JP2003521520A - 非細菌性炎症のアネモニンを有効成分として含む治療薬 - Google Patents

非細菌性炎症のアネモニンを有効成分として含む治療薬

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Abstract

(57)【要約】 本発明は有効成分としてアネモニンを含む非細菌性炎症の治療に有用な薬物と非細菌性炎症の治療におけるアネモニンの使用を開示する。本薬物の有効成分であるアネモニンはアネモニンまたはその前駆体を含む天然の植物から抽出し分離できる。本発明はまたアネモニン抽出物の調製方法を開示する。本薬物は経口投与製剤、注入投与製剤および局所使用製剤、特に液体抽出物、硬膏、座薬、塗布剤および塗料等経皮的に吸収されうる製剤に配合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は医薬品の分野、具体的には非細菌性炎症の治療薬物、その調製法、そ
の有効成分、特に非細菌性炎症の治療にアネモニンを使用することに関する。
【0002】 (本発明の背景技術) 医学の分野では炎症は2つの群に区別される。即ち細菌性炎症と非細菌性炎症
である。細菌性炎症は急性疾患の発作に到る可能性があるため広く研究が行われ
てきた。ペニシリンおよびカルバペネム等の抗生物質のような抗菌剤が細菌性炎
症を標的とする特別な臨床薬物として多数開発されてきた。本発明前には非細菌
性炎症のための特別なあるいは確立された有効な薬物はなかった。一般に非細菌
性炎症には頸部脊椎症、腰部疾患、上腕肩甲関節周囲炎、テニス肘、筋肉筋膜症
候群、関節リウマチ、骨関節症、非細菌性前立腺炎、多発性神経炎、神経皮膚炎
、腱滑膜炎、腰部筋肉緊張、坐骨神経痛等が含まれる。現代の医学研究者は過形
成棘突起がしばしば末梢軟組織を刺し、ついで炎症性滲出、浮腫、代謝物の蓄積
および癒着の形成を生じ、それが神経受容体を刺激し、疼痛を起こすことを証明
した。筋肉、筋膜、靭帯、末梢神経叢、関節被膜および血管壁周辺で非細菌性炎
症で起きる浮腫と癒着は脊髄、脊椎動脈および神経根を圧迫し治療が困難な頚部
および腰部脊椎の複合症状を招来する。癒着、石灰化靭帯、筋膜および筋伸張は
頚部および腰部脊椎疾患、上腕肩甲関節周囲炎、筋肉筋膜症候群および骨関節症
のような多数の非細菌性炎症の主な原因である。世界中で何億人もの人が非細菌
性炎症による疾患を患い、大抵は慢性疾患である。
【0003】 (発明の要約) 現在、非細菌性炎症によって起きる各種疾患および難治性疼痛に有効な薬物は
ない。本発明の第一の態様は有効成分としてアネモニンを含む非細菌性炎症の治
療用薬物である。アネモニンの化合物は化学合成で得られ、またはチャイニーズ
ハーブの天然材料から調製できる。臨床試験によって、この活性化合物を含む薬
物は非細菌性炎症によって起きる難治性疼痛および身体障害/疾患に対する顕著
な治癒効果が明らかにされている。さらにこのような薬物には毒性または刺激性
はない。本発明の第二の態様は非細菌性炎症の治療にアネモニンの化合物または
アネモニンを含む天然抽出物の使用を提案することである。
【0004】 本発明はまた、有効成分としてアネモニンを含む非細菌性炎症の治療用医薬品
製剤を特に局所使用に提供する。局所使用は非細菌性炎症の治療の最良の投与法
を提供する。
【0005】 本発明はまた天然チャイニーズハーブから得られたアネモニンの抽出溶液を有
効成分として含む非細菌性炎症の治療用の天然由来の薬物を提供する。
【0006】 最後に本発明は特に天然薬用植物からアネモニンを抽出し調製することによっ
て本発明による薬物を調製する方法を提供する。本発明による方法を用いて強い
毒性と副作用のある原料中のプロトアネモニンが非刺激性のアネモニンに変わり
、商業規模で製造できる。
【0007】 (発明の詳細な説明) 本発明による非細菌性炎症の治療用の薬物は治療有効量のアネモニンを含む。
アネモニンの化学式は次の通りである。
【化1】
【0008】 この化合物はラヌンクリンまたはプロトアネモニンを含むすべての天然のチャ
イニーズハーブの抽出物から調製できる。適したチャイニーズハーブは例えばR
anunculaceous plantsおよびGraminaceous
plants等である。Ranunculaceous plantsとしては
Rannculus japonicus Thunb., Caltha p
alustris L., Ranunculus sceleratus L
., Anemone hupehensis Lem., Pulsatil
la chinensis(Bge)Regel, Anemone radd
eana Regel, Ranunculus Chinensis Reg
el、例えばClematis chinensis osbeck, Cle
matis finetiana Ievi et Vant, Clemat
is hexapetala Pall, Clematis Manshur
ica Rupr., Clematis paniculata, Clem
atis florida, Clematis clasiandra Ma
xim, Clematis uncinata champ.ex Bent
h, Clematis meyeniana Walpのようなアネモニンを
含むClematisおよびAnemone hupehensis Lem.
var. japonic(Thunb.)Bowels et Stear
n;Impera cylindricalの根等のGraminaceous
plants,ラヌンクリンを含むHelleborus(Ranuncul
aceae ), Anemone(Anemoneae), Hepatic
a(Anemoneae), Bratrachium(Ranunculea
e )およびAconitum scaposum var. vaginat
un(Delphineae)等である。
【0009】 本発明に先立つ公表文献から上述の天然ハーブはそれぞれラヌンクリンとプロ
トアネモニンを含むことが知られている。ラヌンクリンとプロトアネモニンを含
む天然ハーブは臨床試験で確実な抗癌作用を有することが示されている。Ran
unculus japonucusは上腕肩甲関節周囲炎、関節リウマチおよ
び坐骨神経痛のような多数のありふれた疾患に治療効果がある。しかしプロトア
ネモニンには刺激性と毒性がある。皮膚がこれらの植物に長期間接触すると炎症
が起き、発赤、腫脹、発泡等が生じる。アネモニンの前駆体のラヌンクリンは酵
素的に切断し糖質を除去しプロトアネモニンに変換される。重合によって、プロ
トアネモニンはジポリマーアネモニンに変換される。ある種のハーブはそれ自身
アネモニンを含んでいる(大半はハーブの貯蔵中に産生する)。アネモニンには
Staphylococcus, streptococcus, Bacil
lus diphtheriae, Mycobacterium tuber
culosisおよびE.coli等の阻害作用があることが見出されている。
従って本発明以前にアネモニンまたはプロトアネモニンを含むハーブは抗新生物
剤、抗菌剤および消炎剤として臨床で使用された。伝統的な漢方では、Clem
atis chinesisのような植物がリウマチの治療、循環の改善および
疼痛の緩和によく使用される。長期間の研究の結果、本発明者等はプロトアネモ
ニンを含む上述の原料のハーブ等の天然のチャイニーズハーブは経口投与であれ
局所使用であれすべて人体に刺激性があることを見出した。経口投与では、ハー
ブは重度の胃腸炎および吐き気、嘔吐および下痢のような症状がを生じ、腎臓さ
えも刺激し血尿および蛋白尿が生じる。ハーブは皮膚と接触すると発赤、腫脹お
よび発泡を起こす。しかしプロトアネモニン成分には強い抗菌作用がある。上述
の毒性と副作用は原料のハーブに水または有機溶媒を加え、混合物を(任意に加
熱して)長期間貯蔵する時またはプロトアネモニン2分子が重合してアネモニン
になるようにエーテル、アセトンまたは硫酸を加える時、消失する。後者の化合
物は非細菌性炎症の治療に陽性の作用を示した。原料のハーブ中のプロトアネモ
ニンの化学構造は抽出中に変化することは従来から知られている。即ちプロトア
ネモニン2分子が重合して非刺激性のアネモニンになる。これらの所見に基づい
て本発明はアネモニンを主な活性成分として含む非細菌性炎症の治療用薬物を提
案する。当該アネモニンは化学合成品あるいはアネモニンの抽出溶液の形で提供
される天然ハーブから単離した抽出物であってもよい。
【0010】 炎症の医学上の分類によると非細菌性炎症のリストの一部には頸部脊椎症、腰
部疾患、上腕肩甲関節周囲炎、テニス肘、筋肉筋膜症候群、関節リウマチ、骨関
節症、非細菌性前立腺炎、多発性神経炎、神経皮膚炎、腱滑膜炎、腰部筋肉緊張
、坐骨神経痛、踵痛、偏頭痛、難治性胃痛、癌性疼痛等が含まれる。
【0011】 本発明以前にはこれらの疾患の治療は発作が起きた時に従来の鎮痛剤またはマ
ッサージ、マニピュレーションおよび牽引等の理学療法等であった。しかしなが
らこれらの従来の治療は一時的なものである。重度の発作は手術による治療を要
する可能性がある。従来の技術と比べて本発明によるアネモニン抽出溶液または
アネモニンを配合した薬物は多様な非細菌性炎症に顕著な作用を有する。この薬
物の局所使用は経口薬物、注射、注入、手術、鍼、マッサージ、マニピュレーシ
ョンまたは入院を要せずに関連疾患を治療するのに十分である可能性がある。例
えば関連疾患はアネモニン抽出物液の湿布を3回使用することにより治癒できる
。本発明による薬物の治療の機序はアネモニン溶液を含む経皮湿布によって患部
上のアネモニンが顕著な鎮痛作用、抗炎症作用、はね返り作用、痙攣緩和作用お
よびその強い経皮吸収能を示すことによると考えられる。このような治療は多年
にわたり筋肉、筋肉腱、筋膜、関節、滑液嚢、神経叢および血管壁間に沈着した
非細菌性炎症を短期間に取り去る。それは浮腫を速やかに取り除き、癒着を解き
、腱および石灰化靭帯を緩和する。筋肉が弛緩した後、大量の血液が筋肉に流入
し、ついで血管拡張の結果生じた滲出液のような有害な代謝物がなくなる。一旦
循環が改善されると筋肉の張力は増加する。これは非細菌性炎症の刺激または圧
迫によって生じた神経根、脊髄または血管上の圧力を緩和しまたは取り除く。つ
いで頸部脊椎症、腰部疾患、上腕肩甲関節周囲炎、テニス肘、筋肉筋膜症候群、
坐骨神経痛、踵痛、偏頭痛、難治性胃痛、関節リウマチ、腰部筋肉緊張、骨関節
症、非細菌性前立腺炎、陳旧傷害による疼痛、腱滑膜炎、多発性神経炎、癌性疼
痛および他の疾患による疼痛を治癒できる。機序は頸部脊椎症、腰部疾患および
筋肉筋膜症候群の手術による圧力の緩和と刺激の除去による治療機序と同じであ
る。腫脹痛および癒着と筋肉、筋肉筋膜および靭帯の石灰化による運動障害は非
細菌性炎症の除去によって軽減される。
【0012】 本発明による薬物はアネモニンを活性治療成分として含み、適切な医薬品とし
て許容できる賦形剤または溶媒を任意に含む。賦形剤または溶媒の使用または賦
形剤または溶媒の選択は薬物の最終用量と剤形による。従来の製剤法によって、
本発明の薬物は経口投与、注射および局所使用に適した製剤に製造できる。局所
使用の製剤には液体抽出物、硬膏、座薬、塗布剤、塗料および活性成分の経皮吸
収に適した他の製剤等がある。本発明の薬物製剤に使用するアネモニンは合成品
であるか、もしくは従来周知の方法、例えばScience Publishi
ng House出版(1977)のChemistry of Chines
e Herb Component(in Chinese)226頁に記載さ
れた方法にしたがって上述の原料ハーブから抽出できる。製剤は本方法によって
得られた抽出溶液を用いて調製できる(その中の活性成分はアネモニンである)
。実験によってアネモニンは安定であることが示されている。アネモニンは多数
のチャイニーズハーブの組み合わせおよび化学組成に影響されずに多様な非細菌
性炎症の治療として機能する。アネモニンの安定性はまた多種類の非細菌性炎症
へのアネモニン抽出溶液の急速で有効な治療効果が高温、低温、カビ、腐朽のよ
うな好ましくない条件下で低減しない事実から証明される。
【0013】 本発明の好ましい実施形態では非細菌性炎症の治療用薬物は天然由来であり、
それは活性成分としてアネモニンまたはその前駆体を含む天然植物またはチャイ
ニーズハーブから有機溶媒、水、動物油、植物油、醸造酢または無機酸を用いた
抽出によって得られた抽出溶液を含む。
【0014】 本発明の薬物の上述の調製法に加えて、本発明はさらにアネモニンまたはその
前駆体を含む天然植物またはチャイニーズハーブから密閉容器中で有機溶媒、水
、動物油、植物油、醸造酢または無機酸を用いて抽出するステップを含むアネモ
ニン抽出溶液を調製する方法を提供する。抽出混合物をろ過し清澄した後アネモ
ニン抽出溶液が得られる。
【0015】 本発明によるアネモニン抽出溶液の調製法において冷マセレーション技術また
は熱マセレーション技術を使用できる。出発物質はRannculus jap
onicus Thunb., Caltha palustris L.,
Ranunculus sceleratus L., Anemone hu
pehensis Lem., Pulsatilla chinensis(
Bge)Regel, Anemone raddeana Regel, R
anunculus Chinensis Regel、例えばClemati
s chinensis osbeck, Clematis finetia
na Ievi et Vant, Clematis hexapetala
Pall, Clematis Manshurica Rupr., Cl
ematis paniculata, Clematis florida,
Clematis clasiandra Maxim, Clematis
uncinata champ.ex Benth, Clematis m
eyeniana Walpのようなアネモニンを含むClematisおよび
Anemone hupehensis Lem. var. japonic
(Thunb.)Bowels et Stearn 等のRanuncula
ceous plants;Impera cylindricalの根等のG
raminaceous plants,ラヌンクリンを含むHellebor
us(Ranunculaceae ), Anemone(Anemonea
e), Hepatica(Anemoneae), Ranunculus(
Ranunculaceae ),Bratrachium(Ranuncul
eae )およびAconitum scaposum var. vagin
atun(Delphineae)、Pulsatilla chinensi
s(Bge)Regel,Clematis chinensis osbec
k等の断片等の煎じ薬用のハーブ断片等である。有用な有機溶剤はメタノール、
エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、クロロフォルムまたはそれら
の混合物等である。本発明で使用する冷マセレーション技術はアネモニンの抽出
溶液を得るために室温で抽出溶液で原料を浸漬し抽出することである。熱マセレ
ーション技術はアネモニンの抽出溶液を得るために加熱した抽出溶液中に原料を
浸漬し抽出することである。
【0016】 アネモニンの抽出溶液を得る本発明の方法は原料中に含まれるプロトアネモニ
ンを重合によってアネモニンに変換し、抗菌作用、抗炎症作用、特に抗非細菌性
炎症作用を有するアネモニンの抽出溶液を得ることで特徴づけられる。
【0017】 アネモニンの抽出溶液を調製する好ましい方法は原料を室温で30%から50
%のエタノールに8ヶ月間以上浸漬するか原料を沸騰下の同じ溶媒に加え、容器
を密閉し6ヶ月間以上浸漬することを含む。
【0018】 本発明の方法によって、原料ハーブの有効部分、例えば葉全体または葉全体の
混合物および新鮮なRannculus japonicus Thunb.の
根を抽出に選択できる。粉砕後選んだ有効部分を抽出容器に入れ適切な割合で抽
出剤を加え、ついで容器を密閉して抽出を行う。抽出後プロトアネモニンを十分
重合しアネモニンに変換し、得られたアネモニンを溶媒に溶解する。容器から排
出した内容物を押しつぶし、かすを取り除いた後、ジュースを得る。ジュースを
ろ過し、ろ過物を清澄する。澄明黄色透明なアネモニン抽出溶液が得られ、従来
の検出方法で抽出物中のアネモニン含量を測定できる。
【0019】 上述したように本発明の好ましい実施形態によって、原料のハーブ中に含まれ
ているプロトアネモニンをアネモニンに変換する方法が提供され、それは原料の
ハーブを貯蔵するステップと、長期間密閉した条件下における適切な量の適切な
抽出剤を含む。本発明における有用で適切な抽出剤は上述したものと同じである
。メタノールは熱くても冷たくてもよく、濃度は約30%である。植物油はひま
し油、茶油またはピーナッツ油であってよい。エタノール、メタノールまたは水
を抽出剤に使用するのが好ましい。原料ハーブとして1つまたは少なくとも2つ
以上のハーブの混合物を使用できる。例えば本発明による方法は次の所謂熱抽出
法で実施できる。新鮮なRannculus japonicus Thunb
.の葉全体と根または葉全体だけを粉砕後容器に入れる。例えば約40% の適
切な濃度の熱エタノールをエタノールに対して新鮮なRannculus ja
ponicus Thunb.の重量比が約1:1になるように新鮮なRann
culus japonicus Thunb.を含む容器に加える。容器の内
容物を加熱しついで容器を密閉して貯蔵し、Rannculus japoni
cus Thunb.中に含まれているプロトアネモニンを重合してアネモニン
にし、得られたアネモニンを溶媒に溶解する。容器から排出した内容物を押しつ
ぶし、かすを取り除いた後、ジュースを得る。ジュースをろ過し、ろ過物を清澄
する。黄色透明なアネモニン抽出溶液が得られる。
【0020】 替わりに、本発明による方法は所謂冷抽出法で次のように実施できる。新鮮な
Rannculus japonicus Thunb.の葉全体と根または葉
全体だけを粉砕後容器に入れる。約40%の濃度の熱エタノールまたは約30%
の濃度のメタノールをエタノールまたはメタノールに対して新鮮なRanncu
lus japonicus Thunb.の重量比が約1:1になるように容
器に加える。ついで容器を密閉して長期間貯蔵し、Rannculus jap
onicus Thunb.中に含まれているプロトアネモニンを重合してアネ
モニンにし、得られたアネモニンを溶媒に溶解する。容器から排出した内容物を
押しつぶし、かすを取り除いた後、ジュースを得る。ジュースをろ過し、ろ過物
を澄ませる。黄色透明なアネモニン抽出溶液が得られる。
【0021】 替わりにアネモニン抽出溶液は熱抽出または冷抽出法によってClemati
s chinensis osbeckまたはPulsatilla chin
ensis(Bge)Regel ハーブ断片等の煎じ薬用のハーブ断片を用い
て得られる。より具体的には、原料物質を、例えば40%の適切な濃度のエタノ
ールでエタノールの原料物質に対する重量比が約3:1になる量で熱抽出または
冷抽出法によって抽出する。容器を密閉し、Clematis chinens
is osbeckまたはPulsatilla chinensis(Bge
)Regel断片中に含まれるアネモニンがエタノール中に完全に溶解するよう
に1日1回内容物を攪拌して3から6ヶ月間貯蔵する。ろ過し、清澄した後、褐
色のアネモニン抽出溶液が得られる。
【0022】 水を溶媒に使用する場合、本方法は所謂熱抽出または冷抽出法によって次のよ
うに行う。新鮮なRannculus japonicus Thunb.の水
に対する重量比が約1:1になる量の水と適切な量の防腐剤(食品グレード)を
粉砕したRannculus japonicus Thunb.を含む容器に
直接加える。容器を密閉し貯蔵し、Rannculus japonicus
Thunb.中に含まれているプロトアネモニンをアネモニンに重合し、得られ
たアネモニンを水に溶解する。容器から排出した内容物を押しつぶし、かすを取
り除いた後、ジュースを得る。ジュースをろ過し、ろ過物を澄ませる。黄色透明
なアネモニン抽出溶液が得られる。
【0023】 本方法において特別な条件下で抽出を行うために適切な抽出剤を使用する。そ
の目的は原料物質中に含まれているプロトアネモニンとアネモニンを抽出し、抽
出したプロトアネモニンをアネモニンに重合してアネモニン抽出溶液を得ること
である。アネモニン抽出溶液は治療用の所望の濃度に調整でき、またさらに適切
な製剤に加工する。したがって本方法において抽出剤の原料ハーブに対する比率
は本質的なものではない。
【0024】 本発明の好ましい実施形態によれば、抽出されたアネモニンまたはアネモニン
抽出溶液は1つまたはそれ以上のチャイニーズハーブの組み合わせ、その中に含
まれている合成医薬品または化学成分に影響されず、アネモニンはひきつづき多
種類の非細菌性炎症を有効に治療できる。長期貯蔵の安定性試験で本薬物中のア
ネモニンは少なくとも5年に亘って安定であることが示されている。
【0025】 本発明の好ましい実施形態によれば、産業における実際の条件に関して適切な
方法を選ぶことができる。事前に合成され、市場で購入され、または上述のよう
に原料物質から抽出したアネモニン化合物をさらに各種の製剤の調製に使用でき
る。
【0026】 上述の抽出法に加えて、パーコレーション、抽出容器中の強制循環プロセス、
超臨界的抽出技術、動的抽出技術およびハーブの有効成分に有用な分離および抽
出技術または蒸留も使用できる。
【0027】 本発明はまた治療上有効な量のアネモニンと製剤上許容される溶剤/賦形剤(
必要であれば)を含む非細菌性炎症の治療に有用な医薬品組成物を提供する。従
来の製剤方法によって、本発明の組成物は経口投与、注射および局所使用に適し
た製剤に製造できる。局所使用のための製剤には液体抽出物、硬膏、座薬、塗布
剤、塗料および活性成分の経皮吸収に適した他の製剤等がある。例えば該液体抽
出物は本発明の方法によって30から40%のエタノールを使用して抽出して得
られるアネモニン抽出溶液であってもよい。この液体抽出物は患部に塗りまたは
これを浸したガーゼを用いて患部に使用できる。エタノールを防腐剤として含む
アネモニン軟膏は次のように作られる:容器中で新鮮なRannculus j
aponicus Thunb.の微粉に1:3の比率(微粉/エタノール)で
90%エタノールを加え、その混合物を十分に攪拌し、密閉または加熱し長期間
保存する。このプロセスの間にRannculus japonicusに含ま
れるプロトアネモニンが重合してアネモニンに変る。Clematis chi
nensis osbeckおよび/またはPulsatilla chine
nsis(Bge)Regelの断片は同じ方法で抽出できる。抽出溶液は煎じ
てもよく、ハーブ顆粒に濃縮してもよい(必要ならば適切な添加剤を加えてもよ
い)。そのような顆粒の主な活性物質はアネモニンで、経口投与または局所使用
によって非細菌性炎症の治療に使用できる。
【0028】 臨床使用:調製したアネモニン溶液またはアネモニン抽出溶液は液体または溶
液25mあたり12.5mgのアネモニンを含有する。3週間の治療の1コース
中にアネモニン抽出溶液25mlを様々な非細菌性炎症の患部または疼痛部位に
ガーゼに浸して週1回使用する。経皮的使用は約100cmの面積に約4時間
行う。1コースの治療における治癒率は90%と高率である。この治療で疼痛は
短時間に軽快する。最初の使用後顕著な治療効果が得られる。1回の使用で治癒
する患者もいる。発赤、腫脹、発泡、使用液体アレルギー反応または疼痛のよう
な副作用はない。この治療の毒性は僅かである。アネモニン溶液またはアネモニ
ン抽出溶液は液状抽出物、硬膏、座薬、塗布剤、塗料および局所使用の他の製剤
に調製できる。アネモニンはまた経口錠剤、注射剤、ドロップピル、経口溶液お
よび薬用ワインに調合できる。
【0029】 本発明による薬物または医薬品組成物はアネモニンと適合性のあるMucun
a birdwoodiana Tutcher, sargentodoxa
cuneata(Olic.) Rehd.et Wils, Pittos
porum glabratum Lindl, Teyrastigma o
btecum Planch, Lespedeza cuneata(Dum
.Cours.)G.Don, Helledorus thidetanus
Franch, Serissa Serissoides Druceおよ
び類似物等のハーブ抽出物を含んでもよい。
【0030】 本発明は発見に基づくことおよび非細菌性炎症の治療におけるアネモニンまた
はアネモニンを含む薬物の使用を提供することで評価されるであろう。さらに原
料ハーブ中に含まれるプロトアネモニンが本発明の方法によって効果的にアネモ
ニンに重合する。プロトアネモニンのアネモニンへの変換によってプロトアネモ
ニンの身体、特に皮膚への刺激作用が除かれる。この薬物は局所使用で様々な非
細菌性炎症を効果的に治療できる。それは頸部脊椎症、腰部疾患、上腕肩甲関節
周囲炎、関節リウマチ、坐骨神経痛、陳旧傷害による疼痛、非細菌性前立腺炎、
気管支喘息、難治性胃痛、および胆嚢炎に顕著な効果を有する。アネモニンを含
む薬物の使用により非細菌性炎症を効果的に治療できる。臨床試験は本発明の薬
物が非細菌性炎症に顕著な治療効果を有し85%以上の症例に有効であることを
示した。それは体から毒性物質を排泄する作用を有し、筋肉の硬直を軽減し、側
副を活性化し、伝統的な漢方の観点から腫脹と疼痛を軽減する作用を有する。急
性毒性試験および長期毒性試験が活性アネモニン抽出溶液を用いて行われた。結
果は次の通りである。
【0031】 腹腔内投与で、モルモットの最大耐用量は266g/kgで中毒または死亡は
なかった。局所投与で投与面積が動物の体表面積の10%に達した時に中毒また
は死亡は見られなかった。4週間に亘る連続局所投与で試験したモルモットの体
重、内臓係数、ヘモグラム、肝機能、腎機能、内臓および皮膚の異常または病理
変化はなかった。
【0032】 動物試験の結果はまた本発明の薬物が特に皮膚に対して非刺激性で非アレルギ
ー性であることを示している。反復使用で傷害のある皮膚に病理変化を生じない
。したがってそれは皮膚の治癒を妨げないと考えられる。
【0033】 本発明の特別な実施形態と有効性についてさらに実施例を参照して説明する。
本発明の範囲は請求項に定義されている。例えば他の可能な方法でプロトアネモ
ニンをアネモニンに重合したり、非細菌性炎症の治療としてアネモニンを含む薬
物の他の剤形を採用したり類似の活性成分を採用するような本発明の精神に基づ
くすべての多様性は本発明の範囲内である。
【0034】 (実施例) 実施例1 4月から9月までに摘まれた新鮮なRannculus japonicus
Thunb.の葉全体と根または葉全体だけを粉砕後原料として使用した。5
0kgの原料をセラミックまたはプラスチックの容器に入れた。40%の濃度の
エタノール50kgを沸点まで加熱し、新鮮なRannculus japon
icus Thunb.を含む容器に加えた。容器の内容物を沸騰するまで加熱
した。容器を密閉し、Rannculus japonicus Thunb.
中に含まれているプロトアネモニンをアネモニンに重合するために半年以上貯蔵
し、得られたアネモニンを溶媒に溶解した。容器から排出した内容物を押しつぶ
し、かすを取り除いた後、ジュースを得た。ジュースをろ過し、ろ過物を清澄し
た。黄色透明なアネモニン抽出溶液が得られた。従来の検出方法を用いて測定し
た抽出物中の有効成分中のアネモニンの含量は約90%であった。ついで抽出物
をエタノールと混合し、25m溶液あたり12.5mgのアネモニンを含む製剤
を調製した。この製剤は局所用であった。替わりにエタノールを使用して1年間
以上の冷抽出によってアネモニン抽出物を得ることができる。
【0035】 実施例2 新鮮なRannculus japonicus Thunb., Calt
ha palustrisL., Ranunculus sceleratu
s L., Anemone hupehensis Lem., Pulsa
tilla chinensis(Bge)Regel,および9種類のCle
matisと Impera cylindricalの根,Anemone
raddeana Regel, Ranunculus Chinensis
Regel、およびAnemone hupehensis Lem. va
r. japonic(Thunb.)からなる群から選ばれたRanuncu
lus植物の葉全体およびその根のいずれかを用いて、エタノールによる熱抽出
または冷抽出によってアネモニン抽出物を得、実施例1の方法によって局所使用
に適した製剤または塗布剤を得た(ハーブの乾燥植物を替わりに原料として使用
できる)
【0036】 実施例3 Clematis chinensis osbeckハーブの断片またはC
lematis chinensis osbeckハーブの断片とPulsa
tilla chinensis(Bge)Regelハーブの断片の混合物を
原料として用いた。原料を容器に入れた。エタノール溶液のハーブ断片に対する
重量比が3:1になる量の40%濃度のエタノール溶液を沸点まで加熱し、容器
に加えた。容器の内容物を加熱して沸騰し、ついで密閉し、Clematis
chinensis osbeckおよび/またはPulsatilla ch
inensis(Bge)Regelハーブの断片中に含まれているアネモニン
を完全にエタノールに溶解させるために内容物を1日1回攪拌して3ヶ月間貯蔵
した。濾過し、清澄した後、褐色のアネモニン抽出物を得、それを濃縮し、精製
し、造粒して顆粒製剤を作った。
【0037】 実施例4 冷抽出法を用いて、100kgのClematis chinensis o
sbeckハーブの断片からなる原料物質を40%濃度のエタノール300kg
を用いて室温で6ヶ月間抽出した。Clematis chinensis o
sbeckハーブの断片中に含まれているアネモニンを完全にエタノールに溶解
させるためにこの期間中容器の内容物を1日1回攪拌した。濾過し、清澄した後
、褐色のアネモニン抽出物を得、それを濃縮し、精製し、造粒して顆粒製剤を作
った。Clematis chinensis osbeckハーブの断片の替
わりにClematis chinensis osbeckとPulsati
lla chinensis(Bge)Regelハーブの断片の混合物を原料
として用いることができる。
【0038】 実施例5 冷抽出または熱抽出法を用いて、粉砕した新鮮なRannculus jap
onicus Thunb.100kgを含む容器に100kgの水と50kg
の安息香酸ナトリウムを防腐剤として加えた。容器を密閉し、Rannculu
s japonicus Thunb.中に含まれているプロトアネモニンをア
ネモニンに重合するために8ヶ月から12ヶ月あるいはそれ以上貯蔵し、得られ
たアネモニンを水に溶解した。容器から排出した内容物を押しつぶし、かすを取
り除いた後、ジュースを得た。ジュースをろ過し、ろ過物を清澄した。黄色透明
なアネモニン抽出溶液が得られた。これは製剤の調製のための次のステップで使
用できる。
【0039】 実施例6 防腐剤であり溶剤の95%エタノール30kgを粉砕した新鮮なRanncu
lus japonicus Thunb.100kgを含む容器に加え、内容
物を十分に攪拌して均一な混合物とした。容器を密閉し、Rannculus
japonicus Thunb.中に含まれているプロトアネモニンをアネモ
ニンに重合するために室温または温度を上げて8ヶ月から12ヶ月あるいはそれ
以上貯蔵し、得られたアネモニンをエタノールに溶解した。得られた抽出物の堅
さに応じて適量のワセリンを加え、均一に攪拌してアネモニン軟膏を得た。
【0040】 実施例7 Chemistry of Chinese Herb Component
,page 226(Science Publisher出版,1977)に
記載の方法に従ってPulsatilla chinensis(Bge)Re
gelの葉全体を原料として蒸気蒸留した。得られた蒸留物をジエチルエーテル
で抽出した。さらにエタノールで処理した後、アネモニン結晶(市場で入手もで
きる)を得た。これはさらに塗布剤または塗料製剤を調製するために使用できる
【0041】 実施例8 実施例1で得たアネモニン抽出物を用いて25mlの溶液あたり約12.5g
のアネモニンを含む溶液を調製し、不織布をその溶液に浸し100mのウェッ
トタオルを調製した。
【0042】 実施例9 アネモニン粉末をラノリンに加え、十分に攪拌し、50mlあたり12.5m
gのアネモニンを含む軟膏を作った。軟膏は局所使用用であり1回あたり5−6
時間使用する。
【0043】 薬力学的試験 実施例1の局所用製剤(商品名、Guanyin Dew)を用いて次の試験
を実施した。
【0044】 1. ホルマリンによる鎮痛試験 実験は5群の合計80匹のマウスを用い、各マウスの体重は18−22gであ
った:高濃度群、中濃度群、低濃度群(それぞれ12.5mg/25ml, 8
.75mg/25ml,および6.25mg/25mlのGuanyin De
wを投与した)、ドランチン群(25mg/kg)および対照群(25%エタノ
ールの同容量)。1群はドランチンを腹腔内注入し、他群は試験薬物を左右の後
足に使用した。投与15分後0.03mlの2.5% ホルマリンを各マウスの
右後足に皮下注射し、ついで試験薬物を再度使用した。ついで15分間中の各マ
ウスの右後足を舐める時間を数えた。 結果: 高濃度のGuanyin Dewはホルマリン誘発疼痛に有意の鎮痛作
用がある。マウスの右後足を舐める時間は対照群と比較してp<0.05で顕著
に減少した(表1参照)。
【表1】
【0045】 2. 熱板による鎮痛試験 この実験は4群の雌マウス合計64匹で行い、各マウスの体重は18−22g
で、55℃の熱板での正常な反応によって選別した:高濃度群,低濃度群,ドラ
ンチン群および対照群。投与経路と投与量はホルマリン試験に記載したのと同じ
である。1群はドランチンを腹腔内注入し、他群は試験薬物を左右の後足および
腹部に使用した。投与30,60および90分後にマウスを55℃の熱板に乗せ
各マウスの疼痛反応の潜時を測定した。 結果:高濃度のGuanyin Dewは熱板誘発疼痛に有意の鎮痛作用がある
。マウスの疼痛反応の潜時は有意に延長し、疼痛の閾値は対照群と比較してp<
0.05で顕著に増加した(表2および3参照)。
【表2】
【表3】
【0046】 3. ラット後足の抗腫脹試験 この実験は4群合計40匹のラットで行い、各ラットの体重は200−250
gであった:高濃度群、低濃度群(それぞれ12.5mg/25ml,6.25
mg/25ml),フルオシノロンアセトナイド群、対照群(25%エタノール
の同容量)。フルオシノロンアセトナイドは0.025%の軟膏で投与し、他の
群では0.1mlの1%のカラギーナンを各ラットの右後足の中足骨に皮下注射
する前に左右後足に対応する薬物を使用した。カラギーナン投与直後対応する薬
物を右後足に使用した。各ラットの左右後足の中足骨周囲長を最終投与2,3,
4および5時間後に測定した。各ラットの2つの足の中足骨周囲長の差で腫脹を
測定した。各測定後に再度対応する薬物をラットの右後足に使用した。 結果:高濃度のGuanyin Dewは対照群と比較してP<0.05でラッ
トの後足の腫脹で有意な阻害作用を有する。表4参照。
【表4】
【0047】 4. モルモットの摘出回腸を用いた試験 4匹のモルモット(雌雄各2匹、体重300−350g)を実験に使用した。
動物を屠殺直後に回腸を取り出し、酸素を吹き込んだ冷いTyode溶液に入れ
た。摘出回腸を洗浄し2−2.5cmの断片に切った。2つの腸のセグメントの
両端を結さくした。セグメントの1つの端を曝気フックに結び、温度が一定のM
agnus浴に入れた。セグメントの他端を記録装置に繋いだ張力変換機に接続
した。Guanyin Dew、アセチルコリン(10−9)およびアトロピン
(0.05%)添加後に回腸の収縮と弛緩を記録した。 結果:高濃度のGuanyin Dewはアセチルコリンによって刺激された腸
管筋層を有意に弛緩する。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年6月27日(2001.6.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 非細菌性炎症のアネモニンを有効成分として含む治療薬
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は医薬品の分野、具体的には非細菌性炎症の治療薬物、その調製法、そ
の有効成分、特に非細菌性炎症の治療にアネモニンを使用することに関する。
【0002】 (本発明の背景技術) 医学の分野では炎症は2つの群に区別される。即ち細菌性炎症と非細菌性炎症
である。細菌性炎症は急性疾患の発作に到る可能性があるため広く研究が行われ
てきた。ペニシリンおよびカルバペネム等の抗生物質のような抗菌剤が細菌性炎
症を標的とする特別な臨床薬物として多数開発されてきた。本発明前には非細菌
性炎症のための特別なあるいは確立された有効な薬物はなかった。即ち国際的医
学分野において非細菌性炎症を特別に治療する薬物のニードがある。現在非細菌
性炎症の特別な薬物を製造している医薬品会社はない。一般に非細菌性炎症には
頸部脊椎症、腰部疾患、上腕肩甲関節周囲炎、テニス肘、筋肉筋膜症候群、関節
リウマチ、骨関節症、非細菌性前立腺炎、多発性神経炎、神経皮膚炎、腱滑膜炎
、腰部筋肉緊張、坐骨神経痛、踵疼痛、偏頭痛、慢性胃炎、大腿骨頭の早期非細
菌性壊死、気管支喘息および医学分野で定義されている非細菌性炎症に属する他
の疾患が含まれる。現代の医学研究者は過形成棘突起がしばしば末梢軟組織を刺
し、ついで炎症性滲出、浮腫、代謝物の蓄積および癒着の形成を生じ、それが神
経受容体を刺激し、疼痛を起こすことを証明した。椎骨間円板の変性、骨過形成
、外傷、挫傷および一連の二次的病理変化が非細菌性炎症に導く。筋肉、筋膜、
靭帯、末梢神経叢、関節被膜および血管壁周辺で非細菌性炎症で起きる浮腫と癒
着は脊髄、脊椎動脈および神経根を圧迫し治療が困難な頚部および腰部脊椎の複
合症状を招来する。癒着、石灰化靭帯、筋膜および筋伸張は頚部および腰部脊椎
疾患、上腕肩甲関節周囲炎、筋肉筋膜症候群および骨関節症のような多数の非細
菌性炎症の主な原因である。世界中で何億人もの人が非細菌性炎症による疾患を
患い、大抵は慢性疾患である。
【0003】 (発明の要約) 現在、非細菌性炎症によって起きる各種疾患および難治性疼痛に有効な薬物は
ない。本発明の第一の態様は有効成分としてアネモニンを含む非細菌性炎症の治
療用薬物である。アネモニンの化合物は化学合成で得られ、またはチャイニーズ
ハーブの天然材料から調製できる。臨床試験によって、この活性化合物を含む薬
物は非細菌性炎症によって起きる難治性疼痛および身体障害/疾患に対する顕著
な治癒効果が明らかにされている。そのような薬物は非細菌性炎症、浮腫、非細
菌性炎症による癒着および難治性疼痛、非細菌性炎症による複合身体障害、浮腫
および癒着を取り除くことができる。従ってそれは各種の非細菌性炎症を高い有
効性と安全性で急速に治癒することができる。さらにこのような薬物には毒性ま
たは刺激性はない。本発明の第二の態様は非細菌性炎症の治療にアネモニンの化
合物またはアネモニンを含む天然抽出物の使用を提案することである。
【0004】 本発明はまた、有効成分としてアネモニンを含む非細菌性炎症の治療用医薬品
製剤を特に局所使用に提供する。局所使用は非細菌性炎症の治療の最良の投与法
を提供する。
【0005】 本発明はまた天然チャイニーズハーブから得られたアネモニンの抽出溶液を有
効成分として含む非細菌性炎症の治療用の天然由来の薬物を提供する。
【0006】 最後に本発明は特に天然薬用植物からアネモニンを抽出し調製することによっ
て本発明による薬物を調製する方法を提供する。本発明による方法を用いて強い
毒性と副作用のある原料中のプロトアネモニンが非刺激性のアネモニンに変わり
、商業規模で製造できる。
【0007】 (発明の詳細な説明) 本発明による非細菌性炎症の治療用の薬物は治療有効量のアネモニンを含む。
アネモニンの化学式は次の通りである。
【化1】
【0008】 この化合物はラヌンクリンまたはプロトアネモニンを含むすべての天然のチャ
イニーズハーブの抽出物から調製できる。適したチャイニーズハーブは例えばR
anunculaceous plantsおよびGraminaceous
plants等である。Ranunculaceous plantsとしては
Rannculus japonicus Thunb., Caltha p
alustris L., Ranunculus sceleratus L
., Anemone hupehensis Lem., Pulsatil
la chinensis(Bge)Regel, Anemone radd
eana Regel,Anemone altaica Fisch,Ran
unculus Chinensis Regel、例えばClematis
chinensis osbeck, Clematis finetiana
Ievi et Vant, Clematis hexapetala P
all, Clematis Manshurica Rupr., Clem
atis paniculata, Clematis florida, C
lematis clasiandra Maxim, Clematis u
ncinata champ.ex Benth, Clematis mey
eniana Walpのようなアネモニンを含むClematisおよびAn
emone hupehensis Lem. var. japonic(T
hunb.)Bowels et Stearn;Impera cylind
ricalの根等のGraminaceous plants,ラヌンクリンを
含むHelleborus(Ranunculaceae ), Anemon
e(Anemoneae), Hepatica(Anemoneae), R
anunculus(Ranunculeae),Bratrachium(R
anunculeae )およびAconitum scaposum var
. vaginatun(Delphineae)等である。
【0009】 本発明に先立つ公表文献から上述の天然ハーブはそれぞれラヌンクリンとプロ
トアネモニンを含むことが知られている。ラヌンクリンとプロトアネモニンを含
む天然ハーブは臨床試験で確実な抗癌作用を有することが示されている。新鮮な
Ranunculus japonucusの局所使用が広く使用された長い歴
史がある。Ranunculus japonucusは上腕肩甲関節周囲炎、
関節リウマチおよび坐骨神経痛のような多数のありふれた疾患に治療効果がある
。しかしプロトアネモニンには刺激性と毒性がある。皮膚がこれらの植物に長期
間接触すると炎症が起き、発赤、腫脹、発泡等が生じる。アネモニンの前駆体の
ラヌンクリンは酵素的に切断し糖質を除去しプロトアネモニンに変換される。重
合によって、プロトアネモニンはジポリマーアネモニンに変換される。ある種の
ハーブはそれ自身アネモニンを含んでいる(大半はハーブの貯蔵中に産生する)
。アネモニンにはStaphylococcus, streptococcu
s, Bacillus diphtheriae, Mycobacteri
um tuberculosisおよびE.coli等の阻害作用があることが
見出されている。従って本発明以前にアネモニンまたはプロトアネモニンを含む
ハーブは抗新生物剤、抗菌剤および消炎剤として臨床で使用された。伝統的な漢
方では、Clematis chinesisのような植物がリウマチの治療、
循環の改善および疼痛の緩和によく使用される。長期間の研究の結果、本発明者
等はプロトアネモニンを含む上述の原料のハーブ等の天然のチャイニーズハーブ
は経口投与であれ局所使用であれすべて人体に刺激性があることを見出した。経
口投与では、ハーブは重度の胃腸炎および吐き気、嘔吐および下痢のような症状
がを生じ、腎臓さえも刺激し血尿および蛋白尿が生じる。ハーブは皮膚と接触す
ると発赤、腫脹および発泡を起こす。しかしプロトアネモニン成分には強い抗菌
作用がある。上述の毒性と副作用は原料のハーブに水または有機溶媒を加え、混
合物を(任意に加熱して)長期間貯蔵する時またはプロトアネモニン2分子が重
合してアネモニンになるようにエーテル、アセトンまたは硫酸を加える時、消失
する。後者の化合物は非細菌性炎症による各種の難治性疼痛および障害の治療に
陽性の作用を示した。患部と疼痛部位に局所使用すると効果は非常に顕著である
。原料のハーブ中のプロトアネモニンの化学構造は抽出中に変化することは従来
から知られている。即ちプロトアネモニン2分子が重合して非刺激性のアネモニ
ンになる。これらの所見に基づいて本発明はアネモニンを主な活性成分として含
む非細菌性炎症の治療用薬物を提案する。当該アネモニンは化学合成品あるいは
アネモニンの抽出溶液の形で提供される天然ハーブから単離した抽出物であって
もよい。
【0010】 炎症の医学上の分類によると非細菌性炎症のリストの一部には頸部脊椎症、腰
部疾患、上腕肩甲関節周囲炎、テニス肘、筋肉筋膜症候群、関節リウマチ、骨関
節症、非細菌性前立腺炎、多発性神経炎、神経皮膚炎、腱滑膜炎、腰部筋肉緊張
、坐骨神経痛、踵痛、偏頭痛、難治性胃痛、癌性疼痛、気管支喘息および非細菌
性炎症による大腿骨頭の早期非細菌性壊死が含まれる。非細菌性炎症として定義
される付加的疾患は医学分野においても定義されている。難治性慢性関節リウマ
チ、偏頭痛、難治性胃痛および気管支喘息がアネモニン抽出溶液の3回または1
回の局所使用で急速に治癒されることは注目に値する。これは非細菌性炎症が関
節リウマチ、偏頭痛、慢性胃炎および気管支喘息の原因の1つであることを示唆
している。
【0011】 本発明以前にはこれらの疾患の治療は発作が起きた時に従来の鎮痛剤またはマ
ッサージ、マニピュレーションおよび牽引等の理学療法等であった。しかしなが
らこれらの従来の治療は一時的なものである。重度の発作は手術による治療を要
する可能性がある。従来の技術と比べて本発明によるアネモニン抽出溶液または
アネモニンを配合した薬物は多様な非細菌性炎症に顕著な作用を有する。この薬
物の局所使用は経口薬物、注射、注入、手術、鍼、マッサージ、マニピュレーシ
ョンまたは入院を要せずに関連疾患を治療するのに十分である可能性がある。例
えば関連疾患はアネモニン抽出物液の湿布を3回使用することにより治癒できる
。本発明による薬物の治療の機序はアネモニン溶液を含む経皮湿布によって患部
上のアネモニンが顕著な鎮痛作用、抗炎症作用、はね返り作用、痙攣緩和作用、
癒着の分解およびその強い経皮吸収能を示すことによると考えられる。このよう
な治療は多年にわたり筋肉、筋肉腱、筋膜、関節、滑液嚢、神経叢および血管壁
間に沈着した非細菌性炎症を短期間に取り去る。それは浮腫を速やかに取り除き
、癒着を解き、腱および石灰化靭帯を緩和する。筋肉が弛緩した後、大量の血液
が筋肉に流入し、ついで血管拡張の結果生じた滲出液のような有害な代謝物がな
くなる。一旦循環が改善されると筋肉の張力は増加する。これは非細菌性炎症の
刺激または圧迫によって生じた神経根、脊髄または血管上の圧力を緩和しまたは
取り除く。ついで頸部脊椎症、腰部疾患、上腕肩甲関節周囲炎、テニス肘、筋肉
筋膜症候群、坐骨神経痛、踵痛、偏頭痛、難治性胃痛、関節リウマチ、腰部筋肉
緊張、骨関節症、非細菌性前立腺炎、陳旧傷害による疼痛、腱滑膜炎、多発性神
経炎、癌性疼痛および他の疾患による疼痛を治癒できる。機序は頸部脊椎症、腰
部疾患および筋肉筋膜症候群の手術による圧力の緩和と刺激の除去による治療機
序と同じである。腫脹痛および癒着と筋肉、筋肉筋膜および靭帯の石灰化による
運動障害は非細菌性炎症の除去によって軽減される。
【0012】 本発明による薬物はアネモニンを活性治療成分として含み、適切な医薬品とし
て許容できる賦形剤または溶媒を任意に含む。賦形剤または溶媒の使用または賦
形剤または溶媒の選択は薬物の最終用量と剤形による。従来の製剤法によって、
本発明の薬物は経口投与、注射および局所使用に適した製剤に製造できる。局所
使用の製剤には液体抽出物、硬膏、座薬、塗布剤、塗料および活性成分の経皮吸
収に適した他の製剤等がある。本発明の薬物製剤に使用するアネモニンは合成品
であるか、もしくは従来周知の方法、例えばScience Publishi
ng House出版(1977)のChemistry of Chines
e Herb Component(in Chinese)226頁に記載さ
れた方法にしたがって上述の原料ハーブから抽出できる。製剤は本方法によって
注射、経口および局所使用製剤は精製アネモニン結晶またはラヌクリンを含む天
然植物から得られるアネモニン抽出溶液を使用して調製できる(その中の活性成
分はアネモニンである)。実験によってアネモニンは安定であることが示されて
いる。アネモニンは多数のチャイニーズハーブの組み合わせおよび化学組成に影
響されずに多様な非細菌性炎症の治療として機能する。アネモニンの安定性はま
た多種類の非細菌性炎症へのアネモニン抽出溶液の急速で有効な治療効果が高温
、低温、カビ、腐朽のような好ましくない条件下で低減しない事実から証明され
る。
【0013】 本発明の好ましい実施形態では非細菌性炎症の治療用薬物は天然由来であり、
それは活性成分としてアネモニンまたはその前駆体を含む天然植物またはチャイ
ニーズハーブから有機溶媒、水、動物油、植物油、醸造酢または無機酸を用いた
抽出によって得られた抽出溶液を含む。
【0014】 本発明の薬物の上述の調製法に加えて、本発明はさらにアネモニンまたはその
前駆体を含む天然植物またはチャイニーズハーブから密閉容器中で有機溶媒、水
、動物油、植物油、醸造酢または無機酸を用いて抽出するステップを含むアネモ
ニン抽出溶液を調製する方法を提供する。抽出混合物をろ過し清澄した後アネモ
ニン抽出溶液が得られる。
【0015】 本発明によるアネモニン抽出溶液の調製法において冷マセレーション技術また
は熱マセレーション技術を使用できる。出発物質はRannculus jap
onicus Thunb., Caltha palustris L.,
Ranunculus sceleratus L., Anemone hu
pehensis Lem., Pulsatilla chinensis(
Bge)Regel, Anemone raddeana Regel,An
emone altaica Fisch,Ranunculus Chine
nsis Regel、例えばClematis chinensis osb
eck, Clematis finetiana Ievi et Vant
, Clematis hexapetala Pall, Clematis
Manshurica Rupr., Clematis panicula
ta, Clematis florida, Clematis clasi
andra Maxim, Clematis uncinata champ
.ex Benth, Clematis meyeniana Walpのよ
うなアネモニンを含むClematisおよびAnemone hupehen
sis Lem. var. japonic(Thunb.)Bowels
et Stearn 等のRanunculaceous plants;Im
pera cylindricalの根等のGraminaceous pla
nts,ラヌンクリンを含むHelleborus(Ranunculacea
e ), Anemone(Anemoneae), Hepatica(An
emoneae), Ranunculus(Ranunculaceae )
,Bratrachium(Ranunculeae )およびAconitu
m scaposum var. vaginatun(Delphineae
)、Pulsatilla chinensis(Bge)Regel,Cle
matis chinensis osbeck等の断片等の煎じ薬用のハーブ
断片等である。有用な有機溶剤はメタノール、エタノール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、クロロフォルムまたはそれらの混合物等である。本発明で使用
する冷マセレーション技術はアネモニンの抽出溶液を得るために室温で抽出溶液
で原料を浸漬し抽出することである。熱マセレーション技術はアネモニンの抽出
溶液を得るために加熱した抽出溶液中に原料を浸漬し抽出することである。
【0016】 アネモニンの抽出溶液を得る本発明の方法は原料中に含まれるプロトアネモニ
ンを重合によってアネモニンに変換し、抗菌作用、抗炎症作用、特に抗非細菌性
炎症作用を有するアネモニンの抽出溶液を得ることで特徴づけられる。
【0017】 アネモニンの抽出溶液を調製する好ましい方法は原料を室温で30%から50
%のエタノールに8ヶ月間以上浸漬するか原料を沸騰下の同じ溶媒に加え、容器
を密閉し6ヶ月間以上浸漬することを含む。
【0018】 本発明の方法によって、原料ハーブの有効部分、例えば葉全体または葉全体の
混合物および新鮮なRannculus japonicus Thunb.の
根を抽出に選択できる。粉砕後選んだ有効部分を抽出容器に入れ適切な割合で抽
出剤を加え、ついで容器を密閉して抽出を行う。抽出後プロトアネモニンを十分
重合しアネモニンに変換し、得られたアネモニンを溶媒に溶解する。容器から排
出した内容物を押しつぶし、かすを取り除いた後、ジュースを得る。ジュースを
ろ過し、ろ過物を清澄する。澄明黄色透明なアネモニン抽出溶液が得られ、従来
の検出方法で抽出物中のアネモニン含量を測定できる。
【0019】 上述したように本発明の好ましい実施形態によって、原料のハーブ中に含まれ
ているプロトアネモニンをアネモニンに変換する方法が提供され、それは原料の
ハーブを貯蔵するステップと、長期間密閉した条件下における適切な量の適切な
抽出剤を含む。本発明における有用で適切な抽出剤は上述したものと同じである
。メタノールは熱くても冷たくてもよく、濃度は約30%である。植物油はひま
し油、茶油またはピーナッツ油であってよい。エタノール、メタノールまたは水
を抽出剤に使用するのが好ましい。原料ハーブとして1つまたは少なくとも2つ
以上のハーブの混合物を使用できる。例えば本発明による方法は次の所謂熱抽出
法で実施できる。新鮮なRannculus japonicus Thunb
.の葉全体と根または葉全体だけを粉砕後容器に入れる。例えば約40% の適
切な濃度の熱エタノールをエタノールに対して新鮮なRannculus ja
ponicus Thunb.の重量比が約1:1になるように新鮮なRann
culus japonicus Thunb.を含む容器に加える。容器の内
容物を加熱しついで容器を密閉して貯蔵し、Rannculus japoni
cus Thunb.中に含まれているプロトアネモニンを重合してアネモニン
にし、得られたアネモニンを溶媒に溶解する。容器から排出した内容物を押しつ
ぶし、かすを取り除いた後、ジュースを得る。ジュースをろ過し、ろ過物を清澄
する。黄色透明なアネモニン抽出溶液が得られる。
【0020】 替わりに、本発明による方法は所謂冷抽出法で次のように実施できる。新鮮な
Rannculus japonicus Thunb.の葉全体と根または葉
全体だけを粉砕後容器に入れる。約40%の濃度の熱エタノールまたは約30%
の濃度のメタノールをエタノールまたはメタノールに対して新鮮なRanncu
lus japonicus Thunb.の重量比が約1:1になるように容
器に加える。ついで容器を密閉して長期間貯蔵し、Rannculus jap
onicus Thunb.中に含まれているプロトアネモニンを重合してアネ
モニンにし、得られたアネモニンを溶媒に溶解する。容器から排出した内容物を
押しつぶし、かすを取り除いた後、ジュースを得る。ジュースをろ過し、ろ過物
を澄ませる。黄色透明なアネモニン抽出溶液が得られる。
【0021】 替わりにアネモニン抽出溶液は熱抽出または冷抽出法によってClemati
s chinensis osbeckまたはPulsatilla chin
ensis(Bge)Regel ハーブ断片等の煎じ薬用のハーブ断片を用い
て得られる。より具体的には、原料物質を、例えば40%の適切な濃度のエタノ
ールでエタノールの原料物質に対する重量比が約3:1になる量で熱抽出または
冷抽出法によって抽出する。容器を密閉し、Clematis chinens
is osbeckまたはPulsatilla chinensis(Bge
)Regel断片中に含まれるアネモニンがエタノール中に完全に溶解するよう
に1日1回内容物を攪拌して3から6ヶ月間貯蔵する。ろ過し、清澄した後、褐
色のアネモニン抽出溶液が得られる。
【0022】 水を溶媒に使用する場合、本方法は所謂熱抽出または冷抽出法によって次のよ
うに行う。新鮮なRannculus japonicus Thunb.の水
に対する重量比が約1:1になる量の水と適切な量の防腐剤(食品グレード)を
粉砕したRannculus japonicus Thunb.を含む容器に
直接加える。容器を密閉し貯蔵し、Rannculus japonicus
Thunb.中に含まれているプロトアネモニンをアネモニンに重合し、得られ
たアネモニンを水に溶解する。容器から排出した内容物を押しつぶし、かすを取
り除いた後、ジュースを得る。ジュースをろ過し、ろ過物を澄ませる。黄色透明
なアネモニン抽出溶液が得られる。
【0023】 本方法において特別な条件下で抽出を行うために適切な抽出剤を使用する。そ
の目的は原料物質中に含まれているプロトアネモニンとアネモニンを抽出し、抽
出したプロトアネモニンをアネモニンに重合してアネモニン抽出溶液を得ること
である。アネモニン抽出溶液は治療用の所望の濃度に調整でき、またさらに適切
な製剤に加工する。したがって本方法において抽出剤の原料ハーブに対する比率
は本質的なものではない。
【0024】 本発明の好ましい実施形態によれば、抽出されたアネモニンまたはアネモニン
抽出溶液は1つまたはそれ以上のチャイニーズハーブの組み合わせ、その中に含
まれている合成医薬品または化学成分に影響されず、アネモニンはひきつづき多
種類の非細菌性炎症を有効に治療できる。長期貯蔵の安定性試験で本薬物中のア
ネモニンは少なくとも5年に亘って安定であることが示されている。
【0025】 本発明の好ましい実施形態によれば、産業における実際の条件に関して適切な
方法を選ぶことができる。事前に合成され、市場で購入され、または上述のよう
に原料物質から抽出したアネモニン化合物をさらに各種の製剤の調製に使用でき
る。
【0026】 上述の抽出法に加えて、パーコレーション、抽出容器中の強制循環プロセス、
超臨界的抽出技術、動的抽出技術およびハーブの有効成分に有用な分離および抽
出技術または蒸留も使用できる。
【0027】 本発明はまた治療上有効な量のアネモニンと製剤上許容される溶剤/賦形剤(
必要であれば)を含む非細菌性炎症の治療に有用な医薬品組成物を提供する。従
来の製剤方法によって、本発明の組成物は経口投与、注射および局所使用に適し
た製剤に製造できる。局所使用のための製剤には液体抽出物、硬膏、座薬、塗布
剤、塗料および活性成分の経皮吸収に適した他の製剤等がある。例えば該液体抽
出物は本発明の方法によって30から40%のエタノールを使用して抽出して得
られるアネモニン抽出溶液であってもよい。この液体抽出物は患部に塗りまたは
これを浸したガーゼを用いて患部に使用できる。エタノールを防腐剤として含む
アネモニン軟膏は次のように作られる:容器中で新鮮なRannculus j
aponicus Thunb.の微粉に1:3の比率(微粉/エタノール)で
90%エタノールを加え、その混合物を十分に攪拌し、密閉または加熱し長期間
保存する。このプロセスの間にRannculus japonicusに含ま
れるプロトアネモニンが重合してアネモニンに変る。Clematis chi
nensis osbeckおよび/またはPulsatilla chine
nsis(Bge)Regelの断片は同じ方法で抽出できる。抽出溶液は煎じ
てもよく、ハーブ顆粒に濃縮してもよい(必要ならば適切な添加剤を加えてもよ
い)。そのような顆粒の主な活性物質はアネモニンで、経口投与または局所使用
によって非細菌性炎症の治療に使用できる。
【0028】 臨床使用:調製したアネモニン溶液またはアネモニン抽出溶液は液体または溶
液25mあたり12.5mgのアネモニンを含有する。3週間の治療の1コース
中にアネモニン抽出溶液25mlを様々な非細菌性炎症の患部または疼痛部位に
ガーゼに浸して週1回使用する。経皮的使用は約100cmの面積に約4時間
行う。1コースの治療における治癒率は90%と高率である。この治療で疼痛は
短時間に軽快する。最初の使用後顕著な治療効果が得られる。1回の使用で治癒
する患者もいる。発赤、腫脹、発泡、使用液体アレルギー反応または疼痛のよう
な副作用はない。この治療の毒性は僅かである。アネモニン溶液またはアネモニ
ン抽出溶液は液状抽出物、硬膏、座薬、塗布剤、塗料および局所使用の他の製剤
に調製できる。アネモニンはまた経口錠剤、注射剤、ドロップピル、経口溶液お
よび薬用ワインに調合できる。
【0029】 本発明による薬物または医薬品組成物はアネモニンと適合性のあるMucun
a birdwoodiana Tutcher, sargentodoxa
cuneata(Olic.) Rehd.et Wils, Pittos
porum glabratum Lindl, Teyrastigma o
btecum Planch, Lespedeza cuneata(Dum
.Cours.)G.Don, Helledorus thidetanus
Franch, Serissa Serissoides Druceおよ
び類似物等のハーブ抽出物を含んでもよい。
【0030】 本発明は発見に基づくことおよび非細菌性炎症の治療におけるアネモニンまた
はアネモニンを含む薬物の使用を提供することで評価されるであろう。さらに原
料ハーブ中に含まれるプロトアネモニンが本発明の方法によって効果的にアネモ
ニンに重合する。プロトアネモニンのアネモニンへの変換によってプロトアネモ
ニンの身体、特に皮膚への刺激作用が除かれる。この薬物は局所使用で様々な非
細菌性炎症を効果的に治療できる。それは頸部脊椎症、腰部疾患、上腕肩甲関節
周囲炎、関節リウマチ、坐骨神経痛、陳旧傷害による疼痛、非細菌性前立腺炎、
気管支喘息、難治性胃痛、および胆嚢炎に顕著な効果を有する。アネモニンを含
む薬物の使用により非細菌性炎症を効果的に治療できる。臨床試験は本発明の薬
物が非細菌性炎症に顕著な治療効果を有し85%以上の症例に有効であることを
示した。それは体から毒性物質を排泄する作用を有し、筋肉の硬直を軽減し、側
副を活性化し、伝統的な漢方の観点から腫脹と疼痛を軽減する作用を有する。急
性毒性試験および長期毒性試験が活性アネモニン抽出溶液を用いて行われた。結
果は次の通りである。
【0031】 腹腔内投与で、モルモットの最大耐用量は266g/kgで中毒または死亡は
なかった。局所投与で投与面積が動物の体表面積の10%に達した時に中毒また
は死亡は見られなかった。4週間に亘る連続局所投与で試験したモルモットの体
重、内臓係数、ヘモグラム、肝機能、腎機能、内臓および皮膚の異常または病理
変化はなかった。
【0032】 動物試験の結果はまた本発明の薬物が特に皮膚に対して非刺激性で非アレルギ
ー性であることを示している。反復使用で傷害のある皮膚に病理変化を生じない
。したがってそれは皮膚の治癒を妨げないと考えられる。
【0033】 本発明の特別な実施形態と有効性についてさらに実施例を参照して説明する。
本発明の範囲は請求項に定義されている。例えば他の可能な方法でプロトアネモ
ニンをアネモニンに重合したり、非細菌性炎症の治療としてアネモニンを含む薬
物の他の剤形を採用したり類似の活性成分を採用するような本発明の精神に基づ
くすべての多様性は本発明の範囲内である。
【0034】 (実施例) 実施例1 4月から9月までに摘まれた新鮮なRannculus japonicus
Thunb.の葉全体と根または葉全体だけを粉砕後原料として使用した。5
0kgの原料をセラミックまたはプラスチックの容器に入れた。40%の濃度の
エタノール50kgを沸点まで加熱し、新鮮なRannculus japon
icus Thunb.を含む容器に加えた。容器の内容物を沸騰するまで加熱
した。容器を密閉し、Rannculus japonicus Thunb.
中に含まれているプロトアネモニンをアネモニンに重合するために半年以上貯蔵
し、得られたアネモニンを溶媒に溶解した。容器から排出した内容物を押しつぶ
し、かすを取り除いた後、ジュースを得た。ジュースをろ過し、ろ過物を清澄し
た。黄色透明なアネモニン抽出溶液が得られた。従来の検出方法を用いて測定し
た抽出物中の有効成分中のアネモニンの含量は約90%であった。ついで抽出物
をエタノールと混合し、25m溶液あたり12.5mgのアネモニンを含む製剤
を調製した。この製剤は局所用であった。替わりにエタノールを使用して1年間
以上の冷抽出によってアネモニン抽出物を得ることができる。
【0035】 実施例2 新鮮なRannculus japonicus Thunb., Calt
ha palustrisL., Ranunculus sceleratu
s L., Anemone hupehensis Lem., Pulsa
tilla chinensis(Bge)Regel,および9種類のCle
matisと Impera cylindricalの根,Anemone
raddeana Regel, Ranunculus Chinensis
Regel、Anemone altaica Fisch,およびAnem
one hupehensis Lem. var. japonic(Thu
nb.)からなる群から選ばれたRanunculus植物の葉全体またはその
根またはその混合物を用いて、エタノールによる熱抽出または冷抽出によってア
ネモニン抽出物を得、実施例1の方法によって局所使用に適した製剤または塗布
剤を得た(ハーブの乾燥植物を替わりに原料として使用できる)
【0036】 実施例3 Clematis chinensis osbeckハーブの断片またはC
lematis chinensis osbeckハーブの断片とPulsa
tilla chinensis(Bge)Regelハーブの断片の混合物を
原料として用いた。原料を容器に入れた。エタノール溶液のハーブ断片に対する
重量比が3:1になる量の40%濃度のエタノール溶液を沸点まで加熱し、容器
に加えた。容器の内容物を加熱して沸騰し、ついで密閉し、Clematis
chinensis osbeckおよび/またはPulsatilla ch
inensis(Bge)Regelハーブの断片中に含まれているアネモニン
を完全にエタノールに溶解させるために内容物を1日1回攪拌して3ヶ月間貯蔵
した。濾過し、清澄した後、褐色のアネモニン抽出物を得、それを濃縮し、精製
し、造粒して顆粒製剤を作った。
【0037】 実施例4 冷抽出法を用いて、100kgのClematis chinensis o
sbeckハーブの断片からなる原料物質を40%濃度のエタノール300kg
を用いて室温で6ヶ月間抽出した。Clematis chinensis o
sbeckハーブの断片中に含まれているアネモニンを完全にエタノールに溶解
させるためにこの期間中容器の内容物を1日1回攪拌した。濾過し、清澄した後
、褐色のアネモニン抽出物を得、それを濃縮し、精製し、造粒して顆粒製剤を作
った。Clematis chinensis osbeckハーブの断片の替
わりにClematis chinensis osbeckとPulsati
lla chinensis(Bge)Regelハーブの断片の混合物を原料
として用いることができる。
【0038】 実施例5 冷抽出または熱抽出法を用いて、粉砕した新鮮なRannculus jap
onicus Thunb.100kgを含む容器に100kgの水と50kg
の安息香酸ナトリウムを防腐剤として加えた。容器を密閉し、Rannculu
s japonicus Thunb.中に含まれているプロトアネモニンをア
ネモニンに重合するために8ヶ月から12ヶ月あるいはそれ以上貯蔵し、得られ
たアネモニンを水に溶解した。容器から排出した内容物を押しつぶし、かすを取
り除いた後、ジュースを得た。ジュースをろ過し、ろ過物を清澄した。黄色透明
なアネモニン抽出溶液が得られた。これは製剤の調製のための次のステップで使
用できる。
【0039】 実施例6 防腐剤であり溶剤の95%エタノール30kgを粉砕した新鮮なRanncu
lus japonicus Thunb.100kgを含む容器に加え、内容
物を十分に攪拌して均一な混合物とした。容器を密閉し、Rannculus
japonicus Thunb.中に含まれているプロトアネモニンをアネモ
ニンに重合するために室温または温度を上げて8ヶ月から12ヶ月あるいはそれ
以上貯蔵し、得られたアネモニンをエタノールに溶解した。得られた抽出物の堅
さに応じて適量のワセリンを加え、均一に攪拌してアネモニン軟膏を得た。
【0040】 実施例7 Chemistry of Chinese Herb Component
,page 226(Science Publisher出版,1977)に
記載の方法に従ってPulsatilla chinensis(Bge)Re
gelの葉全体を原料として蒸気蒸留した。得られた蒸留物をジエチルエーテル
で抽出した。さらにエタノールで処理した後、アネモニン結晶(市場で入手もで
きる)を得た。これは局所使用、経口投与、注射、座薬、さらに塗布剤等の製剤
をさらに調製するために使用できる。
【0041】 実施例8 実施例1で得たアネモニン抽出物を用いて25mlの溶液あたり約12.5g
のアネモニンを含む溶液を調製し、不織布をその溶液に浸し100mのウェッ
トタオルを調製した。
【0042】 実施例9 アネモニン粉末をラノリンに加え、十分に攪拌し、25mlあたり12.5m
gのアネモニンを含む軟膏を作った。軟膏は局所使用用であり1回あたり5−6
時間使用する。
【0043】 薬力学的試験 実施例1の局所用製剤(商品名、Guanyin Dew)を用いて次の試験
を実施した。
【0044】 1. ホルマリンによる鎮痛試験 実験は5群の合計80匹のマウスを用い、各マウスの体重は18−22gであ
った:高濃度群、中濃度群、低濃度群(それぞれ12.5mg/25ml, 8
.75mg/25ml,および6.25mg/25mlのGuanyin De
wを投与した)、ドランチン群(25mg/kg)および対照群(25%エタノ
ールの同容量)。1群はドランチンを腹腔内注入し、他群は試験薬物を左右の後
足に使用した。投与15分後0.03mlの2.5% ホルマリンを各マウスの
右後足に皮下注射し、ついで試験薬物を再度使用した。ついで15分間中の各マ
ウスの右後足を舐める時間を数えた。 結果: 高濃度のGuanyin Dewはホルマリン誘発疼痛に有意の鎮痛作
用がある。マウスの右後足を舐める時間は対照群と比較してp<0.05で顕著
に減少した(表1参照)。
【表1】
【0045】 2. 熱板による鎮痛試験 この実験は4群の雌マウス合計64匹で行い、各マウスの体重は18−22g
で、55℃の熱板での正常な反応によって選別した:高濃度群,低濃度群,ドラ
ンチン群および対照群。投与経路と投与量はホルマリン試験に記載したのと同じ
である。1群はドランチンを腹腔内注入し、他群は試験薬物を左右の後足および
腹部に使用した。投与30,60および90分後にマウスを55℃の熱板に乗せ
各マウスの疼痛反応の潜時を測定した。 結果:高濃度のGuanyin Dewは熱板誘発疼痛に有意の鎮痛作用がある
。マウスの疼痛反応の潜時は有意に延長し、疼痛の閾値は対照群と比較してp<
0.05で顕著に増加した(表2および3参照)。
【表2】
【表3】
【0046】 3. ラット後足の抗腫脹試験 この実験は4群合計40匹のラットで行い、各ラットの体重は200−250
gであった:高濃度群、低濃度群(それぞれ12.5mg/25ml,6.25
mg/25ml),フルオシノロンアセトナイド群、対照群(25%エタノール
の同容量)。フルオシノロンアセトナイドは0.025%の軟膏で投与し、他の
群では0.1mlの1%のカラギーナンを各ラットの右後足の中足骨に皮下注射
する前に左右後足に対応する薬物を使用した。カラギーナン投与直後対応する薬
物を右後足に使用した。各ラットの左右後足の中足骨周囲長を最終投与2,3,
4および5時間後に測定した。各ラットの2つの足の中足骨周囲長の差で腫脹を
測定した。各測定後に再度対応する薬物をラットの右後足に使用した。 結果:高濃度のGuanyin Dewは対照群と比較してP<0.05でラッ
トの後足の腫脹で有意な阻害作用を有する。表4参照。
【表4】
【0047】 4. モルモットの摘出回腸を用いた試験 4匹のモルモット(雌雄各2匹、体重300−350g)を実験に使用した。
動物を屠殺直後に回腸を取り出し、酸素を吹き込んだ冷いTyode溶液に入れ
た。摘出回腸を洗浄し2−2.5cmの断片に切った。2つの腸のセグメントの
両端を結さくした。セグメントの1つの端を曝気フックに結び、温度が一定のM
agnus浴に入れた。セグメントの他端を記録装置に繋いだ張力変換機に接続
した。Guanyin Dew、アセチルコリン(10−9)およびアトロピン
(0.05%)添加後に回腸の収縮と弛緩を記録した。 結果:高濃度のGuanyin Dewはアセチルコリンによって刺激された腸
管筋層を有意に弛緩する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C071 AA04 AA08 BB01 CC12 EE05 FF15 GG01 HH09 LL01 4C086 AA01 AA02 CA01 MA01 MA04 MA16 MA28 MA31 MA52 MA60 MA63 MA66 NA14 ZA94 ZA96 ZB11 4C088 AB32 AC05 AC11 CA05 CA06 CA08 CA09 NA14 ZA94 ZA96 ZB11

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療上有効な量のアネモニンを含む非細菌性炎症の治療に有
    用な薬物
  2. 【請求項2】 請求項1の薬物であって、アネモニンがアネモニンまたはそ
    の前駆体を含む天然の植物またはチャイニーズハーブの抽出物由来である薬物。
  3. 【請求項3】 請求項2の薬物であって、天然の植物またはチャイニーズハ
    ーブがRanunculus japonicus Thunb., Calt
    ha palustris L., Ranunculus scelerat
    us L., Anemone hupehensis Lem., Puls
    atilla chinensis(Bge)Regel, Anemone
    raddeana Regel, Ranunculus Chinensis
    Regel、Clematis chinensis osbeck, Cl
    ematis flnetiana Ievi et Vant, Clema
    tis hexapetala Pall, Clematis Manshu
    rica Rupr., Clematis paniculata, Cle
    matis florida, Clematis clasiandra M
    axim, Clematis uncinata champ.ex Ben
    th, Clematis meyeniana WalpおよびAnemon
    e hupehensis Lem. var. japonic(Thunb
    .) Bowels et Stearn等のRanunculus plants;
    Impera cylindricalの根等のGraminaceous p
    lants,ラヌンクリンを含むRanunculaceae Hellebo
    rus, Anemone, Hepatica, Bratrachiumお
    よびAconitum scaposum var. vaginatunの植
    物から成る群より選ばれる薬物。
  4. 【請求項4】 請求項1の薬物であって、アネモニンが化学合成品である薬
    物。
  5. 【請求項5】 請求項2および請求項3の薬物であって、アネモニンがチャ
    イニーズハーブを有機溶媒、水、動物油、植物油、醸造酢または無機酸で抽出し
    て得たアネモニン抽出物に由来する薬物。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5の薬物であって、それがさらにアネモ
    ニン化合物に適合性があり治療に好ましいチャイニーズハーブのいずれかの抽出
    物を含む薬物。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6の薬物であって、それが経口投与、注
    射および局所使用の製剤である薬物。
  8. 【請求項8】 請求項7の薬物であって、その局所使用の製剤が経皮的に吸
    収され得る液体抽出物、硬膏、座薬、塗布剤または塗料である薬物。
  9. 【請求項9】 請求項8までのいづれかの請求項の薬物であって、その非細
    菌性炎症が頸部脊椎症、腰部疾患、上腕肩甲関節周囲炎、テニス肘、筋肉筋膜症
    候群、関節リウマチ、骨関節症、非細菌性前立腺炎、多発性神経炎、神経皮膚炎
    、腱滑膜炎、腰部筋肉緊張、坐骨神経痛、踵痛、偏頭痛、難治性胃痛、癌性疼痛
    等である薬物。
  10. 【請求項10】 非細菌性炎症の治療に有用な天然物由来の薬物であって、
    それがアネモニンまたはその前駆体を含む天然の植物またはチャイニーズハーブ
    から有機溶媒、水、動物油、植物油、醸造酢または無機酸を用いた抽出によって
    得られた抽出物を有効成分として含む薬物。
  11. 【請求項11】 請求項10の天然物由来の薬物であって、その天然の植物
    またはチャイニーズハーブがRannculus japonicus Thu
    nb., Caltha palustris.L, Ranunculus
    sceleratus L., Anemone hupe hensis L
    em., Pulsatilla chinensis(Bge)Regel,
    Anemone raddeana Regel, Ranunculus
    Chinensis Regel、Clematis chinensis o
    sbeck, Clematis flnetiana Ievi et Va
    nt, Clematis hexapetala Pall, Clemat
    is Manshurica Rupr., Clematis panicu
    lata, Clematis florida, Clematis cla
    siandra Maxim, Clematis uncinata cha
    mp.ex Benth, Clematis meyeniana Walp
    およびAnemone hupehensis Lem. var. japo
    nic(Thunb.) Bowels et Stearn等のRanunculaceaus pla
    nts;Impera cylindricalの根等のGraminaceo
    us plants,ラヌンクリンを含むRanunculaceae Hel
    leborus, Anemone, Hepatica, Bratrach
    iumおよびAconitum scaposum var. vaginat
    unの植物から成る群より選ばれる薬物。
  12. 【請求項12】 請求項10および請求項11の天然物由来の薬物であって
    、その有効成分が天然の植物またはチャイニーズハーブからエタノールを用いて
    抽出された抽出物である薬物。
  13. 【請求項13】 請求項10および請求項11の天然物由来の薬物であって
    、それがさらにアネモニン化合物と適合性があり、治療に好ましいチャイニーズ
    ハーブからの抽出物を含む薬物。
  14. 【請求項14】 請求項10の天然物由来の薬物であって、それが経口投与
    、注射および局所使用の製剤である薬物。
  15. 【請求項15】 請求項14の天然物由来の薬物であって、その局所使用の
    製剤が経皮的に吸収される液体抽出物、硬膏、座薬、塗布剤または塗料である薬
    物。
  16. 【請求項16】 請求項1から請求項5までの薬物の非細菌性炎症の治療お
    よび非細菌性炎症によって生じた各種の難治性疼痛の治療への使用。
  17. 【請求項17】 請求項16の薬物の使用であって、その非細菌性炎症が頸
    部脊椎症、腰部疾患、上腕肩甲関節周囲炎、テニス肘、筋肉筋膜症候群、関節リ
    ウマチ、骨関節症、非細菌性前立腺炎、多発性神経炎、神経皮膚炎、腱滑膜炎、
    腰部筋肉緊張、坐骨神経痛、踵痛、偏頭痛、難治性胃痛、癌性疼痛等である薬物
  18. 【請求項18】 非細菌性炎症の治療に有用な薬物の製剤の調製法であって
    、それがラヌンクリンを含む天然の植物またはチャイニーズハーブから抽出剤と
    して、有機溶媒、水、動物油、植物油、醸造酢または無機酸を用いて密閉条件下
    で冷抽出または熱抽出し、得られた抽出物を回収することを含む調製法。
  19. 【請求項19】 請求項18の方法であって、有機溶媒がメタノール、エタ
    ノール、プロパノール、グリセリン、クロロフォルムまたはそれらの混合物であ
    る方法。
  20. 【請求項20】 請求項18および請求項19の方法であって、冷抽出を3
    0から50%のエタノールを用いて8ヶ月以上行う方法。
  21. 【請求項21】 請求項18または請求項19の方法であって、抽出剤の3
    0から50%のエタノールを沸点まで加熱し、天然の植物またはチャイニーズハ
    ーブを含む容器にエタノールを加え、内容物を沸騰するまで加熱し、内容物を密
    封し6ヶ月以上貯蔵することを含む方法。
  22. 【請求項22】 請求項19の方法であって、粉末化した天然の植物または
    チャイニーズハーブを95%のエタノールで抽出して軟膏を調製することを含む
    方法。
  23. 【請求項23】 請求項18の方法であって、抽出剤として水を使用する場
    合、抽出中に通常量の防腐剤を加えることを含む方法。
  24. 【請求項24】 請求項1から請求項9の薬物を吸収させたガーゼまたは不
    織布を患部または疼痛部に週1回、1回3〜4時間、3週間使用する非細菌性炎
    症の治療法。
  25. 【請求項25】 請求項10の天然物由来の薬物を吸収させたガーゼまたは
    不織布を患部または疼痛部に週1回、1回3〜4時間、3週間使用する非細菌性
    炎症の治療法。
  26. 【請求項26】 不織布を請求項1から請求項9の薬物に浸して調製される
    、皮膚吸収による非細菌性炎症の治療に有用なウェットタオル。
  27. 【請求項27】 不織布を請求項10の天然物由来の薬物に浸して調製され
    る、皮膚吸収による非細菌性炎症の治療に有用なウェットタオル。
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