JP2003531038A - 湾曲熱可塑性材製チューブを製造するための方法 - Google Patents

湾曲熱可塑性材製チューブを製造するための方法

Info

Publication number
JP2003531038A
JP2003531038A JP2001578186A JP2001578186A JP2003531038A JP 2003531038 A JP2003531038 A JP 2003531038A JP 2001578186 A JP2001578186 A JP 2001578186A JP 2001578186 A JP2001578186 A JP 2001578186A JP 2003531038 A JP2003531038 A JP 2003531038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
preform
fluid
tube
thermoplastic
tube layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001578186A
Other languages
English (en)
Inventor
ストライプ,スタンレイ,イー.
Original Assignee
デイコ プロダクツ,エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デイコ プロダクツ,エルエルシー filed Critical デイコ プロダクツ,エルエルシー
Publication of JP2003531038A publication Critical patent/JP2003531038A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/02Bending or folding
    • B29C53/08Bending or folding of tubes or other profiled members
    • B29C53/083Bending or folding of tubes or other profiled members bending longitudinally, i.e. modifying the curvature of the tube axis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/80Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C53/84Heating or cooling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C35/00Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
    • B29C35/16Cooling
    • B29C2035/1616Cooling using liquids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C35/00Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
    • B29C35/02Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould
    • B29C35/04Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould using liquids, gas or steam

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 成形可能なチューブ状プレフォーム(22)を準備し、プレフォームの両端をそれぞれ対応する結合部材(24,26)に固定してプレフォームに伸長張力を与え、プレフォームの中空内部に、プレフォームを支持するのに充分な圧力の加熱流体を充填し、流体充填プレフォームの外表面に機械的圧力(46)を加えてプレフォームを所定の三次元蛇行形態に成形し、プレフォーム内の加熱流体を、プレフォームを所定の三次元の蛇行形態に固定する冷却流体に置き換え、次いで、冷却流体をプレフォームから除去することから成る、湾曲チューブ状物品製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は、熱可塑性材製チューブを製造するための方法に関し、特に、一定し
た(均一な)肉厚及び一定した円形断面形状を呈する湾曲熱可塑性材製チューブ
を製造するための方法に関する。
【0002】 発明の背景 例えば自動車産業に用いられる燃料充填チューブ、燃料送給チューブ、ラジエ
ータ冷却剤チューブ、パワーステアリングチューブ等の製造は、一般に、内側チ
ューブと外側チューブとそれらの間に介設された補強材とから成る所定長の湾曲
していない可撓チューブを準備し、次いで、該生の(未硬化の)プレフォームを
金属、プラスチック又はゴム等で形成された剛性マンドレル上に装填する工程を
含む。マンドレルは、最終チューブ形状に対応する形状を有している。次いで、
マンドレルに装着された所定長のチューブを開放型スチームオートクレーブ内で
硬化させた後、マンドレルから最終製品として取り外す。この剛性マンドレル法
はおおむね満足なものであるが、極端に鋭い曲がり(湾曲部又は屈曲部)を有す
る三次元の蛇行形態のものは、剛性の湾曲マンドレル上で形成することは事実上
不可能である。このタイプの従来の方法でチューブ素子をマンドレルに装填し、
脱装填することが困難であるばかりでなく、チューブの屈曲部の内表面に熱間亀
裂や皺が発生するという問題がある。内表面の亀裂や皺は、チューブの流体流れ
性等の性能特性にとって有害であり、最終的に使用中のチューブの早期破損の原
因となる。この問題に対処するために、以下に述べるように、従来、幾つかの方
法が提案されている。
【0003】 第1に、湾曲したチューブ状製品の製造に可撓性マンドレルとして砂等の粒状
材料を使用することが、米国特許第1,877,628号に開示されているが、
湾曲チューブの製造においてマンドレルコアとして砂を使用することは、不適当
である。なぜなら、チューブを硬化させたとき、その内表面が堅い斑点のある、
又は、多孔質の表面となり、砂粒子が、チューブの硬化後フラッシュ洗浄によっ
て完全に除去することが実際上不可能な内表面の細孔に挟まってしまうからであ
る。そのような粒状物質がたとえ少量でも残留することは、例えば自動車の燃料
充填チューブでは非常に望ましくない。粒子が、自動車の燃料導管系の燃料ポン
プやその他の複雑なオリフィスを詰まらせる原因となるからである。
【0004】 米国特許第3,753,635号は、熱可塑性材導管の精密屈曲を形成するた
めの装置において、複数の加工部所と、各々、導管の屈曲させるべきセグメント
の壁の内外間に圧力差を設定する(導管の内部を外部より高い圧力にする)ため
の加圧手段を有するステーションとを有する回転手段と、導管の該セグメント(
屈曲させるべき部分)の両端をそれぞれ挟むためのクランプ手段と、所望の仕上
げ表面を有するエルボーを形成するための内壁を有するジグ手段と、クランプ手
段の可動部分に連結された自動曲げ手段と、屈曲の度合を制限するためのストッ
パーとから成る装置を開示している。上記回転手段は、装填部所と、加熱部所と
、加熱及び曲げ部所と、管を冷却する場合には冷却部所を通って回転する。管の
冷却は、管に外部から冷風を当て、次いで、冷却浴に浸漬させるか、又は、冷水
のスプレーを吹きつけることによって行われる。
【0005】 米国特許第3,021,871号は、好ましくはナイロン製の押し出された所
定長のらせん状チュービング(管材料)をマンドレルに巻きつけて、マンドレル
の外径によってチュービングのコイル(螺旋巻き)の内径を決定する方法を開示
している。この方法では、チュービングを室温でマンドレルに巻きつけ、チュー
ビング内を通して生蒸気を循環させ、次いで、冷水をチュービング内に通して熱
可塑性材を所望のコイル形状に固定する。
【0006】 米国特許第3,826,288号は、ナイロン製等の所定長のチュービング即
ち管材料を第1マンドレルに巻きつけ、次いで、第1マンドレルから離隔させて
配置した第2マンドレルに反対方向に8の字状に巻きつけることによってプレフ
ォーム(予備成形)された熱可塑性材物品を形成することを教示している。次い
で、それらのマンドレルとチュービングを保持した固定具をチュービングがマン
ドレルの形状に合致するまで適当に加熱した後、冷却してその形状を固定する。
加熱工程は、チュービング内を通して加熱流体を循環させることによって行われ
、冷却工程には冷却流体が用いられる。
【0007】 米国特許第3,992,505号は、エラストマー材製の自動車用ラジエータ
チューブの製造において、所定長の未硬化エラストマー材チュービングの内部に
流動可能物質を充填し、チュービングの両端をキャップで塞ぎ、このように流動
可能物質を充填したチュービングを最終形状に対応する形状に配置された、互い
に連結されていない個別の支持手段の周りに巻きつけて成形し、チュービングを
加硫することによってエラストマー材製のチューブを製造する方法を開示してい
る。チュービング内に充填する流動可能物質として、水溶性塩又は水を用いるこ
とができる。この方法は、熱硬化性を利用する方法であり、最終形状は加硫によ
って固定されるので冷却工程は必要ない。
【0008】 米国特許第4,218,420号は、チューブを互いに合致するプレスプレー
トの2つの半分体(金型半分体)に切設されたらせん溝内に挿入して硬化させる
方法を開示している。この方法では、未成形のチューブを一方の金型半分体のら
せん溝内に挿入し、他方の金型半分体で金型を閉じ、チューブをらせん溝内に拘
束した状態で加熱工程にかける。完成したチューブは、精密に画定された外形を
有する。加熱工程では、高温流体をチューブ内に通すことができる。
【0009】 米国特許第4,144,622号は、最終物品の形状に対応する形状の内部キ
ャビティを有する2つ以上の個別金型部品から成る金属金型を用いて曲がりくね
った形状の物品を形成する方法を開示している。この方法では、成形すべき物品
をチューブフォーマー(成形道具)上で組合わせ、該未硬化の物品とチューブフ
ォーマーとを金型のキャビティ内に装入し、金型部品を閉じて固定し、チューブ
フォーマーを約50psig(psiゲージ圧)にまで膨満させる。次いで、物
品を金型内で加熱硬化させるか、あるいは、金型から取り出して後処理する。こ
の物品は、オーバーラップさせたシート材と、それを囲包するうね編み織物と、
凝結性粘性樹脂とで形成される。
【0010】 米国特許第3,859,408号は、チューブ状のカーカス(チューブ)をチ
ューブ状断面形状の金型を通して前進させ、カーカスの一端を浮動シールとピン
チローラで密封し、他端をプラグで密封し、プラグ端を通してチューブの内部を
加圧し、金型部分内のカーカスを外部加熱コイルで硬化させ、圧力を弱め、カー
カスの次のセクションを金型を通して前進させ、カーカスの加硫済み(硬化した
)部分を未硬化部分から切断し、カーカスの開放端を密封し、この工程を反復し
てチューブを形成する方法を開示している。加圧手段は、加熱手段をも含むもの
であることが好ましい。
【0011】 カナダ特許第1,042,642号は、凝結性流体を未硬化チューブ内に流動
状態で導入することを教示している。この凝結性流体を固形に変換して(凝結さ
せて)チューブ構造体を中実マンドレル上で完成させる。次いで、この凝結した
流体を加硫工程中に流動性流体に再変換させる。
【0012】 三次元の蛇行形態を有する形態に製造されたチューブは、一般に、特に屈曲部
が鋭角である場合は、屈曲部のところで形が狭窄されているという欠点を有する
。直径が狭窄される原因は、屈曲部の内周が小さくなり、それによってチューブ
の内径が円形を保つことができなくなることにある。従って、そのようなチュー
ブ状構造は、真直ぐな部位では円形の径を呈するが、屈曲部、特に鋭い屈曲部を
含む区間では楕円形を呈する。チューブ全体としては同じであるか、非常に類似
した形状であるが、屈曲部の特殊な形状が、チューブの性能に劇的に影響する。
従って、当該産業には、非常に鋭い屈曲部をも含む、いろいろな三次元の蛇行形
態訴有するが、従来技術にみられた上述の欠点がなく、全長に亘って均一に一定
した肉厚と円形の断面形状を呈する熱可塑性材製チューブを製造する方法を求め
る要望がある。
【0013】 発明の開示 本発明によれば、熱可塑性材のプレフォームチューブを成形装置内に装入し、
プレフォームを軟化させるのに充分な温度の高温流体を高圧下でチューブ内に圧
入することを特徴とする方法によって、例えば熱可塑性材、熱硬化性材、エラス
トマー材、又はエラストマー材と熱可塑性材又は熱硬化性材とのハイブリッド構
成の所定長の可撓チューブを所定の三次元の蛇行形態に成形することができる。
高圧の高温流体は、チューブを支持するための可撓マンドレルとして機能する。
流体を充填されたチューブをチューブ成形装置の曲げ及び成形部材によって機械
的に操作して所定の三次元蛇行形態を有するチューブを得る。チューブが所望の
形状に成形されたならば、チューブ内に上記高温流体に代えて高圧冷却流体を注
入し、チューブの形状を該所定の三次元の蛇行形態に固定する。本発明に従って
製造されたチューブは、従来技術のチューブ製造方法に随伴する上述した欠点が
なく、全長に亘って一定した肉厚と円形の断面形状を有する。
【0014】 発明の実施形態の説明 本発明の特徴及び利点は、添付図を参照して記述した以下の実施形態の説明か
ら明らかになろう。 本発明は、例えば熱可塑性材、熱硬化性材、エラストマー材、又はエラストマ
ー材と熱可塑性材又は熱硬化性材とのハイブリッド構成のチューブの製造、特に
、自動車の燃料チューブ又は蒸気チューブとして使用することができる大径の熱
可塑性材製チューブの製造に関する。この種のチューブは、通常、約1.27〜
6.35cm(0.5〜2.5in)の直径を有し、一般に、燃料入口ポートと
燃料タンク又はその他の機器との間の導管として用いられる。一端を燃料入口ポ
ートに結合され、他端を燃料タンクに結合された燃料チューブをスペアタイヤ入
れや、サスペンション部材等の自動車の多数の構造部材を避けて延長させるため
に、燃料チューブを三次元の蛇行形態とすることができ、屈曲部の幾つかを鋭角
屈曲部とすることができる。そのようなチューブは、成形されたときは若干の可
撓性を有するが、最終形状に対してはある程度剛性である。
【0015】 本発明によれば、1層又は複数の層(例えば、内側チューブ層と外側チューブ
層)を有するチューブを押し出し、次いで、該チューブの素材の融解点に近い温
度の高温流体を高圧下で該チューブ内に圧入することによって該チューブを所定
の三次元蛇行形態に機械的に成形、屈曲させ、所望の形状を得るために該チュー
ブを機械的に成形、屈曲させ、次いで、該チューブの形状を該所定の三次元蛇行
形態に固定するのに充分に低い温度の冷却流体を前記高温流体を押しのけるよう
にして高圧下で注入する。冷却流体を回収した後、成形済みチューブを成形装置
から取り出し、次の所定長の押し出しチューブに対して上記プロセスを繰り返す
【0016】 本発明によれば、三次元蛇行形態チューブの製造が容易にかつ能率的に達成さ
れるばかりでなく、本発明に従って形成されたチューブは、従来の方法を用いて
は得られなかった極めて望ましい特性を発揮する。例えば、本発明の三次元蛇行
形態チューブは、鋭い屈曲部が形成されている区間をも含めてチューブの全長に
亘って均一な円形の内径断面形状を保持している。更に、鋭い屈曲部の区域でさ
えも、波状起伏、折りじわ又はしわなどはみられない。従来技術のチューブは、
チューブの屈曲部の内表面に波状起伏、折りじわ又はしわなどの欠陥が生じるこ
とで知られている。波状起伏、折りじわ又はしわは、望ましくない流れ特性をも
たらし、チューブの早期破損の原因となる。従来、チューブの製造においてチュ
ーブに生じる波状起伏、折りじわ又はしわは、湾曲チューブの製造において大き
な問題であった。
【0017】 本発明の一側面においては、三次元の蛇行形態を有し、全長に亘って均一に一
定した肉厚と円形の断面形状を呈する湾曲熱可塑性材製チューブを製造する方法
が提供される。この方法は、1層又は複数層を有する成形可能な熱可塑性材のチ
ューブ状プレフォームを供給する工程と、該プレフォームに伸長張力を課するこ
とができるようにベースの両側部材に取り付けられた1対の結合部材を準備し、
該プレフォームの両端をそれぞれ対応する結合部材に固定して該プレフォームを
該1対の結合部材の間に配設する工程と、該プレフォームの中空内部に該プレフ
ォームを支持するのに充分な圧力の加熱流体を充填する工程と、該流体充填プレ
フォーム(流体を充填されたプレフォーム)にその外表面の1つ又は複数の所定
部位で機械的圧力を加えて該プレフォームを所定の形態に成形する工程と、該プ
レフォーム内の前記加熱流体を冷却流体に置き換えて該プレフォームの前記所定
の形態を固定する工程と、得られたチューブから流体が完全に除去されるように
前記冷却流体を該プレフォームから除去する工程とから成る。
【0018】 本発明の好ましい側面においては、所定の三次元蛇行形態を有し、全長に亘っ
て均一に一定した約1.27〜6.35cm(0.5〜2.5in)径の円形の
断面形状を呈する2層熱可塑性材製チューブを製造する方法が提供される。この
方法は、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロエチレン及びフッ化ビニリデ
ンから誘導された相互重合単位から成る熱可塑性フルオロターポリマーのような
熱可塑性フッ素材から成る内側チューブ層と、接着性を高めるために、又は、補
強のために改質することが可能なナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−
11及びナイロン−12から成る群から選択された融解処理可能なポリアミドか
ら成る外側チューブ層とを有する成形可能な熱可塑性材のチューブ状プレフォー
ムを供給する工程と、該プレフォームに伸長張力を課することができるようにベ
ースの両側部材に緊張状態に取り付けられた1対の結合部材を準備し、該プレフ
ォームの両端をそれぞれ対応する結合部材に固定して該プレフォームを該1対の
結合部材の間に長手方向に配設する工程と、該プレフォームの中空内部に該プレ
フォームを支持するのに充分な圧力の加熱流体を充填する工程と、該流体充填プ
レフォームにその外表面の両端間の1つの部位又は複数の長手方向に離隔した部
位で該プレフォームの外周に合致する溝付きリムを備えた1つ又は複数のスプー
ル素子によって機械的圧力を加えて該プレフォームを所定の形態に成形する工程
と、該プレフォーム内の前記加熱流体を冷却流体に置き換えて該プレフォームの
前記所定の形態を固定する工程と、該冷却流体を該プレフォームから除去し、得
られたチューブから流体を完全に除去する工程とから成る。チューブの肉厚を約
0.086〜0.279cm(0.034〜0.110in)とするように、前
記内側層は、通常、約0.010〜0.025cm(0.004〜0.010i
n)の厚さを有し、前記外側層は、約0.076〜0.254cm(0.030
〜0.100in)の厚さを有する。好ましくは、内側層の厚さを約0.013
〜0.018cm(0.005〜0.007in)とし、外側層の厚さを約0.
114cm(0.045in)とする。前記スプール素子は、プレフォームをそ
の一定した円形断面を維持したままで所定の三次元蛇行形態に成形するようにX
、Y及びZ方向に互いに独立して作動させることができ、軸周りに90°まで回
転させることができる。
【0019】 図1は、本発明に従って三次元蛇行形態のチューブ状物品(単に「チューブ」
とも称する)10の成形方法を説明する上からみた概略図である。チューブ状プ
レフォーム22は、複数の層(例えば、内側層と外側層)を同時に押し出す方法
、又は、各層を別個に押し出した後それらの層を組み合わせる方法等の任意の慣
用の方法によって供給することができる。プレフォーム22の両端をそれぞれク
ランプ28と30を用いて第1結合部材24と第2結合部材26に固定する。結
合部材24と26は、それぞれ、ベース構造体36の支持アーム32,34に弾
性的に、又は、非弾性的に固定することができる。チューブ状プレフォーム22
を容易に成形しうる状態にまで軟化させるのに充分な高い温度に維持された加熱
流体を高温ポンプ(高温流体ポンプ)38によって高温貯留器(高温流体貯留器
)40から導管42を通し、切換え弁44の分岐管54を経て結合部材24内へ
通して循環させ、チューブ状プレフォーム22の内部へ導入し、プレフォームか
ら結合部材26及び切換え弁74の分岐管64を通して導出し、切換え弁74の
分岐管64から導管70を通して高温貯留器40へ戻す。加熱流体は、高圧下に
おかれており、中実マンドレルによって支持するのと同様の態様でチューブ状プ
レフォーム22を支持する。加熱流体を包含した充填チューブ状プレフォーム2
2は、この加熱流体によって軟化され、1つ又は複数のスプール素子46によっ
て提供される機械的圧力を用いることによって目的とする所定の三次元蛇行形態
に合致せしめられる。各スプール素子46は、通常は、総体的にホイールの形と
され、該ホイールの円周面を画定する縁が、チューブ状プレフォーム22の外表
面に合致するU字溝形とされる。スプール素子46は、所定の形態のそれぞれ対
応する屈曲部に合致するようにいろいろな姿勢及び形状をとることができるよう
にベース構造体36に移動自在に取り付けられる。例えば、スプール素子46は
、適正な所望位置へ連続的に張り出し、又は後退するように空気圧式シリンダ(
図示せず)等によって作動させることができる。もちろん、スプール以外の他の
成形素子を用いることができる。その一例は、U字形サドルである。
【0020】 展性の(成形可能な柔軟な)プレフォーム22が所望の形態に成形されたなら
ば、チューブ状プレフォーム22内の加熱流体を冷却流体によって置き換える。
冷却流体は、低温ポンプ(低温流体ポンプ)56を用いて低温貯留器(低温流体
貯留器)60から導管76を通し、切換え弁44の分岐管68を経て結合部材2
4内へ通して循環させ、チューブ状プレフォーム22の内部へ導入してチューブ
状プレフォーム22を前記所定の形態に固定し、所望の(目的の)チューブ状物
品10を得る。冷却流体は、完成したチューブ状物品10の内部から除去し、結
合部材26及び切換え弁74の分岐管72及び導管62を通して低温貯留器60
へ戻す。
【0021】 上記の各工程を繰り返して次のチューブ状プレフォームを加工することができ
る。切換え弁は、加熱流体又は冷却流体のどちらかを系を通して循環させるため
に対応する分岐管が開放されたとき、他方の分岐管が閉鎖されて両流体の混合を
防止するように動作する。
【0022】 図2は、本発明の方法によって製造された内側チューブ層(以下、単に「内側
層」とも称する)12と外側チューブ層(以下、単に「外側層」とも称する)1
4を有する三次元蛇行形態のチューブ状物品10を示す。チューブ状物品10は
、円筒形であり、内側層12と、それを囲包する外側層14とから成る。内側層
12の内表面は、自動車の燃料充填ホースとして用いられる場合、燃料等の流体
を搬送するための通路を画定する。チューブ状物品10は、燃料入口ポートと燃
料タンクの間の区域を曲がりながら通り抜けるために1つ又は複数の屈曲部16
を有し、円形の断面形状を呈する開放した両端18,20を有する。
【0023】 図3は、本発明の三次元蛇行形態チューブ物品の断面図であり、屈曲部の区域
においても断面が円形であることを示す。
【0024】 図4は、従来技術の三次元蛇行形状のチューブ状物品を示し、図5は、従来技
術の三次元蛇行形状のチューブ状物品を示す断面図であり、屈曲部の区域におい
ては楕円の形に歪められた開口を呈することを示し、図4にから分かるように、
屈曲部の内径にしわが生じている。
【0025】 成形工程中チューブを支持するために本発明で用いられる流体は、約200〜
600の平均分子量を有し、チューブ状プレフォームを容易に成形しうる状態に
まで軟化させるのに充分な温度下で流動性を保ち、かつ、チューブ状プレフォー
ムを目的の三次元蛇行形態に固定するのに充分に低い温度下においても流動性を
保ち、フルオロポリマー製の内側チューブ層に有害な影響を及ぼすことがなく、
使用される温度範囲内での膨張率が低く、チューブの内表面に汚染物を残すこと
なくワックスを容易に除去しうるようにフルオロポリマー製の内側チューブ層の
内表面に粘着しない性質のポリオキシアルキレンのような物質とすべきである。
インターナショナル・ワックス社からCarbowax3350という商品名で
販売されているポリエチレングリコールは、本発明を実施するための流体として
特に有用であることが判明している。チューブを目的の形態に成形するための加
熱工程中チューブを支持するためと、チューブの形態を固定するための冷却工程
中チューブを支持するためとに同じ流体を用いるのが有利である。
【0026】 本発明の方法は、1層のチューブ層、又は、同種の又は異種の材料の複数のチ
ューブ層を包含したチューブを製造するのに用いることができるが、多層構造を
有するチューブの製造に用いるのが好ましく、最も好ましいのは、炭化水素放出
物に対して不透過性である内側チューブ層と、外部環境に対して実質的に非反応
性である、即ち、自動車の通常運転中に受けるいろいろな衝撃、振動疲労、温度
変化、及び腐蝕性物質及び劣化性(劣化を起こさせる)物質への露呈に耐えるこ
とができる外側層との2層構造のチューブの製造に用いることである。通常、外
側層の厚さは、内側層のそれより厚くされる。
【0027】 この種のチューブは、ガソリン、ガソホール、ディーゼル燃料等の炭化水素、
及び、そのような炭化水素に通常随伴する成分の存在下で使用するのに適するも
のでなければならない。又、この種のチューブは、約−40°C〜121°C(
−40°F〜250°F)の温度環境で有効に機能するものでなければならず、
約−29°C〜104°C(−20°F〜220°F)の温度環境で有効に機能
するものであることが好ましい。
【0028】 本発明の方法は、1層又は複数のチューブ層を有する構造のチューブの製造に
適用するこでき、特に、内側チューブ層が熱可塑性材又はエラストマー材で形成
される2層構造のチューブの製造に用いるのに好適である。エラストマー材の内
側層の場合、慣用されている加硫剤のうちの任意のものを含有させることができ
、エラストマーを本発明の方法の加熱工程中に加硫即ち硬化させることができる
。通常、内側層は、慣用のガソリン燃料混合物、例えば、メタノール及びエタノ
ール等のアルコール類、過酸化物、短鎖炭化水素等に対して優れた耐性を有する
電導性の熱可塑性フルオロポリマーであり、外側層は、紫外線による劣化作用、
極端な温度変化、塩化亜鉛等の周囲環境の危険物への露呈、エンジン流体及びエ
ンジンオイルに接触したときに受ける劣化作用に対して耐性を有する融解処理可
能で、押し出し成形可能な熱可塑性材、熱硬化性材、エラストマー材、又は、ハ
イブリッドポリマーである。
【0029】 通常、上記フルオロポリマーは、フルオロ−オレフィンモノマーから得られた
ポリマーであるアルキレンフルオロポリマーと、フッ化ビニルモノマー又はポリ
マーを包含したターポリマーである。本発明のチューブの内側層は、テトラフル
オロエチレンと、ヘキサフルオロプロピレンと、フッ化ビニリデンのターポリマ
ーとすることが好ましい。本発明に特に好適であると認められたフルオロターポ
リマーの一例は、ダイネオン社からDyneon THVという品名で市販され
ているポリマーである。
【0030】 通常、内側層は、液体燃料用チューブでは電導性とされ、蒸気戻し用チューブ
では非電導性とされる。液体燃料用チューブの内側層は、斯界において慣用され
ているように、チューブの内表面に沿って燃料の流れによって生じる静電気の蓄
積を防止するために電導性とされる。フルオロポリマーは、その中に静電気を放
散させることができる組成及び形状の適当な物質、例えばカーボンブラックのよ
うな炭素;ステンレス鋼;銅、銀、金、ニッケル、シリコン等のより高い電導性
の金属;有機ジルコン酸塩、有機チタン酸塩等の有機金属を組み入れることによ
って電導性にされる。電導性物質としては、カーボンブラックが好ましい。カー
ボンブラックの量は特に重要ではないが、過剰量、即ち約5%を超える量のカー
ボンブラックは、材料の加工を困難にする傾向がある。カーボンブラックのよう
な電導性材料は、上記THV(フルオロターポリマー)がそれに隣接する層を形
成するのに通常用いられる他の材料に付着するのを抑止又は防止する働きを有す
る。
【0031】 外側層は、内側層をしっかり付着させることができるポリマー材である。より
正確にいえば、ポリマー製の外側層は、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン
、高密度ポリエチレン、超高密度ポリエチレン(UHDPE)、塩素化ポリエチ
レン、ポリクロロメトキシラン(polychloromethoxirane)、塩素化ブチルゴム
、クロロプレン、クロロスルホノポリエチレン、エチレン、エチレン−プロピレ
ン−ジエンのエチレンオキシドターポリマー、エチレン−プロピレンのコポリマ
ー、ポリスルフィド、ポリフェノールスルフィド、ポリスルホン、イソブテン−
イソプレン樹脂、ポリブタジエン、ニトリル−ブタジエンポリマー、スチレンブ
タジエンゴム(SBR)、熱可塑性加硫ゴム(TPV)、熱可塑性オレフィン(
TAO)、フルオロエラストマーゴム(FKM)、アクリル酸ビニルエチレンゴ
ム、エピクロロヒドリンゴム、塩化ポリビニル、エチレン−プロピレンコポリマ
ー、又は、カルボキシル、無水、又は、イミド官能ポリオレフィンから成る群か
ら選択された融解処理可能な熱可塑性材、熱硬化性材又はハイブリッドポリマー
である。例えばナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−11、ナイロン−
12及びナイロン−21等のナイロン類のようなポリアミドは、それにジアミン
又はポリアミンを配合した場合、本発明の外側層として特に有用である。ジアミ
ン又はポリアミンを含有した非フッ化ポリマーの調製方法は、米国特許第5,6
58,670号(その記載内容が本明細書に編入されているものとする)に開示
されている。
【0032】 本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、いろいろな変型及び改変が可能
であることは当業者には明らかであろう。従って、本発明は、ここに例示された
実施形態に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の三次元蛇行形態のチューブの成形方法を説明する上からみた
概略図である。
【図2】 図2は、本発明の方法によって成形された代表的な三次元蛇行形態チューブの
概略透視図である。
【図3】 図3は、本発明の三次元蛇行形態チューブの線1−1に沿ってみた断面図であ
る。
【図4】 図4は、従来技術によって成形された代表的なチューブの概略透視図である。
【図5】 図5は、従来技術によって成形された代表的なチューブの線4−4に沿ってみ
た断面図である。
【符号の説明】
10 チューブ状物品、チューブ 12 内側チューブ層、内側層 14 外側チューブ層、外側層 16 屈曲部 18,20 端部 22 チューブ状プレフォーム、プレフォーム 24,26 結合部材 28,30 クランプ 32,34 支持アーム 36 ベース構造体 40 高温貯留器 42 導管 44 切換え弁 46 スプール素子 54 分岐管 60 低温貯留器 62 導管 64 分岐管 68 分岐管 70 導管 72 分岐管 74 弁 76 導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 B29L 9:00 23:00 23:00 Fターム(参考) 3H111 AA01 BA15 CA53 CB03 CB14 DB08 EA04 4F209 AA16 AA17 AA29 AA45 AB13 AG03 AG12 AH17 AK01 AK02 AR02 AR06 AR12 NA01 NB01 NG03 NG05 NH06 NH10 NJ22 NK07 NW15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性材、熱硬化性材、エラストマー材、又はエラストマ
    ー材と熱可塑性材又は熱硬化性材とのハイブリッドから成り、所定の三次元蛇行
    形態を有し、全長に亘って一定した肉厚と円形の断面形状を有する湾曲チューブ
    状物品(10)を製造するための方法であって、 熱可塑性材、熱硬化性材、エラストマー材、又はエラストマー材と熱可塑性材
    又は熱硬化性材とのハイブリッドから成る成形可能なチューブ状プレフォーム(
    22)を準備する工程と、 該プレフォーム(22)に伸長張力を課することができるようにベース(36
    )の両側に取り付けられた1対の結合部材(24,26)を準備し、該プレフォ
    ーム(22)の両端をそれぞれ対応する結合部材(24,26)に固定して該プ
    レフォームを該1対の結合部材の間に配設する工程と、 該プレフォーム(22)の中空内部に、該プレフォームを成形可能な状態にま
    で軟化させるのに充分に高い温度で、かつ、該プレフォームを支持するのに充分
    な圧力の加熱流体を充填する工程と、 該流体充填プレフォームにその外表面の1つ又は複数の所定部位で機械的圧力
    (46)を加えて該プレフォームを所定の三次元蛇行形態に成形する工程と、 該プレフォーム(22)内の前記加熱流体を、該プレフォームを前記所定の三
    次元の蛇行形態に固定するのに充分に低い温度の冷却流体に置き換えて該プレフ
    ォームの該所定の三次元の蛇行形態を固定する工程と、 前記冷却流体を前記プレフォーム(22)から除去する工程と、 から成ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記加熱流体と前記冷却流体とは、同じ組成であり、ポリエ
    チレングリコールであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記加熱流体は、188°C(370°F)までの温度であ
    り、プレフォームを支持するのに充分な前記圧力は、約15〜20psigであ
    り、前記冷却流体は、−1〜2°C(30〜35°F)であることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 該湾曲チューブ状物品(10)は、約1.27〜6.35c
    m(0.5〜2.5in)径の円形の断面形状を有する自動車用燃料充填チュー
    ブであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記プレフォーム(22)は、内側チューブ層(12)と外
    側チューブ層(14)を含む多層構造であり、該内側チューブ層は、熱可塑性フ
    ルオロポリマー又はエラストマーフルオロポリマーから成り、該外側チューブ層
    は、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、カルボキシル、無水、又は、イミ
    ド官能ポリオレフィン、高密度ポリエチレン、超高密度ポリエチレン(UHDP
    E)、塩素化ポリエチレン、ポリクロロメトキシラン、塩素化ブチルゴム、クロ
    ロプレン、クロロスルホノポリエチレン、エチレン、エチレン−プロピレン−ジ
    エンのエチレンオキシドターポリマー、エチレン−プロピレンのコポリマー、ポ
    リスルフィド、ポリフェノールスルフィド、ポリスルホン、イソブテン−イソプ
    レン樹脂、ポリブタジエン、ニトリル−ブタジエンポリマー、スチレンブタジエ
    ンゴム(SBR)、熱可塑性加硫ゴム(TPV)、熱可塑性オレフィン(TAO
    )、フルオロエラストマーゴム(FKM)、アクリル酸ビニルエチレンゴム、エ
    ピクロロヒドリンゴム、塩化ポリビニル、エチレン−プロピレンコポリマーから
    成る群から選択された融解処理可能な熱可塑性材、熱硬化性材、エラストマー材
    、又は、ハイブリッドポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記プレフォーム(22)は、内側チューブ層(12)と外
    側チューブ層(14)とから成る2層構造であり、該内側チューブ層は、テトラ
    フルオロエチレン、ヘキサフルオロエチレン及びフッ化ビニリデンから誘導され
    た相互重合単位から成る押し出し成形可能な電導性の熱可塑性フルオロターポリ
    マーから成り、該外側チューブ層は、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロ
    ン−11及びナイロン−12から成る群から選択された融解処理可能なジアミン
    又はポリアミン−改質ポリアミドから成り、前記内側チューブ層(12)の厚さ
    より厚い厚さを有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記電導性の熱可塑性フルオロターポリマーは、カーボンブ
    ラック、銅、銀、金、ニッケル、シリコン、有機チタン酸塩、有機ジルコン酸塩
    、及びそれらの混合物から成る群から選択された、約5重量%までの電導性材を
    含有していることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記内側チューブ層(12)は、約0.010〜0.025
    cm(0.004〜0.010in)の厚さを有し、前記外側チューブ層(14
    )は、約0.076〜0.254cm(0.030〜0.100in)の厚さを
    有することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 流体充填プレフォーム(22)に機械的圧力(46)を加え
    る前記工程は、該プレフォームにその両端間の1つの部位又は複数の長手方向に
    離隔した部位で接線方向に1つ又は複数のスプール素子(46)を接触させるこ
    とによって実施され、該スプール素子は、該プレフォーム(22)の外周に合致
    する溝付きリムを備えており、該プレフォームをその一定した円形断面を維持し
    たままで所定の三次元蛇行形態に成形するようにX、Y及びZ方向に互いに独立
    して作動させることができ、軸周りに90°まで回転させることができることを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 所定の三次元蛇行形態を有し、全長に亘って均一に一定し
    た約1.27〜6.35cm(0.5〜2.5in)径の円形の断面形状を呈す
    る熱可塑性材製チューブ(10)を製造する方法であって、 テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロエチレン及びフッ化ビニリデンから
    誘導された相互重合単位から成る押し出し成形可能な電導性の熱可塑性フルオロ
    ターポリマーから成り、約0.013〜0.018cm(0.005〜0.00
    7in)の厚さを有する内側チューブ層(12)と、ナイロン−6、ナイロン−
    6,6、ナイロン−11及びナイロン−12から成る群から選択された融解処理
    可能なジアミン又はポリアミン−改質ポリアミドから成り、約0.114cm(
    0.045in)の厚さを有する外側チューブ層(14)とから成る成形可能な
    熱可塑性材のチューブ状プレフォーム(22)を供給する工程と、 該プレフォーム(22)に伸長張力を課することができるようにベース(36
    )の両側に緊張状態に取り付けられた1対の結合部材(24,26)を設け、該
    プレフォーム(22)の両端をそれぞれ対応する支持部材(32,34)に固定
    して該プレフォームを該1対の結合部材(24,26)の間に長手方向に配設す
    る工程と、 該プレフォーム(22)の中空内部に、該プレフォームを成形可能な状態にま
    で軟化させるのに充分に高い温度で、かつ、該プレフォームを支持するのに充分
    な圧力の加熱流体を充填する工程と、 該流体充填プレフォーム(22)の外周に合致する溝付きリムを備えており、
    該プレフォームをその一定した円形断面を維持したままで所定の三次元蛇行形態
    に成形するようにX、Y及びZ方向に互いに独立して作動させることができ、軸
    周りに90°まで回転させることができる1つ又は複数のスプール素子を準備し
    、該流体充填プレフォーム(22)にその外表面の両端間の1つの部位又は複数
    の長手方向に離隔した部位で該1つ又は複数のスプール素子によって機械的圧力
    を加えて該プレフォームを該所定の三次元蛇行形態に成形する工程と、 該プレフォーム(22)内の前記加熱流体を冷却流体に置き換えて該プレフォ
    ームの前記所定の三次元蛇行形態を固定する工程と、 該冷却流体を該プレフォームから除去し、該流体を完全に除去する工程と、 から成る方法。
JP2001578186A 1999-02-26 2000-04-26 湾曲熱可塑性材製チューブを製造するための方法 Withdrawn JP2003531038A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/258,474 US6287508B1 (en) 1999-02-26 1999-02-26 Method for manufacturing curved thermoplastic tubes
PCT/US2000/011703 WO2001081061A1 (en) 1999-02-26 2000-04-26 Method for manufacturing curved thermoplastic tubes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003531038A true JP2003531038A (ja) 2003-10-21

Family

ID=26680219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001578186A Withdrawn JP2003531038A (ja) 1999-02-26 2000-04-26 湾曲熱可塑性材製チューブを製造するための方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6287508B1 (ja)
EP (1) EP1286813B1 (ja)
JP (1) JP2003531038A (ja)
AU (2) AU2000251247B2 (ja)
BR (1) BR0017221A (ja)
CA (1) CA2405519C (ja)
DE (1) DE60031174T2 (ja)
ES (1) ES2270837T3 (ja)
MX (1) MXPA02010394A (ja)
WO (1) WO2001081061A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123206A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Togawa Rubber Co Ltd 成形ホースの製造方法および製造装置
JP2015212572A (ja) * 2014-05-02 2015-11-26 智 小野寺 単一単品の各種部材であり、一切の金型を使用せずに製造成形される部材
JP2018001597A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 株式会社Subaru 樹脂管の成形方法および樹脂管成形装置
JP2018020485A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 倉敷化工株式会社 樹脂チューブの曲げ加工方法
JP2019188676A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 三菱ケミカル株式会社 管状体の曲げ加工装置
JP2019188675A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 三菱ケミカル株式会社 管状体の曲げ加工方法

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001009902A (ja) * 1999-04-30 2001-01-16 Piolax Inc 屈曲樹脂ホースの製造法
JP4084518B2 (ja) 1999-10-25 2008-04-30 本田技研工業株式会社 樹脂ホースの製造方法および樹脂ホース
US6848476B2 (en) 2003-06-13 2005-02-01 Dana Corporation Tuning cable
JP2005163738A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Honda Motor Co Ltd 燃料用配管
US7981356B2 (en) * 2005-03-15 2011-07-19 Invoplas Pty Ltd Stretch blow moulding method and apparatus
AU2006225075B2 (en) * 2005-03-15 2010-07-22 Invoplas Pty Ltd Stretch blow moulding method and apparatus
US7993560B2 (en) * 2006-04-20 2011-08-09 Curwood, Inc. Process for introducing an additive into a polymer melt
US20080119123A1 (en) * 2006-11-10 2008-05-22 Ford Motor Company Fuel filler pipe having trigger point
DE202007010885U1 (de) * 2007-08-03 2008-12-18 Rehau Ag + Co Rohr
DE102008021294B4 (de) * 2008-04-29 2012-03-29 Preh Gmbh Verfahren zum Formen von Schläuchen
DE102009058913A1 (de) * 2009-12-17 2011-06-22 REHAU AG + Co., 95111 Mehrschichtiger Extrusionsschlauch, Verwendung eines mehrschichtigen Extrusionsschlauches sowie Verfahren zum Biegen eines mehrschichtigen Extrusionsschlauches
DE102011105279A1 (de) * 2011-06-10 2012-12-13 Pfw Aerospace Ag Verfahren zum Biegen thermoplastischer Rohre
US9310023B2 (en) 2013-06-20 2016-04-12 The Boeing Company Methods and systems for distributing inert gas in an aircraft
US20150226359A1 (en) * 2013-06-20 2015-08-13 The Boeing Company Methods of manufacturing a fluid distribution system assembly
FR3009994B1 (fr) * 2013-09-04 2015-08-21 Financ Jaubert Dispositif de cintrage de tubes par formage thermique
NL2012239C2 (en) * 2014-02-11 2015-08-17 Wesp Holding B V Method of manufacturing an elongated article, elongated article, obtainable by the method, and weight distributing system, adapted to be provided in an inner cavity of the elongated article.
DE102015226807A1 (de) * 2015-12-29 2017-06-29 Robert Bosch Gmbh Komponente für Brennstoffeinspritzanlage und Verfahren zum Herstellen einer Komponente einer Brennstoffeinspritzanlage
DE102016201362B3 (de) 2016-01-29 2017-06-14 PFW Aerospace GmbH Verfahren und Vorrichtung zur Wärmebehandlung von Werkstücken
DE102018102160A1 (de) 2017-02-02 2018-08-02 Wegu Gmbh Leichtbausysteme Verfahren zur Herstellung eines S-förmigen Rohrs im Wesentlichen aus Kunststoff
AU2018422052A1 (en) * 2018-05-04 2020-12-03 Molecor Tecnología S.L. System and method for manufacturing fittings and connections for biaxially-oriented plastic pipes
DE102018111471B4 (de) * 2018-05-14 2021-05-06 Wegu Gmbh Leichtbausysteme Verfahren und Kunststoffformteil zur Ausbildung eines gekrümmten Rohrs
EP3593975A1 (en) * 2018-07-09 2020-01-15 MSV SYSTEMS CZ s.r.o. Method of shaping products made of hdpe or pa, particularly spatial shaping of hdpe or pa tubes, and a device for performing it
CN108748815B (zh) * 2018-08-21 2023-12-08 长春市三才科技发展有限公司 尼龙管往复加热成型机
EP3973217A1 (en) 2019-05-22 2022-03-30 Saint-Gobain Performance Plastics Corporation Multilayer flexible tube and methods for making same
EP3763510A1 (en) 2019-07-11 2021-01-13 MSV SYSTEMS CZ s.r.o. A method of mouding multi-layer hoses with a vulcanized outer rubber or gum layer and a device for performing it
CN114555332B (zh) * 2020-02-04 2024-04-05 康斯博格汽车部件集团股份公司 包括至少一个弯曲部的预成型热塑性管及其制备方法
CN112026149A (zh) * 2020-09-02 2020-12-04 青岛磊莎工业自动化设备有限公司 一种导管软化弯折装置
CN115592865B (zh) * 2022-09-14 2023-11-10 扬州博宏自动化设备有限公司 一种双工位蒸汽定型设备
EP4385706A1 (en) * 2022-12-15 2024-06-19 HS R & A Co., Ltd. Hose forming device and mehtod of forming hose
CN117283914B (zh) * 2023-10-08 2024-04-26 青岛宏润达橡胶制品有限公司 一种内胎冷却输送装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US203842A (en) * 1878-05-21 Improvement in the methods of bending plumbers traps
US3753635A (en) * 1971-03-25 1973-08-21 L Barnett Apparatus for precision bending of plastic pipe
NO133929C (ja) * 1972-01-12 1976-07-28 Rieber & Son Plastic Ind As
GB1589052A (en) * 1976-09-23 1981-05-07 Yorkshire Imperial Plastics Pipe of oriented thermoplastic polymeric material and method of forming the same
DE3068662D1 (en) * 1980-05-07 1984-08-30 Peter Robert Mitchell Thermoforming tubular articles
FR2510940A1 (fr) * 1981-08-06 1983-02-11 Solvay Procede et appareillage pour la fabrication de tuyaux en matiere plastique orientee moleculaire
US5202078A (en) * 1991-11-15 1993-04-13 Lerio Corporation Process and apparatus for manufacturing containers with thickened flanges and longitudinal reinforcing ribs and containers thereby
JPH085167B2 (ja) * 1992-01-06 1996-01-24 パイロット インダストリーズ、インコーポレイテッド フルオロポリマー複合材料製チューブおよびその製造方法
DE4309909C2 (de) * 1993-03-26 1996-07-18 Trinova Aeroquip Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Biegen eines Rohrstücks aus Kunststoff
GB9820143D0 (en) * 1998-09-17 1998-11-11 Mckechnie Uk Ltd Improvements in or relating to bending of thermoplastic tubes
JP2001009902A (ja) * 1999-04-30 2001-01-16 Piolax Inc 屈曲樹脂ホースの製造法
US6309588B1 (en) * 1999-06-04 2001-10-30 Dana Corporation Process and apparatus for bending thin-wall plastic tubing

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123206A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Togawa Rubber Co Ltd 成形ホースの製造方法および製造装置
JP2015212572A (ja) * 2014-05-02 2015-11-26 智 小野寺 単一単品の各種部材であり、一切の金型を使用せずに製造成形される部材
JP2018001597A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 株式会社Subaru 樹脂管の成形方法および樹脂管成形装置
JP2018020485A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 倉敷化工株式会社 樹脂チューブの曲げ加工方法
JP2019188676A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 三菱ケミカル株式会社 管状体の曲げ加工装置
JP2019188675A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 三菱ケミカル株式会社 管状体の曲げ加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1286813A1 (en) 2003-03-05
US6287508B1 (en) 2001-09-11
DE60031174T2 (de) 2007-08-23
WO2001081061A1 (en) 2001-11-01
EP1286813A4 (en) 2004-12-01
DE60031174D1 (de) 2006-11-16
EP1286813B1 (en) 2006-10-04
CA2405519A1 (en) 2001-11-01
AU2000251247B2 (en) 2004-02-26
ES2270837T3 (es) 2007-04-16
AU2000251247A1 (en) 2002-01-24
MXPA02010394A (es) 2003-04-25
AU5124700A (en) 2001-11-07
CA2405519C (en) 2007-03-27
BR0017221A (pt) 2003-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003531038A (ja) 湾曲熱可塑性材製チューブを製造するための方法
US6537484B2 (en) Method for manufacturing a multi-layer plastic pipe
JP2875395B2 (ja) 異なったプラスティック特性の層を有する波状の多重層チューブの製造方法
US4242296A (en) Method for making curved hose
US20130000767A1 (en) Method of manufacturing rubber hose, rubber hose and rubber hose with end clamp
US7449080B2 (en) Corrugated hose assembly
WO1996026381A1 (en) Composite tube and method of manufacture
CN105142870B (zh) 用于制造成型橡胶软管的方法
CA2041603C (en) Process for making a corrugated tube
US5156699A (en) Process for producing a hybrid flexible hose
US5848619A (en) Hydraulic hose
US20090126821A1 (en) High-pressure rubber hose and method and apparatus for producing the same
CN111683804B (zh) 模制管状复合结构的方法
KR100528766B1 (ko) 굽은 열가소성 튜브의 제조방법
JP4280282B2 (ja) 樹脂−ゴム複合曲がりホース成型方法
EP1749639A2 (en) Method for making plastic metal composite parts
FR2596490A1 (fr) Tuyaux souples pour le transport de fluides sous pression ou depression, notamment pour moteurs de vehicules automobiles
US3028276A (en) Method of making a reinforced flexible hose having internal and external corrugations
US20020079608A1 (en) Method of manufactuiring curved hose
JPH01110143A (ja) 複合フレキシブルホースの製造方法
KR100439776B1 (ko) 자동차용 연료호스 및 그 제조 방법
JP2008132727A (ja) 曲がりホース成型用マンドレル及びこれを用いた樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法
JP2000025121A (ja) フレキシブルホースの製造方法
JP3994432B2 (ja) 低透過ホースとその製造方法
JP2646030B2 (ja) 曲がりホースの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070404

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20071018

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080618