JPH06237735A - 血糖降下作用を有する食品 - Google Patents

血糖降下作用を有する食品

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JPH06237735A
JPH06237735A JP5025816A JP2581693A JPH06237735A JP H06237735 A JPH06237735 A JP H06237735A JP 5025816 A JP5025816 A JP 5025816A JP 2581693 A JP2581693 A JP 2581693A JP H06237735 A JPH06237735 A JP H06237735A
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extract
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present
ginseng
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JP5025816A
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Takeshi Hibino
健 日比野
Masaaki Ito
雅章 伊藤
Shuji Iwai
修司 岩井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糖尿病患者および疑糖尿病患者が、副作用な
どの安全性の問題なく、食品として手軽に飲食でき、効
果的に血糖値を降下させる作用を有する食品を提供す
る。 【構成】 オタネニンジンの根からの熱水抽出エキスと
エゾウコギの根からの抽出エキスを含有してなる血糖降
下作用を有する食品。 【効果】 効果的に血糖を降下させるなど糖尿病の症状
を改善するのみならず、肩凝り,耳鳴り,手足の痺れ,
立ち眩み,便秘などの症状の改善に極めて有効である。
また、副作用の心配もなく上記の効果を目して、食品と
して手軽に適当なときに常用できる点において有用であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糖尿病患者および疑糖
尿病患者が手軽に常用することができ、結果として血糖
値を降下、安定させる作用を有する食品に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】糖尿病は
近年日本において急増し、成人のうちの10%が糖尿病
患者もしくは疑糖尿病患者であるといわれており、食生
活の変化により今後さらに増加していくものと懸念され
ている。糖尿病は、インシュリンを分泌する膵臓ランゲ
ルハンス島β細胞の異常やその他の組織のインシュリン
感受性低下などにより、絶対的または相対的にインシュ
リンが不足することによって起こる疾患である。かかる
疾患、特に重症者に対する治療としては、インシュリン
注射や血糖降下剤の経口投与によって血中のインシュリ
ン量を調節する方法が挙げられるが、これらの方法には
副作用が伴い、またその投与にあたっては医師の処方や
指導によらなければならない。そのため、特に比較的軽
度な糖尿病患者および疑糖尿病患者に対しては、もっと
手軽でかつ根本的な治療法が求められているのが現状で
ある。しかしながら現在のところ、その治療法としては
日常生活において食事摂取カロリー量を制限したり、運
動量を増やしたりすることしか効果がないといわれてい
る。
【0003】食事療法に用いられる食品として、現在、
厚生省が認めている特別用途食品の糖尿病食調整用組合
わせ食品が知られている。しかし、これは所謂低カロリ
ーの栄養バランス食品であるにすぎず、糖尿病に対して
本質的な治療効果を認めるものではない。
【0004】一方、従来オタネニンジンに血糖降下作用
があることが知られている。その由来成分として多糖
類,ペプチド様物質,アデノシン,ピログルタミン酸,
ジンセノサイドRb2などが挙げられているが、いずれ
も動物の腹腔内または静脈内への投与の結果であり、経
口的な投与による血糖降下作用が示されたことはなかっ
た。
【0005】このように、今まで食品のように簡便に経
口摂取されることにより糖代謝促進機能を発揮し、結果
として血糖値を降下させる作用を有するものは知られて
いない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、糖尿病患
者および疑糖尿病患者が副作用などの安全性の心配な
く、食品として手軽に飲食することによって血糖値を効
果的に下げることのできるものを得るべく鋭意研究を重
ねたところ、オタネニンジン根の抽出エキスとエゾウコ
ギ根の抽出エキスとを含む食品がその目的に適い、糖尿
病状態の改善に有用であることを見いだした。
【0007】即ち、本発明は、オタネニンジンの根から
の熱水抽出エキスとエゾウコギの根からの抽出エキスと
を含有してなる血糖降下作用を有する食品に関する。ま
た、本発明は上記食品に関し、一食分中にオタネニンジ
ン根エキスが原料乾燥物として0.5g以上およびエゾ
ウコギ根エキスが原料乾燥物として1g以上含有されて
いることを特徴とするもの、食品成分としてさらにビタ
ミンB1 ,B 2 ,B6 ,ニコチン酸アミドの少なくとも
1種を一食分中に0.5mg以上含有することを特徴と
するもの、およびオタネニンジンの根が組織培養物であ
ることを特徴とするものを提供する。
【0008】本発明で用いられるオタネニンジン(Pana
x ginseng C.A.Meyer)根は、天然採取品,栽培品または
組織培養物などのいずれの方法で得られるものでよい。
好ましくは、成分組成が安定して生産される組織培養物
である。組織培養物の取得方法に関しては特に限定され
ないが、通常の植物組織培養方法を用いることができ
る。
【0009】本発明において、オタネニンジン根の抽出
エキスは、水溶性成分を多量に含むように熱水で抽出さ
れたエキスであることが好ましい。特に、その抽出効率
や水溶性成分組成の効果的安定度を増すために、通常5
0〜100℃,好ましくは70〜90℃,より好ましく
は75〜85℃の熱水で抽出することが望ましい。ま
た、原料としてのオタネニンジン根は、予め乾燥処理が
施された乾燥物であることが好ましい。抽出方法につい
ては特に限定されないが、オタネニンジン根(乾燥物に
換算して)1重量部に対し、通常1〜30重量部、好ま
しくは15〜20重量部の熱水を用いて抽出することが
好ましい。抽出時間は、通常0.5〜6時間であり、通
常浸漬、攪拌することによって行われる。かくして得ら
れるエキスはそのまま,もしくは必要により更に濾過,
濃縮などの適当な処理を施した後、本発明の食品成分と
して用いられる。濾過処理としては、例えばメンブラン
フィルターを用いた限外濾過,またはケイソウ土濾過な
どを用いた方法が挙げられる。
【0010】かくして得られたオタネニンジン根抽出エ
キスの、一食分の食品に対する配合量は、オタネニンジ
ン根の乾燥物に換算して0.5g以上であることが好ま
しい。これは、熱水抽出されたエキス固形分に換算する
と約150mgに相当する。即ち、本発明の食品の1回
の飲食量が30mlの場合はエキスの固形分含量は0.
5w/v%以上となり、100mlの場合はエキスの固
形分含量は0.15w/v%以上となる。
【0011】本発明で用いられるエゾウコギ(Acanthop
anax senticosus Harms)根は、天然採取品,栽培品また
は組織培養物のいずれであってもよい。エゾウコギ根か
らの抽出は、水またはアルコール含有水のいずれの溶媒
をも使用することができる。好ましくはアルコール含有
水であり、通常10〜30v/v%エタノール含有水が
用いられる。また、原料としてのエゾウコギ根は、オタ
ネニンジン根と同様、予め乾燥処理が施された乾燥物で
あることが好ましい。抽出方法については特に限定され
ないが、エゾウコギ根(乾燥物に換算して)1重量部に
対して、通常0.8〜10重量部,好ましくは1〜5重
量部の水またはアルコール含有水を用いて抽出すること
が好ましい。抽出時間は通常1〜6時間であり、通常浸
漬,攪拌することによって実施される。抽出温度につい
ては特に限定されないが、好ましくは60〜70℃であ
る。必要により抽出操作が終了した後に前述と同様の処
理を施すことにより、抽出エキスを得る。
【0012】かくして得られたエゾウコギ根抽出エキス
の、一食分の食品に対する配合量は、エゾウコギ根の乾
燥物に換算して1g以上であることが好ましい。これ
は、抽出されたエキス固形分に換算すると約50mgに
相当する。即ち、本発明の食品の1回当たりの飲食量が
30mlの場合はエキスの固形分含量は0.17w/v
%以上となり、100mlの場合はエキスの固形分含量
は0.05w/v%以上となる。
【0013】本発明の食品は、更にビタミンB1
2 ,B6 ,ニコチン酸アミドの少なくとも1種を含有
していてもよい。これらの添加により、食品自体の血糖
降下作用を損なうことなく作用発現時における体調を好
適に整えることができる。かかる成分の含有量は、一食
分の食品に含まれる総量として0.5mg以上であるこ
とが好ましい。この量で十分に効果が期待できるが、通
常1〜10mgが使用される。
【0014】さらに本発明の食品には、一般的に食品に
添加されるものを添加することができる。例えば、他の
ビタミン類,ミネラル類,有機酸類,食物繊維類,保存
料などを加えても本発明の効果は軽減されることなく、
また、調味のための果糖ぶどう糖液糖,はちみつなどの
甘味成分、香料、酸味料などを添加することができる。
また、オタネニンジン根エキスやエゾウコギ根エキス独
特の臭いや苦味を減ずるために、サイクロデキストリン
などのマスキング物質を加えてもよい。また、本発明の
食品は、摂取時において他の食品, 例えば牛乳, 茶,
酒, 水などと混ぜて飲食されてもよい。
【0015】本発明の食品の製造に関しては、特に制限
されることなく、通常の製造方法を用いて行うことがで
きる。例えば、攪拌可能なタンク中に各種成分及び水を
仕込んで十分に混合し、93〜97℃で15〜60分間
保持することによって殺菌を行った後、ガラス瓶,ポリ
瓶などの容器に充填する一般的な製造方法を用いること
ができる。
【0016】本発明でいう食品とは、一般の食品の如く
経口的に摂取されるものをいい、飲料物を含む概念であ
る。本発明の食品の形態としては特に限定されないが、
具体的には液体状のもの,本発明の各種成分混合液に更
に乳糖,デキストリンなどの賦形剤を加えて噴霧乾燥や
造粒乾燥することにより調製された粉末状,顆粒状のも
の等が挙げられる。本発明の食品は、そのままの形態で
摂取されてもよいし、また必要に応じて摂取時に適当な
飲料物(例えば牛乳,茶,酒,水など)に溶解,混合も
しくは希釈されることにより流動液状(液体状,エキス
状,乳液状,懸濁液状など)の所謂飲料として摂取する
ことができる。本発明の食品は、手軽さの面から、好ま
しくは摂取時に飲料の態様をもって供される。
【0017】本発明の食品は、オタネニンジン根エキス
およびエゾウコギ根エキスの一日当たりの摂取量が、そ
れぞれ原料乾燥物に換算して0.5〜9gおよび1〜9
gとなるように、1回から数回にわけて飲食されること
が好ましい。本食品の飲食時については、特に限定され
ず、適当なときに飲食することができる。
【0018】
【実施例・実験例】以下、本発明を詳細に説明するため
実施例および実験例を挙げるが、本発明はこれら実施
例,実験例によって何ら限定されるものではない。
【0019】実施例1 培養オタネニンジンエキス(日東電工製,固形分50w
/v%)0.3ml,エゾウコギ根(中国産)より20
v/v%エタノール水溶液で抽出したエキス(固形分2
0w/v%)0.3ml,果糖ぶどう糖液糖シロップ1
6.5g,ハチミツ0.9g,アラニン45mg,アス
パラギン酸ナトリウム30mg,スレオニン15mg,
チアミン硝酸塩10mg,ニコチン酸アミド4.5m
g,リボフラビンリン酸エステルナトリウム1.6m
g,ピリドキシン塩酸塩0.7mgに香料240mg,
酸味料150mg,安息香酸ナトリウム22.5mgを
加え、熱水に溶解して殺菌後30ml容量の飲料とし
た。本飲料は糖濃度が高いので、水,茶,牛乳または酒
類などで希釈して美味しく飲用することができた。
【0020】実施例2 オタネニンジン根(中国産)21kgをパワーミルで粉
砕し、80℃の熱水で2時間エキスを抽出した後、50
w/v%になるまで濃縮して12.6kgの濃縮エキス
を得た。これにエゾウコギエキス(ヤクハン製薬製,固
形分20w/v%)3.5kg,果糖ぶどう糖液糖シロ
ップ21kg,精製ハチミツ12.6kg,γ−サイク
ロデキストリン1.3kg,クエン酸2.0kg,チア
ミン硝酸塩140g,ニコチン酸アミド60g,ペクチ
ン840g,安息香酸ナトリウム266g,香料3.3
kgを加え、加水して全量を420Lにして熱をかけな
がら混合した。次に96℃,30分間殺菌した後、30
ml容のガラス小瓶に分注した。この飲料はそのままス
トレートで飲用できるタイプである。
【0021】実施例3 培養オタネニンジンエキス(日東電工製,50w/v%
固形分)1.5ml,エゾウコギエキス(ヤクハン製薬
製,20w/v%固形分)1.0ml,プルーン果汁エ
キス25ml,果糖ぶどう糖液糖シロップ5g,ポリデ
キストロース2g,アスコルビン酸60mgに水を加え
て50ml容とし、ポリ瓶にパックして殺菌を行い、女
性向けのストレートタイプ飲料を作成した。
【0022】実施例4 組織培養で生産されたオタネニンジンとエゾウコギの乾
燥物をそれぞれ1kgずつ混合して粉砕し、熱水を加え
て78℃で1時間抽出および濃縮を行った。これに果糖
ぶどう糖液糖シロップ40kg,リンゴ酸1.5kg,
リボフラビンリン酸エステルナトリウム10g,ピリド
キシン塩酸塩5g,安息香酸ナトリウム63g,香料
1.0kgを加え、混合しながら加水して全量を100
Lとした。殺菌後500mlの瓶に分注して、1回の使
用量50mlの希釈タイプ飲料とした。
【0023】実施例5 オタネニンジン根(国産)の乾燥物2kgを82℃で熱
水抽出し、濃縮して55w/v%固形分のエキス1.2
Lを得た。次にエゾウコギ根(国産)の乾燥物4kgを
60℃で30v/v%エタノール含有水抽出し、濃縮し
て50w/v%固形分のエキス0.4Lを得た。これら
を混合して1.6Lとし、これにマルトデキストリン
1.4kg,乳糖0.4kg,γ−サイクロデキストリ
ン0.4kgを加えて噴霧乾燥して約3kgの粉末を得
た。さらにこの粉末にマルトデキストリン,乳糖,麦茶
エキスなどを含む果糖ぶどう糖液糖シロップ(固形分約
1kg)を噴霧して顆粒状粉末とし、1gずつアルミパ
ックに分包して顆粒タイプ粉末食品とした。この食品は
1袋を約150mlの湯に溶解してお茶がわりに飲用す
ることができた。
【0024】上記実施例で得られた食品を用いて、糖尿
病患者及び疑糖尿病患者に対して飲用試験を行った結果
について述べる。
【0025】─飲用試験結果─ (1)58才の女性: 空腹時の血糖値が200mg/d
lを越えていたので、実施例1の飲料を1日2回食事の
ときに水で5倍程度薄めて約1ヵ月飲用したところ、1
60mg/dlにまで低下した。血圧も当初最大/最小
血圧150/90mmHgであったものが140/70
mmHgまで低下し、のどの渇きも解消した。 (2)54才の男性: 空腹時の血糖値が250mg/d
l前後であり、疲労感強く立ち眩みも感じていたが、実
施例2で得られた飲料を2ヵ月飲用したところ、血糖値
は130〜160mg/dlの範囲に低下し、体調が良
くなって疲労感,立ち眩みもかなり軽減し、食欲も回復
した。 (3)52才の女性: 飲用前は、空腹時の血糖値が16
5mg/dl,最大/最小血圧が165/110mmH
gであり、肩凝りがひどく疲労感も強かった。実施例3
の飲料を1日に朝・晩の2回、2ヵ月間飲用したとこ
ろ、血糖値は110mg/dl,血圧は138/84m
mHgに回復し、疲労感及び肩凝りもほとんど感じない
程になった。 (4)50才の男性: 空腹時の血糖値170mg/d
l,尿糖が(++) で、倦怠間,疲労感に悩んでいた。実
施例1の飲料を毎朝牛乳で3〜4倍に希釈して1ヵ月飲
用したところ、血糖値は109mg/dlに低下し、尿
糖も(±)に回復した。倦怠間,疲労感もほとんど感じ
なくなり、食欲も増した。 (5)66才の女性: 実施例4の飲料を湯で割って飲む
などして、1日1回20日間飲用した。その結果、血糖
値は153mg/dlから129mg/dlに低下した
上に、便通に改善が見られ、腹部の膨張感も解消し、良
く眠れるようになった。 (6)45才の男性: 空腹時の血糖値は140mg/d
l前後だが、胃腸の調子が悪く、時々頭痛に悩まされて
いた。実施例1の飲料を1日1本就寝前に2ヶ月間飲用
したところ、血糖値は93mg/dlに低下し、75g
の糖負荷試験の2時間後の血糖値も172mg/dlで
あったものが135mg/dlに低下した。胃腸の調子
も快調になり、頭痛もみられなくなった。 (7)78才の女性: 飲用前は、血糖値215mg/d
l,最大/最小血圧180/140mmHgであり、耳
鳴りを伴う頭痛や全身の重圧感を感じることが多かっ
た。実施例5の粉末食品を1日1袋、そのまま或いは
湯,茶などに溶解して1ヶ月飲用したところ、血糖値は
110mg/dl,最大/最小血圧は130/80mm
Hgに低下した。頭痛や重圧感が解消した以外に便通の
改善もあり、外出の意欲が増してきた。 (8)65才の女性: 空腹時の血糖値が237mg/d
lで、手足のしびれを感じることが多く、実施例1の飲
料を1日に1本、水で薄めるなどして3ヵ月間飲用し
た。飲用後は、手足の痺れはなくなり、血糖値も117
mg/dlに低下した。ヘモグロビンA1Cの値も飲用期
間中に6.9%から6.4%に減少していた。
【0026】以上の試験結果が示すように、本発明の食
品は高血糖状態の改善のみならず、肩凝り,耳鳴り,手
足の痺れ,立ち眩み,便秘などの症状にも効果を示し
た。
【0027】
【発明の効果】本発明の食品は、オタネニンジン根エキ
スとエゾウコギ根エキスとを含有してなるものであり、
経口摂取により効果的に血糖を降下させるなど糖尿病の
症状を改善し、また肩凝り,耳鳴り,手足の痺れ,立ち
眩み,便秘などの症状を改善する等極めて有効なもので
ある。本発明の食品は副作用の心配もなく、上記の効果
を目して、一般の食品として手軽に適当なときに常用で
きる有用なものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オタネニンジンの根からの熱水抽出エキ
    スとエゾウコギの根からの抽出エキスとを含有してなる
    血糖降下作用を有する食品。
  2. 【請求項2】 一食分の食品に含まれるオタネニンジン
    根のエキスが、オタネニンジン根の乾燥物に換算して
    0.5g以上及びエゾウコギ根のエキスが、エゾウコギ
    根の乾燥物に換算して1g以上であることを特徴とする
    請求項1記載の食品。
  3. 【請求項3】 食品成分としてさらに、ビタミンB1
    2 ,B6 ,ニコチン酸アミドの少なくとも1種を、一
    食分の食品に0.5mg以上含有することを特徴とす
    る、請求項1記載の食品。
  4. 【請求項4】 オタネニンジンの根が組織培養によって
    得られるものであることを特徴とする、請求項1記載の
    食品。
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