JP2003534816A - 水中において貝を収穫および飼育し、これに関連する貝採取器をクリーニングするための装置 - Google Patents

水中において貝を収穫および飼育し、これに関連する貝採取器をクリーニングするための装置

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Abstract

(57)【要約】 たとえば、水中(4)で養殖された二枚貝(6)を収穫するための装置であり、二枚貝(6)は、水中(4)の二枚貝用ネット(10)に付着され、その上で成育される。本発明によれば、この装置、二枚貝収穫器(2)は、そこに配置された推進装置を備え、たとえば少なくともひとつの回転可能な収穫ローラ(90,92)を有するフレームで構成され、この収穫ローラは、二枚貝(6)の収穫中に、二枚貝用ネット(10)と二枚貝(6)に押し付けられながら回転し、それによって二枚貝(6)が二枚貝用ネット(10)から掻き落とされるように、またはこれを落ちやすい状態にし、その後二枚貝(6)が収穫ローラ(90,92)を包む捕獲装置の中に回収、吸引される。その後、二枚貝(6)と二枚貝の塊(8)は、ポンプ装置によって下流方向に送り出されてパイプの中に入り、さらに二枚貝収穫器(2)の付近に設置された船または装置に輸送され、回収される。二枚貝の塊(8)は、たとえば捕獲装置のすぐ下流に設置されたばらしパイプ(192)の中で、より小さな単位に分割することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する分野 本発明は、養殖施設での二枚貝の養殖に関連して使用する装置に関し、この装
置は、水中の、たとえばムラサキイガイ等の二枚貝の収穫、飼育に使用され、こ
の装置はまた、水中の、二枚貝が付着した二枚貝採取装置のクリーニングにも利
用できる。養殖施設は、ひとつまたは複数の二枚貝採取装置を備え、各二枚貝採
取装置は引網、つまり漁網に似たネット、好ましくは、ただし必ずしもそれでな
くてもよいが、粗い網目のネットで構成される。使用位置において、二枚貝採取
装置、好ましくは複数の二枚貝採取装置は、以下の説明においては二枚貝用ネッ
トと呼ぶが、水中の表面層において、好ましくは鉛直に、あるいはほぼ鉛直に、
好ましくは二枚貝用ネットの長さ全体にわたって広げられ、二枚貝用ネットの上
側部分あるいはヘッドラインまたはサポートラインは、水表面にあるひとつまた
は複数の浮き具によって支持され、下側部分あるいはフットラインまたはボトム
ラインは、たとえば適当な錘または沈錘手段によって重量により引き下げられ、
張られる。
【0002】 発明の背景 二枚貝用ネットは通常、海水の動きに追従し、しばらくすると永久的な生育場
所に定着する二枚貝の浮遊卵を捕獲するために海中に設置される。この場合、永
久的な生育場所とは、ひとつまたは複数の二枚貝用ネットで構成される二枚貝の
卵を捕獲、養殖する施設である。こうした二枚貝採取装置は、たとえばムラサキ
イガイ等、各種の二枚貝の養殖に使用することができる。
【0003】 公知の二枚貝養殖施設に関連して、二枚貝は、養殖された二枚貝が付着した、
たとえばロープまたは1枚の引網等の生育場所を海岸に戻してから収穫、飼育す
るというのが一般的な意見であり、現実的である。このような操作にはいくつも
の欠点が伴い、その多くは、養殖された二枚貝の収穫と飼育、おそらくは二枚貝
採取装置のクリーニングが水中で実行できれば回避または軽減可能であり、本発
明は、水中、好ましくは海中での養殖された二枚貝の収穫と飼育および二枚貝用
ネットのクリーニングに伴う技術的問題を解決しようとするものである。
【0004】 公知技術 水中、通常は海中で、二枚貝を収穫、飼育し、関係する二枚貝用ネットをクリ
ーニングする装置はわずかに知られている。
【0005】 公知の養殖形態では、二枚貝は通常、養殖された二枚貝が付着する生育場所を
海岸に戻してから収穫、飼育される。
【0006】 このような養殖形態において、二枚貝の養殖は、たとえばホタテ稚貝が、フロ
ートから海中に吊り下げられた多数のロープに沿って等間隔に付着され、浮遊す
る微生物およびその他の栄養素を餌として育成されている日本から、とりわけ紹
介され、知られている。生育場所、つまり二枚貝採取装置も、上に設置されたフ
ロートから海中に鉛直に吊り下げられた、あるいは海面付近の2つの固定点の間
で曲面状に取り付けられた、ひとつまたは複数のロープで単純に構成してもよい
。ロープの代わりに、二枚貝採取装置は、1枚または複数の引網(漁網に似たネ
ット)で構成することもできる。浮遊する二枚貝の卵が二枚貝採取装置上に付着
し、生育する面積は、各引網に沿って、ネットの網目に1本または複数のロープ
を通すことで、さらに拡張することができる。二枚貝採取装置として、細かい網
目の引網も使用してみた。
【0007】 公知技術の欠点 二枚貝採取装置を海岸に戻してから二枚貝を収穫、飼育し、二枚貝採取装置を
クリーニングする方法には多数の欠点がある。良好な生育条件では、二枚貝は通
常急速に成長し、しばらくすると、重量、体積が大幅に増える。養殖施設のひと
つまたは複数の二枚貝採取装置に付着した二枚貝を、収穫または飼育のために水
中から引き上げようとする場合、二枚貝採取装置は、この装置を水中に設置した
ときよりずっと重くなり、かさばる。したがって、二枚貝採取装置を、より扱い
やすい小さなユニットに分けることが妥当ではあるものの、二枚貝が付着した二
枚貝採取装置、またはそのユニット全体を海岸に戻す作業では、二枚貝採取装置
またはそのユニット全体を、たとえば魚運搬船等、適当な船または装置に乗せる
ために、高荷重に耐えるリフティング機器と比較的大きな荷積み領域が必要とな
る。さらに、リフティング装置や二枚貝採取装置の荷物運搬コンポーネント(ロ
ードキャリイング・コンポーネント:load-carrying component)はすべて、水
中から引き上げられる時に、二枚貝採取装置にかかる採取重量負荷および水中に
おける成長期の二枚貝の成長による重量の増加に耐えられるように構成し、その
ようなサイズにしなければならない。二枚貝が付着した二枚貝採取装置を水中か
ら出した後で、二枚貝を収穫、飼育し、おそらく、二枚貝採取装置をしばしば手
作業でクリーニングするが、二枚貝はしばしば複数の二枚貝が塊となって成長し
、その後分離しなければならず、また、たとえばヒトデ等、その他の生物および
、たとえはビニール袋や流木といった不要な浮遊物も手作業で取り除かなければ
ならないため、これは時間のかかる作業である。このため、二枚貝の養殖に関す
る一部の作業をより効率化し、大幅に自動化する必要がある。
【0008】 細かい網目の引網を使用した場合には、引網の網目の幅が狭いことから、養殖
された二枚貝が短期間でしっかり密着して成長し、酸素と栄養素を豊富に含む水
が二枚貝採取装置の中を自由に流れなくなり、養殖された二枚貝が必要な成育状
態を得られないことになる、という影響がある。
【0009】 発明の目的 本発明による装置は、二枚貝養殖に関し、二枚貝の収穫と飼育、および関連す
る二枚貝用ネットのクリーニングに利用できるはずであり、これによって二枚貝
養殖業界には、水中、好ましくは海中で、二枚貝を収穫、飼育し、関連する二枚
貝用ネットをクリーニングし、一部の作業をより効率化、自動化し、前述の欠点
を回避または実質的程度まで軽減することのできる方法が提供される。
【0010】 目的の実現 本発明の目的は、二枚貝養殖に関し、以下、二枚貝収穫器と呼ぶ装置の使用に
よって実現され、この二枚貝収穫器は、水中、好ましくは海中で二枚貝を収穫、
飼育し、関連する二枚貝用ネットをクリーニングするのに使用される。その使用
位置において、二枚貝用ネットは、好ましくは水の表面層で二枚貝用ネットの水
平長さ全体にわたって張られ、二枚貝ネットのヘッドラインまたは運搬ラインに
は、とりわけ、水表面またはその付近に浮く、好ましくはフローティングチュー
ブまたはフローティングホースという形態による、ひとつまたは複数の浮き具が
備えられる。二枚貝用ネットはまた、好ましくは鉛直、またはほぼ鉛直方向に広
げられ、二枚貝用ネットのフットラインまたはボトムラインは、たとえば適当な
錘または沈錘手段によって張られ、重量によって引き下げられる。
【0011】 二枚貝用ネット付近の、たとえばボートまたは筏または筏状の装置、おそらく
は陸上に設置された装置等、適当な船または装置は、好ましくは流体圧式機械的
装置およびおそらくは、たとえば電気的操作制御装置によって、水中で二枚貝収
穫器を設置、操作するのに使用され、その操作制御は、好ましくは携帯式制御パ
ネルで行われる。
【0012】 二枚貝収穫器を水中に設置するために、二枚貝収穫器は、船または装置から、
あるいは海岸から引き上げられ、二枚貝用ネットおよびその浮き具の上に設置さ
れる。浮き具は、好ましくは、1本の長いフローティングチューブまたはフロー
ティングホースであり、以下、フローティングチューブと呼ぶ。
【0013】 原則として、二枚貝収穫器は、その長さ方向軸を中心として回転可能な、少な
くともひとつの収穫ローラ、あるいはその長さ方向軸を中心として回転可能な、
少なくともひとつの飼育またはクリーニングローラを備えるフレームで構成され
る。二枚貝を収穫、飼育する際、あるいは二枚貝用ネットがクリーニングされる
際、関連するローラが回転しながら二枚貝または二枚貝ネットに触れるよう設置
される。
【0014】 このようなフレームは、たとえば相互に固定して接続されたフレームコンポー
ネントで構成され、フレームは、水中の二枚貝用ネットに永久的に配置され、関
連するローラを備えたフレームは、たとえば水中に設置される際、二枚貝用ネッ
トとその浮き具の上を通過する。反面、このようなフレームを使った方法は、た
とえば二枚貝収穫器のメンテナンスと上記のローラの交換が難しいため、現実的
でなく、柔軟性があるとはいえない。
【0015】 より現実的で柔軟性のあるフレームを使った方法として、フレームを使用位置
において、好ましくは最上部がヒンジまたはヒンジ装置によって回動可能に接続
された2つのフレーム部品によって構成する。各ヒンジまたはヒンジ装置は、相
互接続されている2つのヒンジ部品によって構成され、好ましくは共通の旋回軸
を中心として回動可能である。2つ以上のヒンジを使用する場合、ヒンジの旋回
軸は共通の軸線であるべきである。水中において、ヒンジまたはヒンジ装置の軸
線は、上記フローティングチューブに平行、あるいはほぼ平行である。
【0016】 二枚貝収穫器は、二枚貝用ネットの浮き具、たとえばフローティングチューブ
によって水中に浮くよう配置されることがある。しかしながら、フローティング
チューブと二枚貝用ネットの両方に、水中の二枚貝収穫器の重さが負荷としてか
かるため、浮かせる方法は現実的ではない。浮かせる方法として別の例は、二枚
貝収穫器に浮き具を取り付け、水中でそれを、たとえば筏または筏状の装置で囲
むものである。別の方法は、二枚貝収穫器のフレーム部品の少なくともひとつを
、少なくともひとつの浮き具として構成するか、これに少なくともひとつの浮き
具を備えるもので、各フレーム部品に、使用時にフレーム部品の上側部分に設置
された、たとえばフロート等、たとえばひとつまたは複数の浮き具を備え、この
浮き具が二枚貝収穫器に、水中で必要な浮揚力を与える。浮き具、あるいは周囲
を囲む浮き具はさらに、たとえば、ロープ、チェーン、平鉄、プレートその他の
形態の適当な数のスペーサによって、鉛直方向に、二枚貝収穫器に関して相対的
に調整できるよう配置し、二枚貝収穫器を水中の関連する深さにある二枚貝用ネ
ットの周辺に設置できるようにすることも可能である。二枚貝収穫を水中の開か
れた位置に設置すると、フレーム部品の好ましくは下側部分が、たとえばフレー
ム部品同士の間に設置された、少なくともひとつの流体圧式シリンダによって押
し開けられるように配置される。その開いた状態において、二枚貝収穫器は、二
枚貝用ネット周辺に、好ましくは二枚貝用ネット、二枚貝用ネットのいずれかの
側のひとつのフレーム部品の上に設置される。次に、好ましくは2つのフレーム
部品の下側部分が、たとえば上記の流体圧式シリンダによって、一緒に引っ張ら
れてロック位置になり、好ましくはこれらが少なくともひとつの解除可能なロッ
ク装置によってまとめてロックされる。使用中、閉じてロックされた状態で、二
枚貝収穫器のフレーム部品は、二枚貝用ネットのヘッドラインとフットラインを
含む鉛直またはほぼ鉛直長さ全体および特定の水平長さにわたって、二枚貝用ネ
ットを囲むよう配置される。これにより、二枚貝用ネットの領域または面積が二
枚貝収穫器のフレーム部品によって完全に囲まれ、養殖された二枚貝の収穫また
は飼育、あるいは二枚貝用ネットのクリーニングを、好ましくは二枚貝用ネット
の一方の端から開始することができる。次に、水中の二枚貝用ネットに沿って、
推進装置により二枚貝収穫器を適当な速度で移動し、二枚貝用ネットに付着した
二枚貝を収穫または飼育し、あるいは二枚貝用ネットをクリーニングする。収穫
された二枚貝、あるいは回収された廃棄生物または廃棄物はその後、船、装置、
あるいはこれより稀ではあるが、海岸に、好ましくはポンプで送り出され、回収
される。回収された廃棄生物または廃棄物は、条件が許せば、水中に直接送り出
す、あるいは直接投棄してもよい。
【0017】 好ましくは正方形または長方形の、二枚貝収穫器の2つのフレーム部品は、共
動可能に、回転可能に接続され、各フレーム部品には、使用位置においてフレー
ム部品の上側部分を構成するそれぞれの接合辺部、あるいは接合部分と、使用位
置においてフレーム部品の下側部分を構成する反対辺部、あるいは反対部分とが
備えられ、これらの辺部または部分は、接続辺部、あるいは接続部分によって分
離され、また接続され、フレーム部品はそれぞれの接合辺部、あるいは接合部分
に沿って回転可能に接続される。前述のように、フレーム部品の接合辺部または
接合部分は、使用位置において一緒にヒンジで留められ、共通の水平、またはほ
ぼ水平の軸線を中心として、相互に関して相対的に回転可能とし、フレーム部品
の他の面または部分が、それにより、たとえば上記の流体圧式シリンダによって
開閉されるようにすることができる。
【0018】 フレーム部品の少なくともひとつには、その長さ方向軸に沿って回転可能な、
少なくともひとつの収穫ローラまたは飼育ローラ、おそらくは少なくともひとつ
のクリーニングローラが備えられ、長手方向軸は、使用位置において接合辺また
は接合部分と反対辺または反対部分との間で鉛直に、またはほぼ鉛直に延びる。
あるいは、少なくとも1組の共動するローラのペアを使用することができ、この
場合、ローラのペアは、使用位置において、各ローラが二枚貝用ネットの両側に
それぞれ位置するよう設置され、特に、二枚貝の収穫において、2つの共動する
収穫ローラまたは1対の収穫ローラを使用できるという利点がある。二枚貝の飼
育において、たとえば二枚貝のストックの間引きを行う際、二枚貝用ネットの片
側のひとつの飼育ローラだけを使用してもよい。
【0019】 前述のように、これらのローラは、その長さ方向軸を中心として回転可能であ
り、モータによって回転され、あるいは共動するローラのひとつのペアのうち、
少なくともひとつのローラがモータによって回転され、あるいは共動するローラ
の各ペアの両方のローラがそれぞれひとつのモータによって回転され、このよう
なモータは、好ましくは無限可変可逆式のものである。使用位置において、モー
タはローラに配置され、好ましくはその直下に配置され、モータは、たとえば電
気的または流体圧的に駆動される。さらに、各ローラは、好ましくは取り外し可
能な支持装置によってそのフレーム部品に固定され、たとえば収穫ローラを飼育
ローラまたはクリーニングローラに交換する等、1つのタイプのローラを別のタ
イプのローラに容易に交換できるようにする。
【0020】 ローラの外側形状は、ローラが養殖二枚貝の収穫、飼育においてどのような仕
事を行うかによって異なる。したがって、収穫ローラは、たとえば切出しリブ(
プロファイルド・リブ:profiled rib)、歯、ストリング、スレッドまたはブラ
シを備えて構成する、またはこれらを備えることができる。一方、飼育ローラま
たはクリーニングローラには、好ましくはスレッド、ストリングまたはブラシを
備え、飼育ローラは、たとえばワイヤを備えて構成し、クリーニングローラは、
別の、より柔らかいタイプのスレッドを備えて構成し、飼育またはクリーニング
ローラは、フレーム部品に静止して設置された、あるいは別の、ただし補完的な
飼育またはクリーニングブラシと共動し、このブラシは、たとえば補完的ローラ
のそれに対応するタイプのスレッドを備えて構成され、たとえばヒトデ等の不要
な生物およびその他の廃棄物を二枚貝用ネットから取り除くことができる。
【0021】 二枚貝収穫器が使用位置において閉じられ、ロックされると、二枚貝収穫器は
、適当な推進装置によって推進方向に移動される。このような推進装置は、直接
または間接的に、二枚貝収穫器に配置することができる。二枚貝収穫器に直接設
置される推進装置は、たとえば、その長さ方向軸を中心として回転可能な、少な
くともひとつの推進ローラによって構成することができ、この長さ方向軸は、使
用位置において、少なくともひとつのフレーム部品の接合辺部または接合部分と
反対辺部または反対部分との間で鉛直に、またはほぼ鉛直に延びる。推進ローラ
は、二枚貝用ネットに押し付けられ、それと同時に、推進ローラが回転し、これ
によって、二枚貝収穫器は、二枚貝用ネットに沿って推進方向に移動する。二枚
貝収穫器に間接的に設置される推進装置は、たとえば、ケーブル、ワイヤまたは
ロープおよびタックルからなる装置によって構成することができ、ケーブル、ワ
イヤまたはロープの一端は、二枚貝収穫器に設置され、もう一端は、たとえば海
岸に設置された、たとえばウィンチに固定され、ウィンチは、二枚貝収穫器を二
枚貝用ネットに沿って所望の方向に引っ張る。二枚貝収穫器は、あるいは、たと
えば筏または筏状の装置等、これを囲む浮き具を備えてもよく、この装置はまた
、たとえばひとつまたは複数の適当なホイールまたはローラによって二枚貝用ネ
ットのフローティングチューブに取り付けられる推進装置に配置され、装置、ひ
いては二枚貝収穫器が二枚貝用ネットに沿った所望の推進方向に移動される。
【0022】 二枚貝収穫器そのものに配置されたひとつまたは複数のローラが使用されると
、少なくともふたつの共動する推進ローラ、つまり1組の推進ローラのペアを使
用することが有利であり、このローラのペアは、その使用位置において、ひとつ
のローラが二枚貝用ネットの片側に来て、ローラが相互に、また中間にはさまれ
る二枚貝用ネットに十分な強度で押し付けられ、同時に、ローラが回転され、二
枚貝収穫器が二枚貝用ネットに沿って所望の移動方向に移動するように位置付け
られる。収穫、飼育またはクリーニングローラの場合と同様に、推進ローラは、
対応するモータによって回転され、推進ローラのペアのうち少なくともひとつの
ローラはモータによって回転され、あるいは共動するローラの各ペアの両方のロ
ーラが各モータによって回転される。同様に、その使用位置において、モータは
、ローラの直下に配置でき、ローラは、好ましくは関連するフレーム部品に取り
外し可能に支持され、それによって交換、入れ替えが容易となるようにすること
ができる。推進ローラの外側表面には、たとえば円柱形で均等に形成されたゴム
膜を備えてもよく、この表面には、ゴム製のノブ、またはおそらくは突起した歯
を備えてもよい。
【0023】 推進ローラのひとつまたは複数のペアが二枚貝収穫器の推進に使用される場合
、推進ローラは、移動方向に関して、収穫、飼育またはクリーニングローラの後
方に設置し、推進ローラが、これによって、付着した二枚貝ではなく、二枚貝用
ネットに押し付けられるようにすべきである。二枚貝収穫器は、上から見た場合
に、二枚貝用ネットの移動方向の右側の推進ローラが反時計回りに回転され、二
枚貝用ネットの左側の推進ローラが時計回りに回転されることによって推進され
る。同時に、二枚貝用ネットの右側にある収穫、飼育またはクリーニングローラ
は、時計回りに回転され、二枚貝用ネットの左側にある収穫、飼育またはクリー
ニングローラは、反時計回りに回転され、二枚貝用ネットの両側のローラは、好
ましくは同じ周速で回転される。これによって、推進ローラと収穫、飼育または
クリーニングローラとの間にある二枚貝用ネットは、引っ張られた状態で保持さ
れ、二枚貝の収穫または飼育、おそらくは二枚貝用ネットのクリーニングは、二
枚貝用ネットがこのように引っ張られた状態でない場合より容易に進められる。
前述のように、推進ローラのペアの両方の推進ローラは、それぞれのモータによ
って回転することができるが、各推進ローラは、好ましくは等しい周速で回転す
べきである。あるいは、好ましくはローラのペアの推進ローラの一方だけをモー
タによって回転されるようにし、この推進ローラが駆動推進ローラとなり、2つ
の推進ローラを相互に押し付けることにより、もう一方の推進ローラを受動的に
回転運動に追随するようにする。
【0024】 1対のローラを構成するローラの締付け力と、これによる各ローラと二枚貝用
ネットとの間の締付け力は、たとえばローラとこれに関連するフレーム部品との
距離を調整することによって所望の締付け力になるよう調整でき、各ローラは、
好ましくは各ローラのそれぞれのフレーム部品より二枚貝用ネットの近くに設置
される。これは、たとえば流体圧式シリンダまたはその他のスプリング装置、あ
るいはひとつまたは複数の機械的スペーサ、おそらくは同様の装置をフレーム部
品と関連するローラの支点との間に設置することによって実現される。これによ
って、1対のローラを構成するローラの締付け力、そして各ローラと二枚貝用ネ
ットとの間の締付け力は、必要に応じて調整でき、好ましくは二枚貝収穫器を水
中で使用している時に、たとえば二枚貝がつぶれるのを防止し、また、二枚貝用
ネットとローラの間の所望の摩擦力を実現できる。この目的で流体圧式シリンダ
を使用することにより、シリンダの締付け力は、既知の制御テクニック、たとえ
ば、その制御テクニックを使用するための、その他の必要な制御装置を配置した
、少なくともひとつの圧力センサによって、調整可能することができる。
【0025】 好ましくは、収穫、飼育またはクリーニングローラのペアを使用している時、
ローラのペアを構成するローラは、相互に関して、これに平行に、また二枚貝用
ネットの長さ方向に、ほぼ互い違いに配置すべきである。二枚貝収穫器が使用位
置において、閉じ、ロックされると、収穫および飼育ローラは、原則的に、二枚
貝用ネット上の二枚貝に十分な強さで鉛直に押し付けられ、あるいはクリーニン
グローラは、二枚貝用ネットに押し付けられ、ローラのペアを構成するローラは
、二枚貝用ネットの両側にそれぞれ配置される。これにより、ローラは、相互に
直接的な締付け力を加えないため、収穫または飼育中に二枚貝がつぶれず、また
、クリーニング中に、二枚貝用ネットが不必要に磨耗しない。
【0026】 二枚貝用ネットから分離された二枚貝は、次に、ローラの長さ全体またはその
一部に沿って収穫ローラを完全に、または部分的に囲む、たとえばネット、スリ
ーブまたは相互接続されたプレート等の捕獲装置によって捕獲される。捕獲装置
は、使用位置において、ローラと共動し、これと平行に走る、たとえば2つの等
しい、あるいはほぼ等しい捕獲セクションに分割することができ、この捕獲セク
ションは、それぞれフレーム部品に設置され、二枚貝収穫器が開いた状態になる
と、2つのセクションが相互に分離する。二枚貝の飼育中、あるいは二枚貝用ネ
ットのクリーニング中、廃棄生物または廃棄物は、二枚貝の収穫時と同様な方法
で、飼育またはクリーニングローラの長さ全体、またはその一部に沿って、捕獲
装置の中に捕獲される。あるいは、捕獲装置は、二枚貝収穫器から一時的に取り
外し、それが適当であれば、廃棄生物または廃棄物を直接周囲の水中に投棄する
こともできる。
【0027】 使用位置において、捕獲装置は、好ましくは、少なくとも2つの端部または部
分で開いた状態であり、これらの端部または部分は、好ましくは二枚貝収穫器の
下側部分に設置され、たとえばファンネル等の輸送装置を通じて配置されたパイ
プの開口部を有する。このパイプに直接または間接的に設置されたポンプ装置に
より、二枚貝および二枚貝の塊、おそらくは廃棄生物または廃棄物を含む水が、
捕獲装置、さらにはパイプの下流に送り出される。たとえばコンベアパイプ等の
パイプは、二枚貝および二枚貝の塊、おそらくは廃棄生物その他の廃棄物を含む
水の流れを、さらに船または装置、おそらくは海岸に輸送する。前述のように、
二枚貝の飼育中、あるいは二枚貝用ネットのクリーニング中、廃棄生物およびそ
の他の廃棄物は、それが適当であれば、海中等、水中に直接投棄できる。
【0028】 上記のパイプは、たとえば、いわゆるばらしパイプ(デバンチング・パイプ:
debunching pipe)を有してもよい。このばらしパイプは、たとえば捕獲装置の
すぐ近くの下流に設置することができる。あるいは、ばらしパイプは、たとえば
船または適当な装置、おそらくは海岸に設置してもよい。その名前からわかるよ
うに、ばらしパイプは、二枚貝が二枚貝用ネットの上でしばしば群れ(塊)状に
なって生育するため、こうした二枚貝の群をばらばらにする、つまりばらす(デ
バンチ:debunch)ために使用される。このような養殖二枚貝の群は、通常、そ
の後の二枚貝の包装、輸送、販売を容易にするために、ばらばらにしなければな
らない。
【0029】 ばらしパイプは、好ましくは直線の長い形状であり、使用位置において、たと
えば二枚貝収穫器の2つのフレーム部品のうちの一方の下に設置、固定され、水
中で二枚貝収穫器が推進される際、ばらしパイプが二枚貝用ネットのフットライ
ンの下を、邪魔されることなく移動することができるようにする。ばらしパイプ
は、ばらし装置(デバンチング・デバイス:debunching device)の内部に配置
され、この装置は、たとえば、好ましくは隣接するロータ部分と共動して二枚貝
の塊を壊すステータ部品を有し、2つの共動部品は以下、ばらしユニット(デバ
ンチング・ユニット:debunching unit)と呼ばれ、長さ方向に、ばらしパイプ
にはおそらく、このようなばらしユニットがひとつまたは複数備えられる。
【0030】 上記のようなばらしユニットがひとつまたは複数使用されると、ステータとロ
ータ部品にはそれぞれ、たとえば適当な形状、サイズ、材料のベーン、ブレード
、ストリングまたはスレッドが備えられ、十分な数だけ設置される。ステータ部
品は、ばらしパイプの内側表面に固定された、好ましくは取り外し可能に固定さ
れたベーン、ブレード、ストリングまたはスレッドで形成され、ロータ部品は、
ばらしパイプの中心線に沿って設置された回転アクスルに固定された、好ましく
は取り外し可能に固定されたベーン、ブレード等で形成される。残りについては
、ばらしパイプは、2つの好ましくは同様の取り外し可能な二分割で形成し、回
転アクスル、またはひとつまたは複数のばらしユニット、あるいは個々のベーン
、ブレード、ストリングまたはスレッドを交換、あるいは修理するために、簡単
に分離できるようにすることができる。
【0031】 ステータおよびロータ部品のベーン、ブレード、ストリングまたはスレッドは
、好ましくはばらしパイプの中心線を中心に放射状に配置され、好ましくは、ベ
ーン、ブレード等が共通の想像上の円周上に、同一の角距離で分散するようにす
る。その固定点と反対側では、ベーン、ブレード等は、おそらく円形リングに沿
って等間隔で固定し、このリングに沿ったベーン、ブレード、ストリングまたは
スレッドの自由端が相互に接続されるようにでき、このような接続は、個々のベ
ーン、ブレード等が片側だけ固定されている場合より確実で強力である。
【0032】 前述のように、その使用位置において、ばらしユニットのステータ部品は、ロ
ータ部品と共動し、ロータ部品は、ロータ部品が取り付けられている回転アクス
ルが回転する際、ステータ部品に十分に近く、好ましくは隣接して配置される。
二枚貝の群が水流によってロータ部品とステータ部品のベーン、ブレード、スト
リングまたはスレッドとの間の隙間に運ばれると、二枚貝の塊は、ロータ部品と
ステータ部品の相対的な動きにより、より小さな二枚貝の塊と個々の二枚貝に分
けられる。ばらし過程(デバンチング・プロセス:debunching process)で二枚
貝がつぶれない、または傷つかないようにするために、ベーン、ブレード、スト
リングまたはスレッドの全部または一部に、全体または部分的に比較的柔らかい
材料、たとえば適当なゴム材を備えるか、その全体または一部をこうした材料で
構成することができる。さらに、たとえば二枚貝の種類または二枚貝の大きさに
応じて、異なるタイプ、おそらくは異なる形状または組み合わせのベーン、ブレ
ード、ストリングまたはスレッドをロータ部品およびこれと共動するステータ部
品に使用してもよい。
【0033】 上記のようなばらしユニットは複数使用してもよく、ばらしユニットは相互に
分離され、連続するばらしユニット同士の距離、あるいは各ばらしステップの距
離は、同じ、あるいは、好ましくはばらしパイプ内を流れる水の下流方向に見て
、短くなっていくようにすることができる。原則として、二枚貝の塊は、二枚貝
がばらしパイプから出る時には、完全に、あるいはほぼ完全に個々の二枚貝に分
離されているはずである。したがって、2つ以上のばらしステップで二枚貝の塊
を十分に分離し、最終的には、最大限に二枚貝をひとつひとつばらばらにするた
めには、このようなばらしユニットを複数使用することが必要な場合もある。こ
れを実現するために、異なるタイプ、おそらくは異なる形状または組み合わせの
ベーン、ブレード、ストリングまたはスレッドを、連続するばらしステップのそ
れぞれ、おそらくはいくつかにおいて、あるいは個々のばらしユニット内で使用
することができる。二枚貝の飼育または二枚貝用ネットのクリーニングにおいて
、おそらく、たとえば、回転アクスルおよび、ベーン、ブレード、ストリングま
たはスレッドの全部、おそらくは一部を取り除くか、あるいは飼育およびクリー
ニングにより適した別の適当なタイプのベーン、ブレード、ストリングまたはス
レッドと交換してもよい。また、回転アクスルを単純に作動させないままにして
もよい。
【0034】 ロータ部品が固定された回転アクスルは、好ましくは、たとえば無限可変可逆
式の、流体圧または電気的に駆動されるモータによって移動、回転することがで
き、このモータは、おそらく船または装置上の移動式制御パネルから、あるいは
海岸から制御できる。このモータは、好ましくは回転アクスルに、好ましくはそ
の下流の終端に設置される。
【0035】 分離された二枚貝または二枚貝の塊、あるいは回収された廃棄生物または廃棄
物は、さらに、ポンプ装置によって水流中を輸送され、船または装置、あるいは
より稀ではあるが、海岸まで延びる、適当な種類とサイズのコンベアによって下
流方向に輸送される。
【0036】 二枚貝または二枚貝の塊、あるいは廃棄生物または廃棄物を含む水を送り出す
ポンプ装置は、捕獲装置の下流に設置されるパイプに配置しなければならない。
このようなポンプ装置は、原則として、このパイプに沿った、または関連するど
こにでも設置でき、たとえば、ばらしパイプのすぐ下流または船または装置、あ
るいは、より稀ではあるが、海岸に設置してもよい。ポンプ装置は、たとえばポ
ンプおよび関連する駆動モータ、たとえば遠隔操作可能な無限可変の流体圧また
は電気駆動モータで構成される。このようなポンプ装置の例としては、インジェ
クタポンプ、真空ポンプ、遠心ポンプがあるが、これらに限定されない。
【0037】 船または装置において、次に、二枚貝は、たとえば魚貝類運搬船上または回収
用囲い(コレクティング・エンクロージャ:collecting enclosure)内のたとえ
ばケース、保管タンクまたはウェル等の適当なコンテナの中に回収され、その後
、さらに加工または輸送されてから、二枚貝は、販売あるいは消費される。たと
えばヒトデ等の不要な生物およびその他の廃棄物は、前述のように、適当な保管
用コンテナの中に回収されるか、それが適当であれば、水中または海中に投棄で
きる。
【0038】 発明によって実現される利点 本発明のもっとも明白な利点は、二枚貝用ネットという形態の二枚貝採取装置
に付着した養殖二枚貝が、水中、好ましくは海中におけるその自然の生育場所で
収穫、飼育でき、あるいは水中で二枚貝用ネットをクリーニングできる点である
。これにより、二枚貝を収穫、飼育する、あるいは二枚貝用ネットをクリーニン
グするために、二枚貝採取装置の全体または一部を外してから海岸に引き上げる
、または適当な船または装置の上に乗せる必要性が回避される。こうした収穫お
よび飼育、おそらくはクリーニングは通常、時間がかかり、しばしば手作業で行
われる。おそらくは、二枚貝採取装置およびこれに付着された養殖魚貝類の全部
または一部の重量物を引き上げるために、高負荷のリフティング装置を使用する
必要性が回避される。このような重量物の引き上げは、二枚貝用ネットと二枚貝
を損傷する可能性がある。収穫と飼育、あるいはクリーニングが水中で実行でき
るという事実により、すべてのリフティング装置と二枚貝採取装置の重量物運搬
コンポーネントを、二枚貝採取装置とこれに付着した二枚貝を水中から出さなけ
ればならない場合と比較し、より小さな重量負荷に耐えられるよう形成し、この
ようなサイズとすることができる。こうした二枚貝収穫器の使用によって、作業
時間の短縮、効率化、および大幅に自動化された二枚貝の収穫、飼育、おそらく
は二枚貝用ネットのクリーニングが実現する。これにより、たとえば、二枚貝を
船、装置、魚貝類運搬船または回収用囲いから、さらに加工、輸送、販売するた
めに、十分に、またはほぼ十分に準備ができた状態で運ぶことができ、あるいは
廃棄物または廃棄生物を、船または装置から、完全に回収された状態で運ぶこと
ができ、おそらくは、それが適当であれば、これらの廃棄物を水中に投棄するこ
とができる。
【0039】 発明の実施形態の説明 本発明そのものに関係しないものの、本発明の実施に必要な条件である、また
はその可能性のある機器および装置については、以下の実施形態例においては特
に詳しく説明しない。
【0040】 上記の機器または装置は、図には示されていない、たとえばボートまたは筏あ
るいは筏状の装置等の船または装置を備え、このボート等から、二枚貝収穫器2
が水中4、好ましくは海中に沈められ、水中4からそのボート等に引き上げられ
、そのボート等から収穫器2の操作が行われ、そのボート等から、またはそのボ
ート等に収穫された二枚貝6または二枚貝の塊8、おそらくは、たとえばヒトデ
、ビニール袋または流木等の廃棄物が運ばれる。船または装置には、たとえば巻
き上げ装置、流体圧または電気補助および制御システム、機器といったその他の
必要な装置、および二枚貝用ネット10上の養殖二枚貝6(以下、二枚貝6とい
う)の収穫と飼育の実施、あるいは二枚貝用ネット10のクリーニングのために
必要なその他の機器が備えられている。二枚貝用ネット10、この場合は粗い網
目の二枚貝用ネット10が水中4にあることはまた、本発明の実施のための絶対
条件であり、二枚貝用ネット10は、その長さ全体にわたって水中4に伸ばされ
、水中4に鉛直に、またはほぼ鉛直に吊り下げられ、二枚貝用ネット10の上部
には、二枚貝用ネット10の長さ全体にわたって延び、二枚貝用ネット10に必
要な浮揚力を与える、連続するフローティングチューブ14に接続されたヘッド
ライン12(サポートライン)が備えられている。二枚貝用ネット10の下部、
またはフットライン15(ボトムライン)は、適当な錘16によって重さで引き
下げられ、引っ張られる。
【0041】 二枚貝収穫器2は、ヒンジで接続され、共動する2つのフレーム部品18と2
0で構成され、フレーム部品18と20は、正方形または長方形であり、各フレ
ーム部品18または20は、ひとつの上側辺部22または24とひとつの反対の
下側辺部26または28で構成され、これらは、使用位置において、水平または
ほぼ水平であり、各フレーム部品18または20はさらに、ペアとして配置され
、間隔が空けられた2つの鉛直またはほぼ鉛直な接続辺部、それぞれ30,30
’および32,32’で構成される。フレーム部品18の接続辺部30および3
0’は、フレーム部品20の接続辺部32,32’より短い。さらに、フレーム
部品18は、2つのアンギュラーステー33,33’によって配置される、後述
のばらしパイプ192を有し、アンギュラーステー33,33’は、使用位置に
おいて、フレーム部品18の下に位置付けられ、それぞれ、後述の解除可能なロ
ッキング装置によってそこに取り付けられている。
【0042】 上側辺部22,24に沿って、フレーム部品18,20の各々は、そこに設置
され、間隔が空けられた2つの接続ステー、それぞれ34,35および34’,
35’を有し、接続ステー34,35と接続ステー34’,35’は、たとえば
水平に、その上側辺部22,24と垂直に突出している。接続ステー34,34
’および接続ステー35,35’のペアには、それぞれヒンジ36,37が備え
られ、ヒンジ36,37は間隔が空けられている。ヒンジ36,37の各々は、
ペアで接続された、それぞれ2つのヒンジ部品38,38’と40,40’で構
成される。ヒンジ部品38,38’は接続ステー34,34’、ヒンジ部品40
,40’は接続ステー35,35’を有する。ヒンジ部品38,38’は、相互
に関し、ヒンジ36の中に設置された共通の旋回アクスル42を中心として旋回
可能に設置され、ヒンジ部品40,40’は、相互に関し、ヒンジ37の中に設
置された共通の旋回アクスル44を中心として旋回可能に設置される。旋回アク
スル42,44は、使用位置において、水中4の前記フローティングチューブ1
4に平行またはほぼ平行に延びる共通の軸線を有する。これによって、フレーム
部品18,20は、相互に関して旋回可能で、二枚貝収穫器2は、二枚貝用ネッ
ト10の周辺で開閉できる。
【0043】 各ヒンジ部品38,38’,40,40’は、半円形の断面を有する円柱の二
分割部分として形成される。このため、ヒンジで留められた2つの共動するヒン
ジ部品38,38’,40,40’は、二枚貝用ネット10のフローティングチ
ューブ14の周辺で閉じることができ、その閉じた状態で、円柱形となる。ヒン
ジ36のヒンジ部品38,38’には、その内側表面上に、フローティングチュ
ーブ14に対して長手方向に、長手方向に滑る4つのストリップ46,48,5
0,52が備えられている。これに対応して、ヒンジ37には、その内側表面に
、フローティングチューブ14に対して長手方向に、長手方向に滑る4つのスト
リップ46’,48’,50’,52’が備えられる。滑降ストリップ46,4
8,50,52およびストリップ46’,48’,50’,52’の終端部分は
、楔形となっており、二枚貝収穫器2が前進する際、その終端が二枚貝用ネット
10に絡みつかないようになっている。あるいは、前記ストリップ46,48,
50,52およびストリップ46’,48’,50’,52’は、たとえば、ヒ
ンジ部品38,38’,40,40’の内側表面に適当に設置された、図示され
ていない適当な数のローラと置き換えてもよい。
【0044】 フレーム部品18,20の開閉は、それぞれヒンジ36,37に接続された2
つの、たとえば、遠隔操作される複動流体圧シリンダ54,56によって影響を
受ける可能性がある。この実施例において、シリンダ54,56はそれぞれ、使
用位置において、上方に延びる2つのステー58,58’および60,60’の
間に設置され、シリンダ54とシリンダ56の各々の端部は、それぞれのステー
58,58’またはステー60,60’の上端に回動可能に接続される。各ステ
ー58と58’または各ステー60,60’は、ヒンジ36のヒンジ部品38,
38’およびヒンジ37のヒンジ部品40,40’に固定される。その収縮位置
において、流体圧シリンダ54,56は、図1のように、フレーム部品18,2
0を相互に関して開かせ、その延長位置において、流体圧シリンダ54,56は
、図4、図5のように、フレーム部品18,20を相互に関して閉じさせる。
【0045】 上記の装置により、二枚貝収穫器2は、水中4の二枚貝用ネット10の上に開
いた状態で設置され、二枚貝収穫器2は、ワイヤ62から吊り下げられる。図1
において、ワイヤ62の一端は、二枚貝収穫器2の吊り上げラグ64に固定され
、反対の端は、図示されていない隣接する船または装置の巻き上げ装置に接続さ
れる。次に、二枚貝収穫器2は、二枚貝収穫器2のフレーム部品18,20が二
枚貝用ネット10、そのヘッドライン12およびフットライン15、その錘16
およびフローティングチューブ14の周辺で、完全に閉じるよう、水中の十分な
深さまで下ろされる。
【0046】 フレーム18,20は次に、2つの合同の、解除可能なロッキング装置によっ
て閉じた状態に相互にロックされ、一方のロッキング装置は、アンギュラーステ
ー33とフレーム部品18の下側辺部26との間に、またもう一方のロッキング
装置は、アンギュラーステー33’とフレーム部品18の下側辺部26との間に
、それぞれ設置される。ロッキング装置はそれぞれ、旋回可能なロッキングフッ
ク66または67で構成され、それぞれに、たとえば遠隔操作される複動流体圧
シリンダ68,69が設置されている。流体圧シリンダ68,69は、それぞれ
の取り付けプレート70,72によってフレーム部品18に旋回可能に設置され
、ロッキングフック66,67は、それぞれの取り付けプレート70’,72’
によってフレーム部品18に旋回可能に設置されている。二枚貝収穫器2のフレ
ーム部品18,20は、流体圧シリンダ68,69の押し付けによって閉じた状
態で相互にロックされ、これによってロッキングフック66,67が旋回されて
、それぞれ相補的に形成されたフックリテーナ74,75と噛み合い、フックリ
テーナ74は、アンギュラーステー33に固定され、フックリテーナ75は、ア
ンギュラーステー33’に固定される。図4,5参照。フックリテーナ74,7
5は、それぞれプレート76,77と同時に形成され、これらは、使用位置にお
いて鉛直であり、アンギュラーステー33,33’内で上方に延びるプレート7
6,77は、合口面となり、フレーム部品18をフレーム部品20と閉じようと
する時、フレーム部品18がこの面に接合する。あるいは、図1において、ロッ
キングフック66は、開いて外れた状態で示されている。
【0047】 二枚貝用ネット10上に設置された二枚貝収穫器2は、各フレーム部品18,
20に設置された2つのフロート78,80によって水中4に浮いた状態に保た
れ、フロート78,80の各々は、それぞれ取り付けプレート81または84お
よび、図示されていないが、ストラップ、固定バンドまたは同様の固定具によっ
て、フレーム部品18,20に固定されている。二枚貝用ネット10が水面下の
特定の深度に浮いた状態に保たれると、ストラップ、固定バンドまたは同様の固
定具を鉛直の長さ方向に調整し、二枚貝収穫器2が二枚貝用ネット10に関して
所望の深さで浮くようにすることができる。あるいは、調整装置は図に示されて
いない。さらに、フロート78,80は、浮力調整(バラスティッド:ballaste
d)してもよい。
【0048】 二枚貝収穫器2は、閉じてロックされた状態で、適当な速度で、移動方向に、
二枚貝用ネット10に沿って、好ましくは二枚貝用ネット10の一端から移動し
ながら、二枚貝用ネット10に付着した二枚貝6を収穫または飼育、たとえば間
引きし、あるいは二枚貝用ネット10をクリーニングする。
【0049】 二枚貝収穫器2の移動方向に見て、二枚貝収穫器2の推進および二枚貝6の収
穫または飼育、あるいは二枚貝用ネット10のクリーニングは、ローラの1組の
前方ペアと1組の後方ペアによって行われ、ローラの各ペアは、その使用位置に
おいて、二枚貝用ネット10の両側にローラが1個ずつ位置し、各ペアのローラ
およびその間のペアは、ローラが相互に平行になると、共動する。ローラの前方
および後方ペアは、二枚貝用ネット10付近に同じ高さ(または深さ)に設置さ
れる。二枚貝収穫器2の推進は、2つの共動する推進ローラ86,88によって
構成される後方のローラペアによって実行され、二枚貝6の収穫、またおそらく
は二枚貝6の飼育、あるいは二枚貝用ネット10のクリーニングは、2つの共動
する収穫ローラ90,92、またおそらくは2つの飼育またはクリーニングロー
ラ94,96によって構成される前方のローラペアによって実行される。二枚貝
6の飼育、たとえば間引き、またおそらくは二枚貝用ネット10のクリーニング
は、1個のみの飼育またはクリーニングローラ94または96でも行うことがで
き、この場合、二枚貝用ネット(10)の片側だけが飼育、またおそらくはクリ
ーニングされる。
【0050】 二枚貝収穫器2の推進は、それぞれフレーム部品18,30に固定された2つ
の共動する推進ローラ86,88によって提供される。各推進ローラ86,88
は長く、その長手方向軸を中心として回転可能であり、推進ローラ86,88は
、その使用位置において、フレーム部品18,20の上側辺部22,24から反
対の下側辺部26,28へと鉛直に、またはほぼ鉛直に延びる。二枚貝収穫器2
がその使用位置において閉じてロックされると、推進ローラ86,88は十分に
しっかりと押圧され、間にある二枚貝用ネット10に関して、相互に垂直である
。この実施形態における推進ローラ86,88の外側表面には、円柱形で均等に
形成されたゴム膜98,98’が構成されている。図6参照。あるいは、各推進
ローラ86または88には、その外側表面に、たとえば図7のように、ゴム製の
ノブ100、あるいはたとえば突出した歯を備えてもよい。2つの推進ローラ8
6,88は、回転中、相互に、また二枚貝用ネット10に押し付けられるため、
これらの間に十分な摩擦が生じ、二枚貝収穫器2が二枚貝用ネット10に沿って
所望の方向に移動する。したがって、上から見た場合、二枚貝用ネット10の移
動方向右側にある推進ローラ88は、反時計回りに回転しなければならず、二枚
貝用ネット10の左側にある推進ローラ86は、時計回りに回転しなければなら
ない。長さ方向に、各推進ローラ86,88にはそれぞれ、回転可能な中心アク
スル102,104が備えられ、各中心アクスル102,104は、その端部で
、2つの円形取り付けプレート106,108によって各々の推進ローラ86,
88に固定され、取り付けプレート106,108には、それぞれ中心穴110
,112があり、この中を中心アクスル102または104が通る。図6,7参
照。必要な回転運動を提供するために、各中心アクスル102,104は、使用
位置において、その下端部に、それぞれ流体圧モータ114,116を備えてお
り、これはたとえば、遠隔操作される無限可変可逆式のものである。その他、図
示されていないが、推進ローラ86,88の一方だけが流体圧モータ114また
は116によって駆動される。使用時において、各推進ローラ86,88は、好
ましくは等しい周速で駆動される。モータ114,116は、それぞれスペーサ
118,120に固定され、これらは、それぞれの取り付けプレート122,1
24に設置され、各取り付けプレート122,124は、各フレーム部品18,
20に配置されている。さらに、各推進ローラ86,88の上端は、各軸受台1
26,128に取り外し可能に支持され、軸受台は、各スペーサ130,132
に固定され、スペーサ130,132は、それぞれ取り付けプレート134,1
36によって、各フレーム部品18,20に配置される。推進ローラ86,88
は、軸受台126,128の各々に配置された、図示されていないロック可能な
ヒンジリッドによって、フレーム部品18,20に、たとえば取り外し可能に支
持される。これにより、推進ローラ86,88の一方または両方、または収穫ロ
ーラ90,92の一方または両方、あるいはおそらくは飼育またはクリーニング
ローラ94,96の一方または両方は、必要に応じて交代、交換できる。推進ロ
ーラ86,88の間の圧縮力は、スペーサ118,120とスペーサ130,1
32を調整することで、該当する推進ローラ86または88と関連するフレーム
部品18または20との間の距離を調整することによって調整できる。これは、
たとえば、図示されていない流体圧シリンダ、または図示されていないスプリン
グ装置、あるいは図示されていないひとつまたは複数の機械的スペーサ、あるい
は図示されていない同様の装置を、図示されていないが、フレーム部品18と推
進ローラ86およびフレーム部品20と推進ローラ88の支点の間、おそらくは
フレーム部品18と収穫ローラ90およびフレーム部品20と収穫ローラ92の
支点の間、おそらくはフレーム部品18と飼育またはクリーニングローラ94お
よびフレーム部品20と飼育またはクリーニングローラ96との間に設置するこ
とによって実現できる。これにより、必要であれば、たとえば推進ローラ86,
88の間の締付け力、そして、二枚貝用ネット10と推進ローラ86,88との
間の摩擦力は調整可能であり、また、二枚貝用ネット10に付着した二枚貝6と
収穫ローラ90または92との間の締付け力は調整可能であり、また、たとえば
二枚貝用ネット10と飼育またはクリーニングローラ94または96との間の締
付け力は調整可能である。
【0051】 二枚貝6の収穫と飼育、あるいは二枚貝用ネット10のクリーニングは、ロー
ラの前方ペアによって実行され、ローラの前方ペアは、2つの共動する収穫ロー
ラ90,92、あるいは2つの共動する飼育またはクリーニングローラ94,9
6によって形成される。以下の説明において、収穫ローラのペアの組み立てと機
能を説明するが、飼育またはクリーニングローラのペアの組み立てと機能は、収
穫ローラのペアの組み立てと機能とほぼ同じである。
【0052】 二枚貝収穫器2がその使用位置において閉じてロックされると、収穫ローラ9
0,92は、二枚貝用ネット10に付着した二枚貝6に、これを壊さないように
適度にしっかりと押し付けられる。二枚貝収穫器2における推進ローラ86,8
8の位置づけとは異なり、収穫ローラ90,92は、二枚貝収穫器2の移動方向
に見て、相互に間隔を空けて平行に互い違いになり、収穫ローラ90,92が相
互に締付け力を発生しないようにし、その一方で、二枚貝6と二枚貝用ネット1
0に締付け力が発生するようにする。二枚貝6の収穫は、その使用位置において
、二枚貝収穫器2が推進ローラ86,88の移動方向に移動し、収穫ローラ90
,92が所望の、好ましくは等しい周速で、二枚貝用ネット10の各側にある二
枚貝6に対して所望の圧縮力を与えながら回転される。上から見ると、二枚貝用
ネット10の移動方向右側にある収穫ローラ92は、時計回りに、また二枚貝用
ネット10の左側にある収穫ローラ90は、反時計回りにそれぞれ回転しなけれ
ばならない。推進ローラ86,88の回転運動に関して見た場合、収穫ローラ9
0,92の上記の回転運動は共動し、二枚貝用ネット10が前方および後方のロ
ーラペアによって反対方向に引っ張られ、これによって、二枚貝用ネット10は
張られた状態に保たれる。同時に、この実施形態において、各収穫ローラ90,
92は、図8のように表面から突出する切出しリブ(プロファイルド・リブ:pr
ofiled rib)138,138’を備える円柱表面上に形成される。収穫ローラ9
0,92が収穫中に回転すると、リブ138,138’は、二枚貝6を二枚貝用
ネット10から掻き落とす。
【0053】 二枚貝6が飼育されている間、飼育ローラ94,96の回転中に、二枚貝6は
掻かれる、あるいは払われる。ヒトデ等の不要な生物を取り除くために、二枚貝
6は、十分な強さで払われ、たとえばヒトデ等が二枚貝6から落ちやすくなるが
、それによって二枚貝6が二枚貝用ネット10から外れることがないようにする
。二枚貝のストックが間引きされる際、たとえば二枚貝用ネット10の片側にあ
る二枚貝6の全部または一部が掻かれ、または擦られ、二枚貝6が落ちやすくな
り、二枚貝用ネット10から落ちる。図9は、飼育またはクリーニングローラ9
4または96を示し、その外側表面には、ローラ94または96の表面から突出
するスレッド140が設けられている。飼育または二枚貝用ネット10のクリー
ニングにおいて、飼育またはクリーニングローラ94または96の回転中、スレ
ッド140は、図9にあるように、共動可能に位置付けられた、静止した飼育ま
たはクリーニングブラシ142に対して掻かれ、または擦られ、ブラシ142は
、スレッド146を有する長さ方向のストリップ144で構成されている。ブラ
シ142は、各飼育またはクリーニングローラ94または96の長さ方向軸に対
して長さ方向に平行して位置付けられ、ストリップ144はたとえば、その使用
位置において、フレーム部品18または20に固定される。このように、たとえ
ばヒトデ、ビニール袋、流木その他の有機または無機廃棄物は、二枚貝6または
二枚貝用ネット10から取り除くことができる。たとえば、ヒトデを取り除く際
、二枚貝6と飼育ローラ94または96との間の距離は、二枚貝6が二枚貝用ネ
ット10から落ちないように、同時に、二枚貝6がつぶれる、または損傷を受け
ないようにするのに必要な程度まで調整される。二枚貝のストックを間引きする
時、または二枚貝用ネット10をクリーニングする時、二枚貝6、またおそらく
は二枚貝用ネット10と飼育またはクリーニングローラ94または96との距離
は、二枚貝6または廃棄生物あるいは廃棄物が二枚貝用ネット10から落ちるの
に必要な程度まで調整される。
【0054】 推進ローラ86,88の支持と動作と同様に、各収穫ローラ90,92、およ
びおそらくは各飼育またはクリーニングローラ94,96には、長さ方向に回転
可能な中心アクスル148,150が設けられ、中心アクスル148,150の
各々は、その端部で、各々収穫ローラ90,92、おそらくは各々収穫またはク
リーニングローラ94,96に、2つの円形取り付けプレート152,154に
よって固定され、取り付けプレートには、それぞれ中央穴156または158が
設けられ、その中を中央アクスル148または150が通過する。図8,9参照
。必要な回転運動を提供するために、各中央アクスル148,150の使用位置
における下端部には、別々の流体圧モータ160,162が設けられ、このモー
タはたとえば、遠隔操作される無限可変可逆式である。あるいは、図示されてい
ないが、収穫ローラ90,92の一方だけ、またおそらくは飼育またはクリーニ
ングローラ94,96のいずれかを流体圧モータ160または162で回転させ
る。使用時に、各収穫ローラ90,92.またおそらくは各飼育またはクリーニ
ングローラ94,96は、好ましくは等しい周速で回転される。モータ160,
162はそれぞれ、距離素子(ディスタンス・エレメント:distance element)
164,166に固定され、これらは、それぞれ取り付けプレート168,17
0に配置され、各取り付けプレート168,170は、それぞれフレーム部品1
8,20に配置される。さらに、各収穫ローラ90,92、またおそらくは各飼
育またはクリーニングローラ94,96は、その上端部において、各軸受台17
2,174に取り外し可能に支持され、軸受台は、それぞれ各スペーサ176,
177に固定され、スペーサ176,177は、それぞれ取り付けプレート17
8,179によってフレーム部品18,20の各々に設置される。
【0055】 二枚貝用ネット10から分離した二枚貝6または廃棄生物あるいは廃棄物はそ
の後、インレットマニホールド180によって捕獲され、マニホールド180は
、その使用位置において、この実施形態においては、平面図において正方形の断
面を有する鉛直の長いマニホールドファンネルによって形成される。長さ方向に
、二枚貝用ネット10に平行して、インレットマニホールド180は、2つのた
とえば同じ大きさのマニホールドの二分割部分184,184’に分割され、マ
ニホールドの二分割部分184は、内部でフレーム部品18に固定され、マニホ
ールドの二分割部分184’は、内部でフレーム部品20に固定される。その使
用位置において、インレットマニホールド180は、収穫ローラ90,92、あ
るいは飼育またはクリーニングローラ94,96、二枚貝6または廃棄物あるい
はヒトデ等の不要な生物が付着した二枚貝用ネット10の部分を囲む。マニホー
ルドの二分割部分184,184’は、マニホールドの二分割部分184,18
4’が二枚貝の収穫または飼育中、あるいは二枚貝用ネット10のクリーニング
中に、二枚貝用ネット10に絡まらないよう、二枚貝用ネット10から十分な間
隔を空けて設置される。したがって、その鉛直の反対の端部の各々に沿って、各
マニホールドの二分割部分184,184’には、2つの鉛直および長さ方向の
ゴム製ストリップ186,186’および188,188’が設けられ、ゴム製
ストリップ186,186’が二枚貝用ネット10の付近に、二枚貝用ネット1
0の反対側のゴム製ストリップ188,188’に向かって突出するようになっ
ている。
【0056】 落ちやすくなった二枚貝6または廃棄物は、後述するポンプ装置による水流の
中に吸い込まれ、基本的に、インレットマニホールド180の上側の開いた端部
の中に、また一部は2つのマニホールドの二分割部分184,184’との間の
隙間に入る。水4と、落ちやすくなった二枚貝6、またおそらくは廃棄物または
不要な生物は、インレットマニホールド180の下側部分に設置されたマニホー
ルドファンネル182を通じて、さらに下流に流れ、さらに、マニホールドファ
ンネル182と交流する、いわゆるばらしパイプ192の上端部に形成された開
口部190を通って流れる。インレットマニホールド180と同様に、マニホー
ルドファンネル182は、2つの、たとえば同じ大きさのファンネルの二分割部
分194,194’に分割され、ファンネルの二分割部分194は、マニホール
ドの二分割部分184に配置、接続され、ファンネルの二分割部分194’は、
マニホールドの二分割部分184’に配置、接続される。ファンネルの二分割部
分194’は、ばらしパイプ192の開口部190周辺に永久的に配置され、フ
ァンネル194は、開口部190の周辺に取り外し可能に配置され、たとえばゴ
ム製シール196を備えて形成され、シール196は、その使用位置において、
ばらしパイプ192および、もう一方のファンネルの二分割部分194’の垂直
の反対側の端部に押し付けられる。二枚貝収穫器2が使用されると、水4のほと
んどは、インレットマニホールド180の上側部分の中に吸い込まれる。
【0057】 ばらしパイプ192は、その使用位置において、二枚貝収穫器2の下側に、フ
ローティングチューブ14と平行に設置された、長い水平のパイプで構成される
。ばらしパイプ192は、二枚貝6がしばしば二枚貝用ネット10上で塊(群)
状になって成長するため、二枚貝の塊8をばらばらにする、つまりばらすために
使用され、収穫後、これらの塊8は、ポンプ装置によって、水4と一緒にばらし
パイプ192の中に運ばれる。その一方の側面部に沿って、ばらしパイプ192
は、2つの取り付けプレート198,200を通じてフレーム部品18に設置さ
れ、プレートの各々には、アンギュラーステー33,33’が設けられている。
ばらしパイプ192のもう一方の側面部は、2つの取り付けプレート202,2
04によってフレーム部品20に設置され、プレートの各々には、各接続ステー
206,208が配置されている。その使用位置において、ばらしパイプ192
は、推進ローラ86,88および収穫ローラ90,92、またおそらくは飼育ま
たはクリーニングローラ94,96の下に設置され、ばらしパイプ192が水4
の中を推進する際、二枚貝用ネット10のフットライン15の下を障害物に当た
ることなく移動できるようになっている。
【0058】 ばらしパイプ192はさらに、図示されないが、円柱形で2つの合同の取り外
し可能な二分割部分で構成され、ばらし装置を備える。ばらし装置は、少なくと
もひとつのステータ部品210で構成され、これは、隣接するロータ部品212
と共動して二枚貝の塊8をばらばらにし、2つの共動する部品210,212を
以下、ばらしユニット(デバンチング・ユニット:debunching unit)と呼ぶ。
この実施形態において、ばらしパイプ192は、長さ方向に5つのこうした共動
するばらしユニット213,214,216,218,220を備える。各ステ
ータ部品210は、ばらしパイプ192の内側マントルの二分割部分のひとつに
、取り外し可能に固定され、各ローラ部品212は、ばらしパイプ192の中心
線に沿って設置された回転アクスル222に取り外し可能に固定される。さらに
、この実施形態において、各ばらしユニットのステータ部品210とロータ部品
212には、ワイヤ224が設けられる。別の実施形態において、図示されてい
ないが、ワイヤ224は、目標に応じて、ベーン、ブレードまたはストリング、
あるいはおそらくは、その異なるアセンブリと交換するか、あるいはこれらと組
み合わせられる。
【0059】 ばらしパイプ192は、回転アクスル222、またはステータ部品210、ま
たはロータ部品212、またおそらくは個々のベーン、ブレード、ストリング、
またはスレッドを交換、またおそらくは修理することが可能であるべきであるた
め、2つの部分で構成される。
【0060】 この例において、ステータ部品210とロータ部品212のワイヤ224は、
ばらしパイプ192の中で、その中心線周辺に放射状に設置され、ワイヤ224
は、共通の想像上の円周の上に等しい角度距離を有する。たとえば、二枚貝6と
二枚貝の塊8の収穫中、回転アクスル222は回転され、ロータ部品212が共
動するステータ部品210に関して回転する。水流中の二枚貝の塊8がステータ
部品210とロータ部品212のワイヤ224同士の隙間に運ばれると、二枚貝
の塊8は、ステータ部品210とロータ部品212の相対的移動の結果として、
より小さな二枚貝の塊8および個々の二枚貝6に分割される。たとえばスレッド
またはストリングの代わりにベーンまたはブレードを使用し、二枚貝6がつぶれ
ず、損傷を受けないようにすることを目的として、ベーンまたはブレードには、
適当なゴムまたはプラスチック材またはこれに類するものを備えるか、あるいは
全体的または部分的にこれで構成する。
【0061】 これに関連して、ベーン、ブレード、スレッドまたはストリングの材料または
材料組成、構成または構成の組み合わせを特定するのは困難である。このような
決定は、収穫することが望まれる二枚貝6の関連するタイプと数量、または二枚
貝6の収穫に好ましい速度に応じて下さなければならないからである。
【0062】 実施形態において、5つのばらしユニット213,214,216,218,
220がばらしパイプ192の長さに沿って、不均等に間隔を空けて設置され、
連続するばらしユニットの距離は、ばらしパイプ192を通って流れる水4の下
流方向に見た場合、減少する。いくつかのばらしステップにおいて、二枚貝の塊
8を十分に分離するために、複数のこうしたばらしユニット213,214,2
16,218,220を使用することが必要な場合がある。原則として、二枚貝
の塊8は、最後の下流のばらしステップの後には、完全に、またはほぼ完全に個
々の二枚貝6に分離されているべきである。二枚貝6の飼育、またおそらくは二
枚貝用ネット10のクリーニングにおいて、回転アクスル222とこれに固定さ
れたロータ部品212およびステータ部品210は、取り外すべきである。
【0063】 回転アクスル222は、たとえば遠隔操作される、無限可変可逆流体圧モータ
226によって回転され、モータ226は、下流側の端部で回転アクスル222
に設置される。
【0064】 インレットマニホールド180とばらしパイプ192を流れる水4は、遠隔操
作される、無限可変可逆流体圧駆動モータ230に接続された適当な流体圧ポン
プ228によって駆動される。ポンプ228と駆動モータ230は、ばらしパイ
プ192のすぐ下流に設置される。最後のばらしステップの後、個々の二枚貝6
はさらに、ばらしパイプ192の下流端部でガイドファンネル232を通る水流
に、さらにポンプ228に、さらに適当なタイプと大きさのコンベアパイプ23
4を通じて、船または同様の装置へと運ばれる。船または装置の上では、二枚貝
6は、たとえばケース等の適当なコンテナの中に収集され、おそらくは、さらに
加工または輸送される。二枚貝6の飼育、またおそらくは二枚貝用ネット10の
クリーニングにおいて、この実施形態においては、たとえばヒトデ等の不要な生
物または廃棄物は、ばらしパイプ192、ポンプ228、コンベヤパイプ234
から輸送され、生物または廃棄物が船または装置上で回収される。
【図面の簡単な説明】
以下の説明と図1〜9の参照において、使用時の二枚貝収穫器の限定的でない
ひとつの実施例と、二枚貝収穫器に備えられるローラの実施例が示され、ひとつ
の特定の参照番号は、すべての図面における同じ要素を指し、これらの要素は、
以下の図面で特定される。
【図1】 図2および3の断面IV−IVにおける二枚貝収穫器の図であり、二
枚貝収穫器が開いた状態で、ワイヤに吊り下げられ、水中の二枚貝用ネット上に
設置されようとしているところである。
【図2】 本発明による二枚貝収穫器の図3,図4,図5の断面II−IIにお
ける断面図であり、二枚貝収穫器は、水中の粗い網目の二枚貝用ネット上の使用
位置に設置されており、二枚貝用ネットに付着した養殖された二枚貝が、水中で
水平に、二枚貝用ネットに沿って移動する二枚貝収穫器によって収穫される。こ
の図はまた、断面III−IIIの水平線と断面IV−IVおよびV−Vの鉛直線も示す。
【図3】 水中の養殖二枚貝を収穫している二枚貝収穫器の図2,図4,図
5の断面III−IIIにおける断面図であり、二枚貝収穫器は、二枚貝収穫器の後部
(推進方向に関して)で二枚貝用ネット周辺に設置された1対の推進ローラによ
って、二枚貝用ネットに沿って前進され、二枚貝の収穫は、二枚貝収穫器の前部
で二枚貝用ネットの周辺に設置された1対の収穫ローラによって実行される。こ
の図はまた、断面II−II、IV−IV、V−Vの鉛直線も示す。
【図4】 図1と同様に、図2および3の断面IV−IVにおける二枚貝収穫器
の図であるが、二枚貝収穫器は、二枚貝用ネット周辺で閉じた状態にあり、ひと
つの推進ローラは、二枚貝用ネットの片側にあり、これに押し付けられ、推進ロ
ーラのペアは、二枚貝収穫器を推進方向に移動させる。この図はまた、断面III
−IIIの水平線と断面II−IIの鉛直線も示す。
【図5】 図2と図3の断面V−Vの鉛直線に沿って見た二枚貝収穫器の図で
あり、二枚貝収穫器は、二枚貝用ネット周辺で閉じた状態にあり、ひとつの収穫
ローラは、二枚貝用ネットの片側にあり、二枚貝は、収穫ローラのペアによって
収穫される。この図はまた、断面III−IIIの水平線と断面II−IIの鉛直線も示し
ている。
【図6】 外側表面にゴム膜を有する推進ローラの一例を示す図である。
【図7】 外側表面にゴム製のノブを有する推進ローラの一例を示す図であ
る。
【図8】 外側表面に切出しストリップ(プロファイルド・ストリップ:pr
ofiled strip)を有する収穫ローラの一例を示す図である。
【図9】 外部スレッドが設置された飼育またはクリーニングローラの一例
を示す図であり、飼育またはクリーニングローラは、飼育またはクリーニングブ
ラシ上に、またこれに設置されたスレッドと共動的に設置され、飼育またはクリ
ーニングローラに付着した不要な生物およびおそらくはその他の不要な異物は、
飼育またはクリーニングローラの回転、およびローラに設置されたスレッドによ
って取り除かれ、これによって飼育またはクリーニングブラシの回転しないスレ
ッドを引っ掻く、または擦る。 すべての図面は、サイズと距離において実際のものと相異している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年6月24日(2002.6.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB, GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD, MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG, US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 たとえばムラサキイガイ等の養殖された二枚貝(6)を収穫
    、飼育(間引きを含む)し、これに関連する二枚貝用ネット(10)をクリーニ
    ングするための装置であって、 この装置を以下、二枚貝収穫器(2)と呼ぶが、二枚貝(6)は、該二枚貝用
    ネット(10)に付着し、該二枚貝用ネット(10)は、たとえばフローティン
    グチューブ(14)等の浮き具に連結され、該二枚貝用ネット(10)は、好ま
    しくは、たとえば海水等の水中(4)で、好ましくは鉛直方向に、該二枚貝用ネ
    ット(10)の長さ全体分にわたって張られ、 該二枚貝収穫器(2)は、長さ方向軸を中心として回転可能な、少なくともひ
    とつの収穫ローラ(90,92)、あるいは長さ方向軸を中心として回転可能な
    、少なくともひとつの飼育またはクリーニングローラ(94,96)を備えるフレ
    ームで構成され、 該二枚貝収穫器(2)は、推進装置と、好ましくは、たとえば筏または筏状の
    装置、あるいは、たとえばフロート(78,80)等、それに連結された浮き具
    を備え、あるいは該二枚貝収穫器(2)は、たとえばフローティングチューブ(
    14)等、二枚貝用ネット(10)の浮き具によって水中(4)に浮くよう配置
    されている ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、 その使用位置において、少なくともひとつの収穫ローラ(90,92)、ある
    いは少なくともひとつの飼育またはクリーニングローラ(94,96)は、その
    長さ全体または一部について、たとえばネット、スリーブまたは接続されたプレ
    ート等、該二枚貝用ネット(10)から分離された二枚貝(6)、あるいは廃棄
    生物または廃棄物用の捕獲装置によって、完全にあるいは部分的に包囲されても
    、されなくてもよく、該捕獲装置は、使用時に、使用位置において、少なくとも
    2つの端部または部分で開いており、これらの端部または部分の少なくともひと
    つにはパイプの開口部(190)が設けられ、該パイプにはポンプ装置が備えら
    れていることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置であって、 該二枚貝収穫器(2)は、共動的かつ回転可能に接続されたフレーム部品(1
    8)と(20)で構成され、各フレーム部品(18,20)には、少なくともひ
    とつの接続部によって反対部分に接続されたり、そこから分離されたりする接合
    部分が備えられ、前記フレーム部品(18,20)は、その接合部分に沿って回
    転可能に接続され、少なくともひとつのフレーム部品(18,20)の少なくと
    もひとつの接続部分から反対部分までに、少なくともひとつの収穫ローラ(90
    ,92)、またおそらくは、少なくともひとつの飼育またはクリーニングローラ
    (94,96)が配置されていることを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の装置であって、 該捕獲装置は、使用位置で共動する2つの捕獲装置部品で構成され、各捕獲装
    置部品は、各々のフレーム部品(18,20)に配置されていることを特徴とす
    る装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置であって、 該捕獲装置は、インレットマニホールド(180)と関連マニホールドファン
    ネル(182)によって構成され、該捕獲装置部品は、それぞれファンネルの二
    分割部分(194,194’)に配置された2つのマニホールドの二分割部分(
    184,184’)で構成されることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の装置であって、 該二枚貝収穫器(2)は、その長さ方向軸を中心に回転可能な、少なくともひ
    とつの推進ローラ(86,88)を備えて構成され、該推進ローラ(86,88
    )は、該二枚貝収穫器の該推進装置を構成することを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項3および6に記載の装置であって、 少なくともひとつのフレーム部品(18,20)の少なくともひとつの接合部
    分から反対部分までに、その長さ方向軸を中心に回転可能な、少なくともひとつ
    の推進ローラ(86,88)が配置されていることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の装置であって、 該フレーム部品(18)に配置されたひとつの収穫ローラ(90)、あるいは
    ひとつの飼育またはクリーニングローラ(94)は、その使用位置において、フ
    レーム部品(20)に設置された別の収穫ローラ(92)、あるいは別の飼育ま
    たはクリーニングローラ(96)に隣接し、平行に、これと共動するよう位置付
    けられ、あるいは上記ローラのペアが複数組、該二枚貝収穫器(2)において使
    用されることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の装置であって、 該フレーム部品(18)に配置されたひとつの推進ローラ(86)が、その使
    用位置において、該フレーム部品(20)に配置された別の推進ローラ(88)
    に隣接し、平行し、これと共動するよう位置付けられ、あるいは上記ローラのペ
    アが複数組、該二枚貝収穫器(2)において使用されることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項1,3および6から9のいずれかひとつまたは複数
    に記載の装置であって、 収穫ローラ(90,92)、あるいは収穫ローラのペアの少なくともひとつの
    収穫ローラ(90,92)、あるいはひとつの飼育またはクリーニングローラ(
    94,96)、あるいは飼育またはクリーニングローラのペアの少なくともひと
    つの飼育またはクリーニングローラ(94,96)、あるいは推進ローラ(86
    ,88)、あるいは推進ローラのペアの少なくともひとつの推進ローラ(86,
    88)には、たとえば流体圧または電気のモータ(160,162,114,1
    16)が備えられ、それによって回転され、該モータ(160,162,114
    ,116)は、好ましくは無限可変可逆式で、遠隔操作可能であることを特徴と
    する装置。
  11. 【請求項11】 請求項6,7,9または10のいずれかひとつまたは複数
    に記載の装置であって、 推進ローラ(86,88)は、その外側表面に、たとえばゴム膜(98,98
    ’)等、円柱状に均等に形成された膜を備えて構成または形成される、あるいは
    この表面に、ゴム製ノブ(100)、またはおそらくは突起した歯が備えられて
    いることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項1,2,3,8または10のいずれかひとつまたは
    複数に記載の装置であって、 収穫ローラ(90,92)は、その外側表面に切出しリブ(プロファイルド・
    リブ:profiled rib)(138,138’)、ストリップ、歯、スレッドまたは
    ブラシを備えて構成または形成されていることを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 請求項1,2,3,8または10のいずれかひとつまたは
    複数に記載の装置であって、 飼育またはクリーニングローラ(94,96)には、その外側表面にスレッド
    (104)、ストリングまたはブラシが備えられていることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項2,4または5のいずれかひとつまたは複数に記載
    の装置であって、 たとえば該インレットマニホールド(180)等の該捕獲装置には、ばらしパ
    イプ(デバンチング・パイプ:debunching pipe)(192)またはコンベア(
    234)が備えられていることを特徴とする装置。
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