅において紐１２、１３を結ぶ作業を行わなければならない煩わしさがある。それだけでなく、就寝中に結び目が解けることがあるという問題もある。そこで本考案は、布団の角を布団カバ−の隅に固定する作業を簡単且つ迅速に行なうことができ、且つ、布団を確固と包持し得る布団カバ−を提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、一辺にファスナ−等によって開閉可能にした布団挿入用の開口部を設けた袋状のカバ−であって、各コ−ナ−付近及び側辺の適宜個所に指差込口を形成すると共に、前記指差込口近辺内側に、先端部及び中間乃至縫着部の任意の部分にホック等の止着手段を取り付けた長尺ル−プ固定片を縫着して成る布団カバ−、あるいは、上記同様の袋状のカバ−であって、各コ−ナ−付近及び側辺の適宜個所に指差込口を形成すると共に、前記指差込口近辺内側に一対のル−プ固定片を取り付け、前記一対のル−プ固定片をホック等の止着手段によって合着分離可能にして成る布団カバ−、を以て上記課題を解決した。

【０００６】

【作用】

長尺ル−プ固定片の止着手段を解放し、あるいは、一対のル−プ固定片を分離した状態において開口部から布団カバ−内に布団を挿入する。そして、指差込口から指先を入れて布団の角を布団カバ−のコ−ナ−に向けて引張り、布団の角及び側辺に存するル−プを長尺ル−プ固定片又は一対のル−プ固定片近くに引き寄せる。そして、長尺ル−プ固定片をル−プに通し、その止着手段を止める。一対のル−プ固定片の場合は、ル−プをル−プ固定片間に導き、両ル−プ固定片を合着する。以上の作業を各ル−プにおいて行なうことにより、布団は各ル−プを介して布団カバ−内に整然と収まる。

【０００７】

【実施例】

本考案の好ましい実施例を添付図面に依拠して説明する。先ず、図１に示された実施例について説明するに、図中１は布団カバ−１の一隅を示す一部切截図であり、布団カバ−１は従来のものと同様に袋状に形成され、やはり一辺に、ファスナ−等を介して開閉可能にした布団挿入用の開口部が配備される。そして、コ−ナ−近くに適宜大きさの指差込口２が形成される。

【０００８】布団カバ−１の各コ−ナ−及び側辺の適宜個所の内側には、長尺ル−プ固定片３が縫着される。長尺ル−プ固定片３の先端部と中間部から縫着部にかかる部分とに、対応するホック４、マジックテ−プ等の止着手段が取り付けられる。この布団カバ−１に収納される羽毛布団等の布団６の各角及び側辺には、ル−プ７が適宜数縫着される（普通シングルサイズの布団で８個）。

【０００９】上記構成において、従来と同様にして開口部より布団カバ−１内に布団６を挿入した後、各指差込口２から指先を差し入れて布団６の角を引張ると共に、長尺ル−プ固定片３を引張り出す。そして、長尺ル−プ固定片３をル−プ７に通し、ホック４等の止着手段を止めることにより長尺ル−プ固定片３をル−プ７に連結する。かくしてル−プ７は、長尺ル−プ固定片３に保持される。

【００１０】次に、図２に示された実施例について説明する。この場合は、布団カバ−１の各コ−ナ−内部には、一対の短尺ル−プ固定片８、９が取り付けられる。短尺ル −プ固定片８、９は、ホック１０、マジックテ−プ等の止着手段を介して合着分離自在とされる。

【００１１】上記構成において、従来と同様にして開口部より布団カバ−１内に布団６を挿入した後、各指差込口２から指先を差し入れて布団６の角を引張ると共に、短尺ル−プ固定片８、９を引張り出す。そして、布団６のル−プ７を短尺ル−プ固定片８、９間に位置させた後、ホック１０等の止着手段を介して短尺ル−プ固定片８、９を合着する。かくしてル−プ７は、短尺ル−プ固定片８、９間に保持される。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上述した通りであって、本考案によれば、羽毛布団等の嵩張る布団を簡単且つ迅速に整然と布団カバ−内に収納することができ、しかも、ル−プがル −プ固定片から外れる虞がなく、就寝中に布団と布団カバ−がずれて乱れることがないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の一部切截部分図である。

【図２】本考案の他の実施例の一部切截部分図であ
る。

【図３】従来の実施例の一部切截部分図である。

【符号の説明】

１布団カバ− ２指差込口３長尺ル−プ固定片４ホック６布団７ル−プ８短尺ル−プ固定片９短尺ル−プ固定片１０ホック

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】一辺にファスナ−等によって開閉可能に
した布団挿入用の開口部を設けた袋状のカバ−であっ
て、各コ−ナ−付近及び側辺の適宜個所に指差込口を形
成すると共に、前記指差込口近辺内側に、先端部及び中
間乃至縫着部の任意の部分にホック等の止着手段を取り
付けた長尺ル−プ固定片を縫着して成る布団カバ−。
【請求項２】一辺にファスナ−等によって開閉可能に
した布団挿入用の開口部を設けた袋状のカバ−であっ
て、各コ−ナ−付近及び側辺の適宜個所に指差込口を形
成すると共に、前記指差込口近辺内側に一対のル−プ固
定片を取り付け、前記一対のル−プ固定片をホック等の
止着手段によって合着分離可能にして成る布団カバ−。