JP2003522242A - 耐久性紫外線吸収剤による内容物の保護方法 - Google Patents

耐久性紫外線吸収剤による内容物の保護方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐久性紫外線吸収剤による内容物の保護方法の提供 【解決手段】透明もしくは淡色のプラスチック容器もしくはフィルムの内容物は、該容器もしくはフィルム中にある種の耐久性ベンゾトリアゾールおよびトリス−アリール−s−トリアジンの類の紫外線吸収剤を配合することによって紫外線から保護される。保護されるべき内容物は、食料品、飲料、薬剤、化粧品、個人ケア用品、シャンプー等を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紫外線の有害効果からの食料品、飲料、薬剤、化粧品、個人ケア用
品、シャンプー等の保護に関する。これらの材料が保存される容器もしくはフィ
ルム中に配合された場合、ある種の高い耐久性ベンゾトリアゾールおよびトリ−
アリール−s−トリアジンは特にこの目的に対して効果的であるという事が発見
された。
【0002】
【従来の技術】
ある種のフルーツジュース、ソフトドリンク、ビール、ワイン、食料品、日用
品、化粧品、シャンプー、ビタミン剤および薬剤のような多くの生産物は紫外線
の透過をゆるすプラスチック容器中に包装されている場合、紫外線の効果によっ
て有害な影響を受ける、すなわち崩壊させられる。
【0003】 ボトルおよびフィルムの内容物を保護するための紫外線吸収剤の使用は、既知
である。しかしながら、透明もしくは淡色の容器の使用の傾向がある。より美感
的に好ましい容器が透明なプラスチックから形成され得り、それによりまた内容
物を見ることができる。しかしながら、透明もしくは淡色の容器およびフィルム
は、かなりの量の紫外線、すなわち約280ないし400nmの範囲中の光の透
過をゆるす。さらに、より軽量およびこのために、薄い壁の容器の方向への傾向
がある。薄い壁を持つ容器は、より短い経路距離よって、より多くの紫外線の透
過を許し得る。包装でのこれらの傾向のためにこの分野で使用するためのより有
効な紫外線吸収剤が必要である。紫外線吸収剤の効率は、分子が紫外線範囲全体
にわたって光を吸収し、並びにその耐熱性および光安定性、すなわち耐久性をい
かに強く有するかという機能である。
【0004】 多くの調理油およびサラダ油は、今や透明なPET[ポリ(エチレンテレフタ
レート)]包装で提供されている。実際には、全ての野菜もしくは大豆、オリー
ブ、ベニバナ、綿実、コーン油のような種子に基づく油は、不飽和オレフィン酸
もしくはエステル(例えば、リノレエート)を様々な濃度で含んでおり、それは
、光誘導分解に敏感である。ほとんどの植物に基づいた油もまた自然の葉緑素も
しくは他の顔料光増感剤を含む。パスカル他、J.FoodSci.,60(5
),1116頁(1995年)は、チヌビン(登録商標;Tinuvin)32
6が同時押出し、多層の、ポリプロピレンベースの容器に配合された使用による
大豆油の紫外線保護を開示している。チヌビン(登録商標;Tinuvin)3
26は、ベンゾトリアゾール紫外線吸収剤、5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ
−3−第3−ブチル−5−メチル−フェニル)−2H−ベンゾトリアゾールであ
り、チバ スペシヤリィティ ケミカル コーポ(Ciba Specialt
y Chemicais Corp)から入手できる。
【0005】 牛乳は、プラスチックを通した光透過の量を減少させるために半透明もしくは
白く色づけされたHDPEボトル中に包装されている。ファネリ他,J.Foo
d Protection,48(2),112ないし117頁(1985年)
は、HDPE包装中のチヌビン(登録商標;Tinuvin)326は、冷白色
蛍光灯へさらされた牛乳中のビタミンAの損失率を減少させることに効果的であ
るということを開示している。ビタミンの保護は果物ジュースでもまた重要であ
る。“Tropicana Twists Again,” Packagin
g World,1月.1992年,2頁,では、“紫外線阻害剤”を含んでい
るPETボトルが、果物飲料中のビタミンCの保存期間を保護するために使用さ
れるということを開示している。
【0006】 内容物保護のために包装中にチヌビン(登録商標;Tinuvin)234、
2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミル)−2H−ベンゾトリアゾール
、チヌビン(登録商標;Tinuvin)326、5−クロロ−2−(2−ヒド
ロキシ−3−第3−ブチル−5−メチル−フェニル)−2H−ベンゾトリアゾー
ル、チヌビン(登録商標;Tinuvin)327、5−クロロ−2−(2−ヒ
ドロキシ−3,5−ジ−第3−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
およびチヌビン(登録商標;Tinuvin)1577、4,6−ジフェニル−
2−(4−へキシルオキシ−2−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジンの使用
は既知である。特に、チヌビン(登録商標;Tinuvin)234とチヌビン
(登録商標;Tinuvin)327もしくはチヌビン(登録商標;Tinuv
in)326の組合せが既知である。
【0007】 ビールは通常、光から保護するために琥珀や緑に薄く色づけされたガラスに入
れられている。高い効果を有する紫外線吸収剤が、ビールを例えば透明なPET
ボトル中に包装させ得る。
【0008】 米国特許第4,882,412号公報、同第4,892,923号公報および
同第4,950,732号公報は、ポリエステルおよびポリカーボネート容器の
内容物を保護するための紫外線吸収基として7−オキシ−2H−1−ベンゾピラ
ン−2−オン、7−オキシ−2H−1−ベンゾピラン−2−イミン、3H−ナフ
ト[2,1−b]ピラン−3−オン、3H−ナフト[2,1−b]ピラン−3−
イミンおよびビス−メチン部分の使用を開示している。
【0009】 米国特許第5,948,458号公報は、カルシウムホスフェート化合物を直
接食料品それ自体にもしくは食料品コーティングおよび包装ラップ中に配合する
ことによる紫外線放射線への暴露による損傷からの不飽和脂質および脂肪を含む
食料の保護を示している。
【0010】 耐久性ベンゾトリアゾールおよびトリス−アリール−s−トリアジン類のある
種の紫外線吸収剤は特に、透明、淡色なおよび薄い壁を持った容器およびフィル
ムの内容物を保護するために効果的であることが見つかっている。
【0011】 2H−ベンゾトリアゾール紫外線吸収剤の説明、調製および使用は、米国 特許第3,004,896号公報、同第3,055,896号公報、同第3,0
72,585号公報、同第3,074,910号公報、同第3,189,615
号公報、同第3,230,194号公報、同第4,127,586号公報、同第
4,226,763号公報、同第4,278,589号公報、同第4,315,
848号公報、同第4,383,863号公報、同第4,675,352号公報
、同第4,681,905号公報および同第4,853,471号公報に記載さ
れている。
【0012】 米国特許第5,319,091号公報及び同第5,410,071号公報には
、アルキル−もしくはアリール−スルホニル部分でベンゾ環の5位が置換された
ベンゾトリアゾールの製造方法が述べられている。米国特許第5,280,12
4号には、ベンゾトリアゾールのベンゾ環の5位に高級アルキルもしくはアリー
ルスルホキシドもしくはスルホンを導入することにより、得られるベンゾトリア
ゾールは、近可視範囲(350nmを超える)に増大された吸収を示すことが記
載されている。このようなスルホン置換された生成物は、自動車コーティングの
用途に有用であることが示された。米国特許第5,977,219号公報は、ベ
ンゾトリアゾールのベンゾ環の5位における電子回収部位が、同様の理由により
有効であるということを示している。さらにこの特許公報および同時係属出願は
、このような電子回収基が劇的に自動車コーティング中のこれらベンゾトリアゾ
ール紫外線吸収剤の光安定性を増加させるということを示している。米国特許第
5,574,166号公報は、フェノールに対するオルト位にクミル基を有する
ベンゾトリアゾールが特に熱的に安定であるということを示している。驚くべき
ことに、これらの高耐久性ベンゾトリアゾールは、特に本出願のために好適であ
る。
【0013】 米国特許第3,218,332号公報は、低級アルキルスルホニル部分により
ベンゾ環の5位が置換されたベンゾトリアゾールを開示している。米国特許第5
,268,450号公報及び同第5,319,091号公報は、ポリマー組成物
及び、ポリ(フェニレンスルフィド)、フィリップス石油(Phillips Petroleum)
社製の商標名ライトン(RYTON) のようなポリマーに共有結合により結合されてい
る、置換されたアリールチオ及びアリールスルホニルベンゾトリアゾールの製造
方法を開示している。米国特許第5,280,124号公報には、熱硬化性自動
車コーティングを保護するために有用な、ベンゾ環の5位に高級アルキルもしく
はアリールスルフィニルもしくはスルホニル部分のみを有するベンゾトリアゾー
ルが開示されている。米国特許第5,977,219号公報および上記で言及さ
れた同時係属出願は、自動車コーティングの安定性のためにベンゾ環の5位に複
数のスルホニル基を含むいくつかの電子回収基の使用を示している。
【0014】 日本国特許第92−352228号公報は、ダスト耐久性ポリ(塩化ビニル)
樹脂フィルムの紫外線保護のためにフェニル環の3位が未置換もしくはメチル基
により置換されている5−エチルスルホニルベンゾトリアゾールの使用が開示し
ている。
【0015】 s−トリアジン紫外線吸収剤の説明、調製および使用は、自動車コーティング
、写真使用、ポリマー性フィルムコーティングおよびインクジェット印刷のため
に記載されている。自動車コーティングは、英国特許第2,317,174A号
公報および同第2,317,893A号公報および米国特許第5,354,79
4号公報、同第5,556,973号公報、同第5,681,955号公報、同
第5,726,309号公報および5,106,891号公報に記載されている
。写真用途は、米国特許第3,843,371号公報に開示されている。ポリマ
ーフィルムコーティングは、米国特許第4,619,956号公報および同第4
,740,542号公報に記載されている。インクジェット印刷は米国特許公報
第5,096,489号公報に開示されている。これらの特許の各々より、s−
トリアジン紫外線吸収剤は非常に光安定があるとして明らかにされている。
【0016】 s−トリアジン紫外線吸収剤は、米国特許第5,726,309号公報、同第
5,681,955号公報および同第5,556,973号公報、英国特許第2
,317,714A号公報、WO96/28431および欧州特許第94198
9A2号公報に沿った一般的な合成方法によって調製され得る。
【0017】 ベンゾトリアゾールおよびs−トリアジンのような紫外線吸収剤と立体障害光
安定剤の同伴使用は、G.バーナーおよびM.レムボルド,“高固体コーティン
グのための新しい光安定剤”,Organic Coatings and S
cience and Technology,第6巻,Dekkar,ニュー
ヨーク,55ないし85頁に要約されたように多くのポリマー組成物中にすばら
しい安定性を与えるということは、従来技術中で既知である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】詳細な説明 本発明は、紫外線の有害作用に対してその中の内容物を保護するための (a)透明もしくは淡色のプラスチックおよび (b)耐久性ヒドロシキフェニルベンゾトリアゾールおよびトリス−アリール−
s−トリアジン紫外線吸収剤からなる基から選択された1つもしくはそれ以上の
化合物の有効な安定化量からなる内容物貯蔵のためのプラスチック容器もしくは
フィルムに関する。
【0019】 本発明は、また紫外線の有害作用から内容物を保護するための方法に関し、そ
れは本発明の透明もしくは淡色の容器もしくはフィルム中に貯蔵することを含む
【0020】
【課題を解決するための手段】
成分(a)のプラスチックが淡色である場合、それは顔料および/もしくは染
料で色付けされる。それから作られたプラスチック容器およびフィルムは、紫外
線範囲のかなりの部分の放射線、すなわち約280nmないし約400nmを透
過させる。レッド−シフトされた紫外線吸収剤(UVA'S)は、400nmの
スペクトル範囲に対する放射線をレッド−シフトされないUVA'Sよりもより
効果的に吸収する。本発明のベンゾトリアゾールおよびs−トリアジンの多くは
、高い耐久性にかてて加えて、またレッド−シフトもされている。
【0021】 成分(a)の透明もしくは淡色のプラスチックは、プラスチックの重量に基づ
いた全体で約5重量%の上限で、顔料および/もしくは染料を含む。好ましくは
、成分(a)のプラスチックは、プラスチックの重量に基づいて顔料および/も
しくは染料を約2重量%の上限で含む。最も好ましくは、プラスチック中の顔料
および/もしく染料の上限は約1重量%である。
【0022】 成分(b)の紫外線吸収剤は、本発明のプラスチック容器もしくはフィルムに
すばらしい適合性を示した。さらにそれらは、完成されたプラスチック容器もし
くはフィルムにほとんどもしくは全く色を加えない。
【0023】 本発明の組成物および方法によって保護されるべき内容物は、果物ジュース、
ソフトドリンク、ビール、ワインのような食料品、食料加工品および酪農製品、
および個人ケア用品、化粧品、シャンプー、ビタミン剤、薬剤、インク、染料お
よび顔料を含む。
【0024】 プラスチック容器およびフィルムは硬質もしくは軟質な単一および/もしくは
多層の包装材料である。容器もしくはフィルムは、ポリエステル、ポリオレフィ
ン、エチレン−酢酸ビニルのようなポリオレフィンコポリマー、ポリスチレン、
ポリ(塩化ビニル)、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリアミド、セルロース系誘導
体、ポリカーボネート、エチレン−ビニルアルコール、ポリ(ビニルアルコール
)、スチレン−アクリロニトリル、およびイオノマーおよびこれらのポリマーの
混合物もしくは多層から形成される。
【0025】 典型的な多層構造は、2つもしくはそれ以上の層の積層を有し、熱形成、多層
フレキシブルフィルムの押出、もしくはボトル“プレフォーム”もしくは“パリ
ソン”の押出に続くプレフォームからボトルへのその後の吹込成形のいずれかに
より製造される。
【0026】 フィルムおよび硬質な包装(ボトル)では、典型的には、外部の層、および内
容物に接触している最も内部の層は、PETもしくはPEN[ポリ(エチレンナ
フタレ−ト)]、ポリプロピレンもしくはHDPEのようなポリエチレンのよう
なポリエステルから構成される。しばしば“遮断”もしくは“接着”もしくは“
結束”層と呼ばれる中間の層は、PET、PEN、サーリン(登録商標;Sur
lyn)のようなカルボキシ化ポリエチレンイオノマー、ポリ(ビニルアルコー
ル)のようなビニルアルコールホモポリマーもしくはコポリマー、部分的に加水
分解されたポリ(酢酸ビニル)、EVOHもしくはEVALのようなポリ(エチ
レン−コ−ビニルアルコール)、セラー(デュポン)(登録商標;Selar(
DuPont))のようなナイロンもしくはポリアミドもしくはメタキシレンジ
アミンに基づいたポリアミド(しばしばナイロンMXD−6と呼ばれている)、
か塩化ポリビニリデン(PVDC)もしくはポリウレタンの1つもしくはそれ以
上の組合せから構成される。肉および野菜の包装には、制御した呼吸すなわち酸
素および水分透過が必要なのでポリスチレンもしくはセルロース系材料が包装成
分として使用される。
【0027】 所望により成分(b)の安定剤および所望のさらなる添加剤が例えば硬質な容
器の外部表面に使用されるコーティング中に配合され得る。外装コーティングの
例は、PDVC、もしくはエポキシ(バイロカセ(登録商標;Bairocas
e)テクノロジーのような)および“収縮包装”として使用されるポリオレフィ
ンを含む。
【0028】 容器およびフィルムは、主としてポリ(エチレンテレフタレート)(PET)
のようなポリエステルおよびポリエチレンもしくはポリプロピレンのようなポリ
オレフィンからなる。好ましくはそれらはPETもしくはHDPEからなる。包
装材料が、多層系の場合は、いくつかの適当なプラスチックの層が使用され得る
【0029】 本発明の組成物として使用され得るポリエステルは、通常の重合技術によって
1つもしくはそれ以上のジオールおよび1つもしくはそれ以上のジカルボン酸か
ら製造された線状、耐熱、結晶質もしくは非晶質ポリエステルを含む。 ポリエステルは通常、成形等級でそして、約0.4ないし約1.2の内部粘度(
I.V)を有する。好ましいポリエステルは、少なくとも約50モルパーセント
のテレフタル酸残基および約50モルパーセントのエチレングリコールおよび/
もしくは1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含む。特に好ましいポリエ
ステルは、約75ないし100モルパーセントのテレフタル酸残基および約75
ないし100モルパーセントのエチレングリコール残基を含むものである。
【0030】 記載されたポリエステルのジオール成分は、エチレングリコール、1,4−シ
クロヘキサンジメタノール、1,2−プロパンジオール、1,3プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキ
サンジメタノール、X,8−ビス(ヒドロキシメチル)−トリシクロ−[5.2
.1.0]デカン(ここでXは3、4もしくは5を表す。)、;および例えばジ
エチエレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ト
リプロピレングリコール等のように鎖に1つもしくはそれ以上の酸素原子を含ん
でいるジオールから選択され得る。一般的には、これらのジオールは2ないし1
8、好ましくは、2ないし8の炭素原子を含む。脂環式ジオールは、それらのシ
スもしくはトランス型もしくは両型の混合物として使用され得る。
【0031】 線状ポリエステルの酸成分(脂肪族、脂環式、もしくは芳香族カルボン酸)は
例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、スクシン酸、グルタン酸、アジピン酸、
セバシン酸、1,12−ドデカンジオン酸、2,6−ナフタレン−ジカルボン酸
等から選択される。ポリマー調製においては、しばしばそれらの機能的な酸誘導
体、例えばジカルボン酸のジメチル、ジエチル、もしくはジプロピルエステルの
を使用する事が好ましい。これらの酸の無水物もしくはハロゲン化物もそれが実
用的である場合には、使用されても良い。
【0032】 洗浄ポリエステルは従来技術で既知の方法に従って調製され得る。例えば、1
つもしくはそれ以上のジカルボン酸、好ましくは芳香族ジカルボン酸、もしくは
それらのエステル形成誘導体、および1つもしくはそれ以上のジオールの混合物
が150℃ないし300℃の温度範囲および0.2mmHgの大気圧において、
エステル化および/もしくはポリ−エステル化触媒の存在下において加熱され得
る。通常、ジカルボン酸もしくはそれらの誘導体は、大気圧および特定された範
囲の最低温度においてジオールでエステル化もしくはエステル交換される。その
後の重縮合は温度を上昇させることおよび圧力を低くすることによってもたらさ
れ同時に過剰なジオールが混合物から除去される。固相重合は、フィルムおよび
成形容器のために有用な範囲で最終ポリマーI.V.を得るために使用され得る
【0033】 本発明によって与えられる新規ポリエステル組成物は、飲料および食料のよう
な食物のための容器もしくは包装の製造に有用である。既知の熱硬化技術の使用
により、特定のポリエステルは、色、I.V.及び熱変形に関しておよそ100
℃までの温度において安定である。このような安定特性は、ここに、“ホットフ
ィル”安定性として言及される。これらのポリエステルから成形された製品は、
とても薄い壁の剛性、すばらしい透明度、そして水分や大気ガス、特に二酸化炭
素および酸素について良い遮断特性を示す。
【0034】 硬質容器は、既知の機械的工程: a)ニッセイ、アオキもしくはユニロイ機械により行われるような一段式吹込成
形、b)ネットスタール(Netstal)もしくはハスキー(Husky)機
械によるようなプレフォームの二段式射出成形、及び吹込成形(例えば、シデル
(Sidel)、コーポプラスト(Corpoplast)及びクローンズ(K
rones)機による)によりボトルへ転換されたプレフォーム、 c)シパ(Sipa)、クラップカウテックス(Krupp Kautex)、
もしくはハスキーISB機により行われる工程のようなプレフォームのボトルへ
の統合された吹込成形、及び d)プレフォームのボトルへの延伸吹込成形(SBM) により製造され得る。
【0035】 プレフォームは、構造体中で単層もしくは多層であってもよい。ボトルは、内
部壁の特性を変える為に所望により後処理をされてもよい。ボトルは所望により
、表面コーティングの塗布によるような外側において処理された表面であっても
よい。 紫外線吸収剤及び他の既知の安定剤がそのような添加された表面コーティング中
に存在してもよい。
【0036】 “ホットフィル”安定性を有する製品に最もよく使用される線状ポリエステル
は、ポリ(エチレンテレフタレート)、エチレングリコール残基の5モル%まで
が1,4−シクロヘキサンジメタノール及びポリ(エチレン2,6−ナフタレン
ジカルボキシレート)から誘導された残基に置換されているポリ(エチレンテレ
フタレート)からなり、前記ポリエステルは、望ましい結晶化度を与える為に効
果的に当業者によく知られた方法により十分に熱硬化及び配向される。その温度
においての液体で充填が起き、それから製造された容器の体積変化が2%以下の
場合、定義上、ポリマーは、規定された温度において、“ホットフィル”安定性
を有する。飲料ボトルの吹込み成形製造のために、最も好ましいポリエステルは
、0.65ないし0.85のI.V.およびTg(ガラス転移温度)>70℃を
有し、およびボトルから切り離されたフィルム部分は、1.5ないし2.5gミ
ル/100インチ2−24時間、の水蒸気透過速度、20ないし30ccミル/
100インチ2−24時間−atmの二酸化炭素透過度、および4ないし8cc
ミル/100インチ2−24時間−atmの酸素透過度を有する。Tgは、走査
速度20摂氏度/分において示差走査熱量計によって、酸素透過度は、ミネソタ
州エルクリバーのモダンコントロール社製(Modern Controls,
Inc)MOCON OXTRAN100装置の標準操作方法によって、および
二酸化炭素透過度は、MOCONPERMATRAN C II、同様に モダンコントロール(Modern Controls)社製、の標準操作方法
によって決定された。
【0037】 ポリオレフィンの例は以下の通りである。; 1.モノオレフィンおよびジオレフィンのポリマー、例えばポリプロピレン、ポ
リイソブチレン、ポリブテ−1−エン、ポリ−4−メチルペンテ−1−エン、ポ
リイソプレンもしくはポリブタジエン、並びにシクロオレフィン、例えばシクロ
ペンテンもしくはノルボルネンのポリマー、ポリエチレン(所望により架橋され
ていてよい)、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)、高密度および高分子量
ポリエチレン(HDPE−HMW)、高密度および超高分子量ポリエチレン(H
DPE−UHMW)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(
LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、(VLDPE)および(
ULDPE)。
【0038】 ポリオレフィン、すなわち前段落において例示されたモノオレフィンのポリマ
ー、好ましくはポリエチレンおよびポリプロピレンは、様々な、そして特に以下
の方法によって製造され得る。 i)ラジカル重合(通常、高圧下および高温で)。 ii)通常一種もしくは一種より多くの周期表のIVb、Vb、VIbもしく
はVIII群の金属原子を含む触媒を使用する触媒重合。これらの金属原子は通
常1個もしくは1個より多くの、代表的にはπ−もしくはσ−配位され得るオキ
シド、ハライド、アルコレート、エステル、エーテル、アミン、アルキル、アル
ケニルおよび/もしくはアリールのような配位子を有する。これらの金属錯体は
遊離状態であり得るか、もしくは代表的には活性化塩化マグネシウム、塩化チタ
ン(III)、アルミナもしくは酸化ケイ素のような基材上に固定され得る。こ
れらの触媒は重合媒体中に可溶もしくは不溶であり得る。触媒は重合において単
独で使用されることができ、もしくは代表的には金属アルキル、金属ヒドリド、
金属アルキルハライド、金属アルキルオキシドもしくは金属アルキルオキサンの
ようなさらなる活性化剤が使用され得、該金属原子は周期表のIa、IIaおよ
び/もしくはIIIa群の元素である。活性化剤はさらなるエステル、エーテル
、アミンもしくはシリルエーテル基を用いて都合よく変性され得る。これらの触
媒系は通常、フィリップス(Phillips)、スタンダード オイル インディアナ(Sta
ndard Oil Indiana)、チグラー(−ナッタ)(Ziegler(-Natta))、TNZ(デュ
ポン(DuPont))、メタロセンもしくはシングルサイト触媒(single site catalys
t)(SSC)と命名される。
【0039】 2.1)に記載されたポリマーの混合物、例えばポリプロピレンとポリイソブ
チレンとの混合物、ポリプロピレンとポリエチレンとの混合物(例えばPP/H
DPE、PP/LDPE)および異なるタイプのポリエチレンの混合物(例えば
LDPE/HDPE)。
【0040】 3.モノオレフィンおよびジオレフィンの交互もしくは他のビニルモノマーと
のコポリマー、例えばエチレン/プロピレンコポリマー、線状低密度ポリエチレ
ン(LLDPE)およびそれらと低密度ポリエチレン(LDPE)との混合物、
プロピレン/ブテ−1−エンコポリマー、プロピレン/イソブチレンコポリマー
、エチレン/ブテ−1−エンコポリマー、エチレン/ヘキセンコポリマー、エチ
レン/メチルペンテンコポリマー、エチレン/ヘプテンコポリマー、エチレン/
オクテンコポリマー、プロピレン/ブタジエンコポリマー、イソブチレン/イソ
プレンコポリマー、エチレン/アルキルアクリレートコポリマー、エチレン/ア
ルキルメタクリレートコポリマー、エチレン/酢酸ビニルコポリマーおよびそれ
らと一酸化炭素とのコポリマーもしくはエチレン/アクリル酸コポリマーおよび
それらの塩(アイオノマー)並びにエチレンとプロピレンおよびヘキサジエン、
ジシクロペンタジエンもしくはエチリデン−ノルボルネンのようなジエンとのタ
ーポリマー、およびそのようなコポリマー交互および1)に記載されたポリマー
との混合物、例えばポリプロピレン/エチレン−プロピレンコポリマー、LDP
E/エチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)、LDPE/エチレン−アクリ
ル酸コポリマー(EAA)、LLDPE/EVA、LLDPE/EAAおよび交
互もしくはランダムポリアルキレン/一酸化炭素コポリマーおよびそれらと例え
ばポリアミドのような他のポリマーとの混合物。
【0041】 好ましいポリオレフィンは、ポリエチレンもしくはポリプロピレンおよびモノ
−およびジオレフィンを有するそれらのコポリマーである。
【0042】 特に、本発明の方法のベンゾトリアゾールは、次式(I)、(II)もしくは
(III)
【化24】 (式中、G1およびG1'は独立して、水素原子もしくはハロゲン原子を表し、 G2およびG2'は独立して、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素原子数1
ないし12のペルフルオロアルキル基、−COOG3、−P(O)(C652
−CO−G3、−CO−NH−G3、−CO−N(G32、−N(G3)−CO−
3、E3SO−もしくはE3SO2−を表すか;もしくはG2'は水素原子をも表し
、G3は水素原子、炭素原子数2ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、
炭素原子数2ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数5ない
し12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フ
ェニル基もしくは、1ないし4個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によって
フェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表し、
1は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭
素原子数2ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数5ないし
12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フェ
ニル基もしくは、1ないし4個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によってフ
ェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表すか;
もしくはE1は1もしくは2個のヒドロキシ基によって置換された炭素原子数1
ないし24のアルキル基を表し、 E1が、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基もしくはフェニル基、も
しくは1ないし4個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によってフェニル環上
で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表す場合、G2はま
た水素原子をも表し得、 E2およびE2'は独立して、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アル
キル基、炭素原子数2ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子
数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキ
ル基、フェニル基もしくは、1ないし3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基
によってフェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基
を表すか;もしくはE2およびE2'が独立して、1個もしくはそれ以上の−OH
、−OCOE11、−OE4、−NCO、−NH2、−NHCOE11、−NHE4
しくは−N(E42もしくはそれらの混合物によって置換された炭素原子数1な
いし24の上記アルキル基もしくは炭素原子数2ないし18の上記アルケニル基
を表し、ここでE4は、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル
基を表すか;もしくは1個もしくはそれ以上の−O−、−NH−、もしくは−N
4−基もしくはその混合物によって中断された上記アルキル基もしくは上記ア
ルケニル基であって未置換もしくは1個もしくはそれ以上−OH、−OE4もし
くは−NH2基もしくはそれらの混合物で置換され得るものを表し; nは1もしくは2を表し、 nが1の場合、E5はOE6もしくはNE78を表し、もしくはE5は−PO(O
122、−OSi(E113もしくは−OCO−E11、もしくは−O−、−S−
もしくは−NE11によって中断されかつ未置換もしくは−OH−もしくは−OC
O−E11によって置換され得る炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖ア
ルキル基、未置換もしくは−OHによって置換された炭素原子数5ないし12の
シクロアルキル基、未置換もしくは−OHによって置換された炭素原子数2ない
し18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数7ないし15のアラルキ
ル基、−CH2−CHOH−E13もしくはグリシジル基を表し、 E6は水素原子、未置換もしくは1個もしくはそれ以上のOH、OE4もしくはN
2基によって置換された炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキ
ル基を表すか、もしくは−OE6は−(OCH2CH2WOHもしくは−(OCH 2 CH2WOE21を表し、ここでwは1ないし12を表し、およびE21は炭素原
子数1ないし12のアルキル基を表し、 E7およびE8は独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、−
O−、−S−、もしくは−NE11−によって中断された炭素原子数3ないし18
の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基
、炭素原子数6ないし14のアリール基、もしくは炭素原子数1ないし3のヒド
ロキシルアルキル基を表すか、もしくはE7およびE8はN原子と一緒になってピ
ロリジン、ピペリジン、ピペラジンもしくはモルホリン環を表し、 E5は、−X−(Z)P−Y−E15を表し、 ここでXは−O−もしくは−N(E16)−を表し、Yは−O−もしくは−N(E 17 )−を表し、Zは、炭素原子数2ないし12のアルキレン基、1つないし3つ
の窒素原子、酸素原子もしくはそれらの混合物によって中断された炭素原子数4
ないし12のアルキレン基、もしくは各々ヒドロキシル基によって置換された炭
素原子数3ないし12のアルキレン基、ブテニレン基、ブチニレン基、シクロへ
キシレン基、もしくはフェニレン基を表し、 mは0、1ないし2を表し、 pは1を表すか、もしくはXおよびYがそれぞれ −N(E16)−および−N(E17)−である場合、pはまた0をも表し、 E15は基−CO−C(E18)=(CH)E19を表すかもしくは、Yが−N(E17 )−である場合、E17と一緒になって基−CO−CH=CH−CO−を形成し、
ここでE18は水素原子もしくはメチル基を表し、そしてE19は水素原子、メチル
基もしくはCO−X−E20を表し、ここでE20は水素原子、炭素原子数1ないし
12のアルキル基もしくは次式の基
【化25】 (式中、E1、G2、X、Y、mおよびpの記号は、上記で定義された意味を持つ
)を表し、 およびE16およびE17は互いに独立して水素原子、炭素原子数1ないし12のア
ルキル基、1ないし3個の酸素原子によって中断された炭素原子数3ないし12
のアルキル基を表すか、もしくはシクロへキシル基もしくは炭素原子数7ないし
15のアラルキル基を表し、また、Zがエチレン基を表す場合、E17と一緒にE 16 もまたエチレン基を形成し、 nが2を表す場合、G2の1つはまた水素原子をも表し、E5は二価の基−O−E 9 −O−もしくは−N(E11)−E10−N(E11)−の1つを表し、 E9は炭素原子数2ないし8のアルキレン基、炭素原子数4ないし8のアルケニ
レン基、炭素原子数4のアルキニレン基、シクロへキシレン基、−O−によって
もしくは−CH2−CHOH−CH2−O−E14−O−CH2−CHOH−CH2
によって中断された炭素原子数4ないし10の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン 基を表し、 E10は−O−、シクロへキシル基、もしくは次式
【化26】 によって中断され得る炭素原子数2ないし12の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン
基を表すか、もしくは2つの窒素原子と一緒にE10およびE11がピペラジン環を
形成し、 E14は炭素原子数2ないし8の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン基、−O−、シク
ロアルキレン基、アリーレン基もしくは次式
【化27】 によって中断される炭素原子数4ないし10の直鎖もしくは分枝鎖がアルキレン
基を表し、ここでE7およびE8は独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18
のアルキル基を表すかもしくは、E7およびE8は一緒になって、炭素原子数4な
いし6のアルキレン基、3−オキサペンタメチレン基、3−イミノペンタメチレ
ン基もしくは3−メチルイミノペンタメチレン基を表し、 E11は水素原子、炭素原子数1ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭
素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数2ないし18の直鎖もし
くは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数6ないし14のアリール基もしくは炭素原
子数7ないし15のアラルキル基を表し、 E12は炭素原子数1ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数3
ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数5ないし10のシク
ロアルキル基、炭素原子数6ないし16のアリール基もしくは炭素原子数7ない
し15のアラルキル基を表し、 E13はH原子を表すか、−PO(OE122により置換された炭素原子数1ない
し18の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、未置換もしくはOHにより置換された
フェニル基、炭素原子数7ないし15のアラルキル基、もしくはCH2OE12
表し、 E3は炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数2ないし20のヒドロ
キシアルキル基、炭素原子数2ないし9のアルコキシカルボニル基によって置換
されたアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数5ない
し12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、炭
素原子数6ないし10のアリール基、もしくは1ないし2個の炭素原子数1ない
し4のアルキル基によって置換された上記アリール基、もしくはぺルフルオロア
ルキル部分が6ないし16の炭素原子を持つ1,1,2,2−テトラヒドロぺル
フルオロアルキル基を表し、および Lは炭素原子数1ないし12のアルキレン基、炭素原子数2ないし12のアルキ
リデン基、ベンジリデン基、p−キシリレン基、a,a,a',a'−テトラメチ
ル−m−キシリレン基もしくはシクロアルキリデン基を表す。)であり、;但し
、式(I)は5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第3−ブチルフ
ェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3
−第3−ブチル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールもしくは2
−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミル)−2H−ベンゾトリアゾールを
表さないものである。
【0043】 様々な置換基中のアルキル基は、直鎖もしくは分枝鎖であり得る。1ないし2
4の炭素原子を含むアルキル基の例は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、2−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル
基、2−ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルへキシ
ル基、t−オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリ
デシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基およびオクタデシル基である。
【0044】 様々な置換基中のアルケニル基は、直鎖もしくは分枝鎖であり得る。炭素原子
数2ないし18のアルケニル基の例は、ビニル基、アリル基、2−メチルアリル
基、ブテニル基、ヘキセニル基、ウンデセニル基およびオクタデセニル基である
【0045】 炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基は、例えば、ベンジル基、フェニ
ルプロピル基、α,α−ジメチルベンジル基もしくはα−メチルベンジル基であ
る。
【0046】 炭素原子数9ないし11のフェニルアルキル基は、例えば、α,α−ジメチル
ベンジル基、α,α−メチルベンジル基もしくはα,α−ジエチルベンジル基で
ある。
【0047】 炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基は、典型的には、シクロペンチル
基、メチルシクロペンチル基、ジメチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基、
メチルシクロヘキシル基である。
【0048】 −OHによって置換されたアルキル基は、典型的には、2−ヒドロキシエチル
基、2−ヒドロキシプロピル基もしくは2−ヒドロキシブチル基である。
【0049】 炭素原子数1ないし8のアルコキシ基によって、好ましくは炭素原子数1ない
し4のアルコキシ基によって、特には、メトキシ基もしくはエトキシ基によって
置換された炭素原子数1ないし24のアルキル基は典型的には、2−メトキシエ
チル基、2−エトキシエチル基、3−メトキシプロピル基、3−エトキシプロピ
ル基、3−ブトキシプロピル基、3−オクトキシプロピル基および4−メトキシ
ブチル基である。
【0050】 炭素原子数1ないし8のアルコキシ基および、好ましくは炭素原子数1ないし
4のアルコキシ基は、典型的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イ
ソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、ペントキシ基、イソペントキシ
基、ヘキソキシ基、ヘプトキシ基もしくはオクトキシ基である。
【0051】 少なくとも1つのNもしくはO原子によって中断される炭素原子数2ないし1
8の架橋アルキレン基は、例えば、−CH2−O−CH2−CH2、−CH2−O−
CH2−CH2−CH2、−CH2−O−CH2−CH2−CH2−CH2、−CH2
O−CH2−CH2−O−CH2−、−CH2−NH−CH2−CH2、−CH2−N
H−CH2−CH2−CH2、−CH2−NH−CH2−CH2−CH2−CH2、−C
2−NH−CH2−CH2−NH−CH2−もしくは−CH2−NH−CH2−C
2−O−CH2−である。
【0052】 炭素原子数6ないし14のアリール基は、好ましくはフェニル基もしくはナフ
チル基である。
【0053】 炭素原子数7ないし15のアラルキル基は、好ましくは、炭素原子数7ないし
15のフェニルアルキル基である。
【0054】 より特に、式(I)の化合物は、次式
【化28】 (式中、G1は水素原子を表し、 G2は水素原子、シアノ基、クロロ基、フルオロ基、−CF3−、−CO−G3
3SO−もしくはE3SO2−を表し、G3は炭素原子数1ないし24の直鎖もし
くは分枝鎖アルキル基、炭素原子数2ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニ
ル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15の
フェニルアルキル基、フェニル基もしくは、1ないし4個の炭素原子数1ないし
4のアルキル基によってフェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェ
ニルアルキル基を表し、 E1は炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フェニル基もしくは、1
ないし4個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によってフェニル環上で置換さ
れた該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表し、 E2は炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数2
ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数5ないし12のシク
ロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フェニル基もし
くは、1ないし3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によってフェニル環上
で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表すか;もしくはE 2 は、1個もしくはそれ以上の−OH、−OCOE11、−OE4、−NCO、−N
2、−NHCOE11、−NHE4もしくは−N(E42もしくはそれらの混合物
によって置換された炭素原子数1ないし24の上記アルキル基もしくは炭素原子
数2ないし18の上記アルケニル基を表し、ここでE4は、炭素原子数1ないし
24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表すか;もしくは1つもしくはそれ以上
の−O−、−NH−基もしくは−NE4−基もしくはその混合物によって中断さ
れ、かつ未置換もしくは1個もしくはそれ以上の−OH、−OE4基もしくは−
NH2基もしくはそれらの混合物で置換され得る上記アルキル基もしくは上記ア
ルケニル基を表し; E3は炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数2ないし20のヒドロ
キシルアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数5ない
し12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、炭
素原子数6ないし10のアリール基、もしくは1もしくは2個の炭素原子数1な
いし4のアルキル基によって置換された上記アリール基もしくはぺルフルオロア
ルキル部分が6ないし16の炭素原子を持つ1,1,2,2−テトラヒドロぺル
フルオロアルキル基を表す。)で表されるものであるか、 もしくは式中、G1は水素原子を表し、 G2はクロロ基、フルオロ基、CF3−、E3SO−もしくはE3SO2−を表し、
1は水素原子もしくは炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル
基を表し、 E2は上記で定義されたものを表し、および E3は炭素原子数1ないし7の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表す式(I)の
化合物であり、但し、式(I)は5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−
ジ−第3−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(
2−ヒドロキシ−3−第3−ブチル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリ
アゾールもしくは2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミル)−2H−ベ
ンゾトリアゾールを表さない。
【0055】 他の好ましい態様は、次式(IIA)
【化29】 (式中、G1は水素原子を表し、 G2はCF3−、もしくはフルオロ基を表し、 E1は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、も
しくは炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基を表し、 E1が炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基を表す場合、G2はまた水素
原子をも表し得、 E5は−OE6もしくは−NE78を表すか、もしくは E5は−X−(Z)P−Y−E15を表し、 ここでXは−O−もしくは−N(E16)−を表し、 Yは−O−もしくは−N(E17)−を表し、 Zは、炭素原子数2ないし12のアルキレン、1ないし3個の窒素原子、酸素原
子もしくはそれらの混合物によって中断された炭素原子数4ないし12のアルキ
レン基もしくは各々ヒドロキシル基によって置換された炭素原子数3ないし12
のアルキレン基、ブテニレン基、ブチニレン基、シクロへキシレン基、もしくは
フェニレン基を表し、 mは0、1、2もしくは3を表し、 pは1を表すか、もしくはXおよびYがそれぞれ、−N(E16)−および−N(
17)−である場合、pはまた0をも表し、 E15は基−CO−C(E18)=(CH)E19を表すかもしくは、Yが−N(E17 )−である場合、E17と一緒になって基−CO−CH=CH−CO−を形成し、
ここでE18は水素原子もしくはメチル基を表し、そしてE19は水素原子、メチル
基もしくはCO−X−E20を表し、ここでE20は水素原子、炭素原子数1ないし
12のアルキル基もしくは次式の基
【化30】 を表す。)のベンゾトリアゾールである。
【0056】 さらに他の好ましい態様は次式(IIIA)
【化31】 (式中、G1はCF3を表し、 G'2は水素原子もしくはCF3を表し、 E2およびE2'は独立して、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アル
キル基、炭素原子数2ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子
数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキ
ル基、フェニル基もしくは、1ないし3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基
によってフェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基
を表し;および Lは炭素原子数1ないし12のアルキレン基、炭素原子数2ないし12のアルキ
リデン基、ベンジリデン基、p−キシリレン基、a,a,a',a'−テトラメチ
ル−m−キシリレン基もしくはシクロアルキリデン基を表す。)のベンゾトリア
ゾールである。
【0057】 より好ましい態様では、次式(I)
【化32】 (式中、G1は水素原子を表し、 G2はCF3を表し、 E1は炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フェニル基、もしくは1
ないし4個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によりフェニル環上で置換され
た前記フェニル基もしくは前記フェニルアルキル基を表し、E2は炭素原子数1
ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数2ないし18の直鎖も
しくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素
原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フェニル基もしくは、1ないし3個
の炭素原子数1ないし4のアルキル基によってフェニル環上で置換された該フェ
ニル基もしくは該フェニルアルキル基を表し;もしくはE2は1個もしくはそれ
以上の−OH、−OCOE11、−NH2もしくは−NHCOE11もしくはそれら
の混合物によって置換された炭素原子数1ないし24の上記アルキル基もしくは
炭素原子数2ないし18の上記アルケニル基、もしくは1個もしくはそれ以上の
−O−によって中断されかつ未置換もしくは1個もしくはそれ以上の−OHによ
って置換され得る上記アルキル基もしくは上記アルケニル基を表す。)で表され
るものであるか、もしくは 式中、G1は水素原子を表し、 G2はCF3−を表し、 E1は水素原子、炭素原子数4ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基もし
くは炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基を表し、 E2は上記で定義されたものを表す。)のベンゾトリアゾールである。
【0058】 他の好ましい態様では、次式(IIA)
【化33】 (式中、G1は水素原子を表し、 G2はCF3−を表し、 E1は水素原子、炭素原子数4ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、も
しくは炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基を表し、 E5は−OE6もしくは−NE78を表し、 E6は水素原子、未置換もしくは1個もしくはそれ以上のOH基によって置換さ
れた炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表し、もしくは
−OE6は−(OCH2CH2WOHもしくは−(OCH2CH2WOE21を表し
、ここでwは1ないし12を表し、およびE21は炭素原子数1ないし12のアル
キル基を表し、および E7およびE8は独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、−
O−、−S−、もしくは−NE11−によって中断された炭素原子数3ないし18
の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基
、炭素原子数6ないし14のアリール基もしくは炭素原子数1ないし3のヒドロ
キシルアルキル基を表すか、もしくはE7およびE8はN原子と一緒になってピロ
リジン、ピペリジン、ピペラジンもしくはモルホリン環を表す。) のベンゾトリアゾールである。
【0059】 特に好ましい態様では、次式(IIIA)
【化34】 (式中、G2はCF3を表し、 G2'は水素原子もしくはCF3を表し、 E2およびE2'は独立して、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アル
キル基、炭素原子数2ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子
数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキ
ル基、フェニル基もしくは、1ないし3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基
によってフェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基
を表し;およびLはメチレンを表す。)のベンゾトリアゾールである。
【0060】 好ましくはベンゾトリアゾールは (a) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5
−第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (b) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−5−第三−オクチル
フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (c) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三−
オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (d) 2,2’−メチレン−ビス[6−(5−トリフルオロメチル−2H−ベ
ンゾトリアゾール−2−イル)−4−第三オクチルフェノール]、 (e) メチレン−2−[4−第三オクチル−6−(2H−ベンゾトリアゾール
−2−イル)フェノール]−2’−[4−第三オクチル−6−(5−トリフルオ
ロメチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]、 (f) 3−(5−トリフルオロメチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル
)−5−第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロ桂皮酸、 (g) メチル3−(5−トリフルオロメチル−2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−5−第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、 (h) イソオクチル3−(5−トリフルオロメチル−2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、 (i) 5−トリフルオロメチル−2−[2−ヒドロキシ−5−(3−ヒドロキ
シプロピル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、 (j) 5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−
第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (k) 5−オクチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジα−クミ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (l) 5−ドデシルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (m)5−オクチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三オクチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (n) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5
−第三ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (o) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5
−ノニルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (p) 5−トリフルオロメチル−2−[2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5
−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、 (q) 5−トリフルオロメチル−2−[2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5
−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、 (r) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三アミ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (s) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (t) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−ドデシル−5−
メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (u) 5−トリフルオロメチル−2−[2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5
−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、 (v) 5−トリフルオロメチル−2−[2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5
−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、 (w) 5−トリフルオロメチル−2−[2−ヒドロキシ−5−(2−ヒドロキ
シエチル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、 (x)5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジα−クミル
フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (y)5−フルオロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル
)−2H−ベンゾトリアゾール、 (z)5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミル
フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (aa)5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチル
フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (bb)5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三オクチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (cc)5−フェニルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (dd)5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル
)−2H−ベンゾトリアゾール、 (ee)5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−第三−オク
チルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (ff)イソオクチル3−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル
)−5−第三−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメートおよび (gg)2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−第三−オクチルフェニル
)−2H−ベンゾトリアゾール である化合物である。
【0061】 最も好ましくは、特に興味深いベンゾトリアゾールは (a) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5
−第三−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (b) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−5−第三−オクチル
フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (c) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三−
オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (g) メチル3−(5−トリフルオロメチル−2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−5−第三−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、 (j) 5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−
第三−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (n) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5
−第三ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (s) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (x)5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (aa)5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三−ブ
チルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、および (cc)5−フェニルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三−
ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール である。
【0062】 本発明の耐久性トリス−アリール−s−トリアジンはチヌビン(登録商標;T
inuvin)400、チバ スペシャルケミカルス社、およびシアソーブ(登
録商標;Cyasorb)1164、シテック社のような4,6−ビス−(2,
4−ジメチルフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−s−トリア
ジンに基づいた典型的な市販の紫外線吸収剤であるかもしくは例えば米国特許第
5,556,973号公報および5,354,794号公報に開示されているよ
うなレッド−シフトされたs−トリアジンであるか、もしくは同時係属出願特許
番号09/383,163で開示されているような高モル吸光s−トリアジンで
ある。
【0063】 成分(b)のs−トリアジン紫外線吸収剤は、次式(IV)、(V)、(VI
)、(VII)、(VIII)もしくは(IX)
【化35】 (式中、XおよびYは独立して、フェニル基、ナフチル基もしくは、1ないし3
個の炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基もしくは
炭素原子数1ないし6のアルコキシ基もしくはそれらの混合物によって置換され
た該フェニル基もしくは該ナフチル基を表すか;もしくは、XおよびYは独立し
て、Z1もしくはZ2を表し、; R1は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭
素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニル
アルキル基、ハロゲン原子、−SR3、−SOR3、もしくは−SO23;もしく
は1ないし3個のハロゲン原子、−R4、−OR5、−N(R52、−COR5
−COOR5、−OCOR5、−CN、−NO2、−SR5、−SOR5、−SO2 5 もしくは−P(O)(OR52、モルホリニル基、ピペリジニル基、2,2,
6,6,−テトラメチルピペリジニル基、ピペラジニル基もしくはN−メチルピ
ペリジニル基もしくはそれらの組合せによって置換された該アルキル基、該シク
ロアルキル基、もしくは該フェニルアルキル基;もしくは1ないし4個のフェニ
レン基、−O−、−NR5−、−CONR5−、−COO−、−OCO−もしくは
−CO基もしくはその組合せによって中断された該アルキル基もしくは該シクロ
アルキル基;もしくは上記で言及した基の組合せによって置換および中断された
該アルキル基もしくは該シクロアルキル基を表し; R3は炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケ
ニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15
のフェニルアルキル基、炭素原子数6ないし10のアリール基もしくは、1ない
し2個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によって置換された該アリール基を
表し、R4は炭素原子数6ないし10のアリール基もしくは、1ないし3個のハ
ロゲン原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし8のアル
コキシ基もしくはそれらの組合せによって置換された該アリール基;炭素原子数
5ないし12のシクロアルキル基;炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル
基もしくは1ないし3個のハロゲン原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、
炭素原子数1ないし8のアルコキシ基もしくはそれらの組合せによってフェニル
環上で置換された該フェニルアルキル基;もしくは炭素原子数2ないし18の直
鎖もしくは分枝鎖アルケニル基を表し; R5はR4で表されたように定義されるか;もしくはR5はまた水素原子もしくは
炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数2ないし
24のアルケニル基をも表すか;もしくはR5は次式
【化36】 ここでTは水素原子、オキシル基、ヒドロキシル基、−OT1、炭素原子数1な
いし24のアルキル基、1ないし3個のヒドロキシ基によって置換された該アル
キル基;ベンジル基もしくは炭素原子数2ないし18のアルカノイル基を表し;
1は炭素原子数1ないし24のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロ
アルキル基、炭素原子数2ないし24のアルケニル基、炭素原子数5ないし12
のシクロアルケニル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、炭素原
子数7ないし12の飽和もしくは不飽和二環式もしくは三環式炭化水素基、もし
くは炭素原子数6ないし10のアリール基、もしくは1ないし3個の炭素原子数
1ないし4のアルキル基によって置換された該アリール基を表し;R2は水素原
子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数5な
いし12のシクロアルキル基、;もしくは1ないし4個のハロゲン原子、エポキ
シ基、グリシジルオキシ基、フリルオキシ基、−R4、−OR5、−N(R52
−CON(R52、−COR5、−COOR5、−OCOR5、−OCOC(R5
=C(R52、−C(R5)=CCOO(R5)−、−CN、−NCOもしくは次
【化37】 、もしくはそれらの組合せによって置換された該アルキル基もしくは該シクロア
ルキル基;もしくは1ないし4個のエポキシ基、−O−、−NR5、−CONR5 −、−COO−、−OCO−、−CO−、−C(R5)=C(R5)COO−、−
OCOC(R5)=C(R5)−、−C(R5)=C(R5)−、フェニレン、もし
くはGが−O−、−S−、−SO2−、−CH2−、もしくは−C(CH32−で
あるところのフェニレン−G−フェニレン基もしくはそれらの組合せによって中
断された該アルキル基もしくはシクロアルキル基、もしくは上記で言及された基
の組合せによって置換および中断された該アルキル基もしくは該シクロアルキル
基を表すか;もしくはR2は−SO23もしくは−COR5を表し; R6は炭素原子数1ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数2
ないし12の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、フェノキシ基、炭素原子数1な
いし12のアルキルアミノ基、炭素原子数6ないし12のアリールアミノ基、−
7COOHもしくは−NH−R8−NCOを表し; R7は炭素原子数2ないし14のアルキレン基もしくはフェニレン基; R8は炭素原子数2ないし24のアルキレン基、フェニレン基、トリレン基、ジ
フェニルメタン基もしくは次式
【化38】 の基で表され、 R1'およびR1' 'は同じかもしくは異なり、およびR1によって定義されたもの
を表し; R2'およびR2' 'は同じかもしくは異なり、およびR2によって定義されたもの
を表し; X、X'、YおよびY'は、同じかもしくは異なり、およびXおよびYによって定
義されたものを表し; tは0ないし9を表し; Lは炭素原子数1ないし12の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン基、炭素原子数5
ないし12のシクロアルキレン基もしくは、シクロへキシレン基もしくはフェニ
レン基によって置換もしくは中断されたアルキレン基を表すか、;もしくはLは
ベンジリデン基を表すか;もしくはLは−S−、−S−S−、−S−E−S−、
−SO−、−SO2−、−SO−E−SO−、−SO2−E−SO2−、CH2−N
H−E−NH−CH2−もしくは次式
【化39】 を表し、 Eは、炭素原子数2ないし12のアルキレン基、炭素原子数5ないし12のシク
ロアルキレン基、もしくは炭素原子数5ないし12のシクロアルキレン基によっ
て中断もしくは停止されたアルキレンを表し; nは、2,3もしくは4を表し; nが2の場合;Qは炭素原子数2ないし16の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン基
;もしくは1ないし3個のヒドロキシ基によって置換された上記アルキレン基;
もしくは1ないし3個の−CH=CH−もしくは−O−によって中断された上記
アルキレン基;もしくは上記で言及した基の組合せにより置換および中断された
上記アルキレン基を表すか;もしくはQはキシリレンもしくは基−CONH−R 8 −NHCO−、−CH2CH(OH)CH2O−R9−OCH2CH(OH)CH2 −、−CO−R10−CO−、もしくはmが1ないし3表すところの−(CH2m −COO−R11−OOC−(CH2m−を表すか;もしくはQは、次式
【化40】 を表し、 R9は炭素原子数2ないし50のアルキレン基;もしくは1ないし10個の−O
−、フェニレン基もしくはGが−O−、−S−、−SO2−、−CH2−、もしく
は−C(CH32−であるところの基−フェニレン−G−フェニレンで中断され
た上記アルキレン基を表し; R10は炭素原子数2ないし10のアルキレンもしくは1ないし4個の−O−、−
S−、もしくは−CH=CH−によって中断された上記アルキレンを表すか;も
しくはR10は炭素原子数6ないし12のアリーレンを表し; R11は炭素原子数2ないし20のアルキレン基もしくは1ないし8個の−O−に
よって中断された上記アルキレン基を表し、; nが3の場合、Qは基−[(CH2mCOO]3−R12を表し、ここでmは1な
いし3を表し、R12は炭素原子数3ないし12のアルカントリイル基を表し、 nが4の場合、Qは基−[(CH2mCOO]4−R13を表し、ここでmは1な
いし3を表し、R14は炭素原子数4ないし12のアルカンテトライル基を表し;
1は次式
【化41】 の基を表し、 Z2は次式
【化42】 の基を表し、ここでr1およびr2は互いに独立して、0もしくは1を表し; R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22およびR23は互いに独
立して水素原子、ヒドロキシ基、シアノ基、炭素原子数1ないし20のアルキル
基、炭素原子数1ないし20のアルコキシ基、炭素原子数7ないし15のフェニ
ルアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数5ない
し12のシクロアルコキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし5のハロアル
キル基、スルホ基、カルボキシ基、炭素原子数2ないし12のアシルアミノ基、
炭素原子数2ないし12のアシルオキシ基、炭素原子数2ないし12のアルコキ
シカルボニル基、もしくはアミノカルボニル基を表すか;もしくはR17およびR 18 もしくはR22およびR23はそれらが結合しているフェニル基と一緒になって、
1ないし3個の−O−もしくは−NR5−によって中断された環式基を表す。)
であり、但し式(IV)の化合物は4,6ジフェニル−2−(4−ヘキシルオキ
シ−2−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジンを表さない。 種々の置換基の例はすでに上記してある。
【0064】 好ましくは、本発明は式(IV) (式中XおよびYは同じかもしくは異なり、およびフェニル基であるかもしくは
1ないし3個の炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロゲン原子もしくはヒド
ロキシ基もしくは炭素原子数1ないし12のアルコキシ基によって置換された該
フェニル基;もしくはXおよびYは、Z1もしくはZ2を表し、 R1は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭
素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニル
アルキル基もしくはハロゲン原子を表し、 R2は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭
素原子数5ないし12のシクロアルキル基;もしくは1ないし3個の−R4、−
OR5、−COOR5、−OCOR5、もしくはそれらの組合せによって置換され
た該アルキル基もしくは該シクロアルキル基;もしくは1ないし3個のエポキシ
基、−O−、−COO−、−OCO−、もしくは−CO−によって中断された該
アルキル基もしくは該シクロアルキル基を表し、 R4は炭素原子数6ないし10のアリール基もしくは、1ないし3個のハロゲン
原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ
基もしくはそれらの組合せによって置換された該アリール基;炭素原子数5ない
し12のシクロアルキル基;炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基もし
くは1ないし3個のハロゲン原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原
子数1ないし8のアルコキシ基もしくはそれらの組合せによってフェニル環上で
置換された該フェニルアルキル基を表し; R5はR4で表されたように定義されるか;もしくはR5はまた水素原子もしくは
炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基をも表し; Z1は次式
【化43】 の基を表し、 Z2は次式
【化44】 の基を表し、ここでr1およびr2は各々1を表し;および R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22およびR23は互いに独
立して水素原子、ヒドロキシ基、シアノ基、炭素原子数1ないし20のアルキル
基、炭素原子数1ないし20のアルコキシ基、炭素原子数7ないし15のフェニ
ルアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数5ない
し12のシクロアルコキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし5のハロアル
キル基、スルホ基、カルボキシ基、炭素原子数2ないし12のアシルアミノ基、
炭素原子数2ないし12のアシルオキシ基、炭素原子数2ないし12のアルコキ
シカルボニル基、もしくはアミノカルボニル基を表す。)の化合物に関するが、
但し式(IV)の化合物は4,6−ジフェニル−2−(4−ヘキシルオキシ−2
−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジンを表さない。
【0065】 好ましくは、s−トリアジン紫外線吸収剤はまた、式(V)(式中、Xがフェニ
ル基、ナフチル基もしくは、1ないし3個の炭素原子数1ないし6のアルキル基
、ハロゲン原子、ヒドロキシ基もしくは炭素原子数1ないし6のアルコキシ基も
しくはそれらの混合物によって置換された該フェニル基もしくは該ナフチル基を
表すか;もしくは、XはZ1を表す。)で表されるものである。
【0066】 好ましくは、s−トリアジン紫外線吸収剤はまた式(VI)で表されるもので
ある。
【0067】 好ましくは、s−トリアジン紫外線吸収剤はまた式(IX) (式中、XおよびYは独立して、フェニル基、もしくは1ないし3個の炭素原子
数1ないし6のアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基もしくは炭素原子数1
ないし6のアルコキシ基もしくはそれらの混合物によって置換された該フェニル
基を表すか;もしくは、XおよびYは独立して、Z1もしくはZ2を表し;および
Lは炭素原子数1ないし12の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン基、炭素原子数5
ないし12のシクロアルキレンもしくは、シクロへキシレンもしくはフェニレン
によって置換もしくは中断されたアルキレンを表す。)で表される。
【0068】 最も好ましくは、本発明のs−トリアジン紫外線吸収剤は、式(IV)(式中
、XおよびYは同じかもしくは異なり、およびフェニル基であるかもしくは1な
いし3個の炭素原子数1ないし6のアルキル基によって置換された該フェニル基
;Z1もしくはZ2を表し; R1は水素原子、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基を表し; R2は水素原子、炭素原子数1ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基;も
しくは1ないし3個の−R4、−OR5もしくはそれらの混合物によって置換され
た該アルキル基;もしくは1ないし8個の−O−、もしくは−COO−によって
中断された該アルキル基を表し; R4は炭素原子数6ないし10のアリール基を表し; R5は水素原子を表し; Z1は次式
【化45】 の基を表し、 Z2は次式
【化46】 の基を表し、 ここでr1およびr2は各々1を表し; およびR14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22およびR23は各
々水素原子を表す。)で表され、但し式(IV)の化合物が4,6−ジフェニル
−2−(4−ヘキシルオキシ−2−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジンを表
さない。
【0069】 好ましくは、本発明のs−トリアジン紫外線吸収剤は、
【化47】 である化合物である。
【0070】 上記で与えられた構造で図示された本化合物の名前を、以下に列挙する。 (1)2,4−ビス(4−ビフェニルイル)−6−(2−ヒドロキシ−4−オク チルオキシカルボニルエチリデンオキシフェニル)−s−トリアジン、 (2)2−フェニル−4−[2−ヒドロキシ−4−(3−第二−ブチルオキシ− 2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン、 (3)2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4 −(3−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル)− s−トリアジン、 (4)2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−n−ブチルオキシフェニル)−6− (2,4−ジ−n−ブチルオキシフェニル)−s−トリアジン、 (5)2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4 −(3−ノニルオキシ※−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−α−ク ミルフェニル]−s−トリアジン(※はオクチルオキシ基、ノニルオキシ 基およびデシルオキシ基の混合物を示す。)、 (6)メチレンビス−{2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2 −ヒドロキシ−4−(3−ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フ ェニル)]−s−トリアジン}、5:4:1の比率で、3:5'、5:5 'および3:3'部分で架橋されたメチレン架橋二量体混合物、 (7)2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−イソオクチルオキシカルボニ ルイソプロピリデンオキシフェニル)−s−トリアジン、 (8)2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4 −ヘキシルオキシ−5−α−クミルフェニル)−s−トリアジン、 (9)2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4 −オクチルオキシフェニル)−s−トリアジン、シアソーブ(登録商標; CYASORB)1164、サイテック(Cytec)、 (10)2−(2,4,6−トリメチルフェニル)−4,6−ビス[2−ヒドロ
キシ−4−(3−ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−
s−トリアジン、もしくは (11)2,4,6−トリス[2−ヒドロキシ−4−(3−第二−ブチルオキシ
−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン、
【0071】 好ましくは、成分(b)のs−トリアジン紫外線吸収剤は、 (1)2,4−ビス(4−ビフェニルイル)−6−(2−ヒドロキシ−4−オク
チルオキシカルボニルエチリデンオキシフェニル)−s−トリアジン (5)2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4
−(3−ノニルオキシ※−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−α−クミルフ
ェニル]−s−トリアジン(※はオクチルオキシ基、ノニルオキシ基およびデシ
ルオキシ基の混合物を示す。)もしくは、 (7)2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−イソオクチルオキシカルボニ
ルイソプロピリデンオキシフェニル)−s−トリアジン である。
【0072】 成分(b)の化合物もしくは化合物質の有効安定量は、好ましくはプラスチッ
ク容器もしくはフィルムの重量に基づいて0.1ないし20重量%である。
【0073】 本発明の好ましい態様は、成分(b)の安定剤の混合物、例えば、少なくとも
1つのベンゾトリアゾールおよび少なくとも1つのs−トリアジンの混合物、も
しくは2つもしくはより多くのベンゾトリアゾールの、もしくは2つもしくはよ
り多くのトリス−アリール−s−トリアジンの混合物が使用される場合である。
成分(b)の紫外線吸収剤は全て高い耐久性を持つが、それらの置換型に基づく
様々な紫外線吸収特徴を有する。紫外線吸収剤の特異な組合せの選択によって、
本発明の紫外線吸収特徴および組成物の色を最適化し得る。
【0074】 本発明の他の好ましい態様は、ここで記載された種類以外のベンゾトリアゾー
ル紫外線吸収剤が、成分(b)の化合物もしくは化合物群に加えて使用される場
合である。
【0075】 特に好ましいのは、さらに2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミル)
−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3−第三−
ブチル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−
(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリア
ゾールおよび4,6−ジフェニル−2−(4−ヘキシルオキシ−2−ヒドロキシ
フェニル)−s−トリアジンからなる基から選択された紫外線吸収剤の少なくと
も1つを含むプラスチック容器もしくはフィルムである。
【0076】 好ましいのは、果物ジュース、ソフトドリンク、ビール、ワイン、肉、野菜、
食料品、酪農製品、個人ケア用品、化粧品、シャンプー、ビタミン剤、薬剤、イ
ンク、染料および顔料からなる群から選択された該内容物のプラスチック容器も
しくはフィルムである。
【0077】 好ましいのは、各々の層が、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリオレフィン
コポリマー、エチレン−酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリ(塩化ビニル)、ポリ
(塩化ビニリデン)、ポリアミド、セルロース系誘導体、ポリカーボネート、エ
チレン−ビニルアルコール、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルアルコー
ル)コポリマー、スチレン−アクリロニトリル、イオノマー、部分的に加水分解
されたポリ(酢酸ビニル)、ポリ(エチレン−コ−ビニルアルコール)、ポリ塩
化ビニリデン、ポリウレタン、PVDCおよびエポキシからなる群から選択され
た1つもしくはそれ以上のポリマーからなる硬質もしくは軟質な単一もしくは多
層の包装材料であるプラスチック容器もしくはフィルムである。
【0078】 特に好ましいのは、少なくとも1つの層が、ポリ(エチレンテレフタレート)
、ポリエチレンおよびポリプロピレンからなる群から選択されたポリマーからな
るプラスチック容器もしくはフィルムである。
【0079】 また好ましくは、成分(b)の紫外線吸収剤が該包装材料の外側表面にコーテ
ィングされた塗料中に配合されている包装材料である。
【0080】 成分(b)の化合物もしくは化合物群により安定化された本プラスチック容器
もしくはフィルムはまた、所望により、約0.01ないし約10重量%で;好ま
しくは約0.025ないし約5重量%で、および最も好ましくは約0.1ないし
約3重量%で、抗酸化剤、他の紫外線吸収剤、立体障害アミン、ホスフィットも
しくはホスホナイト、ヒドロキシルアミン、ニトロン、ベンゾフラン−2−オン
、チオ相乗剤、ポリアミド安定剤、金属ステアレート、核剤、充填剤、補強剤、
滑剤、乳化剤、染料、顔料、蛍光増白剤、難燃剤、静電防止剤、発泡剤等のよう
な付加的な共添加剤を含み得る。
【0081】 好ましいのは、抗酸化剤、他の紫外線吸収剤、立体障害アミン、ホスフィット
もしくはホスホナイト、ヒドロキシルアミン、ニトロン、ベンゾフラン−2−オ
ン、チオ相乗剤、ポリアミド安定剤、金属ステアレート、核剤、充填剤、補強剤
、滑剤、乳化剤、染料、顔料、蛍光増白剤、難燃剤、静電防止剤および発泡剤か
らなる群から選択された少なくとも1つの共添加剤をさらに含むプラスチック容
器もしくはフィルムである。
【0082】 本発明の安定剤は、本容器もしくはフィルム組成物中に、それから成形物品を
製造する前のいかなる都合の良い段階で、慣用技術により容易に混入され得る。
例えば、前記安定剤が、乾燥粉体形態でポリマーに混合されてもよく、或いは前
記安定剤の懸濁液もしくはエマルジョンが、前記ポリマーの溶液、懸濁液もしく
はエマルジョンと混合されてもよい。結果として安定化された本発明の組成物は
また、所望により、約0.01ないし約10重量%、好ましくは約0.025%
ないし約5重量%、および特に好ましくは約0.1ないし約3重量%で、以下に
列挙される材料のような様々な慣用安定共添加剤、もしくはそれらの混合物を所
望により含み得る。
【0083】酸化防止剤 1.1.アルキル化モノフェノール 例えば、2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェノール、 2−第三ブチル−4,6−ジメチルフェノール、 2,6−ジ第三ブチル−4−エチルフェノール、 2,6−ジ第三ブチル−4−n−ブチルフェノール、 2,6−ジ第三ブチル−4−i−ブチルフェノール、 2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノ−ル、 2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、 2,6−ジオクタデシル−4−メチルフェノ−ル、 2,4,6−トリシクロヘキシルフェノール、 2,6−ジ第三ブチル−4−メトキシメチルフェノール。
【0084】1.2.アルキル化ヒドロキノン 例えば、2,6−ジ第三ブチル−4−メトキシフェノール、 2,5−ジ第三ブチルヒドロキノン、 2,5−ジ第三アミルヒドロキノン、 2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェノール。
【0085】1.3.ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル 例えば、2,2’−チオビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)、 2,2’−チオビス(4−オクチルフェノール)、 4,4’−チオビス(6−第三ブチル−3−メチルフェノール)、 4,4’−チオビス(6−第三ブチル−2−メチルフェノール)。
【0086】1.4.アルキリデンビスフェノール 例えば、2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)
、 2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−エチルフェノール)、 2,2’−メチレンビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フ
ェノール]、 2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、 2,2’−メチレンビス(6−ノニル−4−メチルフェノール)、 2,2’−メチレンビス[6−(α−メチルベンジル)−4−ノニルフェノー
ル]、 2,2’−メチレンビス[6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフ
ェノール]、 2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−第三ブチルフェノール)、 2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)、 2,2’−エチリデンビス(6−第三ブチル−4−イソブチルフェノール)、 4,4’−メチレンビス(2,6−ジ第三ブチルフェノール)、 4,4’−メチレンビス(6−第三ブチル−2−メチルフェノール)、 1,1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタ
ン、 2,6−ジ(3−第三ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−
メチルフェノール、 1,1,3−トリス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル
)ブタン、 1,1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3
−n−ドデシルメルカプトブタン、 エチレングリコール−ビス[3,3−ビス(3’−第三ブチル−4’ーヒドロ
キシフェニル)ブチレート]、 ジ(3−第三ブチル−4ーヒドロキシ−5−メチルフェニル)ジシクロペンタ
ジエン、 ジ[2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−
6−第三ブチル−4−メチルフェニル]テレフタレート。
【0087】1.5.ベンジル化合物 例えば、1,3,5−トリ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル
)−2,4,6−トリメチルベンゼン、 ジ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、 3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル−メルカプト酢酸イソオクチ
ルエステル、 ビス(4−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)ジチオ
ールテレフタレート、 1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソ
シアヌレート、 1,3,5−トリス(4−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベ
ンジル)イソシアヌレート、 3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル燐酸ジオクタデシルエステル
、 3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル燐酸モノエチルエステルのカ
ルシウム塩。
【0088】1.6.アシルアミノフェノール 例えば、4−ヒドロキシラウリン酸アニリド、 4−ヒドロキシステアリン酸アニリド、 2,4−ビス−オクチルメルカプト−6−(3,5−第三ブチル−4−ヒドロ
キシアニリノ)−s−トリアジン、 オクチルN−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルバメ
ート。
【0089】1.7.β−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸 と以下の一価もしくは多価アルコールとのエステル アルコールの例:メタノール、ジエチレングリコール、オクタデカノール、トリ
エチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ペンタエリトリトール、ネオ
ペンチルグリコール、トリス−ヒドロキシエチルイソシアヌレート、チオジエチ
レングリコール、ジヒドロキシエチル蓚酸ジアミド、トリエタノールアミン、ト
リイソプロパノールアミン。
【0090】1.8.β−(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロピ オン酸と以下の一価もしくは多価アルコールとのエステル アルコールの例:メタノール、ジエチレングリコール、オクタデカノール、トリ
エチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ペンタエリトリトール、ネオ
ペンチルグリコール、トリス−ヒドロキシエチルイソシアヌレート、チオジエチ
レングリコール、ジヒドロキシエチル蓚酸ジアミド、トリエタノールアミン、ト
リイソプロパノールアミン。
【0091】1.9.β−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸 のアミド 例えば、N,N’−ジ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロ
ピオニル)ヘキサメチレンジアミン、 N,N’−ジ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル
)トリメチレンジアミン、 N,N’−ジ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル
)ヒドラジン。
【0092】2.紫外線吸収剤及び光安定剤 2.1.2−(2’−ヒドロキシフェニル) ベンゾトリアゾール 例えば、5’−メチル−、3’,5’−ジ第三ブチル−、5’−第三ブチル−
、5’−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−、5−クロロ−3’,5’
−ジ第三ブチル−、5−クロロ−3’−第三ブチル−5’−メチル−、3’−第
二ブチル−5’−第三ブチル−、4’−オクトキシ、3’,5’−ジ第三アミル
−、3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)−、3’−第三ブチル−5
’−(2−(ω−ヒドロキシ−オクタ−(エチレンオキシ)カルボニル)エチル
)−、3’−ドデシル−5’−メチル−、及び3’−第三ブチル−5’−(2−
オクチルオキシカルボニル)エチル−、及びドデシル化−5’−メチル誘導体。
【0093】2.2.2−ヒドロキシベンゾフェノン 例えば、4−ヒドロキシ−、4−メトキシ−、4−オクトキシ−、4−デシル
オキシ−、4−ドデシルオキシ−、4−ベンジルオキシ−、4,2’,4’−ト
リヒドロキシ−及び2’−ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ誘導体。
【0094】2.3.所望により置換された安息香酸エステル 例えば、フェニルサリチレート、4−第三ブチルフェニルサリチレート、オク
チルフェニルサリチレート、ジベンゾイルレゾルシノール、ビス(4−第三ブチ
ルベンゾイル)レゾルシノール、ベンゾイルレゾルシノール、3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシ安息香酸2,4−ジ第三ブチルフェニルエステル及び3,
5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸ヘキサデシルエステル。
【0095】2.4.アクリレートおよびマロネート 例えば、α−シアノ−β, β−ジフェニルアクリル酸エチルエステルもしくは
イソオクチルエステル、α−カルボメトキシ桂皮酸メチルエステル、α−シアノ
−β−メチル−p−メトキシ桂皮酸メチルエステルもしくはブチルエステル、α
−カルボメトキシ−p−メトキシ桂皮酸メチルエステル、N−(β−カルボメト
キシ−β−シアノビニル)−2−メチル−インドリン。サンドボア−(登録商標
;Sanduvor)PR25、ジメチル−p−メトキシベンジリデンマロネー
ト(CAS#7443−25−6)およびサンドボア−(登録商標;Sandu
vor)PR31、ジ(1,2,2,6,6,−ペンタメチルピペリジン−4−
イル)p−メトキシベンジリデンマロネート(CAS#147783−69−5
【0096】2.5.立体障害性アミン 例えば、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)セバケート、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)セバケート、n−ブチル−3
,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロン酸ビス(1,2,2,6,
6−ペンタメチルピペリジル)エステル、1−ヒドロキシエチル−2,2,6,
6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸との縮合生成物、N,
N’−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと
4−第三オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−s−トリアジンとの縮合生成物、
トリス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)ニトリロトリアセテート、
テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,
4−ブタンテトラカルボキシレート、1,1’−(1,2−エタンジイル)−ビ
ス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、ビス(1−オクチルオキシ
−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート。
【0097】 2.6.ヒドロキシ置換されたアルコキシ基によりN原子上で置換された立体障 害性アミン、 例えば、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オクタデカノイ
ルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(2−ヒドロキシ−
2−メチルプロポキシ)−4−ヘキサデカノイルオキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−ヒ
ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(2−ヒドロキシ−
2−メチルプロポキシ)−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジニ−4−イル)セバケート、ビス(1−(2−ヒドロキシ
−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ−4−イ
ル)アジペート、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジニ−4−イル)スクシネート、ビス(1−(
2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジニ−4−イル)グルタレート及び2,4−ビス{N−[1−(2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ−4−
イル]−N−ブチルアミノ}−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリ
アジンのような同時係属出願番号09/257,711で開示されたおよび関連
部分が参考文献としてとしてここでもまた導入された化合物。
【0098】2.7.蓚酸ジアミド 例えば、4,4’−ジオクチルオキシ−オキサニリド、2,2’−ジオクチル
オキシ−5,5’−ジ第三ブチル−オキサニリド、2,2’−ジドデシルオキシ
−5,5’−ジ第三ブチル−オキサニリド、2−エトキシ−2’−エチル−オキ
サニリド、N,N’−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサルアミド、2
−エトキシ−5−第三ブチル−2’−エチルオキサニリド及び該化合物と2−エ
トキシ−2’−エチル−5,4’−ジ第三ブチルオキサニリドとの混合物、及び
o−及びp−メトキシ−オキサニリドの混合物並びにo−及びp−エトキシ−二
置換オキサニリドの混合物。
【0099】2.8.ヒドロキシフェニル−s−トリアジン 例えば、2,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−4−(2−ヒドロキシ
−4−オクチルオキシフェニル)−s−トリアジン、2,6−ビス(2,4−ジ
メチルフェニル)−4−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−s−トリアジン、
2,4−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(4−クロロフェニル)
−s−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−エ
トキシ)フェニル]−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−
ビス[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)フェニル]−6−(
2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ
−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)フェニル]−6−(4−ブロモフェニル)
−s−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−(2−アセトキシエト
キシ)フェニル]−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビ
ス(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s
−トリアジン。
【0100】3.ホスフィット及びホスホナイト 例えば、トリフェニルホスフィット、ジフェニルアルキルホスフィット、フェ
ニルジアルキルホスフィット、トリ(ノニルフェニル)ホスフィット、トリラウ
リルホスフィット、トリオクタデシルホスフィット、ジステアリル−ペンタエリ
トリトールジホスフィット、トリス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスフィ
ット、ジイソデシルペンタエリトリトールジホスフィット、ジ(2,4,6−ト
リ第三ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット、ジ(2,4−ジ
第三ブチル−6−メチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット、ジ(
2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット、トリス
テアリル−ソルビトールトリホスフィット、テトラキス(2,4−ジ第三ブチル
フェニル)−4,4’−ジフェニレンジホスホナイト。
【0101】4.過酸化物を破壊する化合物 例えば、β−チオジプロピオン酸のエステル、例えば、ラウリル、ステアリル
、ミリスチルもしくはトリデシルエステル、メルカプト−ベンズイミダゾールも
しくは2−メルカプト−ベンズイミダゾールの亜鉛塩、亜鉛ジブチル−ジチオカ
ルバメート、ジオクタデシルジスルフィド、ペンタエリトリトールテトラキス(
β−ドデシルメルカプト)プロピオネート。
【0102】5.ヒドロキシルアミン 例えば、N,N−ジベンジルヒドロキシルアミン、N,N−ジエチルヒドロキ
シルアミン、N,N−ジオクチルヒドロキシルアミン、N,N−ジラウリルヒド
ロキシルアミン、N,N−ジテトラデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジヘキ
サデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクタデシルヒドロキシルアミン、N
−ヘキサデシル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン、N−ヘプタデシル−N
−オクタデシルヒドロキシルアミン、水素添加された牛脂アミンから誘導された
N,N−ジアルキルヒドロキシルアミン。
【0103】6.ニトロン 例えば、N−ベンジル−α−フェニルニトロン、N−エチル−α−メチルニト
ロン、N−オクチル−α−ヘプチルニトロン、N−ラウリル−α−ウンデシルニ
トロン、N−テトラデシル−α−トリデシルニトロン、N−ヘキサデシル−α−
ペンタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ヘキサデシルニトロン、N−ヘ
キサデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ペンタデシル
ニトロン、N−ヘプタデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−オクタデシル−
α−ヘキサデシルニトロン、水素添加された牛脂アミンから誘導されたN,N−
ジアルキルヒドロキシルアミンから誘導されたニトロン。
【0104】8.アミンオキシド 例えば、米国特許第5,844,029号公報および同5,880,191号公
報で開示されているようなアミンオキシド誘導体、ジデシルメチルアミンオキシ
ド、トリデシルアミンオキシド、トリドデシルアミンオキシドおよびトリヘキサ
デシルアミンオキシド。
【0105】8.ポリアミド安定剤 例えば、沃化物及び/もしくは燐化合物及び二価マンガン塩と組み合わせた銅
塩。
【0106】9.塩基性補助安定剤 例えば、メラミン、ポリビニルピロリドン、ジシアンジアミド、トリアリルシ
アヌレート、尿素誘導体、ヒドラジン誘導体、アミン、ポリアミド、ポリウレタ
ン、高級脂肪酸のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、例えばカルシウムス
テアレート、亜鉛ステアレート、マグネシウムステアレート、ナトリウムリシノ
レート及びカリウムパルミテート、アンチモンピロカテコレートもしくは亜鉛ピ
ロカテココレート。
【0107】10.核剤 例えば、4−第三ブチル安息香酸、アジピン酸、ジフェニル酢酸。
【0108】11.充填剤及び強化剤 例えば、炭酸カルシウム、珪酸塩、ガラス繊維、アスベスト、タルク、陶土、
雲母、硫酸バリウム、金属酸化物及び水酸化物、カーボンブラック、黒鉛。
【0109】12.その他の添加剤 例えば、可塑剤、潤滑剤、乳化剤、顔料、蛍光増白剤、防炎加工剤、帯電防止
剤、発泡剤及びチオ相乗剤、例えば、ジラウリルチオジプロピオネートもしくは
ジステアリルチオジプロピオネート。
【0110】13.ベンゾフラノン及びインドリノン 例えば、US−A−4325863、US−A−4338244もしくはUS
−A−5175312、或いは3−[4−(2−アセトキシエトキシ)フェニル
]−5,7−ジ第三ブチルベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ第三ブチル−3
−[4−(2−ステアロイルオキシエトキシ)フェニル]ベンゾフラン−2−オ
ン、3,3’−ビス[5,7−ジ第三ブチル−3−(4−[2−ヒドロキシエト
キシ]フェニル)ベンゾフラン−2−オン]、5,7−ジ第三ブチル−3−(4
−エトキシフェニル)ベンゾフラン−2−オン、3−(4−アセトキシ−3,5
−ジメチルフェニル)−5,7−ジ第三ブチルベンゾフラン−2−オン、3−(
3,5−ジメチル−4−ピバロイルオキシフェニル)−5,7−ジ第三ブチルベ
ンゾフラン−2−オン。
【0111】 上記13に一覧表示されたベンゾフラノン以外の補助安定剤は、例えば、安定
化すべき材料の全重量に対して、0.01ないし10%の濃度で添加される。
【0112】 別の好ましい組成物は、成分(a) 及び成分(b) に加えて、別の添加剤、特にフ
ェノール系酸化防止剤、光安定剤もしくは加工安定剤を含む。
【0113】 特に好ましい添加剤は、フェノール系酸化防止剤、立体障害アミン、ホスフィ
ット及びホスホナイト、紫外線吸収剤及び過酸化物を破壊する化合物である。
【0114】 更に特別に好ましい付加的な添加剤(安定剤)は、例えば、US−A−432
5863、US−A−4338244もしくはUS−A−5175312に記載
されているようなベンゾフラノン−2−オンである。
【0115】 特に重要なフェノール系酸化防止剤は、n−オクタデシル3,5−ジ第三ブチ
ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、ネオペンタンテトライルテトラキス(
3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、ジn−オクタデ
シル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、1,3,5
−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート
、チオジエチレンビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメ
ート)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ第三ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、3,6−ジオキサオクタメチレンビス(
3−メチル−5−第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、2,6−
ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ第三
ブチルフェノール)、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−4−第三ブチル
−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,1,3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス[
2−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイルオキシ)エチ
ル]イソシアヌレート、3,5−ジ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)メシトール、ヘキサメチレンビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシヒドロシンナメート)、1−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシアニ
リノ)−3,5−ジ(オクチルチオ)−s−トリアジン、N,N’−ヘキサメチ
レン−ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナムアミド)、
カルシウムビス(エチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル−ホス
ホネート)、エチレンビス[3,3−ジ(3−第三ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)ブチレート]、オクチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル
メルカプトアセテート、ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナモイル)ヒドラジド、N,N’−ビス[2−(3,5−ジ第三ブチル−4−
ヒドロキシヒドロシンナモイルオキシ)エチル]オキサミド、2,4−ビス(オ
クチルチオメチル)−6−メチルフェノール、並びに2,4−ビス(オクチルチ
オメチル)−6−第三ブチルフェノールからなる群から選択される。
【0116】 最も好ましいフェノール系酸化防止剤は、ネオペンタンテトライルテトラキス
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、n−オクタデ
シル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、1,3,5−
トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)イソシアヌレート、2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,2
’−エチリデン−ビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)、2,4−ビス(オ
クチルチオメチル)−6−メチルフェノールもしくは2,4−ビス(オクチルチ
オメチル)−6−第三ブチルフェノールである。
【0117】 特に重要な立体障害アミンは、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン−4−イル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジ
ン−4−イル)セバケート、ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン
−4−イル)(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ブチルマロネ
ート、4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステア
リルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、3−n−オクチル−7
,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン
−2,4−ジオン、トリス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イ
ル)ニトリロトリアセテート、1,2−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−
3−オキソピペラジン−4−イル)エタン、2,2,4,4−テトラメチル−7
−オキサ−3,20−ジアザ−21−オキソジスピロ[5.1.11.2]ヘン
エイコサン、2,4−ジクロロ−6−第三オクチルアミノ−s−トリアジンと4
,4’−へキサメチレンビス(アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン)とのポリ縮合生成物、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸とのポリ縮合生成物、4,4
’−へキサメチレンビス(アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)
と1,2−ジブロモエタンとのポリ縮合生成物、テトラキス(2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン−4−イル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシ
レート、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル
)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、2,4−ジクロロ−6−モ
ルホリノ−s−トリアジンと4,4’−ヘキサメチレンビス(アミノ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン)とのポリ縮合生成物、N,N’,N”,N”
’−テトラキス[(4,6−ビス(ブチル−1,2,2,6,6−ペンタメチル
ピペリジン−4−イル)アミノ−s−トリアジン−2−イル]−1,10−ジア
ミノ−4,7−ジアザデカン、混合された[2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン−4−イル/β,β,β’,β’−テトラメチル−3,9−(2,4,8
,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン)ジエチル]1,2,3,4
−ブタンテトラカルボキシレート、混合された[1,2,2,6,6−ペンタメ
チルピペリジン−4−イル/β,β,β’,β’−テトラメチル−3,9−(2
,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン)ジエチル]1,2
,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、オクタメチレンビス(2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン−4−カルボキシレート)、4,4’−エチレンビ
ス(2,2,6,6−テトラメチルピペラジン−3−オン)、N−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン−4−イル−n−ドデシルコハク酸イミド、N−1
,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル−n−ドデシルコハク酸
イミド、N−1−アセチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イ
ルn−ドデシルコハク酸イミド、1−アセチル3−ドデシル−7,7,9,9−
テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
、ジ(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イ
ル)セバケート、ジ(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン−4−イル)スクシネート、1−オクチルオキシ−2,2,6,6
−テトラメチル−4−ヒドロキシ−ピペリジン、ポリ{6−第三オクチルアミノ
−s−トリアジン−2,4−ジイル][2−(1−シクロヘキシルオキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)イミノ−ヘキサメチレン−[
4−(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)イミノ]、2,4,6−トリス[N−(1−シクロヘキシルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)−n−ブチルアミノ]−
s−トリアジン、2−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−4,6−ビス[N−(
1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イ
ル)−n−ブチルアミノ]−s−トリアジン、1,2−ビス(3,3,5,5−
テトラメチルピペラジン−2−オン−1−イル)エタン、1,3,5−トリス{
N−シクロヘキシル−N−[2−(3,3,5,5−テトラメチルピペラジン−
2−オン−1−イル)エチル]アミノ}−s−トリアジン、1,3,5−トリス
{N−シクロヘキシル−N−[2−(3,3,4,5,5−ペンタメチルピペラ
ジン−2−オン−1−イル)エチル]アミノ}−s−トリアジン、2ないし4当
量の2,4−ビス[(1−シクロヘキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジンと1当量のN
,N−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンとの反応物、ビス[1−(
2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン−4−イル]セバケート、ビス[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
ポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル]グルタレート
とビス[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン−4−イル]アジペートとの混合物、4−ヒドロキシ−1
−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン並びに4−オクタデシルオキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチル
プロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンからなる群から選択さ
れる。
【0118】 最も好ましい立体障害アミンは、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン−4−イル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリ
ジン−4−イル)セバケート、ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジ
ン−4−イル)(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ブチルマロ
ネート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−
ヒドロキシピペリジンとコハク酸とのポリ縮合生成物、2,4−ジクロロ−6−
第三オクチルアミノ−s−トリアジンと4,4’−へキサメチレンビス(アミノ
−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)とのポリ縮合生成物、N,N’,
N”,N”’−テトラキス[(4,6−ビス(ブチル−1,2,2,6,6−ペ
ンタメチルピペリジン−4−イル)アミノ−s−トリアジン−2−イル]−1,
10−ジアミノ−4,7−ジアザデカン、ジ(1−オクチルオキシ−2,2,6
,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート、ジ(1−シクロヘキシ
ルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)スクシネート
、1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシ−ピペ
リジン、ポリ{6−第三オクチルアミノ−s−トリアジン−2,4−ジイル][
2−(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)イミノ−ヘキサメチレン−[4−(1−シクロヘキシルオキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)イミノ]、2,4,6−トリ
ス[N−(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン−4−イル)−n−ブチルアミノ]−s−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ
エチル)アミノ−4,6−ビス[N−(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6
,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)−n−ブチルアミノ]−s−トリア
ジン、1,2−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジン−2−オン−1
−イル)エタン、1,3,5−トリス{N−シクロヘキシル−N−[2−(3,
3,5,5−テトラメチルピペラジン−2−オン−1−イル)エチル]アミノ}
−s−トリアジン、1,3,5−トリス{N−シクロヘキシル−N−[2−(3
,3,4,5,5−ペンタメチルピペラジン−2−オン−1−イル)エチル]ア
ミノ}−s−トリアジン、2ないし4当量の2,4−ビス[(1−シクロヘキシ
ルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ
]−6−クロロ−s−トリアジンと1当量のN,N’−ビス(3−アミノプロピ
ル)エチレンジアミンとの反応物、ビス[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプ
ロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル]セバケート
、ビス[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン−4−イル]グルタレートとビス[1−(2−ヒドロキシ
−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イ
ル]アジペートとの混合物、4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンもしくは4−オクタ
デシルオキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジンからなる群から選択される。
【0119】 本発明の組成物は、ベンゾトリアゾール、s−トリアジン、オキサニリド、ヒ
ドロキシベンゾフェノン、ベンゾエート、α−シアノアクリレート、マロネート
、サリチレート、およびベンゾオキサジノン2,2'−p−フェニレン−ビス(
3,1−ベンゾオキサジン−4−オン)、シアソーブ(登録商標;Cyasor
b)3638(CAS#18600−59−4)、サイテック(Cytec)社
、からなる群から選択される他の紫外線吸収剤を付加的に含んでよい。
【0120】 特に興味深い本組成物中の所望による共添加剤は、既知のベンゾトリアゾール
紫外線吸収剤および立体障害アミン化合物の類から選択されたものである。 本発明を以下の実施例で説明する。 本実施例では、以下の添加剤が使用された。 チヌビン(登録商標;Tinuvin)327,5−クロロ−2−(2−ヒドロ
キシ−3,5−ジ−第3−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 チマソーブ(登録商標;チマソーブ)81,2−ヒドロキシ−4−オクチルオキ
シベンゾフェノンおよび チヌビン(登録商標;Tinuvin)928,3−α−クミル−2−ヒドロキ
シ−5−t−オクチルフェニル−2H−ベンゾトリアゾールおよび (a)5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−
第三−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール。 チヌビン(登録商標;Tinuvin)327、チマソーブ(登録商標;チマソ
ーブ)81およびチヌビン(登録商標;Tinuvin)928はチバ スペシ
ヤリィティ ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicais
)から入手できる。
【0121】
【実施例】実施例1 PETボトル 表1の紫外線吸収剤のPET濃縮物(10重量%)は、275℃のダイにおい
て温度を操作される27mm二軸スクリュー押出し機上にエスタパック(Eas
tapak)9921W PETを使用して調製された。該濃縮物は、表1に示
したような最終添加剤の量へ樹脂に基づいて低下させられる。PETは、プレフ
ォームの前に少なくとも240°Fにおいて4時間、減圧下で乾燥される。プレ
フォームは、結晶度に曇りのない部分を得るために必要な最小射出温度および背
圧を使用して単位穴アーバーグ(Arburg)成形機上で成形された。ボトル
吹込み成形は、上記したプレフォームを使用し、シデル(Sidel)SBO2
/3吹込み成形機を使用して行われた。0.015ないし0.016インチの厚
みのボトル壁が得られた。
【表1】 表1 配合 紫外線吸収剤 樹脂に基づく重量% 1 (対照) なし 0.3 2 (対照) チヌビン (登録商標;Tinuvin)327 0.3 3 (対照) チマソーブ (登録商標;チマソーブ)81 0.3 4 UVA(a) 0.3 5 チヌビン (登録商標;Tinuvin)928 およびUVA(a)の1:1混合物 0.3 成形ボトルは、16ないし20オンスの水もしくは炭酸水型ペットボトルおよび
200mL咳止めシロップ型PETボトルを表す。
【0122】実施例2 透過百分率 透過百分率のデータが、実施例1に従って調製された200mL咳止めシロッ
プ型PETボトルから得られた。透過百分率は、配合1および5から調製された
ボトルによって測定され、そして以下の表で報告される。
【表2】 波長 (nm) 配合1 配合 5 330 25 0 340 41 0 350 50 0 360 57 0 370 67 0 380 71 0 390 73 0 基本的に、本発明の紫外線吸収剤(a)を少量配合されたボトルで全ての損傷的
紫外線が遮断された。
【0123】 以下の実施例の暴露条件は、次の通りである。 試料は、冷白色蛍光灯(40ワット)6列の下もしくは368nmの波長を有す
る紫外線ランプ6列の下において、テスト試料はランプの下12インチ(30.
48cm)の所で暴露された。
【0124】 染料退色(もしくは変色)は、6インチ積算球体を有するマクベス カラー
アイ(Machbeth Color Eye)分光光度計で測定された。該条
件は、;10度観測装置;D65光源および8度視角である。
【0125】 初期着色測定は、上記パラメーターを使用して行われた。L、aおよびbの値
は、CIEシステムを使用して反射値から計算された。YI(黄色度指数)は、
該L、aおよびbの値から計算された。次の測定は、指定した間隔において測定
された。デルタL、a、bおよびYI(黄色度指数)の値は、単純に初期値と各
々の間隔においての該値の差である。デルタ(Δ)Eは、次のように計算された
:[(ΔL)2+(Δa)2+(Δb)21/2=ΔE。低いΔEは、より少ない変
色を示しそして非常に望ましい。
【0126】実施例3 市販のうがい液の色安定性 市販のうがい液はリステリン(登録商標;Listerine)歯石抑制消毒
うがい液(米国特許第5,891,422号公報)であり、それは、F&DCブ
ルー(Blue)#1(ワーナー−ランバート コンシュマー ヘルスケア(W
arner−Lambert Consumer Healthcare)を含
む。実施例1に従って調製された16オンスのPETボトル中に入っているうが
い液の変色が、蛍光灯へ暴露された後に測定された。該ボトルは、最大の3/4
(うがい液500g)まで満たされそしてふたがしっかり締められた。該ボトル
は、上記のように暴露された。配合1、2および4から調製されたボトルのデル
タE(ΔE)が測定された。
【表3】 配合 2日後のΔE 2 1.28 4 1.01 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0127】 実施例4 市販のうがい液の色安定性 市販のうがい液はリステリン(登録商標;Listerine)歯石抑制消毒
うがい液(米国特許第5,891,422号公報)であり、それは、F&DCブ
ルー(Blue)#1(ワーナー−ランバート コンシュマー ヘルスケア(W
arner−Lambert Consumer Healthcare)を含
む。実施例1に従って調製された16オンスのPETボトル中に入っているうが
い液の変色が、紫外線へ暴露された後に測定された。該ボトルは、最大の3/4
(うがい液500g)まで満たされ、そしてふたがしっかり締められた。該ボト
ルは、上記のように暴露された。配合1、2および4から調製されたボトルのデ
ルタE(ΔE)が測定された。
【表4】 配合 1日後のΔE 1 0.68 2 0.67 4 0.60 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0128】実施例5 水性染料溶液の色安定性 市販の染料はファスト グリーン(Fast Green)FCF(カラーイ
ンデックス番号(C.I)42053;食物緑(Food Green)3)で
あり、シグマ−アルドリッチ(Sigma−Aldrich)から購入した。実
施例1に従って調製された16オンスのペットボトル中の溶液の変色が、蛍光灯
へ暴露された後に測定された。該ボトルは2ppm水性染料溶液500gで最大
の3/4まで満たされ、そしてふたがしっかり締められた。該ボトルは、上記の
ように暴露された。配合1、2および4から調製されたボトルのデルタE(ΔE
)が測定された。
【表5】 配合 1日後のΔE 1 0.67 2 0.45 4 0.35 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0129】実施例6 水性染料溶液の色安定性 市販の染料はファスト グリーン(Fast Green)FCF(カラーイ
ンデックス番号(C.I)42053;食物緑(Food Green)3)で
あり、シグマ−アルドリッチ(Sigma−Aldrich)から購入した。実
施例1に従って調製された16オンスのペットボトル中の溶液の変色が、紫外線
へ暴露された後に測定された。該ボトルは2ppm水性染料溶液500gで最大
の3/4まで満たされ、そしてふたがしっかり締められた。該ボトルは、上記の
ように暴露された。配合1、2および4から調製されたボトルのデルタE(ΔE
)が測定された。
【表6】 配合 4日後のΔE 1 2.34 4 2.03 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0130】実施例7 市販のシャンプーの色安定性 市販のシャンプーはD&Cオレンジ(Orange)#4(カラーインデック
ス番号(C.I)15510)およびD&C赤(Red)#33(カラーインデ
ックス番号(C.I)17200)を含んでいるスアブ(登録商標;Suave
)ストロベリー(Strawberry)シャンプーである。実施例1に従って
調製された16オンスのペットボトル中のシャンプーの変色が、蛍光灯へ暴露さ
れた後に測定された。該ボトルは500gのシャンプーで最大の3/4まで満た
され、そしてふたがしっかり締められた。該ボトルは、上記のように暴露された
。配合1、2および4から調製されたボトルのデルタE(ΔE)が測定された。
【表7】 配合 4日後のΔE 1 1.76 2 1.21 4 1.12 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0131】実施例8 市販のシャンプーの色安定性 市販のシャンプーはD&Cオレンジ(Orange)#4(カラーインデックス
番号(C.I)15510)およびD&C赤(Red)#33(カラーインデッ
クス番号(C.I)17200)を含んでいるスアブ(登録商標;Suave)
ストロベリー(Strawberry)シャンプーである。実施例1に従って調
製された16オンスのペットボトル中のシャンプーの変色が、紫外線へ暴露され
た後に測定された。該ボトルは500gのシャンプーで最大の3/4まで満たさ
れ、そしてふたがしっかり締められた。該ボトルは、上記のように暴露された。
配合1、2および4から調製されたボトルのデルタE(ΔE)が測定された。
【表8】 配合 4日後のΔE 1 3.73 4 1.34 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0132】実施例9 市販のうがい液の色安定性 市販のうがい液はリステリン(登録商標;Listerine)歯石抑制消毒
うがい液(米国特許第5,891,422号公報)であり、それは、F&DCブ
ルー(Blue)#1(ワーナー−ランバート コンシュマー ヘルスケア(W
arner−Lambert Consumer Healthcare)を含
む。実施例1に従って調製された200mLボトル中に入っているうがい液の変
色が、蛍光灯へ暴露後に測定された。該ボトルは、最大の3/4(うがい液14
0g)まで満たされ、そしてふたがしっかり締められた。該ボトルは、上記のよ
うに暴露された。配合1、2、3および5から調製されたボトルのデルタE(Δ
E)が測定された。
【表9】 配合 3日後のΔE 1 0.96 2 0.73 3 0.56 5 0.45 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0133】実施例10 市販のうがい液の色安定性 市販のうがい液はリステリン(登録商標;Listerine)歯石抑制消毒
うがい液(米国特許第5,891,422号公報)であり、それは、F&DCブ
ルー(Blue)#1(ワーナー−ランバート コンシュマー ヘルスケア(W
arner−Lambert Consumer Healthcare)を含
む。実施例1に従って調製された200mLボトル中に入っているうがい液の変
色が、紫外線へ暴露後に測定された。該ボトルは、最大の3/4(うがい液14
0g)まで満たされ、そしてふたがしっかり締められた。該ボトルは、上記のよ
うに暴露された。配合1、3および5から調製されたボトルのデルタE(ΔE)
が測定された。
【表10】 配合 4日後のΔE 1 0.61 3 1.52 5 0.36 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0134】実施例11 水性染料溶液の色安定性 市販の染料はエリオグラウシン(Erioglaucine)(青色染料)で
あり、シグマ−アルドリッチ(Sigma−Aldrich)から購入した。実
施例1に従って調製された200mLボトル中に入っている水溶液の変色が、紫
外線へ暴露後に測定された。該ボトルは2ppm水性染料溶液(140gの溶液
)で最大の3/4まで満たされ、そしてふたがしっかり締められた。該ボトルは
、上記のように暴露された。配合1、2、3および5から調製されたボトルのデ
ルタE(ΔE)が測定された。
【表11】 配合 1日後のΔE 1 0.15 2 0.26 3 0.33 5 0.12 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0135】実施例12 市販のシャンプーの色安定性 市販のシャンプーはD&Cオレンジ(Orange)#4(カラーインデックス
番号(C.I)15510)およびD&C赤(Red)#33(カラーインデッ
クス番号(C.I)17200)を含んでいるスアブ(登録商標;Suave)
ストロベリー(Strawberry)シャンプーである。実施例1に従って調
製された200mLボトル中に入っているシャンプーの変色が、蛍光灯へ暴露後
に測定された。該ボトルはシャンプー(140g)で最大の3/4まで満たされ
、そしてふたがしっかり締められた。該ボトルは、上記のように暴露された。配
合1、2、3および5から調製されたボトルのデルタE(ΔE)が測定された。
【表12】 配合 4日後のΔE 1 1.54 2 1.31 3 1.47 5 1.26 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0136】実施例13 市販のシャンプーの色安定性 市販のシャンプーはD&Cオレンジ(Orange)#4(カラーインデックス
番号(C.I)15510)およびD&C赤(Red)#33(カラーインデッ
クス番号(C.I)17200)を含んでいるスアブ(登録商標;Suave)
ストロベリー(Strawberry)シャンプーである。実施例1に従って調
製された200mLボトル中に入っているシャンプーの変色が、紫外線へ暴露後
に測定された。該ボトルはシャンプー(140g)で最大の3/4まで満たされ
、そしてふたがしっかり締められた。該ボトルは、上記のように暴露された。配
合1、2、3および5から調製されたボトルのデルタE(ΔE)が測定された。
【表13】 配合 2日後のΔE 1 4.47 2 0.97 3 1.57 5 0.84 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0137】実施例14 水性染料溶液の色安定性 市販の染料はタルトラジン(Tartrazine)(カラーインデックス番
号(C.I)19140、酸性黄色(Acid Yellow)23)であり、
シグマ−アルドリッチ(Sigma−Aldrich)から購入した。実施例1
に従って調製された200mLボトル中に入っている水溶液の変色が、蛍光灯へ
暴露後に測定された。該ボトルは3ppm水性染料溶液(140gの溶液)で最
大の3/4まで満たされ、そしてふたがしっかり締められた。該ボトルは、上記
のように暴露された。配合1、2、3および5から調製されたボトルのデルタE
(ΔE)が測定された。
【表14】 配合 4日後のΔE 1 0.20 2 0.18 3 0.28 5 0.13 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0138】実施例15 水性染料溶液の色安定性 市販の染料はタルトラジン(Tartrazine)(カラーインデックス番
号(C.I)19140、酸性黄色(Acid Yellow)23)であり、
シグマ−アルドリッチ(Sigma−Aldrich)から購入した。実施例1
に従って調製された200mLボトル中に入っている水溶液の変色が、紫外線へ
暴露後に測定された。該ボトルは3ppm水性染料溶液(140gの溶液)で最
大の3/4まで満たされ、そしてふたがしっかり締められた。該ボトルは、上記
のように暴露された。配合1、3および5から調製されたボトルのデルタE(Δ
E)が測定された。
【表15】 配合 1日後のΔE 1 0.84 3 0.58 5 0.50 これらのデータは、本発明の紫外線吸収剤が配合されたPETボトルが、慣用紫
外線吸収剤よりもより良く好ましくない変色から内容物を保護するということを
示している。
【0139】実施例16 ポリ(エチレンテレフタレート)、PET、樹脂配合物を分離するために、以下
のベンゾトリアゾール安定剤が各々0.5%重量で加えられた。 (ee)5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−第三−オク
チルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (ff)イソオクチル3−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル
)−5−第三−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメートおよび (gg)2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−第三−オクチルフェニル
)−2H−ベンゾトリアゾール (a) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5
−第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (b) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−5−第三−オクチル
フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (c) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三−
オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (g) メチル3−(5−トリフルオロメチル−2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−5−第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、 (j) 5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−
第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (n) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5
−第三ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (s) 5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (x)5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジα−クミル
フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 (aa)5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチル
フェニル)−2H−ベンゾトリアゾールおよび (cc)5−フェニルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、 各々の安定した樹脂組成物は次に、各々の紫外線吸収剤を配合したPETボトル
へと吹込みもしくは射出成形された。該PETボトルは、紫外線からそれらの中
の内容物を保護する事において特に効果的であり、生産物の保存期間をより長く
し得る。
【0140】実施例17 ポリ(エチレンテレフタレート)、PET、樹脂配合物を分離するために、以下
のs−トリアジン安定剤の各々の0.5%重量が加えられた。 (1)2,4−ビス(4−ビフェニルイル)−6−(2−ヒドロキシ−4−オク チルオキシカルボニルエチリデンオキシフェニル)−s−トリアジン、 (2)2−フェニル−4−[2−ヒドロキシ−4−(3−第二−ブチルオキシ− 2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン、 (3)2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4 −(3−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル)− s−トリアジン、 (4)2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−n−ブチルオキシフェニル)−6− (2,4−ジ−n−ブチルオキシフェニル)−s−トリアジン、 (5)2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4 −(3−ノニルオキシ※−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−α−ク ミルフェニル]−s−トリアジン(※はオクチルオキシ基、ノニルオキシ 基およびデシルオキシ基の混合物を示す。)、 (6)メチレンビス−{2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2 −ヒドロキシ−4−(3−ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フ ェニル)]−s−トリアジン}、5:4:1の比率で、3:5'、5:5 'および3:3'部分で架橋されたメチレン架橋二量体混合物、 (7)2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−イソオクチルオキシカルボニ ルイソプロピリデンオキシフェニル)−s−トリアジン、 (8)2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4 −ヘキシルオキシ−5−α−クミルフェニル)−s−トリアジン、 (9)2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4 −オクチルオキシフェニル)−s−トリアジン、シアソーブ(登録商標; CYASORB)1164、サイテック(Cytec)、 (10)2−(2,4,6−トリメチルフェニル)−4,6−ビス[2−ヒドロ キシ−4−(3−ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェ ニル]−s−トリアジン、および (11)2,4,6−トリス[2−ヒドロキシ−4−(3−第二−ブチルオキシ −2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン 各々の安定した樹脂組成物は次に、各々の紫外線吸収剤を配合したPETボトル
へと吹込みもしくは射出成形された。該PETボトルは、紫外線からそれらの中
の内容物を保護する事において特に効果的であり、生産物の保存期間をより長く
し得る。
【0141】実施例18 多層ボトルは外部の層、および内容物に接触している最も内部の層は、PET
から構成され、そしてそれはまた遮断層を構成するように製造された。実施例1
および2に列挙されたベンゾトリアゾールもしくはs−トリアジンの1つもしく
はそれ以上が該樹脂の重量に基づき、0.5重量%で3層のいずれかに配合され
る場合、ボトルのその内容物は紫外線から効果的に保護される。
【0142】実施例19 多層ボトルは、外部の層、および内容物に接触している最も内部の層は、HD
PEから構成され、そしてそれはまた遮断層を構成するように製造された。実施
例1および2に列挙されたベンゾトリアゾールもしくはs−トリアジンの1つも
しくはそれ以上が該樹脂の重量に基づき、0.5重量%で3層のいずれかに配合
される場合、ボトルのその内容物は紫外線から効果的に保護される。
【0143】実施例20 ポリプロピレン樹脂配合物を分離するために、実施例1および2のベンゾトリ
アゾールおよびs−トリアジン安定剤の各々の0.5%重量が加えられた。 安定した樹脂組成物の各々は次に、各々の紫外線吸収剤を配合したポリプロピレ
ンボトルへと吹込みもしくは射出成形された。該ポリプロピレンボトルは、紫外
線からそれらの中の内容物を保護する事において特に効果的であり、生産物の保
存寿命をより長くし得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/3475 C08K 5/3475 5/3492 5/3492 C09K 3/00 104 C09K 3/00 104B 104C (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 シュアドルニク,ジョセフ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10598 ヨークタウンハイツ ハロックス ミル ロード 337 (72)発明者 ウッド,マービン,ゲイル アメリカ合衆国 ニューヨーク州 12570 プーカグ リメリッジ ロード 147 Fターム(参考) 3E067 AA03 AB01 AB26 AB81 AB96 BA03A BB14A BB22A CA13 EE32 FA01 FC01 GD01 3E086 AA22 AB01 AD04 BA04 BA15 BB23 CA01 CA11 CA28 CA29 4F071 AA09 AA14 AA15X AA22 AA22X AA24 AA25 AA28X AA29 AA29X AA34X AA43 AA50 AA54 AA78 AC12 AE05 BB05 BB13 BC01 BC04 4J002 AC011 AC031 AC061 BB031 BB051 BB061 BB071 BB081 BB121 BB141 BB151 BB171 BB231 BC031 BC061 BD041 BD101 BE021 BE031 BK001 CF051 CF061 CG001 CL001 EU136 EU187 FD056 FD057

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紫外線の有害作用に対してその中の内容物を保護するためのプラ
    スチック容器もしくはフィルムであって、 (a)透明もしくは淡色のプラスチックおよび (b)耐久性ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールおよびトリス−アリール−
    s−トリアジン紫外線吸収剤からなる群から選択されたひとつもしくはそれ以上
    の化合物の有効な安定化量を含む 内容物貯蔵のためのプラスチック容器もしくはフィルム。
  2. 【請求項2】前記ベンゾトリアゾール紫外線吸収剤が次式(I)、(II)も
    しくは(III) 【化1】 (式中、G1およびG1'は独立して、水素原子もしくはハロゲン原子を表し、 G2およびG2'は独立して、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素原子数1
    ないし12のペルフルオロアルキル基、−COOG3、−P(O)(C652
    −CO−G3、−CO−NH−G3、−CO−N(G32、−N(G3)−CO−
    3、E3SO−もしくはE3SO2−を表すか;もしくはG2'は水素原子をも表し
    、G3は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、
    炭素原子数2ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数5ない
    し12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フ
    ェニル基もしくは、1ないし4個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によって
    フェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表し、
    1は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭
    素原子数2ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数5ないし
    12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フェ
    ニル基もしくは、1ないし4個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によってフ
    ェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表すか;
    もしくはE1は1もしくは2個のヒドロキシ基によって置換された炭素原子数1
    ないし24のアルキル基を表し、 E1が、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基もしくはフェニル基、も
    しくは1ないし4個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によってフェニル環上
    で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表す場合、G2はま
    た水素原子をも表し得、 E2およびE2'は独立して、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アル
    キル基、炭素原子数2ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子
    数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキ
    ル基、フェニル基もしくは、1ないし3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基
    によってフェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基
    を表すか;もしくはE2およびE2'が独立して、1個もしくはそれ以上の−OH
    、−OCOE11、−OE4、−NCO、−NH2、−NHCOE11、−NHE4
    しくは−N(E42もしくはそれらの混合物によって置換された上記炭素原子数
    1ないし24のアルキル基もしくは上記炭素原子数2ないし18のアルケニル基
    を表し、ここでE4は、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル
    基を表すか;もしくは1個もしくはそれ以上の−O−、−NH−、もしくは−N
    4−基もしくはその混合物によって中断された上記アルキル基もしくは上記ア
    ルケニル基であって未置換もしくは1個もしくはそれ以上の−OH、−OE4
    しく−NH2基もしくはそれらの混合物で置換され得るものを表し; nは1もしくは2を表し、 nが1の場合、E5はOE6もしくはNE78を表し、もしくはE5は−PO(O
    122、−OSi(E113もしくは−OCO−E11、もしくは−O−、−S−
    もしくは−NE11によって中断されかつ未置換もしくは−OH−もしくは−OC
    O−E11によって置換され得る炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖ア
    ルキル基、未置換もしくは−OHによって置換された炭素原子数5ないし12の
    シクロアルキル基、未置換もしくは−OHによって置換された炭素原子数2ない
    し18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数7ないし15のアラルキ
    ル基、−CH2−CHOH−E13もしくはグリシジル基を表し、 E6は水素原子、未置換もしくはOH、OE4もしくはNH2基の1つもしくはそ
    れ以上によって置換された炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキ
    ル基を表すか、もしくは−OE6は−(OCH2CH2WOHもしくは−(OCH 2 CH2WOE21を表し、ここでwは1ないし12を表し、およびE21は炭素原
    子数1ないし12のアルキル基を表し、 E7およびE8は独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、−
    O−、−S−、もしくは−NE11−によって中断された炭素原子数3ないし18
    の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基
    、炭素原子数6ないし14のアリール基、もしくは炭素原子数1ないし3のヒド
    ロキシルアルキル基を表すか、もしくはE7およびE8はN原子と一緒になってピ
    ロリジン、ピペリジン、ピペラジンもしくはモルホリン環を表し、 E5は、−X−(Z)P−Y−E15 {式中、Xは−O−もしくは−N(E16)−を表し、Yは−O−もしくは−N(
    17)−を表し、Zは、炭素原子数2ないし12のアルキレン基、1つないし3
    つの窒素原子、酸素原子もしくはそれらの混合物によって中断された炭素原子数
    4ないし12のアルキレン基、もしくは各々ヒドロキシル基によって置換された
    炭素原子数3ないし12のアルキレン基、ブテニレン基、ブチニレン基、シクロ
    へキシレン基、もしくはフェニレン基を表す。}を表し、 mは0、1ないし2を表し、 pは1を表すか、もしくはXおよびYがそれぞれ −N(E16)−および−N(E17)−である場合、pはまた0をも表し、 E15は基−CO−C(E18)=C(H)E19を表すかもしくは、Yが−N(E17 )−である場合、E17と一緒になって基−CO−CH=CH−CO−を形成し、
    ここでE18は水素原子もしくはメチル基を表し、そしてE19は水素原子、メチル
    基もしくはCO−X−E20[式中、E20は水素原子、炭素原子数1ないし12の
    アルキル基もしくは次式の基 【化2】 〈式中、E1、G2、X、Y、mおよびpの記号は、上記で定義された意味を持つ
    〉]を表し、 およびE16およびE17は互いに独立して水素原子、炭素原子数1ないし12のア
    ルキル基、1ないし3個の酸素原子によって中断された炭素原子数3ないし12
    のアルキル基を表すか、もしくはシクロへキシル基もしくは炭素原子数7ないし
    15のアラルキル基を表し、また、Zがエチレン基を表す場合、E17と一緒にE 16 もまたエチレン基を形成し、 nが2を表す場合、G2の1つはまた水素原子をも表し、E5は二価の基−O−E 9 −O−もしくは−N(E11)−E10−N(E11)−の1つを表し、 E9は炭素原子数2ないし8のアルキレン基、炭素原子数4ないし8のアルケニ
    レン基、炭素原子数4のアルキニレン基、シクロへキシレン基、−O−によって
    もしくは−CH2−CHOH−CH2−O−E14−O−CH2−CHOH−CH2
    によって中断された炭素原子数4ないし10の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン 基を表し、 E10は−O−、シクロへキシル基、もしくは次式 【化3】 によって中断され得る炭素原子数2ないし12の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン
    基を表すか、もしくは2つの窒素原子と一緒にE10およびE11がピペラジン環を
    形成し、 E14は炭素原子数2ないし8の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン基、−O−、シク
    ロアルキレン基、アリーレン基もしくは次式 【化4】 によって中断される炭素原子数4ないし10の直鎖もしくは分枝鎖がアルキレン
    基を表し、ここでE7およびE8は独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18
    のアルキル基を表すかもしくは、E7およびE8は一緒になって、炭素原子数4な
    いし6のアルキレン基、3−オキサペンタメチレン基、3−イミノペンタメチレ
    ン基もしくは3−メチルイミノペンタメチレン基を表し、 E11は水素原子、炭素原子数1ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭
    素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数2ないし18の直鎖もし
    くは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数6ないし14のアリール基もしくは炭素原
    子数7ないし15のアラルキル基を表し、 E12は炭素原子数1ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数3
    ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数5ないし10のシク
    ロアルキル基、炭素原子数6ないし16のアリール基もしくは炭素原子数7ない
    し15のアラルキル基を表し、 E13はHを表すか、−PO(OE122により置換された炭素原子数1ないし1
    8の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、未置換もしくはOHにより置換された フェニル基、炭素原子数7ないし15のアラルキル基、もしくはCH2OE12
    表し、 E3は炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数2ないし20のヒドロ
    キシアルキル基、炭素原子数2ないし9のアルコキシカルボニル基によって置換
    されたアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数5ない
    し12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、炭
    素原子数6ないし10のアリール基、もしくは1ないし2個の炭素原子数1ない
    し4のアルキル基によって置換された上記アリール基、もしくはぺルフルオロア
    ルキル部分が6ないし16の炭素原子を持つ1,1,2,2−テトラヒドロぺル
    フルオロアルキル基を表し、および Lは炭素原子数1ないし12のアルキレン基、炭素原子数2ないし12のアルキ
    リデン基、ベンジリデン基、p−キシリレン基、a,a,a',a'−テトラメチ
    ル−m−キシリレン基もしくはシクロアルキリデン基を表す。)で表され;但し
    、式(I)は5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第3−ブチルフ
    ェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3
    −第3−ブチル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールもしくは2
    −(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミル)−2H−ベンゾトリアゾールを
    表さない請求項1記載のプラスチック容器もしくはフィルム。
  3. 【請求項3】ベンゾトリアゾール紫外線吸収剤が、 次式(I) 【化5】 (式中、G1は水素原子を表し、 G2は水素原子、シアノ基、クロロ基、フルオロ基、−CF3−、−CO−G3
    3SO−もしくはE3SO2−を表し、G3は炭素原子数1ないし24の直鎖もし
    くは分枝鎖アルキル基、炭素原子数2ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニ
    ル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15の
    フェニルアルキル基、フェニル基もしくは、1ないし4個の炭素原子数1ないし
    4のアルキル基によってフェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェ
    ニルアルキル基を表し、 E1は炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フェニル基もしくは、1
    ないし4個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によってフェニル環上で置換さ
    れた該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表し、 E2は炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数2
    ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数5ないし12のシク
    ロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フェニル基もし
    くは、1ないし3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によってフェニル環上
    で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表すか;もしくはE 2 は、1個もしくはそれ以上の−OH、−OCOE11、−OE4、−NCO、−N
    2、−NHCOE11、−NHE4もしくは−N(E42もしくはそれらの混合物
    によって置換された炭素原子数1ないし24の上記アルキル基もしくは炭素原子
    数2ないし18の上記アルケニル基を表し、ここでE4は、炭素原子数1ないし
    24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表すか;もしくは1つもしくはそれ以上
    の−O−、−NH−基もしくは−NE4−基もしくはそれらの混合物によって中
    断され、かつ未置換もしくは1個もしくはそれ以上の−OH、−OE4基もしく
    は−NH2基もしくはそれらの混合物で置換され得る上記アルキル基もしくは上
    記アルケニル基を表し; E3は炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数2ないし20のヒドロ
    キシアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数5ないし
    12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、炭素
    原子数6ないし10のアリール基、もしくは1もしくは2個の炭素原子数1ない
    し4のアルキル基によって置換された上記アリール基もしくはぺルフルオロアル
    キル部分が6ないし16の炭素原子を持つ1,1,2,2−テトラヒドロぺルフ
    ルオロアルキル基を表す。)で表されるものであるか、 もしくは(式中、G1は水素原子を表し、 G2はクロロ基、フルオロ基、CF3−、E3SO−もしくはE3SO2−を表し、
    1は水素原子もしくは炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル
    基を表し、 E2は上記で定義されたものを表し、および E3は炭素原子数1ないし7の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表す。)式(I
    )の化合物であり、但し、式(I)は5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3,
    5−ジ−第3−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2
    −(2−ヒドロキシ−3−第3−ブチル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾ
    トリアゾールもしくは2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミル)−2H
    −ベンゾトリアゾールを表さない請求項2記載のプラスチック容器もしくはフィ
    ルム。
  4. 【請求項4】 式(II)の前記ベンゾトリアゾール紫外線吸収剤が次式(IIA) 【化6】 (式中、G1は水素原子を表し、 G2はCF3−、もしくはフルオロ基を表し、 E1は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、も
    しくは炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基を表し、 E1が炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基を表す場合、G2はまた水素
    原子をも表し得、 E5は−OE6もしくは−NE78を表すか、もしくは ここでE5は−X−(Z)P−Y−E15を表し、 Xは−O−もしくは−N(E16)−を表し、 Yは−O−もしくは−N(E17)−を表し、 Zは、炭素原子数2ないし12のアルキレン基、1ないし3個の窒素原子、酸素
    原子もしくはそれらの混合物によって中断された炭素原子数4ないし12のアル
    キレン基もしくは各々ヒドロキシル基によって置換された炭素原子数3ないし1
    2のアルキレン基、ブテニレン基、ブチニレン基、シクロへキシレン基、もしく
    はフェニレン基を表し、 mは0、1、2もしくは3を表し、 pは1を表すか、もしくはXおよびYがそれぞれ、−N(E16)−および−N(
    17)−である場合、pはまた0をも表し、 E15は基−CO−C(E18)=(CH)E19を表すかもしくは、Yが−N(E17 )−である場合、E17と一緒になって基−CO−CH=CH−CO−を形成し、
    ここでE18は水素原子もしくはメチル基を表し、そしてE19は水素原子、メチル
    基もしくはCO−X−E20を表し、ここでE20は水素原子、炭素原子数1ないし
    12のアルキル基もしくは次式の基 【化7】 を表す。)で表されるものである請求項2記載のプラスチック容器もしくはフィ
    ルム。
  5. 【請求項5】 式(III)の前記ベンゾトリアゾール紫外線吸収剤が次式(IIIA) 【化8】 (式中、G2はCF3を表し、 G'2は水素原子もしくはCF3を表し、 E2およびE2'は独立して、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アル
    キル基、炭素原子数2ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子
    数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキ
    ル基、フェニル基もしくは、1ないし3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基
    によってフェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基
    を表し;および Lは炭素原子数1ないし12のアルキレン基、炭素原子数2ないし12のアルキ
    リデン基、ベンジリデン基、p−キシリレン基、a,a,a',a'−テトラメチ
    ル−m−キシリレン基もしくはシクロアルキリデン基を表す。)で表される請求
    項2記載のプラスチック容器もしくはフィルム。
  6. 【請求項6】 前記ベンゾトリアゾール紫外線吸収剤が、次式(I) 【化9】 (式中、G1は水素原子を表し、 G2はCF3−を表し、 E1は、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フェニル基、もしくは
    1ないし4個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によりフェニル環上で置換さ
    れた前記フェニル基もしくは前記フェニルアルキル基を表し、E2は炭素原子数
    1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数2ないし18の直鎖
    もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭
    素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フェニル基もしくは、1ないし3
    個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によってフェニル環上で置換された該フ
    ェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表し;もしくはE2は、1個もしくは
    それ以上の−OH、−OCOE11、−NH2もしくは−NHCOE11もしくはそ
    れらの混合物によって置換された上記炭素原子数1ないし24のアルキル基もし
    くは上記炭素原子数2ないし18のアルケニル基、もしくは1個もしくはそれ以
    上の−O−によって中断されかつ未置換もしくは1個もしくはそれ以上の−OH
    によって置換され得る上記アルキル基もしくは上記アルケニル基を表す。)で表
    されるものであるか、もしくは 式中、G1は水素原子を表し、 G2はCF3−を表し、 E1は水素原子、炭素原子数4ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基もし
    くは炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基を表し、そして E2は炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数2
    ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子数5ないし12のシク
    ロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、フェニル基もし
    くは、1ないし3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によってフェニル環上
    で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基を表すか;もしくはE 2 は1個もしくはそれ以上の−OH、−OCOE11、−NH2もしくは−NHCO
    11もしくはそれらの混合物によって置換された炭素原子数1ないし24の上記
    アルキル基もしくは炭素原子数2ないし18の上記アルケニル基、もしくは1個
    もしくはそれ以上の−O−によって中断されかつ未置換もしくは1個もしくはそ
    れ以上の−OHによって置換され得る上記アルキル基もしくは上記アルケニル基
    を表す式(I)の化合物である請求項2記載のプラスチック容器もしくはフィル
    ム。
  7. 【請求項7】 式(II)の前記ベンゾトリアゾール紫外線吸収剤が次式(IIA) 【化10】 (式中、G1は水素原子を表し、 G2はCF3−を表し、 E1は水素原子、炭素原子数4ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、も
    しくは炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基を表し、 E5は−OE6もしくは−NE78を表し、 ここでE6は水素原子、未置換もしくは1個もしくはそれ以上のOH基によって
    置換された炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表し、も
    しくは−OE6は−(OCH2CH2WOHもしくは−(OCH2CH2WOE21
    を表し、ここでwは1ないし12を表し、およびE21は炭素原子数1ないし12
    のアルキル基を表し、および E7およびE8は独立して、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、−
    O−、−S−、もしくは−NE11−によって中断された炭素原子数3ないし18
    の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基
    、炭素原子数6ないし14のアリール基もしくは炭素原子数1ないし3のヒドロ
    キシルアルキル基を表すか、もしくはE7およびE8はN原子と一緒になってピロ
    リジン、ピペリジン、ピペラジンもしくはモルホリン環を表す。)で表されるも
    のである請求項2記載のプラスチック容器もしくはフィルム。
  8. 【請求項8】 式(III)の前記ベンゾトリアゾール紫外線吸収剤が次式(IIIA) 【化11】 (式中、G2はCF3を表し、 G2'は水素原子もしくはCF3を表し、 E2およびE2'は独立して、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アル
    キル基、炭素原子数2ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、炭素原子
    数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキ
    ル基、フェニル基もしくは、1ないし3個の炭素原子数1ないし4のアルキル基
    によってフェニル環上で置換された該フェニル基もしくは該フェニルアルキル基
    を表し;およびLはメチレンを表す。)で表されるものである請求項2記載のプ
    ラスチック容器もしくはフィルム。
  9. 【請求項9】 前記トリス−アリール−s−トリアジン紫外線吸収剤が次式(IV)、(V)、
    (VI)、(VII)、(VIII)もしくは(IX) 【化12】 (式中、XおよびYは独立して、フェニル基、ナフチル基もしくは、1ないし3
    個の炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基もしくは
    炭素原子数1ないし6のアルコキシ基もしくはそれらの混合物によって置換され
    た該フェニル基もしくは該ナフチル基を表すか;もしくは、XおよびYは独立し
    て、Z1もしくはZ2を表し、; R1は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭
    素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニル
    アルキル基、ハロゲン原子、−SR3、−SOR3、もしくは−SO23;もしく
    は1ないし3個のハロゲン原子、−R4、−OR5、−N(R52、−COR5
    −COOR5、−OCOR5、−CN、−NO2、−SR5、−SOR5、−SO2 5 もしくは−P(O)(OR52、モルホリニル基、ピペリジニル基、2,2,
    6,6,−テトラメチルピペリジニル基、ピペラジニル基もしくはN−メチルピ
    ペリジニル基もしくはそれらの組合せによって置換された該アルキル基、該シク
    ロアルキル基、もしくは該フェニルアルキル基;もしくは1ないし4個のフェニ
    レン基、−O−、−NR5−、−CONR5−、−COO−、−OCO−もしくは
    −CO基もしくはその組合せによって中断された該アルキル基もしくは該シクロ
    アルキル基;もしくは上記で言及した基の組合せによって置換され、そして中断
    された該アルキル基もしくは該シクロアルキル基を表し; R3は炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケ
    ニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15
    のフェニルアルキル基、炭素原子数6ないし10のアリール基もしくは、1個も
    しくは2個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によって置換された該アリール
    基を表し、R4は炭素原子数6ないし10のアリール基もしくは、1ないし3個
    のハロゲン原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし8の
    アルコキシ基もしくはそれらの組合せによって置換された該アリール基;炭素原
    子数5ないし12のシクロアルキル基;炭素原子数7ないし15のフェニルアル
    キル基もしくは1ないし3個のハロゲン原子、炭素原子数1ないし8のアルキル
    基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基もしくはそれらの組合せによってフェ
    ニル環上で置換された該フェニルアルキル基;もしくは炭素原子数2ないし18
    の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基を表し; R5はR4で表されたように定義されるか;もしくはR5はまた水素原子もしくは
    炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数2ないし
    24のアルケニル基をも表すか;もしくはR5は次式 【化13】 {式中、Tは水素原子、オキシル基、ヒドロキシル基、−OT1、炭素原子数1
    ないし24のアルキル基、1ないし3個のヒドロキシ基によって置換された該ア
    ルキル基;ベンジル基もしくは炭素原子数2ないし18のアルカノイル基を表す
    。}で表され、T1は炭素原子数1ないし24のアルキル基、炭素原子数5ない
    し12のシクロアルキル基、炭素原子数2ないし24のアルケニル基、炭素原子
    数5ないし12のシクロアルケニル基、炭素原子数7ないし15のフェニルアル
    キル基、炭素原子数7ないし12の飽和もしくは不飽和二環式もしくは三環式炭
    化水素基、もしくは炭素原子数6ないし10のアリール基、もしくは1ないし3
    個の炭素原子数1ないし4のアルキル基によって置換された該アリール基を表し
    ;R2は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、
    炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、;もしくは1ないし4個のハロゲ
    ン原子、エポキシ基、グリシジルオキシ基、フリルオキシ基、−R4、−OR5
    −N(R52、−CON(R52、−COR5、−COOR5、−OCOR5、−
    OCOC(R5)=C(R52、−C(R5)=CCOO(R5)、−CN、−N
    COもしくは次式 【化14】 、もしくはそれらの組合せによって置換された該アルキル基もしくは該シクロア
    ルキル基;もしくは1ないし4個のエポキシ基、−O−、−NR5、−CONR5 −、−COO−、−OCO−、−CO−、−C(R5)=C(R5)COO−、−
    OCOC(R5)=C(R5)−、−C(R5)=C(R5)−、フェニレン基、も
    しくはGが−O−、−S−、−SO2−、−CH2−、もしくは−C(CH32
    であるところのフェニレン−G−フェニレン基もしくはそれらの組合せによって
    中断された該アルキル基もしくはシクロアルキル基、もしくは上記で言及された
    基の組合せによって置換および中断された該アルキル基もしくは該シクロアルキ
    ル基を表すか;もしくはR2は−SO23もしくは−COR5を表し; R6は炭素原子数1ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭素原子数2
    ないし12の直鎖もしくは分枝鎖アルケニル基、フェノキシ基、炭素原子数1な
    いし12のアルキルアミノ基、炭素原子数6ないし12のアリールアミノ基、−
    7COOHもしくは−NH−R8−NCOを表し; R7は炭素原子数2ないし14のアルキレン基もしくはフェニレン基を表し; R8は炭素原子数2ないし24のアルキレン基、フェニレン基、トリレン基、ジ
    フェニルメタン基もしくは次式 【化15】 の基で表され、 R1'およびR1' 'は同じかもしくは異なり、およびR1によって定義されたもの
    を表し; R2'およびR2' 'は同じかもしくは異なり、およびR2によって定義されたもの
    を表し; X、X'、YおよびY'は、同じかもしくは異なり、およびXおよびYによって定
    義されたものを表し; tは0ないし9を表し; Lは炭素原子数1ないし12の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン基、炭素原子数5
    ないし12のシクロアルキレン基もしくは、シクロへキシレン基もしくはフェニ
    レン基によって置換もしくは中断されたアルキレン基を表すか、;もしくはLは
    ベンジリデン基を表すか;もしくはLは−S−、−S−S−、−S−E−S−、
    −SO−、−SO2−、−SO−E−SO−、−SO2−E−SO2−、CH2−N
    H−E−NH−CH2−もしくは次式 【化16】 を表し、 Eは、炭素原子数2ないし12のアルキレン基、炭素原子数5ないし12のシク
    ロアルキレン基、もしくは炭素原子数5ないし12のシクロアルキレン基によっ
    て中断もしくは停止されたアルキレンを表し; nは、2,3もしくは4を表し; nが2の場合;Qは炭素原子数2ないし16の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン基
    ;もしくは1ないし3個のヒドロキシ基によって置換された上記アルキレン基;
    もしくは1ないし3個の−CH=CH−もしくは−O−によって中断された上記
    アルキレン基;もしくは上記で言及した基の組合せにより置換および中断された
    上記アルキレン基を表すか;もしくはQはキシリレン基もしくは基−CONH−
    8−NHCO−、−CH2CH(OH)CH2O−R9−OCH2CH(OH)C
    2−、−CO−R10−CO−、もしくはmが1ないし3表すところの−(CH2m−COO−R11−OOC−(CH2m−を表すか;もしくはQは、次式 【化17】 を表し、 R9は炭素原子数2ないし50のアルキレン基;もしくは1ないし10個の−O
    −、フェニレン基もしくはGが−O−、−S−、−SO2−、−CH2−、もしく
    は−C(CH32−であるところの基−フェニレン−G−フェニレンで中断され
    た上記アルキレン基を表し; R10は炭素原子数2ないし10のアルキレンもしくは1ないし4個の−O−、−
    S−、もしくは−CH=CH−によって中断された上記アルキレンを表すか;も
    しくはR10は炭素原子数6ないし12のアリーレン基を表し; R11は炭素原子数2ないし20のアルキレン基もしくは1ないし8個の−O−に
    よって中断された上記アルキレン基を表し、; nが3の場合、Qは基−[(CH2mCOO]3−R12を表し、ここでmは1な
    いし3を表し、およびR12は炭素原子数3ないし12のアルカントリイル基を表
    し、nが4の場合、Qは基−[(CH2mCOO]4−R13を表し、ここでmは
    1ないし3を表し、およびR14は炭素原子数4ないし12のアルカンテトライル
    基を表し;Z1は次式 【化18】 の基を表し、 Z2は次式 【化19】 の基を表し、ここでr1およびr2は互いに独立して、0もしくは1を表し; R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22およびR23は互いに独
    立して水素原子、ヒドロキシ基、シアノ基、炭素原子数1ないし20のアルキル
    基、炭素原子数1ないし20のアルコキシ基、炭素原子数7ないし15のフェニ
    ルアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数5ない
    し12のシクロアルコキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし5のハロアル
    キル基、スルホ基、カルボキシ基、炭素原子数2ないし12のアシルアミノ基、
    炭素原子数2ないし12のアシルオキシ基、炭素原子数2ないし12のアルコキ
    シカルボニル基、もしくはアミノカルボニル基を表すか;もしくはR17およびR 18 もしくはR22およびR23はそれらが結合しているフェニル基と一緒になって、
    1ないし3個の−O−もしくは−NR5−によって中断された環式基を表す。)
    で表されるものであり、但し式(IV)の化合物は4,6ジフェニル−2−(4
    −ヘキシルオキシ−2−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジンを表さない請求
    項1記載のプラスチック容器もしくはフィルム。
  10. 【請求項10】 前記トリス−アリール−s−トリアジン紫外線吸収剤が式(IV) (式中XおよびYは同じかもしくは異なり、およびフェニル基であるかもしくは
    1ないし3個の炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ
    基もしくは炭素原子数1ないし12のアルコキシ基によって置換された該フェニ
    ル基;もしくはXおよびYは、Z1もしくはZ2を表し、 R1は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭
    素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし15のフェニル
    アルキル基もしくはハロゲン原子を表し、 R2は水素原子、炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、炭
    素原子数5ないし12のシクロアルキル基;もしくは1ないし3個の−R4、−
    OR5、−COOR5、−OCOR5、もしくはそれらの組合せによって置換され
    た該アルキル基もしくは該シクロアルキル基;もしくは1ないし3個のエポキシ
    基、−O−、−COO−、−OCO−、もしくは−CO−によって中断された該
    アルキル基もしくは該シクロアルキル基を表し、 R4は炭素原子数6ないし10のアリール基もしくは、1ないし3個のハロゲン
    原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ
    基もしくはそれらの組合せによって置換された該アリール基;炭素原子数5ない
    し12のシクロアルキル基;炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基もし
    くは1ないし3個のハロゲン原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原
    子数1ないし8のアルコキシ基もしくはそれらの組合せによってフェニル環上で
    置換された該フェニルアルキル基を表し; R5はR4で表されたように定義されるか;もしくはR5はまた水素原子もしくは
    炭素原子数1ないし24の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基をも表し; Z1は次式 【化20】 の基を表し、 Z2は次式 【化21】 の基を表し、ここでr1およびr2は各々1を表し;および R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22およびR23は互いに独
    立して水素原子、ヒドロキシ基、シアノ基、炭素原子数1ないし20のアルキル
    基、炭素原子数1ないし20のアルコキシ基、炭素原子数7ないし15のフェニ
    ルアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数5ない
    し12のシクロアルコキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし5のハロアル
    キル基、スルホ基、カルボキシ基、炭素原子数2ないし12のアシルアミノ基、
    炭素原子数2ないし12のアシルオキシ基、炭素原子数2ないし12のアルコキ
    シカルボニル基、もしくはアミノカルボニル基を表す。)で表され、但し式(I
    V)の化合物は4,6−ジフェニル−2−(4−ヘキシルオキシ−2−ヒドロキ
    シフェニル)−s−トリアジンを表さない請求項9記載のプラスチック容器もし
    くはフィルム。
  11. 【請求項11】 前記トリス−アリール−s−トリアジン紫外線吸収剤が式(V) (式中、Xがフェニル基、ナフチル基もしくは、1ないし3個の炭素原子数1な
    いし6のアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基もしくは炭素原子数1ないし
    6のアルコキシ基もしくはそれらの混合物によって置換された該フェニル基もし
    くは該ナフチル基を表すか;もしくは、XはZ1を表す。)で表される請求項9
    記載のプラスチック容器もしくはフィルム。
  12. 【請求項12】 前記トリス−アリール−s−トリアジン紫外線吸収剤が式(VI)で表される請
    求項9記載のプラスチック容器もしくはフィルム。
  13. 【請求項13】 前記トリス−アリール−s−トリアジン紫外線吸収剤が式(IX) (式中、XおよびYは独立して、フェニル基、もしくは1ないし3個の炭素原子
    数1ないし6のアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基もしくは炭素原子数1
    ないし6のアルコキシ基もしくはそれらの混合物によって置換された該フェニル
    基を表すか;もしくは、XおよびYは独立して、Z1もしくはZ2を表し;および
    Lは炭素原子数1ないし12の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン基、炭素原子数
    5ないし12のシクロアルキレンもしくは、シクロへキシレンもしくはフェニレ
    ンによって置換もしくは中断されたアルキレン基を表す。)で表される請求項9
    記載のプラスチック容器もしくはフィルム。
  14. 【請求項14】 前記トリス−アリール−s−トリアジン紫外線吸収剤が式(IV) (式中、XおよびYは同じかもしくは異なり、およびフェニル基であるかもしく
    は1ないし3個の炭素原子数1ないし6のアルキル基によって置換された該フェ
    ニル基;Z1もしくはZ2を表し; R1は水素原子、炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基を表し; R2は水素原子、炭素原子数1ないし18の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基;も
    しくは1ないし3個の−R4、−OR5もしくはそれらの混合物によって置換され
    た該アルキル基;もしくは1ないし8個の−O−、もしくは−COO−によって
    中断された該アルキル基を表し; R4は炭素原子数6ないし10のアリール基を表し; R5は水素原子を表し; Z1は次式 【化22】 の基を表し、 Z2は次式 【化23】 の基を表し、 ここでr1およびr2は各々1を表し; およびR14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22およびR23は各
    々水素原子を表す。)で表され、但し式(IV)の化合物が4,6−ジフェニル
    −2−(4−ヘキシルオキシ−2−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジンを表
    さない請求項9記載のプラスチック容器もしくはフィルム。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つのヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールおよび少なくとも1つ
    のトリス−アリール−s−トリアジンもしくは2つもしくはより多くのヒドロキ
    シフェニルベンゾトリアゾールの、もしくは2つもしくはより多くのトリス−ア
    リール−s−トリアジンの混合物からなる請求項1記載のプラスチック容器もし
    くはフィルム。
  16. 【請求項16】 成分(b)の紫外線吸収剤が包装材料の外側表面に塗布されたコーティング中に
    配合されている請求項1記載の包装材料。
  17. 【請求項17】 成分(b)の紫外線吸収剤がプラスチック容器もしくはフィルムの重量に基づい
    て重量0.1%ないし20重量%存在する請求項1記載のプラスチック容器もし
    くはフィルム。
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