JP2003506952A - クロック同期化システムおよび方法 - Google Patents

クロック同期化システムおよび方法

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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 第1の通信装置と第2の通信装置を、その間でディジタル通信を可能にするように同期させるためのクロック同期化システム。第1の装置は第1のクロック信号Faを生成する。第2の装置は第2のクロック信号Fb2を生成する。第2の装置は、第1のPLL回路および第2のPLL回路を含む。第1のPLL回路は、Faを因数Kだけ増加させて信号Fakを生成するように構成される。第2のPLL回路は、Fakを因数Lだけ増加させて信号Fbnを生成するように構成される。第2のPLL回路は、さらにFbnを因数Nだけ減少させて信号Fb2を生成するように構成される。第1のPLL回路および第2のPLL回路は、FaとFb2との間に周波数ロックが達成されるように、K,L,およびNの値を調整するように構成されて、FaとFb2との間に所定の位相ロックを必要としないで第1の装置と第2の装置との間でディジタル通信を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 本発明は一般的にディジタル情報システムに関する。より詳細には、本発明は
2またそれよりも多いディジタル通信システムを高速に同期させる方法およびシ
ステム関する。一態様として、本明細書では、ディジタル通信システム間の高速
同期化を達成するためのカスケード接続PLLユニットを開示する。
【0002】背景技術 システム間でのディジタル情報およびデータの伝送は、一般に使用されるシス
テムの基本的な部分になっている。そのようなシステムに関して、情報内容は、
アナログ形式に対立するものとしてのディジタル形式で送信され、また受信され
る。例えば、テレビジョン、電話、音楽、および、オーディオおよびビデオの他
の形態のようなアナログ送信技術と関連した長い情報は、現在ディジタル形式で
送信されまた受信されている。情報のディジタル形式によって、アナログ信号を
用いて現実的でない信号処理技術が可能になる。大部分の用途では、ユーザは、
受信されている情報のディジタル性を知覚していない。
【0003】 通信の従来の方法は、「実時間」で行われることが多い。例えば、電話の会話
は、実時間で行われる。「生」テレビジョンのスポーツ放送は実時間で行われる
。ユーザは、これらのおよび他のそのような従来方法の通信が実時間であること
を求めるようになっている。このようにして、ディジタル送受信技術およびシス
テムは、情報の実時間の送信および受信を可能にする必要がある。
【0004】 しかし、互いに遠く離れた装置間のディジタル通信は、通常、同一の標本化周
波数の可用性を排除するという点で問題がある。別個のクロッキング階層構造を
定義することができ、さらに共通の分配クロック源を使用することができる場合
を除いて、一方の装置(例えば、送信機)の標本速度と他方の装置(例えば、受
信機)の標本速度との間に差がある。
【0005】 従来技術の図1は、一般的な従来技術のディジタル情報の送信および受信シス
テム100を示す。システム100で、信号源101は、例えばビデオカメラで
あり、アナログ入力信号を生成する。入力信号は、標本化回路ADC(アナログ
ディジタル変換器)102に接続され、そこで標本化され、ディジタルパルス符
号変調信号に符号化される。この信号は、送信リンクを通って標本化回路103
に送信される。標本化回路103は、DAC(ディジタルアナログ変換器)復元
フィルタ104に接続される。標本化回路103は、送信リンクを介して受信さ
れたパルス符号変調信号を標本化する。標本化によってディジタル信号が生成さ
れ、そのディジタル信号が次にDAC復元フィルタに接続され、そこでディジタ
ル信号は復号されフィルタ処理されて出力信号になる。出力信号は信号源101
からの入力信号を表す。
【0006】 通信リンクの両側にある装置間の同期化を維持するために、高度な同期化技術
が開発された。ほとんどの例では、同期化技術は適切に機能する。したがって、
ディジタル通信システム(例えば、ディジタルテレビジョン、ディジタル電話通
信など)は、普及し、広く受け入れられるようになった。通常の従来技術の同期
化技術で得られる同期化性能は、ほとんどの用途(例えば、ディジタルテレビジ
ョン)を意図されたように機能させるのに十分である。
【0007】 従来技術の図2は、一般的な従来技術の同期化方法を使用するディジタル通信
システム200を示す。システム200は、受信装置202にデータ信号を送信
する送信装置201を含む。送信装置201は、送信機クロック信号を位相比較
回路、位相ロックループ(PLL)203に供給する。PLL203は、電圧出
力Voutを生成し、その電圧出力VoutはVCO(電圧制御発振器)205
に接続される。Voutは、VCO205で生成されるクロック信号CLOCK Aの周波
数を制御する。CLOCK Aは分周器204に接続され、その分周器204でCLOCK A
は、一般に大きな整数の因数で割られてクロック信号CLOCK Bを生成する。PL
L203は、CLOCK Bの位相と送信機クロックを比較し、CLOCK Bと送信機クロッ
クが同相になるまでVoutを調整する。
【0008】 送信機クロックとCLOCK Bが同相になった時に、PLL203はロック表示信
号を受信装置202に供給して、受信装置は、現在、送信装置201からのデー
タ信号を標本化するためにCLOCK Bを確実に使用することができるということを
、受信装置に知らせる。この時(例えば、位相ロック)の後で始めて確実な通信
が行われるようになる。
【0009】 留意すべきことであるが、受信装置202は、ほとんどのディジタル通信シス
テムのように特定のレートの名目上の周波数「F」の近くの特定の範囲「F 」内に、受信装置のクロック周波数を調整することができる。送信装置201と
受信装置202の間で通信が開始された時に、送信機クロックと受信機クロック
の間の初期位相差は、0度から180度の範囲内の任意の値である可能性がある
。したがって、周波数と位相を調整することができる速度に基づいて、さらに範
囲の大きさに基づいて、システム200は、位相ロックを得るためにかなりな量
の時間を必要とする。
【0010】 例えば、システム200が、送信機クロック周波数=8kHzで(F/F )=10−5であるISDN中央局ブランチに接続されたDECT(Digital Enhance
d Cordless Telephony、ディジタル高度コードレス電話)システムである場合、
位相ロック時間は最高7秒になる可能性がある。送信機クロック周波数または受
信機クロック周波数(例えば、CLOCK B)がFから外れる場合、位相ロック時
間は、さらに相当に長くなることがある。位相ロックの取得は、両方の周波数の
位相ができるだけ速く互いに接近するように、CLOCK B信号が送信機クロック周
波数からできるだけ大きく外れるように合わされることを必要とする。ここでCL
OCK BがPLL203およびVCO205で調整されるのは遅い。これは、互い
に追いつこうとしている、上り坂の幹線道路の同じエンジン馬力を持った2台の
トラックに似ている。
【0011】 図2のシステム200をさらに参照して、送信装置201と受信装置202の
間の周波数同期化は、両方の装置の位相をPLL203の位相に同期化させるこ
とで達成される。この方法は、よく知られており、当技術分野で広く使用され、
結果として、送信装置201と受信装置202の間で周波数と位相の両方で同時
性を達成することになる。
【0012】 2つの通信装置、すなわち、送信装置201と受信装置202がそれぞれのク
ロックレートをある一定の狭いウィンドウ内で調整することができ、しかもそれ
らのクロック信号の間に初期位相差があると想定すれば、最悪の場合の同期化(
例えば、送信機クロック信号と受信機装置クロック信号CLOCK Bが最初に180
゜位相がずれている場合)に必要な最小時間を計算することができる。Fが8
kHzであり、Fが約10−5(=10ppm)である場合のDECTシステ
ムに関して、位相ロック時間は最高6.5秒に延びる可能性がある。送信機クロ
ック信号または受信装置クロック信号がFから外れる場合、ロック時間は相当
に増加することがある。最悪の場合のロック時間(依然として、送信機クロック
と受信機クロックはFにあると仮定して)は、送信機クロックまたは受信機ク
ロックのサイクル所要時間、開始位相差Pdo=62.5μs、およびFとF の間の最大可能サイクル所要時間差10−5/F=1.25ns(ここでF およびFはそれぞれ送信機クロックおよび受信機クロックである)から計算
することができる。位相ロックを取得するには、両方の周波数の位相ができるだ
け速く互いに接近するように、2つの周波数の一方(FまたはF)が、他方
からできるだけ大きく外れるように合わせられることが必要である。それによっ
て、Pdo=62.5μsの初期位相差は、Fの1サイクル当たり約1.25
ns刻みで減少し、Fの-50,000サイクルを要し、これは、−6.25μsに
位相ロックループ回路PLLの実施損を加えたものに等しい。
【0013】 有用な通信が始まる前に、電話機が鳴る度に同期化は行われなければならない
。システム200で、有用な通信が始まる前に、電話機が鳴るたびに、位相ロッ
クが行われなければならない。同期化の前に、2つのディジタル電話装置の間に
確実な通信が設定されることはない。さらに、いくつかのディジタル電話装置で
は、装置の仕様で、同期化取得中(例えば、安定なロック条件が達成される前)
にその通信回路を不能にすることが必要である可能性がある。その理由は、同期
化取得時に周波数が指定された範囲から外れる可能性があるからである。
【0014】 より近代的な通信装置の大部分は、頻繁に設定され解放される接続に依拠し、
さらに同調範囲Fが狭くなっていることから、これによって、ますます問題の
ある状況が生じている。通信リンクは、できるだけ高速に必要に応じて設定され
、その後で、もう必要でなくなった時にできるだけ高速に解放される(例えば、
最良に、周波数帯域を維持し、高いシステム利用率を達成し、より多くの顧客に
サービスするなどのために、)。
【0015】 このようにして、必要とされることは、従来技術の遅い同期化の制限を克服す
るディジタル送信のシステムである。必要とされるシステムは、高速周波数ロッ
クを達成するディジタル送信システムおよびディジタル受信システムを可能にし
なければならない。必要とされるシステムは、必要に応じて安定な通信リンクを
高速に設定することができなければならない。本発明は、これらの要求に対して
新規な解決法を提供する。
【0016】発明の開示 本発明は、従来技術の遅い同期化の制限を克服するディジタル送信の方法およ
びシステムを提供する。本発明のシステムは、高速な周波数ロックを達成するデ
ィジタル送信システムおよびディジタル受信システムの方法およびシステムを提
供する。本発明のシステムは、必要に応じて安定な通信リンクを高速に設定する
ことができる。
【0017】 一実施形態では、本発明は、第1の通信装置(例えば、ディジタルPBXまた
は中央局)と第2の通信装置(例えば、ディジタル電話機)を、その間でディジ
タル通信を可能にするように同期させるクロック同期化システムとして、DEC
T電話システムで実施される。第1の装置は第1のクロック信号Faを生成する
。第2の装置は、第2のクロック信号Fb2を生成する。第2の装置は、第1の
PLL回路および第2のPLL回路を含む。第1のPLL回路は、因数KだけF
aを増加させて信号Fakを生成するように構成されている。第2のPLL回路
は、因数LだけFakを増加させて信号Fbnを生成するように構成されている
。第2のPLL回路は、さらに、因数NだけFbnを減少させて信号Fb2を生
成するように構成されている。第1のPLL回路および第2のPLL回路は、周
波数ロックがFaとFb2との間に達成されるようなK、L、およびNの値を使
用して、設計されている。したがって、FaとFb2との間の位相ロックを必要
としないで、第1の装置と第2の装置との間にディジタル通信が可能になる。こ
のようにして、本発明のシステムは、第1の装置と第2の装置との間に高速な同
期化を達成する。
【0018】 ほとんどのディジタル通信システムの用途で、0度の位相ロックを実際に達成
することは必要でないということを利用して、本発明はその利点を実現する。位
相が時間にわたってドリフトしないことを前提として、位相は任意でありながら
、正確な周波数ロックを有することで十分である。位相ロックに対立するものと
しての周波数ロックだけを用いて、同期化したがって通信を達成することができ
るということが、本発明のシステムで利用される主要な属性である。位相ロック
の達成は、周波数ロックの達成よりもかなり多くの時間を必要とする。周波数ロ
ックを達成するように設計を最適化することで、本発明のシステムは、従来技術
のシステムで可能であるよりも遥かに高速な同期化を実現する。
【0019】 この明細書の一部に組み込まれ、明細書の一部を形成する添付の図面は、本発
明の実施形態を図示し、記述と共に、本発明の原理を説明するのに役立つ。
【0020】発明を実施の最良の形態 ここで、本発明、すなわちディジタル通信システム間の同期化を高速に達成す
る方法およびシステムの好ましい実施形態を詳細に参照する。その実施形態のい
くつかの例を添付の図面に示す。本発明は好ましい実施形態に関連して説明する
が、それは本発明をこれらの実施形態に限定する意図でないことは理解されるで
あろう。それどころか、添付の特許請求の範囲で定義されるような本発明の精神
および範囲内に含まれる可能性のある変更形態、修正形態および均等形態を、本
発明は含む意図である。さらに、本発明についての下記の詳細な説明で、本発明
を完全に理解できるようにするために、数多くの特定の詳細を示す。しかし、当
業者には明らかであろうが、これらの特定の詳細なしに本発明を実施することが
できる。他の例では、よく知られている方法、手順、構成要素および回路は、本
発明の態様を不必要に不明瞭にしないために詳細に説明しなかった。
【0021】 本発明は、従来技術の遅い同期化の制限を克服するディジタル送信の方法およ
びシステムを提供する。本発明のシステムは、高速な周波数ロックを達成するデ
ィジタル送信システムおよびディジタル受信システムを提供する。本発明のシス
テムは、必要に応じて安定な通信リンクを高速に設定することができる。大部分
のディジタル通信の用途に関して、0度の位相ロックを実際に達成することは必
要でないということを利用して、本発明はその利点を実現する。位相が時間にわ
たってドリフトしないことを前提として、2つの装置(例えば、送信装置と受信
装置)の間の位相差は任意でありながら、正確な周波数ロックを設定することで
、安定でグリッチのない通信を実現することができる。本発明の方法およびシス
テムは、非常に高速で高精度な周波数ロックを達成するように最適化されて、従
来技術のシステムで可能であるより遥かに高速な同期化を実現する。本発明およ
びその利点は下でさらに説明する。
【0022】 ここで図3を参照して、本発明に一実施形態に従ったディジタル通信システム
300のブロック図を示す。第1のディジタル通信装置COM−A301を図3
の左側に示す。COM−A301は、図3の右側の第2のディジタル通信装置C
OM−B302と通信する。COM−A301およびCOM−B302は、線路
304で表されるデータチャネルを介して通信する。クロック信号CLOCK FAが別
個のチャネル305上でCOM−A301から送信される。CLOCK FAによって、
DATA信号を標本化し、また、それから通信情報を回復することができるよう
になる。CLOCK FAは同期化回路303に接続される。同期化回路303は、図3
の点線で囲まれた領域内に示されるように、いくつかの構成要素を含む(例えば
、構成要素310から316)。同期化回路303は、同期の取れたクロック信
号CLOCK Fb2およびロック表示信号LOCK INDICATIONをCOM−B302に供給
することで、部分的に機能する。
【0023】 同期化回路303は、構成要素310から316を含む。クロックFAは、基
準クロック信号として第1のPLL312に接続される。PLL312は電圧出
力Vout1を生成し、この出力を同調制御信号としてVCO310に接続する。V
CO310は出力クロック信号CLOCK Fakを生成し、この信号を分周器311に
接続し、さらに基準クロック信号として第2のPLL315に接続する。分周器
311(例えば、DIVK1)は、CLOCK Fakを整数の因数Kで割り、クロック
信号CLOCK Fb1を生成し、この結果として得られた信号をPLL312のVAR
入力に接続することで機能する。
【0024】 このようにして、構成要素310から312は、実効的にCLOCK FAに整数因数
Kを掛ける第1のPLL回路として機能する。PLL312は、CLOCK Fb1とCL
OCK FAとの間に位相ロックを達成するように、Vout1を調整して、それによってC
LOCK FakとCLOCK FAとの間に周波数ロックを達成する。
【0025】 また、同期化回路300は構成要素313から316を含む。上で説明したよ
うに、PLL315は信号クロックFakを基準信号として受け取る。PLL3
15は、電圧出力Vout2を生成し、この出力を同調制御信号としてVCXO31
3(VCXO2)に接続する。VCXO313は、出力クロック信号CLOCK Fbn
を生成し、この信号を分周器314(DIVL2)および分周器316(DIV
N2)に接続する。分周器314は、CLOCK Fbnを整数因数Lで割るように動作
することができる。分周器316は、CLOCK Fbnを整数因数Nで割るように動作
することができる。分周器314の出力は、PLL315のVAR入力に接続さ
れる。分周器316の出力は、同期を取られたクロック信号CLOCK Fb2としてC
OM−B302に接続される。
【0026】 このようにして、構成要素313から316は第2のPLL回路として部分的
に機能し、その第2のPLL回路は、CLOCK Fakに整数の因数Lを掛け、その結
果得られた信号を整数の因数Nで割って、同期を取られたクロック信号CLOCK Fb
2を得る。このようにして、同期化回路303は同期を取られたクロック信号(
CLOCK Fb2)を受信機装置COM−B302に供給し、その受信機装置COM−
B302は送信機装置のクロック信号(CLOCK FA)に正確に周波数ロックされる
。PLL315はさらにロック表示信号(LOCK INDICATION)を受信装置COM
−B302に供給し、その受信装置COM−B302は正確な周波数ロックが達
成された時を表示する。
【0027】 さらに図3を参照して、本発明に従って、理解されるべきことであるが、CO
M−A301とCOM−B302との間の通信にとって、位相ロックを達成する
ことは必要でない。必要なことは、COM−A301とCOM−B302との間
の初期位相差の絶対値が接続全体にわたって適度に一定に保持されること、およ
び周波数ロックが達成されることだけである。周波数ロックは、CLOCK Fb2をCL
OCK FAに合せることで実質的に瞬時に達成することができるので、本発明の方法
によって、ロックを達成する時間はかなり減少する。
【0028】 従来技術の同期化方法に関して、ロック時間は比較周波数(例えば、CLOCK FA
)と内蔵されたVCXOの同調範囲とに主に依存することは示されている。比較
周波数を高くすることができれば、例えば100倍にすることができれば、位相
ロックを達成するにはこの高められた比較周波数の50,000サイクルを要す
るが、明らかに高くする前に要した時間の100分の1だけかかる。
【0029】 このようにして、本発明に従って、比較周波数(例えば、CLOCK FA)をK倍に
増加して、同調範囲の広い非常に敏捷なVCO(例えば、VCO310)を備え
たPLL(例えば、PLL312)を有する第1のPLL回路(例えば、構成要
素310から312)を使用してロック時間を減少させる。次に、結果として得
られた周波数CLOCK Fakはさらに、VCXO(例えば、VCXO313)を備え
たPLL(例えば、PLL315)を有する第2のPLL回路(例えば、構成要
素313から316)を使用してL倍に高くされる。ここでVCXO(例えば、
VCXO313)は、周波数FBN(CLOCK Hbn)を生成し、通信シス
テムインタフェース仕様で要求されるような狭い同調範囲を有する。
【0030】 本発明に従って、K・L=NでCLOCK FA・K・L=CLOCK FAK・L=CLOCK Fb2であるように
、Lが選ばれる。分周期311、VCO310およびPLL312は、PLL3
15のための比較周波数を整数因数Kだけ増加させ、それによって、PLL31
5のロック時間を因数Kだけ減少させる。それから、VCXO313および分周
期316で生成された信号CLOCK Fbnは、受信装置COM−B302のための所
望の周波数のロックされた信号CLOCK Fb2を生成する。
【0031】 本発明に従って、PLL312およびPLL315の両方は、よく知られてい
る標準技術および構成要素を使用し、したがって、容易に開発することができ、
さらに経済的に作ることができる。PLL312は位相・周波数検出器を使用し
て、同調範囲が広いVCO310を用いても高速で確実なロックを達成する。P
LL315はEXORまたはJ・Kフリップフロップ位相検出器を使用して、P
LL312に接続されたVCO310の出力周波数がPLL315のロック範囲
の外にある時でも、 PLL315に接続されたVCXO313がその中心周波
数(例えば、CLOCK Fbn)近くで動作することを保証する。これは、CLOCK FAが
あるべき所になく、さらにCLOCK Fakが不適性である時でも、PLL315が影
響を受けないことを保証することである。VCO310の出力周波数(例えば、
CLOCK Fak)がPLL315のロック範囲から遠く外れている場合、PLL31
5への望ましくない影響は避けることができる。本実施形態では、±0.5..
.2%の偏差を提案する。
【0032】 留意すべきことであるが、CLOCKFakのPLL315に及ぼす上記の望
ましくない影響は、また、PLL315のループフィルタ帯域幅にも依存してい
る。下の図5、6は、2つの異なる送信機装置クロック周波数を入力される様々
な種類の位相比較器についてのシミュレーション結果を示して、PLL315に
組み込むための位相検出器の種類を選ぶ条件を示す。
【0033】 さらに図3のシステム300を参照して、さらに留意すべきことであるが、理
解し易くするために、同期化回路303は分周器因数(例えば、分周器311、
314および316の、それぞれ因数K、LおよびN)として整数値を持つもの
として述べるが、例えばマルチモジュラスプレスケーラおよび端数N合成装置の
ような標準技術を使用して、非整数値もまた因数K、LおよびNに使用することが
できることは理解しなければならない。
【0034】 特に、本実施形態では、因数値は次の通りである。すなわち、N=3456、
CLOCK FA=8kHz、K=216、CLOCK Fak=1.728MHz、L=16、
およびCLOCK Fbn=27.648MHzである。ロック時間は、PLL132で
約50msであり、PLL315で約30msである。したがって、同期化回路
303の全体的なロック時間は約100msである。一般的な従来技術の回路の
一般的なロック時間約6250ms以上に比べて有利である。
【0035】 VCO310の出力周波数範囲は、CLOCK Fak=K・CLOCK FA・(1±[1..
.2]・10−2)で書き表すことができる。
【0036】 VCOX313の出力周波数範囲は、CLOCK Fbn=N・CLOCK Fb2=L・CLOC
K Fbk=N・F・(1±10−5)で書き表すことができる。
【0037】 ロックが達成された後で、CLOCK Fb2=L・CLOCK Fbk/N=L・CLOCK Fak
/N=K・L・CLOCK Fb1/N=K・L・CLOCK FA/N=CLOCK FA、である。 留意すべきことであるが、システム300は非常に高速に位相ロックを達成す
るが、CLOCKFb2に位相飛越しは見られない。これは非常に重要な特徴であり、例
えばディジタル無線リンクの位相取得中でも、システム300の中断することの
ない動作のために重要な利点となる。システム仕様の許容範囲内のほんの僅かな
周波数変動が起こっても、ロック条件が満たされるや否や、その変動は消えてな
くなる。本発明に従って、PLL312と315の両方がロックした時に、信号
CLOCKFb2は明瞭になり、CLOCKFAに対して一定の位相差を持つ。
【0038】 ここで図4を参照して、本発明の他の実施形態に従ったシステム400を示す
。システム400は、図3のシステム300に実質的に類似しているが、システ
ム400は全ディジタルの実施であり、一方でシステム300は本質的にアナロ
グの実施である(例えば、PLL312/VCO310について)。このように
して、システム400は、本発明が実施に関してアナログ構成要素またはディジ
タル構成要素だけに限定されないことを示している。理解し易くするために、シ
ステム400は、本発明を理解するために必要な基本的な構成要素を示す。
【0039】 正確な中心周波数および同調範囲を有するアナログVCO(例えば、図3のV
CO310)を作ることは困難であるか、不利益であるかまたは高価である可能
性があるので、システム400の実施形態は、全ディジタルの実施を説明するた
めに示す。システム400は、全ディジタルPLL(ADPLL)の実施変形を
示す。ADPLL組立てブロックおよびその特性は、当技術分野ではよく知られ
ており、安価な標準部品が一般に入手可能である。差を示すために、システム3
00の同等なVCO(例えば、VCO310)を、システム400でディジタル
性を反映するためにDCO1 410に名前を変更した。DCO1 410の中
心周波数は、分周器430での因数Mによる割り算を経てVCXO413から得
られる。DCO1 410の出力周波数CLOCK Fakは、 CLOCK Fak=CLOCK Fbn/M・(3+C)/6 で書き表すことができる。ここでC∈{−1,0,+1}であり、CLOCK FAのサ
イクルごとに一度決定し直される。
【0040】 留意すべきことであるが、システム400で、Cの値の変化は避けることがで
きないが、この変化は信号CLOCK Fakに現れる好ましくないスプリアスにつなが
る。スプリアス信号は避けることができないが、Mの値を選ぶことでその電力ス
ペクトラム密度分布に影響を及ぼすことができる。例えば、M=L/2で、DC
O1 410に望ましい中心周波数が得られるが、スプリアス信号のエネルギの
大部分は出力周波数に非常に近くて、VCXO413のCLOCK Fbnでのスプリア
ス信号にもつながる。このようにして、本発明では、信号CLOCK Fakのスプリア
ス信号が出力周波数の中心から離れ、PLL415に接続されたVCXO 31
3のループフィルタを通過しないようにフィルタ除去することができるように、
Mの値を修正する。上の式に従って、因数Mを各方向で最高30%だけ修正する
ことができ、それによって、スプリアス信号を所望の周波数から500kHzよ
りも遠くへ離すことができる。
【0041】 高速同期化およびシステム実施についてのさらなる議論に関して、読者はSt
efan Ottの1998年3月23日出願の米国特許出願第09/046,
890号「A METHOD AND SYSTEM FOR RAPIDLY ACHIEVING SYNCHRONIZATION BETW
EEN DIGITAL COMMUNICATIONS SYSTEMS(ディジタル通信システム間の高速同期化
達成方法およびシステム)」を参照されたい。この特許出願は参照により本明細
書に組み込まれる。本発明は、プログラマブル論理装置(PLD、LCA、FP
GAなど)または特別注文のASIC(用途特定集積回路)に対立するものとし
て標準の安価な構成要素で実施できるという利点を提供する(例えば、図3のシ
ステム300または図4のシステム400)。
【0042】 図5は、システム400のPLL415の出力(例えば、Vout2)の直流成分
の一連のグラフを示す。上記のように、PLL415の出力は、VCXO 41
3で生成されるCLOCK Fbkの周波数を調整する。グラフ501、502、および
503は、システム400の動作のシミュレーション結果を示す。特に、最適の
PLL構成要素(例えば、グラフ501および502)および最適でない構成要
素(例えば、グラフ503)で生成されるようなVout2のフィルタ処理された直
流成分のシミュレーション結果を示す。グラフ501〜503の各々について、
Vout2の振幅を縦軸に表し、VAR/REF周波数偏差を水平軸に表す。グラフ
501は、EXOR位相検出器(CD4046内のPC1)を使用してPLL4
15を実現した場合を示す。グラフ502は、JK・FF位相検出器(74HC
4046内のPCIII)を使用してPLL415を実現した場合を示す。グラフ
503は、位相・周波数検出器(CD4046内のPCII)を使用してPLL4
15を実現した場合を示す。留意すべきことであるが、グラフ501〜503は
、また、図3のPLL315の結果を反映すると解釈することもできる。その理
由は、PLL315およびPLL415は、システム300および400での動
作および実施が実質的にほぼ同等であるからである。
【0043】 本実施形態では、入力周波数偏差にわたって非常に「平坦な」出力を有するP
LL構成要素を、PLL415を実現するために選ぶことが非常に望ましい。CL
OCK Fb2の安定性を維持するために、アンロック条件にある時でも、Vout2はで
きるだけ平坦でなければならない。グラフ501および502は、適切な実施に
ついてのシミュレーション結果を示す。不連続510、520および530は周
波数差に対する感度を示す。グラフ501および502で、システム300およ
び400の最適な動作に必要とされるように、Vout2は比較的大きな周波数偏差
に対して実質的に平坦である。グラフ501および502で示されるように、Vo
ut2は大きな周波数偏差に対してもVout2の範囲のほぼ中心になければならない。
しかし、グラフ503で、Voutは負と正の偏差に対して非常に異なっており
、システム400の余り適切でない性能の結果となる。したがって、この種の位
相・周波数検出器はPLL315または415に使用すべきではない。
【0044】 図6は、PLL415の出力の直流成分の第2の一連のグラフを示す。グラフ
601、602および603は、図5のグラフ501、502および503の%
偏差と比較して、より高い分解能のもの(例えば、「拡大された」)であるに過
ぎない。それらのグラフは、PLL415の各実施についてVout2の相対的な平
坦さをより詳細に示している(水平軸の測定の単位量で示されるように)。
【0045】 ここで図7を説明すると、本発明の一実施形態に従ったプロセス700のステ
ップの流れ図を示す。プロセス700は、本発明に従った送信装置および受信装
置(例えば、DECT電話通信システムで実施されるような)を含んだ通信シス
テム(例えば、図3のシステム300)の動作プロセスのステップを示す。
【0046】 プロセス700は、ステップ701で始まる。ステップ701で、送信装置(
例えば、COM−A 301)は受信装置(例えば、COM−B 302)に送
信するためのデータ信号を生成し、さらにそのデータ信号を標本化するための対
応するクロック信号(例えば、CLOCK FA)を生成する。上記のように、標準的な
実施は、第1の通信装置(例えば、ディジタルPBXまたは中央局)と第2の通
信装置(例えば、ディジタル電話)を、その間でディジタル通信を可能にするよ
うに同期させるためのクロック同期化システムのようなDECT電話システムで
ある可能性がある。
【0047】 ステップ702で、データ信号が受信装置で受け取られ、送信機クロック信号
は受信装置に組み込まれた同期化回路(例えば、同期化回路303)で受け取ら
れる。上記のように、標準的な実施では、同期化回路は受信装置内に含まれる。
【0048】 ステップ703で、受信された送信機クロック信号の周波数は、第1のPLL
回路(例えば、図3の構成要素310から312)を使用してK倍だけ高くされ
る。因数Kは、接続された周波数分周器(例えば、分周器311)を使用して送
信機クロック信号の周波数に掛けるために使用される。
【0049】 ステップ704で、第1のPLL回路(例えば、CLOCK Fak)の出力クロック
信号は、さらに、第2のPLL回路(例えば、図3の構成要素313〜316)
を使用して因数Lだけ高くされる。第2のPLL回路は、この信号を生成するた
めのVCXOを含む(例えば、VCXO 313)。結果として得られた信号は
、送信機クロック信号にKとLを掛けたもの等しい(例えば、CLOCK Fbn)。
【0050】 ステップ705で、VCXOの出力(例えば、CLOCK Fbn)は、第2のPLL
回路に含まれた別の分周器(例えば、分周器316)を使用してNの因数で割ら
れる。これによって、受信機装置で使用するための標本化信号(例えば、CLOCK
Fb2)が生じる。上記のように、第1のPLL回路および第2のPLL回路は、
周波数ロックが送信機クロック信号と受信機クロックとの間で達成されるように
、K、L,およびNの値を調整するように構成されている。したがって、送信機
クロックと受信機クロックとの間の位相ロックを必要とすることなく第1の装置
と第2の装置との間でディジタル通信が可能になる。このようにして、本発明の
システムは、第1の装置と第2の装置との間に高速な同期化を実現する。
【0051】 本発明の特定の実施形態についての前述の説明は、例証と説明のためのもので
ある。それらは網羅的である意図ではなく、または本発明を開示されたそのもの
の形態に限定する意図ではなく、明らかに、多くの修正形態および変更形態が上
記の教示に照らして可能である。実施形態は、本発明の原理および実際の応用を
最良に説明するために選ばれ説明された。それによって、当業者は、本発明およ
び様々な修正形態を有する様々な実施形態を、意図された特定の用途に適するよ
うに、最良に利用することができるようになる。本発明の範囲はここに添付され
る特許請求の範囲およびその同等物によって定義される意図である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な従来技術のディジタル通信システムを示す従来技術の図である。
【図2】 一般的な従来技術の位相同期化方法を使用するディジタル通信システムのブロ
ック図を示す従来技術の図である。
【図3】 本発明の一実施形態に従ったディジタル通信システムのブロック図である。
【図4】 本発明の他の一実施形態に従ったディジタル通信システムのブロック図である
【図5】 本発明の一実施形態に従った同期化システムのシミュレートされた性能の結果
の一連のグラフである。
【図6】 本発明の一実施形態に従った同期化システムのシミュレートされた性能の結果
の第2の一連のグラフである。
【図7】 本発明の一実施形態に従った同期化プロセスのステップの流れ図である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のクロック信号Faを生成する第1の装置と、 第2のクロック信号Fb2を生成する第2の装置とを具備してなるクロック同
    期化システムであって、 前記第2の装置が第1のPLL回路と第2のPLL回路とを含み、前記第1の
    PLL回路が前記クロック信号Faを因数Kだけ増加させてクロック信号Fak
    を生成するように構成され、前記第2のPLL回路が前記クロック信号Fakを
    因数Lだけ増加させてクロック信号Fbnを生成するように構成され、前記第2
    のPLL回路がさらにクロック信号Fbnを因数Nだけ減少させて前記クロック
    信号Fb2を生成するように構成され、さらに、 前記第1のPLL回路および前記第2のPLL回路は、周波数ロックがFaと
    Fb2との間に達成されるようにK、LおよびNの値を調整するように構成され
    て、前記クロック信号Faと前記クロック信号Fb2との間に所定の位相ロック
    を必要としないで、前記第1の装置と前記第2の装置との間でディジタル通信を
    可能にする、クロック同期化システム。
  2. 【請求項2】 前記システムが、第1の通信装置および第2の通信装置を、その間でディジタ
    ル通信を可能にするように同期させるためのものである、請求項1に記載のシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記第1のPLL回路が、広い同調範囲を有し、かつ高速周波数ロックを達成
    するように構成された第1のPLLを含む、請求項1または2に記載のシステム
  4. 【請求項4】 前記第2のPLL回路が、狭い同調範囲を有し、かつ前記クロック信号Fak
    とFbkとの間に周波数ロックを達成するように構成された第2のPLLを含む
    、請求項3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記第1のPLLを使用してクロック信号Faを中間クロック信号Fakに設
    定するように、かつ前記第2のPLLを使用して前記クロック信号Fakに対し
    て位相および周波数ロックを達成するように、前記第1のPLLが前記第2のP
    LLとカスケード接続され、前記第1のPLLがさらに敏捷で範囲の広いPLL
    として動作可能であり、前記第2のPLLがさらに安定で範囲の狭いPLLとし
    て動作可能である、請求項4に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記第2のPLL回路が、前記クロック信号Fakを生成するように動作可能
    なVCXOを含み、前記VCXOが禁じられたDECT(digital enhannced co
    rdless telephony、ディジタル高度コードレス電話通信)仕様内に前記クロック
    信号Fakの名目上の周波数を有するように構成される、請求項4に記載のシス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記第1の装置が中央局のディジタルPBXであり、さらに前記第2の装置が
    ディジタル電話である、請求項4に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記第2のPLLが、前記クロック信号Fb2の位相外乱がなくなるように構
    成される、請求項4に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記クロック同期化システムが、送信装置からのクロック信号を受信装置内の
    クロック信号と同期させるためのものであり、前記システムが送信装置および受
    信装置を含んだディジタル通信システムであり、前記第1の装置が前記送信装置
    であり、前記第2の装置が前記受信装置である、請求項1に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記第1のPLL回路がさらに、 前記クロック信号Fakを生成するように構成されたVCOと、 前記クロック信号Fakを受け取り、さらに前記クロック信号Fakを前記因
    数Kで割って前記クロック信号Fb1を生成するように接続された第1の分周器
    と、 可変入力および基準入力を有する第1のPLLとを含み、前記第1のPLLが
    、その基準入力で前記クロック信号Faを受け取るように接続され、さらにその
    可変入力で前記クロック信号Fb1を受け取るように接続され、前記第1のPL
    Lが、前記VCOを制御して前記クロック信号Faと前記クロック信号Fb1と
    の間に周波数ロックを達成するように動作可能である、請求項9に記載のシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記第2のPLL回路がさらに、 前記クロック信号Fbnを生成するように構成されたVCXOと、 前記クロック信号Fbnを受け取り、さらに前記クロック信号Fbnを前記因
    数Lで割って前記クロック信号Fbkを生成するように接続された第2の分周器
    と、 可変入力および基準入力を有する第2のPLLとを含み、前記第2のPLLが
    、その基準入力で前記クロック信号Fakを受け取るように接続され、さらにそ
    の可変入力で前記クロック信号Fbkを受け取るように接続され、前記第2のP
    LLが前記VCXOを制御して前記クロック信号Fbkと前記クロック信号Fa
    kとの間に位相ロックを達成するように動作可能であり、さらに、 前記クロック信号Fbnを受取り、さらに前記クロック信号Fbnを前記因数
    Nで割って前記クロック信号Fb2を生成するように接続された第3の分周器を
    含む、請求項10に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記クロック同期化システムは、Lを掛けられKを掛けられた前記クロック信
    号FaがLを掛けられた前記クロック信号Fakに等しくなりまた前記クロック
    信号Fb2に等しくなるような値を、前記因数K、L、およびNに使用する、請
    求項4または11に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記第1のPLLが、広い同調範囲を有し、さらに高速位相ロックを達成する
    ように構成されている、請求項11に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記第2のPLLが、狭い同調範囲を有し、さらに前記クロック信号Fakと
    Fbkとの間に正確な位相ロックを達成するように構成されている、請求項11
    に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記VCXOが、前記クロック信号Fbnが禁じられたDECT(ディジタル
    高度コードレス電話通信)仕様内に名目上の周波数を有するように、前記クロッ
    ク信号Fbnを生成するように動作可能である、請求項11に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 第1の通信装置と第2の通信装置との間に、その間でディジタル通信が可能に
    なるように同期化を高速に達成する方法であって、ディジタル通信システムで行
    われ、さらに、 a)送信装置を使用してクロック信号Faを生成するステップと、 b)受信装置を使用して第2のクロック信号Fb2を生成し、 第1のPLL回路を使用して、前記クロック信号Faを因数Kだけ増加させてク
    ロック信号Fakを生成するステップと、 c)第2のPLL回路使用して、前記クロック信号Fakを因数Lだけ増加さ
    せてクロック信号Fbnを生成するステップと、 d)前記第2のPLL回路を使用して、前記クロック信号Fbnを因数Nだけ
    減少させてクロック信号Fb2を生成するステップと、 e)前記クロック信号Faと前記クロック信号Fb2との間に位相ロックを必
    要としないで、周波数ロックが前記クロック信号Faと前記クロック信号Fb2
    との間で達成されるように、因数K、L、およびNの値を調整するステップと、 f)クロック信号Fb2を使用して、前記送信装置からの前記受信装置で受け
    取られたデータストリームを標本化するステップとを含む方法。
  17. 【請求項17】 前記第1のPLL回路が、広い同調範囲を有し、かつ高速位相ロックを達成す
    るように構成された第1のPLLを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第2のPLL回路が、狭い同調範囲を有し、かつ前記クロック信号Fak
    とFbkとの間に位相ロックを達成するように構成された第2のPLLを含む、
    請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記第1のPLLを使用してクロック信号Faを中間クロック信号Fakに設
    定するように、さらに前記第2のPLLを使用して前記クロック信号Fakに対
    して位相および周波数ロックを達成するように、前記第1のPLLが前記第2の
    PLLとカスケード接続され、前記第1のPLLがさらに敏捷で範囲の広いPL
    Lとして動作可能であり、前記第2のPLLがさらに安定で範囲の狭いPLLと
    して動作可能である、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記第2のPLL回路が、前記クロック信号Fbnを生成するように動作可能
    なVCXOを含み、前記VCXOが、禁じられたDECT(ディジタル高度コー
    ドレス電話通信)仕様内に前記クロック信号Fbnの名目上の周波数を有するよ
    うに構成されている、請求項18に記載の方法。
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