JP2003521050A - 光干渉デバイスを用いる自動物体検証システム及び方法 - Google Patents

光干渉デバイスを用いる自動物体検証システム及び方法

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JP2003521050A JP2001554299A JP2001554299A JP2003521050A JP 2003521050 A JP2003521050 A JP 2003521050A JP 2001554299 A JP2001554299 A JP 2001554299A JP 2001554299 A JP2001554299 A JP 2001554299A JP 2003521050 A JP2003521050 A JP 2003521050A
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ジー コームス ポール
エム フリードリッヒ ドナルド
ディー カーデル ケン
アール フルスカ カーティス
ティー マーカンテス チャールズ
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フレックス プロダクツ インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 光セキュリティフィーチャを有する物体を認証する自動検証システムであり、光学システムと、移送ステージ装置と、分析装置とを備える。光学システムは狭帯域光ビーム又は広帯域光ビームを発生し得る1以上の光源を含む。移送ステージ装置は、光源と協働して、光ビームが物体のセキュリティフィーチャの設置部分に衝突するように物体を位置させるように構成する。分析装置は物体から反射された又は透過した光ビームを受光し、光ビームの光学特性を変化する角度及び/又は波長において分析して物体の正当性を検証する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 1.発明の技術分野 本発明は、概して物体の正当性を決定するシステム及び方法に関する。特には
、本発明は予め決められたスペクトル反射率特性を有するセキュリティフィーチ
ャを走査することによりアイテムの正当性を自動的に検証するシステム及び方法
に関する。
【0002】 2.関連技術 現代社会では、商品やサービスの売買に種々の慣習的な売買方法が使用されて
いる。しかし、偽造品や偽造通貨を製造してこのような売買方法を回避しようと
する種々の個人や主体が存在する。特に、通貨、銀行券、クレジットカード等の
ような物品の偽造は頻繁に起こる問題である。このような物品の生産は絶え間な
く増加しており、偽造は近年におけるカラー印刷やコピー技術のような技術の向
上とともにますます精巧になっている。これに照らせば、個人やビジネス主体は
交換する商品及び/又は受け取る通貨の正当性を検証する改善された方法を望ん
でいる。したがって、偽造商品や物品の検出によって偽造を防止する方法は精度
を向上させる必要がある。
【0003】 通貨や他のセキュリティアイテムを走査してそれらの正当性を検証する方法は
ホップウッド他のUSP5,915,518及びUSP5,915,518に開示されている。これらのホ
ップウッド特許に開示されている方法は、紫外(UV)電磁放射又は光源を用い
て偽造通貨や物品を検出する。一般に、被検物品をUV光で照明し、反射された
UV光の量を2以上のフォトセルで測定する。物品からの反射されたUV光の量
を基準物品から反射されるUV光のレベルと比較する。反射レベルが一致する場
合、被検物品は正当であるとみなす。
【0004】 ホップウッド特許の方法は、真性紙幣は一般に特定の未漂白紙から製造される
が、偽造紙幣は一般に漂白紙から製造されるという原理に基づいている。漂白紙
と未漂白紙との区別は、紙をUV放射源の下で観察することにより行うことがで
きる。検出プロセスは、疑わしい紙幣を走査ステージに置き、光検出器及び関連
するデータ処理回路付きデータ分析装置を用いて被検紙幣から反射されるUV光
の検出レベルを測定し、比較することにより自動化することができる。
【0005】 あいにく、UV反射及び蛍光検出システムは不正確な比較や真性紙幣の誤検証
を生ずる等、多くの問題がある。例えば、疑わしい物品や商品が洗濯された場合
、この物品は蛍光を発光する薬品を捕捉することが可能になり、偽造品とみなさ
れ得る。その結果、誤検出されたアイテムは手動的に検証して真性物品の排除を
阻止しなければならない。
【0006】 偽造物品を検出する他の慣例の方法は磁気インクで型押又は捺印された物品の
磁気検出、及び/又は物品上のイメージのイメージ検証を使用するものである。
あいにく、磁気インクは偽造者に入手可能であり、偽造物品に容易に塗布するこ
とができ、イメージ検証システムはカラーコピーやカラープリンタにより作成さ
れた偽造通貨にだまされてしまうので、これらの偽造防止策の有効性は低い。
【0007】 他の検証方法は磁気検出特性を使用して所定の透明導電性化合物で捺印された
商品の電気抵抗を検出するものである。しかし、これらの方法はかなり複雑であ
り、特に商品の正当性を速く検証したい小売店や銀行が容易に入手し得ない、維
持し得ない、又は容易に動作し得ない専門装置を必要とする。
【0008】 最近では、銀行券や通貨やクレジットカードのような種々の商品は、偽造防止
のために光学的に変化し得るインクや箔(膜)のような光干渉デバイスで捺印又は
型押されている。光学的に変化し得るインクや箔は観察角とともに変化するカラ
ーシフトを示す。これらの光干渉デバイスは偽造の抑止に有効であるが、真性光
干渉デバイスで捺印された商品を検証する精密且つ便利な測定装置が依然として
望まれている。
【0009】 現在の技術の進歩に伴い、偽造物品を製造する偽造者の能力と戦う新技術が必
要になる。したがって、商品の正当性を検証するために政府、小売業者及び銀行
に広く入手し得る認証システムを提供する必要がある。
【0010】 発明の概要 本発明は、概して、予め決められたスペクトル反射率又は透過率特性を有する
カラーシフトデバイスのような光干渉デバイスの形態の光干渉セキュリティフィ
ーチャ(安全保護特徴部)を走査することにより物品の正当性を自動的に検証す
るシステム及び方法を提供する。このシステム及び方法によれば光干渉デバイス
で捺印又は型押された通貨、銀行券、クレジットカード、その他の類似の商品の
ような種々の物品を認証することができる。
【0011】 カラーシフトセキュリティフィーチャは観察角の関数として特性スペクトル反射
率とスペクトルシフトを示し、本発明の検証システムはこれらの特性を使用して
物品の正当性を決定することができる。本発明の検証システムは検証すべき物品
を移送ステージの上に置いて物品を走査のために直線的に移動させることにより
自動化することができる。
【0012】 本発明の検証システムは、一般に光学系と、移送ステージ装置と,分析装置を含
む。光学系は狭帯域又は広帯域の光ビームを発生し得る1以上の光源を含む。移
送ステージ装置が光源と協働して、1以上の光ビームが検証すべき物体の、セキ
ュリティフィーチャ(安全保護特徴部)が位置する部分に衝突するように物体を
位置させる。分析装置は物体及びセキュリティフィーチャから反射又は透過した
光ビームを受光し、物体から反射又は透過した光ビームの光学的特性を変化する
角度及び/又は波長で分析して物体の正当性を検証する。
【0013】 物体の正当性を検証する本発明の一つの方法では、少なくとも1つの光ビーム
を第1の入射角で認証すべき物品に向け入射する。物体は、光ビームが物体の光
干渉セキュリティフィーチャが位置する部分に入射するように位置させる。光ビ
ームは物体から、例えば反射又は透過により、1以上の光路に沿って進み、この
光ビームの1以上の光学的特性を分析して物体の正当性を検証する.光学的特性
は物体から異なる角度で反射又は透過した2つの光ビームのスペクトル差を基準
スペクトルシフトと比較することにより、或いは物品から反射又は透過した少な
くとも1つの光ビームのスペクトル形状を基準スペクトル形状と比較することに
より分析することができる。
【0014】 本発明のこれらの特徴及び他の特徴は以下の記載及び特許請求の範囲の記載か
ら十分に明らかになり、また以下に記載する本発明の実施例から知ることができ
る。 本発明の上述した特徴及び目的及び他の特徴及び目的を達成する方法をもっと
十分に理解できるように、本発明を図面に示す特定の実施例を参照してもっと詳
しく説明する。しかし、これらの図面は本発明の代表的な実施例を示すのみであ
り、本発明の範囲を制限するものではない。図面を参照して本発明の追加の特定
性及び細部についても説明する。
【0015】 本発明の実施例の詳細な説明 本発明は、予め決められた光スペクトル特性を有する光干渉セキュリティフィ
ーチャ(安全保護特徴部)を走査することにより物品の正当性を自動的に検証す
るシステム及び方法を提供する。本発明は、カラーシフト顔料、インク、箔、又
はこれに限定されないがプラスチックのようなバルク材料等のような光干渉セキ
ュリティフィーチャで捺印又は型押された銀行券、通貨、クレジットカード等の
ような種々の物体の正当性を検査するのに特に有用である。
【0016】 セキュリティフィーチャとして使用される最近開発されたカラーシフト顔料、
インク、箔及びバルク材料は、商品、通貨、銀行券、クレジットカード等の偽造
を著しくて難しくしている。カラーシフト顔料、インク、箔及びバルク材料は製
造が極めて複雑な多層膜干渉コーティングから形成されている。したがって、こ
のようなカラーシフトセキュリティフィーチャの効果を偽造者が複製することは
極めて困難である。更に、銀行券及び通貨の場合には、特定のカラーシフト顔料
又はインクの配合は正当な製造業者及び特定の政府機関、例えば米国財務省等、
しか入手し得ない。これらのカラーシフト顔料及びインクは観察角とともに変化
する可視カラーシフトを示す。カラーシフトの量はコーティングの各層の形成に
使用する材料及び各層の厚さに依存する。更に、所定の波長において、カラーシ
フト顔料及びインクは観察角の増大とともに高くなる反射率特性を示す。セキュ
リティフィーチャに使用し得るこのようなカラーシフト顔料又はインクの特定の
組成の例がフィリップス他のUSP5,135,812に開示されており、その内容が参考の
ためにここに含まれているものとする。カラーシフト顔料又はインクからの光学
効果は特定タイプのコーティング構造ごとに再現可能であり且つ一意であるため
、真正セキュリティフィーチャのカラーシフト、反射率及び/又は透過率を測定
し、これを標準又は基準として用いて商品や物品に設けられた疑わしいセキュリ
ティフィーチャを試験することができる。
【0017】 本明細書に記載するシステム及び方法は、セキュリティフィーチャに入射する
1以上の光ビームを用いて反射率又は透過率のような光学特性及び/又は角度に
伴うスペクトルシフト量を走査することにより正当性を簡単且つ便利に検証する
ことができる。光学特性及び/又はスペクトルシフトを蓄積基準データと比較し
てセキュリティフィーチャ、したがって物品の正当性を検証する。
【0018】 図面において、対応する構造には対応する符号が付されている。図1は本発明
の一実施例に従う自動検証システム10の概略図であり、本例システムは光干渉
セキュリティフィーチャを含む物品の正当性を検証するのに使用することができ
る。検証システム10は物体14上の光干渉セキュリティフィーチャ16に対す
る反射率スペクトルのスペクトル形状を測定してその正当性を検証する。しかし
、検証システム10は透過率スペクトルのスペクトル形状を単独で、或いは反射
率スペクトルと組み合わせて使用してセキュリティフィーチャ16の正当性を検
証することもできる。
【0019】 セキュリティフィーチャ16はカラーシフトインク、顔料又は箔を含む光学的
に変化し得るインク、顔料又は箔;プラスチックのようなバルク材料;コレステ
リック液晶;ダイクロイックインク、顔料又は箔;干渉マイカインク又は顔料;
ゴニオクロマティックインク、顔料又は箔;回折表面、ホログラフィック表面又
はプリズム表面のような種々の光干渉デバイス、又は認証用に物体の表面に付与
することができる任意の他の光干渉デバイスの形をとることができる。回折表面
又はホログラフィック表面をカラーシフトインク又は箔と組み合わせた他の好適
な光干渉デバイスが2000年1月21日に出願されたロゲル ダブリュ. フ
ィリップス他の同時継続米国出願「光学的に変化し得るセキュリティ装置」に開
示されており、その内容が参考のためにここに含まれているものとする。追加の
好適な光干渉デバイスが1999年7月8日に出願された同時継続米国出願09/3
51,102号、「カラーシフト背景を有する解説表面」に開示されており、その内容
が参考のためにここに含まれているものとする。
【0020】 セキュリティフィーチャ16を付与する物体14は、認証が望まれる種々の品
物、例えば機密保護文書、機密保護ラベル、銀行券、通貨、流通約束手形、株券
、銀行債や国債、小切手、クレジットカード、バンクカード、金融取引カード、
パスポート、ビザ、イミグレーションカード、IDカード、バッジ、商品、製品
タグ、商品荷物、証明書、並びに種々の紙、プラスチック、ガラス製品などから
選択することができる。
【0021】 図1に示す検証システム10は認証すべき物体14を移送する移送ステージ装
置12と、物体14を照明する光学システム(光学系)18と、反射率スペクト
ルの特徴を分析する分析システム20とを備える。したがって、検証システム1
0はセキュリティフィーチャ16に対する反射率スペクトルのスペクトル形状を
分析することにより物体14を認証する。一般に、システム10は2つの異なる
反射角θ2a及びθ2bにおける反射率スペクトルを比較することによりセキュリテ
ィフィーチャ16の正当性を検証する。
【0022】 検証システム10は広帯域光源24a,24bのような2以上の光源を有する
光学システム18を含む。広帯域光源24a,24bは例えば約350nmから
約1000nmの波長範囲の光を発生し、物体14上に位置するセキュリティフ
ィーチャ16をコリメートされた光で照明する。光源24a,24bに好適な装
置は、タングステンフィラメントランプ、石英ハロゲンランプ、ネオンフラッシ
ュランプ及び広帯域発光ダイオード(LED)を含む。システム10は1つの光
源24のみを含み、例えばミラーやビームスプリッタを備えた構成、或いは1つ
の共通光源から2つに分岐された光ファイバを備えた構成に変更することもでき
る。
【0023】 光源24a、24bはそれぞれ第1ビーム26a及び第2ビーム6bを発生し
、交点52に、法線50に対し異なる入射角θ1a及びθ1bで入射する。第1ビー
ム26a及び第2ビーム26bは交差しない異なる点に入射させることもできる
。この場合には、ビーム26a,26bを物体14が通過する移送ステージ装置の
長さ方向軸線上に位置する2つの別々の点に収束させる。この構成では、ビーム
26a,26bを順々にオン,オフさせる必要がなく、ビーム26a,26bを連
続的に動作させることができる。
【0024】 光ビーム26a,26bは、ビーム28a,28bで示すように、セキュリティ
フィーチャ16からそれぞれ角度θ2a及びθ2bを有する2つの異なる光路に沿っ
て分析システム20に向かって進行する。図に示すように、ビーム28a,28
bはセキュリティフィーチャ16から反射されるが、これらの光路は図10に示
すように透過ビームを含むものとすることができる。反射角について議論するが
、同様の議論が透過角について言える。本発明の動作はθ1aがθ2aに等しく且つ
θ2aがθ2bに等しいときでも可能にすることができる。ビーム26a及び26b
の入射角θ1a及びθ1bは検証方法に直接影響を及ぼすので、入射角θ1a及びθ1b
の特定の値が、分析システム20に入射する光の反射角θ2a及びθ2bとともに、
本発明の重要な特徴である。したがって、システム10は、入射角θ1aと反射角
θ2aが法線50から約30°〜80°の範囲内、好ましくは約40°〜約60°
の範囲内になるように構成するとともに、入射角θ1bと反射角θ2bが法線50か
ら約0°〜30°の範囲内、好ましくは約5°〜約15°の範囲内になるように
構成する。θ1aをθ2aに等しくしないとともにθ1bをθ2bに等しくないのが好ま
しい。言い換えると、反射ビーム28a,28bの測定を法線50に対し入射光
の入射角度と異なる角度方向で行うべきである。こうすると、セキュリティフィ
ーチャ16の光沢表面から反射する光の光沢効果が緩和される。
【0025】 図1の実施例の分析システム20は分析装置42に作動的に接続された第1光検
出器40aと第2光検出器40bを含む。検出器40a,40bは分光光度計又
はスペクトログラフ(分光写真器)とするのが好ましい。検出器40a,40b
を用いて分析中のセキュリティフィーチャに対し反射率の大きさを波長の関数と
して測定する。検出器40a,40bは物体14上のセキュリティフィーチャ1
6からの反射率を2つの異なる角度で波長の範囲に亘って測定し、各波長におけ
る反射率データを合成して各反射角に対するスペクトル曲線を生成する。
【0026】 検出器40a,40bは、例えばリニアダイオードアレイ又は電荷結合装置(
CCD)アレイに装着されたリニア可変フィルタ(LVF)を備えるものとする
ことができる。LVFは光のスペクトル成分を分離分析する分光計という光学装
置群の一例である。リニアダイオードアレイは空間的に変化する光分散ビームを
一般に画素として表示される電気信号に変換する光検出器群の一例である。分光
計と光検出器は共同で分光光度計やスペクトログラフというスペクトル分析装置
を構成する。したがって、所望の反射率データを得るために種々の分光計と光検
出器の組合せを使用することができる。例えば、これに限定されないが、一構成
例では、検出器40a,40bは格子型、プリズム型、フィルタ型又は干渉計型
分光計とし、そのスペクトル出力をリニアダイオードアレイのような測光アレイ
装置により走査又は測光するよう構成する。リニアダイオードアレイはイメージ
増倍管に接続することができるが、接続しないこともできる。他の構成例では、
検出器40a,40bは写真フィルムを使用し、これを現像して走査型マイクロ
デンシトメータに結合する。更に他の構成例では、検出器40a,40bは、光
スペクトルをフォトダイオードやフォトマルチプライヤのような単一の光検出器
の前に取り付けられたスリットを横切って走査させることにより伝統的な走査型
分光光度計のように動作するものとする。更に他の構成例では、検出器40a,
40bは分光計又はLVFの出力表面を横切って光検出器を機械的に又は光学的
に走査させるものとする。更に他の構成では、検出器40a,40bは光検出器
を横切って干渉計の干渉パターンを走査させ、その出力を分析光のスペクトルに
電子変換するように動作するものとする。これらの組合せのすべては、光をスペ
クトルという電子的に表示されるグラフに変換する方法として従来既知であり、
当業者に分光光度計及びスペクトログラフと総称されている。検出器40aは、
好ましくは入射角θ1aに近い反射角θ2aで反射された光ビーム28aを受信する
ように構成し、検出器40bは好ましくは入射角θ1bに近い反射角θ2bで反射さ
れた光ビーム28bを受信するように構成する。したがって、各検出器40a,
40bはそれぞれの検出器により受光される光の反射角に対応する特定の角度方
向に配置する。図1に示すように、検出器40aは検出器40bより大きい角度
方向に配置する。
【0027】 データ分析装置42は検出器40a,40bと通信する。データ分析装置42
は検出器40a,40bから受信したデータを電気的に処理し、蓄積基準データ
と比較してセキュリティフィーチャの正当性を検証する。データはセキュリティ
フィーチャから2つの異なる角度で反射された光のスペクトルシフトを表す電気
信号を含んでいる。具体的には、各検出器40a,40bは波長範囲に亘り反射
率を測定して角度θ2a及び角度θ2bで反射された各光ビーム28a,28bに対
するスペクトル曲線をそれぞれ発生する。データ分析装置42はマイクロプロセ
ッサ及び追加の回路を使用して各検出器40a,40bにより発生されたスペク
トル曲線を分析し、セキュリティフィーチャ16の正当性を検証する。例えば、ソ
フトウエアを利用して測定スペクトル曲線を分析システム20のデータベースに
蓄積されている基準スペクトルと比較する。測定スペクトルの特徴が基準スペク
トルの特徴とほぼ一致する場合、その品物は本物とみなす。したがって、分析装
置42は検査中の物体が本物であるか偽物の可能性が高いかを利用者に知らせる
ことができる。検出器40a,40bの場合と同様に、所望の機能を実行し得る
アプリケーションスペシフィック論理装置やマイクロプロセッサやコンピュータ
のような種々のタイプのデータ分析装置が当業者に既知である。
【0028】 図1に示す実施例のセキュリティフィーチャ16は、顔料、インク、箔又はプラ
スチックのようなバルクカプセル材料として物体14に付与された高精度光干渉
デバイスからなる。セキュリティフィーチャ16への入射光の角度が変化すると
、反射率対波長プロファイルのピーク波長と谷波長が変化する。これはセキュリ
ティフィーチャ16により発生される低及び高反射率スペクトル特徴(すなわち
ピーク及び谷)間のコントラストを与え、これを検証システム10で利用してセ
キュリティフィーチャの正当性を決定する。
【0029】 光干渉デバイスの反射率及び透過率は観察角の増大に伴い短波長側にシフトす
ることが物理学から明らかである。物体14の正当性を検証するためにシステム1
0で使用する方法では、光源24a,24bからの入射光ビーム26a,26b
の波長をセキュリティフィーチャ16に対する既知の反射率対波長プロファイル
のピーク又は谷に近い波長に予め選択する。例えば、角度θ2aが角度θ2bより大
きいものと仮定すると、光源24a,24bからのビーム26a,26bの波長
が反射率対波長プロファイルのピーク(すなわち反射率最大)に対応する値に近
い場合には、角度θ2aにおける反射率と角度θ2bにおける反射率との比(すなわ
ち反射率比)は1より小さくなる。逆に、光源24a,24bからのビーム26
a,26bの波長が反射率対波長プロファイルの谷(すなわち反射率最小)に対
応する値に近い場合には、角度θ2aにおける反射率と角度θ2bにおける反射率と
の比(すなわち反射率比)は1より大きくなる。反射率対波長プロファイルの谷
に近い波長を選択するこの後者の場合は、殆どの材料は実際には入射角の増大に
伴い反射率が減少するが、セキュリティ捺印に使用されるカラーシフト顔料、イ
ンク、箔及びバルクカプセル材料は入射角の増大に伴い反射率が増大するユニー
クな特性を有するので、有利である。したがって、この後者の場合は検証を更に
確かなものとする利点をもたらす。
【0030】 入射角の変化に伴う反射率の変化を測定可能にするためには、ビーム26bの
通過を許可する間、ビーム26aを遮断し、その逆にビーム26aの通過を許可
する間、ビーム26bを遮断するのが望ましいものとすることができる。したが
って、ここに記載する各実施例は、異なる角度方向からの連続ビーム26a,2
6bか交互ビーム26a,26bを用いて動作し得るものとすることができる。
したがって、交互ビーム26a,26bを達成する一つの方法は光源24a,2
4bへの電力を遮断するもの、或いは光チョッパや電子機械シャッタのようなバ
リヤ装置を使用するものである。ビーム26a,26bを遮断する装置の種々の
他の構成が当業者に既知である点に注意されたい。
【0031】 低光沢表面に付与されるフィリップスの’812号特許出願に記載されているよ
うなカラーシフト顔料及びインクの場合には、入射角θ1a及びθ1bをそれぞれの
反射角θ2a及びθ2bにほぼ等しくするのが好ましい。反射角は使用する光干渉セ
キュリティフィーチャのタイプに応じて変化するので、反射角θ2a及びθ2bはそ
れぞれの入射角θ1a及びθ1bに等しくする必要はない点に注意されたい。
【0032】 検証システム10の動作中、セキュリティフィーチャ16が付加された銀行券
のような物体14を移送ステージ装置12の上におく。光源24a,24bが移
送ステージ装置12の表面上の交点52に入射するように向けられた光ビーム2
6a,26bを発生する。物体14は交点52を通って直線的に移動し、セキュ
リティフィーチャ16が交点52を直線的に通過する。物体14は交点52を通
過するため、検証システム10はセキュリティフィーチャ16の点ではなく線状
領域を走査する能力を有する。セキュリティフィーチャ16から反射された光ビ
ーム28a、28bが検出器40a,40bに入射し、これらの検出器が2つの
異なる反射角θ2a及びθ2bにおける反射率を同時に測定し、各角度における反射
率スペクトルを発生する。このようなデータを分析する一つの技術は、スペクト
ルから一つの波長を選び、両角度θ2a及びθ2bで測定されたこの一つの波長にお
ける反射率を比較して該波長における反射率比を発生させる。反射角θ2a及びθ
2bにおける反射光ビームの反射率比を既知の認証用セキュリティフィーチャの基
準反射率比と比較して正当性を決定する。例えば、正しいセキュリティフィーチ
ャはθ2bよりθ2aで高い反射率を発生するよう構成され、予め決められた反射率
比を発生するが、偽物はθ2aでθ2bと同一もしくはそれより低い反射率を示し、
異なる反射率比を発生する。検証システム10は反射モードではなく透過モード
で動作してセキュリティフィーチャ16の正当性を検証することもできる点に注意
されたい。
【0033】 本発明の他の特徴では、検証システム10は移送ステージ装置12を備える。
移送ステージ装置12は、光ビームが物体のセキュリティフィーチャが位置する
部分に入射するように物体を位置決めする手段を提供する。所望の移送及び位置
決め機能を達成する種々の構成を移送ステージ装置12に使用することができる
。例えば、移送ステージ装置12は認証処理中物体14を所要の向きに担持及び
/又は保持するベルト又はコンベアを含み、物体14を光学システム18を通過
して線形に移動させるものとすることができる。このようなベルト又はコンベア
は高速又は低速構成にして複数の物体、商品又は品物の連続的な検証を提供する
ことができる。他の構成では、移送ステージ装置12は検証システム10内で物
体の静止位置決めを与えるものとする。移送及び位置決め手段として機能する他
の種々の構造も当業者に既知である。
【0034】 セキュリティフィーチャの一点を測定する慣例の検証システムは本発明のシス
テムより著しく精度が低い。その理由は、品物上のセキュリティフィーチャ以外
の位置で測定が行われる可能性があるからである。これは、セキュリティフィー
チャを構成するインクやその他の材料が検査中の品物上の正確な座標位置に存在
することを保証することが殆ど不可能であるために起こる。これに対し,本発明
の検証システムはセキュリティフィーチャの位置を自動的に決定する能力を提供
し、増大した決定精度を提供することができる。
【0035】 図2は、セキュリティフィーチャが捺印された銀行券のような品物のライン走
査により得られた直線位置の関数としての反射強度の代表的なプロットを示す。
このようなプロットは、更に、この銀行券がシステム10の交点52を通過する
とき検出器40a,40b及びデータ分析装置42により検出された反射データ
の成分を表す。図2に示すように、反射強度の変化(通常増大)は銀行券上のセ
キュリティフィーチャの位置で起こる。測定スペクトルの特徴が基準スペクトル
の特徴とほぼ一致する場合、この品物は本物とみなされる。
【0036】 図1及び2に関する以上の説明は銀行券のような文書の認証に焦点を当ててい
るが、本発明のシステム、方法及び装置はセキュリティフィーチャの検証が必要
とされる他の種々の状況、例えばクレジットカード、パスポート、小切手、商品、
認識票、製品タグなどの検証に使用することができることは当業者に明らかであ
る。
【0037】 図3は、本発明の他の実施例に基づく自動検証システム110を示す。本例検
証システム110はシステム10について述べた特徴のいくつかを含んでおり、
認証すべき物体14を搬送する移送ステージ装置12を備えている。しかし、検
証システム110は光干渉セキュリティフィーチャ16から反射された単波長帯
の電磁放射の角度シフト又はカラーシフトを分析することにより物体14を認証
するように構成されている。
【0038】 検証システム110は、概して、物体14を搬送する移送ステージ装置12と
、光学システム118と、分析システム120とを備える。光学システム118
は2つの光源、すなわち第1光源124a及び第2光源124bを備え、これら
の光源は単色コリメート光ビーム126a,126bをそれぞれ発生し得るヘリ
ウムネオンレーザ又はレーザダイオードである。光源124a,124bは、単
色光ビームを発生し得る限り、他の種々の形態のものとすることができる。例え
ば、光源124a,124bはモノクロメータとすることができ、また狭通過帯
域フィルタ付き広帯域光源とすることができる。
【0039】 分析システム120はデータ分析装置142に作動的に結合された第1光検出
器140a及び第2光検出器140bを含んでいる。図1に示す実施例の検出器
40a,40bと異なり、検出器140a,140bはセキュリティフィーチャ
16から反射される光を検出し得る半導体フォトダイオードの形にすることがで
きる。検出器140a,140bはセキュリティフィーチャ16から反射された
光ビーム128a,128bの反射率特性を電気データに変換し、データ分析装
置142に伝送する。当業者であれば、これらに限定されないが、光電子増倍管
やCCDアレイやパイロ電気検出器やフォトサーマル検出器のような種々の他の
検出器を用いて所望の機能、例えば分光光度計及びスペクトログラフを達成する
ことができる。
【0040】 検証システム110の動作中、第1ビーム126aが光源124aにより発生
され、光源124bにより発生される第2ビーム126bの入射角θ1bと相違す
る入射角θ1aで物体14に入射する。ビーム126aは、ビーム128aとして
示すように、反射角θ2aの第1光路に沿って検出器140aに向って反射され、
ビーム126bは、ビーム128bとして示すように、反射角θ2bの第2光路に
沿って検出器140bに向って反射される。先に述べたように、本発明の各検証
システムは反射モード以外に透過モードで動作することもできる。したがって、
ビーム128a,128bの第1及び/又は第2光路は物体14を貫通する透過
光路とすることができる。データ分析装置142は検出器140a,140bに
作動的に接続し、検出器140a,140bから受信されたスペクトルシフト特
性に関するデータを処理して物体14上のセキュリティフィーチャの正当性を検
証する。
【0041】 図4は上述した図3の実施例の代替実施例を示す。検証システム110に関し
て述べた特徴の大部分が本例自動検証システム160にも適用されている。検証
システム160はシステム110につき述べた特徴のいくつかを含み、認証すべ
き物体14を搬送する移送ステージ装置12を含んでいる。検証システム160
と検証システム110との顕著な差は光学システム168にある。図4に示すよ
うに,光学システム168は単色コリメート光ビーム176を発生し得るヘリウ
ムネオンレーザ又はレーザダイオードのような単一光源174を含む。光源17
4は、単色光ビームを発生し得る限り,他の形態のものとすることができる。例
えば、光源174はモノクロメータ又は狭通過帯域光フィルタ付き広帯域光源と
することができる。
【0042】 ビームスプリッタ182が光源174と光学的に関連し、光ビーム176を2
つのビーム、すなわち第1光ビーム176aと第2光ビーム176bに分割する
。第1ビーム176aは法線50に対し第1の入射角θ1aで移送ステージ装置1
2に向かい、第2ビーム176bはミラー180へ反射され、このミラーが第2ビ
ーム176bを第2の入射角θ1bで移送ステージ装置12に向かうよう反射する
。ビームスプリッタ182は光ビーム176を種々の態様、例えば、これらに限
定されないが、偏光成分、帯域幅、強度などについて分割することができる。し
たがって,ビームスプリッタ182は偏光ビームスプリッタ、キュービックビー
ムスプリッタ、部分レフレクタ等とすることができる。
【0043】 更に、ビームスプリッタ182及びミラー180の複合機能は、2分岐ファイ
バ光学系により入射光ビーム176を分割し、176a及び176bのような1
以上の強度ビームの向きを変更することにより達成することもできる。
【0044】 ビーム176bはミラー180から移送ステージ装置12に向け反射される。
この所望の機能を達成するのに好適な種々のミラー180が当業者に既知である
。ミラー180は、ビーム176bがミラー180から移送ステージ装置12に
向け、第1ビーム176aの入射角θ1aと異なる第2の入射角θ1bで反射される
ように移送ステージ装置12と光学的に関連して位置させる。それでも、ミラー
180から反射されたビーム176bは、図4に示す交点52において、物体1
4上のセキュリティフィーチャ16に、ビーム176aとほぼ同一の点に入射す
る。ビーム176a,176bは交点52で出会うように示されているが、ビー
ム176a,176bは出会う必要はなく、物体14が移送ステージ装置12に
沿って通過するのと同一の長さ方向通路上の異なる点で移送ステージ装置12に
入射させることができる。
【0045】 分析システム170は検証システム110において先に述べたものと同様の検
出器及びデータ分析装置を含み、セキュリティフィーチャ16を認証する。した
がって,分析システム170はデータ分析装置192に作動的に接続された第1
光検出器190a及び第2光検出器190bを含む。検出器190a,190b
はセキュリティフィーチャ6から反射された光ビーム178a,178bの反射
率特性を電気データに変換し、データ分析装置192に伝送する。
【0046】 図5は自動検証システムの代替実施例210を示す。本例検証システム210
は検証システム160について述べた特徴の大部分を含み、認証すべき物体14
を搬送する移送ステージ装置12を含んでいる。検証システム160と検証シス
テム210との顕著な差は光学システム218と分析システム220の構成にあ
る。分析システム220は、物体14から2以上の反射又は透過ビーム228a
,228bを受光して単一ビーム228に合成し、これを物体14の正当性の検
証に使用するよう構成されている。したがって,分析システム220はミラー2
30とビームスプリッタ232を含む。図に示されているように、ビーム228
bはセキュリティフィーチャ16から角度θ2bでミラー230に向け反射される
。種々のタイプのミラー230が可能であり、当業者に既知である。ミラー23
0から反射されたビーム228bはビームスプリッタ232に入射し、これがビ
ーム228bとθ2aで反射されたビーム228aとを単一ビーム228に合成す
る。ビームスプリッタ232はビーム228a,228bを種々の態様、例えば
、これらに限定されないが、偏光成分、帯域幅、強度などについて合成すること
ができる。したがって、ビームスプリッタ232は偏光ビームスプリッタ、キュ
ービックビームスプリッタ、部分レフレクタ等とすることができる。更に、他の
構成例では、ビームスプリッタ232とミラー230の機能は反射ビーム228
a,228bを合成する2分岐ファイバ光学系により与えることができる。
【0047】 検証システム160及び210の機能及び構成は、図6に示すように、単一の
検証システム260に合成することができる。検証システム260はミラー28
0とビームスプリッタ282を用いてビーム276を2つのビーム276a,2
76bに分割する光学システム268を含む。更に、検証システム260はミラ
ー284とビームスプリッタ286を用いて反射ビーム278a,278bを単
一ビーム78に再合成し、検出器290及びデータ分析装置292に向ける分析
システム270を含む。
【0048】 図7は自動検証システム110の他の代替実施例310を示す。検証システム
110について述べた特徴の大部分が本例検証システム310にも適用されてい
る。システム310は認証すべき物体を搬送する移送ステージ装置12を含んで
いる。光学システム318は単波長又は少数の離散波長を有する光ビーム326
を発生する。分析システム320は物体14上のセキュリティフィーチャ16か
ら反射又は透過した光ビーム328の角度反射率又は透過率を検証する。このシ
ステムは、2以上の光源からの光を収集する変わりに、回転ミラーのような光走
査装置を用いて多数の入射角を達成する。
【0049】 図7に示すように、検証システム310は光ビーム326の角度反射率を検証
するが、当業者であれば、検証システム310の構成を角度透過率を検証するよ
うに変更することができる。光学システム318は単色コリメート光ビーム32
6を発生し得るヘリウムネオンレーザ又はレーザダイオードのような光源324
を含む。先に述べたように、光源324は上述した機能を達成する限り他の種々
の形態のものとすることができる。本例では、光源324は極めて良好にコリメ
ートされたビーム326を発生することが重要である。その理由は、分析システ
ム320はセキュリティフィーチャ16の正当性を決定するために光スペクトル
ではなく角度反射率を使用するためである。高度にコリメートされたビーム32
6を用いる別の有利な特性はビーム326が極めて明るくなり、高い強度を有す
ることにある。
【0050】 回転ミラー330の形態の光走査装置と円柱レンズ332が光ビーム326と
光学的に関連する。回転可能ミラー330は全体的に多角形をなし、ミラー33
0の回転により各ミラー表面から出るビーム326の角度方向が変化する。ミラ
ー330の回転はタイミング回路(図示せず)により制御され、これにより任意の
瞬時におけるビーム326の入射角及び反射角を完全に制御することができる。
回転可能ミラー330の代わりに、他の種々の光走査機構,例えば回転又は振動
平面ミラー、検流計式光スキャナ、電気光学ビーム偏向器、音響光学ビーム偏向
器、ディジタルミラーディスプレイ(DMD)のようなマイクロメカニクスシス
テムスキャナ(MEMS)等を使用することができる。
【0051】 ミラー330から反射された光は円柱レンズ332に入射する。レンズ332
は入力表面334と出力表面336を有するほぼ円柱の形を有する。回転可能ミ
ラー330から反射されたビーム326はレンズ332を透過して物体14のセ
キュリティフィーチャ16に、変化する入射角θ1a−θ1nで入射する。レンズ3
32としては、所望の機能,すなわち入射光ビーム326をセキュリティフィー
チャ16に伝送する機能を達成する限り、他の種々の構成のレンズが当業者に既
知である。
【0052】 分析システム320は検出器340とデータ分析装置342を含む。検出器3
40は単一のリニア検出器又はフォトダイオードアレイの形態を有する。複数の
検出器を使用することもでき、また当業者に既知のタイプの分光光度計又はスペ
クトログラフを使用することもできる。
【0053】 検出器340は、ビーム326の変化する入射角θ1a−θ1nのために、セキュ
リティフィーチャ16から変化する反射角θ2a−θ2nで反射されるビーム328
を受光する。検出器340は所定の反射角θ2a−θ2nで反射された光の強度を測
定し、所要のデータをデータ分析装置342に送る。データ分析装置342はタ
イミング回路(図示せず)に動作的に接続して、ミラー330の回転を制御して
、任意の瞬時における特定の入射角θ1a−θ1nを知ることができるようにする。
入射角θ1a−θ1nを反射角θ2a−θ2n及び検出強度と比較することにより、デー
タ分析装置342は反射率強度を入射角の関数として算定することができる。そ
の結果を用いて物体14の正当性を検証する。
【0054】 動作中、光源324はミラー330に向かうビーム326を発生する。ビーム
326は回転可能ミラー330から、変化する角度方向に反射され、例えばミラ
ーの反射表面の法線に対し±30°の範囲で反射される。したがって、ミラー3
30が回転するにつれて、ミラー330から反射されるビーム326はミラー表
面の法線に対し+30°から−30°まで掃引する。この掃引光ビームは円柱レ
ンズ332の入力表面に入射する。円柱レンズ332は各掃引ビーム326を、
物体14のセキュリティフィーチャ16が通過する移送ステージ装置12上の特
定の点に伝送する。ビーム326の角度方向は連続的に変化し、したがって入射
角θ1a−θ1n及びビーム328の反射角θ2a−θ2n及び関連する光路が連続的に
変化する。これらの反射角の変化θ2a−θ2nが検出され、セキュリティフィーチ
ャ16の正当性の検証に使用される。もっと詳しく言うと、セキュリティフィー
チャ16は光干渉デバイスであるため、反射光は偽物とは異なる光干渉デバイス
の特性に従って角度及び波長の双方について変化する。
【0055】 本発明の上述した実施例の種々の他の構成が可能であり、当業者に既知である
。例えば、検証システム310の他の構成では異なる波長を有する種々の単色光
ビームを発生しうる複数の光源を含むものとする。この場合には、多角形ミラー
330の隣接する反射表面が異なる波長の光を反射して、反射率を数個の異なる
離散波長で同時に測定することが可能になる。他の構成では、入射角θ1a−θ1n
は法線50に近接する、或いはその両側を包囲するようにする。この場合には、
反射光の検出を可能にするために入射平面を法線50の方向から離す必要がある
。これを達成するために,分析システム320を法線50に対しスキューさせ、
したがって円柱レンズ332と回転可能ミラー330の双方を法線50を含む平
面に対し等しい傾度だけ反対方向にスキューさせる。
【0056】 図8は本発明の他の実施例に基づく自動検証システム360を示す。本検証シ
ステム360はシステム10について述べた特徴の幾つかを含み、認証すべき物
体14を搬送する移送ステージ装置12を含んでいる。しかし、本検証システム
360はセキュリティフィーチャ16から単一反射角で反射された光の光スペク
トルのスペクトル形状を分析することにより物体14を認証するよう構成されて
いる。
【0057】 ここでは、反射率スペクトルの使用による検証と関連する種々の構造及び機能
について議論するが、透過率スペクトルについても同様の議論を適用し得る。
【0058】 上述したように、セキュリティフィーチャ16は一般に高精度光干渉デバイス
からなるため、高及び低反射率スペクトル特徴、すなわちピーク及び谷の間に大
きなコントラストが存在する。更に、ピークと谷の間隔、及びそれらの波長は予
測可能であり且つ反復可能であるから、各セキュリティフィーチャのスペクトル
形状又はプロフィルを光干渉デバイスの物理構造の「指紋」として作用させるこ
とができる。例えば、フィリップスの‘812号特許出願に記載されているよう
な、「金属1−誘電体−金属2−誘電体−金属1(MDMDM)」デザイン
を有する5層多層膜干渉デバイスでは、ピーク(H)及び谷(L)は次の数式と
関連する波長を有する。 λL1 ≒ 1/4波長光学的厚さ λH1 ≒ λL1/2 λL2 ≒ λL1/3 λH2 ≒ λL1/4 λL3 ≒ λL1/5 λH3 ≒ λL1/6 λL4 ≒ λL1/3 λH4 ≒ λL1/8 λL5 ≒ λL1/9
【0059】 真正セキュリティフィーチャの1/4波長光学的厚さ(quarter wave optical t
hickness)及び上記の比を知ることにより、セキュリティフィーチャ(例えばデ
ザインMDMDM)の最大反射率の波長λmax及び最小反射率の波長λmin
を計算することができる。更に、検査すべき品物の反射率(又は透過率)スペク
トルを測定することにより、λmax及びλminに対する測定値を決定することがで
きる。次いで、λmax及びλminの測定値を式から予測される値と比較することに
より、物体14上に位置するセキュリティフィーチャ16の正当性を決定するこ
とができる。
【0060】 代替方法では、セキュリティフィーチャを走査してその反射率スペクトル及び
/又はその透過率スペクトルの形状を得ることができる。次に、測定したスペク
トルの特性形状を既知の真正セキュリティフィーチャの基準スペクトルと比較し
てセキュリティフィーチャの正当性を決定することができる。
【0061】 図8につき再び説明すると、検証システム360は光学システム368を有し
、この光学システムは広帯域光源374を含み、この光源は例えば約350nm
〜約1000nmのような波長範囲の光を発生し、物体14上に位置するセキュ
リティフィーチャ16をコリメートされたビームで照明する。光源374に好適
な装置は種々の発光器,例えばタングステンフィラメント、石英ハロゲンランプ
、キセノンフラッシュランプ、及び広帯域発光ダイオード(LED)を含むが、
これらに限定されない。
【0062】 第1ビーム376は光源374により発生され、物体14に入射角θ1aで入射
する。光源374は、入射角θ1aが法線50に対し約0°〜約80°の範囲内、
好ましくは約5°〜約60°の範囲内になるように構成する。
【0063】 検証システム360は更に分析システム20と同様の分析システム370を含
む。したがって、分析システム370は検出器390とデータ分析装置392を
含む。検出器390は小形分光光度計の形態にするのが好ましいが、検出器39
0は当業者に既知のスペクトログラフとすることもできる。検出器390を用い
て分析中のセキュリティフィーチャについて反射率の大きさを波長の関数として
測定する。検出器390は、反射角θ2aで反射された光ビーム378を受光する
ように構成する。反射角θ2aは入射角θ1aにほぼ等しい大きさにするのが好まし
い。
【0064】 検証システム360の動作中、検出器390は物体14上のセキュリティフィ
ーチャ16からの反射率を波長範囲に亘って測定し、各波長における反射率デー
タを合成してスペクトル曲線を発生させる。データ分析装置392は検出器39
0により発生されたスペクトル曲線又は形状を分析してセキュリティフィーチャ
16の正当性を検証する。品物のセキュリティフィーチャから測定されたスペク
トル曲線をデータベースに蓄積された基準スペクトルと比較するのにソフトウエ
アが使用される。測定スペクトルの特徴が基準スペクトルの特徴とほぼ一致する
場合、その品物は本物とみなす。
【0065】 検証システム360の他の構成では、波長範囲に亘る反射率スペクトルを収集
するために高精度分光光度計又はスペクトログラフと光源を使用することができ
る。反射率スペクトルを分析し、その結果のλmax及びλminを計算する。λmax
及びλminの値を予測値と比較して物体14及びセキュリティフィーチャ16の
正当性を決定する。
【0066】 図9は検証システムの他の代替実施例410を示す。図1について述べた特徴
の大部分が本例検証システム410にも適用されている。例えば、検証システム
410は2つの光源424a及び424bを含む光学システム418を含んでい
る。検証システム410のユニークな特徴は分析システム420の構成にある。
【0067】 分析システム420は検出器440、データ分析装置442、及び集光器44
6を含む。集光器446は中空ホーン状光パイプを形成するように配置された4
つの台形ミラー448を有する。集光器446の上端450は検出器440と結
合する。この特定の実施例では、検出器440は小形分光光度計又はスペクトロ
グラフの形態にするのが好ましい。集光器446の下端452は開口させて物体
14上のセキュリティフィーチャ16から反射された光を受光させる。この構成
では、セキュリティフィーチャ16に入射するビーム426a及び426bは線
428a及び428bで示すようにコーン状に反射される。反射光のコーンは集
光器446に入射し、これにより集光されて検出器440に伝送される。
【0068】 当業者であれば、集光器446としてその機能を達成し得る他の種々の構成を
認識することができる。例えば、他の構成では、集光器446を、セキュリティ
フィーチャ16から反射された光の入射コーンを集光し伝送し得る光学材料の固
体ピースから構成する。
【0069】 図9の実施例は、単一波長又は広帯域波長のいずれの入射照明の場合にも有効
に動作することができる。例えば、光源424a,424bが実際上単色性であ
る場合には、検出器440は簡単なフォトダイオード又はその種の他のものにす
ることができる。光源424a,424bが広帯域光源である場合には、検出器
440は分光光度計又はスペクトログラフにすべきである。
【0070】 検証システム410は反射率データを用いて物体14及びセキュリティフィー
チャ16の正当性を検証するが、検証システム410を透過率システムを用いて
動作させることができることは当業者にように認識される。
【0071】 図10は検証システムの他の代替実施例460を示す。検証システム10につ
いて述べた特徴の大部分が本例検証システム460にも適用されている。検証シ
ステム460は、移送ステージ装置12の長さに沿って、もっと具体的に云うと
、そのトラック463に沿って、長さ方向に配置された複数の検証ステーション
472a−472nを含んでいる。各ステーション472a−472nは光源4
74a−474nと分析システム470の検出器490a−490nとの組合せ
からなる。したがって、各検証システム472a−472nは光ビーム476a
−476nを発生し、反射された又は透過した光ビーム478a−478nを受
光し、反射又は透過光ビーム478a−478nを表すデータをデータ分析装置
に伝送する。
【0072】 検証システム460の構成は、光源474a−474nと検出器490a−4
90nの簡単な光学的整列を許容する。更に、各ステーション472a−472
nはきわめて簡単であるため、物体14の正当性の検証に必要な数より多数のス
テーション472a−472nを付加することにより、信頼性とともに冗長性を
加えることができる。例えば、ステーション472a−472nのうちの数個が
機能停止した場合、検証システム460は故障ステーションを取り替える間も機
能させつづけることができる。これは、残りのステーションで正確の正当性の検
証が可能であるためである。冗長性を許容するのに加えて、検証システム460
の速度は、物体14が検出器490a−490nの下を通過する速度とデータ処
理速度によって制限されるのみである。
【0073】 図に示すように、各光源474a−474nはそれぞれ狭い波長範囲の電磁放
射を有する光ビーム476a−476nを発生する。各光ビーム476a−47
6nは物体14のセキュリティフィーチャ16上に、他の光ビーム476a−4
76nの角度方向に対し異なる角度方向又はほぼ同一の角度方向に入射させるこ
とができる。更に、各光ビーム476a−476nの波長は次の又は前の光ビー
ム476a−476nと異なる波長又は同一の波長にすることができる。例えば
、1つの光ビーム476aは赤色領域の波長を有し、物体14に高い角度で入射
させ、他の光ビーム476bは青色領域の波長を有し、物体14に低い角度で入
射させることができる。
【0074】 光源474a−474nの各々の一構成例は光ファイバの端に結合された発光
ダイオード(LED)である。光源474a−474nの種々の他の構成が使用
可能であり、当業者に既知である。
【0075】 検証システム460は更にトラック463に沿って配置された複数の検出器4
90a−490nを有する分析システム470を含む。各検出器490a−49
0nは、物体14の同一側に、或いは光源474nと検出器490nで示すよう
に物体14の反対側に、関連する光源474a−474nに対向配置する。各検
出器490a−490nはセキュリティフィーチャ16から反射された、或いは
セキュリティフィーチャ16を透過した光ビーム478a−478nの一部分を
受光する。
【0076】 分析システム470のデータ分析装置(図示せず)は、各ステーション472a
−472nからの、具体的には各検出器490a−490nからの、反射(又は
透過)光に基づく情報を合成して、セキュリティフィーチャ16の特定のスペク
トル特性を識別する。図11は検出器490a−490cにより測定された種々
の反射強度 (グラフ中にDETECTORA,B及びCとして表記)を時間の関数として
示すグラフである。データ分析装置は測定スペクトル特性を真正セキュリティフ
ィーチャの蓄積データと比較してセキュリティフィーチャ16及び物体14の正
当性を検証する。したがって、データ分析装置は先に述べたデータ分析装置と同
一の構成とすることができる。
【0077】 動作中に、物体14、例えば紙幣が各ステーション472a−472nを通過
する。光ビーム476a−476nは、反射(又は透過)光が検出器490a−4
90nに入射するように物体14に種々の入射角、例えば2以上の異なる角度方
向で入射する。検出器490a−490nは各ステーション472a−472n
における反射率(又は透過率)値を表すデータを収集する。したがって、種々の反
射率及び/又は透過率値がトラック463の長さに沿って測定される。例えば、
ステーション472aは高い角度に配置された850nmの光源474a及び検
出器490a有し、1つの反射率値を測定するものとし得る。次のステーション
472bは低い角度に配置された別の850nmの光源及び検出器490bを有
し、異なる反射率値を測定するものとし得る。850nmで測定されるセキュリ
ティフィーチャ16の反射率が角度に伴い変化する場合、これらの2つのステー
ション472a,472b間の反射率値の比較はこの850nmにおける反射率
の差を示す。
【0078】 これに加えて、或いはこれに代わり、他のステーション472c−472nは
、他の波長、例えば540nm(緑色)の電磁放射を発生する光源と検出器の対を
有するものとすることができる。ステーション472c−472nは、種々の異
なる波長の光を発生する光源474c−474nを設置し、検出器490c−4
90nを種々の異なる角度で配列することができる。この構成では、多数のステ
ーション472a−472nから受信されるデータを、セキュリティフィーチャ
16を一意に識別することができる十分な角度及び波長の組合せになるまで合算
することができる。
【0079】 分析すべきセキュリティフィーチャ16を構成する光干渉デバイスは異なる時
間に異なるステーションに位置するので、検証システム460の動作は時間依存
である。したがって、各ステーション472a−472nからの信号を再整列さ
せ、後で比較することができる。時間依存信号を再整列させるのに種々の方法を
使用することができる。これを達成する1つの方法は、物体の通過速度を各ステ
ーション472a−472nにより設定し、各ステーション472a−472n
により発生された信号に時間遅延を挿入して、これらの信号をデータ分析装置に
同時に到達させて、これらの信号の直接比較を可能にするものである。
【0080】 種々の構成の検出器を検証システム460に使用することができる。図10に
示すように、個別の検出器をサンプルモーションラインに沿って構成配置する。
或いはまた、1以上のリニア検出器アレイを走行方向に沿って1以上の角度に装
着することができる。更に他の構成では、2次元検出器アレイを用いて反射率(
又は透過率)値を角度と下流位置の双方の関数として発生させることができる。
【0081】 検証システム460について述べた構造及び方法は、光の種々の入射角及び種
々の波長を達成するために光源474a−474nをスイッチ「オン」及び「オフ」
させる必要を除去することができる利点を有する。
【0082】 図12は検証システムの他の実施例510を示す。検証システム10について
述べた特徴の大部分がこの検証システム510にも適用されている。検証システ
ム510は光学システム518と分析システム520を有している。光学システ
ム518は2つの光ビーム526a,526bを発生する2つのコリメーテッド
広帯域光源524a,524bを含む。各光源524a,524bは光ファイバ
546a,546bを含み、その第1端548a,548bに光源524a,5
24bが結合され、その第2端552a,552bにGRINレンズのようなコ
リメータレンズ550a,550bが結合される。種々のタイプの光源524a
,524b及びコリメータレンズ550a,550bが当業者に既知である。
【0083】 光ビーム526a,526bに分析システム520を光学的に結合する。分析
システム520は拡散体554と、カメラ556のような画像記録装置を含む。
拡散体554は物体14に近接配置し、セキュリティフィーチャ16からの反射
光を拡散する。セキュリティフィーチャ16からの反射光は反射角の範囲に亘っ
て広がり、種々の波長又は色の電磁放射がセキュリティフィーチャ16を構成す
る光干渉デバイスの特性のために所定の方向に選択的に進む。したがって、光は
その表面から後方散乱するので、拡散体554は背面投写スクリーンとして作用
し、その表面上に種々の色を表示してカラースペクトルパターンを構成する。
【0084】 更に、拡散体554は光をカメラに再び向ける。拡散体554はカメラ556
に伝送される光の量を後方散乱される光の量に対し平衡させるように選択する。
相対的に多量の光を散乱する拡散体554は吸収による光の損失を生ずるが、極
めて少量の光を散乱する拡散体554は観察可能な色をまっすぐ通してカメラレ
ンズ558に到達し得なくする。
【0085】 拡散体554は、図12の実施例に示すように、平面すりガラス拡散体とする
のが好ましい。しかし、種々の他のタイプの拡散体、例えば、これに限定されな
いが、ドーム形拡散体も適切である。このようなドーム形拡散体554’はシス
テム510と同様の構成素子を含む図13に示す検証システムの代替構成例51
0’に示されている。ドーム形拡散体554’はその表面に沿って均等な輝度を
提供する利点を有する。ドーム形拡散体は半球体、完全球体、球体の任意の部分
、楕円体の一部分などの形を有するものとすることができる。ここでは、「ドー
ム」とは3次元又は2次元の種々の湾曲又は曲面形状を意味する。
【0086】 拡散体554に入射する後方散乱光をカメラ556で観察する。カメラ556
はカラーカメラとするが、種々の他の画像記録装置も適切である。例えば、分析
システム520内のカラーカメラは、赤外カメラ、又はCCDのような検出器ア
レイ、リニアダイオードアレイ、又は2次元ダイオードアレイと置き換えること
ができる。
【0087】 カメラ556を拡散体554の表面に焦点を合わせてその上に発生されている
波長又は色のパターンを撮像する。カメラ556により撮像された波長チャネル
を真正セキュリティフィーチャ16の蓄積波長及び位置パターンを有するコンピ
ュータのようなデータ分析装置542に伝送する。データ分析装置542はカメ
ラ556により受信されたデータを認識アルゴリズムにより処理して、種々の波
長又は色が真正セキュリティフィーチャ16と同一に反射されているか否かを決
定する。この決定には、波長又は色画像、画像パターン,及び各色又は波長の強
度のいずれか1つ又はそれらの組合せを使用することができる。更に、広帯域光
源524a,524bは拡散体554により発生されるカラーパターンとして白
色スポットを発生するため、データ分析装置542は検査物体14により発生さ
れる白色スポットの位置及び数を真正物体及びセキュリティフィーチャにより発
生された白色スポットの位置及び数と比較することができる。
【0088】 検証システム510の利点は、そのハードウエアを極めて容易に組み立てるこ
とができるとともに、データ分析装置542により観察画像を予測反射サンプル
と比較するによってトレランス誤差を容易に校正することができる点にある。
【0089】 図14は検証システムの他の代替実施例560を示す。検証システム110に
ついて述べた特徴の大部分が本例検証システム560にも適用されている。検証
システム560は光学システム568と分析システム570を含み、これらは部
分的に示されている。光学システム568は複数の光源574a−574nを含
み、これらの光源は2次元(2D)アレイ572に配列された広帯域光源(例え
ば白色光源)又は離散波長の電磁放射を発生する狭帯域光源(例えば発光ダイオー
ド)とすることができる。同様に、複数の検出器590a−590n、例えば分
光光度計及び/又はスペクトログラフ、を同一のアレイ572上に、異なる位置
に、光源574a−574nに近接して配置する。光学システム568及び分析
システム570の両システムの他の部分は先に述べたシステムの構成と同様であ
り、ここでは後で説明する。
【0090】 動作中、2Dアレイ572は物体と対面する位置に、アレイ572の中心がセ
キュリティフィーチャ16とほぼ正対するように位置させる。しかし、アレイ5
72は平面にするのが好ましいが、種々の他の構成、例えば、これに限定されな
いが、半球体、ドーム形などにすることができる。アレイ572は、1以上の光
源574a−574nを駆動するとともに1以上の検出器590a−590nか
らのデータを所定の時間に受信する制御システム(図示せず)に接続する。
【0091】 検証システム560を動作させる種々の方法を以下に述べる。ここで述べる方
法は説明のためであり、本発明は他の動作モード、異なる波長の電磁放射又は検
証システム560の異なる構成に適用し得ることを排除するものではない点に注
意されたい。
【0092】 一例では、光源574a−574nは白色光を発生し、検出器590a−59
0nはこれらの検出器に到達する光の赤、緑及び青色強度に比例するRGB(赤
、緑、青)信号出力をデータ分析装置592に供給する。例えば、アレイ572
のほぼ中心に位置する光源574a−574nの1つがターンオンすると、検出
器590a−590nがRGB信号をアレイ572上の位置の関数(したがって
サンプルからの角度)の関数として記録する。次に各検出器590a−590n
からの信号をデータ分析装置592によりサンプルの特性を示す反射率マップに
まとめる。例えば、フィリップスの特許出願‘812号に記載されているような
光学的に可変の顔料のような光干渉デバイスが設けられた物体14は他のタイプ
の顔料から得られる反射率マップと異なる反射率マップを有する。マゼンダ−緑
に光学的に変化し得る顔料を用いて形成されたセキュリティフィーチャ16の例
では、アレイ572の光源574a−574nの中心光源をターンオンさせて、
駆動光源574a−574nに隣接する検出器590a−590nでマゼンタの
近法線反射カラーを検出する。検出器信号から生成される反射率マップにおいて
、1つの光源574a−574nから外側に放射状に広がって位置する各検出器
590a−590nが、マゼンタから金色を経て最後に緑色に変化する色を検出
し、緑色は検出器590a−590nのうちアレイ572の周縁に位置する検出
器(表面法線から最も遠く離れた角度を有する)で検出する。この例では、デー
タ分析装置592は検出器590a−590nからのカラー値のみならず、各検
出器により測定される強度も提供する。
【0093】 セキュリティフィーチャ16が光干渉顔料の薄片を用いて作成され、これらの
薄片が物体14の平面と本質的に整列しているこの例では、高い傾き角で位置す
る薄片は殆どないため、検出信号の強度は光源の位置から半径方向に減少する。
【0094】 光源574a−574nの中で中心に位置する光源ではなく周縁に位置する光
源を駆動する場合にも、最も強い信号は入射角が反射角に最も近い位置で検出さ
れるが、この代替例では、これは光源に近い検出器に対応しない。使用する光源
が中心上部位置である場合、最大強度は中心底部位置で達成される。同一のマゼ
ンタ−緑光学的可変顔料サンプルの場合、約45度の検出角を持つ中心底部検出
器が最大強度を有する緑色を検出し、光源に近い検出器は低い強度を有するマゼ
ンタ色を検出する。したがって、アレイ572内の異なる光源574a−574
nを電気的にスイッチングすることにより、検出器アレイによって検査中の特定
の光干渉デバイスを個別的にも集合的にも表す一連のマップを発生する強度信号
と色信号の双方を得ることができる。
【0095】 光源574a−574nと検出器タイプの他の組合せをアレイ572に使用す
ることができる。例えば、白色光源を狭い範囲の波長(又は選択可能な波長)を
発生する発光ダイオード(LED)と置き換えることができる。これらのLED
を広帯域検出器(例えばシリコンベース検出器)に並べて装着すると、波長、光
源位置及び検出器位置の関数としての強度データを与える一連のマップが得られ
る。異なるLEDをスイッチ「オン」及び「オフ」することにより、セキュリティ
フィーチャ16の光干渉デバイスを表す一連のマップを得ることができる。この
構成は、検出器及びLED光源が安価である利点を有する。
【0096】 図15は検証システムの他の実施例610を示す。検証システム10について
述べた特徴の大部分が本例検証システム610にも適用されている。検証システ
ム610は光学システム618と分析システム620を含む。検証システム61
0によれば多数の光ビームを物体14及びセキュリティフィーチャ16上に、変
化する角度で入射させ、分析システム620により種々の個別の角度で反射光又
は透過光を受光して、物体14のセキュリティフィーチャ16の正当性を決定す
ることができる。
【0097】 図15に示すように、検証システム610はセキュリティフィーチャ16によ
る反射特性を利用して物体14の正当性を検証するよう構成されているが、当業
者であれば、透過率特性を単独で、或いは反射率特性と組み合わせて利用して物
体14の正当性を検証する他の種々の構成を認識することができる。光学システ
ム618は複数の光伝送光ファイバ622a−622nにそれぞれ結合された複
数の光源624a−624nを有する。光ファイバ622a−622nに結合さ
れた各光源624a−624nはレーザ又はLEDにより発生される単色ビーム
のような離散波長の電磁放射、或いは白色光源から発生される広帯域の電磁放射
を発生する。光ファイバ622a−622nの光源624a−624nからの遠
端は一緒に連結して光ファイバ束630を構成し、光源624a−624nを小
形で丈夫で耐久性に優れた構造にするとともに、設置と使用を容易にする。光フ
ァイバ622a−622nの遠端の配列は検証システム610の動作中に高錐角
での光結合の効果を制限するように注意深く行う必要がある。
【0098】 光ファイバ622a−622nの遠端の1つ以上に、GRINレンズ又はマイ
クロボールレンズのような収束用又は狭縮用レンズ632a−632nを含めて
、光ファイバ622a−622nから射出する光の錐角を0.3の開口数に対応
する約35°の代表的な錐角から0.1の開口数に対応する約12°の錐角に減
少させることができる。したがって、各光ファイバ622a−622nの遠端か
ら射出する光はセキュリティフィーチャ16に変化する角度方向で入射する。
【0099】 セキュリティフィーチャ16の表面から反射された、又はこれを透過した複数
のビーム628a−628nと1以上の検出器640a−640nが光学的に結
合する。各検出器640a−640nは分光光度計又はスペクトログラフ、或い
は所定の領域のスペクトルを通すフィルタを有する複数の検出器の形態にするこ
とができる。検出器640a−640nはセキュリティフィーチャ16に近接し
て位置させて、光ファイバ束630の周縁部の光ファイバ622a−622nか
らの高角度での光結合の効果を制限することができる。検出器640a−640
nは、各光源624a−624nが時系列にターンオン及びオフされるとき、反
射光を収集する。このようにすると、検出器640a−640nは、各検出器6
40a−640nに入射する反射光及び/又は透過光の強度を収集し、角度的に
変化する入射光錐が予め決められた時系列内で異なる波長又は色を有する。反射
率(又はと透過率)データをデータ分析装置642に送る。この分析装置はこのデ
ータを処理して光強度、波長(又は色)及び角度のパターンを決定する。このパタ
ーンを真正セキュリティフィーチャを表す蓄積パターンと比較して物体14の正
当性を検証する。
【0100】 図15に示すように、検出器640a−640nは複数の受光光ファイバ64
4a−644nに結合することができる。したがって、セキュリティフィーチャ
16から反射された光又はこれを透過した光は多数の光路に沿って光ファイバ6
44a−644nの遠端に向かって走行する。光は光ファイバ644a−644
nに沿って検出器640a−640nに伝達され、それぞれの検出器により測定
され、電気信号に変換されてデータ分析装置642に送られる。
【0101】 システム610と同様の構成素子を有する図16に示す検証システム710の
代替実施例では、光ファイバ622a−622nは光源624a−624nに結
合され、光ファイバ644a−644n検出器640a−640nに結合されて
いる。これらの光ファイバは、光ファイバ622a−622nの遠端と光ファイ
バ644a−644nの遠端を同一の光ファイバ束630内に一緒に束ねること
ができるように組み合わされている。そうすることにより、単一の光ファイバ束
630のみを物体14及びセキュリティフィーチャ16の近くに位置させ、検証
システム710の所要の空間を制限するとともに及びシステムの複雑さを低減す
ることができる。
【0102】 一般に、本発明は、種々の機能、例えば、(i) 第1の光ビームを第1の入射
角で、第2の光ビームを第2の入射角で認証すべき物体に指向させる手段と、(
ii)第1及び第2の光ビームが物体の光干渉セキュリティフィーチャの設置部分
に入射するように物体を位置させる手段と、(iii)物体から第1の光路に沿っ
て伝達される第1の光ビーム及び物体から第2の光路に沿って伝達される第2の
光ビームの1以上の光学的特性を分析して物体の正当性を検証する手段、を実行
する種々の構造に実現することができるが、これに限定されない。例えば、光ビ
ームを異なる入射角で指向させる機能を実行し得る種々の構造が本発明の上述し
た種々の実施例の光学システムに対し記載されている。光指向機能を実行する例
示構成は、図1、3、5及び9の実施例に示すように、物体に入射する1以上の
光ビームを発生する1以上の狭帯域又は広帯域光源を含む。光指向機能を実行す
る他の例示構成は図4及び図6に示され、この構成では1つの光源が単一の光ビ
ームを発生し、この光ビームをビームスプリッタ又はミラーで2つの光ビームに
分割している。光指向機能を実行し得る更に他の構成は図7に示され、この構成
では単一光ビームを回転ミラーに入射して光ビームを物体に向けて変化する入射
角で反射させている。光指向機能を実行する他の構成は図12−13及び図15
−16に示され、この構成では、多数の光源を光ファイバの端に結合させている
。光指向機能を実行し得る更に他の構成は図10及び図14に示され、図10の
構成では複数の光源を一列に配置し、図14の構成では複数の光源をアレイ内に
間隔を置いて配置している。
【0103】 光ビームが物体の光干渉セキュリティフィーチャの設置部分に入射するように
物体を位置させる物体位置決め機能を実行し得る種々の構成が本発明の上述した
実施例に対し記載されている。例えば、上述の実施例に対し記載した移送ステー
ジ装置は物体位置決め機能を実行する。上述したように、所望の移送及び位置決
め機能を実行する種々の構成、例えば物体を所要の向きに担持及び/又は保持し
て光学システムを直線的に通過するよう移動させるベルト又はコンベヤを使用す
ることができる。更に、本発明の検証システム内に物体を固定位置決めするステ
ージ装置を設けることもできる。
【0104】 物体からの光ビームを1以上の光学的特性を分析して物体の正当性を検証し得
る種々の構成がある。例えば、本発明の上述した実施例について記載した分析シ
ステムはこの分析機能を実行する。もっと詳しく言うと、これらの分析システム
は少なくとも1つの分光光度計又はスペクトログラフを含むもの、或いは多数の
検出器及び検出器アレイを含むものとすることができる。これらの分析システム
は、1以上の検出器と共同して種々の角度で反射又は透過した光ビームのスペク
トルシフト又はスペクトル曲線を分析するデータ分析装置も含む。この分析機能
を実行する他の種々の構成があり、当業者に既知である点に注意されたい。
【0105】 本発明の上述した実施例の各々は他の実施例の一部分を使用することができ、
ここで検討した一般的主要部を制限するものではない。例えば、これらの実施例
の各々、及び他の適用可能な適応例及び構成例は、セキュリティフィーチャ16
及び物体14からの反射光ではなく透過光を分析するものとすることができる。
更に、ここに記載する光源の各々は狭帯域光及び/又は広帯域光を空気又は他の
気体媒体を経て、光ファイバのような光導波路を経て、又は真空を経て伝送する
単一光源又は複数光源からなるものとすることができる。更に、各検証システム
は、ビームスプリッタ及びミラー、又は光ファイバを用いて光ビームを2以上の
別個のビームに分割し、反射されたこれらのビームを多数の検出器又は単一のア
レイ検出器により受光させる、或いは単一ビームに合成して単一検出器により受
光させることができる。最後に、各光源はセキュリティフィーチャ及び物体に入
射する連続光ビーム又は交代光ビームを発生するものとすることができる。
【0106】 更に、ここで検討した種々の実施例は既存の技術により携帯型装置として構成
及び小型化することができ、したがって移送ステージ装置を必要としないものと
することができる点に注意されたい。 本発明は、本発明の精神又は本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の
構成に具体化することができる。上述した実施例はすべての面で例示にすぎず、
本発明の範囲を限定するものではない。したがって、本発明の範囲は以上の記載
ではなく特許請求の範囲の記載により示される。特許請求の範囲の記載と同一及
び等価の範囲に入るすべての変更は本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図2】 干渉セキュリティフィーチャが捺印された銀行券の位置の関数として
の反射強度を示すグラフである。
【図3】 本発明の代替実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図4】 本発明の他の実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図5】 本発明の他の実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図6】 本発明の代替実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図7】 本発明の他の実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図8】 本発明の代替実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図9】 本発明の他の実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図10】 本発明の代替実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図11】 図10の実施例における種々のステーションの種々の反射率強度を
表すグラフである。
【図12】 本発明の他の実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図13】 図12の実施例の代替構成例の概略図である。
【図14】 本発明の代替実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図15】 本発明の他の実施例に基づく自動検証システムの概略図である。
【図16】 図15の実施例の代替構成例の概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド エム フリードリッヒ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95404 サンタ ローザ ガディス コー ト 1012 (72)発明者 ケン ディー カーデル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95472 セバストポル イー ハールバッ ト アヴェニュー 7474 (72)発明者 カーティス アール フルスカ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95401 サンタ ローザ アップル クリ ーク レイン 326 (72)発明者 チャールズ ティー マーカンテス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95401 サンタ ローザ ストーニー ポ イント ロード 155 ナンバー 21 Fターム(参考) 2G020 AA04 BA20 CD03 CD12 CD24 2G051 AA34 AA90 AB11 AB20 BA01 BA06 BA08 BA10 BA20 BB17 BC01 CA03 CA04 CA07 CB01 CB02 CC17 DA01 DA06 DA07 EA14 EA17 EB01 EB02 3E041 AA01 AA02 BB03 DB01 EA02 5B072 BB00 CC12 CC21 DD02 DD03 LL01 LL12 LL18 MM09

Claims (91)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の正当性を検証するシステムであって、 (a) 第1の光ビームを第1の入射角で、第2の光ビームを第2の入射角で認
    証すべき物体に指向させる手段と、 (b)第1及び第2の光ビームが前記物体の光干渉セキュリティフィーチャの設
    置部分に入射するように前記物体を位置させる位置決め手段と、 (c)前記物体から第1の光路に沿って伝達される第1の光ビーム及び物体から
    第2の光路に沿って伝達される第2の光ビームの1以上の光学的特性を分析して
    物体の正当性を検証する分析手段、 を備えることを特徴とする物体検証システム。
  2. 【請求項2】 第1の光ビーム及び第2の光ビームは1以上の単色光源から発生
    されることを特徴とする請求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記1以上の光源はレーザ装置であることを特徴とする請求項2
    記載のシステム。
  4. 【請求項4】 第1の光ビーム及び第2の光ビームは1以上の広帯域光源から発
    生されることを特徴とする請求項1記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記位置決め手段は、複数の物体を第1の光ビーム及び第2の光
    ビームを通過するように移動させることができる移送ステージ装置を備えること
    を特徴とする請求項1記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記分析手段はデータ分析装置に動作的に接続された少なくとも
    1つの光検出器を備え、該光検出器は前記物体から第1の光路に沿って伝達され
    る第1の光ビーム及び第2の光路に沿って伝達される第2の光ビームを受光する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載のシステム。
  7. 【請求項7】 第1及び第2の光ビームの一方又は双方が前記物体により反射さ
    れることを特徴とする請求項6記載のシステム。
  8. 【請求項8】 第1及び第2の光ビームの一方又は双方が前記物体を透過するこ
    とを特徴とする請求項6記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記データ分析装置及び前記光検出器は、第1の光路及び第2の
    光路に沿って伝達される第1の光ビーム及び第2の光ビームのスペクトル形状を
    用いて前記物体の正当性を検証するように構成されていることを特徴とする請求
    項6記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記データ分析装置及び前記光検出器は、第1の光路及び第2
    の光路に沿って伝達される第1の光ビーム及び第2の光ビームのスペクトルシフ
    トを用いて前記物体の正当性を検証するように構成されていることを特徴とする
    請求項6記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記データ分析装置及び前記光検出器は、第1の光路及び第2
    の光路に沿って伝達される第1の光ビーム及び第2の光ビームの分散パターンを
    用いて前記物体の正当性を検証するように構成されていることを特徴とする請求
    項6記載のシステム。
  12. 【請求項12】 少なくとも1つの光検出器が分光光度計であることを特徴とす
    る請求項6記載のシステム。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの光検出器がスペクトログラフであることを特
    徴とする請求項6記載のシステム。
  14. 【請求項14】 物体の正当性を検証するシステムであって、 (a)光ビームを発生し得る光源と、 (b)光源と光学的に結合され、前記光ビームを第1の光ビーム及び第2の光ビ
    ームに分割し、第2の光ビームはビームスプリッタから反射するが第1の光ビー
    ムは物体に向け第1の入射角で透過するよう構成されたビームスプリッタと、 (c)前記第2光ビームを、物体に向けて、前記第1の入射角と異なる第2の入
    射角で反射するよう構成されたミラーと、 (d)前記物体から第1の光路に沿って伝達される第1の光ビームを受光するよ
    う構成された第1の光検出器と、 (e)前記物体から第2の光路に沿って伝達される第2の光ビームを受光するよ
    う構成された第2の光検出器と、 (f)前記第1及び第2の光検出器に動作的に接続され、第1及び第2の光検出
    器からの1以上の信号を分析して物体から第1及び第2の光路に沿って伝達され
    る第1及び第2の光ビームのスペクトルシフトを決定し、物体の正当性を検証す
    るデータ分析装置と、 を備えることを特徴とする物体検証システム。
  15. 【請求項15】 前記光源は単色光ビームを発生し得ることを特徴とする請求項
    14記載のシステム。
  16. 【請求項16】 前記光源は広帯域光ビームを発生し得ることを特徴とする請求
    項14記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記光源はレーザ装置であることを特徴とする請求項14記載
    のシステム。
  18. 【請求項18】 第1及び第2の光ビームが、前記物体の光干渉セキュリティフ
    ィーチャの設置部分に入射するように前記物体を位置させるように構成された移
    送ステージ装置を更に備えることを特徴とする請求項14記載のシステム。
  19. 【請求項19】 前記移送ステージ装置は複数の物体を第1及び第2の光ビーム
    を通過するように移送し得ることを特徴とする請求項18記載のシステム。
  20. 【請求項20】 前記第1及び第2の光検出器は分光光度計、スペクトログラフ
    及びそれらの組合せからなる群から選ばれることを特徴とする請求項14記載の
    システム。
  21. 【請求項21】 前記ビームスプリッタは偏光ビームスプリッタ、キュウビック
    ビームスプリッタ、部分レフレクタ及びそれらの組合せからなる群から選ばれる
    ことを特徴とする請求項14記載のシステム。
  22. 【請求項22】 物体の正当性を検証するシステムであって、 (a)第1の光ビームを第1の入射角で物体に指向するよう構成された第1の光
    源、及び第2の光ビームを第1の入射角と異なる第2の入射角で物体に指向する
    よう構成された第2の光源と、 (b)前記物体から第1の光路に沿って伝達される第1の光ビームを受光するよ
    うに構成された第1の光検出器と、 (c)前記物体から第2の光路に沿って伝達される第2の光ビームを受光するよ
    うに構成された第2の光検出器と、 (d)前記第1及び第2の光検出器に動作的に接続され、第1及び第2の光検出
    器からの1以上の信号を分析して物体から第1及び第2の光路に沿って伝達され
    る第1及び第2の光ビームのスペクトルシフトを決定し、物体の正当性を検証す
    るデータ分析装置と、 を備えることを特徴とする物体検証システム。
  23. 【請求項23】 第1及び第2の光源の少なくとも一方が単色光ビームを発生し
    得ることを特徴とする請求項22記載のシステム。
  24. 【請求項24】 第1及び第2の光源の少なくとも一方がレーザ装置であること
    を特徴とする請求項22記載のシステム。
  25. 【請求項25】 第1及び第2の光源の少なくとも一方が広帯域光ビームを発生
    し得ることを特徴とする請求項22記載のシステム。
  26. 【請求項26】 第1及び第2の光ビームが、前記物体の光干渉セキュリティフ
    ィーチャの設置部分に入射するように前記物体を位置させるように構成された移
    送ステージ装置を更に備えることを特徴とする請求項22記載のシステム。
  27. 【請求項27】 前記移送ステージ装置は複数の物体を第1及び第2の光源を通
    過するように移送し得ることを特徴とする請求項26記載のシステム。
  28. 【請求項28】 前記第1及び第2の光検出器は分光光度計、スペクトログラフ
    及びそれらの組合せからなる群から選ばれることを特徴とする請求項22記載の
    システム。
  29. 【請求項29】 物体の正当性を検証するシステムであって、 (a)入射光ビームを認証すべき物体に指向するよう構成された光源と、 (b)前記物体から第1の光路に沿って伝達される光ビームを受光するように構
    成された光検出器と、 (c)前記光検出器に動作的に接続され、該光検出器により発生されたスペクト
    ル形状を分析して物体の正当性を検証するデータ分析装置と、 を備えることを特徴とする物体検証システム。
  30. 【請求項30】 前記光源は広帯域光ビームを発生することを特徴とする請求項
    29記載のシステム。
  31. 【請求項31】 入射光ビームが前記物体の光干渉セキュリティフィーチャの設
    置部分に入射するように前記物体を位置させるように構成された移送ステージ装
    置を更に備えることを特徴とする請求項29記載のシステム。
  32. 【請求項32】 前記移送ステージ装置は複数の物体を前記光源を通過するよう
    に移送し得ることを特徴とする請求項31記載のシステム。
  33. 【請求項33】 前記光検出器は分光光度計、スペクトログラフ及びそれらの組
    合せからなる群から選ばれることを特徴とする請求項29記載のシステム。
  34. 【請求項34】 前記光検出器はリニアダイオードアレイに装着されたリニア可
    変フィルタを備えることを特徴とする請求項29記載のシステム。
  35. 【請求項35】 物体の正当性を検証するシステムであって、 (a) 少なくとも1つの光ビームを第1の入射角で認証すべき物体に指向する
    よう構成された少なくとも1つの光源と、 (b)前記少なくとも1つの光ビームが前記物体の光干渉セキュリティフィーチ
    ャの設置部分に入射するように前記物体を位置させるよう構成された移送ステー
    ジ装置と、 (c)前記物体からの拡散光の電磁スペクトルを分析して物体の正当性を検証す
    る分析装置、 を備えることを特徴とする物体検証システム。
  36. 【請求項36】 追加の光ビームを第2の入射角で認証すべき物体に指向するよ
    う構成された追加の光源を更に備えることを特徴とする請求項35記載のシステ
    ム。
  37. 【請求項37】 前記分析装置は、拡散体と、該拡散体と光学的に通信する少な
    くとも1つの画像記録装置とを備えることを特徴とする請求項35記載のシステ
    ム。
  38. 【請求項38】 前記分析装置は、前記画像記録装置に作動的に結合されて前記
    拡散体に入射した光の後方散乱パターンを分析するように構成されたデータ分析
    装置を更に含むことを特徴とする請求項37記載のシステム。
  39. 【請求項39】 前記拡散体は平面拡散体であることを特徴とする請求項37記
    載のシステム。
  40. 【請求項40】 前記拡散体はドーム形拡散体であることを特徴とする請求項3
    7記載のシステム。
  41. 【請求項41】 前記分析装置は、拡散体と、該拡散体と光学的に通信する少な
    くとも1つの検出器アレイとを備えることを特徴とする請求項35記載のシステ
    ム。
  42. 【請求項42】 前記分析装置は、物体からの拡散光のカラースペクトルを分析
    するように構成されていることを特徴とする請求項35記載のシステム。
  43. 【請求項43】 物体の正当性を検証するシステムであって、 (a) 少なくとも1つの光ビームを第1の入射角で認証すべき物体に指向する
    よう構成された少なくとも1つの光源と、 (b)前記物体から第1の光路に沿って伝達される光ビームを集光するよう構成
    された集光器と、 (c)前記集光器に光学的に接続され、前記物体から前記集光器内に伝達される
    光ビームの光学的特性を分析して物体の正当性を検証する分析装置、 を備えることを特徴とする物体検証システム。
  44. 【請求項44】 追加の光ビームを第2の入射角で認証すべき物体に指向するよ
    う構成された追加の光源を更に備えることを特徴とする請求項43記載のシステ
    ム。
  45. 【請求項45】 前記光ビームが前記物体の光干渉セキュリティフィーチャを設
    置部分に入射するように前記物体を位置させるよう構成された移送ステージ装置
    を更に備えることを特徴とする請求項43記載のシステム。
  46. 【請求項46】 前記分析装置は光検出器とデータ分析装置を備えることを特徴
    とする請求項43記載のシステム。
  47. 【請求項47】 前記集光器は中空内部反射体であることを特徴とする請求項4
    3記載のシステム。
  48. 【請求項48】 前記集光器はテーパー構造であることを特徴とする請求項37
    記載のシステム。
  49. 【請求項49】 物体の正当性を検証するシステムであって、 (a) 光ビームを発生するよう構成された光源と、 (b)前記光源と光学的に関連し、前記光ビームを物体に向け変化する入射角で
    送る光走査装置と、 (c)前記物体から1以上の光路に沿って進む光ビームの光学的特性を分析して
    物体の正当性を検証する分析装置、 を備えることを特徴とする物体検証システム。
  50. 【請求項50】 前記光源は単色光ビームを発生することを特徴とする請求項4
    9記載のシステム。
  51. 【請求項51】 前記光源はレーザ装置であることを特徴とする請求項49記載
    のシステム。
  52. 【請求項52】 前記光源は広帯域光ビームを発生することを特徴とする請求項
    49記載のシステム。
  53. 【請求項53】 前記光走査装置と光学的に関連し、光ビームを物体上に収束す
    るよう構成されたレンズを更に備え、前記光走査装置は回転可能ミラーを備える
    ことを特徴とする請求項49記載のシステム。
  54. 【請求項54】 前記光ビームが前記物体の光干渉セキュリティフィーチャの設
    置部分に入射するように前記物体を位置させるよう構成された移送ステージ装置
    を更に備えることを特徴とする請求項49記載のシステム。
  55. 【請求項55】 前記分析装置は少なくとも1つの光検出器とデータ分析装置を
    備えることを特徴とする請求項49記載のシステム。
  56. 【請求項56】 前記光検出器はリニア検出器アレイであることを特徴とする請
    求項55記載のシステム。
  57. 【請求項57】 前記光走査装置及び前記データ分析装置に動作的に接続された
    タイミング回路を更に備えることを特徴とする請求項55記載のシステム。
  58. 【請求項58】 物体の正当性を検証するシステムであって、 (a)各々光ビームを物体に向け放射するよう構成された複数の光源と、 (b)複数の光検出器を備え、前記物体から変化する反射角で反射された光ビー
    ムの光学的特性を分析して物体の正当性を検証する分析装置とを備え、 前記複数の光源と前記複数の光検出器がアレイ内に互いに隣接して配置されて
    いることを特徴とする物体検証システム。
  59. 【請求項59】 前記光ビームが前記物体の光干渉セキュリティフィーチャの設
    置部分に入射するように前記物体を位置させるよう構成された移送ステージ装置
    を更に備えることを特徴とする請求項58記載のシステム。
  60. 【請求項60】 前記アレイはほぼ平面状アレイであることを特徴とする請求項
    58記載のシステム。
  61. 【請求項61】 前記アレイはドーム状アレイであることを特徴とする請求項5
    8記載のシステム。
  62. 【請求項62】 前記複数の光源の各々は離散波長の電磁放射エネルギーを発生
    することを特徴とする請求項58記載のシステム。
  63. 【請求項63】 前記複数の光源の各々は広波長帯域の電磁エネルギーを発生す
    ることを特徴とする請求項58記載のシステム。
  64. 【請求項64】 前記複数の光源の1つ以上を同時に駆動又は滅勢し得ることを
    特徴とする請求項58記載のシステム。
  65. 【請求項65】 物体の正当性を検証するシステムであって、 (a)各々光ビームを発生する光源と少なくとも1つの対応する光検出器を含む
    複数の検証ステーションと、 (b)1以上の光ビームが前記物体の光干渉セキュリティフィーチャの設置部分
    に入射するように前記物体を位置させるよう構成された移送ステージ装置と、 (c)前記物体から伝達される1以上の光ビームの光学的特性を分析して物体の
    正当性を検証するよう構成された分析装置と、 を備えることを特徴とする物体検証システム。
  66. 【請求項66】 各光源は、光ビームが物体に2以上の異なる角度方向で入射す
    るように構成されていることを特徴とする請求項65記載のシステム。
  67. 【請求項67】 各光源は、他の光ビームと異なる離散波長を有する光ビームを
    発生するように構成されていることを特徴とする請求項65記載のシステム。
  68. 【請求項68】 前記複数の検証ステーションのうちの2以上がほぼ同一の波長
    の光ビームを発生することを特徴とする請求項65記載のシステム。
  69. 【請求項69】 物体の正当性を検証するシステムであって、 (a) 第1の光ビームを第1の入射角で、第2の光ビームを第2の入射角で認
    証すべき物体に指向させる手段と、 (b)物体から第1の光路に沿って伝達される第1の光ビームを反射させる第1
    のミラーと、 (c)前記ミラーにより反射された第1の光ビームを物体から第2の光路に沿っ
    て伝達される第2の光ビームと合成する第1のビームスプリッタと、 (d)合成された第1及び第2の光ビームの光学的特性を分析して物体の正当性
    を検証する分析装置と、 を備えることを特徴とする物体検証システム。
  70. 【請求項70】 前記ビーム指向手段は第1の光ビームを発生する第1の光源と
    第2の光ビームを発生する第2の光源を含むことを特徴とする請求項69記載の
    システム。
  71. 【請求項71】 前記ビーム指向手段は1つの光源と協働して第1の光ビーム及
    び第2の光ビームを発生する第2のミラー及び第2のビームスプリッタを含むこ
    とを特徴とする請求項69記載のシステム。
  72. 【請求項72】 第1及び第2の光ビームが、前記物体の光干渉セキュリティフ
    ィーチャの設置部分に入射するように前記物体を位置させるよう構成された移送
    ステージ装置を更に備えることを特徴とする請求項69記載のシステム。
  73. 【請求項73】 物体の正当性を検証するシステムであって、 (a) (i) 各々第1の端及び第2の端を有する複数の光伝送用光ファイバであ って、それらの第1の端が一緒に結合されてファイバ束を構成する複数の光 ファイバと、 (ii) 前記光ファイバの第2の端に結合され、複数の光ビームを発生する ように構成された複数の光源と、 を備える光学システムと、 (b)物体から1以上の光路に沿って伝達される光ビームの光学的特性を分析し
    て物体の正当性を検証するよう構成された分析装置と、 を備えることを特徴とする物体検証システム。
  74. 【請求項74】 各光源は他の光ビームと異なる波長を有する光ビームを発生す
    るよう構成されていることを特徴とする請求項73記載のシステム。
  75. 【請求項75】 前記光ビームが前記物体の光干渉セキュリティフィーチャの設
    置部分に入射するように前記物体を位置させるよう構成された移送ステージ装置
    を更に備えることを特徴とする請求項73記載のシステム。
  76. 【請求項76】 前記分析装置は少なくとも1つの検出器と少なくとも1つのデ
    ータ分析装置を備えることを特徴とする請求項73記載のシステム。
  77. 【請求項77】 前記分析装置はそれぞれ対応する検出器に結合された1以上の
    受光用光ファイバを更に備えることを特徴とする請求項76記載のシステム。
  78. 【請求項78】 前記検出器に結合された受光用光ファイバは前記光源に結合さ
    れた光伝送用光ファイバと混ぜ合わされていることを特徴とする請求項77記載
    のシステム。
  79. 【請求項79】 物体の正当性を検証する方法であって、 (a) 第1の光ビームを第1の入射角で、第2の光ビームを第2の入射角で認
    証すべき物体に指向させ、 (b)第1及び第2の光ビームが前記物体の光干渉セキュリティフィーチャの設
    置部分に入射するように前記物体を位置させ、 (c)前記物体から第1の光路に沿って伝達される第1の光ビーム及び物体から
    第2の光路に沿って伝達される第2の光ビームの1以上の光学的特性を分析して
    物体の正当性を検証する、 ことを特徴とする物体検証方法。
  80. 【請求項80】 第1及び第2の光ビームの少なくとも1つは単色光ビームであ
    ることを特徴とする請求項79記載の方法。
  81. 【請求項81】 第1及び第2の光ビームの少なくとも1つはレーザ装置により
    発生されることを特徴とする請求項79記載の方法。
  82. 【請求項82】 第1及び第2の光ビームの少なくとも1つは広帯域光ビームで
    あることを特徴とする請求項79記載の方法。
  83. 【請求項83】 複数の認証すべき物体を第1及び第2の光ビームを通過するよ
    うに移動させることを特徴とする請求項79記載の方法。
  84. 【請求項84】 前記光学特性の分析は、物体から異なる角度方向に進行する第
    1及び第2の光ビームの間の測定スペクトルシフトを基準ステーションシフトと
    比較するステップを含むことを特徴とする請求項79記載の方法。
  85. 【請求項85】 測定スペクトルシフトは単波長光で生起することを特徴とする
    請求項84記載の方法。
  86. 【請求項86】 測定スペクトルシフトは電磁放射の波長範囲に亘って検証する
    ことを特徴とする請求項84記載の方法。
  87. 【請求項87】 前記測定スペクトルシフトと基準ステーションシフトとの比較
    は、種々の角度方向における第1及び第2の光ビームの反射強度を測定し、これ
    を蓄積基準反射率比と1以上の波長において比較することにより行うことを特徴
    とする請求項84記載の方法。
  88. 【請求項88】 前記光学特性の分析は、物体から第1及び第2の光路に沿って
    伝達される第1及び第2の光ビームのスペクト形状を基準ステーション形状と比
    較するステップを含むことを特徴とする請求項79記載の方法。
  89. 【請求項89】 前記光学特性の分析は、物体から第1及び第2の光路に沿って
    伝達される第1及び第2の光ビームの分散パターンを分析するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項79記載の方法。
  90. 【請求項90】 前記光学特性の分析は、物体から第1及び第2の光路に沿って
    反射された第1及び第2の光ビームの一方又は双方の反射率特性を分析して物体
    の正当性を検証するステップを含むことを特徴とする請求項79記載の方法。
  91. 【請求項91】 前記光学特性の分析は、物体を第1及び第2の光路に沿って透
    過した第1及び第2の光ビームの一方又は双方の透過率特性を分析して物体の正
    当性を検証するステップを含むことを特徴とする請求項79記載の方法。
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