JP2003519343A - 摩擦クラッチのためのトーションダンパー装置 - Google Patents

摩擦クラッチのためのトーションダンパー装置

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JP2003519343A
JP2003519343A JP2001549942A JP2001549942A JP2003519343A JP 2003519343 A JP2003519343 A JP 2003519343A JP 2001549942 A JP2001549942 A JP 2001549942A JP 2001549942 A JP2001549942 A JP 2001549942A JP 2003519343 A JP2003519343 A JP 2003519343A
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damper
rings
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ベルトラン エリック
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、振動およびトルクの変動をダンピングするように、回転トルクを伝達するため、2つの回転部品の間に取り付けられるトーションダンパー装置に関する。このダンパー装置は、回転部品に対して同軸状の2つのワッシャー(16、18)と、所定の円周方向の間隙をもって2つの回転部品にワッシャーを回転自在に接続するための手段(12、14、20)と、前記ワッシャーのハウジング(24)内にワッシャーの間に取り付けられた、円周方向に作用する弾性機構(26)とを備え、この弾性機構は、ワッシャーを回転部品に接続する手段の上で、ワッシャーが反対方向に回転したり、停止されるように、ワッシャーに作用する。本発明は、自動車用摩擦クラッチに特に適す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、振動およびトルク変動をダンピングにより除きながら、2つの同軸
状の回転部材の間で回転トルクを伝達するよう、これら2つの同軸状回転部材の
間に取り付けられたトーションダンパー装置に関し、本発明は、自動車用摩擦ク
ラッチに使用できる。
【0002】 従来のトーションダンパーは、2つの回転部材と同軸状であり、互いに回転し
、かつ回転部材の一方と共に回転できるように結合された2つのガイドリングと
、これら2つのガイドリングの間に配置された環状ダンパープレートと、他方の
回転部材に共に回転するように前記環状ダンパープレートを結合するための手段
とを含んでいる。
【0003】 ダンパープレートとガイドリングとの対応するウィンドーの間には、円周方向
に作用する弾性部材、例えば螺旋スプリングが取り付けられ、この螺旋スプリン
グは、両端が前記ウィンドーのラジアルエッジに係合し、弾性変形によって振動
とトルクの変動を吸収しながら、ガイドリングと環状ダンパープレートとの間で
回転トルクを伝達するようになっている。
【0004】 ガイドリングと環状ダンパープレートとの間で回転方向の変位が生じた際に、
各スプリングは、一端が環状ダンパープレート内のウィンドーのラジアルエッジ
に軸方向に当接し、環状ダンパープレートの平面に対してほぼ対称的な、ガイド
リング内のウィンドーのラジアルエッジに他端部が当接し、その結果、スプリン
グの前記他端部に加えられる力の合力がスプリングに対して軸方向となるように
、前記スプリングの軸線は環状ダンパープレートの平面内に位置する。
【0005】 かかるトーションダンパーでは、スプリングは軸方向に圧縮された状態で作動
し、このことは、スプリングの有効寿命の長さにとって有益である。
【0006】 このように、トーションダンパーの部品の数を少なくし、軸方向の寸法を小さ
くし、更にコストを低減するために、2つのガイドリングとダンパープレートと
を有する公知の構造体を2つのリングしか有しない、より簡単な構造体に置換す
ることがこれまで提案されている。
【0007】 2つのリングのうちの一方は、一方の回転部材に共に回転するように結合され
ており、前記リング内のウィンドー、すなわちキャビティによって構成されたハ
ウジング内で、これら2つのリングの間に上記スプリングが配置されている。
【0008】 2つのリングの間で回転角方向の変位が生じる際に、各スプリングの一端部は
、一方のリングのウィンドーのラジアルエッジに当接し、他端部は他方のリング
のウィンドーのラジアルエッジに当接するので、スプリングからの圧縮力は軸方
向ではなく、対角方向に向き、スプリングの圧縮に伴って曲げ力が生じ、この曲
げ力は、軸方向に対してスプリングを変位するように作用する。
【0009】 かかる変位を除くには、スプリングをガイドするための手段を設けなければな
らないが、このガイド手段は、トーションダンパーの作動を乱し易い摩擦作用を
発生させる。更に、スプリングが対角方向に圧縮されることによって生じる別の
応力を支持するよう、スプリングを大きい寸法にする必要もある。
【0010】 本発明の主な目的は、上記タイプのトーションダンパーの部品数、軸方向の寸
法およびコストを増すことなく、公知技術のこれら欠点を解消することにある。
【0011】 この目的のため、本発明は、2つの回転部材と同軸状の2つのリングと、 前記2つの回転部材と前記リングとの間に設けられた回転結合手段と、 円周方向に作用する弾性部材の端部に当接するための手段を含み、リングに形
成されたハウジング内のリングの間に取り付けられた、円周方向に作用する弾性
部材とを備えた、振動およびトルクの変動をダンピングしながら、一方の回転部
材から他方の回転部材へ回転トルクを伝達するための、2つの同軸状の回転部材
の間に取り付けられたトーションダンパー装置において、 前記2つのリングが回転角方向の変位が制限された状態で、互いに、かつ前記
2つの回転部材に対して回転自在となっており、前記回転部材のそれぞれの1つ
に前記リングを結合するための手段に前記リングを当接させるように働く弾性部
材によって、反対方向に共に回転するように押圧されていることを特徴とするト
ーションダンパー装置を提案するものである。
【0012】 本発明の装置と公知の装置とを比較すると、各リングは、2つの回転部材に対
し、更に他のリングと独立して他のリングに対し、回転自在となっている。その
ため、一方向に第1リングを第1回転部材に連動させ、第2リングを第2回転部
材に対し連動させ、逆に、反対方向に第1リングを第2回転部材に連動させ、第
2リングを第1回転部材に対して連動させることができる、2つの回転方向を互
いに変えることが可能となっている。
【0013】 各リングは、弾性部材の上で一方向にのみ作用し、各弾性部材は、一端が常に
一方のリングの要素に係合し、他端が他のリングの要素に係合する。その結果、
弾性部材の摩耗を低減し、弾性部材の有効寿命を長くしながら、弾性部材の係合
を改善すると共に、弾性部材の保持を改善できる。
【0014】 更に、弾性部材は、それらの両端の各々で常に係合するので、従来の螺旋スプ
リングの代わりにエラストマーブロックを弾性部材として利用できるという利点
がある。
【0015】 どのリングも、回転部材と共に回転するように結合する必要はないので、本発
明に係わる装置の取り付けは、公知技術よりも簡単であり、これにより、公知技
術で使用されているシーミング加工作業などが不要となっている。従って、クラ
ッチの修理および保守も簡略化される。
【0016】 2つのリングは、同一であることが好ましい。
【0017】 本発明の別の特徴によれば、各リングを、前記2つの回転部材のうちの1つに
結合するための手段に係合するよう、各リングが押圧されており、前記リングと
このリングを他方の回転部材に結合するための手段の間に、円周方向の間隙が存
在する。
【0018】 これにより、特に作動中のリングまたはそれらの結合手段へのショックおよび
それらの破壊は減少する。
【0019】 本発明の第1実施例では、2つのリングは、上記弾性部材のハウジングと共に
、プレス加工または成形によって製造され、各ハウジングは、前記ハウジングに
設けられた弾性部材に対する軸方向係合面を両端の一方に有する。
【0020】 ハウジングの他端部は、弾性部材に対する軸方向係合手段を有しない。
【0021】 好ましくは、一方のリングと他方のリングとの間において、面と面が対向する
ように位置するリセスにより、前記リング内に前記ハウジングが構成され、各リ
セスは、他方のリングに向かって突出するボスに一端を介して接合され、弾性部
材と軸方向に当接するための手段を構成する。
【0022】 本発明の別の実施例では、前記リングは平らであり、リング内のリセスまたは
ウィンドーによって、弾性部材のためのハウジングが構成され、各リセスまたは
ウィンドーは、ラジアル側面を有し、このラジアル側面が弾性部材に対する軸方
向当接部として働き、前記部材をセンタリングすると共に、この部材を係止する
ための手段を含む。
【0023】 これら2つのリングは、製造するのが簡単で、かつ安価であり、互いに係合す
るように取り付けることができる。
【0024】 本発明の別の特徴によれば、各リングは、所定の円周方向の間隙をもって、前
記回転部材のうちの1つの回転部材の歯の組と噛合する歯の組を含む。
【0025】 リングの歯の前記組は、リングの内周部に形成されており、回転部材の歯の組
は前記部材の円筒形表面の外周部に形成されている。
【0026】 前記弾性部材により、両方向に共に回転するように押圧されたリングが前記回
転部材に当接すると、一方のリングの歯は、回転部材の歯のフランクに係合し、
他方のリングの歯は、前記回転部材の歯の反対のフランクに係合する。
【0027】 前記回転部材の1つに共に回転するように、前記リングを結合するための手段
は、前記回転部材に固定され、前記リングの円周方向のスロットに係合するフィ
ンガーまたはラグを含み、前記スロットの回転角方向の幅が制限されている。
【0028】 好ましくは、前記回転部材に固定された同じフィンガーまたは同じラグは、2
つのスロットを貫通するよう、一方のリングの少なくとも1つの前記スロットは
、他方のリングのスロットに対して位置決めされている。
【0029】 別の変形例では、回転部材の1つに前記リングを接続するための手段は、リン
グに固定され、回転部材に支持された当接部の間に係合されたラグを含む。
【0030】 本発明の更に別の特徴によれば、本装置は、一体的な組立体を構成しており、
互いに係合し、かつリングが軸方向に分離しないように、軸方向にずれた円周方
向ラグにより、2つのリングが互いにフック係合している。
【0031】 従って、前記一体的組立体をあらかじめ組み立て、これを回転部材に取り付け
ることができる。
【0032】 任意のタイプの2つの回転部材の間で振動およびトルク変動を吸収し、かつダ
ンピングするのに、本発明の装置を使用できる。
【0033】 更に本装置を、自動車用摩擦クラッチのトーションダンパーにおける主ダンパ
ーまたはプリダンパーとしても使用できる。
【0034】 本装置がクラッチ内の主ダンパーと直列に取り付けられたプリダンパーを構成
する場合、この装置は、軸方向の寸法が極めて縮小された状態で、主ダンパーの
内部または主ダンパーの外部のいずれかに取り付けできる。
【0035】 添付図面を参照しながら、例として示した次の説明を読めば、本発明について
良好に理解でき、更に本発明の別の特徴、細部および利点がより明らかとなると
思う。
【0036】 本発明の装置の第1実施例を説明するために、まず図1および図2を参照する
。これらの図において、符号10は、回転部材を示し、この回転部材は本明細書
では周辺の外歯の組を有する円筒形ハブ状となっており、ハブの歯12は、ハブ
10の全長の一部にわたって軸線に平行に延びている。
【0037】 図1および図2に示されておらず、部材10と同軸状の別の回転部材が、円筒
形フィンガー14を支持しており、このフィンガー14は、前記部材10の径方
向外側で部材10の軸線に対し平行に延びている。
【0038】 本発明の装置の目的は、2つの回転部材の間の振動、および回転トルクの変動
を除去するようにダンピングすることであり、2つの回転部材は、2つの同じリ
ング16、18を含み、これらリングは、回転部材10に面と面が向かい合うよ
うに取り付けられている。各リングは、内周部に1組の歯を有し、一方の歯20
は、所定の円周方向の間隙を残したまま、第1部材10の歯12と噛み合うよう
になっている。
【0039】 図では、理解を容易にするよう、リング16、18は、一部が切り欠かれた状
態に示されているが、これらのリングは、回転軸線を中心として、360度にわ
たって連続していると理解すべきである。
【0040】 リング16、18は、小さい角度にわたって延びる円周方向のスロット22を
有し、一方のリングのスロット22は、他方の回転部材に固定された同じ円筒形
フィンガー14が、他方のリングのスロット22を貫通するよう、他方のリング
のスロット22に対して位置決めされるようになっている。
【0041】 リング16、18は、弾性変形可能な部材、例えば螺旋スプリング26が収納
されるようになっている円周方向に向いた、ほぼ半円筒形のハウジング24も含
み、螺旋スプリング26の長さは、ほぼハウジング24の長さに対応している。
【0042】 各ハウジング24は、ボス28内へ一端が開口しており、ボス28は反対のリ
ングに向かってリング状で突出しており、ほぼ半円形、すなわちU字形の形状と
なっており、このU字形の開口部は径方向外側に向いている。半円筒形ハウジン
グ24は、ボス28のほぼ中間で終わっており、その端面30は、ほぼ平らであ
り、リングの平面に対して直角をなし、かつハウジング24の周辺壁をボス28
のベース壁に接合し、ハウジング24に嵌合された弾性部材26の一端部に対す
る軸方向の当接面を構成している。ハウジング24の他端部32の、リングの平
面に対して直角方向の寸法弾性部材26の横方向の寸法の半分より小さくなって
いる。
【0043】 従って、リング16と18の面と面が対向し、ハウジング24が互いにほぼ向
き合うと、2つの互いに向き合ったハウジング24内のリングの間に設けられた
弾性スプリング26は、軸方向の一端部は、一方のリングのハウジング24の端
面30に係合し、他端は他方のリング内のハウジング24の端面30に軸方向に
係合する。
【0044】 ハウジング24内に弾性部材26が設けられた状態で、図1に示されるような
面と面とが対向する関係で部材10に2つのリングを取り付けた時に、前記部材
10は2つのリングを逆方向に回転させるよう、これらリングを押圧し、スロッ
ト22の端部を、リング18に対しては図1における矢印34が示す方向に、更
にリング16に対しては矢印36が示す方向に、円筒形フィンガー14に当接さ
せるよう、他方の駆動部材に対して回転しないように固定された円筒形フィンガ
ー14およびハウジング24に対し、リング16、18内のスロット22が配置
されている。
【0045】 この位置において、リング18の歯20は、第1回転部材18の歯12のフラ
ンク12aに押圧され、他方のリング16の歯20はこれら歯20の反対のフラ
ンク12bに押圧される。換言すれば、リング16は、矢印34の方向を除く方
向には、2つの回転部材に対して回転できず、リング18は、これら2つの部材
に対し、矢印36の方向にしか回転できない。
【0046】 好ましくは図1の位置では、各リングは、回転部材の一方と結合させるための
手段に当接し、このリングとこのリングを、他方の回転部材に結合する手段との
間には間隙が存在する。
【0047】 作動に際し、振動またはトルク変動の結果、矢印34の方向への第1回転部材
の他方の回転部材に対する相対的回転が生じ、他方の回転部材に固定された円筒
形フィンガー14が、リング18のスロット22のベースに係合することに起因
し、リング18は他方の回転部材に対して回転しないように堅く保持され、よっ
て矢印34の方向の回転が防止される。
【0048】 他方のリング16は、矢印34の方向に回転する際に、第1部材10の歯12
により他方の回転部材に対して変位する。歯12は、このような回転方向にリン
グ16の歯20に係合する。
【0049】 次に、リング16内のスロット22のベースが円筒形フィンガー14に係合す
るまで、またはリング16の歯20が第1部材10の歯12のフランク12aに
係合するまで、リング16は他方の回転部材に対して回転する。このような回転
は、リング16、18のキャビティ24における弾性部材26の軸方向の圧縮に
変換される。
【0050】 これと逆に、矢印36が示す方向に、第1部材10が他方の部材に対して回転
しようとする時、この第2部材は、この第1部材と共に回転するように、リング
18を駆動する。この効果、矢印36の方向に軸方向に弾性部材26が圧縮され
、リング16は、他方の回転部材に対して回転しないように固定される。
【0051】 こうして、キャビティ24に取り付けられている弾性部材26のいずれかの方
向の軸方向の圧縮により、2つの回転部材の間の振動およびトルクの変動が吸収
される。
【0052】 2つの回転部材の間で可能とされる回転角方向の変位の限界に達するまで、リ
ングは回転部材に対して回転することが好ましく、これにより、必要な場合にス
ロット22のベースとフィンガー14との間、またはリングの歯20と歯12の
フランクとの間の接触および衝撃を防止でき、更に、リングとこれらリングを回
転部材に対して共に回転するよう結合するための手段を介するのではなく、回転
部材の間の相対的回転角方向の変位を制限する手段を介し、一方の回転部材から
他方の部材へ回転トルクを伝達できる。
【0053】 リング16と18とは、それらの外周部にこれらリングを共にフックするため
の手段、例えば円周方向ラグ38を含むことが好ましく、この円周方向ラグ38
は、リングの面と面が対向した関係となった時に、リングが互いに係合し、よっ
てこれらリングが軸方向に離間した状態となるのを防止するよう、リングに対し
て軸方向にずれている。
【0054】 第1回転部材10上の、リング16、18の組立体の軸方向位置は、開口した
弾性リング40、すなわち止め輪により定められる。この弾性リング40は、第
1回転部材10の歯の外周部の組に形成された環状溝内に係合する。リング16
と18は、この開口リング40の両側に位置し、リング40によって、第1回転
部材10上の軸方向位置に保持される。
【0055】 図1および図2に示す実施例では、リング16、18は金属製であり、プレス
加工品またはスタンプ加工品となっている。別の実施例では、任意の適当な材料
、例えばファイバー補強プラスチック材料を成形することによって、リングを製
造してもよい。
【0056】 この装置は、公知の技術と比較した場合、いくつかの利点を有する。すなわち
、これらリングは同一であるので、部品数が少なく、軸方向の寸法も小さく、弾
性部材はそれらの両端部が永久的に軸方向に係合し、良好な状態で圧縮でき、一
方、組み立てと取り付けが簡略化され、組み立てコストも低減されるという利点
がある。
【0057】 変形例では、弾性部材は、エラストマーのブロックとなっており、このブロッ
クは、両端がハウジング24の両端部30に常に当接するので、圧縮状態で良好
に働く。
【0058】 図3に略示されている変形例では、本発明の装置は、プリダンパーであり、こ
のプリダンパーは、自動車用摩擦クラッチにおいて主ダンパーと直列に取り付け
られ、主ダンパーは円周方向に作用する弾性変形可能な部材42を含み、この部
材の寸法および強度は、特にプリダンパーの弾性部材26よりも大きく、これら
弾性変形可能な部材42は、環状ダンパープレートのウィンドーおよび2つのガ
イドブロック(図示せず)内のウィンドーに周知の方法で取り付けられる。この
弾性変形可能な部材については、図7〜図10を参照して後述する。
【0059】 この変形例では、前記他方の回転部材(環状ダンパープレートまたは主ダンパ
ーのガイドリングの一方)と共に回転するように、プリダンパーのリング16お
よび18を結合するための手段は、リング内の円周方向のスロット22と係合す
る円筒形フィンガー14から構成されず、その代わりに、主ダンパーの弾性部材
42の両端部に調節協働する、リング16、18のラジアルフィンガーから構成
される。
【0060】 本発明の装置の他の構造は、図1および図2を参照して説明した構造と同じで
ある。
【0061】 作動に際し、回転部材10に対する各リング16、18の回転は、部材10の
歯12および歯20の組と、リング16、18の組との間の円周方向の間隙によ
って制限されており、ラグ44は、図3における時計回り方向のリング16の回
転、および反対方向のリング18の回転を防止すると共に、弾性部材42の端部
の間の回転角方向の変位により、2つの反対方向のこれらの回転を制限するよう
に働く。
【0062】 図示の例では、リングのラグ44は、ほぼリングの平面において径方向外側に
延びているが、必要であれば、主ダンパーの弾性部材42の端部と当接協働する
ように、別の方向に延びていてもよい。
【0063】 図3に示すように、重なった対となっているこれらラグ44は、リング16お
よび18を共にフック状態に維持し、これらリングが軸方向に分離するのを防止
するようにもなっている。
【0064】 図4、図5および図6に略示されている変形例では、本発明に係わる装置の2
つのリング46、48は平らであり、弾性部材26のためのハウジングは、静止
した状態では弾性部材26とほぼ同じ長さの、ほぼ長方形の円周方向のウィンド
ー50となっている。
【0065】 ウィンドー50内での弾性部材26のセンタリングおよび係止を保証するため
、各ウィンドーのラジアルエッジは、対応する弾性部材26の一端に係合するノ
ーズ52などを含む。
【0066】 この装置の他の構造は、図1および図2にを参照して説明した構造と類似して
いる。すなわち、2つのリング46および48は、内歯20の組により第1回転
部材10に共に回転するよう結合されており、前記他方の回転部材に固定され、
リング内の円周方向のスロット54に係合する円筒形フィンガー14によって、
他方の回転部材に結合されている。
【0067】 図7〜図11は、自動車用摩擦クラッチのトーションダンパーに、本発明に係
わる装置を組み込む種々の方法を略図で示している。
【0068】 図7および図8において、トーションダンパーは、プリダンパーと直列に取り
付けられた主ダンパー60を含む。プリダンパーは、摩擦ディスクから成る入力
要素62と上記回転部材10から成る出力要素との間に設けられた、本発明に係
わる装置から成り、回転部材10は、円筒形ハブを構成し、このハブの内側表面
は、出力シャフト、例えばギアボックスの入力シャフトと共に回転するように、
部材10を結合するための長手方向のスプライン溝64を有する。
【0069】 主ダンパーは、環状ダンパープレーと66を含み、このダンパープレート66
は、摩擦ディスク62を支持し、2つの同じガイドリング68の間に取り付けら
れている。ガイドリング68は、部材10の外歯12の組と、所定の円周方向の
間隙をもって噛合する内歯の組と、オプションとして環状ダンパープレート66
の内歯の組と所定の円周方向の間隙をもって噛合する外歯の組とを有する。
【0070】 主ダンパーの上記弾性部材42は、環状ダンパープレート66およびガイドリ
ング68内にそれぞれ形成されたウィンドー72および74内に固定され、主ダ
ンパーの弾性部材42によって吸収される振動およびトルク変動をダンピングに
より除去するために、環状ダンパープレート66とガイドリング68の少なくと
も1つの間に、弾性リングによって軸方向に押圧された摩擦リングが取り付けら
れている。
【0071】 プリダンパーは、図1および図2に示される装置から成り、主ダンパー60の
外側において、部材10の外歯12の組に取り付けられている。リング16、1
8の歯20と、部材10の歯12との間の円周方向の間隙は、例えばスリーブ7
0の歯と部材10との間の間隙よりも大であるか、またはこれにほぼ等しい。
【0072】 主ダンパーと共に回転するようにリング16および18を結合する円筒形フィ
ンガー14は、本例ではネジまたはリベット76である。このネジは、リング1
6および18内のスロット22を貫通し、1つのガイドリング68内の適当な開
口部に取り付けられている。
【0073】 本発明の装置から成るプリダンパーの側で、部材10の歯12の軸方向端部は
面取りされている。これにより、本発明の装置を部材10に対して軸方向に押圧
し、歯12の面取りされた端部上を通過させながら、開口弾性リング40を径方
向に広げ、装置がこれを受けるよう、歯12の組に形成された環状溝の高さに達
した時に再び径方向に閉じることによって、部材10に本発明に係わる装置を取
り付けることが可能となっている。
【0074】 本発明の装置から成るプリダンパーは、主ダンパーに軸方向に当接し、主ダン
パー自身は、プリダンパーとは反対側で別の開口リング78により、部材10上
の軸方向位置に保持される。
【0075】 図8に示す変形例では、主ダンパーは、図1の主ダンパーと同じであるが、プ
リダンパーは図3に示されるものとなっている。この場合、プリダンパーのリン
グ16および18のラジアルラグ44は、弾性部材42の両端部に当接し、リン
グ16、18と共に回転するように主ダンパーを結合させている。
【0076】 図9の変形例では、プリダンパーは、図4〜図6に示されたタイプと同じタイ
プであり、駆動フィンガー15は、主ダンパーのガイドリング68のラグ140
に置換されている。これらラグ140は、リング68の内周部に形成されており
、回転軸線の直角方向に平行に折り曲げられ、プリダンパーのリング46、48
内の円周方向のスロット内に進入している。
【0077】 更に、プリダンパーの弾性部材26は、リング46、48内のウィンドーには
定着されず、これらリングの外周部内のノッチ142に定着され、プリダンパー
の径方向の寸法を縮小している。
【0078】 プリダンパーは、ハブの環状溝内に取り付けられた開口リング144と、主ダ
ンパーのスリーブ70上の軸方向に押圧された摩擦手段146との間で、ハブ1
0上に軸方向に設けられている。
【0079】 別の変形例では、ラグ140は、ガイドリング68に溶接されたピンに置換し
てもよい。
【0080】 別の変形例では、ラグ140はリング68の変形部に置換されており、この変
形部は、スタンプ加工によって得られ、プリダンパーのリング46、48のスロ
ット内またはラジアルフィンガーの間に軸方向に係合される。
【0081】 図10に示す変形例では、プリダンパーは、図9に示されたものに類似してお
り、開口リングではなく、ハブ10の環状溝内に少なくとも一部が嵌合された巻
き弾性リング150によってハブ10に軸方向に係止されている。
【0082】 この弾性リングは複数の巻線部を有し、この巻線部の半径は、可変または固定
であり、主ダンパーのスリーブ70の一端に摩擦リング152をグリップするよ
う、軸方向の力をプリダンパーに加えることができるようにする波形部がリング
に形成されている。
【0083】 プリダンパーは、上記のフィンガーと同様なフィンガー14によって、このス
リーブ70と共に回転するように結合されている。この実施例では、リング15
0は、1つの開口リングと1つの弾性リングの代わりとなっており、これによっ
て、部品数が少なくない、組み立てがより簡単となっている。
【0084】 図11および図12の実施例では、主ダンパーは、図7および図8の主ダンパ
ーと異なるタイプであり、主ダンパー内の部材10にプリダンパーが取り付けら
れている。
【0085】 この変形例では、摩擦ディスク62は、主ダンパーのガイドリング80によっ
て支持され、環状ダンパープレート82と主ダンパーの他方のガイドリング84
との間に、プリダンパーが配置されている。
【0086】 図11では、プリダンパーは図3に示されたタイプであり、それらのリング1
6、18は、ラジアルラグ44によって主ダンパーに共に回転するように結合さ
れており、ラジアルラグ44は、主ダンパーの弾性部材44の端部に当接してい
る。
【0087】 図12では、プリダンパーは、図1および図2で示されたタイプのものであり
、そのガイドリング16および18は、円筒形フィンガー18によって主ダンパ
ーの環状ダンパープレート82に共に回転するように結合されており、円筒形フ
ィンガー14は、リング16、18内のスロット22および主ダンパーの環状ダ
ンパープレート82およびガイドリング84に形成された適当な孔に係合してい
る。
【0088】 残りの部分に関する部材10へのプリダンパーの取り付けは、図7および図8
を参照してこれまで説明したように実行される。
【0089】 歯部10上のプリダンパーの軸方向の位置決めは、特に図7および図8に示さ
れるように、リング40によって得られるか、または、リング16と18の間に
他の適当な方法で得られるか、または例えばフリップフロップリング(ひっくり
返しリング)またはバヨネット嵌合などにより、リングの外側に得られる。
【0090】 振動をダンピングによって除くよう、リング16、18には、摩擦手段(一般
には弾性リングによって軸方向に押圧された摩擦リング)が連動している。この
摩擦手段は、例えばリング16と18との間、またはこれらリングの外側に設け
られている。リングの外側に設けられているケースでは、回転の両方向でヒステ
リシスの程度が異なるように、厚みの異なる弾性リングを使用することができる
【0091】 図13に示す実施例では、本発明の装置は、摩擦ディスク62とハブ10との
間に取り付けられたトーションダンパーの主ダンパーを構成し、この装置は、好
ましくは同一である2つのリング88を含む。これら2つのリングは、開口リン
グまたはハブの中間周辺フランジ90の両側で、ハブ10に面と面が対向するよ
うに取り付けられている。
【0092】 各リング88は、所定の円周方向の間隙をもって歯部10の歯12の外側の組
と噛合する歯92の内側の組を有し、振動またはトルク変動を吸収するための円
周方向に作用する弾性部材96を取り付けるためのウィンドー94も有し、各ウ
ィンドー94は、一端部に、弾性部材96の一端部が軸方向に当接するためのフ
ランジ98を含み、他端部には何も有しない。
【0093】 軸方向ラグまたはリベット100は、例えば摩擦ディスク62の外周部に固定
されており、リング88の円周方向のスロット内でガイドされるか、またはこの
逆に摩擦ディスク62の外周部でガイドされ、リング88の円周方向のスロット
内に固定される。
【0094】 先の実施例で説明したように、リング88は、弾性部材96により両方向に押
圧され、リベット100を上記スロットの端部に係合させ、歯92の組をハブの
歯12の組に係合するように働く。この主ダンパーの動作は、図1および図2を
参照して説明したトーションダンパーの作動と同じである。
【0095】 図3における実施例のプリダンパーは、従来のタイプのものでもよいし、また
、本発明に係わる装置でもよい。本発明に係わる装置である場合、プリダンパー
は、周辺フランジ90の両側において、ハブ10に面と面が取り付けられた2つ
の同じリング102を有し、各リングは、主ダンパーのフランジ9とリング88
との間に位置する。
【0096】 各リング102は、ハブの1組の歯12と所定の円周方向の間隙をもって係合
する1組の内歯104の組を含み、各リングは、プリダンパーの他のリング10
2に隣接するリング88の円周方向のスロット108に嵌合された、軸線に平行
なラグ106を含むので、2つのリングのラグ106は、これらリングの外周部
で互いに交互に配置されている。
【0097】 リング102およびラグ106から突出するプレート要素110は、プリダン
パーの円周方向に作用する弾性部材112の端部に対する軸方向の当接部を構成
し、各弾性部材112は、一端部が、リング102のプレート要素110に軸方
向に係合し、他端部が、他方のリング102のプレート要素110に軸方向に係
合する。
【0098】 リング102の外周部は、図示のように、互いに向き合うように湾曲しており
、よってハブ10の周辺フランジ90を中心とする弾性部材112に対する半円
筒形ハウジングを構成している。
【0099】 このプリダンパーの作動は、図1および図2における装置の作動に対応し、主
ダンパーはプリダンパーが吸収すべき、低速モードにおける振動およびトルク変
動に応答し、構成部材のように働く。
【0100】 自動車の内燃エンジンの低速走行モードに対応し、摩擦ディスク62からハブ
10に伝達される回転トルクが小さい場合(ギアボックスは中立状態である)、
ディスク62は、このディスクをリング88の一方に接続するリベット100に
係合させることにより、リング88の一方、例えば図13の左側にあるリングを
共に回転するように駆動する。トルクは、高強度により剛性部材のように働く弾
性部材96を介し、他方のリング88へ伝達される。
【0101】 リング88および弾性部材96によって形成された剛性組立体は、プリダンパ
ーの回転角方向の変位に対応する、ハブ10に対する若干の回転角方向の間隙を
有する。従って、主ダンパーはプリダンパーのリング100に、例えば図面の右
側のリング88から左側のリング102にトルクを伝達する。左側のリング10
2は、振動を吸収する弾性部材112を介し、トルクをプリダンパーの他方のリ
ング102に伝達する。右側のリング102は、歯104、12を介して、ハブ
190に当接しているので、トルクはハブ10に伝達される。
【0102】 同じ回転角方向にトルクが増加するため、右側のリング88が歯92、12を
介して、リング10に当接するまで、主ダンパーの弾性部材112は圧縮され、
主ダンパーは回転する。
【0103】 その後、同じ方向に伝達トルクが増すと、主ダンパーの弾性部材は次第に圧縮
され、左側のリング88は、ハブ10に当接している右側のリング88に対して
回転する。
【0104】 リング88は、リング102上で軸方向に押圧できるのが好ましく、リング1
02自身も、ハブの中間フランジ90上で軸方向に押圧できる。よって、プリダ
ンパーの弾性部材112および主ダンパーの弾性部材96によって吸収される振
動およびトルク変動は吸収される。
【0105】 所望の摩擦力を得るために、弾性リングが摩擦リングと組み合わされて使用さ
れているか否かにかかわらず、弾性リングを含む、当業者に公知の方法とリング
88および102および周辺フランジ90と連動させてもよい。
【0106】 この目的のために、リング88および102、ならびにフランジ90表面を互
いに接触させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置の第1実施例の正面図である。
【図2】 一部が切り欠かれた同じ装置の分解斜視図である。
【図3】 本発明の装置の変形例の部分正面図である。
【図4】 本装置の更に別の変形例の、一部切り欠き分解斜視図である。
【図5】 図4に示した装置の正面図である。
【図6】 図5に示した装置の側面図である。
【図7】 本発明に係わる装置を含む、クラッチのためのトーションダンパーの軸方向部
分断面図である。
【図8】 図3に示した変形例を備える、図7のダンパーの軸方向部分断面図である。
【図9】 更に別の変形例の軸方向断面図である。
【図10】 更に別の変形例の軸方向断面図である。
【図11】 別のタイプのトーションダンパーに取り付けられた、図3の変形例の軸方向部
分断面図である。
【図12】 図1および図2に示した装置を備える、図11のダンパーの軸方向部分断面図
である。
【図13】 変形例の軸方向半断面図である。
【符号の説明】
10 回転部材 12 歯 12a、12b フランク 14 フィンガー 16、18 リング 20 歯 22 スロット 24 ハウジング 26 螺旋スプリング 28 ボス 30 端面 34、36 矢印 38 ラグ 40 弾性リング 42 変形可能な部材 44 ラグ 46、48 リング 50 ウィンドー 52 ノーズ 60 ダンパー 62 摩擦ディスク 64 スプライン溝 66 ダンパープレート 68 ガイドリング 70 スリーブ 72、74 ウィンドー 82 ダンパープレート 84 ガイドリング 90 フランジ 92 歯 94 ウィンドー 96 弾性部材 100 リベット 102 リング 104 歯 106 ラグ 108 スロット 112 弾性部材 140 ラグ 152 摩擦リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J056 AA58 BE06 BE07 BE09 BE27 CX02 CX03 CX12 CX14 CX22 CX23 CX86 CX87 CX88 EA26 FA03 GA02 GA12

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの回転部材と同軸状の2つのリング(16、18、46
    、48)と、 前記2つの回転部材と前記リングとの間に設けられた回転結合手段と、 円周方向に作用する弾性部材(26)の端部に当接するための手段を含み、リ
    ングに形成されたハウジング(24、50)内のリングの間に取り付けられた、
    円周方向に作用する弾性部材(26)とを備え、振動およびトルクの変動をダン
    ピングしながら、一方の回転部材から他方の回転部材へ回転トルクを伝達するた
    めの、2つの同軸状の回転部材の間に取り付けられたトーションダンパー装置に
    おいて、 前記2つのリング(16、18、46、48)が回転角方向の変位が制限され
    た状態で、互いに、かつ前記2つの回転部材(10、68、82)に対して回転
    自在となっており、前記回転部材のそれぞれの1つに前記リングを結合するため
    の手段に前記リングを当接させるように働く弾性部材(26)によって、反対方
    向に共に回転するように押圧されていることを特徴とするトーションダンパー装
    置。
  2. 【請求項2】 リングを共に回転するように、前記2つの回転部材に結合す
    るための手段(44、140、22、12、20)に、2つのリング(16、1
    8、46、48)が軸方向に当接するように押圧されていることを特徴とする、
    請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 各リングを前記2つの回転部材のうちの1つに結合するため
    の手段に係合するよう、各リングが押圧されており、前記リングと、このリング
    を他方の回転部材に結合するための手段の間に、円周方向の間隙が存在すること
    を特徴とする、請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 各リング(16、18、46、48)が所定の円周方向の間
    隙をもって、前記回転部材のうちの1つの回転部材における1組の歯(12)と
    噛合する1組の歯(20)を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 リングの歯(20)の前記組が、リングの内周部に形成され
    ており、回転部材(10)の歯(12)の組が、前記部材の円筒形表面の外周部
    に形成されていることを特徴とする、請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 弾性部材(26)が、一方のリングの歯(20)を回転部材
    の歯(12)のフランク(12a)に係合するように、歯(20)を押圧し、他
    方のリングの歯(20)を回転部材の歯(12)の反対のフランク(12b)に
    係合するように、歯(20)を押圧していることを特徴とする、請求項4または
    5記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記回転部材の1つに共に回転するように、前記リング(1
    6、18、46、48)を結合するための手段が、前記回転部材に固定され、前
    記リングの円周方向のスロット(22、54)に係合するフィンガーまたはラグ
    (14、140)を含み、前記スロットの回転角方向の幅が制限されていること
    を特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記フィンガーまたはラグ(14、140)が、回転軸に対
    してほぼ平行であることを特徴とする、請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記回転部材に固定された同じフィンガーまたは同じラグ(
    14、140)が、2つのスロット(22、54)を貫通するよう、一方のリン
    グの少なくとも1つの前記スロット(22、54)が、他方のリングのスロット
    (22、54)に対して位置決めされていることを特徴とする、請求項5または
    6記載の装置。
  10. 【請求項10】 回転部材の1つに前記リング(16、18)を接続するた
    めの手段が、リングに固定され、回転部材に支持された当接部の間に係合された
    ラグ(44)を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記ラグ(44)が、ほぼ放射状であることを特徴とする
    、請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記2つの回転部材に対するリング(16、18)の円周
    方向の間隙とほぼ等しいか、それより小さい所定の円周方向の間隙をもって、互
    いに噛合する歯の組を、前記2つの回転部材が含むことを特徴とする、請求項1
    〜11のいずれかに記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記2つのリング(16、18)が、同一であることを特
    徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記2つのリング(16、18)に、前記弾性部材(26
    )のためのハウジング(24)がプレス加工またはスタンピング加工、もしくは
    成形により形成されており、各ハウジング(24)が、両端の一方に前記ハウジ
    ング内に設けられた弾性部材(26)に軸方向に当接するための面(30)を含
    むことを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記ハウジングの他端部(32)には、前記弾性部材(2
    6)と軸方向に当接するための手段が設けられていないことを特徴とする、請求
    項13記載の装置。
  16. 【請求項16】 一方のリングと他方のリングとの間において、面と面が対
    向するように位置するリセスにより、前記リング(16、18)内に前記ハウジ
    ング(24)が構成され、各リセスは、他方のリングに向かって突出するボス(
    28)に一端を介して接合され、弾性部材(26)と軸方向に当接するための手
    段(30)を構成していることを特徴とする、請求項1〜15のいずれかに記載
    の装置。
  17. 【請求項17】 前記弾性部材が、エラストマー製のブロックであることを
    特徴とする、請求項1〜16のいずれかに記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記リング(46、48)が平らであり、リング内のリセ
    スまたはウィンドー(50)によって、弾性部材(26)のためのハウジングが
    構成され、各リセスまたはウィンドーが、ラジアル側面を有し、このラジアル側
    面が、弾性部材(26)に対する軸方向当接部として働き、前記部材をセンタリ
    ングすると共に、この部材を係止するための手段(52)を含むことを特徴とす
    る、請求項1〜13のいずれかに記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記リセスまたはウィンドー(50)の反対のラジアル側
    面が、弾性部材(26)をセンタリングし、または係止する手段を有しないこと
    を特徴とする、請求項18記載の装置。
  20. 【請求項20】 2つのリング(46)と(48)とが、互いに係合してい
    ることを特徴とする、請求項18または19記載の装置。
  21. 【請求項21】 本装置が、一体的な組立体を構成しており、互いに係合し
    、かつリングが軸方向に分離しないように、軸方向にずれた円周方向ラグ(38
    )により、2つのリング(16、18)が互いにフック係合していることを特徴
    とする、請求項1〜17のいずれかに記載の装置。
  22. 【請求項22】 自動車用摩擦クラッチのプリダンパーを構成していること
    を特徴とする、請求項1〜21のいずれかに記載の装置。
  23. 【請求項23】 ハブ(10)内の環状溝に嵌合された開口リング(40、
    144)または弾性リング(150)により、円筒形ハブ(10)上で軸方向に
    位置決めされていることを特徴とする、請求項1〜22のいずれかに記載の装置
  24. 【請求項24】 前記主ダンパーのガイドリング(84)と環状ダンパープ
    レート(82)の間で主ダンパーの内部に取り付けられているか、または主ダン
    パーの外側であって、前記主ダンパーのガイドリング(68)にほぼ隣接して取
    り付けられていることを特徴とする、請求項22または23記載の装置。
  25. 【請求項25】 プリダンパーと主ダンパーとの間に、弾性的に摩擦手段(
    146、152)がグリップされていることを特徴とする、請求項24記載の装
    置。
  26. 【請求項26】 入力要素、例えば摩擦ディスクと出力要素、例えば円筒形
    ハブとの間に取り付けられている主ダンパーとプリダンパーとを備えた、特に自
    動車用の摩擦クラッチのためのトーションダンパーであって、 主ダンパーまたはプリダンパーが、請求項1〜21のいずれかに記載されてい
    るタイプの装置であることを特徴とするトーションダンパー。
  27. 【請求項27】 ハブ(10)の周辺フランジ(90)の両側において、主
    ダンパーのリング(88)の間に、プリダンパーの前記リング(102)が取り
    付けられていることを特徴とする、請求項26記載ダンパー。
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