JP2003528524A - パルス巾変調信号を発生する方法及び装置並びにパルス巾変調信号により制御される光学的減衰器 - Google Patents

パルス巾変調信号を発生する方法及び装置並びにパルス巾変調信号により制御される光学的減衰器

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JP2003528524A JP2001569971A JP2001569971A JP2003528524A JP 2003528524 A JP2003528524 A JP 2003528524A JP 2001569971 A JP2001569971 A JP 2001569971A JP 2001569971 A JP2001569971 A JP 2001569971A JP 2003528524 A JP2003528524 A JP 2003528524A
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ロジャー ウォーウィック ブラウン
アール アンソニー デニス
ダレン ウィリアム ヴァス
グラハム バトラー
マイケル ジョン リーチ
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マルコニ コミュニケイションズ リミテッド
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    • G02F2203/48Variable attenuator

Abstract

(57)【要約】 パルス巾変調(PWM)信号を発生する方法は、少なくとも1つの上位ビット(bit7-bit14)及び少なくとも1つの下位ビット(bit0-bit6)より成るデジタル需要データVcontrolを受け取る段階を含む。PWM信号は、一連の1つ以上のフレーム(100)より成り、各フレームは、複数のPWMパルス(W1-W127)を含み、そのデューティサイクルは、上記少なくとも1つの上位ビット(bit7-bit 14)によって実質的に支配され、そしてPWMパルスの少なくとも1つは、上記少なくとも1つの下位ビット(bit0-bit6)に応答して変更されたデューティサイクルを有するように選択され、上記少なくとも1つの下位ビット(bit0-bit6)の各々は、上記フレーム(100)の少なくとも1つの選択されたPWMパルスに独特にマッピングされる。又、本発明は、上記方法に基づいて動作し得る装置と、光学的減衰が温度に依存する光学的減衰器であって、温度、ひいては、減衰が上記PWM信号を使用して制御されるような光学的減衰器にも係る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、パルス巾変調(PWM)信号を発生するための方法及び装置に関す
る。より詳細には、本発明は、光通信に使用するための減衰器、フィルタ及びソ
リッドステートレーザのような電気−光学部品の温度の制御に関する。更に、本
発明は、光学通信システムに使用するための高い分解能を有する光学的減衰器に
関するが、これに限定されない。
【0002】
【背景技術】
光通信システムに光学的減衰器を使用してシステム内を伝播する光学的放射の
電力を調整し制御することは、従来から行われている。このような減衰は、検出
器や光学的増幅器のような敏感な光学的部品の飽和を回避し、そして光学的放射
がノイズに沈められない充分な電力であるように確保するために必要とされる。
飽和は、システムにより搬送される通信トラフィックにおいて、情報の損失、ひ
いては、エラーを招くことになる。
【0003】 従来の光学的減衰器は、多数の異なる光学的部品構成を使用し、例えば、マッ
ハ−ツェンダー(Mach-Zehnder)干渉計、変調型液晶シャッター及び分散効果変調
器の1つ以上を含むことができる。通信システムでは、光学的減衰が減衰器の温
度で決定されるような熱的可変の光学的減衰器を使用するのが特に便利である。
従って、これらの熱的可変減衰器においてその温度を調整することにより減衰度
を選択することができる。
【0004】 温度調整は、熱電気素子を可変減衰器に含ませることにより便利に行われる。
このような素子は、ゼーベック効果により機能し、そして減衰器内に組み込まれ
た減衰決定光学部品を選択的に冷却又は加熱することができる。しかしながら、
これらの素子は、動作中に著しい電力をしばしば消費し、例えば、5ボルト電位
で0.5アンペア電流の電気駆動信号に対応する2.5Wを消費する。
【0005】 従来の光通信システムは、典型的に、複数のノードが光ファイバ導波管により
相互接続されたものとして構成され、この導波管を経て、光学的放射を保持する
通信トラフィックがあるノードから別のノードへ伝播する。ノードは、多くの場
合、光学的及び電気的信号処理装置の顕著なアレーが、通常、装置ラック、例え
ば、従来の19インチラックに配列されたもので構成される。装置は、典型的に
、上述した熱的可変減衰器の多数の例を含む。このような例を含むことにより、
減衰器からの熱電力分散は、装置ラックにおける顕著な熱負荷を表わすことがで
き、冷却設備、例えば、ラックを通して冷却空気流を与えるためのファンを必要
とする。
【0006】 本発明者は、減衰器内の熱消散がそれに関連した熱電気素子の基本的特性によ
り決定されるものであるからその熱消散を減少することは困難であるが、減衰器
に電力を供給する電気駆動回路内における電力消散を減少するのが有益であるこ
とが分かった。熱電気素子を駆動するときには、従来のアナログ演算増幅器によ
り駆動される直列調整バイポーラ電力トランジスタのような直線的非スイッチン
グ部品を含む従来の回路を使用して駆動電流を調整することが知られている。こ
のような回路は、電力トランジスタ内の電力消散が、それに関連した熱電気素子
内に生じる電力消散に近いものになるという欠点がある。この欠点に対処するた
めに、本発明者は、熱的可変の光学的減衰器の熱電気素子を駆動する回路であっ
て、パルス巾変調(PWM)技術を使用して、熱電気素子を駆動する駆動信号を
発生し、そして上述した従来の回路に比して低い電力消散を示すような回路を案
出した。しかしながら、本発明者は、このようなPWM技術は、駆動信号が既知
のやり方でデジタル的に合成されるときに減衰器の温度制御について不充分な分
解能しか与えないことが分かった。このような不充分な分解能は、光学的減衰度
について対応的な分解能不足を生じさせ、関連する通信システムに問題を引き起
こす。
【0007】 良く知られたように、従来のPWM信号は、繰り返しパルスの流れより成り、
各パルスは、巾tpを有し、そしてその隣接パルスから巾tnのナル周期だけ分離
される。従って、パルスは、tp+tnの周期で繰り返され、PWM信号の平均値
Vは、式1で表わされる。
【数1】 但し、A=パルス中の信号値、そしてB=ナル周期中の信号値である。 更に、パルスは、式2により決定される繰り返し周波数fpを有する。
【数2】
【0008】 現代のパルス巾変調設計では、多くの場合に、マスタークロックのクロック周
波数fclkで動作するデジタルカウンタ回路によりパルスが発生される。このよ
うなデジタル回路を使用する結果として、個別のステップで変更できるのは時間
巾tp及びtnだけであり、ステップの数Mは、式3から決定できる。
【数3】 ステップ数Mを増加するためには、fclkを増加するか、又は低いパルス繰り
返し周波数fpを受け入れねばならない。あるアプリケーションにおいては、値
Vの一時的な変化が問題を引き起こし、従って、fpの下限が設定される。高い
PWM分解能が所望されるときの従来の解決策は、高いマスタークロック周波数
clkを使用することであり、このような解決策は、デジタル回路に関連した多
大なコストと、大きな動作電力消費とを生じさせる。更に、デジタル回路をクロ
ックすることのできる周波数には、実際上限界がある。
【0009】 本発明者は、パルスをF個のパルスのフレームにグループ編成し、各フレーム
の1つ以上のパルスが、そのフレームの他のパルスより1ステップ大きな時間巾
をもつようにすることにより、ステップ数Mを効果的に増加できることが分かっ
た。このようなパルスフレーム技術は、分解ステップの数を値MFまで増加し、
そして全一時的変動が1ステップを越えないようにする。更に、本発明者は、1
ステップ大きくされるべき1つ以上のパルスであって、それにより発生されるP
WM信号に比較的低い高調波含有量しか生じないパルスを選択する特定の解決策
があることが分かった。高調波含有量の減少は、例えば、PWM電流サージによ
り生じる電子的組立体間の干渉を抑制することが重要な光通信システム内でPW
M信号を使用して著しい電流を制御する場合に重要である。
【0010】
【発明の開示】
本発明は、PWM動作に起因する電力効率を与えるが、光通信システムに使用
するに充分な分解能の可変減衰度も与える光学的減衰器及びそれに関連した制御
回路を提供するための努力において得られたものである。 本発明の第1の特徴によれば、複数のビットより成るデジタル需要データワー
ドに応答してパルス巾変調(PWM)信号を発生する方法であって、一連のフレ
ームより成るPWM信号を発生し、各フレームは、PWMパルス列より成り、そ
のデューティサイクルは、需要データの複数の上位ビットにより実質的に支配さ
れ、そして需要データの複数の下位ビットの各々に応答して、PWMパルスの少
なくとも1つを変更する段階を備え、更に、各下位ビットをそれに関連したPW
Mパルスに独特にマッピングするようにPWMパルスの数を変更し且つフレーム
内のそれらの位置を選択することを特徴とする方法が提供される。
【0011】 この方法は、PWM信号を発生する従来の方法に比して、高調波含有量が減少
されたPWM信号を発生できるという効果を発揮する。 好ましくは、この方法は、クロック信号からPWM信号を発生する段階を含み
、更に、単一のクロックサイクルに対応する量だけPWMパルスのデューティサ
イクルを変更することを特徴とする。 好ましい実施形態では、iを0ないしQ−1の範囲のインデックスとし、そし
てQを下位ビットの数とすれば、各下位ビットbitiに応答して変更されるべきP
WMパルスを、次の関係式を使用して選択し、 Sp=INT(2Q-i) ここで、INTは、整数関数に対応し、そしてSpは、変更されるべきパルスの
間隔である。変更されたパルスのこのような間隔は、各ビットに対して選択され
たパルスを各フレーム全体にわたって均一に分布して、PWM信号の高調波含有
量を減少するように確保することができる。
【0012】 好ましくは、i=1ないしQ−1の値に対し、下位ビットbitiに応答してその
デューティサイクルを変更させるための各フレームの第1パルスCpは、 Cp=1/2INT(2Q-i) により定義される。 第1パルスをこのように選択する場合にも、選択されたパルスを所与のビット
セットに対してフレームからフレームへ均一に分布するように確保する。更に、
需要データの最下位ビット、即ちi=0の場合のbit0の特殊なケースでは、変更
されるべき各フレームの第1パルスがCp=Spにより与えられる。このような選
択は、デジタル回路設計を簡単化することができる。
【0013】 本発明の1つの実施形態では、各デジタル需要ワードが15ビットより成り、
そのうちの8個が上位ビットで、7個が下位ビットである。 本発明の更に別の特徴によれば、上記方法に基づいてPWM信号を発生するた
めの装置が提供される。この装置は、対応するPWM信号を発生するように上記
方法に基づいて処理するためのクロック信号を発生するクロック手段を備えてい
るのが好ましい。 この装置は、更に、PWM信号に応答して負荷に電流を供給するためのスイッ
チング手段を含むのが好ましい。このスイッチング手段は、ブリッジ構成で接続
されるのが好都合である。この装置は、従来のPWM装置に比して僅かな高調波
成分しか含まないPWM信号を負荷に与えることができるという効果を与える。
【0014】 便宜上、負荷に到達するPWM信号の比較的高い高調波成分を減衰するための
フィルタリング手段を組み込むのが望ましい。このようなフィルタリングは、負
荷がその動作に一時的に影響し得る高調波成分をあまり受けないようにする。こ
のフィルタリング手段は、例えば、少なくとも1つのインダクタ及び少なくとも
1つのキャパシタのような実質的にリアクティブなインピーダンスを有する受動
的部品を含むのが好ましい。物理的コンパクトさ及び潜在的低コストの理由で、
少なくとも1つのインダクタは、フェライトコア付きであるのが更に好ましい。
【0015】 負荷は、熱電気素子を含むのが好ましい。このような熱電気素子は、動作のた
めに比較的高い電流を必要とすることが知られており、これら電流をパルス状に
スイッチングすることは、電子システムにおいて干渉源となる。従って、本発明
による装置は、このような素子への電力の制御に使用するのに特に適している。 この素子は、光学的減衰器、レーザー及び光学的フィルタの1つ以上に熱的に
接続されて、それらの温度を制御し、ひいては、それらの光学的特性を制御する
のが好ましい。本発明の装置は、従来のPWMコントローラに比して、減衰器、
レーザー及びフィルタの動作に電気的な干渉をほとんど与えないようにすること
ができる。
【0016】 本発明は、光通信システムに使用するための光学的減衰器の温度、ひいては、
減衰度を制御するのに特に使用できる。従って、本発明の更に別の特徴によれば
、入力放射を受け取り、そして駆動信号に応答して入力放射を減衰して、それに
対応する出力放射を与えるための光学的減衰器であって、この減衰器は、その温
度に基づいて減衰を与えるように動作でき、又、この減衰器は、駆動信号に応答
してその温度を変更するための温度変更手段と、必要な減衰を表わす信号を受信
しそしてそれに対応する駆動信号を発生するための制御手段とを含むような光学
的減衰器において、上記駆動信号はPWM信号より成り、各PWM信号サイクル
はフレームに対応し、その複数の次々のものがマルチフレームを形成し、そして
上記制御手段は、各マルチフレーム内の1つ以上のフレームのデューティ比を変
更するように動作して、減衰器により高分解能減衰を与えるようにしたことを特
徴とする光学的減衰器が提供される。
【0017】 本発明は、減衰器が高度な減衰分解能を与えることができるという効果を発揮
すると共に、本発明によるPWM駆動信号を使用することに関連した電力効率の
利点も発揮する。 便宜上、制御手段は、駆動信号を発生するようにPWM信号をフィルタするた
めのフィルタ手段を備えている。このようなフィルタリングは、PWMサイクル
の変動が減衰手段によって直接経験されず、それ故、出力放射へ伝達されること
がほとんどないという利点を発揮する。
【0018】 PWM信号は、実質的に一定のサイクル周期であるのが好ましく、そしてフィ
ルタリング手段は、そのサイクル周期に対応する周波数においてPWM信号成分
を減衰するように動作できる。このようなフィルタリングは、PWM信号に存在
する主たる変動性高調波信号成分を除去するのに効果がある。便宜上、フィルタ
は、インダクタ及びキャパシタより成る受動的フィルタであり、このようなイン
ダクタ及びキャパシタは、それに関連したエネルギーロスが低く、従って、駆動
信号を発生するようにPWM信号をエネルギー効率良く変換する。 好都合にも、各マルチフレーム内のフレームのデューティ比に対する変更は、
マルチフレーム内で実質的に均一に分布される。このような均一な分布は、駆動
信号における比較的低周波数の擾乱の大きさを減少する上で助けとなる。各フレ
ームのデューティ比は、個別のステップで増加できるのが好ましく、フレームの
デューティ比に対する変更は、1つのこのようなステップの差に対応する。
【0019】 各マルチフレームは、2ないし1000個の範囲のフレームより成るのが便利
である。この範囲は、高い分解能と、駆動信号に存在する低周波数信号変動との
間に妥協を与える。各マルチフレームは、最適な妥協として64個のフレームよ
り成るのが好ましい。 好都合にも、減衰器は、負のフィードバックループを使用することにより出力
放射の放射電力安定化を与えることができる。このような安定化を与えるために
、減衰器は、更に、出力放射の一部分を受け取りそしてそれに対応する検出信号
を発生するための検出手段と、上記制御手段内にあって、上記検出信号を基準信
号と比較し、そして上記温度変更手段を経て減衰手段の温度を調整して、上記基
準信号により決定された放射電力を出力放射に関連させるための増幅手段とを備
えている。
【0020】 減衰器を実施するときには、制御手段は、現場でプログラムできるゲートアレ
ー(FPGA)として実施されるのが望ましい。FPGAの使用は、比較的少数
の電子部品を使用しながら再構成可能であるという利点を与える。FPGAは、
少なくとも30MHzのレートでクロックされるのが好ましい。 温度変更手段は、減衰手段に比較的高度の加熱又は冷却を与えるときには、そ
の動作に著しい電流を必要とする。従って、便宜上、FPGAは、PWM信号を
発生するように動作し、これは、電力用MOSFETによりバッファされ、減衰
手段を駆動するために出力される。
【0021】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を一例として説明する。 図1には、ゼーベック効果の電気−熱素子30への電流を制御するためのPW
M回路10が示されている。以下に述べるように、この電気−熱素子は、典型的
に、例えば、減衰器、フィルタ又はソリッドステートレーザのような電気−光学
部品の温度、ひいては、動作を制御するのに使用される。 回路10は、PWM制御ユニット20と、4つのMOSFETスイッチSW1
、SW2、SW3、SW4とを備えている。素子30は、「ペルチェ素子」とし
て一般に知られている。制御ユニット20は、マスタークロックジェネレータ5
0と、カウンタロジックユニット60と、インターフェイスロジックユニット7
0とを備えている。 回路10の構成部品の相互接続、即ち図1に示す相互接続について以下に説明
する。
【0022】 スイッチSW1、SW2、SW3及びSW4は、各々、第1電極E1と、第2
電極E2と、関連ゲート電極Gとを備えている。ゲート電極Gに印加される電位
は、第1電極E1から第2電極E2への電流を制御する。スイッチSW1−SW4
は、ブリッジ構成で一緒に接続され、スイッチSW1、SW3は、ブリッジの第
1アームを形成し、そしてスイッチSW2、SW4は、ブリッジの第2アームを
形成する。スイッチSW1、SW2の第1電極E1は、正の電源電位P+に接続
される。更に、スイッチSW3、SW4の第2電極E2は、負の電源電位P−に
接続される。更に、スイッチSW1の第2電極E2は、スイッチSW3の第1電
極E1に接続されると共に、素子30の第1端子T1にも接続される。同様に、ス
イッチSW2の第2電極E2は、スイッチSW4の第1電極E1に接続されると共
に、素子30の第2端子T2にも接続される。スイッチSW1、SW2、SW3
、SW4のゲート電極G1、G2、G3、G4は、各々、インターフェイスロジック
ユニット70の出力D1、D2、D3、D4を駆動するよう接続される。
【0023】 PWM制御ユニット20内では、クロックジェネレータ50からの出力Co
カウンタロジックユニット60のクロック入力CIに接続される。又、カウンタ
ユニット60は、制御入力Vcontrolを受け取るための入力も含む。更に、カウ
ンタユニット60は、出力TECA及びTECBも含み、これらはインターフェイ
スユニット70に接続される。 図1を参照して、回路10の動作を以下に説明する。
【0024】 第1端子T1から第2端子T2の方向に電流が流れるときには、素子30は、こ
れに熱結合された電気−光学部品(図示せず)の冷却を行う。逆に、素子30は
、第2端子T2から第1端子T1への逆方向に電流が流れるときには、部品の加熱
を行う。従って、スイッチSW1、SW4が同時に導通状態となり、そしてスイ
ッチSW2、SW3が非導通状態となるときには、素子30によって冷却が行わ
れる。更に、スイッチSW2、SW3が導通状態であり、そしてスイッチSW1
、SW4が非導通状態であるときには、素子30によって加熱が行われる。スイ
ッチSW1、SW2、SW3、SW4による導通は、駆動出力D1、D2、D3
4の論理状態によって各々制御される。これら出力の1つ以上が論理高状態(
H)であるときには、それに対応するスイッチがそれらの電極E1、E2間で導通
状態となる。同様に、これら出力の1つ以上が論理低状態(L)であるときには
、それに対応するスイッチがそれらの電極E1、E2間で非導通状態となる。駆動
出力の状態は、テーブル1に示された出力TECA、TECBの論理状態により支
配される。
【0025】 テーブル1 コメント TECA TECB 1 2 3 4 オフ 論理状態0 論理状態0 L L L L 冷却 論理状態0 論理状態1 H L L H 加熱 論理状態1 論理状態0 L H H L 禁止 論理状態1 論理状態1 − − − −
【0026】 駆動出力TECA、TECBは、スイッチSW1−SW4の導通状態を周期的に
切り換えるPWM信号を与える。これらの信号には、Vcontrolにより決定され
るデューティサイクルが組み合わされる。 クロックジェネレータ50は、15.36MHzの周波数において連続的論理
出力クロック信号を発生する。このクロック信号は、カウンタユニット60にお
いて受け取られ、このユニットは、それを8ビット2進カウンタを経て256の
係数で分割して、実質的に60kHzのパルス繰り返し周波数を有する出力TE
A、TECBを発生する。更に、カウンタユニット60は、出力TECA、TE
Bのパルスを、128の連続するパルスより成るフレームとも称するグループ
において制御するように構成される。それ故、フレームは、実質的に470Hz
の周波数で繰り返す。以下で明らかとなるように、8ビットカウンタと、128
個のパルスより成るフレームの使用とを組み合わせると、回路10には15ビッ
トの制御分解能が効果的に与えられる。
【0027】 カウンタユニット60は、TECA、TECBが同時に論理状態1にならないよ
うに構成される。実際に、TECAが論理状態1から論理状態0へ切り換わると
きには、TECBが論理状態0から論理状態1へ切り換わる前に、クロックジェ
ネレータの2つのサイクル、即ち実質的に130nsの発生が許される。同様に
、TECBが論理状態1から論理状態0へ切り換わるときには、TECAが論理状
態0から論理状態1へ切り換わる前に、クロックジェネレータの2つのサイクル
、即ち実質的に130nsの発生が許される。スイッチ即ち各アームが非導通状
態に到達するのに2つのサイクルが許されて、電源電位P+、P−が瞬間的に短
絡しないようにされる。というのは、これは、高周波電流サージを引き起こし、
スイッチにおける瞬間的な消散を増加するからである。
【0028】 信号Vcontrolは、素子30に送られる電流のデューティサイクルを決定する
ためのデジタルデータを与え、この信号Vcontrolは、テーブル2に示すような
デジタルワード構造を有する。
【0029】 テーブル2 ワードのbit14は、最上位ビットであり、そしてbit0は、最下位ビットである。
ワードは、回路10を実質的に32000における1の分解能に制御するのに使
用される。 テーブル2のワード構造における意義を、図2を参照して以下に説明する。図
2には、回路10におけるTECA又はTECBの時間的信号フォーマットが示さ
れている。TECA及びTECB出力は、当然、上述した2クロックサイクルの分
離を受けるが、これは、ワード構造及びその意義の説明については無視される。
【0030】 カウンタユニット60は、TECA又はTECB信号を発生し、従って、これは
、100で示すように、128個のパルスの繰り返しフレームより成る。各パル
スは、120で示すように構成され、256クロックサイクルのインターバルで
繰り返され、256クロックサイクルは、式1における時間巾tp+tnに対応す
る。各パルスは、時間巾tpに対応するNクロックサイクルの時間巾を有し、そ
して式1における時間巾tnに対応する256−Nクロックサイクルのナル時間
巾だけその先行及び後続隣接パルスから分離される。フレーム内では、1つ以上
の特定のパルスがそれに関連したN値を1カウントだけ増加して、回路10の分
解能を高める。テーブル2のワードでは、bit7-bit14がカウンタユニット60に
おいて処理されて、Nの値を制御し、一方、bit0-bit6は、各フレーム内のどの
パルスがそれに関連したN値を1カウントだけ増加させるか決定するように処理
される。bit7-bit14が全て論理0であるときには、Nが0の値を有し、同様に、
bit7-bit14が全て論理1であるときには、Nが255の値を有し、同様に、bit7 -bit13が全て論理0で且つbit14が論理1であるときには、Nが127の値を有
し、等々となる。
【0031】 ビットbit0-bit6の各々は、特定パルスのN値を増加することに関してフレー
ム内の特定の関連パルスW0−W127にマップされる。テーブル3は、関連す
る全リストである。
【表1】
【0032】 テーブル3から明らかなように、各ビットは、各フレーム内の独特に関連され
たパルスにマッピングするように配置される。このマッピングは、一般的なケー
スでは、式4及び式5によって決定される。 Sp=INT(2Q-i) i=0、1、2、3・・ 式4 但し、Sp=フレーム内のパルス間隔、 Q=フレーム内のN増加により受け入れられるVcontrolワード内の ビット数、 i=Spを計算すべきところのビットインデックス、そして INT=整数丸め関数。 Cp=(1/2)INT(2Q-i) i=1、2、3・・ 式5 但し、Cp=フレーム内のスタートパルス、そして i=0の場合、Cp=INT(2Q-i)。
【0033】 例えば、Q=6及びi=5のときには、テーブル3における間隔Spは、4で
あり、フレーム内の各4番目のパルスが選択され、式4は、値4となる。同様に
、Q=6及びi=5のときには、テーブル3のスタートパルスは、W1であり、
即ち式5が値2となる第2パルスであり、W0が第1パルスとなる。 PWM回路設計の当業者に明らかなように、テーブル2のワード構造は一例に
過ぎず、他の長さのワード構造も可能であり、例えば、ここに示す15ビットに
代わって12ビットも可能である。
【0034】 テーブル3に示された情報は、テーブル2におけるワードのあるビットが論理
状態1にセットされたときに影響される各フレームのパルスを示すために、テー
ブル4の別のフォーマットで与えられる。パルスが影響を受けるときには、テー
ブル2におけるワードの特定ビットに関連したカラムに「1」が含まれる。
【0035】
【表2】
【表3】 テーブル4(続き)
【0036】 テーブル4から明らかなように、テーブル2のワードの値が変更されるので、
パルスW63だけは変更されない。もし必要であれば、bit0は、パルスW127
ではなくパルスW63を変更するように構成することができ、この場合に、式5
は、フレーム内のスタートパルスを示すように式6に変更される。 Cp=(1/2)INT(2Q-i) i=0、1、2、3・・ 式6 本発明の方法により与えられる効果を説明するために、従来のPWM方法と、
本発明の方法とを以下に比較する。簡単化のために、最上位から8ビットと、最
下位から4ビットより成る12ビットワードを考える。最上位から8ビットは、
各パルスのデューティサイクルを制御するのに使用され、そして最下位から4ビ
ットは、16パルスフレーム内の特定パルス増加を制御するのに使用される。従
って、Awは、上述した非増加の対応N値を有するパルスに対応し、そしてBw
、増加された対応N値を有するパルスに対応する。
【0037】 比較のための第1の従来の解決策では、増加されたパルスが、一緒にグループ
編成にされ、一方、本発明による第2の解決策では、増加されたパルスが、テー
ブル3及び4と、式4及び5とを参照して上述したように分布されるが、12ビ
ットワードに対して変更される。 従って、第1の解決策では、フレームの時間的パルスシーケンスが、例えば、
左から右へ次のように読まれる。 Awwwwwwwwwwwwwwww 即ち、増加されたパルスは、一緒にグループ編成される。 しかしながら、本発明による第2の解決策では、フレームの時間的パルスシー
ケンスが左から右へ次のように読まれる。 Awwwwwwwwwwwwwwww 即ち、増加されたパルスは、式4及び5に基づいて分布される。
【0038】 高速フーリエ変換(FFT)分析が本発明者により実行され、12ビットに対
応する4096の全範囲値における2056の値に対応する上記Awwパルス
シーケンスから高調波含有量、即ち平均値0.50195が決定された。周波数
は、フレーム高調波に対して正規化される。更に、高調波0は、0.50195
の予想平均値に接近した0.50171の平均値に対応し、それより高い高調波
は、これら2つの値の食い違いを加味するものである。テーブル5は、FFT分
析の数値結果を示す。
【表4】
【0039】 テーブル5から明らかなように、第2の解決策は、比較的低い高調波含有量を
生じ、例えば、第1高調波における高調波含有量は、第2の解決策を使用するこ
とにより14.36dB減少される。 回路10には、受動的フィルタ、例えば、インダクタ及びキャパシタの組合体
を素子30と直列に含ませて、そこに与えられる高周波数の高調波成分を減衰す
るのが効果的である。第2の解決策では、回路10によりその素子30へ供給さ
れる電流における高調波エネルギーの多くが比較的高い周波数へと移動し、フィ
ルタリングによって容易に減衰できるようになる。受動的フィルタは、フェライ
トコア付きのインダクタを含み、例えば、図3に示すようなπネットワークであ
るのが便利である。
【0040】 図3において、端子T1、T2は、キャパシタC1、C2を経て負の電位P−に各
々接続される。又、端子T1、T2は、オープンコアのフェライトコア付きインダ
クタL1、L2を経てブリッジの第1及び第2アームにも各々接続される。πネッ
トワークは、素子30に供給される周波数60kHz以上の電流成分を減衰して
、素子30がこれら成分に実質的に曝されないように設計される。又、このネッ
トワークは、60kHzの低調波、例えば、1kHz以下のものも、ある程度減
衰することができる。
【0041】 図4には、200で全体的に示された本発明による高分解能の光学的減衰器が
示されている。明瞭化のために、同じ参照番号を使用して同じ部分を示す。この
減衰器200は、関連する熱−電気素子30に熱的結合された減衰モジュール2
10と、光学スプリッター220と、光学検出器230と、減衰モジュール21
0の動作を制御するためのPWM制御回路10とを備えている。PWM制御回路
10は、関連するタイミングクロック250に接続された現場でプログラムでき
るゲートアレー(FPGA)240と、出力ローパスフィルタ260とを備えて
いる。減衰器200は、更に、入力光学放射Piを搬送するために減衰モジュー
ル210の光学入力ポートに接続された第1導波管270と、減衰モジュール2
10の光学出力ポートからスプリッター220の光学入力ポートに接続された第
2導波管280と、スプリッター220の第1光学出力ポートに接続された第3
導波管290と、スプリッター220の第2光学出力ポートから検出器230の
光学入力ポートに接続された第4導波管300とを備えている。これらの導波管
270、280、290、300は、各々、単一モード光ファイバー導波管であ
るが、多モード導波管であってもよい。検出器230の電気的出力T3は、FP
GA240の第1電気入力I1に接続される。又、FPGA240は、減衰モジ
ュール210を経て与えられる減衰ファクタを決定する基準入力PRを受け取る
ための第2電気入力I2も含む。更に、FPGA240は、動作中にPWM信号
が出力されるところの電気出力Voも含み、この出力Voは、ローパスフィルタ2
60の電気出力J1に接続される。フィルタ260の電気出力J2は、熱−電気素
子30の電気入力I3に接続される。最後に、クロック250は、FPGA24
0のクロック(CLK)入力に接続される電気的出力を含む。
【0042】 減衰モジュール210は、該モジュール210を経てその入力ポートからその
出力ポートへ伝播する入力放射Piの減衰を生じさせる光学的要素を組み込んで
いる。これらの光学的要素は、それらの温度の関数である減衰度を与えるように
動作できる。熱−電気素子30は、これらの要素に熱結合され、そして周囲温度
に対してそれらを加熱又は冷却することによりそれらの温度に作用するよう動作
し得る。熱−電気素子30は、ゼーベック効果を利用して、このような加熱又は
冷却を達成する。
【0043】 スプリッター220は、その光学入力ポートに受け取られる光学放射Poを実
質的に比90%及び10%でその第1及び第2の光学出力ポートへ各々結合する
ように動作し得る光ファイバーカプラーであり、実際に、この比は、98%:2
%から85%:15%までの範囲である。検出器230は、ホトダイオードを含
み、その光学入力ポートにおいて光学放射0.1Poを受け取り、そしてそれに
対応する電気信号を出力T3に発生するように動作できる。
【0044】 ローパスフィルタ260は、インダクタ及びそれに関連したキャパシタより成
る受動的フィルタネットワークである。このフィルタ260は、出力Voからの
PWM信号出力において10kHzより上の、特に、約40kHzの信号成分を
減衰するように動作できる。従って、フィルタ260は、PWM信号を、熱−電
気素子30を駆動するための対応低周波数直流信号に変換することができる。 FPGA240は、論理ゲートのアレーを組み込んだ半導体論理装置であり、
特定の用途に装置をカスタマイズするようにユーザが構成可能である。減衰器2
00では、FPGA240は、クロック250により40MHzのレートでクロ
ックされるように構成される。又、FPGA240は、増幅機能を与えると共に
、PWM信号発生機能も与える。
【0045】 増幅機能は、減衰器200において、減衰モジュール210により与えられる
減衰を調整するための負のフィードバックループを与えて、検出器230により
発生される信号T3が基準信号PRと同様の値になるようにするために使用される
。増幅機能は、FPGA240内では、PWM機能を駆動するように構成され、
該PWM機能は、次いで、熱−電気素子30に付与される電力を制御するための
PWM信号を発生する。
【0046】 PWM信号機能は、Vo出力に出力するためのPWM信号を発生するように動
作でき、この信号は、高状態と低状態との間で繰り返し周期的にスイッチングす
る2進信号の形態である。この信号は、周期が25μsを有し、これは、40k
Hzに対応し、換言すれば、クロック70の1000クロックサイクルに対応す
る。PWM信号に対する40kHzの周波数は、次の各項間の妥協として選択さ
れる。 (a)インダクタ及びキャパシタの実際の値をフィルタ260に使用できるよ
うにする周波数を選択する; (b)フィルタ260からのフィルタされた出力における電気的リプルが、減
衰モジュール210を経て伝播する光学放射に振幅変調された状態にならないよ
うに充分に高い周波数を選択する;及び (c)PWM信号がデジタルで発生されそしてマスター高周波数クロックから
導出されるときに適当な調整分解能を達成するに充分なほど低い周波数を選択す
る。
【0047】 40MHzクロック250の動作周波数は、FPGA240内の論理ゲートが
スイッチできるレートによって支配される。熱−電気素子30へ供給される電力
は、PWM信号のマーク・スペース比によって決定され、換言すれば、各サイク
ル中にPWM信号がその第2状態に対してその第1状態にある時間の比によって
決定される。減衰器200における1:1のマーク・スペース比は、熱−電気素
子30にゼロ電力が供給されることに対応する。1:1の比からのずれが、減衰
モジュール210の加熱又は冷却を生じる。 各PWMサイクル内に1000個のクロックサイクルがあることにより、減衰
器は、500ステップの分解能で冷却を与えることができると共に、500ステ
ップの分解能で加熱も与えることができ、これは、加熱又は冷却に対する9ビッ
ト分解能に対応する。
【0048】 図4を参照して減衰器200の動作を以下に説明する。入力放射Piは、第1
導波管270に沿って減衰モジュール210へ伝播する。放射Piは、減衰モジ
ュール210を経て伝播し、そこで、減衰されて、減衰放射Poを与える。この
減衰放射Poは、スプリッター220へ伝播し、そこで、減衰放射Poの実質的に
10%部分が導波管300を経て検出器230へ結合される。検出器230はこ
の部分を受け取りそして電気信号T3を発生し、これはFPGA240のI1入力
へ通される。FPGA240は、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)を使
用してT3信号をそれに対応するT3データに変換し、又、基準信号PRをそれに
対応するPRデータにも変換する。次いで、増幅機能が、T3データとPRデータ
との間の差を計算し、それに対応する差のデータを発生する。この差データは、
増幅機能からPWM機能へ通され、これは、マーク・スペース比(デューティ比
)が差データにより支配されたPWM信号を発生する。このPWM信号は、次い
で、FPGA240からMOSFETバッファ電力トランジスタ(図4には示さ
ず)を経て出力され、そしてそこからフィルタ260を経て熱−電気素子30へ
出力される。FPGA240は、減衰放射Poの放射電力を、基準信号PRに関連
したレベルに調整するよう有効に動作する。基準信号PRが実質的に一定に維持
される場合には、減衰器200は、減衰モジュール210により与えられる分解
能及び減衰調整範囲内の実質的に一定の電力レベルに減衰放射Poを調整するよ
う試みる。
【0049】 図5を参照して、上記MOSFETトランジスタ及びフィルタ260を詳細に
説明する。FPGA240は、2つの出力論理ゲート310及び320を含み、
その相互に逆位相の出力(K)は、正の供給レール(+ve)と負の供給レール
(−ve)との間でスイッチする。ゲート310からの出力は、第1の電力MO
SFET(FET1)のゲート電極に接続される。同様に、ゲート320からの
出力は、第2の電力MOSFET(FET2)のゲート電極に接続される。第1
のMOSFETのドレイン電極は、正のレール+veに接続される。更に、第2
のMOSFETのソース電極は、負のレール−veに接続される。第1及び第2
のMOSFETのソース及びドレイン電極は、各々、互いに接続されると共に、
フィルタ260の入力J1に接続される。
【0050】 フィルタ260は、関連キャパシタC1と並列に接続されたインダクタL1を含
む。更に、フィルタ260は、関連キャパシタC2と並列に接続されたインダク
タL2も含む。入力J1は、インダクタL1及びキャパシタC1より成る並列共振回
路の第1ノードに接続される。並列回路の第2ノードは、インダクタL2の第1
端子に接続される。インダクタL2の第2端子は、キャパシタC2を経て接地電位
(0v)に接続される。レール(+ve、−ve)は、接地電位(0v)に対し
電位が対称的に配置される。更に、並列及び直列の共振回路は、40kHzで共
振するように設計され、J1入力に付与される40kHzのPWM信号の成分は
、フィルタ260を実質的に透過されず、熱−電気素子30の入力I3に付与さ
れる電気信号は、実質的に低周波数の「直流」で、即ち交流成分が実質的にない
【0051】 動作中、PWM信号のマーク・スペース比が1:1であるときには、J1入力
に付与される信号は、第1のMOSFET(FET1)を経て正のレール(+v
e)へ接続されるが、その周期は、J1入力が第2のMOSFET(FET2)
を経て負のレール(−ve)に接続されるときの周期に等しい。このような1:
1のマーク・スペース比は、0vの周りの平均電位が熱−電気素子30に供給さ
れ、即ち実質的にゼロ電流が素子30に流れることになる。マーク・スペース比
(デューティ比)が1:1から変化するにつれて、素子30には正及び負の両方
向に電流が流れ、それに対応する加熱又は冷却を減衰モジュール210に各々生
じさせる。例えば、出力Kがほとんど正のレールの電位である場合には、第1の
MOSFET(FET1)がほとんどの時間導通し、従って、正の電流がフィル
タ260を経て素子30の入力I3へそして0vへと流れ、従って、モジュール
210の加熱を生じさせる。逆に、出力Kがほとんど負のレールの電位にある場
合には、第2のMOSFET(FET2)がほとんどの時間導通し、従って、負
の電流がフィルタ260を経て素子30の入力I3へそして0vへと流れ、従っ
て、モジュール210の冷却を生じさせる。
【0052】 上述したように、減衰器210では分解能に関して問題が生じる。40kHz
のPWM周波数が妥協値として選択され、素子30に流れる正の電流に対して5
00ステップの分解能を与え、そして素子30に流れる負の電流に対して500
ステップの分解能を与える。実際には、9ビット分解能に対応するこのような5
00ステップの分解能では、減衰器20を使用して、減衰放射を通信システムに
必要とされる精度に調整するときには、しばしば粗過ぎることが分かっており、
この粗さが問題となる。理想的には、16ビット分解能が望ましいが、FPGA
240が2.5GHzの周波数でクロックすることを必要とし、これは非現実的
である。この問題に対する1つの解決策は、より低いPWM周波数を選択するこ
とであり、即ち16ビット分解能を得るために、PWM信号の周波数を620H
zまで減少しなければならず、これは、フィルタ260の部品値に関して非実際
的である。別の解決策は、PWM動作を省略しそして直線的調整を使用すること
であるが、このような直線的調整は、上述した電力消散の理由で実際的でない。
【0053】 本発明者は、上述したようにマルチフレーム解決策を使用してFGPA240
内にPWM信号を発生するようにしてこの問題に対処した。図6を参照してこの
マルチフレーム解決策を詳細に説明する。 図6には、400で全体的に示されたPWM信号のマルチフレーム構造が示さ
れている。FPGA240により発生されるPWM信号の各サイクルは、時間巾
がt0=25μsであり、フレームと称される。64個のこのようなフレームが
64t0の時間巾を有するマルチフレームを形成する。各フレームは、周期t1
に高状態(+ve)であり、そして周期t2中に低状態(−ve)である。これ
ら周期t1及びt2が加算されて、周期t0となる。FPGA240は、40MH
zのレートでクロックし、25nsのタイムステップtsの分解能で周期t1及び
2を発生できるようにする。従って、周期t1は、次の式7で表わすことができ
る。 t1=n1s 式7 但し、n1=周期t1におけるタイムステップtsの数である。
【0054】 更に、周期t2は、次の式8で表わすことができる。
【数4】 タイムステップの数n1は、FPGA240により1ないし1000の範囲内
で変更され、上述したように、1000ステップは、通信システムにおける光学
的減衰については不充分な分解能である。本発明者は、各フレーム内で分解能を
増加することはできないが、各マルチフレーム内で1つ以上のフレームの時間巾
を変更することにより分解能を高めることはできると分かった。変更を1つのタ
イムステップtsに保持することにより、変更は僅かな擾乱を表わすだけであり
、これは、減衰モジュール210からの減衰された放射Po出力には現れない。
【0055】 例えば、熱−電気素子の駆動電流における若干の増加は、マルチフレームの全
64フレームに対してn1=500である状態から望ましい。マルチフレーム解
決策を使用すると、フレーム1ないし63に対するn1を値500にセットする
ことができ、そしてフレーム64に対するn1を値501にセットすることがで
きる。従って、この解決策は、マルチフレームの各フレームに対して500.0
15625の平均n1を与える。従って、64フレームのマルチフレームを使用
すると、分解能が6ビット増加し、これは、各フレーム内に与えられる10ビッ
ト分解能(1000カウント)と結合されて、通信システムで動作する減衰器1
0について充分な16ビットの全有効分解能を与える。
【0056】 マルチフレーム内の複数のフレームを各々1カウント増加すべきであるときに
問題が発生し、この問題は、マルチフレームのどのフレームを増加すべきかに関
する。2つのフレームの各々を1カウント増加すべきであるときには、関連する
擾乱をマルチフレーム内にできるだけ均一に分布させるようにフレーム32及び
64が増加されるのが好ましく、これは、熱−電気素子30内の過渡的な熱変動
が減衰放射Poにおいて変更として検出されるのを防止する上で助けとなる。こ
のような変動は、増加のために選択されたフレームがマルチフレームの1つの領
域において一緒にグループ編成される場合に生じ得る。同様に、3つのフレーム
の各々を1カウント増加すべきであるときには、フレーム21、43及び64を
増加し、等々とするのが好ましい。テーブル6は、ステップtsより大きな分解
能に対する制御が必要とされるときに増加されるべきであるフレームのリストで
ある。
【0057】 テーブル6から明らかなように、タイムステップtsの一部分である分解能を
得るために増加を必要とするマルチフレーム内のフレームは、そのマルチフレー
ム内でできるだけ均一に分布される。
【表5】
【0058】 このマルチフレーム解決策は、低いフレーム周波数を使用して分解能を得るも
のに比して優れた結果を与える。というのは、1カウントの僅かな擾乱しかマル
チフレーム内に生じないからである。これは、マルチフレーム解決策を使用しな
いPWM信号であってマルチフレーム内のフレームの数だけ比例的に低い周波数
のPWM信号に比して、比較的僅かな一時的電力偏差を表わすに過ぎない。従っ
て、本発明者により案出された減衰器200は、高い分解能を与えるだけでなく
、40MHzの便利な周波数で動作するFPGA240及びPWM制御に関連し
た電力効率も与える。
【0059】 本発明の範囲から逸脱せずに減衰器200及び/又はPWM回路に変更がなさ
れ得ることが明らかであろう。図4は、FPGA240が、減衰された放射Po
の放射電力を安定化するためのローカルフィードバックループを与えることを示
しているが、FPGA240は、他の回路、例えば、通信システムにおいて減衰
器200から更に下流にある検出回路から制御信号を受信し、PWM駆動信号に
適用される上記のマルチフレーム技術を使用して熱−電気素子を制御することも
できる。更に、64個のフレームより成るマルチフレームを上述したが、マルチ
フレームは、異なる数のフレーム、例えば、分解能要求に基づいて2ないし10
00個の範囲のフレームを含むように変更することができる。更に、FPGA2
40は、40MHzでクロックされるものとして説明したが、フィルタ260が
適当に同調される場合には少なくとも30MHzのレートでクロックすることも
できる。
【0060】 更に、光通信システム内で使用するのに適した要素の制御に関してPWM回路
を説明したが、本発明の装置及び/又は方法は、例えば、電気モータシステム、
機械的サーボシステム、ロボットシステム等においてPWM電流制御が行われる
ような他のアプリケーションにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ゼーベック効果に基づいて動作する電気−熱素子への電流を制御するための本
発明によるPWM回路を示す回路図である。
【図2】 図1に示された回路におけるTEC時間的信号フォーマットを示す図である。
【図3】 素子に付与される電流の含有高調波をフィルタリングするために図1の回路に
含まれるπネットワークを示す図である。
【図4】 本発明によるPWM回路を組み込んだ本発明の高分解能減衰器を示す概略図で
ある。
【図5】 図4に示す減衰器のFPGAのPWM出力段及びローパスフィルタを示す回路
図である。
【図6】 図4及び5に示すFPGAに発生されたPWM信号のマルチフレーム構造を示
す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成14年10月4日(2002.10.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 デニス アール アンソニー イギリス ノッティンガム エヌジー8 5キューピー アスプリー エステイト シェプトン クレセント 16 (72)発明者 ヴァス ダレン ウィリアム イギリス ノッティンガム エヌジー10 2ディーアール ロング イートン フレ デリック ストリート 26 (72)発明者 バトラー グラハム イギリス ノッティンガム エヌジー9 5ディーエイ チルウェル ファーム ロ ード 53 (72)発明者 リーチ マイケル ジョン イギリス ノッティンガム エヌジー16 2キューエフ アースウォース ザ レー ン マノー ハウス (番地なし)

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス巾変調(PWM)信号を発生する方法であって、少な
    くとも1つの上位ビット(bit7-bit14)及び少なくとも1つの下位ビット(bit0 -bit6)より成るデジタル需要データを受け取り、そして一連の1つ以上のフレ
    ーム(100)より成るPWM信号を発生する段階を備え、各フレーム(100)は、
    複数のPWMパルスより成り、そのデューティサイクルは、上記少なくとも1つ
    の上位ビットにより実質的に支配され、そしてPWMパルスの少なくとも1つは
    、上記少なくとも1つの下位ビットに応答して変更されたデューティサイクルを
    有するように選択され、そして上記少なくとも1つの下位ビットの各々が上記フ
    レームの少なくとも1つの選択されたPWMパルスに独特にマッピングするよう
    にした方法。
  2. 【請求項2】 上記PWMパルスは、実質的に一定のパルス繰り返し周波数
    において各フレーム内に生じる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記需要データは、1つ以上のデータワードを含み、各ワー
    ドは、Q個の下位ビットbitiより成り、ここで、インデックスiは、0ないしQ
    の範囲であって、bit0は、最下位ビットであり、そしてPWMパルスは、各フレ
    ームにおいてフレーム内のパルスインターバルSpで選択され、このインターバ
    ルSpは、次の式 Sp=INT(2Q-i) により定義され、ここで、INTは整数関数に対応する請求項1又は2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 インデックスiをもつ下位ビットが設定されるのに応答して
    変更されたデューティサイクルを有するように選択された各フレームの第1パル
    スScは、次の式 Sc=1/2Sp により定義される請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 bit0が、各フレームにおいてSc=Spとなるように選択され
    た第1対応パルスを有するように変更される請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 各データワードは、8個の上位ビット及び7個の下位ビット
    より成る請求項3に記載の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の方法に基づいて動作し
    得るPWM信号を発生する装置(10)において、対応するPWM信号を発生するよ
    うに上記方法に基づき処理するためのクロック信号を発生するクロック手段(50)
    を備えた装置(10)。
  8. 【請求項8】 PWM信号に応答して負荷(30)に電流を供給するためのスイ
    ッチング手段(SW1-SW4)を更に備えた請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 上記スイッチング手段は、ブリッジ構成で接続される請求項
    8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 負荷(30)に到達するPWM信号の比較的高い高調波成分を
    減衰するためのフィルタリング手段(L1,L2,C1,C2)を更に備えた請求項8又は9
    に記載の装置。
  11. 【請求項11】 上記フィルタリング手段は、実質的にリアクティブなイン
    ピーダンスを有する受動的成分を含む請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 上記フィルタリング手段は、少なくとも1つのインダクタ
    (L1,L2)と少なくとも1つのキャパシタ(C1,C2)を含む請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つのインダクタは、フェライトコア付きであ
    る請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 上記負荷は、熱電気素子(30)より成る請求項8ないし13
    のいずれかに記載の装置。
  15. 【請求項15】 上記素子は、その温度、ひいては、その光学的特性を制御
    するために、光学的減衰器、レーザー、及び光学的フィルタの1つ以上に熱的に
    接続される請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 入力放射(Pi)を受け取りそして入力放射(Pi)を減衰して、
    それに対応する出力放射(Po)を与えるための光学的減衰器(200)であって、入力
    放射(Pi)を受け取りそして駆動信号に応答して入力放射(Pi)を減衰して出力放射
    (Po)を与えるための減衰手段(210)を備え、この減衰手段は、その温度に基づい
    て減衰を与えるように動作でき、又、この減衰手段は、駆動信号に応答してその
    温度を変更するための温度変更手段(30)と、必要な減衰を表わす信号(PR)を受信
    しそしてそれに対応する駆動信号を発生するための制御手段(10)とを含むような
    光学的減衰器において、上記駆動信号はPWM信号から導出され、各PWM信号
    サイクルはフレームに対応し、その複数の次々のものがマルチフレームを形成し
    、そして上記制御手段は、各マルチフレーム内の1つ以上のフレームのデューテ
    ィ比を変更するように動作して、減衰器により高分解能減衰を与えるようにした
    光学的減衰器。
  17. 【請求項17】 上記PWM信号は、実質的に一定サイクル周期(t0)のもの
    であり、そしてそのサイクル周期に対応する周波数でPWM信号成分を減衰する
    ように動作できるフィルタリング手段(260)を更に備えた請求項16に記載の減
    衰器。
  18. 【請求項18】 各マルチフレーム内のフレームのデューティ比に対する変
    更は、マルチフレーム内で実質的に均一に分布される(テーブル6)請求項16
    又は17の記載の減衰器。
  19. 【請求項19】 各フレームのデューティ比は、個別のステップで増加可能
    であり、フレームのデューティ比に対する変更は、1つのこのようなステップ差
    に対応する請求項17に記載の減衰器。
  20. 【請求項20】 各マルチフレームは、2ないし1000個のフレームの範
    囲である請求項16ないし19のいずれかに記載の減衰器。
  21. 【請求項21】 各マルチフレームは、64個のフレームより成る請求項2
    0に記載の減衰器。
  22. 【請求項22】 出力放射(Po)の一部分を受け取りそしてそれに対応する検
    出信号(T1)を発生するための検出手段(230)と、上記制御手段(10)内にあって、
    上記検出信号(T1)を基準信号(PR)と比較し、そして上記温度変更手段(30)を経て
    減衰手段(210)の温度を調整して、上記基準信号(PR)により決定された放射電力
    を出力放射に関連させるための増幅手段とを更に備えた請求項16ないし21の
    いずれかに記載の減衰器。
  23. 【請求項23】 上記制御手段(10)は、現場でプログラムできるゲートアレ
    ー(FPGA)(240)として実施される請求項16ないし22のいずれかに記載の減衰
    器。
  24. 【請求項24】 上記FPGAは、PWM信号を発生するように動作でき、
    このPWM信号は、電力MOSFET(FET1,FET2)によってバッファされ、減衰
    手段を駆動するための出力される請求項23に記載の減衰器。
  25. 【請求項25】 上記FPGAは、少なくとも30MHzのレートでクロッ
    クされる請求項23又は24に記載の減衰器。
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