JP2003527367A - 芳香族ウレタンの連続合成方法 - Google Patents

芳香族ウレタンの連続合成方法

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Abstract

(57)【要約】 連続的に作動する反応器中で有機カーボネートを芳香族アミンと反応させ、全混合物の質量に対して4〜30wt%の芳香族アミンを供給し、反応器中のアミンの低濃度を維持することからなる、芳香族ウレタンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、反応混合物中のアミンの適切な濃度を維持することができる、連続
的に作動する反応器中において、有機カーボネートを芳香族アミンと反応させる
ことからなる、芳香族ウレタンの製造方法に関する。
【0002】 芳香族ウレタンは、植物薬、染料、医薬化合物、及びポリウレタンの合成に用
いられる芳香族イソシアネートの製造用の有用な中間体であり、芳香族ウレタン
のうち、産業上の観点から最も重要なものは、メチレンジイソシアネート(MD
I)及びトルエンジイソシアネート(TDI)の製造に用いられる4,4'-メチレ
ンジフェニルジウレタン(MDU)及びトルエンジウレタン(TDU)である。
【0003】 以下の反応式によって、適当な触媒の存在下で有機カーボネート、好ましくは
ジメチルカーボネート(DMC)によるアミンの官能化をベースとするウレタン
の製造方法が知られている。
【化1】
【0004】 例えば、イタリア国特許第1,141,960号明細書には、芳香族アミンとアルキル
カーボネートの間の反応による芳香族ウレタンの製造方法が記載されており、こ
の反応はアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属のアルコラートからなる触媒の
存在下において行われる。この反応は10/1〜1/1のモル比のカーボネート/
アミンの存在下において液相中で行われる。
【0005】 イタリア国特許第1,229,144号明細書には、まず、理論量以上のアルキルもし
くはシクロアルキルカーボネートとアミンを反応させてカルバメートとウレアを
形成させ、次いでこうして形成したウレアをカーボネートと反応させることを含
むカルバメートの製造方法が記載されており、ルイス酸、例えば二価塩化錫もし
くは亜鉛、又は前記金属とモノもしくはジ有機カルボン酸の塩、又は三価フッ素
化合物、例えば塩化鉄及びアセチルアセトネートからなるカーバメート化触媒が
用いられている。
【0006】 上記2つの特許による芳香族ウレタンの製造方法は、有機カーボネートと芳香
族アミンの間の反応において一般的な副生成物、すなわちウレア及びN-メチル化
化合物の形成を最少にする。事実、ウレアはアミン基(これは反応していない)
と他の分子のウレタン基との反応により形成されるが、その後の段階においてウ
レタンにウレタンに転化され、ダメージを小さくすることが知られている。
【0007】 一方、N-メチル化生成物は、合成においてウレタンの収率を低下させることに
加え、ウレタンの対応するイソシアネートへのその後の熱分解反応における収率
を大きく低下させるため有害であり、事実、N-メチレート基はすでに形成したイ
ソシアネートと反応し、ピッチ状の化合物を形成することが知られている。
【0008】 上記2つの特許が示す公知の技術によれば、特定の触媒系を用いることにより
又は異なる反応工程で行うことにより、これらの副生成物の形成を制限すること
ができる。
【0009】 出願人は、連続反応器において芳香族ウレタンの合成を行い、用いる芳香族ア
ミンの濃度を低くすることによって、上記副生成物、特にN-メチル化化合物の形
成がさらに低下されることを見出した。
【0010】 この方法のメカニズムを説明しようとするものではないが、反応環境に存在す
るアミンの濃度によってN-メチル化生成物の形成が影響され、最初の相にすべて
のアミンを加えるバッチ反応器においては、その濃度は高く、多量のN-メチル化
副生成物が形成し、一方、適当な連続反応器において行う場合、反応環境中のア
ミンの濃度を低く保つことができ、N-メチル化化合物の形成を反応したすべての
アミン基の1%以下に低下させることが可能であることが見出された。
【0011】 本発明の目的は、芳香族アミンの濃度を低く保ちつつ、有機カーボネートと芳
香族アミンを連続的に反応させることからなる、芳香族ウレタンの製造方法に関
する。連続に行うに適した反応器を用いることが有利であり、例えば、反応カラ
ムタイプ又はCSTRタイプ(1つもしくは連続)の反応器である。
【0012】 用いることのできる芳香族アミンは下式(I)で表される。 R-(NH2)n (I) (上式中、nは1〜2の整数であり、Rはアリール基、例えばベンゼン、トルエ
ン、ナフタレン、ジフェニル、メチレンジフェニルの一価、二価基である)
【0013】 アリール基は、置換基として、イソシアネート基と非反応性である原子もしく
はラジカル、例えばハロゲン原子、アルコキシ、ニトロ、シアノ、アシル、アシ
ルオキシ、イソシアネート基を含んでいてもよい。
【0014】 式(I)を有する芳香族アミンの例は、2,4-ジアミノトルエン、2,6-ジアミノト
ルエンもしくはこの2種の異性体の混合物、アニリン、トルイジン、3,5-ジクロ
ロアニリン、4,4'-メチレンジアニリン、2,4'-メチレンジアニリン、2,2'-メチ
レンジアニリン又はこれらの異性体の混合物である。
【0015】 本発明に適した触媒は、通常、ルイス酸、例えば錫、銅及び亜鉛の塩、もしく
は前記金属とモノもしくはジ有機カルボン酸の塩からなる。これらの塩は2.8以
上のpKaを有する。亜鉛化合物のうち、無水酢酸又は二水和物を用いることが
好ましい。
【0016】 この反応は、同時に反応体及び溶媒として有機カーボネートを用い、アルコー
ル副生成物は形成すると除去され、連続的に反応に供給される芳香族アミンの総
量は全混合物の4〜30wt%である。本発明によれば、この反応は、芳香族アミン
の濃度を全混合物に対して0.1〜5wt%、特に0.3〜2.5wt%に維持し、副生成物
のN-メチル化生成物の形成を最少にするために、連続して行われる適当な反応器
において行われる。この反応に用いられる過剰のカーボネートは公知の方法によ
って原料から分離される。
【0017】 本発明の方法を、産業上最も重要なトルエンジウレタン(TDU)の合成につ
いて詳細に説明する。この例は説明のためのみであり、本発明の範囲を制限する
ものではない。
【0018】 例1:連続CSTRにおける合成 CSTRタイプ反応器におけるTDUの連続合成について、トルエンジアミン
(TDA80/20、モル比80/20の2,4/2,6異性体の混合物)の対応するウレタン
の混合物への転化を連続プラント、例えば4つのCSTRタイプ反応器(その各
々は0.5リットルの有効体積を有する)において行い、そこでアミンをTDU(ト
ルエンウレタン)/TMU(トルエンモノウレタン)/ウレアの混合物に転化さ
せ、最後の5リットルの反応器においてTDUへの完全な転化を行う。
【0019】 各CSTRは加熱外被、圧力差レベルコントロール、メタノール/DMC蒸気
相の除去システム及び蒸気DMCの再集積システムを備え、反応器はレベルコン
トロール調整バルブを備えたラインによって接続されている。
【0020】 CSTRは当初、適当な圧力調整バルブによって窒素により加圧されている。
反応の間、各CSTRのヘッドにおける蒸気相の圧力は自動調整フローバルブに
よって一定に保たれている。
【0021】 このプラントは、各CSTRの出口における自動サンプリングシステム、凝縮
後に蒸発した相の収集タンク、及び最初のCSTRへの反応混合物の供給タンク
を備えている。プロセスラインは、生成物の混合物の沈殿を避けるために、すべ
て電気的に加熱され、断熱されている。
【0022】 反応混合物の内部温度は160℃に保たれ、圧力は6ataに保たれている。所定の
値に設定された温度はテストの間に一定に保たれる。
【0023】 CSTRを出るTDU(トルエンジウレタン)/TMU(トルエンモノウレタ
ン)の混合物は最後に、5リットルの体積を有する攪拌反応器(フィニッシャー
)に送られ、こうして約2〜3時間の滞留時間が可能になり、TDUに転化され
る。この反応器は160〜180℃、好ましくは170℃の温度に保たれる。圧力は9ata
を超えない値に維持される。
【0024】 上記システムを用い、1つのCSTR中でメタノール/DMCを連続的に除去
し、テストを行う。 DMC中、TDAの80/20混合物(DMC中88g/Lに等しい)及び4.7g/Lの二
水酢酸亜鉛(TDA1モルあたり3%の触媒に等しい)を第一のCSTRに供給
する。 各CSTR中の滞留時間は15分である。
【0025】 第一のCSTRからサンプルを採り、一定の条件でHPLC分析を行い、TD
U、モノウレタン及びウレア等の生成物へのアミン基の51.8%転化が測定された
【0026】 反応しなかったTDAの濃度は11.4g/L又は当初のTDAの12.9%であった。
反応中に存在するN-メチル化生成物は転化したアミン基の1.5%であった。この
値は、0.9であるすべての転化した化合物に対するN-メチル化化合物の比に対応
する。
【0027】 第四のCSTRを出る反応混合物はその後フィニッシャーに送られ、170℃に
3時間保たれ、化学純度が95%である80/20TDU生成物を与える。 N-メチル化生成物の比率は転化したアミン基の0.7%であった。
【0028】 例2:連続CSTRにおける合成 上記と同じシステムを用い、各CSTRのメタノール/DMC相を除去してテ
ストを行う。
【0029】 DMC中、TDAの80/20混合物(DMC中60g/Lに等しい)及び3.24g/Lの二
水酢酸亜鉛(TDA1モルあたり3%の触媒に等しい)を第一のCSTRに供給
する。 各CSTR中の滞留時間は15分である。
【0030】 第一のCSTRからサンプルを採り、一定の条件でHPLC分析を行い、TD
U、モノウレタン及びウレア等の生成物へのアミン基の61.4%転化が測定された
【0031】 反応しなかったTDAの濃度は5.12g/L又は当初のTDAの8.53%であった。0
この値は、0.65であるすべての転化した化合物に対するN-メチル化化合物の比に
対応する。
【0032】 この反応混合物はその後フィニッシャーに送られ、170℃に3時間保たれ、化
学純度が95.5%である80/20TDU生成物を与えた。 N-メチル化生成物の比率は転化したアミン基の0.55%であった。
【0033】 例3:反応性カラムにおけるTDUの連続合成用のプラントの説明 TDA80/20の対応するウレタンの混合物への転化用反応を連続プラントにお
いて行う。
【0034】 このプラントはカラムからなり、このカラムには、反応からメタノールを除去
することを可能にする平衡にするため、上部から反応混合物が供給され、下部か
ら洗浄するDMC蒸気の向流と接触する。
【0035】 このカラムの底から出る液体はレボイラーに入り、そこで外部熱源によりDM
C蒸気が発生し、これはカラムの底から供給される。
【0036】 レボイラーから出る液体中においてアミンはTDU(トルエンジウレタン)/
TMU(トルエンモノウレタン)/ウレアの混合物に転化される。
【0037】 TDUへの完全な転化はレボイラー後の最終反応器において行われる。 DMC/メタノール蒸気相の除去は、反応系を所望の圧力に維持することを可
能にする自動調整フローバルブによってカラムのヘッドにおいて行われる。
【0038】 カラムの底におけるレボイラーは形成されたDMC蒸気の量をチェックするた
めの加熱フロー調整システムを備えている。 反応工程としても作用する同じレボイラーは液体相の除去バルブを活性化する
自動レベルコントロールを備えている。
【0039】 このプラントはレボイラーの出口における自動サンプリングシステム、凝縮後
の蒸気相の収集タンク、及び反応混合物の供給タンクを備えている。すべてのプ
ロセスラインは、生成物の混合物の沈殿を避けるために、すべて電気的に加熱さ
れ、断熱されている。
【0040】 反応混合物の内部温度は160℃に、圧力は6ataにセットされている。 カラムは約20個の理論プレートからなり、液体相の全体の滞留時間は1〜3時
間である。
【0041】 レボイラーは30分の滞留時間に対応する体積を有している。 レボイラーを出るTDU/TMU/ウレアの混合物は、最後に約2〜3時間の
滞留時間を可能にする反応器に送られ、TDUに転化される。この反応器は160
〜180℃、好ましくは170℃の温度に保たれる。圧力は9ataを超えない値に維持
される。
【0042】 上記の系を用い、カラムの上部から85℃に加熱したDMC中のTDA80/20(
DMC中40g/Lに等しい)及び3.1g/Lの二水酢酸亜鉛(TDA1モルに対し3モ
ル%の即売に等しい)の溶液を供給する。
【0043】 1つの工程の滞留時間は6分であり、合計2時間に対応し、一方混合物はレボ
イラー中に30分保持される。 カラム中の向流中の蒸気の蒸留度は0.6V蒸留/V供給に等しい。
【0044】 TDU(トルエンジウレタン)/TMU(トルエンモノウレタン)/ウレアか
らなるカラムの底から出る混合物(約190g/L)はボイラー中に30分保持される。
【0045】 一定の条件でレボイラーの出口においてサンプルを採り、HPLC分析を行い
、TDU、モノウレタン及びウレア等の生成物へのアミン基の96.5%転化が測定
された。
【0046】 TDAは完全に消失した。反応中に存在するN-メチル化生成物は転化したアミ
ン基の0.93%に等しい。この値は0.96に等しいすべての転化した化合物に対する
N-メチル化化合物の比に相当する。
【0047】 この反応混合物はその後フィニッシャーに送られ、170℃に3時間保たれ、化
学純度が96.5%である80/20TDU生成物を与える。 N-メチル化生成物の比率は転化したアミン基の0.9%であった。
【0048】 比較例4 165gのTDA80:20、1600gのDMC及び8.9gの二水酢酸亜鉛(TDAに対して
3モル%)を、窒素雰囲気において有効容積3リットルの円筒形オートクレーブ
に入れた。次いでこのオートクレーブを攪拌しながら160℃に1.5時間加熱し、蒸
留によってメタノール/DMC混合物を連続的に除去した。1.5時間の反応後、
蒸留を止め、反応器内部の温度を170℃に3時間高めた(仕上相)。
【0049】 この反応のHPLC分析により、当初のTDAが94%のTDUへの選択率で99
%転化した。N-メチル化生成物は転化したアミン基に対して3.2%に相当した。
【0050】 比較例5 400mLのDMC及び75gのTDA80:20を1000mLの容積を有するスチールオート
クレーブに入れた。このオートクレーブを、窒素雰囲気において攪拌しながら(
300rpm)160℃に加熱した。
【0051】 操作温度に達したら、100mLのDMC中の二水酢酸亜鉛(3.94g、TDAに対し
て3モル%)を加圧加熱下でオートクレーブに入れた。15分後、反応混合物のサ
ンプルを取り出した。HPLC分析により、反応していないTDAは当初の量の
75%であることが示され、これは87g/Lの濃度に相当する。反応に存在するN-メ
チル化生成物は転化したアミン基に対して12.5%であった。
【0052】 比較例6 400mLの無水DMC及び75gのTDA80:20を1000mLの容積を有するスチールオ
ートクレーブに入れた。操作条件(温度160℃、窒素雰囲気において300rpmで攪
拌)で安定した後、100mLのDMC中の3.94gの二水酢酸亜鉛(TDAに対して3
モル%)を加圧加熱下でオートクレーブに入れた。反応混合物のサンプルを30分
後に取り出した。HPLCにより反応混合物の分析を行った。88%のTDAが反
応した(当初のTDAの12%のTDAが残っており、これは17.5g/Lの濃度に相
当する)。転化したアミン基に対するN-メチル化誘導体の量は5.2%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ボセッティ,アルド イタリア国,イ−13100 ベルチェッリ, ビア チ.エッフェ.マルティニアーナ, 11 (72)発明者 バッティステル,エツィオ イタリア国,イ−28060 カメリアーノ, ビア ゴーニャ,16 (72)発明者 カルレッティ,ビットリオ イタリア国,イ−28100 ノバラ,ビア マルコーニ,3/ビ (72)発明者 ビニャッツィ,レンツォ イタリア国,イ−20025 レニャーノ−ミ ラン,ビア チーロ メノッティ,127 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC56 BA07 BA32 BA67 BB70 BC35 RA36 RB04 4H039 CA71 CD40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続作動する反応器中において有機カーボネートを芳香族ア
    ミンと反応させること、及び全混合物の総質量に対して4〜30wt%の芳香族アミ
    ンを供給することからなる、芳香族ウレタンの製造方法。
  2. 【請求項2】 有機カーボネートと芳香族アミンの反応が反応器内において
    連続的に行われ、芳香族アミンの濃度が全混合物に対して0.1〜5wt%に維持さ
    れる、請求項1記載の芳香族ウレタンの製造方法。
  3. 【請求項3】 芳香族アミンの濃度が全混合物に対して0.1〜2.5wt%に維持
    される、請求項1又は2記載の芳香族ウレタンの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記反応を、CSTR又は反応性カラムタイプの反応器より
    選ばれる反応器中において行うことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の芳香族ウレタンの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記反応を、pKaが2.8%以上であるルイス酸より選ばれ
    る触媒の存在下において行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の芳香族ウレタンの製造方法。
  6. 【請求項6】 有機カーボネートと芳香族アミンの間の反応を、無水酢酸亜
    鉛または二水和酢酸亜鉛の存在下において行うことを特徴とする、請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の芳香族ウレタンの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記反応を、溶剤として作用する有機カーボネートのみの存
    在下において行うことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の芳香
    族ウレタンの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記反応中において、形成したアルコールを除去することを
    特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の芳香族ウレタンの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記反応を、式R−(NH2)n(式中、nは1又は2であり、
    Rはベンゼン、トルエン、ナフタレン、ジフェニル、メチレンジフェニルの一価
    及び二価基より選ばれるアリール基を表す)を有するアミンから出発して行うこ
    とを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の芳香族ウレタンの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記反応を、2,4-ジアミノトルエン、2,6-ジアミノトルエ
    ンもしくはこれらの混合物、アニリン、トルイジン、3,5-ジアミノトルエン、4,
    4-メチレンジアニリン、2,4-メチレンジアニリン、2,2-メチレンジアニリン、又
    はこれらの異性体の混合物より選ばれるアミンから出発して行うことを特徴とす
    る、請求項1〜9のいずれか1項に記載の芳香族ウレタンの製造方法。
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