JP2003511248A - フライス及びそのための切削インサート - Google Patents

フライス及びそのための切削インサート

Info

Publication number
JP2003511248A
JP2003511248A JP2001527945A JP2001527945A JP2003511248A JP 2003511248 A JP2003511248 A JP 2003511248A JP 2001527945 A JP2001527945 A JP 2001527945A JP 2001527945 A JP2001527945 A JP 2001527945A JP 2003511248 A JP2003511248 A JP 2003511248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting insert
insert
cutting
axis
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001527945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003511248A5 (ja
Inventor
サトラン,アミール
アグラノブスキ,デイナ
Original Assignee
イスカー・リミテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イスカー・リミテツド filed Critical イスカー・リミテツド
Publication of JP2003511248A publication Critical patent/JP2003511248A/ja
Publication of JP2003511248A5 publication Critical patent/JP2003511248A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
    • B23C5/1027Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts
    • B23C5/1036Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts having a single cutting insert, the cutting edges of which subtend 180 degrees
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/19Rotary cutting tool
    • Y10T407/1906Rotary cutting tool including holder [i.e., head] having seat for inserted tool
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/19Rotary cutting tool
    • Y10T407/1906Rotary cutting tool including holder [i.e., head] having seat for inserted tool
    • Y10T407/1908Face or end mill
    • Y10T407/1924Specified tool shape

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Shovels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 切削インサートの固定面(66、64)の幾何学的構造に補完的な幾何学的構造をもつ固定面(50、42)をもつ2個の固定あご(34、32)の間に固定された1個の交換可能な切削インサート(24、100、106)をもつ、切削工具アセンブリー(20)、例えばボールノールのエンドミル。切削工具アセンブリーの末端図において、固定あご(34、32)の固定面(50、42)は少なくとも一部は凸形であり、インサートの固定面(66、64)は凹形である。切削インサートは、固定あご及び切削インサート中の通し穴(44、118)を通過する固定ねじ(26)により定位置に固定される。切削インサートが固定あごの間に固定される時に、切削インサートの側部の切削縁には適当な支持を提供され、正確に半径方向に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は概括的にフライス、そしてより具体的には、高度な精度をもつ研磨作
業における使用のための、固定あごの間に保持された1枚の交換可能な切削イン
サートをもつボールノーズのエンドミル、に関する。
【0002】 (発明の背景) フライスは自動車、飛行機、ダイ及び成形産業におけるプロファイル及び内腔
研磨のために一般に使用される。本発明が関与する、フライスにより作成される
作業製品の高い精度及び良好な表面の品質を達成するために、切削インサートを
高度な配置精度をもつフライス中に保持しなければならない。
【0003】 先行技術のフライスに伴う問題は、後者が平板様であるかもしくは概括的にプ
リズム様形態をもつかどちらかであり、固定される切削インサートの面の幾何学
形態と補完的な幾何学形態、すなわち、それぞれ、平板もしくはプリズム様形態
、を伴う固定面をもつ2種の固定あごの間で固定される、点である。切削インサ
ートは固定あご及び切削インサートにおける通し穴を通過する固定ねじにより、
定位置に固定される。製造許容差により、切削インサートはフライス中に保持さ
れる時に、真の中心線上にあることを確保することが困難である。このような製
造許容差は例えば、固定ねじの直径、通し穴の直径及び通し穴の位置を含む。す
なわち、固定あごの間に保持された1個の交換可能な切削インサートをもつエン
ドミルのような切削工具に対して、切削インサートの2個の直径上に向かい合う
切削縁の半径方向の配置は全体的製造許容差の範囲内にのみ確保することができ
る。実際、切削インサートの切削縁上の点は必ずしも、フライスの回転軸と同心
円のねじ山のサークル上に正確に配置されるとは限らないであろう。平板様切削
インサートをもつフライスに対しては、フライス及び切削インサートにおける固
定ねじ及び通し穴の製造許容差が切削インサートの半径方向の配置の不正確に対
する主要な寄与因子である。半径方向の配置精度は補完的形態の固定面をもつ、
固定あごに固定された概括的にプリズム様の隣接面をもつインサートを使用する
ことにより改善することができる。しかし、この場合でも、切削インサートの半
径方向の配置の不正確さは存在するであろう。半径方向の配置の不正確さの主要
な原因はプリズム様の隣接する面を含んで成る隣接面の間の角度の製造許容差の
ような幾何学的因子から由来する。
【0004】 欧州特許第0 417 862号明細書において、切削インサートが切削力下
での交換に対して有効に保持されるように、そして切削インサートホールダーに
対する切削インサートの相対的位置が切削作業中及びまた、インサートを交換し
なければならない時の両方で、実質的に変化せずに維持されるように、インサー
トホールダー中への切削インサートの有効な固定を確保する切削工具アイトアセ
ンブリーが記載されている。同明細書の図3に示された態様において、切削イン
サートの有効な保持は、切削インサートホールダーの固定あごのリブと、縦方向
の正中面に対して対称的に、そして、それから間隔を明けて配置されている、離
れた軸方向の位置に沿った切削インサートとの間に得られる。欧州特許第0 4
17 862号明細書の図4に示された態様において、離れた軸方向の位置に沿
った有効な保持の代わりに、狭い軸方向の中間の湾曲部分に沿って保持されてい
る。 欧州特許第0 417 862号明細書に記載の両態様において、固定あ
ごのリブは、実質的に円形の横断面の形状の固定面により形成され、そして固定
あごの固定面と切削インサートとの間の固定接触は、固定あごの固定面の曲率半
径より大きい曲率半径をもつ側部の湾曲部分をもつ切削インサートの固定面を形
成することにより前以て決められた軸方向の位置に沿って起こるようになってお
り、中央の湾曲部分は固定あごの固定面の曲率半径より小さい曲率半径をもつ。
【0005】 欧州特許第0 417 862号明細書に記載の両態様において、切削インサ
ートの固定面が非均一な横断面をもち、そして両態様において、切削インサート
の固定面の側部が固定あごの固定面に隣接しないことに注目しなければならない
。このような固定配列の欠点は、それが一対の固定あごの間に保持される1枚の
交換可能な切削インサートを含んで成るエンドミルのような切削工具アセンブリ
ーに適用することができない点である。このような切削工具アセンブリーの切削
インサートは、切削インサートの固定面の間で測定したそれらの厚さよりずっと
大きい、側部の切削縁の間で測定した幅をもち、欧州特許第0 417 862
号明細書に記載の固定配列は切削インサートの側部切削縁に対して適した支持を
提供しないであろう。
【0006】 従って、前記の欠点を克服し、切削インサートの側部切削縁に、適した支持を
提供しながら、フライス中に固定される時に、交換可能な切削インサートの正確
な半径方向の配置を確保するであろうフライスを提供することが本発明の目的で
ある。
【0007】 このようなフライスのための一定角度に回転可能な切削インサートを提供する
ことが本発明の更なる目的である。
【0008】 (発明の要約) 本発明に従うと、切削インサートホールダー(22)、切削インサート(24
)及び固定ねじ(26)を含んで成る切削工具アセンブリー(20)が提供され
、切削インサートホールダー(22)が本体部分(28)連結した固定部分(3
0)を含んで成り、 固定部分(30)が、 下方周囲面(46)及び上方固定面(50)をもつ下方固定あご(34)、 下方固定あご(34)に弾力的に連結された上方固定あご(32)(ここで、
上方固定あご(32)が下方固定面(42)及び上方周囲面(38)をもつ)、 上方及び下方固定あごを通過する通し穴(44)(ここで、通し穴が上方もし
くは下方固定あごの一方にねじ留めされている)、 上方及び下方固定面(50、42)の間に区画されたインサート受け入れスロ
ット(36)、を含んで成り、 切削インサート(24)が、 上方の縁(70)により縁取りされたインサートの上方固定面(64)、 下方の縁(72)により縁取りされたインサートの下方固定面(66)、 インサートの上方固定面(64)とインサートの下方固定面(60)との間の
周囲側面(68)、 周囲側面と共働する少なくとも一つの切削縁、 インサートの上方及び下方固定面の間で切削インサート(24)を通過する少
なくとも1個の通し穴(118)、を含んで成り、 そこで、 インサートの上方固定面(64)が第1の曲率半径r1及び第1の円筒の軸を
もつ第1の円筒形の面の一部分に従い、 インサートの下方固定面(66)が第2の曲率半径r2及び第2の円筒の軸を
もつ第2の円筒形の面の一部分に従い、 下方固定あご(34)の上方固定面(50)が第3の曲率半径R2及び第3の
円筒の軸をもつ第3の円筒形の面の一部分に従い、 上方固定あご(32)の下方固定面(42)が第4の曲率半径R1及び第4の
円筒の軸をもつ第4の円筒形の面の一部分に少なくとも一部は従い、 切削工具アセンブリーの正面図において、下方及び上方固定あご(34、32
)の上方及び下方固定面(50、42)それぞれが少なくとも一部は凸型であり
、そしてインサートの下方及び上方の固定面(66、64)が凹型であり、 切削インサート(24)が、切削インサートホールダーの上方及び下方固定あ
ご中の通し穴(44)並びに切削インサート(24)中の少なくとも1個の通し
穴(118)を通過する固定ねじ(26)により保持された位置のインサート受
け入れスロット(36)中に保持され、上方もしくは下方固定あごの一方のねじ
付き通し穴中にねじ留めされており、 上方固定あご(32)の下方固定面(42)が少なくとも1カ所の上方接触領
域(64’)でインサートの上方固定面(64)と組み合い、下方固定あご(3
4)の上方固定面(50)が少なくとも1カ所の下方接触領域(66’)でイン
サートの下方面(66)と組み合い、 少なくとも1カ所の上方接触領域がインサートの上方固定面(64)の少なく
とも2カ所の外側領域(64’)を含んで成り、そして少なくとも1カ所の下方
接触領域がインサートの下方固定面(66)の少なくとも2カ所の外側領域(6
6’)を含んで成ることを特徴とする。
【0009】 好ましくは、切削インサートホールダー(22)は回転軸(A)をもち、切削
インサート(24)は回転対称の縦軸(B)及び、回転対称の縦軸(B)が通る
中心(128)をもち、回転対称の縦軸(B)がその周りに切削インサートが1
80°の回転対称をもつ切削インサートの回転軸を構成する。
【0010】 具体的な適用に従うと、切削インサートの固定面の曲率半径rを表す、第1の
曲率半径及び第2の曲率半径の数値が等しく、r1=r2、そして、固定あごの
固定面の曲率半径Rを表す第3及び第4の曲率半径の数値が等しい、R1=R2
。 本発明に従うと、固定あごの固定面の曲率半径Rは切削インサートの固定面
の曲率半径rより大きい。
【0011】 一つの具体的な適用に従うと、r=16mmでありR=16.2mmである。
【0012】 本発明に従うと、切削インサートの正面図において、幅及び厚さをそれぞれ、
周囲側面の向かい合う部分の間の距離、並びにインサートの上方及び下方固定面
の間の最大距離として測定する場合、切削インサートが厚さTより大きい幅Wを
もつ。
【0013】 概括的にW/Tは2.5〜4.0の範囲内にある。
【0014】 具体的な適用に従うと、W/Tは3.3に等しい。
【0015】 更に本発明に従うと、切削インサートの正面図において、幅及び厚さをそれぞ
れ、周囲側面の向かい合う部分の間の距離、並びにインサートの上方及び下方固
定面の間の最大距離として測定する場合、切削インサートは厚さtより大きい幅
Wを有する。
【0016】 概括的にW/tは4.0〜6.0の範囲内にある。
【0017】 具体的な適用に従うと、Wは5.3に等しい。
【0018】 更にまた具体的な適用に従うと、切削インサートの固定面の曲率半径rはWに
ほぼ等しく、固定あごの固定面の曲率半径RはWに等しい。
【0019】 概括的に、インサート受け入れスロット(36)は切削インサートを受け入れ
るための前端(36’)及び、上方の固定あごが下方固定あごに弾力的に連結さ
れている後端(36”)をもつ。
【0020】 好ましくは、インサート受け入れスロット(36)の後端(36”)に、切削
インサートホールダー(22)の回転軸(A)に横方向の、少なくとも1種類の
インサートの軸方向の配置面(56、58)が付いている。
【0021】 また更に好ましくは、インサート受け入れスロット(36)の後端(36”)
に、切削インサートホールダー(22)の回転軸(A)に横方向の、少なくとも
1種のインサートの軸方向の配置面(56、58)に隣接する、少なくとも1種
の概括的に円筒形の溝(60、62)が付いている。
【0022】 更にまた好ましくは、切削インサート(24)は切削インサート(24)の回
転軸(B)に隣接する2カ所の末端部分(24’、24”)をもち、2個の末端
部分(24’、24”)の少なくとも1個に、切削インサート(24)の回転軸
(B)に横方向の、軸に隣接する面(88a、88b、90a、90b)が付い
ている。
【0023】 好ましくは、軸に隣接する面(88a、88b、90a、90b)は研磨され
ている。
【0024】 第1の具体的な適用に従うと、切削インサート(100)の少なくとも1個の
通し穴(118)が切削インサートの上面図において、切削インサートの実質的
に中心に配置された孔の軸(104)をもつ円形の孔(102)として供給され
、孔の軸が切削インサートの回転軸(B)に垂直である。
【0025】 第2に具体的な適用に従うと、切削インサート(106)の少なくとも1個の
通し穴(118)が2個の円形の孔(118、110)として供給され、各円形
の孔が孔の軸(112、114)及び孔の直径(D1、D2)をもち、各円形の
孔の孔直径の数値は実質的に等しく(D1=D2=D)、各孔の軸が切削インサ
ートの上面図において、切削インサート(106)の中心(116)から実質的
に等距離に配置され(X1=X2=X)、各孔の軸が切削インサート(106)
の回転軸(B)に垂直であり、そして2本の孔の軸(112、114)の間の距
離(2X)が孔直径(D)より大きい。
【0026】 本発明の第3の具体的な適用に従うと、少なくとも1個の通し穴(118)が
、2個の交わる円形の孔(120、122)により供給され、各円形の孔が孔の
軸(124、126)及び孔の直径(D1、D2)をもち、各円形の孔の孔直径
の数値が実質的に等しく(D1=D2=D)、各孔の軸が切削インサートの上面
図において、切削インサート(24)の中心(128)から実質的に等距離に配
置され、各孔の軸が切削インサートの回転軸(B)に垂直であり、そして2個の
孔の軸の間の距離(Y)が孔の直径(D)より小さい。
【0027】 本発明の第2の具体的な適用に従うと、切削インサート(106)は、切削イ
ンサートホールダーの上方及び下方固定あごの通し穴、並びにインサート受け入
れスロット(36)の前端(36’)に最も近い切削インサートの円形の孔を通
過し、そして上方もしくは下方固定あごの一方のねじ付き通し穴(52)中にね
じ留めされている固定ねじ(26)により、保持位置のインサート受け入れスロ
ット(36)中に保持されている。
【0028】 本発明の第3の具体的な適用に従うと、切削インサート(24)は、切削イン
サートホールダーの上方及び下方固定あごの通し穴、並びにインサート受け入れ
スロット(36)の前端(36’)に最も近い切削インサート(24)の円形孔
(120)を通過し、上方もしくは下方固定あごの一方のねじ付き通し穴(52
)中にねじ留めされている、固定ねじ(26)により、保持位置のインサート受
け入れスロット(36)中に保持されている。
【0029】 本発明の具体的な適用に従うと、切削インサート(24、100、106)の
周囲側面(68)に、切削インサートがインサートの受け入れスロット中に保持
されている時に、一対の切削縁(74a、74b)がインサート受け入れスロッ
ト(36)の前端(36’)に、より近く配置され、一対の作業する切削縁を構
成し、そして他方の対の切削縁(76a、76b)がインサート受け入れスロッ
トの後端(36”)により近く配置され、一対の作業しない切削縁を構成するよ
うに、2対の、直径方向に向かい合う切削縁(74a、74b、76a、76b
)が付いている。
【0030】 好ましくは、周囲側面に、回転対称の第1の横軸(T1)上に配置され、切削
縁の直径上に向かい合う対(74a、74b、76a、76b)の間を分離する
2個の直径上に向かい合うノッチ(78’、78”)が付いており、回転対象の
第1の横軸(T1)は周囲側面(68)をとおり、回転対称の縦軸(B)に垂直
に通過し、切削インサートは回転対称の第1の横軸(T1)の周囲に180°の
回転対称をもつ。
【0031】 具体的には、切削縁(74a、74b、76a、76b)の各対は、回転対称
の縦軸(B)が周囲側面(68)を通過する場所に近い領域からノッチの方向に
上方に延伸し、一方、他方の切削縁(74a、76a)が、回転対称の縦軸が、
周囲側面を通過する場所に近い同一領域から直径上の向かい合うノッチの方向に
下方に延伸する1個の切削縁(74b、76b)を含んで成る。
【0032】 概括的に、各切削縁には逃げ面(80)及びすくい面(82)が付いている。
【0033】 本発明に従うと、更に、回転の縦軸(B)及び、縦軸(B)が通過する中心(
128)をもつ切削インサート(24)が提供され、縦軸(B)は切削インサー
トの回転軸を構成し、切削インサート(24)は、 上方の縁(79)により縁取りされたインサートの上方固定面(64)、 下方の縁(72)により縁取りされたインサートの下方固定面(66)、 インサートの上方固定面(64)と、インサートの下方固定面(60)との間
の周囲側面(68)、 周囲側面と連絡した少なくとも1種の切削縁、 インサートの上方及び下方固定面の間で切削インサート(24)を通過する少
なくとも1個の通し穴(118)、を含んで成り、 そこで、 インサートの上方固定面(64)が第1の曲率半径r1及び第1の円筒の軸を
もつ第1の円筒形の面の一部分に従い、 インサートの下方固定面(66)が第2の曲率半径r2及び第2の円筒の軸を
もつ第2の円筒形の面の一部分に従う。
【0034】 具体的な適用に従うと、切削インサートの固定面の曲率半径rを表す、第1の
曲率半径及び第2の曲率半径の数値が等しいr1=r2。
【0035】 更に具体的な適用に従うと、縦軸(B)は、その周囲に切削インサートが18
0°の回転対称をもつ切削インサートの回転対称軸を構成する。
【0036】 本発明に従うと、切削インサートの正面図において、幅及び厚さをそれぞれ、
周囲側面の向かい合う部分の間の距離、並びにインサートの上方及び下方固定面
の間の最大距離として測定する場合、切削インサートが厚さTより大きい幅Wを
もつ。
【0037】 概括的に、W/Tは2.5〜4.0の範囲内にある。
【0038】 具体的な適用にに従うと、W/Tは3.3に等しい。
【0039】 本発明に従うと更に、切削インサートの末端図において、幅及び厚さをそれぞ
れ、周囲側面の向かい合う部分の間の距離、並びにインサートの上方及び下方固
定面の間の最大距離として測定する場合、切削インサートが厚さtより大きい幅
Wを有する。
【0040】 概括的にW/tは4.0〜6.0の範囲内にある。
【0041】 具体的な適用に従うと、W/tは5.3に等しい。
【0042】 更にまた好ましくは、切削インサート(24)は切削インサート(24)の回
転軸(B)に隣接する2個の末端部分(24’、24”)をもち、2個の末端部
分(24’、24”)の少なくとも1個に、切削インサート(24)の回転軸(
B)に横方向の、軸に隣接する面(88a、88b、90a、90b)が付いて
いる。
【0043】 好ましくは、軸に隣接する面(88a、88b、90a、90b)は研磨され
ている。
【0044】 第1の具体的な適用に従うと、切削インサート(100)の少なくとも1個の
通し穴(118)が切削インサートの上面図において、切削インサートの実質的
に中心に配置された孔の軸(104)をもつ円形の孔(102)として供給され
、孔の軸が切削インサートの回転軸(B)に垂直である。
【0045】 第2の具体的な適用に従うと、切削インサート(106)の少なくとも1個の
通し穴(118)が2個の円形の孔(118、110)として供給され、各円形
の孔が孔の軸(112、114)及び孔の直径(D1、D2)をもち、各円形の
孔の孔直径の数値が実質的に等しく(D1=D2=D)、各孔の軸が切削インサ
ートの上面図において、切削インサート(106)の中心(116)から実質的
に等距離に配置され(X1=X2=X)、孔の軸は切削インサート(106)の
回転軸(B)に垂直であり、そして2本の孔の軸(112、114)の間の距離
(2X)は孔直径(D)より大きい。
【0046】 本発明の第3の具体的な適用に従うと、少なくとも1個の通し穴(118)は
、2個の交わる円形の孔(120、122)により供給され、各円形の孔は孔の
軸(124、126)及び孔直径(D1、D2)をもち、各円形の孔の孔直径は
数値が実質的に等しく(D1=D2=D)、各孔の軸は切削インサートの上面図
において、切削インサート(24)の中心(128)から実質的に等距離に配置
され、孔の軸は切削インサートの回転軸(B)に垂直であり、そして2本の孔の
軸の間の距離(Y)は孔の直径(D)より小さい。
【0047】 更にまた、本発明に従うと、回転軸Aをもち、本体部分(28)に連結された
固定部分(30)を含んで成る切削インサートホールダー(22)が提供され、
固定部分(30)が、 下方の周囲面(46)及び上方の固定面(50)をもつ下方固定あご(34)
、 下方固定あご(34)に弾力的に連結した上方固定あご(32)(ここで上方
固定あご(32)が下方固定面(42)及び上方周囲面(38)をもつ)、 上方及び下方固定あごを通過する通し穴(44)(ここで通し穴が上方もしく
は下方固定あごの一方にねじ留めされている)、並びに 上方及び下方固定面(50、42)の間に区画されたインサート受け入れスロ
ット(36)を含んで成り、 そこで、 下方固定あご(34)の上方固定面(50)が第3の曲率半径R2及び第3の
円筒の軸をもつ第3の円筒形の面の一部分に少なくとも部分的に従い、 上方固定あご(32)の下方固定面(42)が第4の曲率半径R1及び第4の
円筒の軸をもつ第4の円筒形の面の一部分に少なくとも部分的に従い、そして 切削工具アセンブリーの正面図において、下方及び上方固定あご(34、32
)の上方及び下方固定面(50、42)がそれぞれ、少なくとも一部は凸型であ
る。
【0048】 具体的な適用に従うと、固定あごの固定面の曲率半径Rを表す、第3及び第4
の曲率半径の大きさが等しいR1=R2。
【0049】 概括的に、インサート受け入れスロット(36)は切削インサートを受け入れ
るための前端(36’)及び、上方固定あごが下方固定あごに弾力的に連結され
ている後端(36”)をもつ。
【0050】 好ましくは、インサート受け入れスロット(36)の後端(36”)に、切削
インサートホールダー(22)の回転軸(A)に横方向の少なくとも1種類のイ
ンサートの軸方向の配置面(56、58)が付いている。
【0051】 更にまた好ましくは、インサート受け入れスロット(36)の後端(36”)
に、切削インサートホールダー(22)の回転軸(A)に横方向に、そして少な
くとも1種のインサートの軸方向の配置面(56、58)に隣接する、少なくと
も1本の、概括的に円筒形の溝(60、62)が付いている。
【0052】 一態様に従うと、上方固定あご(32)の下方固定面(42)が3領域、第1
の曲率半径をもつ2個の実質的に同一の外側領域(42’)及び、第2の曲率半
径をもつ中央領域(42”)に分割され、そして下方固定あご(34)の上方固
定面(50)が3領域、第1の曲率半径をもつ2個の実質的に同一の外側領域(
50’)及び第2の曲率半径をもつ中央領域(50”)に分割される。
【0053】 好ましくは、第2の曲率半径が第1の曲率半径より大きい。
【0054】 更にまた、本発明に従うと、ねじの軸Cをもち、 上方部分(140)、 中央部分(142)、及び 下方部分(144) を含んで成る固定ねじ(26)が提供され、 上方部分(140)が上方の円筒形部分(146)及び上方の切頭円錐形部分
(148)を含んで成り、上方切頭円錐形部分(148)が上方の円筒形部分(
146)から中央部分(142)の方向に下方に内側にテーパーし、固定ねじの
上方部分(140)には、固定ねじ(26)を締めるかもしくは緩めるためのレ
ンチを受け入れるためのソケット(149)が付いており、固定ねじの中央部分
(142)がその上端で上方の切頭円錐形部分(148)にそしてその下端で中
央の切頭円錐形部分(152)に連結された中央の円筒形部分(150)をもち
、中央の切頭円錐形部分(152)がその上端からその下端に下方に内側にテー
パーし、その下端で中央の切頭円錐形部分(152)が狭い首部分(154)を
介して固定ねじの下方部分(144)に連結され、固定ねじの下方部分(144
)が固定ねじ(26)のねじ付き部分(156)を含んで成り、中央の切頭円錐
形部分(152)がねじの軸Cに対して角度θでテーパーする。
【0055】 今度は、より良い理解のために、本発明を、付記の図面について、例のみによ
り説明される。
【0056】 (詳細な説明) 最初に、図1、2、3a、3b及び5aに注目されたい。図示されるように、
切削工具アセンブリー20は回転軸A、切削インサート24及び、切削インサー
トホールダー中に切削インサートを固定するための固定ねじ26、を有する切削
インサートホールダー22を含んで成る。切削インサートホールダー22は細長
い円筒形本体部分28及びその前方部分の固定部分30を含んで成る。固定部分
30はインサート受け入れスロット36により下方固定あご34から分離された
上方固定あご32から成る。上方固定あご32はその前方部分に切屑排出くぼみ
40、下方固定面42及び、回転軸Aに横方向の通し穴44をもつ上方周囲面3
8をもつ。下方固定あご34は、その前方部分に切屑排出くぼみ48をもつ下方
周囲面46、上方固定面50及び、回転軸Aに横方向に、そして上方固定あごの
通し穴44と同心配列されたねじ付き孔52をもつ下方周囲面46をもつ。「上
方」、「下方」、「前方」及び「後方」の術語は本明細書においては、図1及び
2に示すような切削インサートホールダー22及び切削インサート24の配置に
関して使用される。従って、切削インサート24は前端24’及び後端24”を
もつ。同様に、インサート受け入れスロット36は前端36’及び後端36”を
もつ。
【0057】 上方固定あごは、回転軸Aに横方向のスロット54により、インサート受け入
れスロットの後端で下方固定あごに弾力的に連結されている。スロット54には
、回転軸Aに横方向の2種のインサートの軸方向配置面、下方のインサートの軸
方向配置面56及び上方のインサートの軸方向配置面58が隣接している。回転
軸Aに横方向の、下方の、概括的に円筒形の溝60が下方インサートの軸方向の
配置面56と、下方固定あご34の上方固定面50との間に配置されている。回
転軸Aに横方向の、上方の、概括的に円筒形の溝62は、上方のインサートの軸
方向の配置面58と、上方固定あご32の下方固定面42との間に配置されてい
る。
【0058】 切削インサートホールダー22の第1の態様に従うと、上方固定あご32の下
方固定面42は曲率半径R1及び、回転軸Aに概括的に平行な円筒の軸をもつ円
筒形の面の一部分に従い、そのため、切削インサートホールダー22の後面図に
おいて、上方固定あごの下方固定面は凸型である(図3a及び5aを参照された
い)。下方固定あご34の上方固定面50は曲率半径R2及び、回転軸Aに概括
的に平行な円筒の軸をもつ円筒形の面の一部分に従い、そのため、切削インサー
トホールダー22の後面図において、下方固定あごの上方固定面は凸型である(
図3b及び5aを参照されたい)。概括的に、下方及び上方固定面42、50の
曲率半径R1、R2は同一である必要はない。
【0059】 図4a、4b及び5bは切削インサートホールダー22の第2の態様を示す。
本発明の好ましい態様である本態様に従うと、上方固定あご32の下方固定面4
2は3種の領域、中央領域42”の両側上の、2個の実質的に同様な外側領域4
2’に分割される。ここで使用される「実質的に同様な」は2種の外側領域42
’が製造許容差内で同一であることを意味するために使用される。2種の外側領
域はそれぞれ、曲率半径R1及び、回転軸Aに概括的に平行な円筒の軸をもつ共
通の円筒形の面の一部分に従うが、一方、中央領域42”は平面状であるか、も
しくは、外側領域42’の曲率半径R1より大きい曲率半径R1’をもつ円筒形
の面の一部分に従う。従って、本態様に従うと、上方固定あご32の下方固定面
42は円筒形の面の一部分に少なくとも部分的に従う。同様に、下方固定あご3
4の上方固定面50はそれを3領域、中央領域50”の両側の2種の実質的に同
一の外側領域50’、に分割することにより円筒形の面の一部分に少なくとも部
分的に従うように形成することができる。2種の外側領域50’はそれぞれ、曲
率半径R2及び、回転軸Aに概括的に平行な円筒の軸をもつ共通の円筒形の面の
一部分に従い、他方、中央領域50”は平面状であるか、もしくは外側領域50
’の曲率半径R2より大きい曲率半径R2’をもつ円筒形の面の一部分に従う。
【0060】 今度は図6〜8に注目されたい。切削インサート24はインサートの上方固定
面64、インサートの下方固定面66及び、インサートの上方固定面とインサー
トの下方固定面との間の周囲側面68を含んで成る。インサートの上方固定面6
4は上方の縁70で周囲側面68と交わり、インサートの下方固定面66は下方
の縁72で周囲側面68と交わる。上方の縁70はインサートの上方固定面64
の周囲の境界を形成し、同様に、下方の縁72はインサートの下方固定面66の
周囲の境界を形成する。切削インサート24は縦の回転軸Bをもつ。好ましい態
様に従うと、回転軸Bは切削インサートの回転対称軸を形成し、その周囲に、切
削インサートが180°の回転対称をもち、下方の縁72は回転対称軸Bの周囲
の切削インサートの180°の回転の対称のために、上方の縁70に形態が等し
い。
【0061】 切削インサート24は一定の角度で移動可能で、従って、切削インサートの周
囲側面68には2対の直径上の向かい合った切削縁、前方の切削縁の対74a、
74b及び後方の切削縁の対76a、76bが付いている。切削インサート24
がインサート受け入れスロット36内に保持されている時は、前方の切削縁の対
74a、74bはインサート受け入れポケットの前端により近く配置され、作業
する切削縁の対を形成し、そして後方の切削縁の対76a、76bはインサート
受け入れポケットの後端により近く配置され、非作業切削縁の対を形成する。
【0062】 切削インサートは周囲側面68を通過し、縦の回転軸Bに垂直な第1の横軸T
1をもつ。切削インサートは縦の回転軸B及び第1の横軸T1に垂直な第2の横
軸T2をもち、切削インサートは第2の回転対称の横軸T2の周囲に180°の
回転対称をもつ。
【0063】 周囲の側面には、第1の横軸T1上に配置され、切削縁の直径上で向かい合っ
た対の間、すなわち、切削縁の前方の対74a、74bと後方の対76a、76
bとの間を分離する、2個の直径上で向かい合ったノッチ78’、78”が付い
ている。
【0064】 切削縁の前方の対に対して、切削縁74aは、回転対称の縦軸Bが周囲側面6
8を通過する場所に近い領域からノッチ78’の方向に下方に、後方に延伸し、
一方、他方の切削縁74bは回転対称の縦軸Bが周囲側面68を通過する場所に
近い同一領域から、直径上で向かい合ったノッチ78”の方向に上方に、後方に
延伸する。切削インサートの対称性の本質により、切削縁の後方の対は切削縁の
前方の対と同一である。各切削縁には逃げ面80及びすくい面82が付いている
【0065】 インサートの上方固定面64は曲率半径r1及び、回転対称の縦軸Bに概括的
に平行な円筒の軸をもつ円筒形の面の一部分に従う。同様に、インサートの下方
固定面66は曲率半径r2及び、回転対称の縦軸Bに概括的に平行な円筒の軸を
もつ円筒形の面の一部分に従う。従って、切削インサート24の後面図において
、インサートの上方及び下方固定面は凹型である(図6を参照されたい)。概括
的に、インサートの上方及び下方固定面の曲率半径r1、r2は同一である必要
はない。
【0066】 本発明の好ましい態様に従うと、切削インサートの固定面それぞれの曲率半径
に対して1つの値rを表す、インサートの上方及び下方固定面の曲率半径r1、
r2は、実質的に数値が等しいr1=r2=r。下方固定面の円筒の軸は上方の
固定面の円筒の軸に平行であり、両方の円筒の軸は軸T2及びBを含む切削イン
サートの垂直な縦の正中面上にある。この好ましい態様に従うと、縦の回転軸B
及び第1の横軸T1は回転対称軸である。切削インサート24はこれらの各軸の
周囲に180°の回転対称をもつ。この態様において、下方固定面66は上方固
定面64と形態が同一であり、下方の縁72は上方の縁70と形態が同一である
【0067】 図6において、後面図における切削インサートの基礎的な直線ディメンション
を規定する3種のディメンションW、T及びt示される。切削インサートの幅W
は周囲側面の向かい合った部分の間の距離として定義される。切削インサートの
最大厚さTは後面図で測定されたインサートの上方及び下方固定面の間の最大距
離として定義される。切削インサートの最小厚さtは、後面図で測定されたイン
サートの上方及び下方固定面の間の最短距離と定義される。
【0068】 概括的に、W/Tは2.5〜4.0の範囲内にあり、W/tは4.0〜6.0
の範囲内にある。具体的な適用に従うと、W/Tは3.3に等しく、W/tは5
.3に等しい。
【0069】 本発明の好ましい態様に従うと、固定あごの各固定面に対する曲率半径Rに対
して1個の値を表す、固定あごの下方及び上方固定面の曲率半径R1、R2の数
値は、実質的に等しいR1=R2=R。切削インサートが切削インサートホール
ダー中に保持されている時は、固定あごの下方及び上方固定面の円筒の軸は平行
で、切削インサートの垂直な正中面上にある。
【0070】 本発明に従うと、固定あごの固定面の曲率半径Rは切削インサートの固定面の
曲率半径rより大きい。すなわち、一般的な場合には、R1の値はr1の値より
大きく、R2の値はr2の値より大きい。好ましい態様に従うと、R1=R2=
Rであり、そしてr1=r2=rでありそしてRの値はrの値より大きい。記号
で表すと、これはR=r+δとして表すことができ、ここでδは正数である。
【0071】 一つの具体的な適用に従うと、r=16mmでありR=16.2mmである。
【0072】 切削インサート24には、その前端24’に2種の軸隣接面88a、88b及
びその後端24”に2種の軸隣接面90a、90bが付いている。軸隣接面は切
削インサートの回転軸Bに横方向である。切削インサート24が図1に示すよう
にインサート保持スロット36中に保持されている時は、上方の後方隣接面90
bは上方のインサートの軸方向配置面58に隣接し、下方の後方の隣接面90a
(図には見えない)は下方のインサートの軸方向配置面56に隣接し、それによ
り切削インサートホールダーにおける切削インサートの軸方向配置を固定する。
軸方向隣接面88a、88b、90a、90bは好ましくは、切削インサートホ
ールダーにおける切削インサートの軸方向配置の精度を増加するために研磨され
る。
【0073】 今度は図7〜10に注目願いたい。切削インサートホールダー中に切削インサ
ートを堅く固定するために、切削インサートには、インサートの上方及び下方の
固定面の間で切削インサートを通過する少なくとも1個の通し穴が付いている。
一般的に、図1に示したインサートホールダー中への固定のための切削インサー
トは、切削インサートの長さに応じて、1個もしくは2個の通し穴をもつであろ
う。この理由は、固定あごの前端部分が保持された切削インサート上に堅く密着
することを確保するために、上方固定あご32の通し穴44及び下方固定あご3
4の連絡したねじ付き孔52が好ましくは、切削インサートホールダーの前端に
できるだけ近く配置されるためである。
【0074】 図8〜10は異なる長さの切削インサートを示す。本発明に従う切削インサー
トの長さは切削インサートの一方の端から他方の端まで、回転軸Bに沿って測定
される。例えば図8において、切削インサート24の長さはその前端24’から
その後端24”まで、軸Bに沿って測定される。具体的には、本発明に従うと、
インサートの長さは約0.5Wの長さをもつ非常に短いものから、約2Wの長さ
をもつ、非常に長いものまで変動することができる。図9に示す切削インサート
100は比較的短く、1個の通し穴、すなわち切削インサートの上面図において
切削インサートの実質的に中心に孔の軸104を配置された円形の孔102、が
付いている。孔の軸104は切削インサートの回転軸Bに垂直であり、切削イン
サートの垂直の縦の正中面上に存在する。切削インサート100にはその前端1
00’に2種の軸隣接面88a、88b及びその後端100”に2種の軸隣接面
90a、90bが付いている(図9には唯一の前方軸隣接面88b及び1種の後
部軸隣接面90bが見られる。しかし、隣接面の配置は図7の遠近図に示した中
程度の長さの切削インサート24に対する隣接面のものと同様である)。軸隣接
面は切削インサートの回転軸Bに横方向である。図10に示す切削インサート1
06は比較的長く、2個の円形の孔、それぞれ孔の軸112及び114をもつ、
前方の円形孔108及び後部の円形孔110が付いている。2個の円形の孔それ
ぞれの孔の直径D1、D2は実質的に等しい値D1=D2=Dであり、それぞれ
の孔の軸は切削インサートの上面図において切削インサート116の中心から実
質的に等距離X1=X2=Xに配置されている。2個の孔の軸の間の距離X+X
=2Xは孔の直径Dより大きい。孔の軸112、114は切削インサートの回転
軸Bに垂直であり、切削インサートの垂直の縦の正中面上に存在する。
【0075】 図7及び8に示した切削インサート24は中間の長さをもち、その長さは具体
的には1.5Wの次元であり、2個の交叉する円形の孔、それぞれ孔の軸124
及び126をもつ前方の円形の孔120及び後部円形孔122、から形成された
1個の通し穴118が付いている。前方の円形の孔120の孔の直径は後方の円
形の孔122の孔の直径に実質的に等しい数値であり、切削インサート24の上
面図において、各孔の軸は切削インサート24の中心128から実質的に等距離
に配置されている。2本の孔の軸の間の距離は孔の直径より小さく、従って2個
の孔は重複している。孔の軸124、126は切削インサートの回転軸Bに垂直
であり、切削インサートの垂直の縦の正中面上に存在する。
【0076】 図7の2本の点線はインサートの上方固定面64を3領域、中央領域64”に
より分割された2個の実質的に同一の外側の領域64’に分割する。3領域への
この分割は、インサートの上方固定面64のすべての部分が同一の凹面上に存在
するので、物理的な分割ではない。しかし、切削インサートが図4a、4b及び
5b(図18において、下記に、より詳細に説明されるであろう)に示した態様
の切削インサートホールダー22中に固定されている時は、上方固定あご32の
下方固定面42の外側領域42’がその外側領域64’に沿ってインサートの上
方固定面64に隣接する。従って、インサートの上方固定面64の外側領域64
’は上方固定あご32の下方固定面42の外側領域42’に対応する領域である
。同様に、インサートの下方固定面66は3領域、中央領域66”により分割さ
れた2個の実質的に同一の外側領域66’に分割される。2種の外側領域66’
は下方固定あご34の上方固定面50の2種の外側の領域50’に対応する。
【0077】 インサートの上方固定面64の外側領域64’はその上方の縁70に延伸して
いることに注目しなければならない。同様に、インサートの下方固定面66の外
側領域66’はその上方の縁72に延伸する。同様な方法で、図9及び10に示
した切削インサート100、106の固定面は3領域に分割される。
【0078】 今度は図11に注目願いたい。本発明の固定ねじ26はねじの軸Cをもち、概
括的に3部分、上方部分140、中央部分142及び下方部分144を含んで成
る。上方部分140は上方の円筒形部分146及び上方の切頭円錐形部分148
を含んで成る。上方切頭円錐形部分148は上方円筒形部分146から中央部分
142の方向に下方に内側にテーパーする。固定ねじの上方部分140には、固
定ねじ26を締めるかもしくは緩めるためのレンチを受け入れるためのTorxもし
くは八角形のソケットのようなソケット149が付いている。固定ねじの中央部
分142はその上端で上方の切頭円錐形部分148に、そしてその下端で中央の
切頭円錐形部分152に連結した中央の円筒形部分150をもつ。中央の切頭円
錐形部分152は、それが中央の円筒形部分150に連結されているその上端か
ら、それが、狭いネック部分154を介して固定ねじの下方部分144に連結さ
れているその下端に、下方に内側にテーパーする。固定ねじの下方部分144は
固定ねじ26のねじ付き部分156を含んで成る。中央の切頭円錐形部分152
はねじの軸Cに対して角度θでテーパーする。この角度は本明細書では中央の切
頭円錐形部分152のテーパー角度と呼ばれるであろう。
【0079】 今度は、切削インサートホールダー22中への切削インサートの固定に関与す
る主要な段階を表す、図12〜16に注目される。説明の目的のために、図12
〜16に示した切削インサートホールダー22は、切削インサートホールダー2
2の末端図において、上方固定あご32の下方固定面42及び下方固定あご34
の上方固定面50が両方とも均一に凸形である、第1の態様に従う。これらの図
に示した切削インサートは1個の円形の通し穴102をもつ切削インサート10
0である。更に、説明の簡略化のために、R1=R2=R及びr1=r2=rの
場合が考慮される。切削インサート100と切削インサートホールダー22の間
、固定ねじ26と切削インサートホールダー22との間、及び固定ねじ26と切
削インサート100との間の隙間は実測性はなく、説明の目的で誇張されている
【0080】 図12及び14は、切削インサート100がインサート受け入れスロット36
中に配置され、固定ねじ26が切削インサートホールダー22内に配置され、そ
のためそれが上方固定あご32の孔44を通過し、切削インサート100の通し
穴102を通って、下方固定あご34のねじ付き孔52内に受け入れられた後の
、最初の配置を示している。この位置においては、R=r+δである事実により
、インサートの下方固定面66は、インサートの下方固定面66の外側領域66
’を下方固定あご34の上方固定面50と組み合わせ、そしてインサートの下方
固定面66の中央領域66”と下方固定あご34の上方固定面50の中央領域5
0”の間の最大隙間dを伴って、下方固定あご34の上方固定面50上に配置さ
れる。具体的な適用に従うと、隙間dは具体的には、0.005mm〜0.02
mmの次元である。更に、インサートの上方固定面64と、上方固定あご32の
下方固定面42との間の隙間hも存在する。
【0081】 上方固定あご32の通し穴44及び、下方固定あご34のねじ付き孔52は共
通の縦の孔の軸Eをもつ。ねじの軸Cは縦の孔の軸Eと一致し、切削インサート
ホールダー22の回転軸Aの垂線Nと角度φを作る。角度φは中央の切頭円錐形
部分152のテーパー角度θに等しく選択される。この角度φの選択により、中
央の切頭円錐形部分152の最も後部の生成元153”(すなわち、中央の切頭
円錐形の部分152上の最も後部の縦方向の直線)は回転軸Aの垂線Nに平行で
ある。
【0082】 図13は固定ねじ26が、固定ねじ26の上方切頭円錐形部分148が上方固
定あご32の通し穴44の一部を構成する対応する切頭円錐形の孔158と組み
合うまで締め付けられた後の状況を示す。中央の切頭円錐形部分152の最も後
部の生成元153”が垂線Nに平行である事実により、固定ねじ26が締められ
るに従って中央の切頭円錐形部分152の最も後部の生成元がそれ自体に平行に
移動し、従って、常に、回転軸Aの垂線Nに平行であることが指摘される。図1
3に示した位置に対する制約しない例において、インサートの上方固定面64と
上方固定あご32の下方固定面42の間の隙間hは約0.1mmである。中央の
切頭円錐形部分152の最も後部の生成元153”と、切削インサート100の
円形の孔102の後方部分102”の間には約0.032mmの隙間xがある。
【0083】 図15は固定ねじ26の更なる締め付け後の状況を示す。固定ねじ26の締め
付け中に、インサートの上方固定面64と上方固定あご32の下方固定面42の
間の隙間hは徐々に減少され、インサートの固定面上に固定あごにより力がかけ
られて、切削インサート100を切削インサートホールダー22に縦に整列させ
、そのため切削インサートの回転対称の縦軸Bは切削インサートホールダー22
の回転軸Aと同心配列される。図13に示した状況から図15に示したものへの
通過時に、固定ねじ26は約0.1mmの垂直距離及び0.005mmの対応す
る水平距離を移動して、中央の切頭円錐形部分152の最も後方の生成元153
”と切削インサート100の円形の孔102の後方部分102”との間の隙間x
を約0.03mmに減少した。
【0084】 固定ねじ26が更に締められるに従って、中央の切頭円錐形部分152の最も
後方の生成元153”が切削インサート100の円形の孔102の後方部分10
2”と組み合い、切削インサート100の後部100”における軸に隣接面90
a、90b及び、インサート受け入れスロット36の後部36”におけるインサ
ートの軸方向配置面56、58との間の隙間が完全に閉鎖され、そして軸隣接面
90a、90bがインサートの軸方向配置面56、58と組み合うまで、切削イ
ンサートを後方に押しやる。図16及び17に示すように、切削インサート10
0を今度は、切削インサートホールダー22のインサート受け入れスロット36
中に半径方向及び縦方向の両方に堅く締め付ける。
【0085】 比較的長い切削インサート106に対して、切削インサートホールダー中に切
削インサートを固定する手順は短い切削インサート100に対する前記のものと
同様である。この場合は、明らかに、インサート受け入れスロット36の軸方向
のディメンションがより長いであろう。更に、切削インサートホールダーは好ま
しくは、固定ねじ26が前方の円形孔108中に受け入れられ、切削インサート
106の固定中に固定ねじ26が円形の孔108の後方部分108”と組み合う
ようになっている。
【0086】 中間の長さの切削インサート24に対しては、切削インサートホールダーは好
ましくは、固定ねじ26が前方の円形の孔120中に受け入れられるようになっ
ている。しかし、比較的短い切削インサート100及び比較的長い切削インサー
ト106に比較して、中間的長さの切削インサート24の場合には、前方の円形
の孔120は後方の円形の孔122と交わり、従って、前方の円形の孔120は
後方部分をもたない(図8を参照されたい)。従って、固定過程中に、固定ねじ
26の中央の切頭円錐形部分152は、前方及び後方の円形の孔120、122
の交叉部に近く、そして縦の正中面M、回転軸Bの両側に横たわる、2カ所の後
側の部分120”で、そして、切削インサート24の回転対称の第2の横軸T2
を通って、前方の円形の孔120と組み合う。前方の円形の孔120は前方の円
形の孔120の後側部分120”に対応する中央の切頭円錐形部分152の2カ
所の後側部分において固定ねじ26により組み合わせられる。中央の切頭円錐形
部分152の2カ所の後側部分はそれぞれ、固定ねじ26の中央の切頭円錐形部
分152の後側生成元153’の一部の領域内に配置されている。後側の生成元
153’は点線により図11に示す。図11において、2種の後側の生成元15
3’の一方がみられ、他方は図には見られない、中央の切頭円錐形部分152の
側に、見えない後側の生成元153’に平行にその「すぐ後方」にある。固定ね
じの中央の切頭円錐形部分の2カ所の後側部分と前方の円形の孔120の2カ所
の後側部分120”との間の組み込み面積を増加させるために、通し穴118の
設計は、当業者には明白なように、2カ所の後側部分120”の領域で適当に変
更することができる。
【0087】 図18は本発明の好ましい態様に従い、3領域に分割した(図5bに示したよ
うに)固定あごの固定面をもつ切削インサートホールダー22をもつ切削工具ア
センブリーのための固定ねじ26の最終的締め付け後の状況を示す。見られるよ
うに、切削インサートの上面と上方固定あご32の下方固定面との間の隣接領域
は、切削インサートの固定面の外側領域64’及び上方固定あご32の下方固定
面の対応する外側領域42’に限定される。下方固定面42の中央領域42”は
外側領域42’よりも大きい曲率半径をもつので、下方固定面42の中央領域4
2”と、インサートの上方固定面64の中央領域64”との間に隙間が形成され
る。従って、3領域に分割された固定あごの固定面をもつ切削インサートホール
ダーの態様に従うと、下方固定面42の中央領域42”は隙間面になり、インサ
ートの上方固定面64の中央領域64”と組み合わない。同様に、インサートの
下方固定面66と、下方固定あご34の上方固定面50との間の隣接領域はイン
サートの下方固定面66の外側領域66’及び、下方固定あご34の上方固定面
50の対応する外側領域50’に限定される。従って、3領域に分割された固定
あごの固定面をもつ切削インサートホールダーの態様に従うと、上方固定面50
の中央領域50”は隙間面になり、インサートの下方固定面66の中央領域66
”と組み合わない。この配列は、切削インサートの固定面上に切削インサートホ
ールダーの固定あごにより適用された締め付け力が固定面の外側(もしくは側部
)領域にかけられ、それにより切削インサートの前方から切削インサートの後方
に切削インサートの側部に沿って延伸する切削縁に支持を与えることを確保する
【0088】 本発明に従うと、インサートの上方固定面64は上方固定あご32の下方固定
面42と組み合い、インサートの下方固定面66は下方固定あご34の上方固定
面50と組み合うことに注目しなければならない。更に、本発明の好ましい態様
に従うと、下方固定面42の中央領域42”はインサートの上方固定面64の中
央領域64”と組み合わず、上方固定面50の中央領域50”はインサートの下
方固定面66の中央領域66”と組み合わず、従って、切削インサートの外側領
域64’、66’のみが固定あごの固定面42、50と組み合う。これは、欧州
特許第0 417 862号明細書に記載の切削インサートの側部の部分(その
中では16a、16b、16’a、16’bと番号を付けた)が固定あごの固定
面と組み合わない、上記明細書における状況と完全に対照的である。
【0089】 図18において、2種の角度α1及びα2が、上方固定あご32の下方固定面
42の曲率中心Oに対して規定される。角度α1及びα2は切削インサートホー
ルダー22の回転軸Aに垂直な面上で規定される。従って、点線及び点O、P1
及びP2はすべて、回転軸Aに対する垂直な同一面上に配置されている。角度α
1は上方固定あご32の下方固定面42の外側領域42’とインサートの上方固
定面64との間の接点P1の最も内側の点の角度配置を表す。角度α2は上方固
定あご32の下方固定面42の外側領域42’と、インサートの上方固定面64
との間の接点P2の最も外側の点の角度配置を表す。α2はα1より大きく、切
削インサート上への固定力は切削インサートの縦の垂直な正中面Mに平行な方向
に適用され、それが、切削インサートが切削インサートホールダー内に保持され
ている時には切削工具アセンブリーの縦の垂直の正中面と一致するので、インサ
ートの上方固定面64と、上方固定あご32の下方固定面42との間の滑動性接
触のための条件は、α1が摩擦角度より大きいことである。具体的な適用に従う
と、切削インサートホールダー22は鋼から製造され、切削インサート24、1
00、106は接合カーバイドから製造される。この具体的な適用に従うと、α
1は10°より大きくなければならない。好ましくはα2は約30°である。
【0090】 本発明はある程度具体的に説明されたが、下記に請求されるような本発明の精
神もしくは範囲から逸脱せずに、様々な変更及び修飾を実施することができるこ
とを理解しなければならない。とりわけ、本発明はボールノーズのエンドミルの
固定あごの間に保持された1個の交換可能な切削インサートをもつボールノーズ
のエンドミルに関して示された。本発明は具体的な種類のフライスには関連せず
、固定あごの固定面が少なくとも一部凸形であり、インサートの固定面が凹形で
あること、及び固定あごの固定面の曲率半径がインサートの固定面の曲率半径よ
り大きいことを前提にして、フライスの固定あごの間に保持された1個の交換可
能な切削インサートをもつあらゆるフライスに関することが認識されるであろう
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従う切削工具アセンブリーの遠近図である。
【図2】 図1の切削工具アセンブリーの分解組立図である。
【図3a】 明瞭化の目的のために、下方固定あごを取り外した、図2に示した切削インサ
ートホールダーの底部の遠近図である。
【図3b】 明瞭化の目的のために、上方の固定あごを取り外した、図2に
示した切削インサートホールダーの上部遠近図である。
【図4a】 3領域に分割された上方固定あごの下方固定面をもつ切削インサートホールダ
ーに対する、図3aに類似の底部遠近図である。
【図4b】 3領域に分割された下方固定あごの上方固定面をもつ切削インサートホールダ
ーに対する、図3bに類似の上部遠近図である。
【図5a】 本発明に従う切削インサートホールダーの正面図である。
【図5b】 3領域に分割された固定あごの固定面をもつ切削インサートホールダーの図5
aに類似のものである。
【図6】 本発明に従う切削インサートの正面図である。
【図7】 図2に示した切削インサートの拡大図である。
【図8】 図7に示した切削インサートの上面図である。
【図9】 1個の円形の通し穴をもつ本発明に従う切削インサートの上面図である。
【図10】 2個の重複しない円形の通し穴の付いた、本発明に従う切削インサートの上面
図である。
【図11】 本発明に従う切削インサートホールダー中に切削インサートを固定するために
使用された固定ねじの側面図である。
【図12】 切削インサートホールダーの上方固定あごと組み合う前の最初の位置の固定ね
じを示す、図1の切削工具アセンブリーの縦の正中面上の側部横断面図である。
【図13】 固定あごに力を適用する前の、切削インサートホールダーの上方固定あごと組
み合っている、最初の位置の固定ねじを示す、図1の切削工具アセンブリーの縦
の正中面上の側部横断面図である。
【図14】 図12及び13の両方に対する固定あごの固定面に対するインサートの固定面
の位置を示す切削工具アセンブリーの正面図である。
【図15】 固定ねじの最後の締め付け前の、インサートの固定面と組み合っている固定あ
ごを示す図1の切削工具アセンブリーの縦の正中面上の側部横断面図である。
【図16】 固定ねじの最後の締め付け後の、インサート受け入れスロットの後方のインサ
ートの軸方向配置面と組み合っている、切削インサートの後方の軸隣接面を示す
図1の切削工具アセンブリーの、縦の正中面上の側部横断面図である。
【図17】 図16に従う切削工具アセンブリーの正面図である。
【図18】 固定ねじの最後の締め付け後の状況を示す、3領域に分割された固定あごの固
定面をもつ切削インサートホールダーをもつ切削工具アセンブリーの正面図であ
る。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年11月15日(2001.11.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削インサートホールダー(22)、切削インサート(24
    )及び固定ねじ(26)を含んで成る切削工具アセンブリー(20)であって、
    切削インサートホールダー(22)が本体部分(28)に連結した固定部分(3
    0)を含んで成り、 固定部分(30)が、 下方周囲面(46)及び上方固定面(50)をもつ下方固定あご(34)、 下方固定あご(34)に弾力的に連結された上方固定あご(32)(ここで、
    上方固定あご(32)は下方固定面(42)及び上方周囲面(38)をもつ)、 上方及び下方固定あごを通過する通し穴(44)(ここで、通し穴が上方もし
    くは下方固定あごの一方にねじ留めされている)、 上方及び下方固定面(50、42)の間に区画されたインサート受け入れスロ
    ット(36)、を含んで成り、 切削インサート(24)が、 上方の縁(70)により縁取りされたインサートの上方固定面(64)、 下方の縁(72)により縁取りされたインサートの下方固定面(66)、 インサートの上方固定面(64)とインサートの下方固定面(60)との間の
    周囲側面(68)、 周囲側面と共働する少なくとも一つの切削縁、 インサートの上方及び下方固定面の間で切削インサート(24)を通る少なく
    とも1個の通し穴(118)、を含んで成り、 そこで、 インサートの上方固定面(64)が第1の曲率半径r1及び第1の円筒の軸を
    もつ第1の円筒形の面の一部分に従い、 インサートの下方固定面(66)が第2の曲率半径r2及び第2の円筒の軸を
    もつ第2の円筒形の面の一部分に従い、 下方固定あご(34)の上方固定面(50)が第3の曲率半径R2及び第3の
    円筒の軸をもつ第3の円筒形の面の一部に少なくとも一部分に従い、 上方固定あご(32)の下方固定面(42)が第4の曲率半径R1及び第4の
    円筒の軸をもつ第4の円筒形の面の一部に少なくとも一部分に従い、 切削工具アセンブリーの正面図において、下方及び上方固定あご(34、32
    )の上方及び下方固定面(50、42)がそれぞれ、少なくとも一部分は凸型で
    あり、そしてインサートの下方及び上方固定面(66、64)が凹型であり、 切削インサート(24)が、切削インサートホールダーの上方及び下方固定あ
    ご中の通し穴(44)並びに切削インサート(24)中の少なくとも1個の通し
    穴(118)を通過する固定ねじ(26)により、保持位置のインサート受け入
    れスロット(36)中に保持され、そして上方もしくは下方固定あごの一方のね
    じ付き通し穴中にねじ留めされており、 上方固定あご(32)の下方固定面(42)が少なくとも1カ所の上方接触領
    域でインサートの上方固定面(64)と組み合い、下方固定あご(34)の上方
    固定面(50)が少なくとも1カ所の下方接触領域でインサートの下方面(66
    )と組み合い、 少なくとも1カ所の上方接触領域が、インサートの上方固定面(64)の少な
    くとも2カ所の外側領域(64’)を含んで成り、そして少なくとも1カ所の下
    方接触領域が、インサートの下方固定面(66)の少なくとも2カ所の外側領域
    (66’)を含んで成ることを特徴とする、 切削工具アセンブリー(20)。
  2. 【請求項2】 切削インサートホールダー(22)が回転軸(A)をもち、
    切削インサート(24)が回転対称の縦軸(B)及び、回転対称の縦軸(B)が
    通過する中心(128)をもち、回転対称の縦軸(B)がその周りに切削インサ
    ートが180°の回転対称をもつ切削インサートの回転軸を構成する、請求項1
    記載の切削工具アセンブリー(20)。
  3. 【請求項3】 切削インサート固定面の曲率半径rを表す、第1の曲率半径
    及び第2の曲率半径の数値が等しく、r1=r2、そして、固定あごの固定面の
    曲率半径Rを表す、第3及び第4の曲率半径の数値が等しい、R1=R2、請求
    項2記載の切削工具アセンブリー(20)。
  4. 【請求項4】 固定あごの固定面の曲率半径、Rが切削インサートの固定面
    の曲率半径、rより大きい、請求項3記載の切削工具アセンブリー(20)。
  5. 【請求項5】 r=16mmであり、R=16.2mmである、請求項4記
    載の切削工具アセンブリー(20)。
  6. 【請求項6】 切削インサートの正面図において、幅及び厚さをそれぞれ、
    周囲側面の向かい合う部分の間の距離、並びにインサートの上方及び下方固定面
    の間の最大距離として測定する場合、切削インサートが、厚さTより大きい幅W
    をもつ、請求項4記載の切削工具アセンブリー(20)。
  7. 【請求項7】 W/Tが2.5〜4.0の範囲内にある、請求項6記載の切
    削工具アセンブリー(20)。
  8. 【請求項8】 W/Tが3.3に等しい、請求項6記載の切削工具アセンブ
    リー(20)。
  9. 【請求項9】 切削インサートの正面図において、幅及び厚さをそれぞれ、
    周囲側面の向かい合う部分の間の距離、並びにインサートの上方及び下方固定面
    の間の最大距離として測定する場合、切削インサートが厚さtより大きい幅Wを
    有する、請求項6記載の切削工具アセンブリー(20)。
  10. 【請求項10】 W/tが4.0〜6.0の範囲内にある、請求項9記載の
    切削工具アセンブリー(20)。
  11. 【請求項11】 W/tが5.3に等しい、請求項9記載の切削工具アセン
    ブリー(20)。
  12. 【請求項12】 切削インサートの固定面の曲率半径rがWにほぼ等しく、
    固定あごの固定面の曲率半径RがWにほぼ等しい、請求項2記載の切削工具アセ
    ンブリー(20)。
  13. 【請求項13】 インサート受け入れスロット(36)が切削インサートを
    受け入れるための前端(36’)及び、上方固定あごが下方固定あごに弾力的に
    連結されている後端(36”)をもつ、請求項2記載の切削工具アセンブリー(
    20)。
  14. 【請求項14】 インサート受け入れスロット(36)の後端(36”)に
    、切削インサートホールダー(22)の回転軸(A)に横方向の少なくとも1種
    類のインサートの軸方向の配置面(56、58)が付いている、請求項13記載
    の切削工具アセンブリー(20)。
  15. 【請求項15】 インサート受け入れスロット(36)の後端(36”)に
    、切削インサートホールダー(22)の回転軸(A)に横方向の少なくとも1種
    のインサートの軸方向の配置面(56、58)に隣接する、少なくとも1種の概
    括的に円筒形の溝(60、62)が付いている、請求項14記載の切削工具アセ
    ンブリー(20)。
  16. 【請求項16】 切削インサート(24)が切削インサート(24)の回転
    軸(B)に隣接する2個の末端部分(24’、24”)をもち、2個の末端部分
    (24’、24”)の少なくとも一方に、切削インサート(24)の回転軸(B
    )に横方向の軸に隣接する面(88a、88b、90a、90b)が付いている
    、請求項2記載の切削工具アセンブリー(20)。
  17. 【請求項17】 軸に隣接する面(88a、88b、90a、90b)が研
    磨されている、請求項16記載の切削工具アセンブリー(20)。
  18. 【請求項18】 切削インサート(100)の少なくとも1個の通し穴(1
    18)が切削インサートの上面図において、切削インサートの実質的に中心部に
    配置された孔の軸(104)をもつ円形の孔(102)として供給され、孔の軸
    が切削インサートの回転軸(B)に垂直である、請求項2記載の切削工具アセン
    ブリー(20)。
  19. 【請求項19】 切削インサート(106)の少なくとも1個の通し穴(1
    18)が2個の円形の孔(108、110)として供給され、各円形の孔が孔の
    軸(112、114)及び孔の直径(D1、D2)をもち、各円形の孔の孔直径
    の数値が実質的に等しく(D1=D2=D)、各孔の軸が切削インサートの上面
    図において、切削インサート(106)の中心(116)から実質的に等距離に
    配置され(X1=X2=X)、各孔の軸が切削インサート(106)の回転軸(
    B)に垂直であり、そして2本の孔の軸(112、114)の間の距離(2X)
    が孔直径より大きい、請求項2記載の切削工具アセンブリー(20)。
  20. 【請求項20】 少なくとも1個の通し穴(118)が、2個の交わる円形
    の孔(120、122)により供給され、各円形の孔が孔の軸(124、126
    )及び孔の直径(D1、D2)をもち、各円形の孔の孔直径の数値が実質的に等
    しく(D1=D2=D)、各孔の軸が切削インサートの上面図において、切削イ
    ンサート(24)の中心(128)から実質的に等距離に配置され、各孔の軸が
    切削インサートの回転軸(B)に垂直であり、そして2本の孔の軸の間の距離(
    Y)が孔の直径(D)より小さい、請求項2記載の切削工具アセンブリー(20
    )。
  21. 【請求項21】 切削インサート(106)が、切削インサートホールダー
    の上方及び下方固定あごの通し穴、並びにインサート受け入れスロット(36)
    の前端(36’)に最も近い切削インサートの円形孔を通過し、そして上方もし
    くは下方固定あごの一方のねじ付き通し穴(52)中にねじ留めされている固定
    ねじ(26)により、保持位置のインサート受け入れスロット(36)中に保持
    されている、請求項19記載の切削工具アセンブリー(20)。
  22. 【請求項22】 切削インサート(24)が、切削インサートホールダーの
    上方及び下方固定あごの通し穴、並びにインサート受け入れスロット(36)の
    前端(36’)に最も近い切削インサート(24)の円形孔(120)を通過し
    、そして上方もしくは下方固定あごの一方のねじ付き通し穴(52)中にねじ留
    めされている固定ねじ(26)により、保持位置のインサート受け入れスロット
    (36)中に保持されている、請求項20記載の切削工具アセンブリー(20)
  23. 【請求項23】 切削インサート(24、100、106)の周囲側面(6
    8)に、切削インサートがインサート受け入れスロット中に保持される時に、一
    対の切削縁(74a、74b)がインサート受け入れスロット(36)の前端(
    36’)に、より近く配置され、一対の作業する切削縁を構成し、そして他方の
    切削縁の対(76a、76b)がインサート受け入れスロットの後端(36”)
    に、より近く配置され、一対の作業しない切削縁を構成するように、2対の直径
    上に向かい合う切削縁(74a、74b、76a、76b)が付いている、請求
    項2記載の切削工具アセンブリー(20)。
  24. 【請求項24】 周囲側面に、回転対称の第1の横軸(T1)上に配置され
    、切削縁の直径上に向かい合う対(74a、74b、76a、76b)の間を分
    離する2個の直径上に向かい合うノッチ(78’、78”)が付いており、回転
    対称の第1の横軸(T1)が周囲側面(68)をとおりそして回転対称の縦軸(
    B)に垂直に通過し、切削インサートが回転対称の第1の横軸(T1)の周囲に
    180°の回転対称をもつ、請求項23記載の切削工具アセンブリー(20)。
  25. 【請求項25】 切削縁(74a、74b、76a、76b)の各対が、回
    転対称の縦軸(B)が周囲側面(68)を通過する場所に近い領域からノッチの
    方向に上方に延伸し、一方、他方の切削縁(74a、76a)が回転対称の縦軸
    が、周辺側面を通過する場所に近い同一領域から直径上の向かい合うノッチの方
    向に下方に延伸する1個の切削縁(74b、76b)を含んで成る、請求項24
    記載の切削工具アセンブリー(20)。
  26. 【請求項26】 各切削縁に逃げ面(80)及びすくい面(82)が付いて
    いる、請求項25記載の切削工具アセンブリー(20)。
  27. 【請求項27】 回転対称の縦軸(B)及び、回転対称の縦軸(B)が通る
    中心(128)をもつ切削インサート(24)であって、回転対称の縦軸(B)
    が切削インサート(24)がその周りに180°の回転対称をもつ切削インサー
    トの回転軸を構成し、切削インサート(24)が、 上方の縁(70)により縁取りされたインサートの上方固定面(64)、 下方の縁(72)により縁取りされたインサートの下方固定面(66)、 インサートの上方固定面(64)と、インサートの下方固定面(60)との間
    の周囲側面(68)、 周囲側面と連絡した少なくとも1種の切削縁、 インサートの上方及び下方固定面の間で切削インサート(24)を通過する少
    なくとも1個の通し穴(118)、を含んで成り、 そこで、 インサートの上方の固定面(64)が第1の曲率半径r1及び第1の円筒の軸
    をもつ第1の円筒形の面の一部分に従い、 インサートの下方の固定面(66)が第2の曲率半径r2及び第2の円筒の軸
    をもつ第2の円筒形の面の一部分に従う、 切削インサート(24)。
  28. 【請求項28】 切削インサートの固定面の曲率半径rを表す、第1の曲率
    半径及び第2の曲率半径の数値が等しいr1=r2、請求項27の切削インサー
    ト。
  29. 【請求項29】 切削インサートの正面図において、幅及び厚さをそれぞれ
    、周囲側面の向かい合う部分の間の距離、並びにインサートの上方及び下方固定
    面の間の最大距離として測定する場合、切削インサートが厚さTより大きい幅W
    をもつ、請求項27記載の切削インサート。
  30. 【請求項30】 W/Tが2.5〜4.0の範囲内にある、請求項29記載
    の請求項インサート。
  31. 【請求項31】 W/Tが3.3に等しい、請求項29記載の切削インサー
    ト。
  32. 【請求項32】 切削インサートの末端図において、幅及び厚さをそれぞれ
    、周囲の側部面の向かい合う部分の間の距離、並びにインサートの上方及び下方
    固定面の間の最大距離として測定する場合、切削インサートが厚さtより大きい
    幅Wを有する、請求項27記載の切削インサート。
  33. 【請求項33】 W/tが4.0〜6.0の範囲内にある、請求項32記載
    の切削インサート。
  34. 【請求項34】 W/tが5に等しい、請求項34記載の切削インサート。
  35. 【請求項35】 切削インサート(24)が切削インサート(24)の回転
    軸(B)に隣接する2個の末端部分(24’、24”)をもち、2個の末端部分
    (24’、24”)の少なくとも1個に、切削インサート(24)の回転軸(B
    )に横方向の軸に隣接する面(88a、88b、90a、90b)が付いている
    、請求項27記載の切削インサート。
  36. 【請求項36】 軸に隣接する面(88a、88b、90a、90b)が研
    磨されている、請求項35記載の切削インサート。
  37. 【請求項37】 切削インサート(100)の少なくとも1個の通し穴(1
    18)が切削インサートの上面図において、切削インサートの実質的に中心に配
    置された孔の軸(104)をもつ円形の孔(102)として供給され、孔の軸が
    切削インサートの回転軸(B)に垂直である、請求項27記載の切削インサート
  38. 【請求項38】 切削インサート(106)の少なくとも1個の通し穴(1
    18)が2個の円形の孔(108、110)として供給され、各円形の孔が孔の
    軸(112、114)及び孔の直径(D1、D2)をもち、各円形の孔の孔の直
    径の数値が実質的に等しく(D1=D2=D)、各孔の軸が切削インサートの上
    面図において切削インサート(106)の中心(116)から実質的に等距離(
    X1=X2=X)に配置され、孔の軸が切削インサート(106)の回転軸(B
    )に垂直であり、そして2本の孔の軸(112、114)の間の距離(2X)が
    孔直径(D)より大きい、請求項27記載の切削インサート。
  39. 【請求項39】 少なくとも1個の通し穴(118)が、2個の交わる円形
    の孔(120、122)により供給され、各円形の孔が孔の軸(124、126
    )及び孔の直径(D1、D2)をもち、各円形の孔の孔直径の数値が実質的に等
    しく(D1=D2=D)、各孔の軸が切削インサートの上面図において、切削イ
    ンサート(24)の中心(128)から実質的に等距離に配置され、孔の軸が切
    削インサートの回転軸(B)に垂直であり、そして2本の孔の軸の間の距離(Y
    )が孔の直径(D)より小さい、請求項27記載の切削インサート。
  40. 【請求項40】 回転軸Aをもち、本体部分(28)に連結された固定部分
    (30)を含んで成る切削インサートホールダー(22)であって、 固定部分(30)が、 下方の周囲面(46)及び上方の固定面(50)をもつ下方固定あご(34)
    、 下方固定あご(34)に弾力的に連結された上方固定あご(32)(ここで
    上方固定あご(32)が下方固定面(42)及び上方周囲面(38)をもつ)、 上方及び下方固定あごを通過する通し穴(44)(ここで通し穴が上方もしく
    は下方固定あごの一方にねじ留めされている)、並びに 上方及び下方固定面(50、42)の間に区画されたインサート受け入れスロ
    ット(36)を含んで成り、 そこで、 下方固定あご(34)の上方固定面(50)が第3の曲率半径R2及び第3の
    円筒の軸をもつ第3の円筒形の面の一部分に少なくとも部分的に従い、 上方固定あご(32)の下方固定面(42)が第4の曲率半径R1及び第4の
    円筒の軸をもつ第4の円筒形の面の一部分に少なくとも部分的に従い、そして 切削工具アセンブリーの正面図において、下方及び上方固定あご(34、32
    )の上方及び下方固定面(50、42)がそれぞれ、少なくとも部分的に凸型で
    ある、切削インサートホールダー(22)。
  41. 【請求項41】 固定あごの固定面の曲率半径Rを表す、第3の曲率半径及
    び第4の曲率半径の数値が等しいR1=R2、請求項40記載の切削インサート
    ホールダー。
  42. 【請求項42】 インサート受け入れスロット(36)が切削インサートを
    受け入れるための前端(36’)及び、上方固定あごが下方固定あごに弾力的に
    連結されている後端(36”)をもつ、請求項40記載の切削インサートホール
    ダー。
  43. 【請求項43】 インサート受け入れスロット(36)の後端(36”)に
    、切削インサートホールダー(22)の回転軸(A)に横方向の少なくとも1種
    類のインサートの軸方向の配置面(56、58)が付いている、請求項42記載
    の切削インサートホールダー。
  44. 【請求項44】 インサート受け入れスロット(36)の後端(36”)に
    、切削インサートホールダー(22)の回転軸(A)に横方向で、そして少なく
    とも1種のインサートの軸方向の配置面(56、58)に隣接する、少なくとも
    1本の概括的に円筒形の溝(60、62)が付いている、請求項43記載の切削
    インサートホールダー。
  45. 【請求項45】 上方固定あご(32)の下方固定面(42)が3領域、第
    1の曲率半径をもつ2個の実質的に同一な外側領域(42’)、及び第2の曲率
    半径をもつ中央領域(42”)に分割され、そして下方固定あご(34)の上方
    固定面(50)が3領域、第1の曲率半径をもつ2個の実質的に同一な外側領域
    (50’)、及び第2の曲率半径をもつ中央領域(50”)に分割される、請求
    項40記載の切削インサートホールダー。
  46. 【請求項46】 第2の曲率半径が第1の曲率半径より大きい、請求項45
    記載の切削インサートホールダー。
  47. 【請求項47】 ねじの軸Cをもち、そして 上方部分(140)、 中央部分(142)、及び 下方部分(144) を含んで成る固定ねじ(26)であって、 上方部分(140)が上方の円筒形部分(146)及び上方の切頭円錐形部分
    (148)を含んで成り、上方の切頭円錐形部分(148)が上方の円錐形部分
    (146)から中央部分(142)の方向に下方に内側にテーパーし、固定ねじ
    の上方部分(140)には、固定ねじ(26)を締めるかもしくは緩めるための
    レンチを受け入れるためのソケット(149)が付いており、固定ねじの中央部
    分(142)がその上端で上方の切頭円錐形部分(148)にそしてその下端で
    中央の切頭円錐形部分(152)に連結された中央の円錐形部分(150)をも
    ち、中央の切頭円錐形部分(152)が、その上端からその下端に下方に内側に
    テーパーし、その下端で、中央の切頭円錐形部分(152)が狭い首部分(15
    4)を介して固定ねじの下方部分(144)に連結され、固定ねじの下方部分(
    144)が固定ねじ(26)のねじ付き部分(156)を含んで成り、中央の切
    頭円錐形部分(152)がねじの軸Cに対して角度θでテーパーする、 固定ねじ(26)。
JP2001527945A 1999-10-07 2000-09-12 フライス及びそのための切削インサート Pending JP2003511248A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IL13226199A IL132261A (en) 1999-10-07 1999-10-07 Cutting tool assembly and cutting insert therefor
IL132261 1999-10-07
PCT/IL2000/000557 WO2001024960A1 (en) 1999-10-07 2000-09-12 Milling cutter and cutting insert therefor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003511248A true JP2003511248A (ja) 2003-03-25
JP2003511248A5 JP2003511248A5 (ja) 2006-01-05

Family

ID=11073307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001527945A Pending JP2003511248A (ja) 1999-10-07 2000-09-12 フライス及びそのための切削インサート

Country Status (15)

Country Link
US (1) US6607333B2 (ja)
EP (1) EP1220728B1 (ja)
JP (1) JP2003511248A (ja)
KR (1) KR100670862B1 (ja)
AT (1) ATE254976T1 (ja)
AU (1) AU7037800A (ja)
BR (1) BR0014291A (ja)
CA (1) CA2386846C (ja)
CZ (1) CZ297403B6 (ja)
DE (1) DE60006839T2 (ja)
HU (1) HU222793B1 (ja)
IL (1) IL132261A (ja)
MX (1) MXPA02003258A (ja)
TW (1) TW476684B (ja)
WO (1) WO2001024960A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012118222A1 (ja) * 2011-03-03 2012-09-07 日立ツール株式会社 刃先交換式ボールエンドミル
KR101549718B1 (ko) 2008-06-26 2015-09-02 쎄코 툴스 에이비 절삭 인서트, 밀링 절삭 공구, 및 절삭 인서트군
JP6164389B1 (ja) * 2015-09-24 2017-07-19 三菱日立ツール株式会社 刃先交換式切削工具

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL153796A0 (en) * 2003-01-05 2003-07-31 Iscar Ltd Cutting insert holder
DE10308036B4 (de) * 2003-02-26 2007-12-20 Fette Gmbh Kugelkopierfräser
US7234902B2 (en) * 2003-10-27 2007-06-26 Stojan Stojanovski Milling tool holder with camming plug
US7044695B2 (en) * 2004-07-02 2006-05-16 Stojan Stojanovski Milling tool
AT7667U1 (de) * 2004-02-16 2005-07-25 Ceratizit Austria Gmbh Hochgeschwindigkeitsfräser
SE529067C2 (sv) * 2004-08-25 2007-04-24 Seco Tools Ab Vändskär med skärhålsarrangemang med två axlar
SE528770C2 (sv) * 2004-08-25 2007-02-13 Seco Tools Ab Skärverktyg för vässning av elektrodspetsar med utbytbara skär
SE527543C2 (sv) * 2004-08-30 2006-04-04 Sandvik Intellectual Property Skärläge med spårförsedd stödyta
SE529065C2 (sv) * 2004-10-20 2007-04-24 Seco Tools Ab Skärverktyg där skäret har en spånkanal som skär släppningsytan
KR100887787B1 (ko) * 2007-08-29 2009-03-09 대구텍 주식회사 절삭 삽입체
DE202008018646U1 (de) * 2008-08-31 2017-03-24 Iscar Ltd. Schneideinsatz
US8177459B2 (en) * 2008-11-26 2012-05-15 Greenleaf Technology Corporation Ball nose end mill and insert
KR101103216B1 (ko) * 2009-05-19 2012-01-05 대구텍 유한회사 원형 형상을 갖는 양면형 절삭 삽입체 및 이를 사용하는 절삭 공구
SE535282C2 (sv) * 2010-08-27 2012-06-12 Sandvik Intellectual Property Skär med radieparti, verktyg och anordning för fräsning
IL208253A (en) * 2010-09-19 2015-01-29 Iscar Ltd Milling tools and cutting tool for it
WO2013018086A1 (en) * 2011-08-02 2013-02-07 Iscar Ltd. Cutting tool and clamping mechanism for holding a cutting insert thereto
BRPI1104588B1 (pt) * 2011-09-15 2020-10-27 Weg S.A. dispositivo para facilitar a montagem e fixação de uma caixa de ligação em um motor elétrico
JP5842708B2 (ja) * 2012-03-29 2016-01-13 三菱マテリアル株式会社 ボールエンドミル
JP5614511B2 (ja) * 2012-10-10 2014-10-29 日立ツール株式会社 ボールエンドミル及びインサート
US9475131B2 (en) * 2013-06-13 2016-10-25 Kennametal Inc. Milling cutter with stress reliefs
CN103722227B (zh) * 2013-12-23 2016-08-17 哈尔滨理工大学 模具用可转位球头铣刀
DE202015009492U1 (de) 2015-05-13 2018-01-19 LMT Kieninger GmbH & Co. KG Befestigungsschraube und Schneidwerkzeug
DE102015107585A1 (de) 2015-05-13 2016-11-17 LMT Kieninger GmbH Schneidplatte, Verfahren zum Herstellen einer Schneidplatte und Schneidwerkzeug
DE102016117972A1 (de) 2016-09-23 2018-03-29 LMT Kieninger GmbH & Co. KG Fräswerkzeug, Schneidplattenhalter und Schneidplatte
CN111761111B (zh) * 2019-04-01 2023-03-21 京瓷株式会社 立铣刀
US11097362B2 (en) 2019-12-10 2021-08-24 Iscar, Ltd. Cutting insert having two upper cutting edges and a lower central protuberance with four abutment walls defining an imaginary quadrilateral, and rotary cutting tool
US11806796B2 (en) * 2021-03-15 2023-11-07 Kennametal Inc. Cutting insert and cutting tool comprising cutting insert

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3529620A1 (de) * 1985-08-19 1987-02-19 Kieninger Walter Gmbh Schneidplatte
US4709737A (en) * 1986-09-26 1987-12-01 Jonsson Karl Erik A Debarking tool and arm combination
US4840518A (en) * 1988-12-27 1989-06-20 Gte Valenite Corporation Cutting insert
NL8902275A (nl) 1989-09-12 1991-04-02 Duracarb Bv Beitelhouder en een beitel van een verspanende machine.
JPH06297208A (ja) * 1993-03-12 1994-10-25 Valenite Inc 改良型の切削工具及びそのための切削用インサート
DE4415425A1 (de) * 1994-05-03 1995-11-09 Krupp Widia Gmbh Spanendes Werkzeug
US5704737A (en) * 1995-04-20 1998-01-06 Kennametal Inc. Cutting insert with chip control
IL124328A (en) * 1998-05-05 2003-12-10 Iscar Ltd Cutting tool assembly and cutting insert therefor
US6146064A (en) * 1999-01-12 2000-11-14 Tool Flo Manufacturing, Inc. Cutting insert with improved chip control
TW480198B (en) * 1999-02-22 2002-03-21 Iscar Ltd Cutting tool assembly and cutting insert therefor

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101549718B1 (ko) 2008-06-26 2015-09-02 쎄코 툴스 에이비 절삭 인서트, 밀링 절삭 공구, 및 절삭 인서트군
WO2012118222A1 (ja) * 2011-03-03 2012-09-07 日立ツール株式会社 刃先交換式ボールエンドミル
JP2012183597A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Hitachi Tool Engineering Ltd 刃先交換式ボールエンドミル
CN103415366A (zh) * 2011-03-03 2013-11-27 日立工具股份有限公司 可转位式球头立铣刀
KR20140020952A (ko) * 2011-03-03 2014-02-19 히타치 쓰루 가부시키가이샤 날끝 교환식 볼 엔드밀
CN103415366B (zh) * 2011-03-03 2015-10-14 三菱日立工具技术株式会社 可转位式球头立铣刀
US9352401B2 (en) 2011-03-03 2016-05-31 Mitsubishi Hitachi Tool Engineering, Ltd. Indexable ball end mill
KR101888978B1 (ko) 2011-03-03 2018-08-16 미츠비시 히타치 쓰루 가부시키가이샤 날끝 교환식 볼 엔드밀
JP6164389B1 (ja) * 2015-09-24 2017-07-19 三菱日立ツール株式会社 刃先交換式切削工具
KR20180008750A (ko) * 2015-09-24 2018-01-24 미츠비시 히타치 쓰루 가부시키가이샤 날끝 교환식 절삭 공구
KR102025532B1 (ko) * 2015-09-24 2019-09-26 미츠비시 히타치 쓰루 가부시키가이샤 날끝 교환식 절삭 공구

Also Published As

Publication number Publication date
IL132261A (en) 2003-09-17
AU7037800A (en) 2001-05-10
DE60006839T2 (de) 2004-04-15
HU222793B1 (hu) 2003-10-28
CA2386846A1 (en) 2001-04-12
ATE254976T1 (de) 2003-12-15
TW476684B (en) 2002-02-21
US6607333B2 (en) 2003-08-19
CZ20021219A3 (cs) 2003-09-17
KR100670862B1 (ko) 2007-01-18
KR20020043226A (ko) 2002-06-08
HUP0202817A2 (en) 2002-12-28
BR0014291A (pt) 2002-05-21
MXPA02003258A (es) 2002-09-30
EP1220728A1 (en) 2002-07-10
WO2001024960A1 (en) 2001-04-12
EP1220728B1 (en) 2003-11-26
IL132261A0 (en) 2001-03-19
US20020094244A1 (en) 2002-07-18
CZ297403B6 (cs) 2006-12-13
CA2386846C (en) 2005-11-22
DE60006839D1 (de) 2004-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003511248A (ja) フライス及びそのための切削インサート
US7063487B2 (en) Tool and cutting insert for the fine turning of grooves in workpieces
JP4908201B2 (ja) 回転防止工具ホルダー及び切削用チップ工具
US5395186A (en) Milling cutter having insert-carrying cartridges
EP2422907B1 (en) A milling insert, a tool and a device for milling
US7094010B2 (en) Thread milling cutter, holder and a method for milling an external thread on a spigot
US20040081519A1 (en) Milling head for thread whirling
US20060045639A1 (en) Multiple-axis cutting toroidal end mill
CA2577153A1 (en) Toolholder and cutting insert for a toolholder assembly
US4409868A (en) Threading tool and method
US10758986B2 (en) Cutting insert and tool for machining
JPH11500964A (ja) 植刃用固定装置
KR102002756B1 (ko) 절삭 인서트 및 날끝 교환식 회전 절삭 공구
JP2002516762A (ja) 調整機構
EP3450064A1 (en) Cutting tool
JP2003205414A (ja) センタ穴を有する被覆部材およびその被覆方法
US20220055126A1 (en) Milling tool for milling workpieces
US11524347B2 (en) Cutting assembly with multiple cutting tools for milling
JPH01109005A (ja) 工具アダプター
JPH10128612A (ja) 刃部交換式エンドミル
JPS60213406A (ja) ボ−ルエンドミル

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050721

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070828

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071128

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080507