JP2003534475A - 球状圧力摺動ドア固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 この発明は、特に自動車用の、ドア旋回軸に対して平行に配置され、ドア集合体片、ドアまたはドアコラム上で旋回するドア保持ロッド（１）と、他方のドア集合体片に固定される保持部（２）とを備えたドア固定装置に関し、前記保持部（２）とそこを通るドア保持ロッド（１）とは、特定のドア開放位置を決定する停止装置によって互いに可動接続される。この停止装置は、制動体および／または停止体（３）を含み、これは保持部内でドア保持ロッド（１）に対しばね力に抗して可動支持され、したがって、運動方向に垂直に配置されたドア保持ロッド（１）の、少なくとも１つの側にある制動傾斜部（４）と留めくぼみ部（５）に対して予め張力を加えられている。保持部（２）は、ドア保持ロッド（１）用の開口部（１３）と、内部摺動する制動体および／または停止体（３）のための、上記開口部に対して垂直、旋回軸に対して平行に配置された開口部（２５）とを備えたプラスチックハウジング（１０）を含む。制動体および／または停止体（３）は、中空の円筒（１９）の形をした摺動体で、半円形のキャップ（１４）によって一端で閉鎖されており、その開放端で、閉鎖用キャップ（１４）に接する圧縮ばね（１２）を受入れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 この発明は、特に自動車用の、請求項１のプリアンブルの特徴を有するドア固
定装置に関する。

【０００２】 先行技術では、たとえばキャッチローラ、ローラ形状の要素または球の形をし
た制動体および／または停止体が旋回するように取付けられているドア固定装置
が公知である。ＥＰ ０ ６４３ １８５ Ａ１公報は、キャッチローラを制動
体および／または停止体として有し、球を他方側に当接部として有するドア固定
装置を開示している。ＥＰ ０ ８１６ ６１２ Ａ１は、軸方向に支持された
レースを制動体および／または停止体として有するドア固定装置を説明している
。ＤＥ ４３ ２５ ５５５ Ａは、ローラの形の制動体および／または停止体
を有するドア固定装置を説明している。ドア固定装置はすべて、回転する制動体
および／または停止体のために別個の軸受および／または保持要素を有する。ま
た、制動体および／または停止体が回転部品としてでなく、摺動体として設計さ
れ、これが別個のガイド部によってハウジング内でガイドされるドア固定装置も
公知である。

【０００３】 別個の軸受および／または保持要素を設ける必要があること、およびガイド部
が必要となることにより、相互に作用する機能部品の一連の許容誤差が大きくな
り、ドア固定装置の全体の寸法が増加する。さらに、構造および機能が複雑かつ
高価になる。

【０００４】 この発明のもととなる技術的な目的は、可能な最小限の全体の寸法と重量とで
、厳しい寸法許容誤差内で、可能最小限なドア保持ロッドと制動体および／また
は停止体との間の単位面積当りの接触圧で、高い固定力と停止モーメントを柔軟
に吸収することができるよう、導入部分に記載の種類のドア固定装置を設計する
ことである。

【０００５】 この目的は、導入部に記載のドア固定装置を請求項１の特徴によって発展させ
ることで達成される。

【０００６】 この発明によるドア固定装置は、軽量およびコンパクトで、小さな許容誤差内
で柔軟に高い停止モーメントを吸収し、有利には制動体および／または停止体が
相反して作用することにより、その過程において接触点を傾けることなく、その
クランプ方向に対して垂直に外へドア保持ロッドを旋回させる。制動体および／
または停止体の、ばねが収容される円筒形の部品は、有利には傾きのないガイド
が可能となる長さを有する。

【０００７】 切頭型のドームヘッドを有する一実施例では、制動体および／または停止体と
ドア保持ロッドとの間の接触点は、有利にはこれが点だけから構成されるのでは
ないように、相補的なプロファイルを持つ溝の場合はこれが接触線だけでなく接
触面で構成されるように拡大される。軸受面を拡大することにより、同じ停止力
に対する単位面積当りの接触圧が対応して減少し、制動体および／または停止体
をプラスチックで形成することができるであろう。

【０００８】 金属フレームに対する圧縮ばねがハウジングの端面上で支持される場合、プラ
スチックの場合に起こる緩和とそれによる機能的な要素間の遊びは回避すること
ができる。

【０００９】 ドア保持ロッドがプラスチックで覆われた金属芯を有する一実施例は、高い制
止力の吸収を可能にするので、有利には大きな騒音が発生するのを回避すること
ができる。金属芯を覆うプラスチックが局所的に厚くなっている部分にわたって
、またはその間に制動傾斜部と留めくぼみ部を形成すると、制動傾斜部と留めく
ぼみ部をドア保持ロッドの旋回軸に面する側に簡単に配置することができる。

【００１０】 キャップに相補的なプロファイルを備えた連続する縦方向の溝を制動傾斜部と
留めくぼみ部にわたって配置すると、単位面積当りの接触圧を増加させることな
く、制動体および／または停止体にとって、全長にわたって精密な横方向のガイ
ドが形成される。

【００１１】 ドアの開放位置に対応して、ドア保持ロッド上に当接部またはリミットスイッ
チを一体設計すると、正確な構造が可能になり、許容誤差をもうけた付加的な構
成要素をなしですませることができる。ドアを旋回させると、結果としてドア保
持ロッドが保持部のハウジングに関して縦方向に変位し、ドア保持ロッドが旋回
軸のまわりを旋回する運動につながる。ガイド開口部に対して垂直に配置された
開口部の壁が開口部の幅にわたって弧を有し、これがドア保持ロッドを横方向に
ガイドし、この凸形のまるみのあるドームヘッドがガイド開口部の中心軸と同じ
レベルに配置され、その内壁と整列する、一実施例では、ドアが外へ旋回運動す
ることができる。

【００１２】 金属芯を旋回軸に対して平行に形成することにより支持孔を延ばした一実施例
では、非常に大きい停止力を吸収することができる。ドア保持ロッドの支持孔を
有する一端を先に導入できるよう開口部の寸法を決めれば、この邪魔になる集合
体なしで、ドア保持ロッドが他端に一体化された当接部を有することができるこ
とを意味し、有利である。

【００１３】 制動体および／または停止体の閉鎖用キャップの壁の厚みをほぼ等しく設計す
ることで、制動体および／または停止体を高い強度と安定性を保証しつつ、射出
成形処理によってプラスチックで効率よく製造することが可能となる。制動体お
よび／または停止体の円筒形の部品の外面を、運動の方向に走るチャンネルを備
えて設計することにより、摺動潤滑剤を都合よく配分することが可能となり、接
触面が減少し、したがって、円筒形のガイド開口部内の制動体および／または停
止体の正確および傾きのないガイドに影響を与えることなく、制動体および／ま
たは停止体とガイド開口部の内面との摩擦抵抗が減少する。

【００１４】 ドア固定装置をドア集合体片に固定するために、金属フレームに下側固定アパ
チャを設けることにより、内部ねじを備えた、または圧入ねじを備えた代替の設
計が可能となり、非常に柔軟にさまざまな孔あけが可能となる。

【００１５】 弾性材料のクッションをハウジングの上端面に一体化して配置すると、全体の
寸法が減少し、ドア固定装置の設計に使用する部品を少なくすることができる。

【００１６】 この発明の上記および他の利点については、例示的な実施例の説明の中で説明
する。例示的な実施例は添付の図面に示す。

【００１７】

【詳細な説明】

図１は、この発明による、保持部２を通るドア保持ロッドを有するドア固定装
置の平行な側面断面図である。図におけるその下端部でドア保持ロッド１は支持
孔６を有し、他端には当接部９を有する。ドア保持ロッド１は、金属芯７、たと
えばプラスチックで覆われた平らな鋼のセクションから構成される。プラスチッ
クの被覆８は異なった厚みで適用されており、局所的に厚みを持つ形で膨出部を
形成し、これが制動傾斜部４と膨出部間の留めくぼみ部５とを形成する。示され
た例示の実施例では、当接部９はドアの開放位置に対応したリミットストップを
形成しており、一体化したＴ形状の設計である。当接部９またはリミットストッ
プはこれに代えて、ドア保持ロッドの対応する開口部にわたって旋回軸の方向に
配置されたピンで形成してもよい。制動傾斜部４と留めくぼみ部５は、ドア保持
ロッドの旋回軸に面する側に形成される。図で示した位置では、制動体および／
または停止体３は、留めくぼみ部に対して両方向に予負荷されている。ドア保持
ロッド１は、ハウジング１０の開口部１３に通される。制動体および／または停
止体３は、開口部１３に垂直に配置されたガイド開口部２５の中でガイドされる
。

【００１８】 制動体および／または停止体３は中空の円筒の形をしており、半円形のキャッ
プ１４によって一端で封止される。それらは、開放端に、閉鎖用キャップ１４上
に載置された圧縮ばね１２を収容し、このばねは、ハウジング１０の側壁上で支
持されている。ハウジング１０の端面は、Ｕ字形状の金属フレーム１１によって
包囲され、これはまた圧縮ばねのための支持壁にもなっている。制動体および／
または停止体３は、円筒形の空洞１５からアクセス可能な中心孔１６を有し、こ
のまわりにはさらなる孔１７が円状に配置される。孔１６と１７の形状と配置と
により、半円形のキャップ１４の壁の厚みをほぼ等しくすることができる。半円
形のキャップ１４は、前端部で切頭型になっている。壁の厚みをほぼ等しくする
ことで、制動体および／または停止体を射出成形処理によってプラスチックで製
造するために有利な条件が提供される。円筒形の部品１９において、制動体およ
び／または停止体３の外壁には運動の方向に溝がつけられており、一方で、摺動
潤滑剤が確実にうまく配分、伝達され、他方で、ガイド開口部２５の内面上の円
筒形の部品１９の軸受面が減少し、さらに制動体および／または停止体がガイド
開口部２５の中で摺動するときに発生する摩擦力が減少する。

【００１９】 弾性材料のクッション２２は、ハウジング１０の上端面２０に一体化され、ド
アが開放位置にあるとき、当接部９はこのクッションに対して弾性的に当る。固
定アパチャ２１は、金属フレーム１１の底端部に配置される。示された例示的な
実施例では、これらは、ねじによってドア集合体片に保持部を固定するための内
部ねじを有する。ここには示していないが、押込みねじを固定に使用することも
できる。示されたハウジング１０と金属フレーム１１の実施例から、孔の間隔の
選択、さらに孔あけの変形において高度な柔軟性があることは明らかであろう。

【００２０】 図２は、図１の例示的な実施例とは異なるドア保持ロッド１を有するドア固定
装置を示しており、この図の面は図１の面に対して垂直である。ドア保持ロッド
１はハウジング１０を通り、ハウジング１０内の開口部１３に挿入される。同時
に、これは、弧１８の凸形のまるみを持つドームヘッド上で横方向にガイドされ
る。開口部１３の形状と寸法とにより、ドア保持ロッドは旋回軸に対して垂直に
旋回することができる。ドア保持ロッド１の中央旋回位置は実線で示されており
、両側の破線はドア保持ロッド１の両側への極限旋回位置を示している。この実
施例では、旋回範囲は約±１２．５°、すなわち合計で約２５°になるよう設計
されている。

【００２１】 この表示では、停止クッション２２はハウジング１０の上端面２０に一体化さ
れていることがわかる。ドア保持ロッド１の３つの中心線の交差点に表示される
円は、ドア保持ロッド１の制動傾斜部４と留めくぼみ部５を有する側の制動体お
よび／または停止体３の接頭型のキャップの軸受面にほぼ相当する。それらは両
側の弧１８のドームヘッドと同じレベルにあるため、交差点はドア保持ロッド１
が旋回軸に対して垂直に旋回運動するための旋回軸も表わしている。

【００２２】 図３は、ドア保持ロッド１の斜視図である。ドア保持ロッド１がそれによって
ドア集合体片上で旋回する支持孔６は、図に示すように、ロッドの底端部に配置
される。当接部９は、ここでは中央で分割された金属芯７の２つの横半体２３の
直角の屈曲により一体設計されており、ドア保持ロッド１の他端に示されている
。ガイド溝２４は、そのプロファイルが制動体および／または停止体の切頭型の
半円形の閉鎖用キャップ１４の頂点と相補的になるように設計されており、留め
くぼみ部５と制動傾斜部４の上をドア保持ロッド１の縦方向に走る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 ドア保持ロッドが保持部を通る、ドア固定装置の、旋回軸に対し
て平行な側面断面図である。

【図２】 ドア固定装置の、図１の面に垂直な側面の線図である。

【図３】 ドア保持ロッドの斜視図である。

【符号の説明】

１ ドア保持ロッド、２ 保持部、３ 制動体および／または停止体、４ 制
動傾斜部、５ 留めくぼみ部、６ 支持孔、７ 金属芯、８ プラスチックの被
覆、９ 当接部、１０ ハウジング、１１ 金属フレーム、１２ 圧縮ばね、１
３ 開口部、１４ 半円形のキャップ、１５ 円筒形の空洞、１６ 中央孔、１
７ 孔、１８ 弧、１９ 中空の円筒、２０ ハウジングの上端面、２１ 固定
アパチャ、２２ クッション、２３ 金属芯の横半体、２４ 溝、２５ ガイド
開口部。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＯ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＫ ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＣ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ， ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ， ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，Ｐ Ｔ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ， ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ドゥーニング，ラルフ ドイツ、42719 ゾーリンゲン、バーフェ ルターシュトラーセ、６ 【要約の続き】 閉鎖されており、その開放端で、閉鎖用キャップ（１ ４）に接する圧縮ばね（１２）を受入れる。

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ドア固定装置、特に自動車用のドア固定装置であって、 ドア集合体片、ドアまたはドアコラムに、ドア旋回軸に平行に連結されるドア
   保持ロッド（１）と、 他方のドア集合体片に固定された保持部（２）とを有し、 前記保持部（２）とそれを通る前記ドア保持ロッド（１）とは互いに留め装置
   によって可動接続されており、 前記留め装置は、ドアの特定の開放位置を決定し、かつ制動体および／または
   停止体（３）を有し、 前記制動体および／または停止体は、前記保持部（２）の中で、前記ドア保持
   ロッド（１）に相対的なばね力に抗して可動支持され、また 運動の方向に対して横向きに、ドア保持ロッド（１）の少なくとも１つの側に
   ある制動傾斜部（４）と留めくぼみ部（５）に抗して予め張力を加えられており
   、このドア固定装置において、 前記保持部（２）はプラスチックハウジング（１０）を有し、そのプラスチッ
   クハウジングは、ドア保持ロッド（１）用の開口部（１３）と、前記開口部（１
   ３）に対して垂直に、また内部摺動する制動体および／または停止体（３）の旋
   回軸に対して平行に配置されたガイド開口部（２５）とを備え、 前記制動体および／または停止体（３）が、半円形のキャップ（１４）によっ
   て一端で閉鎖された中空の円筒（１９）形の摺動体として設計され、 その開放端に閉鎖用キャップ（１４）に接する圧縮ばね（１２）を収容し、こ
   れを傾きなくガイドすることを特徴とする、ドア固定装置。
2. 【請求項２】 前記制動体および／または停止体（３）が、 前記半円形の端部で開口部（１３）へ突出し、 摺動体として、開口部（１３）を通るドア保持ロッド（１）の側面に対して予
   め張力を加えられており、これらの側面が制動傾斜部（４）と留めくぼみ部（５
   ）とを有することを特徴とする、請求項１に記載のドア固定装置。
3. 【請求項３】 前記制動体および／または停止体がプラスチックであり、前
   記キャップ（１４）のドームヘッドが切頭型であることを特徴とする、請求項１
   または２に記載のドア固定装置。
4. 【請求項４】 前記ハウジング（１０）の端部がＵ形状の金属フレーム（１
   １）によって包囲されていることを特徴とする、請求項１、２または３に記載の
   ドア固定装置。
5. 【請求項５】 前記圧縮ばね（１２）が金属フレーム（１１）に対して支持
   されていることを特徴とする、請求項１から４のいずれかに記載のドア固定装置
   。
6. 【請求項６】 前記ドア保持ロッド（１）がプラスチックで覆われた金属芯
   （７）から構成され、一端に旋回軸として機能する支持孔（bearing eye）（６
   ）を有し、他端にドアの開放位置を決定するリミットストップとしての当接部（
   ９）を有することを特徴とする、請求項１から５のいずれかに記載のドア固定装
   置。
7. 【請求項７】 前記制動傾斜部（４）と留めくぼみ部（５）とが、前記ドア
   保持ロッド（１）の旋回軸に面する側に配置され、プラスチックの被覆（８）に
   局所的に厚みを持たせた形の膨出部により、または、その間に形成されることを
   特徴とする、請求項６に記載のドア固定装置。
8. 【請求項８】 前記ドア保持ロッド（１）が、制動傾斜部（４）と留めくぼ
   み部（５）とを有する側上に、支持孔（６）と当接部（９）との間を縦方向に継
   続的に走る溝（２４）を有し、溝のプロファイルがキャップ（１４）と相補的で
   あることを特徴とする、請求項１から７のいずれかに記載のドア固定装置。
9. 【請求項９】 たとえば前記ドア保持ロッド（１）の他端をＴ形状設計する
   ことによって、当接部（９）がドア保持ロッドと一体的に形成されていることを
   特徴とする、請求項１から８のいずれかに記載のドア固定装置。
10. 【請求項１０】 中央で分割され逆方向に直角に曲げられた金属芯（７）の
    ２つの側部の端部によって、当接部（９）が形成されることを特徴とする、請求
    項９に記載のドア固定装置。
11. 【請求項１１】 ガイド開口部（２５）に対して垂直に配置されたその壁上
    に前記開口部（１３）が弧（１８）を有し、その凸形のまるみを持つドームヘッ
    ドがガイド開口部と同じレベルにあり、その内壁と整列して、その留めプロファ
    イルに対して垂直に前記ドア保持ロッド（１）を横方向にガイドすることを特徴
    とする、請求項１から１０のいずれかに記載のドア固定装置。
12. 【請求項１２】 金属芯（７）を形成する平らな材料セクションを旋回軸に
    対して平行に形成することにより、支持孔（６）が旋回軸に対して平行に延びる
    ことを特徴とする、請求項１から１１のいずれかに記載のドア固定装置。
13. 【請求項１３】 前記開口部（１３）の寸法は、前記ドア保持ロッド（１）
    を支持孔（６）を有する端部で先に導入できるよう決められていることを特徴と
    する、請求項１から１２のいずれかに記載のドア固定装置。
14. 【請求項１４】 前記閉鎖用キャップ（１４）が、円筒形の空洞（１５）か
    らアクセス可能な中央孔（１６）と、中央孔（１６）のまわりに円状に配置され
    たさらなる孔（１７）とを有し、中央孔（１６）とその他の孔（１７）との間の
    壁の厚み、その他の孔（１７）間の壁の厚み、または中央孔（１６）と前記制動
    体および／または停止体（３）の外面との間の壁の厚みがほぼ等しいことを特徴
    とする、請求項１から１３のいずれかに記載のドア固定装置。
15. 【請求項１５】 前記制動体および／または停止体（３）の円筒形の部品（
    １９）の外面に溝が運動方向につけられていることを特徴とする、請求項１から
    １４のいずれかに記載のドア固定装置。
16. 【請求項１６】 金属フレーム（１１）の下側に固定アパチャ（２１）が設
    けられていることを特徴とする、請求項２から１５のいずれかに記載のドア固定
    装置。
17. 【請求項１７】 弾性材料の上方に突出するクッション（２２）が、金属フ
    レーム（１１）の端部と開口部（１３）との間でハウジング（１０）の上端面（
    ２０）に一体的に配置されていることを特徴とする、請求項１から１６のいずれ
    かに記載のドア固定装置。
18. 【請求項１８】 前記開口部（１３）のプロファイルは、前記ドア保持ロッ
    ド（１）が、両側に予め張力をかけられている前記制動体および／または停止体
    （３）によって形成された旋回軸のまわりを、少なくとも±１２．５°旋回でき
    るよう形作られていることを特徴とする、請求項１から１７のいずれかに記載の
    ドア固定装置。