JP2003532480A - 可塑性組織を移動させ伸張させるためのシステムおよび方法 - Google Patents

可塑性組織を移動させ伸張させるためのシステムおよび方法

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Abstract

(57)【要約】 動的な力を使用して可塑性組織を移動させ伸張させるシステムおよび方法。エラストマーを可塑性組織に固定する1つまたは複数のアンカーにエラストマー駆動機構を調整可能に接続することができ、これによって比較的一定の張力をある距離にわたって発揮することができる自己調整式のシステムが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願データ) この出願は、2000年5月10日提出の「Wound Closure S
ystem and Method」という名称の仮出願第60/202739
号、および2000年11月17日提出の「Wound Closure Sy
stem and Method」という名称の仮出願第60/249766号
に対する優先権を主張する。 (発明の分野) 本発明は一般に、ヒトおよび動物の可塑性組織の移動および伸張に関し、詳細
には、動的な力を使用して可塑性組織を移動させ伸展させるシステムおよび方法
に関する。
【0002】 (発明の背景) 弾性組織は、張力から解放されたときに最小弾性状態または弛緩状態に戻る。
この弛緩状態では、組織細胞は球形であり、細胞壁は厚くかつ強く、細胞表面の
張力は最小でかつ釣り合っている。この最小弾性状態にある細胞は弛緩した状態
を保ち、非弾性材料に似たふるまいを示す。この状態の細胞を伸長させるのに必
要な力はしばしば、細胞間の結合を破断しまたは剪断する力に近づき、局所的な
欠損または断裂を引き起こす。この最小弾性状態にある軟組織は、最小の表面被
覆を提供し、伸張に対して最も高い抵抗を有する。剪断力しきい値よりも低い穏
やかで一定の力を組織に付与し、十分に水分補給すると、時間が経つにつれて皮
膚が本来の弾性状態に戻ると考えられる。さらに、この力を付与すると、平衡点
(正常弾性範囲)を超えて組織を最大弾性範囲まで伸張させ、最大表面積をカバ
ーする可能な最も薄い形状を生み出すことができる。組織の細胞間圧力が細胞間
結合を損なう点を超えない場合、組織は、健康な組織として最大弾性状態にとど
まり、正常な生物学的プロセスによって追加の細胞が作られて、皮膚の正常な厚
さおよび張力が戻ってくる。これについては生物学的クリープ(creep)と
して後に説明する。
【0003】 皮膚、筋肉などの可塑性組織は、ある粘性及び弾性レオロジー特性を持ち、し
たがってこれらは粘弾性である。ある種の可塑性組織は、時間の経過とともに表
面積を増大することができ、これは「クリープ」と呼ばれる。機械的クリープは
、経時的に一定の荷重での皮膚の伸長であり、生物学的クリープは、長期間にわ
たる伸張力による新しい組織の生成を言う。皮膚、筋肉などの身体組織にたゆみ
ない一定の力が付与されると、機械的クリープと生物学的クリープの両方が起こ
る。機械的クリープは、本来存在し、切開または創傷の過程で皮膚から失われた
張力を、皮膚または軟組織細胞を再び伸張し、それによって皮膚による被覆を増
大させることによって回復する。生物学的クリープはよりゆっくりと起こり、新
しい組織の生成を含む。組織の膨張は長い間、バルーン型の組織膨張器を用いて
従来から実施されてきた形成外科分野の一部分であった。この組織膨張器は皮膚
の下に埋め込まれ、時間をかけて外部から膨張、増大させて、根治的乳房切断術
後の胸部再建などの手技のための膨張した皮膚ポケットを生み出し、軟組織閉鎖
用の皮弁生成のための形成手術の前に健康な組織を伸張させる。
【0004】 大きな皮膚欠損およびひどく退縮した切開創の治療および管理を含む創傷マネ
ージメントは今日、重要性が増している医学の領域である。治療を必要とする創
傷および状態にはたくさんのタイプがあり、これには、糖尿病性潰瘍およびその
他の慢性潰瘍;静脈うっ血性潰瘍;褥瘡または圧迫潰瘍;熱傷;関節離断後、壊
死組織切除後、皮膚壊疽、結腸切除後、乏血性壊死を伴う挫傷などの外傷後病変
;慢性関節リウマチを含む膠原病;脈管炎(動脈の機能不全によって引き起こさ
れる病変および潰瘍);切断;筋膜切開;腹部手術;胸骨切開後;壊死性筋膜炎
;外傷;板または骨が露出した創傷;瘢痕修正手術;皮膚病変;肥満手術;穿孔
を有する腹部外傷;膵臓炎;神経障害性潰瘍;仕切り症候群;およびその他の亜
急性または慢性創傷が含まれる。ただしこれらに限定されるわけではない。開放
創の閉鎖が困難なため、これらの欠損の治療および管理は難しい。
【0005】 仕切り症候群は、限られた空間の圧力が増大して、その空間の循環および組織
の生存が脅かされる状態である。顔の閉じた空間の間隙圧が上昇すると、空間の
微小血管の妥協および血管機能不全が生じ、血流が低減する。腫脹が皮膚のエラ
ストマー容量を上回るとカプセル化された内圧が生み出される。この状態は一般
に、例えば外傷、炎症、熱傷または筋肉の激しい使用に続く毛細管への注入によ
って引き起こされる。間隙圧力の持続時間および大きさが増大すると、ついには
軟組織の壊死が生じる。治療しないでいると、筋肉、神経および血管構造の永続
的な傷害につながる可能性があり、その結果、機能、四肢、ついには生命までも
が失われる可能性がある。これらのタイプの永続的な傷害は、攻めの治療の前に
切断に終わる。
【0006】 仕切り症候群の治療の目的には、局所血流をすぐに回復させることによって機
能欠損を最小化することが含まれる。これは、それぞれの潜在的に制限的な皮膚
を含む膜を仕切りの全長にわたって開放する便宜的な筋膜切開によって圧力を解
放することから成る、外科的な除圧によって達成することができる。適切な筋膜
切開は、結果的に圧力が瞬時に解放される組織膨張のための空間を提供し、正常
な血管機能を回復し、循環の制限に起因する組織死を最小化する。外科的な除圧
の後、皮膚は開いたままにして、予期される虚血後腫脹期間中に制限性の膜とな
ることを防ぐ。この開いた大きな切開創は、うっ積した組織が皮膚による通常の
制約を超えて膨張することを可能にし、正常圧を回復させる。時間の経過ととも
に体液は再吸収され、組織は外傷前のサイズに戻る。多くの場合、皮膚閉鎖は、
外科的除圧から3ないし5日後に直接縫合または網状植皮によって試みることが
できる。しかし、皮膚のエラストマー特性が、時間の経過とともに創縁の屈折を
引き起こし、閉鎖を困難または不可能なものとする。この他の創傷および皮膚欠
損の閉鎖の目的は、筋膜切開を閉鎖する目的と同様である。
【0007】 創傷および皮膚欠損の一般的な2つの閉鎖方法は、分層植皮および漸進的閉鎖
(gradual closure)を含む。分層植皮は、採取部、通常は足上
部または大腿から皮膚の部分層を取り、上皮を再形成させるために採取部の真皮
を残すことを含む。このようにして、成育可能な皮膚修復パッチを移植して創傷
領域を覆うことができる。移植片はしばしば網状移植片(手指を組み合わせたよ
うに縦にずらして皮膚を列状に切開することを含む)であり、移植片が伸張して
2倍ないし3倍の領域を覆い、同時に癒合中の創傷排液を提供する。移植片が受
け入れられた後に網状の穴は皮膚の正常な生物学的機能によって癒合する。この
タイプの網状移植片は、従来の非網状植皮片または全層植皮片に比べて小さな採
取領域しか必要としない。しかしこれらの方法は、最適な美容術または皮膚被覆
の質を提供しない。この方法の他の欠点には、採取部の痛み、美観を損なう追加
の創傷の生成、移植片の不完全な「取得」に関連した合併症などが含まれる。さ
らに、皮膚移植はしばしば、拘縮の可能性を増大させる四肢の固定を必要とする
。更なる手術および入院期間の長期化が更なる経済的な負担となる。
【0008】 漸進的閉鎖は第2の閉鎖方法である。この手技は、創縁に管ループを縫合し、
大きな縫合糸を用いて靴ひもを通すのと同様の方法でそれらを互いに引き寄せる
ことを含む。さらに、縫合糸または無菌紙テープを用いて創縁を次第に接近させ
る。この漸進的手技の利点は数多い。すなわち、移植片を得るための採取部が必
要なく、四肢の運動性が維持され、美容上の優れた結果、より耐久性のある皮膚
被覆、完全な皮膚の厚さからのより良い保護および正常な皮膚感覚の維持が全て
達成される。
【0009】 漸進的閉鎖を実施するための既存の装置は多くの欠点を有する。現行の方法お
よび装置は、ねじ作動式装置などの機械的装置を使用して創縁どうしを引き寄せ
る。このねじ作動式装置では、比較的小さな皮膚の移動によって閉鎖力の多くが
実質的に排除されるので、定期的に調整を繰り返す必要がある。広く使用されて
いる既存の閉鎖方法は、縫合糸、外科用テープなどの比較的弾力のない材料の使
用を含む。過剰な張力は、組織の点荷重のために皮膚を切断し、または壊死を引
き起こす可能性がある。現行の解決策には、縫合ボルスタ、縫合ブリッジ、創縁
のアンカーとしてのステープルの使用、創縁に沿って荷重を分散させるためのリ
ガチャー・ワイヤの使用などが含まれる。これらの方法は全て静的リボンまたは
縫合材料に依存している。これらは、効果的に機能させるために繰り返し再調整
しなければならず、絶えず再調整を繰り返しても、経時的にほぼ一定の張力を維
持することは不可能または困難である。広く使用されている従来の漸進的閉鎖方
法は、固定された距離低減を介した静的な力に依存しており、連続的な張力また
は動的な張力を提供しない。
【0010】 現行の多くの開放創縮小方法が、創縁間の距離を縮め、皮膚の自然の弾性に依
存して移動を補償する縫合糸、ハード・アプロキシメータ(hard appr
oximator)などの、静的または非降伏(non−yielding)装
置を使用する。これらの装置の1つの問題は、装置が最も効果的である点にある
とき、皮膚が最大伸張点にあるときに、呼吸、歩行などの運動を通して生み出さ
れる追加の皮膚張力によって、機械的ファスナが創縁と接触する応力点が生み出
され、断裂および創縁の壊死が引き起こされることであった。これによって患者
は治療中、一般に動かないでいる必要があった。動物を治療するための既存のシ
ステムは、健康な患者が一般に毛皮で創傷部位を覆い隠す程度まで美容上の結果
を考慮する必要はないが、美容術は、ヒト応用のシステムからの成功した結果の
計測において重要な基準である。
【0011】 創傷の閉鎖を達成する既存の1つの装置は、軽度の一定張力を利用して、創縁
どうしを引き寄せる。この装置、Proxiderm(商標)システムは、一対
のばねによって引かれ、経路に沿って動く一対のスライダによって担持された一
対のフックを含む。このばね装置は、プラスチック製のハウジングの中に封入さ
れ、曲率の異なる4つのモデルが入手可能である。このシステムで使用される鋭
いフックは皮膚を傷つける可能性がある。使用される一定の力は、変更できない
指図された力である。
【0012】 他の閉鎖装置が、パブレティック(Pavletic)の米国特許第5234
462号および第5649960号に記載されている。これらの特許には、ゴム
・バンドならびに他のタイプの圧縮および非圧縮材料を含むエラストマー材料を
使用して、創縁どうしを接近させることが記載されている。パブレティックが開
示したキットは、接着剤で皮膚に結合させる必要があり、さらに、ストラップを
しっかりと締めるために定期的な調整を必要とする。一実施形態では、フックお
よび弾性ループを使用する。この弾性ループは、張力を維持するために、より小
さな弾性ループに置き換えなければならない。パブレティックの他の実施形態で
は、モータ・パワー源を使用して緊締手段を提供する。パブレティックの特許に
は、張力を繰り返し調整する必要性を排除するシステムも、自己制御/自己調整
式のシステムも開示されていない。
【0013】 現在使用されている1つの装置が、2本の外科用針、底面上にフックを有する
レキセイン(lexan)ポリカーボネート製の2本のU字形腕、ねじ付きのテ
ンション・バーおよびポリカーボネート製ルーラから成るSure−Closu
re装置である。創縁に沿って針を通し、針の上にそれぞれの腕を配置し、フッ
クで皮膚に穴をあけ、フックを針と係合させる。次いでテンション・バーをロッ
クする。張力はねじを使用して調整することができる。
【0014】 既存の漸進的創傷閉鎖方法は、創傷を横切る失われた本来の皮膚張力を復元す
る効果的な漸進的閉鎖を提供することができない。例えば、Proxiderm
(商標)システムは460グラムの単一の張力を有する。多くの事例、例えば老
齢の、または傷つけられた皮膚では、この力が大きすぎ、局所的な欠損、断裂お
よび壊死が生じる。現行の多くの装置は扱いにくく、患者の動きを制限し、創傷
を包帯/洗浄するためには完全に除去しなければならず、サイズの制約のため比
較的限られた数の状況でしか使用できない。多くの装置ではさらに、いったん取
り外して創傷を包帯した後に、装置を再び取り付ける必要がある。最後に現行の
装置は、オーバヘッド・ビームに沿って単一の方向にしか引っ張ることができな
いそれらの限定された能力のために、創傷の半径方向の閉鎖に対して容易に使用
することができず、それによって応用範囲が同じ軸に沿った平行な引張りに限定
される。
【0015】 伸張およびクリープを利用して可塑性組織を復元させ移動させて、生きた人間
または動物の組織の張力を操作し制御するシステムに対するニーズがある。可塑
性組織を移動させ伸張させるための方法および装置であって、単純で、使い易く
、比較的安価で、非常に用途が広く、自己調整式で、複雑な幾何学的創傷におい
てある距離にわたってさまざまな交差角度で比較的一定の張力を発揮することが
できる方法および装置が求められている。
【0016】 (発明の概要) 本発明の方法、システムおよび装置は可塑性組織を移動させ伸張させる。本発
明は例えば、さまざまな状態に関連した皮膚の大小の創傷、切開創または欠損の
動的な閉鎖、ならびに皮膚移植または他の手技に備えた健康な皮膚の伸張に有用
である。本発明は、ロッド、バンド、ループ、シート、ネット、ワイヤまたはチ
ューブとして、あるいは引き伸ばすことができ、比較的長い距離にわたって比較
的均一な収縮力を示す他の構造として形成されたエラストマー駆動機構、ならび
にエラストマーを可塑性組織に取り付けるためのアンカーの使用を含む。筋膜切
開創の閉鎖などの最も単純な使用では、本発明を使用して、収縮した皮膚をその
本来の位置に戻すことができる。
【0017】 本発明を使用してさらに、皮膚を伸張させて、局所的な熱傷、潰瘍または拘縮
などで本来の皮膚の一部分が失われた領域を覆い、あるいは皮膚移植、皮弁また
は他の形成外科手技の前に皮膚を伸張させることができる。年齢、全般的な健康
状態、皮膚の状態、皮膚の水分補給の程度およびその他の要因によるが、ほとん
どの皮膚は約20%伸張させることができる。理想的な条件では、数週間にわた
って皮膚を60%も伸張させることができる。まれな状況では100%の伸張も
可能である。皮膚の粘弾性特性が、Wilhelmi,et al.,Cree
p v.Stretch:A Review of the Viscoela
stic Properties of Skin,215 Annals o
f Plastic Surgery 41(1998年8月)で論じられてい
る。この文献は参照によって本明細書に組み込まれる。
【0018】 本発明は、漸進的なたゆみのない調整可能な張力を導入することによって、可
塑性組織を移動させ伸張させる現行の方法をしのぐ前進を提供する。本発明に基
づくシステムは、伸張または閉鎖力において実質的に無限に可変であり、他の皮
膚閉鎖システムが適合しない乳房の下、頸と肩の接合部などを含む制限された領
域で使用することができ、潰瘍の閉鎖に対しては小さなアンカーを使用し、腹部
の閉鎖に対しては大きなアンカーを使用することによって、必要に応じてスケー
ルアップまたはスケールダウンすることができる。エラストマー材料の厚さおよ
び断面を変化させて、ほぼ無限の張力範囲を必要に応じて達成することができる
【0019】 本発明は、既存のシステムをしのぐいくつかの重大な利点を示す。ヒトの皮膚
の弾性および厚さは年齢および健康状態によって劇的に変化する。腫瘍患者など
の健康でない患者はしばしば、乳房切除術などの手技からの屈折した創傷のとこ
ろに薄い、もろい、虚血性の皮膚などの複合的な疾患を有する。屈折した切開創
はさらに放射によって刺激され、これによって皮膚はかなり弱められる。本発明
の一実施形態によれば、さまざまな皮膚固定構成要素が、皮膚の結合強さを必要
な移動および伸張力にマッチさせて、壊死および瘢痕化を最小限に抑える。さら
に、さまざまなエラストマーをいろいろな方法で使用して、さまざまな位置にあ
る複数の平面上の反トラクション張力に一致した広範囲の移動および伸張力を生
み出すことができる。Proxiderm(商標)装置などの以前の装置とは違
ってオーバヘッド・ビームは必要なく、したがって、本発明は、複数の点で発揮
される直線的な力と半径方向の力の両方を提供することができる。
【0020】 本発明の一実施形態によれば、動的な力を使用して可塑性組織を移動させ伸張
させて、創縁を横切る安全な最大トラクション圧力または力を提供し、これを維
持する。圧力は、創縁で局所的な欠損が生み出される圧力レベルよりも低く保た
れる。このようにして、制御された一定のたゆみない張力が生み出され、退縮し
た大きな皮膚欠損の閉鎖を含め、可塑性組織を移動、伸張させるための最大の機
械的および生物学的成果が達成される。
【0021】 動的な力を使用し、制御されたたゆみない反トラクション力を使用することに
よって、創縁どうしを時間の経過とともに引き寄せる。一実施形態ではこの動的
な力が、創傷を横切って編まれたエラストマーを使用して生み出される。このエ
ラストマーによって、包帯交換のために迅速に取り外すこと、および定期的な洗
浄中に創床がよく見えるようにすることが可能になる。必要なときに張力の調整
を迅速に実施することができ、エラストマーは、読取りが容易なインジケータを
含むことができる。したがって看護職員は、創傷包帯を取り替えること、および
外科医によって指定された力を容易に再適用することができる。動的な力を利用
して組織を移動させ伸張させることには、たゆみのない反トラクション力が得ら
れるという利点があり、同時に、患者の運動性を大幅に向上させ、呼吸運動に対
応する創傷部位の伸縮が可能になる。さらに、皮膚自体の弾性を超える大きなト
ラクション範囲が提供される。例えば、治療中に平均1.25cmから1.75
cm/日の閉鎖速度が得られる。これは、従来技術の静的反トラクション方法を
使用して得られる速度に比べてかなり速い(約2倍)。
【0022】 本発明は、細胞壁を横切る水腫液の移動を促進し、リンパ系によるより速い吸
収を可能にする制御された半径方向の圧力を提供することによって腫脹の低減を
加速する。したがって筋膜切開に適用するとき、本発明に基づく装置は腫脹の低
減を加速する。従来の筋膜切開手技は区画内圧力の解放を提供するが、このよう
な解放は回復不能な手法で提供される。本発明に基づく方法および装置は、筋膜
切開時に適用されたときに制御された圧力解放を提供し、腫脹した組織内の圧力
の、循環を妨げるしきい値よりも低いレベルでの制御された再吸収を可能にする
。皮膚の屈折は制御され、これによって、腫脹が低減し区画圧力が正常化した後
に創傷を閉鎖するの必要な再接近の量が低減される。
【0023】 (詳細な説明) 本発明に基づく方法、システムおよび装置は、可塑性組織を移動させ伸張させ
るための構成要素および技法の集合を提供する。具体的には構成要素が、アンカ
ー(anchor)および力付与構成要素(force applying c
omponents)である。具体的には力付与構成要素が、一般に2つ以上の
アンカーの間に接続されたエラストマー構成要素を含む。本発明に基づく方法、
システムおよび装置は、可塑性組織のエラストマー・トラクション力に等しいか
、またはそれよりも大きい動的な反力を使用する。
【0024】 本発明に基づく一システムは、例えば縫合糸(suture)、ステープル(
staple)、錨づめ(fluke)または尖った先(prong)、外科用
グルー(glue)を含む接着剤、または他の適当な方法を使用して組織を把持
する要素である少なくとも1つの組織アンカーと、少なくとも1本のエラストマ
ー構成要素とを含む。一実施形態ではアンカーがステープルである。一般的な実
施形態では、複数のアンカーを、開放創の縁のすぐ近くの組織に取り付ける。エ
ラストマー構成要素がアンカーと係合し、組織を移動させ伸張させる力を提供す
る。アンカーとエラストマーの他に、システムは、測定挿入ツール(measu
ring insertion tool)および外科用ステープルを含むこと
ができる。このシステムは、筋膜切開術の最中、筋膜切開術の後、組織を移動さ
せまたは伸張させることが必要なとき、または組織を移動させまたは伸張させた
いときにいつでも患者に適用することができる。
【0025】 図1〜図3に、本発明の一実施形態に基づく創傷閉鎖システムを示す。図4〜
図6に詳細に示す錨づめのある組織アンカー(fluke−bearing t
issue anchor)20は、皮膚24に対して置かれた全体に平らな本
体22、図1〜図3に示したエラストマー28をその周りに配置することができ
るフック26を有する。錨づめのあるアンカー20のフック26には前方小穴(
forward eye)30によって穴があけられており、その中に任意選択
でエラストマー28を通すことができる。ジャム止め(jam cleat)3
6およびスロット38の前方にある開口34の中へ腰部(hip)33から耳部
(ear)32が延びている。耳部32は、必要な場合にアンカーの前方部分を
さらに安定させるためのステープル着床部分を形成する。
【0026】 ジャム止め36は図7〜図9に示すようにエラストマー28を保持することが
できる。フレーム40が窓42を取り囲み、この中に任意選択でエラストマー2
8を通すことができる。エラストマー28は小穴30を通して、または皮下から
アンカー20の中央開口34を通してジャム止め36と係合することができる。
エラストマー28を引っ張ってジャム止め36と係合させ、エラストマー28の
一端を弛緩させてエラストマー28を所定の位置にロックすることができる。ジ
ャム止め36はさらに、加えられた荷重が止めのサイズ、エラストマーのサイズ
およびエラストマー材料のデュロメータによって決められる限界を超えて安全な
作用張力を上回るときに、エラストマー28をスライドさせることができる。フ
レーム40は、ジャム止め36の作用荷重限界を上回る指定された力が加わった
ときに曲がることによって変形するようにサイズを決定することによって、第2
のフェール・セーフ・リリースとなる。フレーム40の変形によって、ジャム止
め36は、プル/リリース・エラストマー28の方向へ傾き、安全な作用荷重で
の解放を提供し、錨づめ44のところで外傷性欠損が発生する前に実質的に安全
な作用限界を提供する。
【0027】 錨づめのある組織アンカー20は皮膚24と比較的広い面積で接触し、最大レ
ベルの反トラクションを加えることができ、同時に、局所的な組織欠損を最小限
に抑える。錨づめのある組織アンカー20は、少なくとも1つのステープル46
を用いて、あるいは縫合糸35によって、あるいは外科用皮膚グルーまたは他の
接着剤によって、皮膚24に取り付けることができる。縫合糸35は、少なくと
も部分的にスロット38の片側または両側を通して及び一方または両方の腰部3
3にかけることができる。ステープルは、外科用ステープラを使用して取り付け
ることができ、スロット38は、ステープル46へのアクセスを提供してステー
プル46の取外しを容易にする。スロット38に隣接してランド部48があり、
これは、ランド部48と目印(indicia)52の間に延びるステープル移
動路50の後端のところでステープル46の動きを止める。目印52は、部品識
別のため、および外科医が後部ステープルの位置を見つけるための視覚的なター
ゲットとして、使用される1/2厚さのエッチング・マークとすることができる
。目印52は、本体22上に化学的にミリング(milling)されることが
でき、または他の適当な方法で適用されることができる。移動路50は、ステー
プル46に制限のない移動を提供し、アンカー本体22の直下に位置する皮膚で
起こる錨づめ44とアンカー本体22との間の皮膚寄与および差伸張(skin
contribution and differential stret
ch)を可能にする。ランド部48は、ステープル46の後方への移動を制限す
る。このようにしてアンカーをステープルで固定すると、高応力トラクション点
に高い荷重がかかったときの跳上げ力(tip−up force)に対抗する
ことができる。移動路50は、創傷に対してほぼ直交方向にアンカー20の本体
22がスライドすることを可能にするが、皮膚24に対してはアンカー20をし
っかりと保持する。
【0028】 アンカー20を取り付ける前に、図2に示したマーキング器具54を使用して
皮膚24に印をつける。図1および図2に示すように、脚56および足58を有
する尖った先すなわち錨づめ44を皮膚24に挿入し真皮層に侵入させると、錨
づめのある組織アンカー20が所定の位置にしっかりと保持される。したがって
錨づめ44は、その形状および角度によって皮膚24と係合し、張力のかかった
係合を維持する錨(grapple)の働きをする。足58はこの錨の機能を助
けて錨づめのあるアンカー20が皮膚から飛び出すことを防ぎ、安全機構として
機能して、アンカー20に直圧が加えられた場合に錨づめ44が組織の中へさら
に駆動されることを防ぐ。錨づめ44は、エラストマー28が発揮する張力を解
放し、係合の角度とは反対の角度に錨づめ44を引き抜くことによって、皮膚2
4からはずすことができる。
【0029】 図面に示した錨づめ44は単なる例であって、錨づめは、他の断面形状および
縦方向の形状を有することができ、導入のプロセスで曲げることもできると考え
られる。一例として、錨づめ44の一変形形態はより幅が広くかつ長い脚および
足を有する。錨づめ44の断面を正方形や長方形ではなく、円形とすることもで
きる。他の実施形態では、アンカーにステープルの機能が組み込まれ、そのため
アンカーが、ステープル上の尖った先と同様に曲がって皮膚を捕らえる尖った先
を含む。このようにして、該アンカーはアンカーとステープルの両方の働きをす
る。
【0030】 マーキング器具54は、標準の外科用メスの柄に取り付けるように設計され、
錨づめのある組織アンカー20の錨づめ44を挿入するための穴を外科医が皮膚
24にあける視覚的な基準を提供する。マーキング器具54は、外科用インクと
ともに使用され、ないしは11番(No.11)ブレードあるいは他の適当なブ
レードまたは器具を用いて外科医が小さな刺創対をあけるためのガイドマークの
働きをする小さな凹みマークを皮膚に生み出すような方法で使用される。これに
よって、錨づめのある組織アンカー20の錨づめ44を皮膚24の真皮層に挿入
することができる。
【0031】 図1〜図6に示した実施形態などの本発明の一実施形態では、それぞれの皮膚
アンカー対が、約0グラムから約1000グラムまでの間の制御された動的伸張
または閉鎖力を提供する。代替実施形態では、本発明の構成要素が縮小され、よ
り小さい力を発揮し、他の実施形態は、より大きなスケールの構成要素を含み、
したがってより大きな力を発揮する。したがって、錨づめのある組織アンカー2
0および本明細書の全てのアンカーデザインは、さまざまなサイズで製作するこ
とができる。アンカーの本体の長さは通常は約5mmから約60mm、本体の幅
は約2mmから約50mmである。精密組織閉鎖用の最も小さなアンカーの本体
の幅は通常は約2mmから約10mm、本体の長さは約5mmから約15mmで
ある。一般外科用のアンカーの本体の幅は通常は約10mmから約25mm、本
体の長さは約20mmから約30mmである。腹部欠損治療用の大きな実施形態
では、アンカーの本体の幅が通常は約20mmから約50mm、本体の長さが約
25mmから約60mmである。
【0032】 図1および図2に示した錨づめのない組織アンカー60は、その周りにエラス
トマー28を配置するフックの働きをし、またはその中にエラストマー28を捕
捉するジャム止めの働きをする分割フック62を有する。錨づめのないアンカー
60は、ステープルまたは縫合糸を受け取るための少なくとも1つのスロット6
4を有する。この代わりに、またはこれに加えて、外科用皮膚グルーまたは他の
接着剤を用いて錨づめのないアンカー60を所定の位置に保持することもできる
。錨づめのないアンカー60は、アンカーをニヤ・フィールド(near fi
eld)すなわち創傷のすぐ近くに配置する必要があるときに使用される。用語
「ニヤ・フィールド」は、切開部または創傷の縁から2cm以内の領域を指し、
句「手術領域に近い(near the surgial field)」に由
来する。錨づめのないアンカー60は創傷の縁または切開部の端で最もしばしば
使用され、しばしば対向する対として使用される。錨づめのないアンカー60の
1つの利点は、錨づめのための刺創が必要ないことである。したがって錨づめの
ないアンカー60は、より侵襲性の低い手技が望まれるときにも使用することが
できる。
【0033】 一例として、本発明に基づく方法および装置は、顔の可塑性組織を移動させ伸
張させるのに有用である。一実施形態では、より小さなフォーマットの錨づめの
ないアンカーが提供され、顔の欠損を治療するのに使用される。このように、穿
刺マークが必要ないか、または穿刺マークがステープルによって作られるものに
限定されるため、顔の欠損をより侵襲性の低い方法で治療することができる。こ
の実施形態では、サイズの小さな錨づめのないアンカーを、接着剤、外科用グル
ーまたは他の適当な方法を使用して皮膚に取り付ける。
【0034】 一実施形態では錨づめのない組織アンカー60を、例えばSilastic(
商標)、ラテックスなどの材料からできた縫合糸などの粘弾性縫合糸とともに使
用する。粘弾性縫合糸は一般に、創縁の外側に挿入され、創傷を横断して延び、
反対側の創縁から皮膚の外へ出る。錨づめのない組織アンカー60を使用して、
皮膚から外へ出た縫合糸を捕捉し、これによってシステムを縫合糸に結合させる
ことができる。この実施形態では、錨づめのない組織アンカー60がグロメット
(grommet)の働きをし、縫合糸の出口穴から点荷重を除去して局所化さ
れた欠損の発生を減らし、さらに創傷を横切る張力の調整を可能にする。さらに
局所化された欠損を減らすことによって瘢痕化も低減される。粘弾性縫合糸とア
ンカーのこの組合せは直線的な引張り平面を生成し、そのため、皮膚が移動され
伸張され、可能な最も短い距離を横切って創傷が低減され、および、体腔の輪郭
に従う必要がない。屈折した腹部創傷を有するひどくやせ衰えた患者の場合、腫
瘍の除去の後に大きい空洞が存在する場合などで、このことは重要である。他の
実施形態ではこのような縫合糸が、少なくとも1つの錨づめのある組織アンカー
とともに使用される。適当な縫合糸の一例が、ノードストローム(Nordst
rom)の米国特許第5895413号に記載されている。この特許はその全体
が参照によって本明細書に組み込まれる。
【0035】 代替実施形態ではこのシステムが、全ての層、すなわち皮膚、皮下組織、筋膜
、筋肉および腹膜を貫通した縫合糸であるスルー・アンド・スルー縫合糸(th
rough and through suture)とともに使用される。こ
の実施形態では、荷重を分散させるためにスルー・アンド・スルー縫合糸がアン
カーに固定される。
【0036】 図1〜図3に示したエラストマー28も、錨づめのある組織アンカー20のフ
ック26の小穴30を通されてもよく、錨づめのある組織アンカー20のフック
26または錨づめのないアンカー60の分割フック62の周囲を通ってもよく、
あるいは、ジャム止め36または分割フック62によって把持されてもよい。図
1に示したように、創縁のそれぞれのアンカー・ユニットのフックの周りにエラ
ストマー28を通すことによって、エラストマー28を一連のアンカー・フック
を介して「編む」ことができる。エラストマー28を(最初に窓42を通して)
ジャム止め36または分割フック62と係合させて、編み込みを終端させること
ができる。図3に示すように、エラストマー28をアンカー対セットとともに使
用することができる。エラストマー28の両端は、錨づめのあるアンカー20の
フック26の小穴30に通され、次いで窓42およびジャム止め36に通される
。この方法は、アンバランスな創傷張力の制御を可能にし、異なる閉鎖力または
代替の引張り解決策を必要とする場合に望ましい。先に説明したアンカーとエラ
ストマー28の使用は、装置を2軸平面で機能するようにすることを可能にし、
足などの湾曲した体表面の創傷の治療を提供する。
【0037】 エラストマー28は、開放創の近くで使用することが許容される、ラテックス
またはシリコーン・ゴム、天然ゴム、GR−S、ネオプレン、ニトリルブチルポ
リスルフィド、エチレン−ポリウレタン、ポリウレタン、または引き伸した状態
で保持したときに復帰力を発揮する特性を示す任意の他の適当な材料を含む実質
的に任意のエラストマー材料から作ることができる。ただしこれらに限定される
わけではない。エラストマー28は、皮膚の自然のエラストマー・トラクション
力に等しい、またはそれよりも大きな動的反力を提供する。本発明のエラストマ
ーは、外部寸法が通常は約0.318cm(0.125インチ)の管から形成す
ることができる。ただし、いくつかの状況では代替の形状、サイズおよび強さが
適当である。本発明のエラストマーは通常はエンドレス・ループでなく、ときに
「モノストランド」と呼ばれる1本の単一ストランドであり、中実または中空と
することができる。いくつかの事例では、複数のストランドあるいはエンドレス
・ループまたはバンドを使用することができる。重要なことは、本発明の実施に
使用されるエラストマーは、エラストマーに沿った実質的に任意の点でアンカー
構成要素に固定されることができて、エラストマーの弾性限界の範囲内で可変の
張力を提供することである。
【0038】 図10に、錨づめのある組織アンカーの代替実施形態を示す。この代替錨づめ
のある組織アンカー66は、小穴70によって穴があけられたフック68を有す
る。ジャム止め72が本体74から突き出し、安定化テール76が同じ平面上で
本体74から突き出し、キーホール止め78を担持する。本体74はさらにステ
ープル開口80を有する。図10には、ジャム止め72を使用して終端され、フ
ック68の小穴70によって配置されたエラストマー28の一端が示されている
。別のエラストマー端がキーホール止め78に固定されている。ステープル開口
80にはステープル46が受け入れられており、ステープル46が、錨づめ82
が錨づめのあるアンカー66を所定の位置に保持するのを助けている。安定化テ
ール76を横断してバラスト・ステープル83が挿入されており、高応力トラク
ション点における高荷重可下での跳上げ力に対抗している。バラスト・ステープ
ル83は、創傷に対してほぼ直交方向に安定化テール76がスライドすることは
許すが、皮膚に対しては錨づめのあるアンカー66をしっかりと保持する。エラ
ストマー28は、錨づめのあるアンカー66のキーホール止め78にロックされ
、エラストマー28を物体または肢に巻き付けることを可能にし、エラストマー
28の一端をジャム止め72に挟み、エラストマー28の第2の端部をキーホー
ル止め78によって固持することを可能にする。このようにすると、単一のアン
カーおよびエラストマーによって半径方向の張力を提供することができる。
【0039】 図11に、本発明の錨づめのある組織アンカーの他の代替実施形態を示す。代
替錨づめのあるアンカー84は、皮膚に対して置かれる全体に平らな本体86を
有する。代替錨づめのある組織アンカー84のフック88は、任意選択でエラス
トマー28を通すことができる小穴90によって穴があけられており、エラスト
マー28を保持することができる止め92によって分割されている。エラストマ
ー28を小穴90に通し、止め92によって保持することができる。代替錨づめ
のあるアンカー84はさらに、それぞれが脚96および足98を含む錨づめ94
を有する。代替錨づめのあるアンカー84は、少なくとも1つのステープルで、
あるいはスロット100に通した縫合糸によって、あるいは外科用皮膚グルーま
たは他の接着剤を用いて皮膚に取り付けることができる。
【0040】 図12に、本発明のアンカーの他の実施形態を示す。トラクタ・アンカー(t
ractor anchor)102は、交互に配置されたスロット106およ
び穴108によって穴があけられた縁を有する全体に平らな本体104を有する
。スロット106および穴108の間隔は全ての標準皮膚ステープルを収容する
。ステープルは、スロットを通して幅の狭い腕110の上に配置されることがで
き、突起112は、幅が狭い腕110を越えてステープルがスライドすることを
防ぐ。トラクタ・アンカー102は、脚116および足118を含む錨づめ11
4を有する。
【0041】 トラクタ・アンカー102はさらに2つの止め、すなわち前フック120およ
び後部止め突起122を有する。前フック120は、任意選択でエラストマー2
8を通すことができる小穴124によって穴があけられており、エラストマー2
8を保持することができる止め126を有する。後部止め突起122は、任意選
択でエラストマー28を通すことができる後部小穴128によって穴があけられ
ており、エラストマー28を保持することができる止め130によって分割され
ている。この2重止め設計は、1本または数本のエラストマーを前フックおよび
後部止めに取り付けることができるので、それぞれの創縁上で2列のアンカーを
使用することを可能にする。この実施形態では、トラクタ・アンカー102を創
縁に配置し、トラクタ・アンカーまたは本明細書の任意のアンカーを含むもう1
つのアンカーを創傷からより遠いところに配置して、2列のアンカー列を形成す
る。この代替実施形態はアンカーを横切る荷重を放散させる。
【0042】 図13に、ジャム止めおよび小穴によって穴があけられたフックを含む錨づめ
のある組織アンカーの他の代替実施形態を示す。
【0043】 アンカー20および本明細書に記載し図示した他のアンカーは、金属、プラス
チックまたは他の適当な材料から製作することができる。これらのアンカーは例
えば、厚さ0.38mm(0.015インチ)の304ステンレス鋼のシートを
ブックマッチ式2面フォト・レジスト化学ミリング・プロセスを使用して化学的
にエッチングして適当な形状のアンカー・ブランクを形成し、次いでそれを曲げ
て最終的な形状にすることによって製作することができる。このアンカーをタブ
レス・フリー・エッチングし、単一のプロセスでロゴおよび識別マークを半分の
厚さまでエッチングする。フォト・レジスト・マスクを剥がし、最終洗浄および
処理の前に細かいばり取りのためアンカーを研磨媒質中でタンブリングする。
【0044】 一実施形態では、アンカーがプラスチックまたは他の適当な材料から形成され
る。他の実施形態ではアンカーが使い捨て式アンカーである。他の実施形態では
使い捨て式アンカーを、アンカー構成要素の底面に取り付けられた剥離裏当てを
有する感圧型接着剤を使用して皮膚に取り付ける。
【0045】 図14および図15に、一体式の張力指示機能を有する本発明のエラストマー
を示す。エラストマー28上の目印132は張力を指示する目的に使用され、(
例えばインク、ペイント、染色液、染料または他の着色剤などの着色剤を用いて
)エラストマー上にマークし、リング状に盛り上げ、環状にくぼませ、または適
当な他の機構で配置することができる。一実施形態では、目印132の間隔が1
センチメートルである。エラストマー28上に目印を配置する他の方法には例え
ば、ペンまたは他の筆記具を定規を基準にして使用して、あるいはペンまたは他
の筆記具を、INCRA(登録商標)マーキング定規または離隔した開口を有す
る他の装置のスロットに挿入して、エラストマー28上に等間隔の目印をマーク
する方法がある。エラストマーが弛緩状態にあるとき目印132間の距離は距離
L1である。エラストマーを引き伸ばすと、隣接する目印132間の距離は増大
してL2になる。適用すべき適当な量の張力を決定したら、包帯剤を取り替える
などのなんらかの理由でシステムを取り外した後に正確に再現できるように、エ
ラストマー間の距離L2を測定し記録する。距離の差L1/L2を測定すること
によって、予め求めておいた、同じ距離だけ引き伸した同じエラストマー(同型
および同サイズ)によって発揮される力を参照して、外科医は、どれくらいの張
力がかかっているかを決定することができる。このような情報を、測定した距離
を張力に変換するために外科医が参照することができる図18に示すような表に
記載することができる。
【0046】 図16に示した本発明の他の実施形態では、ループ状の縫合糸134を小さな
アンカーまたはクリップ138で創縁136に取り付けることによって動的な創
傷閉鎖力を創傷に適用する。図16に示すように創傷の長さ方向に沿って縫合糸
134に力を加えることによって、創縁136を引き寄せる。図16には、後に
詳細に説明するようにこの代替形態が医療用テープ140を使用するように示さ
れているが、本明細書の任意のアンカー取付け方法を使用してこれを実施するこ
とができる。力は、縫合糸134を弓(bow)142の両端と係合させること
によって適用される。弓142は、木、プラスチック、鋼、または弓形に変形す
ることができるが、まっすぐになろうとし、それによって弓の端144と146
をさらに引き離す他の適当な材料とすることができる。
【0047】 本発明は、局所麻酔薬を使用した臨床セッティングで適用することができる。
外科医は、閉鎖を容易にするために皮膚を収縮させる必要がある方向を評価する
。必要なアンカーの数を算定するため創傷の長さを測定する。アンカーの適当な
間隔は創傷の位置および性質、ならびにその他の要因によって決まる。例えばヒ
トの前腕の長い創傷には、約3センチメートル間隔で配置されたアンカーを使用
する。皮膚マーカーを使用して、創傷の縁から約1センチメートルのところに線
を引く。次いでアンカーを、通常は創傷の中央から始めて通常は対で向き合わせ
て取り付ける。外科医は、切開創の近くで使用する目的で、錨づめのない組織ア
ンカーを選択することができる。錨づめのない組織アンカーは、軽い荷重には単
一の外科用ステープルを使用して、より高い荷重には複数のステープルまたは縫
合糸を使用して取り付けることができる。
【0048】 あるいは外科医は、錨づめのある組織アンカーを取り付けることを選択するこ
とができ、これは一般に、切開創の縁から2センチメートルよりも離れた距離で
、錨づめのない組織アンカーまたはこれまでに記載した他のアンカーのアンカー
範囲を超えてトラクションが適用される状況で使用される。錨づめのある組織ア
ンカーは、癒合を妨げる可能性がある創縁の外転を回避することが望ましいとき
に使用することができる。マーキング器具54を使用して、錨づめのあるアンカ
ー20の錨づめ44を皮膚24に挿入するためのガイド・マークを提供し、11
番ブレードなどの適当なブレードを用いて刺創を形成する。次いで、ステープル
、縫合糸またはグルーを用いて錨づめのある組織アンカー20を所定の位置に固
定する。少なくとも1つのステープルを使用して固定する場合には、ステープル
46を移動路50を横断して取り付け、アンカー20の移動を可能にし、したが
って錨づめ44が皮膚の下層にもぐり込むことを防ぐ。このもぐり込みは、真皮
によって提供される抗トルク力よりも大きなオフ軸スラスト(off−axis thrust)を提示する高反トラクション荷重によって生じる。錨づめのあ
る組織アンカー20の前方部分をさらに安定させる必要がある場合には、耳部3
2を横断して第2のステープルを取り付けることができる。
【0049】 創床は、湿った、または乾いた、あるいはその他の適当な包帯剤37(図1に
示されている)を用いて包帯する。適当な包帯剤は、スミス・アンド・ネフュー
(Smith & Nephew)社のDuoderm(登録商標)または3M
社のTegaderm(登録商標)である。エラストマー28は、図1に示した
ような編み込み式で、または図3に示したように対向する2つのアンカーを1本
のエラストマーで接続することによって適用する。さらに、そのエラストマーを
身体の部分に巻きつけることもできる。エラストマー28は、比較的大きな距離
にわたって比較的一定な力を付与する。編み込み式のエラストマー28を使用す
る方法は、例えば長いまっすぐな切開創で一般に望ましい剪断面に沿って均一な
張力が望ましいときに使用される。対向する2つのアンカー間で1本のエラスト
マーを使用する方法は個別に使用され、または欠損の形状が不規則であるために
複数のスラスト平面に沿って異なる力が必要であるときには複数で使用される。
これは、Z形成、L皮弁切開または皮膚横断面上以外の切開で一般的である。単
一のエラストマー28を使用して、物体または創傷を取り巻き、半径方向の張力
を生み出すこともできる。包帯剤の交換、位置の変更および張り直しを容易にす
るために、エラストマー28はフックまたは止めから繰り返し取り外すことがで
きる。
【0050】 筋膜切開の閉鎖で使用される本発明の実施形態では、この装置が創縁どうしを
接近させ、あたかも縫合糸がその位置にあるかのように創傷を癒合させることが
できるので、創傷を漸進的に閉鎖するこの方法によって後の縫合の必要性が排除
される。後の閉鎖が排除されることによって1回の外科手術での治療が可能にな
る。
【0051】 本発明の代替実施形態では、本明細書の任意のアンカーを含むアンカーを、感
圧型接着剤の付いたテープなどの医療用テープ上に図17に示すように装着する
。この実施形態では患者の創縁にテープを取り付ける。他の実施形態では、一体
式のテープ・アンカー特徴を有する止めを製造して、2層の医療用テープ間に止
めを挟み込むことができるようにする。このような一体式テープ・アンカー機能
は、ハチの巣形格子、円形などのたくさんの貫通穴を有する大表面積の構造、ま
たは他の適当な構造とすることができる。
【0052】 可塑性組織を移動させ伸張させる本発明に基づくシステムおよび方法は、本明
細書の実施形態のみに限定されず、以上の明細書および添付図面の範囲および趣
旨に含まれる変形および変更を含む。例えば、本発明の構成要素のスケールは、
本発明を使用する組織の性質および位置に応じて大幅に変更することができる。
同じ理由、ならびに美的理由からアンカーの形状も変更することができる。図面
に示した本発明のアンカーの例示的な実施形態のほとんどの要素は機能要素であ
るが、例示的実施形態の形状および外観面は機能的ではなく装飾的である。
【0053】 本発明を実施する際に使用する構成要素を作り出す材料は、先に記載した材料
、ならびに以上の記載内容を考慮すれば当業者には明白な強度、弾性などの適当
な特性を有する現時点でまだ開発されてない材料を含むその他の材料とすること
ができる。例えば、有用な材料は一般に無菌または滅菌可能で、かつ低アレルゲ
ン性でなければならない。例示した構成要素は一般に再使用可能な要素であるが
、例えば無菌包装で供給され、任意選択で感圧型接着剤をその一表面に有し、接
着剤が、アンカーを使用するまで接着剤を保護する剥離フィルムによって覆われ
た、金属またはプラスチック製のアンカーなどの使い捨て式の構成要素を使用し
て本発明を実施することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に基づくシステムの斜視図である。
【図2】 アンカー取付けプロセス中の図1に示したシステムの斜視図である。
【図3】 本発明の他の実施形態に基づくシステムの斜視図である。
【図4】 図1〜図3のシステムのアンカーの拡大図である。
【図5】 図4に示したアンカーの側面図である。
【図6】 図4に示したアンカーの上面図である。
【図7】 エラストマー取付けプロセス時の連続する段階における本発明のアンカーおよ
びエラストマーを示す図である。
【図8】 エラストマー取付けプロセス時の連続する段階における本発明のアンカーおよ
びエラストマーを示す図である。
【図9】 エラストマー取付けプロセス時の連続する段階における本発明のアンカーおよ
びエラストマーを示す図である。
【図10】 本発明に基づくアンカーの代替実施形態の斜視図である。
【図11】 本発明に基づくアンカーの代替実施形態の斜視図である。
【図12】 本発明に基づくアンカーの代替実施形態の斜視図である。
【図13】 本発明に基づくアンカーの代替実施形態の斜視図である。
【図14】 引き伸ばす前の本発明に基づくエラストマーの斜視図である。
【図15】 本発明に基づいてアンカーに取り付け、引き伸ばした後の図14のエラストマ
ーの斜視図である。
【図16】 本発明の他の代替実施形態に基づく創傷閉鎖システムの斜視図である。
【図17】 本発明の他の実施形態に基づくアンカーの取付けの斜視図である。
【図18】 本発明の一実施形態とともに使用される張力付与表の一例である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年6月17日(2002.6.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 リー、ジェイムズ カナダ国 オンタリオ、アルモンテ、ルー ラル ルート ナンバー 2、 オールド パース ロード 1732 (72)発明者 リー、レオナール、ジー カナダ国 オンタリオ、アルモンテ、ルー ラル ルート ナンバー 1 Fターム(参考) 4C060 CC07 CC22 DD13

Claims (131)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可塑性組織を移動させ伸張させるシステムであって、 (a)少なくとも1本のモノストランド・エラストマーと、 (b)少なくとも1つのアンカー を備え、 エラストマーがアンカーに取外し可能に固定され、アンカーが組織に取り付け
    られ、 調整可能な張力を提供する システム。
  2. 【請求項2】 エラストマーが張力指示機能をさらに備えた、請求項1のシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 張力指示機能が、エラストマー上の着色剤を含む少なくとも
    2つの目印である、請求項2のシステム。
  4. 【請求項4】 張力指示機能が、エラストマー上の構造物を含む少なくとも
    2つの目印である、請求項2のシステム。
  5. 【請求項5】 エラストマーの弾性限界の範囲内で張力を調整することがで
    きる、請求項1のシステム。
  6. 【請求項6】 エラストマーがラテックスを含む、請求項1のシステム。
  7. 【請求項7】 アンカーがさらに、エラストマーを固定するようにされた止
    めを備えた、請求項1のシステム。
  8. 【請求項8】 止めが、スロットによって分離された2つの分岐した腕を備
    えた、請求項7のシステム。
  9. 【請求項9】 腕が曲がっている、請求項8のシステム。
  10. 【請求項10】 アンカーがさらに、組織に侵入するようにされた少なくと
    も1つの錨づめを備えた、請求項1のシステム。
  11. 【請求項11】 錨づめが足を含む、請求項10のシステム。
  12. 【請求項12】 組織に侵入し、曲がってアンカーを組織に固定するように
    された尖った先をさらに備えた、請求項1のシステム。
  13. 【請求項13】 アンカーがさらに、エラストマーと係合するようにされた
    少なくとも1つのフックを備えた、請求項1のシステム。
  14. 【請求項14】 フックの内部に小穴をさらに備えた、請求項13のシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 アンカーが、所定の力を受けると変形してエラストマーを
    解放するようにされた、請求項1のシステム。
  16. 【請求項16】 アンカーがさらに、少なくとも1つの小穴を備えた、請求
    項1のシステム。
  17. 【請求項17】 アンカーが、少なくとも1つのステープルを用いて組織に
    取り付けられるようにされた、請求項1のシステム。
  18. 【請求項18】 ステープルを受けるようにされ、組織に対してアンカーが
    横方向に移動することを可能にする移動路をアンカーが含む、請求項1のシステ
    ム。
  19. 【請求項19】 アンカーが、外科用ステープルを受けるようにされた耳部
    を備えた、請求項1のシステム。
  20. 【請求項20】 アンカーが、少なくとも1本の縫合糸を用いて組織に取り
    付けられるようにされた、請求項1のシステム。
  21. 【請求項21】 アンカーがさらに、少なくとも1本の縫合糸を受けように
    された腰部を備えた、請求項1のシステム。
  22. 【請求項22】 アンカーが、外科用接着剤を使用して組織に取り付けられ
    るようにされた、請求項1のシステム。
  23. 【請求項23】 外科用接着剤が感圧型接着剤である、請求項22のシステ
    ム。
  24. 【請求項24】 アンカーが、創傷または切開創の縁のすぐ近くの組織に取
    り付けられるようにされた、請求項1のシステム。
  25. 【請求項25】 少なくとも2つのアンカーが、創傷または切開創の両側の
    組織に取り付けられるようにされた、請求項1のシステム。
  26. 【請求項26】 少なくとも2つのアンカーが少なくとも1本のエラストマ
    ーを固定する、請求項1のシステム。
  27. 【請求項27】 エラストマーが、少なくとも3つのアンカーの間に編まれ
    た、請求項1のシステム。
  28. 【請求項28】 エラストマーが2つの端部を有し、前記少なくとも1つの
    アンカーが少なくとも3つのアンカーからなり、エラストマーの一端が前記少な
    くとも3つのアンカーの一つに固定され、エラストマーの端部と端部の間に形成
    されたループが第2のアンカーと係合し、エラストマーの他端が第3のアンカー
    に固定される、請求項1のシステム。
  29. 【請求項29】 エラストマーが2つの端部を有し、その一端が1つのアン
    カーに固定され、他端が第2のアンカーに固定される、請求項1のシステム。
  30. 【請求項30】 前記2つのアンカーが創傷の両側の組織に取り付けられる
    、請求項29のシステム。
  31. 【請求項31】 可塑性組織を移動させ伸張させるためのシステムであって
    、 (a)止めを備えた、組織へ取り付けるための少なくとも1つのアンカーと、 (b)止めによってアンカーに取外し可能に固定された力付与構成要素 を含むシステム。
  32. 【請求項32】 力付与構成要素がアンカーに調整可能に固定された、請求
    項31のシステム。
  33. 【請求項33】 力付与構成要素が、少なくとも1本のモノストランド・エ
    ラストマーである、請求項31のシステム。
  34. 【請求項34】 エラストマーが張力指示機能をさらに備えた、請求項33
    のシステム。
  35. 【請求項35】 張力指示機能が、エラストマー上の着色剤を含む少なくと
    も2つの目印である、請求項34のシステム。
  36. 【請求項36】 張力指示機能が、エラストマー上の構造物を含む少なくと
    も2つの目印である、請求項34のシステム。
  37. 【請求項37】 エラストマーの弾性限界の範囲内で張力を調整することが
    できる、請求項33のシステム。
  38. 【請求項38】 エラストマーがラテックスを含む、請求項33のシステム
  39. 【請求項39】 止めが、スロットによって分離された2つの分岐した腕を
    備えた、請求項31のシステム。
  40. 【請求項40】 腕が曲がっている、請求項39のシステム。
  41. 【請求項41】 アンカーがさらに、組織に侵入するようにされた少なくと
    も1つの錨づめを備えた、請求項31のシステム。
  42. 【請求項42】 錨づめが足を含む、請求項31のシステム。
  43. 【請求項43】 組織に侵入し、曲がってアンカーを組織に固定するように
    された尖った先をさらに備えた、請求項31のシステム。
  44. 【請求項44】 アンカーがさらに、力付与構成要素と係合するようにされ
    た少なくとも1つのフックを備えた、請求項31のシステム。
  45. 【請求項45】 フックの内部に小穴をさらに備えた、請求項44のシステ
    ム。
  46. 【請求項46】 アンカーが、所定の力を受けると変形して力付与構成要素
    を解放するようにされた、請求項1のシステム。
  47. 【請求項47】 アンカーがさらに小穴を備えた、請求項31のシステム。
  48. 【請求項48】 アンカーが、少なくとも1つのステープルを用いて組織に
    取り付けられるようにされた、請求項31のシステム。
  49. 【請求項49】 ステープルを受けるようにされ、組織に対してアンカーが
    横方向に移動することを可能にする移動路をアンカーが含む、請求項31のシス
    テム。
  50. 【請求項50】 アンカーが、外科用ステープルを受けるようにされた耳部
    を備えた、請求項29のシステム。
  51. 【請求項51】 アンカーが、少なくとも1本の縫合糸を用いて組織に取り
    付けられるようにされた、請求項31のシステム。
  52. 【請求項52】 アンカーがさらに、少なくとも1本の縫合糸を受けるよう
    にされた腰部を備えた、請求項31のシステム。
  53. 【請求項53】 アンカーが、外科用接着剤を使用して組織に取り付けられ
    るようにされた、請求項31のシステム。
  54. 【請求項54】 外科用接着剤が感圧型接着剤である、請求項53のシステ
    ム。
  55. 【請求項55】 アンカーが、創傷または切開創の縁のすぐ近くの組織に取
    り付けられるようにされた、請求項31のシステム。
  56. 【請求項56】 少なくとも2つのアンカーが創傷または切開創の両側の組
    織に取り付けられる、請求項31のシステム。
  57. 【請求項57】 少なくとも2つのアンカーが少なくとも1本のモノストラ
    ンド・エラストマーを固定する、請求項31のシステム。
  58. 【請求項58】 力付与構成要素が、少なくとも3つのアンカーの間に編ま
    れた、請求項31のシステム。
  59. 【請求項59】 力付与構成要素が2つの端部を有し、前記少なくとも1つ
    のアンカーが少なくとも3つのアンカーからなり、力付与構成要素の一端が少な
    くとも3つのアンカーの一つに固定され、力付与構成要素の端部と端部の間に形
    成されたループが第2のアンカーと係合し、力付与構成要素の他端が第3のアン
    カーに固定される、請求項31のシステム。
  60. 【請求項60】 力付与構成要素が2つの端部を有し、その一端が1つのア
    ンカーに固定され、他端が第2のアンカーに固定される、請求項31のシステム
  61. 【請求項61】 アンカーが創傷の両側の組織に取り付けられる、請求項6
    0のシステム。
  62. 【請求項62】 組織に取り付けるためのアンカーにおいて、アンカーに加
    えられた力を組織に伝えて組織を伸張させ移動させるためのアンカーであって、
    金属シートを含むアンカー。
  63. 【請求項63】 前記金属がステンレス鋼である、請求項62のアンカー。
  64. 【請求項64】 前記金属が曲げられて少なくとも1つのフックが形成され
    た、請求項62のアンカー。
  65. 【請求項65】 化学ミリング・プロセスで形成された、請求項62のアン
    カー。
  66. 【請求項66】 組織に取り付けるためのアンカーにおいて、アンカーに加
    えられた力を組織に伝えて組織を伸張させ移動させるためのアンカーであって、
    組織と接触するための金属プレートおよびプレートに取り付けられた止めを備え
    たアンカー。
  67. 【請求項67】 プレートに取り付けられたフックをさらに備えた、請求項
    66のアンカー。
  68. 【請求項68】 フックの内部に小穴をさらに備えた、請求項67のアンカ
    ー。
  69. 【請求項69】 少なくとも1つの小穴をさらに備えた、請求項66のアン
    カー。
  70. 【請求項70】 組織に挿入するための少なくとも1つの錨づめをさらに備
    えた、請求項66のアンカー。
  71. 【請求項71】 外科用ステープルを受けるようにされた、請求項66のア
    ンカー。
  72. 【請求項72】 外科用ステープルを受けるようにされた耳部をさらに備え
    た、請求項66のアンカー。
  73. 【請求項73】 外科用ステープルを受けるようにされ、組織に対してアン
    カーが横方向に移動することを可能にする移動路をさらに含む、請求項66のア
    ンカー。
  74. 【請求項74】 少なくとも1本の縫合材を受けるようにされた、請求項6
    6のアンカー。
  75. 【請求項75】 縫合糸を受けるようにされた腰部をさらに備えた、請求項
    66のアンカー。
  76. 【請求項76】 外科用接着剤を用いて組織に取り付けられるようにされた
    、請求項66のアンカー。
  77. 【請求項77】 分離された2か所の位置でアンカーを固定し、組織の伸張
    および移動の間に前記2か所の位置のさらなる分離を受け入れる手段をさらに備
    えた、請求項66のアンカー。
  78. 【請求項78】 止めが、スロットによって分離された2つの分岐した腕を
    備えた、請求項66のシステム。
  79. 【請求項79】 腕が曲がっている、請求項78のシステム。
  80. 【請求項80】 止めが、力付与構成要素を固定するようにされている、請
    求項66のアンカー。
  81. 【請求項81】 力付与構成要素がエラストマー構成要素を含む、請求項8
    0のアンカー。
  82. 【請求項82】 エラストマー構成要素が、少なくとも1本のモノストラン
    ド・エラストマーである、請求項80のアンカー。
  83. 【請求項83】 力付与構成要素が縫合糸を含む、請求項80のアンカー。
  84. 【請求項84】 可塑性組織を移動させ伸張させるためのシステムであって
    、 (a)少なくとも1本のモノストランド・エラストマーと、 (b)組織に取り付けるための少なくとも1つのアンカー を備え、アンカーが、 (i)エラストマーをアンカーに取外し可能かつ調整可能に固定するための
    少なくとも1つの止めと、 (ii)エラストマーと係合するための少なくとも1つのフック を備えた システム。
  85. 【請求項85】 エラストマーが張力指示機能をさらに備えた、請求項84
    のシステム。
  86. 【請求項86】 張力指示機能が、エラストマー上の着色剤を含む少なくと
    も2つの目印である、請求項85のシステム。
  87. 【請求項87】 張力指示機能が、エラストマー上の構造物を含む少なくと
    も2つの目印である、請求項85のシステム。
  88. 【請求項88】 エラストマーの弾性限界の範囲内で張力を調整することが
    できる、請求項84のシステム。
  89. 【請求項89】 止めが、スロットによって分離された2つの分岐した腕を
    備えた、請求項84のシステム。
  90. 【請求項90】 腕が曲がっている、請求項89のシステム。
  91. 【請求項91】 アンカーがさらに、組織に侵入するようにされた少なくと
    も1つの錨づめを備えた、請求項84のシステム。
  92. 【請求項92】 錨づめが足を含む、請求項91のシステム。
  93. 【請求項93】 組織に侵入し、曲がってアンカーを組織に固定するように
    された尖った先をさらに備えた、請求項91のシステム。
  94. 【請求項94】 アンカーが、所定の力を受けると変形してエラストマーを
    解放するようにされた、請求項84のシステム。
  95. 【請求項95】 小穴によってフックに穴があけられている、請求項84の
    システム。
  96. 【請求項96】 アンカーがさらに少なくとも1つの小穴を備えた、請求項
    84のシステム。
  97. 【請求項97】 アンカーが、少なくとも1つのステープルを用いて組織に
    取り付けられるようにされた、請求項84のシステム。
  98. 【請求項98】 ステープルを受けるようにされ、組織に対してアンカーが
    横方向に移動することを可能にする移動路をアンカーが含む、請求項84のシス
    テム。
  99. 【請求項99】 アンカーが、少なくとも1本の縫合糸を用いて組織に取り
    付けられるようにされた、請求項84のシステム。
  100. 【請求項100】 アンカーが、外科用接着剤を使用して組織に取り付けら
    れるようにされている、請求項84のシステム。
  101. 【請求項101】 外科用接着剤が感圧型接着剤である、請求項100のシ
    ステム。
  102. 【請求項102】 可塑性組織を移動させ伸張させるための方法であって、 (a)組織を移動させ伸張させる必要性のある方向を評価すること、 (b)使用するいくつかのアンカーを決定すること、 (c)少なくとも1つのアンカーを取り付けること、 (d)少なくとも1つの力付与構成要素を前記少なくとも1つのアンカーに固
    定すること、 (e)前記少なくとも1つの力付与構成要素を取り外し、少なくとも1つの前
    記アンカーに再固定することによって張力を調整すること を含む方法。
  103. 【請求項103】 少なくとも1つのアンカーを取り付けることがさらに、
    マーキング器具を使用してガイド・マークを生成することを含む、請求項102
    の方法。
  104. 【請求項104】 少なくとも1つのアンカーを取り付けることがさらに、
    少なくとも1つのアンカーを少なくとも1つのステープルを用いて組織に取り付
    けることを含む、請求項102の方法。
  105. 【請求項105】 少なくとも1つのアンカーを取り付けることがさらに、
    少なくとも1つのアンカーを少なくとも1本の縫合糸を用いて組織に取り付ける
    ことを含む、請求項102の方法。
  106. 【請求項106】 少なくとも1つのアンカーを取り付けることがさらに、
    少なくとも1つのアンカーを外科用接着剤を用いて組織に取り付けることを含む
    、請求項102の方法。
  107. 【請求項107】 力付与構成要素を固定する前に適用領域を包帯すること
    をさらに含む、請求項102の方法。
  108. 【請求項108】 力付与構成要素がエラストマー構成要素である、請求項
    102の方法。
  109. 【請求項109】 エラストマー構成要素が、2つの端部を有する少なくと
    も1本のモノストランド・エラストマーである、請求項108の方法。
  110. 【請求項110】 力付与構成要素を固定することがさらに、エラストマー
    の一端を第1のアンカーの止めに固定し、第2のアンカーのフックの周りにエラ
    ストマーを通し、第3のアンカーの止めにエラストマーの他端を固定することを
    含む、請求項109の方法。
  111. 【請求項111】 エラストマー構成要素がさらに張力指示機能を備える、
    請求項108の方法。
  112. 【請求項112】 エラストマー構成要素の弾性限界の範囲内で張力が無限
    に調整可能である、請求項108の方法。
  113. 【請求項113】 張力を調整することがさらに、張力付与表を参照して、
    所望の力を適用するのに必要な伸びを決定することを含む、請求項111の方法
  114. 【請求項114】 張力を調整することがさらに、エラストマー構成要素の
    張力指示機能を参照することを含む、請求項102の方法。
  115. 【請求項115】 力付与構成要素が、それぞれが2つの端部を有する少な
    くとも2本のエラストマーを含む、請求項102の方法。
  116. 【請求項116】 力付与構成要素を固定することがさらに、それぞれのエ
    ラストマーの一端を第1のアンカーに固定し、それぞれのエラストマーの他端を
    第2のアンカーに固定することを含む、請求項115の方法。
  117. 【請求項117】 力付与構成要素が縫合糸である、請求項102の方法。
  118. 【請求項118】 力付与構成要素の前記固定が、力付与構成要素の第1の
    端部を第1のアンカーに固定し、力付与構成要素の第2の端部を第2のアンカー
    に固定することを含む、請求項102の方法。
  119. 【請求項119】 前記少なくとも1つのアンカーがさらに、曲がって組織
    と係合して、アンカーを組織に取り付ける尖った先を含む、請求項102の方法
  120. 【請求項120】 外科用接着剤のストリップに取り付けられ複数のアンカ
    ーをさらに含む、請求項102の方法。
  121. 【請求項121】 前記少なくとも1つのアンカーがさらに、力付与構成要
    素を固定するための止めを備える、請求項102の方法。
  122. 【請求項122】 前記少なくとも1つのアンカーがさらに、力付与構成要
    素と係合するためのフックを備える、請求項102の方法。
  123. 【請求項123】 前記少なくとも1つのアンカーがさらに小穴を備える、
    請求項102の方法。
  124. 【請求項124】 可塑性組織を移動させ伸張させる方法であって、 (a)少なくとも1つのアンカーを組織に固定すること、および (b)モノストランド・エラストマーをアンカーに固定して、アンカーに対し
    て力を発揮させること、 を含む方法。
  125. 【請求項125】 (c)ある時間が経過した後に、モノストランド・エラ
    ストマーを取り外しアンカーに再固定して、アンカーに対して発揮される力を変
    更すること をさらに含む、請求項124の方法。
  126. 【請求項126】 2か所の組織位置対にほぼ等しい量の力を付与する方法
    であって、 (a)第1の組織位置対の組織位置間で第1のエラストマーを引き伸ばし、エ
    ラストマー上の目印間の離隔距離を書きとめること、および (b)第2のエラストマー上の一対の目印が、書きとめた離隔距離に等しい距
    離だけ分離されるように、第2の組織位置対の組織位置間で第2のエラストマー
    を第1のエラストマーと同様に引き伸ばすこと を含む方法。
  127. 【請求項127】 可塑性組織を移動させ伸張させるための部品キットであ
    って、 (a)力付与構成要素と、 (b)少なくとも2つの錨づめなしのアンカーと、 (c)それぞれが少なくとも1つの止めを備えた複数の錨づめのあるアンカー
    と、 (d)アンカーを取り囲む包装 を含むキット。
  128. 【請求項128】 力付与構成要素がエラストマー構成要素を含む、請求項
    127のキット。
  129. 【請求項129】 エラストマー構成要素が、少なくとも1本のモノストラ
    ンド・エラストマーを含む、請求項128のキット。
  130. 【請求項130】 複数の錨づめのあるアンカーがそれぞれ、力付与構成要
    素と係合するようにされたフックを備えた、請求項127のキット。
  131. 【請求項131】 少なくとも2つの錨づめのないアンカーがそれぞれ、力
    付与構成要素を固定するようにされた止めを備えた、請求項127のキット。
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