JP2003514944A - オリゴマーメチン染料 - Google Patents

オリゴマーメチン染料

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Abstract

(57)【要約】 第一の工程において、ジアミンを、2個の脱離基又はN−アルキル化可能な基を含有する化合物少なくとも2.5当量と反応させ、第二の反応工程において、芳香族N−含有複素環式化合物もしくは求核性化合物又はそれらの混合物と反応させ、第三の反応工程において、アルデヒドと反応させ、そして最後に第四の反応工程において、無機酸又は有機酸と混合することにより得ることができるオリゴマーメチン染料化合物又はそれらの混合物、その貯蔵安定な配合物、有機基材を染色するためのその使用及びこのような染料で染色された基材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、第一の工程において、ジアミンを、2個の脱離基又はN−アルキル
化可能な基を含有する化合物少なくとも2.5当量と反応させ、 第二の反応工程において、芳香族N−含有複素環式化合物もしくは求核性化合
物又はそれらの混合物と反応させ、 第三の反応工程において、アルデヒドと反応させ、そして最後に、 第四の反応工程において、無機酸又は有機酸と混合することにより得ることが
できる化合物又はそれらの混合物を含む。
【0002】 好ましい化合物又は混合物は、第一の反応工程において、 下記式(I)
【0003】
【化6】
【0004】 (式中、R1及びR2は独立に、置換もしくは未置換C1-4アルキル又は置換もし
くは未置換フェニルであり、 B1はC2-10アルキレンであり、それは場合によりN、O及びSからなる群よ
り選ばれる1個以上の原子、好ましくは、Oによって遮られていてよく、そして
さらに置換されていてよく、 a、b、c及びdは各々0、1又は2であり、但し、合計a+c=2であり、
そして合計b+d=2である)のジアミンを、10〜50℃、好ましくは15〜
40℃、特に好ましくは20〜30℃の温度で、 式XB2Y(式中、B2はC1-10アルキレンであり、それはN、O及びSからなる
群より選ばれる1個以上の原子、好ましくはOによって遮られていてよく、さら
に置換されていてもよく、そしてX及びYは独立に、脱離基、好ましくはハロゲ
ン、特に好ましくはClであるか、又は、Nをアルキル化するのに適切な基、例
えばエポキシドである)の化合物少なくとも2.5当量と反応させ、そして、 第二の反応工程において、その反応溶液を1種の化合物D又は複数種の化合物
Dと70〜150℃、好ましくは80〜120℃、特に好ましくは90〜110
℃の温度で反応させ、ここで、Dは下記の化合物、
【0005】
【化7】
【0006】 (式中、A1、A2及びA3は独立にC1-4アルキル、ベンジル、シクロヘキシル、
ヒドロキシアルキル又はC2-3アルケニルであり、そして上記基の環は未置換で
あっても又はハロゲン、シアノ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル又は
1-4アルコキシによって置換されていてもよい)のいずれかであるか、又は、 Dは求核性化合物であり、特にHO-、N,N−ジ−C1-4アルキルアミン又は
モルホリン、ピペラジン及びピペリジンからなる群より選ばれるシクロアミンで
あり、そして 第三の反応工程において、その反応溶液を式(II)
【0007】
【化8】
【0008】 の化合物又はそれらの混合物と70〜150℃、好ましくは80〜120℃、特
に好ましくは90〜110℃の温度で反応させ、上式中、Zは未置換であるか又
はヒドロキシル、アルコキシカルボニル、N−置換もしくは未置換カルバモイル
、アルキル、アルコキシ、アミノ又は置換アミノにより置換されたフェニル、未
置換であるか又はアルキル−、アルコキシ−、ヒドロキシル−、カルボキシル−
もしくは(置換アミノ)−置換されたナフチル、スチリル、フリル、チエニル、
ピリジル、インドリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ピラゾリル、オキサゾ
リル、チアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ベンズ
イミダゾリル、インダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、カルバ
ゾリル、フェノチアジニル又はフェノキサジニルであり、特に、メトキシカルボ
ニルフェニル、エトキシカルボニルフェニル、ヒドロキシフェニル、ジヒドロキ
シフェニル、アミノカルボニルフェニル、ジメチルアミノ−カルボニルフェニル
、ジエチルアミノカルボニルフェニル、メトキシフェニル、ジメトキシフェニル
、トリヒドロキシフェニル、トリメトキシフェニル、エトキシフェニル、ブトキ
シフェニル、フェノキシフェニル、アミノフェニル、メチルアミノフェニル、エ
チルアミノフェニル、ベンジルアミノフェニル、ブチル−アミノフェニル、フェ
ニルアミノフェニル、シアノエチルアミノフェニル、ジメチルアミノフェニル、
ジメチルアミノメチルフェニル、ジメチルアミノメトキシフェニル、ジメチルア
ミノカルボメトキシフェニル、ジエチルアミノ−フェニル、ジエチルアミノメチ
ルフェニル、エトキシジエチルアミノフェニル、ジプロピルアミノ−フェニル、
ジ−n−ブチルアミノフェニル、ジベンジルアミノフェニル、ジ−β−シアノエ
チルアミノフェニル、ジ−β−メトキシエチルアミノフェニル、N−メチル−N
−エチルアミノフェニル、N−ブチル−N−メチルアミノフェニル、N−メチル
−N−ベンジルアミノフェニル、N−エチル−N−メトキシベンジルアミノフェ
ニル、N−シクロヘキシル−N−ベンジルアミノフェニル、N−β−シアノエチ
ル−N−ベンジルアミノ−フェニル、N−β−エトキシエチル−N−ベンジルア
ミノフェニル、N−β−メトキシカルボニルエチル−N−ベンジルアミノフェニ
ル、ジ−ベンジルアミノクロロフェニル、ジベンジル−アミノメトキシフェニル
、ジベンジル−アミノメチルフェニル、N−メチル−N−β−シアノエチルアミ
ノ−フェニル、N−エチル−N−β−シアノエチルアミノフェニル、N−プロピ
ル−N−β−シアノエチルアミノフェニル、N−ブチル−N−β−シアノエチル
アミノフェニル、N−メチル−N−β−メトキシカルボニル−エチルアミノ−フ
ェニル、N−メチル−N−β−エトキシカルボニルエチルアミノフェニル、N−
メチル−N−β−カルバモイルエチルアミノフェニル、N−メチル−N−β−ジ
メチルカルバモイルエチルアミノフェニル、N−エチル−β−メトキシカルボニ
ル−エチルアミノフェニル、N−エチル−N−β−エトキシカルボニルエチルア
ミノ−フェニル、N−エチル−N−β−カルバモイルエチルアミノフェニル、ピ
ペリジノフェニル、ピロリジノ−フェニル、モルホリノフェニル、チアモルホリ
ノフェニル、ピペラジノフェニル、N−メチル−ピペラジノフェニル、N−ベン
ジルピペラジノ−フェニル、N−メチル−N−フェニルアミノフェニル、N−シ
アノエチル−N−フェニル−アミノフェニル、ジフェニルアミノフェニル、N−
メチル−N−4−エトキシ−フェニルアミノフェニル、N−メチル−N−4−メ
トキシフェニルアミノフェニル、N−メチル−N−4−メチルフェニルアミノフ
ェニル、N−メチル−N−2−メチルフェニルアミノフェニル、N−メチル−N
−シアノメチルアミノフェニル、N−エチル−N−シアノメチルアミノフェニル
、N−ベンジル−N−シアノメチルアミノフェニル、N−β−シアノエチル−N
−シアノメチルアミノフェニル、N−メチル−N−β−アセトキシエチルアミノ
フェニル、N−エチル−N−β−アセトキシエチルアミノフェニル、N−ベンジ
ル−N−β−プロポキシエチルアミノフェニル、N−エチル−N−β−オキセチ
ルアミノフェニル、N−メチル−N−β−オキセチルアミノフェニル、ジメチル
アミノヒドロキシフェニル、ジエチルアミノヒドロキシフェニル、ジベンジル−
アミノヒドロキシフェニル、ジメチルアミノアセチルアミノフェニル、ジエチル
アミノ−アセチルアミノフェニル、N−エチル−N−β−ジメチル−アミノエチ
ルアミノフェニル、N−メチル−N−β−ジメチルアミノエチルアミノ−フェニ
ル、N−ベンジル−N−β−ジメチルアミノエチルアミノフェニル、N−β−シ
アノエチル−N−β−ジメチルアミノエチルアミノフェニル、N−β−メトキシ
カルボニルエチル−N−β−ジメチルアミノエチルアミノフェニル、N−β−オ
キセチル−N−p−ジメチル−アミノエチルアミノフェニル、N−β−メトキシ
−エチル−N−β−ジメチル−アミノエチルアミノフェニル、N−エチル−N−
β−ジエチルアミノエチルアミノフェニル、N−エチル−N−β−ジエンジルア
ミノエチルアミノフェニル、N−エチル−N−β−ピペリジノエチルアミノフェ
ニル、N−ベンジル−N−β−モルホリノエチルアミノフェニル、N−エチル−
N−β−トリメチルアンモニウムエチルアミノフェニルクロリド、N−メチル−
N−β−トリメチル−アンモニウムエチルアミノフェニルクロリド、N−メチル
−N−β−ジエチルベンジル−アンモニウムエチル−アミノフェニルクロリド、
N−ベンジル−N−β−ジメチルベンジルアンモニウムエチルアミノフェニルク
ロリド、N−エチル−N−β−ピリジニウムエチルアミノフェニルクロリド、ジ
メチルアミノナフチル、ジエチルアミノ−ナフチル、ジベンジル−アミノナフチ
ル、トリルメチルアミノナフチル、エトキシフェニル−メチルアミノナフチル、
ヒドロキシナフチル、ヒドロキシメトキシカルボニルナフチル、メトキシカルボ
ニルメトキシナフチル、
【0009】
【化9】
【0010】
【化10】
【0011】 であり、そして 第四の反応工程において、反応溶液を有機酸又は無機酸、特に、塩化水素酸、
硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、クエン酸、乳酸及び
グルコン酸、好ましくはギ酸又は酢酸と混合することにより得られる。
【0012】 より好ましい化合物又はそれらの混合物は以下の場合に得られる。 R1及びR2は独立にメチル又はエチルであり、 B1はC2-6アルキレンであり、それは場合により、N、O及びSからなる群よ
り選ばれる1個以上の原子、好ましくはOによって遮られていてよく、そしてさ
らに置換されていてよく、 a及びbは独立に0又は1であり、 B2はC1-4アルキレンであり、それは場合により、N、O及びSからなる群よ
り選ばれる1個以上の原子、好ましくはOによって遮られていてよく、そしてさ
らに置換されていてよく、 Xはハロゲンであり、好ましくはClであり、 Yはエポキシドであり、 Dは
【0013】
【化11】
【0014】 であり、Zは
【0015】
【化12】
【0016】 であり、ここで、符号*は−CHO基への結合を表わし、そしてR3、R4及びR 5 は独立にH又はC1-4アルキル基であり、好ましくはR3はH又は−CH3であり
、そしてR4=R5=−CH3又は−CH2CH3である。
【0017】 同様に、より好ましい化合物又はそれらの混合物は第二の反応工程において、
反応溶液を化合物Dの混合物と反応させるときに得ることができる。
【0018】 理想的には、反応は極性溶剤、特にアルコール、例えば、メタノール、エタノ
ール又はグリコール中に行われる。
【0019】 得られる新規の化合物は、全ての種類の繊維材料、セルロース、綿、ケラチン
系繊維(keratinous fibers)、例えば、毛、又はレザー、しかし、特に、紙又
は紙製品、特に、ウッディーペーパー、いわゆる粉砕木、又は、他の靱皮繊維、
例えば、大麻、亜麻、サイザル、ジュート、コイヤー又はワラを染色するための
染料として直接的に使用することができ、又は、水性の、例えば、濃厚で安定な
溶液の形態で使用することができる。
【0020】 本発明の化合物は優れた水溶性が顕著である。 本発明の染料はまた、同一の又は他の染料のクラスの適切な染料と混合でき、
そして上記の材料を染色又はプリントするために使用できる。より詳細には、カ
チオンもしくは塩基性染料、例えばメチンもしくはアゾ染料は本発明の染料との
混合物としての使用に適切である。
【0021】 本発明は、また、本発明によって製造された化合物又はそれらの混合物及び/
又はその塩を含む貯蔵安定な液体の水性染料配合物を製造するための本発明の化
合物又はそれらの混合物の使用を提供する。
【0022】 本発明は、また、有機基材、特に、セルロース、綿、ケラチン系(keratinous)
基材、例えば、毛、又はレザー、好ましくは紙又は紙製品、特に好ましくはウッ
ディーペーパー、いわゆる粉砕木、或いは、他の靱皮繊維、例えば、大麻、亜麻
、サイザル、ジュート、コイヤー又はワラを染色又はプリントするための本発明
により製造された化合物又はそれらの混合物の使用、又は、貯蔵安定な液体の水
性染料配合物の使用を提供する。
【0023】 本発明は、また、本発明により製造された化合物又はそれらの混合物、或いは
、本発明による貯蔵安定な液体水性染料配合物で染色され又はプリントされた、
有機基材、特に、セルロース、綿、ケラチン系(keratinous)基材、例えば、毛
、又はレザー、好ましくは紙又は紙製品、特に好ましくは、ウッディーペーパー
、いわゆる粉砕木、或いは、他の靱皮繊維、例えば、大麻、亜麻、サイザル、ジ
ュート、コイヤー又はワラを提供する。
【0024】 以下の実施例は本発明を例示するために用いられる。実施例において、部は特
に指示がないかぎり重量%であり、温度は摂氏温度で報告される。
【0025】 例1 1,2−プロピレングリコール300部中の1,6−ジアミノヘキサン(I)
58部の溶液に、(±)−2−クロロメチルオキシラン(XB2Y)139部を
、穏やかに冷却しながら、滴下して徐々に添加する。添加の完了時に、混合物を
次いで20〜30℃で3時間攪拌し、その点で、4−ピコリン(D)93部を添
加する。溶液を徐々に90〜100℃まで加熱し、そしてその温度で3時間攪拌
する。その後、ピペラジン(D)25部を添加し、そして90〜100℃でさら
に30分間攪拌を続ける。その後、4−ジメチルアミノベンズアルデヒド(II
)116部を添加し、そして約100℃でさらに2時間攪拌を続ける。最後に、
このバッチを、水450部及び酢酸310部の混合物で希釈する。約28%濃度
の染料溶液は最少の廃水汚染を伴って光沢のあるオレンジシェードに木製材料を
染色する。 例1を繰り返して、さらなる染料を製造し、紙の染色におけるその色を下記の
表1に報告する。
【0026】 表1:例2〜26
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】 以下の使用例は本発明を例示するために用いられる。例中、部は特に指示がな
いかぎり重量%であり、温度は摂氏温度で報告される。
【0029】 使用例A 化学漂白された亜硫酸ソフトウッドセルロース70部及び化学漂白された亜硫
酸バーチウッドセルロース30部を水2000部中に細砕するために叩解機(ho
llander)を用いる。例1の染料0.2部をその中に分散させる。20分の混合時
間の後に、材料から紙を製造する。このように得られた吸収性紙は黄色がかった
赤の色を有する。廃水は無色である。
【0030】 使用例B 叩解機中、水2000部とともに細砕された、漂白された亜硫酸セルロース1
00部中に例1の染料溶液0.5部を注ぐ。15分間の混合の後にサイジングを
行う。この材料から製造される紙は黄色がかった赤色を有する。
【0031】 使用例C 以下の組成の染料溶液を通して40〜50℃で、サイジング処理されていない
紙の吸収性ウェブを引張る。 0.5部の例1の染料、 0.5部のデンプン、及び、 99.9部の水 過剰の染料溶液を2枚ロールによってしぼる。乾燥した紙のウェブは黄色がか
った赤色を有する。
【0032】 使用例A〜Cの方法は他の例の染料での染色についても適切である。
【0033】 使用例D 古紙(ウッディー)15kg、漂白された粉砕木25kg及び未漂白の硫酸パ
ルプ10kgをパルパー中でビーティングし、3%水性パルプ懸濁液を形成した
。パルプ懸濁液を染色バット内で2%に希釈した。この懸濁液を、その後、連続
して、5%カオリン及び例1の染料の5%酢酸溶液1.25kg(乾燥合計繊維
を基準に計算)に攪拌しながら混合した。20分後、混合バット中のパルプを樹
脂サイズ分散体1%(絶対乾燥繊維を基準)と混合した。ヘッドボックスの直近
上流部で紙機械で均一なパルプ懸濁液をミョウバンによってpH5に調節した。
紙機械を機械仕上げ(Machine finish)とともに用いて、80g/m2の黄色がか
った赤のバッグ紙を製造した。
【0034】 使用例E 60%の粉砕木及び40%の未漂白亜硫酸パルプからなる乾燥原料を十分な水
を用いてビーティングし、そして40SRフリーネスにまで叩解機中で細砕し、
乾燥含量が2.5%を若干超えるようにし、その後、水でちょうど2.5%の乾
燥含量にまで調節し、高密度パルプを得る。この高密度パルプ200部を、例1
の染料の0.25%水溶液5部と混合し、約5分間攪拌し、乾燥原料基準で2%
の樹脂サイズ及び4%のミョウバンと混合し、再び、均一になるまで数分間攪拌
する。この材料を水500部で700体積部にまで希釈し、そして既知の様式を
用いて、シート形成機で排水により紙シートを製造する。これらの紙シートは深
い黄色がかった赤の色を有する。
【0035】 使用例D及びEの方法は他の例の染料での染色にも適切である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H056 CA01 CA02 CC02 CC08 CE02 CE03 DD03 DD04 DD06 DD07 DD19 DD23 DD24 FA01 4H057 AA01 BA03 BA22 DA01 DA21 DA23 DA24 4L055 AA02 AA03 AC02 AC08 AC09 AG34 AG35 AG36 AG37 AH03 EA20 FA30 GA05 GA29

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の工程において、ジアミンを、2個の脱離基又はN−ア
    ルキル化可能な基を含有する化合物少なくとも2.5当量と反応させ、 第二の反応工程において、芳香族N−含有複素環式化合物もしくは求核性化合
    物又はそれらの混合物と反応させ、 第三の反応工程において、アルデヒドと反応させ、そして最後に第四の反応工
    程において、無機酸又は有機酸と混合することにより得ることができる化合物又
    はそれらの混合物。
  2. 【請求項2】 第一の反応工程において、以下の式(I) 【化1】 (式中、R1及びR2は独立に置換もしくは未置換C1-4アルキル又は置換もしく
    は未置換フェニルであり、 B1はC2-10アルキレンであり、それは場合により、N、O及びSからなる群
    より選ばれる1個以上の原子により遮られていてよく、そしてそれはさらに置換
    されていてよく、 a、b、c及びdは各々、0、1又は2であり、但し、合計a+c=2及び合
    計b+d=2である)のジアミンを、10〜50℃の温度で、 式XB2Y (式中、B2はC1-10アルキレンであり、それは場合により、N、O及びSから
    なる群より選ばれる1個以上の原子により遮られていてよく、そしてそれはさら
    に置換されていてよく、 X及びYは独立に、脱離基又はNをアルキル化するのに適切な基である)の化
    合物少なくとも2.5当量と反応させ、そして、 第二の反応工程において、その反応溶液を1種の化合物D又は複数種の化合物
    Dと70〜150℃の温度で反応させ、そしてDは以下の化合物、 【化2】 (式中、A1、A2及びA3は独立に、C1-4アルキル、ベンジル、シクロヘキシル
    、ヒドロキシアルキル又はC2-3アルケニルであり、そして上記基の環は未置換
    であっても又はハロゲン、シアノ、C1-4アルキル、C1-4ヒドロキシアルキル又
    はC1-4アルコキシによって置換されていてよい)のいずれかであるか、又は、
    Dは求核性化合物であり、そして第三の反応工程において、その反応溶液を 式(II) 【化3】 (式中、Zは未置換であるか又はヒドロキシル、アルコキシカルボニル、N−置
    換もしくは未置換カルバモイル、アルキル、アルコキシ、アミノ又は置換アミノ
    によって置換されたフェニル、未置換であるか又はアルキル‐、アルコキシ‐、
    ヒドロキシル‐、カルボキシル‐もしくは(置換アミノ)‐置換されたナフチル
    、スチリル、フリル、チエニル、ピリジル、インドリル、ベンゾフリル、ベンゾ
    チエニル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、オキサジア
    ゾリル、チアジアゾリル、ベンズイミダゾリル、インダゾリル、ベンズオキサゾ
    リル、ベンゾチアゾリル、カルバゾリル、フェノチアジニル又はフェノキサジニ
    ルである)の化合物又はそれらの混合物と70〜150℃の温度で反応させ、そ
    して 第四の反応工程において、その反応溶液を有機酸又は無機酸と混合することに
    より得ることができる、請求項1記載の化合物又はそれらの混合物。
  3. 【請求項3】 R1及びR2は独立に、メチル又はエチルであり、 B1はC2-6アルキレンであり、それは場合により、N、O及びSからなる群よ
    り選ばれる1個以上の原子によって遮られていてよく、そしてさらに置換されて
    いてよく、 B2はC1-4アルキレンであり、それは場合により、N、O及びSからなる群よ
    り選ばれる1個以上の原子によって遮られていてよく、そしてさらに置換されて
    いてよく、 Xはハロゲンであり、 Yはエポキシドであり、 Dは 【化4】 であり、Zは 【化5】 であり、符号*は−CHO基への結合を表わし、そしてR3、R4及びR5は独立
    にH又はC1-4アルキル基であり、そして第四の反応工程において塩化水素酸、
    硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、クエン酸、乳酸又は
    グルコン酸が使用されることを特徴とする、請求項1又は2記載の化合物又はそ
    れらの混合物。
  4. 【請求項4】 前記反応溶液は化合物Dの混合物と反応されることを特徴と
    する、請求項1、2又は3に記載の化合物又はそれらの混合物。
  5. 【請求項5】 前記反応温度は第一の反応工程において15〜40℃であり
    、そして第二及び第三の反応工程において80〜120℃であることを特徴とす
    る、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物又はそれらの混合物。
  6. 【請求項6】 貯蔵安定な液体水性染料配合物を製造するための水溶性の形
    での請求項1〜5のいずれか1項記載の化合物又はそれらの混合物の使用。
  7. 【請求項7】 有機基材を染色又はプリントするための請求項1〜5のいず
    れか1項記載の化合物又はそれらの混合物の使用又は請求項6記載の貯蔵安定な
    液体水性染料配合物の使用。
  8. 【請求項8】 セルロース、綿、ケラチン系基材又はレザーを有機基材とし
    て使用することを特徴とする、請求項7記載の使用。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のいずれか1項記載の化合物又はそれらの混合
    物又は請求項6記載の貯蔵安定な液体水性染料配合物によって染色され又はプリ
    ントされた有機基材。
  10. 【請求項10】 セルロース、綿、ケラチン系基材又はレザーであることを
    特徴とする、請求項9記載の有機基材。
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