JP2007511832A - 情報管理の方法および装置 - Google Patents

Abstract

情報管理システムで全体的コード化パターンのパターンユニットを割り当てる装置および方法は、複数の状態のうちの一つを示すために各パターンユニットの状態標識を選択的にセットすることに基づく。前記システムにおけるデータの流れは、状態標識に基づいて制御することができる。データは本来、パターンユニットの少なくとも一部分が設けられたコード化製品から電子ペンによって記録することができる。製品は、一つまたはそれ以上のパターンユニットの割当を要求することによって、オンデマンドで生成することができる。
【選択図】図３

Description

関連出願の相互参照

本願は、２００３年１１月１８日に出願したスウェーデン特許出願第０３０３０５８−２号、および２００３年１１月１８日に出願した米国特許仮出願第６０／５２０，６４２号の優先権を主張し、それらを両方とも参照によって本書に組み込む。

本発明は、一般的に情報の収集および処理に関する。さらに詳しくは、本発明は、位置コード化されたベースのオンデマンド生成およびそのようなベースから記録された情報の伝送に関する。

電子ペンは、ベースへの手書き入力を反映する電子情報の生成に使用することができる。電子情報をさらなる処理のために様々な宛先ユニットへ効率的に伝達することができるように、そのような電子ペンを情報管理システムに組み込むことが望ましい。

参照によって本書に組み込む米国特許出願第２００３／００６１１８８号、第２００３／００４６２５６号、および第２００２／００９１７１１号で、本願出願人は、位置コードが各ベースに適用されてその上の多数の絶対位置がコード化される、そのような情報管理システムを提示した。位置コードを読み取ることにより、電子ペンは、ベース上のペン自体の動きを反映する一連の位置を電子的に記録することができる。

各ベース上の位置コードは、ずっと大きい抽象位置コード化パターンのサブセットである。そのような抽象パターンの例は、米国特許第６，６６３，００８号、第６，５７０，１０４号、および第６，３３０，９７６号に掲げられており、それらを参照によって本書に組み込む。

抽象パターンは、所定のサイズのサブセットに動的または静的に分割することができ、各々のそのようなサブセットはシステム内で一意の識別子と関連付けられる。各サブセットが夫々の物理的ページに意図される場合、それはパターンページと称され、一意のページアドレスによって表される。そのような場合、各絶対位置はページアドレスおよび関連パターンページ内の局所位置によって表される。

抽象パターンの異なる部分を異なる宛先ユニットに指定することにより、電子情報は処理のためにペンから正しい宛先ユニットへ自動的に振り向けることができる。例えば、システムは、ペンから一つまたはそれ以上の絶対位置を受信すると、正しいアクタ（ａｃｔｏｒ）の関連ネットワークアドレスを識別してデータの流れをこのアドレスに振り向ける、中間サーバを含むことができる。

上述した種類の情報管理システムでは、例えばデジタルプリンタによって、コード化されたベースのオンデマンド生成を達成することが望ましいかもしれない。そのようなシステムは、本願の出願時点では未公開であって参照によって本書に組み込まれる、本願出願人の同時係属ＰＣＴ出願ＷＯ０４／０３８６５１に開示されている。これらのシステムは、コード化されたベースとして電子文書の印刷をユーザが要求することを可能にする印刷ツールを含む。そのような要求があり次第、印刷ツールは位置アサイナ（ｐｏｓｉｔｉｏｎ アサイナ）から抽象パターンのサブセットを得る。位置アサイナはまたシステムで、中間サーバがデータの流れを正しいネットワークアドレスに振り向けることを可能にする、電子割当データをも提供する。

そのようなプリントオンデマンドシステムで、コード化パターンのパーツを効率的に、透過的に、かつ実時間で指定する技術を提供する必要がある。
米国特許出願第２００３／００６１１８８号

本発明の目的は、上述の必要を満たすことである。

この目的および、以下の記述から明らかになる他の目的は、独立請求項に記載する、全体的コード化パターンのパターンユニットを割り当てるための方法および装置によって完全にまたは部分的に達成される。

本発明の現在好適な実施形態について、添付の図面に関連して以下でより詳細に説明する。

以下の記述は、ページユニットに細分される上記の抽象位置コード化パターンの使用に基づく。ページユニットは、パターンの下位サブセットの階層でアドレス指定可能である。図１は、全体的パターン１０６が「セグメント」１１０を含み、それが今度は各々多数の「ブック」１１２を含む多数の「シェルフ」１１１に分割され、ブックが「パターンページ」とも呼ばれる上述のページユニット１１３に分割される、一例を示す。全てのパターンページは、上記パターン階層の一つのレベル内で同一フォーマットを有することが適切である。例えば一部のセグメントまたはシェルフは、Ａ４フォーマットのパターンページから構成することができ、他のセグメントはＡ５フォーマットのパターンページから構成することができる。抽象パターンにおける特定のパターンページの識別は、おおよそＩＰアドレスと同様に、セグメント．シェルフ．ブック．ページの形式、例えば９９．５０００．１．１５００の形式のページアドレスとして表すことができる。処理効率のため、ページアドレスの内部表現は異なってもよく、例えば予め定められた長さ、例えば６４ビットの整数として与えることができる。

一例では、セグメントは、各々が約５０×５０ｃｍ^２のサイズを持つ２６，０００，０００を超えるパターンページから構成することができる。一実施形態では、少なくとも一つのそのようなセグメントは、各々２，５１７ページの二つのブックから成る５，１７５個のシェルフに分割される。

各パターンページは、コード化パターンの実際のサブセットとみなすか、またはサブセットによってコード化される絶対位置とみなすことができる。各々のそのような絶対位置は、全体的パターンの座標系１１４における大域位置として、またはページアドレスおよび対応するパターンページ内の座標系１１５における局所位置として表すことができる。

以下の記述は、一つまたはそれ以上のパターンページに対応する位置コードを含む各製品にも基づく。しかし、製品上の位置コードは、パターンページと一致する必要がないことに留意されたい。したがって、一つまたはそれ以上のパターンページから一つまたはそれ以上のサブセットを、製品に任意選択的に配設することができる。

製品はまた、ペンストロークに基づいて作動する特定の機能に関連付けられた機能領域を埋め込むこともできる。したがって、各々のそのような機能領域内で位置コードによってコード化される位置は、特定の機能に関連付けられる。そのような機能領域外のコード化位置は、例えばそのような位置がペンストロークとして表され、つまり結果的にペンの動きの純粋なデジタル化をもたらす、デフォルト機能に関連付けることができる。

各製品は、関連パターンページのページアドレスを識別しかつパターンページの各機能領域の配置およびサイズのような製品上のパターンページのマッピングのみならず関連機能をも定義する、定義ファイル（ＰＡＤファイル）によって表される。各製品は、製品に関する人間に可読な情報、つまりユーザに対する指示、管理、および／または通知を目的とする支援グラフィックスまたはレイアウトを定義する、グラフィックスファイルによっても表される。

適切な電子ペンは、位置コード化された製品上のその動きを一連の大域位置またはページアドレスおよび対応するパターンページ上の一連の局所位置として表すことができる。いずれの場合も、物理的ペンストロークはペンによって、一連の絶対位置の形で電子ペンストロークとして記録される。

図２は、オンデマンド印刷能力を持つ情報管理システムを示す。パーソナルコンピュータ上で実行される専用ソフトウェアモジュール２０２の形の印刷ツール２００は、印刷に利用可能なグラフィックスファイルを格納するリポジトリ２０４と通信する。印刷ツールはまた、抽象パターンの少なくとも一部分を表すデータベース２０８へのアクセスができるアサイナ２０６、およびデジタルプリンタ２１０とも通信する。下でさらに詳述する通り、印刷ツール２００は位置コード化製品の生成を指揮する。

システムはまた、ここではルータとして具現されるフローコントローラ２１６を含み、それは電子ペン２１４と通信してデータに関する流れを幾つかの宛先ユニット２１８のうちの一つに差し向ける。

リポジトリ２０４、アサイナ２０６、およびフローコントローラ２１６は一般的に、内部プロセッサで実行されたときに夫々のユニットで実行されるプロセスを実現するソフトウェアを持つ、ネットワーク接続コンピュータである。同様に、各宛先ユニット２１８は一般的に、電子ペン２１４により一つまたはそれ以上のサービス関連位置コード化製品２１２に記録された情報に基づいて作動する、一つまたはそれ以上のサービスを実現するソフトウェアを持つネットワーク接続コンピュータである。

印刷ツール２００を介して、ユーザは、プリントアウトのためにリポジトリ２０４内のグラフィックスファイルの中の一つを選択することができる。次いで印刷ツールは、自動的に、またはコマンドにより、パターンデータ要求をアサイナ２０６に連絡する。要求はページ数、プリントアウトコピー枚数、ページフォーマット（例えばＡ４、Ａ３、Ｂ４、レター）等の指示を含むことができる。任意選択的に、ページ数および／またはページフォーマットの指示は、要求に含まれるグラフィックスファイルによって置き換えることができる。代替的に、ページ数および／またはページフォーマットおよび／またはプリントアウトコピー枚数は、アサイナ２０６の標準設定によって与えることができる。

下でさらに詳述する通り、アサイナ２０６は次いで、要求内の各物理ページおよび各プリントアウトコピーのための一つのパターンページを割り当てる。アサイナはまた、夫々のパターンページから記録される情報を受け取る適切な宛先ユニット２１８を最終的に識別する、割当データを維持する。

パターンデータ要求に応答して、アサイナ２０６は割り当てられたパターンページに対応する割当データを返す。下の実施例では、割当データは一つまたはそれ以上のページアドレスを含む。代替的に、割当データは、夫々のパターンページの二つの対向する隅位置、対応する位置コードを生成するためのアルゴリズムを含むファイル、または対応する位置コードを含むファイルのいずれかを備えることができる。割当データは代替的に単一の大域位置によって表すことができ、抽象パターン（図１）の論理分割が印刷ツールに知られている場合、印刷ツール２００はそれに従って割り当てられたパターンページのための他の位置を算出することができる。

印刷ツール２００は次いで、グラフィックスファイルによって付与されるグラフィックス層および割当データによって付与されるコード化層をプリントアウトファイルに編集し、それは紙、プラスチック、ラミネート等のような適切なサブストレート上に印刷するためにプリンタ２１０に送られる。代替的に、この編集タスクはプリンタ自体で行われ、それはパターンデータ要求をアサイナ２０６に送ることもできる。特定の場合、コード化層の編集にはＰＡＤファイルへのアクセスが必要になることがある。この目的のために、ＰＡＤファイルは、印刷ツール２００からアクセスできるようにリポジトリ２０４に格納することができる。代替的に、ＰＡＤファイルからの関連情報をグラフィックスファイルに組み込むこともできる。

結果的に得られた位置コード化製品２１２は次いでユーザに配信され、ユーザは電子ペン２１４でそこに書き込む。ペンは次に、予め定められたネットワークアドレスのルータ２１６へのアドレス照会を送信させる。アドレス照会は、製品から復号された一つまたはそれ以上の絶対位置（大域位置またはページアドレス）を含むことがある。ルータはアドレス照会を受信し、適切な宛先ユニット２１８のネットワークアドレスを識別する。これはアサイナ２０６への対応する照会を介して行われ、受信した絶対位置を直接または間接的にネットワークアドレスに接続する割当データを導出する。

例えば、各グラフィックスファイルはシステムで一意のアイデンティティ（文書識別子、ｄｏｃＩＤ）を持つことができ、それは宛先ユニットのネットワークアドレスに関連してルータ２１６に登録される。印刷ツール２００がパターンデータ要求に関係して適切に文書識別子をアサイナ２０６に伝達する場合、アサイナは各割当パターンページと対応する文書識別子との間の関連性を格納することができる。

この例では、ルータ２１６からアサイナ２０６への照会は、ペンから受信した位置データ（大域位置またはページアドレス）を含む。該位置データに基づいて、アサイナ２０６は関連付けられた文書識別子を識別し、文書識別子の指示をルータ２１６に返す。この指示に基づいて、ルータは関連ネットワークアドレスを識別する。こうして、ルータ２１６は現在のネットワークアドレスを持つ応答メッセージをペン２１４に返すことができ、ペンはこのアドレスに接続してそれが製品２１２上で検出した絶対位置の一部または全部を転送することができる。

アサイナに割当データを照会するルータに代替して、アサイナは割当データをルータに自動的に転送するように構成することができる。

アサイナの原理、動作、および構造について、今、図３から６に関連してさらに述べる。

アサイナ２０６は、データベース２０８内のパターンページの四種類の異なる可能な状態で動作する。図３に示す通り、全てのパターンページは当初、「フリー」と指定される。

「フリー」状態は、パターンページが印刷に割り当てられたことを示す「割当」状態に変化することがある。そのようなパターンページはさらなる割当を阻止される。

「割当」状態は、例えば「割当」状態への遷移から予め定められた時間後に、自動的に、または例えば宛先ユニットからの外部要求により、「解放」状態に変化することがある。「解放」状態では、少なくとも「解放」状態への遷移から予め定められた時間が経過すると、関連パターンページは再び割当に利用可能である。そのような割当により、「解放」状態は「割当」状態に変化する。

「割当」状態は「ロック」状態にも変化することがあり、その状態でルータ２１６は割当データにアクセス不能になり、よってシステムの関連パターンページからの情報の転送が阻止される。「割当」から「ロック」への遷移は、例えば宛先ユニットからの外部要求により実行することができる。例えば宛先ユニットは、パターンページから情報を所定の回数だけ伝達させることができる。

「ロック」状態は、例えば「ロック」状態への遷移から予め定められた時間後に自動的に、または例えば宛先ユニットからの外部要求により、「割当」状態に戻ることができる。こうして、宛先ユニットは所定のパターンページの使用を制御し、例えばバージョンコントロールを達成することができる。

「ロック」状態は、再び宛先ユニットからの外部要求により、「解放」状態に変化することもできる。

外部ユニットからアサイナへの状態変化の全ての要求は、認証データ、例えば識別子（名前／アドレス）およびパスワードによって補足しなければならないかもしれない。

パターンページの割当は、様々な原理に従って行うことができる。一実施形態では、各プリントアウトコピーに対する適切なパターンページ数は、ページアドレスによって与えられる一組の連続ページとして選び出される。この原理は結果的に、格納容量および／または探索速度に関して、データベース２０８のより効率的な使用をもたらすことができる（図２）。また、各プリントアウトコピーに割り当てられたパターンページは全て、パターン階層内の同一のブックに属することが好ましいかもしれない。また、同一プリントアウトコピーに割り当てられた全てのパターンページは、それらの状態を同時に変化させることが好ましいかもしれない。例えば、関連パターンページのうちの一ページのロック要求がアサイナに送られた場合、印刷された文書一式全部が電子ペン用にロックされ、アンロック（「割当」状態への遷移）要求の場合にはその逆である。

上述した全ての状態を利用する必要はないかもしれない。一つの単純な実施例では、「フリー」および「割当」状態だけが使用される。アサイナは、最後の要求で割り当てられた最後のパターンページ（「最も高いページアドレス」）を指定するパラメータにアクセスすることができるかもしれない。パターンデータ要求を受信すると、アサイナは、次の通り動作することができる。

１．要求から文書識別子を読み出す。

２．要求からページ数を読み出す。

３．要求からコピー枚数を読み出す。

４．現在の最高ページアドレスを得る。

５．各コピーに対し、
５ａ．最高ページアドレスに要求されたページ数を加えて、新しい最高ページアドレスを形成する。

５ｂ．新しい最高ページアドレスがブック限度を超えた場合、次のブックの最初のパターンページから割当を再始動し、新しい最高ページアドレスを形成する。

６．全ての割り当てられたパターンページに対しページアドレスを返す。

７．文書識別子と割り当てられたページアドレスとの間の関連性を格納する。

関連性は、例えば図４Ａに示すような割当テーブルに格納することができる。この例では、割当テーブルは「割当」状態（「Ａ」で指定される）のパターンページだけをリストし、一割当ページ当たり一つのレコードを含む。上記パラメータ「最高ページアドレス」は、このテーブルの最後のレコードから得ることができる。テーブルはまた、システム内のルータからの割当データ要求により、アサイナによって探索され、文書識別子（ｄｏｃＩＤ）を検索して出力する。

上記の状態を全て使用可能にする、より高度の実施例では、アサイナは次の通り動作する。

１．要求から文書識別子を読み出す。

２．要求からページ数を読み出す。

３．要求からコピー枚数を読み出す。

４．各コピーに対し、
４ａ．割当テーブルを探索して、「解放」状態の適切なブロックのページを識別する。

５．割当テーブルに充分に適切なブロックのページが無い場合、上記の第一実施例に係る「フリー」ページから欠如したブロックが割り当てられる。

６．割り当てられた全てのパターンページに対し、ページアドレスを返す。

７．文書識別子と割り当てられたページのパッケージアドレスとの間の関連性を格納する。

各々の適切なブロックのページは、一つのブック内の一組の連続的パターンページであり、ページ数は、各コピーに対し要求されたページ数に少なくとも等しい。

上記の実施例では、割当プロセスは、この方が同数の割当ページに対する割当テーブル内のレコードが少なくなるので、「フリー」ページより「解放」ページを優先させる。

往々にして、割当テーブルには多数の適切なブロックの「解放」ページがある。多数の適切なブロックのうちの一つの選択は、例えば、以下のアルゴリズムのうちのいずれか一つ、またはそれらの組合せに基づくことができる。

Ａ．割当プロセスが要求を満たすのに充分な大きさの最初のブロックを選択するファーストフィット。

Ｂ．割当プロセスが常に、最小の適切なブロックを選択するベストフィット。

Ｃ．割当プロセスが常に、最大の適切なブロックを選択するワーストフィット。

Ｄ．割当プロセスが前回の探索の終了位置から探索を再開するネクストフィット。

Ｅ．割当プロセスが常に、直近に解放された適切なブロックを選択するＬＩＦＯ順序ファーストフィット。

Ｆ．割当プロセスが最も古く解放された適切なブロックを選択するＦＩＦＯ順序ファーストフィット。

アルゴリズムＡは、処理速度の理由から有利であるかもしれない。アルゴリズムＢは、割当要求のサイズ（一コピー当たりの要求ページ数に関して）が類似している場合に有利であるかもしれない。アルゴリズムＣは、割当要求のサイズが異なる場合に有利であるかもしれない。

「フリー」ページの割当（上記第二例のステップ５）において、プリントアウトコピーの要求ブロックのページが現在のブック内に収まらない場合には、割当は次のブックの第一ページから再始動されるが、現在のブックの残りのページは状態を「解放」にセットして割当テーブルに入力される。それによって、これらの端数ページは将来の割当に利用可能になる。

図４Ｂは、一割当ページ当たり一つのレコードを含む、割当テーブルの別の実施例を示す。割当ＩＤフィールドは同一プリントアウトコピーに割り当てられた全てのページを示す。ページカウントフィールドは、一つの割当内で利用可能なページ数（割当ＩＤによって与えられる）を示し、それにより最初のレコードは同一割当に属する連続レコード数を示す。

一回三ページのプリントアウトコピーの割当要求後、割当テーブルは、状態＝Ｒおよびページカウント＞＝３のレコードが探索される。割当後、図４Ｂのテーブルは更新され、結果的に図４Ｃのテーブルが得られる。

時間が経つにつれて、割当テーブルはどんどん細分化され、結果的に抽象パターンの性能が低下し、経済性が悪化する。したがって、細分化解消プロセスが断続的に行われ、割当テーブルは「解放」ページの隣接レコードを併合するように処理される。したがって、細分化解消プロセスの結果、より大きいブロックの解放ページが割当に利用可能になる。例えば図４Ｂのテーブルで、細分化解消の結果、図４Ｄに示すように、ページカウントフィールドが更新されるのみならず、割当ＩＤフィールドおよび文書ＩＤフィールドが解消される。

一つの代替例では、「割当」状態から「解放」状態へ変化した全てのレコードが割当テーブルから削除される。おそらく、削除は「解放」状態への遷移から予め定められた時間（隔離期間）後に行われる。基本的に、そのような削除されたレコードは「フリー」状態にセットされる。この場合、割当プロセスは、適切なブロックを割当テーブルにギャップとして配置するように実現することができる。処理強度を低減し、かつ／または処理速度を高めるために、割当テーブル内の一フィールドは、それ以降の「フリー」ページの数を示すことができる。さらに、割当プロセスは、基本割当テーブルにおける削除の結果生じた「フリー」ページを含む第二割当テーブルで、適切なブロックを探索するように実現することができる。

さらになお、割当テーブルは追加フィールド、例えば割当時間、ロック時間、解放時間を含むことができ、それらは、テーブルの探索および／または状態の変更の際に使用することができる。

さらなる代替例として、割当テーブルは、各割当パターンページに一つのレコードの代わりに、各プリントアウトコピーに一つのレコードを含むことができ、結果的により小型のデータベース表現がもたらされる。そのような割当テーブルの一例を図５に示す。ここで、ページカウントフィールドは各レコードに含まれるパターンページの数を示す。大きいプリントジョブの場合、ブック全体が割り当てられる（バッチ割当）ことが考えられる。探索効率のために、図５のテーブルはブックカウントフィールドをも含み、各レコードに含まれる完全なブックの数を示す。

ｐページ割当要求が発生すると、割当プロセスは割当テーブル（図５）でページカウント＞＝ｐおよび状態＝Ｒを有するレコードを探索し、（例えば上記選択アルゴリズムＡからＦのいずれかを前提として）一つのそのようなレコードを選択し、状態を「Ａ」に変更する。選択されたレコードのページカウントがｐを超えると、割当プロセスは、状態が「Ｒ」にセットされた余剰ページ用の新しいレコードを形成する。適切なレコードが割当テーブルで見つからない場合、割当プロセスはパラメータ「最高ページアドレス」を得、フリーページを割り当てる。パラメータ「最高ページアドレス」は、割当テーブルで最大のページアドレスを持ち任意選択的に制約ブックカウント＝０のレコードの最後のページによって与えられる。

ｂブックのバッチ割当の場合の割当プロセスは、ページカウントではなくブックカウントに基づくが、上記と同様に行われる。

図５のテーブルはラストアドレスフィールドをも含み、それは、上記「最高ページアドレス」の識別、およびルータからの要求によるデータの割当の識別の両方を促進することができる。後者の場合、所定のページアドレスＰＡの探索は、ＰＡ＞＝ページアドレスかつＰＡ＜＝ラストアドレスのレコードを見つけることを含む。

上述した細分化解消プロセスは同様に、図５の小型表現に基づいて行なうことができる。

図５に示すさらなる変形例では、割当テーブルは、任意のベースに文字および／または数字を含むフォームインスタンス識別子（プリントＩＤ）を保持することのできる、フォームインスタンスＩＤフィールドを備える。このプリントＩＤは印刷ツールによって生成され、グラフィックスファイルの特定のプリントアウト（コピー）を一意に識別する。印刷ツールは、アサイナへのパターンデータ要求にプリントＩＤを含むことができ、アサイナは次いで、フォームインスタンスＩＤフィールドを介して、プリントＩＤと割り当てられたパターンページとの間の関連性を格納することができる。

プリントＩＤは、特定のプリントアウトから記録された情報を処理するときに、宛先ユニットが明らかにすべきプリントアウト特定的データを識別するために使用することができる。代替的に、または追加的に、プリントアウト特定的データはプリントアウトのグラフィックス層に含めることができる。いずれの場合も、宛先ユニットは、アサイナに送られるプリントＩＤ要求に受信したページアドレスを含むことができる。そのような要求に応答して、アサイナは割当テーブルに対応するレコードを配置し、そのレコードのフォームインスタンスＩＤフィールドによって付与されるプリントＩＤを出力することができる。次いで宛先ユニットはこのプリントＩＤをそのまま使用するか、または適切なデータベースからさらなるインスタンスデータを導出するための鍵として該プリントＩＤを使用することができる。例えば、プリントＩＤは従業員番号とすることができ、受信宛先ユニットはそれを使用してその従業員に関する、住所、会社の所属、銀行口座番号等のような追加情報を取り出すことができる。

効率的な探索を可能にし、かつ延長が容易である任意の型のデータ構造で、例えばテーブル、木等で実現することができることを明確にする必要がある。例えば割当テーブルはリレーショナルデータベースで実現することができ、対話型照会を行いかつデータベースを更新するために構造化照会言語（ＳＱＬ）が使用される。代替的に、割当テーブルはオブジェクト指向プログラミングデータベースで実現することができる。

図６の実施形態では、アサイナ６００は、割当テーブルを保持するメモリ６０２（例えばハードディスク、ＲＡＭ、フラッシュ等）と、アサイナのプロセスを実行するプロセッサ６０４（例えばマイクロプロセッサ、ＣＰＵ、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ等）とを含む。アサイナは多数のインタフェースを有する。動的パターン割当のための第一インタフェース６０６は、インタフェースユニット、例えば印刷ツール２００（図２）が一つまたはそれ以上のパターンページを要求し、対応する割当データを得ることを可能にする。割り当てられたパターンを取り扱うための第二インタフェース６０８は、インタフェースユニット、例えば宛先ユニット２１８（図２）が、それらのページアドレスによって与えられる一つまたはそれ以上のパターンページのロック（割当→ロック）、アンロック（ロック→割当）、または解放（割当／ロック→解放）を要求することを可能にする。第二インタフェース６０８もまた、インタフェースユニットがページアドレスに基づいてフォームインスタンス識別子（プリントＩＤ）を要求することを可能にする。割当データのための第三インタフェース６１０はインタフェースユニット、例えばルータ２１６（図２）が、ページアドレスに基づいて文書識別子（ｄｏｃＩＤ）を要求して得ることを可能にする。管理のための第四インタフェース６１２は、システム管理者が割当テーブルを見たり編集し、アサイナの実現ソフトウェアを更新し、細分化解消プロセスを始動し、一つまたはそれ以上のパターンページを選択的または集合的に解放し（割当／ロック→解放）、「割当」、「フリー」、「解放」、および「ロック」パターンページの数のようなデータベース統計を得ることなどを可能にする。

これらのインタフェースのうちの少なくとも幾つかは、シンプルオブジェクトアクセスプロトコル（ＳＯＡＰ）を使用してウェブサービスとして実現することができる。ウェブサービスはウェブサービス記述言語（ＷＳＤＬ）で記述することができる。

図２のシステムは、二つ以上のアサイナを含むことができる。アクセスおよびセキュリティのために、アサイナを含むサブシステムは、特定の会社に適合するように調整することができる。理想的には、各々のそのようなサブシステムは抽象パターンの排他的部分に対して動作すべきである。しかし、実際には、抽象パターンの同一部分に対して少なくとも部分的に動作する幾つかのサブシステムがある。二つのそのような会社が合併する場合、混乱を避けるために、それらのサブシステムもまた併合する必要がある。例えば第四インタフェース６１２（図６）を介して第一アサイナから第二アサイナへ割当テーブルをインポートするときに、結果的に得られるサブシステムの矛盾および一貫性のない挙動を最小化するために、パターンページ毎に一組の状態規則が適用される。以下の規則は、第一アサイナにおける状態、第二アサイナにおける状態、および併合後に結果的に得られるパターンページの状態を指定する。記号＊は、利用可能な状態のうちのいずれかを指す。

割当＋フリー＝割当
割当＋割当＝ロック
割当＋ロック＝ロック
割当＋解放＝割当
ロック＋ロック＋＊＝ロック
解放＋＊＝＊
フリー＋＊＝＊
本発明に整合させることのできる多数の変形がある。上記は例示および説明のために提示したものである。それは全てを網羅するものではなく、開示した厳密な形に発明を限定するものではない。上記教示に照らして変更および変形が可能であり、かつ発明を実施することから得ることができる。

上記の実施形態で、「フリー」状態は割当テーブルで暗示的である一方、「割当」、「解放」、および「ロック」状態は明示的に記録される。言うまでもなく、一つの状態が暗示的であり、かつ他の状態がテーブルで明示的に記録される、他の置換が考えられる。「割当」状態のレコードは、ルータによって使用される割当データを含むので、明示的に記録することが好ましい。さらなる代替例では、割当テーブルは抽象パターンの関連部分の全てのページアドレスの全ての状態を明示的に記録することができる。さらに、割当テーブルは複数のサブテーブルに分散することができる。

連続ページの適切なブロックを配置する代わりに、割当プロセスは、例えばブロックサイズに関係なく割当テーブルで利用可能な最初のパターンページを割り当てるなど、他の原理を使用することができる。

様々なセグメント、シェルフ、またはブックが異なるフォーマットのパターンページから構成されるさらなる代替例では、割当プロセスは、印刷ツールからのパターンデータ要求に含まれるフォーマット情報によって適切なセグメント、シェルフ、およびブックに振り向けることができる。

また、割当データは任意の形を取ることができることも注目される。一つの代替例では、割当データは、各ページアドレスを宛先ユニットの適切なネットワークアドレスに関連付ける。割当データのさらなる代替的フォーマットは、上述したＰＣＴ出願ＷＯ０４／０３８６５１に掲げられている。

図面は、リポジトリ、アサイナ、およびルータを別個の物理ユニットとして示している。そのようなモジュール構成は、管理または製造のために好ましいかもしれない。しかし、例えばシステムの遅延を低減するために、それらの少なくとも幾つかを同一物理ユニットに実現することが可能である。一つの代替例では、リポジトリおよびアサイナを結合して同一物理ユニットにすることができる。別の代替例では、アサイナおよびルータを結合して同一物理ユニットにすることができる。

抽象位置コード化パターンからパターンページのアドレス指定可能な木構造への論理分割を示す。 コード化された製品のオンデマンド印刷のための構成要素を含む、図１の位置コード化パターンに基づく情報管理システムを示す。 図２のシステムにおけるパターンページのための許容状態遷移を示す。 図２のシステムで使用される割当表の例を示す。 割当表のさらに別の例を示す。 図２のシステムでパターンページを割り当てるための装置をインタフェース装置と共に示す。

Claims (45)

1. 各パターンユニットが一意のパターンアドレスを有する情報管理システムで全体的コード化パターンのパターンユニットを割り当てる方法であって、
   多数のパターンユニットの割当要求を受け取るステップと、
   前記全体的コード化パターンの電子的表現を探索して、割当に利用可能な前記多数のパターンユニットを見つけ出すステップと、
   前記表現内の前記多数のパターンユニットの状態標識をセットして、割り当てられた状態を指示するステップと、
   前記多数のパターンユニットのパターンアドレスの指示を出力するステップと、
   を含む方法。
2. 前記パターンユニットは前記パターンアドレスによって規則正しい順序に定義され、前記探索ステップは前記多数のパターンユニットを前記規則正しい順序の連続パターンユニットとして見つけ出すステップを含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記パターンユニットは順序群に分割され、前記探索ステップは前記群のうちの一群内で前記多数のパターンユニットを見つけ出すステップを含む、請求項１または２に記載の方法。
4. 少なくとも一つのパターンユニットの前記状態標識を割当状態から解放状態に選択的に変更するステップをさらに含む、請求項１から３のいずれかに記載の方法。
5. 前記状態標識が割当状態にセットされてからの経過時間に基づいて前記変更が行われる、請求項４に記載の方法。
6. 解放要求の受取に基づいて前記変更が行われる、請求項４または５に記載の方法。
7. 前記解放状態は前記パターンユニットが割当に利用可能であることを示す、請求項４から６のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記解放状態は、状態標識が解放状態にセットされてから予め定められた時間後に前記パターンユニットが割当に利用可能であることを示す、請求項７に記載の方法。
9. 前記探索ステップは少なくとも部分的に前記状態標識に基づく、請求項４から８のいずれか一項に記載の方法。
10. 前記探索ステップは、状態標識が解放状態のパターンユニットの間で探索が行われる再使用ステップを含む、請求項９に記載の方法。
11. 前記探索ステップは、再使用ステップが成功しなかった場合に、前記表現内で以前に割り当てられていないパターンユニットの間で前記パターンユニットを見つけ出すステップを含む、
    請求項１０に記載の方法。
12. 少なくとも一つのパターンユニットの状態標識を割当状態からロック状態に選択的に変更するステップをさらに含む、請求項１から１１のいずれか一項に記載の方法。
13. 前記ロック状態は、前記パターンユニットに関する情報が前記情報管理システム内での転送を阻止されることを示す、請求項１２に記載の方法。
14. 少なくとも一つのパターンユニットの状態標識をロック状態から割当状態に選択的に変更するステップをさらに含む、請求項１２または１３に記載の方法。
15. 少なくとも一つのパターンユニットの状態標識をロック状態から解放状態に選択的に変更するステップをさらに含む、請求項１２から１４のいずれか一項に記載の方法。
16. 前記変更ステップは、前記状態標識がロック状態にセットされてからの経過時間に基づいて行われる、請求項１５に記載の方法。
17. 前記変更ステップは、影響を受ける各パターンユニットのパターンアドレスを示す状態変化要求の受取に基づいて行われる、請求項４、１２、１４、または１５に記載の方法。
18. 前記探索ステップは前記電子表現の少なくとも一部を含むデータ構造で行われ、前記データ構造は一組のレコードを含み、各レコードはパターンアドレスフィールドおよび状態標識フィールドを含む、請求項１から１７のいずれか一項に記載の方法。
19. 各レコードは一つの割当要求を表す、請求項１８に記載の方法。
20. 各レコードは、電子文書の一組のページに割り当てられたパターンユニットを表す、請求項１８に記載の方法。
21. 各レコードは割り当てられたパターンユニットの個数を示すフィールドを含む、請求項１９または２０に記載の方法。
22. 各レコードは一つのパターンユニットを表す、請求項１８に記載の方法。
23. 前記状態標識をセットする前記ステップは、前記データ構造からレコードを削除するステップを含む、請求項１８から２２のいずれか一項に記載の方法。
24. 前記表現は前記パターンアドレスによって定義された前記パターンユニットの順序付けを含み、前記方法は、前記データ構造で、開放状態の状態標識フィールドおよび前記順序付けで隣接するパターンアドレスの両方を有するレコードを見つけ出すステップと、そのようなレコードを併合するステップとをさらに含む、請求項４から１１のいずれか一項と組み合わされた請求項１８から２３のいずれか一項に記載の方法。
25. 前記割当要求から少なくとも一つの宛先標識を導出するステップと、前記多数のパターンユニットの前記パターンアドレスに関連して宛先標識を格納するステップとをさらに含む、請求項１から２４のいずれか一項に記載の方法。
26. 情報管理システムで全体的コード化パターンのパターンユニットを割り当てるための装置であって、前記装置は、
    前記全体的コード化パターンの電子表現を含むストレージと、
    第一インタフェースと、
    処理ユニットと、
    を備え、
    前記処理ユニットは、
    前記第一インタフェースで多数のパターンユニットの割当要求を受け取るための手段と、
    前記ストレージで前記表現を探索して、割当に利用可能な前記多数のパターンユニットを見つけ出すための手段と、
    前記表現内の前記多数のパターンユニットの状態標識をセットして割当状態を示すための手段と、
    前記多数のパターンユニットの前記パターンアドレスの指示を前記第一インタフェースで出力するための手段と
    を備えて成る装置。
27. 前記システムは、前記多数のパターンユニットに基づくコード化層を持つ製品の生成を調整する生成ツールを備え、前記第一インタフェースが前記生成ツールとの通信用に適応される、請求項２６に記載の装置。
28. 前記装置は第二インタフェースをさらに備え、前記処理ユニットは、影響を受ける各パターンユニットのパターンアドレスを示す状態変化要求を前記第二インタフェースで受け取るための手段を含んで成る、請求項２６または２７に記載の装置。
29. データは前記システムで複数の宛先ユニットへ選択的に転送され、前記第二インタフェースは前記宛先ユニットとの通信用に適応される、請求項２８に記載の装置。
30. 前記処理ユニットは、前記割当要求に関連付けられる少なくとも一つのデータ識別子を前記第一インタフェースで受け取るための手段と、前記データ識別子を前記表現に前記多数のパターンユニットに関連して格納するための手段とをさらに備える、請求項２６から２９のいずれか一項に記載の装置。
31. 前記処理ユニットは、少なくとも一つのパターンアドレスを示すデータ識別子要求を前記第二インタフェースで受け取るための手段と、前記パターンアドレスに基づいて前記表現内のデータ識別子を識別するための手段と、こうして識別されたデータ識別子を前記第二インタフェースで出力するための手段とをさらに備える、請求項２８または２９と組み合わされた請求項３０に記載の装置。
32. 前記処理ユニットは、少なくとも一つのパターンユニットの状態標識を前記割当状態からロック状態へ選択的に変更するための手段をさらに備える、請求項２６から３１のいずれか一項に記載の装置。
33. 前記ロック状態は、前記パターンユニットに関する情報が前記システム内での転送を阻止されることを示す、請求項３２に記載の装置。
34. 前記処理ユニットは、少なくとも一つのパターンユニットの状態標識をロック状態から割当状態へ選択的に変更するための手段をさらに備える、請求項３２または３３に記載の装置。
35. 前記処理ユニットは、少なくとも一つのパターンユニットの状態標識を、前記パターンユニットが割当に利用可能であることを示す解放状態へ選択的に変更するための手段をさらに備える、請求項２６から３４のいずれか一項に記載の装置。
36. 前記処理ユニットは、少なくとも一つの宛先標識を前記第一インタフェースで受け取るための手段と、前記多数のパターンユニットのパターンアドレスに関連して前記宛先標識を格納するための手段とをさらに備える、請求項２６から３５のいずれか一項に記載の装置。
37. 前記装置は第三インタフェースをさらに備え、前記処理ユニットは、少なくとも一つのパターンアドレスを示す宛先標識要求を前記第三インタフェースで受け取るための手段と、前記パターンアドレスに基づいて前記表現内であて先標識を識別するための手段と、こうして識別された宛先標識を前記第三インタフェースで出力するための手段とを備える、請求項３６に記載の装置。
38. 前記システムは、前記パターンユニットの少なくとも一つに関連付けられるデータを複数の宛先ユニットの一つに振り向けるフローコントローラを備え、前記第三インタフェースは前記フローコントローラとの通信用に適応される、請求項３７に記載の装置。
39. 多数のパターンユニットに基づくコード化層を持つ製品の生成を調整する生成ツールと、前記多数のパターンユニットの少なくとも一つに関連付けられるデータであって前記製品上で電子ペンによって記録されるデータを複数の宛先ユニットの一つに振り向けるフローコントローラと、前記生成ツールと通信する請求項２６から３８のいずれか一項に記載の装置とを備えた情報管理システム。
40. 情報管理システムで位置コード化製品に関連付けられたデータの電子ペンから複数の宛先ユニットの一つへの流れを制御する方法であって、前記位置コード化製品を生成するために全体的コード化パターンの少なくとも一つのパターンユニットを割り当てるステップと、各々の割り当てられたパターンユニットの状態標識を選択的にセットして複数の状態の一つを示すステップと、少なくとも部分的に前記状態標識に基づいて前記システム内のデータの流れを制御するステップとを含む方法。
41. 前記状態標識は、前記割り当てられたパターンユニットに関連付けられるデータを前記一つの宛先ユニットに転送することができることを意味する割当状態を示す、請求項４０に記載の方法。
42. 割当状態を示す前記状態標識は宛先標識に関連付けられ、前記宛先標識は前記一つの宛先ユニットの通信アドレスを示す、請求項４１に記載の方法。
43. 解放状態を示すように前記状態標識をセットすることによって、前記割り当てられたパターンユニットに関連付けられるデータを前記一つの宛先ユニットへ転送することを不可逆的に阻止するステップを含む、請求項４０から４２のいずれか一項に記載の方法。
44. 前記割り当てられたパターンユニットが、前記解放状態でさらなる割当に利用可能になる、請求項４３に記載の方法。
45. ロック状態を示すように前記状態標識をセットすることによって、前記割り当てられたパターンユニットに関連付けられるデータを前記一つの宛先ユニットへ転送することを可逆的に阻止するステップを含む、請求項４０から４４のいずれか一項に記載の方法。
    
    
    

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