JP2003506516A - 銅を含まない安定な多形相フタロシアニン顔料 - Google Patents

銅を含まない安定な多形相フタロシアニン顔料

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、フタロシアニン類の新規な多形相の顔料形態、水溶性の中性有機液体の存在下において、粗フタロシアニンをソルトミリングするその製造方法、およびそのいくつかの使用に関する。これらのフタロシアニン類は、安定したβ様の混合相(α相は全く存在しない)であり、優れた顔料特性を有するため、たとえば電子写真トナー用顔料に適する。本発明の化合物は、化学式(I)で表され、ここでMは2個の水素または一価の金属、1個の二価の金属または二価のオキソ金属、ヒドロキシ金属もしくはハロゲン金属部分であり、ただし、金属は銅ではなく、それぞれのXは、他から独立して水素またはハロゲンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、フタロシアニン類の新規な多形の顔料形態に関し、水溶性の中性有
機液体の存在下において、粗フタロシアニンをソルトミリングすることによるそ
の製造方法に関し、そしてそのいくつかの使用に関する。
【0002】 フタロシアニン類は、多目的に役立つ顔料として周知である。それらの特性は
、その金属化、置換および結晶変態によるところが大きい。通常の、着色を目的
とするフタロシアニン顔料は、金属化されないフタロシアニン、コバルトフタロ
シアニンおよびとりわけ特に銅フタロシアニンと、それらのハロゲン化誘導体で
ある。しかし、光学的記録媒体における固体記録層としての、白金またはパラジ
ウムフタロシアニン化合物、ならびに電子写真における光受容体もしくは電荷発
生剤としての、または磁気記録媒体としてのマグネシウム、アルミニウム、チタ
ニル、バナジルもしくは亜鉛フタロシアニン化合物などのように、他のフタロシ
アニン類が少量用いられる、いくつかの特別な用途もある。
【0003】 銅フタロシアニン類は、それらの特性が極めて独特にみえることから、顔料と
して集中的に研究されてきた。実際、銅フタロシアニンの化学的および物理化学
的挙動、ならびに特にその結晶相の安定性に基づいて、他のフタロシアニン類の
それらを推定することは不可能である。例えば、α銅フタロシアニンは極めて安
定であるが、一方、マグネシウム、クロロアルミニウム、クロロインジウム、バ
ナジルおよび亜鉛フタロシアニン類のα結晶相は、機械的な力、熱および溶媒の
作用で、より安定な結晶変態に転換し、それにより近赤外線における吸収を増大
させるが、それらの色彩特性が損なわれる(Journal of Imaging Science 29/3,
116-121,1985)。
【0004】 特開昭59−157649号公報は、フタロシアニン顔料を、結晶転位を起こ
さない単量体とともに粉砕することを開示しており、米国特許第5,055,3
68号明細書は、溶媒の不在下でチタニルフルオロフタロシアニン類を段階的に
ソルトミリングして、結晶性の少ない形態にすることについて、また米国特許第
5,238,764号明細書は、ソルトミリングしたチタニルフルオロフタロシ
アニン顔料を、極性の低い溶媒と接触させて、その感光性を保持することを開示
している。しかしながら、このような方法は、数少ない特別な場合でしか使用で
きない。
【0005】 特開平1−247464号公報、特開平5−257322号公報、および特開
平7−286107号公報は、亜鉛フタロシアニン誘導体について開示しており
、特開平1−247464号公報の亜鉛フタロシアニン誘導体は、銅フタロシア
ニンのε結晶変態の特徴的なX線回折ピークを有している。しかしながら、これ
らの誘導体は、増大した溶解度により、低下した顔料特性を有する。
【0006】 特開平11−84731号公報は、置換された銅フタロシアニン分散剤の存在
下において、銅フタロシアニンをソルトミリングすることを開示している。この
製品は、トナーに使用されている。
【0007】 欧州特許公開第0 780 446号公報は、液体カルボン酸の存在下において
、フタロシアニン類をソルトニーディングすることを開示している。しかしなが
ら、この方法は、酸を顔料から分離させるためにアルカリを用いて抽出しなけれ
ばならず、複雑である。さらに、酸の不快な臭気のため高価な密封装置を使用し
なければならない。
【0008】 米国特許第3,763,182号明細書の例57は、ポリエチレングリコール
中のフタロジニトリル、硫酸亜鉛、硫酸アンモニウム、および過酸化ナトリウム
から、青みを帯びた緑色の亜鉛フタロシアニンを低温で製造することを開示して
いる。
【0009】 米国特許第3,903,107号は、フタロシアニンX多形類の製造方法を開
示しているが、これは、米国再発行特許第27,117号明細書によれば、ブラ
ッグ角(2θ)7.5および9.1(金属を含まないフタロシアニンの場合)に
おける2個の強いピーク値により特徴づけられる。
【0010】 驚くべきことに、優れた着色特性、堅牢度、ならびに凝集、溶媒および薬品に
対する安定性を有するフタロシアニン顔料が、金属を含まないか、または銅以外
の金属から誘導された、未精製の、化学的に変性されないフタロシアニン類を、
結晶性無機塩類の存在下で、非芳香族で水溶性の極性溶媒中において混練するこ
とにより、容易に得られることが見出された。
【0011】 本発明は、粗フタロシアニン化合物を、有機液体の存在下において、水溶性の
結晶性無機塩と混練し、ついで水を加え、濾過し、洗浄して顔料を上記塩から分
離し、ついで上記顔料を乾燥させることによる顔料の製造方法であって、 該フタロシアニン化合物が、式(I):
【0012】
【化2】
【0013】 (式中、Mは、2個の水素もしくは一価の金属、1個の二価の金属、または1個
の二価のオキソ金属、ヒドロキシ金属もしくはハロゲン化金属部分であるが、た
だし、該金属は、銅ではなく、それぞれのXは、他から独立して水素またはハロ
ゲンである) で表される化合物または化合物の混合物であり、そして、 前記有機液体は水溶性であり、その分子中に少なくとも1個のオキシ基または
オキソ基を有する ことを特徴とする顔料の製造方法に関する。
【0014】 ハロゲンは、たとえば臭素、塩素、またはフッ素であり、特に塩素である。ハ
ロゲンであるXの数は、好ましくは0、8、または16であり、最も好ましくは
0であり、ここで残りのXは、水素である。式(I)の化合物は、好ましくは対
称C4vもしくはそれ以上であり、結合の数を考慮せずに式(I)で決定される。
【0015】 適切な金属類は、たとえば周期系(1997年IUPAC命名法に対応)の1
〜10族および12〜14族から選択することができる。遷移系の2〜6族およ
び12〜14族の金属類は、たとえば硫黄含有化合物のように、しばしば最終用
途の媒体に意図的に存在させる化合物の存在下において、より不活性であり、着
色化合物に至らない点から好ましい。マグネシウム、アルミニウム、チタン、バ
ナジウム、ジルコニウムおよび亜鉛は、経済的および環境的な理由から最も好ま
しい。
【0016】 二価の金属類は、たとえばZn(II)、Fe(II)、Ni(II)、Ru(II)、Rh(I
I)、Pd(II)、Pt(II)、Mn(II)、Mg(II)、Be(II)、Ca(II)、Ba(II)
、Cd(II)、Hg(II)、Sn(II)、Co(II)またはPb(II)である。二価のオキ
ソ金属類は、たとえばV(IV)O、Mn(IV)O、Zr(IV)O、またはTi(IV)Oで
ある。二価のハロゲン化金属類は、たとえばFe(III)Cl、In(III)Clまた
はCe(III)Clである。二価のヒドロキシ金属類は、たとえば、Al(III)OH
、Cr(III)OH、Bi(III)OH、またはZr(IV)(OH)2である。
【0017】 本出願はまた、当然ながら、上記の方法によって得られる顔料に関する。
【0018】 結晶性無機塩は、有機液体に難溶性でなければならず、一般に20℃で≦10
0mg/lであり、好ましくは20℃で≦10mg/l、最も好ましくは、20℃で実
際的に不溶である。しかし、水に対しては溶解度が高くなければならず、好まし
くは少なくとも10g/100mlである。適切な粒度は、粒度重量分布の最大値
が1μm 〜1mmを有し、好ましくは5〜200μm、最も好ましくは10〜50
μmである。
【0019】 結晶性無機塩はまた、水に対して溶解度が高くなければならず、好ましくは少
なくとも10g/100mlである。好ましい結晶性無機塩は、硫酸アルミニウム
、硫酸ナトリウム、塩化カルシウム、塩化カリウム、または塩化ナトリウムであ
る。好ましい有機液体は、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類、
アミド類、スルホキシド類、スルホン類およびそれらの混合物である。
【0020】 有機液体は、メタノール、エタノールならびにプロピル、ブチルおよびペンチ
ルアルコールの異性体、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレン
グリコール、グリセリン、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコールおよ
びポリプロピレングリコール、あるいはそれらのモノメチル、モノエチル、ジメ
チルまたはジエチルエーテル類、ジアセトンアルコール、エチルメチルケトン、
エチルブチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸ブチル、トリアセチン、エチレン
グリコールジアセタート、エチレンカルボナート、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシドおよびスルホ
ランなどのような、アルコール、エーテル、ケトン、エステル、アミド、スルホ
キシドまたはスルホンであることができる。これらは、当然その分子中に2個以
上のオキシ基および/またはオキソ基を有することができる。
【0021】 pKaおよびpKb値が、5.5〜8.5、特に6〜8、とりわけ7前後である
、中性の化合物を使用することが最も好ましい。
【0022】 有機液体の結晶性無機塩に対する割合は、好ましくは1ml:6g〜3ml:7gで
あり、有機液体の、結晶性無機塩と式(I)の化合物との総重量に対する割合は
、好ましくは1ml:2.5g〜1ml:7.5gである。式(I)の化合物の結晶性
無機塩に対する重量比は、好ましくは1:4〜1:12である。
【0023】 混練は、有機液体のちょうど融点を越える温度からちょうど沸点未満の温度範
囲で、約1/2〜約72時間の間で適切に実施できる。温度範囲は、−20〜1
50℃が都合よく、好ましくは0〜100℃、より好ましくは20〜60℃であ
る。混練時間は、好ましくは1〜10時間である。
【0024】 結果として得られる顔料の比表面積は、通常30〜200m2/g、好ましくは
80〜150m2/g、特に好ましくは90〜120m2/gである。
【0025】 得られた顔料は、主としてβ結晶相に基づく混合結晶相を有するが、そのα結
晶相とは異なる他の結晶相に対応する、追加の信号を有する。いくつかのβ結晶
相の信号強度もまた、おそらく結晶相間の相互作用によって乱され、その性質は
解明されていないものの、特に顔料としての用途に驚くほど有益な特性を有する
。他の結晶相に対応する信号の位置は、これらが純粋な状態にある場合の位置と
比較して、若干移動することがある(約±0.3 2θ)。
【0026】 混練工程は、結果として塩を含まない顔料が得られるように、格子面間隔(in
terplanar spacings)17.66〜2.98Åに対応し、それぞれブラッグ角(
2θ)の範囲が5〜30(CuKa)におけるX線回折スペクトル上の全信
号の高さの合計に対して、最も好ましくは、β結晶相に対応する信号の高さの合
計が50〜95%、およびα結晶相に対応する信号の高さの合計が0〜5%とな
るような、温度および時間の条件下で実施される。
【0027】 好ましい実施態様において、本発明の顔料は、β結晶相およびθ結晶相の特徴
を有している。θ結晶相は、Progress in Organic Coatings 2,131-157(1973/74
)に報告されているように、ブラッグ角(2θ)範囲5〜10において、対応す
るβ結晶相の信号よりも低い値で生じる、2個の強い信号により特徴づけられる
【0028】 このように、本出願は、式(I)の顔料にも関し、X線回折スペクトル上の最
も強い12個の信号が、β結晶相またはθ結晶相のいずれかの信号に対し±0.
3 2θ以内で対応することを特徴とする。これは、好ましくは最も強い8個の
信号の場合である。
【0029】 本発明の新規な生成物は、優れた堅牢度と組み合わされた、特に興味深い着色
特性を有し、多目的に使用でき、特に液体または好ましくは固体着色トナーの製
造用として使用できる。トナー中で使用する場合は、本発明の顔料を、好ましく
はその導電率が≦40mSに達するまで、塩を除去するための洗浄を行い、従来技
術によって0.05〜0.2μmの粒度に微粉砕する。
【0030】 したがって、本出願はまた、既知の簡単な方法によって、変性フタロシアニン
化合物を、結晶の方向設定、分散、または安定化のためのような添加剤を使用す
る必要なしに、またある種の溶媒および/または熱の作用を避ける必要なしに製
造できることをその主な利点とする、本発明の顔料を含むトナーに関する。した
がって、たとえば押出または特に重合技術など、トナーのいかなる公知の製造方
法も、本発明の顔料と組み合わせた使用が可能である。
【0031】 本発明のトナーは、優れた着色強さ、透明度、色相、彩度および光安定性を有
するばかりでなく、現在の電子写真装置との優れた適合性を有する。本発明のト
ナーは、一般に顔料トナーの総重量に対し本発明の顔料1〜70重量%、および
ポリマー樹脂を含む。該トナーはまた、意図した使用に応じて通常の添加剤、お
よび他の既知の機能性化合物、ならびに所望される色相に合わせるための他の着
色剤を、付加的に含むことができる。特に、好ましくは電荷制御剤(CCA)を
含む。
【0032】 適切なポリマー樹脂類の限定されない例は、ポリイミド類、エポキシ類、ポリ
オレフィン類、ポリウレタン類、ビニル重合体類、およびジカルボン酸とジフェ
ノールを含むジオールとの重合エステル化生成物を包含する。ビニル重合体類は
、たとえばスチレン、p−クロロスチレン、ビニルナフタレン、不飽和モノオレ
フィン類、メタクリラート、メチルメタクリラート、ブチルアクリラート類およ
び他のアクリラート類、ビニルエーテル類、ビニルケトン類、ハロゲン化ビニリ
デン類、N−ビニルピロリドン類を包含する単重体の単独重合体、または2個以
上の単量体の共重合体、ならびにスチレンブタジエン共重合体である。特に好ま
しいものは、ポリ−n−ブチルメタクリラート、スチレンとブタジエンまたはス
チレンとn−ブチルアクリラートの共重合体である。
【0033】 この分野では、多くのCCAが周知である。たとえば、セチルピリジニウムハ
ロゲン化物類およびセチルピリジニウムテトラフルオロボラート類を包含するア
ルキルピリジニウム化合物のような第四級アンモニウム化合物、有機スルホナー
ト類、およびスルホナート化合物である。
【0034】 トナーは一般に、全重量に対し、50〜99重量%のポリマー樹脂および1〜
50重量%の顔料を含有し、好ましくは65〜98重量%のポリマー樹脂および
2〜35重量%の顔料、最も好ましくは80〜97重量%のポリマー樹脂および
3〜20重量%の顔料を含有する。
【0035】 トナーがCCAをも含む場合は、全重量に対し、30〜99重量%のポリマー
樹脂、0.5〜50重量%の顔料および0.5〜20重量%の電荷制御剤を含有
し、好ましくは45〜98重量%のポリマー樹脂、1〜35重量%の顔料および
1〜20重量%の電荷制御剤、そして最も好ましくは70〜95重量%のポリマ
ー樹脂、3〜20重量%の顔料および1〜20重量%の電荷制御剤を含有する。
【0036】 トナーの最も好ましい製造方法は、分散顔料の存在下における適切な不飽和単
量体の乳化重合であり、たとえば、米国特許第4,894,308号明細書、特
開平1−200270号公報、特開平7−292010号公報および特開平8−
305084号公報に記載されている方法があるが、これらに限定されない。非
常に驚くことには、本発明の顔料は、容易に分散し、乳化重合に使用される媒体
中において、既知のフタロシアニン顔料に比較して、優れた分散安定性を有する
。該分散体の粘度は低い。しかしながらおよその法則として、ソルトニーディン
グされた顔料は、より高い分散エネルギーを必要とし、より迅速に再凝集するこ
とが期待される。本発明の顔料はまた、ポリマートナー粒子の中においてより均
質に分散し、トナーの着色強さは、顔料の所定の量に対してより高い。
【0037】 本発明の顔料は、先に知られているフタロシアニン顔料用の、それ自体が既知
の方法でも使用することができる。たとえば、塊状のポリマーまたはワックスの
着色用のために、また磁気トナー、光学的記録媒体、光受容体または電荷発生剤
のようなマスターバッチの形態で、ならびに液体または固体塗料組成物、電子発
光材料およびインクジェット用インクのようなインクの製造用として使用するこ
とができる。
【0038】 本発明のソルトニーディング法の出発原料として有用な粗フタロシアニンは、
既知のいかなる方法によっても、この分野で周知であり、たとえば英国特許第1
,422,834号明細書に開示されている、たとえば尿素法、ジニトリル法ま
たはイソインドリン法によっても製造できる。多価アルコール中での反応で得ら
れる粗フタロシアニンを使用することが好ましい。
【0039】 本発明の混練方法の特に好ましい実施態様では、その少なくとも50重量%が
、β結晶相と、該混練工程で使用する有機液体中でβ結晶相よりも安定度の低い
結晶相との混合物である、粗原料を使用する。
【0040】 図1は、例1の粗原料のX線回折スペクトルを示す。図2は、例2の顔料のX
線回折スペクトルを示す。図3は、例6の顔料のX線回折スペクトルを示す。y
軸は、いずれの図においても、任意の単位での強度を示す。
【0041】 次に示す実施例は、本発明を説明するが、発明の範囲にいかなる制限をも加え
るものではない。
【0042】 例1:エチレングリコールを溶媒として用い、反応温度を160℃として、イ
ソインドリン法によって亜鉛フタロシアニンを得た。生成物は、ブラッグ角(2
θ)が5〜20の範囲で、θおよびβ結晶相の特徴的なピークを有したが、5〜
10の範囲でより強い信号を有した。θ:βの割合は、約1:3 1/2で
あった。
【0043】 例2:0.75L混練機に、例1の生成物45g、粉砕塩化ナトリウム360g
およびジアセトンアルコール113mlを加えた。次に、混練機を、その壁の温度
を45℃に調節して80rpmで操作した。6時間後、回転速度を5rpmに落とし、
塊状物を室温(約25℃)まで冷却し、120mlの軟水をゆっくりと加えた。混
合物を水3Lに注ぎ、ついでその懸濁液を3時間攪拌し、濾過し、塩が存在しな
くなるまで水で洗浄した。その生成物を、80℃/3・103Paで15時間乾燥
し、篩分けした(メッシュサイズ0.4mm)。全範囲にわたり、θおよびβ結晶
相の特徴的なピークを有したが、約9.3では、性質の異なる2個の相の物理的
な混合から予想されるよりも、はるかに弱い信号を示した。θ結晶相の最も強い
2個のピークも、約0.2低い値へとわずかに移動した。粒度は≦0.2μmで
あった。
【0044】
【表1】
【0045】 例3:ポリ塩化ビニル63.0g、エポキシ化大豆油3.0g、バリウム/カド
ミウム熱安定剤2.0g、フタル酸ジオクチル32.0gおよび例2によって調製
した顔料1.0gを、攪拌棒を用いてガラスビーカー中で混合した。この混合物
を、温度160℃、ローラー速度25rpm、および回転比1:1.2で、実験室
用二本ロール上で、折り畳み、除去および供給量を一定にして、8分間ロール作
業することにより、約0.4mm厚の軟質PVCシートを形成した。得られた軟質
PVCシートは、人目を引く青緑色の色合いに着色され、熱、光および移染に堅
牢であった。
【0046】 例4:例2に従って調製した顔料0.1gを、ポリ塩化ビニル(Evipol(登録
商標)SH7020、EVC GmbH製)13.3gと、DIDP Vestinol(登録商標)(Huels
Chemie製)92.21重量%、Rheoplast(登録商標)39 4.19重量%およ
びIrgastab(登録商標)BZ561(どちらもCiba Specialty Chemicals Inc.製)3
.6重量%からなる安定剤混合物7.3mlと混合し、ついでこの混合物を、16
0℃で15分間、ロールミル上で薄膜に加工した。
【0047】 例5:メチルメタクリラート/メタクリル酸(7:3)共重合体1.5gを、
イソプロパノール100mlに溶解した。例2の生成物15gを、高速に攪拌しな
がら加えた。その懸濁液を、n−ヘキサン1Lに滴下した。沈殿を濾過し、減圧
下、室温で乾燥し、ついでドデシル硫酸ナトリウム1.425gを水100mlに
溶かした溶液に、ホモジナイザーを用いて30分間分散させた。窒素ガス下で攪
拌しながら、その分散液15ml、スチレン24.51g、ブチルアクリラート4
.6g、メチルメタクリラート1.53g、およびt−ブチルメルカプタン0.7
gを、脱イオン水235mlに加えた。その混合物を70℃に加熱し、ついでK2 271.0137gを加えた。その混合物をさらに70℃で7時間攪拌し、室温
まで冷却し、粒度の細かい重合トナーを製造した。
【0048】 例6:亜鉛の代わりに酢酸ニッケルを使用したという相違点を除き、例1と同
様の手順を行った。
【0049】 例7〜11:例1の生成物の代わりに例6の生成物を使用したという相違点を
除き、例1〜5と同様の手順を行った。その結果を例1〜5の結果と比較した。
【0050】 例12:セチルピリジニウムクロリド0.1kg/h、スチレン58重量%およ
びn−ブチルメタクリラート42重量%からの共重合体10kg/h、および例2
の顔料0.6kg/hを、120℃に加熱した押出し機(ZSK−30)の第1ポ
ートに連続的に供給した。粉砕、ジェッティングおよび分級を行った後、平均粒
度11μmのトナーを得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 例1の粗原料のX線回折スペクトルを示すチャートである。
【図2】 例2の顔料のX線回折スペクトルを示すチャートである。
【図3】 例6の顔料のX線回折スペクトルを示すチャートである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月5日(2001.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】 本発明は、フタロシアニン類の新規な多形の顔料形態に関し、水溶性の中性有
機液体の存在下において、粗フタロシアニンをソルトニーディングすることによ
るその製造方法に関し、そしてそのいくつかの使用に関する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/087 G03G 9/08 361 9/09 344 9/097 384 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 平野 敬祐 兵庫県宝塚市売布きよしガ丘14−20 Fターム(参考) 2H005 AA06 AB02 AB06 CA22 DA01 EA07 EA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗フタロシアニン化合物を、有機液体の存在下において、水
    溶性の結晶性無機塩と混練し、ついで水を加え、濾過し、洗浄して顔料を上記塩
    から分離し、ついで上記顔料を乾燥させることによる顔料の製造方法であって、 上記フタロシアニン化合物が、式(I): 【化1】 (式中、Mは、2個の水素もしくは一価の金属、1個の二価の金属、または1個
    の二価のオキソ金属、ヒドロキシ金属もしくはハロゲン化金属部分であるが、た
    だし、該金属は、銅ではなく、それぞれのXは、他から独立して水素またはハロ
    ゲンである) で表される化合物または化合物の混合物であり;そして、 上記有機液体は、水溶性であり、その分子中に少なくとも1個のオキシ基また
    はオキソ基を有する ことを特徴とする顔料の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記金属が、周期系の1〜10族および12〜14族から、
    好ましくは遷移系の2〜6族および12〜14族、最も好ましくはマグネシウム
    、アルミニウム、チタン、バナジウム、ジルコニウムおよび亜鉛から選択される
    、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記有機液体が、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エ
    ステル類、アミド類、スルホキシド類、スルホン類およびそれらの混合物から選
    択される、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記粗フタロシアニンが、多価アルコール中の反応によって
    得られる、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1の方法で得られた、請求項1記載の式(I)で表さ
    れるフタロシアニン顔料。
  6. 【請求項6】 それぞれブラッグ角(2θ)の範囲が5〜30(CuKα
    にあるX線回折スペクトル上のすべての信号の高さの合計に対して、β結晶相に
    対応する信号の高さの合計が50〜95%であり、α結晶相に対応する信号の高
    さの合計が0〜5%であることを特徴とする結晶相を有する、請求項1記載の式
    (I)で表されるフタロシアニン顔料。
  7. 【請求項7】 顔料トナーの全重量に対し、請求項5または6記載の顔料1
    〜70重量%およびポリマー樹脂を含むトナー。
  8. 【請求項8】 ポリマー樹脂30〜99重量%、顔料0.5〜50重量%、
    および電荷制御剤0.5〜20重量%を含む、請求項7記載のトナー。
  9. 【請求項9】 請求項5または6記載の顔料を使用して製造することを特徴
    とする、トナーの製造方法。
  10. 【請求項10】 その一つの工程が、分散顔料の存在下における、適切な不
    飽和単量体の乳化重合であることを特徴とする、請求項9記載の方法。
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