JP2003518688A - 集中型情報管理 - Google Patents
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Abstract
Description
りされる。しかしながら、このような紙に基づく情報は、効率的に取り扱い、か
つ、やり取りすることが困難である。
が増えている。情報は、キーボードを用いて入力されて、コンピュータのメモリ
に(例えば、ハードディスク上に)蓄積される。しかしながら、キーボードを用
いての情報の入力は、おそく、また誤りを犯しやすい。コンピュータ画面上で多
量の文字を読むこともまた、とりわけ都合が良いわけではない。図面又は画像な
どのグラフィカル情報は、時間がかかりすぎ、厄介で、かつしばしば不満足な結
果をもたらす手順にて、スキャナなどの別個のイメージ・リーダを用いて入力さ
れるのが普通である。しかしながら、情報が、コンピュータに入っていると、例
えばインターネット接続を通じて電子メール又はSMSとして、又はファックス
モデムを通じてファックスとして、その情報を他の者に伝えることが容易である
。
90354−2号から優先権を主張し、また参照によってここに組み入れられた
出願人の特許出願PCT/SE00/01895では、従来のやり方で情報を書
き留めるために、ペンと紙が用いられるシステムが記述され、そこでは、ペンが
紙を横切る数本の軌跡又は移動線から成るディジタルグラフが、同時に描かれて
、そのようなグラフをコンピュータに送ることができる。このようなシステムは
、多数のユーザが慣れているペンと紙を用いて取り扱いを行うという利点と、情
報をやり取りして蓄積するコンピュータの優れた能力を組み合わせている。この
用紙は、例えば点又は他のシンボルから成る符号化パターンを備えている。ペン
は、センサー、好ましくは光センサーを持ち、このようなセンサーは、その符号
化パターンを記録し、また数学的アルゴリズムを用いて、その符号化パターン上
のペンの位置を計算する。
入力装置となり、またコンピュータを用いれば、その用紙をファイルに保管する
にはおよばず、記録情報を蓄積することができる。さらに、この情報は、コンピ
ュータを用いて、容易にやり取りすることができる。
えば、文字、シンボル、図、又は絵)が入っている。これは、例えば保管するか
、あるいは、受取人に送るために、ユーザが何らかのやり方で取り扱いたいと思
っている書き留められた実際のメッセージである。この情報、いわゆるメッセー
ジ情報は、或るグラフィカルな形式、例えば、ベクトル・フォーマットで、ある
いはピクセルの集まりとして、蓄積される。
で、OCR解読(光学式文字認識)又はICR解読(インテリジェント文字認識
)の形式で処理して、例えば探索の目的で、又はカタログ作成の目的で、コンピ
ュータで使用できる文字形式に変換することができる。ユーザがあらかじめ特定
の意味を定義したシンボル、例えば速記シンボル又はアイコンも解読できる。以
下の説明において、この情報を文字情報と呼ぶ。
ことができる。
場所に関する情報、いわゆる絶対位置情報を含む。
は、記録情報のハードコピーを得ることができる。
対位置情報を得る他のシステムを備える。しかしながら、これらの以前に知られ
たシステムは、メッセージ情報及び/又は文字情報、すなわち上のグループ1)
とグループ2)に属する情報を作成するために、前述の絶対位置情報又は相対位
置情報の利用しか述べていない。このような従来の技法は、例えば、米国特許第
5,051,736号、米国特許第5,442,147号、米国特許第5,85
2,434号、米国特許第5,652,412号、EP−B−0 615 20
9に従った、ベース上の位置符号化パターンの光検出を含む。位置情報はまた、
EP−B−0 615 209に記述される通り、加速度センサーを用いて、あ
るいは、誘導形/容量形/磁気センサーを用いて得られる。他の別法は、米国特
許第5,790,105号に記述される通りのベース組込み圧力センサー、米国
特許第5,012,049号に記述される通りの、複数の送信機/受信機を用い
ての信号(光、音、赤外放射など)の三角測量、あるいは、米国特許第4,49
5,646号に記述される通りの、表面に関する移動の機械的検出である。位置
情報は、いくつかの技法を組み合わせて得ることもできる。例えば、低分解能で
の絶対位置情報の決定では、複合光検出、また高分解能での相対位置情報の決定
では、加速度センサーを用いるシステムが、WO00/31682に記述されて
いる。
情報を記録するには、いくつかの異なる技法があるが、ユーザが、このような情
報を、簡単で、柔軟で、かつ、構造化したやり方で取り扱えるようにするシステ
ムはない。
ステムのような情報を取り扱うための知られているシステムは、通常、中央サー
バー及びパーソナル・コンピュータやターミナルで構成され、サーバー・ユニッ
トと交信するユーザ・ユニットを備えている。サーバー・ユニットは、データ・
レコード内に記憶された情報を備えるデータベースを含んでいる。これらのデー
タ・レコードを検索し、新しい情報で更新する作業には、これができるだけ効率
的に行われるべきものであるにも拘わらず、時間が掛かる。この理由から、デー
タベースはしばしば、階層構造に編成され、データ・レコードやそれらのデータ
・フィールドにおいて、インデックスやキー値を検索することが行われる。しか
しながら、どのようにしてこのタイプのデータベースが、前述したメッセージ及
び/又は文字の情報を記録する技術と成功裡に組み合わされるのかは明らかでは
ない。
インタフェースを改善する技術について記述している。紙製品が、機械読み取り
可能なシンボルを備えており、これにはコンピュータ内の所定のプログラム・コ
マンドが割り当てられている。ユーザがハンドヘルド・スキャナーを用いてこの
シンボルを入力すると、これはコンピュータに転送され、ここで、このプログラ
ム・コマンドが実行、例えば、コンピュータに中央データ倉庫からインタラクテ
ィブ・ソフトウェアを取り出させ、これをこのコンピュータ内で実行する。また
、この例においても、どのようにして、このタイプのユーザ・インタフェースが
、前述のメッセージ及び/又は文字の情報を記録する技術と成功裡に組み合わさ
れるのかは明らかではない。
いを改善することに関している。更に詳細には、本発明の目的は、ディジタル記
録された情報の可能性を増大させることにある。
の技術を提供することが望まれている。
する技術を提供することにある。
容できる技術を提供することを目的としている。
求項1及び17に従う情報を取り扱うためのシステム、請求項18に従う中央ユ
ニット、請求項26に従う方法、請求項42に従う記憶媒体、及び請求項43に
従うユーザ・ユニットによって完全に又は部分的に達成される。好適な実施形態
は、従属項において規定されている。
取り扱うために提供され、中央ユニット、及び情報を記録し前記中央ユニットへ
これを送信するよう構成された複数のユーザ・ユニットを備える。複数の領域に
ついて科目又はデータが中央ユニットに記憶され、この各領域は、少なくとも1
つの仮想表面上のエリアを表している。ユーザ・ユニットのそれぞれは、前記仮
想表面上の少なくとも1つの位置を含む情報を記録し、この情報を中央ユニット
へ送信するよう構成されている。中央ユニットは、前記ユーザ・ユニットからの
情報の受信に応じて、該1つの又は複数の位置が属する領域を識別し、前記領域
の属性に基づいて前記情報の取り扱い方を決定するよう構成されている。
の取り扱いを制御するために異なる複数の領域に分割され、使用されている。シ
ステム内の情報は、中央ユニットを介してチャネリングされ、ここで、その情報
がどこに属し、従ってどのように取り扱われるかが識別される。異なる要求の異
なる関係者は、本システム内の異なる領域にアクセスでき、それらの領域に関連
付けられた規則を定義することによって、彼ら独自の情報を取り扱う方法を制御
できる。本システムは、従って、汎用的であるが、異なる関係者の情報の個別の
取り扱いを許容する。
、透明性があり、かつシンプルである。なぜなら、情報は、1つの同じ場所(す
なわち、中央ユニット)に送られ、ユーザ自身は、情報をどのように取り扱うか
を定義する必要はないからである。情報は、代わりに、ユーザがユーザ・ユニッ
トを使用して記録した座標によって制御される。
表面上の点、延いては領域属性を決定可能にする。この座標は、前記領域属性を
決定するための処理で必要とされる形式で、中央ユニットへ送信できる。中央ユ
ニットへ送信された情報は、2以上の位置の座標を含むことができる。これはま
た、位置を定義する3以上の座標を含むことができる。例えば、複数の仮想表面
がある場合、第3の座標を、対象の仮想表面を定義するために使用できる。
使用の組み合わせは、多くの人が、依然、短いメッセージのようなものを手書き
することを好み、また、位置は、手によって書かれ又は描かれた情報を定義し又
は記述するために使用できることから、特に有益である。
ニット、例えば、導入部分で説明した何れかの技術に係り、仮想表面(ベース又
は製品上にその全体が決して現れることのないほどの広大な仮想のもの)上の位
置を含む情報を記録可能、又はそのように修正可能なものにより記録し得る。し
かしながら、一般的にペンの形状をしたユーザ・ユニットを使用することが特に
好ましく、これは、表面上の位置符号化パターンを読むことにより、該表面上の
ユーザ・ユニットの位置の連続的な記録を可能にする。ユーザ・ユニットが例え
ば文字を書くときのこのようなユーザ・ユニットの位置の連続的な記録を用いて
、書かれた文字は、用紙上のペンの位置の座標の形式で、電子的に記録される。
このような技術は、例えば、前述の特許出願PCT/SE00/01895号及
び米国特許5,852,434号に記述されている。この例においては、位置符
号化パターンは、仮想表面を定義し、この仮想表面は、位置符号化パターンが符
号化できるだけの絶対座標を持った全位置からなる。
報を書くことに使用できるディジタル・ペンでよく、この場合、情報は、同時に
、ユーザ・ユニット内にディジタル形式で記録される。さらに、ユーザ・ユニッ
トは、情報を記録させる他のなんらかのハンドヘルド・電子デバイス(例えば、
感圧型画面を備えたPDA)であってもよい。この例では、情報は、ユーザが情
報を画面に書くことで、また、画面上のどこに圧力を加えるかに基づいて位置座
標を生成することで、記録することができる。ユーザ・ユニットの位置は、これ
に代えて、導入部分で説明した位置情報を記録する何らかの他の技術により記録
されるものであってもよい。
しての科目が、各領域毎に、前記中央ユニットに記憶される。従って、異なる関
係者は、仮想表面上の1つ又は複数の領域に対し、リース、ライセンス又は他の
方法により独占的な権利を得ることができ、このようにして、汎用システムのフ
レームワーク内でユーザに対する統一されたインタフェースを有する、彼ら独自
の情報の取り扱いをするためのシステムを構築することができる。
別された情報の取り扱い方についての規則を設けることができる。これらの規則
は、好ましくは、受信した情報の領域属性が決定されたときに、中央ユニットが
直接アクセスするように、該中央ユニット内に記憶される。この規則は、あらゆ
るタイプの、また、各種の複雑性を有するものであってよい。
から受信した情報を受取人へ送信するよう構成されている。受取人は、領域の所
有者又は、そのアドレスが前記領域に関連付けられている他の者でよい。この受
取人は、また、最終的な受取人、又は最終的な受取人に情報を転送する中間的な
受取人であってよい。
く、例えば、中央ユニットがそこから情報を受信するユーザ・ユニットであって
よい。ユーザが生成した情報は、ユーザ・ユニットから中央ユニットへ送られ、
領域情報により制御される何らかの要求に従って処理され、次いで、前記ユーザ
・ユニットへ返送される。これは、情報の処理がユーザ・ユニット自身で実行さ
れる場合よりも効率的にする。これはまた、中央ユニットが、受信した位置情報
に基づいてユーザ・ユニットへアップデート情報を返送するようにして、簡単な
方法で、ユーザ・ユニット内のソフトウェアや記憶された情報をアップデートで
きるようにする。
、また、ユーザ識別子に関連付けすることができる。好適な実施形態において、
受取人は、また、領域属性を用いて定義できる。1つの領域に対して1又は複数
の受取人が存在し得る。後者の例では、各受取人を、領域のサブセットに関連付
けすることができる。情報は、各種の形式、例えば、電子的又は物理的な形式、
及びコンピュータ・ネットワークや電話回線網などを介した異なる手段により転
送し得る。これはまた、前記領域属性により制御できる。
ータ・パケット、例えば、ドキュメントやプログラム・ファイルを添付すること
ができ、これは、領域属性によって定義される。これは、領域の所有者が、彼の
顧客に彼の製品についての情報を配布するための情報取り扱いシステムを使用す
る場合に好適である。所有者は、この場合、彼の製品をその領域に関連付けられ
た座標でマークする。ユーザは、ユーザ・ユニットでこの座標を記録し、ユーザ
・ユニットはこれを、1つ又は複数の位置の形式で中央ユニットへ送る。その領
域が識別されると、中央ユニットは、このユーザへこの製品についての情報を備
えたファイルを送信する。
ら受信した情報を、領域属性によって指定された場所へ記録するよう構成するこ
とができる。応用例としては、ユーザがメモを書くと、これは中央ユニット又は
中央ユニットを含むネットワーク内のある場所へ、第三者がアクセスできるよう
に記憶されるというものである。ユーザからの情報内の座標によって定義される
領域は、この場合、記憶場所についての科目に割り当てられる。
ば、受取人に送信する前に領域属性によって定義される方法で、処理するよう構
成することができる。この処理は、例えば、前記情報を改善し、及び/又は補完
し、及び/又は検査することからなってよい。補完は、例えば、前記ドキュメン
ト・ファイルの添付からなってよい。
方法を定義できる。この処理は、中央ユニットに実装され、関係者自身のシステ
ム内に実装する必要はない。複数の関係者が同種の機能を望む場合、相互利用を
実現し得る。
ザは、ユーザ・ユニットを用い、用紙上のユーザ・ユニットの位置の座標の形式
で記録された文字を書くことができる。この例では、中央ユニットに送信される
情報は、領域属性を決定するために必要とされる1つの位置以上の相当多くの位
置を含むであろう。中央ユニットは、情報が手書きの文字を含むものである場合
、受信した位置を、文字符号化形式で、少なくとも1つの文字に変換するよう構
成できる。
ニットではなく、中央ユニットにおいて実行される場合には、現在、各個人のユ
ーザ・ユニット内で使用するために経済的に存立できるものより強力な文字認識
(例えば、ICRソフトウェア)を使用することができる。加えて、中央ユニッ
ト内の文字認識をアップグレードすることは、各個人のユーザ・ユニット内のそ
れに比して容易である。
ることもできる。 各ユーザ・ユニットは、好適には、ペン先を有する。ユーザ
がユーザ・ユニットを用いて書いたとき、書かれたもののペーパー・コピーと電
子的線図の双方が得られる。ユーザ・ユニットは、しかしながら、位置の電子的
記録専用とすることもできる。
、中央ユニット内の適当なソフトウェアを用いて達成される。
、この場合、ユーザ・ユニットは、該ユーザ識別子を中央ユニットへの情報内へ
含ませるように構成される。固有の識別子は、例えば、特にこの目的のためにユ
ーザ・ユニット内に記憶されているシリアル番号や何らかのコードの形式であっ
てよい。ユーザ識別子は、中央ユニットや領域の所有者によって、情報の送り手
を識別するため、例えば、応答を送り手に返送する場合、に使用できる。
る複数の製品を備える。この製品は、ユーザ・ユニットによって記録することが
できる座標を備えることができるあらゆる製品であってよい。このような製品の
例は、書式、カタログ、新聞、紙やプラスチックの素材のもの、プラスチック材
料の書き込みボード、ディスプレイ画面である。座標を備えるために、特に好ま
しい製品は、書き込み面を持ったあらゆる形式の製品である。
化する位置符号化パターンのサブセットは、前記製品のそれぞれに再現され、前
記ユーザ・ユニットによって記録される座標は、前記仮想表面上の位置の座標で
あり、前記製品上の位置符号化パターンのサブセットを用いて記録される。前記
サブセットは、好ましくは、1つの領域内に位置する。比喩的に、それは、前記
位置符号化パターンのサブセット又は部分エリアを切り取って、前記製品上に置
いたものと見ることができる。この部分エリアは、前記仮想表面の少なくとも1
つの位置を符号化する。前記部分エリア内の位置符号化パターンを読むことによ
り、前記部分エリア内の1つ又は複数の位置に関する座標を決定でき、これらの
位置を用いることにより、領域属性、延いては、中央ユニットに送信された情報
の取り扱い方法が決定できる。前記部分エリアは、好ましくは、仮想表面上の複
数の位置を符号化しており、これによって、該部分エリア上に文字を書くことが
でき、また、これをディジタル的に記録できる。上記より、仮想表面は、位置符
号化パターンが符号化できるだけの座標を持った全位置からなることが考察でき
ることが分かる。
でき、前記仮想表面上の各位置は、所定数のシンボルによって符号化できる。各
ユーザ・ユニットが、これが情報を生成するために前記部分エリアを横切って動
かされたときに、座標形式でその動きの線図を得るために、該シンボルはその視
野内で局所的に連続記録される。
置において、点をその座標形式で識別するのに必要な数だけのシンボルを記録で
きなければならない。ユーザ・ユニットが表面を横切って動かされたとき、ユー
ザ・ユニットは、ユーザ・ユニットがどのように動かされたかを記述する座標対
の連続、すなわちそれが動かされたときにユーザ・ユニットにより生成された情
報を識別する。
ットに送信できる。この場合、位置情報は符号化された形で受信される。好適な
他の形態として、ユーザ・ユニットは、情報が中央ユニットへ送信される前に、
シンボルに対応する座標がどれであるかを決定できる。また、ユーザ・ユニット
は、好ましくは、ユーザ・ユニットの動きの線図を、例えば、中央ユニットへの
情報内にいくつかの位置だけを含ませることにより、また、例えば、座標対の連
続を多角形のつながりに変換することにより、圧縮する。
めのシステム内に組み込めるよう構成された中央ユニットに関するものである。
中央ユニットは、メモリを有し、ここに、それぞれが少なくとも1つの仮想表面
上の1つのエリアに対応する複数の領域についての科目が記憶される。中央ユニ
ットは、また、前記仮想表面上の少なくとも1つの位置を含む情報の受信に応じ
て、該1つ又は複数の位置が属する領域を決定し、その領域属性からその情報の
取り扱い方を決定するよう構成されている。
用いて記録される情報を取り扱う方法に関するものである。この方法において、
ユーザ・ユニットは、少なくとも1つの位置を含むように情報を記録し、該情報
を中央ユニットへ送信し、ここで、該中央ユニットが、それぞれが少なくとも1
つの仮想表面上の1つのエリアを表す複数の領域についての科目を含んでいる。
前記ユーザ・ユニットからの情報の受信に応じて、中央ユニットは、1つ又は複
数の位置が属する領域を識別し、その領域属性からその情報の取り扱い方を決定
する。
テムで読むことのできるディジタル情報の記憶媒体に関する。この記憶媒体は、
仮想表面上の少なくとも1つの位置を含む情報の受信に応じて、1つ又は複数の
前記位置が属する前記仮想表面上の領域を決定し、その領域属性に基づいて、前
記情報の取り扱い方を決定するよう、プロセッサを動作させる命令を備えるコン
ピュータ・プログラムを含んでいる。
前記システムによる説明から明らかであろう。システムに関して説明した特徴は
、もちろん、前記中央ユニット、前記方法及び前記記憶媒体に適用可能である。
のユーザ・ユニットに関するものであり、このユーザ・ユニットは、これらで位
置を定義する少なくとも2つの座標を記録し、前記座標が仮想表面上の第1又は
第2のエリアの何れにおける位置を表しているかを決定し、該位置が前記第1の
エリアに属している場合に、前記少なくとも2つの座標を含むメッセージを所定
の外部ユニットへ送信するよう構成されている。
情報の取り扱いを仮想表面上の異なる部分エリアを用いて制御することを用いて
いる。ユーザ・ユニットにおいて、これは、例えば、ユーザ・ユニット内で他の
情報が処理されている間に、特定の情報が自動的に中央ユニットに転送されるこ
とを確実にするために、用いることができる。
参照して、以下に、より詳細に説明されるが、ここでは、単に例示の目的で、現
在最も好ましい実施形態が示されている。
、一般的用語で図1を参照して説明する。その後で、このシステムの部分を、図
1〜図3を参照してより詳細に説明する。
ている。このシステムは、主として、複数の製品、複数のユーザユニット、複数
のネットワーク接続ユニット、及び少なくとも1つの中央ユニットから成る。し
かしながら、わかりやすくするために、ただ1つの製品1、1つのユーザ・ユニ
ット2、1つのネットワーク接続ユニット3、及び1つの中央ユニット4が、図
1には示されている。
品1上に記録する情報の構造化された取り扱いが可能となる。製品1は、ユーザ
・ユニット2により製品1の表面上の絶対座標と解される符号化パターンを備え
ている。この位置符号化パターンは、製品1の表面よりもさらに広い全表面5上
の位置を符号化するようなものである。ユーザが製品1の表面に沿ってユーザ・
ユニット2を動かすと、情報が、絶対座標の1つ又は複数の対を含んで記録され
る。この記録した情報は、自動的に又はコマンドにより、ネットワーク接続ユニ
ット3を介して、中央ユニット4に伝送される。そのメモリ4’が全表面5及び
その分割部分についての科目を記憶する中央ユニット4は、受信した情報を、そ
の情報が記録された全表面5上の場所、すなわち、受信した情報の座標内容に基
づいて処理するようプロセッサ4”を動作させるソフトウェアを備えている。中
央ユニット4は、また、前記情報をその処理の一部として、受取人6に転送する
よう設計することもできる。
異なる要求のある異なる関係者は、全表面5上の異なる部分にアクセスし、彼ら
自身の情報を取り扱う方法を制御することができる。このシステムは、汎用的で
あるが、一方で、異なる関係者の情報の個々の取り扱いを可能とする。
、透明性があり、かつシンプルである。なぜなら、情報は、1つの同じ場所(す
なわち、中央ユニット4)に送られ、ユーザ自身は、情報をどのように取り扱う
かを定義する必要はないからである。情報は、代わりに、ユーザがユーザ・ユニ
ット2を使用して記録した座標によって制御される。
任意の製品であってよい。これらの座標は、明示的な形式で、又はコードされた
形式で与えることができる。これらの座標は、好ましくは、製品1(紙、プラス
チックなどの任意の材料でできていることもある)上の書込み面上に配列される
。これらの座標は、コンピュータ画面に組み入れたり、又はコンピュータ画面の
上に配置されることもある。このようなやり方で、タッチスクリーンと同じ機能
を持つが、環境からの影響を受けず、また画面が曲げられるという利点を持つ画
面が得られる。これらの座標は、これに代えて、コンピュータ画面又は他のなん
らかの表示画面上に電子的に表示できる。
かのドットとして非常に簡略化され、かつ拡大された位置符号化パターン10を
、表面全体にわたって備えている用紙から成っている。製品1上の位置符号化パ
ターン10は、さらに広い位置符号化パターンのサブセットを構成している。
ターンのサブセットが記録されれば、その位置符号化パターン内のその位置、し
たがって、この用紙上の位置を、明瞭に決定できるという一般的な特徴を持って
いる。
34号に示されるタイプのものであってよく、ここでは、各位置が特定のシンボ
ルで符号化される。
記録するのに使用され、さらに、この情報の種々の処理を可能にするシステムに
も使用されることが望ましい。それゆえ、位置符号化パターンは、高分解能で、
非常に多数の位置(絶対座標で与えられる)を符号化できるようなやり方で設計
されるべきである。さらに、位置符号化パターンは、製品の表面の視覚的な印象
に著しく影響したり、また、そのような視覚的印象を妨げることのないようなや
り方でグラフィカルに符号化されるべきである。これはまた、位置符号化パター
ンを高信頼度で検出できるものでなければならない。
月26日に出願された国際特許公開WO00/73983、又は2000年10
月2日に出願された国際特許出願PCT/SE00/01895(それらの出願
は両方とも本出願人に譲渡されている)に示されたタイプのものである。これら
のパターンでは、各位置が、複数のマークあるいはシンボルで符号化され、また
各シンボルが、いくつかの位置の符号化に役立つ。位置符号化パターンは、少数
のシンボル型で構成されている。
「0」を表わす一例が、WO00/73983に示されている。
95に示されており、ここでは、ラスタ・ポイントに対するドット又はマークの
4つの異なるずれが、4つの異なる値を符号化する。このパターンは、約0.3
mmの公称間隔を置くきわめて小さいドットで構成されている。このパターンの
うち、このような6×6ドットを含む任意の部分は、一対の絶対座標を規定する
。したがって、各一対の絶対座標は、位置符号化パターンの1.8mm×1.8
mmのサブセットにより規定される。このパターンを読み取るのに用いられるユ
ーザ・ユニット内のセンサーでの6×6ドットの位置決定によって、仮想表面上
の絶対位置は、0.03mmの分解能で、補間により計算できる。PCT/SE
00/01895による位置符号化パターンのさらに完全な説明は、以下の付録
に与えられる。
各位置が6×6ドット(これらのドットはそれぞれ、4つの値の1つを持つこと
ができる)で符号化されるから、436の位置を符号化でき、これらの位置は、ド
ット間の上述の公称間隔では、460万km2の表面に相当する。
任意のベース上に印刷できる。このベースは、その計画された用途に応じて、ど
んなサイズや形状でも取りうる。このパターンは、標準オフセット印刷技術によ
り印刷できる。赤外線光を吸収する通常のブラック・カーボンをベースとする印
刷用インキ、又は他の何らかの印刷用インキが、好ましくは使用できる。このこ
とは、カーボンをベースとせず、また赤外線光を吸収しないブラックインキを含
め、他のインキを使用すれば、位置符号化パターンの読取りを妨げることなく、
この位置符号化パターン上に他の印刷を重ねられることを意味する。
れた上述のパターンを備えている表面は、目には、その表面の淡い灰色の濃淡(
1〜3%の濃度)のみとして感知され、これはユーザフレンドリであって、しか
も美学的にも好ましい。
、又は多いシンボルを使用でき、またシンボル間のさらに長い、又は短い間隔を
、このパターンに利用できる。これらの例は、そのパターンの現在好ましい実施
を示すためにのみ与えられる。
ンと同じ形状のケーシング11を備えている。このケーシングの短い側は、開口
12を持ち、また位置符号化パターンを備えたベースに接触させておくか、ある
いは、そのベースからわずかな距離だけ離しておくようになっている。
、光学素子部分、電子回路部分、及び電源が入っている。 光学素子部分は、ディジタルカメラを形成し、映される表面を照らす少なくと
も1つの赤外線発光ダイオード13と、二次元画像を記録する光感応エリアセン
サー14(例えば、CCD又はCMOSセンサー)を備えている。ユーザ・ユニ
ットは、レンズ系統(図には示されてない)も含む場合がある。赤外線光は、位
置符号化パターン内のシンボルにより吸収され、また、このようなやり方で、こ
れらのシンボルを、センサー14に認められるようにする。このセンサーは、好
ましくは、1秒当たり少なくとも100の画像を記録する。
別の区画に搭載されたバッテリ15から得られる。しかしながら、これに代えて
、ペンを、外部電源に接続することができる。
置を決定する信号処理装置16、さらに具体的に言えば、センサー14から画像
を記録し、画像内のシンボルを識別し、更に位置符号化パターンの映されたサブ
セットに基づいて、仮想表面上の位置用の絶対座標をリアルタイムで決定するよ
うにプログラムされたマイクロプロセッサを有するプロセッサ・ユニットから成
っている。代替実施形態では、信号処理装置16は、ASIC(特定用途向け集
積回路)又はFPGA(フィールドプログラマブル・ゲートアレイ)として実施
される。
、したがって、信号処理装置16は、画像内で、これらのシンボルを突き止めて
、デコードできるようにし、またこのようにして得られたコードから位置を決定
できるようにするソフトウェアを持たなければならない。当業者であれば、上述
の特許出願PCT/SE00/01895の説明から、前述のソフトウェアを設
計できるはずである。
、ユーザ・ユニット2が位置符号化パターンを備えた表面を横切って動かされた
線図を構成する多角形のつながりに変換するようプログラムされている。更には
、信号処理装置16は、自動的に又はコマンドによって、この多角形のつながり
とユーザ・ユニット内に記憶された固有のユーザ識別子とを含むメッセージを生
成し、この情報を中央ユニット4へ送信するようプログラムされている。信号処
理装置16は、中央ユニット4に全ての情報を転送する必要はない。信号処理装
置16は、記録した座標を解析し、特定の座標エリア内の座標によって表される
情報のみを転送するようプログラムできる。信号処理装置16は、また、中央ユ
ニット4に送信された情報を解読するためのソフトウェアを備えることができる
。
え、また、ペン先17を用いて、ユーザは、位置符号化パターンを備えた表面に
、通常の顔料ベースの書込みを行うことができる。ペン先17は、ペン先17の
使用の有無にかかわらずユーザが制御できるように、出し入れ可能である。通常
のボールペンの場合と同じやり方で、ペン先17を出したり入れたりするボタン
(図には示されてない)は、ペン先を出すとペンが起動するように、ペン用のオ
ン/オフボタンとしても機能できる。
へ伝送するよう構成される。図1の例では、情報は、ネットワーク接続ユニット
3へ無線伝送され、ここで更に、情報は中央ユニット4へ伝送される。この実施
形態においては、ネットワーク接続ユニットは、携帯電話3である。これはまた
、コンピュータや、ネットワーク(例えば、インターネット、社内ネットワーク
、電話回線網)へのインタフェースを有する他の適当なユニットであってよい。
ネットワーク接続ユニット3は、また、ペン2への組み込み部品で構成されても
よい。
めに、バッファ・メモリ20内に記憶できる。その結果として、ペン2は、スタ
ンドアロン・モードで機能でき、それによって、それがネットワーク接続ユニッ
ト3にペン2に接続できるときなどのタイミングに、バッファ・メモリ20から
記録した情報を取り出して、送信するということができる。
ョン(通常これらは互いに相当近い位置にある)は、赤外線放射や電波、例えば
、BlueTooth(R)技術や、短距離間で情報を転送するための他の技術を用いて
実現できる。この目的のため、ペン2は、外部ユニットと無線通信するためのト
ランシーバ19、好ましくはBluetooth(R)トランシーバを備えている。
ある。例えば、ユーザ・ユニット2は、ケーブルを通じて、ネットワーク接続ユ
ニット3に接続できる。これに代えて、ネットワーク接続ユニット3は、電話回
線網又はコンピュータネットワークなどの通信ネットワークに、ケーブルを介し
て接続できるドッキング・ユニット(図には示されていない)として設計するこ
とができる。このようなドッキング・ユニットは、好ましくは、ペンスタンドと
して設計できる。ユーザ・ユニット2を、ドッキング・ユニットに置くと、自動
的に又はコマンドに応じて、ユーザ・ユニット2に、中央ユニット4とやり取り
させる。ドッキング・ユニットは、ユーザ・ユニット2内のバッテリ15(図2
)に充電するように設計することもできる。他の代替実施形態により、ドッキン
グ・ユニットは、外界との無線接続を確立するように設計されている。
にのみ与えられる。代替実施形態では、ユーザ・ユニットは、画像生成装置とし
てのみ働き、すなわち、センサー14で記録される画像は、コンピュータ(図示
されていない)に送られ、その外部ユニットは、上述のように、それらの画像を
処理して座標を決定し、そして、適当な組織化されたネットワーク接続を介して
中央ユニット4と通信する。
あり、したがって、センサー14は、光学式である。しかしながら、このパター
ンは、光パラメータ以外のパラメータに基づくこともある。このような場合、セ
ンサーは、もちろん、関係のあるパラメータを読み取れるタイプのものでなけれ
ばならない。このようなパラメータの例は、化学的、音響的、又は電磁的なマー
クである。容量形又は誘導形のマークも使用できる。しかしながら、このパター
ンが光学的に読取り可能であることが好ましい。すなわち、この場合、そのパタ
ーンを、異なる製品上に、特に紙上に付けることが比較的に簡単であるからであ
る。
タである。中央ユニット4は、1つ又は複数のプロセッサ、様々な種類のメモリ
、周辺装置、及びネットワーク上の他のコンピュータとの接続部分を有する従来
のサーバー・ユニットとして構成することができるが、ここに記述される機能を
実行するための新たなソフトウェアを備えている。中央ユニット4はまた、これ
らの機能を取り扱えるようにするために、そのメモリ4’内に情報を備えている
。中央ユニット4は、これに代えて、ユーザ・ユニット2が無線又はケーブルに
より通信するネットワーク接続型コンピュータやローカル・コンピュータなどの
他のタイプのものであってよい。
を中央ユニット4、すなわちこのシステム内の中心構成要素に送信することがで
きるように構成できる。しかしながら、このようなシステムはいくつかいっしょ
になって、さらに大きいシステムを形成できる。
ワークに取り入れられる必要はなく、ローカルネットワークに取り入れてもよく
、例えば社内で情報を取り扱うのに使用できる。
きる位置の全表面5に関する情報を有するデータベースを備えている。全表面5
は、座標系における表面と言うことができる仮想表面を形成し、この表面は、き
わめて細かい解像度で二次元に整列されている多数の位置を含んでいる。これは
また、全表面が、位置符号化パターンが符号化できるだけの全ての点又は位置か
らなっているということができる。各位置は、座標対を形成する2つの関連する
座標により定義できる。2以上の仮想表面がある場合には、3以上の座標が位置
を定義するために必要となる。
仮想表面5上に定義されている。主領域101〜105は異なるサイズ及び異な
る形状を持っている。これらは、互いに異なる距離のところにあり、重なり合わ
ない。
関係は、示したものと完全に違うものとすることができる。可能な最小の領域は
、仮想表面5上の単一の位置からなる。全表面5は、複数の領域に分割される必
要はない。これらの領域は、示されたような長方形状以外の他の形状にできる。
各領域は互いに離れている必要はなく、互いに重なり合うことも、また、数学的
関係又は関連によって定義されることもできる。
いに専用のものである。図1において、第1の主領域101は、運送会社のため
の電子的な情報収集に専用とすることができ、第2の主領域102は、流通会社
のための電子絵はがきの取り扱い専用とすることができ、第3の主領域103は
、特定の製品を販売するために製品情報を配布することの専用にすることができ
、第4の主領域104は、インターネット上の所定のサーバー・ユニットへ常時
転送される手書きの情報の記録専用とすることができ、第5の主領域105は、
グラフィカルな電子メール、SMS、ファックスなどを送信することの専用にす
ることができる。これらの領域の利用は、いくつかの応用例に関連して、後によ
り詳細に述べる。
の取り扱いに専用とされている主領域101〜105の位置及び範囲について、
科目が中央ユニット4のメモリ4’に記憶される。長方形状の領域は、例えば、
この領域のコーナーを表す2つの座標対を用いて定義できる。
メモリ4’内のデータ構造内に見つけられるものであり、その情報や規則は、そ
の主領域に割り当てられた情報を処理する方法を定義する。
、そのデータ構造はテーブルである。このテーブル内の第1カラム30では、仮
想表面上の領域は、この領域のコーナ用の座標(x1,y1; x2,y2; x
3,y3; x4,y4)を用いて定義されている。第2カラム31では、この
領域の所有者が定義され、ここではこれは会社Aである。第3カラム32では、
この領域に関連付けられているとして決定される、情報の受取人が定義されてい
る。この受取人は、ここでは、所有者と同じであり、情報が送られるべき電子メ
ール・アドレスが書かれている。第4カラム33は、情報を解釈すべきであるか
否かを示している。この例では、「1」がこのカラムに記されているので、解釈
が実行される。第5の最終カラムでは、情報を暗号化して送るか否かが定義され
ている。この例の場合、この行の0が、これを実行しないことを示している。
て単純な構造である。情報の取り扱いのために、より複雑な構造や規則をもちろ
ん使用することができる。
ザ・ユニット2を用いて用紙1上に情報を書く。この情報は、ユーザ・ユニット
2がこの書き込みの間にエリア・センサー14の視野内にある位置符号化パター
ンの部分を連続的に記録することにより、それが書かれた通りに、これと同時に
電子的に記録される。信号処理装置16は、この位置符号化パターンを絶対座標
に変換する。信号処理装置16は、すなわち、ユーザがこの書き込みの間に用紙
1を横切ってユーザ・ユニット2をどのように動かしたかを記述する座標対の並
びを生成する。信号処理装置16は、この情報を、多角形のつながりに変換する
ことにより圧縮する。その後、信号処理装置16は、この多角形のつながりを含
むメッセージを生成する。このメッセージは、トランシーバ19を介してネット
ワーク接続ユニット3へ伝送され、これは更にこのメッセージを中央ユニット4
へ伝送する。
多角形のつながり内の1つ又は複数の座標対が属する主領域101〜105を決
定する。そして、このメッセージの取り扱い方を決定するために、この主領域に
関連付けられた規則を使用する。
れぞれが仮想表面5の少なくとも一部についての科目を含んでいる複数の中央ユ
ニット4を備えることができる。この場合、しかしながら、各ユーザ・ユニット
2は、記憶した情報を送るべき中央ユニットを知っているか、又はそれについて
の情報を得られるようにしなければならない。この目的のために、ユーザ・ユニ
ット2のメモリは、中央ユニットと仮想表面5上の領域との関係についての科目
を含むことができる。ユーザ・ユニット2は、すなわち、情報を記録した後に、
記録した情報の少なくとも1つの位置(これは座標対によって定義される。)に
関する領域属性を決定し、この領域属性に基づいて、前記情報を所定の中央ユニ
ットへ送信するように構成される。ユーザ・ユニット2のメモリは、好ましくは
、例えば、仮想表面上の特定の位置や座標エリアが、記録され又は記録すべき情
報に関して起動及び/又は実行される特定の動作やコマンドを表すことを、ユー
ザ・ユニットが理解できるようにする科目を含む。ユーザ・ユニット2内で理解
し得る好適なコマンドは、「送信」、「アドレス」及び他の同種の基本コマンド
である。
リケーション及び通信アプリケーションの例を用いて説明する。
の所定のサーバー4を介して制御されるアプリケーションである。前述したよう
に、仮想表面5は、特定の情報の取り扱い専用にすることができる主領域101
〜105に分けられる。そして、これらの主領域101〜105は、様々な関係
者が独占的な権利を持つことができる副領域(図示しない)に分けることができ
る。主領域101〜105を管理する中央ユニット4において、異なる副領域に
対する権利をどの関係者が有しているかが、記録される。このようにして、位置
符号化パターンのサブセットがまた、そのパターンが位置を符号化する副領域の
所有者を識別できるようにする。これに代えて、特定の関係者は、主領域101
〜105に対する権利を持つことができ、彼ら自身でこの主領域の副領域内にお
ける情報の取り扱いを定義できる。 以下に、図1に示したシステムを参照して、いくつかの実施例を示す。
この運送会社は、従って、仮想表面5上の主領域101を所有している。中央ユ
ニット4のメモリ4’内に、運送会社は、主領域101の所有者として記憶され
る。運送会社は、更に、主領域101に属するものとして識別された情報の取り
扱い方に関する規則を定義する。
文字符号形式で運送会社のサーバー・ユニット6へ、ユーザ・ユニットのユーザ
識別子と共に転送される情報を、解釈することを望む。運送会社は、ユーザ・ユ
ニット2と位置符号化パターンを備えた書式1を持ったドライバーを準備する。
ドライバーが荷物を配達したときに、ユーザ・ユニット2のペン先を用いて、書
式1に書き込むと、ユーザが書式上に文字を書き、ボックスにチェックする間に
、書式1上の位置符号化パターンが連続的に記録される。ユーザ・ユニット2は
、この位置符号化パターンをデコードし、書式を横切るユーザ・ユニット2の動
きを記述する座標対の並びを生成し、そして、この座標対の並びをユーザ・ユニ
ット2の識別子と共にメッセージの形で、このメッセージをシステム内の中央ユ
ニット4へ転送するドライバーの携帯電話3へ転送する。中央ユニット4は、メ
ッセージ内の1つ又は複数の座標対を、このメッセージが属する領域を決定する
ために使用する。この領域属性は、メッセージ内の座標対の並びが、文字認識す
べきものであるか、及び運送会社のサーバ・ユニット6へ文字符号化形式で転送
すべきものであるかを決定し、これは実行される。運送会社は、従って、書式1
の内容を反映したメッセージを、そのサーバー・ユニット6で自動的に受信する
。
。この会社は、表に絵があり、裏にアドレス・エリア及び書き込みエリアがある
通常の絵はがきのような絵はがきを販売している。絵はがき1は、通常の絵はが
きと同じように使用されるが、これには、その裏面全域に渡って位置符号化パタ
ーンが備えられている。そして、ユーザは、ユーザ・ユニット2を用いて、この
絵はがきの裏面の書き込みエリアにメッセージを、また、アドレス・エリアに電
子メール・アドレスなどを書くことができる。ユーザ・ユニット2は、それが絵
はがき1の裏面を横切って動くとき、その位置符号化パターンを記録し、書かれ
た文字を表す座標対の並びを生成する。この座標対の並びは、中央ユニット4へ
送信され、その領域属性が決定される。この例において、主領域102に関する
規則は、情報を文字符号化し、これを、この情報が書かれた主領域102の部分
エリアについての科目と共に、はがき会社6へ送信することを指示している。は
がき会社は、この情報とこの部分エリアに属する絵を合わせ、その全てをメッセ
ージ内で示された受取人へ、電子メール・メッセージとして送信することができ
る。もっとも、この処理を情報取り扱いシステム内の中央ユニット4により直接
実行することもできる。
本情報システムを使用する。この会社は、極めて小さい、極端な例として、仮想
表面5のただ1つの位置に対応する主領域103に対する独占権を有している。
この会社は、自社製品に、主領域103を符号化した位置符号化パターンを付け
ている。この製品について詳しい情報を得ることに関心のあるユーザは、ユーザ
・ユニット2を用いて、位置符号化パターン(この例では、複数の位置が表され
ている。)の全部又は一部を記録すると、ユーザ・ユニット2は、この対応する
1つ又は複数の位置を、ユーザ・ユニット2のユーザ識別子と共に、中央ユニッ
ト4へ送信する。この例においては、規則は、主領域内で記録された情報をこの
領域103の所有者に属するコンピュータ6へ単に転送することを示すものとし
て、この主領域103に関連付けすることができる。この情報の受信に応じて、
所有者のコンピュータ6は、このユーザに製品情報を送信する。情報は、インタ
ーネット上の所有者のホームページを、ユーザの携帯電話やコンピュータで開く
ファイルの形式や、電子メール・メッセージとして送信することができる。これ
ら双方の場合において、情報を受信するためのユーザのアドレスは、ユーザから
の情報の中から見つけ出せるものか、又はユーザ識別子を用いて取得することが
できる場所に記録されているものでなければならない。
おり、このサブセットは、所定の中央ユニット4へ送信される情報に専用とされ
た、仮想表面5上の主領域104内の位置を符号化している。この特定のサブセ
ットは、主領域104の特別な副領域104’内の位置を符号化しており、この
副領域104’に対して、広告主は独占的な権利を得ている。
含んでいる。ユーザ・ユニット2のメモリ20は、この例では、記録した情報を
送信すべき中央ユニットを、ユーザ・ユニットが識別できるようにするために、
仮想表面についての十分な科目を含んでいる。
いて、広告1に受取人のアドレスを記入し、「送信」ボックスへチェックするこ
とにより、オーダーを出すことができる。オーダーに支払いが必要とされる場合
、クレジット・カード番号を記述することができる。このオーダーが他の受取人
への贈り物に関するものである場合は、受取人に対する手書きの挨拶を、広告内
の書き込みエリアに自由な形式のグラフィカル情報として追加することができる
。一方で、オーダーが、ユーザのためのものである場合は、中央ユニット4に既
に記憶されているユーザ・ユニット2のアドレスを使用できるので、受取人のア
ドレスを記述する必要はない。
ット2は、情報が主領域104内に記録されたことを識別し、従って、この記録
した情報を、インターネット上の関係する中央ユニット4へ送信する。中央ユニ
ット4において、前記記録した情報は、副領域104’内にあると判断され、そ
の上で、この副領域104’の所有者が識別される。その後、デコードされた情
報は、必要に応じて挨拶の言葉と共に、オーダーされた物やサービスの配送を取
り扱う所有者6へ送信される。
される。ルーズリーフ、カレンダーのページ、ノートブックなどは、電子メール
、SMS、ファックスなどの転送のための書式に設計することができる。
意されたフィールドが含まれている。アドレス及び題目は、ブロック体で記入す
ることが意図されており、そうすれば、これらは文字符号化形式に変換でき、文
字符号化形式の情報を取り扱うよう設計された他のディジタル・ユニットで理解
できる。メッセージ・フィールド内の情報は、グラフィカルな情報からなってよ
い。用紙は、また、チェック・ボックスを備え、それがチェックされると、ユー
ザ・ユニット2が、関連する携帯電話3を介して情報を、情報取り扱いシステム
内の特定の中央ユニット4へ送信するように動作する。この情報はまた、使用さ
れているユーザ・ユニット2を識別するユーザ識別子を含んでいる。
ながり内の1つ又は複数の座標対が属する領域を決定する。その後、その領域に
関連付けられた規則を使用して、この情報の取り扱い方を決定する。更に詳細に
は、前記アドレス及び題目フィールド内に記述された情報は、文字符号化形式に
変換される。メッセージ・フィールド内の情報は、その後、インターネットを介
して、電子メッセージとして受取人6へ送信される。受取人への配信の確認は、
携帯電話3へ送信され、そのディスプレイ画面上に表示される。
号化パターンのサブセットを備えることができ、この領域は、電子メッセージの
伝送専用のものである。そして、領域105の異なる部分は、異なるフィールド
やチェック・ボックスを表すことができる。
アドレス情報、題目指標、「送信」ボックスなどに専用とされた領域内の位置を
符号化した位置符号化パターンの異なるサブセットを備えることもできる。「送
信」ボックスのための位置符号化パターンの特別なサブセットを使用する利点は
、この汎用「送信」ボックスが、それがどこに、例えば、メモ用紙上、電子メー
ル書式上にあっても、それが使用される度ごとに同じサブセットにより表すこと
ができる点にある。他の利点は、ユーザ・ユニット2はそれがチェックされてい
る「送信」ボックスであることのみを認識できればよいので、ペン2によるデコ
ードが容易であるという点にあり、この上で、ユーザ・ユニット2は、記録した
情報を中央ユニット4へ送信する。
る。特許請求の範囲に規定するように、各種の変形、改変が本発明の範囲内にお
いて可能である。
パターンを再掲する。 図4は紙のシートA1の形をした製品の一部を示しており、その表面A2の少
なくとも一部上には、位置決定を可能にする光学的に読取り可能な位置符号化パ
ターンA3が設けられている。
パターン」としての外観を備えるよう、表面A2に整然と配列されている。紙の
シートは、X座標軸とY座標軸を有する。位置の決定は、本製品の表面全域で実
行することができる。他の例においては、位置決定を可能とする表面が、製品の
一部分を構成するようにできる。
報の電子的象徴を提供するために用いることができる。電子的象徴は、ペンで表
面に書き込みを行っている間に提供することができ、これは、位置符号化パター
ンの読み取りにより、紙のシート上のペンの位置を連続的に決定することによっ
て可能となる。
備え、仮想ラスターは、目にも見えず、また表面上の位置を決定するための装置
によって直接検出することもできないものであり、また、複数のマークのそれぞ
れは、その配置に依存して、以下に説明する1から4の4つの値のうちの1つを
表している。ここで、明確にする目的から、図4の位置符号化パターンは、拡大
して示されていることが指摘されなければならない。更に、図4は、紙のシート
の一部のみを示している。
所定サイズの如何なる部分表面に関しても、この部分表面上のマークによって一
意に決定されるよう配列されている。第1及び第2の部分表面A5a,A5bは
、図4において破線で示されている。第2の部分表面は、部分的に第1の部分表
面と重なっている。第1の部分表面A5a上に配置された位置符号化パターンの
部分(ここでは、4×4のマーク)は、第1の位置を符号化し、第2の部分表面
5b上に見つけられる位置符号化パターンの部分は、第2の位置を符号化する。
位置符号化パターンは、従って、隣り合う第1及び第2の位置に関し部分的に同
じである。このような位置符号化パターンを、本明細書では、「フローティング
(浮動的)」と呼ぶ。各部分表面は、特定の位置を符号化する。
る配置方法を示している。基準位置A6(これは、また、ラスター点と呼ぶこと
ができる。)は、ラスター線A8の交点により表される。マークA7は、円形の
ドットの形をしている。マークA7及びラスター点A6は、これらで、シンボル
を構成する。
、ラスター線間の角度は90度である。他のラスター線間の間隔としては、例え
ば、100dpiの倍数の解像度を有しているプリンタやスキャナに合わせるた
めに、254μmが可能であるが、これは、25.4mm/100(すなわち、
254μm)の点の間の距離に対応している。
されているかに依存している。図11の例では、4つの位置が可能であり、それ
らは、基準位置から伸びている各ラスター線上にある。基準位置からのずれは、
全ての値に関し、同じ大きさである。
位置の上にはマークは無い。更に、各基準位置毎にただ1つのマークだけがあり
、このマークは、その基準位置に対してずらされている。これを、パターンを構
成するマークに適用する。表面上には、パターンの一部でなく、従って、符号化
に寄与しない他のマークがあってよい。このようなマークは、例えば、小さい塵
、表面上の絵や図形からの意図しない点やマーク、意図されたマークであってよ
い。表面上のパターン化されたマークの位置は、十分に定義されているので、パ
ターンは、このような干渉の影響を受けない。
ー線A8に沿って50μmだけずれた位置にある。このずれは、好ましくは、ラ
スター間隔の1/6であり、こうすれば、特定のマークが属する基準位置を決定
することが相対的に容易となる。このずれは、少なくともラスター間隔のおおよ
そ1/8とすべきであり、そうしなければ、ずれの決定が困難になり、解像度の
要求が高くなる。一方で、このずれは、マークが属する基準位置を決定できるよ
うにするためには、ラスター間隔のおおよそ1/4以下とすべきである。
れた四分区間内に配置することができる。しかしながら、マークがラスター線に
沿ってずらされている場合には、マーク間の距離が最小になり、以下に詳細に説
明するように、ラスター線を再現することに用いることができるという利点があ
る。
るおおむね円形ドットで構成されている。半径は、ずれ量の25%から120%
とできる。この半径が、ずれ量よりも大きい場合、ラスター線を決定することが
困難となる。この半径が極めて小さい場合、マークを記録するためにより高い解
像度が要求される。
な形状、すなわち、正方形や三角などを使用することができる。
るが、これらの画素の重心が記録又は計算され、続く処理で使用される。従って
、マークの正確な形状は、重要ではない。よって、相対的に簡単な印刷処理が使
用でき、これで、要求されるずれ量を、マークの重心が備えていることが保証さ
れる。
、図5cのマークは値3を、図5dのマークは値4を表している。
ている。これは、位置符号化パターンが、X座標用の第1の位置符号と、Y座標
用の第2の位置符号に分割できることを意味している。この分割は、以下のよう
になる。
合はビット)、及びYコード用の第2の値(この場合はビット)に変換される。
この方法で、2つの完全に独立したビットパターンがパターンを用いて得られる
。逆にいえば、2又はそれ以上のビットパターンは、図5に従う複数のマークに
よりグラフィカルに符号化される全体パターンに統合することができる。
次元、すなわち、X座標とY座標の位置を符号化するために、4×4のマークを
使用する。
列には、その数字列内で同じ4ビットの並びが1度しか現れないという特性があ
る。ビット列は循環的なものであり、数字列の終わりを数字列の先頭に結合した
場合にも、同様にその特性が適用される。従って、4ビットの並びは、常時、ビ
ット列内で一意に決まった位置を持っている。
場合、そのビット列は最大16ビット長にできる。しかし、この例では、以下の
ように7ビット長のビット列を使用する。 「0001010」
つの一意な4ビットの並びを含む。
列は縦列内に順に書き込まれ、左の縦列K0はX座標のゼロ(0)に対応する。
1つの縦列において、ビット列は、従って、連続して複数回繰り返される。
すなわち位置のずれに基づく。差の大きさは、開始する隣り合う縦列のビット列
内における位置番号(すなわち、ビットの並び)によって決まる。
され、従って値(位置)0〜6を持てる位置番号と、隣り合う縦列Kn+1内の対
応する「高さ」における隣り合う4ビットの並びにより符号化される位置符号と
の間の7を法とする差Δnを取る場合、その結果は、位置、すなわち、その差が
得られる2つの縦列に沿う「高さ」に拘わらず、同じになる。従って、2つの縦
列の2つのビットの並びについての位置番号間の差を使用して、Y座標の全てに
対して一定であるX座標を符号化できる。
により符号化されているので、4つの垂直のビットの並びがあり、従って、それ
ぞれが値0から6を持つ3つの差をX座標を符号化するために利用できる。
ィンドウは4×4のマークからなるという特性を有する。従って、4つの水平の
ビットの並び及び4つの垂直のビットの並びが利用でき、3つの差がX方向で生
成でき、4つの位置番号がY方向で得られる。これら3つの差及び4つの位置番
号は、X方向及びY方向における部分表面の位置を符号化する。X方向で隣り合
うウィンドウは、図4に示すように、共通の縦列を持つ。従って、第1のコード
・ウィンドウF0,0は、縦列K0,K1,K2,K3からのビットの並び、及び行R0 ,R1,R2,R3からのビットの並びを含んでいる。X方向では差が用いられる
ので、X方向及びY方向において対角に隣り合うウィンドウ、すなわちウィンド
ウF1,1は、縦列K3,K4,K5,K6からと、行R4,R5,R6,R7からのビッ
トの並びを含んでいる。X方向における符号化のみを考えるとき、コード・ウィ
ンドウは、Y方向に無制限に伸びるものとして考えることができる。同様に、Y
方向における符号化のみを考えるとき、コード・ウィンドウは、X方向に無制限
に伸びるものとして考えることができる。このようなX方向及びY方向に無制限
に伸びる第1及び第2のコード・ウィンドウは、それぞれ協同して図4に示した
タイプのコード・ウィンドウ、例えばF0,0を構成する。
ィンドウ座標Fxと、Y方向におけるウィンドウの位置を与えるウィンドウ座標
Fyとを有する。従って、ウィンドウと縦列との間の対応関係は、以下のように
なる。 Ki = 3 Fx Rj = 4 Fy
値1または2になり、これは、X方向におけるコード・ウィンドウの位置を表す
番号の最下位桁S0を指し、他の2つの差Δ1,Δ2が3〜6の範囲の値になり、
これらは、コード・ウィンドウの座標のための2つの上位桁S1,S2を指すよう
にして行われる。従って、Xコード内では差が0になるものは、コードパターン
が対称的になってしまうので、許容されない。言い換えると、縦列は、その差が
、以下のようになるように符号化される。 (3〜6); (3〜6); (1〜2); (3〜6); (3〜6); (1〜2); (3〜6); (3〜6); (1〜2);
…
続く1か2の1つの差Δ0によって符号化される。最小の差Δ0から1を差し引き
、他の差から3を差し引くと、3つの数字S2,S1,S0が得られるが、これは
、混合基数において、X方向におけるコード・ウィンドウの位置番号を直接与え
、ここから、X座標が、以下に示す例のように、直接決定できる。コード・ウィ
ンドウの位置番号は、以下になる。 S2 × (4×2) + S1 × 2 + S0 × 1
.31を、3個の差により表される3つの数字からなるコード・ウィンドウの位
置番号を用いて符号化できる。これらの差が、上記の数字列に基づいたビットパ
ターンを使用して符号化される。ビットパターンは最終的に、図5のマークを使
用してグラフィカルに符号化される。
き、多くの場合において、部分表面は1つのコード・ウィンドウに一致しないの
で、X座標を符号化する完全な位置番号を得ることができないが、X方向におけ
る隣接する2つのコード・ウィンドウをカバーするので、2つの位置番号の部分
を得ることができる。そして、これらの番号の最下位桁S0は、常に1か2であ
るので、どの数字が最下位のものであるか分かり、完全な位置番号を容易に再構
築することができる。
ほぼ同じ原理に従って符号化される。循環型の数字列(X符号化に使用したのと
同じ数字列)は、位置を符号化する表面に渡って水平行に繰り返して、書き込ま
れる。X座標の場合とちょうど同じ様に、この行は、数字列内の異なった位置か
ら始める、すなわち、異なるビットの並びを使用して始める。しかし、Y座標に
対しては差を使用せず、各行のその数字列の開始位置に基づいた値を使用して座
標を符号化する。4×4のマークのX座標が決定されると、4×4のマーク内の
Yコード内に含まれている行の数字列内の開始位置を実際に決定できる。
を持つただ1つの数にすることによって、判断される。この例では、4つの行の
内の1つの行を、その行がコード・ウィンドウ内の最下位桁S0に関係している
ことを示すために、数字列内の位置0〜1から始め、他の3つの行を、コード・
ウィンドウ内の他の桁S1,S2,S3を示すために、数字列内の位置2〜6の何
れかから始める。従って、Y方向に、以下のような値の並びが存在する。 (2〜6); (2〜6); (2〜6); (0〜1); (2〜6); (2〜6); (2〜6); (0〜1); (2〜6);
…
びにこれに続く0と1の間の値を使用して符号化される。
向に対応する方法で、混合基数におけるY方向の位置S3,S2,S1,S0が得ら
れ、この位置からコード・ウィンドウの位置番号を直接決定できる。すなわち、 S3 ×(5×5×2)+S2 ×(5×2)+S1 × 2 +S0 × 1
4×4×2=32個の位置番号を符号化できる。各コード・ウィンドウは、3つ
の縦列からのビット並びを備え、これは、3×32=96個の縦列、すなわちX
座標を与える。更に、コード・ウィンドウに関し、Y方向に5×5×5×2=2
50個の位置番号を符号化できる。このような位置番号のそれぞれは、4つの行
からの水平ビット並びを備え、これは、4×250=1000個の行、すなわち
Y座標を与える。このように、合計して96000個の座標位置を符号化できる
。
ウィンドウにおける1番目の数字列が始まる位置を選択できる。この1番目の数
字列が7個の異なった位置から始められることを考慮すると、7×96000=
672000個の位置を符号化できる。X及びY座標が決定された場合、第1の
縦列K0にある第1の数字列の開始位置が計算できる。第1の数字列の前述した
7個の異なる開始位置は、製品上の異なるページや書き込み面を符号化できるよ
うにする。
た部分表面は、44*4個の位置を符号化でき、これは、4,294,967,2
96の位置に相応する。部分表面の位置における浮動的な決定を可能とするため
に、6000(4294967296/672000)を超える冗長性がある。
り、また、部分的に位置コードに使用する16のうちの7ビットだけとしたこと
に含まれている。しかしながら、この後者のものは、部分表面の回転位置を決定
するのに用いることができる。前記ビット列内の次のビットが前記4ビットの並
びに追加された場合、5ビットの並びが得られる。5番目のビットは、使用され
る部分表面の直ぐ外の隣接ビットを読み取ることによって得られる。このような
追加ビットは、通常、容易に利用できる。
位置、すなわち、コード・ウィンドウに対し0、90、180又は270度回転
している可能性がある。部分表面が回転しているこれらのケースにおいて、コー
ドの読み取りは、しかしながら、読み取られたコードが、それが0度の回転角で
読み取られた場合と比較して、X方向又はY方向の何れか又は双方に反転及び逆
転させたものになる。ここでは、以下のテーブルに従うマークの値の僅かに異な
る復号化が使用されるものとする。
されていない形でのみ、前記7ビット列内に現れるという性質を持っている。こ
れは、ビット列(0001010)がただ2つの「1」を含んでいるという事実
から明らかである。従って、全ての5ビットの並びは、少なくとも3つの0を含
んでいなければならず、これは、逆転(更には反転)した時には、起こりえない
3つの1になる。よって、ビット列内の位置番号を持っていない5ビットの並び
が見つけられたときは、この部分表面は、おそらく回転されていると結論付ける
ことができ、新しい位置がチェックされる。
施形態における位置コードに基づく特別の例を示す。
ークを含む画像の一例を示している。 これらの4×4のマークは、次の値を持っている。 4 4 4 2 3 2 3 4 4 4 2 4 1 3 2 4
0 4 6を符号化している。縦列間の差は−2 4 2であり、7を法とす
る剰余は5 4 2になる。これは、混合基数で、(5−3)×8+(4−3)
×2+(2−1)=16+2+1=19のコード・ウィンドウの位置番号を符号
化する。最初に符号化されるコード・ウィンドウは位置0である。よって、1〜
2の範囲内にあり、部分表面の4×4のマーク内に見られるこの差は、20番目
の差になる。更に、このような差のそれぞれに対する全部で3つの縦列が存在し
、開始の縦列が存在するので、4×4のXコードの一番右の縦方向の並びがXコ
ードの61番目(縦列60)の縦列に属し(3×20+1=61)、一番左の縦
方向の並びが58番目(縦列57)に属する。
1 3を符号化する。これらの水平方向のビットの並びは、58番目の縦列から
始まるので、行の開始位置は、これらの数字から57を引いたものの7を法とす
る剰余であり、開始位置が6 3 0 2になる。混合基数の数に変換すると、こ
れは6−2、3−2、0−0、2−2=4 1 0 0になる。ここで、3番目の
桁が注目している数字内の最下位桁である。次に、4番目の桁が次の数字内の最
上位桁である。この場合、これは、注目している数字内のものと同じにならなけ
ればならない(注目している数字が位置の全てで取り得る最大の数から構成され
る場合に、例外が発生する。その場合、次の数字の始まりが、注目している数字
の始まりよりも1大きくなることが分かる)。
+1×2+0×1=42になる。 従って、Yコードの3番目の水平ビットの並びが、43番目のコード・ウィン
ドウに属し、これは0か1の開始位置を持ち、そして、このようなコード・ウィ
ンドウのそれぞれについて全部で4行あるので、3番目の行が43×4=172
番になる。 従って、この例で、4×4のマークを備える部分表面の一番左上の角の位置が
(58,170)になる。
70上で始まるので、全パターンのX縦列は、数字列の位置((2 0 4 6)
−169) mod 7=1 6 3 5から始まる。最後の開始位置(5)と最初
の開始位置の間で、数字0〜19が混合基数で符号化され、混合基数での数字0
〜19の表示を合計することによって、これらの縦列の間の合計差を得る。これ
を行なう簡単なアルゴリズムがこれら20個の数字を生成し、直接それらの数を
合計することになる。結果の総和はsと言われる。よって、紙や書き込み面は、
(5−s)mod 7によって得られる。
においてどのビットが最下位のものであるかを決定する他の方法を、以下に説明
する。最下位ビット(LSB)は、部分表面の差における最小の数、又は最小位
置番号として定義される。このようにして、座標の最大使用可能な数の減少(冗
長性)は、相対的に小さい。例えば、前述の例のX方向における第1のコード・
ウィンドウは、全て、LSB=1、及び2と6の間の他の数を持つことができ、
これは25個のコード・ウィンドウとなり、次のコード・ウィンドウは、LSB
=2、及び3と6の間の他の数を持つことができ、これは16個のコード・ウィ
ンドウとなり、次のコード・ウィンドウは、LSB=3、及び4と6の間の他の
数を持つことができ、これは9個のコード・ウィンドウとなり、次のコード・ウ
ィンドウは、LSB=4、及び5と6の間の他の数を持つことができ、これは4
個のコード・ウィンドウとなり、次のコード・ウィンドウは、LSB=5、及び
6である他の数を持つことができ、これは1個のコード・ウィンドウとなり、総
計で、前述の例の32個に対し、55個のコード・ウィンドウを持つ。
4のマークを使用して符号化され、7ビットの数字列が使用された。もちろん、
これは、ほんの一例にすぎない。位置は、より多くのまたはより少ない数のマー
クを使用して符号化できる。両方の方向で同じ数である必要がない。数字列を異
なった長さにし、2進数以外にしても良いし、他の基数、例えば16進コードに
基づくことも可能である。X方向の符号化とY方向の符号化に異なった数字列を
使用可能である。マークは、値の異なる数字を表すことができる。Y方向の符号
化を、差によって実行することもできる。
るものが使用され、この場合、ビット列は、最大26ビット、すなわち64ビッ
トとすることができる。しかしながら、部分表面の回転位置を決定する能力を持
たせるために、51ビットのビット列、すなわち51個の位置を使用する。この
ようなビット列の例は、以下のとおりである。 000001100011111010101101100110100010
100111011110010
置を符号化でき、前記0.3mmのラスター寸法では、巨大な表面となる。
ば、前記特性は、部分表面を、少なくともその中央において、部分表面の両側の
1ビットを含むように拡大して、6×6のシンボルの部分表面内の3番目及び4
番目の行において、8個のマーク(1個は部分表面の各側)が読み取られるよう
にし、これをY方向も同様とするという方法で利用できる。前述の51ビットを
含むビット列は、6ビットのビット並びが、ただ1度だけ出現し、6ビットの前
記ビット並びを含む8ビットの並びが、ただ1度だけ出現し、決して逆転した位
置又は反転及び逆転されたときには出現しないという特性を有している。このよ
うにして、部分表面の回転位置は、行3、行4、縦列3及び/又は縦列4におけ
る8ビットを読み取ることによって、決定できる。回転位置が分かれば、部分表
面は、処理を続ける前に、正しい位置に回転することができる。
れば、過度に対称的な領域は出現しない。6×6のマークを備える部分表面が、
図5a〜5dに従った異なる位置の全てを有するマークを含むパターンを得るこ
とが望ましい。更にばらつき度を増大し、繰り返しの特性を避けるために、「シ
ャッフル」と呼ばれる方法が使用できる。コード・ウィンドウ内の各ビット並び
は、所定の開始位置から始まる。しかしながら、ずれ量が分かっているのなら、
各行に関し、水平方向における開始位置をずらすことができる。これは、各最下
位ビット(LSB)を、隣接する行に対し、独立ずれ方向量で配置する。このず
れ方向量は、各行が水平方向にずらされる量を規定する。図4のY軸は、「スパ
イク跡」のように見える。
ずれ方向量は、LSB=0に対し、1,2,4,0とすることができ、LSB=
1に対し、2,2,3,0とすることができる。これは、番号2と0をそれぞれ
引いた後、演算を続ける前に、上述のずれ量がビット並びの位置番号から差し引
かれる(5を法とする剰余で)こととなることを意味する。上述の例において、
Y座標に関し、混合基数で数字4 1 0 0(S2,S1,S0,S4)が得られ、
ここで、右から2つめの数字が最下位桁(LSB)である。ずれ方向量1,2,
4,0が数字4と1に用いられるので(LSB=0)、2が4から引かれてS2
=2となり、4が1から引かれて(5を法とする剰余で)S1=2となる。数字
S0=0は変わらずに残る(最下位桁に対するずれ方向量の値は、常に0である
)。最終的に、数字S4は次のコード・ウィンドウに属し、これはLSB=1で
あり、第2のずれ方向量が使用される。従って、2が0から差し引かれ(5を法
とする剰余で)、S4=3となる。
かしながら、上述の例においては差0が使用されておらず、コードは既に相対的
にランダムに分散されているので、X座標を変える必要性は小さい。
状にすることもできる。例えば、マークは、仮想ラスター点から始まり、そこか
ら所定の位置に伸びる線や楕円から構成できる。ドット以外の他のシンボル、た
とえば、正方形、長方形、三角形、円、楕円とすることができ、また、塗り潰さ
れたものでも、そうでないものでもよい。
符号化に使用されている。部分表面は例えば、六角形などの別の形にすることも
可能である。マークは、直交するラスターにおけるラスター線に沿って配置され
る必要はなく、例えば60度などの他の角度のラスターにおけるラスター線に沿
うような他の配列を持ち得る。極座標系を使用してもよい。
。例えば、三角形のラスターでは、各マークを6つの異なる方向にずらすことが
でき、66*6の部分表面位置に相応するより膨大な容量を提供する。六角形のラ
スター、蜂の巣状パターンでは、各マークは、ラスター線に沿って3つの異なる
方向にずらすことができる。
される必要はなく、他の方向にずらす、例えば、それぞれを正方形ラスター・パ
ターンの四分区間内に配置することができる。六角形ラスター・パターンにおい
ては、マークを4又はそれ以上の異なる方向、例えば、ラスター線に沿うものと
ラスター線に対し60度の角度にある線に沿うものとで6つの方向にずらすこと
ができる。
ならない。これは、方形ラスター・パターンにおいては、別のマーク間の距離を
調べることによって行う。2つのマーク間の最も短い距離が、水平方向において
値1と3又は垂直方向において値2と4を持つ2つの隣接したマークから導かれ
なければならない。これによって、これらのマークが2つのラスター点の間の1
つのラスター線上に配置される。このようなマークの組みが検出された場合に、
関連するラスター点(基準位置)が、ラスター点間の距離とラスター点からのマ
ークのずれ量の知識を使用して決定され得る。1度、2つのラスター点の位置が
決定されると、他のマークへの測定された距離を使用して、ラスター点間の距離
の知識から、次のラスター点が決定できる。
300μm離れている場合、2つのマークの最小距離、例えば値1と3を持った
マークにおける距離は200μmになる。次に小さい距離は、例えば、値1と2
を持ったマークの間であり、これは255μmとなる。従って、最小距離と次に
小さい距離との間には、相対的に区別可能な差がある。対角における差は、また
大きいものである。しかしながら、ずれ量が50μmより大きくなる、例えば、
75μm(1/4)以上である場合、対角のものが問題を引き起こし、マークが
属する基準位置の決定が困難となり得る。ずれ量が50μm以下、例えば、おお
よそ35μm(1/8)以下の場合、最小距離は230μmとなり、267μm
である次の距離とで大きな差がない。この場合、光学読み取りに対する要求が増
大する。
ずれ量の2倍以上の直径(200%)を持つべきでない。しかしながら、これは
厳密なものではなく、所定のオーバーラップ(例えば、240%)は許容できる
。最初に、センサーの解像度及びパターンを生成するのに使用する印刷プロセス
での要求によって、この最小サイズが決定される。しかしながら、マークは、ゴ
ミやセンサーのノイズによる問題を避けるために、実用上、ずれ量のおおよそ5
0%以下の直径とすべきでない。
これはまた、他の形状、例えば、60度の角度を有する菱形グリッド、三角又は
六角グリッドなどでもよい。
3方向のずれが使用できる。直交ラスターにおいては、ラスターの再生を容易に
するために、2つのずれのみを使用すればよい。しかしながら、4方向における
ずれが好ましく、また、6か8方向も可能である。
されていない。従って、各種の方法で、例えば、エラー訂正、消去した又は隠れ
たマークの置き換えなどのための冗長度が保証される。
ある。
ークを設計し、位置付けできるかを示した略図である。
図である。
Claims (44)
- 【請求項1】 中央ユニット(4)と、情報を記録し前記中央ユニット(4
)に送信するよう構成された複数のユーザ・ユニット(2)を備えた情報を取り
扱うためのシステムであって、 それぞれが少なくとも1つの仮想表面(5)上の1つのエリアを表す複数の領
域(101〜105)に関しての科目が、前記中央ユニット(4)内に記憶され
ており、 前記ユーザ・ユニット(2)のそれぞれが、前記仮想表面(5)上の少なくと
も1つの位置を含む情報を記録し、該情報を前記中央ユニット(4)へ送信する
よう構成され、 前記中央ユニット(4)が、前記ユーザ・ユニット(2)からの前記情報の受
信に応じて、前記少なくとも1つの位置が属する領域(101〜105)を識別
し、前記領域属性に基づいて前記情報の取り扱い方を決定する、 ことを特徴としたシステム。 - 【請求項2】 前記領域(101〜105)のそれぞれについて、該領域(
101〜105)の所有者についての科目が、前記中央ユニット(4)に記憶さ
れている請求項1に記載のシステム。 - 【請求項3】 前記領域(101〜105)のそれぞれについて、規則が、
該領域(101〜105)に属するものとして識別された前記情報の取り扱いに
関して、前記中央ユニット(4)に記憶されている請求項1又は2に記載のシス
テム。 - 【請求項4】 前記中央ユニット(4)が、前記ユーザ・ユニット(2)か
ら受信した前記情報を受取人(6)へ転送するよう構成されている請求項1,2
又は3に記載のシステム。 - 【請求項5】 前記受取人(6)が、前記領域属性によって定義されている
請求項4に記載のシステム。 - 【請求項6】 前記受取人(6)が、前記ユーザ・ユニット(2)の1つで
ある請求項4又は5に記載のシステム。 - 【請求項7】 前記中央ユニット(4)が、前記領域属性により定義された
所定のデータ・パケットを前記受取人(6)のために添付するよう構成されてい
る請求項4,5又は6に記載のシステム。 - 【請求項8】 前記中央ユニット(4)が、前記ユーザ・ユニット(2)か
ら受信した前記情報を、前記領域属性により指定された場所に記憶するよう構成
されている請求項1,2又は3に記載のシステム。 - 【請求項9】 前記中央ユニット(4)が、前記ユーザ・ユニット(2)か
ら受信した前記情報を、前記領域属性により定義された方法で処理するよう構成
されている先行する請求項の何れか1つに記載のシステム。 - 【請求項10】 前記少なくとも1つの位置が、文字を定義する複数の位置
であり、前記中央ユニット(4)が、前記受信した位置を少なくとも1つの文字
に変換するよう構成されている先行する請求項の何れか1つに記載のシステム。 - 【請求項11】 前記ユーザ・ユニット(2)のそれぞれが、ペン先(17
)を有している先行する請求項の何れか1つに記載のシステム。 - 【請求項12】 前記ユーザ・ユニット(2)のそれぞれが、固有のユーザ
識別子を有し、該ユーザ識別子を前記中央ユニット(4)への前記情報内に含ま
せるよう構成されている先行する請求項の何れか1つに記載のシステム。 - 【請求項13】 複数の製品(1)であって、該製品から前記少なくとも1
つの情報が記録されるものを更に備えた先行する請求項の何れか1つに記載のシ
ステム。 - 【請求項14】 前記仮想表面(5)上の多数の位置を符号化した位置符号
化パターンのサブセット(10)が、前記製品(1)のそれぞれに再生され、前
記ユーザ・ユニット(2)により記録された前記位置が、前記仮想表面(5)上
の位置であると共に、前記製品(1)上の前記位置符号化パターンのサブセット
(10)を用いることによって記録されるものである請求項13に記載のシステ
ム。 - 【請求項15】 前記位置符号化パターンが、シンボルで構成され、前記仮
想表面(5)上の各位置が、所定数のシンボルにより符号化され、各ユーザ・ユ
ニット(2)が、これが情報を生成するために前記サブセット(10)を横切っ
て動かされたときに座標形式でその動きの線図を得るために、該シンボルを連続
的に記録するよう構成されている請求項14に記載のシステム。 - 【請求項16】 各ユーザ・ユニット(2)が、各位置に関し符号化された
形式の少なくとも2つの座標を記録することにより前記情報を記録し、前記符号
化された座標をデコードし、更に、前記中央ユニット(4)への前記情報内に少
なくとも前記座標を含ませるよう構成されている先行する請求項の何れか1つに
記載のシステム。 - 【請求項17】 中央ユニット(4)と、情報を記録し前記中央ユニット(
4)に送信するよう構成された複数のユーザ・ユニット(2)を備えた情報を取
り扱うためのシステムであって、該システムが、 複数の製品(1)であって、該製品のそれぞれが、少なくとも1つの仮想表面
(5)上の多数の位置を符号化した位置符号化パターンのサブセット(10)を
有するものを備え、 それぞれが前記仮想表面(5)上の1つのエリアを表す複数の領域(101〜
105)に関しての科目が、前記中央ユニット(4)内に記憶されており、 前記ユーザ・ユニット(2)のそれぞれが、前記仮想表面(5)上の少なくと
も1つの位置を含む情報を、前記製品(1)上の前記位置符号化パターンのサブ
セット(10)を用いることによって記録し、該情報を前記中央ユニット(4)
へ送信するよう構成され、 前記中央ユニット(4)が、前記ユーザ・ユニット(2)からの前記情報の受
信に応じて、前記少なくとも1つの位置が属する領域(101〜105)を識別
し、前記領域属性に基づいて前記情報の取り扱い方を決定する、 ことを特徴としたシステム。 - 【請求項18】 情報を取り扱うためのシステムに組み込まれるよう構成さ
れた中央ユニットであって、 それぞれが仮想表面(5)上の1つのエリアに対応付けられた複数の領域(1
01〜105)に関しての科目が記憶されるメモリ(4’)を備え、 前記仮想表面(5)上の少なくとも1つの位置を含む情報の受信に応じて、前
記少なくとも1つの位置が属する領域(101〜105)を決定し、前記領域属
性に基づいて前記情報の取り扱い方を決定するよう構成されている、 ことを特徴とする中央ユニット。 - 【請求項19】 前記領域(101〜105)のそれぞれについて、該領域
(101〜105)の所有者についての科目が記憶されている請求項18に記載
の中央ユニット。 - 【請求項20】 前記領域(101〜105)のそれぞれについて、該領域
(101〜105)に属するものとして識別された前記情報の取り扱いに関して
の規則が記憶されている請求項18又は19に記載の中央ユニット。 - 【請求項21】 前記情報を受取人(6)へ転送するよう構成されている請
求項18,19及び20に記載の中央ユニット。 - 【請求項22】 前記領域属性により定義された所定のファイルを前記受取
人(6)のために前記情報に添付するよう構成されている請求項18〜21の何
れか1つに記載の中央ユニット。 - 【請求項23】 前記情報を、前記領域属性により指定された場所に記憶す
るよう構成されている請求項18〜22の何れか1つに記載の中央ユニット。 - 【請求項24】 前記情報を、前記領域属性により定義された方法で処理す
るよう構成されている請求項18〜23の何れか1つに記載の中央ユニット。 - 【請求項25】 前記受信した位置を少なくとも1つの文字に変換するよう
構成されている請求項24に記載の中央ユニット。 - 【請求項26】 少なくとも1つのユーザ・ユニット(2)を用いることに
より記録される情報を取り扱うための方法であって、 前記ユーザユニット(2)は、前記情報に少なくとも1つの位置が含まれるよ
うに該情報を記録すると共に、該情報を中央ユニット(4)へ送信し、 それぞれが少なくとも1つの仮想表面(5)上の1つのエリアを表す複数の領
域(101〜105)に関しての科目を備える前記中央ユニット(4)が、前記
ユーザ・ユニット(2)からの前記情報の受信に応じて、前記少なくとも1つの
位置が属する領域(101〜105)を識別し、前記領域属性に基づいて前記情
報の取り扱い方を決定する、 ことを特徴とした方法。 - 【請求項27】 前記領域(101〜105)のそれぞれについて、該領域
(101〜105)の所有者についての科目が、前記中央ユニット(4)に記憶
されている請求項26に記載の方法。 - 【請求項28】 前記領域(101〜105)のそれぞれについて、該領域
(101〜105)に属するものとして識別された前記情報の取り扱いに関して
の規則が前記中央ユニット(4)に記憶されている請求項26又は27に記載の
方法。 - 【請求項29】 前記中央ユニット(4)が、前記ユーザ・ユニット(2)
から受信した前記情報を受取人(6)へ転送するよう構成されている請求項26
,27又は28に記載の方法。 - 【請求項30】 前記受取人(6)が、前記領域属性によって定義されてい
る請求項29に記載の方法。 - 【請求項31】 前記中央ユニット(4)が、前記ユーザ・ユニット(2)
から受信した前記情報を、前記ユーザ・ユニット(2)へ送り返す請求項29又
は30に記載の方法。 - 【請求項32】 前記中央ユニット(4)が、前記領域属性により定義され
た所定のデータ・パケットを前記受取人(6)のために添付する請求項29,3
0又は31に記載の方法。 - 【請求項33】 前記中央ユニット(4)が、前記ユーザ・ユニット(2)
から受信した前記情報を、前記領域属性により指定された場所に記憶する請求項
26,27又は28に記載の方法。 - 【請求項34】 前記中央ユニット(4)が、前記ユーザ・ユニット(2)
から受信した前記情報を、前記領域属性により定義された方法で処理する請求項
26〜33の何れか1つに記載の方法。 - 【請求項35】 前記少なくとも1つの位置が、文字を定義する複数の位置
であり、前記中央ユニット(4)が、前記受信した位置を少なくとも1つの文字
に変換する請求項26〜34の何れか1つに記載の方法。 - 【請求項36】 ユーザ・ユニット(2)のそれぞれが、固有のユーザ識別
子を有し、該ユーザ識別子を前記中央ユニット(4)への前記情報内に含ませる
請求項26〜35の何れか1つに記載の方法。 - 【請求項37】 前記少なくとも1つの位置が、製品(1)上で記録される
請求項26〜36の何れか1つに記載の方法。 - 【請求項38】 前記ユーザ・ユニット(2)のそれぞれが、前記少なくと
も1つの位置の記録の間に、前記製品(1)上にマークを付けるペン先(17)
を有している請求項26〜37の何れか1つに記載の方法。 - 【請求項39】 前記製品(1)が、前記仮想表面(5)上の多数の位置を
符号化した位置符号化パターンのサブセット(10)を有し、前記ユーザ・ユニ
ット(2)により記録された前記位置が、前記仮想表面(5)上の位置であると
共に、前記製品(1)上の前記位置符号化パターンのサブセット(10)を用い
ることによって記録されるものである請求項37又は38に記載の方法。 - 【請求項40】 前記位置符号化パターンが、シンボルで構成され、前記仮
想表面(5)上の各位置が、所定数のシンボルにより符号化され、各ユーザ・ユ
ニット(2)が、これが情報を生成するために前記サブセット(10)を横切っ
て動かされたときに座標形式でその動きの線図を得るために、該シンボルを連続
的に記録する請求項39に記載の方法。 - 【請求項41】 前記ユーザ・ユニット(2)が、各位置に関し符号化され
た形式の少なくとも2つの座標を記録し、前記符号化された座標をデコードし、
更に、前記中央ユニット(4)への前記情報内に少なくとも前記座標を含ませる
ことにより前記情報を記録する請求項24〜40の何れか1つに記載の方法。 - 【請求項42】 コンピュータ・システムで読み取り可能なディジタル情報
のための記憶媒体であって、仮想表面(5)上の少なくとも1つの位置を含む情
報の受信に応じて、前記少なくとも1つの位置が属する前記仮想表面(5)上の
領域(101〜105)を決定し、前記領域属性に基づいて、前記情報の取り扱
い方を決定するよう、プロセッサ(4”)を動作させる命令を備えるコンピュー
タ・プログラムを含む記憶媒体。 - 【請求項43】 位置を定義する少なくとも2つの座標を記録するよう構成
されている情報を記録するためのユーザ・ユニットであって、前記座標が仮想表
面(5)上の第1又は第2のエリアの何れにおける位置を表しているかを決定し
、該位置が前記第1のエリアに属している場合に、前記少なくとも2つの座標を
含むメッセージを所定の外部ユニット(4)へ送信するよう構成されているユー
ザ・ユニット。 - 【請求項44】 ディジタル・ペン等のハンドヘルド・デバイスからなる請
求項43に記載のユーザ・ユニット。
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