JP2003508770A - サンプリングシステム - Google Patents

サンプリングシステム

Info

Publication number
JP2003508770A
JP2003508770A JP2001521774A JP2001521774A JP2003508770A JP 2003508770 A JP2003508770 A JP 2003508770A JP 2001521774 A JP2001521774 A JP 2001521774A JP 2001521774 A JP2001521774 A JP 2001521774A JP 2003508770 A JP2003508770 A JP 2003508770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
sheet
base sheet
biological sample
analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001521774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4071497B2 (ja
Inventor
シャロン メイ アーミテージ,
デスモント ダリル バウラー,
ジェラード ピーター デービス,
デヴィット ジェームス スチュアート ヘッツェル,
Original Assignee
ジェネティック ソリューソンズ プロプライエタリー リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジェネティック ソリューソンズ プロプライエタリー リミテッド filed Critical ジェネティック ソリューソンズ プロプライエタリー リミテッド
Publication of JP2003508770A publication Critical patent/JP2003508770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4071497B2 publication Critical patent/JP4071497B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/50Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
    • B01L3/505Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes flexible containers not provided for above
    • B01L3/5055Hinged, e.g. opposable surfaces
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/0096Casings for storing test samples
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D65/00Wrappers or flexible covers; Packaging materials of special type or form
    • B65D65/02Wrappers or flexible covers
    • B65D65/14Wrappers or flexible covers with areas coated with adhesive
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D65/00Wrappers or flexible covers; Packaging materials of special type or form
    • B65D65/38Packaging materials of special type or form
    • B65D65/46Applications of disintegrable, dissolvable or edible materials
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/0045Devices for taking samples of body liquids
    • A61B10/0051Devices for taking samples of body liquids for taking saliva or sputum samples
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L2200/00Solutions for specific problems relating to chemical or physical laboratory apparatus
    • B01L2200/14Process control and prevention of errors
    • B01L2200/141Preventing contamination, tampering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L2300/00Additional constructional details
    • B01L2300/02Identification, exchange or storage of information
    • B01L2300/021Identification, e.g. bar codes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】内容物が明白に分かる前記サンプルの保管のための手段を有し、前記保管手段が前記生物サンプルと共に消化されるのに適当である後の分析のための生物サンプルの収集及び保管装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サンプリングシステムに関し、特に、後の分析のための生物サンプ
ルの保管のためのサンプリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
生物サンプルは、様々な目的のための後の分析のために、現場において度々収
集される。遂行される分析は、大抵はサンプルの遺伝子プロファイルを確立する
ためのサンプル内に含まれるDNAの分析であろう。そのような分析が、例えば
、ストック内の遺伝子の系統を立証及び/又は追跡するために、動物の特徴に対
する遺伝子標識を識別することにより動物の望ましい特徴を識別するために、或
いは、食料品における動物或いは植物の材料の由来を識別するために、実施され
ても良い。例えば、肉及び肉製品は、肉製品の加工の如何なる段階においても品
質の劣る製品への置換が行われていない事を確認にするために、或いは、汚染さ
れていることが市場において発見された肉の由来を識別するために、DNA分析
を用いて追跡されても良い。
【0003】 個々の生物の識別を目的としたDNA分析は良く知られた技術である。例えば
、米国特許第5,211,286号、米国特許第5,101,970号及び米国特許第5,856,102号
は、この方法による個々の人間の識別のためのシステムを記載している。それぞ
れの場合において、発明は、行方不明になった人の識別を支援するために、その
人の家の中に髪の毛のようなDNAを含むサンプルを封止可能なプラスチック製
の封筒の中に保管する個人識別システムに関連する。しかしながら、当該システ
ムの内容物の改変又は他のサンプルへの置換を回避する方法がないので、これら
の各サンプルは、サンプルの信憑性を確認する分析の着手以前に、DNAを含ん
だ材料のそれら取り扱いの善意を当てにしている。従って、そのようなシステム
の使用は、家庭用冷凍庫内のようにサンプルを管理できる場合に、個人が自分自
身のDNAを含む材料のサンプルを保管するのみである。
【0004】 製造工程を通して肉及び肉製品の同一性を追跡することが可能であることを確
認する試みが、様々な方法で行われてきた。例えば、バッチ又は輸送貨物上の牛
肉、豚肉、鶏肉の同一性は、食肉処理過程を通じて消費者にバッチ/輸送貨物元
が付されたバッチ/輸送貨物番号を用いて、時々記録される。なお、幾つかの国
、例えば英国では、政府機関が、数字又はアルファベット−数字コードを農家に
配布し、その後、農家は、彼らにより飼育される各動物にそのようなコードを割
り当てる。割り付けられたコードは、一般的に、動物に取り付けられた耳タグに
刻まれており、及び、その動物の特有の識別のためにその動物に固有のカードに
記録されている。さらに、動物のワクチン摂取記録のような動物の様々な他のデ
ータが記録されても良い。情報を段階的に又は動物の食肉処理に先だってある時
点で、政府機関へ転送することが可能である。それでもやはり、当該システムは
管理的に集中しており、識別及び試験記録は、容易に統合されない。
【0005】 食肉処理工程において、動物が大抵初期の段階で分割され、そして当該動物の
各半分を識別するサブコードが生成され、当該半分を識別するために継続して用
いられる。しかしながら、肉の各バッチにコードを割り当てる続けることが実行
不可能となった時点でも、解体工程において更なる分割が後に行われる。従って
、工程を通してずっとタグ又はラベルを用いて肉の識別を継続させる試みが行わ
れたが、そのようなタグ及びラベルが正確に適用されることを確認することは困
難である。それ故に、そのようなシステムにおいて提供された情報は不正確であ
り、当該システムは非常に労働集約的であり、高価なものである。従って、肉及
び肉製品は、由来である動物まで遡り食肉処理工程を通して製品を追跡すること
が可能な如何なる識別用タグ又はラベルを用いないで、頻繁に小売りされるであ
ろう。
【0006】 国際出願PCT/IE98/00021は、肉製品の由来である動物を識別するための方法で
あって、肉の遺伝子型を調べ、既知の動物の遺伝子型と当該遺伝子型を比較し、
肉製品の由来である動物を識別するために対応する如何なる遺伝子型をも位置さ
せる方法を記載している。この方法を適用するには、全ての動物について遂行さ
れたDNA分析、及び蓄積されたデータ及び、そして試験された如何なる肉製品
にも対応されたデータが要求される。代わりに、その様な動物からのサンプルを
保管し、そして必要となった場合、後に分析することが可能である。いずれの場
合も、日常的な品質保証の目的のために(例えば、品質の劣る肉への置換を生じ
させないことを保証するために製品の経緯を追跡する)、又は、例えば肉の汚染
を識別した場合、のいずれにしても、動物の遺伝子情報のライブラリーが構築さ
れ、分析された肉のDNAプロファイルと比較され、その結果として、汚染の原
因の識別のために努力して販売元にまで遡って肉を追跡しても良い。
【0007】 国際出願PCT/IE98/00021において提案されたサンプリングシステムは、従来の
方法により動物からサンプルを抽出し、そしてそれらを動物のタグの識別用コー
ドを付した識別用チューブ或いは房に入れる必要があるが、如何なる方法によっ
ても安全ではない。そして、サンプルはPCR分析のために研究室に移送される
。ラベルを付したチューブ又は房は、各ウェル(縦穴)が動物のタグの識別用コ
ードに対応したコードを具備した多数のウェルを有するマイクロタイタープレー
トのウェルに置かれる。分析は、当該ラベルを付したマイクロタイタープレート
において遂行されるが、手動でコードを対応させる場合は別として、正しい識別
用チューブ又は房がマイクロタイタープレートの正しいウェルに置かれたことを
確認する方法はない。それ故、マイクロタイタープレートからのコードのみがそ
の後の識別に使用されるならば、間違いが起こり得る。しかしながら、識別用チ
ューブ又は房は安全ではないので、そのような房又はチューブが分析を実施する
研究室に到着するずっと前に、サンプルが一つのチューブ又は房から他に移動さ
せられる可能性があることは、さらに大きな懸念である。従って、不正な意図で
、人が、DNA分析のために提供されたサンプルのうちの一つのサンプルを他の
サンプルに置き換えるようとしたら、当該置換は発見されることはないであろう
。本発明は、サンプルの分析が遂行される場合に、確実性をもって、生物サンプ
ルの同一性を知得する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の概要】
本発明の第1の観点によれば、後の分析のための生物サンプルの収集及び保管
のための装置であって、内容物が明白に分かる(保管手段の損傷等により内容物
の改変が明白に分かる)前記サンプルの保管のための保管手段を有し、前記保管
手段が、前記生物サンプルと共に消化(ダイジェスション(digestion):低分
子化合物に分解)されるのに適当である装置が提供される。
【0009】 本発明の第2の観点によれば、生物サンプルの分析のためのシステムであって
、前記生物サンプルと共に消化されるように適合され、内容物が明白に分かる前
記サンプルの保管のための保管手段を具備した前記生物サンプルの収集及び保管
のための装置と、分析のために、前記サンプルを収納した前記保管手段の少なく
とも一部と共に前記サンプルの少なくとも一部を取得する取得手段と、前記保管
手段の少なくとも前記一部と共に前記サンプル又は前記サンプルの一部を消化す
る消化手段と、前記サンプルを分析するための分析手段と、を有するシステムが
提供される。
【0010】 本発明の第3の観点によれば、後の分析のための生物サンプルの収集及び保管
方法であって、前記生物サンプルと共に消化されるのに適当であり、内容物が明
白に分かる前記サンプルの保管のための保管手段を具備した前記生物サンプルの
収集及び保管のための装置を準備する準備工程と、前記サンプルを前記保管手段
に保管する保管工程とからなる収集及び保管方法が提供される。
【0011】 本発明の第4の観点によれば、生物サンプルの分析方法であって、前記生物サ
ンプルと共に消化されるのに適当であり、内容物が明白に分かる前記サンプルの
保管のための保管手段を具備した生物サンプルの保管のための装置を準備する準
備工程と、前記サンプルを収納した前記保管手段の少なくとも一部と共に前記サ
ンプルの少なくとも一部を取得する取得工程と、前記保管手段の少なくとも前記
一部とともに、前記サンプル或いは前記サンプルの一部を消化する消化工程と、
前記サンプルを分析する分析工程と、を有する分析方法が提供される。
【0012】 好ましくは、前記保管手段は、前記生物サンプルと共に消化されるのに適当で
ある材料からなるシートを有し、前記シートの間に前記生物サンプルが保管され
る。
【0013】 典型的に、これらのシートが、双方共に実質的に不可逆的に接着されるように
適合されている。
【0014】 本発明の特に好ましい形態において、基礎シート上に前記生物サンプルが位置
付けられるように前記基礎シートが配置され、カバーシートが、実質的に不可逆
的に前記基礎シートに接着されている。前記カバーシートが、前記基礎シートに
対してヒンジ動作で固定されていても良い。特に、前記カバーシートが、持続的
な粘着剤で当該カバーシート全体表面に渡って被膜されても良く、裏貼シートが
固定されていない前記カバーシートの一部が、前記カバーシートと前記基礎シー
トとの間のヒンジ動作可能な接続部を構成する。生物サンプルの収集における利
用のための設置以前にそれが基礎シートに付着するのを防止するために、裏貼シ
ートがカバーシートの表面に取り外し可能に広く固定されている。
【0015】 有利なことに、前記基礎シートは、当該基礎シートの裏面に印刷されている。
バーコードが、装置の使用の指示と共に当該シートに及び/又は識別用コードを
記入する領域に印刷されていても良い。
【0016】 有利なことに、前記基礎シートは、一枚の紙であり、典型的に一枚の光沢アー
ト紙である。前記カバーシートは、典型的に透明なポリプロピレンの膜であり、
裏貼シートは剥離紙である。
【0017】 生物サンプルは、動物の毛、皮、口のスワブ、血液、骨、鱗又は動物の臓器等
を含む如何なる適当な身体部であっても良く、葉、茎又は木製材料のような植物
材料であっても良い。血液、唾液、精液、尿等を含む体液もサンプルとして抽出
されても良い。
【0018】 好ましくは、サンプルは、DNAプロファイルを確立するために分析が行われ
るが、分析は、前記サンプルに含まれた如何なる材料の分析であっても良く、前
記サンプルは、分析に十分な量の当該材料が存在し、前記保管手段内に分析を妨
害する材料が存在しないように具備されている。例えば、サンプルはタンパク質
又は脂質の含有量、或いは、炭水化物又は脂質の様な他の材料の含有量を分析し
ても良い。さらに、化学汚染物、例えばサンプル内の殺虫剤のような化学薬品の
存在を分析しても良い。典型的に、分析は、ポリメラーゼ・チェイン・リアクシ
ョン(PCR:Polymerase Chain Reaction)を用いて動物の毛のようなサンプ
ルに含まれるDNAの増幅を有し、その後に遺伝子プロファイルを確立するため
のDNA配列の決定が続く。使用される分析の目的は、例えば、ストック内の遺
伝子の系統を立証及び/又は追跡し、動物の特徴に対する遺伝子標識を識別する
ことにより動物の望ましい特徴を識別し、或いは、食料品の動物又は植物材料の
由来を識別することである。特に、肉製品の加工の如何なる段階においても劣る
品質の製品の置換が発生していないことを確認するために、又は、市場において
汚染が発見された肉の由来を識別するために肉及び肉製品はDNA分析を用いて
追跡されても良い。
【0019】 典型的に、従来のパンチ加工装置を用いて、サンプルを収納した前記保管手段
の一部と共に、収集されたサンプルの少なくとも一部をパンチ加工することによ
って、分析のためのサンプルが取得される。例えば、サンプルをある容器から他
の容器に移す場合に発生するような汚染が、この過程において発生しないことが
理解されるであろう。さらに、この段階でのサンプルの偶発的な交換の可能性は
ないので、サンプルの信憑性は確実なものとされる。
【0020】 サンプルは、前記保管手段の一部と共に、分析のための従来の手段により消化
される。PCR分析のDNAの場合、これは、従来のアルカリ抽出又はフェノー
ル/クロロホルム抽出によってでも良い。このステップにおいて、前記保管手段
を構成する材料は、溶解され又は部分的に溶解されても良いが、少なくともDN
Aプロファイルの展開を妨げてはならない。
【0021】 本発明の特に好ましい実施形態において、さらに装置が、動物のタグの識別用
コードに一致する又は関連するコードを有している。この事は、その動物に関連
して具備された同一の特有の識別子又は異なる特有の識別子によって、サンプル
を取得した時点で動物からのサンプルが識別され、当該特有の識別子が、サンプ
ルが取得された時から、サンプルが分析されるまでサンプルに物理的に並置され
たままであることを意味する。内容物が明白に分かる保管手段を与えることによ
り、収集後の如何なる改変も、例えばサンプルを保管したとき、サンプルを分析
する人により容易に明らかになる。
【0022】 本発明の第5の観点によれば、後の分析のための生物サンプルの収集及び保管
のための装置であって、前記生物サンプルが基礎シートに位置付けられるように
配置された基礎シートと、前記基礎シートに対してヒンジ動作で固定され、前記
基礎シートとカバーシートとの対向する表面の少なくとも実質的な一部を覆うよ
うに、前記基礎シートに対して実質的に不可逆的に接着されて固定されるように
適合されたカバーシートと、前記基礎シートに対向する前記カバーシートの表面
に取り外し可能に固定された裏貼シートと、を有する装置が提供される。
【0023】 典型的に前記基礎シートが、生物サンプルを第1の表面に位置づけるように適
合されており、第2の表面にサンプルを識別するための印刷がされている。典型
的に、当該印刷は、動物のタグの識別用コードを記号化したバーコード又は動物
の識別用コード自体である。後者の場合において、サンプルを取得する人によっ
て、適当な空白にコードが記入されても良い。典型的に、さらに第2の表面がサ
ンプル収集装置の使用方法についての情報を有する。
【0024】 基礎シートは、典型的に実質的に矩形の形状の一枚のシートであり、従って、
第1の表面が前記基礎シートの表であり、第2の表面がその裏面である。好まし
くは、基礎シートは、強力な接着を確実にする光沢アート紙であり、遂行される
分析を阻止し又は妨害する如何なる化学薬品も含むべきではない。典型的に、そ
れは1枚の150g/mのA2サイズの光沢アート紙である。
【0025】 本発明に従って複数の装置を接続するために、実質的に矩形の形状の各基礎シ
ートが、実質的に同一シートに対して切取線で連結されていても良い。これは、
そこから個々のサンプル保管装置をちぎり取るようなロールとして利用者に装置
を提供させる。カバーシートもまた、切取線によって隣接するカバーシートで連
結されていても良く、この場合において、個々のサンプル保管装置を取り外すた
めに、隣接するカバーシートからのカバーシートの分離もまた必要である。代わ
りに、好ましくないが、切取線によってカバーシートのみが隣接するカバーシー
トに連結されていても良い。
【0026】 さらに、基礎シート及びカバーシートはそこから得られる楕円状の切り込みを
有しており、カバーシートからの裏貼シートの取り外しを容易にし、さらに、ロ
ールの印刷の間の個々のサンプル保管装置のロールの整列において有用である。
カバーシートは、従来の如何なる方法により基礎シートに対してヒンジ動作で固
定されていても良いが、典型的に基礎シートの端部の近傍のラインに沿った接着
的な固定を介してそこに固定されている。接着的な固定は、前記端部の長手方向
に全体に沿って、又は前記エッジの一部に沿って固定されても良い。
【0027】 典型的に、カバーシートが、持続的な粘着剤でその表面全体に渡って被膜され
、裏貼シートが、生物サンプルを入れるカバーシートの一部に付けられている。
そして、カバーシートを基礎シートに対してヒンジ動作で固定するために、カバ
ーシートの残りの部分は基礎シートに接着されている。
【0028】 カバーシートは、典型的に重合体の膜であり、好ましくは透明なポリプロピレ
ンの膜である。
【0029】 粘着剤は、如何なる適当な粘着剤であっても良く、典型的に感圧型粘着剤であ
る。分析工程内に如何なる異質のDNAも取り入れないように、それには動物製
品を含めないべきである。
【0030】 典型的に、裏貼シートは剥離紙である。使用において、裏貼シートがカバーシ
ートから剥がされた時、カバーシート上の粘着剤は、強固に、実質的に不可逆的
に前記基礎シートに接合する。基礎シートからカバーシートを剥がす如何なる試
みも、典型的に基礎シート及び/又はカバーシートの破壊、或いは、少なくとも
二つの十分な損傷を生じさせ、サンプルの改変の試みを明白にする。
【0031】 吸収材が、前記基礎シートの正面の表面に固定されても良い。これは、これら
の量を吸収層によって吸収するので、より容易に体液の収集物を作る。典型的に
、吸収層は吸取紙である。
【0032】 本発明の第6の観点によれば、生物サンプルの収集及び保管方法であって、基
礎シートが、当該基礎シートに対してヒンジ動作で固定されたカバーシートを有
し、前記カバーシートが、前記基礎シートと前記カバーシートとの対向する表面
の少なくとも実質的な一部を覆うように、前記基礎シートに対して実質的に不可
逆的に接着されて固定されるように適合されており、前記カバーシートに取り外
し可能に固定された裏貼シートを支持しており、前記生物サンプルを、前記基礎
シートに付着させる付着工程と、前記裏貼シートを取り外す取外工程と、前記カ
バーシートを、前記基礎シート及び/又は前記基礎シートに位置された前記生物
サンプルに、実質的に不可逆的に接着させる接着工程と、を有する収集及び保管
方法が提供される。
【0033】 さらに、本発明に従って装置は、動物の組織の抽出のためのサンプリング装置
と共に供給されても良い。
【0034】 本発明の第7の観点によれば、サンプリング装置と共に、上述したようなサン
プル収集装置を有するキットが提供される。
【0035】 好ましくは、サンプリング装置は、動物から不変の複製可能なサンプルを取得
すると同時に、組織の如何なるクロスコンタミネーションをも回避する。サンプ
リング装置の種類は、当業者に良く知られているが、典型的には、ピンセット又
はプライヤーである。さらに、キットがサンプル収集装置の使用のための指示を
有しても良い。
【0036】
【発明の実施の形態】
添付した図を参照して、単なる実施例により、以下に本発明の好ましい実施形
態について説明する。ここにおいて、
【0037】 図1は、本発明による生物サンプルを保管するための装置の下面図である。 図2は、本発明による生物サンプルを保管するための装置の断面図である。 図3aは、本発明による生物サンプルを保管するための装置の使用のための準
備の方法を図示したフローチャートである。 図3bは、生物サンプルの前記装置へのその後の適用を図示したフローチャー
トである。 図3cは、分析のために前記サンプルの一部の取得の方法を図示したフローチ
ャートである。 図4は、本発明による体液のサンプルの保管のための装置を示す図である。
【0038】 図2及び図3aの第1フレームにおいて最もよく分かるように、本発明による
サンプル保管装置10は、基礎シート11と、カバーシート12とを有しており
、基礎シート11は生物サンプルがそこに位置付けられるように配置され、カバ
ーシート12は、基礎シート11に対してヒンジ動作で固定され、且つ、裏貼シ
ート13が取り外し可能にそこに固定されている。基礎シート11は、その裏面
14に印刷がなされており、当該裏面14には、バーコード15と、さらにサン
プルを作る人がバーコードを読み取るための機器を有しない場合に動物のタグの
識別用コードを記入するための空間とを有している。さらに、基礎シート11の
裏面14は、図3aから図3cに関して以下に説明するような装置の利用のため
の指示を有している。基礎シート11は、図3bの第1フレームにおいて最も良
く分かるように、当該シートの表面17上に生物サンプルを受け取るように適合
された一枚の150g/mのA2サイズの光沢アート紙であり、生物サンプル
18がそこに置かれる。さらに、裏貼シート13がそこから取り外され、基礎シ
ート11とカバーシート12との二つが共に合わせられた時、基礎シート11が
実質的に不可逆的にカバーシート12に接着される。
【0039】 図3aにおいて最も良く分かるように、カバーシート12は、基礎シート11
に対してヒンジ動作で固定されている。実際、基礎シート11に対向するカバー
シート12の表面19は、接着剤(粘着剤)で完全に覆われ、裏貼シート13は
、カバーシート12の一部だけを覆うように取り外し可能に固定されている。裏
貼シート13は、剥離紙で作られており、カバーシート12から容易に剥がすこ
とが可能であり、カバーシート12上の接着剤が基礎シート11を実質的に不可
逆的に接着することが理解されるであろう。これにより、裏貼シート13により
覆われなくなったカバーシート12の一部が基礎シート11に強力に接着される
。従って、裏貼シート13により覆われていないカバーシート12の領域をその
ままの状態にしておくことによって、カバーシート12を基礎シート11に対し
てヒンジ動作で固定することが可能となる。この場合、裏貼シート13は、実質
的に矩形形状であり、側部20、21の長さがカバーシート12の側部22、2
3より若干小さいことを除いて、カバーシート12の寸法に一致する寸法であり
、カバーシート12も実質的に矩形の形状である。従って、端部近傍のカバーシ
ート12の小さな一部が露出されたままであり、そして、線24に沿ってヒンジ
接続部を形成するために、基礎シート11に接着されている。
【0040】 図4において最も良く分かるように、正方形の吸取紙30が、基礎シート11
の表面17に接着されても良い。血液、唾液、精液及び尿のような体液のサンプ
ルが当該吸取紙の上に置かれても良く、それらは吸収されるであろう。
【0041】 使用に際して、生物サンプルを取得する人が、基礎シート11の裏面14にあ
る指示を読み、これらに従うであろう。従って、その人は、図3aに示される方
法で裏貼シート13を剥がすことを指示され、カバーシート12の接着剤を露出
させる。そして、この人は、生物サンプル18を基礎シート11の表面17の上
に正確に置き、カバーシート12を生物サンプル18及び基礎シート11上に折
り畳み、それらを接着する。この事は、図3bにおいて最も良く分かる。これが
完了したら、生物サンプルは保管され、又は、直ぐに分析のために送られること
が可能である。裏に記入されたバーコード又は動物のタグの識別用コードは、サ
ンプル保管装置10に収納されたサンプルに、常に物理的に並置している。仮に
、何者かが、基礎シート11からカバーシート12を剥がすことにより、サンプ
ルを取り去ることを試みても、一方或いは両方のシートを損傷し、サンプルの分
析を後に行う人によってサンプルの信憑性を損ねるその試みが気付かれるであろ
う。
【0042】 サンプルの分析を遂行する必要がある場合、生物サンプル18の中央部を貫通
した穴をパンチ加工するために、パンチ25が使用され、その結果として、サブ
サンプル26が作り出される。当該パンチが、生物サンプルを収納した基礎シー
ト11及びカバーシート12の両方の一部と共に当該生物サンプルを取り除くこ
とが理解されるであろう。生物サンプル18は、分析前にサンプル保管装置10
から取り除かれる必要はなく、従って、クロスコンタミネーションの可能性は最
小化され、サンプルの改変又は他のサンプルでの置換の機会は、分析の段階にお
いてさらに制限される。パンチ加工されたサブサンプル26は、直ぐに消化及び
従来方法における後の分析のための適当な容器に入れられる。
【0043】 そして、サンプルの由来である動物について編集された情報に追加するために
、分析の結果が動物のタグの識別用コード及び/又はバーコードと対応付けされ
る。この事は、動物の遺伝子の同一性の識別を明確にし、そして肉の如何なる一
つの断片の由来をも識別するために、肉のサンプルの後のDNA分析と、これら
の記録との比較を可能とする。さらに、この事は、肉又は肉製品の置換が発生し
なかったことを保証するための検査の仕方を確立させ、食肉処理工程を通して特
定の動物まで遡った汚染された肉の追跡を通して、汚染の由来を識別させる。
【0044】 さらに、分析の結果は立証に用いられても良く及び/ストック内の遺伝子の系
統の追跡に用いられても良い。それ故に、その動物の編集されたDNAプロファ
イルと、他の動物の確立された記録とを比較することによって、動物の意図され
た血統が確認されても良い。試験された特定の動物が望ましい特徴を有する場合
、試験の結果が、この特徴に対する遺伝子標識を識別するのに用いられても良い
。その後、血統の中に広く好ましい特徴を確立するために努力して飼育する場合
、この遺伝子標識を持つ動物が選択されても良い。
【0045】 代わりに、分析は、生物サンプルの構造を確立する化学的な分析で合っても良
い。例えば、サンプルはタンパク質又はミネラルの含有量、或いは、炭水化物又
は脂質のような他の材料の含有量の分析が行われても良い。さらに、分析は、化
学的汚染物のような化学物質の存在のためであっても良い。例えば、サンプル内
の殺虫剤のレベルの痕跡の存在を発見することが可能であり、そして汚染物はそ
の由来に遡って追跡される。
【0046】 [実施例1]そして、本発明による収集され保管された生物サンプルは、以下
の方法を用いてDNAプロファイルを得るために、PCR分析されても良い。
【0047】 アルカリ抽出法:本発明に従って、穴がサンプル保管装置の中央部を貫通して
生物サンプルの位置する領域にパンチ加工される。それ故、サブサンプルは、生
物サンプルを収納したサンプル保管装置の一部と共に生物サンプルの一部を含ん
で作り出される。そして、この材料が0.2μlのチューブ又は96穴のマイク
ロタイタープレートのウェルに置かれる。そのチューブ又はプレートは、簡単に
遠心分離され、その結果として、サブサンプルがチューブ又はプレートのウェル
の底部に収集される。50μlの200mMの水酸化ナトリウム溶液が加えられ
、その混合物が95℃で数分間培養される。チューブ又はウェルの内容物は、培
養の間に、加熱ブロックからチューブ又はプレートを素早く取り外し、数回軽く
たたくことにより、2〜3回混合される。そして、混合物は、チューブ又はプレ
ートの蓋にある如何なる濃縮物も落とすために、簡単に遠心分離される。その後
、200mMのHCLと100mMのトリス−HCLを含む50μl、pH8.
5の溶液を加え、13000rpmで2分間の遠心分離する前に、当該混合物を
簡単に混合する。次のステップにおいて、80μlの上清を新たなチューブ/プ
レートに移し、100μlの殺菌した超純水で希釈される。当該溶液は、PCR
における1〜2μlの後の使用のために−20℃で保管される。
【0048】 増幅と分析:使用されるPCR技術は従来のものであり、当業者によく知られ
ている。一般的に、鋳型熱変性、プライマーのアニーリング、TaqDNAポリ
メラーゼによるアニーリングされたプライマーの伸長反応を含む繰り返しの一連
の熱サイクルを有するプロセスであり、特定の短いDNA配列の指数的な蓄積の
結果が得られる。これらのDNA配列は、サンプルが取得された動物の特徴であ
り、DNA配列で典型的に一定の長さの変化を繰り返し、又は、動物の識別を可
能とするマイクロサテライトを有する。特に、試験された動物の種に特有のマイ
クロサテライトの遺伝子座が、PCR工程を用いて増幅され、分析されることが
可能である。適切なプライマーが良く知られており、例えば、ストックマークス
(stockmarks)の名の下でパーキンエルマー社(Perkin Elmer)により販売さ
れているキャトル パターニティー ボビン タイピングキット(cattle pate
rnity bovine typing kit)に含まれる。当該キットは、これらの遺伝子座で
動物を試験するために必要とする標札を付していないプライマー、ポリメラーゼ
、照合する牛のDNA、dNTP溶液及びバッファのみならず、牛の識別に有効
な特有の11のマイクロサテライトの遺伝子座に蛍光のプライマーを含んでいる
。いずれにしても、キットは、当業者が良く理解出来るよう分析を遂行するため
の手続きを記載している。
【0049】 そして、増幅された産物は、商業的に入手可能なような適当なDNA分析シス
テムでDNA断片分析が行われても良い。それ故、得られたDNAプロファイル
は、特有であり、上述の追跡検査を通して得られたサンプルの由来である動物に
一義的に関連している。一致する部分を突き止めるために、後に取得される組織
サンプルの遺伝子プロファイルを、これらの遺伝子プロファイルのデータベース
上で検索することが可能である。従って、組織サンプルの由来である本来の動物
を識別することが可能となる。
【0050】 この明細書及び請求項の全体を通じて、「有する」及び、「有している」の言
葉は、内容により要求される場合を除いて、限定的でない意味で用いられている
【0051】 この装置の変形及び修正は、当業者によって明白であり、それら変形及び修正
は本発明の範囲内である。
【0052】 工業的適用可能性:本発明は、現場で抽出され及び研究室で後に分析される生
物サンプルの信憑性を確実にした。それ故、サンプルが改変されておらず、又は
輸送中に修正されていないという保証の下で、サンプルの遺伝子プロファイルを
確立したり、又は、その構成を突き止めるために、サンプルの分析が遂行されて
も良い。この事は、正確な結果を保証する下で、ストック内の遺伝子の系統を立
証及び/又は追跡し、それらの特徴の遺伝子標識を識別することにより動物の望
ましい特徴を識別し、又は、食料品の動物又は植物材料の由来を識別するための
分析を遂行することを可能とする。同様に、サンプルは、タンパク質又はミネラ
ルの含有量を分析されても良く、或いは、炭水化物又は脂質などのような他の材
料の含有量の分析を分析されても良く、その結果が保証されても良い。特に、輸
送中にどんな形であれサンプルが修正されていないという保証の下で、化学的な
汚染物質の存在の分析が遂行されても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による生物サンプルを保管するための装置の下面図
である。
【図2】図2は、本発明による生物サンプルを保管するための装置の断面図
である。
【図3】図3aは、本発明による生物サンプルを保管するための装置の使用
のための準備の方法を図示したフローチャートであり、図3bは、生物サンプル
の前記装置へのその後の適用を図示したフローチャートである。また、図3cは
、分析のために前記サンプルの一部の取得の方法を図示したフローチャートであ
る。
【図4】図4は、本発明による体液のサンプルの保管のための装置を示す図
である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年7月31日(2001.7.31)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、サンプリングシステムに関し、特に、後の分析のための生物サンプ
ルの保管のためのサンプリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】 生物サンプルは、様々な目的のための後の分析のために、現場において度々収
集される。遂行される分析は、大抵はサンプルの遺伝子プロファイルを確立する
ためのサンプル内に含まれるDNAの分析であろう。そのような分析が、例えば
、ストック内の遺伝子の系統を立証及び/又は追跡するために、動物の特徴に対
する遺伝子標識を識別することにより動物の望ましい特徴を識別するために、或
いは、食料品における動物或いは植物の材料の由来を識別するために、実施され
ても良い。例えば、肉及び肉製品は、肉製品の加工の如何なる段階においても品
質の劣る製品への置換が行われていない事を確認にするために、或いは、汚染さ
れていることが市場において発見された肉の由来を識別するために、DNA分析
を用いて追跡されても良い。
【0003】 個々の生物の識別を目的としたDNA分析は良く知られた技術である。例えば
、米国特許第5,211,286号、米国特許第5,101,970号及び米国特許第5,856,102号
は、この方法による個々の人間の識別のためのシステムを記載している。それぞ
れの場合において、発明は、行方不明になった人の識別を支援するために、その
人の家の中に髪の毛のようなDNAを含むサンプルを封止可能なプラスチック製
の封筒の中に保管する個人識別システムに関連する。しかしながら、当該システ
ムの内容物の改変又は他のサンプルへの置換を回避する方法がないので、これら
の各サンプルは、サンプルの信憑性を確認する分析の着手以前に、DNAを含ん
だ材料のそれら取り扱いの善意を当てにしている。従って、そのようなシステム
の使用は、家庭用冷凍庫内のようにサンプルを管理できる場合に、個人が自分自
身のDNAを含む材料のサンプルを保管するのみである。
【0004】 製造工程を通して肉及び肉製品の同一性を追跡することが可能であることを確
認する試みが、様々な方法で行われてきた。例えば、バッチ又は輸送貨物上の牛
肉、豚肉、鶏肉の同一性は、食肉処理過程を通じて消費者にバッチ/輸送貨物元
が付されたバッチ/輸送貨物番号を用いて、時々記録される。なお、幾つかの国
、例えば英国では、政府機関が、数字又はアルファベット−数字コードを農家に
配布し、その後、農家は、彼らにより飼育される各動物にそのようなコードを割
り当てる。割り付けられたコードは、一般的に、動物に取り付けられた耳タグに
刻まれており、及び、その動物の特有の識別のためにその動物に固有のカードに
記録されている。さらに、動物のワクチン摂取記録のような動物の様々な他のデ
ータが記録されても良い。情報を段階的に又は動物の食肉処理に先だってある時
点で、政府機関へ転送することが可能である。それでもやはり、当該システムは
管理的に集中しており、識別及び試験記録は、容易に統合されない。
【0005】 食肉処理工程において、動物が大抵初期の段階で分割され、そして当該動物の
各半分を識別するサブコードが生成され、当該半分を識別するために継続して用
いられる。しかしながら、肉の各バッチにコードを割り当てる続けることが実行
不可能となった時点でも、解体工程において更なる分割が後に行われる。従って
、工程を通してずっとタグ又はラベルを用いて肉の識別を継続させる試みが行わ
れたが、そのようなタグ及びラベルが正確に適用されることを確認することは困
難である。それ故に、そのようなシステムにおいて提供された情報は不正確であ
り、当該システムは非常に労働集約的であり、高価なものである。従って、肉及
び肉製品は、由来である動物まで遡り食肉処理工程を通して製品を追跡すること
が可能な如何なる識別用タグ又はラベルを用いないで、頻繁に小売りされるであ
ろう。
【0006】 国際出願PCT/IE98/00021は、肉製品の由来である動物を識別するための方法で
あって、肉の遺伝子型を調べ、既知の動物の遺伝子型と当該遺伝子型を比較し、
肉製品の由来である動物を識別するために対応する如何なる遺伝子型をも位置さ
せる方法を記載している。この方法を適用するには、全ての動物について遂行さ
れたDNA分析、及び蓄積されたデータ及び、そして試験された如何なる肉製品
にも対応されたデータが要求される。代わりに、その様な動物からのサンプルを
保管し、そして必要となった場合、後に分析することが可能である。いずれの場
合も、日常的な品質保証の目的のために(例えば、品質の劣る肉への置換を生じ
させないことを保証するために製品の経緯を追跡する)、又は、例えば肉の汚染
を識別した場合、のいずれにしても、動物の遺伝子情報のライブラリーが構築さ
れ、分析された肉のDNAプロファイルと比較され、その結果として、汚染の原
因の識別のために努力して販売元にまで遡って肉を追跡しても良い。
【0007】 国際出願PCT/IE98/00021において提案されたサンプリングシステムは、従来の
方法により動物からサンプルを抽出し、そしてそれらを動物のタグの識別用コー
ドを付した識別用チューブ或いは房に入れる必要があるが、如何なる方法によっ
ても安全ではない。そして、サンプルはPCR分析のために研究室に移送される
。ラベルを付したチューブ又は房は、各ウェル(縦穴)が動物のタグの識別用コ
ードに対応したコードを具備した多数のウェルを有するマイクロタイタープレー
トのウェルに置かれる。分析は、当該ラベルを付したマイクロタイタープレート
において遂行されるが、手動でコードを対応させる場合は別として、正しい識別
用チューブ又は房がマイクロタイタープレートの正しいウェルに置かれたことを
確認する方法はない。それ故、マイクロタイタープレートからのコードのみがそ
の後の識別に使用されるならば、間違いが起こり得る。しかしながら、識別用チ
ューブ又は房は安全ではないので、そのような房又はチューブが分析を実施する
研究室に到着するずっと前に、サンプルが一つのチューブ又は房から他に移動さ
せられる可能性があることは、さらに大きな懸念である。従って、不正な意図で
、人が、DNA分析のために提供されたサンプルのうちの一つのサンプルを他の
サンプルに置き換えるようとしたら、当該置換は発見されることはないであろう
。本発明は、サンプルの分析が遂行される場合に、確実性をもって、生物サンプ
ルの同一性を知得する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の概要】 本発明の第1の観点によれば、後の分析のための生物サンプルの収集及び保管
のためのサンプル収集装置であって、内容物が明白に分かる(保管手段の損傷等
により内容物の改変が明白に分かる)前記サンプルの保管のための保管手段を有
し、前記保管手段が、前記生物サンプルが基礎シートに位置付けられるように配
置された基礎シートと、前記基礎シートに対してヒンジ動作で固定され、前記基
礎シートとカバーシートとの対向する表面の少なくとも実質的な一部を覆うよう
に、前記基礎シートに対して実質的に不可逆的に接着されて固定されるように適
合されたカバーシートと、前記基礎シートに対向する前記カバーシートの表面に
取り外し可能に固定された裏貼シートと、を有し、前記保管手段が、前記生物サ
ンプルと共に消化(ダイジェスション(digestion):低分子化合物に分解)さ
れるのに適当であるサンプル収集装置が提供される。
【0009】 本発明の第2の観点によれば、生物サンプルの分析のためのシステムであって
、前記生物サンプルと共に消化されるのに適合され、内容物が明白に分かる前記
サンプルの保管のための保管手段を具備した生物サンプルの収集及び保管のため
のサンプル収集装置と、前記生物サンプルを収納した前記保管手段の少なくとも
一部と共に分析のための前記サンプルの少なくとも一部を取得する取得手段と、
前記保管手段の少なくとも前記一部と共に前記サンプル又は前記サンプルの一部
を消化する消化手段と、前記サンプルを分析するための分析手段と、を有するシ
ステムが提供される。
【0010】 本発明の第3の観点によれば、後の分析のための前記生物サンプルの収集及び
保管方法であって、前記生物サンプルの収集及び保管のためのサンプル収集装置
が、前記生物サンプルと共に消化されるのに適当であり、内容物が明白に分かる
前記サンプルの保管のための保管手段を有し、前記保管手段が、前記生物サンプ
ルが基礎シートに位置付けられるように配置された基礎シートと、前記基礎シー
トに対してヒンジ動作で固定され、前記基礎シートとカバーシートとの対向する
表面の少なくとも実質的な一部を覆うように、前記基礎シートに対して実質的に
不可逆的に接着されて固定されるように適合されたカバーシートと、前記基礎シ
ートに対向する前記カバーシートの表面に取り外し可能に固定された裏貼シート
と、を有し、前記サンプル収集装置を準備する準備工程と、前記サンプルを、前
記保管手段の前記基礎シートに保管する保管工程と、からなる収集及び保管方法
が提供される。
【0011】 本発明の第4の観点によれば、生物サンプルの分析方法であって、前記生物サ
ンプルと共に消化されるのに適当であり、内容物が明白に分かる前記サンプルの
保管のための保管手段を具備した生物サンプルの保管のためのサンプル収集装置
を準備する準備工程と、前記サンプルを収納した前記保管手段の少なくとも一部
と共に前記サンプルの少なくとも一部を取得する取得工程と、前記保管手段の少
なくとも前記一部とともに、前記サンプル或いは前記サンプルの一部を消化する
消化工程と、前記サンプルを分析する分析工程と、を有する分析方法が提供され
る。
【0012】 本発明の第5の観点によれば、後の分析のための生物サンプルの収集及び保管
のためのサンプル収集装置であって、前記生物サンプルが基礎シートに位置付け
られるように配置された基礎シートと、前記基礎シートに対してヒンジ動作で固
定され、前記基礎シートとカバーシートとの対向する表面の少なくとも実質的な
一部を覆うように、前記基礎シートに対して実質的に不可逆的に接着されて固定
されるように適合されたカバーシートと、前記基礎シートに対向する前記カバー
シートの表面に取り外し可能に固定された裏貼シートと、を有するサンプル収集
装置が提供される。
【0013】 本発明の第6の観点によれば、生物サンプルの収集及び保管方法であって、基
礎シートが、当該基礎シートに対してヒンジ動作で固定されたカバーシートを有
し、前記カバーシートが、前記基礎シートと前記カバーシートとの対向する表面
の少なくとも実質的な一部を覆うように、前記基礎シートに対して実質的に不可
逆的に接着されて固定されるように適合されており、前記カバーシートに取り外
し可能に固定された裏貼シートを支持しており、前記生物サンプルを、基礎シー
トに付着する付着工程と、前記裏貼シートを取り外す取外工程と、前記カバーシ
ートを、前記基礎シート及び/又は前記基礎シートに位置された前記生物サンプ
ルに、実質的に不可逆的に接着させる接着工程と、を有する収集及び保管方法が
提供される。
【0014】 特に、前記カバーシートが、持続的な粘着剤で当該カバーシート全体表面に渡
って被膜されても良く、裏貼シートが固定されていない前記カバーシートの一部
が、前記カバーシートと前記基礎シートとの間のヒンジ動作可能な接続部を構成
する。生物サンプルの収集における利用のための設置以前にそれが基礎シートに
付着するのを防止するために、裏貼シートがカバーシートの表面に取り外し可能
に広く固定されている。
【0015】 有利なことに、前記基礎シートは、当該基礎シートの裏面に印刷されている。
バーコードが、装置の使用の指示と共に当該シートに及び/又は識別用コードを
記入する領域に印刷されていても良い。
【0016】 有利なことに、前記基礎シートは、一枚の紙であり、典型的に一枚の光沢アー
ト紙である。前記カバーシートは、典型的に透明なポリプロピレンの膜であり、
裏貼シートは剥離紙である。
【0017】 生物サンプルは、動物の毛、皮、口のスワブ、血液、骨、鱗又は動物の臓器等
を含む如何なる適当な身体部であっても良く、葉、茎又は木製材料のような植物
材料であっても良い。血液、唾液、精液、尿等を含む体液もサンプルとして抽出
されても良い。
【0018】 好ましくは、サンプルは、DNAプロファイルを確立するために分析が行われ
るが、分析は、前記サンプルに含まれた如何なる材料の分析であっても良く、前
記サンプルは、分析に十分な量の当該材料が存在し、前記保管手段内に分析を妨
害する材料が存在しないように具備されている。例えば、サンプルはタンパク質
又は脂質の含有量、或いは、炭水化物又は脂質の様な他の材料の含有量を分析し
ても良い。さらに、化学汚染物、例えばサンプル内の殺虫剤のような化学薬品の
存在を分析しても良い。典型的に、分析は、ポリメラーゼ・チェイン・リアクシ
ョン(PCR:Polymerase Chain Reaction)を用いて動物の毛のようなサンプ
ルに含まれるDNAの増幅を有し、その後に遺伝子プロファイルを確立するため
のDNA配列の決定が続く。使用される分析の目的は、例えば、ストック内の遺
伝子の系統を立証及び/又は追跡し、動物の特徴に対する遺伝子標識を識別する
ことにより動物の望ましい特徴を識別し、或いは、食料品の動物又は植物材料の
由来を識別することである。特に、肉製品の加工の如何なる段階においても劣る
品質の製品の置換が発生していないことを確認するために、又は、市場において
汚染が発見された肉の由来を識別するために肉及び肉製品はDNA分析を用いて
追跡されても良い。
【0019】 典型的に、従来のパンチ加工装置を用いて、サンプルを収納した前記保管手段
の一部と共に、収集されたサンプルの少なくとも一部をパンチ加工することによ
って、分析のためのサンプルが取得される。例えば、サンプルをある容器から他
の容器に移す場合に発生するような汚染が、この過程において発生しないことが
理解されるであろう。さらに、この段階でのサンプルの偶発的な交換の可能性は
ないので、サンプルの信憑性は確実なものとされる。
【0020】 サンプルは、前記保管手段の一部と共に、分析のための従来の手段により消化
される。PCR分析のDNAの場合、これは、従来のアルカリ抽出又はフェノー
ル/クロロホルム抽出によってでも良い。このステップにおいて、前記保管手段
を構成する材料は、溶解され又は部分的に溶解されても良いが、少なくともDN
Aプロファイルの展開を妨げてはならない。
【0021】 本発明の特に好ましい実施形態において、さらに装置が、動物のタグの識別用
コードに一致する又は関連するコードを有している。この事は、その動物に関連
して具備された同一の特有の識別子又は異なる特有の識別子によって、サンプル
を取得した時点で動物からのサンプルが識別され、当該特有の識別子が、サンプ
ルが取得された時から、サンプルが分析されるまでサンプルに物理的に並置され
たままであることを意味する。内容物が明白に分かる保管手段を与えることによ
り、収集後の如何なる改変も、例えばサンプルを保管したとき、サンプルを分析
する人により容易に明らかになる。
【0022】 典型的に前記基礎シートが、生物サンプルを第1の表面に位置づけるように適
合されており、第2の表面にサンプルを識別するための印刷がされている。典型
的に、当該印刷は、動物のタグの識別用コードを記号化したバーコード又は動物
の識別用コード自体である。後者の場合において、サンプルを取得する人によっ
て、適当な空白にコードが記入されても良い。典型的に、さらに第2の表面がサ
ンプル収集装置の使用方法についての情報を有する。
【0023】 基礎シートは、典型的に実質的に矩形の形状の一枚のシートであり、従って、
第1の表面が前記基礎シートの表であり、第2の表面がその裏面である。好まし
くは、基礎シートは、強力な接着を確実にする光沢アート紙であり、遂行される
分析を阻止し又は妨害する如何なる化学薬品も含むべきではない。典型的に、そ
れは1枚の150g/mのA2サイズの光沢アート紙である。
【0024】 本発明に従って複数の装置を接続するために、実質的に矩形の形状の各基礎シ
ートが、実質的に同一シートに対して切取線で連結されていても良い。これは、
そこから個々のサンプル保管装置をちぎり取るようなロールとして利用者に装置
を提供させる。カバーシートもまた、切取線によって隣接するカバーシートで連
結されていても良く、この場合において、個々のサンプル保管装置を取り外すた
めに、隣接するカバーシートからのカバーシートの分離もまた必要である。代わ
りに、好ましくないが、切取線によってカバーシートのみが隣接するカバーシー
トに連結されていても良い。
【0025】 さらに、基礎シート及びカバーシートはそこから得られる楕円状の切り込みを
有しており、カバーシートからの裏貼シートの取り外しを容易にし、さらに、ロ
ールの印刷の間の個々のサンプル保管装置のロールの整列において有用である。
カバーシートは、従来の如何なる方法により基礎シートに対してヒンジ動作で固
定されていても良いが、典型的に基礎シートの端部の近傍のラインに沿った接着
的な固定を介してそこに固定されている。接着的な固定は、前記端部の長手方向
に全体に沿って、又は前記エッジの一部に沿って固定されても良い。
【0026】 典型的に、カバーシートが、持続的な粘着剤でその表面全体に渡って被膜され
、裏貼シートが、生物サンプルを入れるカバーシートの一部に付けられている。
そして、カバーシートを基礎シートに対してヒンジ動作で固定するために、カバ
ーシートの残りの部分は基礎シートに接着されている。
【0027】 カバーシートは、典型的に重合体の膜であり、好ましくは透明なポリプロピレ
ンの膜である。
【0028】 粘着剤は、如何なる適当な粘着剤であっても良く、典型的に感圧型粘着剤であ
る。分析工程内に如何なる異質のDNAも取り入れないように、それには動物製
品を含めないべきである。
【0029】 典型的に、裏貼シートは剥離紙である。使用において、裏貼シートがカバーシ
ートから剥がされた時、カバーシート上の粘着剤は、強固に、実質的に不可逆的
に前記基礎シートに接合する。基礎シートからカバーシートを剥がす如何なる試
みも、典型的に基礎シート及び/又はカバーシートの破壊、或いは、少なくとも
二つの十分な損傷を生じさせ、サンプルの改変の試みを明白にする。
【0030】 吸収材が、前記基礎シートの正面の表面に固定されても良い。これは、これら
の量を吸収層によって吸収するので、より容易に体液の収集物を作る。典型的に
、吸収層は吸取紙である。
【0031】 さらに、本発明に従って装置は、動物の組織の抽出のためのサンプリング装置
と共に供給されても良い。
【0032】 サンプル収集装置は、さらにサンプリング装置を有するキットの一部として供
給されても良い。好ましくは、サンプリング装置は、動物から不変の複製可能な
サンプルを取得すると同時に、組織の如何なるクロスコンタミネーションをも回
避する。サンプリング装置の種類は、当業者に良く知られているが、典型的には
、ピンセット又はプライヤーである。さらに、キットがサンプル収集装置の使用
のための指示を有しても良い。
【0033】
【発明の実施の形態】 添付した図を参照して、単なる実施例により、以下に本発明の好ましい実施形
態について説明する。ここにおいて、
【0034】 図1は、本発明による生物サンプルを保管するための装置の下面図である。 図2は、本発明による生物サンプルを保管するための装置の断面図である。 図3aは、本発明による生物サンプルを保管するための装置の使用のための準
備の方法を図示したフローチャートである。 図3bは、生物サンプルの前記装置へのその後の適用を図示したフローチャー
トである。 図3cは、分析のために前記サンプルの一部の取得の方法を図示したフローチ
ャートである。 図4は、本発明による体液のサンプルの保管のための装置を示す図である。
【0035】 図2及び図3aの第1フレームにおいて最もよく分かるように、本発明による
サンプル保管装置10は、基礎シート11と、カバーシート12とを有しており
、基礎シート11は生物サンプルがそこに位置付けられるように配置され、カバ
ーシート12は、基礎シート11に対してヒンジ動作で固定され、且つ、裏貼シ
ート13が取り外し可能にそこに固定されている。基礎シート11は、その裏面
14に印刷がなされており、当該裏面14には、バーコード15と、さらにサン
プルを作る人がバーコードを読み取るための機器を有しない場合に動物のタグの
識別用コードを記入するための空間とを有している。さらに、基礎シート11の
裏面14は、図3aから図3cに関して以下に説明するような装置の利用のため
の指示を有している。基礎シート11は、図3bの第1フレームにおいて最も良
く分かるように、当該シートの表面17上に生物サンプルを受け取るように適合
された一枚の150g/mのA2サイズの光沢アート紙であり、生物サンプル
18がそこに置かれる。さらに、裏貼シート13がそこから取り外され、基礎シ
ート11とカバーシート12との二つが共に合わせられた時、基礎シート11が
実質的に不可逆的にカバーシート12に接着される。
【0036】 図3aにおいて最も良く分かるように、カバーシート12は、基礎シート11
に対してヒンジ動作で固定されている。実際、基礎シート11に対向するカバー
シート12の表面19は、接着剤(粘着剤)で完全に覆われ、裏貼シート13は
、カバーシート12の一部だけを覆うように取り外し可能に固定されている。裏
貼シート13は、剥離紙で作られており、カバーシート12から容易に剥がすこ
とが可能であり、カバーシート12上の接着剤が基礎シート11を実質的に不可
逆的に接着することが理解されるであろう。これにより、裏貼シート13により
覆われなくなったカバーシート12の一部が基礎シート11に強力に接着される
。従って、裏貼シート13により覆われていないカバーシート12の領域をその
ままの状態にしておくことによって、カバーシート12を基礎シート11に対し
てヒンジ動作で固定することが可能となる。この場合、裏貼シート13は、実質
的に矩形形状であり、側部20、21の長さがカバーシート12の側部22、2
3より若干小さいことを除いて、カバーシート12の寸法に一致する寸法であり
、カバーシート12も実質的に矩形の形状である。従って、端部近傍のカバーシ
ート12の小さな一部が露出されたままであり、そして、線24に沿ってヒンジ
接続部を形成するために、基礎シート11に接着されている。
【0037】 図4において最も良く分かるように、正方形の吸取紙30が、基礎シート11
の表面17に接着されても良い。血液、唾液、精液及び尿のような体液のサンプ
ルが当該吸取紙の上に置かれても良く、それらは吸収されるであろう。
【0038】 使用に際して、生物サンプルを取得する人が、基礎シート11の裏面14にあ
る指示を読み、これらに従うであろう。従って、その人は、図3aに示される方
法で裏貼シート13を剥がすことを指示され、カバーシート12の接着剤を露出
させる。そして、この人は、生物サンプル18を基礎シート11の表面17の上
に正確に置き、カバーシート12を生物サンプル18及び基礎シート11上に折
り畳み、それらを接着する。この事は、図3bにおいて最も良く分かる。これが
完了したら、生物サンプルは保管され、又は、直ぐに分析のために送られること
が可能である。裏に記入されたバーコード又は動物のタグの識別用コードは、サ
ンプル保管装置10に収納されたサンプルに、常に物理的に並置している。仮に
、何者かが、基礎シート11からカバーシート12を剥がすことにより、サンプ
ルを取り去ることを試みても、一方或いは両方のシートを損傷し、サンプルの分
析を後に行う人によってサンプルの信憑性を損ねるその試みが気付かれるであろ
う。
【0039】 サンプルの分析を遂行する必要がある場合、生物サンプル18の中央部を貫通
した穴をパンチ加工するために、パンチ25が使用され、その結果として、サブ
サンプル26が作り出される。当該パンチが、生物サンプルを収納した基礎シー
ト11及びカバーシート12の両方の一部と共に当該生物サンプルを取り除くこ
とが理解されるであろう。生物サンプル18は、分析前にサンプル保管装置10
から取り除かれる必要はなく、従って、クロスコンタミネーションの可能性は最
小化され、サンプルの改変又は他のサンプルでの置換の機会は、分析の段階にお
いてさらに制限される。パンチ加工されたサブサンプル26は、直ぐに消化及び
従来方法における後の分析のための適当な容器に入れられる。
【0040】 そして、サンプルの由来である動物について編集された情報に追加するために
、分析の結果が動物のタグの識別用コード及び/又はバーコードと対応付けされ
る。この事は、動物の遺伝子の同一性の識別を明確にし、そして肉の如何なる一
つの断片の由来をも識別するために、肉のサンプルの後のDNA分析と、これら
の記録との比較を可能とする。さらに、この事は、肉又は肉製品の置換が発生し
なかったことを保証するための検査の仕方を確立させ、食肉処理工程を通して特
定の動物まで遡った汚染された肉の追跡を通して、汚染の由来を識別させる。
【0041】 さらに、分析の結果は立証に用いられても良く及び/ストック内の遺伝子の系
統の追跡に用いられても良い。それ故に、その動物の編集されたDNAプロファ
イルと、他の動物の確立された記録とを比較することによって、動物の意図され
た血統が確認されても良い。試験された特定の動物が望ましい特徴を有する場合
、試験の結果が、この特徴に対する遺伝子標識を識別するのに用いられても良い
。その後、血統の中に広く好ましい特徴を確立するために努力して飼育する場合
、この遺伝子標識を持つ動物が選択されても良い。
【0042】 代わりに、分析は、生物サンプルの構造を確立する化学的な分析で合っても良
い。例えば、サンプルはタンパク質又はミネラルの含有量、或いは、炭水化物又
は脂質のような他の材料の含有量の分析が行われても良い。さらに、分析は、化
学的汚染物のような化学物質の存在のためであっても良い。例えば、サンプル内
の殺虫剤のレベルの痕跡の存在を発見することが可能であり、そして汚染物はそ
の由来に遡って追跡される。
【0043】 [実施例1]そして、本発明による収集され保管された生物サンプルは、以下
の方法を用いてDNAプロファイルを得るために、PCR分析されても良い。
【0044】 アルカリ抽出法:本発明に従って、穴がサンプル保管装置の中央部を貫通して
生物サンプルの位置する領域にパンチ加工される。それ故、サブサンプルは、生
物サンプルを収納したサンプル保管装置の一部と共に生物サンプルの一部を含ん
で作り出される。そして、この材料が0.2μlのチューブ又は96穴のマイク
ロタイタープレートのウェルに置かれる。そのチューブ又はプレートは、簡単に
遠心分離され、その結果として、サブサンプルがチューブ又はプレートのウェル
の底部に収集される。50μlの200mMの水酸化ナトリウム溶液が加えられ
、その混合物が95℃で数分間培養される。チューブ又はウェルの内容物は、培
養の間に、加熱ブロックからチューブ又はプレートを素早く取り外し、数回軽く
たたくことにより、2〜3回混合される。そして、混合物は、チューブ又はプレ
ートの蓋にある如何なる濃縮物も落とすために、簡単に遠心分離される。その後
、200mMのHCLと100mMのトリス−HCLを含む50μl、pH8.
5の溶液を加え、13000rpmで2分間の遠心分離する前に、当該混合物を
簡単に混合する。次のステップにおいて、80μlの上清を新たなチューブ/プ
レートに移し、100μlの殺菌した超純水で希釈される。当該溶液は、PCR
における1〜2μlの後の使用のために−20℃で保管される。
【0045】 増幅と分析:使用されるPCR技術は従来のものであり、当業者によく知られ
ている。一般的に、鋳型熱変性、プライマーのアニーリング、TaqDNAポリ
メラーゼによるアニーリングされたプライマーの伸長反応を含む繰り返しの一連
の熱サイクルを有するプロセスであり、特定の短いDNA配列の指数的な蓄積の
結果が得られる。これらのDNA配列は、サンプルが取得された動物の特徴であ
り、DNA配列で典型的に一定の長さの変化を繰り返し、又は、動物の識別を可
能とするマイクロサテライトを有する。特に、試験された動物の種に特有のマイ
クロサテライトの遺伝子座が、PCR工程を用いて増幅され、分析されることが
可能である。適切なプライマーが良く知られており、例えば、ストックマークス
(stockmarks)の名の下でパーキンエルマー社(Perkin Elmer)により販売さ
れているキャトル パターニティー ボビン タイピングキット(cattle pate
rnity bovine typing kit)に含まれる。当該キットは、これらの遺伝子座で
動物を試験するために必要とする標札を付していないプライマー、ポリメラーゼ
、照合する牛のDNA、dNTP溶液及びバッファのみならず、牛の識別に有効
な特有の11のマイクロサテライトの遺伝子座に蛍光のプライマーを含んでいる
。いずれにしても、キットは、当業者が良く理解出来るよう分析を遂行するため
の手続きを記載している。
【0046】 そして、増幅された産物は、商業的に入手可能なような適当なDNA分析シス
テムでDNA断片分析が行われても良い。それ故、得られたDNAプロファイル
は、特有であり、上述の追跡検査を通して得られたサンプルの由来である動物に
一義的に関連している。一致する部分を突き止めるために、後に取得される組織
サンプルの遺伝子プロファイルを、これらの遺伝子プロファイルのデータベース
上で検索することが可能である。従って、組織サンプルの由来である本来の動物
を識別することが可能となる。
【0047】 この明細書及び請求項の全体を通じて、「有する」及び、「有している」の言
葉は、内容により要求される場合を除いて、限定的でない意味で用いられている
【0048】 この装置の変形及び修正は、当業者によって明白であり、それら変形及び修正
は本発明の範囲内である。
【0049】 工業的適用可能性:本発明は、現場で抽出され及び研究室で後に分析される生
物サンプルの信憑性を確実にした。それ故、サンプルが改変されておらず、又は
輸送中に修正されていないという保証の下で、サンプルの遺伝子プロファイルを
確立したり、又は、その構成を突き止めるために、サンプルの分析が遂行されて
も良い。この事は、正確な結果を保証する下で、ストック内の遺伝子の系統を立
証及び/又は追跡し、それらの特徴の遺伝子標識を識別することにより動物の望
ましい特徴を識別し、又は、食料品の動物又は植物材料の由来を識別するための
分析を遂行することを可能とする。同様に、サンプルは、タンパク質又はミネラ
ルの含有量を分析されても良く、或いは、炭水化物又は脂質などのような他の材
料の含有量の分析を分析されても良く、その結果が保証されても良い。特に、輸
送中にどんな形であれサンプルが修正されていないという保証の下で、化学的な
汚染物質の存在の分析が遂行されても良い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/12 G01N 33/12 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 アーミテージ, シャロン メイ オーストラリア国 クイーンズランド 4078, フォレスト レイク, バンクジ ア サーキット 126 (72)発明者 バウラー, デスモント ダリル オーストラリア国 クイーンズランド 4152, キャンプ ヒル, ケベック ア ベニュー 14 (72)発明者 デービス, ジェラード ピーター オーストラリア国 クイーンズランド 4103, イロンガ, オリエント ロード 46 (72)発明者 ヘッツェル, デヴィット ジェームス スチュアート オーストラリア国 クイーンズランド 4102, ダットン パーク, パーク ロ ード ウェスト 28 Fターム(参考) 2G052 AA28 AA35 AA37 AB20 AC11 AD06 AD12 AD46 AD52 BA02 DA07 DA13 DA27 FA00 HB03 JA09 JA13 4B029 AA07 AA23 AA27 BB20 4B063 QA13 QQ02 QQ16 QQ42 QS10 QS25 QS39

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後の分析のための生物サンプルの収集及び保管のための装置
    であって、 内容物が明白に分かる前記サンプルの保管のための保管手段を有し、 前記保管手段が、前記生物サンプルと共に消化されるのに適当である装置。
  2. 【請求項2】 前記保管手段は、前記生物サンプルと共に消化されるのに適
    当である材料からなるシートを有し、前記シートの間に前記生物サンプルが保管
    される請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記シートが、双方共に実質的に不可逆的に接着されるよう
    に適合されている請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 基礎シート上に前記生物サンプルが位置付けられるように前
    記基礎シートが配置され、 カバーシートが、実質的に不可逆的に前記基礎シートに接着されている請求項
    3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記カバーシートが、前記基礎シートに対してヒンジ動作で
    固定されている請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記基礎シートに対向する前記カバーシートの表面に取り外
    し可能に固定された裏貼シートをさらに有する請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記カバーシートは、持続的な粘着剤で当該カバーシート全
    体表面に渡って被膜され、前記裏貼シートが固定されていない前記カバーシート
    の一部は、前記カバーシートと前記基礎シートとの間のヒンジ動作可能な接続部
    を構成する請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記粘着剤が、感圧型粘着剤である請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記基礎シートは、当該基礎シートの裏面に印刷されている
    請求項4から8の何れかに記載の装置。
  10. 【請求項10】 バーコードが、前記基礎シートの裏面に印刷されている請
    求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記基礎シートが、一枚の紙である請求項4から10の何
    れかに記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記基礎シートが、一枚の光沢アート紙である請求項11
    記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記カバーシートが、透明なポリプロピレンの膜である請
    求項4から12の何れかに記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記裏貼シートが、剥離紙である請求項6から13の何れ
    かに記載の装置。
  15. 【請求項15】 生物サンプルの分析のためのシステムであって、 前記生物サンプルと共に消化されるように適合され、内容物が明白に分かる前
    記サンプルの保管のための保管手段を具備した前記生物サンプルの収集及び保管
    のための装置と、 分析のために、前記サンプルを収納した前記保管手段の少なくとも一部と共に
    前記サンプルの少なくとも一部を取得する取得手段と、 前記保管手段の少なくとも前記一部と共に前記サンプル又は前記サンプルの一
    部を消化する消化手段と、 前記サンプルを分析するための分析手段と、を有するシステム。
  16. 【請求項16】 前記装置が、請求項1から14の何れかに記載の装置であ
    る請求項15記載のシステム。
  17. 【請求項17】 穴パンチ加工により、前記サンプルを収納した前記保管手
    段の一部と共に分析のための前記サンプルの一部を取得する請求項15又は16
    に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記サンプルが、アルカリ抽出において消化される請求項
    15から17の何れかに記載のシステム。
  19. 【請求項19】 前記サンプルが、PCRにより増幅処理され、DNAの配
    列が決定される請求項15から18の何れかに記載のシステム。
  20. 【請求項20】 後の分析のための生物サンプルの収集及び保管方法であっ
    て、 前記生物サンプルと共に消化されるのに適当であり、内容物が明白に分かる前
    記サンプルの保管のための保管手段を具備した前記生物サンプルの収集及び保管
    のための装置を準備する準備工程と、 前記サンプルを前記保管手段に保管する保管工程とからなる収集及び保管方法
  21. 【請求項21】 前記装置が、請求項1から14の何れかに記載の装置であ
    る請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記生物サンプルが、所定の延長された期間保管される請
    求項20又は21記載の方法。
  23. 【請求項23】 生物サンプルの分析方法であって、 前記生物サンプルと共に消化されるのに適当であり、内容物が明白に分かる前
    記サンプルの保管のための保管手段を具備した生物サンプルの保管のための装置
    を準備する準備工程と、 前記サンプルを収納した前記保管手段の少なくとも一部と共に前記サンプルの
    少なくとも一部を取得する取得工程と、 前記保管手段の少なくとも前記一部とともに、前記サンプル或いは前記サンプ
    ルの一部を消化する消化工程と、 前記サンプルを分析する分析工程と、を有する分析方法。
  24. 【請求項24】 前記装置が、請求項1から14の何れかに記載の装置であ
    る請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記サンプルの一部が、穴パンチ機により前記装置から外
    へパンチ加工される請求項23又は24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記サンプルが、アルカリ抽出において消化される請求項
    23から25の何れかに記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記サンプルが、PCRにより増幅処理され、DNAの配
    列が決定される請求項23から26の何れかに記載の方法。
  28. 【請求項28】 後の分析のための生物サンプルの収集及び保管のための装
    置であって、 前記生物サンプルが基礎シートに位置付けられるように配置された基礎シート
    と、 前記基礎シートに対してヒンジ動作で固定され、前記基礎シートとカバーシー
    トとの対向する表面の少なくとも実質的な一部を覆うように、前記基礎シートに
    対して実質的に不可逆的に接着されて固定されるように適合されたカバーシート
    と、 前記基礎シートに対向する前記カバーシートの表面に取り外し可能に固定され
    た裏貼シートと、を有する装置。
  29. 【請求項29】 前記基礎シートは、当該基礎シートの裏面に印刷されてい
    る請求項28記載の装置。
  30. 【請求項30】 バーコードが、前記基礎シートの裏面に印刷されている請
    求項28記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記基礎シートが、一枚の紙である請求項28から30の
    何れかに記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記基礎シートが、光沢アート紙である請求項31記載の
    装置。
  33. 【請求項33】 前記カバーシートが、持続的な粘着剤で当該カバーシート
    全体表面に渡って被膜され、前記裏貼シートが固定されていない前記カバーシー
    トの一部が、前記カバーシートと前記基礎シートとの間のヒンジ動作可能な接続
    部を構成する請求項28から32の何れかに記載の装置。
  34. 【請求項34】 前記粘着剤が、感圧型粘着剤である請求項33記載の装置
  35. 【請求項35】 前記カバーシートが、透明なポリプロピレンの膜である請
    求項28から34の何れかに記載の装置。
  36. 【請求項36】 前記裏貼シートが、剥離紙である請求項28から35の何
    れかに記載の装置。
  37. 【請求項37】 生物サンプルの収集及び保管方法であって、 基礎シートが、当該基礎シートに対してヒンジ動作で固定されたカバーシート
    を有し、前記カバーシートが、前記基礎シートと前記カバーシートとの対向する
    表面の少なくとも実質的な一部を覆うように、前記基礎シートに対して実質的に
    不可逆的に接着されて固定されるように適合されており、前記カバーシートに取
    り外し可能に固定された裏貼シートを支持しており、 前記生物サンプルを、前記基礎シートに付着させる付着工程と、 前記裏貼シートを取り外す取外工程と、 前記カバーシートを、前記基礎シート及び/又は前記基礎シートに位置された
    前記生物サンプルに、実質的に不可逆的に接着させる接着工程と、を有する収集
    及び保管方法。
  38. 【請求項38】 請求項1から14の何れかに記載のサンプル収集装置と、 生物サンプルを収集するためのサンプリング装置と、を有するキット。
JP2001521774A 1999-09-03 2000-09-01 サンプリングシステム Expired - Lifetime JP4071497B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU2658 1990-10-05
AUPQ2658A AUPQ265899A0 (en) 1999-09-03 1999-09-03 Sampling system
PCT/AU2000/001039 WO2001018239A1 (en) 1999-09-03 2000-09-01 Sampling system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003508770A true JP2003508770A (ja) 2003-03-04
JP4071497B2 JP4071497B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=3816828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001521774A Expired - Lifetime JP4071497B2 (ja) 1999-09-03 2000-09-01 サンプリングシステム

Country Status (12)

Country Link
US (1) US20070087323A1 (ja)
EP (1) EP1210459B1 (ja)
JP (1) JP4071497B2 (ja)
AT (1) ATE397892T1 (ja)
AU (1) AUPQ265899A0 (ja)
CA (1) CA2379479C (ja)
DE (1) DE60039176D1 (ja)
DK (1) DK1210459T3 (ja)
ES (1) ES2310171T3 (ja)
NZ (1) NZ516589A (ja)
PT (1) PT1210459E (ja)
WO (1) WO2001018239A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189123A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Nitto Denko Corp サンプル保管用シート及びサンプル保管方法
JP2005189122A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Nitto Denko Corp サンプル保管用シート及びサンプル保管方法
JP2009300448A (ja) * 2002-11-22 2009-12-24 Genvault Corp 密閉型サンプル保存エレメントシステムおよび方法
JP2010502991A (ja) * 2006-09-06 2010-01-28 ピーター・エイ・ケイ・ヨン 収納式分解生物分子採集スワブシステム
JP2018063249A (ja) * 2015-10-13 2018-04-19 スリーディーバイオプシー インコーポレイテッド 生検試料キャリア
JP2021535404A (ja) * 2018-08-23 2021-12-16 エッセンリックス コーポレーション アッセイプレート、分離シート、フィルタ、及びサンプル配置マーク

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6607699B1 (en) * 2000-08-03 2003-08-19 Her Majesty The Queen In Right Of Canada, As Represented By The Solicitor General Acting Through The Commissioner Of The Royal Canadian Mounted Police Hair root collection kit
WO2003046210A1 (en) * 2001-11-29 2003-06-05 Agresearch Limited Method of sampling
US7470399B2 (en) 2004-05-29 2008-12-30 Abraham Oommen Device for collection, storage, retrieval and shipping of hair follicles from animals
DE102006007315A1 (de) * 2006-02-16 2007-08-30 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Probensammelverfahren und Probensammeleinrichtung
EP2257377A1 (en) * 2008-02-26 2010-12-08 Allan David Morrison Cassette and method for plant sampling
CN102089444A (zh) 2008-05-14 2011-06-08 德玛泰克国际公司 利用核酸分析方法来诊断黑素瘤和太阳能雀斑
WO2010031007A2 (en) 2008-09-12 2010-03-18 Genvault Corporation Matrices and media for storage and stabilization of biomolecules
US10709428B2 (en) * 2015-05-01 2020-07-14 Dermtech, Inc. Non-invasive skin collection system
RU2616242C1 (ru) * 2016-03-31 2017-04-13 Общество с ограниченной ответственностью "Биологическая среда" Устройство для сбора, хранения и транспортировки биологического материала живых организмов и растений
DE102016118968B4 (de) 2016-10-06 2018-04-26 Eberhard Karls Universität Tübingen Medizinische Fakultät System zur Asservation von Haarproben
EP3752645A4 (en) 2018-02-14 2022-04-13 Dermtech, Inc. NEW GENE CLASSIFIERS AND THEIR USES IN NON-MELANOMA SKIN CANCERS
EP3842541A4 (en) * 2018-10-10 2022-11-16 Blanco, Sergio DNA COLLECTION FILM AND METHODS OF COLLECTION, PURIFICATION AND SEQUENCING
US11578373B2 (en) 2019-03-26 2023-02-14 Dermtech, Inc. Gene classifiers and uses thereof in skin cancers
USD966300S1 (en) 2021-02-16 2022-10-11 Dermtech, Inc. Computer display panel with a graphical user interface for a dermatology report
USD988399S1 (en) 2021-02-16 2023-06-06 Dermtech, Inc. Dermatology report document
USD989861S1 (en) 2021-02-16 2023-06-20 Dermtech, Inc. Dermatology report document
USD966299S1 (en) 2021-02-16 2022-10-11 Dermtech, Inc. Computer display panel with a graphical user interface for a dermatology report
US20230408377A1 (en) * 2022-06-17 2023-12-21 Curated Leaf Services LLC dba PhenoXpress Systems and Methods for Plant Sample Collection and Extraction

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3965888A (en) * 1975-02-12 1976-06-29 Brenner And Bender, Inc. Specimen collector and holder
JPS5653445A (en) * 1979-07-09 1981-05-13 Levine Robert A Feces sampler
JPH02140362U (ja) * 1989-04-20 1990-11-22
JPH0448243A (ja) * 1990-06-18 1992-02-18 Michirou Shibazaki 培地付きフィルターとその使用方法
JPH07289265A (ja) * 1994-04-28 1995-11-07 Nippon Shinyaku Co Ltd アドレナリン受容体遺伝子
JPH10132800A (ja) * 1996-09-05 1998-05-22 S R L:Kk 体液分離シートと一体型の検体保護容器
JPH10206301A (ja) * 1997-01-17 1998-08-07 Tatsuo Oguro 電子顕微鏡観察用、生体標本作成方法および生体標本カード

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2006744A (en) * 1935-07-02 Finger print recorder
US3675844A (en) * 1970-03-09 1972-07-11 Sterling Coated Materials Ltd Envelope with sealing means
US3733025A (en) * 1971-06-10 1973-05-15 Tension Envelope Corp Easy opening envelope
US4535930A (en) * 1984-01-16 1985-08-20 Nekoosa Envelopes, Inc. Overnight letter envelope
US4706600A (en) * 1986-11-10 1987-11-17 Crisis Communication, Inc. Kit for making sets of transparent fingerprints using differential adhesion
US5149386A (en) * 1987-08-10 1992-09-22 Alcan International Limited Tamper-evident structures
US4805468A (en) * 1988-02-12 1989-02-21 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Fiber collection and storage device
US5985327A (en) * 1988-10-05 1999-11-16 Flinders Technologies Pty. Ltd. Solid medium and method for DNA storage
US5101970A (en) 1990-09-10 1992-04-07 Turner Mike L Personal identification system
US5211286A (en) 1990-09-10 1993-05-18 Turner Mike L Personal identification system
JP3247918B2 (ja) * 1993-06-18 2002-01-21 株式会社共和 医療用絆創膏及びその施用方法
US6016345A (en) * 1993-11-02 2000-01-18 Home Access Health Corporation Method and system for anonymously testing for a human malady
US5432097A (en) * 1993-11-09 1995-07-11 Yourno; Joseph Method for recovery of blood cells from dried blood spots on filter paper
US5415290A (en) * 1993-12-02 1995-05-16 Merkley; John R. Comic book protection cover system
WO1996015038A1 (de) * 1994-11-14 1996-05-23 Heinrich Lindenbeck Mehrweg-versandtasche
US5582298A (en) * 1995-05-16 1996-12-10 Uarco Incorporated Business form including a sampling kit
US5709746A (en) * 1996-06-25 1998-01-20 Moore Business Forms, Inc. Self-contained fingerprint kit
US5856102A (en) 1997-02-26 1999-01-05 Bierke-Nelson; Diane Lynn Home/self-storage to improve DNA banking
JP3742705B2 (ja) * 1997-03-28 2006-02-08 日油技研工業株式会社 温度履歴インジケーターシート
US5939259A (en) * 1997-04-09 1999-08-17 Schleicher & Schuell, Inc. Methods and devices for collecting and storing clinical samples for genetic analysis
US5858770A (en) * 1997-09-30 1999-01-12 Brandeis University Cell culture plate with oxygen and carbon dioxide-permeable waterproof sealing membrane
JPH11166929A (ja) * 1997-10-03 1999-06-22 Sekisui Chem Co Ltd 検査用貼付剤及び検査方法
US6162485A (en) * 1998-05-07 2000-12-19 Wallace Computers Services, Inc. Fingerprinting system and method
US6007104A (en) * 1998-06-04 1999-12-28 Draper; Brad E. Combined medical device and form
KR100326937B1 (ko) * 1998-09-23 2002-03-13 정연보 접착성 쉬트로 사람의 표피 dna 샘플을 획득하는 방법
US6187540B1 (en) * 1998-11-09 2001-02-13 Identigene, Inc. Method of newborn identification and tracking
US20020123061A1 (en) * 1999-03-01 2002-09-05 Florrye Cleveland Multiple use non-species specific genetic material collection and storage kit
US20020192742A1 (en) * 1999-12-17 2002-12-19 Masashi Ushiyama Microorganism incubator and microorganism culture medium comprising the same
US6607699B1 (en) * 2000-08-03 2003-08-19 Her Majesty The Queen In Right Of Canada, As Represented By The Solicitor General Acting Through The Commissioner Of The Royal Canadian Mounted Police Hair root collection kit
US6260885B1 (en) * 2000-09-01 2001-07-17 John M. Massimo, Sr. Latent fingerprint lifting and recordation device

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3965888A (en) * 1975-02-12 1976-06-29 Brenner And Bender, Inc. Specimen collector and holder
JPS5653445A (en) * 1979-07-09 1981-05-13 Levine Robert A Feces sampler
JPH02140362U (ja) * 1989-04-20 1990-11-22
JPH0448243A (ja) * 1990-06-18 1992-02-18 Michirou Shibazaki 培地付きフィルターとその使用方法
JPH07289265A (ja) * 1994-04-28 1995-11-07 Nippon Shinyaku Co Ltd アドレナリン受容体遺伝子
JPH10132800A (ja) * 1996-09-05 1998-05-22 S R L:Kk 体液分離シートと一体型の検体保護容器
JPH10206301A (ja) * 1997-01-17 1998-08-07 Tatsuo Oguro 電子顕微鏡観察用、生体標本作成方法および生体標本カード

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300448A (ja) * 2002-11-22 2009-12-24 Genvault Corp 密閉型サンプル保存エレメントシステムおよび方法
JP2005189123A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Nitto Denko Corp サンプル保管用シート及びサンプル保管方法
JP2005189122A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Nitto Denko Corp サンプル保管用シート及びサンプル保管方法
JP2010502991A (ja) * 2006-09-06 2010-01-28 ピーター・エイ・ケイ・ヨン 収納式分解生物分子採集スワブシステム
JP2018063249A (ja) * 2015-10-13 2018-04-19 スリーディーバイオプシー インコーポレイテッド 生検試料キャリア
JP7078248B2 (ja) 2015-10-13 2022-05-31 トリオプシー メディカル インコーポレイテッド 生検試料キャリア
JP2021535404A (ja) * 2018-08-23 2021-12-16 エッセンリックス コーポレーション アッセイプレート、分離シート、フィルタ、及びサンプル配置マーク

Also Published As

Publication number Publication date
EP1210459A1 (en) 2002-06-05
DK1210459T3 (da) 2008-10-27
AUPQ265899A0 (en) 1999-09-30
EP1210459A4 (en) 2005-07-27
DE60039176D1 (de) 2008-07-24
ATE397892T1 (de) 2008-07-15
NZ516589A (en) 2002-08-28
EP1210459B1 (en) 2008-06-11
WO2001018239A1 (en) 2001-03-15
CA2379479A1 (en) 2001-03-15
JP4071497B2 (ja) 2008-04-02
ES2310171T3 (es) 2009-01-01
PT1210459E (pt) 2008-08-04
CA2379479C (en) 2011-08-30
US20070087323A1 (en) 2007-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003508770A (ja) サンプリングシステム
US20060014298A1 (en) Method and kitset for sampling and storage of biological samplies
AU752275B2 (en) Method and device for withdrawing biological samples
KR100586106B1 (ko) 샘플 수집 및 초기 준비를 위한 장치, 샘플 수집 방법 및 동물 개체군 분류 방법
US6509187B2 (en) Method and device for collection and preparation of tissue samples for molecular genetic diagnostics
US20010048756A1 (en) Method of newborn indentification and tracking
US20210008548A1 (en) Integrated system for nucleic acid amplification and detection
JP2005534943A (ja) 試料採取装置
US10690572B2 (en) Direct specimen collection device and cassette
US20130295572A1 (en) Simultaneous Acquisition of Biometric Data and Nucleic Acid
EP1279331A1 (en) Ear tag adaptable device for taking samples to identify cattle by means of dna
US20150266018A1 (en) Direct specimen collection cassette for automated processing
US7470399B2 (en) Device for collection, storage, retrieval and shipping of hair follicles from animals
AU767822B2 (en) Sampling system
WO2008123499A1 (ja) 検査情報管理システム、検査情報管理装置、検査情報管理プログラム、検査情報管理方法および検体容器セット
US20040116940A1 (en) Device for marking livestock and simultaneously taking tissue samples
WO2003046210A1 (en) Method of sampling
JP2002514306A (ja) インビトロアレルギー診断のためのストリップテスト
WO2004016065A3 (es) SISTEMA Y PROCEDIMIENTO INMUNOCROMATOGRÁFICO PARA LA INDENTIFICACIÓN SIMULTÁNEA DE ANTICUERPOS FRENTE A AGA Y t-TG, Y SU USO EN EL DIAGNOSTICO DE ENFERMEDAD CELIACA
NZ515367A (en) Method and kitset for sampling and storage of biological samples
DE102006020625B3 (de) Verfahren zur Gewinnung und Lagerung von zellhaltigen bzw. DNA-haltigen Proben für molekulargenetische Untersuchungen
WO2003000045A1 (en) Animal identification system
MXPA00011698A (en) Device and method for obtaining and initially preparing tissue samples for molecular genetic diagnosis

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061122

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4071497

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term