JP2003281465A - 情報処理方法及びバーコード配信装置 - Google Patents

情報処理方法及びバーコード配信装置

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JP2003281465A
JP2003281465A JP2002076800A JP2002076800A JP2003281465A JP 2003281465 A JP2003281465 A JP 2003281465A JP 2002076800 A JP2002076800 A JP 2002076800A JP 2002076800 A JP2002076800 A JP 2002076800A JP 2003281465 A JP2003281465 A JP 2003281465A
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Ichiro Fujita
一郎 藤田
Shirochika Yamato
代近 大和
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Maxell Holdings Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】よりフレキシブルで且つ簡単にバーコードを携
帯電話機に配信し、活用可能とする。 【解決手段】事業者端末5から使用を希望するバーコー
ドの個数を含む割り当て要求を受信した場合、割り当て
可能なバーコードを個数分抽出して事業者端末3に送信
するステップと、事業者端末5から当該事業者に割り当
てられたバーコードに対する発行条件についての情報を
受信するステップと、事業者に割り当てられたバーコー
ドに対する発行条件に従って、所定の利用者に対して対
応するバーコードを発行し、このバーコードを表示させ
るためのデータを携帯電話機9aに送信するステップとを
含む。これにより抽選で商品等の値引用バーコードを配
信したり、イベント等の参加証となるバーコードを所定
数配信できる。商品マスタ71へ値引き後値段等を登録し
又は参加申込時に登録された情報を登録者DB73に登録
し、値引き販売やイベント参加確認等に利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、バーコード配信技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話機の普及に伴い、携帯電
話機を利用した各種サービスの提供がなされている。そ
の中にはバーコードのデータを携帯電話機に配信し、店
舗などに設置されたバーコードリーダによって携帯電話
機に表示されたバーコードを読み取らせ、バーコードに
より特定される値引きサービス等を提供するものもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
はフレキシブルで且つ簡単なバーコード配信等が必ずし
も可能ではなかった。また、バーコードの利用者を特定
できるような仕組みを提供しているものもあるが、バー
コードの利用者を特定しなければならない場合も多くは
無い。
【0004】従って本発明の目的は、よりフレキシブル
で且つ簡単にバーコードを配信することができるように
するための技術を提供することである。
【0005】また、本発明の他の目的は、配信されたバ
ーコードの利用管理を簡単にするための技術を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る情報処理方法は、サービス利用事業者のコンピュータ
から使用を希望するバーコードの個数を含むバーコード
割り当て要求を受信した場合(例えば個数の情報と要求
を時間的に別途受信する場合も含む)、割り当て可能な
バーコードを少なくとも個数分抽出してサービス利用事
業者のコンピュータに送信するバーコード割当ステップ
と、サービス利用事業者のコンピュータから当該サービ
ス利用事業者に割り当てられたバーコードに対する発行
条件についての情報を受信し、記憶装置に格納する発行
条件登録ステップと、サービス利用事業者に割り当てら
れたバーコードに対する発行条件に従って、所定の利用
者に対して対応するバーコードを発行し、当該対応する
バーコードを表示させるためのデータを所定の利用者の
端末に送信する発行ステップとを含む。
【0007】このようにすることにより、サービス利用
事業者は必要な数の使用可能なバーコードを自動的に割
り当ててもらうことができるため、フレキシブル且つ簡
単にバーコードを配信させることができるようになる。
また、バーコードに対する発行条件も設定できるので、
利用者に対してどのようなバーコードを配信するかにつ
いてもフレキシブルな設定が可能である。なお、利用者
の端末への配信は利用者からの要求に応じて送信する場
合もあれば、例えばメール等にバーコードのイメージ・
データが含まれる場合もある。
【0008】なお上で述べたバーコード割当ステップ
が、サービス利用事業者のコンピュータから使用希望期
間についての情報を受信するステップ(例えば要求と個
数の情報と同時または時間的に異なるタイミングで受信
する場合を含む)をさらに含むような構成であってもよ
い。例えばキャンペーン期間を設けて、所定の商品を値
引きされた金額にて販売するといった事例に適用しやす
くなる。
【0009】また、上で述べた発行ステップが、所定の
一般利用者と上記対応するバーコードの対応関係を記憶
装置に登録するステップを含み、登録された所定の利用
者と対応するバーコードの対応関係に関するデータをサ
ービス利用業者のコンピュータに送信するステップとを
さらに含むような構成であってもよい。例えば、予め所
定の登録を行ったイベント等の参加希望者にバーコード
を配信し、上で述べた対応関係に関するデータを用いて
出欠の確認等ができるようになる。
【0010】また、上で述べた発行条件が、確率、利用
者の属性及び登録者のうち少なくともいずれかで規定さ
れるような構成であってもよい。例えば、特定のバーコ
ードが発行される確率が規定されたり、予め登録されて
いる所定の属性が所定の値を有する一般利用者に対して
特定のバーコードが発行されるようにしたり、登録ペー
ジで登録を行った登録者に対して特定のバーコードが発
行されるようにするといった設定が可能である。なお、
これらのパラメータの組み合わせにて条件を設定するこ
とも可能である。また、テレビやラジオ放送でキーワー
ドを放送し、正しいキーワードを登録した者にバーコー
ドを発行するといった発行条件であっても良い。
【0011】また、上で述べた発行条件を、サービス利
用事業者に割り当てられた上記個数分のバーコードを全
て異なる利用者に発行するという条件とすることも可能
である。上でも述べたようにイベント等の各参加希望者
を識別する必要がある場合に有効である。
【0012】また、上で述べた発行条件を、サービス利
用事業者に割り当てられたバーコードの各々が所定の条
件に基づき複数の利用者に対して発行されるという条件
とすることも可能である。例えば、商品などの値引きを
行う場合には、特に各バーコード使用者を区別する必要
はないので、このような条件が有効である。なお、バー
コードが配信される全回数や一日の回数を制限する場合
もある。また、1等のバーコード、2等のバーコード、
3等のバーコードといったように等級分けを行うことも
本発明では容易に行うことができるようになる。
【0013】さらに、上で述べた所定の利用者を、上記
サービス利用事業者に関連するサービス(例えば採用セ
ミナー、研修やイベント等)の利用希望登録者とするこ
とも可能である。すなわち、サービス利用事業者に関連
するサービスの利用希望の登録を受け付けるようなステ
ップをさらに含むようにするものである。
【0014】また、上で述べた所定の利用者を、上記サ
ービス利用事業者に割り当てられたバーコードの利用希
望者(例えば値引き商品またはサービスの購入希望者)
とするようにしてもよい。すなわち、サービス利用事業
者に割り当てられたバーコードの利用希望の登録を受け
付けるステップをさらに含むようにするものである。な
お、利用希望の登録の際には、テレビやラジオで放送さ
れたキーワードを確認のキーとする場合もある。
【0015】さらに、所定の登録ユーザを抽出し、当該
登録ユーザに対してサービス利用事業者のバーコード利
用案内を通知するステップをさらに含み、上で述べた所
定の利用者を、登録ユーザのうちの希望者とすることも
可能である。すなわち、予め会員登録している登録ユー
ザの属性などによりバーコード利用案内(例えばキャン
ペーン案内)をメール等で送って、興味のある人だけバ
ーコードを表示させるためのデータをダウンロードする
ような構成である。
【0016】また、本発明に係る情報処理方法を実施す
るためのプログラムを作成することも可能であり、コン
ピュータ・ハードウエア及び当該プログラムにて、バー
コード配信装置が構成される場合もある。その場合、プ
ログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−R
OM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク
等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネット
ワークを介して頒布される場合もある。なお、中間的な
処理結果はメモリに一時保管される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施の形態に係
るシステム概要を示す。例えばインターネットであるネ
ットワーク1には、本実施の形態における主たる処理を
実施し且つウェブ(Web)サーバ機能やメール・サー
バ機能を有するバーコード配信サーバ3と、バーコード
配信サービスを利用する事業者により操作され且つWe
bブラウザ機能等を有する事業者端末5と、当該事業者
が管理・運営する事業者サーバ7と、一般のユーザによ
り操作され、Webブラウザ機能及びメーラ機能などを
有し且つ携帯電話の通信事業者による無線通信ネットワ
ークを介して接続する複数の携帯電話機9a、9b、9
cなどが接続される。なお、図1では携帯電話機は3つ
しか示されていないが、数に制限は無い。また、事業者
サーバ7及び事業者端末5についても一つずつしか示さ
れていないが、複数存在していても良い。
【0018】バーコード配信サーバ3は、会員登録して
いるユーザ(一般ユーザ及び事業者)の各種個人情報・
個人属性を登録した顧客DB31と、バーコード使用の
時間的な管理を行うためのバーコード・スケジュール管
理DB32と、バーコードの発行条件等のデータを管理
するためのバーコード管理DB33と、各バーコードの
発行ログについての情報を蓄積する発行ログDB34と
を管理している。
【0019】事業者サーバ7は、例えば店舗やセミナー
会場などに設置されるPOSシステム75に接続されて
いる。POSシステム75は、例えば商店に設置される
場合には、POSシステム75に接続されたバーコード
スキャナ77が携帯電話機9a等の表示装置や商品をス
キャンすることにより取得したバーコード情報を用いて
事業者サーバ7が管理する商品マスタDB71のデータ
を参照し、商品情報及び金額の情報を取得すると共に、
商品などの代金計算、商品などの精算処理、及びPOS
情報蓄積等の処理を実施するものである。また、POS
システム75は、例えばイベント会場などに設置される
場合には、POSシステム75に接続されたバーコード
スキャナ77が携帯電話機9a等の表示装置をスキャン
することにより取得したバーコード情報を用いて事業者
サーバ7が管理する登録者DB73を参照し、参加資格
などの確認と共に参加者の情報を取得して参加者情報を
管理・利用するための処理等を実施する。事業者サーバ
7は、自己の取扱商品についての商品情報を蓄積する商
品マスタDB71と、イベント参加者や値引き利用者と
いったバーコード発行先についての情報を蓄積する登録
者DB73とを管理する。但し、いずれかのDBを管理
するような場合もある。
【0020】図2にバーコード・スケジュール管理DB
32に格納されるデータの一例を示す。図2の例では、
バーコードの列301と、日付及び事業者IDの列30
2とが設けられている。日付及び事業者IDの列302
には、各日付の列が設けられており、日付毎に各バーコ
ードを使用する事業者IDが登録されている。事業者I
Dが登録されていない場合には、当該日付に当該バーコ
ードを利用する事業者がいないことを表している。
【0021】図3にバーコード管理DB33に格納され
るデータの一例を示す。図3の例では、バーコードの列
306と、利用者(利用事業者ID)の列309と、発
行条件の列307と、発行可不可を表すフラグの列30
8とが設けられている。発行条件の例としては、個人属
性がサラリーマンであるユーザのうち抽選で1/3に発
行するという条件や、登録者にのみ発行するという条件
や、単純に抽選で1/100や1/10の確率で発行す
るといった条件などがある。また、発行可不可を表すフ
ラグは、1であれば発行可能であり、0であれば発行不
可である。登録者のみに発行するバーコードであれば、
一度発行してしまえば2度と発行できないので、一度バ
ーコードを発行した時点で発行可不可を表すフラグを0
にセットする。抽選などの場合、当選回数に限度が設定
されていれば、当選回数が限度に達した時点で0にセッ
トする。なお、バーコード管理DB33には、各バーコ
ードのイメージ・データや、バーコードと共に携帯電話
機の表示装置に表示するための情報等も格納されている
ものとする。
【0022】図4に発行ログDB34に格納されるデー
タの一例を示す。図4の例では、バーコードの列311
と、発行を受けたユーザのユーザIDの列312と、氏
名の列313と、住所の列314と、勤務先の列315
と、年齢の列317と、発行の通知を送信したか否かを
表す通知完了フラグの列318と、バーコードの送信が
完了したか否かを表す送信完了フラグの列319等が設
けられている。なお、同じバーコードが何回も発行され
る場合もあるので、バーコードの列311には、何回も
同じバーコードが列挙される場合もある。また、本実施
の形態では予め顧客DB31に登録されたユーザがバー
コードの発行を受けることを前提としているので、ユー
ザIDの列312が設けられているが、登録が不要の場
合にはこのユーザIDの列312は設けられない。ま
た、氏名の列313、住所の列314、勤務先の列31
6、年齢の列317等については、事業者により登録が
要求されるようなバーコードについてのみデータが格納
されるような構成とする場合もあれば、発行ログDB3
4のデータをマーケッティングに使用すべく全てのバー
コード発行に対応して顧客DB31から発行先ユーザの
個人情報等を読み出し、登録するような構成とすること
も可能である。通知完了フラグは、バーコード送信に先
立って通知を送信するような場合に、通知を送信した場
合には1を、通知を送信していない場合には0をセット
するフラグである。送信完了フラグは、バーコードを表
示させるためのデータを発行先ユーザの携帯電話機に送
信した場合には1を、送信していない場合には0をセッ
トするフラグである。
【0023】登録者DB73に格納されるデータは、例
えば図4に示した発行ログDB34の一部のデータであ
る。例えば、当該事業者に割り当てたバーコードのデー
タと、割り当てられた各バーコードに対応する氏名、住
所、勤務先、年齢等などのデータである。
【0024】商品マスタDB71に格納されるデータの
一例を図5に示す。図5の例では、バーコードの列32
1と、値段の列323と、商品名の列324とが含まれ
る。例えば、事業者の商品マスタDB71において未使
用のバーコードのうち使用を予定する個数分だけバーコ
ードをバーコード配信サーバ3に割り当ててもらい、当
該割り当てを受けたバーコードに対応して、値段及び商
品名を商品マスタDB71に登録しておく。例えば、商
品に印刷・付加されたバーコードの代わりに携帯電話機
9a等の表示装置に表示されたバーコードをバーコード
スキャナ77によりスキャンして読み取り、商品マスタ
DB71に登録された値段及び商品名を参照して、当該
値段にて商品を販売する。例えば、商品に印刷・付加さ
れたバーコードを読み取った場合に比して値引きされた
値段がバーコード配信サーバ3により割り当てられたバ
ーコードに対応して商品マスタDB71に登録されてい
れば、当該事業者における商品の購入及びバーコード配
信サービス利用の促進を図ることができるようになる。
なお、同じ商品について1等の値段、2等の値段、3等
の値段といったような登録を商品マスタDB71に行う
ことも可能である。この場合には、3つのバーコードに
同じ商品名が登録されるが、それぞれ異なる値段が登録
される。元の商品に付されたバーコードに対応して登録
された値段と合わせると4種類の値段が設定されること
になる。
【0025】以上のようなシステムの処理フローを図6
乃至図19を用いて説明する。最初に事業者がバーコー
ドの割り当てなどを受けるための処理を説明する。最初
に、事業者は事業者端末5を操作してユーザID及びパ
スワードを入力し、バーコード配信サーバ3に当該ユー
ザID及びパスワードを含むログイン要求を送信する
(ステップS1)。バーコード配信サーバ3は、ユーザ
ID及びパスワードを含むログイン要求を受信すると、
顧客DB31を参照して認証処理を実施する(ステップ
S3)。認証処理自体は従来と変わりないのでこれ以上
述べない。認証処理に失敗した場合には再度ユーザID
及びパスワードを入力するように要求するデータを事業
者端末5に送信する。一方、認証処理に成功した場合に
は、メニュー・ページ・データ(例えば、HTML(Hy
per Text Markup Language)等の様々なマークアップ言
語によるファイルやイメージ・ファイル等)を事業者端
末5に送信する(ステップS5)。事業者端末5は、メ
ニュー・ページ・データを受信し、Webブラウザによ
り表示装置に表示する(ステップS7)。例えば図7の
ようなメニュー・ページが画面に表示される。ここでは
1.発行予定バーコード予約申込と2.発行ログ提供の
2つの選択肢が示されている。
【0026】発行予定バーコード予約申込を行う場合に
は、「1.発行予定バーコード予約申込」の部分をクリ
ックする。また、バーコードの発行ログ提供を受ける場
合には「2.発行ログ提供」の部分をクリックする。も
し、「1.発行予定バーコード予約申込」がクリックさ
れた場合には(ステップS9:Yesルート)、事業者
端末5は予約申込ページにアクセスする(ステップS1
1)。一方、「2.発行ログ提供」がクリックされた場
合には(ステップS9:Noルート)、端子Aを介して
図10の処理に移行する。
【0027】バーコード配信サーバ3は、事業者端末5
からの予約申込ページへのアクセスに応じて予約申込ペ
ージ・データを送信する(ステップS13)。事業者端
末5は、バーコード配信サーバ3から予約申込ページ・
データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示
する(ステップS15)。例えば図8のような画面が表
示される。図8の例では、事業者が未使用のバーコード
の範囲(上限及び下限)を入力するための入力欄401
と、必要な個数の入力欄402と、使用する期間(開始
年月日及び終了年月日)の入力欄403と、入力情報を
バーコード配信サーバ3へ送信するためのボタン404
と、処理をキャンセルするためのボタン405とが含ま
れる。
【0028】事業者は、商品マスタDB71などにおい
て現在未使用のバーコードの下限値及び上限値を入力
し、必要なバーコードの個数を入力し、バーコードの使
用開始年月日及び使用終了年月日を入力する。そして、
送信ボタン404をクリックすると、事業者端末5は入
力情報を検索条件として受け付け、検索条件をバーコー
ド配信サーバ3に送信する(ステップS17)。バーコ
ード配信サーバ3は、事業者端末5から検索条件を受信
すると、一旦記憶装置に格納する(ステップS19)。
そして、バーコード・スケジュール管理DB32を検索
して、検索条件を満たす利用可能なバーコードを抽出す
る(ステップS21)。指定されたバーコードの範囲内
に使用期間内において空いているバーコードを指定個数
だけ抽出する。もし、バーコード・スケジュール管理D
B32を検索して、検索条件を満たすようなバーコード
を抽出することができなかった場合には(ステップS2
3:Noルート)、ステップS13に戻って、抽出でき
なかったので、条件を変更するように求めるメッセージ
を含む予約申込ページ・データを生成して、事業者端末
5に送信する。
【0029】一方、指定された検索条件を満たすように
指定個数バーコードを抽出することができた場合(ステ
ップS23:Yesルート)、検索結果及び発行条件入
力ページ・データを生成し、事業者端末5に送信する
(ステップS25)。事業者端末5は、バーコード配信
サーバ3から検索結果及び発行条件入力ページ・データ
を受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する
(ステップS27)。例えば図9のような画面が表示さ
れる。
【0030】図9の例では、図8の画面において指定さ
れた条件を満たす指定個数のバーコード(数字)の表示
列411と、第1の条件の項目を選択するためのコンボ
ボックスの列412と、第1の条件の内容を入力するた
めの入力欄の列413と、第2の条件の項目を選択する
ためのコンボボックスの列414と、第2の条件の内容
を入力するための入力欄の列416と、その他の条件及
び内容を入力するための入力欄417と、入力及び選択
情報をバーコード配信サーバ3に送信するための送信ボ
タン418と、処理をキャンセルするためのボタン41
9とが設けられている。
【0031】図9の例では、3個のバーコードを検索条
件として指定して、3個のバーコード(数字)1234
5678、12345679及び12345680が抽
出された場合を示している。但し、バーコードの下限値
及び上限値に含まれ、使用期間内において空いているバ
ーコードが3以上あれば、それらを提示して事業者に選
択させるような構成であってもよい。本実施の形態で
は、事業者に割り当てられた各バーコードについて、発
行条件を指定するようになっている。まず、第1及び第
2の条件の項目を選択するためのコンボボックスから条
件項目を選択し、その条件項目の内容を内容入力欄41
2に入力する。
【0032】本実施の形態では、確率、属性、キーワー
ド、全回数、一日の回数、登録者といった項目が指定可
能となっているが、これに限定するものではない。例え
ば、確率は当該バーコードを発行する確率であり、確率
が選択された場合には、0.01や0.1や1といった
確率値を入力する。属性は一般ユーザの登録個人属性の
うち指定の属性値を有する人に当該バーコードを発行す
ることを意図するものである。例えば属性に対応してサ
ラリーマンが指定された場合には、サラリーマンという
属性値を有する人に当該バーコードが発行される可能性
があることを意味する。キーワードは一般ユーザがバー
コード発行要求時に入力すべきキーワードが設定される
ことを意味している。例えば、キーワードに対応して
「DVD」が指定された場合には、一般ユーザがバーコ
ード発行要求時に「DVD」を入力した場合に当該バー
コードが発行されることを意味する。全回数はバーコー
ド使用期間中に発行しても良い回数を意味している。例
えば全回数に対応して「10」が指定された場合には、
バーコード使用期間中10回までは当該バーコードを発
行できるが、それ以上は発行しないことを意味する。一
日の回数は、一日に最大何回当該バーコードを発行する
できるかを規定するものである。例えば一日の回数に対
応して「3」が指定された場合には、バーコード使用期
間中の一日に3回まで当該バーコードを発行できるが、
それ以上は発行しないことを意味する。登録者は、登録
を行った一般ユーザに発行することを意味する。原則と
して1つのバーコードにつき1人の登録を許可するもの
である。
【0033】その他の条件及び内容には、例えば割り当
てられたバーコードが多い場合に一括して全バーコード
又は一部のバーコードに発行条件を設定するためや、
「登録者」や「キーワード」が指定された場合に一般ユ
ーザに提示する登録情報入力ページ又はキーワード入力
ページで何を入力させるかといった事項の設定などに用
いられる。さらに、バーコードと共に送信するデータ
(例えば店舗名、商品名、値段、イベントの場合にはイ
ベント名、日時等)を入力するようにしても良い。図9
の例では2つしか1つのバーコードに発行条件を設定で
きず且つAND条件しか設定できないが、この画面は一
例であって、例えば所定の条件式を直接記入できるよう
な入力欄を設ける構成であってもよい。また、複数のバ
ーコードの割り当てを受ける場合には、全体としての発
行条件を規定する場合もある。例えば、1等、2等、3
等などといった順番がある場合には、どのバーコードに
ついての発行条件を先に適用するのかといった事項を規
定する必要がある場合もある。さらに、バーコード発行
要求の受け付け時期や、即時配信か一括配信か、一括配
信の場合の配信タイミングについての情報を設定するよ
うにしても良い。
【0034】事業者は、図9の画面において条件項目を
選択し、必要であれば条件項目に対応する情報を入力
し、送信ボタン418をクリックする。事業者端末5
は、バーコードの発行条件入力を受け付け、当該発行条
件の情報をバーコード配信サーバ3に送信する(ステッ
プS29)。バーコード配信サーバ3は、事業者端末5
からバーコードの発行条件を受信すると、バーコード管
理DB33に登録する(ステップS31)。そして、登
録が終了すると、登録完了通知を生成し、事業者端末5
に送信する(ステップS33)。事業者端末5は、バー
コード配信サーバ3から登録完了通知を受信し、Web
ブラウザにより表示装置に表示する(ステップS3
5)。
【0035】このようにすれば、事業者は簡単にバーコ
ード配信を行いたい期間に所望の個数のバーコードを自
らが現在未使用の範囲において確保することができるよ
うになる。なお、ステップS33において登録完了通知
を送信するような構成を示したが、さらに他の条件、例
えば「登録者」や「キーワード」といった条件項目が指
定された場合に、一般ユーザに提示する登録情報入力ペ
ージやキーワード入力ページで何を入力させるかといっ
た設定を行うようなページ・データを送信するようにす
る場合もある。また、バーコードと共にユーザ端末(携
帯電話機)に送信すべきデータ(例えば商品の値引き販
売などの場合には、店舗名、商品名、値段などの情報、
イベント等の場合にはイベント名やイベント日時)を入
力させるためのページのデータを送信するようにしても
よい。これら入力され且つバーコード配信サーバ3に送
信されたデータはバーコード管理DB33に登録され
る。
【0036】次に、図7において「2.発行ログ提供」
がクリックされた場合の処理を図10を用いて説明す
る。発行ログは、例えば登録者にのみバーコードを発行
して、事業者では出席者又は参加者の情報を簡単に確認
・集計したいといった場合や、バーコードの発行先ユー
ザの属性情報を集計することにより、マーケッティング
に利用する場合等に、事業者からの要求に応じて提供す
る。事業者端末5は、指示に応じて発行ログ公開ページ
へアクセスする(ステップS37)。バーコード配信サ
ーバ3は、事業者端末5からのアクセスに応じて、発行
ログ公開ページ・データを生成し、事業者端末5に送信
する(ステップS39)。例えばバーコード管理DB3
3を、事業者のユーザIDで検索し、当該事業者に割り
当てられたバーコードを特定する。そして、当該バーコ
ードで発行ログDB34を検索して、発行ログを抽出
し、発行ログの情報を含む発行ログ公開ページ・データ
を生成する。事業者端末5は、バーコード配信サーバ3
から発行ログ公開ページ・データを受信し、Webブラ
ウザにより表示装置に表示する(ステップS41)。例
えば図11のような画面が表示される。
【0037】図11の例では、発行ログのリスト表示部
421と、例えばCSV(Comma Separated Value)形
式で発行ログの情報をダウンロードするためのボタン4
22と、元の画面に戻るためのボタン423とが含まれ
る。発行ログのリスト表示部421には、当該事業者に
割り当てられた各バーコードの発行年月日、氏名、勤務
先、年齢、住所などの情報が含まれる。なお、図11で
は登録者に対して1回しかバーコードを発行しない場合
を示しているが、何回もバーコードを発行できる場合に
は発行回数などの情報が含まれる場合もある。
【0038】もし、事業者が発行ログのダウンロードが
必要であればボタン422をクリックする。もし、トッ
プメニューに戻る場合にはボタン423をクリックす
る。もし、ボタン423をクリックした場合には(ステ
ップS43:Noルート)、ステップS7(図6)に戻
る。ボタン422がクリックされた場合には(ステップ
S43:Yesルート)、事業者端末5は、ダウンロー
ド指示をバーコード配信サーバ3に送信する(ステップ
S45)。バーコード配信サーバ3は、ダウンロード指
示を受信すると、発行ログDB34から当該事業者に割
り当てられたバーコードについての発行ログのデータを
抽出し、ログデータを例えばCSV形式のファイルとし
て事業者端末3に送信する(ステップS49)。事業者
端末3は、バーコード配信サーバ3からログデータを受
信し、記憶装置に記憶する(ステップS51)。ログデ
ータは、例えば事業者サーバ7の登録者DB73に登録
され、例えばイベント等の参加者の参加資格確認や参加
者情報の集計・利用などの際に用いられる。なお、マー
ケッティングなどで利用される場合もある。
【0039】次に図12乃至図17を用いて一般ユーザ
がユーザ端末(携帯電話機9a乃至9cのいずれか)を
操作してバーコードの配信を受ける際に行われる処理に
ついて説明する。まず、一般ユーザはユーザ端末を操作
してバーコード配信サーバ3にログインする。このログ
インの際に、ユーザ端末は一般ユーザのユーザID及び
パスワードをバーコード配信サーバ3へ送信する(ステ
ップS61)。但し、携帯電話機のサブスクライバID
でログインさせる場合もある。バーコード配信サーバ3
は、ログインを受けてユーザ端末からユーザID及びパ
スワードを受信すると、顧客DB31を検索して認証処
理を実施する(ステップS63)。認証に失敗した場合
には再度ユーザID及びパスワードを入力するように要
求をユーザ端末に送信する。一方認証に成功した場合、
発行元選択ページ・データを生成し、ユーザ端末に送信
する(ステップS65)。ユーザ端末は、バーコード配
信サーバ3から発行元選択ページ・データを受信し、表
示装置に表示する(ステップS67)。発行元選択ペー
ジは、例えば本日バーコードの配信希望を受け付ける事
業者又は当該事業者が提供するサービス等の種類の一覧
である。なお、本日バーコードの配信希望を受け付ける
事業者又は当該事業者が提供させるサービス等をさらに
絞り込むようにしても良い。例えば、アクセスした一般
ユーザに対応して顧客DB31に登録された属性値と事
業者が予め設定された属性値とが一致する場合にリスト
に含めるというような処理を実施しても良い。一般ユー
ザは、表示画面に列挙された事業者又はサービスの一覧
の中からバーコードの配信を受けたい事業者又はサービ
ス(以下、発行元と呼ぶ)を選択する。
【0040】ユーザ端末は、発行元選択入力を受け付け
ると、発行元選択指示をバーコード配信サーバ3に送信
する(ステップS65)。バーコード配信サーバ3は、
ユーザ端末から発行元選択指示を受信し(ステップS7
1)、例えばバーコード管理DB33を参照して発行可
能か否かを判断する(ステップS73)。例えば発行元
に割り当てられた全てのバーコードの発行可不可フラグ
が0(不可)に設定されているかということを判断す
る。なお、発行条件に属性値についての条件が設定され
ている場合には、アクセスした一般ユーザの属性値が発
行条件の属性値に合致しているかを判断する。もし、発
行できないと判断された場合には、バーコード配信サー
バ3は発行不可通知をユーザ端末に送信する。ユーザ端
末は、バーコード配信サーバ3から発行不可通知を受信
し、表示装置に表示する(ステップS75)。
【0041】一方発行可能と判断された場合には、ユー
ザ登録又はキーワード入力が必要か否かを判断する(ス
テップS76)。例えばバーコード管理DB33を検索
して、選択された発行元に割り当てられたバーコードの
発行条件に「登録者」や「キーワード」が設定されてい
るか判断する。もし、ユーザ登録又はキーワード入力が
不要であると判断された場合には(ステップS76:N
oルート)、端子Bを介して図17の処理に移行する。
【0042】ユーザ登録又はキーワード入力が必要であ
ると判断された場合(ステップS76:Yesルー
ト)、バーコード配信サーバ3は、当該発行元に対応す
るユーザ登録ページ・データを生成し、ユーザ端末に送
信する(ステップS77)。ユーザ端末は、バーコード
配信サーバ3からユーザ登録ページ・データを受信し、
表示装置に表示する(ステップS79)。
【0043】例えば、イベント等の参加登録の場合には
図13のような画面が表示される。図13の例では、勤
務先入力欄431と、勤務先住所入力欄432と、勤務
先電話番号433と、入力情報を送信するためのボタン
434と、処理を終了させるためのボタン435とが含
まれる。本例では、3つの入力事項が列挙されている
が、これに限定されるものではなく、バーコードの配信
を指示している事業者が別の又は追加の情報の入力を指
定するような場合もある。なお、本実施の形態では予め
顧客DB31に個人情報・個人属性が登録されているこ
とを前提としているので、顧客DB31に登録されてい
ない情報のみについて入力を求めるようになっている。
但し、事前の会員登録を求めないようなシステムである
場合には、より多くの情報の入力を求めるようになるこ
ともある。
【0044】例えば、キーワードの入力をバーコード発
行の条件とする場合には図14のような画面が表示され
る。図14の例では、キーワード入力欄441と、入力
キーワードを送信するためのボタン442と、処理を終
了させるためのボタン443とが設けられている。キー
ワードの他に何か情報の入力を求めるようにしても良
い。
【0045】ユーザは、図13又は図14の入力欄に入
力し、送信ボタンをクリックする。そうすると、ユーザ
端末は、登録情報入力又はキーワード入力を受け付け、
当該登録情報又はキーワードをバーコード配信サーバ3
に送信する(ステップS81)。バーコード配信サーバ
3は、ユーザ端末から登録情報又はキーワードを受信す
る。そして、バーコード管理DB33を参照して、選択
発行元に割り当てられたバーコードのうち現在発行可能
なバーコードを一つ選択し、受信した登録情報と共に発
行ログDB34に登録する(ステップS83)。1つの
バーコードが一人にしか配信されない場合には、発行可
不可フラグ(図3)を0にセットする。キーワードを受
信した場合には、バーコード管理DB33を参照して、
選択発行元に割り当てらたバーコードの発行条件に含ま
れるバーコードと比較して、一致していれば当該バーコ
ードの情報と共に一般ユーザの個人情報などを発行ログ
DB34に登録する。キーワードが一致しなければ、一
致しない旨のメッセージをユーザ端末に返しても良い
し、以下の処理そのまま実施しても良い。但し、バーコ
ードは配信されない。
【0046】登録が完了すれば、バーコード配信サーバ
3は登録完了ページ・データをユーザ端末に送信する
(ステップS85)。ユーザ端末は、バーコード配信サ
ーバ3から登録完了ページ・データを受信し、表示装置
に表示する(ステップS87)。メール・アドレスにつ
いては顧客DB31に登録されているデータを用いる。
顧客DB31に含まれなければ、登録を求める。
【0047】なお、この時点で登録完了に応じて又はキ
ーワードの一致をもって、一般ユーザに割り当てるバー
コードを特定し、当該バーコードをユーザ端末の表示装
置に表示するためのデータを送信するようにしても良
い。
【0048】例えば、バーコード配信サーバ3は、選択
発行元が指定した時刻又は登録後所定時間後等にメール
等に含める形で、バーコードの情報をユーザ端末宛に送
信する(ステップS89)。ユーザ端末は、バーコード
配信サーバ3からの、バーコードの情報を含むメールを
受信し、表示装置に表示する(ステップS91)。メー
ルには、バーコードを含むWebページのURL(Unif
orm Resource Locator)のリンクを含めるような形にし
ておき、ユーザの要求に応じてバーコードを含むWeb
ページ・データを送信するようにしてもよい。
【0049】図15にユーザ端末である携帯電話機の表
示装置にバーコードのデータを表示した場合の一例を示
す。ここでは、イベント参加のためのバーコードを表示
しており、開催日時(2002/03/03 10:0
0−12:00)とイベント名(ABCセミナー)とが
表示されている。本携帯電話機の保持者は、イベント会
場の受け付けに行き、この状態で本携帯電話機を提示す
る。
【0050】図14のようにキーワードの入力を求めた
際には、図16のような商品の値引き販売の場合もあ
る。図16の例では、バーコードと、店舗名(XYZマ
ート)、商品名(ABCコーラ500ml)、及び値引
き後の金額(80円)とが表示されている。本携帯電話
機の保持者は、商品を持って指定店舗のレジカウンタに
行き、この状態で本携帯電話機を提示する。
【0051】図12におけるステップS76において、
バーコード管理DB33に登録された発行条件において
「登録者」又は「キーワード」が設定されていないと判
断された場合(ステップS76:Noルート)の処理に
ついて図17及び図18を用いて説明する。バーコード
の即時発行が設定されているかを判断する(ステップS
93)。即時発行で無い場合には(ステップS93:N
oルート)、選択受付通知をユーザ端末に送信する。ま
た、選択した一般ユーザを記憶装置に登録する(ステッ
プS95)。ユーザ端末は、バーコード配信サーバ3か
ら選択受付通知を受信し、表示装置に表示する(ステッ
プS97)。一般ユーザは、携帯電話機の表示装置の表
示を見て、実際にバーコードの配信がなされるまで待
つ。バーコード配信サーバ3は、選択発行元により指定
された発行時間まで処理を一時停止する(ステップS9
9)。なお、選択発行元に指定された発行時刻ではな
く、バーコード配信システム3の都合により時刻が設定
される場合もある。
【0052】即時発行が設定されている場合(ステップ
S93:Yesルート)又は発行時間になった場合には
(ステップS99の後)、選択発行元に割り振られたバ
ーコードについての発行条件をバーコード管理DB33
から読み出し、発行先ユーザに対して適用する(ステッ
プS101)。例えば、「確率」についての発行条件が
設定されていれば、乱数を発生させ、設定された確率の
値に基づき規定される条件を満たしたか否かを判断す
る。また、「属性」についての発行条件が設定されてい
れば、顧客DB31などに登録された個人属性が条件を
満たしているかということを確認したりする。例えば、
選択発行元に割り振られたバーコードが複数ある場合に
はいずれに該当するかということも、発行条件に従って
確認する。抽選の場合にははずれが割り当てられる場合
もある。
【0053】そして、発行先である一般ユーザと発行バ
ーコードの対応関係を発行ログDB34に登録する(ス
テップS103)。ここでは、少なくともユーザIDと
発行バーコードの情報を登録する。但し、顧客DB31
からユーザIDに対応して登録された個人情報・個人属
性を読み出して、発行ログDB34に登録しても良い。
また、発行バーコードに当該発行バーコードの情報を含
むWebページのURLを割り当てる。
【0054】そして、バーコード割り当てを通知し、且
つ割り当てられたURLがリンクとして埋め込まれたメ
ールを生成し、発行先ユーザ宛に送信する(ステップS
105)。ユーザ端末は、バーコード配信サーバ3から
のメールを受信して、表示装置に表示する(ステップS
107)。もし、その時点においてもバーコードを利用
したいと当該ユーザが考えた場合には、メールに埋め込
まれた、特定のバーコードを含むWebページへのリン
クをクリックする。このクリックに応じて、ユーザ端末
は、この特定のバーコードを含むWebページにアクセ
スする(ステップS109)。バーコード配信サーバ3
は、特定バーコードを含むWebページのURLへのア
クセスに応じて、当該特定バーコードを含むWebペー
ジ・データをユーザ端末に送信する(ステップS11
1)。ユーザ端末は、バーコード配信サーバ3から特定
バーコードを含むWebページ・データを受信し、表示
装置に表示する(ステップS113)。例えば図16の
ような画面がユーザ端末である携帯電話機の表示装置に
表示される。この状態で、例えば店舗のレジカウンタに
行き、商品に付されているバーコードの代わりにユーザ
端末である携帯電話機の表示装置に表示されたバーコー
ドを、バーコードスキャナ77で読み取らせる。
【0055】以上のような処理を実施することにより、
一般ユーザは、所望の事業者又はサービスについてのバ
ーコードを受信することができ、当該バーコードを利用
することにより、イベント等の参加や、値引き販売とい
ったサービスの提供を受けることができるようになる。
【0056】なお、上の例では一般ユーザが自ら希望し
てバーコードの配信を申し込むような例を示したが、例
えば顧客DB31の特定の属性を有するユーザを自動的
に抽出して(ステップS115)、ステップS101以
降の処理を実施するような構成とすることも可能であ
る。このようにすれば、メールを受信したユーザのうち
興味のある人だけが、再度バーコード配信サーバ3にア
クセスし、バーコードを受信・利用することができるよ
うになる。
【0057】事業者は、さまざまなサービス提供に本技
術を適用することができる。全ての人に同じバーコード
を配信させたり、全ての人に異なるバーコードを配信さ
せたり、同じバーコードを複数人に配信させたり、自ら
のサービスの態様に合わせた形でバーコード配信を行わ
せることができる。このように本実施の形態におけるバ
ーコード配信はフレキシビリティが高く、またバーコー
ドの設定・配信・利用が非常に簡単である。
【0058】次にユーザ端末である携帯電話機宛に発行
したバーコードを使用する場面の処理について説明す
る。最初に図18を用いてイベント等への参加の場合を
説明する。一般ユーザは、携帯電話機の表示装置にバー
コードを表示させた状態で、イベント等の会場の受け付
けに行き、当該携帯電話機を提示する。イベント等の会
場の受付係はバーコードスキャナ77を用いて、携帯電
話機の表示装置に表示されたバーコードを読み取る(ス
テップS131)。バーコードスキャナ77により読み
取られたバーコード・データは、POSシステム75に
送られる。POSシステム75は、事業者サーバ7に対
してバーコード・データを含む検索要求を出力する。そ
して事業者サーバ7は、登録者DB73をバーコード・
データを用いて検索し(ステップS133)、検索結果
をPOSシステム75に送信する。POSシステム75
は、検索結果を受信し、表示装置に表示する。受付係
は、表示装置に表示された情報を見て受付手続き等を行
う。なお、検索結果が「該当なし」といった内容である
場合には、入場を断るか、別途受付手続き等を行う。ま
た、参加者リストに検索結果の情報を登録する(ステッ
プS135)。
【0059】このようにすることにより、イベント等の
主催者も参加者リストを作成したり、参加者確認を行う
のが簡単になり、一般ユーザも参加申込でいちいち申し
込み用紙に記入するといった煩わしさが無くなる。
【0060】次に図19を用いて値引きのためのバーコ
ード配信の場合を説明する。なお、前提として、当該事
業者に割り当てられた各バーコードと対応する値段及び
商品情報を、商品マスタDB71に登録しておく必要が
ある。値段については、値引き後の値段を登録するもの
とする。一般ユーザは、携帯電話機の表示装置にバーコ
ードを表示させた状態で、値引き対象品を持ってレジカ
ウンタに行く。そして、携帯電話機を店員に提示して、
当該携帯電話機の表示装置に表示したバーコードをバー
コードスキャナ77により読み取らせる(ステップS1
21)。バーコードスキャナ77により読み取られたバ
ーコード・データは、POSシステム75に送られる。
POSシステム75は、事業者サーバ7に対してバーコ
ード・データを含む検索要求を出力する。そして事業者
サーバ7は、商品マスタDB73をバーコード・データ
を用いて検索して読み出し、検索結果をPOSシステム
75に送信する(ステップS123)。POSシステム
75は、検索結果を受信し、表示装置に表示する。ここ
では値引き後の金額等が表示される。なお、検索結果が
「該当なし」といった内容である場合には、商品に付加
されているバーコードを読み取って、同様の処理を実施
する。POSシステム75は、全ての購入商品について
同様の処理を行って、合計金額を計算し、代金をユーザ
から受け取ってレシートを印刷するなどの精算処理を実
施すると共に、POS情報を生成して、POS情報のデ
ータベース等に登録する(ステップS125)。
【0061】このようにすることにより、一般ユーザは
値引きを受けることができるようになる。事業者は、商
品マスタDB71のうち空いているバーコードに、値引
きされた金額などの情報を登録するだけで、キャンペー
ンを実施することができる。また、バーコード自体の配
信は、バーコード配信サーバ3にて行われるので、事業
者側ではシステム変更は全く必要ない。従って、より簡
単な作業にて、さまざまなキャンペーンなどを実施し
て、集客を図ることができるようになる。上でも述べた
が、バーコードは一回のキャンペーンで複数種類配信で
きるので、割引率を抽選で変えたり、テレビやラジオの
放送のコマーシャル等でキーワードを放送し、当該キー
ワードをバーコード配信サーバ3に登録した場合のみ、
商品の割引を行ったりすることができるようになる。
【0062】以上本発明の一実施の形態を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、バー
コード配信サーバ3は、1台のコンピュータではなく複
数のコンピュータにより構成される場合もある。また、
会員制を前提として顧客DB31が存在する例を示した
が、会員制を導入しない場合には、顧客DB31はな
く、必要であればバーコードの配信申込時に入力させる
ようにする。また、各データベースのデータ構造は一例
を示しているに過ぎず、各データベースの目的に応じて
必要なデータ項目が追加されたり、不要なデータ項目が
削除されたりする場合もある。また、データベースの切
り分けについても一例であって、統合されるような場合
もある。さらに、事業者サーバ7もネットワーク1に接
続する例を示したが、事業者サーバ7と事業者端末5と
は別のネットワーク(例えばLAN(Local Area Netwo
rk)に接続される場合もある。
【0063】また、上で示した表示画面例は一例であっ
て、同様の内容を含む別の画面構成を採用しても良い。
また、一つの表示画面で複数の入力欄又はコンボボック
スがある場合には、複数の画面に分割して入力させるよ
うにする場合もある。
【0064】なお上の説明では携帯電話機へのバーコー
ド配信の例を説明したが、配信先は携帯電話機に限定さ
れず、例えば携帯端末、PDA(Personal Digital Asi
stant)などの機器であってもよい。当然PHS(Perso
nal Handyphone System)であってもよい。また、バー
コードの配信要求だけであれば据え置き型パーソナル・
コンピュータにより行っても良い。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、より
フレキシブルで且つ簡単にバーコードを配信することが
できるようになる。
【0066】また、配信されたバーコードの利用管理を
簡単にすることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るシステム概要を示
すブロック図である。
【図2】バーコード・スケジュール管理DBに格納され
るデータの一例を示す図である。
【図3】バーコード管理DBに格納されるデータの一例
を示す図である。
【図4】配信ログDBに格納されるデータの一例を示す
図である。
【図5】商品マスタDBに格納されるデータの一例を示
す図である。
【図6】第1の処理フローを示す図である。
【図7】事業者向けメニュー・ページの一例を示す図で
ある。
【図8】バーコード予約申込ページの一例を示す図であ
る。
【図9】発行条件設定ページの一例を示す図である。
【図10】第2の処理フローを示す図である。
【図11】発行ログ提供ページの一例を示す図である。
【図12】第3の処理フローを示す図である。
【図13】参加登録ページの一例を示す図である。
【図14】参加登録ページの第2の例を示す図である。
【図15】携帯電話機の表示装置への表示例である。
【図16】携帯電話機の表示装置への第2の表示例であ
る。
【図17】第4の処理フローを示す図である。
【図18】第5の処理フローを示す図である。
【図19】第6の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 3 バーコード配信サーバ 5 事業者端末 7 事業者サーバ 9a,9b,9c 携帯電話機 31 顧客DB 32 バーコードスケジュール管理
DB 33 バーコード管理DB 34 発行ログDB 71 商品マスタDB 73 登録者DB 75 POSシステム 77 バーコードスキャナ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サービス利用事業者のコンピュータから使
    用を希望するバーコードの個数を含むバーコード割り当
    て要求を受信した場合、割り当て可能なバーコードを少
    なくとも前記個数分抽出して前記サービス利用事業者の
    コンピュータに送信するバーコード割当ステップと、 前記サービス利用事業者のコンピュータから当該サービ
    ス利用事業者に割り当てられたバーコードに対する発行
    条件についての情報を受信し、記憶装置に格納する発行
    条件登録ステップと、 前記サービス利用事業者に割り当てられた前記バーコー
    ドに対する発行条件に従って、所定の利用者に対して対
    応するバーコードを発行し、当該対応するバーコードを
    表示させるためのデータを前記所定の利用者の端末に送
    信する発行ステップと、 を含む情報処理方法。
  2. 【請求項2】前記バーコード割当ステップが、 前記サービス利用事業者のコンピュータから使用希望期
    間についての情報を受信するステップをさらに含む請求
    項1記載の情報処理方法。
  3. 【請求項3】前記発行ステップが、 前記所定の一般利用者と前記対応するバーコードの対応
    関係を記憶装置に登録するステップを含み、 登録された前記所定の利用者と前記対応するバーコード
    の対応関係に関するデータを前記サービス利用業者のコ
    ンピュータに送信するステップと、 をさらに含む請求項1又は2記載の情報処理方法。
  4. 【請求項4】前記発行条件が、確率、利用者の属性及び
    登録者のうち少なくともいずれかで規定されることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1つ記載の情報処理
    方法。
  5. 【請求項5】前記発行条件が、前記サービス利用事業者
    に割り当てられた前記個数分のバーコードを全て異なる
    利用者に発行するという条件であることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1つ記載の情報処理方法。
  6. 【請求項6】前記発行条件が、前記サービス利用事業者
    に割り当てられたバーコードの各々が所定の条件に基づ
    き複数の利用者に対して発行されるという条件であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つ記載の情
    報処理方法。
  7. 【請求項7】前記所定の利用者が、前記サービス利用事
    業者に関連するサービスの利用希望登録者であることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つ記載の情報処
    理方法。
  8. 【請求項8】前記所定の利用者が、前記サービス利用事
    業者に割り当てられたバーコードの利用希望者であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つ記載の情
    報処理方法。
  9. 【請求項9】所定の登録ユーザを抽出し、当該登録ユー
    ザに対して前記サービス利用事業者のバーコード利用案
    内を通知するステップをさらに含み、 前記所定の利用者が、前記登録ユーザのうちの希望者で
    あることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つ記
    載の情報処理方法。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれか1つ記載の情
    報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
    ム。
  11. 【請求項11】サービス利用事業者のコンピュータから
    使用を希望するバーコードの個数を含むバーコード割り
    当て要求を受信した場合、割り当て可能なバーコードを
    少なくとも前記個数分抽出して前記サービス利用事業者
    のコンピュータに送信するバーコード割当手段と、 前記サービス利用事業者のコンピュータから当該サービ
    ス利用事業者に割り当てられたバーコードに対する発行
    条件についての情報を受信し、記憶装置に格納する発行
    条件登録手段と、 前記サービス利用事業者に割り当てられた前記バーコー
    ドに対する発行条件に従って、所定の利用者に対して対
    応するバーコードを発行し、当該対応するバーコードを
    表示させるためのデータを前記所定の利用者の端末に送
    信する発行手段と、 を有するバーコード配信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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