JP2003524427A - 果物および野菜の保存剤 - Google Patents

果物および野菜の保存剤

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Abstract

(57)【要約】 味がよく、保存しようとする果物または野菜の酸化を抑制するビタミンＣもしくはアスコルビン酸塩を含む果物ジュース成分と、糖のような保存成分と、グレープシードオイル、および／または、エンゾジノールもしくはプロアンソシアニジン粉末のような、パイナス・ラジアタ（Pinu Radiata）もしくはパイナス・ピナスタ（Pinu Pinasta）の樹皮抽出物のような天然オイルコーティング材料から選択される１種のようなフラボノイドを含む少なくとも１種の抗酸化剤または本明細書中で説明されるフラボノイド含有抗酸化剤のいずれか１種である抗酸化剤成分とを含む、皮を剥いた果物および野菜、木の実、新芽、果物および野菜ジュース、ならびに切花（上記で定義される）のための保存溶液である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の分野 本発明は、皮を剥いた果物および加工された野菜、熱を加えた調理もしくは生
での消費のために皮を剥いたまたは細断されたものや、木の実、新芽（shoot）
、果物および野菜ジュース、ならびに、切花を、許容できないほど劣化させるこ
となく市場に出すまたは貯蔵することを可能にする保存溶液に関する。
【０００２】 発明の背景 オレンジ、マンダリンおよびグレープフルーツのような柑橘類果物は、一旦皮
を剥くと、果物の酸化や他の影響により迅速に劣化する。このような迅速な傷み
は、皮を剥いた柑橘類果物を市場に出すことを妨げ、このような果物の皮剥きに
関して知られている難点のために、このような果物の消費および販売を制限して
いる。リンゴのような他の果物も同様に、生の状態で皮を剥いたり、大気に晒さ
れたりすると傷みやすい。野菜、木の実および新芽も同様に傷みやすく、果物お
よび野菜ジュースならびに切花も同様である。
【０００３】 自然界において、ビタミンＣは本来単独では見出されず、常にフラボノイドと
の組み合わせで見出される。フラボノイドは、オレンジの白色の中果皮で初めて
確認された。フラボノイドと組み合わされたビタミンＣおよび／またはアスコル
ビン酸塩（カルシウム、マグネシウム、ナトリウムまたはカリウムのアスコルビ
ン酸塩）を実際に含むことによって、果物または野菜の自然保存がもたらされる
。
【０００４】 発明の概要および目的 本発明の目的は、オレンジ、マンダリン、グレープフルーツ、リンゴ、キウイ
フルーツ、グアバ、レイシ、ランブータン、アンズ、モモ、ネクタリン、パイナ
ップル、メロン、イチゴ、サクランボ、パッションフルーツ、マンゴスチン、マ
ンゴー、アスパラガス、ブロッコリー、アボカド、カリフラワー、マメ（丸ごと
または細断したもの）、エンドウ（殻をとったエンドウおよびサヤエンドウを含
む）、セロリ、ニンジン（細断された、細長く刻まれた、またはワラ状（in str
aws））、トウガラシ、チョコレート（chocos）、ズッキーニ、トウモロコシ、
芽キャベツ、キャベツ、カボチャ、ニンニク、チリおよびショウガ、果物および
野菜ジュース、ならびに切花を含む、皮を剥いた果物および野菜（熱を加えた調
理もしくは生での消費のために皮を剥いたまたは細断されたもの）、皮を剥きカ
ットされた果物、果物サラダ、木の実および新芽、果物および野菜ジュース、な
らびに切花（以下、「皮を剥いた果物、皮を剥いたまたはカットされた野菜、切
花、木の実および新芽、果物および野菜ジュース」）の保存を皮を剥いた果物、
皮を剥いたまたはカットされた野菜、切花、木の実および新芽、または、果物お
よび野菜ジュースを、許容できない劣化がなく適切に包装し続いて消費のための
貯蔵可能にする方式で提供することにある。
【０００５】 この目的は、溶液中に、フラボノイドを含む抗酸化剤の有効量を含むことによ
って実現される。 さらに本発明は、果物ジュースまたは水および保存しようとする生産物の酸化
を抑制するビタミンＣを含む果物ジュース成分と、所望であれば糖のような保存
成分と、ならびに、フラボノイドを含む少なくとも１種の抗酸化剤を含む抗酸化
剤成分とを含有する、皮を剥いた果物、皮を剥いたまたはカットされた野菜、切
花、木の実および新芽、果物および野菜ジュース（上記の定義と同様）のための
保存溶液を提供する。
【０００６】 果物ジュース成分は、好ましくは、味がよく、保存しようとする生産物の酸化
を抑制する果物ジュースである。抗酸化剤成分は、グレープシードオイルおよび
／もしくは、パイナス・ラジアタ（Pinus Radiata）、パイナス・ピナスタ（Pin
us Pinasta）（海岸松（Maritime Pine））のようなマツ属樹皮抽出物のような
天然オイル含有材料から、または、以下に説明されるその他のフラボノイド含有
抗酸化剤から選択されることができる。このような抗酸化剤は、実質量のフラボ
ノイドを含み、容易に商業的に入手できる。マツ属の樹皮抽出物の例としては、
エンゾジノール（Enzogenol：商標）（１９９８年付けの、Kelvin Duncanによる
、“The Enzogenol Story”中の“Why Enzogenol is an Antioxidant Breakthro
ugh”を参照）、またはピクノジェノール（Pycnogenol：商標）、これは海岸松
（パイナス・ピナスタ）からの抽出物（Richard A PasswaterおよびChithan Kan
daswamiの、“Pycnogenol The Super Protector Nutrient”を参照）が含まれる
。上述のグレープシードオイル成分は、溶液に溶解させる粉末状のグレープシー
ド抽出物で代用可能である。
【０００７】 他の許容できるフラボノイド含有抗酸化剤には、アセロラ、ルチン、ヘスペリ
ジン（ビタミンＰ）、アルファリポ酸、クエルセチン、ブルーベリー粉末、バイ
オペリン（Bioperin）、レクテイン（lectein）、キサントフィル（マリーゴー
ルドエッセンス）、リコペン（トマト抽出物）、メチルスルホニルメタン（ＭＳ
Ｍ）、ボスウェリア・セラタ（Boswellia Serrata）、シザンドラ・チネシス（S
chizandra Chinensis）、シトリン、フラボン、カレチン（Calechin）、フラボ
アール（Flavoal）、柑橘類の種の抽出物、ラジオラ・ロゼア（Rhodiola Rosea
）、ジュニパーベリー粉末抽出物、Astraeaus Membranaceus抽出物、エキナケア
・アンガスティフォリア（Echinacea Augusifolia）抽出物、ゴールドシール（G
old Seal）抽出物、クランベリー抽出物等がある。
【０００８】 保存溶液のビタミンＣ成分は、果物ジュース成分中に含まれるか、または、適
切なカルシウム、マグネシウム、ナトリウムまたはカリウムのアスコルビン酸塩
によって補強または供給されてもよい。適量のビタミンＣまたはアスコルビン酸
塩を含む適切な果物ジュースには、クランベリージュース（vaccinium macrocar
pon）、レモンジュース、ローズヒップティーもしくは粉末（ロサ・カニナ（ros
a canina））、もしくは緑茶（camellila sinensis）、パイナップルジュース、
ジュニパーベリーティー、もしくはジュニパーベリー粉末、または、ブラックカ
ラントジュース等がある。このリストがすべて含まれていることを意味しておら
ず、適切なレベルのビタミンＣまたはアスコルビン酸塩を含む他の天然果物ジュ
ースまたはティーを用いても好結果を等しく得ることができる。
【０００９】 本発明の方法は、細断および皮剥きによる有害な結果を、この皮剥きまたは細
断した生産物のビタミンＣ、アスコルビン酸塩およびフラボノイドを置き換える
ことによって、効果的に回復する。食物の調製では、フラボノイドがかなり失わ
れるが、本発明の保存溶液によりそれらのフラボノイドの置換が、明らかに新鮮
な状態で生産物が相当に長い時間にわたって保存されることを確実にする。
【００１０】 ブドウ、リンゴ、グレープフルーツ、ブロッコリー、タマネギおよびウイキョ
ウは、クエルセチンフラボノイドを含み、この重要なフラボノイドの保存溶液の
使用による置換は、生産物が自然な状態で保存されるのを確実にする。
【００１１】 アセロラフラボノイドはサクランボ中に見出されており、この果物の皮を剥い
たまたは細断された加工物中の、そのフラボノイドの損失を、本発明の保存溶液
により代替することができる。
【００１２】 ベリーはシザンドラ・チネシスフラボノイドを含み、このようなベリーも本発
明の保存溶液により特有のフラボノイドの置き換えによく応答する。 フラボノイドがビタミンＣの吸収を増加させるという事実により、多くのフラ
ボノイドが、果物（落葉性のまたは熱帯の）および野菜の全範囲にわたって有効
であることが見出されている。ヘスペリジンは、たびたびビタミンＰと称される
ビオフラボノイドであるが、クエルセチン、シトリン、ルチン、フラボン、カレ
チンおよびフラボナールを含む。このビオフラボノイドの多能性は、以下のビオ
フラボノイドとともに明白である。すなわち、 １）トマト（リコペン）、および ２）マリーゴールド（キサントフィル）、または、上記で定義した１種以上の
フラボノイド含有抗酸化剤のいずれかである。
【００１３】 これらの特有のビオフラボノイドは、果物、野菜および切花の保存に関して、
以下のように説明される。 ビタミンＣおよびアスコルビン酸塩の相互交換可能性は、上記で定義した全て
の生産物において好適に認められ、どんな果物および野菜においても、フラボノ
イドについてのこの特有の相互交換可能性は、特に明白である。事実、４千種以
上のフラボノイドが水溶性化合物の形態で存在し、それゆえに、本発明の保存溶
液においてフラボノイドおよびビタミンＣまたはアスコルビン酸類の混合物を用
いることが可能である。最も適切なフラボノイド、ビタミンＣまたはアスコルビ
ン酸類を適切に選択することによって、保存される生産物の味を常に新鮮にし、
生産物を身の締まった果肉にする。
【００１４】 所望であれば、ビタミンＣまたはアスコルビン酸塩の機能を増強させるために
、亜鉛をビタミンＣまたはアスコルビン酸塩と組み合わせることができる。例え
ば、グルコン酸亜鉛を、水とレモンジュースとに加え、ジャガイモのような野菜
およびリンゴやセイヨウナシのような果物を保存することができる。ベータカロ
チンもまた、ビタミンＣまたはアスコルビン酸塩の存在下で野菜に加えることが
できる。ベータカロチンは、ビタミンＡの水溶性形態である。同様に、ビタミン
Ｃまたはアスコルビン酸塩が保存溶液中に存在する場合、ｄ−α−トコフェロー
ルを加え得る。この化合物は、抗酸化剤である天然のビタミンＥであり、ベータ
カロチンおよび亜鉛とともによく機能して果物、野菜または果物ジュースの変質
を抑制する。
【００１５】 以下に説明される特定の実施例において、保存される生産物を保存溶液に短時
間浸すが、溶液は、生産物の果肉内部深くに吸収されるのではなく、生産物の表
面のみに吸収されることが特筆される。それでもなお、許容できる保存が達成さ
れる。
【００１６】 果物サラダは、そのジュースとして保存溶液を含み、たとえリンゴが含まれて
いる場合でも、驚くべき日持ちを達成した。 上記で定義した生産物に保存溶液を適用するに際し、いくつかの生産物では、
保存溶液を適用した後に乾燥させることが好ましい。処理した生産物を乾燥させ
ることによって、保存溶液はより好結果をもたらすことが見出されている。
【００１７】 好ましい果物ジュース成分は、パイナップルジュースであるが、味がよく、酸
化を抑制する他の果物ジュースまたは果物ジュースの組み合わせ（例えばレモン
ジュースおよび水のような）も使用できる。
【００１８】 本発明の好ましい一形態において、皮を剥いた果物または野菜のための保存溶
液は、約４０重量％〜６０重量％のパイナップルジュース、約４０重量％〜６０
重量％の糖、および、約０．０４容量％〜０．０６容量％のグレープシードオイ
ルおよび／またはエンゾジノールもしくはピクノジェノール等（プロアンソシア
ニジン粉末）を含む。
【００１９】 上記で定義した溶液を調製する際に、パイナップルジュースおよび糖成分を、
好ましくは約３分間沸騰させ、冷却した後、グレープシードオイルおよび／また
はエンゾジノール、プロアンソシアニジン、ピクノジェノールまたは他いずれか
の適切なプロアンソシアニジン粉末を加え、グレープシードオイルの抗酸化特性
を維持する。
【００２０】 さらに本発明は、沸騰させた、または実質的に滅菌した水および糖の溶液と、
レモンジュース、クエン酸またはアスコルビン酸から選択される抗褐変化（anti
-browning）成分と、フラボノイドを含む少なくとも１種の抗酸化剤を含む抗酸
化剤成分とを含有する保存溶液を提供する。
【００２１】 適切には、滅菌水は、水１リットルに対し約４滴のコロイド状銀を加えること
によって製造できる。コロイド状銀は、Ｎ．Ｈ．Ｍ．Ｒ．ＣおよびＵ．Ｓ．Ｅ．
Ｐ．Ａ．の水質ガイドラインで容認された衛生効果を有する。
【００２２】 抗酸化剤は、グレープシードオイルのような天然オイルのコーティング材料、
パイナス・ラジアタのようなマツ属樹皮抽出物、もしくは、パイナス・ピナスタ
（すなわち海岸松（Pinus Maritime））の樹皮抽出物、上記で定義した抗酸化生
産物のようなものから選択され得る。
【００２３】 溶液中に含まれる糖の量は、保存される果物または野菜に依存し、約２重量％
〜約４０重量％の範囲で変動し得る。 さらに本発明は、皮を剥いた果物、生の野菜、木の実、新芽、および果物また
は野菜ジュースの保存方法を提供し、当該方法は、果物の皮を剥く、または、野
菜、木の実、新芽またはジュースを用意し、必要であれば果物の中央の中果皮物
質を除去し、果物または野菜を上記で定義したような溶液中に浸すか、またはジ
ュースに溶液を加え、保存処理した果物もしくは野菜、木の実、新芽またはジュ
ースを適切に包装する工程を含む。柑橘系果物は、それらがカットまたは分割さ
れていたとしても、好ましくは全体を浸す。野菜は、少なくとも皮を剥ぎ、熱を
加える調理または食べるための通常の調製用としてカットできる。
【００２４】 所望であれば、果物または野菜は、カットまたは分割した小片状態で上記方法
によって保存することができる。 果物または野菜、木の実、新芽およびジュースを包装する際に、適切な既知の
食品用ガス、例えば窒素ガスや二酸化炭素ガスを含む食品用ガスの存在下で包装
することが好ましい。包装したら、生産物は０℃〜６℃の定温で冷蔵する。
【００２５】 本発明の特に好ましい形態では、パイナップルジュースは好ましくは甘味料を
含まないパイナップルジュースであり、同時に、糖成分は好ましくは精製した白
糖である。
【００２６】 グレープフルーツの保存では、パイナップルジュースの約５０％までの量をグ
レープフルーツジュースで置き換えてよく、同時に、糖含量は、精製糖よりむし
ろ原料糖で供給されることが好ましい。別な方法として、オレンジ用と同じ保存
溶液である。
【００２７】 所望であれば、溶液は、食用色素１２２号のようなローズピンクの着色料を適
量含ませることができる。 上述したように、グレープシードオイルのような天然オイルのコーティング成
分は、パイナス・ラジアタまたはパイナス・ピナスタの樹皮抽出物で置き換えま
たは補強させることができる。この後者の材料は、米国特許第４,６９８，３６
０号明細書で詳細に説明されており、その内容を、本明細書中クロスリファレン
スとして組み入れる。これらの代替物または補強物質を用いるのは、それらは果
物、野菜、木の実および新芽を酸化的損傷から保護するためである。エンゾジノ
ールは、全てのフラボノイド群からのフラボノイドの広範な混合物を含み、真菌
性寄生生物、草食動物、病原菌および酸化性の細胞損傷ならびに環境ストレスに
対して保護する多くの植物の自然防御メカニズムを有する。フラボノイドは、果
物、野菜、木の実および新芽の色、栄養価、質感および味、ならびに、それらの
品質の維持に寄与する。
【００２８】 ピクノジェノールは、酵素送達システムがそれ自身に組み込まれており、医薬
的用量として推奨される１日用量は、体重２０ポンドごとに２０ｍｇである。In
ternational Bio-Research Incの報告によれば、中毒量は見出されていない。ヒ
トに対するフラボノイド摂取の推奨量はないが、果物や野菜源から妥当な量のフ
ラボノイドを得るためには、膨大な量の果物および野菜を摂取しなければならな
い。全ての果物および野菜が同じフラボノイドまたは類似した比率の様々なフラ
ボノイドを含むわけではないため、エンゾジノールは、その極めて広い範囲のフ
ラボノイドおよびフェノール酸類（phenolic acids）のために優れている。フラ
ボノイドおよびフェノール酸類は、取扱い、貯蔵、外被剥ぎおよび皮剥きの間に
除去される。上述した抽出物は、水溶性かつ脂溶性であるため、本発明による保
存溶液にとって有用である。
【００２９】 本発明がより容易に理解されるように、本発明の好ましい実施態様をさらに詳
細に説明する。 好ましい実施態様の説明 オレンジの保存 オレンジを完全に皮剥き、皮剥き処理の一部としてオレンジの中央の中果皮領
域を徹底的に切り離すことによって、オレンジを本発明の実施態様によって保存
できる。
【００３０】 保存溶液は、約４００ｇの甘味料を含まないパイナップルジュース、約４００
ｇの白糖を約３分間沸騰させ、溶液を冷却することによって調製される。この冷
却に続いて、２０〜６０ｍｇのエンゾジノールもしくはプロアンソシアニジン、
ピクノジェノール、または他いずれかの適切なプロアンソシアニジン粉末を伴っ
て、または伴わないで、ティースプーン約４杯分のグレープシードオイルを上記
溶液に加える。次に、皮を剥いたオレンジを、冷却した溶液に約３分間完全に浸
し、続いて、浸されたオレンジを取り出し、適切に包装する。包装は、保存され
る果物を、適切な食品用ガスの存在下で、包装内で密封することが好ましいが、
ガスを使用しなくても満足な結果が得られる。
【００３１】 グレープフルーツの保存 グレープフルーツの保存では、果物の皮を剥ぎ、中央の中果皮領域を徹底的に
取り除く。１２５ｇの白糖、１２５ｇの原料糖、１２５ｇの甘味料を含まないパ
イナップルジュース、および１２５ｍｌのグレープフルーツジュースを含む保存
溶液を、約３分間沸騰させ、冷却した。冷却に続いて、２０〜６０ｍｇのエンゾ
ジノールおよびプロアンソシアニジン、ピクノジェノール、または他のいずれか
の適切なプロアンソシアニジン粉末および１滴のローズピンク着色料を伴って、
または伴わないで、２５ｍｌのグレープシードオイルを溶液に加える。皮を剥い
た果物を、冷却した溶液に約３分間浸し、続いて、保存されたオレンジと同様の
方法で包装する。
【００３２】 熱帯の果実の場合、グレープシードオイルは任意であり、上記抽出物で置き換
えることが好ましい。 上記保存溶液は、オレンジ、マンダリン、タンジェリン、キウイフルーツ、マ
ンゴー、パイナップル、アンズ、ブラックベリー、ラズベリー、クワノミ、サク
ランボ、ブルーベリー、イチジク、モモ、ネクタリン、セイヨウナシ、ナシ、プ
ラム、タマリロ、カンタループ、グレープフルーツ、リンゴ、グアバ、レイシ、
ランブータン、メロン、パッションフルーツ、およびマンゴスチンに対して成功
裡に用いることができる。アボカドは、オレンジ用配合液に適用したら、褐変し
なかった。
【００３３】 殆どの果物およびアボカドを、配合液に約２〜４分間浸し、水切りし、次いで
気密容器内に包装し、冷蔵するか、または、不正開封できないプラスチック容器
（PET：商標またはPAK：商標）中に包装し、冷蔵するか、または、食品用ガス（
５０％ＣＯ2および５０％窒素）で充填したあと上記のように不正開封できない
ようにし、次いで冷蔵する。リンゴ、セイヨウナシ、ナシおよびグアバの場合、
１２〜１５分浸すことが必要である。
【００３４】 果物および野菜の保存溶液は、エンゾジノールおよび／またはプロアンソシア
ニジン粉末を用いる。これは、当初、特にリンゴのために製造されたが、セイヨ
ウナシ、ナシ、キウイフルーツ、レイシ、モモ、ネクタリン、パイナップル、ハ
ネーデューメロン、種無しスイカ、スターフルーツ、イチゴ、ランブータンおよ
びベビーココナッツの保存にも非常に成功したことが見出された。
【００３５】 配合液は、ブロッコリー、カリフラワー、グリーンビーン、サヤエンドウ、セ
ロリ、ニンジン、トウガラシ、チョコレート、ズッキーニ、マッシュルーム、ニ
ンニクおよびショウガのような野菜を保存することができる。野菜は、配合液に
浸す時間に関して個々に処理されるが、平均時間は６分である。
【００３６】 配合液は、殻を取った、または、皮を剥いたクリも保存することができる。浸
す時間は６〜１０分である。配合液は、アルファルファのような新芽もしくは混
合新芽、または、リョクズ（mung bean）の新芽も保存することができる。浸す
時間は２〜３分である。
【００３７】 リンゴ用配合液 １．４００ｍｌの湧き水（好ましくは１リットルの水に対し４滴のコロイド状銀
で浄化する） ２．２０ｇの糖 ３分間沸騰させ、冷却する。 ３．２０ｍｇのエンゾジノール粉末またはプロアンソシアニジン粉末 ４．６０ｍｌのレモンジュースまたは２０ｍｇのアスコルビン酸。
【００３８】 ナシ用配合液 １．４００ｍｌの湧き水（好ましくは１リットルの水に対し４滴のコロイド状銀
で浄化する） ２．１００ｇの糖 ３分間沸騰させ、冷却する。 ３．２０ｍｇのエンゾジノール粉末またはプロアンソシアニジン粉末 ４．１５ｍｌのレモンジュース。
【００３９】 ハネーデューメロン １．４００ｍｌの湧き水 ２．１００ｇの糖 ３分間沸騰させ、冷却する。 ３．１０ｍｇのエンゾジノール粉末またはプロアンソシアニジン粉末 ４．１０ｍｌのレモンジュース。
【００４０】 様々な果物または野菜、木の実または新芽を、配合液またはその変型のいずれ
かに適用する。グラニースミスアップル（Granny Smith apple）は１０分間、柔
らかいリンゴ（softer apple）は８分間、ナシは３分間、セイヨウナシは５分間
、メロンは３分間浸す。
【００４１】 全ての生産物を、上述したように水切りし、包装し、冷蔵する。リンゴ、セイ
ヨウナシおよびナシは３週間後も依然として白く、新鮮である。キウイフルーツ
はオレンジ用配合液と同様にリンゴ用配合液によく応答する。
【００４２】 果物、野菜、木の実および新芽を適切な配合液に適用した後、全ての生産物は
、豊かな色、新鮮さ、引き締まり、天然で新鮮な味を有し、香りは新鮮である。
「鮮度の落ちた」ブロッコリーでさえ、リンゴ用配合液中で保存された後、鮮度
が回復かつ改善した。
【００４３】 上記の配合液において、 レモンジュース、アスコルビン酸およびクエン酸は、一緒に、または、相互に
変換可能に用いることができ； グレープシード抽出物は、これもフラボノイド豊富な物質であるが、単独で、
または、マツの樹脂抽出物とともに用いることができ； 全ての木の実、「ベビーココナッツ」を含むココナッツを、容易に保存するこ
とができ； 全ての熱帯の果物も、本発明の溶液を用いて保存することができる。
【００４４】 ビオフラボノイドであるリコペンおよびキサントフィルは、４００ｍｌの保存
溶液当たりにリコペン３ｍｇおよびキサントフィル２．１ｍｇの割合で一緒に用
いることができる。
【００４５】 ローズヒップフルーツ粉末（ロサ・カニナまたはラジオラ・ロゼア）も用いる
ことができる。 ビオフラボノイド粉末は、保存溶液中、アスコルビン酸塩またはビタミンＣそ
れぞれ１．５ｇに対して、２５ｍｇを使用できる。
【００４６】 ジュニパーベリー粉末は、２ｍｇのアスコルビン酸塩を含む保存溶液４００ｍ
ｌ当たりに、５ｍｇの割合で使用できる。 グレープシード粉末抽出物は、溶液がビタミンＣまたはアスコルビン酸塩を含
むことを条件に、グレープシードオイルの代わりに、保存溶液４００ｍｌ当たり
に４０ｍｇの割合で使用できる。
【００４７】 Maritime pine樹皮抽出物は、パイナス・ラジアタ樹皮抽出物の代わりに用い
ることができる。同様に、保存溶液１０００ｍｌ当たりに６０〜１００ｍｇの乾
燥した内部の幹の皮（inner stem bark）に匹敵するAstragaus membranaceus抽
出物を上記で言及したマツ属の樹皮抽出物の代わりに用いることができる。さら
に、１０００ｍｌの保存溶液当たりに１．７ｍｇのエキノシド（echinoside）を
含むように標準化された１００ｍｇの乾燥した根に匹敵するエキナケア・アンガ
スティフォリアの抽出物を上記のいずれかの１つの代わりに用いることができる
。
【００４８】 あるいは、１５０ｍｇの乾燥した幹の樹皮に匹敵するゴールドシール（hydras
tis canadenis抽出物）を上記のものの代わりに使用できる。 同様に、クランベリー（vaccinium marcocarpon）の乾燥果実１００ｍｇは、
１０ｇの新鮮な果物ジュースに匹敵し、４００ｍｌの保存溶液に加えることがで
きる。
【００４９】 同様に、果物、野菜または他の生産物を保存するためフラボノイドの投入を提
供するために、クエルセチン、アセロラ、シザンドラ・チネシス、ヘスペリジン
およびルチンも保存溶液に加えることができる。アルファリポ酸、ブルーベリー
粉末、バイオペリン、レクテイン、キサントフィル（マリーゴールドエッセンス
）、リコペン（トマト抽出物）、メチルスルホニルメタン（ＭＳＭ）およびボス
ウェリア・セラタに加えて、シトリン、フラボン、カレチン、フラボアール、柑
橘類の種の抽出物、ラジオラ・ロゼア、ジュニパーベリー 粉末抽出物、Astraea
us Membranaceus抽出物、Echinasea Augusifolia抽出物、Gold Seal抽出物、ク
ランベリー抽出物も保存溶液に加えることができる。
【００５０】 果物ジュース 試験は、短時間のカットまたは搾り作業の後苦くなる欠点を有するネーブルオ
レンジを用いて行った。同時に絞ったジュースを３つに分けた。１つの「対照」
サンプルは標準的な未加工のジュース、１つの検体はエンゾジノールを含む同量
のネーブルオレンジジュース、１つの検体はピクノジェノールを含む同量のオレ
ンジジュースとした。２週間の段階で、味の試験により、対照のジュースにおい
ては明らかな苦みが認められたが、他の２つにおいては甘みおよび新鮮さだけが
認められた。３週間の段階で、味の試験において１はより苦くなったが、２およ
び３は変化しないままであった。保存処理したジュースは、４０ｍｇのエンゾジ
ノールまたは２０ｍｇのピクノジェノールに対して２００ｍｌのネーブルオレン
ジジュースを含んでいた。リンゴを同じ測定法においてジュースにし、２００ｍ
ｌのリンゴジュース当たりに２〜５ｍｇのアスコルビン酸、ならびにエンゾジノ
ールもしくはピクノジェノール（プロアンソシアニジン粉末）またはグレープシ
ード抽出物を含ませた。検体２および３は４週間目変化が無かった。
【００５１】 切花 マツの樹皮抽出物含有溶液を用いた処理の後、ブロッコリーおよびマメが鮮度
を回復したのと同じ方法において、これらまたは他の全てのフラボノイドを、切
花を保持する、少量のアスコルビン酸塩を含む水中に入れれば、切花も鮮度を回
復することが予想される。例えば、約２リットルの水に対して、５ｍｇのアスコ
ルビン酸塩（例えば、アスコルビン酸カリウム）、２０ｍｇのエンゾジノールで
ある。
【００５２】 別の野菜調製液 １．２００ｍｌの沸騰水、 ５ｍｇの緑茶抽出物、 冷却後、 ５ｍｇのアスコルビン酸、 ５ｍｇのグレープシードオイルおよび／もしくは相当する粉末、またはアン
ズオイルを加える。 ２．２００ｍｌの沸騰水を冷却後、 ５ｍｇのグレープシード抽出物、 ５ｍｇのアスコルビン酸、 ５ｍｇのグレープシードオイルおよび／もしくは相当する粉末、またはアー
モンドオイルを加える。 ３．１５０ｍｌの沸騰水中の６ジュニパーベリーを流出させ、冷却後、 ５ｍｇのアスコルビン酸カルシウムを加え、 ５ｍｇのグルコン酸亜鉛を加え、 ５００Ｉ．Ｕ．のｄ−α−トコフェロール（乳化したビタミンＥ）を加える
。
【００５３】 上記いずれの実施例においても、保存しようとする果物、野菜、木の実、新芽
または他の生産物を保存溶液中に浸した後、乾燥させることが好ましい。保存処
理された生産物の乾燥は、保存効果を顕著に向上させることが見出された。
【００５４】 上記で説明された保存溶液および方法を試験することによって、皮を剥いたオ
レンジおよびグレープフルーツを、生産物が許容できないほど劣化することなく
相当期間維持できることが示された。このようにして、出願人は、約１８ヶ月代
の期間、保存処理した果物を家庭用冷蔵庫で貯蔵することを可能にした。同様の
結果が、マンダリンや他の柑橘系果物の保存においても達成されることが期待さ
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ， ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，Ｋ Ｅ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ， ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 フラボノイドを含む有効量の抗酸化剤の１種以上を含有する
    ことを特徴とする、皮を剥いた果物、果物サラダを含む皮を剥きカットされた果
    物、皮を剥いた、またはカットされた野菜、切花、木の実および新芽、果物およ
    び野菜ジュース（以下で定義される）のための保存溶液。
  2. 【請求項２】 抗酸化剤が、エンゾジノールまたはピクノジェノールのよう
    なマツ属樹皮抽出物、適切なプロアンソシアニジン粉末、アセロラ、ルチン、ヘ
    スペリジン（ビタミンＰ）、アルファリポ酸、クエルセチン、ブルーベリー粉末
    、バイオペリン、レクテイン（lectein）、キサントフィル（マリーゴールドエ
    ッセンス）、リコペン（トマト抽出物）、メチルスルホニルメタン（ＭＳＭ）、
    ボスウェリア・セラタ（Boswellia Serrata）、シザンドラ・チネシス（Schizan
    dra Chinensis）、シトリン、フラボン、カレチン（Calechin）、フラボアール
    （Flavoal）、柑橘類の種の抽出物、ラジオラ・ロゼア（Rhodiola Rosea）、ジ
    ュニパーベリー粉末抽出物、Astraeaus Membranaceus抽出物、Echinasea Augusi
    folia抽出物、ゴールドシール（Gold Seal）抽出物、および、クランベリー抽出
    物から選択される、請求項１に記載の溶液。
  3. 【請求項３】 果物ジュースまたは水と保存しようとする生産物の酸化を抑
    制するビタミンＣとを含む果物ジュース成分、所望であれば糖のような保存成分
    、ならびに、フラボノイドを含む抗酸化剤の少なくとも１種を含む抗酸化剤成分
    を含有する、請求項１または２に記載の保存溶液。
  4. 【請求項４】 約４０重量％〜約６０重量％のパイナップルジュースと、所
    望であれば約４０重量％の糖と、約０．０４容量％〜０．０６容量％のグレープ
    シードオイルおよび／または相当する粉末と、および／または、約０．００３重
    量％〜０．００８重量％のエンゾジノールと、許容量のピクノジェノールもしく
    はそれに相当する量の適切なプロアンソシアニジン粉末とを含有する、皮を剥い
    た果物および野菜のための保存溶液。
  5. 【請求項５】 ともに３分間沸騰させ溶液を加熱殺菌させた４００ｇの白糖
    および４００ｍｌの甘味料を含まないパイナップルジュースと、冷却した前記加
    熱殺菌溶液に加えられた約２０ｍｌのグレープシードオイルおよび／または相当
    する粉末および２０ｍｇのエンゾジノールもしくはプロアンソシアニジン粉末と
    を含有する、オレンジ、マンダリンおよびその同種類のもののような皮を剥いた
    柑橘類の果物のための保存溶液。
  6. 【請求項６】 ３分間沸騰させ冷却させた２５０ｇの原料糖、１２５ｍｌの
    甘味料を含まないパイナップルジュースおよび１２５ｍｌのグレープフルーツジ
    ュースと、前記冷却させた溶液に加えられた２５ｍｌのグレープシードオイルお
    よび／またはそれに相当する粉末および２０ｍｇのエンゾジノール、許容量のピ
    クノジェノールまたはそれに相当する量の適切なプロアンソシアニジン粉末とを
    含有する、皮を剥いたグレープフルーツのための保存溶液。
  7. 【請求項７】 沸騰させた水と、所望であれば糖溶液と、レモンジュース、
    クエン酸またはアスコルビン酸から選択される抗褐変化成分と、グレープシード
    オイル、パイナス・ラジアタ（Pinu Radiata）もしくはパイナス・ピナスタ（Pi
    nu Pinasta）の樹皮抽出物、または他の全ての適切なマツ属樹皮抽出物のような
    天然オイルコーティング材料と、または、フラボノイドを含む他の抗酸化剤（す
    なわち請求項２で定義された）のいずれか１種から選択される抗酸化剤成分とを
    含有する、保存溶液。
  8. 【請求項８】 保存溶液中に含まれる糖の量が保存される果物または野菜に
    依存し、約２重量％〜約４０重量％で変動させることができる、請求項７に記載
    の保存溶液。
  9. 【請求項９】 ３分間沸騰させ冷却させた、４００ｍｌの湧き水、滅菌水ま
    たはコロイド状銀を加えることによって浄化された水および２０ｇの糖と、この
    冷却させた水／糖溶液と混合された、６０ｍｌのレモンジュースもしくは２０ｍ
    ｇのアスコルビン酸を一緒に含む２０ｍｇのエンゾジノール粉末もしくはプロア
    ンソシアニジン粉末とを含有する、皮を剥いたリンゴのための保存溶液。
  10. 【請求項１０】 ３分間沸騰させ冷却させた、４００ｍｌの湧き水、滅菌水
    またはコロイド状銀を加えることによって浄化された水および５０ｇの糖と、こ
    の冷却させた溶液に加えられた、２０ｍｇのエンゾジノール粉末もしくはプロア
    ンソシアニジン粉末および１５ｍｌのレモンジュースとを含有する、ナシのため
    の保存溶液。
  11. 【請求項１１】 ３分間沸騰させ冷却させた、４００ｍｌの湧き水、滅菌水
    またはコロイド状銀を加えることによって浄化された水および１００ｍｌの糖と
    、この冷却させた溶液に加えられた、１０〜２０ｍｇのエンゾジノール粉末また
    はプロアンソシアニジン粉末およびレモンジュースとを含有する、皮を剥いたハ
    ネーデューメロンのための保存溶液。
  12. 【請求項１２】 レモンジュースをアスコルビン酸またはクエン酸で置き換
    える、請求項７〜１１のいずれか一項に記載の保存溶液。
  13. 【請求項１３】 溶液を、木の実、ココナッツ果肉、マメの新芽および熱帯
    の果物の保存に用いる、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の保存溶液。
  14. 【請求項１４】 本明細書に記載された特定の実施例のいずれか一つに実質
    的に記載された保存溶液。
  15. 【請求項１５】 果物または野菜ジュースとフラボノイドを含む有効量の抗
    酸化剤とを含有する、保存された果物または野菜ジュース。
  16. 【請求項１６】 ２００ｍｌのオレンジジュースに対して、約２０ｍｇ〜６
    ０ｍｇのエンゾジノールまたは１０ｍｇ〜３０ｍｇのピクノジェノールを含有す
    る、保存処理されたオレンジジュース。
  17. 【請求項１７】 ２００ｍｌのリンゴジュースに対し、約２〜５ｍｇのアス
    コルビン酸、約２０ｍｇ〜６０ｍｇのエンゾジノールもしくは１０ｍｇ〜３０ｍ
    ｇのピクノジェノール、または、約５ｍｇのグレープシード抽出物を含有する、
    保存処理されたリンゴジュース。
  18. 【請求項１８】 ２００ｍｌのパイナップルジュースに対して、約２０〜６
    ０ｍｇのエンゾジノールまたは１０〜３０ｍｇのピクノジェノールを含有する、
    保存処理されたパイナップルジュース。
  19. 【請求項１９】 抗酸化剤が、エンゾジノールまたはピクノジェノールのよ
    うなマツ属樹皮抽出物、適切なプロアンソシアニジン粉末、アセロラ、ルチン、
    ヘスペリジン（ビタミンＰ）、アルファリポ酸、クエルセチン、ブルーベリー粉
    末、バイオペリン（Bioperin）、レクテイン（lectein）（マリーゴールドエッ
    センス）、リコペン、メチルスルホニルメタン（ＭＳＭ）およびボスウェリア・
    セラタ（Boswellia Serrata）から選択される、請求項１〜１８のいずれか一項
    に記載の保存溶液および保存処理された生産物。
  20. 【請求項２０】 フラボノイドを含む有効量の抗酸化剤を含む水を含有する
    、切花のための保存溶液。
  21. 【請求項２１】 水が、１リットルの水に対して約４滴のコロイド状銀を加
    えることによって滅菌させた、請求項２０に記載の溶液。
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