JP2003528444A - 熱的毛細管現象式乾燥装置 - Google Patents

熱的毛細管現象式乾燥装置

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JP2003528444A JP2001522019A JP2001522019A JP2003528444A JP 2003528444 A JP2003528444 A JP 2003528444A JP 2001522019 A JP2001522019 A JP 2001522019A JP 2001522019 A JP2001522019 A JP 2001522019A JP 2003528444 A JP2003528444 A JP 2003528444A
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エリック・ジェイ・バーグマン
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Abstract

(57)【要約】 半導体ウェハを乾燥する装置であって、洗浄液を満たした浸漬槽と、該浸漬槽内でウェハをほぼ垂直状態で保持する支持体と、前記ウェハを浸漬槽内の洗浄液から引上げると共に、引上げに伴って前記洗浄液の表面においてウェハ・液体境界を形成する昇降機と、前記少なくとも一つのウェハと洗浄液の液面の近傍に設けた少なくとも一つの加熱源と、前記境界においてウェハに対してガスを供給する開口を有するガス供給システムとからなる乾燥装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、湿式処理後の半導体ウェハないしそれと類似な品の乾燥に関する。
【0002】 (背景技術) 半導体ウェハの湿式処理で最も重要な工程の一つにウェハの乾燥工程がある。
理想的な乾燥法としては、安全で迅速に、それも環境汚染や安全性の問題もなく
、ウェハ表面に汚染物質を絶対に残さないで乾燥することである。実地では、処
理液として消イオン水(DI水)がよく使われている。DI水の如くの液体は、ウ
ェハを液槽から引上げた後に表面張力が作用して、ウェハ表面にシート状または
液滴状にくっついている。換言すれば、固体の表面に付着している液分子の付着
力が液体分子の凝集力よりも大きい限り、その固体表面は液体で湿潤している。
【0003】 処理液の相が気相(蒸気相)へ変化すると、表面張力による乾燥上の問題も減る
が、このような相変化には、液体の表面境界で引きずられている汚染物質がウェ
ハ表面に付着して密着する可能性が大きく、そのために最終電子製品に高率で欠
陥が出現すると認識されるようになっている。乾燥後のウェハ表面上における汚
染物質の量を減らすべく、この相変化を制御する種々の技法が開発されており、
下記の乾燥方法がこれまでに用いられている。
【0004】 A. 熱湯乾燥法(hot water dryer) ここで使われる乾燥装置は簡単に稼働する。つまり、DI水の入った熱湯槽に
ウェハを浸漬し、熱湯槽から引上げるに伴って、表面張力作用によりウェハ表面
に残留している水分を加熱シリコン表面から蒸発させる。しかしながら、この加
熱DI水はシリコン表面を侵すから、大抵の半導体デバイスの作製にはこの方法
は利用できない。
【0005】 B. 遠心乾燥法(spin-rinse dryer) ここで使われる乾燥装置は二つの機構で稼働する。第1に、スピンを書けて遠
心力を発生させることでウェハ表面から大部分の水分を除去する。このように大
量の水分を除去した後では、基板と残留水分との間に作用している表面張力は、
水に作用させた遠心力のレベルよりも大きい。しかし、ここで次の機構、即ち、
蒸発作用を行わせる。この蒸発速度は、水分に作用している回転速度を比較的高
速に維持して対流作用を良好にすることで増加させることができる。一般に、こ
の蒸発による乾燥を更に促進するために処理室に加熱窒素ガス(N2)を注入して
いる。
【0006】 しかしながら、この乾燥法には、 (1)微小水滴がウェハ表面で単離してしま
った除去しにくいし、かかる水滴に引きずられている汚染物質がウェハ表面に付
着することから、疎水性表面の乾燥には適していないこと、(2)乾燥を促進する
はずの高速回転により著しい乱流が発生して、汚染物質がウェハ表面に付着しや
すいこと、(3)高速回転から生ずる力の作用で著しい機械的応力が発生して、ウ
ェハが損傷をうけるか、汚染粒子が生ずるようになることなどの要因があるので
制約がある。
【0007】 C. 溶剤乾燥法(Isopropyl Alcohol Vapor Dryer) この乾燥法は、DI水で湿潤しているウェハをIPA蒸気で飽和した加熱環境
に浸漬することにより行われている。液体IPAの表面張力は水よりも著しく小
さい。このIPAがウェハ表面で凝縮し始めると、この表面に残留している水は
IPAにより退けられる(be displaced)が、このようにIPAで水が退けられる
とウェハは冷気ゾーンに引き込まれ、アルコールの凝縮が終わると共にそれがウ
ェハ表面から流出する。
【0008】 ところが、この乾燥法にも、(1)可燃性液体であるIPAを利用し、これを引
火点を越える高温で沸騰させる必要があること、(2)比較的早い内にIPAを消
費する必要があること、(3)有機蒸気を比較的大量放出してしまうことなどの要
因があって、制約を受けている。
【0009】 D. マランゴニ乾燥法 この乾燥法では洗浄液(rinsing liquid)の表面にアルコール成分の富んだ界面
ができる。ウェハがこの界面を通ると、アルコールの作用で水が退けられ、水の
表面張力を減少させ、その水が大量水の凝集力の作用によりウェハから「避けら
れる(be pulled)」ようになっている。しかし、この乾燥法でも、アルコール成分
を利用する他の乾燥法と同様に有機蒸気の大量放出の問題がある。
【0010】 E. 米国特許第5,556,479号には、処理タンクから洗浄液を緩やかに排出する乾
燥法が開示されており、そこでは、空気ないしその他のガスが処理液を退けるに
伴い、液体界面と接触しているウェハ表面の部分を加熱している。この方法では
、ウェハが液体界面において、処理液に対流を惹起するに充分な温度まで加熱さ
れている。水は1分あたり7ないし8センチを越えない速度で洗浄液から退けら
れるのが好ましい。従って、この乾燥法による製造スループットは期待されてい
るよりも低い。
【0011】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 従って、本発明は、半導体WEはない離類似の製品を迅速、かつ、安全に乾燥
すると共に、粒状汚染物質ないし化学残留物質の量を最小限にし得る新規な乾燥
方法とその装置を提供するのを目的としている。 また、ウェハないし類似の製品を化学薬剤で乾燥する場合での有害物質の放出
を最小限にして前述の乾燥法が達成できるようにすることも、本発明の別目的で
ある。
【0012】 (その解決方法) 前述の目的を達成するために、本発明の第1実施の形態による半導体ウェハの
乾燥装置は、洗浄液を含む浸漬槽と、ウェハを加熱する一つかそれ以上の加熱源
と、洗浄液に対してガス流が上方に移動するに伴ってウェハに対して当該ガス流
を指向させるガス供給システムとで構成されている。好ましくは、作動機構とウ
ェハ支持体とを設けて、制御した速度で洗浄液からウェハを上方に引上げるよう
にするのが望ましい。
【0013】 別の面での本発明においては、ガス供給システムと加熱源とは、ウェハが洗浄
液に対して上方に移動し始めると共に同時に作動させられるようにしている。加
熱作用で、ウェハに付着する水に表面張力の勾配を同時に持たせる温度勾配がウ
ェハに生成されるようになっている。液体における凝集力は、重力の作用も相俟
って、むき出したウェハ表面から洗浄液へと洗浄液を流出させるようになる。こ
のプロセスにより、蒸発とは違って毛細管現象でウェハ表面が急速に乾燥させら
れ、それにより非常にクリーンなウェハが得られるのである。ガス供給システム
は、好ましくは窒素の如くのガスをウェハと液体との界面に対して下方に指向さ
せる。このガス供給システムにより、ウェハ表面に付着している水分を効果的に
除去すると共に、ウェハに付着している洗浄液を下方へ駆逐する。
【0014】 また別の面での本発明においては、溶媒もしくはその他の表面張力減少用蒸気
がウェハと液体との界面を流れるようにして、液体がウェハにくっつく傾向を更
に減少させている。
【0015】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明の乾燥方法を説明するに当っては、半導体ウェハの湿式処理に関連して
説明するが、例えば記憶素子や、光学ディスク、基板、パネルなどの他の製品に
も適用できる。従って、ここで用いる「ウェハ」なる用語はそれらの製品をも網羅
する物取り介すべきである。
【0016】 図1において、ステップ10で示したように、少なくとも一つのウェハを浸漬
槽に入れて、該容器に満たされている液体に浸漬する。ウェハにはこの容器、ま
たは、その他の容器において幾つかの湿式処理が施されているけれども、最終湿
式処理ステップでは、洗浄液にウェハを浸漬することが含まれているのが通常で
ある。洗浄サイクルは数回にわたって行われることがあるが、その最後の洗浄サ
イクルでは、消イオン水が使われるのが通常である。ウェハが垂直に配置されて
いない場合では、当該ウェハをほぼ垂直面に沿って配置することで、ステップ1
2における乾燥に備える必要がある。ここで「ほぼ垂直」というのは、重力作用が
乾燥作用に関与できるような状態を意味する。
【0017】 乾燥法の次のステップでは三つの手順が行われるが、これらの手順は同時に行
うのが望ましい。ガス流をウェハと液体との界面に対して供給する。このガスに
より、ウェハ表面に付着している大量の水が除去されると共に、ウェハに付着し
続ける洗浄液の高さを抑制している。このガス流は、ウェハと液体の界面の上方
に位置決めしたノズルないし配管から前記ウェハ・液体界面に向かって供給する
のが望ましい。種々のガスが利用できるものの、ウェハや洗浄液、或いは含まれ
ている汚染物質との反応の可能性を最小限にするためにも比較的不活性なガスで
あるのが望ましい。その意味でアルゴンガスが利用できるものの、高くつく。費
用を最小限にする場合では濾過した空気が利用できるが、空気には酸素が含まれ
ていて他の素材と反応することがある。費用が低廉で済み、反応性も低いことか
ら、二酸化炭素や窒素を利用するのが有利である。
【0018】 25枚からなる1バッチのウェハに対しては、ガス流量としては50〜200
slpmであるのが典型的である。このガス流はより大きい負荷寸法に対しては適当
に増やすことになる。しかし、非常に小さい流量にしていくことは困難であるか
ら、単一のウェハの場合では流量としては約25〜50slmp程度がいいところで
ある。ウェハを横切るガス流の供給はウェハ界面に残留するガスの慣性により左
右されるので、このガス流量は残留ガスの慣性に打ち勝って、供給点からウェハ
・液体界面まで流れができるのに適当なものでなければならない。
【0019】 もう一つの同時に行うのが望ましい手順は、図1におけるステップ14に示さ
れるように、洗浄液から水を制御された状態でウェハを上方に引き抜くことであ
る。ウェハがクリーンに乾燥できるようにするためには、引抜き速度(extractio
n rate)が必要である。この引抜き速度が速すぎれば、洗浄液が縞模様かスポッ
トを残してしまうことがある。逆に引抜き速度が遅ければ、製造効率が影響を受
けることになる。加熱灯とガス供給システムとを備えた乾燥装置を利用してウェ
ハの断片の乾燥を試してみたところ、ウェハの引抜き速度を8〜15cm/minに制
限したら良好な結果が得られると判明した。しかしながら、用途に応じて引抜き
速度を8〜30cm/minまで速めてもよい。この引抜き速度は、処理装置の構成に
依存するとことが大きく、適切に選択しないとウェハ表面温度や、ウェハ・液体
界面へのガス流の供給効率、IPA蒸気の如くの添加物の利用、乾燥すべきデバ
イスの配置構成(凹凸の大きい密度配置構成では大量の水を捕捉しやすく、その
ために引抜き速度は低くなる)などに影響が及ぶ。言うまでもないことではある
が、引抜き速度は、装置のスループットを最大化するためにもできるだけ速いの
が望ましい。用途によっても変わるが、IPA蒸気を利用して表面張力を減らす
一方、熱的毛細管現像(thermocapillary principle)を利用すれば、引抜き速度
を高速化できる。
【0020】 更にもう一つの同時に行うのが望ましい手順は、図1におけるステップ18に
示されるように、ウェハ・液体界面に沿ってウェハを照射すべく照射源を動作さ
せることである。この照射源は照射した部域においてウェハを加熱して、ウェハ
に温度勾配を醸し出すと共に、それと同時にウェハに付着している水に表面張力
勾配を持たせるのである。加熱源の照射は、フィラメントや固相ヒーター、セラ
ミックないし石英に設けた抵抗加熱素子などの如くの電気抵抗加熱素子によりそ
れを行うのが望ましい。ウェハが液槽から引き抜かれる、または、引き出される
につれて、ウェハないし母材の少なくとも側面ないし平坦面を境界において加熱
する。
【0021】 液体は、凝集作用により低表面張力域(張力の低いところ)から高張力域(張力
の大きいところ)へ向かって移動する傾向がある。放射加熱により醸し出された
表面張力勾配は、液体における凝集力をして、液面からでてきたウェハ表面から
洗浄液を洗浄液容器へと引き寄せるようにするものである。ウェハは、蒸発加熱
が加速するのを最小限にするためにも比較的低加熱速度で加熱するのが望ましい
。何故なら、蒸発が行われると、洗浄液に引きずられている汚染物質がウェハ表
面に付着する傾向かあるからである。加熱速度は特定の加熱温度まではできるだ
け速くすべきである。純科学的な面からすれば、熱勾配が高ければ高いほど、表
面張力勾配も大きく、熱的毛細管現象式乾燥(thermocapillary dry)がより効率
的に行われる。しかしながら、実地では制約があるので、加熱速度も限られてい
る。ウェハ表面温度は、蒸発による乾燥を制御し、半導体デバイス構造体におけ
る移動性イオンの拡散を制御するためにも、200℃以下にとどめるのが理想的
である。好ましくは、温度範囲は100〜250℃、より好ましくは125〜2
25℃または150〜200℃である。
【0022】 同時に行うのが望ましい、前述の上方への引抜き、ガス供給、照射ないし加熱
の三手順は、図1のステップ20で示すように、ウェハの洗浄液からの上方への
引き抜きが完全に終わるまで続行するのが望ましい。完全に引上げると、ウェハ
は既に乾燥していて、汚染物質がほぼないものとなっている。
【0023】 図2と図3とは、好ましい乾燥法を実施するウェハ乾燥装置30を示しており
、この内の図3は図2における線A−Aに沿った横断面図であり、図2は図3に
おける線B−Bに沿った横断面図を示す。
【0024】 ウェハ40は、側壁32、端壁33、底壁34からなる浸漬槽36内に満たし
てある洗浄液38に部分的に浸漬されているものとして図示している。洗浄液3
8は、必要に応じて供給弁48のある供給管46を介して浸漬槽36に供給され
ると共に、排液弁49にある排液管47を介して浸漬槽36から排液されるよう
になっていてもよい。ウェハ40は、支持リンク44から懸架されているウェハ
支持部材42により支持されている。支持リンク44は、ウェハ40を制御され
た速度で浸漬槽36へ沈めたり、浸漬槽36から引上げたりするアクチュエータ
45から懸架されている。別の方法では、このアクチュエータないしリンクは、
容器36内またはその下方に設けてもよい。洗浄液が制御された速度で排出され
ると、ウェハにウェハ表面・液体界面が形成される。
【0025】 ウェハ40が洗浄液38から緩やかにでてくるに従い、高強度灯光源50をウ
ェハ・液体界面39の直上で作動させる。これらの光源50からは、赤外線域の
照射光が少なくとも部分的に照射されるのが望ましい。何故なら、ウェハに用い
られている半導体材料は赤外光をよく吸収するのが通常であるからである。しか
しながら、乾燥装置30の操作保守に携わる操作者の安全上の対策として、光源
50からの照射光には可視光域の光が少なくとも部分的に含まれているのが望ま
しい。光源50による加熱では、ウェハ・液体界面39の上方においてウェハ4
0に付着している洗浄液38に温度勾配が醸し出されるようでなければならない
が、付着している洗浄液38の蒸発を促すほどウェハ40を加熱すべきではない
。ウェハ40を均一に加熱すると共に、乾燥装置の全高を低く押えるためにも、
大型加熱灯をウェハ40の片側に付き一基利用するよりも、小型加熱灯50を幾
つか並べて利用するのが望ましい。また、小型加熱灯50を利用すれば、ガス供
給管56をウェハ・液体界面39にできるだけ近づけて配置することができる。
【0026】 浸漬槽36からのウェハ40の低速引上げと高強度光源50の作動と同時に、
ガス弁54を開いて、ウェハ・液体界面39に沿ってウェハ40に対して一つか
複数のガス流を噴射する。そのためには、ガス配管52を介してガス弁54に加
圧ガスを供給する。がすべん54からは、ガス流がウェハ40に対して噴射され
る前に、ガスの流れを導いて部分的に展開させるために、ガス管56を利用して
もよい。このガス管56を利用した場合では、ガス管56はウェハ40の幅をほ
ぼ横切る方向を張巡らすように展開して、ガス管56の幅に対して高さが低くな
るようにするのが望ましい。このガス管構成と採ることにより、ウェハの幅方向
にわたって比較的高流量でガスを均一に配分することができる。
【0027】 ガス流を特にウェハ・液体界面39に対して、好ましくはウェハ40に対して
鋭角にて噴射できるようにするために、羽板58を利用してもよい。ウェハ40
に対して鋭角でガスを供給すれば、ウェハ40の表面に付着している洗浄液38
を除去することができると共に、ウェハ40に付着し続ける洗浄液38の高さを
抑制することもできる。換言すれば、ウェハ40が垂直に配置されているとして
、ウェハ40に対して鋭角でこのウェハ40に向けてガスを指向させれば、その
ガスの作用で、ウェハ40に対する洗浄液38の凝着作用(adhesion)に抗しなが
ら、洗浄液38の凝集作用(cohesion)を助長することができる。
【0028】 前述のアクチュエータ45と光源50とガス弁54とは制御器60に接続して
ある。この制御器60には、ウェハ40を乾燥して引上げた後での後処理に使う
別の装置類を接続しておいてもよい。
【0029】 図4は乾燥装置130の別実施の形態を示す。同図においては、ウェハ140
は、側壁132と低壁134とからなる浸漬槽136に満たした洗浄液138か
らほとんど完全に引上げた状態にあるものとして図示してある。この乾燥装置1
30も図2と図3を参照しながら説明したのと同様に稼働する。しかし、ウェハ
140は、アクチュエータ145により支持部材142と支持リンク144とを
介して上方に緩やかに引上げられるにつれて、加熱灯の代わりに加熱フィラメン
ト150で加熱されるようにしている。ウェハ・液体境界139に沿ってウェハ
140を加熱するに当り、その加熱を促進するために好ましくは湾曲した反射板
151を設けている。
【0030】 好ましくはウェハの引き上げと加熱と同時に、ガス弁154を備えたガス配管
152とガス管156とを介してウェハ・液体境界139に沿ってガスをウェハ
140に対して吹きかける。ガス管156は装置の各側に付きその幅方向に沿っ
て複数本もうけているので、ウェハ140の幅方向に沿ってガスを均等に吹きか
けられるようになっている。このガス管156は好ましくは、ウェハ140の各
表面に対して鋭角で当該ウェハ140に指向されるようになっているのが望まし
い。ガス弁154としては、装置130全体のコストを抑えるには一つだけを用
いるとして、これをウェハ140から隔てたところに設置して、例えば分配管と
かの代替配管を用いてガス管156へ配分するようにしてもよい。前記制御器1
60は、ウェハ140の引上げ、照射、ガス供給を同時に行うに当り、そのタイ
ミングを採るように設けられている。供給弁148、供給管146、排液管14
7、排液弁149も同様に設けられていて、洗浄液を給排するようになっている
。アクチュエータ160とフィラメント150とガス弁154とは制御器160
に接続されていると共に、その制御器160で制御される。
【0031】 図5は、また別の実施の形態による乾燥装置70の部分破断斜視図を示す。こ
の装置も図3と図4とに示した装置30と類似構成である。同図では、ウェハ9
0はウェハ支持部材92により支持されていて、浸漬槽86から部分的に引上げ
られた状態で図示されている。側壁82の上部に築堤90、91を設け、その築
堤90、91に複数の高強力灯80、81を設置して、ウェハ90が制御された
速度で容器86から引き上がられるに伴って当該ウェハ90の両面をそれぞれ照
射するようにしている。このウェハ90の引き上げと照射と同時に、加圧ガスを
ガス管88、89を介して供給するのが望ましいが、これらのガス管88、89
は、前述の各実施の形態における如く側壁82に沿って加熱灯80の上方ではな
くて、浸漬槽86の端壁83に沿って配置している。このようにガス管88、8
9を配置すれば、装置70の全高を減らすことができる。好ましくは、各ガス管
88、89内に羽板を設けて、ガス流を下向きにすると共に、ウェハ90の各側
に指向されるようにするのが望ましい。引上げ、照射、ガス供給は、ウェハ90
が浸漬槽86から完全に引上げられるまで行われる。
【0032】 図6は、更にまた別の実施の形態による乾燥装置230を示す。この実施の形
態においては、ウェハ240と洗浄液238の相対移動が、半透明の側壁232
を有する浸漬槽236から洗浄液238を緩やかに排液することにより達成され
る。乾燥操作の観点からすれば、浸漬槽236から洗浄液238を緩やかに排液
することは、洗浄液238からウェハを緩やかに引上げるのと機能的には等価で
ある。ウェハ240は、後処理の備えて何れは浸漬槽236から引上げなければ
ならないものだから、ウェハの緩やかな引上げでウェハ・液体界面を相対的に変
位させる操作を、洗浄液を緩やかに排液することでそれを行うことが一般に望ま
しい。従って、この乾燥装置230でもウェハ240を支持するために、また、
乾燥処理が済んだ後にウェハを引上げるためにもウェハ支持部材242と支持リ
ンク244は必要である。
【0033】 浸漬槽236は、洗浄液238が緩やかに排液されるに伴ってウェハ240を
照射するために、側壁232に沿って複数列に設けた幾つかの加熱灯250から
の放熱エネルギーが透過できるようでなければならない。従って、側壁232は
好ましくは赤外線の透過を許容し、浸漬槽236に含まれている洗浄液238と
は反応しない耐久材で構成するのが望ましい。この側壁232に適した前記種の
材料としては、透明石英やサファイアが挙げられる。浸漬槽236からの洗浄液
の排液は、制御器260に接続した排液弁249と排液管247を介して行われ
る。このように排液した後では、新鮮な洗浄液を、供給弁248のある給液管2
46を介して浸漬槽236に給液する。ガスは、ガス配管255、ガス弁254
、ガスノズル256を介してウェハ・液体境界239に沿ってウェハ240に対
して吹き込むが、ガスノズル256は、浸漬槽236の側壁232に沿って複数
列に配置されている。コストと複雑さを減らすためには、適当な配管を利用でき
る限り、できるだけ少ないガス弁254(各列に付き一つでもよい)を利用してガ
ス供給を制御するようにしてもよい。好ましくは、ガスはウェハの各面に対して
鋭角でウェハ240の供給されるのが望ましい。照射、廃液、ガス供給などは同
時に行うのが望ましい。
【0034】 浸漬槽236の側壁232に沿って加熱灯250とガスノズル256とをそれ
ぞれ複数列に配置すれば、洗浄液238の排液に伴ってウェハ・液体境界239
が下がるにつれて、当該境界239の近傍で照射とガス供給とを行うことができ
る。各列の加熱灯250とガスノズル256とは、最上列から始めて最下列の方
へと漸次、直列関係で作動させるのが望ましい。つまり、最上列の加熱灯250
とガスノズル256を作動させると、次はその直下の列の加熱灯250とガスノ
ズル256を作動させ、三番目、四番目の列を経て最下列の加熱灯250とガス
ノズル256を作動させるのである。この加熱灯250とガス弁254と排液弁
249の制御は、制御器260により行われる。この制御器260は、乾燥処理
が終わると次の一つかそれ以上のウェハを乾燥処理するに備えて、洗浄液238
を浸漬槽236に新たに給液するための供給弁を制御するようにもなっている。
【0035】 図7は、更にまた別の実施の形態による、複数のウェハ342を同時に処理で
きるウェハ乾燥装置330を示している。側壁332と低壁334からなる大型
浸漬槽336には洗浄液338が満たされている。この浸漬槽336には、ウェ
ハ340間を仕切る中間壁335が所望に応じて備わっていてもよい。これら複
数のウェハ342は、対応するアクチュエータ345から懸下する支持リンク3
44に連結したウェハ支持部材342にそれぞれ支持されている。同図に示した
ウェハ342は、洗浄液338からの引上げを開始する直前の状態にあるものと
図示してある。ウェハ340の引き上げは全てのウェハについて同期させてもよ
いし、同期させなくてもよい。そのウェハ340が引上げられるに伴い、加熱灯
350からの放熱エネルギーが照射される。この実施の形態では、各加熱灯35
0は各ウェハ・液体界面339に沿って対応するウェハ340に対して僅かだけ
傾けているのが望ましい。
【0036】 ウェハの引き上げと照射と同時に、ガス弁3554を備えたガス配管352、
そしてガスのずる356からガスをウェハ・液体境界339に沿って各ウェハ3
40に対して吹き込むが。制御器360と接続したガス弁354は、ガス流量を
調節するものである。この制御器360は、アクチュエータ345と加熱灯35
0をも制御するようになっている。コストと複雑さを低減するためにも、適当な
配管を利用できる限り、ガス弁354の数を減らすのが望ましい。この場合、ウ
ェハ340の引き上げを全てのウェハに対して同期して行うようにすれば、ガス
弁354を一基にすることも可能である。また、全てのウェハ340について引
き上げを同期させないのが望まれている場合では、各ウェハ340に付き少なく
とも一基のガス弁354を利用することができる。
【0037】 図8は、もう一つの実施の形態による乾燥装置430を示しており、この装置
430には、イソプロピルアルコールの如くの溶媒蒸気を注入できるようにして
、ウェハ440の毛細管現象式乾燥を促進するようにしている。側壁432と低
壁434からなる浸漬槽436には、DI液の如くの洗浄液438が満たされて
いる。ウェハ440は、アクチュエータ445に連結した支持リンク444に担
持されているウェハ支持部材440により支持されている。図示のウェハ440
は、浸漬槽436から部分的に引上げられた状態にあるものとして図示してある
。側壁432の直上に高強度灯450を配置して、ウェハ440がアクチュエー
タ445により制御された速度で浸漬槽436から引上げられるにつれて当該ウ
ェハ440を照射するようになっている。溶媒蒸気は、ウェハ440に対する洗
浄液の凝着を更に減少させるためにウェハ・液体界面439に沿って(好ましくは
照射と同時に)ウェハ440に対して注入するようになっている。洗浄液438
に比べて、溶媒は揮発性があり、表面張力も低く、また、ウェハ440と化学反
応を起こすようなものではない。ここで、イソプロピルアルコールが望ましい溶
媒なのである。溶媒としては、液状のまま界面に注いで乾燥を支援するようにし
てもよい。
【0038】 前記の溶媒は、溶媒供給は如何472を介して装置に供給され、その後、溶媒
を霧状に噴射する溶媒蒸気噴霧器474を用いてウェハに対して吹き付ける。溶
媒はウェハ440と接触すると、ウェハ440上に表面張力勾配を惹起し、これ
が高強度灯450により惹起された熱による表面張力勾配と相俟って、毛細管現
像によるウェハ440の乾燥が行われるのである。制御された速度でのウェハの
引き上げと照射と溶媒蒸気の供給と同時にガスを供給すれば毛細管現象式乾燥法
が捗るようになる。このガスはガス供給配管452、ガス弁454、ガスのずる
456を介してウェハ・液体界面439に沿って吹きかける。複数の加熱灯45
0と蒸気噴霧器474とガスノズル456とは、ウェハ440の両面に沿ってそ
れぞれ列に配置するのが望ましく、それによりウェハの各面に沿って均一に照射
、蒸気噴霧、ガス供給を行うことができる。溶媒蒸気を供給するようにしたこと
から、浮遊物質の放出を伴うと言った問題があるものの、ウェハ440を高速に
して、クリーンに乾燥することができる利点がある。また、溶媒が発火するのを
避けるためにも、例えば断熱処理を採るか、積極的に冷却を行うとかして、加熱
灯450の表面温度を制限する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の熱乾燥方法の処理ステップを示す概略図。
【図2】 本発明のウェハ乾燥装置の概略側断面図。
【図3】 図2に示したウェハ乾燥装置の概略前面断面図。
【図4】 本発明の別実施の形態によるウェハ乾燥装置の概略側断面図。
【図5】 本発明のまた別の実施の形態によるウェハ乾燥装置の部分破断斜
視図。
【図6】 本発明の更に別の実施の形態によるウェハ乾燥装置の側断面図。
【図7】 本発明のまた更に別の実施の形態によるウェハ乾燥装置の側断面
図。
【図8】 本発明のもう一つの実施の形態による乾燥装置の概略側断面図。
【符号の説明】
30、70、130、230、330、430…乾燥装置 32、82、132、232、332、432…側壁 34、234、334、434…底壁 36、86、136、236、336、436…浸漬槽 38、138、238、338、438…洗浄液 39、139…ウェハ・液体界面 40、90、140、240、340、440…ウェハ 42、92、142、242、342、442…支持部材 44、144、244、344、444…支持リンク 45、145、345、445…アクチュエータ 46、146、246…供給管 47、147、247…排液管 48、148、248…供給弁 49、149、249…排液弁 50、80、81、150、250、350、450…加熱源 151…反射板 52、152、255、352、452…ガス配管 54、154、254、354、454…ガス弁 56、156、256、356、456…ガス管 58…羽板 60、160、260、360…制御器 88、86…ガス管 91…築堤 474…溶媒蒸気噴霧器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 9/06 F26B 9/06 A

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハを乾燥する方法であって、 液体が満たされている槽へ、ほぼ垂直状態でウェハを浸漬するステップと、 制御された速度で液体から前記ウェハを上方へ移動させる一方で、ウェハ上に
    ウェハ・液体界面を形成するステップと、 少なくとも単流のガスを前記境界へと供給するステップと、 ウェハの少なくとも片面を加熱するステップとからなる乾燥方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、前記ガス流はウェハに対し
    て鋭角をなして前記境界へと下方に指向されることよりなる乾燥方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法であって、前記ガスは、空気、窒素、
    二酸化炭素、アルゴン、及びそれらの組合せからなる群から選ばれたものである
    ことよりなる乾燥方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法であって、前記加熱が前記境界で行わ
    れることよりなる乾燥方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または4に記載の方法であって、高強度灯で照射す
    ることにより加熱するステップを更に設けてなる乾燥方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法であって、少なくとも一つの高強度灯
    が部分的には赤外域で稼働することよりなる乾燥方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の方法であって、少なくとも一つの電気抵抗
    加熱素子を利用して加熱するステップを更に設けてなる乾燥方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の方法であって、熱をウェハへと反射するス
    テップを設けてなる乾燥方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の方法であって、前記境界に沿って液状ない
    し蒸気状溶媒を仕向けるステップを更に設けてなる乾燥方法。
  10. 【請求項10】 保母編丹那表面を二つ有し、最初に液体に浸漬されている
    半導体ウェハを乾燥する方法であって、 ウェハを垂直状態に配置するステップと、 制御された速度でウェハから液体を排出するステップと、 少なくとも単流のガスを前記平坦面の内の少なくとも一つに供給するステップ
    と、 前記少なくとも一つの平坦面を照射するステップとからなる乾燥方法。
  11. 【請求項11】 汚染度が非常に小さくてなければならない半導体ウェハま
    たは類似の母材を乾燥する装置であって、 洗浄液が満たされる浸漬槽と、 該浸漬槽内にあって、ほぼ垂直状態でウェハを保持する支持体と、 前記支持体に対して移動自在で、前記ウェハを浸漬槽内の洗浄液から引上げる
    と共に、引上げに伴って前記洗浄液の表面においてウェハ・液体境界を形成する
    昇降機と、 前記少なくとも一つのウェハと洗浄液の液面の近傍に設けた少なくとも一つの
    加熱源と、 前記境界においてウェハに対してガスを供給する、開口を有するガス供給シス
    テムとからなる乾燥装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のものであって、前記加熱源が一つかそ
    れ以上の高強度電気灯の列からなる乾燥装置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のものであって、前記ガス供給システム
    が、 加圧ガスの貯蔵槽と、 前記ウェハ・液体境界の上方にあって、少なくとも単流のガスを前記貯蔵槽か
    らウェハへと前記境界において供給すべく位置決めされた少なくとも一つのガス
    管と、 前記ガス管へとガスの流れを惹起する少なくとも一つのガス弁とからなる乾燥
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のものであって、前記ガス管が、前記境
    界へとガスを仕向ける少なくとも一つのノズルを備えてなる乾燥装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載のものであって、前記少なくとも一つの
    ガス管が、ガス流をウェハ・液体快便へと指向させる少なくとも一つのルーバー
    を備えてなる乾燥装置。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載のものであって、ウェハ・液体海面付近
    においてウェハに対してアルコール蒸気を供給するアルコール蒸気供給システム
    を更に設けてなる乾燥装置。
  17. 【請求項17】 少なくとも一つの半導体ウェハを乾燥する装置であって、 洗浄液が満たされる浸漬槽と、 該浸漬槽内にあって、ほぼ垂直状態でウェハを保持するウェハ保持器と、 浸漬槽から制御された速度で洗浄液を排出すると共に、それに伴って洗浄液の
    液面にウェハ・液体境界を形成する排液弁と、 前記ウェハ・液体境界に沿って前記ウェハを照射すべく位置決めした少なくと
    も一つの照射熱源と、 前記ウェハ・液体境界に対して少なくとも単流のガスを供給すべく位置決めし
    たガス出口を有するガス供給システムとからなる乾燥装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のものであって、 前記浸漬槽が、赤外域の照射熱の透過を許容する少なくとも一つの垂直壁から
    なり、 前記照射熱源が、前記垂直壁の背面に位置決めされて、浸漬槽へと熱を透過さ
    せる赤外灯からなり、 前記ガス供給システムが複数の配管からなる乾燥装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の方法であって、前記配管の内の少なく
    とも一つがノズルを備え、害のずるが浸漬槽内に位置決めされてなる乾燥装置。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載のものであって、前記ガスが窒素と二酸化
    炭酸とアルゴンの混合器からなる乾燥方法。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の方法であって、溶媒蒸気からなる流れを
    前記境界に沿って仕向けるステップを更に設けてなる乾燥方法。
  22. 【請求項22】 請求項1に記載の方法であって、前記ガスが、浸漬槽から
    ウェハが引上げられるに伴って、ウェハ・液体境界に仕向けられることよりなる
    乾燥方法。
  23. 【請求項23】 請求項1に記載の方法であって、前記ガスが、浸漬槽から
    洗浄液が排出されるに伴って、液体・ウェハ界面に供給されることよりなる乾燥
    方法。
  24. 【請求項24】 二つの平坦面を有する半導体ウェハを乾燥する方法であっ
    て、 液体が満たされる浸漬槽にウェハを浸漬すると共に、前記平坦面をほぼ垂直状
    態に配向するステップと、 制御された速度で前記ウェハを浸漬槽から上方に移動させる一方、ウェハ・液
    体境界をウェハ上に形成するステップと、 ウェハが浸漬槽から引上げられるに伴って前記境界で少なくとも一つの平坦面
    を加熱するステップとからなる乾燥方法。
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