JPS6125424Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は掛ぶとんカバーの構造に関し、特に、
掛ぶとんを収容させるカバー本体の足元側に位置
した下側縁に開口部を設けると共に該開口部に臨
ませて該開口部に出し入れ自由の挿入片部を設け
て成り、該挿入片部はカバー本体から引出し敷ぶ
とんの下面に挿し込み、挾ませることにより就寝
中の寝返り等によつて掛ぶとんが移動することの
ないように固定し、または該挿入片部をカバー本
体内に収納して、一般的な掛ぶとんカバーと同じ
ような形態でも使えるようにして、必要に応じて
使い分けができるようにしたことを特徴とするも
のである。

以下に本考案の一実施例を図面と共に説明す
る。図において１は上布２と下布３とを重ね合わ
せてその外周縁を縫着することにより掛ぶとんを
収容し得る袋状に形成されたカバー本体である。
該カバー本体１の足元側に位置した下側縁１ａの
中央部分には該カバー本体１の内部に掛ぶとん１
１を入れるための所要幅の開口部４が設けてあ
る。５は開口部４と略等幅若しくはそれより若干
狭い幅でかつ所要の長さを持つた方形状の挿入片
部であり、一端を開口部４の端縁に位置した上布
２に先端縁より若干内側の内面に縫着する。さら
に該縫着位置より外側で上布２の内面に適当間隔
を置いてボタン６を復数個取付けると共に該各ボ
タン６に合致するように下布３にボタン穴７を設
ける。また、挿入片部５にカバー本体１から外方
に引出した状態で各ボタン６に合致するようにボ
タン穴８を設ける。

なお、ボタン６は開口部４の端縁に位置した個
所であれば上布２の内面に限らず、下布３の内面
に取付けてもよく、この場合はボタン穴７，８は
上布２と挿入片部５に設ける。また、９は挿入片
部５の先端に取付けられた滑り止め部材、１０は
上布２の表面に取付けられたフリル、１２は敷ぶ
とん、１３はベツド弾性体である。

このように構成された本考案の掛ぶとんカバー
は、第３図に示したように挿入片部を敷ぶとん１
２の下側に挾み込んで就寝中に掛ぶとんが移動し
ないようにして使用する場合には、先ず、挿入片
部５を開口部４から外方へ引出し、夫々のボタン
６を挿入片部５に設けたボタン穴８に通し、次い
で該ボタン６を下布３に設けたボタン穴７に通し
て開口部４を閉止させて置く。

また、挿入片部５を敷ぶとん１２の下側に挾み
込む必要がない場合には第４図のように該挿入片
部５をカバー本体１の内部に収容して置き、各ボ
タン６を下布３のボタン穴７に直接通して開口部
４を閉止させればよい。この場合、外観上は従来
の掛ぶとんカバーと全く同じとなり、見栄えを悪
くするようなことはない。

以上に述べたように本考案の掛ぶとんカバーの
構造は、カバー本体の足元側の一側縁に挿入片部
を設け、かつ、該挿入片部は該一側縁に設けた開
口部によりカバー本体より出し入れ自由としたも
のであるから、挿入片部をカバー本体から引出し
て敷ぶとんの下側に挿込み挾ませ、または挿入片
部をカバー本体に収容させておくが如く、必要に
応じてその使い分けが自由に行なうことができ、
非常に便利である。そして、その使い分けも開口
部端縁に取付けたボタンを挿入片部と下布とのボ
タン穴に通し、或いは下布のボタン穴のみに通す
ことで簡単にできるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例に係わるもので第１図は
外観斜視図、第２図は開口部の一部を示す斜視
図、第３図は挿入片部の使用状態を示す要部断面
図、第４図は挿入片部をカバー本体内に収納した
状態の要部断面図である。 １……カバー本体、２……上布、３……下布、
４……開口部、５……挿入片部、６……ボタン、
７，８……ボタン穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上布と下布とを重ね合わせてその外周縁を縫着
   することにより形成されたカバー本体の下側縁の
   中央部分に所要幅の開口部を設けると共に、該開
   口部に臨む上布の内面に該開口部と略同幅若しく
   は狭い幅でかつ所要の長さを持つた挿入片部の一
   端を縫着し、さらに該開口部の端縁に位置した上
   布の内面若しくは下布の内面の何れか一方に適宜
   間隔にてボタンを取付けると共に該各ボタンと合
   致するように前記挿入片部と下布若しくは上布の
   何れか一方とにボタン穴を設けたことを特徴とす
   る掛ぶとんカバーの構造。