JP2003532573A - 自動車の開放パネル用の部材モジュール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、内側のドアトリム（４２）と、アクセサリが直接設けられた枠体（２０）を有するボディ（１４）とを備える自動車の後部開放パネル（１２）用の部材モジュールにおいて、枠体（２０）は、ドアトリム（４２）からなることを特徴とする部材モジュールに関する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】

本発明は、内側にアクセサリが直接取り付けられる枠体を備える自動車の開放
パネル用の部材モジュールに関する。

【０００２】

【従来の技術】

自動車の開放パネル、特にリアハッチバックには、多くのアクセサリを取り付
けることができる。

【０００３】 開放パネルには、開閉施錠装置の他に、電気モータを取り付けることができる
。

【０００４】 開放パネルが自動車のリアハッチバックである場合には、電気モータにより、
ワイパーを制御できる。また、リアハッチバックには、駐車位置における位置決
め手段、ワイパーアーム、ナンバープレート及びライト装置だけでなく、第３の
「ブレーキ」ランプや、後方信号灯の全てまたは一部を取り付けることができる
。

【０００５】 開放パネルがドアである場合には、電気モータにより、窓の上昇及び下降を制
御できる。

【０００６】 開放パネルからなるボディとは別体として形成された全てのアクセサリは、自
動車の組み立て時に、開放パネルに取り付けなければならない。

【０００７】 アクセサリが複数あると、取り付け時間が増加するとともに、取り付けミス、
特に取り付け位置の誤差を生じやすい。

【０００８】 また、各電気的アクセサリに、電源と、制御手段と、例えば、ダッシュボード
上の警告ランプや、自動車の中央電子管理ユニットにより、運転者にアクセサリ
の機能状態を知らせる監視手段とを接続する必要がある。

【０００９】 自動車の組み立てラインで必要なこのような多重接続は、故障の原因となりや
すく、また、組み立て後に、それらの接続を確認する必要がある。

【００１０】 自動車の開放パネルに、多数の電気アクセサリを支持させると、開放パネルの
全体的な組み立て時間が相当に増加することは明らかである。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】

通常、アクセサリを枠体に取り付けた後、枠体を開放パネルに取り付け、次に
、内側のドアトリムで枠体を隠蔽する。これには、多くの作業が必要となる。

【００１２】

【課題を解決するための手段】

組み立て時間及び組み立てるべき部材の数を減らすために、本発明では、内側
のドアトリムと、アクセサリが取り付けられた枠体を有するボディとを備える、
自動車の後部開放パネル用の部材モジュールにおいて、枠体は、内側ドアトリム
からなることを特徴とする部材モジュールを提案している。

【００１３】 本発明の他の特徴は次の通りである。 −内側ドアトリムは、絶縁材料からなり、ドアトリムにより支持された少なく
とも１つのアクセサリに給電するために、または通信するために、導体材料で形
成された少なくとも１本の導線または電源ケーブルを有している。 −部材モジュールは、内側ドアトリムと一体成形され、少なくとも１本の電源
ケーブルの第１の端に接続された、少なくとも１つの電気コネクタを備えている
。 −部材モジュールは、全ての電源ケーブルのための１個の電気コネクタのみを
備えている。 −部材モジュールは、内側ドアトリムと一体成形され、少なくとも１つのアク
セサリの少なくとも１つの電源ケーブルの第２の端に接続された、少なくとも１
つのアクセサリのための少なくとも１つの電気コネクタを備えている。 −部材モジュールは、内側ドアトリムと一体成形された少なくとも１つのアク
セサリの少なくとも１つの取り付け部材を備えている。 −アクセサリの１つは、光源を備えている。 −光源は、ブレーキランプ、ターンライト、後退ランプ、フォグランプ、また
はそれらの一部を含む後部信号灯を備えている。 −後部信号灯は、挿入されたジョイントにより、自動車の後部開放パネルによ
り支持された後部窓の内面、または、ボディの開口部の外周面に押圧されている
。 −内側ドアトリムは、後部窓または後部開放パネルのボディに形成された開口
部の内面に対して、後部信号灯の位置を調節する手段を備えている。 −光源は、ナンバープレート用のライトのような、外部ライトを備えている。 −アクセサリは、ワイパーの駆動モータを備えている。 −アクセサリは、後部開放パネルの開口部のための開きハンドル等の開放手段
を備えている。 −アクセサリは、開口部のためのロック装置を備えている。 −ワイパーの駆動モータの駆動シャフト、または、後部開放パネルの開口部の
ための開放手段のようなアクセサリの少なくとも１つに、後部開放パネルのボデ
ィに形成された開口部を介して、外部から接近しうるようになっている。 −アクセサリは、車外を向いて、外部の状況の情報を提供する電子式監視装置
としての例えばカメラを備えている。 −外部の状況の情報は、車体に設けた処理装置により処理され、電子式監視装
置からの外部の状況を表示する表示装置に送られるようになっている。 −外部の状況を示す情報は、対象物と自車との相対速度や相対距離のような、
外部にある対象物に対する少なくとも１つのパラメータを定める処理装置に送ら
れる。 −対象物は他の車両である。 −電子式監視装置は、後部開放パネルにより支持された後部窓のような透明な
仕切り板と対向して、客室内に設けられている。 −電子式監視装置は、後部開放パネルの内側に位置し、後部開放パネルのボデ
ィには、電子式監視装置を昨日させるための開口部が設けられている。 −内側ドアトリムは矩形板であり、その中央部には、少なくとも１つのアクセ
サリを取り付けうる少なくとも１つのチャンバを区切る少なくとも１つのパーテ
ィションを備えた、少なくとも１つのアクセサリの取り付け領域が設けられてい
る。

【００１４】 本発明の他の特徴及び利点は、図面を用いて行う以下の説明により、明らかに
なると思う。

【００１５】

【発明の実施の形態】

以下の説明において、水平方向、下方、上方、前方および後方とは、図１に関
して言うものとし、図１の右側を前方、同じく左側を後方と定義する。

【００１６】 また、同一または類似の部材には、同一符号を付してある。

【００１７】 図１には、自動車の後部（１０）、より詳しく言うと、リアハッチバック、す
なわち後部開放パネル（１２）を示してある。

【００１８】 後部開放パネル（１２）は、自動車の内方を向くその前面が外枠（１６）によ
り補強された金属板製のボディ（１４）を備えている。後部開放パネル（１２）
は、水平軸（Ｘ）周りに回転して、開位置と閉位置とに移動できるようになって
いる。

【００１９】 後部開放パネル（１２）の上部に設けた開口部内には、後部窓（１８）が取り
付けられている。

【００２０】 また、後部開放パネル（１２）の下部には、トランクまたは客室内に位置する
ドアトリム（４２）が取り付けられている。ドアトリム（４２）により、自動車
内部の見栄えが良くなる。

【００２１】 枠体（２０）が、自動車のアクセサリ部材が取り付けられた部材モジュール（
２２）を保持している。部材モジュール（２２）は、後部開放パネル（１２）の
下部に取り付けられる。

【００２２】 枠体（２０）は、後部窓（１８）用のワイパーを支持し、その駆動ヘッドは、
ベアリング（２６）により支持された駆動シャフト（２４）に保持されている。
ベアリング（２６）は、ボディ（１４）に設けられた貫通孔（２８）または後部
窓（１８）に設けられた開口部を貫通している。枠体（２０）は、後部開放パネ
ル（１２）に取り付けられる。

【００２３】 後部開放パネル（１２）の部材モジュール（２２）は、ワイパーの駆動シャフ
ト（２４）の駆動モータ（３０）、光源、後部開放パネル（１２）の開きハンド
ル（３２）、及び例えばカメラである電子式監視装置（３６）を備えている。

【００２４】 光源は、ブレーキランプ（３８）や、客室またはトランク内用の室内ライト（
４０）からなっている。

【００２５】 また、ロック装置（３４）は、後部開放パネル（１２）の開きハンドル（３２
）により、電気的に制御される。

【００２６】 図１では、室内ライト（４０）は、枠体（２０）から取り外されている。

【００２７】 光源を、ターンシグナル、後退シグナル、またはフォグランプとすることもで
きる。

【００２８】 また、光源を、ナンバープレート等の車外用ライト（図示しない）としてもよ
い。

【００２９】 車外から手を伸ばして、後部開放パネル（１２）の開きハンドル（３２）及び
電子式監視装置（３６）へ接近しうるようにするために、後部開放パネル（１２
）のボディ（１４）には、開口部（４１）が設けられている。

【００３０】 本発明によれば、枠体（２０）は、トランクまたは客室内を向くドアトリム（
４２）を備えている。

【００３１】 図１は、ドアトリム（４２）が取り付けられる前の後部開放パネル（１２）を
示している。

【００３２】 ドアトリム（４２）は矩形板であり、その中央部には、アクセサリ用の取り付
け領域（４３）が設けられている。

【００３３】 このようにして、ブレーキランプ（３８）、室内ライト（４０）、及び駆動モ
ータ（３０）は、トランクまたはキャビン内の一片のドアトリム（４２）に取り
付けられている。

【００３４】 従って、部材モジュール（２２）の取り付けが、従来に比べて簡単となる。部
材モジュール（２２）が１枚板からなっているため、自動車内部のユニットの見
栄えが良くなり、かつ、アクセサリの支持は確実となっている。

【００３５】 ドアトリム（４２）の後壁（４５）には、剛性部材（４７）が設けられている
。ドアトリム（４２）は、例えばプラスチックのような電気的絶縁材料をモール
ドして形成されている。

【００３６】 図１及び図２に示すように、開口部（４９）が、ドアトリム（４２）に形成さ
れ、室内ライト（４０）の発光面がドアトリム（４２）と交差し、客室やトラン
ク内を照射するようになっている。

【００３７】 同様に、後部開放パネル（１２）のロック装置（３４）の係合部が、開口部（
５１）を介して、ドアトリム（４２）内へ突出している。この係合部により、枠
体（２０）と対向する領域において、後部開放パネル（１２）を閉位置にロック
することができる。

【００３８】 ドアトリム（４２）には、少なくとも１本の導体材料である導線または電源ケ
ーブル（４４）（図１及び図３に点線で示す）が埋設されているのが好ましい。
これにより、客室またはトランク内の駆動モータ（３０）、ブレーキランプ（３
８）、室内ライト（４０）及びロック装置（３４）のようなアクセサリの電源が
、枠体（２０）に支持される。

【００３９】 また、電源ケーブル（４４）により、アクセサリと、アクセサリの監視手段を
備える電気装置（図示しない）との通信ができる。

【００４０】 電源ケーブル（４４）を異なる材料で形成することができ、また、電流強度に
応じて、異なるセクションを設けてもよい。電源ケーブル（４４）のセクション
や、その材料の特性は、駆動モータ（３０）の電源回路へ給電するか、またはア
クセサリと電気装置とに通信させるかによって異なってくる。

【００４１】 電源ケーブル（４４）をドアトリム（４２）に埋設すると、コストは低下し、
かつ作業は簡単となる。

【００４２】 アクセサリには、接続線（４８）により２本の電源ケーブル（４４）に接続さ
れた電気コネクタ（４６）から給電される。

【００４３】 変形例として、電気コネクタ（４６）の本体を、ドアトリム（４２）と一体成
形してもよい。

【００４４】 電気コネクタ（４６）は、接続線（４８）により、アクセサリの電源ケーブル
（４４）の第１の端に接続された導体部材（５０）を備えている。

【００４５】 補足的なテストコネクタに接続された電気コネクタ（４６）により、部材モジ
ュール（２２）に取り付けられたアクセサリの機能を容易に確認できる。それに
より、突然の故障を迅速かつ容易に検出することができる。

【００４６】 後部開放パネル（１２）に部材モジュール（２２）を取り付ける間に、電気コ
ネクタ（４６）は、後部開放パネル（１２）に取り付けられ、かつ、電源ケーブ
ル（４４）及びアクセサリに給電する相補的な電気コネクタ（５２）に嵌合され
る。電気コネクタ（４６）（５２）により、アクセサリと電気装置との通信がで
きるようになる。

【００４７】 また、全てのアクセサリを、電気コネクタ（４６）のブランチだけで接続する
ことができ、それにより、後部開放パネル（１２）の部材モジュール（２２）を
短時間で取り付けることができる。

【００４８】 同じように、ドアトリム（４２）は、部材モジュール（２２）の各アクセサリ
用の電源コネクタ（５４）を備えている。電源コネクタ（５４）本体は、ドアト
リム（４２）と一体成形されているのが好ましい。

【００４９】 各アクセサリは、ドアトリム（４２）の各電源コネクタ（５４）と相補的であ
り、電源ケーブル（４４）と接続可能なコネクタを備えている。

【００５０】 また、ドアトリム（４２）は、アクセサリの取り付け部材（５６）を備えてい
る。取り付け部材（５６）は、例えば、弾性取り付け部材からなり、アクセサリ
が偶発的に取れるのを防止するように、ねじ止めできるようになっている。

【００５１】 アクセサリのこのような取り付け部材（５６）により、部材モジュール（２２
）の組み立てが容易となり、かつ組み立て時間及び費用を減らすことができる。

【００５２】 電源コネクタ（５４）及びアクセサリの取り付け部材（５６）の形状は同一で
あるのが好ましい。電気的接続、並びにアクセサリの内側ドアトリム（４２）に
対する取り付けを標準化することができる。

【００５３】 従って、異なるアクセサリを、ドアトリム（４２）における所望の高さのとこ
ろへ、容易に取り付けることができる。

【００５４】 ドアトリム（４２）には、アクセサリのための取り付け部材（５６）、電源ケ
ーブル（４４）及び電源コネクタ（５４）が一体化されている。また、電気コネ
クタ（４６）を一体化することもできる。このようなドアトリム（４２）により
、部材モジュール（２２）のアクセサリを容易に取り付けることができる。

【００５５】 ブレーキランプ（３８）の効率を良くするために、すなわち、自動車の外部へ
最大光量を照射するために、後部窓（１８）とブレーキランプ（３８）との間の
埃を除去するのが好ましい。そのため、ブレーキランプ（３８）は、後部開放パ
ネル（１２）に支持された後部窓（１８）の内面に押しつられているのが好まし
い。また、ブレーキランプ（３８）の周面と後部窓（１８）の内面との間に、水
密性を保つための環状のジョイント（６４）が挿入されている。

【００５６】 しかし、後部窓（１８）の内面にジョイント（６４）を確実に取り付け可能と
するために、異なる部材同士の寸法許容差、特に、ボディ（１４）に部材モジュ
ール（２２）を取り付けた時の取り付け許容差は大となる。

【００５７】 従って、ジョイント（６４）が、ブレーキランプ（３８）の周面と後部窓（１
８）の内面とに常に接触し、そのため、部材モジュール（２２）は、ブレーキラ
ンプ（３８）の長手方向の位置を定める図示しない調節手段を備えている。

【００５８】 ドアトリム（４２）とブレーキランプ（３８）との間にばねを挿入することが
ある。部材モジュール（２２）を後部開放パネル（１２）に取り付けると、ばね
は、後部窓（１８）へ向かって、ブレーキランプ（３８）の前面を長手方向に恒
久的に押圧する。

【００５９】 電子式監視装置（３６）は、自動車の後方を向いており、車外の状況に関する
情報を提供する。

【００６０】 電子式監視装置（３６）を埃や砂利等の突出物から保護するために、透明な保
護フード（図示しない）が、自動車の外部と電子式監視装置（３６）との間に取
り付けられている。

【００６１】 図示しない緩衝部材を、電子式監視装置（３６）と内側のドアトリム（４２）
との間に設けると、後部開放パネル（１２）の振動は吸収され、電子式監視装置
（３６）はきわめて安定し、ユーザに正確な情報を提供できる。

【００６２】 部材モジュール（２２）を後部開放パネル（１２）に取り付ける間に、図示し
ない環状のジョイントを、保護フードの後方支持部の溝に設けることにより、ジ
ョイントが、後部開放パネル（１２）のボディ（１４）に形成された開口部（４
１）の耐水シールとなる。そのため、部材モジュール（２２）を後部開放パネル
（１２）に取り付ける際に、ジョイントは、ボディ（１４）の前面と保護フード
の溝との間で圧縮される。

【００６３】 埋設された電源ケーブル（４４）には、電子式監視装置（３６）が接続されて
、これに給電できる。電子式監視装置（３６）は、外部の状況に関する情報を処
理装置へ送ることができる。処理装置は、処理した情報を、自動車に取り付けら
れた表示装置に送る。

【００６４】 制御スクリーンのような表示装置は、電子式監視装置（３６）が捉えた外部の
状況、すなわち、自動車後方の状況を運転者に表示する。表示装置に接続された
電子式監視装置（３６）を、後方ミラーの代わりとすることができる。

【００６５】 処理装置は、外部の状況にある対象物のパラメータを定めることができる。対
象物を、停車中または移動中の他の車両とすることができる。

【００６６】 パラメータを、対象物と自車との相対速度または相対距離とすることができる
。このようにして、電子式監視装置（３６）は、自車と自車の後方にある対象物
との距離を運転者に示すことにより、特に縦列駐車時に、運転者に操舵させやす
くする。

【００６７】 変形例として、電子式監視装置（３６）を、ブレーキランプ（３８）のケース
内に設けることができる。

【００６８】 他の変形例として、ボディ（１４）や後部窓（１８）の外面の雨、霜または埃
を検出する雨滴/霜/埃センサを、アクセサリに含めることができる。

【００６９】 雨滴/霜/埃センサを、内側ドアトリム（４２）における電子式監視装置（３６
）の位置、その他の位置（図示しない）へ取り付けることができる。

【００７０】 図３に示す本発明の第２の形態によれば、取り付け領域（４３）は、アクセサ
リが設けられるチャンバ（６０）を区切るパーティション（５８）を備えている
。このパーティション（５８）は、アクセサリをチャンバ（６０）に分離すると
ともに、ドアトリム（４２）の剛性を高めている。

【００７１】 本発明により、車両を組み立てる際に、特殊な形状の内側ドアトリム（４２）
を用いて、アクセサリを取り付けることができる。このようにして、内側ドアト
リム（４２）の保管、開発及び製造コストを低く抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明により組み立てられる後部開放パネル及び部材モジュールの分解斜視図
である。

【図２】 後部開放パネルに取り付けられた部材モジュールの斜視図である。

【図３】 本発明により組み立てられる後部開放パネル、及び部材モジュールの他の例の
分解斜視図である。

【符号の説明】

１０ 後部 １２ 後部開放パネル １４ ボディ １６ 外枠 １８ 後部窓 ２０ 枠体 ２２ 部材モジュール ２４ 駆動シャフト ２６ ベアリング ２８ 開口部 ３０ 駆動モータ ３２ 開きハンドル ３４ ロック装置 ３６ 電子式監視装置 ３８ ブレーキランプ ４０ 室内ライト ４１ 開口部 ４２ ドアトリム ４３ 取り付け領域 ４４ 電源ケーブル ４５ 後壁 ４６ 電気コネクタ ４７ 剛性部材 ４８ 接続線 ４９ 開口部 ５０ 導体部材 ５１ 開口部 ５２ 電気コネクタ ５４ 電源コネクタ ５６ 取り付け部材 ５８ パーティション ６０ チャンバ ６４ ジョイント

【手続補正書】

【提出日】平成１４年１２月６日（２００２．１２．６）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１

【補正方法】変更

【補正の内容】

【図１】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ６０Ｓ 1/56 Ｂ６０Ｊ 5/00 ５０１Ｂ (72)発明者 ジャン・ピエール ウスタシュ フランス国 エフ−92160 アントニ ア ヴニュ ドゥ ラ プロヴィダンス ３ Ｆターム(参考） 3D025 AA01 AB01 AC01 AD04 AD09 AE02 AE03 AE57 3K040 GB08

Claims (23)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 内側のドアトリム（４２）と、内面にアクセサリが直接取り
   付けられた枠体（２０）を有するボディ（１４）とを備える自動車の後部開放パ
   ネル（１２）用の部材モジュールにおいて、前記枠体（２０）は、ドアトリム（
   ４２）からなることを特徴とする部材モジュール。
2. 【請求項２】 ドアトリム（４２）は、絶縁材料からなり、かつ、ドアトリ
   ム（４２）により支持された少なくとも１つのアクセサリに給電するために、ま
   たは通信するために、導体材料からなる少なくとも１本の導線または電源ケーブ
   ル（４４）を有することを特徴とする、請求項１に記載の部材モジュール。
3. 【請求項３】 ドアトリム（４２）と一体成形され、少なくとも１本の電源
   ケーブル（４４）の第１の端に接続された、少なくとも１つの電気コネクタ（４
   ６）を備えていることを特徴とする、請求項１または２に記載の部材モジュール
   。
4. 【請求項４】 全ての電源ケーブル（４４）のための１個の電気コネクタ（
   ４６）のみを備えていることを特徴とする、請求項３に記載の部材モジュール。
5. 【請求項５】 ドアトリム（４２）と一体成形され、少なくとも１つのアク
   セサリの少なくとも１つの電源ケーブル（４４）の第２の端に接続された、少な
   くとも１つのアクセサリのための少なくとも１つの電気コネクタ（４６）を備え
   ていることを特徴とする、請求項１〜４のいずれかに記載の部材モジュール。
6. 【請求項６】 ドアトリム（４２）と一体成形された少なくとも１つのアク
   セサリの少なくとも１つの取り付け部材（５６）を備えていることを特徴とする
   、請求項１〜５のいずれかに記載の部材モジュール。
7. 【請求項７】 アクセサリの１つは、光源を備えていることを特徴とする、
   請求項１〜６のいずれかに記載の部材モジュール。
8. 【請求項８】 光源は、自動車の客室またはトランク内用の室内ライト（４
   ０）であることを特徴とする、請求項１〜７のいずれかに記載の部材モジュール
   。
9. 【請求項９】 光源は、ブレーキランプ（３８）、ターンライト、後退ラン
   プ、フォグランプ、またはそれらの一部を含むランプを備えていることを特徴と
   する、請求項７または８に記載の部材モジュール。
10. 【請求項１０】 挿入されたジョイント（６４）により、ブレーキランプ（
    ３８）を、自動車の後部開放パネル（１２）により支持された後部窓（１８）の
    内面、または、ボディ（１４）の開口部の外周面に押圧していることを特徴とす
    る、請求項９に記載の部材モジュール。
11. 【請求項１１】 ドアトリム（４２）は、後部窓（１８）または後部開放パ
    ネル（１２）のボディ（１４）に形成された開口部の内面に対して、ブレーキラ
    ンプ（３８）の位置を調節する手段を備えていることを特徴とする、請求項９ま
    たは１０に記載の部材モジュール。
12. 【請求項１２】 光源は、ナンバープレート用ライトのような、外部用のラ
    イトを備えていることを特徴とする、請求項７に記載の部材モジュール。
13. 【請求項１３】 アクセサリは、ワイパーの駆動モータ（３０）を備えてい
    ることを特徴とする、請求項１〜１２のいずれかに記載の部材モジュール。
14. 【請求項１４】 アクセサリは、後部開放パネル（１２）のための開きハン
    ドル（３２）を備えていることを特徴とする、請求項１〜１３のいずれかに記載
    の部材モジュール。
15. 【請求項１５】 アクセサリは、後部開放パネル（１２）のためのロック装
    置（３４）を備えていることを特徴とする、請求項１〜１４のいずれかに記載の
    部材モジュール。
16. 【請求項１６】 ワイパーの駆動モータ（３０）の駆動シャフト（２４）ま
    たは、後部開放パネル（１２）の開口部のための開きハンドル（３２）のような
    アクセサリの少なくとも１つに、後部開放パネル（１２）のボディ（１４）に形
    成された開口部（２８）（４１）を介して、外部から接近できるようになってい
    ることを特徴とする、請求項１〜１５のいずれかに記載の部材モジュール。
17. 【請求項１７】 アクセサリは、車外を向き、対向する外部の状況の情報を
    提供する電子式監視装置（３６）としてのカメラを備えていることを特徴とする
    、請求項１〜１６のいずれかに記載の部材モジュール。
18. 【請求項１８】 外部の状況の情報は、処理装置により処理され、電子式監
    視装置（３６）からの外部の状況を表示する表示装置に送られるようになってい
    ることを特徴とする、請求項１７に記載の部材モジュール。
19. 【請求項１９】 外部の状況を示す情報は、対象物と自車との相対速度や相
    対距離のような、外部の状況にある対象物に対する少なくとも１つのパラメータ
    を設定する処理装置に送られることを特徴とする、請求項１７または１８に記載
    の部材モジュール。
20. 【請求項２０】 対象物は、他の車両であることを特徴とする、請求項１９
    に記載の部材モジュール。
21. 【請求項２１】 電子式監視装置（３６）を、後部開放パネル（１２）によ
    り支持された後部窓（１８）のような透明な仕切り板と対向させて、客室内に設
    けたことを特徴とする、請求項１７〜２０のいずれかに記載の部材モジュール。
22. 【請求項２２】 電子式監視装置（３６）は、後部開放パネル（１２）の内
    側に位置し、電子式監視装置（３６）が外部の状況を捉えられるように、後部開
    放パネル（１２）のボディ（１４）に開口部（４１）を設けたことを特徴とする
    、請求項１７〜２１のいずれかに記載の部材モジュール。
23. 【請求項２３】 ドアトリム（４２）は矩形であり、その中央部は、少なく
    とも１つのアクセサリが設けられる少なくとも１つのチャンバ（６０）を区切る
    少なくとも１つのパーティション（５８）を備えた、少なくとも１つのアクセサ
    リの取り付け領域（４３）を備えていることを特徴とする、請求項１〜２２のい
    ずれかに記載の部材モジュール。