JP2003522255A - ニ官能l−アミノ酸又はl−アミノエステル又はそれらの混合物と架橋したヒアルロン酸のゲル - Google Patents
ニ官能l−アミノ酸又はl−アミノエステル又はそれらの混合物と架橋したヒアルロン酸のゲルInfo
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Abstract
(57)【要約】
ニ官能L−アミノ酸又はL−アミノエステル又はそれらの混合物と架橋したヒアルロン酸からなるゲルを説明する。
Description
【0001】
発明の分野
本発明は、ニ官能L−アミノ酸、L−アミノエステル、又はそれらの混合物と
架橋したヒアルロン酸からなる水不溶性ゲル、それらの調製方法、並びに薬学、
化粧品、及び医学分野におけるそれらの使用に関する。
架橋したヒアルロン酸からなる水不溶性ゲル、それらの調製方法、並びに薬学、
化粧品、及び医学分野におけるそれらの使用に関する。
【0002】
ヒアルロン酸は、β1−3及びβ1−4結合(1)によって一緒に結合したD
−グルクロン酸及びN−アセチル−グルコサミンの交互の(alternate
d)単位からなるムコ多糖類である。
−グルクロン酸及びN−アセチル−グルコサミンの交互の(alternate
d)単位からなるムコ多糖類である。
【0003】
【化1】
【0004】
ヒアルロン酸は、現実には(in nature)、関節の滑液、目の硝子体
液、へその緒(umbilical cordon)、及び縦連神経(conn
ective)組織において見られ、鶏冠又はへその緒のような動物組織からの
抽出によって得ることができ、又は、特異的な連鎖球菌の発酵ブロス(ferm
enting broths)から回収することができる。最後に記載したヒア
ルロン酸の製造方法(発酵ブロスからの回収)は、バイオテクノロジーの発達に
より最適化及び改善され、今日では、最も簡単かつやりがいがある(rewar
ding)ものと考えられている。
液、へその緒(umbilical cordon)、及び縦連神経(conn
ective)組織において見られ、鶏冠又はへその緒のような動物組織からの
抽出によって得ることができ、又は、特異的な連鎖球菌の発酵ブロス(ferm
enting broths)から回収することができる。最後に記載したヒア
ルロン酸の製造方法(発酵ブロスからの回収)は、バイオテクノロジーの発達に
より最適化及び改善され、今日では、最も簡単かつやりがいがある(rewar
ding)ものと考えられている。
【0005】
人体においてヒアルロン酸が果たす重要な役割は、その水溶液の特別な粘弾性
、潤滑性及び親水性によるものである。
、潤滑性及び親水性によるものである。
【0006】
様々な分野、手術、薬理学、又はより一般的には生体臨床医学におけるヒアル
ロン酸の用途が、文献に幅広く記載されている。例えば、バラズ(Balazs
)ら、”Hyaluronan Biomaterials: Medical
Applications”、(Handbook of Biomater
ials and Applications)、DL ワイス(Wise)ら
編、1995、2719−2741; US − 5,559,104, 19
96;パペ(Pape)、バラズ(Balazs)、Ophthalmolog
y、87、No.7、1980;イワタ(Iwata)、Clin. Orth
op.、289、285−291;1993;US−5,128,326;US
−4,500,676;US−5,840,046;US−5,795,584
;US−6,010,692;US−5,658,331)を参照。
ロン酸の用途が、文献に幅広く記載されている。例えば、バラズ(Balazs
)ら、”Hyaluronan Biomaterials: Medical
Applications”、(Handbook of Biomater
ials and Applications)、DL ワイス(Wise)ら
編、1995、2719−2741; US − 5,559,104, 19
96;パペ(Pape)、バラズ(Balazs)、Ophthalmolog
y、87、No.7、1980;イワタ(Iwata)、Clin. Orth
op.、289、285−291;1993;US−5,128,326;US
−4,500,676;US−5,840,046;US−5,795,584
;US−6,010,692;US−5,658,331)を参照。
【0007】
更に、例えば、ホルムアルデヒド(バラズ(Balazs)、米国特許第4,
713,448号、1987)、ジビニルスルホン(バラズ(Balazs)、
米国特許第4,582,865号、1986)、アジリジン、アルコール類(デ
ラ・バレ(Della Valle)、米国特許第4,851,521号、19
89)、及び一官能アミノ酸(ハミルトン(Hamilton)、米国特許第4
,937,270号、1990)とヒアルロン酸との架橋によって得られる様々
な化合物が、幅広い文献に記載されている。
713,448号、1987)、ジビニルスルホン(バラズ(Balazs)、
米国特許第4,582,865号、1986)、アジリジン、アルコール類(デ
ラ・バレ(Della Valle)、米国特許第4,851,521号、19
89)、及び一官能アミノ酸(ハミルトン(Hamilton)、米国特許第4
,937,270号、1990)とヒアルロン酸との架橋によって得られる様々
な化合物が、幅広い文献に記載されている。
【0008】
上記からわかるように、ヒアルロン酸は、その特性を修正し、様々な用途に適
した生成物を得るために、化学的に修飾され得る。
した生成物を得るために、化学的に修飾され得る。
【0009】
従って、既知の分野又は新たな分野におけるヒアルロン酸の使用を広げ、かつ
改善し得る利用可能な新たな化合物を作り出すことの重要性は明らかである。
改善し得る利用可能な新たな化合物を作り出すことの重要性は明らかである。
【0010】
発明の詳細な説明
本発明は、ニ官能L−アミノ酸又はL−アミノエステル又はそれらの混合物と
ヒアルロン酸とを架橋することによって調製される水不溶性ゲルに関する。特別
な反応条件下でのヒアルロン酸鎖へのα L−アミノ酸のような小さな生体適合
性分子の導入により、特徴的な無色かつ透明な外観並びに高い生態適合性及び粘
弾性を有するゲルが調製される。
ヒアルロン酸とを架橋することによって調製される水不溶性ゲルに関する。特別
な反応条件下でのヒアルロン酸鎖へのα L−アミノ酸のような小さな生体適合
性分子の導入により、特徴的な無色かつ透明な外観並びに高い生態適合性及び粘
弾性を有するゲルが調製される。
【0011】
本発明による生成物は、既知の方法により、カルボジイミドの存在下で、ジメ
チルホルムアミド(DMF)及びジメチルスルホキシド(DMSO)のような有
機溶媒中、又は水中で調製され得る(例えば、トミハタ(Tomihata)、
J. Biomed. Mater. Res.、1997、37(2)、24
3−251;ダニシェフスキー(Danishefsky)、Carbohyd
rate Res.、1971、16、199−205参照)。
チルホルムアミド(DMF)及びジメチルスルホキシド(DMSO)のような有
機溶媒中、又は水中で調製され得る(例えば、トミハタ(Tomihata)、
J. Biomed. Mater. Res.、1997、37(2)、24
3−251;ダニシェフスキー(Danishefsky)、Carbohyd
rate Res.、1971、16、199−205参照)。
【0012】
この反応は、2つの連続した(subsequent)段階で行われる:第1
段階は、ヒアルロン酸の活性化に関し、第2段階は、ヒアルロン酸と架橋剤との
間の結合の形成に関する。 活性化段階中、ヒアルロン酸ナトリウム塩のカルボキシル基は、活性化化合物
と反応し、それによりカルボキシル基の高い親電子性を有する新しい化学的生成
物が形成される。 次の段階で、架橋剤が添加され、この剤は、活性化されたカルボキシル基と結
合し得る2つの求核機能を含み、これにより、架橋を形成する。即ち、ヒアルロ
ン酸分子間の結合の橋渡しをする。更に、活性化剤の良好な退去性(exiti
ng properties)が、反応を促進する。 この活性化剤は、この目的のために文献において一般的に使用されているもの
であり、特に、水可溶性カルボジイミドである;本発明によれば、N−3−ジメ
チルアミノ−プロピルエチルカルボジイミドヒドロクロリドが特に好ましい。
段階は、ヒアルロン酸の活性化に関し、第2段階は、ヒアルロン酸と架橋剤との
間の結合の形成に関する。 活性化段階中、ヒアルロン酸ナトリウム塩のカルボキシル基は、活性化化合物
と反応し、それによりカルボキシル基の高い親電子性を有する新しい化学的生成
物が形成される。 次の段階で、架橋剤が添加され、この剤は、活性化されたカルボキシル基と結
合し得る2つの求核機能を含み、これにより、架橋を形成する。即ち、ヒアルロ
ン酸分子間の結合の橋渡しをする。更に、活性化剤の良好な退去性(exiti
ng properties)が、反応を促進する。 この活性化剤は、この目的のために文献において一般的に使用されているもの
であり、特に、水可溶性カルボジイミドである;本発明によれば、N−3−ジメ
チルアミノ−プロピルエチルカルボジイミドヒドロクロリドが特に好ましい。
【0013】
本発明によれば、架橋剤は、二官能性、即ち、アミノ酸基又はL−アミノエス
テル又はそれらの混合物のほかにさらに第二の官能基を有するα L−アミノ酸
である。特に好ましくは、L−リシン、L−セリン、L−リシンエチルエステル
ジヒドロクロリド又はL−セリンメチルエステルヒドロクロリド又はそれらの混
合物である。 アミノ酸の代わりにアミノエステルを使用することにより、第二の反応におい
て起こり得る(possible)活性化及び包み込み(involvemen
t)に関して、アミノ酸のカルボキシル基を保護することができる。
テル又はそれらの混合物のほかにさらに第二の官能基を有するα L−アミノ酸
である。特に好ましくは、L−リシン、L−セリン、L−リシンエチルエステル
ジヒドロクロリド又はL−セリンメチルエステルヒドロクロリド又はそれらの混
合物である。 アミノ酸の代わりにアミノエステルを使用することにより、第二の反応におい
て起こり得る(possible)活性化及び包み込み(involvemen
t)に関して、アミノ酸のカルボキシル基を保護することができる。
【0014】
全調製工程は、ここで後に記載するように行われる。
攪拌システム及び温度制御装置を備えたガラス反応器を用いることにより、反
応が行われる。最終生成物の特徴に応じて、市販のヒアルロン酸ナトリウム塩を
、0.5〜2.5%(w/w)の間の濃度で水に溶解する。例えば、ぎっしり詰
まった濃いゲルを得るためには、例えば、2〜2.5%という高濃度が必要であ
るのに対して、0.5〜1%の濃度では、流動性のゲルが得られ得る。
応が行われる。最終生成物の特徴に応じて、市販のヒアルロン酸ナトリウム塩を
、0.5〜2.5%(w/w)の間の濃度で水に溶解する。例えば、ぎっしり詰
まった濃いゲルを得るためには、例えば、2〜2.5%という高濃度が必要であ
るのに対して、0.5〜1%の濃度では、流動性のゲルが得られ得る。
【0015】
本発明の生成物を得るために、温度は重要な条件であり、0℃〜25℃の間で
なければならず、好ましくは0℃〜10℃の間である。 次いで、0.5〜1Mの塩酸(hydrochoric acid)のような
希酸を、3〜6の間のpH値になるまで、好ましくはpH値が5になるまで添加
することにより、反応混合物を酸性化して反応させる。次いで、架橋のためにヒ
アルロン酸のカルボキシル基を活性化し得る活性化剤を添加する。原料(sta
rting)ヒアルロン酸のモノマー単位の当量当たり、0.2〜2当量の間の
量で、活性化剤を添加することが好ましい。
なければならず、好ましくは0℃〜10℃の間である。 次いで、0.5〜1Mの塩酸(hydrochoric acid)のような
希酸を、3〜6の間のpH値になるまで、好ましくはpH値が5になるまで添加
することにより、反応混合物を酸性化して反応させる。次いで、架橋のためにヒ
アルロン酸のカルボキシル基を活性化し得る活性化剤を添加する。原料(sta
rting)ヒアルロン酸のモノマー単位の当量当たり、0.2〜2当量の間の
量で、活性化剤を添加することが好ましい。
【0016】
続いて、原料ヒアルロン酸のモノマー単位の当量当たり、0.1〜2当量の間
の量で、架橋剤を添加することが好ましい。 上記添加後、5分〜48時間の間、好ましくは15分〜5時間の間の時間で、
反応混合物を攪拌し続ける。 反応完了後、1MのNaCl溶液を添加し、数分間にわたり混合物を攪拌し続
け、その後、有機溶媒による透析及び/若しくは沈殿、並びに/又は真空下での
濃縮(evaporation)及び/若しくは凍結乾燥のような既知の方法に
よって、精製を行う。
の量で、架橋剤を添加することが好ましい。 上記添加後、5分〜48時間の間、好ましくは15分〜5時間の間の時間で、
反応混合物を攪拌し続ける。 反応完了後、1MのNaCl溶液を添加し、数分間にわたり混合物を攪拌し続
け、その後、有機溶媒による透析及び/若しくは沈殿、並びに/又は真空下での
濃縮(evaporation)及び/若しくは凍結乾燥のような既知の方法に
よって、精製を行う。
【0017】
DMSO若しくはDMFのような有機溶媒中、又は異なる割合の水/有機溶媒
混合物中で、反応を行うことができる;反応溶媒として水を使用することは確か
に好ましいが、時として、この生成物の特定の用途のために、有機溶媒を使用し
なければならない。 温度を5℃より低く保ち、トリエチルアミンの存在下で攪拌しながら、活性化
剤、好ましくは有機溶媒中の2−クロロ−1−メチルピリジンアイオダイド溶液
、及び架橋アミノ酸の懸濁液を、有機溶媒中又は有機溶媒と水との混合物中のテ
トラブチルアンモニウムのヒアルロン酸塩の溶液へ続けて添加することにより、
このような反応が行われる。
混合物中で、反応を行うことができる;反応溶媒として水を使用することは確か
に好ましいが、時として、この生成物の特定の用途のために、有機溶媒を使用し
なければならない。 温度を5℃より低く保ち、トリエチルアミンの存在下で攪拌しながら、活性化
剤、好ましくは有機溶媒中の2−クロロ−1−メチルピリジンアイオダイド溶液
、及び架橋アミノ酸の懸濁液を、有機溶媒中又は有機溶媒と水との混合物中のテ
トラブチルアンモニウムのヒアルロン酸塩の溶液へ続けて添加することにより、
このような反応が行われる。
【0018】
このように得られた混合物を、5分〜48時間の間、好ましくは15分〜5時
間の間の時間で攪拌し続ける。その後、生成物を回収し、上記の方法により精製
する。固体生成物は、濃厚な溶液、ゲル、薄膜等を得るために、異なる濃度で水
又は生理学的溶液中へ再び溶解することができる。 以下の実施例において、両調製工程を説明する。
間の間の時間で攪拌し続ける。その後、生成物を回収し、上記の方法により精製
する。固体生成物は、濃厚な溶液、ゲル、薄膜等を得るために、異なる濃度で水
又は生理学的溶液中へ再び溶解することができる。 以下の実施例において、両調製工程を説明する。
【0019】
合成のために選択されるヒアルロン酸/活性化剤の割合は、所望の架橋度及び
粘弾性に依存する。 最終生成物の特性は、原料ヒアルロン酸のタイプの影響を受ける。実際は、同
一条件下では、より高い分子量を有するヒアルロン酸は、より低い分子量を有す
るヒアルロン酸から始まって得られ得るものに対して、より濃厚でぎっしり詰ま
ったゲルを生じさせる。
粘弾性に依存する。 最終生成物の特性は、原料ヒアルロン酸のタイプの影響を受ける。実際は、同
一条件下では、より高い分子量を有するヒアルロン酸は、より低い分子量を有す
るヒアルロン酸から始まって得られ得るものに対して、より濃厚でぎっしり詰ま
ったゲルを生じさせる。
【0020】
本発明の好ましい態様によれば、100,000〜2,000,000の間の
分子量を有するヒアルロン酸が使用され、得られる最終生成物は、200,00
0〜2,500,000の間の分子量を有する。 最終生成物は、10〜40%の間の架橋度、及び300〜1,500mg/l
の間の固有粘度を示す。
分子量を有するヒアルロン酸が使用され、得られる最終生成物は、200,00
0〜2,500,000の間の分子量を有する。 最終生成物は、10〜40%の間の架橋度、及び300〜1,500mg/l
の間の固有粘度を示す。
【0021】
活性化剤は、好ましくは水可溶性カルボジイミドであり、特に、N−3−ジメ
チルアミノ−プロピルエチルカルボジイミドヒドロクロリドである。 架橋剤は、好ましくはL−リシン又はL−セリン又はそれらのエステルであり
、好ましくはエチル又はメチルエステルである。
チルアミノ−プロピルエチルカルボジイミドヒドロクロリドである。 架橋剤は、好ましくはL−リシン又はL−セリン又はそれらのエステルであり
、好ましくはエチル又はメチルエステルである。
【0022】
本発明は、以下の実施例によりさらに理解されるであろう。
実施例1
1gのヒアルロン酸ナトリウム塩(2.5mmol)を、80mlの脱塩(d
emineralized)水に溶解する。サーモスタットバス(thermo
static bath)によって温度を20℃に維持し、0.75MのHCl
を添加することにより、pH値を5にする。 0.58g(1.2eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.44g(1.2eq)のL−リシンを添加する
。 2時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、蒸留水によって溶液を透析
する;生成物を、アセトンによって沈殿させ、再度水に溶解し、最後に凍結乾燥
させる。
emineralized)水に溶解する。サーモスタットバス(thermo
static bath)によって温度を20℃に維持し、0.75MのHCl
を添加することにより、pH値を5にする。 0.58g(1.2eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.44g(1.2eq)のL−リシンを添加する
。 2時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、蒸留水によって溶液を透析
する;生成物を、アセトンによって沈殿させ、再度水に溶解し、最後に凍結乾燥
させる。
【0023】
実施例2
1gのヒアルロン酸ナトリウム塩(2.5mmol)を、80mlの脱塩水に
溶解する。サーモスタットバスによって温度を20℃に維持し、0.75MのH
Clを添加することにより、pH値を5にする。 0.58g(1.2eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.74g(1.2eq)のL−リシンエチルエス
テルジヒドロクロリドを添加する。 1時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を3回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
溶解する。サーモスタットバスによって温度を20℃に維持し、0.75MのH
Clを添加することにより、pH値を5にする。 0.58g(1.2eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.74g(1.2eq)のL−リシンエチルエス
テルジヒドロクロリドを添加する。 1時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を3回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
【0024】
1gのヒアルロン酸ナトリウム塩(2.5mmol)を、80mlの脱塩水に
溶解する。サーモスタットバスによって温度を4℃に維持し、0.75MのHC
lを添加することにより、pH値を5にする。 0.48g(1.0eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.62g(1.0eq)のL−リシンエチルエス
テルジヒドロクロリドを添加する。 3時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を三回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
溶解する。サーモスタットバスによって温度を4℃に維持し、0.75MのHC
lを添加することにより、pH値を5にする。 0.48g(1.0eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.62g(1.0eq)のL−リシンエチルエス
テルジヒドロクロリドを添加する。 3時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を三回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
【0025】
このように得られた生成物の1H−NMRは、以下の特徴的なシグナルを示し
た(溶媒 D2O): 1.2 ppm (t, 3H, J = 10.6 Hz, CH3-CH2CH2O-Lys) 1.4 ppm (m, 2H, CH2 δLys) 1.6 ppm (m, 2H, CH 2 γLys) 1.7-1.9 ppm (m, 2H, CH 2 βLys) 1.9-2.0 ppm (m, 3H, CH 3 -CONH ヒアルロン酸) 2.9 ppm (t, 2H, J = 11.2 Hz, CH 2 εLys) 3.0-3.9 ppm (m, CHOH ヒアルロン酸) 4.0 ppm (t, 1H, J = 9.6 Hz, CH αLys) 4.2 ppm (q, 2H, J = 10.6 Hz, CH3-CH2O-Lys)
た(溶媒 D2O): 1.2 ppm (t, 3H, J = 10.6 Hz, CH3-CH2CH2O-Lys) 1.4 ppm (m, 2H, CH2 δLys) 1.6 ppm (m, 2H, CH 2 γLys) 1.7-1.9 ppm (m, 2H, CH 2 βLys) 1.9-2.0 ppm (m, 3H, CH 3 -CONH ヒアルロン酸) 2.9 ppm (t, 2H, J = 11.2 Hz, CH 2 εLys) 3.0-3.9 ppm (m, CHOH ヒアルロン酸) 4.0 ppm (t, 1H, J = 9.6 Hz, CH αLys) 4.2 ppm (q, 2H, J = 10.6 Hz, CH3-CH2O-Lys)
【0026】
実施例4
1.0gのヒアルロン酸ナトリウム塩(2.5mmol)を、80mlの脱塩
水に溶解する。サーモスタットバスによって温度を4℃に維持し、0.75Mの
HClを添加することにより、pH値を5にする。 0.24g(0.5eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.62g(1.0eq)のL−リシンエチルエス
テルジヒドロクロリドを添加する。 3時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を三回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
水に溶解する。サーモスタットバスによって温度を4℃に維持し、0.75Mの
HClを添加することにより、pH値を5にする。 0.24g(0.5eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.62g(1.0eq)のL−リシンエチルエス
テルジヒドロクロリドを添加する。 3時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を三回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
【0027】
実施例5
1.0gのヒアルロン酸ナトリウム塩(2.5mmol)を、80mlの脱塩
水に溶解する。サーモスタットバスによって温度を4℃に維持し、0.75Mの
HClを添加することにより、pH値を5にする。 0.24g(0.5eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.62g(1.0eq)のL−リシンエチルエス
テルジヒドロクロリドを添加する。 20分後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を三回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
水に溶解する。サーモスタットバスによって温度を4℃に維持し、0.75Mの
HClを添加することにより、pH値を5にする。 0.24g(0.5eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.62g(1.0eq)のL−リシンエチルエス
テルジヒドロクロリドを添加する。 20分後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を三回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
【0028】
実施例6
1.0gのヒアルロン酸ナトリウム塩(2.5mmol)を、80mlの脱塩
水に溶解する。サーモスタットバスによって温度を20℃に維持し、0.75M
のHClを添加することにより、pH値を5にする。 0.58g(1.2eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.47g(1.0eq)のL−セリンメチルエス
テルヒドロクロリドを添加する。 3時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、蒸留水によって溶液を透析
する;次いで、生成物を、アセトンによって沈殿させ、再度水に溶解し、最後に
凍結乾燥させる。
水に溶解する。サーモスタットバスによって温度を20℃に維持し、0.75M
のHClを添加することにより、pH値を5にする。 0.58g(1.2eq)のN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.47g(1.0eq)のL−セリンメチルエス
テルヒドロクロリドを添加する。 3時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、蒸留水によって溶液を透析
する;次いで、生成物を、アセトンによって沈殿させ、再度水に溶解し、最後に
凍結乾燥させる。
【0029】
実施例7
1.0gのヒアルロン酸ナトリウム塩(2.5mmol)を、80mlの脱塩
水に溶解する。サーモスタットバスによって温度を5℃に維持し、0.75Mの
HClを添加することにより、pH値を5にする。 0.47g(1.0eq)のN−3−ジエチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.19g(0.5eq)のL−セリンメチルエス
テルヒドロクロリドを添加する。 3時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を3回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
水に溶解する。サーモスタットバスによって温度を5℃に維持し、0.75Mの
HClを添加することにより、pH値を5にする。 0.47g(1.0eq)のN−3−ジエチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.19g(0.5eq)のL−セリンメチルエス
テルヒドロクロリドを添加する。 3時間後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を3回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
【0030】
実施例8
1.0gのヒアルロン酸ナトリウム塩(2.5mmol)を、80mlの脱塩
水に溶解する。サーモスタットバスによって温度を0℃に維持し、0.75Mの
HClを添加することにより、pH値を5にする。 0.24g(0.5eq)のN−3−ジエチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.19g(0.5eq)のL−セリンメチルエス
テルジヒドロクロリドを添加する。 15分後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を3回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
水に溶解する。サーモスタットバスによって温度を0℃に維持し、0.75Mの
HClを添加することにより、pH値を5にする。 0.24g(0.5eq)のN−3−ジエチルアミノ−プロピルエチルカルボ
ジイミドヒドロクロリド及び0.19g(0.5eq)のL−セリンメチルエス
テルジヒドロクロリドを添加する。 15分後、1MのNaCl溶液80mlを添加し、溶液を3回透析し、最後に
凍結乾燥させる。
【0031】
実施例9
0.5gのヒアルロン酸テトラブチルアンモニウム塩を、攪拌しながら5℃の
温度で45mlのDMFに溶解する。 塩を完全に溶解した後、200μlのトリエチルアミン、0.20gの2−ク
ロロ−1−メチル−ピリジンアイオダイド及び0.5gのL−リシンを添加する
。 得られたゲルを濾過し、水で洗浄し、凍結乾燥させる。
温度で45mlのDMFに溶解する。 塩を完全に溶解した後、200μlのトリエチルアミン、0.20gの2−ク
ロロ−1−メチル−ピリジンアイオダイド及び0.5gのL−リシンを添加する
。 得られたゲルを濾過し、水で洗浄し、凍結乾燥させる。
【0032】
実施例10
0.3gのヒアルロン酸テトラブチルアンモニウム塩を、攪拌しながら5℃の
温度で30mlのDMFに溶解する。 塩を完全に溶解した後、120mlのトリエチルアミン、0.12gの2−ク
ロロ−1−メチルピリジンアイオダイド及び0.21gのL−セリンを添加する
。 得られたゲルを濾過し、水で洗浄し、凍結乾燥させる。
温度で30mlのDMFに溶解する。 塩を完全に溶解した後、120mlのトリエチルアミン、0.12gの2−ク
ロロ−1−メチルピリジンアイオダイド及び0.21gのL−セリンを添加する
。 得られたゲルを濾過し、水で洗浄し、凍結乾燥させる。
【0033】
同様に、L−リシン及びL−セリン、L−リシンエチルエステルジヒドロクロ
リド及びL−セリンメチルエステルヒドロクロリドの混合物、又はアミノ酸/エ
ステル化アミノ酸の混合物を、架橋剤として使用し、ヒアルロン酸のゲルが調製
され、その後、上記の生成物と類似の特性を有する生成物が得られる。
リド及びL−セリンメチルエステルヒドロクロリドの混合物、又はアミノ酸/エ
ステル化アミノ酸の混合物を、架橋剤として使用し、ヒアルロン酸のゲルが調製
され、その後、上記の生成物と類似の特性を有する生成物が得られる。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年5月24日(2002.5.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF
,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,
ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G
M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ
,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,
MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,
AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B
Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK
,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,
GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J
P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR
,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,
MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ
,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,
VN,YU,ZA,ZW
Fターム(参考) 4C081 AB11 BA15 BB01 BB05 BB07
CC05 CD081 DA12 EA05
EA11
4J002 AB051 EN096 EN116 ER007
FD146 FD157 GB00 HA04
Claims (14)
- 【請求項1】 ニ官能架橋剤と架橋したヒアルロン酸からなるゲル。
- 【請求項2】 前記ニ官能架橋剤が、L−アミノ酸、L−アミノエステル又はそ
れらの混合物である請求項1に記載のゲル。 - 【請求項3】 前記ニ官能架橋剤が、L−リシン、L−セリン、L−リシンエチ
ルエステルジヒドロクロリド、L−セリンメチルエステルヒドロクロリド又はそ
れらの混合物である請求項2に記載のゲル。 - 【請求項4】 ヒアルロン酸が、100,000〜2,500,000の間の分
子量及び300〜1,500ml/gの間の固有粘度を有する請求項1〜3に記
載のゲル。 - 【請求項5】 a)ヒアルロン酸ナトリウム塩を、攪拌下で水に溶解し、次いで
、3〜6の間のpH値に達するまで、希酸を添加することにより、反応混合物を
酸性化し; b)攪拌下で溶液へ、活性化剤、次いで架橋剤を添加し; c)反応完了後、得られた混合物へ、1MのNaCl溶液を攪拌下で添加し、次
いで、このようにして得られた生成物の分離及び精製工程を行う 請求項1に記載したようなゲルの調製方法。 - 【請求項6】 温度が0℃〜25℃の間である請求項5に記載の方法。
- 【請求項7】 温度が0℃〜10℃の間である請求項6に記載の方法。
- 【請求項8】 活性化剤が水可溶性カルボジイミドである請求項5〜7に記載の
方法。 - 【請求項9】 活性化剤がN−3−ジメチルアミノ−プロピルエチルカルボジイ
ミドヒドロクロリドである請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】 架橋剤が請求項2及び3に記載したようなアミノ酸である請求
項5〜9に記載の方法。 - 【請求項11】 ヒアルロン酸水溶液の濃度が0.5〜2.5%(w/w)の間
であり、活性化剤がヒアルロン酸のモノマー単位の当量当たり0.2〜2当量の
間の量で添加され、かつ架橋剤がヒアルロン酸のモノマー単位の当量当たり0.
1〜2当量の間の量で添加される請求項5〜10に記載の方法。 - 【請求項12】 反応時間が5分〜48時間の間である請求項11に記載の方法
。 - 【請求項13】 反応時間が15分〜5時間の間である請求項12に記載の方法
。 - 【請求項14】 手術、薬理学分野、又は、一般に、生体臨床医学分野における
請求項1〜4に記載したようなゲルの使用。
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