JP2003523545A - マスク記述のためのシステムにおけるデータ階層維持の方法及び装置 - Google Patents

マスク記述のためのシステムにおけるデータ階層維持の方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 原型のレイアウト階層が維持されるように、階層的に記述された集積回路レイアウト(800)に関するオペレーションを実行するための方法と装置を提供する。上記方法は、階層的に記述されたレイアウト(810)を第1入力として提供するステップと、実行されるべきオペレーションに対応する特定のオペレーティング基準のセット(840)を第2入力として提供するステップとを含む。OPCのようなオペレーション及びNOTやOR等の論理演算(240)を含むマスク・オペレーションが、次に、特定のオペレーティング基準のセットに従って、レイアウトに関し実行される。第1プログラム・データ(860)が平坦化されたレイアウト(865)に適用された場合には、レイアウトに関するオペレーションを実行した結果を表すデータを含む出力が生成されるように、レイアウト・オペレーションに応じて、階層的に記述されたレイアウトに対応する階層的に形成された補正データを含む第1プログラム・データが生成される。第1プログラム・データが真の階層的フィーマットに維持されるので、本方法に従ってオペレーションが実行されるレイアウトを、従来型の設計基準チェッカー(850)によって処理できる。更に、本方法は、明視野並びに暗視野設計、及び位相シフト・レイアウトを始めとする全てのタイプのレイアウトに適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願についての説明) 本出願は、ファン・チェン・チャン、ヤオ・ティン・ワン、ヤゲンシュ・C・
パティの発明になる1997年12月12日出願の出願番号第60/069,5
49号の「データ階層進化型マスク補正と照合の方法及び装置」と題する米国仮
特許出願に関連しており、上記出願日の恩典を請求し、これをここに援用する。
更に本出願は、ファン・チェン・チャン、ヤオ・ティン・ワン、ヤゲンシュ・C
・パティの発明になる1997年9月17日出願の出願番号第60/059,3
06号の「マスクの照合、補正、並びに設計ルール照合」と題する米国仮特許出
願、及びファン・チェン・チャン、ヤオ・ティン・ワン、ヤゲンシュ・C・パテ
ィの発明になる1998年9月16日出願の「マスクの照合、補正、並びに設計
ルール照合」と題する米国特許出願に関連しており、これらをここに援用する。
【0002】 本出願は又、ファン・チェン・チャン、ヤオ・ティン・ワン、ヤゲンシュ・C・
パティ、リナード・カークリンの発明になる1998年8月7日出願の「視認検
査と照合システム」と題する米国特許出願にも関連しておりこれをここに援用す
る。本出願は又、ヤオ・ティン・ワン、ヤゲンシュ・C・パティの発明になる1
997年9月17日出願の出願番号第08/931,921号の「位相シフト回
路製造方法及び装置」と題する米国特許出願にも関連しており、これをここに援
用する。上記の特許それぞれは本発明の譲渡人に譲渡されている。
【0003】 (技術分野) 本発明は、集積回路製造の分野に関する。特に、集積回路の製造に使用される
マスクの迅速且つ効率的な設計、補正、及び照合のためのコンセプト並びにシス
テム設計技術に関する。
【0004】 (関連技術の説明) 集積回路(IC)を設計する際、通常、技術者は、特定の機能を果すべく一体
的に連結された個々の素子を含む基本設計回路の作成を支援するコンピュータ・
シミュレーション・ツールに依存している。半導体基板において、実際に、この
回路を作り上げるには、該回路を、物理的表現、即ち物理的レイアウトに変換す
る必要があり、こうすることにより、次に、それ自身をシリコン表面上に転写す
ることが可能となる。完成されたICが該素子自身によって具現化されるような
形状に、ディスクリート素子回路を変換するオペレーションにおいて、再び、コ
ンピュータ支援設計(CAD)ツールがレイアウト設計者を支援することになる
。これらの形状は、ゲート電極、フィールド酸化領域、拡散領域、金属相互接続
等の、回路の個々の要素を作り上げる。
【0005】 これらのCADシステムに使用されるソフトウェア・プログラムは、通常、機
能回路を作り出すように、予め定められた設計ルールのセットの下で機能するよ
うに構成されている。これらのルールは、しばしば、特定の情報処理及び設計に
係る制限により決定される。例えば、該設計ルールは、素子又は配線が、互いに
好ましからざる影響を与え合うことがないように、素子間又は相互接続配線間に
おける間隔の許容範囲を規定することもある。設計ルールによる制限は、よく、
限界寸法と呼ばれる。回路の限界寸法は、通常、1本の配線の最少幅又は2本の
配線間の最少間隔として規定される。従って、限界寸法により、ICの全体的な
大きさと密度が決定される。現在のIC技術において、最高技術水準の回路での
最少限界寸法は、配線幅と間隔に関して約0.25ミクロンである。
【0006】 回路レイアウトが作られると、集積回路(IC)を製造する次のステップは、
そのレイアウトを半導体基板上に転写することである。光学的リソグラフィは、
幾何学的形状をシリコン・ウェーハの表面上に転写するための公知プロセスであ
る。通常、光学的リソグラフィ・プロセスは、半導体ウェーハの最表面上にフォ
トレジスト層を形成することから開始される。次に、通常クロムで形成された完
全な非光透過性の不透明領域と、通常石英で形成された完全な光透過性の透明領
域とを有するマスクが、フォトレジストがコートされたウェーハを覆うように配
置される。次に、光が、可視光源又は紫外線光源によって、マスク上に照射され
る。この光は、通常、1個又は数個のレンズ、フィルタ、及び/又は鏡を含むレ
ンズシステムを使って集束され、縮小されたマスク像をウェーハ上に生成する。
光は、マスクの透明領域を通過して、その下のフォトレジスト層を露光するとと
もに、マスクの不透明領域により遮られ、その下のフォトレジスト層部分を露光
されない状態のままとする。次に、露光されたフォトレジスト層は、通常、フォ
トレジスト層の露光/非露光領域を化学的に除去する過程で現像される。その結
果として作り出されるものは、要求される幾何学形状、形質、配線、及び外形で
規定された所要パターンを持つフォトレジスト層で覆われた半導体ウェーハであ
る。次に、このパターンは、ウェーハの下層領域をエッチングするために使用さ
れる。
【0007】 上記の設計ルールの他にも、光学的リソグラフィに用いられる露光ツールの解
像度値によっても、集積回路レイアウトの設計者に対して制限が課せられる。露
光ツールに対する解像度は、露光ツールがウェーハに関する繰り返し露光可能な
最少の形質として規定される。現在、最も進化した光学露光ツールの解像度は、
約0.25ミクロンである。レイアウトの限界寸法が小さくなり、それがリソグ
ラフィ装置の解像度値に近づくにつれ、マスクとフォトレジストに現像された実
際のレイアウトパターンとの間の一致性は著しく低下する。特に、回路形質のパ
ターン現像における差は、相互の形質の近接度に左右されることが観察される。
【0008】 IC設計におけるこれらの制限に留意する場合、ICパターンを記述するデー
タは、通常、GDS−IIデータ・ファイルのように、圧縮された階層的様式で表
現される点に注目する必要がある。高レベルのパターン表現階層では、形質は、
概念的様態で表される。例えば、メモリー・アレーは、所定のセルをある特定数
の列と桁を反復したものとして記述される。その次に低いレベルの階層に、サブ
セルAとBとを含む基本メモリー・セルを記述することも可能である。最後に、
最も下のレベルでは、最も基本的なサブセルは、幾何学的な基本的矩形又は多角
形を含んでいる。物理的マスクを生成するためには、先ず、階層的に記述された
すべての幾何学的インスタンスを列挙することによって、階層データを平坦化す
る必要がある。通常、階層を平坦化すると、パターンを表現するのに必要とされ
るデータ記憶量の値は、数桁増える結果となる。
【0009】 階層を平坦化すると、特定のIC設計を表現するファイルのサイズをこのよう
に大幅に増加する結果となるので、マスク製造過程の最終点で階層を平坦化する
ことが望ましく、最も望ましいのは、物理的製造前において、マスク設計がEB
装置にロードされる時点である。しかしながら現在、複雑なICのマスク製造に
おいては、この平坦化プロセスは、より早いステップで行われる。これは、複雑
なICの原型となるマスク設計が、通常、この原型の設計に係る多くのオペレー
ションの1つ1つを順次実行し完了した後に、加工されることに起因する。これ
らのオペレーションは、複雑なICの限界寸法が光学的リソグラフィの解像度の
限度に接近するほど、複雑なIC用のマスクに精度が必要となるために行われる
。現在、これらのオペレーションには、順次行われる原型設計データの平坦化が
多少必要であり、望ましい時期より早いステップで設計データの平坦化を行う結
果となっている。
【0010】 これらのオペレーションには、論理演算の実行、光学的近接補正の生成、位相
をシフトしたマスクの生成、及びこれらのオペレーションを済ませたマスクの設
計ルールの照合が含まれる。例えば、物理的なマスク製造過程は、使用されてい
る特定のEBマシンによっては、マスクに既知の歪を生じさせる可能性があるた
め、マスク製造者は、設計層の間にANDオペレーション又はNOTオペレーシ
ョンのような論理演算を使ってこれらの既知の歪を補正する新しいマスク層を生
成する。更にマスク設計者は、マスクに対する副解像度光学的近接補正形質を生
成して、間隔が非常に接近しているパターン形質をリソグラフィによりウェーハ
のレジスト層に転写するときに起きる近接効果を補正している。同様に、マスク
設計者は、位相シフト・マスクを生成して、達成可能な回路限界寸法における解
像限界の影響を克服している。現在、これらの各オペレーションを実行するため
には、原型の設計データを平坦化する必要がある。更に、そしてこれはより重要
であるが、これらのオペレーションは、マスク設計における原型の真の階層デー
タ・フォーマットを維持していないため、原型マスクと同一の階層データ・フォ
ーマットを必要とする従来の照合ツールを使用し、先に述べたオペレーションの
1つが実行されている過程で既知のマスクを照合することは、極めて困難でかつ
膨大な時間を必要とする。 従って、既存のシステムの上記問題点を解決する、集積回路マスク設計のオペ
レーションを実行する方法及び装置が必要とされている。
【0011】 (発明の概要) 先に述べたように、集積回路設計レイアウトに関するオペレーションを実行す
るための現在知られているシステムでは、該設計における原型の階層を維持する
ことができない。これは、データ量の大幅な増加、処理速度の低下、及び 従来
の照合ツールを使用して、補正のために処理された設計を迅速に照合できないと
いうことを含む幾つかの問題を引起す。 従って、本発明は、原型のレイアウト階層が維持されるように、階層的に記述
された集積回路レイアウトに関する特定のオペレーション基準のセットに従って
オペレーションを実行するための方法と装置を提供することにより、上記の問題
を解決する。
【0012】 このように、本発明の一実施例においては、複数のセルを含む階層的に記述さ
れたフォトリソグラフィ・マスクに対してオペレ−ションを実行するためのシス
テムにおいて、第1プログラム・データを含むコンピュータ・プログラム・プロ
ダクトが提供される。第1プログラム・データが平坦化されたレイアウトに適用
された場合には、レイアウトに関するオペレーションを実行した結果を表すデー
タを含む出力が生成されるように、第1プログラム・データは、階層的に記述さ
れたレイアウトに対応する階層的に形成された補正データを含んでいる。
【0013】 ある実施例では、第1プログラム・データは、更に、複数のセルに対応してい
る複数のデルタ平面を含むことを特徴とする。この例では、特定セルのデルタ平
面は、特定セルの補正面と特定セルの子セルに対応するデルタ平面との間の差を
表すデータを含む。更に、複数のセルの各セルに関する補正面は、その補正面が
平坦化されたセル・データに適用された場合には、セルに関するオペレ−ション
を実行した結果を表す出力を生成することになるデータを含む。 一実施例では、階層的に記述された集積回路レイアウト内の各セル毎のデルタ
平面は、セルの各子セル間の相互作用、及びセルの初期の幾何学的形状と各セル
の子セルとの間の相互作用を考慮に入れている。 上記実施例の更なる特徴として、第1プログラム・データは算術的又は論理的
に記述されたデルタ平面のセットから成っている。更には、第1プログラム・デ
ータはGDS−IIデータ・ファイルにより記述することもできる。
【0014】 第1プログラム・データに関して以上に要約した本発明は、代わりに、階層的
に記述された集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行する方法として
も特徴付けられる。本方法は、一実施例では、複数のセルを含む階層的に記述さ
れたレイアウトを第1入力として提供するステップと、特定のオペレーティング
基準のセットを第2入力として提供するステップとを含んでいる。また、本方法
は、レイアウトに関する特定のオペレーション基準のセットに従ってレイアウト
・オペレーションを実行するステップと、階層的に記述されたレイアウトに対応
して階層的に形成された補正データを含む第1プログラム・データを生成するス
テップも含んでいる。第1プログラム・データは、レイアウト・オペレーション
に併行して生成されることにより、その第1プログラム・データが平坦化された
レイアウトに適用された場合には、レイアウトに関するオペレーションを実行し
た結果を表すデータを含む出力が生成される。
【0015】 本方法の他の実施例では、第1プログラム・データは、複数のセルに対応する
複数のデルタ平面を含む。この実施例では、特定のセルのデルタ平面は、特定の
セルの補正面と特定のセルの子セルに対応するデルタ平面との間の差を表すデー
タを含む。更に、複数のセルの各セルにおける補正面は、補正面が平坦化された
セル・データに適用された場合には、セルに関するオペレーションを実行した結
果を表す出力を生成するデータを含む。更には、一実施例では、階層的に記述さ
れた集積回路レイアウト内の各セルに対するデルタ平面は、セルの各子セル間の
相互作用、及びセルの初期幾何学形状とセルの各子セル間の相互作用を考慮に入
れている。
【0016】 第1プログラム・データが複数のセルに対応する複数のデルタ平面を含むこと
を特徴とする他の実施例では、第1プログラム・データを生成するステップが更
に階層的に記述されたレイアウトをコンパイルするステップとリンクするステッ
プを含む。この場合、コンパイルするステップは、特定のオペレーティング基準
のセットに応じてセル毎に第1補正層を生成することを含む。リンクするステッ
プは、特定のオペレーティング基準のセットに応じて各セルの補正層を修正して
セル毎にデルタ平面を生成することを含む。この場合、各セルのデルタ平面は、
セルの各子セル間の相互作用、及びセルの初期幾何学的形状とセルの各子セル間
の相互作用を考慮に入れている。
【0017】 本実施例の更に他の特徴として、レイアウト内の各セルに関し、セルのデルタ
平面と、セルの子セルにおけるデルタ平面のと和がセルの補正面を構成している
。複数のセル内の各セルにおける補正面は、その補正面が平坦化されたセル・デ
ータに適用された場合には、セルに関するオペレーションを実行した結果を表す
出力を生成するデータを含む。上記実施例の他の例では、コンパイルのステップ
とリンクのステップは、それぞれ集積回路レイアウトの深度方向トラバースを含
む。
【0018】 本方法の他の実施例では、リンクのステップとコンパイルのステップは、更に
各セルが以前に定義されたか否かを確認するステップと、以前に定義された各セ
ルに関するセル定義の第1インスタンスの場所を示しているデータを含む第1補
正層及びデルタ平面を生成するステップを含んでいる。
【0019】 本方法の更に他の実施例は、第1補正レイアウトを記述する第2プログラム・
データを作り出すために、第1プログラム・データを、集積回路レイアウトを記
述するデータと組み合わせるステップを含んでいる。次に、第2プログラム・デ
ータは、設計ルール・チェッカーに送られ、設計ルール・チェッカーが作動して
、第1補正レイアウトが集積回路設計ルールのセットの範囲内にあるか否かを確
認する。 本発明の他の実施例は、以上に要約された方法ステップに従って作られるフォ
トリソグラフィ・マスクを特徴とする。
【0020】 最後に、上記実施例の方法ステップは、一例としてはこれらのステップを実行
する命令のプログラムを走らせるコンピュータにより行うことができ、この場合
プログラムは、ハードディスク又はサーバーのような適当なコンピュータ記憶媒
体に記憶される。
【0021】 第1プログラム・データ及び方法に関して以上に要約した本発明は、代わりに
、階層的に記述された集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行するた
めの装置として特徴付けられる。本装置は、一実施例では、複数のセルを含む階
層的に記述されたレイアウトを第1入力として受入れるためのリソースと、特定
のオペレーティング基準のセットを第2入力として受入れるためのリソースとを
含んでいる。また、本装置は、階層的に記述されたレイアウトに関する特定のオ
ペレーティング基準のセットに従ってレイアウト・オペレーションを実行するオ
ペレーション・エンジンと、階層的に記述されたレイアウトに対応する階層的に
形成された補正データを含む第1プログラム・データを生成する階層維持手段も
含んでいる。第1プログラム・データは、レイアウト・オペレーションに併行し
て生成されることにより、その第1プログラム・データが平坦化されたレイアウ
トに適用された場合には、レイアウトに関するマスク・オペレーションを実行し
た結果を表すデータを含む出力が生成されるようにする。
【0022】 装置の他の実施例では、第1プログラム・データは、複数のセルに対応する複
数のデルタ平面を含む。この実施例では、特定セルのデルタ平面は、特定セルの
補正面と特定セルの子セルに対応するデルタ平面との間の差を表すデータを含む
。更に、複数のセルの各セルにおける補正面は、補正面が平坦化されたセル・デ
ータに適用された場合には、セルに関するオペレーションを実行した結果を表す
出力を生成するデータを含む。更に、一実施例では、階層的に記述された集積回
路レイアウト内の各セル毎のデルタ平面は、セルの各子セル間の相互作用、及び
セルの初期幾何学形状とセルの各子セル間の相互作用とを考慮に入れている。
【0023】 別の例では、装置はコンパイラとリンカも含んでいる。コンパイラは特定のオ
ペレーティング基準のセットに応じて各セル毎に第1補正層を生成する。リンカ
は特定のオペレーティング基準のセットに応じて各セルの第1補正層を修正して
セル毎にデルタ平面を生成する。この事例では、各セルのデルタ平面は、セルの
各子セル間の相互作用、及びセルの初期幾何学形状とセルの各子セル間の相互作
用とを考慮に入れている。
【0024】 本実施例の更に他の特徴として、レイアウト内の各セルに関し、セルのデルタ
平面とセルの子セルのデルタ平面との和がセルの補正面を構成する。複数のセル
中の各セルに対する補正面は、その補正面が平坦化されたセル・データに適用さ
れた場合には、セルに関するオペレーションを実行した結果を表す出力を生成す
るデータを含む。上記実施例の他の例では、コンパイラとリンカは各々に集積回
路レイアウトの深度方向トラバースを行い、補正面とデルタ平面のそれぞれを生
成する。
【0025】 本装置の更に他の実施例は、第1補正レイアウトを記述する第2プログラム・
データを作り出すために、第1プログラム・データを集積回路レイアウトを記述
しているデータに組み合わせるリソースを含んでいる。第1補正レイアウトが集
積回路設計ルールのセットの範囲内にあるか否かに関する指示を与えるために設
計ルール・チェッカーを備えている。 本装置の他の実施例では、コンパイラとリンカは、各セルが以前に定義された
か否かを確認するため、及び以前に定義された各セルについてのセル定義の第1
インスタンスの場所を示すデータを含む第1補正層並びにデルタ平面を生成する
ために作動させることができる。
【0026】 最後に、上記実施例の装置は、一例では、原型のレイアウト階層が維持される
ように、階層的に記述された集積回路レイアウトに関するコンピュータにオペレ
ーションを実行させるための、具体化されたコンピュータ読み取り可能プログラ
ム・コードを含むコンピュータ読み取り可能媒体を含むコンピュータ・プログラ
ム・プロダクトとして特徴付けられる。
【0027】 本発明の上記実施例の各々は、以下の付加説明により更に特徴付けることがで
きる。例えば、第1プログラム・データのデルタ平面は、算術的又は論理的の何
れかで記述されたデータを含んでいてもよい。更には、レイアウトに関する実行
されるオペレーションには、例えば、OPC補正及びAND、NOT、OR、N
OR、NANDのような論理演算を始めとする如何なる論理的又は算術的演算も
含まれる。
【0028】 同様に、第1プログラム・データは、GDS−IIのような、如何なる階層的デ
ータ・フォーマットであってもよいし、コンピュータ読み取り可能媒体は、ハー
ドディスク・ドライブ又はサーバーのようなデータ・ファイル又はプログラム・
ファイル何れかの記憶措置に適する媒体を含んでいてもよい。最後に、本発明の
上記実施例の各々は、明視野、暗視野、及び位相シフト・レイアウトを始めとし
てどのようなレイアウトにも適用できる。 本発明の他の観点及び利点は、以下の図面、詳細な説明、及び 請求の範囲を吟
味することにより理解できる。
【0029】 (実施形態の詳細な説明) 上記したように、フォトリソグラフィ・マスクの製造では、IC設計を表すデ
ータを、マスクの実際の製造過程における最終時点で平坦化することが有利であ
る。しかしながら、この平坦化が望ましい時点以前に行われる場合もある。これ
は、これは、複雑なICの原型となるマスク設計が、通常、この原型の設計に係
る多くのオペレーションの1つ1つを順次実行し完了した後に、加工されること
に起因する。これらのオペレーションには、論理演算の実行、光学的近接補正の
生成、位相をシフトしたマスクの生成、及びこれらのオペレーションを済ませた
マスクの設計ルールの照合が含まれる。現在、これらのオペレーションには、順
次行われる原型設計データの平坦化が多少必要であり、望ましい時期より早いス
テップで設計データの平坦化を行う結果となっている。この早期のデータの平坦
化は、必要なデータ記憶量の値を大幅に増大させ、それに対応してこれらのオペ
レーションの速度が低下するという結果を招く。更に、現行の照合システムは通
常、同一の入力データ階層を必要とするので、非階層的方法で設計を修正した場
合、これらの修正された設計を照合する重要なステップの実行は、不可能でない
としても困難なものとなる。
【0030】 本発明は、設計の原型における真の階層が維持されるように、入力階層IC設
計に関するオペレーションを実行することにより上記問題の解決を図る。本発明
における種々の実施形態には、集積回路製造で使用されるマスクの照合と補正と
を行うための、そして設計レイアウトに関する論理演算を行うためのコンピュー
タ・システムが含まれている。これらの実施形態では、特定マスクの外観を定義
する階層的マスク定義データを受入れる。次に、これらの実施形態では、データ
の出力セットを生成する。一実施形態では、この出力データは、OPC補正され
たマスク定義を含んでいる。本発明の他の実施形態は、OPC補正又はマスク照
合手法を実行するシステムを使って生成された実際のマスクを含んでいる。本発
明のその他の実施形態では、OPC補正又はマスク照合技術を実行するコンピュ
ータ・プログラムを有するコンピュータ読み取り可能媒体(例:ハードディスク
、CD、及び 他のコンピュータ・プログラム記憶装置ツール)を含んでいる。
【0031】 図面に関連して本発明を説明する前に、本発明概念の一実施形態についての概
要について説明する。このように、本発明の一実施形態では、レイアウトの階層
的定義を受入れるため、そして設計レイアウトに関するオペレーションを実行す
るエンジンによって提供される補正情報を階層的に含む1つ或いはそれ以上の追
加的データ層を生成するために、階層保存手段を使用する。これらの追加層は、
その層の階層的定義で各ノードに関連づけられるように記憶される。
【0032】 以下の定義を本明細書に使用する。補正面を平坦化されたノードに適用するこ
とにより、出力がそのノードに関する補正された設計となるように、補正面は、
階層の何れのノード(セル)とも関連づけられる。デルタ平面は、本質的には、
ノードの補正面と、その直下にある全ての子デルタ平面の合計との間の差である
。従って、あるセルの補正面は、上記セルに対するデルタ平面に、上記セルの直
下にある子セルのデルタ平面を足したものに等しい。階層の葉セルは子セルを持
たないので、何れの葉セルにとっても補正面は上記葉セルのデルタ平面に等しく
なる。この方法によれば、本発明の一実施形態では、レイアウトの全体的な補正
は、階層中の各セルに対するデルタ平面を保存するだけで提供できるようになる
ので、各セルの補正面を保存する必要が無くなる。
【0033】 本発明の一実施形態の背後にある基本的な思想を、コンパイルとリンキングと
を含む2つのステップに分けて説明する。コンパイルステップでは、設計レイア
ウトに関して実行されるべきオペレーションに従って、階層中の全ての幾何学的
初期形状に対して補正が生成される。リンクステップでは、親セルの子セルと親
セルの初期の幾何学形状との光学的重なりにより、余分な補正が行われる。従っ
て、追加的な補正だけが記憶される。
【0034】 デルタ・アルゴリズムは、子セルの重なり及び親セルの幾何学形状と子セルと
の間の重なりのみを考慮することにより、デルタ/追加情報を計算処理する。重
なりのみが親セルにとって必要な追加的補正変更に寄与することになるので、こ
れらの区域のみが考慮される。重なり区域は単に幾何学形状の重なりにとどまる
訳ではなく、近接重なりも含んでいる。より普遍的な定義を採用することにより
、全ての近接効果/補正を考慮に入れることができる。あるセルにとってのデル
タ・アルゴリズムの出力をここでそれ自身のデルタ平面と呼ぶことにする。階層
ツリーの葉は、こうしてそれらの補正面に等しいデルタ平面を有する。
【0035】 コンパイル時には、全ての葉に対する補正面は、提供された平坦化されたデー
タに関する所要のオペレーションを実行するオペレーション・エンジンに対し、
各葉毎の幾何学的初期形状を記述する平坦化されたデータを提供することによっ
て生成される。リンク時には、どのサブセルも重なっていない場合は、この親セ
ルにとっての補正面は、その子セルのデルタ平面の和に等しい(上に述べたよう
に、この親セル用に記憶されるべき追加的デルタ平面情報は無くなる)。仮に重
なりがあれば、重なり区域は平坦化され、平坦化された重なり区域に対する中間
的な補正面が生成される。必然的に、この中間的補正区域は、その子供の全補正
面の和を減算するために使用され、その差がリンクされるセルに対応するために
階層的に記憶されるデルタ平面である。
【0036】 現在のGDS−II及び完全なレイアウトを記述する他の設計データベースフォ
ーマットのほとんどは、別々の層に異なるマスク及びチップレベルを配置するこ
とを含んでいる。本発明の様々な実施形態に導入されようとしているものは、層
コンセプトに関するねじり、即ち論理演算(例:XOR、AND)及び算術演算
の両者が基盤とすることのできる算術層である。例えば、OPCオペレーション
に関して、特定のOPC形質を表す補正層では、例えば「−1」は負のセリフを
、「+1」は正のセリフを、そして「−2」はある1方向の重なりが微小な端突
合せをそれぞれ意味するように算術層に基づくことができる。リンキング中は、
構造を通して漸増又は微分補正を計算するために全補正層がアルゴリズムを使っ
て算術的に生成される。これらのデルタ平面又は算術層は、識別可能な層として
データベースフォーマットで露光される(例:+1、−1、−2等を層1、2、
3にマッピング)。これにより、親セルに対する最終的な補正層が、親セルのデ
ルタ平面、及び 親セルの子供達、孫達、曾孫達、そして、葉のコンパイル時間
の補正層からのものなどの、デルタ平面全ての増分の和に等しくなる。
【0037】 階層的データ管理は、デルタ・アルゴリズム又は上述した算術層が使用されな
い本発明の別の実施形態において補正の生成を行う際にも実行できる。この代替
実施形態では、親セルとその子セルとの補正層間の差をとって記憶する代わりに
、親子間の補正を比較するために論理演算を使用することができ、ここでは「算
術的」差の代わりに「論理的」差が、親セルに記憶される。
【0038】 このように、以上を要約すると、本発明は、マスク記述のためのシステムにお
けるデータ階層維持のための方法及び装置を提供する。本発明の好適実施形態の
詳細な説明を、以下、図に従って行うが、図1は、単純な集積回路設計レイアウ
ト100及び上記レイアウトの階層表現110を示している。回路レイアウト1
00は、親セルB、C、Dを含む最終的なセルAを含む。親セルCは、同一セル
G1、G2、G3、G4、G5、G6を含む。親セルDは、セルH及び同一セル
I1、I2を含む。親セルBは、同一の親セルE1、E2及び同一の親セルF1
、F2を含む。親セルE1は、図1に示す初期幾何学形状構造を備えた葉セルJ
1、K1を含む。親セルE2は、セルJ1、K1と同じ初期幾何学形状構造を備
えた葉セルJ2、K2を含む。親セルF1は、図1に示す初期幾何学形状構造備
えた葉セルL1、M1を含む。親セルF2は、セルJ1、K1と同じ初期幾何学
形状構造を備えた葉セルL2、M2を含む。階層ツリーレイアウト110は、上
記のセルをツリーフォーマットで示しており、ツリーの一番下が葉セルで、ツリ
ーの一番上は最終的なセルAとなっている。葉セルの各々は、時として本願では
葉ノード又は子セルとも称され、一方葉ノード上方のセルの各々は、ここでは親
セル又は単にノードと称されることもある。図1の集積回路設計レイアウト10
0は、以下に説明する本発明の実施形態に関連付けた参考IC設計として提供さ
れている。図1に示す単純なICは、例示のためだけに用いるものであり、以下
に述べる本発明の実施形態は階層的フォーマットで記述されるどのようなICに
も応用可能である。
【0039】 図2は、本発明の一実施形態を組み入れたシステムをブロック線図型式で示し
たものである。記述されているシステムは、結果的に修正されたIC設計が入力
設計の原型における真の階層を維持するように、論理演算又は算術演算が階層的
に記述された入力IC設計に関する実行できるものである。上記システムの一実
施形態の基本的エレメントは、階層保存手段210とオペレーション・エンジン
240とを含む。階層保存手段210はコンパイラ220とリンカ230とを含
む。
【0040】 システムの階層保存手段210は、集積回路設計200を入力として記述する
階層設計データ205を受入れる。階層保存手段210は、一実施形態ではGD
S−IIフォーマットの階層設計データ205を受入れる。他の実施形態では、階
層保存手段210は、どんな階層ファイルフォーマットで記述された階層設計デ
ータ205でも受入れる。階層保存手段210のコンパイラ220は、オペレー
ション・エンジン240と共に作動して、設計データ205の各ノードで幾何学
的初期形状用の補正データ層を提供する。生成された補正データ層は、以下によ
り詳しく説明するが、オペレーション・エンジン240により実行中のオペレー
ションに従って、各ノードで幾何学的初期形状に対してなされる変更を表現する
。本発明の一実施形態では、オペレーション・エンジン240は、入力設計デー
タ205に関するAND又はNOTのような論理演算を実行する。本発明の別の
実施形態では、オペレーション・エンジン240は入力設計データ205に関す
る光学的近接補正を実行する。本発明の更に別の実施形態では、オペレーション
・エンジン240は入力設計データ205の設計ルール照合を行う。
【0041】 コンパイラ220が、入力設計データ205の各ノードに対する補正データ層
を生成した後に、リンカ230は、設計の各ノードに対するデルタ平面を生成す
るために、オペレーション・エンジン240と共に作動する。各セルに対するデ
ルタ平面は、それが、特定セルに対する、補正データ層情報と特定セルにおける
子セルの補正データ層全部との合計の差に等しくなるように生成される。一実施
形態では、各セルに対するデルタ平面は、各セル内での重なりを考慮するだけで
、デルタ/追加情報を計算するリンカ230により処理されるデルタ・アルゴリ
ズムにより生成される。一実施形態では、これらの重なりは、セルの子セル相互
間の重なり及び親セル自身の初期幾何学形状とその子セルのそれとの重なりのみ
で構成されている。一実施形態では、これらの重なり区域は、単に幾何学形状の
重なりにとどまらず、近接重複も含む。リンカ230が、入力設計205の各ノ
ードに対してデルタ平面を生成する手段となる処理については以下により詳しく
述べる。
【0042】 リンカ230がデルタ平面を生成した後、階層保存手段210は、オペレーシ
ョン・エンジン240により実行されるオペレーションに従って修正された入力
設計205を表す出力データ250を生成するが、この出力データ250は、入
力設計データ205の原型における真の階層を維持している。この出力データ2
50は、原型における変更されていない入力設計データ205と階層的補正デー
タ・ファイル260とを含む。階層的補正データ・ファイル260は、設計デー
タ205と補正データ260とが組み合わされたとき、オペレーション・エンジ
ン240により原型設計データ205に関して実行されたオペレーションを表す
修正された設計が生成されるように、設計データ205の各ノードに対するデル
タ平面データを含む。
【0043】 階層的出力データ250は、多くの用途に使用できる。第1に、新しい論理演
算又は算術演算を出力データ250に関して実行するために、配線262で階層
保存手段210に送ることができる。更に、それは階層形式のため、新しく修正
された出力設計が、設計中の特定集積回路に対する設計ルールに当てはまること
を点検するために照合することができるように、階層的データを受入れる従来型
の設計ルール・チェッカー270に送ることもできる。更に、出力データ250
は、最終的なデータレイアウト275を構築するように設計データ205を補正
データ260と組み合わせ、この組み合わされたデータレイアウト280を平坦
化し、この平坦化されたデータを電子ビーム装置に供給することによって、修正
された設計データ285を具現化した実際の物理的なマスクを生成するマスク製
造265にも使用できる。
【0044】 ここで、設計データ205の各ノードに対する補正データ層及びデルタ平面の
生成について、更に明らかにする。図1に関して、コンパイラ220の一実施形
態は、深度方向トラバースを用いて設計データにアクセスするが、その場合、最
終的な親セルの各枝は、順番にアクセスされることになり、各枝はその葉ノード
から上向きにアクセスされる。このように、図1については、コンパイラ220
に関するこの実施形態は、集積回路レイアウト100のノードに以下の順序、即
ちJ1、K1、E1、L1、M1、F1、L2、M2、F2、J2、K2、E2
、B、G1、G2、G3、G4、G5、G6、C、H、I1、I2、D、Aの順
にアクセスすることになる。コンパイラ220は、ツリーをトラバースしながら
、オペレーション・エンジン240に、各セルの初期幾何学形状に対応する平坦
化されたデータを提供する。オペレーション・エンジン240は、平坦化された
データに関するオペレーションを実行し、このオペレーションの結果を階層保存
手段210に戻す。例えば、図1について、仮にJ1がコンパイルされたとする
と、オペレーション・エンジン240は平坦化されたデータJ’=J+△Jを戻
すことになる。一実施形態では、データ記憶量は、△Jについての上記等式の解
を出し△Jの値をセルJに対する補正層として記憶する階層保存手段210の分
だけ減少する。この処理過程は、ツリー全体がトラバースされるまで設計内のセ
ル毎に繰り返される。次に、設計データ205が以下の方法でリンカ230によ
りリンクされる。ツリーは、上記方法で再度トラバースされ、各セル毎に重なり
区域が見つけ出され平坦化される。次に、平坦化された重なり区域は、オペレー
ション・エンジン240に入力され、次に、このオペレーション・エンジン24
0が、データに関するオペレーションを行って、それを階層保存手段210に戻
す。リンカ230は、オペレーション・エンジン240から戻されたデータを使
って、各セル毎のデルタ平面を生成するためにリンカ230により使用される中
間補正層を作り出す。デルタ平面の生成は図6並びに図10に関連させて、以下
により詳しく説明する。次に、設計の各セル毎のデルタ平面は、階層補正データ
・ファイル260に入力設計データ205の階層に対応する階層フォーマットで
記憶される。
【0045】 図2に説明したように、本発明の一実施形態では、階層保存手段210は、コ
ンパイラ220とリンカ230との機能を実行するコンピュータ読み取り可能媒
体上に記憶されたプログラム・コードを実行するコンピュータ・システムを含む
。本発明の一実施形態では、オペレーション・エンジン240も又コンピュータ
読み取り可能媒体上に記憶されたプログラム・コードを実行するコンピュータ・
システムを含む。本発明の一実施形態では、階層保存手段210とオペレーショ
ン・エンジン240とは、コンパイラ220、リンカ230及びオペレーション
・エンジン240を合わせた機能を実行する、コンピュータ読み取り可能媒体上
に記憶されたプログラム・コードを実行する単一のコンピュータ・システムを含
む。別の実施形態では、階層保存手段210とオペレーション・エンジン240
とは、2つ又はそれ以上の異なるプログラム・コードを実行する単一のコンピュ
ータ・システム、又は2つ又はそれ以上の異なるプログラム・コードを実行する
多数の別々のコンピュータ・システムの何れかを含むが、この場合、1つのコー
ドは階層保存手段210の機能用であり、別のコードはオペレーション・エンジ
ン240の機能用である。この実施形態では、階層保存手段210は、APIを
介してオペレーション・エンジン240にデータを選択的に送る。この実施形態
では、本発明の階層保存手段210は、有用な階層データ出力を提供するために
、現在存在するオペレーション・エンジン240と通信し、共に作動するように
修正することができる。
【0046】 上述したコンピュータ読み取り可能媒体は、ハードディスク、CD、フロッピ
ーディスク、及びサーバーメモリを始めとするいずれのコンピュータ記憶装置ツ
ールから成ってもよいがこれらに限定されるものではない。プログラム・コード
を実行するコンピュータ・システムは、オペレーション・エンジン240と階層
保存手段210との両方の場合においても、例えば、Windows NTオペレーティン
グ・システム又はSun Solarisワークステーションを実行するデスクトップ・コ
ンピュータを始めとして、相応しいものなら何れのコンピュータ・システムでも
よい。
【0047】 図3に移るが、これは図2のシステムの実施形態からの出力となる典型的な階
層データ・ファイルを単純化して示したものである。補正データ320の階層デ
ータ・ファイルは、図2のシステムが図1の単純化された集積回路レイアウト1
00に関して作動するように適用された場合に生成される補正データの単純化バ
ージョンを表している。上述のように、階層設計データ205は、階層補正デー
タ260を提供するために、オペレーション・エンジン240と共に働く階層保
存手段210に送信される。設計レイアウト310の単純化された階層データ・
ファイルは、オペレーションの実行に際して、データの増加に本発明が及ぼす最
少の効果を描くために示されている。というのは、図示のように、補正データの
階層データ・ファイル320は、入力データ・ファイル310と1対1で対応す
る構造で記憶させることができるからである。これにより、マスク生産や設計ル
ール照合のような全体的に修正された設計に関する他の機能を実行するために、
2つのデータ・ファイル310と320とを迅速に組み合わせを容易となる。
【0048】 階層保存手段210がセルをトラバースするとき、階層保存手段210は、そ
のセルがすでにトラバースされたセルと同一であるか否かを判定することにも留
意されたい。もし同一であるなら、階層保存手段は、上記セルに対するデルタ平
面を直接確定するために処理時間を割くことはない。その代わりに、階層保存手
段は、定義中の上記セルの第1インスタンスにポインタを提供することにより、
真の階層を維持する。例えば、これは、図1に示すように、同一セルであるセル
F1とF2とにより、補正データの階層データ・ファイル320により示される
。先に述べたように、本発明の一実施形態では、階層保存手段210は、深度方
向の形態で、葉ノードから最終的な親セルまで、設計データ205をトラバース
する。このように、F1はF2の前にトラバースされることになり、このセルに
対して、補正データ△F1は、ファイル320でラベル325により示されるよ
うに生成され記憶されることになる。しかしながら、セルF2がトラバースされ
るときには、F1用の補正データに対するポインタのみが記憶され、F2に関し
ては、直接的な補正データは何も処理されない。これはラベル330により示さ
れる。このように、処理時間とデータボリュームとの両方が縮小される。
【0049】 図4は、設計レイアウトの階層構造が本発明の一実施形態により維持される階
層的集積回路設計に関する論理演算又は算術演算を行う方法を、フローチャート
形式で示している。その最も単純なレベルでは、該方法はコンパイル処理とその
後に続くリンキング処理とから成っている。階層的設計データレイアウトが、ブ
ロック400に提供されると、ブロック410で、先に図2と図3に関連して述
べたやり方で設計ツリーにアクセスする。コンパイル処理はブロック415で開
始されるが、ここではツリー内の第1セルに対する階層データが入手される。次
にブロック425では、上記セルが以前に定義されているか否かが確認される。
以前に定義されている場合には、入手されたセルは、以前に定義された補正デー
タにブロック427で関連付けられ、ツリー中の次のセルがブロック415で入
手される。上記セルが以前に定義されたことがない場合には、上記セルの平坦化
された初期構造がブロック430で入手されて、ブロック435に送られ、そこ
で、その平坦化された初期データに関して、論理演算又は算術演算が実行される
。次に、修正された平坦化された初期データがブロック440に送られ、次に、
このデータは、スロック445で処理され、図2で△Jに関連して先に説明した
ように、所要の補正データを分離する。次に、分離された補正データは、ブロッ
ク450で原型設計データに対応する階層様式で記憶される。ブロック455で
は、セル全てがトラバースされたかどうかが確認される。トラバースされていた
なら、リンキング処理がブロック460で開始され、トラバースされていなかっ
た場合には、全セルがトラバースされコンパイルされるまで、ブック415でコ
ンパイルが継続される。
【0050】 リンキング処理は、コンパイル処理と同じやり方で、ブロック460で設計ツ
リーにアクセスすることから開始される。処理はブロック465で継続され、こ
こではツリー中の第1セルに対する階層データが入手される。次に、ブロック4
70で、上記セルが以前に定義されているか否かを確認する。以前に定義されて
いる場合には、入手されたセルは、以前に定義された補正データにブロック42
7で関連付けられ、ツリー中の次のセルが、ブロック465で入手される。上記
セルが、以前に定義されたことがない場合には、図2に関連して先に説明したよ
うに、上記セルの重なりがブロック475で確認される。次に、これらの重なり
区域は、ブロック480で平坦化され、その平坦化されたデータがブロック43
5に送られ、ここでは先に論じたよう平坦化されたデータに関する論理演算又は
算術演算が行われる。平坦化されたデータに関して行われたこの処理は、次に、
ブロック483で中間補正層を生成するために使用され、ブロック485で、セ
ルに対するデルタ平面が生成され、これがブロック490において階層的データ
・フォーマットで記憶される。デルタ平面は、ツリー中の各セル毎に保存する必
要のある唯一のデータである。先に述べたように、親セルとその子セルが決まる
と、親セルに対する補正情報とその子セル全部の補正データとの合計の差は、デ
ルタ平面に等しいからである。従って、その後、階層ツリーの葉は、コンパイル
時に確認された自身の補正面に等しいデルタ平面を有することとなる。ブロック
495では、ツリー内のセル全てがトラバースされたかどうかを確認する。トラ
バースされていた場合は、処理は停止し、出力データは、先に述べたように、種
々の機能のために使われるが、そうでない場合には、ツリー中の全セルがトラバ
ースされてしまうまでブロック465でリンキング処理が継続される。
【0051】 図5は、本発明の特定の実施形態が、図1の親セルF1に関してどのように論
理演算を実行するのかを示している。本例で必要とされているものは、親セルF
1に関する論理NOT演算を実行することであると仮定する。必要とされている
出力は、図5にF1(NOT)として示している。このオペレーションを直接実
行することは、図4のブロック435に関連し先に述べた方法で、図2のオペレ
ーション・エンジン240を使って、葉L1を表している平坦化されたデータに
関してNOT演算を、そして、M1を表している平坦化されたデータに関してN
OT演算を実行する。次に、これらのオペレーションの結果は、補正データが適
当なノードに関係付けられるような階層的方法で記憶される。これらの結果は、
図5にL1(NOT)及びM1(NOT)として示している。しかしながら、本
発明の教示が無ければ、単純にL1(NOT)とM1(NOT)とを合計するこ
とにより、必要とされるF1(NOT)を得ることはできない。このことを、L
1(NOT)とM1(NOT)とを合計することにより得られる、間違った結果
510により示している。
【0052】 本発明の一実施形態は、正しい補正結果F1(NOT)を入手するために、次
のようにオペレーションを行う。図2を参照すると、階層的設計データ205は
、この単純な本例では、親セルF1を表すデータのみから構成されているが、こ
のデータ205は、階層保存手段210のコンパイラ220に送られる。コンパ
イラ220は、葉L1を表す平坦化されたデータを、オペレーション・エンジン
240に送るが、この場合、エンジン240は、供給されたデータに関して論理
NOT演算を実行して、葉L1のNOTを表す平坦化されたデータを戻す。上に
述べたように、コンパイラ220は次にL1に対する補正データを生成して、こ
のデータを階層的補正データ・ファイル260に記憶する。同じ処理が、葉M1
についても繰り返される。親セルF1に関係する初期の幾何学形状が無いので、
親セルF1のコンパイルは、F1に対する補正データを生成しない結果となる。
F1のコンパイルの後、リンカ230が働いて、リンキングステップ中に親セル
F1に対するデルタ平面520を生成するが、これについては図6に関連して後
で詳しく説明する。デルタ平面520は、L1(NOT)及びM1(NOT)と
合計されたとき、図5に示すように正しい要求される結果F1(NOT)が得ら
れるように生成される。このデルタ平面データは、親セルF1に関係付けられる
ように、階層的補正データ・ファイル260に階層的に記憶される。本例は、本
発明の1実施形態を、サンプルICレイアウトに関する特定の論理演算を実行す
る際に使用することについて示したものにすぎない。従って、本発明の本実施形
態は、階層的方法で記述されたICレイアウトであれば如何なるICレイアウト
でも、如何なる論理演算をも実行に用いることができるのは明らかである。
【0053】 図6は、図5のデルタ平面520が本発明の一実施形態によりどのように生成
されるかを帰納的に示している。図2に戻りこれを参照すると、オペレーション
・エンジン240が、コンパイルステップ中に葉セルL1及びM1の平坦化され
た初期データに関してそれぞれに論理NOT演算を実行した後、階層保存手段2
10は、親F1のリンキング中に作動して親セルと平坦化されたこれらの区域内
に重なり区域を発見600し、重なり区域640を生成する。重なり区域640
に対するこの平坦化されたデータは、次にブロック610でオペレーション・エ
ンジン240に送られ、重なり650のNOTが、オペレーション・エンジン2
40により生成される。次に、論理NOT演算が、親F1に関して実行され、ブ
ロック620で平坦化された形式のF1(NOT)を生成する。最後に、デルタ
平面520は、重なり区域650のNOTと平坦化されたF1(NOT)との間
の差をとることにより生成され、このデルタデータは階層的補正データ・ファイ
ル260に記憶される。
【0054】 OPC補正されたレイアウトを生成するためのシステムに、本発明を使用する
ことについてこれより説明する。先に述べたように、集積回路設計の造形が次第
に小型になるにつれ、光学的リソグラフィの解像限界が露光処理に及ぼす影響が
増大する。例えば、回路形質のパターン現像における差は、形質相互間の近接度
に左右されることが確認されている。近接効果は、間隔が非常に近接したパター
ン形質がウェーハのレジスト層にリソグラフィ転写されるときに起きる。間隔が
非常に近接した形質部分の光波は相互作用しあって、その結果最終的転写パター
ン形質に歪が生じる。形質のサイズと間隔とがリソグラフィ・ツールの解像限界
に近づいたときに起きる別の問題は、角(凹及び凸)がそれぞれの角にエネルギ
ーが集中又は不足することにより過剰露光又は過小露光する傾向が強いというこ
とである。大型形質及び小型形質が同じマスク・パターンから転写される時には
、小型形質の過剰露光又は過小露光という別の問題も起きる。
【0055】 近接効果の問題を解決するために多くの方法が開発されてきた。これらの方法
には、マスク配線幅の予補償、フォトレジスト層厚の可変化、多重層フォトレジ
スト処理の使用、光学的結像と共に電子ビーム結像を使用すること、そして最後
には、近接効果を補正するために原型マスク・パターンに付加的な形質を加える
ことが含まれる。この最後の方法は光学的近接補正(OPC)として知られてい
る。
【0056】 図7は、設計レイアウトに対して行うことが可能な光学的近接補正の例を示し
ている。OPCが使用されるときに原型マスクに加えられる追加形質は、通常サ
ブ・リソグラフィ(即ち、露光ツールの解像度より小さな寸法を有する)であり
、従ってレジスト層に転写されない。代わりに、それらは、最終的に転写される
パターンを改良し近接効果を補正するように、原型パターンと相互作用し合う。
例えば、図7に示すように、所要パターン710が、近接効果に対する補正無し
にリソグラフィ転写された場合には、実際にはパターン720のようになる。O
PC手法を用いると、正のセリフ732と負のセリフ734とが所要パターン7
10に加えられて、近接効果を補正するために必要なマスク730を形成するこ
とができる。同様に、図7では、典型的な所要トランジスタ・ゲート・パターン
740上の近接歪の効果を、実際に転写されたパターン750と752により示
している。ハンマーヘッド762、補助棒764、及びバイアス棒766により
表されるOPC補正が。原型の所要マスク・パターンに加えられると、原型の所
望形状がより正確に転写されることになる。トランジスタ・ゲートの場合、ハン
マーヘッド形状762は、配線の端が短くなるという影響を排除して、ゲートの
ポリシリコン部が、アクティブ領域742を越えて確実に延びるように設計され
ている。補助棒764は、転写されたゲートパターンの幅を縮小させる傾向にあ
る分断ゲート効果を補正するよう設計されている。最後に、バイアス棒766は
、追加的な転写パターン752により示される、密に詰め込まれたゲートの影響
を排除するために設計されている。幾つかの例では、現に存在するOPCプロダ
クトは、ルールをベースとしたアルゴリズムを用いて特定の幾何学形状に対する
近接補正を生成する。このタイプのシステムでは、設計レイアウトは、予め定め
られたレイアウト・パターンについて分析され、先に述べたタイプのOPC形質
の内の1つが、設計レイアウトのその区域に対して生成される。しかしながら、
本発明の一実施形態とは違い、以前のOPCプロダクトは原型設計レイアウトの
真の階層的データ構造を維持する能力は無い。
【0057】 IC設計レイアウトに対するOPC補正の生成に供されると同時に、原型設計
レイアウトの真の階層的データ構造を維持することが可能な本発明の一実施形態
について、図8を参照し、以下に説明する。図8のシステムは、図2と図4それ
ぞれにつき説明したシステム及び方法の特定の実施形態であるので、この説明に
は、参考として図2及び図4についての上記説明が含まれる。
【0058】 図8において、集積回路チップ設計800は、階層設計データ810により表
されており、それは一実施形態ではGDS−IIデータ・フォーマットで表されて
いる。設計データ810は、本発明の一実施形態を組み入れているOPCアルゴ
リズム840を実行するコンピュータ・システムに対する入力として提供される
。コンピュータ・システム840は図2と図4に関連し先に説明した方法で階層
的補正データ845を作り出すために作動する。これに関連して、コンピュータ
・システム840は図2の階層保存手段210とオペレーション・エンジン24
0との両方を含んでいるが、コンピュータ・システム840のこのオペレーショ
ン・エンジン240は、入力設計データ810に関し作動して光学的近接補正を
行う、明確に定義されたOPCオペレーション・エンジン240である。
【0059】 図8に示すように、出力階層的補正データ845は、OPC補正設計の設計ル
ール照合を行うために、原型設計データ810と共に従来型の設計ルール・チェ
ッカー850に送られる。同様に、この出力は、ブロック860に示すように設
計データ810を補正データ845に組み合わせることにより、リソグラフィ・
マスクを作るのに使うこともできる。次に、この組み合わされたデータは、平坦
化されて、EB装置が作動してマスク870を作るために、ブロック865に示
すようにEB装置に書き込まれる。
【0060】 図8のシステムの一実施形態では、コンピュータ・システム840は、コンパ
イラ220、リンカ230、及びOPCオペレーション・エンジン240の機能
を果たすコンピュータ読み取り可能媒体上に記憶されたコンピュータ・プログラ
ム・コードを実行する。別の実施形態では、コンピュータ・システム840は、
2つ又はそれ以上の異なるプログラム・コードを実行する単一のコンピュータ・
システム、又は2つ又はそれ以上の異なるプログラム・コードを実行する多数の
個別コンピュータ・システムの何れかを含むが、1つのプログラム・コードは階
層保存手段210の機能用のもので、別のプログラム・コードはOPCオペレー
ション・エンジン240の機能用である。この実施形態では、階層保存手段21
0は、APIを介してOPCオペレーション・エンジン240にデータを選択的
に送る。この実施形態を用いる場合は、本発明の階層保存手段210は、階層デ
ータ出力を役立てるために、現に存在しているOPCオペレーション・エンジン
240と通信し作動するように修正することもできる。
【0061】 上記のコンピュータ読み取り可能媒体は、ハードディスク、CD、フロッピー
ディスク、及びサーバーメモリを始めとする何れのコンピュータ記憶装置ツール
を含んでもよいが、これらに限定される訳ではない。プログラム・コードを実行
するコンピュータ・システムは、OPCオペレーション・エンジン240と階層
保存手段210との両方の場合においても、例えばWindows NTオペレーティング
・システム又はSun Solarisワークステーションを実行するデスクトップ・コン
ピュータを始めとして、相応しい何れのコンピュータ・システムで構成してもよ
い。
【0062】 単に、階層的入力が与えられることによりOPC補正行うオペレーション・エ
ンジンは、当分野で公知である。図8のシステムの一実施形態では、OPCエン
ジン240は、システムのユーザーが制御できる方法でOPC形質を生成するこ
とが可能な、ルールをベースとしたOPCである。例えば、ユーザーは、使用す
べき補正ルール、及び 設計レイアウトに使用すべき形質のサイズを定義するこ
とができる。更に、システムの一実施形態では、バイアス配線766の場所とサ
イズとを、補正中のICパターン形質のサイズとピッチとにより変え、及び/又
は、トランジスタ・ゲート領域のような設計の重大な区域だけに使用を限定する
こともできる。更に、本システムの別の実施形態では、OPCエンジン240は
、トランジスタ・ゲートのような重大区域に範囲を限定した方法又は全体的なI
C設計に範囲を広げた方法の何れでも、補助形質764を応用することもできる
。更に本システム別の実施形態では、OPCエンジンは、重大区域に補正形質を
選択的に配置すると同時に、正確な回路性能のためには補正形質を必要としない
区域にはそれらを配置しないようにもできる。本実施形態の一例では、OPCエ
ンジンはバイアス及び補助形質をトランジスタ・ゲートに配置するように制限し
、ポリシリコンゲート層の重要でない連結領域は補正されないままとすることも
できる。また。他の例では、OPCエンジンは重大なトランジスタ・ゲート線端
を区別して、ハンマーヘッド補正をこれらの区域に適用して線端が短くなるのを
緩和する。最後に、本発明の他の実施形態では、OPCオペレーション・エンジ
ンは、本願で先に援用したファン・チェン・チャン、ヤオ・ティン・ワン、ヤゲ
ンシュ・C・パティの発明になる1997年9月17日出願の出願番号第08/
931,921号「位相シフト回路製造方法及び装置」と題する米国特許出願に
開示されているもののような位相シフト・マスクのOPC補正に供することもで
きる。
【0063】 図9は、図8のシステムの一実施形態が、図1の葉セルJ1とK1との初期幾
何学形状のOPC補正にどのように供されているかを示している。親セルE1の
補正されていない葉セルJ1とK1とを示している。J1の平坦化された初期幾
何学形状データが、階層保存手段210に送られると、コンパイラ220はOP
Cエンジン240と共に作動して、図2に関連し先に論じた方法で補正面△J1
を準備する。この事例では、OPCエンジンは、マスクが生産されウェーハを露
光するために使用されるとき正しい結果を出すためには、J1の初期幾何学形状
が正のセリフ905を必要とすることを、自身のルール定義に基づき決定してい
る。同じ処理が、補正面△K1を生成するために、K1の平坦化された初期幾何
学形状に関しても実行されるが、ここでもやはり正のセリフ905が含まれてい
る。次に、これらのセルの各々は、先に述べたように、リンカ230によりリン
クされて各セル毎にデルタ平面を生成する。これらのセルは葉ノードであり重な
り区域を持たないので、それら各自のデルタ平面は、それらのコンパイルされた
補正面に等しい。更に、補正された葉セル910と920を示しているが、それ
らはJ1+△J1、及びK1+△K1をそれぞれ表している。
【0064】 図10(a)−(b)は、本発明の一実施形態による、図4の方法が、OPC
オペレーションに関し、図1の親セルE1内の重なり区域に対して、どのように
中間補正層を生成するかを示している。図10(a)は、補正済みの葉セルJ1
910と、補正済みの葉セルK1 920の間の重なり区域1000とを示し
ている。図2及び図4に関連し先に述べたように、セルE1に対するリンキング
処理中に、この重なり区域が確認され、この区域に対応するデータが平坦化され
る。平坦化された重なり区域は、次に、中間補正面1020を準備するために、
上記データに関し作動するOPCオペレーション・エンジン240に送信される
。ここに述べた事例のように、離散量が重ね合わされている初期構造では、負の
セリフ1010が中間補正面用に準備されることに留意されたい。図10(b)
に関連し以下に説明する状況では、代理親セルE1が図示されており、補正され
た葉セルK1及びK2は、それぞれ910bと920bとして示されている。こ
の状況は2つの補正済み初期幾何学形状間の重なりが微小であることを示してい
る。本発明の一実施形態では、中間補正面1020bは、エッジ突合せ効果を補
償するために−2層が準備されるように、これらの微小の重なり状況のために提
供される。
【0065】 図11は、本発明の一実施形態によるOPCオペレーションに対し、図4の方
法が、図1の親セルのデルタ平面をどのように生成するかを示している。ブロッ
ク1100により説明するように、セルE1についてのリンクステップで、E1
内の重なり区域が確認され、その区域データが平坦化される。これを重なり区域
1000として示している。次に、ブロック1110により説明するように、こ
の重なり区域1100に対する中間補正面1020が、図10(a)に関し先に
説明したように生成される。ブロック1120では、E1の子セル全ての補正面
910と920とが合計され、合計された子セルの補正データ1140を生成す
る。ブロック1130により説明する最後のステップは、セルE1に対するデル
タ平面1150を生成して、このデータを階層的に記憶する。これは、一実施形
態では、合計された子セルの補正データ1140を中間補正面1020から引い
て、デルタ平面1150を求めることにより実現される。図11には、セルE1
の最終的補正面1160も示しているが、これは先に定義したように、ここでは
OPCである特定のオペレーションをセルに対し正しく適用するために、セル設
計データに適用する必要がある補正の総計を表している。補正面1160は、E
1のデルタ平面にE1の子セルJ1とK1それぞれの補正面910と920とを
加えたもので構成される。
【0066】 図12は、本発明の一実施形態を使って、設計レイアウトにOPC補正を提供
するための方法を示している。ブロック1200で、集積回路設計レイアウトが
まず提供される。この設計レイアウトに対応する階層フォーマットの設計データ
が、次に、システムに送られるが、このシステムはブロック1205に示すよう
に図8のシステムにより設計データに関するルールを基本としたOPC補正を行
う。図8のシステムが上に説明したように階層的補正データの出力を生成し、こ
の補正データは、原型設計データに組み合わされてブロック1210に示すよう
に、階層的に記述されたルールを基本とするOPC補正設計データを生成する。
この補正済み設計データを使って、ブロック1215で、この補正済み設計デー
タが作り出すことになるマスクの模擬画像が生成される。このシミュレーション
は、それぞれ先に本願でも援用しているが、ファン・チェン・チャン、ヤオ・テ
ィン・ワン、ヤゲンシュ・C・パティの発明になる1997年9月17日出願の
出願番号第60/059,306号「マスクの照合、補正、並びに設計ルール照
合」と題する米国仮特許出願、ファン・チェン・チャン、ヤオ・ティン・ワン、
ヤゲンシュ・C・パティの発明になる1998年9月16日出願の「マスクの照
合、補正、並びに設計ルール照合」と題する米国特許出願、及び 更に明確には
ファン・チェン・チャン、ヤオ・ティン・ワン、ヤゲンシュ・C・パティ、及び
リナード・カークリンの発明になる1998年8月7日出願の「視認検査と照合
システム」と題する米国特許出願に概括的に説明されたようなホプキンス方程式
を基本とするシミュレーション機器を使って生成することができる。
【0067】 次に、補正マスクの模擬画像は、ブロック1220で、必要とされる設計画像
と比較され、ブロック1225に示すように最初のルールを基本としたOPC補
正がユーザーの定義した設計パラメータのセットの範囲内で設計を補正するのに
十分であるか否かが判定される。この比較を実行するための方法は「マスクの照
合、補正、及び設計ルール照合」と題する先に述べた米国仮特許出願及び同名の
米国実用特許出願に開示されている。比較の結果が設計パラメータは達成された
とするものであれば、ブロック1235に示すように、補正済みの設計データは
、特定の集積回路設計に対して確立された設計ルールのあらゆる違反に対して補
正済みデータを分析する設計ルール・チェッカーに入力されることになる。補正
済み設計が、設計ルールの範囲内にある場合は、補正済みデータは平坦化されて
、ブロック1245に示すようにEB装置を使ってマスクが製作される。設計ル
ールが満たされなかった場合、ブロック1250に示すようにマスクを設計し直
すか否かに関する決定が下される。
【0068】 決定がマスクの設計し直しは行わずインタラクティブな補正処理を継続するこ
とにより問題の解決を図ろうというものであれば、モデルベースのOPCアルゴ
リズムが補正設計に関し実行される。同様に、原型補正済み設計データが、ブロ
ック1225の設計パラメータを満たさない場合には、原型補正済み設計データ
はモデルベースのOPCアルゴリズムに入力される。モデルベースのOPCアル
ゴリズムは、次にブロック1230に示すように、原型補正済み設計に対して、
より細かい仕様の補正を実行する為に使われる。モデルベースのOPC補正設計
は、次に、ブロック1215に送られ、ここでモデルベースのOPC補正設計の
模擬画像が作られ、所望される設計と再度比較される。OPC補正設計を設計の
分析のために従来型の設計ルール・チェッカープロダクトに入力する前に、モデ
ルベースのOPC補正が行われた設計の模擬画像は、従来型の設計ルール・チェ
ッカーに受入れられるフォーマットへと処理さる必要がある。これを行う1つの
方法は、エッジ照合手法に基づく模擬画像のマンハッタン幾何学表現を生成する
ことであるが、これについては先に挙げ、本願に援用している「マスク照合、補
正、及び設計ルール照合」と題する米国仮特許出願、並びに同名の米国実用特許
出願により詳しく説明されている。この全体処理過程は、ユーザーが定義した設
計パラメータ及び回路仕様設計ルールの両方を満たす補正設計が作り出されるま
で継続される。
【0069】 この処理の一実施形態では、モデルベースのOPCアルゴリズムは、ユーザー
が定義した入力に応答可能である。例えば、一実施形態では、ユーザーは、デー
タボリュームと全体的な処理速度を制御するために適用したいと考えている補正
の複雑性レベルを制御することができる。同様に、別の実施形態では、ユーザー
はモデルベースのアルゴリズムにより適用される補正形状のサイズを制御するこ
とができる。更に、別の実施形態では、ユーザーはアルゴリズムにより適用され
る補正基準を定義することができる。
【0070】 残る図13から図19は、階層的入力IC設計レイアウトに対するOPC補正
を提供するために、本発明の一実施形態を実行しているコンピュータ・システム
からのスクリーン・スナップショットの例を示している。例えば図13は、OP
C補正予定の入力設計レイアウトのスクリーン・スナップショットの一例を示す
。設計プログラムのユーザーインターフェース1300は、設計ウインドウ13
30を含むが、ここにはIC設計レイアウトの補正される部分が示されている。
設計レイアウトには、拡散層1390と初期構造のようなポリシリコン構造の層
1320が含まれている。セル1310は、図1のサンプルの親セルE1及びF
1と同じであるが、これも設計ウインドウ1330に描かれている。
【0071】 図14は、図13の入力設計に対しOPC補正を提供するために、本発明の一
実施形態を実行しているコンピュータ・システムからの最終的な出力のスクリー
ン・スナップショットの一例を示す。ユーザー・インターフェースの設計ウイン
ドウ1330は、OPC補正済みの初期構造1320を含むセル1310を示し
ている。セル1310は、ハンマーヘッド1410、補助配線1420、バイア
ス配線1430、正のセリフ1440、及び負のセリフ1450のようなOPC
形状を含む。図14に示す出力は、設計全体への全OPC効果を補正するために
なされるべき補正の全てを表している。こうして、これらの補正は、本発明のこ
の実施形態での最終的なリンク済みの出力を表すが、ここでは階層中におけるセ
ル間の全ての重なりが既に解像され、補正されている。図14に示すOPC形状
を、図14のスクリーンスナップの例をズームした図15により詳しく示す。
【0072】 図16は、OPC補正を提供するために本発明の一実施形態を実行しているコ
ンピュータ・システムからの−1OPC補正層のスクリーン・スナップショット
の例を示している。この層は、補助配線1420、バイアス配線1430、及び
負のセリフ1450を含むセル1310に対する補正を含んでいる。
【0073】 図17は、OPC補正を提供するために本発明の一実施形態を実行しているコ
ンピュータ・システムからの+1OPC補正層のスクリーン・スナップショット
の例を示している。この層は、ハンマーヘッド1410、補助配線1420、及
び正のセリフ1440を含むセル1310に対する補正を含んでいる。
【0074】 図18は、OPC補正を提供するために本発明の一実施形態を実行しているコ
ンピュータ・システムからの−2OPC補正層のスクリーン・スナップショット
の例を示している。この層は、エッジ突合せ補正形質1810を含むセル131
0に対する補正を含んでいる。
【0075】 図19は、本発明の一実施形態を実行しているコンピュータ・システムにより
、OPC補正された個別セル1310のスクリーン・スナップショットの一例を
示す。設計ウインドウ1330は、リンクされた補正層が適用された状態のセル
1310を示している。セル1310に適用された補正にはハンマーヘッド14
10、補助配線1420、正のセリフ1440、及び負のセリフ1450が含ま
れている。セル1310に対する補正は図14に示すものとは異なり、図14で
は設計全体への補正全てを表現しているが、図19ではセル1310を個別に補
正するために必要な補正しか示していない。換言すれば、図19に示す補正は、
セル1310と他の隣接するセルとの間の相互作用を考慮していないということ
である。例えば、図14のバイアス配線1430が図19には無いことに注目さ
れたい。
【0076】 本発明の説明に役立つ実施形態につき、添付の図面を参照しながらここで詳細
に記述してきたが、本発明はこれらの実施形態だけに限定されないことを理解さ
れたい。それらは本発明を開示された厳密な形態に限定したり制限したりするこ
とを意図するものではない。このように、多くの修正及び変更のできることは当
業者には明らかであろう。従って、本発明の範囲は上記請求の範囲及びその均等
物によって定義されるものとする。
【図面の簡単な説明】
図面は、例により発明を説明するものであり、限定を加えるものではない。類
似符号は同様の構成要素を指す。
【図1】 単純な集積回路設計レイアウト及び上記レイアウトの階層ツリー表現を示す図
である。
【図2】 本発明の一実施形態のシステムレベルの描写を示す図である。
【図3】 図2のシステムからの出力となる典型的な階層的データ・ファイルの簡潔な表
現を示す図である。
【図4】 本発明の一実施形態による、設計レイアウトの階層構造が維持される、階層的
集積回路設計に関する論理演算又は算術演算を実行する方法をフローチャート形
式で示す図である。
【図5】 本発明の一実施形態による、図4の方法が、図1の親セルの1つに関してどの
ように論理NOT演算に備えるかを示す図である。
【図6】 本発明の一実施形態による、図4の方法が、論理NOT演算に関する図1におけ
る親セルの1つのデルタ平面を、どのように生成するかを示す図である。
【図7】 設計レイアウトに対し行うことのできる光学的近接補正の例を示す図である。
【図8】 本発明の一実施形態による、設計レイアウトにOPC補正を提供するためのシ
ステムを示す図である。
【図9】 図8のシステムの一実施形態が、図1におけるセルの1つの初期幾何学形状の
OPC補正にどのように備えるかを示す図である。
【図10(a)】 本発明の一実施形態による図4の方法が、OPCオペレーションのための図1
における親セルの1つの重なり区域に対してどのように補正層を生成するかを示
す図である。
【図10(b)】 本発明の一実施形態による図4の方法が、OPCオペレーションのための図1
における親セルの1つの重なり区域に対してどのように補正層を生成するかを示
す図である。
【図11】 本発明の一実施形態による図4の方法が、OPCオペレーションのための図1
における親セルの1つのデルタ平面をどのように生成するのかを示す図である。
【図12】 本発明の一実施形態を使って、集積回路設計レイアウトに対してOPC補正を
提供するための更なる方法を示す図である。
【図13】 入力設計レイアウトのOPC補正を提供するために、本発明の一実施形態を実
行するコンピュータ・システムからの入力設計レイアウトのスクリーン・スナッ
プショットの一例を示す図である。
【図14】 図13の入力設計に対してOPC補正を提供するために本発明の一実施形態を
実行するコンピュータ・システムからの最終的な出力のスクリーン・スナップシ
ョットの一例を示す図である。
【図15】 図14の最終的な出力のスクリーン・スナップショットの一例を拡大して示し
た図である。
【図16】 OPC補正を提供するために本発明の一実施形態を実行するコンピュータ・シ
ステムからの−1OPC補正層のスクリーン・スナップショットの一例を示す図
である。
【図17】 OPC補正を提供するために本発明の一実施形態を実行するコンピュータ・シ
ステムからの+1OPC補正層のスクリーン・スナップショットの一例を示す図
である。
【図18】 OPC補正を提供するために本発明の一実施形態を実行するコンピュータ・シ
ステムからの−2OPC補正層のスクリーン・スナップショットの一例を示す図
である。
【図19】 本発明の一実施形態を実行するコンピュータ・システムによりOPC補正され
た個々のセルのスクリーン・スナップショットの一例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 60/069,549 (32)優先日 平成9年12月12日(1997.12.12) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/130,996 (32)優先日 平成10年8月7日(1998.8.7) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/154,397 (32)優先日 平成10年9月16日(1998.9.16) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/153,783 (32)優先日 平成10年9月16日(1998.9.16) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ワン ヤオ チン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94086 サニーヴェイル コート マデラ アベニュー 970−#311 (72)発明者 パティー ヤージェンシュ シー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94024 ロス アルトス アムバー レー ン 816 Fターム(参考) 2H095 BB01 BB03 5B046 AA08 BA06 5F064 BB03 BB04 BB05 BB06 BB07 DD03 DD04 DD10 HH05 HH06 HH10 HH11 HH12 HH13 HH14 【要約の続き】 行されるレイアウトを、従来型の設計基準チェッカー (850)によって処理できる。更に、本方法は、明視 野並びに暗視野設計、及び位相シフト・レイアウトを始 めとする全てのタイプのレイアウトに適用することがで きる。

Claims (92)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルを含む階層的に記述された集積回路レイアウトに
    関する特定のオペレーティング基準のセットに従ってオペレーションを実行する
    ためのシステムにおける、コンピュータ読み取り可能媒体を含むコンピュータ・
    プログラム・プロダクトであって、階層的に記述されたレイアウトに対応する階
    層的に形成された補正データを含む第1プログラム・データを備え、上記第1プ
    ログラム・データが平坦化されたレイアウトに適用された場合には、レイアウト
    に関するオペレーションを実行した結果を表すデータを含む出力が生成されるこ
    とを特徴とするコンピュータ・プログラム・プロダクト。
  2. 【請求項2】 上記第1プログラム・データが、複数のセルに対応する複数
    のデルタ平面を含み、特定のセルの上記デルタ平面は、上記特定のセルの補正面
    と上記特定のセルの子セルに対応するデルタ平面との差を表すデータを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト。
  3. 【請求項3】 上記複数のセルの各セルに対する補正面が、上記補正面が平
    坦化されたセル・データに適用された場合には、セルに関するオペレーションを
    実行した結果を表す出力データを生成するデータを含むことを特徴とする請求項
    2に記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト。
  4. 【請求項4】 上記階層的に記述された集積回路レイアウト中の各セルに対
    する上記デルタ平面が、上記セルの各子セル間の相互作用、及び上記セルの初期
    幾何学形状と上記セルの各子セル間の相互作用を考慮に入れていることを特徴と
    する請求項3に記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト。
  5. 【請求項5】 上記第1プログラム・データが、算術的に記述されたデルタ
    平面のセットを含むことを特徴とする請求項2に記載のコンピュータ・プログラ
    ム・プロダクト。
  6. 【請求項6】 上記第1プログラム・データが、論理的に記述されたデルタ
    平面のセットを含むことを特徴とする請求項2に記載のコンピュータ・プログラ
    ム・プロダクト。
  7. 【請求項7】 上記オペレーションが、論理演算及び算術演算を含むオペレ
    ーションのグループの内の1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のコンピ
    ュータ・プログラム・プロダクト。
  8. 【請求項8】 上記第1プログラム・データが、GDS−IIデータファイル
    により記述されたデータを含むことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ
    ・プログラム・プロダクト。
  9. 【請求項9】 上記第1プログラム・データが、光学的近接効果に対しレイ
    アウトを補正するデータを含むことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ
    ・プログラム・プロダクト。
  10. 【請求項10】 上記第1プログラム・データが、レイアウトに関し実行さ
    れる論理演算のための、レイアウトを補正するデータを含むことを特徴とする請
    求項1に記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト。
  11. 【請求項11】 上記論理演算が、AND、NOT、OR、NOR、及びN
    ANDを含む論理演算のグループの内の1つを含むことを特徴とする請求項10
    に記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト。
  12. 【請求項12】 上記レイアウトが、明視野レイアウトと暗視野レイアウト
    の内の1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ・プログラム
    ・プロダクト。
  13. 【請求項13】 上記レイアウトが、位相シフト・レイアウトを含むことを
    特徴とする請求項1に記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト。
  14. 【請求項14】 階層的に記述された集積回路レイアウトに関するオペレー
    ションを実行する方法において、 複数のセルを含む階層的に記述された集積回路レイアウトを第1入力として提
    供するステップ、 特定のオペレーティング基準のセットを第2入力として提供するステップ、 上記レイアウトに関する上記特定のオペレーティング基準のセットに従ってレ
    イアウト・オペレーションを実行するステップ、及び 上記レイアウト・オペレーションに応じて階層的に記述されたレイアウトに対
    応する階層的に形成された補正データを含む第1プログラム・データを生成し、
    第1プログラム・データが平坦化されたレイアウトに適用された場合には、レイ
    アウトに関するオペレーションを実行した結果を表すデータを含む出力が生成さ
    れるようにするステップを含むことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 上記第1プログラム・データが、複数のセルに対応する複
    数のデルタ平面を含み、複数のセルの上記デルタ平面は、特定のセルの補正面と
    上記特定のセルの子セルに対応するデルタ平面との間の差を表すデータを含むこ
    とを特徴とする請求項14に記載の階層的に記述された集積回路レイアウトに関
    するオペレーションを実行する方法。
  16. 【請求項16】 上記複数セルの各々のセルに対する補正面が、上記補正面
    が平坦化されたセル・データに適用された場合には、セルに関するオペレーショ
    ンを実行した結果を表す出力データを生成するデータを含むことを特徴とする請
    求項15に記載の階層的に記述された集積回路レイアウトに関するオペレーショ
    ンを実行する方法。
  17. 【請求項17】 上記階層的に記述された集積回路レイアウト中の各セルに
    対する上記デルタ平面が、上記セルの各子セル間の相互作用、及び上記セルの初
    期幾何学形状と上記セルの各子セル間の相互作用を考慮に入れていることを特徴
    とする請求項16に記載の階層的に記述された集積回路レイアウトに関するオペ
    レーションを実行する方法。
  18. 【請求項18】 上記第1プログラム・データが、算術的に記述されたデル
    タ平面のセットを含むことを特徴とする請求項15に記載の階層的に記述された
    集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行する方法。
  19. 【請求項19】 上記第1プログラム・データが、論理的に記述されたデル
    タ平面のセットを含むことを特徴とする請求項15に記載の階層的に記述された
    集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行する方法。
  20. 【請求項20】 上記第1プログラム・データが、複数のセルに対応する複
    数のデルタ平面を含み、更に上記第1プログラム・データを生成するステップが
    、 特定のオペレーティング基準のセットに応じて複数のセルの各セル毎に第1補
    正層を生成することを含む、階層的に記述されたレイアウトをコンパイルするス
    テップ、及び 各セルのデルタ平面が上記セルの各子セル間の相互作用及びセルの初期幾何学
    形状と上記セルの各子セル間の相互作用を考慮に入れるように各セル毎にデルタ
    平面を生成するために、特定のオペレーティング基準のセットに応じて各セルの
    補正層を修正することを含む、階層的に記述されたレイアウトをリンクするステ
    ップを含むことを特徴とする請求項14に記載の階層的に記述された集積回路レ
    イアウトに関するオペレーションを実行する方法。
  21. 【請求項21】 上記レイアウト内の各セル毎に、上記セルのデルタ平面と
    上記セルの子セルのデルタ平面との和が上記セルの補正面を構成し、複数のセル
    中の各セルに対する補正面は、上記補正面が平坦化されたセル・データに適用さ
    れた場合には、セルに関するオペレーションを実行した結果を表す出力データを
    生成するデータを含むことを特徴とする請求項20に記載の階層的に記述された
    集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行する方法。
  22. 【請求項22】 上記コンパイルするステップが、レイアウトを深度方向に
    トラバースすることを含むことを特徴とする請求項20に記載の階層的に記述さ
    れた集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行する方法。
  23. 【請求項23】 上記リンクするステップが、レイアウトを深度方向にトラ
    バースすることを含むことを特徴とする請求項20に記載の階層的に記述された
    集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行する方法。
  24. 【請求項24】 第1の補正されたレイアウトを記述する第2プログラム・
    データを作るために、上記第1プログラム・データを、集積回路レイアウトを記
    述するデータに組み合わせるステップ、 上記第2プログラム・データを設計ルール・チェッカーに提供するステップ、
    及び 上記第1の補正されたレイアウトが集積回路設計ルールの範囲内に在るかどう
    かを確認するために上記設計ルール・チェッカーを作動させるステップを更に含
    むことを特徴とする請求項14に記載の階層的に記述された集積回路レイアウト
    に関するオペレーションを実行する方法。
  25. 【請求項25】 上記第1プログラム・データがコンピュータ読み取り可能
    媒体によって提供されることを特徴とする請求項14に記載の階層的に記述され
    た集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行する方法。
  26. 【請求項26】 上記オペレーションが、論理演算及び算術演算を含むオペ
    レーションのグループの内の1つを含むことを特徴とする請求項14に記載の階
    層的に記述された集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行する方法。
  27. 【請求項27】 上記第1プログラム・データが、GDS−IIデータファイ
    ルにより記述されたデータを含むことを特徴とする請求項14に記載の階層的に
    記述された集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行する方法。
  28. 【請求項28】 上記第1プログラム・データが、光学的近接効果に対しレ
    イアウトを補正するデータを含むことを特徴とする請求項14に記載の階層的に
    記述された集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行する方法。
  29. 【請求項29】 上記第1プログラム・データが、レイアウトに関し実行さ
    れる論理演算に対しレイアウトを補正するデータを含むことを特徴とする請求項
    14に記載の階層的に記述された集積回路レイアウトに関するオペレーションを
    実行する方法。
  30. 【請求項30】 上記論理演算が、AND、NOT、OR、NOR、及びN
    ANDを含む論理演算のグループの内の1つを含むことを特徴とする請求項29
    に記載の階層的に記述された集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行
    する方法。
  31. 【請求項31】 上記レイアウトが、明視野レイアウトと暗視野レイアウト
    の内の1つを含むことを特徴とする請求項14に記載の階層的に記述された集積
    回路レイアウトに関するオペレーションを実行する方法。
  32. 【請求項32】 上記レイアウトが、位相シフト・レイアウトを含むことを
    特徴とする請求項14に記載の階層的に記述された集積回路レイアウトに関する
    オペレーションを実行する方法。
  33. 【請求項33】 マシンにより読み出し可能であり、且つ、階層的に記述さ
    れた集積回路レイアウトに関するオペレーションを実行するための方法ステップ
    を実行するために上記マシンによって実行可能な命令のプログラムを明確に具体
    化しているプログラム記憶装置であって、上記方法が、 複数のセルを含む階層的に記述された集積回路レイアウトを第1入力として提
    供するステップ、 特定のオペレーティング基準のセットを第2入力として提供するステップ、 上記レイアウトに関する上記特定のオペレーティング基準のセットに従ってレ
    イアウト・オペレーションを実行するステップ、及び 上記レイアウト・オペレーションに応じて階層的に記述されたレイアウトに対
    応する階層的に形成された補正データを含む第1プログラム・データを生成し、
    第1プログラム・データが平坦化されたレイアウトに適用された場合には、レイ
    アウトに関するオペレーションを実行した結果を表すデータを含む出力を生成す
    るステップを含むことを特徴とする、マシンにより読み出し可能なプログラム記
    憶装置。
  34. 【請求項34】 上記第1プログラム・データが、複数のセルに対応する複
    数のデルタ平面を含み、特定のセルの上記デルタ平面は、特定のセルの補正面と
    上記特定のセルの子セルに対応するデルタ平面との間の差を表すデータを含むこ
    とを特徴とする請求項33に記載のマシンにより読み出し可能なプログラム記憶
    装置。
  35. 【請求項35】 上記複数のセルの各セルに対する補正面が、上記補正面が
    平坦化されたセル・データに適用された場合には、セルに関するオペレーション
    を実行した結果を表す出力データを生成するデータを含むことを特徴とする請求
    項34に記載のマシンにより読み出し可能なプログラム記憶装置。
  36. 【請求項36】 上記階層的に記述された集積回路レイアウト中の各セルに
    対する上記デルタ平面が、上記セルの各子セル間の相互作用、及び上記セルの初
    期幾何学形状と上記セルの各子セル間の相互作用を考慮に入れていることを特徴
    とする請求項35に記載のマシンにより読み出し可能なプログラム記憶装置。
  37. 【請求項37】 上記第1プログラム・データが、算術的に記述されたデル
    タ平面のセットを含むことを特徴とする請求項34に記載のマシンにより読み出
    し可能なプログラム記憶装置。
  38. 【請求項38】 上記第1プログラム・データが、論理的に記述されたデル
    タ平面のセットを含むことを特徴とする請求項34に記載のマシンにより読み出
    し可能なプログラム記憶装置。
  39. 【請求項39】 上記第1プログラム・データが、複数のセルに対応する複
    数のデルタ平面を含み、更に上記第1プログラム・データを生成するステップが
    、 特定のオペレーティング基準のセットに応じて複数のセルの各セル毎に第1補
    正層を生成することを含む、階層的に記述されたレイアウトをコンパイルするス
    テップ、及び 各セルのデルタ平面が上記セルの子セル各々の間の相互作用及びセルの初期幾
    何学形状と上記セルの各子セル間の相互作用を考慮に入れるように、各セル毎に
    デルタ平面を生成するために、特定のオペレーティング基準のセットに応じて各
    セルの補正層を修正することを含む、階層的に記述されたレイアウトをリンクす
    るステップを含むことを特徴とする請求項33に記載のマシンにより読み出し可
    能なプログラム記憶装置。
  40. 【請求項40】 上記レイアウト内の各セルに関し、上記セルのデルタ平面
    と上記セルの子セルのデルタ平面との和が上記セルの補正面を構成し、複数のセ
    ル中の各セルに対する補正面は、上記補正面が平坦化されたセル・データに適用
    された場合には、セルに関するオペレーションを実行した結果を表す出力データ
    を生成するデータを含むことを特徴とする請求項39に記載のマシンにより読み
    出し可能なプログラム記憶装置。
  41. 【請求項41】 上記コンパイルするステップが、レイアウトを深度方向に
    トラバースすることを含むことを特徴とする請求項39に記載のマシンにより読
    み出し可能なプログラム記憶装置。
  42. 【請求項42】 上記リンクステップが、レイアウトを深度方向にトラバー
    スすることを含むことを特徴とする請求項39に記載のマシンにより読み出し可
    能なプログラム記憶装置。
  43. 【請求項43】 上記第1プログラム・データがコンピュータ読み取り可能
    媒体によって提供されることを特徴とする請求項33に記載のマシンにより読み
    出し可能なプログラム記憶装置。
  44. 【請求項44】 上記オペレーションが、論理演算及び算術演算を含むオペ
    レーションのグループの内の1つを含むことを特徴とする請求項33に記載のマ
    シンにより読み出し可能なプログラム記憶装置。
  45. 【請求項45】 上記第1プログラム・データが、GDS−IIデータファイ
    ルにより記述されたデータを含むことを特徴とする請求項33に記載のマシンに
    より読み出し可能なプログラム記憶装置。
  46. 【請求項46】 上記第1プログラム・データが、光学的近接効果に対しレ
    イアウトを補正するデータを含むことを特徴とする請求項33に記載のマシンに
    より読み出し可能なプログラム記憶装置。
  47. 【請求項47】 上記第1プログラム・データが、レイアウトに関し実行さ
    れる論理演算に対しレイアウトを補正するデータを含むことを特徴とする請求項
    33に記載のマシンにより読み出し可能なプログラム記憶装置。
  48. 【請求項48】 上記論理演算が、AND、NOT、OR、NOR、及びN
    ANDを含む論理演算のグループの内の1つを含むことを特徴とする請求項47
    に記載のマシンにより読み出し可能なプログラム記憶装置。
  49. 【請求項49】 上記レイアウトが、明視野レイアウトと暗視野レイアウト
    の内の1つを含むことを特徴とする請求項33に記載のマシンにより読み出し可
    能なプログラム記憶装置。
  50. 【請求項50】 上記レイアウトが、位相シフト・レイアウトを含むことを
    特徴とする請求項33に記載のマシンにより読み出し可能なプログラム記憶装置
  51. 【請求項51】 上記プログラム記憶装置がハードディスク・ドライブを含
    むことを特徴とする請求項33に記載のマシンにより読み出し可能なプログラム
    記憶装置。
  52. 【請求項52】 上記プログラム記憶装置がサーバーを含むことを特徴とす
    る請求項33に記載のマシンにより読み出し可能なプログラム記憶装置。
  53. 【請求項53】 階層的に記述された集積回路レイアウトに関するオペレー
    ションを実行するための装置において、 複数のセルを含む階層的に記述された集積回路レイアウトを第1入力として受
    け取るためのリソース、 特定のオペレーティング基準のセットを第2入力として受け取るためのリソー
    ス、 階層的に記述されたレイアウトに関する特定のオペレーティング基準のセット
    に従ってレイアウト・オペレーションを実行するオペレーション・エンジン、及
    び 第1プログラム・データが平坦化されたレイアウトに適用された場合には、上
    記レイアウトに関するオペレーションを実行した結果を表すデータを含む出力が
    生成されることになるように、レイアウト・オペレーションに応じて、階層的に
    記述されたレイアウトに対応する階層的に形成された補正データを含む第1プロ
    グラム・データを生成する階層維持手段を含むことを特徴とする装置。
  54. 【請求項54】 上記第1プログラム・データが、複数のセルに対応する複
    数のデルタ平面を含み、特定のセルの上記デルタ平面は、上記特定のセルの補正
    面と上記特定のセルの子セルに対応するデルタ平面との間の差を表すデータを含
    むことを特徴とする請求項53に記載の階層的に記述された集積回路に関するオ
    ペレーションを実行するための装置。
  55. 【請求項55】 上記複数のセルにおける各セルに対する補正面が、上記補
    正面が平坦化されたセル・データに適用された場合には、セルに関するオペレー
    ションを実行した結果を表す出力データを生成することになるデータを含むこと
    を特徴とする請求項54に記載の階層的に記述された集積回路レイアウトに関す
    るオペレーションを実行するための装置。
  56. 【請求項56】 上記階層的に記述された集積回路レイアウト中の各セルに
    対する上記デルタ平面が、上記セルの各子セル間の相互作用、及び上記セルの初
    期幾何学形状と上記セルの各子セル間の相互作用を考慮に入れていることを特徴
    とする請求項55に記載の階層的に記述された集積回路に関するオペレーション
    を実行するための装置。
  57. 【請求項57】 上記第1プログラム・データが、算術的に記述されたデル
    タ平面のセットを含むことを特徴とする請求項54に記載の階層的に記述された
    集積回路に関するオペレーションを実行するための装置。
  58. 【請求項58】 上記第1プログラム・データが、論理的に記述されたデル
    タ平面のセットを含むことを特徴とする請求項54に記載の階層的に記述された
    集積回路に関するオペレーションを実行するための装置。
  59. 【請求項59】 上記第1プログラム・データが、複数のセルに対応する複
    数のデルタ平面を含み、更に上記階層維持手段が、 特定のオペレーティング基準のセットに応じて、各セル毎に第1補正層を生成
    するコンパイラ、及び 各セルのデルタ平面が上記セルの子セル各々の間の相互作用及びセルの初期幾
    何学形状と上記セルの各子セル間の相互作用を考慮に入れるように、各セル毎に
    デルタ平面を生成するために、特定のオペレーティング基準のセットに応じて各
    セルの上記第1補正層を修正するリンカを含むことを特徴とする請求項53に記
    載の階層的に記述された集積回路に関するオペレーションを実行するための装置
  60. 【請求項60】 上記レイアウトの各セルに関し、上記セルのデルタ平面と
    上記セルの子セルのデルタ平面との和が上記セルの補正面を構成し、複数のセル
    中の各セルに対する上記補正面は、上記補正面が平坦化されたセル・データに適
    用された場合には、セルに関するオペレーションを実行した結果を表す出力デー
    タを生成するデータを含むことを特徴とする請求項59に記載の階層的に記述さ
    れた集積回路に関するオペレーションを実行するための装置。
  61. 【請求項61】 上記第1補正層の生成が、レイアウトを深度方向にトラバ
    ースすることを含むことを特徴とする請求項59に記載の階層的に記述された集
    積回路に関するオペレーションを実行するための装置。
  62. 【請求項62】 上記デルタ平面の生成が、レイアウトを深度方向にトラバ
    ースすることを含むことを特徴とする請求項59に記載の階層的に記述された集
    積回路に関するオペレーションを実行するための装置。
  63. 【請求項63】 上記第1の補正されたレイアウトを記述する第2プログラ
    ム・データを生成するために、上記第1プログラム・データを、上記集積回路レ
    イアウトを記述するデータと組み合わせるためのリソース、及び 上記第2プログラム・データを受け取り、第1の補正されたレイアウトが集積
    回路設計ルールのセットの範囲内に在るかどうかを示す出力を提供する設計ルー
    ル・チェッカーを更に含むことを特徴とする請求項53に記載の階層的に記述さ
    れた集積回路に関するオペレーションを実行するための装置。
  64. 【請求項64】 上記第1プログラム・データがコンピュータ読み取り可能
    媒体によって提供されることを特徴とする請求項53に記載の階層的に記述され
    た集積回路に関するオペレーションを実行するための装置。
  65. 【請求項65】 上記オペレーションが、論理演算及び算術演算を含むオペ
    レーションのグループの内の1つを含むことを特徴とする請求項53に記載の階
    層的に記述された集積回路に関するオペレーションを実行するための装置。
  66. 【請求項66】 上記第1プログラム・データが、GDS−IIデータファイ
    ルにより記述されたデータを含むことを特徴とする請求項53に記載の階層的に
    記述された集積回路に関するオペレーションを実行するための装置。
  67. 【請求項67】 上記第1プログラム・データが、光学的近接効果に対しレ
    イアウトデータを補正するデータを含むことを特徴とする請求項53に記載の階
    層的に記述された集積回路に関するオペレーションを実行するための装置。
  68. 【請求項68】 上記第1プログラム・データが、レイアウトに関する実行
    される論理演算に対しレイアウトを補正するデータを含むことを特徴とする請求
    項53に記載の階層的に記述された集積回路に関するオペレーションを実行する
    ための装置。
  69. 【請求項69】 上記論理演算が、AND、NOT、OR、NOR、及びN
    ANDを含む論理演算のグループの内の1つを含むことを特徴とする請求項68
    に記載の階層的に記述された集積回路に関するオペレーションを実行するための
    装置。
  70. 【請求項70】 上記レイアウトが、明視野レイアウトと暗視野レイアウト
    の内の1つを含むことを特徴とする請求項53に記載の階層的に記述された集積
    回路に関するオペレーションを実行するための装置。
  71. 【請求項71】 上記レイアウトが、位相シフト・レイアウトを含むことを
    特徴とする請求項53に記載の階層的に記述された集積回路に関するオペレーシ
    ョンを実行するための装置。
  72. 【請求項72】 上記装置が、コンピュータに階層的に記述された集積回路
    レイアウトに関するオペレーションを実行させるための具体化されたコンピュー
    タ読み取り可能プログラム・コードを有するコンピュータが利用できる媒体を含
    むコンピュータ・プログラム・プロダクトを含むことを特徴とする請求項53に
    記載の階層的に記述された集積回路に関するオペレーションを実行するための装
    置。
  73. 【請求項73】 階層的に記述された集積回路レイアウトに関するオペレー
    ションを実行するための方法に従って作られたフォトリソグラフィ・マスクにお
    いて、上記方法が、 複数のセルを含む階層的に記述された集積回路レイアウトを第1入力として提
    供するステップ、 特定のオペレーティング基準のセットを第2入力として提供するステップ、 上記レイアウトに関する上記特定のオペレーティング基準のセットに従ってレ
    イアウト・オペレーションを実行するステップ、 上記レイアウト・オペレーションに応じて階層的に記述されたレイアウトに対
    応する階層的に形成された補正データを含む第1プログラム・データを生成し、
    第1プログラム・データが平坦化されたレイアウトに適用された場合には、レイ
    アウトに関するオペレーションを実行した結果を表すデータを含む出力が生成す
    るステップ、 上記第1プログラム・データと上記レイアウトを記述するデータとをマスク製
    作手段に提供するステップ、及び 上記レイアウトを記述するデータと第1プログラム・データとに応じて、マス
    ク製作手段でフォトリソグラフィ・マスクを生成するステップとを含むことを特
    徴とするフォトリソグラフィ・マスク。
  74. 【請求項74】 上記第1プログラム・データが、複数のセルに対応する複
    数のデルタ平面を含み、特定のセルの上記デルタ平面が、特定のセルの補正面と
    上記特定のセルの子セルに対応するデルタ平面との間の差を表すデータを含むこ
    とを特徴とする請求項73に記載のフォトリソグラフィ・マスク。
  75. 【請求項75】 上記複数のセルにおける各セルに対する補正面が、上記補
    正面が平坦化されたセル・データに適用された場合には、セルに関するオペレー
    ションを実行した結果を表す出力データを生成することになるデータを含むこと
    を特徴とする請求項74に記載のフォトリソグラフィ・マスク。
  76. 【請求項76】 上記階層的に記述された集積回路レイアウト中の各セルに
    対する上記デルタ平面が、上記セルの各子セル間の相互作用、及び上記セルの初
    期幾何学形状と上記セルの各子セル間の相互作用を考慮に入れていることを特徴
    とする請求項75に記載のフォトリソグラフィ・マスク。
  77. 【請求項77】 上記第1プログラム・データが、算術的に記述されたデル
    タ平面のセットを含むことを特徴とする請求項74に記載のフォトリソグラフィ
    ・マスク。
  78. 【請求項78】 上記第1プログラム・データが、論理的に記述されたデル
    タ平面のセットを含むことを特徴とする請求項74に記載のフォトリソグラフィ
    ・マスク。
  79. 【請求項79】 上記第1プログラム・データが、複数のセルに対応する複
    数のデルタ平面を含み、更に、上記第1プログラム・データを生成するステップ
    が、 特定のオペレーティング基準のセットに応じて複数のセルの各セル毎に第1補
    正層を生成することを含む、階層的に記述されたレイアウトをコンパイルするス
    テップ、及び 各セルのデルタ平面が上記セルの各子セル間の相互作用及びセルの初期幾何学
    形状と上記セルの各子セル間の相互作用を考慮に入れるように、各セル毎にデル
    タ平面を生成するために、特定のオペレーティング基準のセットに応じて各セル
    の補正層を修正することを含む、階層的に記述されたレイアウトをリンクするス
    テップと含むことを特徴とする請求項73に記載のフォトリソグラフィ・マスク
  80. 【請求項80】 上記レイアウト内の各セルに関し、上記セルのデルタ平面
    と上記セルの子セルのデルタ平面との和が上記セルの補正面を構成し、複数のセ
    ル中の各セルに対する補正面は、上記補正面が平坦化されたセル・データに適用
    された場合には、セルに関するオペレーションを実行した結果を表す出力データ
    を生成することになるデータを含むことを特徴とする請求項79に記載のフォト
    リソグラフィ・マスク。
  81. 【請求項81】 上記コンパイルするステップが、レイアウトを深度方向に
    トラバースすることを含むことを特徴とする請求項79に記載のフォトリソグラ
    フィ・マスク。
  82. 【請求項82】 上記リンクするステップが、レイアウトを深度方向にトラ
    バースすることを含むことを特徴とする請求項79に記載のフォトリソグラフィ
    ・マスク。
  83. 【請求項83】 上記方法が、 第1の補正されたレイアウトを記述する第2プログラム・データを生成するた
    めに、上記第1プログラム・データを、集積回路レイアウトを記述するデータに
    組み合わせるステップ、及び 上記第2プログラム・データを設計ルール・チェッカーに提供するステップと
    、 上記第1の補正されたレイアウトが集積回路設計ルールの範囲内に在るかどう
    かを判定するために上記設計ルール・チェッカーを作動させるステップとを更に
    含むことを特徴とする請求項73に記載のフォトリソグラフィ・マスク。
  84. 【請求項84】 上記第1のプログラム・データがコンピュータ読み取り可
    能媒体によって提供されることを特徴とする請求項73に記載のフォトリソグラ
    フィ・マスク。
  85. 【請求項85】 上記オペレーションが、論理演算及び算術演算を含むオペ
    レーションのグループの内の1つを含むことを特徴とする請求項73に記載のフ
    ォトリソグラフィ・マスク。
  86. 【請求項86】 上記第1プログラム・データが、GDS−IIデータファイ
    ルにより記述されたデータを含むことを特徴とする請求項73に記載のフォトリ
    ソグラフィ・マスク。
  87. 【請求項87】 上記第1プログラム・データが、光学的近接効果に対しレ
    イアウトを補正するデータを含むことを特徴とする請求項73に記載のフォトリ
    ソグラフィ・マスク。
  88. 【請求項88】 上記第1プログラム・データが、レイアウトに関する実行
    される論理演算に対しレイアウトを補正するデータを含むことを特徴とする請求
    項73に記載のフォトリソグラフィ・マスク。
  89. 【請求項89】 上記論理演算が、AND、NOT、OR、NOR、及びN
    ANDを含む論理演算のグループの内の1つを含むことを特徴とする請求項88
    に記載のフォトリソグラフィ・マスク。
  90. 【請求項90】 上記レイアウトが、明視野レイアウトと暗視野レイアウト
    の内の1つを含むことを特徴とする請求項73に記載のフォトリソグラフィ・マ
    スク。
  91. 【請求項91】 上記レイアウトが、位相シフト・レイアウトを含むことを
    特徴とする請求項73に記載のフォトリソグラフィ・マスク。
  92. 【請求項92】 上記階層的に記述された集積回路レイアウトに関するオペ
    レーションを実行するための上記方法ステップが、マシンにより読み出し可能な
    プログラム記憶装置に具体的に表現された命令のプログラムに応じてマシンによ
    って実行されることを特徴とする請求項73に記載のフォトリソグラフィ・マス
    ク。
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