JP2003523135A - Dvb−t規格により8kモードでqam変調されたマルチキャリア信号の残留キャリア電力を求める方法 - Google Patents
Dvb−t規格により8kモードでqam変調されたマルチキャリア信号の残留キャリア電力を求める方法Info
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- JP2003523135A JP2003523135A JP2001559213A JP2001559213A JP2003523135A JP 2003523135 A JP2003523135 A JP 2003523135A JP 2001559213 A JP2001559213 A JP 2001559213A JP 2001559213 A JP2001559213 A JP 2001559213A JP 2003523135 A JP2003523135 A JP 2003523135A
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Abstract
(57)【要約】
本発明の目的は、DVB−T規格による8KモードでQAM変調されたマルチキャリア信号の残留キャリア電力を検出することである。前記信号には、個別キャリアの中心にあって、時にCP(continual pilot)であり、また時にSP(scattered pilot)である中心キャリアが与えられている。中心キャリアに隣接しているキャリアに及ぼす前述の残留キャリア電力の影響を検出し、次に、その影響を中心キャリアに対して変換する。
Description
【0001】
本発明は、その主請求項の前提項による方法、即ち、個別キャリアの中央にあ
って、時にCP(continual pilot)であり、また時にSP(scattered pilot)で
ある中心キャリアを有する、DVB−T規格により8KモードでQAM変調され
たマルチキャリア信号の残留キャリア電力を求める方法に関し、且つ、その方法
に基いている。
って、時にCP(continual pilot)であり、また時にSP(scattered pilot)で
ある中心キャリアを有する、DVB−T規格により8KモードでQAM変調され
たマルチキャリア信号の残留キャリア電力を求める方法に関し、且つ、その方法
に基いている。
【0002】
いわゆるDVB−T規格は、ユーザ・データを含む個別キャリアがQAM変調
(例えば、QPSK変調、16QAM変調、又は64QAM変調)されているマ
ルチキャリア信号を記述している。使用され、且つ、kの指数が付けられている
個別キャリアの数は、用いられるフーリエ変換(FFT)のモードによって決ま
る。例えば、2Kモードでは、k=0〜1704であり、また、8Kモードでは
、k=0〜6816である。一定の時間範囲内に送られる全ての個別キャリアの
全体は、図1で示されるように、1シンボルと呼ばれる。このようなキャリア範
囲内では、キャリアのいくつかは、使用されるFFTモード、QAMの次数など
に関する付加的な情報で2PSK変調され、これらは、TPS(送信パラメータ
信号)キャリアと呼ばれる。
(例えば、QPSK変調、16QAM変調、又は64QAM変調)されているマ
ルチキャリア信号を記述している。使用され、且つ、kの指数が付けられている
個別キャリアの数は、用いられるフーリエ変換(FFT)のモードによって決ま
る。例えば、2Kモードでは、k=0〜1704であり、また、8Kモードでは
、k=0〜6816である。一定の時間範囲内に送られる全ての個別キャリアの
全体は、図1で示されるように、1シンボルと呼ばれる。このようなキャリア範
囲内では、キャリアのいくつかは、使用されるFFTモード、QAMの次数など
に関する付加的な情報で2PSK変調され、これらは、TPS(送信パラメータ
信号)キャリアと呼ばれる。
【0003】
前述のキャリアタイプの振幅の平均平方と比較して4/3だけ大きい振幅と、
図2によるコンスタレーションダイアグラムにより示されるように、0°又は1
80°の厳密な位相とを有する多数の非変調の個別キャリア(パイロット)もあ
る。この位相角は、PRBS(擬似ランダム2進数列)からの擬似乱数によって
決定される。これらのパイロットは、CP(continual pilot)と呼ばれるもので
あって、一定のキャリア位置に認められ、受信機内の局部発振器の周波数の粗調
整に用いられる。
図2によるコンスタレーションダイアグラムにより示されるように、0°又は1
80°の厳密な位相とを有する多数の非変調の個別キャリア(パイロット)もあ
る。この位相角は、PRBS(擬似ランダム2進数列)からの擬似乱数によって
決定される。これらのパイロットは、CP(continual pilot)と呼ばれるもので
あって、一定のキャリア位置に認められ、受信機内の局部発振器の周波数の粗調
整に用いられる。
【0004】
同様に、増幅された振幅と、0°又は180°の厳密な位相とを用いて送られ
るものは、いわゆるSP(scattered pilot)である。これらのSPは、このキャ
リア範囲にわたって、一様に分散されており、図1により示されるように、或る
シンボルから次のシンボルまでのキャリア範囲内で、それらの位置を交互させて
いる。キャリア位置kでのチャネル評価は、これらのSPを、周波数軸と時間軸
に沿って補間すれば可能となり、次に、補間により得られたこの情報は、乱され
たDVB−T信号のチャネル補正に使用できる。1つ又は複数のQAM変調され
た個別キャリアのコンスタレーションを利用すれば、様々な送信パラメータを得
ることが可能であり、これらの送信パラメータを用いれば、チャネルに固有のパ
ラメータ(例えば、信号対雑音比)と、送信側で起こされる影響(例えば、残留
キャリア又は直交位相誤差)により、別々に、この信号の品質を評価することが
できる。
るものは、いわゆるSP(scattered pilot)である。これらのSPは、このキャ
リア範囲にわたって、一様に分散されており、図1により示されるように、或る
シンボルから次のシンボルまでのキャリア範囲内で、それらの位置を交互させて
いる。キャリア位置kでのチャネル評価は、これらのSPを、周波数軸と時間軸
に沿って補間すれば可能となり、次に、補間により得られたこの情報は、乱され
たDVB−T信号のチャネル補正に使用できる。1つ又は複数のQAM変調され
た個別キャリアのコンスタレーションを利用すれば、様々な送信パラメータを得
ることが可能であり、これらの送信パラメータを用いれば、チャネルに固有のパ
ラメータ(例えば、信号対雑音比)と、送信側で起こされる影響(例えば、残留
キャリア又は直交位相誤差)により、別々に、この信号の品質を評価することが
できる。
【0005】
図3は、DVB−T規格により動作するシステムの送信機・受信機間のパスの
基本的構造を示している。データ処理段階1では、送られるデジタル映像信号は
、この周波数領域内で処理されて、次に、逆フーリエ変換(IFFT)により、
時間領域に変換される(コンピュータ2)。このようなやり方で生成されたI成
分とQ成分は、D/Aコンバータ3においてデジタル化し、且つ、増幅器4にお
いて増幅した後で、直交位相混合器6に送られて、そこで、それらの成分が、キ
ャリア信号5において、90°だけ互いに移相された状態で、所望の出力周波数
まで混合されて、加算器7において再結合され、そして、ブロードキャストされ
る。
基本的構造を示している。データ処理段階1では、送られるデジタル映像信号は
、この周波数領域内で処理されて、次に、逆フーリエ変換(IFFT)により、
時間領域に変換される(コンピュータ2)。このようなやり方で生成されたI成
分とQ成分は、D/Aコンバータ3においてデジタル化し、且つ、増幅器4にお
いて増幅した後で、直交位相混合器6に送られて、そこで、それらの成分が、キ
ャリア信号5において、90°だけ互いに移相された状態で、所望の出力周波数
まで混合されて、加算器7において再結合され、そして、ブロードキャストされ
る。
【0006】
今度は、受信機においては、その入力側において、その受信入力信号を、時間
領域から周波数領域に逆変換する処理が、入力段10において、FFTを介して
行われ、次に、前述のチャネル補正が、これらのSPを利用して、補正段11に
おける補間によって実施される。即ち、これらの受信されたSPは、受信側で、
それぞれがI/Q平面内において図2による理想位置を前提とするようなやり方
で補正される。次の信号評価装置12では、それらの受信映像信号が、更に処理
される。
領域から周波数領域に逆変換する処理が、入力段10において、FFTを介して
行われ、次に、前述のチャネル補正が、これらのSPを利用して、補正段11に
おける補間によって実施される。即ち、これらの受信されたSPは、受信側で、
それぞれがI/Q平面内において図2による理想位置を前提とするようなやり方
で補正される。次の信号評価装置12では、それらの受信映像信号が、更に処理
される。
【0007】
図3において、加算器8で図式的に示されるように、送信機側の直流成分UI
又はUQから、妨害残留キャリアは、コンスタレーション、具体的に言えば、図
3bに示されるような、DVB−T信号の中心キャリアのコンスタレーションを
シフトする(図3aは、この中心キャリアの理想的なコンスタレーションである
)。このタイプのマルチキャリア信号の場合には、その中心キャリアは、周波数
ゼロでのベースバンドにある。2Kモードでは、この中心キャリアはk=852
にあり、また、8kモードでは、この中心キャリアはk=3408にある。2K
モードでは、この中心キャリアは、ユーザ・データで変調され、時折、SPを構
成するにすぎず、従って、残留キャリア電力は、先行特許出願第199 48
383.3号の主題、即ち本願発明者らの引用文献P22751であるように、
直接に、その中心キャリアを基準として求めることができる。8Kモードでは、
この中心キャリアは変調されず、時折、CP又はSPを構成する。それゆえ、こ
の残留キャリアは、直接に、この中心キャリアを基準として特定することはでき
ない。
又はUQから、妨害残留キャリアは、コンスタレーション、具体的に言えば、図
3bに示されるような、DVB−T信号の中心キャリアのコンスタレーションを
シフトする(図3aは、この中心キャリアの理想的なコンスタレーションである
)。このタイプのマルチキャリア信号の場合には、その中心キャリアは、周波数
ゼロでのベースバンドにある。2Kモードでは、この中心キャリアはk=852
にあり、また、8kモードでは、この中心キャリアはk=3408にある。2K
モードでは、この中心キャリアは、ユーザ・データで変調され、時折、SPを構
成するにすぎず、従って、残留キャリア電力は、先行特許出願第199 48
383.3号の主題、即ち本願発明者らの引用文献P22751であるように、
直接に、その中心キャリアを基準として求めることができる。8Kモードでは、
この中心キャリアは変調されず、時折、CP又はSPを構成する。それゆえ、こ
の残留キャリアは、直接に、この中心キャリアを基準として特定することはでき
ない。
【0008】
それゆえ、本発明の目的は、DVB−Tマルチキャリア信号が8Kモードで動
作する場合でも、この中心キャリアを基準として、簡単なやり方で残留キャリア
電力を求めることのできる方法を提供することにある。
作する場合でも、この中心キャリアを基準として、簡単なやり方で残留キャリア
電力を求めることのできる方法を提供することにある。
【0009】
この目的は、主請求項の前提による方法、即ち、個別キャリアの中央にあって
、時にCP(continual pilot)であり、また時にSP(scattered pilot)である
中心キャリアを有する、DVB−T規格により8KモードでQAM変調されたマ
ルチキャリア信号の残留キャリア電力を求める方法に基いて、その示された特徴
によって達成される。この実施形態に対して特に有利な2つの可能性は、従属項
によって与えられる。
、時にCP(continual pilot)であり、また時にSP(scattered pilot)である
中心キャリアを有する、DVB−T規格により8KモードでQAM変調されたマ
ルチキャリア信号の残留キャリア電力を求める方法に基いて、その示された特徴
によって達成される。この実施形態に対して特に有利な2つの可能性は、従属項
によって与えられる。
【0010】
従って、本発明により、DVB−Tマルチキャリア信号が8KモードでQAM
変調され、それゆえ、その中心キャリア自体が非変調のままとなる場合でも、こ
の中心キャリアに近接しているキャリアに及ぼす前述の残留キャリア電力の影響
を評価すれば、その中心キャリアの残留キャリア電力を求めて、表示することが
可能となる。これは、単に、従来の測定用受信機を必要とするにすぎない。
変調され、それゆえ、その中心キャリア自体が非変調のままとなる場合でも、こ
の中心キャリアに近接しているキャリアに及ぼす前述の残留キャリア電力の影響
を評価すれば、その中心キャリアの残留キャリア電力を求めて、表示することが
可能となる。これは、単に、従来の測定用受信機を必要とするにすぎない。
【0011】
本発明は、2つの実施形態を参照して模式図を利用して、以下で更に詳しく説
明されよう。
明されよう。
【0012】
ETS300744の仕様書によるDVB−T規格では、図1で示されるよう
に、伝送フレーム内では、2つ置きのキャリア位置にSPがある。合間にあるキ
ャリアは、純粋なユーザ・データのキャリアである。これらのSPを利用すれば
、図4に表わされる方法により、乱されたDVB−T信号を補正することが可能
である。このことにより、合間にあるユーザ・データキャリアも補正される。図
4に表わされる補正システムは、補正ブランチとユーザ・データ・ブランチから
成っている。この補正ブランチでは、その入りマルチキャリア信号のパイロット
がまず最初に正規化される。即ち、個別の受信されたSP Skがそれぞれ、そ
の理想位置Ikによって割られる。それゆえ、乱れていない信号では、全てのS
Pは、1の振幅と、0°の位相角で現れる。
に、伝送フレーム内では、2つ置きのキャリア位置にSPがある。合間にあるキ
ャリアは、純粋なユーザ・データのキャリアである。これらのSPを利用すれば
、図4に表わされる方法により、乱されたDVB−T信号を補正することが可能
である。このことにより、合間にあるユーザ・データキャリアも補正される。図
4に表わされる補正システムは、補正ブランチとユーザ・データ・ブランチから
成っている。この補正ブランチでは、その入りマルチキャリア信号のパイロット
がまず最初に正規化される。即ち、個別の受信されたSP Skがそれぞれ、そ
の理想位置Ikによって割られる。それゆえ、乱れていない信号では、全てのS
Pは、1の振幅と、0°の位相角で現れる。
【0013】
8Kモードのマルチキャリア信号では、この中心キャリアは、図1と図4で示
されるように、位置k=3408を有する。図4に示される入り信号が、残留キ
ャリアVによってのみ乱され、他のどんな影響からも乱されないと仮定すれば、
チャネル補正前の全てのキャリアは、理想位置に位置づけられ、位置k=340
8を有する中心キャリアだけが、その残留キャリアによって乱される。図4によ
る補正ブランチの補間フィルタでの後続チャネル補正を利用し、公知のやり方で
は、合間にあるキャリアに対して、SP間の補間によって、補正因子が特定され
、次に、それらの補正因子を用いて、ユーザ・データ・ブランチに送られるキャ
リアを、加算器段において補正する。この補正を用いて、例えば、近接キャリア
k=3406には、複合(complex)補正因子x3406を乗算し、キャリアk=34
07には、複合補正因子x3407を乗算し、キャリアk=3409には、複合補正
因子x3409を乗算するといったように、乗算する。これにより、それぞれのコン
スタレーションが、その中心の周りに回転され、圧縮される。しかしながら、こ
の補正ブランチの補間アルゴリズムが既知のものである場合には、近接キャリア
の複合補正因子xkを特定することで、その中心キャリアの補正因子x3408を推
定することが可能であり、このようなやり方で、残留キャリア電力V(振幅)を
求めることができる。このため、この補正ブランチの補間フィルタと同じ性質を
有する、図4による付加的な補間フィルタ15を利用して、この中心キャリアに
近接しているキャリアの補正因子xk(以前に、補正ブランチにおいて特定され
たもの)を、これらの補正されたキャリアから識別して、その中心キャリアの補
正因子x3408を、補間によって計算することを必要とするにすぎない。例えば、
すぐ近くのユーザ・データのキャリア3407の再生された補正因子x3407を利
用して、また図2による補正ブランチにおいて使用されたものと同じ既知の補間
アルゴリズムを用いることで、この中心キャリアの複合補正因子x3408を、コン
ピュータ16で求めることができ、次に、図5により図式的に示されるように、
前述の複合補正因子から、この中心キャリアをシフトしている残留キャリアVを
計算することができる。
されるように、位置k=3408を有する。図4に示される入り信号が、残留キ
ャリアVによってのみ乱され、他のどんな影響からも乱されないと仮定すれば、
チャネル補正前の全てのキャリアは、理想位置に位置づけられ、位置k=340
8を有する中心キャリアだけが、その残留キャリアによって乱される。図4によ
る補正ブランチの補間フィルタでの後続チャネル補正を利用し、公知のやり方で
は、合間にあるキャリアに対して、SP間の補間によって、補正因子が特定され
、次に、それらの補正因子を用いて、ユーザ・データ・ブランチに送られるキャ
リアを、加算器段において補正する。この補正を用いて、例えば、近接キャリア
k=3406には、複合(complex)補正因子x3406を乗算し、キャリアk=34
07には、複合補正因子x3407を乗算し、キャリアk=3409には、複合補正
因子x3409を乗算するといったように、乗算する。これにより、それぞれのコン
スタレーションが、その中心の周りに回転され、圧縮される。しかしながら、こ
の補正ブランチの補間アルゴリズムが既知のものである場合には、近接キャリア
の複合補正因子xkを特定することで、その中心キャリアの補正因子x3408を推
定することが可能であり、このようなやり方で、残留キャリア電力V(振幅)を
求めることができる。このため、この補正ブランチの補間フィルタと同じ性質を
有する、図4による付加的な補間フィルタ15を利用して、この中心キャリアに
近接しているキャリアの補正因子xk(以前に、補正ブランチにおいて特定され
たもの)を、これらの補正されたキャリアから識別して、その中心キャリアの補
正因子x3408を、補間によって計算することを必要とするにすぎない。例えば、
すぐ近くのユーザ・データのキャリア3407の再生された補正因子x3407を利
用して、また図2による補正ブランチにおいて使用されたものと同じ既知の補間
アルゴリズムを用いることで、この中心キャリアの複合補正因子x3408を、コン
ピュータ16で求めることができ、次に、図5により図式的に示されるように、
前述の複合補正因子から、この中心キャリアをシフトしている残留キャリアVを
計算することができる。
【0014】
このマルチキャリア信号は、もっぱら残留キャリアによって乱されるという前
提条件で、チャネル補正前に、その受信された中心キャリアに対して、以下の式
が適用される。
提条件で、チャネル補正前に、その受信された中心キャリアに対して、以下の式
が適用される。
【0015】
S3408=I3408+V
【0016】
式中S3408=この中心キャリアの受信信号、
I3408=SPとして、この中心キャリアの理想位置、
V=この残留キャリアによるシフトである。
【0017】
更に、以下の式も適用される。
【0018】
I3408=S3408/x3408
【0019】
式中x3408は、チャンネル補正により求められる補正因子である。
【0020】
それゆえ、この複合残留キャリアは、次式のように与えられる。
【0021】
V=I+Q=I3408(x3408−1)
【0022】
式中I3408は、この中心キャリアの所定の既知の理想位置である。
【0023】
8Kモードで残留キャリアを求める別の可能性は、図2に表わされるチャネル
補正の前に、それらのSPを評価することになる。このような場合、このチャネ
ルでの妨害は、中心キャリアと、この中心キャリアにすぐ近くのSPの双方に対
して同じ影響を及ぼすものと仮定される。このため、この中心キャリアに近接し
ているSPのうちの1つの振幅を求めることにより、減算で、その残留キャリア
を特定することが可能であり、中心キャリア(k=3408)にすぐ近くのSP
は、図1に示されるように、位置3405又は3411を有する。この信号もま
た、残留キャリアによってのみ乱されるという前提条件で、これは、これらのS
P(例えば、k=3405)に対して、ただし、もっと適切に言えば、中心キャ
リア3408を除いて、妨害的な影響を及ぼさないことを意味している。それゆ
え、この残留キャリアは、次式のように、減算によって特定できる。
補正の前に、それらのSPを評価することになる。このような場合、このチャネ
ルでの妨害は、中心キャリアと、この中心キャリアにすぐ近くのSPの双方に対
して同じ影響を及ぼすものと仮定される。このため、この中心キャリアに近接し
ているSPのうちの1つの振幅を求めることにより、減算で、その残留キャリア
を特定することが可能であり、中心キャリア(k=3408)にすぐ近くのSP
は、図1に示されるように、位置3405又は3411を有する。この信号もま
た、残留キャリアによってのみ乱されるという前提条件で、これは、これらのS
P(例えば、k=3405)に対して、ただし、もっと適切に言えば、中心キャ
リア3408を除いて、妨害的な影響を及ぼさないことを意味している。それゆ
え、この残留キャリアは、次式のように、減算によって特定できる。
【0024】
V=S3408−S3405
【0025】
残留キャリアVは、近接SP3405の点から表現すると、以下のように定義
される。
される。
【0026】
V/S3405=S3408/S3405−1
【0027】
この場合、これらの個別SPの異なる位相角に対して、注意を払わなければな
らない。この中心キャリアにすぐ近くのSP3405と3411の双方は、18
0°の位相角、即ち、この中心キャリアと同じ位相角を有するが、次の2つのS
P3402と3414は、0°の位相角を有する。上記の公式に符号±1を入れ
て、適宜に、このことを考慮に入れなければならない。
らない。この中心キャリアにすぐ近くのSP3405と3411の双方は、18
0°の位相角、即ち、この中心キャリアと同じ位相角を有するが、次の2つのS
P3402と3414は、0°の位相角を有する。上記の公式に符号±1を入れ
て、適宜に、このことを考慮に入れなければならない。
【図1】 一定の時間範囲内に送られる全ての個別キャリアの全体を示す図
【図2】 コンスタレーションダイアグラム
【図3】 DVB−T規格により動作するシステムの送信機・受信機間のパ
スの基本的構造を示す図
スの基本的構造を示す図
【図4】 補正システムを示す図
【図5】 複合補正因子から中心キャリアをシフトしている残留キャリアV
を計算することを説明するための図
を計算することを説明するための図
1 データ処理
2 コンピュータ
3 D/Aコンバータ
4 増幅器
5 キャリア信号
6 直交位相混合器
7 加算器
8 加算器
10 フロントエンドとFFT
11 チャネル補正
12 信号評価
15 補間フィルタ
16 コンピュータ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 リドル クリスティーナ
ドイツ ミュンヘン D−80538 エミル
−リーデル−シュトラーセ 17
Fターム(参考) 5K022 DD01 DD18
Claims (5)
- 【請求項1】 個別キャリアの中央にあって、時にCP(continual pilot)
であり、また時にSP(scattered pilot)である中心キャリアを有する、DV
B−T規格により8KモードでQAM変調されたマルチキャリア信号の残留キャ
リア電力を求める方法であって、 前記中心キャリアに近接しているキャリアに及ぼす前記残留キャリア電力の影
響が決定され、その影響は前記中心キャリアに関して変換されることを特徴とす
る方法。 - 【請求項2】 前記マルチキャリア信号の全てのキャリアのチャネル補正を
実行するときに用いる補正因子を、補間アルゴリズムを用いて、前記マルチキャ
リア信号の前記SPの評価により、前記個別キャリアに対して特定する方法であ
って、 直接又は間接に、前記中心キャリアに近接している少なくとも1つのユーザ・
データキャリアの補正因子が、前記チャネル補正されたマルチキャリア信号から
再生され、また、前記中心キャリアの複合(complex)補正因子が、補間により、
前記補正因子から求められ、次に、前記残留キャリア電力が、前記複合補正因子
から計算されることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記複合(complex)残留キャリア電力は、前記中心キャリア
の所定の理想位置及びその関連する複合補正因子から計算されることを特徴とす
る請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 前記マルチキャリア信号の前記チャネル補正の前でも、前記
中心キャリアに近接しているSPの複合電力と同様に、前記中心キャリアの複合
電力も特定され、且つ、前記残留キャリア電力が、減算により、それらの複合電
力から求められることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 前記残留キャリア電力は、使用される前記近接しているSP
の観点から表わされることを特徴とする請求項4記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10005287.8 | 2000-02-07 | ||
DE10005287A DE10005287A1 (de) | 2000-02-07 | 2000-02-07 | Verfahren zum Bestimmen der Restträgerleistung bei einem nach dem DVB-T-Standard im 8K-Modus QAM-modulierten Multiträgersignal |
PCT/EP2000/011437 WO2001060005A1 (de) | 2000-02-07 | 2000-11-17 | Verfahren zum bestimmen der restträgerleistung bei einem nach dem dvb-t-standard im 8k-modus qam-modulierten multiträgersignal |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003523135A true JP2003523135A (ja) | 2003-07-29 |
Family
ID=7630067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001559213A Pending JP2003523135A (ja) | 2000-02-07 | 2000-11-17 | Dvb−t規格により8kモードでqam変調されたマルチキャリア信号の残留キャリア電力を求める方法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7145957B1 (ja) |
EP (1) | EP1254546B1 (ja) |
JP (1) | JP2003523135A (ja) |
CN (1) | CN1231027C (ja) |
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