JPH11299452A - プロアントシアニジン含有滋養液及びその製造方法 - Google Patents
プロアントシアニジン含有滋養液及びその製造方法Info
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- JPH11299452A JPH11299452A JP10109393A JP10939398A JPH11299452A JP H11299452 A JPH11299452 A JP H11299452A JP 10109393 A JP10109393 A JP 10109393A JP 10939398 A JP10939398 A JP 10939398A JP H11299452 A JPH11299452 A JP H11299452A
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Abstract
ロアントシアニジンを含有する滋養液及びその製造方法
を提供し、上記滋養液を用いた液状又はゼリー状の食品
を提供すること。 【解決手段】 プロアントシアニジン含有滋養液は、プ
ロアントシアニジンを有効成分としてなる抗酸化液剤で
あって、前記プロアントシアニジンの増強及び効能安定
効果を図るためにトレハロースを補助剤として含有し、
前記プロアントシアニジンの水溶化による失活を防止し
た。また、食品は、前記プロアントシアニジン含有滋養
液を基本成分とし、液状又はゼリー状を呈する。
Description
の天然産生物ブドウの種子に含まれるプロアントシアニ
ジンを含有する滋養液及びその製造方法に関する。
あることで現在注目されている。佐藤充克:「ワインの
色素と生理機能」,FOOD Style 21 ,第2巻,第56頁
〜第61頁(1998)に開示されているように、この
赤ワインの有効成分は、その種子に、最も多く含有する
プロアントシアニンジンである。このプロアントシアニ
ンジンの原料は、ヨーロッパ産の天然産生ブドウの種子
より高純度に抽出したもので、純度は95%以上含有し
ており、含有量としては、最多量含有されてる原材料で
ある。
化能力が極めて高く、ビタミンCの20〜50倍、ビタ
ミンEの50倍といわれている。
素材としてのブドウ種子抽出物」,FOOD Style 21 ,第
2巻,第66頁〜第70頁(1998)に示されている
ように、プロアントシアニジンは、バイオフラボノイド
群に属し、植物界に広く分布する天然ポリフェノール系
の物質である。当物質は様々な数のフラバノイドから構
成され、酸性状態で加熱後、アントシアニジンを産生す
る。
テル化し、極く少量の単量体ポリフェノ一ル(カテキン
とエピカテキン)を含有するオリゴマーfractio
nが分離されている。
(フリー及びエステル化したプロアントシアニジンB
1,B2,B3,B4),20%のトリマー,テトラマ
ー及びエプタマー単位の分子量に相当するオリゴマーf
ractionによる含有を特長としている。
血管の生化学的物質を改善し、毛細管脆弱,末梢慢性不
全や網膜の細小血管症といった各種の血管障害の治療に
用いられている(Dartenuc J. Y., Marache P., Chous
sat H., Bordeaux Med. 13,903(1980) ,テボー J.
F., テボー P.,ヴァン ガズット メディカル
92, 96(1985);
A.,J.Fr.オフタルマル 11, 453(1988) ;
が高いこと、血管系に特に作用すること、フリーラジカ
ルの発生源となるキサンチンオキシターゼの阻害、さら
に、弾性繊維(コラーゲン・エラスチン)の成分に対す
る非特異的結合により、また、結果としてエラスターゼ
とコラーゲンの分解作用に対する抵抗性を高めることに
よって、毛細壁の抵抗性を高めるものである(Wegrowsk
i J., Robert A. M.,Moczar M., Biochem. Pharmacol.
33, 3491 (1984) 及びTixier J. M., GodeauG., Robe
rt A. M., Hornebeck W., Biochem Pharmacol. 33, 393
3 (1984) ,参照)。
化防止特性が、真核細胞内に於いて、核及びミトコンド
リア自然変異と共に妨害する抗変異作用と行った別の顕
著な生物学的作用を持つ。
ントシアニジンの性格として、高親水性であるが、水溶
化することにより、その効能が劣化するという事由によ
り、海外では、プロアントシアニジンを含む製品は、錠
剤もしくは粉末或いはカプセル剤或いは顆粒としてのみ
しか商品化されていなかった。また、例えば、食品とし
て使用する場合に、渋みが強いために、その緩和を計る
処方が必要となり、また、飲料として用いる場合には、
飲み易さが必要になる。
あっても、その効能が劣化しないプロアントシアニジン
を含有する滋養液を提供することにある。
ントシアニジンを水溶液に溶解して用いてもその効能が
劣化しないプロアントシアニジン含有滋養液の製造方法
を提供することにある。
滋養液を用いた食品を提供することにある。
ントシアニジンを有効成分としてなる抗酸化液剤であっ
て、前記プロアントシアニジンの水溶化による失活を防
止したことを特徴とするプロアントシアニジン含有滋養
液が得られる。
アニジン含有滋養液において、前記有効成分の増強及び
効能安定効果を図るためにトレハロースを補助剤として
含有することを特徴とするプロアントシアニジン含有滋
養液が得られる。
ジンとトレハロースとを水に溶解させることを特徴とす
るプロアントシアニジン含有滋養液の製造方法が得られ
る。
ジンと、トレハロースと、水とを含むことを特徴とする
食品が得られる。
て、液状であることを特徴とする食品が得られる。
て、飲料の形態を備えていることを特徴とする食品。
て、ゼリー状であることを特徴とする食品が得られる。
シアニジンは、原料製品の主成分が天然産生ブドウの種
子由来の95%純精製されたプロアントシアニジンのオ
リゴマーからなるものである。
て、更に、トレハロースの有効成分の増強及び効能安定
効果を目的とし補助剤とし加える事により、水溶液中に
おけるSOD(Super Oxide Dismut
ase)活性の相乗増強を図るものである。また、トレ
ハロースは、安定した2糖類で、且つ腸内細菌によって
のみ2個のブドウ糖分子に分かれて吸収される。さら
に、メイラード反応を起こさない特長とともに、前述し
たように、渋味を緩和させる作用を持つ天然産物であ
る。これによって、本発明のプロアントシアニジン含有
滋養液は、血中抗酸化作用をもたらし、これにより各種
成人病及び眼精疲労の快復,肌の活性向上が期待され
る。
て図面を参照して説明する。
シアニジン含有滋養液は、主成分のプロアントシアニジ
ンと補助剤のトレハロースとを基本成分とする水溶液で
ある。そこで、第1の実施の形態では、プロアントシア
ニジン含有滋養液の各基本成分について説明する。
されたプロアントシアニジン群の分子構造を示してい
る。図1に示すような分子構造を有するプロアントシア
ニジンは、別名ロイコアントシアニン,ピクノゲノルス
とも呼ばれ、植物の活性フラボノイド類に属する天然ポ
リフェノール類である。
トシアニジンの単量体であり、二量体となると構造式
[II]示されるものとなる。本法により、抽出されるも
のは、この単量体及びオリゴマー複合物である。
度化したポリフェノールの複合物の高速液体クロマトグ
ラフィー(HPLC)によるプロフィールを示してい
る。
の主成分は95%純精製されたプロアントシアニジンの
オリゴマーである。
アニジン群の基本官能部分であるアントシアニンについ
て説明する。アントシアニンは、植物色素中に含まれる
抗酸化剤として強力な効果をもつことが知られている。
しかし、食品化学の中では、非栄養素として扱われてき
た。また、アントシアニンは吸収が速く、しかも血液中
に3日間存在することが確かめられている。また、ビタ
ミンC,ビタミンEは血中にて急速に崩壊しはじめる
が、アントシアニンを同時投与すれば血中持続できる。
これは、ビタミンC,ビタミンEを破壊する酵素を阻害
するためと考えられている。また、アントシアニンは、
グルタチオンサイクルを活性化する。さらに、酸性で安
定であり、中性で速やかに褪色するが、抗酸化効果は不
変である。
滋養液の主成分として用いられるプロアントシアニジン
の具体的精製方法について述べる。
アセトンとブドウ種子を移す。次に、上記の条件で摘出
測定操作を繰り返す。次に、溶媒除去し、50℃より高
温で真空の条件下で濃縮液が得られる。次に、0.45
ミクロン・フィルタで濃縮液を濾過する。次に、ブタノ
ールで濾過された濃縮液を抽出する。次に、純粋な濃縮
抽出液は、ブタノールが検出しなくなるまで、アルコー
ルと硬質物を除去した蒸留水を加え、45℃より高温で
真空の条件下で得られる。得られた水溶液を気化する。
製品を混和後濾過する。最終製品は精度管理の分析を行
う。
主成分であるトレハロースについて説明する。トレハロ
ースは、ブドウ糖2分子がα,α−1・1結合した非還
元性の糖質であり、高純度の含水結晶としてでんぷんよ
り作られたものも入手し得る。そして、トレハロース
は、野菜,果実,ハーブなどの植物類を食品素材化する
際に、これらの植物類がもともと具備している活性酸素
を消去する能力を失活することなく、有効な能力を発揮
する。従来より、この様な機能を有する植物を加工食品
とし利用するためには、ペースト状もしくは粉末状にせ
ねば、その機能は失活するといわれており、水溶化は成
しえなかった。
くは周辺にこれらの素材をかなりの比率で抱合(マスキ
ング効果)するので、プロアントシアニジンも水溶化す
ることができる。
ハロースとプロアントシアニジンとの混合配合について
述べる。
前記した如く、プロアントシアニジンの抗酸化作用を維
持し、更にトレハロースの特質を生かすことにより、今
般、水剤化を行い、その結果プロアントシアニジンの効
能を失活することなく、簡便に飲用しうる健康飲料水の
製造をなしえた。
ら、以下の甘味度・甘味質,非着色性,耐熱性,
栄養性,抗う蝕性,たんぱく質変性防止,渋味
の軽減の点を重視した。すなわち、糖尿病,老年病,生
活習慣病予防対策としても、また、特定保健用食品とし
て用いうる可能性のある処方配合となりうると考える。
まず、甘味度・甘味質については、砂糖の45%で、
低甘味として用いうることができる。非着色性であ
り、アミノ酸,タンパク質との共存下で加熱しても褐変
(メイラード)反応をおこさない。耐熱性において
は、酸,熱に対して安定、食品加工用途として利用でき
る。栄養性については、小腸で消化、吸収され、エネ
ルギー源となる。抗う蝕性については、虫歯の一因で
ある不溶性グルカンの生成が認められず、また砂糖から
不溶性グルカンの付着を60%抑制する。たんぱく質
変性防止については、冷凍,冷蔵時あるいは乾燥時のた
んぱく質変性防止に優れている。渋味の軽減について
は、食品中の渋味,にがみを軽減させる。
ンの(I)生物学的作用,(II)血管系への作用機構,
(III)抗変異作用,(IV) 認容性試験,及び(V)臨床
応用と有効性について、更に具体的に説明する。
る。生物学的作用は(イ)抗酸化作用(Antioxi
dant effect),(ロ)抗酵素作用,(ハ)
ビタミン効果の持続作用,及び(ニ)SOD活性を高め
ることに分類される。
t effect);実験系(in vitro)にお
いて、Phosphatidylcholine li
posomesにおける遊離ラジカル生成システムに対
する作用として、鉄でプロモートされた過酸化脂質(チ
オバルビツール酸化反応)物質による評価と、超音波で
誘導された過酸化脂質について試験した所、プロアント
シアニジンはα−トコフェロールより効果が大きいこと
が判明している。
ting actionについて調査した所、電子スピ
ンの(ESR)により、DMPG−OH adduct
(付加物)のシグナル強度(entropping c
apacity)は、プロアントシアニジン40μMに
より顕著に減少させることが判明している。
e effect)について、コラゲナーゼ,エラスタ
ーゼ,グリコシダーゼ,ヒアルロニダーゼ,及びβ−グ
ロクロニダーゼの阻害作用(IC50)を有している。
この阻害作用は生物学的作用として、毛細管壁へのse
aling effectを生ずるものと考えられ、毛
細管保護作用を有すると推定される。
の血中消失率をプロアントシアニジンは明らかに抑え、
ビタミンC,ビタミンEの効果を持続させることができ
る。
を高めることができる。
系への作用機序について説明する。
の毛細血管防御作用機序として、多中心的機序(plu
ricentri−mechanism)が推定され
る。
て、呼吸欠損(RD)変異体の産生の阻止を行う。
的決定基のカナバニン感受性の変異数を92%減少させ
る。
る。
験を行った。具体的には、イヌ12カ月、ラット6カ月
に、60mg/kg投与でほとんど急性毒性、その他毒
性が認められなかった。また、潜在的変異性、催奇形成
作用は見られなかった。
低下をみるために遮光を要することが判明した。
べる。
り、下記の異常の改善(病体への有効性)が考えられ
る。
環障害)、(ii) 末梢動・静脈循環の変化(修正)、
(iii)リンパ浮腫,先端チアノ一ゼ,先端知覚異常,静
脈瘤,毛細血管拡張,telangectosies、
(iv)毛細管脆弱性と透過性の変化(糖尿病)、(iv) 血
液変容と血小板凝集、(vi) 視覚機能の変容(異常)、
直接,間接的フリーラジカルのスカベンジャー作用
(キサンチンオキシターゼ抑制);抗酵素作用、エラ
スターゼ,コラゲナーゼ,ヒアロニターゼ,β−グルク
ロニダーゼの抑制(眼球細小血管循環の持続的安定
化);及びロドプシン再生の促進、(vii) 内皮細胞と
プロテオグリカン基質の変容{血管内被細胞の変成(動
脈硬化)}、(viii)老化に伴う(加齢に関する)全身的
変化;例えば、皮膚老化現象,しみ等,アトピー皮膚
炎,紫外線皮膚炎の予防。
えられる。
トレハロースとの併用が有効である。抗酸化作用を高
めるためビタミンC,ビタミンEなどの補助活性物質の
混合が有益と考えられる。トレハロースはプロアント
シアニジンの渋みをおさえる(pH3.0〜3.8)こ
とができる。トレハロースは小腸下部にて、腸内酵素
によって2分子のブドウ糖に分解されて吸収される。
製品としては、栄養補助食品として、ドリンク用と、寒
天ゼリーとして用いることができる。ゼリーカプセル
は、欧米では不可とのこと(ゼラチン使用の為)。
シアニジンの臨床試験例について説明する。
おけるプロアントシアニジンの電気生理学的評価(臨床
試験)について説明する。糖尿病性神経障害の治療の評
価に、末梢神経伝導検査などの電気生理学的評価は欠か
せないものである。
ット)投与後のF波の有意潜時の短縮が梶ら(京都大
学)によって証明されているので、例1による試験にお
いても脛骨神経F波最小潜時測定を指標とした。
くに足のしびれ感を強く訴える3名について検査を実施
した。プロアントシアニジンを1日300mg分2、朝
夕服用した。投与期間は3週間、FCV(F波伝導速
度:F peripheralmotor nerve
conduction velocity),MCV
(運動神経伝導速度:peripheral moto
r nerve conduction veloci
ty), and SCV(知覚神経伝導速度:per
ipheral sensor nerve cond
uctionvelocity)を測定した。その結果
を下記表1に示した。
は無効であったが、改善のみられた症例では、FCVの
明らかな改善が認められた。
患における臨床試験について説明する。
/日)投与し、3週間を1クールとして、自他覚症状並
びに臨床検査成績を比較した。15症例には、臨床的に
何らかの適応性のあると考えられる患者を選び、同意を
得て試験飲用させた。
脂血症,アトピー皮膚炎,脳梗塞後のリハビリ中,視力
低下の患者のほか,コンピューター事務職などを選定し
た。
は何らかの臨床症状の改善(肩凝りの軽減,眼精疲労の
改善,四肢浮腫の改善など)がみられたので、症例を増
やし、更に検討中である。とくに、5例の糖尿病治療に
対する影響を2ケ月以上にわたって観察したが、血糖コ
ントロールに対してプロアントシアニジン(200〜3
00mg/日)の影響を認めず、治療を継続している。
素としての性格を確認するため、抗酸化作用としての、
配合組成について検討した。また、トレハロースとポリ
フェノ一ルとの混合配合についての検討を行った。色,
透明度,硬度など、各種のドリンク試験品を作り、任意
試験によって、嗜好性の高いものを選定した。具体的に
は、次の通りである。
プロアントシアニジン(純度95%)含有飲料のSOD
様活性の安定性試験の報告によるプロアントシアニジン
含有飲料のSOD様活性,pH,濁度及び着色度に関し
ての測定結果を示す。
整した。
1充填し、殺菌は、ねじ口蓋をしっかり締めて、80℃
で30分間加温した。
2種類とした。
B還元法,pHはpHメーターによって測定した。
濁度は、1cmセルで吸光度測定;濁度=OD720n
m、着色度は、1cmセルで吸光度測定;着色度=O
D480nm−OD720nmとして求めた。
5に示すように、(あ)40℃保存のものについては、
プロアントシアニジン含有飲料の40℃保存におけるS
OD様活性の残存率は、4週間でいずれも60〜70%
に低下した。さらに、pHはやや低下,濁度はやや増
加,着色度は4週間で約3倍に上昇した。
を含む場合のSOD様活性の安定性について調べたとこ
ろ、トレハロース+マルチトール添加とスクロース添加
とで、大きな差はなく、また、これらは無添加の場合と
ほぼ同様の傾向が見られた。
SOD様活性の安定性がやや悪くなる傾向がみられた。
また、pHの変化の程度は、いずれの糖質でも同じで、
無添加の場合と同様であつた。
SOD様活性の安定性は、40℃保存と同程度で、4週
間でいずれも70%前後の残存率であった。また、p
H,濁度,着色度の大きな変化はみられなかった。
5%)含有飲料のSOD様活性の安定性試験の報告にお
いて、プロアントシアニジン含有飲料のSOD様活性,
pH,濁度及び着色度に関して、原材料の配合Dにおい
て、プロアントシアニジンを変化させた場合の測定結果
を示す。
調整した。
飲料60m1充填し、殺菌は、ねじ口蓋をしっかり締め
て、80℃で30分間加温した。保存温度は、上記同様
(あ)40℃,(い)4℃の2種類とした。測定項目
は、SOD様活性として、NTB還元法,pHはp
Hメーターによって測定した。濁度は、1cmセルで
吸光度測定;濁度=OD720nm、着色度は、1c
mセルで吸光度測定;着色度=OD480nm−OD7
20nmとして求めた。
ては、プロアントシアニジン含有飲料の40℃保存にお
けるSOD様活性の残存率は、4週間でいずれも60〜
70%に低下した。また、別に糖分添加によるSOD様
活性の安定性について、調べたところ、トレハロース+
マルチトール添加とスクロース添加とで大きな差はな
く、無添加のものとほぼ同様な傾向が見られた。
(本品)の試用について、次のような報告があった。
しておらず、医師より高血圧治療を試用後指示された件
である。
た。
に示す。
イボが塗布により小さくなった。また、強度の近視(裸
眼右0.05左0.08;矯正で0.8)であったが、
老眼が進んだように感じられるとのことであった。
を行った。この男性は、15年来、アトピー性皮膚炎
(患部;顔,上半身,両腕,両手)にて皮膚科に通院し
ており、タブレット服用中(薬剤名確認中)で、近視
(両眼とも0.1)であった。
その試用所感としては、アトピー性皮膚炎に関しては若
干、改善された。その為、飲用継続指示。また、左目の
視力が若干、上がったように思われる。
及び左手腕痺れ有。血圧降下剤服用(ラシタレートL1
01錠/日)しており、腰痛等は日によって変化有とい
う者に、21日間,午前8時,午後4時に本品を各1本
試用し、後20日間同様に試用した。
をした。その時のデータを下記表13に示す。
手腕痺れ軽減。試用中止後、左手腕痺れが試用前と同様
に戻った。又、降圧剤服用を試用3週間目に服用中止を
してみたが、血圧については降圧剤服用時と変わらず。
試用前、毎晩飲酒をしていたが、試用中は飲酒欲求が発
生せず、酒量はかなり落ちたということである。
される組成を決定した。
る。
トシアニジンを含有するドリンクの製造工程を示す図で
ある。
入し、混合溶解(ステップS1)させ、次に糖度調整を
行い(ステップS2)、品質確認をした(ステップS
3)後、100メッシュ以上のフィルターで第1回目の
ろ過する(第1濾過、ステップS4)。次に、プレート
ヒータで95℃、17秒間加熱殺菌し(ステップS
5)、第1濾過と同様に100メッシュ以上のフィルタ
ーで第2回目のろ過(第2濾過、ステップS6)した
後、瓶に充填し封をする(ステップS7)。尚、後工程
の殺菌,ラベル等の張付け,抜き取り等による品質検
査,箱詰め等は、図では省略されている。
同様に滋養液を用いてゼリー(寒天ゼリー)を作製し
た。
る。図7を参照すると、まず原料を受け入れ(ステップ
SA1)、続いて水を供給して抽出を行う(ステップS
A2)。ここで、抽出には、処理水をイオン交換し、M
F・UV処理し、加熱した水を用いた。次に、冷却し
(ステップSA3)、遠心分離し(ステップSA4)、
ストレーテタンクに貯え(ステップSA5)、調合し
(ステップSA6)、80℃30分加熱し(ステップS
A7)、缶に充填し、蓋をした(ステップSA8)。
尚、後工程の内容量検査等は図では省略されている。缶
はテパレイザー,リンザーを経て供給され、缶蓋は、供
給装置から供給される。
表16に示した。また、その栄養成分について、下記表
17に示した。
て、寒天を用いた理由は、次の通りである。一般に、ゼ
リー化にはゼラチンが主流として用いられている。しか
し、寒天は紅藻類を原料につくられた植物性多糖類であ
るのに対し、ゼラチンは牛の骨などを原料とし動物性の
タンパク質である。ブリオン(狂牛病)の問題、またカ
ロリーの問題から、寒天の特性を有効利用すべくこれを
用いた。
ントシアニジンの含有量を増減させることにより、その
効能を効率的に引き出しうる事が判った。
には、香料を変える事により簡便に成しえる。
基づき、プロアントシアニジンとトレハロースの複合処
方はプロアントシアニジンの水溶化に成功した。この事
により、基本は二種の組み合わせ処方である。
によるプロアントシアニジン含有滋養液によれば、動物
実験,臨床実験によってその作用は抗酸化作用として体
の結合組織,コラーゲンの網状細胞の分解の防止及び強
化を図り、皮膚,血管及び関節の結合組織に取り込まれ
るとともに、副用もなく、従って臨床的には血液の微小
循環の改善,リンパ性浮腫,シミ,毛細血管拡張,血小
板凝集能の抑制,視力の改善,更に老化防止作用があ
る。
トシアニジン含有滋養液は、例えば、脳・心血管系の微
小循環障害,末梢動静脈循環の修正,リンパ浮腫・先端
チアノーゼ・先端知覚異常・静脈瘤・telangectosies,
毛細血管のぜい弱と透過性の変化(糖尿病),視野機能
の異常,プロテオグリカンマトリックス・血管内皮細胞
の変性,加齢に関与する全身性変化等の臨床にも応用で
きうる。
抗酸化作用等種々の効能を備えたプロアントシアニジン
を、今まで困難であった失活させることなく水溶化を図
ることによって、人体の栄養に役立つ飲食物に用いるこ
とができるプロアントシアニジン含有滋養液を提供する
ことができる。
ジンを水溶液に溶解して用いてもその効能が劣化しない
プロアントシアニジン含有滋養液の製造方法とを提供す
ることができる。
アニジン含有滋養液を用いた液状又はゼリー状の食品を
提供することができる。
料の説明に供せられる図である。
ルを示す図である。
説明図である。
おけるSOD様活性を示す図である。
けるSOD様活性を示す図である。
す図である。
程を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 プロアントシアニジンを有効成分として
なる抗酸化液剤であって、前記プロアントシアニジンの
水溶化による失活を防止かつ安定化したことを特徴とす
るプロアントシアニジン含有滋養液。 - 【請求項2】 請求項1記載のプロアントシアニジン含
有滋養液において、前記有効成分の増強及び効能安定効
果を図るためにトレハロースを補助剤として含有するこ
とを特徴とするプロアントシアニジン含有滋養液。 - 【請求項3】 プロアントシアニジンとトレハロースと
を水に溶解させることを特徴とするプロアントシアニジ
ン含有滋養液の製造方法。 - 【請求項4】 プロアントシアニジンと、トレハロース
と、水とを含むことを特徴とする食品 - 【請求項5】 請求項4記載の食品において、液状であ
ることを特徴とする食品。 - 【請求項6】 請求項5記載の食品において、飲料の形
態を備えていることを特徴とする食品。 - 【請求項7】 請求項5記載の食品において、ゼリー状
であることを特徴とする食品。
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---|---|---|---|
JP10939398A JP3860335B2 (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | プロアントシアニジン含有滋養液及びその製造方法 |
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JPH11299452A true JPH11299452A (ja) | 1999-11-02 |
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Cited By (14)
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