JP2003531256A - 加工性が改良され転がり抵抗の低下したsbrゴムの調製方法 - Google Patents

加工性が改良され転がり抵抗の低下したsbrゴムの調製方法

Info

Publication number
JP2003531256A
JP2003531256A JP2001578517A JP2001578517A JP2003531256A JP 2003531256 A JP2003531256 A JP 2003531256A JP 2001578517 A JP2001578517 A JP 2001578517A JP 2001578517 A JP2001578517 A JP 2001578517A JP 2003531256 A JP2003531256 A JP 2003531256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
polymer
solution
alkyllithium
conjugated diene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001578517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3721332B2 (ja
Inventor
ジャン トマソ ヴィオラ
ルカ ソッデュ
サブリナ イシドーリ
アッティリオ タッチオーリ
フランチェスコ マシ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Versalis SpA
Original Assignee
Polimeri Europa SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Polimeri Europa SpA filed Critical Polimeri Europa SpA
Publication of JP2003531256A publication Critical patent/JP2003531256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3721332B2 publication Critical patent/JP3721332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C19/00Chemical modification of rubber
    • C08C19/30Addition of a reagent which reacts with a hetero atom or a group containing hetero atoms of the macromolecule
    • C08C19/42Addition of a reagent which reacts with a hetero atom or a group containing hetero atoms of the macromolecule reacting with metals or metal-containing groups
    • C08C19/44Addition of a reagent which reacts with a hetero atom or a group containing hetero atoms of the macromolecule reacting with metals or metal-containing groups of polymers containing metal atoms exclusively at one or both ends of the skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C19/00Chemical modification of rubber
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F236/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/02Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/04Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
    • C08F236/10Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated with vinyl-aromatic monomers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 分岐構造を有するエラストマー性共役ジエン−ビニル芳香族炭化水素ランダムコポリマーの製造方法であって、(1)ランダム化剤及びアルキルリチウムの群から選択された開始剤の存在下において、モノマーがほとんど全て消費されるまで実施される、共役ジエン及びビニル芳香族炭化水素モノマーの溶液中におけるアニオン共重合工程、(2)工程(1)のアルキルリチウムのモル量の1乃至4倍量のアルキルリチウムを工程(1)の溶液へ添加する工程、及び(3)一般式R-Brを有する化合物を、R-Br及びアルキルリチウムの総量間のモル比が0.6/1乃至1/1、好ましくは0.7/1乃至0.9/1であるように工程(2)の重合溶液に添加して、エラストマー性分岐コポリマーを得る工程、を含む方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、加工性が改良され転がり抵抗の低下した、エラストマー性共役ジエ
ン−ビニル芳香族炭化水素ランダムコポリマー、特にSBRゴムの調製方法に関す
る。 エラストマー性物質の加工性は、通常、物質の粘弾性が基本的な役割を果たす
、通常カーボンブラック、シリカまたは両方の混合物である充填剤の混合段階、
及び複雑な形状のものを製造するのに十分な物質の可塑性を必要とする成形段階
の両方について記載する複雑な挙動を示す用語である。 科学文献は、簡単に言えば、すでに記載したように成形に対する適合性を保持
しつつ適する充填剤を混合したエラストマーを提供するのに、ゴムの弾性及び粘
性間のバランスのとれた割合が重要であることを明記している。 この点に関しては、充填剤の分散度を台無しにすることなく、プラントをより
よく活用することにより調製費用を低下させるために、混合時間を減少させるこ
とが特に重要であると考えられる。
【0002】 充填剤の分散段階において観察されうる最も重要な効果の一は、通常ブレンド
のムーニー粘度と充填剤を混合する前のゴムのムーニー粘度間の差(Δムーニー
)で表されるブレンドの粘度が次第に低下することである。充填剤の分散が最適
ではないと、ブレンドの粘度がその後の物質が受ける加工に影響を及ぼすという
点で重要であるこの指数は高くなる。 充填剤の最適分散における別の等しく重要な効果は、特に、相互の接触におい
て消滅機構を増大させる非分散充填剤粒子間の相互作用と比較して、物質の高い
ヒステリシスを引き起こす現象を最少化させることである。 分子の幾何学、分子量、分子量分布の分散指数及び存在するとすれば高分子上
の官能基の存在が分散段階を決定する主要な特性である。直鎖状分子は放射状分
子より高い粘性の構成要素を有し、これらはまた分岐状分子より高い粘性の構成
要素を有する。エラストマーの分散指数値の増大に伴い、弾性の構成要素の重要
性もまた増大する。
【0003】 物質の弾性構成要素は、機械からエラストマー+充填剤ブレンドへの加工物移
動現象において重要である。しかしながら、物質が受ける変形のために、流動(
可塑性変形)というよりむしろ破壊現象が生じ、機械からブレンドへの加工物移
動効率が低下するので、この弾性構成要素は過度であるべきではない。 しかしながら、特にエラストマーの場合、高分子鎖に沿った分岐の存在(及び
それらの分布)の効果は完全には明らかではない。 ランダム化剤の存在下でスチレン及びブタジエンを共重合させて、スチレン−
ブタジエンランダムコポリマーを製造することは公知である。コポリマーは、バ
ッチ式または連続式反応器中で調製でき、選択した反応器に依存してマクロまた
はミクロ構造の異なるコポリマーが得られる。バッチ式反応器では完全に転化し
て、一般的には(たとえポリマーが連結しても)分子量分布が1.5より小さく
、反応環境の温度に依存して分子軸に沿ったスチレン及びビニルの頻度分布が不
均一なコポリマーが得られるであろう。 他方、連続的に作業する反応器では、使用する反応器の数及び、例えば1,2-ブ
タジエンのような連鎖移動剤の存在に依存して分子量分布は約2以上であるが、
反応環境の温度が一定であるから分子軸に沿ったスチレン及びビニルの頻度分布
が一定であるコポリマーが得られるであろう。
【0004】 両方の種類の反応器において、反応の終了時(バッチ式)または最後の反応器
の出口(連続式)における生きているポリマーのマクロ構造は直鎖状である。し
たがって、得られるポリマーの加工性は不十分である。製品の加工性の改良は、
カップリング剤の使用により得られる。実際に化学量論量以下のこれらのカップ
リング剤を使用すると、カップリング剤の官能基により分岐の数がはっきりした
放射状のマクロ構造が形成される。バッチ式の重合の場合には分岐は同じである
が、連続反応器中で合成されたコポリマーの場合には、分岐は異なる。しかしな
がら、どちらの場合も各分子の結節の数は1に等しい。先行技術において公知の
種々のカップリング試薬のうち、典型的な例は、周期律表の第IV族の元素のハロ
ゲン化物であり、例えばSiCl4及びSnCl4である。ポリマーの反応性連鎖末端との
反応で失活するので、これらの化合物は単にカップリング剤として使用される。
カップリング剤の部分化、または不完全な転化で全ての成長鎖のフラクションに
カップリング反応を引き起こす添加は、実現可能ではあるが、いかなる改良も提
供しない。実際に、反応性連鎖末端の総濃度を低下させ(したがって、反応動力
学をゆっくりさせ)るばかりでなく、ポリマーの低分子量フラクションに対応す
る分岐構造を提供する傾向がある。生成する分岐の種類は、もっぱら放射状であ
り、連続方法の場合には、反応性連鎖末端の濃度及び分布に大きく依存する。分
岐の分布において必然的に不均一となることは、得られるポリマーのレオロジー
特性に影響を及ぼす。
【0005】 更に複雑な構造、すなわち、分子当たりの結節の数が1個より多い高分子の合
成の場合には、動力学的連鎖の成長反応段階で使用される、官能価が2以上のタ
ーモノマーを使用しうる。典型的な例はジビニルベンゼンである。重合反応段階
でターモノマーを使用すると、ポリマー連鎖にビニル芳香族基が導入され、それ
が更に成長反応段階でポリマーと反応して分岐構造が形成されうる。 しかしながら、ターモノマーの使用は種々の欠点を有する。第一に、バッチ式
反応器系の場合には、成長反応段階において使用しなければならない。実際には
、重合反応の開始時における添加では取扱の難しい多官能性開始剤の形成を引き
起こす。重合反応の終了時における添加では、ターモノマーが多官能性カップリ
ング剤としてのみ使用される。 いずれの場合においても、二官能性または多官能性ターモノマーを添加しても
分岐構造は生成せず、むしろ接続性の低い放射状構造が生成する。 ポリマー連鎖に分岐が導入されるので前述の欠点が克服される方法が見いださ
れ、優れた加工性を有するSBRゴムが製造された。
【0006】 この方法によれば、本発明は、分岐構造を有するエラストマー性共役ジエン−
ビニル芳香族炭化水素ランダムコポリマーの製造方法であって、 (1) ランダム化剤及びアルキルリチウムの群から選択された開始剤の存在下に
おいて、モノマーがほとんど全て消費されるまで実施される、共役ジエン及びビ
ニル芳香族炭化水素モノマー、好ましくはブタジエン及びスチレンの溶液中にお
けるアニオン共重合工程、 (2) 工程(1)のアルキルリチウムのモル量の1乃至4倍、好ましくは2乃至3倍
量のアルキルリチウムを工程(1)の溶液へ添加する工程、及び (3) 一般式R-Brを有する化合物を、R-Br及びアルキルリチウムの総量間のモル
比が0.6/1乃至1/1、好ましくは0.7/1乃至0.9/1であるように
工程(2)の重合溶液に添加して、エラストマー性分岐コポリマーを得る工程、 を含む方法に関する。 工程(1)の終了時に、ある量の、例えば、SiCl4、SnCl4のようなカップリング
剤を任意に添加しうる。 本発明の方法は、バッチ式でも連続式でも実施しうる。
【0007】 バッチ式合成法においては、炭化水素溶媒中のジエン及びビニル芳香族モノマ
ーの混合物を、適するランダム化剤−ビニル促進剤とともに断熱反応器に装填す
る。次いで、開始剤としてアルキルリチウム群の化合物を用いて重合反応を活性
化する。モノマーの転化が完了した際には、開始剤として使用した有機リチウム
の1乃至4倍のモル量に対応するアルキルリチウムを更に重合反応器に装填する
。この段階の終了時には、重合溶液中に存在する有機リチウムの総量とのモル比
が0.6/1乃至1/1の臭化アルキルR-Brを重合反応器に装填する。溶液を3
0分間攪拌し、次いで排出させて、通常の溶媒除去手段及び最終加工を受けさせ
る。 連続式合成法においては、炭化水素溶媒中のジエン及びビニル芳香族モノマー
の混合物を、適するランダム化剤及び場合によっては消泡剤とともに、適量の開
始剤としてのアルキルリチウムと一緒に、CSTRタイプの一連のn個の反応器(n
≧2)の第一の反応器に装填する。一連の反応器の条件(すなわち、温度、滞留
時間)は、転化の完了とともに、n−1番目の反応器の出口における最終ポリマ
ー中に所望のビニル含量を保証するように最適化される。開始剤として使用した
有機リチウムの1乃至4倍のモル量に対応するアルキルリチウム流を、この点に
対応するところで連続的に供給する。この流れとポリマー溶液の混合は、完全に
均一となるように適切でなければならない。次いで、重合溶液中に存在する有機
リチウムの総量とのモル比が0.6/1乃至1/1の臭化アルキルR-Br流を供給
する。この場合もまた、ポリマー溶液の混合は、完全に均一となるように適切で
なければならない。このようにして得られたポリマー溶液を、30分程度の平均
滞留時間でn番目の反応器に供給する。一連の反応器の出口においてポリマー溶
液を排出させ、通常の溶媒除去及び最終加工手段を受けさせる。
【0008】 本発明の方法において使用しうる溶媒は、例えばペンタンまたはペンテンのよ
うなアルカン及びアルケンの存在により任意に改質された、例えばトルエンまた
はシクロヘキサンのような芳香族またはナフテン系炭化水素でもよい。 本発明において使用しうる共役ジエンモノマーは、4乃至12個、好ましくは
4乃至8個の炭素原子を含む1,3-ジエンである。これらのジエンの例は、1,3-ブ
タジエン、イソプレン、2,3-ジメチル-1,3-ブタジエン、1,3-ペンタジエン(ピ
ペリレン)、2-メチル-3-エチル-1,3-ブタジエン、1,3-オクタジエンである。好
ましい実施態様においては、共役ジエンモノマーは1,3-ブタジエン及びイソプレ
ンから選択され、好ましくは1,3-ブタジエンである。 ビニル芳香族炭化水素の典型的な例は、スチレン、1-ビニルナフタレン、2-ビ
ニルナフタレン及び関連アルキル誘導体である。好ましい実施態様においては、
ビニル芳香族炭化水素はスチレンである。 好ましい実施態様においては、本発明の方法は、高分子の軸に沿ってランダム
に分布する分岐点(または“結節”)を有するSBRゴム(スチレンブタジエンゴ
ム)の製造を可能にする。これらの結節の存在は、加工性を向上させうるのでレ
オロジーの見地から非常に重要である。SBRゴムという用語は、スチレン単位及
び種々のブタジエニル単位(1,4-シス、1,4-トランス及び1,2)が高分子鎖に沿
ってランダムに分布するランダムコポリマーを言及する。
【0009】 アルキルリチウムに関しては、これらは1,3-ジエンのアニオン重合開始剤とし
て公知である。それらは、一般式R(Li)x(式中、Rは1乃至20、好ましくは2
乃至8個の炭素原子を含む炭化水素基を表し、かつxは1乃至4の整数である。
)を有する化合物である。前述の炭化水素基は、第一及び第二の基が好ましいが
、第一、第二または第三でもよい。これらのアルキル基の例は、メチル、エチル
、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、t-ブチル、n-アミル、se
c-アミル、n-ヘキシル、sec-ヘキシル、n-ヘプチル、n-オクチル、n-ノニル、n-
ドデシル及びオクタデシルである。本発明の方法において使用しうるアルキルリ
チウムの特定例は、n-ブチルリチウム、n-プロピルリチウム、イソブチルリチウ
ム、t-ブチルリチウム、アミルリチウムである。アルキルリチウムの混合物も使
用しうる。好ましいアルキルリチウムはn-ブチルリチウムである。 ランダム化剤に関しては、ポリジエン及び/またはポリビニル芳香族炭化水素
ブロックを防ぐのに適する当業者に公知の化合物である(例えば、第US-A-5,231
,153号及び第US-A-4,647,635号を参照されたい)。
【0010】 一般式R-Brを有する化合物においては、Rはアルキル、シクロアルキル及びア
リール基から選択された単官能性のC1〜C30の炭化水素基である。一般式RBrを有
する化合物の典型的な例は、モノブロモメタン、モノブロモエタン及び対応する
高級類似物、モノブロモシクロヘキサン、モノブロモベンゼン及びそのアルキル
誘導体である。好ましい実施態様においては、Rは、C8が更に好ましいが、単官
能性のC3〜C10のアルキル基である。 全ての工程を含む本発明の方法は、一般的にはモノマーを液相に保持するよう
な条件下で、40乃至140℃、好ましくは60乃至120℃において実施しう
る。 前述の特定マクロ構造の形成の基礎となる機構は、たぶん、溶液中に存在する
有機リチウムにより誘導されるC-Brのホモリシスにより第一ラジカルが形成され
るラジカルタイプの反応から誘導される(Gian Tommaso Viola及びClaudio Cava
lloによるJournal of Polymer Science: Part A: Polymer Chemistry, Vol. 35,
17-25 (1997)を参照されたい)。 この反応は、活性な形で溶液中に存在するリチウムの総量に対して等量、また
はより少量の有効なC-Br結合のみを含み、その他はイオンタイプの機構に寄与し
て直接アルキル化する。
【0011】 本発明の方法は、得られるポリマーのマクロ構造が最適化され、結節から分れ
る分岐の長さを最大にしうる。 加工性の良好な本発明のポリマーは、タイヤ・トレッドの製造のための混合物
の基剤として広く使用され、任意に無機充填剤(カーボンブラック、シリカまた
はこれらの混合物)、エキステンダー油、加流剤とともにその他のエラストマー
混合される。 特に、このようにして調製されるエラストマーを出発物質として得られるタイ
ヤ・トレッドは、低下した転がり抵抗を示す。 以下の実施例は、本発明をよりよく理解するために提供する。
【0012】 実施例 実施例は、油展ゴム(全ての試料の油含量は27.3質量%)のムーニー粘度
が同一で、同一の組成及び微細構造(スチレン含量は常に25質量%で、ビニル
単位の含量は常に65〜67質量%)を有するが種々のマクロ構造を有する物質
の調製について記載する。ムーニー粘度が物質の加工性の指標としてタイヤの製
造において非常に重要であることは実際に知られている。 表1Aは、調製したポリマーの主要な特性、すなわちMw、Mw/Mn、分岐度、ス
チレン%、ビニル単位の%、ゲル%、α、ムーニー粘度、油含量及び使用した分
析の種類を示す。合成した物質の特性決定 GPC-MALLS この技術を用いると、各フラクションについて、溶液中の単一高分
子の部分上において種々の角度で拡散光検出器により得られる絶対分子量を測定
することにより、排除クロマトグラフィーにより種々の分子量の成分を効果的に
分離しうる。 したがって、回転半径の分子量依存性により高分子を記載しうる。前記依存性
は一次である。
【0013】 内部結節を有する高分子(放射状構造及び分岐構造)は、同一分子量の場合、
直鎖状分子より流体力学的体積が小さいので、前述の直線の傾き(α係数)は構
造の相互接続度の大小に依存して小さいか大きくなるであろう。 特に、直鎖状高分子の場合には、回転半径及び分子量間の比例係数は0.58
であるが、分岐分子の場合にはこの値は徐々に低下する。例えば、SBR-E(乳濁
液中におけるラジカル重合により調製したスチレン/ブタジエンランダムコポリ
マー)のα値は0.35〜0.38である。 装置のデータ: HP 1090 クロマトグラフ 溶媒:THF 温度:25℃ PL-ゲルカラム 105-105-104-103 RI HP 1047 A 検出器 MALLS Wyatt Technology mod. DAWN-DSP dn/dc 0.137mi/g KMX16-CROMATIX 示差屈折率検出器
【0014】比較例1(直鎖状バッチ式 LB1) 以下のものを20リットルの攪拌反応器にこの順に装填する。15リットル(
11.7kg)のシクロヘキサン、2.4g(200ppm)のテトラヒドロフルフ
リルエチルエーテル(THFA)、1.14kgのブタジエン及び0.38kgのスチレ
ン。試薬の混合物の温度を30℃にして、n-ブチルリチウム(5質量%溶液2.
05g)を添加し、混合物を20分間反応させる。反応の終了時には温度は80
℃であり、0.15gのエチルアルコールを添加することにより反応を停止する
。冷却後、ポリマー溶液を反応器から取り出し、0.560kgの芳香油及び酸化
防止剤系(フェノール系+ホスフィット)を添加する。 溶媒を除去するために、ポリマーを含む溶液、芳香族油及び酸化防止剤を、1
00℃の蒸気の導入により加熱した水を含む攪拌反応器に供給する。溶媒が除去
された後、金属の網上で濾過し、機械的に圧搾して、60℃に保持された真空オ
ーブン中で24時間乾燥させることにより、湿ったゴムの塊を回収する。これら
の条件下で、残存する水含量は通常0.3質量%未満である。
【0015】比較例2(直鎖状連続式LC1) 共重合のための、各々の容積が100リットルの2個のCSTRタイプの反応器が
連続している一連の反応器、及び重合停止剤及び酸化防止剤系の供給のためのラ
イン上のミキサーで実験を実施する。ミキサー中の滞留時間は1個の反応器のそ
れの約半分である。 両方の反応器は、壁洗浄系、壁スクレーパを具備し、攪拌シャフトに連結して
いる。攪拌系は標準的であり、軸に沿って3個のラジアルプロペラを有する。 反応成分の供給は、流量が大規模な計量器により調節されるポンプにより実施
される。試薬の混合物(シクロヘキサン、スチレン、ブタジエン、ビニル促進剤
及び消泡剤)を攪拌反応器中、連続稼働を保証するのに十分で、試薬の組成が必
要な時間一定に保持されるような量の窒素圧下で調製する。 開始剤(NBL)は第一反応器の入口に直接供給する。 重合反応器は、底部から成分を供給することにより完全に十分に作業する。滞
留時間の変化は、供給流量を変化させることによりなされる。
【0016】 反応温度の制御は、交換器を用い第一反応器の入口において溶媒及びモノマー
の温度を調節することにより実施しうるが、作業圧力は3バールに設定し保持す
る。 重合は、2個のCSTR反応器中の滞留時間を30分とし、リチウム及びランダム
化剤の比が0.3〜0.25の範囲内であるように、9質量%のブタジエン及び
3質量%のスチレンを250ppmのランダム化剤/ビニル促進剤と一緒に供給し
て前述の条件下で実施した。前述の条件下では、第一反応器中では57℃の温度
において74%の転化率、第二反応器中では66℃の温度において99%の総転
化率でポリマーが得られた。ポリマーは、エタノールで反応を停止し、ライン上
のミキサーに酸化防止剤を添加した後、ブレンドの形で回収され、27%の芳香
油で油展された。次いで蒸気流中でストリッピングすることによりポリマーから
溶媒を除去し、その後押出により機械的に乾燥させた。 ポリマーのGPC分析により、重量平均分子量は540,000、分散性は1.
9、ビニル単位含量は67%、及びムーニー粘度は51であることが示された。
【0017】比較例3(放射状バッチ式 RB1) 以下のものを実施例1に記載した反応器に装填する。15リットル(11.7
kg)のシクロヘキサン、4.9g(400ppm)のTHFA、1.14kgのブタジエ
ン及び0.38kgのスチレン。試薬の混合物の温度を30℃にして、n-ブチルリ
チウム(5質量%溶液3g)を添加し、混合物を20分間反応させる。反応の終
了時には、温度は80℃である。SiCl4の5%シクロヘキサン溶液1.59gを反
応環境に添加する。冷却後、ポリマー溶液を反応器から取り出し、0.560kg
の芳香油及び酸化防止剤系(フェノール系+ホスフィット)を添加する。 溶媒を除去するために、ポリマーを含む溶液、芳香族油及び酸化防止剤を、1
00℃の蒸気の導入により加熱した水を含む攪拌反応器に供給する。溶媒が除去
された後、金属の網上で濾過し、機械的に圧搾して、60℃に保持された真空オ
ーブン中で24時間乾燥させることにより、湿ったゴムの塊を回収する。これら
の条件下で、残存する水含量は通常0.3質量%未満である。 物質のGPC分析により、Mw値は649,000、Mw分散性は1.33、1,2の含
量は65%、及びムーニー粘度は49であることが示された。
【0018】比較例4(放射状連続式 RC1) 重合は、実施例2の反応器系に類似したものを用いるが、(反応を完了させる
ための)第三の50リットルのCSTR反応器、及び次いでライン上にミキサー(カ
ップリング剤を添加するために使用した)を挿入して実施する。最初の2個のCS
TR反応器中の滞留時間を30分とし、リチウム及びランダム化剤の比が0.5〜
0.6の範囲内であるように、9質量%のブタジエン及び3質量%のスチレンを
350ppmのランダム化剤/ビニル促進剤とともに含む試薬混合物を供給した。
前述の条件下では、59%の転化率で第一反応器中の温度は53℃であり、90
%の総転化率で第二反応器中の温度は61℃であり、98%の総転化率で第三反
応器中の温度は66℃であった。ポリマーが得られ、それは、供給したリチウム
の40%(当量/当量)に等しい量のSiCl4及び酸化防止剤の添加後、ブレンド
の形で回収され、27%の芳香油で油展された。次いで蒸気流中でストリッピン
グすることによりポリマーから溶媒を除去し、その後押出により機械的に乾燥さ
せた。 ポリマーのGPC分析により、重量平均分子量は720,000、分散性は2.
6、ビニル単位含量は66%、及びムーニー粘度は50であることが示された。
【0019】実施例5(分岐状バッチ式 BB1) 以下のものを実施例1で使用したものと同一のバッチ式反応器に装填する。1
5リットル(11.7kg)のシクロヘキサン、4.5g(380ppm)のTHFA、
1.14kgのブタジエン及び0.38kgのスチレン。試薬の混合物の温度を30
℃にして、n-ブチルリチウム(5質量%溶液4.1g)を添加し、混合物を20
分間反応させる。反応の終了時には、温度は80℃である。次いで12.3gのN
BL(5質量%溶液)及び2.05gのオクチル臭素を反応環境に添加する。冷却
後、ポリマー溶液を反応器から取り出し、0.560kgの芳香油を酸化防止剤系
(フェノール系+ホスフィット)と一緒に添加する。 溶媒を除去するために、ポリマーを含む溶液、芳香族油及び酸化防止剤を、1
00℃の蒸気の導入により加熱した水を含む攪拌反応器に供給する。溶媒が除去
された後、金属の網上で濾過し、機械的に圧搾して、60℃に保持された真空オ
ーブン中で24時間乾燥させることにより、湿ったゴムの塊を回収する。これら
の条件下で、残存する水含量は通常0.3質量%未満である。 物質のGPC分析により、Mw値は475,000、Mw分散性は1.5、1,2の含量
は64%、及びムーニー粘度は49であることが示された。
【0020】実施例6(分岐状連続式 BC1) 重合は、実施例2の反応器系に類似したものを用いるが、ライン上に第二のミ
キサー(第一のミキサーはn-ブチルリチウムの添加のために使用し、第二のミキ
サーはアルキル臭素の添加のために使用する)を挿入して実施する。最初の2個
のCSTR反応器中の滞留時間を30分とし、リチウム及びランダム化剤の比が0.
45〜0.69の範囲内であるように、9質量%のブタジエン及び3質量%のス
チレンを350ppmのランダム化剤/ビニル促進剤とともに含む試薬混合物を供
給した。前述の条件下では、62%の転化率で第一反応器中の温度は56℃であ
り、95%の総転化率で第二反応器中の温度は64℃であり、99.9%の最終
転化率で第三反応器中の温度は67℃であった。転化が完了した際、0.06ph
rのn-ブチルリチウムをライン上の第一のミキサーに添加し、同一当量のオクチ
ル臭素をライン上の第二のミキサーに添加する。ポリマーが得られ、それは、酸
化防止剤の添加後、ブレンドの形で回収され、27%の芳香油で油展された。次
いで蒸気流中でストリッピングすることによりポリマーから溶媒を除去し、その
後押出により機械的に乾燥させた。 ポリマーのGPC分析により、重量平均分子量は660,000、分散性は2.
4、ビニル単位含量は67%、及びムーニー粘度は51であることが示された。
【0021】実施例7(分岐状連続式 BC2) 重合は、実施例6に記載した反応器系に類似したものを用いるが、ライン上に
第二のミキサー(第一のミキサーはn-ブチルリチウムの添加のために使用し、第
二のミキサーはアルキル臭素の添加のために使用する)を挿入して実施する。最
初の2個のCSTR反応器中の滞留時間を30分とし、リチウム及びランダム化剤の
比が1.8〜2.3の範囲内であるように、9質量%のブタジエン及び3質量%
のスチレンを350ppmのランダム化剤/ビニル促進剤とともに含む試薬混合物
を供給した。これらの条件下では、64%の転化率で第一反応器中の温度は57
℃であり、98%の総転化率で第二反応器中の温度は66℃であり、99.9%
の最終転化率で第三反応器中の温度は67℃であった。転化が完了した際、0.
08phrのn-ブチルリチウムをライン上の第一のミキサーに添加し、同一当量の
オクチル臭素をライン上の第二のミキサーに添加する。ポリマーが得られ、それ
は、酸化防止剤の添加後、ブレンドの形で回収され、27%の芳香油で油展され
た。次いで蒸気流中でストリッピングすることによりポリマーから溶媒を除去し
、その後押出により機械的に乾燥させた。 ポリマーのGPC分析により、重量平均分子量は680,000、分散性は2.
5、ビニル単位含量は66%、及びムーニー粘度は50であることが示された。
【0022】実施例8(分岐状連続式 BC3) 重合は、実施例7に記載した反応器系に類似したものを用いて実施する。最初
の2個のCSTR反応器中の滞留時間を各々30分とし、リチウム及びランダム化剤
の比が1.8〜2.3の範囲内であるように、9質量%のブタジエン及び3質量
%のスチレンを350ppmのランダム化剤/ビニル促進剤とともに含む試薬混合
物を供給した。これらの条件下では、64%の転化率で第一反応器中の温度は5
7℃であり、98%の総転化率で第二反応器中の温度は66℃であり、99.9
%の最終転化率で第三反応器中の温度は67℃であった。転化が完了した際、0
.1phrのn-ブチルリチウムをライン上の第一のミキサーに添加し、同一当量の
オクチル臭素をライン上の第二のミキサーに添加する。ポリマーが得られ、それ
は、酸化防止剤の添加後、ブレンドの形で回収され、27%の芳香油で油展され
た。次いで蒸気流中でストリッピングすることによりポリマーから溶媒を除去し
、その後押出により機械的に乾燥させた。 ポリマーのGPC分析により、重量平均分子量は700,000、分散性は2.
6、ビニル単位含量は65%、及びムーニー粘度は51であることが示された。
【0023】比較例9(DVBを用いた分岐状連続式 BC4) 重合は、実施例7に記載した反応器系に類似したものを用いて実施する。最初
の2個のCSTR反応器中の滞留時間を各々30分とし、リチウム及びランダム化剤
の比が1.8〜2.3の範囲内であるように、9質量%のブタジエン及び3質量
%のスチレンを350ppmのランダム化剤/ビニル促進剤とともに含む試薬混合
物を供給した。溶液は、第一の反応器に供給されるDVB及び第二の反応器に供給
されるDVB間の比が1.4〜1.5で、第一の反応器に供給されるLi及びDVB間の
モル比が6.0〜3.0(第一の反応器中のLi/DVBが3.0に等しく、DVB1/DVB2 =1.5である場合には、総Li/DVB比は2:1であろう)であるように、DVBの
シクロヘキサン溶液を含む容器から第一及び第二の反応器に供給される。前述の
条件下では、62〜64%の転化率で第一反応器中の温度は55〜57℃であり
、98%の総転化率で第二反応器中の温度は64〜66℃であり、99.9%の
最終転化率で第三反応器中の温度は67℃であった。ポリマーが得られ、それは
、酸化防止剤の添加後、ブレンドの形で回収され、27%の芳香油で油展された
。次いで蒸気流中でストリッピングすることによりポリマーから溶媒を除去し、
その後押出により機械的に乾燥させた。 ポリマーのGPC分析により、重量平均分子量は650,000、分散性は2.
3、ビニル単位含量は66%、及びムーニー粘度は51であることが示された。
ゲルは存在しない。
【0024】比較例10(BC5) 先行実施例に記載した作業条件と同一の条件下で、DVBを同一の割合で2個の
反応器に供給するが、Liに対する量は多い。特に、総量は、供給したLiに等しい
モル量を供給する。 可溶性部分の分析により分子量は670,000であり、ゲル含量は5%であ
ることが示された。比較例11(BC6) 実施例9に記載した作業条件と同一の条件下で、全体としてはLiと同じである
が、相対量の異なるDVB(第一の反応器に75%、第二の反応器に25%)を供
給する。不溶性生成物の量は22%であるが、可溶性部分の分子量は670,0
00である。
【0025】
【表1】 表1A
【0026】 表1A及び図1に関する解説 本発明による臭素分岐系を使用すると、たぶんラジカルタイプの反応により分
岐構造の形成を引き起こす。これらの反応は、完全な転化で実施される。これは
、重合反応器内の汚れを引き起こす傾向及びゲルの形成傾向を低下させる。分岐
構造はまた、DVBの供給により重合中に形成されうる。この場合には、ゲルの危
険が高く、到達しうる最大分岐度はより低い。 本明細書において説明した方法を用いて得られる特定構造は、高分子の軸に沿
ってランダムに分布する分岐点、すなわち“結節”の創成を特徴とする。すでに
記載したように、これらの“結節”は、アリル部分の引き抜きにより順々に形成
される2個の高分子ラジカルのカップリングにより生成する。分岐点の発生及び
種類は、SiCl4との反応により得られる放射状構造を有するバッチ式S-SBR(RB1
)、テキストに記載されているアルキルリチウムと臭化アルキルとの反応による
バッチ式分岐状S-SBR(BB1)及び連続式の直鎖状(LC1)及びSiCl4により得られ
る放射状(RC1)の2つのS-SBRを比較するMALLS分析により明示される。これら
の3種類の試料は、37.5phr(27.3%に対応)の芳香油の添加後ほぼ同
一のムーニー粘度(50ポイント)を有する。
【0027】 ポリマー前駆物質は、分岐臭素ポリマー(BB1)に関しては、対応するSiCl4
より得られる放射状のS-SBRより分子量が低いけれども、高分子量のフリンジの
存在は前者には観察されるが、後者には観察されない。アーム数が3以上の星型
構造の形成を引き起こすイオン反応が知られているが、RB1及びBB1に関して示さ
れた2つのMALLS曲線を比較すると、3以上の分岐度を有するフラクションを形
成するカップリングラジカル機構の存在が確認される。 連続式の2種のS-SBRの分布を本発明の分岐臭素ポリマーのそれと比較すると
、全ての場合において、分子量が106g/molより大きいことも興味深い(図1を
参照されたい)。 このことは、アニオンバッチ式合成法及び連続方法の間に必然的に生じる差を
考慮すると、重要な因子である(すなわち、後者には高分子量のフリンジが存在
する)。 連続式合成方法において分岐を導入するために二官能性または多官能性モノマ
ー(すなわちDVB)を使用することに関しては、この場合には“結節”がモノマ
ー自体の反応性のために高分子量フラクションに集中する傾向があるが、ラジカ
ル間の反応のランダムな性質のためにアルキルリチウム−臭化アルキル系の使用
では分子軸に沿って分布する分岐となる傾向があることを指摘する価値がある。
【0028】原料及び加硫ポリマーの評価 表1Bは、表1Aに記載したエラストマーの原料ブレンドの性質を示すが、表
1Cは、対応する加硫ゴムの性質を明記する。 表1B及び1Cの特性決定に使用した方法及び器具は以下のとおりである。 * ムーニー粘度:Monsanto MV2000E Viscometer, ASTM D1646 * 押出機(Garvey指数、膨張、収縮):Royle Drawplate 80rpm-90℃, ASTM D
2230 * 流動特性:Monsanto 2000 O. D. R., ASTM D2084 * 引張特性(極限引張強さ、極限伸び、モジュラス):Instron 1121, ASTM D
412 * 引裂強さ:Instron 1121, ASTM D624, B * 硬度:Zwick Durometer, ASTM D2240 * 弾性降伏:Zwick Pendulum, DIN 53512 * 摩耗:DIN 53516 * 動的試験(tanδ):Rheometrics RDS II, 密閉方法
【0029】 全てのポリマーに関して使用したブレンドの基本的な配合は、官能化シリカ(
Coupsil 8113 GR(登録商標))の使用が中心である。 使用した量は以下のとおりである。 ・ 表1Aの油展ポリマー:137.5phr ・ Coupsil 8113 GR(登録商標):87.5phr ・ Santoflex(登録商標) 13:1phr ・ Anox HB:1phr ・ 酸化亜鉛:2.5phr ・ ステアリン酸:1phr ・ Riowax(登録商標) 721:1.5phr ・ DPG(ジフェニルグアニジン):2phr ・ CBS(n-シクロヘキシル-2-ベンゾチアジルスルフェンアミド):1.7phr
・ 硫黄:1.4phr ・ Polyplastol(登録商標) 19:3phr
【0030】ブレンドの調製条件 ブレンドの調製は以下の条件下で実施した。 350ccの室及びバンバリータイプの回転部を有するbraebender 出発温度:60℃ サイクル:6分 排出温度:150℃ 混合物の促進は、開放式ミキサー中で6分間実施する。ブレンドの加硫 加硫工程は、試料を151℃において40分間成形することにより実施した。
【0031】
【表2】 表1B
【0032】
【表3】 表1C (*)実施できない
【0033】 表1B及び表1Cに関する解説 表1B及び表1Cの分析から、長い連鎖の分岐(LCB)の導入により、連続式
の直鎖状と比較して以下のことを引き起こすことがわかる。 1.ゴム全体の弾性構成要素の増大(表1B)。 2.Δムーニーの低下及びそれに伴う充填剤の分散の向上(表1B)。 3.物質のヒステリシスの低下(tanδの低下、表1C)。 したがって、一般的には、分岐により得られる弾性構成要素の導入は、充填剤
の分散ばかりでなく、物質の動的特性を改良する。ターモノマー(ジビニルベン
ゼン)の使用と比較した本発明の方法の利点は、ゲルの形成と比較して自由度の
大きい端部で分岐剤を改質することにより弾性構成要素が増大しうるということ
である。 技術的に応用された性質に関しては、(連続式方法から得られる)幅広い分布
のポリマーにおいて低分子量フリンジの存在が粘着性の増大を引き起こすことが
観察されうる(表1B)。したがって、分岐含量の増大がブレンドの調製段階中
における物質の挙動を改良する。更に、ランダムタイプの“長い”分岐は、充填
剤及びブレンドのその他の成分の改良された(及び更に迅速な)分散のために、
Δムーニー値の減少に寄与する。これに対し、試料BC5及びBC6について示される
ように(表1Bを参照されたい)、ゲルの存在はブレンドのムーニー粘度、した
がってΔムーニーを有意に増大させる。
【0034】 連続式“分岐”生成物は、Garvey試験における押出製品の評価に関する限り、
明らかな改良を示す。しかしながら、この場合にはまた、ゲルの存在が結果の品
質に負の影響を及ぼす。膨張もまた分岐含量の増大に伴って増大する。 加硫製品の性質の分野においては(表1C)、連続式分岐製品は弾性率(引張
試験)を増大させる傾向を示すが、極限伸びは対応して減少する。ゲルの存在は
、極限伸びに対して負の影響を及ぼす(BC5及びBC6)。 tanδ(物質のヒステリシス)に関しては、(バッチ式及び連続式方法の両方
から得られる)臭素分岐製品は、製品BC4、BC5及びBC6(ジビニルベンゼン)よ
りすぐれた特性を示す。試料を同質の“群”(すなわち、幅広い分布=比較的高
い連鎖末端濃度)に再分割することにより結果を調べる際には、製品BC1、BC2及
びBC3の構造は、その他の連続式分岐製品のそれより良好であることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 調製した4種のポリマーの分子量分布を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ソッデュ ルカ イタリア イ−40040 カステル サン ピエトロ テルメ ボローニャ ヴィア サビオナーラ 2036 (72)発明者 イシドーリ サブリナ イタリア イ−48100 ラヴェンナ ヴィ ア ファリエル 42 (72)発明者 タッチオーリ アッティリオ イタリア イ−20097 サン ドナート ミラネーゼ ヴィア ケネディ 27 (72)発明者 マシ フランチェスコ イタリア イ−26866 サンタンジェロ ロディジアーノ ヴィア ガルヴァーニ 7 Fターム(参考) 4J011 BB02 BB03 BB07 HB00 HB22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐構造を有するエラストマー性共役ジエン−ビニル芳香族
    炭化水素ランダムコポリマーの製造方法であって、 (1) ランダム化剤及びアルキルリチウムの群から選択された開始剤の存在下に
    おいて、モノマーがほとんど全て消費されるまで実施される、共役ジエン及びビ
    ニル芳香族炭化水素モノマーの溶液中におけるアニオン共重合工程、 (2) 工程(1)のアルキルリチウムのモル量の1乃至4倍量のアルキルリチウムを
    工程(1)の溶液へ添加する工程、及び (3) 一般式R-Brを有する化合物を、R-Br及びアルキルリチウムの総量間のモル
    比が0.6/1乃至1/1であるように工程(2)の重合溶液に添加して、エラス
    トマー性分岐コポリマーを得る工程、 を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記共役ジエンモノマーが4乃至12個の炭素原子を含む1,
    3-ジエンから選択される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記共役ジエンモノマーがブタジエンである請求項2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 前記ビニル芳香族炭化水素がスチレンである請求項1記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 工程(2)において、工程(1)のアルキルリチウムのモル量の2
    乃至3倍量のアルキルリチウムを工程(1)の溶液に添加する請求項1記載の方法
  6. 【請求項6】 工程(3)において、R-Br及びアルキルリチウムの総量間のモ
    ル比が0.7/1乃至0.9/1であるように一般式R-Brを有する化合物を工程
    (2)の重合溶液に添加する請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記RがC3〜C10の単官能性アルキル基である請求項1記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 前記Rがオクチルである請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 工程(1)の後で工程(2)の前にカップリング剤を添加する請求
    項1記載の方法。
JP2001578517A 2000-04-20 2001-04-05 加工性が改良され転がり抵抗の低下したsbrゴムの調製方法 Expired - Lifetime JP3721332B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT2000A000887 2000-04-20
IT2000MI000887A IT1318479B1 (it) 2000-04-20 2000-04-20 Procedimento per la preparazione di gomme sbr con miglioratalavorabilita' e minore resistenza al rotolamento.
PCT/EP2001/007030 WO2001081430A1 (en) 2000-04-20 2001-04-05 Process for the preparation of sbr rubbers with an improved processability and a lower rolling resistance

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003531256A true JP2003531256A (ja) 2003-10-21
JP3721332B2 JP3721332B2 (ja) 2005-11-30

Family

ID=11444900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001578517A Expired - Lifetime JP3721332B2 (ja) 2000-04-20 2001-04-05 加工性が改良され転がり抵抗の低下したsbrゴムの調製方法

Country Status (14)

Country Link
US (1) US6858683B2 (ja)
EP (1) EP1274737B1 (ja)
JP (1) JP3721332B2 (ja)
KR (1) KR100785565B1 (ja)
AT (1) ATE394426T1 (ja)
AU (1) AU2001274113A1 (ja)
CA (1) CA2405987C (ja)
DE (1) DE60133889D1 (ja)
ES (1) ES2306717T3 (ja)
HU (1) HU229194B1 (ja)
IT (1) IT1318479B1 (ja)
PL (1) PL207370B1 (ja)
PT (1) PT1274737E (ja)
WO (1) WO2001081430A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015523432A (ja) * 2012-06-12 2015-08-13 ベルサリス、ソシエタ、ペル、アチオニVersalis S.P.A. 官能化および分枝化されたエラストマー性コポリマーの調製方法および加硫可能なエラストマー性組成物におけるその使用

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20070626A1 (it) * 2007-03-29 2008-09-30 Polimeri Europa Spa Mescola vulcanizzabile comprendente copolineri ramificati vinilarene-diene coniugato parzialmente idrogenati
ITMI20071210A1 (it) * 2007-06-15 2008-12-16 Polimeri Europa Spa Procedimento per la idrogenazione parziale di copolimeri random vinil arene-diene coniugato
IT1391109B1 (it) * 2008-08-20 2011-11-18 Polimeri Europa Spa Procedimento per la sintesi di poli(1,3-alcadieni) funzionalizzati e loro impiego nella preparazione di polimeri vinilaromatici ad alta resistenza all'urto
DE102009060440A1 (de) * 2009-12-22 2011-06-30 nora systems GmbH, 69469 Verfahren zur Herstellung eines flächenförmigen Gummibelags und flächenförmiger Gummibelag
IT1402007B1 (it) * 2010-10-06 2013-08-28 Polimeri Europa Spa Procedimento per la preparazione di polimeri dienici o copolimeri statistici vinilarene-diene
CN102453117B (zh) * 2010-10-28 2015-02-04 中国石油化工股份有限公司 一种碱金属醇盐及其制备方法
ITMI20121495A1 (it) 2012-09-07 2014-03-08 Versalis Spa Procedimento per la preparazione di polimeri dienici o di copolimeri statistici vinilarene-diene
KR102399256B1 (ko) 2014-08-20 2022-05-17 베르살리스 에스.피.에이. 디엔 폴리머 또는 랜덤 비닐 아렌-디엔 코폴리머의 제조 방법
FR3060581A1 (fr) * 2016-12-21 2018-06-22 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Procede de polymerisation continu d'elastomere dienique modifie avec initiateur amidure de lithium
FR3060579A1 (fr) * 2016-12-21 2018-06-22 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Procede de synthese en continu d'elastomere dienique modifie avec initiateur amidure de lithium
RU2733742C1 (ru) * 2019-12-26 2020-10-06 Публичное акционерное общество «СИБУР Холдинг» Способ получения модифицированных сополимеров

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1258611A (ja) * 1968-03-04 1971-12-30
US3639367A (en) * 1969-10-08 1972-02-01 Firestone Tire & Rubber Co Joining live polymers by means of monohalogen compounds
US3755276A (en) * 1971-02-17 1973-08-28 Firestone Tire & Rubber Co Process for polymerizing conjugated dienes
US4145498A (en) 1974-03-01 1979-03-20 Phillips Petroleum Company Addition of coupling agent during organolithium initiated polymerizations
IT1289605B1 (it) * 1997-01-30 1998-10-15 Enichem Spa Copolimerizzazione anionica di dieni coniugati e vinil areni in presenza di alchil eteri del tetraidropiranil metanolo

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015523432A (ja) * 2012-06-12 2015-08-13 ベルサリス、ソシエタ、ペル、アチオニVersalis S.P.A. 官能化および分枝化されたエラストマー性コポリマーの調製方法および加硫可能なエラストマー性組成物におけるその使用

Also Published As

Publication number Publication date
KR20030005287A (ko) 2003-01-17
US20040006187A1 (en) 2004-01-08
JP3721332B2 (ja) 2005-11-30
ATE394426T1 (de) 2008-05-15
AU2001274113A1 (en) 2001-11-07
CA2405987A1 (en) 2001-11-01
PL207370B1 (pl) 2010-12-31
ES2306717T3 (es) 2008-11-16
EP1274737B1 (en) 2008-05-07
EP1274737A1 (en) 2003-01-15
CA2405987C (en) 2009-01-06
US6858683B2 (en) 2005-02-22
ITMI20000887A0 (it) 2000-04-20
ITMI20000887A1 (it) 2001-10-20
HUP0300921A3 (en) 2010-01-28
DE60133889D1 (de) 2008-06-19
PL357465A1 (en) 2004-07-26
KR100785565B1 (ko) 2007-12-13
HUP0300921A2 (hu) 2003-07-28
HU229194B1 (en) 2013-09-30
IT1318479B1 (it) 2003-08-25
PT1274737E (pt) 2008-08-18
WO2001081430A1 (en) 2001-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2894986B2 (ja) ジエン系重合体ゴム組成物
CN104892975B (zh) 制备填充的橡胶组合物的方法
JP3797262B2 (ja) 変性ジエン系重合体ゴム、その製造方法及びゴム組成物
EP2325027B1 (en) Rubber composition, method of manufacturing a rubber composition and pneumatic tire with such a rubber composition
JP3721332B2 (ja) 加工性が改良され転がり抵抗の低下したsbrゴムの調製方法
US6558805B2 (en) Functionalized rubbery polymer containing polysiloxane
HUE031644T2 (en) Modified polymer preparations
JP4486318B2 (ja) 高ビニル含量のゴムの合成
CN106715496A (zh) 共轭二烯聚合物和共轭二烯聚合物组合物
EP1422245B1 (en) Method for preparing coupled polymer
KR20150052846A (ko) 디엔 중합체 또는 랜덤 비닐 아렌-디엔 공중합체의 제조 방법
KR20170042517A (ko) 디엔 폴리머 또는 랜덤 비닐 아렌-디엔 코폴리머의 제조 방법
US9035005B2 (en) Functionalized elastomer
EP3106469A1 (en) Modified conjugated diene polymer, modified rubber composition comprising same, and method for preparing modified conjugated diene polymer
JPH04279641A (ja) 重負荷車両用空気入りタイヤ
JPH05202150A (ja) 塩素化ブチルゴムグラフト共重合体
MX2014013987A (es) Proceso para la preparación de copolimeros elastoméricos ramificados y que tienen grupos funcionales y el uso de los mismos en composiciones elastoméricas vulcanizables.
JPS6181445A (ja) ゴム組成物
WO2009155126A1 (en) Low chloride polybutadiene
US7884168B2 (en) Heterogeneous rubbery polymers having random, tapered, and block portions therein and methods of making same
EP2803683B1 (en) Functionalized elastomer and method of making such an elastomer
JPH01297438A (ja) タイヤ用ゴム組成物
WO2022249764A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物、トレッドゴム及びタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050124

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050425

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050506

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3721332

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100916

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120916

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130916

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term