JP2003510430A - 加水分解性オレフィンコポリマー - Google Patents

加水分解性オレフィンコポリマー

Info

Publication number
JP2003510430A
JP2003510430A JP2001526596A JP2001526596A JP2003510430A JP 2003510430 A JP2003510430 A JP 2003510430A JP 2001526596 A JP2001526596 A JP 2001526596A JP 2001526596 A JP2001526596 A JP 2001526596A JP 2003510430 A JP2003510430 A JP 2003510430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
hydrolyzable
olefin
group
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001526596A
Other languages
English (en)
Inventor
ロバート ビー. ジュニア ウィルソン,
シグリッダー ジョナスドッター,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SRI International Inc
Original Assignee
SRI International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SRI International Inc filed Critical SRI International Inc
Publication of JP2003510430A publication Critical patent/JP2003510430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/02Ethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/04Monomers containing three or four carbon atoms
    • C08F210/06Propene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/42Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
    • C08F4/44Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
    • C08F4/60Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
    • C08F4/62Refractory metals or compounds thereof
    • C08F4/639Component covered by group C08F4/62 containing a transition metal-carbon bond
    • C08F4/63912Component covered by group C08F4/62 containing a transition metal-carbon bond in combination with an organoaluminium compound
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/42Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
    • C08F4/44Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
    • C08F4/60Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
    • C08F4/70Iron group metals, platinum group metals or compounds thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S526/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S526/943Polymerization with metallocene catalysts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、分解性オレフィンコポリマーに関する。ポリマー骨格は、少なくとも2つのモノマー単位を含む。第1モノマー単位は、非加水分解性であり、−R 1CH−CHR2−の形態を有し、ここで、R1はヒドリドまたはアルキルであり、そしてR2は、ヒドリド、アルキル、アルケニル、アリール、アルカリールまたはハロゲンであり、あるいはここで、R1およびR2は連結して、−Q−形態を形成し、ここで、Qは、置換または非置換のヒドロカルビレンである。第2モノマー単位は、加水分解性であり、そして−CHR3−CH−(L1m−X−(L2n−CH−CHR4−の形態を有し、ここで、R3およびR4は、独立して、ヒドリドまたはアルキルであり、L1およびL2は、必要に応じて置換されたヒドロカルビレン基であり、mおよびnは、独立して、0または1であり、そしてXは、加水分解的に切断可能な基である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、加水分解性成分を含むオレフィンコポリマー(例えば、エチレンコ
ポリマー)に関し、この加水分解性成分によって、このコポリマーは水性条件に
暴露されると分散性フラグメントに崩壊し得る。このコポリマーは、遷移金属で
触媒される重合により調製される。
【0002】 (参考文献) Alikhan,M.I.ら、米国特許第5,817,394号(1998)。 Goto.Yら、EP 0462588 A(12/1991)。 Hajime,Y.ら、EP 0442476 A2(8/1991)。 Johnson,L.K.ら、J.Am.Chem.Soc.117:6414
−5(1995)。 Johnson,L.K.ら、J.Am.Chem.Soc.118:267−
8(1996)。 E.Kuboら、米国特許第4,981,749(1991)。 Ouchiら、J.Chem.Soc.Japan 71(7):1078−8
2(1968)。 Killian,C.M.ら、Organometallics 16:200
5−7(1997)。 Raley,J.M.米国特許第4,761,322号(1998)。 Small,B.L.ら、J.Am.Chem.Soc.120:4049−5
0(1998)。 Smorada,R.L.Encycl.Polym.Sci.Eng.、第1
0巻、J.I.Kroschwitz編、(New York:John Wi
ley%Sons、1987)。227−53頁。 Yasuda,H.ら、EP 0799842 A1(10/1997)。 Yasuda,H.ら、米国特許第5,563,219(10/1996)。
【0003】 (背景技術) 過去数年間にわたって、非常に多くの研究が生分解性ポリマーの設計に向けら
れてきた。廃棄物処理、特にパッケージング材料、使い捨ておむつなどの問題は
、この研究の多くの動機付けとなる。意図される使用後に分解するように設計さ
れた製品は、感光性ポリマーまたは加水分解的に分解性のポリマーからなり得る
。使用中に分解するように意図された、制御放出送達システムとしてのポリマー
は、ほとんど常に加水分解的に分解性である。加水分解的に分解性のポリマーは
、しばしば、ポリエステルベースであり、縮合またはラジカル重合によって調製
される。合成ポリマーとデンプンのような生体材料との物理的または化学的に結
合したブレンドもまた用いられる。
【0004】 多くの目的のため、付加重合によって調製されるポリオレフィンによって提供
される優れた物理特性が所望される。しかし、現在まで、極性基のこのようなポ
リオレフィンへの組み込みは、限られた成功を有していた。なぜなら、多くの極
性モノマーは、毒性であるか、または典型的に使用される有機金属重合触媒に競
合的に配位するからである。エチレンのようなオレフィンとアクリレートのよう
な極性モノマーとのコポリマーは、初めは、2段階重合(例えば、以前に形成さ
れたポリオレフィン鎖へのアクリル酸モノマーまたはメタクリル酸モノマーの後
重合(post−polymerization)によって)によって形成され
るブロックコポリマーに限定された(Yasudaら、1996、1997;G
otoら、Hajimeら)。Masakazuら(JP Kokai 4−4
5108(1992))は、4.7mol%のアクリル酸エチルを含むエチレン
コポリマー(Mn 9,100、Mw 22,500)の調製を記載し、これは
、ポリエチレンホモポリマーを越える改良された接着性を示す。Johnson
ら(1996)は、Brookhart型触媒を使用するランダムオレフィン−
アクリル酸コポリマーの形成を記載した。しかし、これらのポリマーはいずれも
、ポリマーの骨格中に加水分解性結合を含まず、従ってこれらは加水分解的に分
解性ではない。Ouchiらは、ジアリリデンペンタエリスリトールとスチレン
とのフリーラジカル共重合を記載した;しかし、ジエンモノマーの組み込みは低
く、そして増加された組み込みは、生成物の内在性粘度を有意に減少させた。反
応条件もまた、立体規制性のないポリマーを生成すると期待される。
【0005】 従って、使用の条件下、中性またはほぼ中性のpHで優れた物理特性および安
定性を有するが、水性媒体中で安定な、または容易に分散可能な粒子に分解する
オレフィンコポリマーを提供することが所望される。
【0006】 (発明の開示) 1つの局面において、本発明は、分解性オレフィンコポリマーに関する。ポリ
マー骨格は、少なくとも2つのモノマー単位を含む。第1モノマー単位は、非加
水分解性であり、−R1CH−CHR2−の形態を有し、ここで、R1はヒドリド
またはアルキルであり、そしてR2は、ヒドリド、アルキル、アルケニル、アリ
ール、アルカリールまたはハロゲンであり、あるいはここで、R1およびR2は連
結して、−Q−形態を形成し、ここで、Qは、置換または非置換のヒドロカルビ
レンである。第2モノマー単位は、加水分解性であり、そして−CHR3−CH
−(L1m−X−(L2n−CH−CHR4−の形態を有し、ここで、R3および
4は、独立して、ヒドリドまたはアルキルであり、L1およびL2は、必要に応
じて置換されたヒドロカルビレン基であり、mおよびnは、独立して、0または
1であり、そしてXは、加水分解的に切断可能な基である。好ましくは、Xは、
ヒドロキシル基、1級もしくは2級アミノ基、チオール基、または可溶性遷移金
属触媒の金属中心を酸化するのに効果的な基を含まない。適切なX部分の例とし
ては、アセタール結合、ケタール結合、エステル結合、およびイミド結合が挙げ
られるが、これらに限定されない。コポリマー中に近接する加水分解性モノマー
単位が存在しないこともまた好ましい。コポリマー中の第2モノマー単位のmo
l%は、一般に、約0.1mol%〜約50mol%の範囲である。
【0007】 関連の局面において、本発明は、適切な遷移金属触媒および適切な触媒活性化
物質の存在下で、CH21=CH22(ここで、R1およびおR2は上記で定義さ
れた通りである)の形態の第1オレフィンモノマーと、CHR3=CH−(L1 m −X−(L2n−CH=CHR4(ここで、R3、R4、L1、L2、m、nおよび
Xは上記で定義されたとおりである)の形態の第2オレフィンモノマーとを付加
重合することによって、分解性オレフィンコポリマーを調製するための方法を提
供する。
【0008】 遷移金属触媒は、IV族、V族、またはVI族の遷移金属(例えば、Ti、H
f、Zr、V、NbまたはMo)のメタロセン錯体であり得る。他の有効な遷移
金属触媒は、I族またはVIII族の遷移金属(例えば、Pd、Ni、Fe、C
o、Cu、AgおよびAu)のイミン錯体、好ましくは、ジイミン錯体、および
イミン含有配位子である。
【0009】 本発明のこれらおよび他の目的は、以下の本発明の詳細な説明を添付の図面と
共に読むことによってより十分に明らかになる。
【0010】 (本発明を実施するための形態) (I.用語法および定義) 本発明の化合物、組成物および方法を開示および記載する前に、他に示されな
い限り、本発明は特定の分子構造、配位子などで限定されず、それ自体変化し得
ることが理解されるべきである。本明細書中で使用される用語法は、特定の実施
形態を記載する目的のためのみであり、そして限定を意図しないことがまた理解
されるべきである。
【0011】 他に示されない限り、以下の用語は以下の意味を有する。
【0012】 本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「1つの(a
、an)」、および「その(the)」は、その文脈が他に明確に示さない限り
、複数の対象を含むことに注意しなければならない。従って、例えば、「第1モ
ノマー単位」または「非加水分解性モノマー単位」との言及は、1つ以上のこの
ようなモノマー単位を含み、「第2モノマー単位」または「加水分解性モノマー
単位」との言及は、1つ以上のこのようなモノマー単位を含み、「配位子」との
言及は、1つ以上の配位子を含む、など。
【0013】 用語「アルキル」は、本明細書中で使用される場合、分枝状、非分枝状、また
は環状の、1〜24個の炭素原子の飽和炭化水素基(例えば、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、オクチル
、デシル、テトラデシル、ヘキサデシル、エイコシル、テトラコシルなど)、な
らびにシクロアルキル基(例えば、シクロペンチル、シクロヘキシルなど)をい
う。用語「低級アルキル」は、1〜6個の炭素原子のアルキル基を意図する。特
定の用語「シクロアルキル」は、本明細書中で使用される場合、3〜8個の炭素
原子の環状アルキル基(たとえば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチル)をいう。
【0014】 用語「アルキレン」は、本明細書中で使用される場合、二官能性の分枝状また
は非分枝状の、1〜24個の炭素原子の飽和炭化水素基(例えば、メチレン、エ
チレン、n−プロピレン、n−ブチレン、n−へキシレン、デシレン、テトラデ
シレン、ヘキサデシレンなど)をいう。用語「低級アルキレン」とは、1〜6個
の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子のアルキレン基をいう。
【0015】 用語「アルケニレン」は、本明細書中で使用される場合、二官能性の分枝状ま
たは非分枝状の、少なくとも1つの二重結合を含む2〜24個の炭素原子の炭化
水素基(例えば、エテニレン、n−プロペニレン、n−ブテニレン、n−ヘキセ
ニレンなど)をいう。用語「低級アルケニレン」とは、2〜6個の炭素原子、好
ましくは2〜4個の炭素原子のアルケニレン基をいう。
【0016】 用語「アルコキシ」は、本明細書中で使用される場合、単一の末端エーテル結
合を介して結合されるアルキル基を意図する;すなわち、「アルコキシ」基は−
O−アルキルとして定義され、ここでアルキルは上記で規定された通りである。
「低級アルコキシ」基は、1〜6個の炭素原子を含むアルコキシ基を意図する。
【0017】 用語「アリール」は、本明細書中で使用される場合、かつ他に特定されない限
り、1〜3個の芳香族環(縮合または結合のいずれか)を含む芳香族種をいい、
そして未置換であるかまたは代表的には以下からなる群から選択される1つ以上
の置換基で置換されるかのいずれかである:低級アルキル、低級アルコキシ、ハ
ロ、ハロゲンなど。好ましいアリール置換基は、1つの芳香族環あるいは2つの
縮合または結合した芳香族環を含み、そして特に好ましいアリール置換基は、単
環式である。用語「アリーレン」は、上記のような1つ以上の置換基で置換され
た1〜3個の芳香族環を含む二官能性芳香族種をいう。好ましいアリーレン置換
基は、1つの芳香族環(例えば、フェニレン)あるいは2つの縮合または結合し
た芳香族環(例えば、ビフェニリレン)を含み、そして特に好ましいアリーレン
置換基は、単環式である。
【0018】 用語「アラルキル」は、アルキル種およびアリール種の両方を含む部分を意図
し、代表的にはこの部分のアルキルセグメントに約24個未満の炭素原子、そし
てより代表的には約12個未満の炭素原子を含み、そして代表的には1〜5個の
芳香族環を含む。用語「アラルキル」は、通常、アリール置換アルキル基をいう
ために使用される。用語「アルカリール」は、アルキル置換基を有するアリール
基をいう。同様に、用語「アラルキレン」は、アリール置換基を有するアルキレ
ン基をいい、一方、「アルカリーレン」は、アルカリ置換基を有するアリーレン
基をいう。
【0019】 用語「コモノマー」は、付加重合において、他に示されない限り加水分解性コ
モノマーをいう。
【0020】 「ジエンコモノマー」は、架橋剤(ここで、2つの二重結合は別のポリマー鎖
に取り込まれる)としての取り込みとは逆に、両方の二重結合がポリマー骨格に
直線的様式で取り込まれる場合に、「鎖伸長剤(chain extender
)」として取り込まれる。
【0021】 用語「ハロ」または「ハロゲン」は、従来の意味で使用され、クロロ、ブロモ
、フルオロ、またはヨード置換基をいう。用語「ハロアルキル」「ハロアルケニ
ル」または「ハロアルキニル」(または「ハロゲン化アルキル」、「ハロゲン化
アルケニル」または「ハロゲン化アルキニル」)は、それぞれ、その基における
少なくとも1つの水素原子がハロゲン原子で置換された、アルキル、アルケニル
、またはアルキニル基をいう。
【0022】 用語「ヒドロカルビル」は、従来の意味で使用され、炭素および水素を含む炭
化水素基をいい、そして脂肪族、脂環式、もしくは芳香族であり得、または脂肪
族、脂環式および/または芳香族部分の組み合わせを含み得る。脂肪族および脂
環式のヒドロカルビルは、飽和されていてもよく、または1つ以上の不飽和結合
(代表的には二重結合)を含んでいてもよい。本明細書中のヒドロカルビル置換
基は、一般的には1〜24個の炭素原子、より一般的には1〜12個の炭素原子
を含み、そして種々の置換基および官能基で置換されていてもよく、またはエー
テルおよび/またはチオエーテル結合を含むように修飾されてもよい。用語「ヒ
ドロカルビレン」は、二官能性ヒドロカルビル基(すなわち、2つの異なる分子
部分に結合したヒドロカルビル基)をいう。用語「低級ヒドロカルビレン」は、
1〜6個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子のヒドロカルビレン基を意
図する。
【0023】 用語「ポリマー」は、従来の意味で本明細書中で使用され、2つ以上のモノマ
ー単位を有する化合物をいい、そしてホモポリマー(すなわち、全てのモノマー
単位が同じであるポリマー)、ならびにコポリマー(ここで、2つ以上の異なる
モノマー単位が存在する)を含むことが意図される。用語「モノマー」は、ポリ
マーではない化合物をいうように本明細書中で使用される。
【0024】 用語「置換基」は、「置換基」で置換されたヒドロカルビルまたはヒドロカル
ビレンの場合、その分子部分の原子に結合した官能基または非水素置換基をいう
ように本明細書中で使用される。当業者は、本明細書中で描写されそして定義さ
れる化合物および分子セグメントが、未置換であるか、特に示されるように置換
されるか、または他の置換基で置換され得ることを理解する。この置換基は、こ
のプロセスに実質的に干渉しない。「一置換」とは、1つの置換基を有するヒド
ロカルビル基またはヒドロカルビレン基をいい、そして「二置換」とは、2つの
置換基を含むヒドロカルビル基またはヒドロカルビレン基をいう。本発明の化合
物中に存在し得る置換基の例としては、以下が挙げられるがこれらに限定されな
い:ハロ(特にクロロ);ヒドロキシ;アルコキシ(特に低級アルコキシ(例え
ば、メトキシ、n−プロポキシおよびt−ブトキシ));一級アミノ(NH2
;二級アミノ(代表的には低級アルキル置換アミノ);三級アミノ(代表的には
低級アルキル置換アミノ);ニトロ;アシルオキシ(これは、R’COO−とし
て表され得る);アシルアミド(これは、R’CONH−と表され得る)および
そのチオールアナログ(それぞれR’CSO−およびR’CSNH−)(ここで
R’はアルキルであり、代表的には低級アルキルである);カルボキシ(−C(
O)OH);アルコキシカルボニル(−C(O)OR’);カルバミル (−C
(O)NH2);アルキルカルバミル(C(O)NHR’);アルキルスルホニ
ル(R’SO2−);およびアルキルホスホニル (R’P(OR’)O−)。
用語「アルキル」、「アルケニル」、「ヒドロカルビル」などは、本明細書中で
使用される場合、未置換の基だけでなく、規定された通りの1つ以上の「置換基
」を含む置換された基も含むことが意図される。
【0025】 「任意に」または「必要に応じて」は、引き続いて記載される事象または状況
が起きても起きなくてもよく、そしてその記載が、上記の事象または状況が起き
た場合の実例および起きなかった場合の実例を含むことを意味する。例えば、句
「必要に応じて置換されたヒドロカルビル」は、ヒドロカルビル部分が置換され
ても置換されなくてもよく、そしてこの記載が、未置換ヒドロカルビルおよび置
換が存在するヒドロカルビルの両方を含むことを意味する。
【0026】 「不均一」触媒は、本明細書中で使用される場合、キャリア(代表的には、無
機固体の粒子性の多孔質材料(例えば、酸化ケイ素および/または酸化アルミニ
ウム)からなる基質であるが必須ではない)上に担持された触媒をいう。
【0027】 「均一」触媒は、本明細書中で使用される場合、担持されないが、適切な溶媒
中で初期モノマー成分に単に混合される触媒をいう。
【0028】 「可溶性遷移金属触媒」は、オレフィン性モノマーの同質重合において使用さ
れる、遷移金属錯体ベースの有機金属触媒をいう。周知の例は、以下でさらに議
論されるZiegler−Natta触媒、メタロセン触媒、およびBrook
hart型触媒である。
【0029】 本明細書中で使用される場合、元素の周期表およびその族への全ての参照は、
Handbook of Chemistry and Physics,CR
C Press,1995によって公開された表のバージョンに対するものであ
り、これは基の命名のためにIUPAC系を使用する。
【0030】 (II.加水分解的に分解可能なオレフィン性コポリマー) 本発明のポリマーは、薬物送達デバイスおよびパッケージングにおいて使用さ
れ得、そして後者の用途(例えば、しばしば対応するホモポリマー(例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレンまたはポリスチレン)から作られるパッケージング
および使い捨て容器)において特に有利であると考えられる。別の有意な使用は
、使い捨ておむつの製造である。このような製品の製造方法は、当該分野で周知
である。例えば、使い捨ておむつの構成成分は、代表的にはポリオレフィンから
形成されたスパンボンデッドの不織布から作製される。例えば、Smorada
,1987;Raley,1988;Kuboら,1991;およびAlikh
anら,1998、ならびにこれらで列挙される参考文献を参照のこと。
【0031】 本発明のコポリマーは、近接した加水分解性モノマーを有さない、加水分解的
に分解可能なオレフィン性コポリマーであり、加水分解性ではない第1のモノマ
ー単位、および加水分解性の第2モノマー単位を含む。
【0032】 第1モノマー単位は、CH21=CH22の形態の第1の付加重合性モノマー
から誘導し、ここで、R1はヒドリドまたはアルキルであり、好ましくはヒドリ
ドまたは低級アルキルであり、最も好ましくはヒドリドであり、そしてR2は、
ヒドリド、アルキル、アルケニル、アリール、アルカリールまたはハロゲンであ
るか、あるいはここでR1およびR2は結合して−Q−を形成し、ここでQは、代
表的には1〜24個の炭素原子、好ましくは1〜12個の炭素原子の、置換され
たかまたは未置換のヒドロカルビレンである。
【0033】 特に好ましいこのようなモノマーは、約2〜約20個の炭素原子を有するα−
オレフィンであり、例えば、以下を含む直鎖状または分枝状のオレフィンである
:エチレン、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1,3−ブタ
ジエン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル
−1−ヘキセン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、1−オクテン
、1,6−オクタジエン、1−ノネン、1−デセン、1,4−ドデカジエン、1
−ヘキサデセン、1−オクタデセン、およびこれらの混合物。環状オレフィンお
よびジオレフィンがまた使用され得;このような化合物としては例えば以下が挙
げられる:シクロペンテン、3−ビニルシクロヘキセン、ノルボルネン、5−ビ
ニル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタ
ジエン、4−ビニルベンゾシクロブタン、テトラシクロドデセン、ジメタノ−オ
クタヒドロナフタレン、および7−オクテニル−9−ボラビシクロ−(3,3,
1)ノナン。本発明の方法を使用して重合され得る芳香族オレフィン性モノマー
およびビニルモノマーとしては以下が挙げられるが、これらに必ずしも限定され
ない:スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、p−tert−ブチルスチレン、m−クロロスチレン、p−クロロスチレン
、p−フルオロスチレン、インデン、4−ビニルビフェニル、アセナフタレン、
ビニルフルオレン、ビニルアントラセン、ビニルフェナントレン、ビニルピレン
およびビニルクリセン(vinylchrisene)。本発明の方法の状況で
重合され得るなお他のモノマーとしては、以下が挙げられる:メチルメタクリレ
ート、エチルアクリレート、ビニルシラン、フェニルシラン、トリメチルアリル
シラン、アクリロニトリル、マレイミド、ビニルクロリド、ビニリデンクロリド
、テトラフルオロエチレン、イソブチレン、一酸化炭素、アクリル酸、2−エチ
ルヘキシルアクリレート、メタクリロニトリルおよびメタクリル酸。
【0034】 第2のモノマー単位は、以下の構造 CHR3=CH−(L1m−X−(L2n−CH=CHR4 を有するモノマーから誘導し、ここで、R3、R4、L1、L2、m、nおよびXは
、以下で規定する通りである。
【0035】 R3およびR4は、独立して、ヒドリド、アルキル、アリールまたは置換アリー
ルであり、一般的にはヒドリドまたは低級アルキルであり、好ましくはヒドリド
またはメチルであり、そして最も好ましくは全てヒドリドである。
【0036】 下付き文字mおよびnは、独立して0または1である。
【0037】 L1およびL2は、必要に応じて置換されたヒドロカルビレン基であり、好まし
くはアルキレンまたはアルケニレンであり、一般的にはアルキレンであり、好ま
しくは低級アルキレンである。しかし、mおよびnは0でもよく、従ってL1
よびL2は存在しなくてもよい。
【0038】 Xは、水性条件下(一般的には酸性または塩基性のpH)で加水分解的に切断
可能な基である。重合触媒の非活性化を阻止するために、Xは、活性な水素(例
えば、水酸基、一級または二級アミノ基、あるいはチオール基)を含む基を含ま
ず、この触媒の金属中心を酸化し得るいずれの基も含まない。好ましい加水分解
性結合としては、以下が挙げられる:カルボン酸エステル、イミド、無水物、ア
セタール、およびケタール。これらのうち、アセタールおよびケタールは特に好
ましい。加水分解性結合を含む例示的なモノマーとしては、以下が挙げられるが
これらに限定されない: 以下の構造を有するエステル
【0039】
【化1】 以下の構造を有するエノール
【0040】
【化2】 以下の構造を有するアセタール
【0041】
【化3】 ここで、R3、R4、L1、L2、mおよびnは上記で規定した通りであり、そして
5は、独立して、ヒドリドまたはアルキルであり、好ましくはヒドリドまたは
低級アルキルであり、最も好ましくはヒドリドである; 以下の構造を有するジケテンアセタール
【0042】
【化4】 ここで、R3、R4、L1、L2、mおよびnは上記で規定した通りであり、そして
6、R7およびR8は、独立して、ヒドリドまたはアルキルであり、好ましくは
ヒドリドまたは低級アルキルであり、最も好ましくはヒドリドである; 以下の構造を有するケタール
【0043】
【化5】 ここで、R3、R4、L1、L2、mおよびnは上記で規定した通りであり、そして
9およびR10は、独立して、ヒドリドまたはアルキルであり、好ましくはヒド
リドまたは低級アルキルであり、最も好ましくはヒドリドである; 以下の構造を有する無水物
【0044】
【化6】 ここで、R3、R4、L1、L2、mおよびnは上記で規定した通りである; 以下の構造を有する環状ジケテン
【0045】
【化7】 ここで、R3およびR4は、上記で規定した通りである; 以下の構造を有するシロキサン
【0046】
【化8】 ここで、R3およびR4は、上記で規定した通りである;および 以下の構造を有するイミン R3CH=CH2−(L1m−CH=N−(L2n−CH2=CHR4 ここで、R3、R4、L1、L2、mおよびnは上記で規定した通りである。市販さ
れており、そしてアクロレインおよびペンタエリスリトールから容易に調製され
る、2つのケタール結合を含むサンプルコモノマーは、以下の構造式を有する3
,9−ジビニル−4,6,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン
である:
【0047】
【化9】 この化合物の類似体または相同体もまた使用され得る。
【0048】 このコポリマーは、以下にさらに記載されるような溶解性遷移金属触媒によっ
て触媒される重合によって形成される。このコポリマーの分子量は、このコポリ
マーの最終的な使用(例えば、パッケージング、使い捨て容器、使い捨ておむつ
など)のために必要とされる物理的特性を提供するために十分である。例えば、
ポリエチレンコポリマーの分子量(重量平均)は、好ましくは約60,000〜
約300,000以上の範囲であり、市販の直鎖状ポリマーについてのおよそ有
用な範囲である。
【0049】 このコポリマーの加水分解性成分は、コポリマーの骨格内に取り込まれる第2
のモノマー単位(−CHR3−CH2−(L1m−X−(L2n−CH2−CHR4 −)において見出され、ここでR3、R4、L1、L2、mおよびnは上記で規定し
た通りである。従って、このコポリマーは、水性条件下で結合Xで分解され(一
般に、酸性加水分解または塩基性加水分解を含む)、従って高分子量コポリマー
から低分子量のセグメントへと分解する。Xの性質に依存して、これらの低分子
量セグメントは、代表的には極性末端基を有し、従ってこのフラグメントの水の
溶解度、または分散性を増加する。
【0050】 このコポリマーの分解における加水分解性コモノマーの有効性を増加するため
に、このコポリマーは、近接した加水分解性モノマー単位を有さず、そして本明
細書中に記載される重合において生じると予期されるものはない。加水分解性コ
モノマー対オレフィン性モノマーの高い比率を有するコポリマーは、分解の際に
平均分子量におけるより大きな減少を起こすことが理解される。高レベルの加水
分解性コモノマーはまた、一般に、コポリマーの物理的特性(例えば、疎水性)
に対してより大きな効果を有し、その上、重合度(すなわち、分子量)を減少す
ることが予期される。従って、組み込まれるべき加水分解性コモノマーの量は、
このコポリマーの最終的な使用、および所望の分解性の程度に依存する。大部分
の用途について、約0.1モルパーセント〜約50モルパーセントの加水分解性
コモノマー(オレフィン対加水分解性コモノマーの99.9:1〜1:1の比に
対応する)の組み込みが適切であり、1〜25モルパーセント(99:1〜3:
1の比)が好ましい。
【0051】 (III.重合) コポリマーは、遷移金属触媒重合により調製され、これは、良好な分子量制御
、分子量分布および立体規則性を伴ってオレフィンコポリマーを形成するための
好ましい方法である。このような重合のための手順は、当該分野において周知で
ある。一般的に、本発明のポリマーは、当業者に理解されるように、従来の「共
触媒」または「触媒活性化物質」と組み合わせて遷移金属を用いて調製される。
従って、使用前に、本発明の化合物は、このような活性化物質を含む触媒系に組
み込まれる。適切な触媒活性化物質としては、金属アルキル、金属ヒドリド、金
属アルキルヒドリド、および金属アルキルハライド(たとえば、アルキルリチウ
ム化合物、ジアルキル亜鉛化合物、トリアルキルホウ素化合物、トリアルキルア
ルミニウム化合物、アルキルアルミニウムハライドおよびアルキルアルミニウム
ヒドリド、ならびにテトラアルキルゲルマニウム化合物)が挙げられる。有用な
活性化物質の特定の例としては、以下が挙げられる:n−ブチルリチウム、ジエ
チル亜鉛、ジ−n−プロピル亜鉛、トリエチルホウ素、トリエチルアルミニウム
、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、エチルアル
ミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジブロミドおよびエチルアルミニウム
ジヒドリド、イソブチルアルミニウムジクロリド、イソブチルアルミニウムジブ
ロミドおよびイソブチルアルミニウムジヒドリド、ジ−n−プロピルアルミニウ
ムクロリド、ジ−n−プロピルアルミニウムブロミドおよびジ−n−プロピルア
ルミニウムヒドリド、ジイソブチルアルミニウムクロリド、ジイソブチルアルミ
ニウムブロミドおよびジイソブチルアルミニウムヒドリド、エチルアルミニウム
セスキクロリド、メチルアルミノキサン(「MAO」)、ヘキサイソブチルアル
ミノキサン、テトライソブチルアルミノキサン、ポリメチルアルミノキサン、ト
リ−n−オクチルアルミニウム、テトラメチルゲルマニウムなど。代表的にイオ
ン性共触媒といわれる他の活性化物質もまた使用され得;このような化合物とし
ては、例えば以下が挙げられる:(C663 +、C65−NH2CH3 +、および
フルオロヒドロカルビルホウ素化合物(例えば、テトラ(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ナトリウムテトラキス[(ビス−3,5−トリフルオロメチル)
フェニル]ボレート、H+(OCH2CH32[(ビス−3,5−トリフルオロメ
チル)−フェニル]ボレート、トリチルテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ートおよびトリス(ペンタフルオロフェニル)ボロン)。所望の場合、活性化物
質の混合物が使用され得る。一般的に、触媒活性化物質は、選択された遷移金属
触媒と組み合わされた際に、触媒的に活性なイオン種を生じるようなものである
【0052】 メタロセン触媒(当該分野において周知の可溶性遷移金属触媒の1形態)は、
一般的に、IV族、V族またはVI族遷移金属(代表的には、Ti、Hf、また
はZr)の錯体から誘導され;V、NbおよびMoの錯体もまた使用される。こ
れらの錯体は、シクロペンタジエン環、またはシクロペンタジエン環を含む多環
系(例えば、フルオレンまたはインデン)から誘導される少なくとも1つの配位
子を含む。この環または環系は、アルキル基、アリール基、または活性水素を含
まない他の基(例えば、エーテル、3級アミン、3級ボラン、3級シラン、また
はハライド)で置換され得る。遷移金属上の他の配位子は、代表的には、ハライ
ド、低級アルキル基、または3級アミンであるが、広範な種々の他の基(例えば
、アリール、アルコキシ、アセトアセテート、カルボニル、ニトリル、イソニト
リル、3級アミンもしくはホスフィン、π−アリル、または環式不飽和炭化水素
(例えば、シクロヘプタトリエン))からも選択され得る。配位子のうちの2つ
は、例えば、アルキルおよびアルキルシランから選択されるリンケージを含む鎖
によって架橋されて、拘束されたジオメトリーの(constrained−g
eometry)触媒を形成し得る。メタロセン触媒の例としては、以下が挙げ
られる:シクロペンタジエニルチタントリクロリド、ビス(シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ビス(シクロペンタジエニル)ジメチルジルコニ
ウム、(ペンタメチルシクロペンタジエニル)チタントリメトキシド、ビス−2
−(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル)インデニルハフニウムジクロ
リド、(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル)インデニルハフニウムト
リクロリド、ならびに架橋化合物(例えば、ジメチルシリルビス(シクロペンタ
ジエニル)ハフニウムジクロリド、ジメチルシリルビス(2−メチル−4−フェ
ニルインデニル)ジルコニウムジクロリド、および(tert−ブチルアミド(
burylamido))ジメチル(シクロペンタジエニル)シランジルコニウ
ムジクロリド)。
【0053】 I族またはVIII族遷移金属(特に、Ni、Pd、Fe、およびCo)の1
,2−ジイミン錯体(Cu、Ag、およびAu錯体もまた記載される)に基づく
Brookhart型触媒もまた有用である。これらの触媒は、代表的には、以
下の形態のカチオン性錯体である:[(ArN=CR’−CR”=NAr)M(
CH3)(OEt2)]+B(Ar14 -(ここで、Mは、NiまたはPdであり、
Arは、必要に応じて1つまたは2つの置換基で置換された単環式アリール基、
二環式アリール基または三環式アリール基(好ましくは、フェニル)であり、A
1は、3,5−C63(CF32であり、Etは、エチレンであり、そしてR
’およびR”は、独立して、ヒドリド、メチル、または一緒になって1,8−ナ
フチルである)。例えば、Johnsonら(1995、1996)およびKi
llianらを参照のこと。関連するコバルトベースの触媒および鉄ベースの触
媒は、三座イミン配位子を利用する(Smallら)。ジイミン以外のイミンを
含有する配位子、または類似のピリジル含有配位子もしくはビピリジル配位子を
有する他の錯体が使用され得る。
【0054】 この触媒は、当業者に公知の従来の重合技術および/または適切な文献に記載
される従来の重合技術を用いてポリマー組成物を調製するために使用される。モ
ノマー(単数または複数)、触媒および触媒活性化物質は、適切な温度で、減圧
、加圧または大気圧で、不活性な雰囲気下で、所望のポリマー組成物を生成する
ために十分な時間、接触される。この触媒は、そのまま使用しても、適切な支持
体上に支持して使用してもよい。1つの実施形態においては、この触媒は、均質
な触媒として(すなわち、支持されてない触媒として)、気相または液相重合プ
ロセスにおいて使用される。所望の場合、溶媒が使用され得る。反応は、溶液状
態もしくはスラリー状態下で、過フッ化炭化水素または類似の液体を用いる懸濁
液において、気相において、または固相粉末重合において行われ得る。種々の添
加剤がこの混合物に組み込まれ得;特に好ましい添加剤は、中性ルイス塩基(例
えば、アミン、アニリンなど)であり、これは重合速度を加速し得る。
【0055】 液相重合は、一般的に、重合希釈剤中でモノマー(単数または複数)を触媒/
活性化物質混合物と接触させる工程、および重合条件下(すなわち、所望のポリ
マー生成物を生成するために十分な時間および温度)で反応を起こす工程を包含
する。重合希釈剤は、一般的に、不活性な物質(例えば、脂肪族炭化水素または
芳香族炭化水素(例えば、液化エタン、プロパン、ブタン、イソブタン、n−ブ
タン、n−ヘキサン、イソオクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、
シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘプタン、メチルシクロヘプタ
ン、ベンゼン、エチルベンゼン、トルエン、キシレン、灯油、Isopar(登
録商標)M、Isopar(登録商標)E、およびこれらの混合物))である。
重合プロセスにおいてモノマーまたはコモノマーとして役立つ液体オレフィンな
どもまた、希釈剤として役立ち得;このようなオレフィンとしては、例えば、エ
チレン、プロピレン、ブテン、1−ヘキセンなどが挙げられる。
【0056】 希釈剤中の触媒の量は、一般的に、約0.01〜1.0ミリモル/リットルの
範囲であり、活性化物質は、触媒:活性化物質の比が、モルベースで約10:1
〜1:2000の範囲内、好ましくは、約1:1〜約1:1200の範囲内にあ
るように添加される。
【0057】 重合は、不活性雰囲気下(例えば、窒素、アルゴンなど)で行われ得るか、ま
たは真空下で行われ得る。好ましくは、重合は、反応しているモノマーの分圧が
最大となるような雰囲気下で行われる。液相重合は、減圧、加圧または大気圧で
実施され得る。添加溶媒の非存在下(すなわち、オレフィンモノマーが希釈剤と
して役立つ場合)では、加圧が好ましい。代表的に、溶媒の非存在下での高圧重
合は、約180℃〜約300℃の範囲、好ましくは、約250℃〜約270℃の
範囲の温度で、200〜20,000atmのオーダー、代表的には、約100
0〜3000atmの範囲の圧力で実施される。溶媒が添加される場合、重合は
一般的に、約150℃〜約300℃の範囲、好ましくは、約220℃〜約250
℃の範囲の温度で、そして10〜2000atmのオーダーの圧力で行われる。
【0058】 重合はまた、約60℃〜120℃の範囲の温度および約10〜1000atm
の範囲の圧力を用いて、気相で(すなわち、流動床反応器または撹拌床反応器中
で)起こり得る。
【0059】 気相重合およびスラリー相重合においては、触媒は、不均一なプロセスにおい
て(すなわち、不活性な無機基剤に支持されて)使用される。従来の材料が支持
体として使用され得、これは代表的に、粒子状の多孔質材料であり得;例として
は、ケイ素およびアルミニウムの酸化物、またはマグネシウムおよびアルミニウ
ムのハライドが挙げられる。商業的観点から特に好ましい支持体は、二酸化ケイ
素および二塩化マグネシウムである。
【0060】 上記の反応から生じるポリマー生成物は、濾過または他の適切な技術によって
回収され得る。所望の場合、添加剤およびアジュバントは、重合の前、重合の間
、または重合の後に、ポリマー組成物中に組み込まれ得;このような化合物とし
ては、例えば、色素、抗酸化剤、潤滑剤および可塑剤が挙げられる。
【0061】 遷移金属触媒を用いる付加重合の一般的に受容される機構に従って、二重結合
上に嵩高い置換基を有するモノマーの組み込みは、本明細書中に記載される加水
分解可能なコモノマーにおけるように、さらなる成長の速度を減少させる。従っ
て、加水分解可能なコモノマーに組み込まれている反応性中間体は、成長を続け
るよりも、連鎖移動工程または連鎖停止工程を次に起こすようである。この理由
のために、加水分解可能なコモノマーの連続したブロックは生成しないと予想さ
れる。さらに、加水分解可能なモノマーは、架橋成分としてではなく連鎖伸長成
分として組み込まれる(すなわち、ポリマーの直鎖状骨格内に含まれる)ことが
予想される。前者の構造は、ジエンモノマーの添加後のさらなる成長により生じ
、これは有利ではないと予想される。しかし、メタロセン触媒のこの特徴が個々
の触媒の間で変化するので、所望の場合、嵩高い置換基に対してあまり敏感では
ない触媒の使用によって、ある程度の架橋が組み込まれ得る。
【0062】 本発明は、その好ましい特定の実施形態と共に記載されてきたが、上記の記載
および以下の実施例は、本発明の範囲を例示することが意図され、本発明の範囲
を限定することは意図されないことが理解されるべきである。本発明の範囲内の
他の局面、利点および変更は、本発明が属する分野の当業者に明らかである。
【0063】 (実験) 以下の実施例は、本発明の触媒を調製および使用する方法の完全な開示および
記載を当業者に提供するために提示される。数(例えば、量、温度など)に関す
る正確さを確実にするための努力がなされているが、いくぶんの誤差および偏り
が考慮されるべきである。他に示さない限り、部は重量部であり、温度は℃であ
り、そして圧力は大気圧または大気圧付近である。
【0064】 実施例1(a)〜(c)は、エチレンと3,9−ジビニル−4,6,8,10
−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン(すなわち、構造:
【0065】
【化10】 を有する加水分解可能なコモノマー)とのメタロセン触媒重合を記載する。使用
したコモノマーの量(1.0g)は、加圧反応器中のエチレンの推定される最初
の量に基づいて、約20〜25モルパーセントであった。反応は、低〜中程度の
温度および圧力(すなわち、0〜50℃および100psi未満)で実施した。
NMR分析は、ピークの積分から見積って約20モルパーセントのモノマーの組
み込みを明確に示した。実施例1(a)のポリマーは、約54,000〜64,
000の数平均分子量(Mn)および約140,000〜173,000の重量
平均分子量(Mw)を有する、乾燥した粉末状固体として得た。ある程度の架橋
は除外され得なかったが、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)は、これらの
サンプルにおいていかなる有意な架橋の証拠も与えなかった。
【0066】 (実施例1) (エチレン/3,9−ジビニル−4,6,8,10−テトラオキサスピロ[5
.5]ウンデカンコポリマーの調製) (a)ガラス反応器をアルゴンでフラッシュし、100mLのトルエンおよび
1.0gの3,9−ジビニル−4,6,8,10−テトラオキサスピロ[5.5
]ウンデカンを充填した。次いで、この反応器をエチレンでフラッシュし、そし
てこの溶液を、オーバーヘッドメカニカルスターラーで撹拌した。2mLのトル
エン中の0.5gのTMA(トリメチルアルミニウム)を含まないMAO(メチ
ルアルミノキサン)の溶液を加え、そして反応器をエチレンで25psiまで1
分間加圧した。圧力を解放し、そして触媒/MAO混合物(2mLのトルエン中
の0.5gのTMAを含まないMAOおよび0.013mmolの触媒1:
【0067】
【化11】 (Me2Si(C16122ZrCl2、MW 628.83、Hoechstよ
り入手可能;C1612≡2−メチル−4−フェニルインデニル)より調製した)
を加えた。次いで、反応器を45psiエチレンまで加圧し、エチレン供給から
切り離した。次の2時間にわたって圧力降下をモニターすると(反応は、約20
℃で実施した)、16psiの降下が観察された。約100分においてさらなる
圧力降下がほとんど検出されなかった場合、反応を2×10mLメタノールでク
エンチした。ポリマーを濾過によって単離し、メタノールで洗浄し、そして減圧
下で16時間乾燥して、1.27gの粉末状固体を得た。
【0068】 (b)この反応を、0.0123mmolの触媒2:
【0069】
【化12】 (Me2Si(1,2,3,4−テトラメチルシクロペンタジエン)(t−bu
N)TiCl2)、Dow Chemical Companyより入手した)
および同じ量の残りの試薬を用いて繰り返した。この反応を、上記のように行い
、そして1時間で1.3gの生成物を得た。
【0070】 (c)この反応を、0.013mmolの触媒(Me2Si(1,2,3,4
−テトラメチルシクロペンタジエン)(t−buN)TiCl2)および同じ量
の残りの試薬を用いて繰り返した。反応は、いくぶんよりゆっくりと進み、そし
て0.672gの粉末状固体を得た。
【0071】 (実施例2) (プロトンNMR特徴付け) ジビニル−テトラオキサスピロウンデカンおよび実施例1(a)においてそれ
から調製されたコポリマーのプロトンNMRは、コモノマーの組み込みを証明し
た(図1〜2)。NMRデータに基づいて、このコポリマーの構造は、主に鎖伸
長要素(chain extender)としてコモノマーの組み込みを伴い、
このコモノマーのある程度の単官能基の取り込みを伴う(すなわち、短い側鎖と
して)、一本鎖ポリエチレン鎖の構造であるようである。
【0072】 (実施例3) (分子量決定) 実施例1(a)の手順を繰り返した。次いで、最初の重合反応および繰返した
重合反応から得られた生成物の分子量を、標準物質として106,096Mw
リエチレンおよび52,497Mwポリエチレンを用いて、ゲル透過クロマトグ
ラフィー(GPC)により見積った。各分析は、単一のピークを与えた。第1の
サンプルは、53,787のMn(数平均分子量)および172,503のMw
重量平均分子量)を与え;第2のサンプルは、64,260のMnおよび139
,782のMwを与えた。
【0073】 (実施例4) (コポリマーの加水分解) 実施例1(a)および(b)で調製したコポリマーの各々の3つの0.2gサ
ンプルを、10mlのpH4、pH7およびpH10緩衝溶液中に置いた。6つ
の溶液を、周囲温度で18時間撹拌した。撹拌後、サンプルを5分間遠心分離し
、そして液体をデカントした。このサンプルをバイアルに移し、真空オーブン中
で一晩乾燥した。次いで、サンプルを秤量した。結果を、表1および図3に示す
【0074】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、実施例1(a)に記載されるような、3,9−ジビニル−4,6,8
,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン(加水分解性モノマー)のN
MRスペクトルである。
【図2】 図2は、実施例1(a)に記載されるような、3,9−ジビニル−4,6,8
,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン(加水分解性モノマー)とエ
チレンとのコポリマーのNMRスペクトルである。
【図3】 図3は、実施例4に記載されるように、pHに対する溶解ポリマーの割合を示
す加水分解データのグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジョナスドッター, シグリッダー アメリカ合衆国 カリフォルニア 94301, パロ アルト, ウェイブリー ストリ ート 1650 Fターム(参考) 4J028 AA01A AB01A AC01A AC09A AC27A AC38A AC41A AC45A AC46A AC47A AC48A AC49A BA00A BA01B BB00A BB01B BC25B EB01 EB02 EB04 EB05 EB06 EB07 EB08 EB09 EB10 EB17 EB26 EC02 EC04 GA26 4J100 AA02P AA03P AA04P AA06P AA07P AA09P AA16P AA17P AA19P AA21P AB02P AB03P AB04P AB07P AB08P AC03P AC04P AC26P AF11Q AJ02P AM02P AP16P AR04P AR05P AR11P AR22P AS01P AS02P AS15P BA77P BC43P DA28 DA38 FA10

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下: (a)−R1CH−CHR2−形態の第1モノマー単位であって ここで、R1は、ヒドリドまたはアルキルであり、 R2は、ヒドリド、アルキル、アルケニル、アリール、アルカリール、または
    ハロゲンであり、 あるいはここで、R1およびR2が連結して、−Q−を形成し、ここで、Qは、
    置換または非置換のヒドロカルビレンである、第1モノマー単位;および (b)−CHR3−CH2(L1m−X−(L2n−CH2−CHR6−形態の第
    2モノマー単位であって、 ここで、R3およびR4は、独立して、ヒドリド、アルキル、アリール、または
    置換アリールであり、 L1およびL2は、必要に応じて置換されたヒドロカルビレン基であり、 mおよびnは、独立して、0または1であり、そして Xは、水性条件下で加水分解的に切断可能な基である、第2モノマー単位、 を含む骨格を有する分解性オレフィンコポリマーであって、 ここで、水性条件下で該コポリマーが加水分解すると、該コポリマーの約33
    %〜45%が溶解する、 コポリマー。
  2. 【請求項2】 前記コポリマー中に隣接する加水分解性モノマー単位が存在
    しない、請求項1に記載のコポリマー。
  3. 【請求項3】 R1およびR2は、独立して、ヒドリドまたは低級アルキルで
    ある、請求項1に記載のコポリマー。
  4. 【請求項4】 R1およびR2はヒドリドであり、その結果、前記コポリマー
    がエチレンコポリマーである、請求項3に記載のコポリマー。
  5. 【請求項5】 R1およびR2のうち一方はヒドリドであり、他方はメチルで
    あり、その結果、前記コポリマーがプロピレンコポリマーである、請求項3に記
    載のコポリマー。
  6. 【請求項6】 前記第2モノマー単位が、前記コポリマーの0.1mol%
    〜50mol%を表す、請求項1に記載のコポリマー。
  7. 【請求項7】 前記第2モノマー単位が、前記コポリマーの1mol%〜2
    5mol%を表す、請求項6に記載のコポリマー。
  8. 【請求項8】 Xが、酸性条件下で加水分解的に切断可能である、請求項1
    に記載のコポリマー。
  9. 【請求項9】 Xが、塩基性条件下で加水分解的に切断可能である、請求項
    1に記載のコポリマー。
  10. 【請求項10】 Xが、3,9−ジビニル−4,6,8,10−テトラオキ
    サスピロ[5.5]ウンデカンから誘導される、請求項1に記載のコポリマー。
  11. 【請求項11】 Xが、アセタール結合、ケタール結合、エステル結合また
    はイミド結合を含む、請求項1に記載のコポリマー。
  12. 【請求項12】 分解性オレフィンコポリマーであって、該コポリマーは、
    IV族、V族またはVI族の遷移金属のメタロセン錯体の存在下で、CH21
    CH22形態の第1モノマー、および CHR3=CH2−(L1m−X−(L2n−CH=CHR4形態の第2モノマー
    を付加重合することによって調製され、 ここで、R1は、ヒドリドまたはアルキルであり、そしてR2は、ヒドリド、ア
    ルキル、アルケニル、アリール、アルカリールまたはハロゲンであるか、あるい
    は、R1およびR2は連結して、−Q−を形成し、ここで、Qは、置換または非置
    換のヒドロカルビレンであり、 R3およびR4は、独立して、ヒドリド、アルキル、アリールまたは置換アリー
    ルであり、L1およびL2は、必要に応じて置換されたヒドロカルビレン基であり
    、mおよびnは、独立して、0または1であり、そしてXは、水性条件下で加水
    分解的に切断可能な基である、 コポリマー。
  13. 【請求項13】 分解性オレフィンコポリマーを生成するためのプロセスで
    あって、該プロセスは、IV族、V族またはVI族の遷移金属のメタロセン錯体
    の存在下、かつ重合条件下で、以下: (a)CH21=CH22形態の第1オレフィンモノマーであって、 ここで、R1は、ヒドリドまたはアルキルであり、 R2は、ヒドリド、アルキル、アルケニル、アリール、アルカリールまたはハ
    ロゲンであるか、あるいはここで、R1およびR2は連結して、−Q−を形成し、
    ここで、Qは、置換または非置換のヒドロカルビレンである、第1オレフィンモ
    ノマー;および (b)CHR3=CH−(L1m−X−(L2n−CH=CHR4 形態の第2オレフィンモノマーであって、 ここで、R3およびR4は、独立して、ヒドリド、アルキル、アリールまたは置
    換アリールであり、 L1およびL2は、必要に応じて置換されたヒドロカルビレン基であり、 mおよびnは、独立して、0または1であり、そして Xは、水性条件下で加水分解的に切断可能な基である、第2オレフィンモノマ
    ー、を反応させる工程を包含する、 プロセス。
  14. 【請求項14】 R1およびR2は、独立して、ヒドリドまたは低級アルキル
    である、請求項13に記載のプロセス。
  15. 【請求項15】 R1およびR2はヒドリドであり、その結果、前記コポリマ
    ーがエチレンコポリマーである、請求項14に記載のプロセス。
  16. 【請求項16】 R1およびR2のうち一方はヒドリドであり、他方はメチル
    であり、その結果、前記コポリマーがプロピレンコポリマーである、請求項14
    に記載のプロセス。
  17. 【請求項17】 前記第2オレフィンモノマーが、約0.1%〜約50%の
    mol%で組み込まれる、請求項13に記載のプロセス。
  18. 【請求項18】 前記第2オレフィンモノマーが、約1%〜約25%のmo
    l%で組み込まれる、請求項17に記載のプロセス。
  19. 【請求項19】 Xが、酸性条件下で加水分解的に切断可能である、プロセ
    ス。
  20. 【請求項20】 Xが、塩基性条件下で加水分解的に切断可能である、請求
    項13に記載のプロセス。
  21. 【請求項21】 Xが、3,9−ジビニル−4,6,8,10−テトラオキ
    サスピロ[5.5]ウンデカンから誘導される、請求項13に記載のプロセス。
  22. 【請求項22】 Xが、アセタール結合、ケタール結合、エステル結合また
    はイミド結合を含む、請求項13に記載のプロセス。
  23. 【請求項23】 前記遷移金属が、Ti、Hf、Zr、V、NbおよびMo
    から選択される、請求項13に記載のプロセス。
  24. 【請求項24】 前記遷移金属触媒が、I族またはVIII族の遷移金属の
    ジイミン錯体である、請求項13に記載のプロセス。
  25. 【請求項25】 前記遷移金属が、Pd、Ni、Fe、Co、Cu、Agお
    よびAuから選択される、請求項24に記載のプロセス。
  26. 【請求項26】 前記重合が、共触媒の存在下で行われる、請求項13に記
    載のプロセス。
  27. 【請求項27】 前記共触媒がアルミニウム含有性である、請求項26に記
    載のプロセス。
  28. 【請求項28】 前記共触媒がメチルアルミノキサン(MAO)である、請
    求項27に記載のプロセス。
  29. 【請求項29】 非加水分解性モノマー単位および加水分解性モノマー単位
    を含む骨格を有する分解性オレフィンコポリマーであって、ここで: (a)該非加水分解性モノマー単位は、2〜約20個の炭素原子を有するα−
    オレフィンモノマー、環式オレフィンおよびジオレフィンモノマー、ならびにそ
    れらの組み合わせからなる群から選択される非加水分解性オレフィンモノマーの
    重合から誘導され;そして (b)該加水分解性モノマー単位は、 −CHR3−CH2−(L1m−X−(L2n−CH2−CHR6− 形態であり、 ここで、R3およびR4は、独立して、ヒドリド、アルキル、アリールまたは置
    換アリールであり、 L1およびL2は、必要に応じて置換されたヒドロカルビレン基であり、 mおよびnは、独立して、0または1であり、そして Xは、水性条件下で加水分解的に切断可能な基である、 コポリマー。
  30. 【請求項30】 2つ以上の異なる非加水分解性モノマー単位を含む、請求
    項29に記載のコポリマー。
  31. 【請求項31】 単一のタイプの非加水分解性モノマー単位を含む、請求項
    29に記載のコポリマー。
  32. 【請求項32】 前記非加水分解性モノマー単位が、α−オレフィンモノマ
    ーの重合から誘導される、請求項29に記載のコポリマー。
  33. 【請求項33】 前記α−オレフィンモノマーが、エチレン、プロピレン、
    1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1,3−ブタジエン、1−ペンテン、4
    −メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ヘキセン、1,4−
    ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、1−オクテン、1,6−オクタジエン、
    1−ノネン、1−デセン、1,4−ドデカジエン、1−ヘキサデセン、1−オク
    タデセン、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項32に
    記載のコポリマー。
  34. 【請求項34】 前記非加水分解性モノマー単位が、環式オレフィンまたは
    ジオレフィンモノマーから誘導される、請求項29に記載のコポリマー。
  35. 【請求項35】 前記環式オレフィンまたはジオレフィンモノマーが、シク
    ロペンテン、3−ビニルシクロヘキセン、ノルボルネン、5−ビニル−2−ノル
    ボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロオペンタジエン、4−
    ビニルベンゾシクロブタン、テトラシクロドデセン、ジメタノ−オクタヒドロナ
    フタレン、および7−オクテニル−9−ボラビシクロ−(3,3,1)ノナン、
    およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項34に記載のコポ
    リマー。
  36. 【請求項36】 前記非加水分解性モノマー単位が、エチレン、プロピレン
    、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1,3−ブタジエン、1−ペンテン、
    4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ヘキセン、1,4
    −ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、1−オクテン、1,6−オクタジエン
    、1−ノネン、1−デセン、1,4−ドデカジエン、1−ヘキサデセン、1−オ
    クタデセン、シクロペンテン、3−ビニルシクロヘキセン、ノルボルネン、5−
    ビニル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペン
    タジエン、4−ビニルベンゾシクロブタン、テトラシクロドデセン、ジメタノ−
    オクタヒドロナフタレン、および7−オクテニル−9−ボラビシクロ−(3,3
    ,1)ノネン、ならびにそれらの組み合わせからなる群から選択される2つ以上
    のモノマーの重合から誘導される、請求項30に記載のコポリマー。
  37. 【請求項37】 前記コポリマー中に隣接する加水分解性モノマー単位が存
    在しない、請求項29に記載のコポリマー。
  38. 【請求項38】 前記加水分解性モノマー単位が、前記コポリマーの0.1
    mol%〜50mol%を表す、請求項29に記載のコポリマー。
  39. 【請求項39】 前記加水分解性モノマー単位が、前記コポリマーの1mo
    l%〜25mol%を表す、請求項38に記載のコポリマー。
  40. 【請求項40】 Xが、酸性条件下で加水分解的に切断可能である、請求項
    29に記載のコポリマー。
  41. 【請求項41】 Xが、塩基性条件下で加水分解的に切断可能である、請求
    項29に記載のコポリマー。
  42. 【請求項42】 Xが、3,9−ジビニル−4,6,8,10−テトラオキ
    サスピロ[5.5]ウンデカンから誘導される、請求項29に記載のコポリマー
  43. 【請求項43】 Xが、アセタール結合、ケタール結合、エステル結合また
    はイミド結合を含む、請求項29に記載のコポリマー。
  44. 【請求項44】 非加水分解性モノマー単位および加水分解性モノマー単位
    を含む骨格を有する分解性オレフィンコポリマーであって、ここで: (a)該非加水分解性モノマー単位は、2〜約20個の炭素原子を有するα−
    オレフィンモノマー、環式オレフィンおよびジオレフィンモノマー、芳香族オレ
    フィンモノマー、ビニルモノマー、二酸化炭素、ならびにそれらの組み合わせか
    らなる群から選択される非加水分解性オレフィンモノマーの重合から誘導され;
    そして (b)該加水分解性モノマー単位は、 −CHR3−CH2−(L1m−X−(L2n−CH2−CHR6− 形態であり、 ここで、R3およびR4は、独立して、ヒドリド、アルキル、アリールまたは置
    換アリールであり、 L1およびL2は、必要に応じて置換されたヒドロカルビレン基であり、 mおよびnは、独立して、0または1であり、そして Xは、水性条件下で加水分解的に切断可能な基であり、 ここで、水性媒体で加水分解すると、該コポリマーの約33%〜45%が溶解
    する、 コポリマー。
  45. 【請求項45】 2つ以上の異なる非加水分解性モノマー単位を含む、請求
    項44に記載のコポリマー。
  46. 【請求項46】 単一のタイプの非加水分解性モノマー単位を含む、請求項
    44に記載のコポリマー。
  47. 【請求項47】 前記非加水分解性モノマー単位が、α−オレフィンモノマ
    ーから誘導される、請求項44に記載のコポリマー。
  48. 【請求項48】 前記α−オレフィンモノマーが、エチレン、プロピレン、
    1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1,3−ブタジエン、1−ペンテン、4
    −メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ヘキセン、1,4−
    ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、1−オクテン、1,6−オクタジエン、
    1−ノネン、1−デセン、1,4−ドデカジエン、1−ヘキサデセン、1−オク
    タデセン、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項47に
    記載のコポリマー。
  49. 【請求項49】 前記非加水分解性モノマー単位が、環式オレフィンまたは
    ジオレフィンモノマーから誘導される、請求項44に記載のコポリマー。
  50. 【請求項50】 前記環式オレフィンまたはジオレフィンモノマーが、シク
    ロペンテン、3−ビニルシクロヘキセン、ノルボルネン、5−ビニル−2−ノル
    ボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、4−ビ
    ニルベンゾシクロブタン、テトラシクロドデセン、ジメタノ−オクタヒドロナフ
    タレン、および7−オクテニル−9−ボラビシクロ−(3,3,1)ノナン、な
    らびにそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項49に記載のコポ
    リマー。
  51. 【請求項51】 前記非加水分解性モノマー単位が、芳香族オレフィンモノ
    マーまたはビニルモノマーから誘導される、請求項44に記載のコポリマー。
  52. 【請求項52】 前記非加水分解性モノマー単位が、スチレン、o−メチル
    スチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルス
    チレン、m−クロロスチレン、p−クロロスチレン、p−フルオロスチレン、イ
    ンデン、4−ビニルビフェニル、アセナフタレン、ビニルフルオレン、ビニルア
    ントラセン、ビニルフェナントレン、ビニルピレン、ビニルクリセン、メチルメ
    タクリレート、エチルアクリレート、ビニルシラン、フェニルシラン、トリメチ
    ルアリルシラン、アクリロニトリル、マレイミド、塩化ビニル、塩化ビニリデン
    、テトラフルオロエチレン、イソブチレン、アクリル酸、2−エチルヘキシルア
    クリレート、メタクリロニトリル、メタクリル酸、およびそれらの組み合わせか
    らなる群から選択される、請求項51に記載のコポリマー。
  53. 【請求項53】 前記非加水分解性モノマー単位が、エチレン、プロピレン
    、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1,3−ブタジエン、1−ペンテン、
    4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ヘキセン、1,4
    −ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、1−オクテン、1,6−オクタジエン
    、1−ノネン、1−デセン、1,4−ドデカジエン、1−ヘキサデセン、1−オ
    クタデセン、シクロペンテン、3−ビニルシクロヘキセン、ノルボルネン、5−
    ビニル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペン
    タジエン、4−ビニルベンゾシクロブタン、テトラシクロドデセン、ジメタノ−
    オクタヒドロナフタレン、および7−オクテニル−9−ボラビシクロ−(3,3
    ,1)ノナン、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチ
    ルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、m−クロロスチレン、p−クロロ
    スチレン、p−フルオロスチレン、インデン、4−ビニルビフェニル、アセナフ
    タレン、ビニルフルオレン、ビニルアントラセン、ビニルフェナントレン、ビニ
    ルピレン、ビニルクリセン、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、ビニ
    ルシラン、フェニルシラン、トリメチルアリルシラン、アクリロニトリル、マレ
    イミド、塩化ビニル、塩化ビニリデン、テトラフルオロエチレン、イソブチレン
    、アクリル酸、2−エチルヘキシルアクリレート、メタクリロニトリル、メタク
    リル酸、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項44に記
    載のコポリマー。
  54. 【請求項54】 前記コポリマー中に隣接する加水分解性モノマー単位が存
    在しない、請求項44に記載のコポリマー。
  55. 【請求項55】 前記加水分解性モノマー単位が、前記コポリマーの0.1
    mol%〜50mol%を表す、請求項44に記載のコポリマー。
  56. 【請求項56】 前記加水分解性モノマー単位が、前記コポリマーの1mo
    l%〜25mol%を表す、請求項55に記載のコポリマー。
  57. 【請求項57】 Xが、酸性条件下で加水分解的に切断可能である、請求項
    44に記載のコポリマー。
  58. 【請求項58】 Xが、塩基性条件下で加水分解的に切断可能である、請求
    項44に記載のコポリマー。
  59. 【請求項59】 Xが、3,9−ジビニル−4,6,8,10−テトラオキ
    サスピロ[5.5]ウンデカンから誘導される、請求項44に記載のコポリマー
  60. 【請求項60】 Xが、アセタール結合、ケタール結合、エステル結合また
    はイミド結合を含む、請求項44に記載のコポリマー。
JP2001526596A 1999-09-29 2000-09-29 加水分解性オレフィンコポリマー Pending JP2003510430A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/408,286 US6288184B1 (en) 1999-09-29 1999-09-29 Hydrolytically degradable olefin copolymers
US09/408,286 1999-09-29
PCT/US2000/026853 WO2001023448A1 (en) 1999-09-29 2000-09-29 Hydrolytically degradable olefin copolymers

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003510430A true JP2003510430A (ja) 2003-03-18

Family

ID=23615647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001526596A Pending JP2003510430A (ja) 1999-09-29 2000-09-29 加水分解性オレフィンコポリマー

Country Status (6)

Country Link
US (3) US6288184B1 (ja)
EP (1) EP1237962A1 (ja)
JP (1) JP2003510430A (ja)
KR (1) KR20020048943A (ja)
AU (1) AU7623200A (ja)
WO (1) WO2001023448A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005334321A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Toto Ltd 衛生用品溶解処理装置
JP2005342570A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Toto Ltd 衛生用品溶解処理装置

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7037992B2 (en) * 1999-09-29 2006-05-02 Sri International Olefin copolymers containing hydrolytically cleavable linkages and use thereof in degradable products
US6288184B1 (en) * 1999-09-29 2001-09-11 Sri International Hydrolytically degradable olefin copolymers
WO2004087777A2 (en) * 2003-03-28 2004-10-14 Carnegie Mellon University Degradable polymers
WO2005007819A2 (en) 2003-07-09 2005-01-27 Wisconsin Alumni Research Foundation Charge-dynamic polymers and delivery of anionic compounds
WO2005087819A1 (en) * 2004-03-05 2005-09-22 Carnegie Mellon University Atom transfer radical polymerization process
US8273823B2 (en) 2005-08-23 2012-09-25 Carnegie Mellon University Atom transfer radical polymerization in microemulsion and true emulsion polymerization processes
DE602006017416D1 (de) * 2005-08-26 2010-11-18 Univ Carnegie Mellon Polymerisationsverfahren mit katalysatorreaktivierung
WO2007109353A1 (en) * 2006-03-20 2007-09-27 Global Resources International, Inc. Articles, operating room drapes and methods of making and using the same
WO2008057163A2 (en) * 2006-10-09 2008-05-15 Carnegie Mellon University Preparation of functional gel particles with a dual crosslink network
US8592641B2 (en) * 2006-12-15 2013-11-26 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Water-sensitive biodegradable film
US8252880B2 (en) 2007-05-23 2012-08-28 Carnegie Mellon University Atom transfer dispersion polymerization
WO2009023353A1 (en) * 2007-05-23 2009-02-19 Carnegie Mellon University Hybrid particle composite structures with reduced scattering
US8329977B2 (en) * 2007-08-22 2012-12-11 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Biodegradable water-sensitive films
US20090105375A1 (en) * 2007-10-09 2009-04-23 Lynn David M Ultrathin Multilayered Films for Controlled Release of Anionic Reagents
KR20100095004A (ko) 2007-12-03 2010-08-27 게보 인코포레이티드 재생 조성물
DE102008018905A1 (de) 2008-04-14 2009-10-15 Philipps-Universität Marburg Hydrolytisch abbaubare ionische Copolymerisate
DE102008028146A1 (de) 2008-06-14 2009-12-17 Philipps-Universität Marburg Neue hydrolytisch abbaubare ionische Copolymerisate
EP2265648A1 (de) * 2008-04-14 2010-12-29 Philipps-Universität Marburg Hydrolytisch abbaubare ionische copolymerisate
WO2010099201A1 (en) * 2009-02-24 2010-09-02 Gevo, Inc. Methods of preparing renewable butadiene and renewable isoprene
US8962764B2 (en) 2009-03-27 2015-02-24 Carnegie Mellon University Preparation of functional star macromolecules
JP2013516487A (ja) 2010-01-08 2013-05-13 ジーヴォ,インコーポレイテッド 再生可能な化学物質を調製するための統合的方法
WO2011140560A1 (en) 2010-05-07 2011-11-10 Gevo, Inc. Renewable jet fuel blendstock from isobutanol
US20120046411A1 (en) 2010-08-20 2012-02-23 Becton, Dickinson And Company Recycled Resin Compositions And Disposable Medical Devices Made Therefrom
US8907155B2 (en) 2010-11-19 2014-12-09 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Biodegradable and flushable multi-layered film
WO2012091965A1 (en) 2010-12-17 2012-07-05 Carnegie Mellon University Electrochemically mediated atom transfer radical polymerization
WO2012145495A2 (en) 2011-04-19 2012-10-26 Gevo, Inc. Variations on prins-like chemistry to produce 2,5-dimethylhexadiene from isobutanol
US20140275420A1 (en) 2011-08-22 2014-09-18 Carnegie Mellon University Atom transfer radical polymerization under biologically compatible conditions
USD713028S1 (en) 2011-11-04 2014-09-09 Becton, Dickinson And Company Syringe plunger rod
USD667107S1 (en) 2011-11-04 2012-09-11 Becton, Dickinson And Company Syringe plunger rod
USD667108S1 (en) 2011-11-04 2012-09-11 Becton, Dickinson And Company Syringe plunger rod
USD673268S1 (en) 2011-11-04 2012-12-25 Becton, Dickinson And Company Syringe plunger rod
USD673675S1 (en) 2011-11-04 2013-01-01 Becton, Dickinson And Company Syringe plunger rod
US20130116628A1 (en) 2011-11-04 2013-05-09 Becton, Dickinson And Company Recycled Resin Compositions And Disposable Medical Devices Made Therefrom
USD667109S1 (en) 2011-11-04 2012-09-11 Becton, Dickinson And Company Syringe plunger rod
US9718258B2 (en) 2011-12-20 2017-08-01 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Multi-layered film containing a biopolymer
US9327438B2 (en) 2011-12-20 2016-05-03 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method for forming a thermoplastic composition that contains a plasticized starch polymer
WO2013126745A2 (en) 2012-02-23 2013-08-29 Carnegie Mellon University Ligands designed to provide highly active catalyst complexes
WO2013147876A1 (en) * 2012-03-30 2013-10-03 Empire Technology Development Llc Degradable polymers
DE102012108134A1 (de) * 2012-08-31 2014-05-28 Jürgen Keilert Antistatisches Treibmittel und antistatischer Masterbatch zur Herstellung von geschäumten Kunststoffgegenständen
US9982070B2 (en) 2015-01-12 2018-05-29 Carnegie Mellon University Aqueous ATRP in the presence of an activator regenerator
US11174325B2 (en) 2017-01-12 2021-11-16 Carnegie Mellon University Surfactant assisted formation of a catalyst complex for emulsion atom transfer radical polymerization processes
WO2019089016A1 (en) * 2017-10-31 2019-05-09 Seeo, Inc. Poly(anhydride)-based polymer electrolytes for high voltage lithium ion batteries
JP7219570B2 (ja) * 2018-09-25 2023-02-08 株式会社リブドゥコーポレーション 使用済み衛生用品の処理方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07500621A (ja) * 1991-10-22 1995-01-19 ボレアリス、ホールディング、アクティーゼルスカブ 不飽和エチレン−非共役ジエン共重合体およびそのラジカル重合による製造
WO1997045465A1 (en) * 1996-05-31 1997-12-04 Borealis A/S Unsaturated ethylene copolymers and preparation thereof
US6127482A (en) * 1999-03-31 2000-10-03 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Crosslinkable polyethylene composition
JP2001512522A (ja) * 1997-02-25 2001-08-21 イーストマン ケミカル カンパニー 官能化オレフィンモノマーを含有するポリマー

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US543996A (en) * 1895-08-06 Stretcher for underwear
JPS59225064A (ja) * 1983-06-03 1984-12-18 ユニチカ株式会社 生理活性物質固定化用担体
GB8418592D0 (en) * 1984-07-20 1984-08-22 Bp Chem Int Ltd Polymer composition
US4767627A (en) * 1985-05-29 1988-08-30 Merck & Co., Inc. Drug delivery device which can be retained in the stomach for a controlled period of time
US4761322A (en) 1985-10-07 1988-08-02 Kimberly-Clark Corporation Laminated fibrous web comprising differentially bonded layers, and method and apparatus for making the same
EP0248598B1 (en) 1986-05-31 1992-10-21 Unitika Ltd. Polyolefin-type nonwoven fabric and method of producing the same
US5047476A (en) * 1989-05-12 1991-09-10 Union Carbide Chemicals And Plastics Company Inc. Process for crosslinking hydrolyzable copolymers
CA2035650C (en) 1990-02-14 1997-02-25 Hajime Yasuda Process of preparing polymer or copolymer of unsaturated carboxylic acid ester
US5219646A (en) * 1990-05-11 1993-06-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyester blends and their use in compostable products such as disposable diapers
JP2969152B2 (ja) 1990-06-21 1999-11-02 三菱化学株式会社 オレフィンブロック共重合体
US5854356A (en) * 1990-10-29 1998-12-29 Neste Oy Polymers for release films on surfaces containing pressure-sensitive adhesives
US5281681A (en) * 1990-12-27 1994-01-25 Exxon Chemical Patents Inc. Photodegradable and biodegradable polyethylene
US5280094A (en) 1992-06-08 1994-01-18 Aristech Chemical Corporation Bis (diallylamino) silanes
US5563219A (en) 1993-07-16 1996-10-08 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Process for Preparing block copolymer of monoolefin
US5817394A (en) 1993-11-08 1998-10-06 Kimberly-Clark Corporation Fibrous laminated web and method and apparatus for making the same and absorbent articles incorporating the same
JPH07157631A (ja) * 1993-12-03 1995-06-20 Maruzen Petrochem Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物
SE9304201L (sv) * 1993-12-20 1994-11-21 Neste Oy Tennorganisk katalysator med ökad förnätningshastighet för silanförnätningsreaktioner
US5439996A (en) * 1994-06-01 1995-08-08 Queen's University At Kingston Synthesis of polymers of vinyl ethers, 1,5-hexadiene and N-vinylcarbazole
DE69515697T2 (de) 1994-12-22 2000-11-02 Mitsubishi Rayon Co Blockcopolymere und verfahren zur herstellung
US5954869A (en) * 1997-05-07 1999-09-21 Bioshield Technologies, Inc. Water-stabilized organosilane compounds and methods for using the same
US6416546B1 (en) * 1997-06-04 2002-07-09 Unitika Ltd. Medical device and production method thereof
WO1999034833A1 (en) * 1998-01-07 1999-07-15 Shearwater Polymers, Incorporated Degradable heterobifunctional poly(ethylene glycol) acrylates and gels and conjugates derived therefrom
US6207763B1 (en) * 1998-06-12 2001-03-27 Bridgestone Corporation Application of disubstituted ethylene-maleimide copolymers in rubber compounds
US6211275B1 (en) * 1998-11-10 2001-04-03 New Jersey Institute Of Technology Wood substitute composition and process for producing same
US6086792A (en) * 1999-06-30 2000-07-11 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Cable semiconducting shields
US6288184B1 (en) * 1999-09-29 2001-09-11 Sri International Hydrolytically degradable olefin copolymers

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07500621A (ja) * 1991-10-22 1995-01-19 ボレアリス、ホールディング、アクティーゼルスカブ 不飽和エチレン−非共役ジエン共重合体およびそのラジカル重合による製造
WO1997045465A1 (en) * 1996-05-31 1997-12-04 Borealis A/S Unsaturated ethylene copolymers and preparation thereof
JP2001512522A (ja) * 1997-02-25 2001-08-21 イーストマン ケミカル カンパニー 官能化オレフィンモノマーを含有するポリマー
US6127482A (en) * 1999-03-31 2000-10-03 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Crosslinkable polyethylene composition

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005334321A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Toto Ltd 衛生用品溶解処理装置
JP2005342570A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Toto Ltd 衛生用品溶解処理装置
JP4501151B2 (ja) * 2004-05-31 2010-07-14 Toto株式会社 衛生用品溶解処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001023448A9 (en) 2002-09-26
WO2001023448A1 (en) 2001-04-05
AU7623200A (en) 2001-04-30
US6534610B1 (en) 2003-03-18
US20080227940A1 (en) 2008-09-18
US7592408B2 (en) 2009-09-22
US6288184B1 (en) 2001-09-11
KR20020048943A (ko) 2002-06-24
EP1237962A1 (en) 2002-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003510430A (ja) 加水分解性オレフィンコポリマー
KR101249995B1 (ko) 혼성 담지 메탈로센 촉매, 이의 제조방법 및 이를 이용한 올레핀계 중합체의 제조방법
JP3176608B2 (ja) シンジオタクチック‐ポリオレフィンの製造方法およびこれに使用される触媒
JP3176609B2 (ja) シンジオタクチック‐ポリオレフィンの製造方法、その方法で使用されるメタロセンおよびこれを含む触媒
EP0529908B2 (en) Catalyst useful for the polymerization of olefin
US6245706B1 (en) Ionic metallocene catalyst compositions
EP0611772B1 (en) Catalyst component for use in the polymerization of alpha-olefins and process for producing alpha-olefin polymers using the same
RU2062649C1 (ru) Способ получения катализатора для полимеризации и сополимеризации альфа -олефинов
KR100244381B1 (ko) α-올레핀 중합체의 제조방법
KR20010031181A (ko) 메탈로센 촉매, 이의 제조 및 용도
KR20010031180A (ko) 다중핵 메탈로센 촉매를 사용한 다중모드 중합체 조성물제조방법
JP2022527978A (ja) 混成触媒組成物、これを含む触媒およびこれらの調製方法
CN107075008B (zh) 金属茂化合物、负载金属茂的催化剂以及使用该负载金属茂的催化剂制备聚烯烃的方法
KR20080092340A (ko) 특정 브릿지된 메탈로센 촉매를 통한 초고분자량 중합체의제조방법
KR20020063279A (ko) 이정점 폴리올레핀 제조용의 혼합된 지글러/메탈로센 촉매
US6759361B2 (en) Aluminoboronate activators for single-site olefin polymerization catalysts
JP3202370B2 (ja) プロピレンブロック共重合体の製造法
JPH10226711A (ja) α−オレフィンの重合及び共重合用の有機金属触媒
JPH08165310A (ja) ポリオレフィン製造用触媒成分、該成分を含むポリオレフィン製造用触媒及びポリオレフィンの製造方法
JPH0625357A (ja) 新規なプロピレン系共重合体およびその製造方法
JPH02173016A (ja) ヒートシール剤
JP3102929B2 (ja) ポリオレフィン製造用固体触媒およびポリオレフィンの製造方法
JP3392205B2 (ja) 新規遷移金属化合物およびこれを用いたオレフィンの重合方法
JPH04353502A (ja) オレフィン系重合体の製造法
JPH06345816A (ja) 固体触媒成分およびこれを用いたオレフィンの重合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070904

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100902

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110221