JP2003523995A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】 一酸化窒素シンターゼ活性の阻害が有効である疾患または病状の処置または予防のための医薬の製造における、式(I)
【化1】
Figure 2003523995
{式中、
XおよびYは独立してC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ハロゲン、CF、OCF、CN、C≡CH、S(O)CH、S(O)CF、NOまたはNHCHOを表し;
mおよびpは独立して整数0、1または2を表し;
ZはHまたはフッ素を表し;
VはS(O)またはNRを表し;
Wはフェニル、またはO、SおよびNから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5もしくは6員芳香族複素環を表し;該フェニルまたは芳香族複素環は、所望によりハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、OH、CN、NOまたはNRから独立して選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;該アルキルまたはアルコキシ基は、所望により1以上のフッ素原子によりさらに置換されていてもよく;
およびRは独立してH、C1〜4アルキルまたはC3〜6シクロアルキルを表し;該アルキル基は、所望によりC1〜4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、NR、フェニル、またはO、SおよびNから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5もしくは6員芳香族もしくは飽和複素環により置換されていてもよく;該フェニルまたは芳香族複素環は、所望によりハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、CF、OCF、CNもしくはNOによりさらに置換されていてもよく;
あるいは、NR基はともに、所望によりO、SまたはNRから選択されるさらに1個のヘテロ原子を組み込んでいてもよい4〜8員飽和アザ環を表し;該環は、所望によりC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシまたはOHにより置換されていてもよく;該アルキル基は、所望によりC1〜4アルコキシ、OHまたはNR10により置換されていてもよく;
はHまたはC1〜4アルキルを表し;
、R、R、R、RおよびR10は独立してHまたはC1〜4アルキルを表し;
はHまたはC1〜6アルキルを表し;該アルキル基は、所望によりC1〜4アルコキシ、OH、NR1112、フェニル、またはO、SおよびNから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5もしくは6員芳香族複素環もしくは飽和複素環により置換されていてもよく;該フェニルまたは芳香族複素環は、所望によりハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、CF、OCF、CNまたはNOによりさらに置換されていてもよく;
11およびR12は独立してHまたはC1〜4アルキルを表し;
nは整数0、1または2を表す。}
で示される化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体の使用。
【請求項2】 阻害されるのが優先的に誘導型一酸化窒素シンターゼである、請求項1に記載の使用。
【請求項3】 炎症性疾患の処置または予防のための医薬の製造における、請求項1に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体の使用。
【請求項4】 疾患が炎症性腸疾患である、請求項3に記載の使用。
【請求項5】 疾患がリウマチ様関節炎である、請求項3に記載の使用。
【請求項6】 疾患が骨関節炎である、請求項3に記載の使用。
【請求項7】 疼痛の処置または予防のための医薬の製造における、請求項1に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体の使用。
【請求項8】 炎症性疾患の処置または予防のための医薬の製造における、COX−2阻害剤と組み合わた請求項1に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体の使用。
【請求項9】 一酸化窒素シンターゼ活性の阻害が有効であるヒトの疾患または病状を処置する、またはそのリスクを軽減する方法であって、該疾患または病状を患うかまたはそのリスクが高い者に、治療上有効量の請求項1に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体を投与することを含む方法。
【請求項10】 阻害されるのが優先的に誘導型一酸化窒素シンターゼである、請求項9に記載の処置方法。
【請求項11】 炎症性疾患を患うかまたはそのリスクのあるヒトにおいて該疾患を処置する、またはそのリスクを軽減する方法であって、そのヒトに治療上有効量の請求項1に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体を投与することを含む方法。
【請求項12】 疾患が炎症性腸疾患である、請求項11に記載の処置方法。
【請求項13】 疾患がリウマチ様関節炎である、請求項11に記載の処置方法。
【請求項14】 疾患が骨関節炎である、請求項11に記載の処置方法。
【請求項15】 疼痛を患うかまたはそのリスクのあるヒトにおいて該疾患を処置するか、またはそのリスクを軽減する方法であって、そのヒトに治療上有効量の請求項1に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体を投与することを含む方法。
【請求項16】 炎症性疾患を患うかまたはそのリスクのあるヒトにおいて該疾患を処置するか、またはそのリスクを軽減する方法であって、そのヒトに請求項1に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体とCOX−2阻害剤との治療上有効量の組み合わせを投与することを含む方法。
【請求項17】 一酸化窒素シンターゼ活性の阻害が有効である疾患または病状の処置または予防における使用のための、薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤または担体と混合した治療上有効量の式(I)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体を含む医薬製剤。
【請求項18】 一酸化窒素シンターゼの誘導型イソ型の酵素活性の阻害が有効である疾患または病状の処置または予防における使用のための、薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤または担体と混合した治療上有効量の式(I)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体を含む医薬製剤。
【請求項19】 炎症性疾患の処置または予防における使用のための、請求項17に記載の医薬製剤。
【請求項20】 式(Ia)
【化2】
Figure 2003523995
{式中、
XおよびYは独立してC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ハロゲン、CF、OCF、CN、C≡CH、S(O)CH、S(O)CF、NOまたはNHCHOを表し;
mおよびpは独立して整数0、1または2を表し;
ZはHまたはフッ素を表し;
VはS(O)またはNRを表し;
Wはフェニル、またはO、SおよびNから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5もしくは6員芳香族複素環を表し;該フェニルまたは芳香族複素環は、所望によりハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、OH、CN、NOまたはNRから独立して選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;該アルキルまたはアルコキシ基は、所望により1以上のフッ素原子によりさらに置換されていてもよく;
およびRは独立してH、C1〜4アルキルまたはC3〜6シクロアルキルを表し;該アルキル基は、所望によりC1〜4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、NR、フェニル、またはO、SおよびNから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5もしくは6員芳香族もしくは飽和複素環により置換されていてもよく;該フェニルまたは芳香族複素環は、所望によりハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、CF、OCF、CNもしくはNOによりさらに置換されていてもよく;
あるいは、NR基は一体となって、所望によりO、SまたはNRから選択されるさらなる1個のヘテロ原子が組み込まれていてもよい4〜8員飽和アザ環を表し;該環は、所望によりC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシまたはOHにより置換されていてもよく;該アルキルは、所望によりC1〜4アルコキシ、OHまたはNR10によって置換されていてもよく;
はHまたはC1〜4アルキルを表し;
、R、R、R、RおよびR10は独立してHまたはC1〜4アルキルを表し;
はHまたはC1〜6アルキルを表し;該アルキル基は、所望によりC1〜4アルコキシ、OH、NR1112、フェニル、またはO、SおよびNから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5もしくは6員芳香族複素環もしくは飽和複素環により置換されていてもよく;該フェニルまたは芳香族複素環はハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、CF、OCF、CNまたはNOによりさらに置換されていてもよく;
11およびR12は独立してHまたはC1〜4アルキルを表し;
nは整数0、1または2を表す。}
で示される化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体
(ただし、VがS(O)を表し;かつ、R およびR が独立してHまたはメチルを表し;Wが所望によりハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜3アルコキシまたはCFにより置換されていてもよいフェニルを表すか;あるいはWがチエニル、ハロチエニル、(C1〜4アルキル)−置換チエニル、フラニル、ピリジルまたはチアゾリルを表す場合には、XおよびYの少なくとも一方は、OCF、CN、C≡CH、S(O)CH、S(O)CF、NOまたはNHCHOを表す。)。
【請求項21】 VがSまたはNHを表す、請求項20に記載の式(1a)の化合物。
【請求項22】 XおよびYが独立してBr、Cl、CH、CFまたはCNを表す、請求項20または21に記載の式(1a)の化合物。
【請求項23】 置換基RおよびRが独立してHまたはCHである、請求項20〜22のいずれかに記載の式(Ia)の化合物。
【請求項24】 2−[[3−(ジメチルアミノ)−1−フェニルプロピル]アミノ]−4−(トリフルオロメチル)−ベンゾニトリル;
4−クロロ−2−[3−(メチルアミノ)−1−フェニルプロピル]アミノ]−ベンゾニトリル;
4−クロロ−2−{[3−(メチルアミノ)−1−フェニルプロピル]チオ}ベンゾニトリル;
4−ブロモ−2−{[3−(メチルアミノ)−1−フェニルプロピル]チオ}ベンゾニトリル;
(1R)−N−[2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−N−メチル−1−フェニル−1,3−プロパンジアミン;
2−[[(1R)−3−アミノ−1−フェニルプロピル]アミノ]−4−クロロ−5−フルオロベンゾニトリル;
4−クロロ−5−フルオロ−2−[[(1R)−3−(メチルアミノ)−1−フェニルプロピル]アミノ]ベンゾニトリル;
N−(5−クロロ−2−ニトロフェニル)−1−フェニル−3−(モルホリン−1−イル)プロパンアミン;
2−[[(1R)−3−アミノ−1−フェニルプロピル]チオ]−4−クロロベンゾニトリル;
2−[[(1R)−3−アミノ−1−フェニルプロピル]チオ]−4−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル;
4−クロロ−2−[メチル[3−(メチルアミノ)−1−フェニルプロピル]アミノ]ベンゾニトリル;
γ−[(2,5−ジクロロフェニル)チオ]−2−オキサゾールプロパンアミン;
または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーまたはラセミ体である、請求項20に記載の式(Ia)の化合物。
【請求項25】 医薬として使用するための、請求項20〜24のいずれかに記載の式(Ia)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体。
【請求項26】 薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤または担体と混合した、請求項20〜24のいずれかに記載の式(Ia)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体を含む医薬組成物。
【請求項27】 請求項20〜24のいずれかに記載の式(Ia)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体の製造方法であって:
(a)式(II)
【化3】
Figure 2003523995
〔式中、X、Y、VおよびZは、請求項20において定義されたものである。〕の化合物を、式(III)
【化4】
Figure 2003523995
〔式中、W、RおよびRは請求項20において定義されたものである。〕
の化合物と反応させること;または
(b)式(IV)
【化5】
Figure 2003523995
〔式中、X、YおよびZは請求項20において定義されたものであり、Lは脱離基を表す。〕
の化合物を式(V)
【化6】
Figure 2003523995
〔式中、R、R、VおよびWは請求項20において定義されたものである。〕
の化合物と反応させること;または
(c)式(VI)
【化7】
Figure 2003523995
〔式中、X、Y、V、WおよびZ は請求項20において定義されたものであり、Lは脱離基である。〕
の化合物を、式(VII)
【化8】
Figure 2003523995
〔式中、RおよびR は請求項20において定義されたものである。〕
の化合物と反応させること;または
(d)式(II)
【化9】
Figure 2003523995
〔式中、X、Y、VおよびZ は請求項20において定義されたものである。〕
の化合物を式(VIII)
【化10】
Figure 2003523995
〔式中、R、RおよびWは請求項20において定義されたものであり、Lは脱離基である。〕
の化合物と反応させること;または
(e)式(IX)
【化11】
Figure 2003523995
〔式中、X、Y、V、WおよびZは請求項20において定義されたものであり、Gは還元後にNRに変換される基である。〕
の化合物を還元すること;
および必要な場合には、得られた式(Ia)の化合物、または別のその塩を薬学的に許容されるその塩に変換すること;または得られた式(Ia)の化合物をさらなる式(Ia)の化合物に変換すること;および所望により得られた式(Ia)の化合物をその光学異性体に変換すること、
を含む方法。
(発明の背景)
一酸化窒素は哺乳類の細胞において特定の一酸化窒素シンターゼ(NOS)の作用によりL−アルギニンから産生される。これらの酵素は、構成NOS(cNOS)と誘導NOS(iNOS)の2つの異なる種類に属している。現在のところ、2種の構成NOSと1種の誘導NOSが確認されている。構成NOSのうち内皮酵素(ecNOS)は平滑筋の弛緩ならびに血圧および血流の調節に関与し、一方、神経酵素(ncNOS)は神経伝達物質として働き、脳虚血のような種々の生体機能の調節に関与しているようである。誘導NOSは炎症性疾患の病因に関連づけられている。従ってこれらの酵素の調節は多様な疾患の処置にかなりの可能性をもたらすはずである(J. E. Macdonald, Ann. Rep. Med. Chem., 1996, 31, 221 - 230).
別の観点において、本発明は、一酸化窒素シンターゼの誘導型イソ型の酵素活性の阻害が有効である疾患または病状の処置または予防のための医薬の製造における、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体の使用を提供する。
さらに本発明によれば、一酸化窒素シンターゼの誘導型イソ型の酵素活性の阻害が有効である疾患または病状を処置する、またはそのリスクを軽減する方法も提供し、該方法は治療上有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体をかかる疾患または病状を患う、またはそのリスクがあるヒトに投与することを含む。
別の好ましい観点において、本発明は、一酸化窒素シンターゼの誘導型イソ型の酵素活性の阻害が有効である疾患または病状の処置または予防において使用するための、薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤または担体と混合した治療上有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体を含む医薬製剤を提供する。
また本発明の化合物は、有利には、第2の薬学的に有効な物質と組み合わせて、特にシクロオキシゲナーゼの誘導型イソ型(COX−2)の選択的阻害剤と組み合わせて使用され得る。このように、本発明のさらなる観点において、炎症、炎症性疾患および炎症関連疾患の処置のためのCOX−2阻害剤と組み合わせた、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体の使用が提供される。また、炎症、炎症性疾患および炎症関連疾患を患うかまたはそのリスクがあるヒトにおいてかかる疾患または病状を処置する、またはリスクを軽減する方法が提供され、該方法はそのヒトにCOX−2阻害剤と組み合わせた、治療上有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体を投与することを含む。
本発明にしたがって、式(Ia)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマーもしくはラセミ体の製造方法であって:
(a)式(II)
Figure 2003523995
(式中、X、Y、VおよびZは式(Ia)で定義された通り)
の化合物を式(III)
Figure 2003523995
(式中、W、RおよびRは式(Ia)で定義された通り)
の化合物と反応させること;あるいは
(b)式(IV)
Figure 2003523995
(式中、X、YおよびZは式(Ia)で定義された通りであり、Lは脱離基を表す)
の化合物を式(V)
Figure 2003523995
(式中、R、R、VおよびWは式(Ia)で定義された通り)
の化合物と反応させること;あるいは
(c)式(VI)
Figure 2003523995
(式中、X、Y、V、WおよびZは式(Ia)で定義された通りであり、Lは脱離基である)
の化合物を式(VII)
Figure 2003523995
(式中、RおよびRは式(Ia)で定義された通り)
の化合物と反応させること;あるいは
(d)式(II)
Figure 2003523995
(式中、X、Y、VおよびZは式(Ia)で定義された通り)
の化合物を式(VIII)
Figure 2003523995
(式中、R、RおよびWは式(Ia)で定義された通りであり、Lは脱離基である)
の化合物と反応させること;あるいは
(e)式(IX)
Figure 2003523995
(式中、X、Y、V、WおよびZは式(Ia)で定義された通りであり、Gは還元するとNR基へ変換される基である)
の化合物還元すること、
および、必要であれば、得られた式(Ia)の化合物またはその他の塩を薬学的に許容されるその塩へ変換すること;あるいは得られた式(Ia)の化合物を式(Ia)のさらなる化合物へ変換すること;さらに所望により得られた式(Ia)の化合物をその光学異性体へ変換することを含む方法が提供される。
式(Ia)の化合物およびそれらの薬学的に許容される塩、エナンチオマーおよびラセミ体は動物において薬理作用を持つことから有用である。特に式(I)および(Ia)の化合物は一酸化窒素シンターゼ酵素の阻害剤として有効である。より詳しくは、それらは一酸化窒素シンターゼ酵素の誘導型イソ型の阻害剤であり、それ自体、処置に、例えば抗炎症薬として有用であると推測される。またそれらは一酸化窒素シンターゼ酵素の神経イソ型の阻害剤としての有用性を持ち得る。
スクリーニング2
以下のアッセイで証明できるが、化合物はまたヒト誘導一酸化窒素シンターゼに対しても活性を示す。
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